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海上コンテナ鉄道輸送

1584荷主研究者:2019/04/14(日) 21:43:56

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/287776?rct=n_hokkaido
2019年03/19 09:27 北海道新聞
<現場から>苫小牧 港湾機能強化の動き続々 混雑緩和 貨物増狙う

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岸壁が新設される苫小牧港西港区の水面貯木場跡地

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 苫小牧港で船舶の混雑緩和や貨物量増加に向け、港湾機能を強化する動きが活発化している。港を管理運営する苫小牧港管理組合は、西港区で大型船舶用の岸壁の新設案を国に提出。東港区では道産食品の輸出拠点となる大型冷凍冷蔵倉庫が建設中で、鉄道貨物を船で運ぶための引き込み線の敷設構想も浮上している。国内有数の貨物取扱量を誇りながら、港の機能の制約で実績が伸び悩む現状を打開する狙いだ。

 年間約1万5千隻の船舶が入る苫小牧港。その大半を占める西港区の各岸壁は荷降ろしで混雑し、接岸できず丸1日待機する船も出るほどだ。「荷降ろしに時間や燃料代がかかっている。いかに物流をスムーズにするかが大切だ」。道や苫小牧市などで組織する苫小牧港管理組合の佐々木秀郎専任副管理者は、港のてこ入れに意欲を示す。

 管理組合は1月、3万トン級の大型貨物船の接岸場所を増やすため、西港区中央北埠頭(ふとう)の水面貯木場跡地に水深12メートル、延長230メートルの岸壁新設を盛り込んだ港湾計画の変更案を国土交通省に提出。今月7日、同省の審議会で妥当と認められた。主に国の直轄事業として2019年度から整備が進み、22年度にも完成する。

■中小輸出支援
 一方、東港区では苫小牧港利用促進協議会(会長・岩倉博文苫小牧市長)が19年度、荷主の異なる複数の少量貨物をまとめた「小口混載コンテナ」の輸出に際し、運送事業者の費用を一部負担する事業を始める。一度に大型コンテナを満たす数量を確保できない、中小企業の輸出促進を図る。

 東港区では第三セクター苫小牧埠頭などでつくる特別目的会社も道産食品の輸出拡大へ向け昨年8月、道内最大級となる約2万トンの大型冷凍冷蔵倉庫の建設に着手した。総事業費は70億円で20年春に完成予定。苫小牧港管理組合は今年2月、荷さばき用の大型クレーン増設を決めた。

■業者に危機感
 関係機関がこうした取り組みを急ぐ背景には、港の現状に対する船舶、荷役業界の不満や危機感がある。

 苫小牧港の貨物取扱量(東西港区合計)は1990年代までは順調に増えたが、2000年代以降は年間1億トン前後で横ばいだ。全体の8割を占める西港区は船舶の増加や大型化で岸壁の混雑が深刻化。残る2割の東港区は荷さばき、保管の能力に課題がある。このため港全体で農水産品の輸出需要などの伸びに応え切れていない。苫小牧埠頭の橋本哲実社長は「両港区の整備が着実に進めば、貨物量が増え、港湾企業の大きなメリットになる」とみる。

 港の将来を見据えた構想も動きだす。国土交通省などは北海道新幹線の青函トンネル内の高速化に向け、現在トンネルを使う貨物列車の物流を海上輸送に切り替える手法などの検討を始めた。これに呼応し、苫小牧港管理組合は月内にまとめる港の長期構想にJR線からの引き込み線敷設を明記する。国の動きをにらみ、鉄道貨物を取り込む構えだ。

 苫小牧港の歴史に詳しい苫小牧高専の浦島三朗特任教授は港の機能強化を評価しつつ、「貨物が集中する西港区から東港区への機能移転も進めるべきだ。港湾業界の人手不足も深刻で、港の業務に携わる人材を育成する教育機関の設置なども重要になる」と指摘している。(苫小牧報道部 後藤真)

<ことば>苫小牧港 苫小牧市街地に近接する西港区と苫小牧東部地域(苫東)にある東港区から成る。1963年、国内初の掘り込み式港湾として西港区が開港。80年に東港区が開港した。国の国際拠点港湾に指定されており、2016年の貨物取扱量は1億560万トンで国内4位。臨海部は多くの企業が立地し、「北海道の海の玄関」とも呼ばれる。


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