したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

創作メモ

1管理人:2012/03/08(木) 21:43:03
管理人の備忘用。

116管理人:2013/01/21(月) 22:06:26
古代史的なアレのまとめ。(メモ用)

<纏向王朝:2C末〜3C中>
01崇神(10)→…→02垂仁(11)→03景行(12)
 このへんはまあいいとしよう。
<創作メモ①・国つ神の苦悩篇、3C中>
vs04神功→05応神(15)
 上記の天孫vs出雲の国つ神&仲哀(14)遺子との対決。
<空白王朝:3C末〜4C初>
06応神2世→07応神3世
 帰納法。
<創作メモ②・まほろば茶番篇、4C中〜4C後>
08応神4世
 西(出雲・三韓)、東(信州・毛野)の処理に絡んで。
<創作メモ③・新世紀ヤマト篇、4C末〜5C初>
09応神5世【宇治】→10応神6世【仁徳(16)】
 三兄弟の後ろ盾が九州系/三輪系/新規渡来系
<創作メモ④・転生なみはや篇、4C中>
11履中(17)→12反正(18)
 なんか続きみたいなやつ。
<創作メモ(仮)・?篇、4C後>
13允恭(19)→14安康(20)→15雄略(21)
 なんかドロドロしたやつ。

117管理人:2013/01/28(月) 00:53:34
古代史的なアレのまとめ2。(メモ用)

上記>>116創作メモの②を題材にして、『マホロバ茶番篇』を書き始めた。
舞台は4C中頃なので、登場人物は完全に架空のものばかりである。
卑弥呼・景行・神功・応神あたりは近過去の人物(故人)として名前だけでてくるが、
当然、全く別の名前で呼ばれているし、作中の人物たちも彼らが何者なのかよく分かっていない設定。
さわりの部分を書いてみただけなのだが、早くも舞台が
諏訪 → 飾磨 → 武州・忍 → 筑前・朝倉 → 上毛 と、飛びまくりで、
果たしてこんなすっちゃかめっちゃかなものが完成するのかどうか、非常に怪しいところである。

118管理人:2013/02/02(土) 08:05:55
古代史的なアレのまとめ3(メモ用)

上記>>116-117のとおり、4C中頃について書く。方針は以下の通り。
1.文字記録が残されてないので、ほぼ自由。
2.重大事件が起きたような痕跡は今のところ見受けられず、大きな体制の変化は少ないと想定。
3.3Cと5Cを接続する努力が多少なりとも働かなければならない。
4.他にも色々ある。

原因の3Cと結果の5Cについて。
<3C>
・纏向王朝は3C初頭〜中頃である。(考古学)
・纏向王朝は崇神、垂仁、景行の代の可能性が高い。(記紀)
・邪馬台国は北九州濃厚。(倭人伝)
・卑弥呼の死後、国(邪馬台国)が乱れるが、台与擁立後に収束する。(倭人伝)
<5C>
・4C末、倭と高句麗は南韓の覇権を争っている。(広開土王碑)
・新羅と百済は4C半ばに成立。(三国史記)
・5C前半〜中頃は五王代。(宋書他)
・五王代は履中、反正、允恭、安康、雄略の代が濃厚。(記紀)

119管理人:2013/02/02(土) 08:36:43
古代史的なアレのまとめ4(メモ用)

>>118の続き。創作において、過去の人物として名前が出てくる人々の設定集。
【マホロバの大王】
建国以前に畿内で幅を利かせた人物として登場。
=景行 纏向王朝の最後の王。数年間の九州遠征、のち勝利。
=仲哀 香椎で客死。神功の旦那。
【ヒメガミ様】
建国以前の北九州にて衆を束ねていたカリスマとして登場。
=卑弥呼 そのまんま。
=神夏磯媛 書記にて国のボスと明記。景行遠征時に投降、協力。三種の神器らしきものを持っている。
=天照大神 日の巫女。
【トヨヒメ様】
建国を成し遂げた張本人。
=台与 卑弥呼の縁族。国を平定。
=神功 筑紫から東征後、国を平定。仲哀の嫁。
【初代王】
創作内に登場する王家の人間はみんなこの人の子孫。
=応神 仲哀と神功の子。神功の腹の中にいた期間が長い。
【伝説的老臣タケシウチ】
創作内に登場する「王家に次ぐ第二勢力」の祖。建国に貢献。
=武内宿禰 仲哀変死時、神功とともに同席。葛城、紀、蘇我、平群、巨勢、羽田などの祖。長生き。

120管理人:2013/02/10(日) 16:05:10
古代史的なアレのまとめ5(メモ用)

さらに続き。創作において登場する神様の設定集。
【オオモノヌシ】
王家・王国における公式の神様。本拠地は大神神社。出雲とも関係があるらしい。
祭祀については、形式面を三輪氏、技術面を忌部氏が担当し、その力を利用している。
>>119における【マホロバの大王】を祭祀対象として取り込んでいる。
【アマテラス】
西国にて信仰されている太陽神。葛城系氏族が復権を狙う。本拠地は宇佐神宮→伊勢神宮。
王家・王国に仇なすものとして利用されようとしているが、過去にオオモノヌシと契約済みであり、
その契約の恩恵を受けている地域においては共存が可能になるという秘密がある。
>>119における【ヒメガミ様】を祭祀対象として取り込んでいる。
【ミシャグチ】
東国にて信仰されている土着神。ミジャグジとも。本拠地は諏訪大社。
既にオオモノヌシとは出雲系の勢力を介して契約済み。ただし、上記二神の妥協に伴い、
一部の勢力(エミシ)が契約から剥がされて駆逐される未来がある。エミシ≠続縄文人。

オオモノヌシは3Cの危機を乗り越え、7Cまで中心となる。天武・持統朝で没落。
8Cの国家仏教時代にはさらに影が薄くなり、平安遷都に伴い完全に権力との結びつきが消え、忘れられる。
アマテラスは3Cに複雑な盛り上がりを見せるも、乗り換えられてすぐに失脚。やがて流浪。
水面下で再度の乗り換えが進み、天武・持統朝にて復権。しかしこれも乗り換え。
ミシャグチは3〜4Cに危機を迎えるが、譲位により安泰を得る。6Cから再び苦難の時代が始まり、
長年抵抗を続けるも、徐々に忘れられ、12C平泉陥落に伴い完全に歴史の舞台からは消える。

121管理人:2013/11/10(日) 12:16:38
もう忘れてもたわ。

連載開始した中篇は、話が拡がりすぎて収拾つかんくなってきた。

連載中の長篇はとっくの昔に完結した。

122管理人:2013/11/10(日) 12:52:12
>>121の続き

長篇は完成しているんだが、不満があって手直ししたいところもある。
以下メモ。

1.当初は何の構想もなく適当に書き始めたので、
 序盤は伏線になっていない意味不明な場面が多い。
2.千紗都と浜野の行動について、動機の弱いものが多い気がする。
3.佳織はもっと高性能でもいいような気がする。
 やたらと焦っている場面が目について萎える。
4.聡子、六原、優子あたりのキャラは概ね不満なし。特に聡子はお気に入り。
 やはり千紗都の魅力不足を解消したいところ。
5.西大寺のプラットホームにて、目の前でドアが閉まり
 途方に暮れるシーン(Part60・61)で、BGMとしてスペイン村のテーマを流すべきである。
6.他にも色々ある。

123管理人:2013/11/16(土) 15:56:12
>>121-122の続き

7.細かい地名をHIK,TO,TnHなどと伏字にしてあるんだが、
 ややこしくて区別しにくくなっている。これらを普通に表記するか、
 あるいは東射駒、富尾、鷹の原などと架空の地名にするか、
 どっちかにした方がいいかもしれない。祭大寺、とか。

124管理人:2013/11/16(土) 23:51:48
>>123で例示した東射駒とか鷹の原って、なにげにカッチョええな。
富尾は元の方がええかな。他には岳苑前なども頻出。

125管理人:2013/11/23(土) 14:32:12
>>122
とりあえず未upのPart61にて5を採用。

126管理人:2013/11/29(金) 21:35:57
>>122-123の続き

8.Part1とPart2の内容が何となく唐突すぎる。おまけにどっちも読みにくい。
 しかしこの箇所には後々に関係してくる要素を凝縮してあるので、
 削るわけにも加えるわけにもいかん。難しいところである。
9.Part3はかなりマシな方だが、席を間違えて指摘されるくだりはやや分かりにくいかも。
 ちなみにこれは筆者の体験を反映させている。筆者も席が決められていることを
 はじめは知らずに、何故かセ氏の席に座っていたのである。途中で気づいたけど。

127管理人:2013/12/05(木) 22:22:18
>>126の続き

10.Part4は1や2以上に唐突。描写が甘いわ。MLS的なアレの話とか、
  喪失感の話とか、ノリで書いたのでいまいち後半との繋がりも薄い。
11.Part5はこんなもん。Part6は問題あり。
  後半全く使われない設定の話をもっと簡素化すべき。
12.基本的に優子パートと浜野パートはそこそこなのだが、
  佳織パートと少女パートの出来がひどい。
  夏の章から秋のはじめ頃までは全体的にひどいが。

128管理人:2013/12/22(日) 17:09:57
>>127の続き

13.Part7はもう少しエピソードを盛り込んでもいいかもしれない。
  あと、聡子のキャラが何か後半と違うのが気になる。
14.Part8は>>126-127で問題視している唐突感が発露しまくっているが、
  このパートは嫌いじゃないんですよ。かなり好きなんですよ。
  出来不出来と好き嫌いは全然違うってことの好例ですな。
  モスラと笑点を併用する機会なんて一生のうちにそうそうないからね。
15.Part9は平凡やな。悪くはないが、面白くもない。
  Part10も>>126の11で書いたように、簡素化が必要か。

こうやって要所要所をチェックしていけば、おのずと改善できそうな予感。

129管理人:2013/12/30(月) 20:40:13
>>128の続き

16.Part11もやっぱり聡子のキャラがよく分からんな。この時点ではまだ迷走中だったのか。
  それにしても優子主観のパートは小学生の感想文みたいな調子である。
17.基本的にこの話は、①優子主観(一人称わたし、小学生感想文風)→②少女客観(三人称)
  →③浜野主観(一人称僕、日記)→④佳織主観(一人称私、中二風)、の繰り返しなのだが、
  書いている本人は分かるが、果たして何も知らん人が読んで判別できるだろうか?
  各パートにサブタイを付して、誰主観か明記した方がいいかもしれない。
18.Part12は同時進行で当時制作していたMLSの影響がモロに出とる。
  この辺から少女パートと佳織パートの時制が前後しまくるのでややこしい。
  もう少し分かりやすくした方がいいのかもしれない。その点、Part13は
  そういう表現上の衒いがないが、何故か好感も持てないという。

130管理人:2014/01/04(土) 02:10:59
物語の類型の一つとして「セカイ系」と呼ばれるものがあるのだそうだ。
九十年代末からゼロ年代初頭にサブカルの創作物で流行ったものらしく、
登場人物周辺の日常における行為と世界の危機が繋がっている物語を指すそうだ。
主に下記の特色がみられるらしい。

①基本的に主人公(男)はヘタレで自意識過剰である。
②卑近な日常と世界が直接繋がっており、間に存在するはずの社会や制度がまるで存在していないかのようである。
③世界の命運は大抵ヒロインに託されている。
④主人公とヒロインが恋仲になったりもして、その経緯が世界の存亡にも関わったりしちゃう。
⑤他にも色々ある。

管理人はそのテの創作物を読んだことも観たこともないので断言はできないが、
今ここで推敲メモを垂れ流している長篇は、上記の定義からすると「セカイ系」にカテゴライズされるのではなかろうか。
そもそもタイトルが「〜ワールズエンド」であるし、コミックス的な軽さを追求して書いた話なので、
そういう考え方もありそうではある。でもなんか嫌だなあ。

ただ、上記の定義とは異なる部分もある。
①については、ヘタレで自意識過剰な主人公(男)に該当する人物は登場するものの、本人は世界の危機など全く意識していない。
②については、そもそも大部分の登場人物は、人外を除いて、そんなことは意識しておらす、日常や社会のことしか語っていない。
③については、人外によってそのことが語られるものの、事実関係については不明であり、当の人外もそのことで悩んでいる。
④については、③の前提を正しいとすると、まあ、そのとおりかもしれんね。逆に作用しているけど。

まあ、でも、あれだ。自己存在について考えたら、世界というものが対象化されることが多いわけで、
別に一時的な流行に固有のモチーフでもなかろうに。何かつまらないことを書いてしまったな。

131管理人:2014/01/08(水) 00:29:51
>>129の続き

19.Part14では時制が乱れまくっとる。Part8とPart12を別視点から観ている感じ。
  しかし、被る個所は少なく、補完的な意味合いが強いので、突っ突き合わせながら
  読まないと分からん仕掛けになってある。誰がそんな面倒臭いことをするというのか。
20.Part15は各章に一つずつ散らせてある六原パート。基本的に六原パートの直前直後は
  同一主観によるパートである。(春と冬は佳織、夏と秋は浜野。)
  で、Part16では14からの時制の乱れを引き継いでいて、時間の流れとしては、
  Part8全体&Part14前半→Part14後半&Part12中盤→Part16前半→Part12後半→Part16後半
  となっておる。分かるかいな。その点、Part17は平和でええわ。

132管理人:2014/01/11(土) 23:27:22
>>131の続き

21.Part18に至って漸く、支離滅裂だった少女パートにおいて話が動き出す。
  この物語においては結構重要というか転機というか、とにかくターニングポイントなわけだが、
  表題を冠した歌が出てきたり、世界について語られたり、何気に悪くないような。
  あとは分かりやささえあればいいんだが。
22.Part19に至って漸く、日常的だった浜野パートにおいて、非日常部分で話に絡みだす。
  なんか無理矢理っぽいな。Part20もまとめって感じだ。ルラフェンの男の台詞は名言だよね。
23.春の章における問題は、①分かりにくいからもっと肉付けすべき、②後半不要な設定は削るべき、
  ③キャラの迷走を修正すべき、④他にも色々ある、といったところだろうか。

133管理人:2014/06/08(日) 18:57:29
>>2-5で考えていた物語について、再度書く気になってみたのでもう一度整理する。
以下は前にも書いた管理人の採用する設定。

1.崇神(10)垂仁(11)景行(12)の三代は纏向王朝の王である。
  3世紀初頭から中頃まで。記紀と考古学から。
2.景行(12)の九州遠征、仲哀(14)の客死、神功・武内の東征は地理的に繋がっており、
  一連の流れにある。卑弥呼の死後に男王(=仲哀)が立つも国が治まらず、
  女王(=神功)が立って国が治まる。3世紀中頃。記紀と魏志から。
3.神武(1)は崇神(10)・神功・応神(15)の伝説をもとに
  作られているという推測。建国と東征の類似性から。
4.ヤマトタケルは景行(12)の遠征や神功の東征、或いは建国後の東国・西国への
  派兵をもとに作られているという推測。
5.成務(13)は弘文(39)が投影されているという推測。
  天智(38)=景行(12)・仲哀(14)、成務(13)=弘文(39)、天武(40)=神功・応神(15)。
6.応神(15)と仁徳(16)の間のオオヤマモリ謀殺やウジノワキ自殺は
  3世紀末か4世紀末かどちらかわからないけど、多分4世紀末という推測。

134管理人:2014/06/08(日) 19:13:25
>>133の続き

7.倭の五王については、讃=仁徳(16)、讃の最後の1回(讃?)=履中(17)、
  珍=反正(18)、済=允恭(19)、興=安康(20)、武=雄略(21)が妥当か。
  「讃死して弟珍立つ」に関しては、「珍って誰?」→「前の王の弟だよ」
  →「前の王は讃だっけ?」という流れによって生まれたものと推測。(履中の在位期間が短い)
8.3世紀中頃の事件は国の成り立ちに関わる重要なものだったので、人々の記憶に残り、
  神武紀も含めて詳細に語られている。4世紀の出来事は不明だが、順調に発展したと推測される。
  ヤマトタケル伝説や神功の三韓征伐、或いは古墳の広がりが4世紀の順調さを反映している。
9.おそらく5世紀前半から文字を活用して歴史を綴りはじめたとされており、
  まずは遠い過去の3世紀と4世紀がごっちゃに記され、続いて適当に外国の歴史書から
  外交記事などを引用し(応神代・仁徳代のこととされている)、近過去である仁徳即位までの
  経緯が描かれ、以降履中代から順に書かれていると思われる。

以上に基づいて4世紀末の仁徳即位までの経緯を面白おかしく書きたいと思った次第。

135管理人:2014/06/08(日) 19:24:56
>>133-134について、即位順に書くと下記の通り。

<3世紀前半>
【1】崇神(10)→【2】垂仁(11)→【3】景行(12)
<3世紀後半>
東【3】景行(12)=仲哀(14)→【東4】成務(13)→消滅
西【3】景行(12)=仲哀(14)→【西4】神功→【西5】応神(15)
東西合体【5】応神(15)→【6】応神2世
※応神は東の王である仲哀と西の王である神功の間に生まれたとされる子供である。
<4世紀>
【7】応神3世→【8】応神4世→【9】応神5世=応神(15)→【10】宇治→【11】仁徳(16)
<5世紀前半>
【11】仁徳(16)→【12】履中(17)→【13】反正(18)→【14】允恭(19)

【6】〜【9】の期間について何人の王が立ったのかは不明だが、
在位四半世紀くらいと仮定してこんな感じかと推測。

136管理人:2014/08/17(日) 16:38:01
>>135の続き

さらに王朝別に分けるとこんな感じ。
<①纏向王朝>
【1】崇神→【2】垂仁→【3】景行≒仲哀→【東4】成務
<②ホムダ王朝>
(【3】景行→)【西4】神功→【西5】応神
→【6】応神2世→【7】応神3世→【8】応神4世
→【9】応神5世≒応神→【10】宇治
<③ササギ王朝>
【11】仁徳→【12】履中→【13】反正
<④ササギ王朝・2期>
【14】允恭→【15】安康→【16】雄略→【17】清寧→【18】飯豊
<⑤ササギ王朝・3期>
【19】顕宗→【20】仁賢→【21】武烈
<⑥新・ホムダ王朝?>
【22】継体(→【23】安閑→【24】宣化)
<⑦欽明系王朝・1期>
【25】欽明→【26】敏達→【27】用明→【28】崇峻
→【29】推古→【30】舒明→【31】皇極
<⑧欽明系王朝・2期>
【32】孝徳→【33】斉明→【34】天智→【35】弘文
<⑨天武系王朝>
【36】天武→【37】持統→【38】文武→【39】元明→【40】元正
→【41】聖武→【42】孝謙→【43】淳仁→【44】称徳

137管理人:2014/08/17(日) 17:03:04
>>135における王朝の変わり目には、大なり小なり政変が起きているわけだ。

①→②:3世紀中頃。景行の九州遠征と神功東征。
②→③:4世紀末。ヤマモリ謀殺と宇治自殺?
③→④:5世紀前半〜中頃。何も起きていないかもしれないが、
 反正と允恭の間に妙な断絶を感じる。
④→⑤:5世紀後半。雄略朝の破綻など。
⑤→⑥:6世紀初頭。仁徳系の断絶など。
⑥→⑦:6世紀前半。磐井の乱など。
⑦→⑧:6世紀中頃。乙巳の変など。
⑧→⑨:6世紀後半。壬申の乱。

各王朝の有力者
①大伴や物部の他、瀬戸内・山陰・東海あたりの有力者。
②武内系諸族(葛城がトップ、他に蘇我、紀、平群、羽田、巨勢など)、大伴や物部もそれなり。
③葛城がトップであるが、前王朝末期から和邇が台頭。
④和邇が総合的にトップ。葛城滅亡。
⑤平群滅亡により、相対的に大伴・物部・蘇我が上がってくる感じ。
⑥変わらず物部と蘇我。大伴失脚。
⑦物部と蘇我の2頭体制も、守屋死亡により蘇我の独壇場。
⑧蘇我から中臣へ。
⑨天武・聖武・孝謙あたりは親政志向。それ以外は藤原が強い。

138管理人:2016/04/17(日) 19:22:27
>>137
⑦→⑧と⑧→⑨は6世紀じゃなくて7世紀だわな。
そんな間違いをしてしまうほど、欽明系・蘇我系の時代は長かったわけだ。
天武・持統朝ってのは一種の完成形なわけだけど、
⑨で書いた親政の時代はいずれも短い。
不比等にとっては短かろうが完成形なんだろうけどさ。

大抵親政ってのは上手くいかない。雄略や孝謙・称徳もそうだが、
後鳥羽や後醍醐も失敗しておる。

139管理人:2016/04/24(日) 15:33:37
SFCの名作TOで久しぶりに遊んでいて思ったんだが、
>>135の①→②の政変って、ハイムの戦役に似てるよね。
その場合、さしずめ卑弥呼がドルガルアで、台与がカチュアになるのか。

140管理人:2016/06/19(日) 21:14:36
纏向古墳群→大和・柳本古墳群の流れは、
やはり>>136におけるホムダ王朝のものなんだろうと思う。
その後、4世紀末頃から佐紀とか馬見とか百舌鳥とか古市とか
色々出てきて、このあたりに当時の混迷具合がうかがえるような気がする。

佐紀はやはり宇治を擁立する和邇一派のものだろうか。
馬見は葛城一派だろう。百舌鳥・古市は仁徳一派か。
仁徳を擁立しているのは葛城一派のような気がするが、
そのへん、仁徳はうまいことバランス取ってたっぽい(適当)。

>>135-136における応神5世=応神が宇治に肩入れしたのも
葛城一強を嫌うバランス感覚のような気もするが、
晩年に摂津大隅にも宮を構えていたあたり、老後の面倒は
一番優秀な子である仁徳に看てもらおうとしていたからなのか。

141管理人:2016/06/19(日) 21:37:03
ただ、>>140のバランス感覚は葛城vs和邇の火種を撒いただけであり、
それが応神の死後に噴出することになるわけだ。
大山守と宇治はその犠牲者だろう。磐之媛もそうかもしれない。
仁徳の好色には争いの芽を摘もうとする苦心が垣間見えるではないか。本当か?

3世紀後半から4世紀後半までは、やはり葛城一強だったのだろうか?
ホムダ王朝の祖ともいえる神功は、武内の助力あってこその躍進だったわけだから、
やっぱり一強と考えるのが自然な気がする。ただ、それは和邇の祖である
タケフルクマにも同様のことが言える訳だが、さすがに貢献度に差があったか。

宇治の親和邇・反葛城が強すぎたから、仁徳が再度バランスを取り直したのかもしれない。
仁徳死後の履中・反正・允恭の三代にしたって、みんな襲津彦の孫だから、
まだ葛城はそこそこ強い。ところが安康の代になって、いきなり事態が動き出すわけだ。
そう考えると、眉輪も雄略の兄弟達も葛城vs和邇の犠牲者か。

142管理人:2016/06/19(日) 21:57:42
・物部
崇神(神武≒崇神と考える)よりも古くから奈良盆地にいた人々。
石上が本拠地。軍事氏族。景行の筑紫遠征に従った流れで、
神功東征→ホムダ王朝の流れにも組み込まれたと思われる。
その後も長らく国軍として重用され続けたが、守屋代に滅亡。

・大伴
纏向王朝時代に王族の親衛隊的立ち位置で参画したと思われる。
その後の動向は物部とほぼ同じ。金村代で没落。パッとしないまま応天門の変で滅亡。

・忌部
何となくだが、北方系が多い弥生人の中では、珍しく南方系のような気がする。
温暖な地方に足跡が多く残されているし。倭人伝に描かれる
邪馬台の描写が南方系なので、卑弥呼陣営の主力なのではなかろうか。

143管理人:2016/06/19(日) 22:08:21
・葛城
神功東征あたりから登場。古参の賀茂を吸収し、葛城の地に根付いたと思われる。
武内系氏族で長らくセンターを務めたが、眉輪王の変で滅亡。

・平群
葛城の庶流。二代目センター。雄略死後にいろいろやりすぎて没落。

・蘇我
葛城の庶流。?代目センター。入鹿代で本流が滅亡した話は有名っすね。

・紀/羽田/巨勢
目立たない葛城の庶流たち。

144管理人:2016/06/19(日) 22:21:40
・和邇
ホムダ王朝成立期より曽布から南山背一帯に根付いたと思われる。
場所柄、渡来人を取り込んでいたのではないかと推測する。
宇治擁立に絡んだこともあって、王仁博士と大いに関係ありそう。
5世紀が全盛期であるが、6世紀には庶流を残して本流は消える?

・春日/小野/柿本
文化人要素が強そうな和邇の庶流たち。

・中臣
和邇とは逆に、5〜6世紀頃に突然現れる謎な連中。古い記録にも登場するが、
それは不比等による創作のような気がする。鹿島・香取→枚岡→春日の流れから、
東国の軍事氏族が和邇庶流の春日と結びついたと思われる。没落なんてしない。

145管理人:2017/12/31(日) 03:23:45
>>142-144
単純に、和邇→中臣、なんじゃないのか?
物部・賀茂・大伴は纏向陣営。忌部は邪馬台陣営。
葛城・蘇我・平群は神功応神陣営。
和邇・中臣はさらにその後。蝦夷征討の東国武士が中央に戻ったような感じか。
安倍とかはそもそも蝦夷なのか。蝦夷ってのは、反神功応神の旧纏向陣営なのか?

それにしても宇佐と伊勢はなんとなく似ている。
音もそうだが、地理的なアレが似ている。
都から東方の山を越えた先に、北に向かって広がる海沿いの平野があって、
さらにその東方には山がちな半島があって、その半島の付け根にあるあたりが似ている。

146管理人:2017/12/31(日) 03:29:35
伊勢は持統が宇佐を模して創ったものではなかろうか。

147管理人:2018/06/16(土) 13:34:54
一年くらい前から『祭祀氏族の百年祭』って題の中篇を構想していたわけですよ。
どんな話か、っつうと、
平安初期、没落貴族の忌部氏とバカ殿扱いされている平城帝がタッグを組み、
北家主導の平安ageと藤原史観に対抗するため、表向きは平城遷都百年祭準備を謳いつつも、
大和と山城の国境沿いの丘の上に白亜の学問所を設置し、反藤原的な歴史学講義を展開してゆく。
やがて朝廷内の対立が深まり、譲位や遷都を経て、百年祭期間中に戦乱が勃発。
しかし嵯峨帝サイドの冬嗣や田村麻呂の活躍により事態はあっという間に収束し、
アンチ藤原のシンボルでもあった学問所は冬嗣によって閉鎖される。

ってな話の予定だったんだが、最近の動向により、全く笑えなくなってきたんだが。

ちなみに物語の最後は、歴史学講義を主導した失意の忌部氏が「歴史」での反逆を諦め、
「物語」によって一矢報いる計画を慰めとして終わるつもりだったんだが、
筆者が物語中の忌部氏みたいになってないか?ってな気がして、萎えてきた。

148管理人:2018/06/17(日) 01:18:13
>>147
萎えてきた、とか言っておきながら、こうやって文字に起こしたものを
読んでみると、なぜか面白そうに思えてしまうから不思議だ。
ちなみに最後の「物語」云々は竹取物語のことを想定しているんだが、
別に忌部氏は作者候補には通常上がってこない。
でも確かかぐや姫の名付け親って忌部のどうのこうのって名前じゃなかったっけ?
だったら忌部氏でもいいと思うんだ。

149管理人:2018/06/17(日) 15:30:05
というわけでさわりの部分だけ載せてみた。

150管理人:2018/06/28(木) 20:15:56
どうってことないような気がしつつも、なぜか妙にセンチメンタリズムに捕らえられてしまうのは、
つまりこういうことなんだな。

『高校三年間を過ごしての感想を一言で表すと、こうなる。
 平和だった。
 中学生特有の不満や憤りを抱えたまま入学した時、正直拍子抜けした。小便臭い感情のトゲトゲが一気に抜け落ちた。
 以来三年間、何かに反抗しているわけでもなかった。かといって、飼い慣らされているわけでもなかった。
 ただ、平和だった。
 ぼくは噎せ返るような甘ったるい空気の中をほわほわと漂っていた。
 この先、きっと辛いぜ。
 人生に疲れて立ち止まってみたとき、ああ、あの甘ったるい空気が敵だったんだな、と思うだろう。
 優しい海でもあり、恐ろしい仇にもなる。そんなこの場所をぼくは愛しているし、永遠に愛し続けるのだ。』
(『兎追いし、かの海』「36.噎せ返るような甘ったるい空気の中をほわほわと漂っていた」より)

十五年以上前に書いたものだけど、そんな風に思っていたのか。分かる気がする。

151管理人:2018/06/28(木) 20:23:02
>>147-149
この構想中の話について、いろいろ調べてみるうちに、
式家のエース・藤原緒嗣ってやつが相当興味深いように思えた。
何だか味わい深いやつだ。

152管理人:2018/08/18(土) 22:31:15
>>147-149
書き進めている。順調である。随時うpしている。書いてておもろい。
登場人物の中では、やはり陛下が一番好きかな。
今のところ、苦心しているのは、藤原内麻呂と藤原仲成の二名。
序盤から中盤にかけては、前者は事なかれ主義の好人物、
後者は無能な変態、として認識されているんだけど、この先、
両者とも凄みのある策士としての一面を覗かせていきたいところ。

153管理人:2018/08/31(金) 20:01:40
いろいろ事情があって主人公の名前を変更した。

154管理人:2018/09/02(日) 02:08:22
>>153
なぜこういうことになるかというと、忌部氏の系図がよく分からんのが問題なわけですよ。
浜成-広成-(明成)-伴主-文山
ってな具合に想定されていることが多いけど、明成については後の創作と見る説もある。
管理人も同じように考えていたので、当初は伴主を主人公にしていたわけだ。
何より明成って名前が当時っぽくないしな。いかにも作り物臭い。
ただ、広成と伴主の歳の差も気になるわけで、807年時点で81歳広成の息子が、
850年代に伊勢へ行くのも、何かおかしいような気がするわけだ。
ただ、803年に遣新羅使を務めた浜成の息子が807年に81歳なのもおかしいんだが。
浜成と広成には同一人物説もあるけど。生年が分かっているのは文山(822〜)だけ。

で、結局管理人は下記のように設定した。
 浜成(727-808)※807年に81歳なのは広成じゃなくて浜成ってことにした。遣新羅使は冥途の土産
 広成(750-)
 明成(774-)※結局採用。なぜなら、主人公は774年生まれにしたかったから。
 伴主(798-)※当初はこいつを主人公と考えていたのだが、やはり無理があった。
どうせフィクションの登場人物なんだから、存在するのかしないのか分からない明成を主人公にした方が
自由度が高くてええやろという結論に落ち着いたのであった。

155管理人:2018/09/16(日) 12:38:16
>>152
三分の一ほど進んだところで、頓挫気味。
帝が病に臥して、譲位するとか言い出して、
著者の制御が利かないくらい拗ねてしまったのが原因。
周囲の登場人物も困っておる。

だいたい長いものを書いていると、風呂敷広げ過ぎて中盤あたりで
一回や二回ほど頓挫するのは恒例行事である。大抵数ヶ月〜数年後に復活する。
過去に書いたものにおいては、月面基地やら神々の裁判やら、
現実離れした展開が始まったあたりで頓挫したこともあった。

156管理人:2018/12/02(日) 22:43:26
>>155
どうにかダレ場を突破。

157管理人:2019/01/26(土) 21:22:17
半分ほど進んだけど、またしてもダレ場に突入。

158管理人:2019/05/05(日) 12:25:20
8割程度進んだ。概ね順調ではあるが、
ここから伏線回収して風呂敷たたんでいく作業が
いつもしんどいのである。また停滞しそう。

159管理人:2019/05/18(土) 16:02:02
妙な設定が多いが、下記の目的のためである。
・登場人物にとって都合の好い歴史を披瀝するため。ある程度の真実味を持たせて。
・故郷の名所を紹介するため。交通アクセスの説明について現代においても通じる形にしたい。

160管理人:2019/07/09(火) 23:05:52
ようやく終わりが見えてきた。どうにか完成しそう。
いろんな要素を盛り込み過ぎて、長くなってしまった。

161管理人:2019/12/11(水) 23:27:38
管理人の書くものって、基本的に幼稚なんだよね。
幼稚な笑いって、すげえ好き。

162管理人:2020/12/05(土) 22:36:16
なぜかおとぎ話を書いてみたいなあと思った。

163管理人:2020/12/12(土) 14:25:41
創作における大王言語の有用性には舌を巻くばかりである。

164管理人:2022/04/22(金) 22:42:24
別スレにも書いたが、「実在しないんだから別にええやろ」という理由で
『兎』及び『フェアウェル』内の「丙城」表記を「平城」に変えてやった。

結果、『兎』『フェアウェル』『百年祭』が平城三部作みたいになってしまった。
『百年祭』の最終章から以下に抜粋。

>ひょっとしたら、その名前のせいなのかもしれない。
>「平城」
>負けるもの、去るもの、滅ぶもの、消えるもの。
>それらの多くが、この固有名詞を冠していた。

165管理人:2022/06/13(月) 22:32:51
ショートショートじみたものを一気に15篇書いた。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板