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電子回路/オーディオ回路掲示板(2)

182たかじん:2025/03/17(月) 20:52:47
神谷さん

面白いアイデアですね。 
スーパーCAPにチャージされた電圧だけでSSRをONするには内部抵抗が高いのが気になります。
それとディスチャージ後はONできなくなってしまいます。
なので、そのまま電池を使うというのはいかがでしょうか?

単3電池を2〜3本と、 AC/DC側からの5V供給をダイオードORにしておいて、AC/DCから電源が供給
されたら電池を喰わなくするような電圧設定にしておく。
電池は無くなったら交換。もしくはニッケル水素にしてAC/DCからトリクル充電にしておくという
手もあるかもしれません。

蛇足ですがショットキーは漏れ電流が多めなため、スーパーCAPの逆流防止には向きません。
通常のスイッチングダイオードを使った方がよいです。
あとスーパーCAPは印加電圧によって寿命が結構変わるのでお気を付けください。
5.5V品を3.3〜4Vくらいで使うと長く持ちます。

また、オーディオ的な観点でいうとSSRよりもリレーの方が音が良くなる可能性があります。

183神谷:2025/03/21(金) 01:57:51
ご回答ありがとうございます。
いただきましたアドバイスを元に、構成に手を加えてみました。
https://i.postimg.cc/15NThCWd/AC100-V-SW-02.jpg

・ニッケル水素電池のトリクル充電は回路を設計しきる自信が無い
 (常時充電=常時通電のため避けたい/電圧監視による間欠充電は現状では判定回路の理解が追いつかない)
・SSRおよびフォトカプラに要する電流をやや大きめに見積もり、合計40mA程度と想定
・逆流防止のダイオードを、順電圧0.8Vのスイッチングダイオード 1SS120TD に変更
 → 最大の充電電圧は4V程度?
・SSRを OMRON G3CN-DX02P1-DC3-28 に変更 → 最低3Vまで対応

・放電しきった場合については、初期充電用に立てるピンを流用して電池仕様に改装可能とする
 (回路図では省略)
 あるいは外装に(できれば隠して)充電用のコネクタを設置

・信憑性は低めながら、電気二重層コンデンサの近縁シリーズのデータ
 →微少電流を流しつつ自己放電による1V低下に約175時間
・GND側 東芝 TLP785 の推奨動作条件を最大4.3V想定で満たす制限抵抗=137Ω
 → 同抵抗で3.5Vまではぎりぎり推奨範囲内
・電気二重層コンデンサの候補
 → 11V耐圧 0.47F FS1A474ZF … 想定電流での電圧降下は0.5V程度 実効電圧は3.5V程度?
 →5.5V耐圧 0.47F FA0H474ZF … 想定電流での電圧降下は0.15V程度 実効電圧は3.85V程度?
  こちらなら暫定61時間(2.5日)の放置可能時間が見込める?(理想通りの4.2V充電であれば約4日)

・5V電源に依存する限り制約が大きいようなので、DCDCコンバータの追加も検討する

制作の順序として、
1.まず電気二重層コンデンサのみ案のまま試す
2.上記制作時にICソケットやジャンパなどを仕込んでおく
 →SSRとフォトカプラの前に昇圧コンバータを組み込み、5V弱に直して稼働させる
3.±15Vから15Vを引き込み、降圧コンバータを介して8V程度に落として稼働させる
 (電気二重層コンデンサは11V耐圧に変更 or 5.5V耐圧を直列にする)
 →丁度良いコンバータキットがやや高価、自前で組む場合は回路設計およびIC取り付けがやや高難度

現時点ではこのように考えております。


なお、SSRではなく機械式リレーを使う案については、
可能なら電力を食わないラッチングリレーを使えればと思います。
……が、オルタネート式のスイッチでパルス入力をする(タイマーICを使う?)、
モーメンタリ式のスイッチ一つでなんとかする(フリップフロップ回路を加える? )
いずれも理解が追いついておらず、行き詰まっています。

184たかじん:2025/03/27(木) 22:15:28
神谷 さん

とりあえず、作ってみるのが良いかと思います。
スーパーCAPでも大きな容量のものは駆動力も十分(インピーダンスが低い)な製品があるようですし。

5V駆動のリレーのコイルは駆動電流が大き目なのでSSRの方が問題が少ないと思いなおしました。

185n’Guin:2025/06/06(金) 16:03:57
たかじんさん、みなさん

VOL-12/-01, SEL-12 によるプリアンプを2台使っております。 
うち1台は先日フラットアンプを NNBA-1 に切り替え、不注意なミスから、VOL-12/-01, SEL-12 を壊してしまい、たかじんさんにお世話になり無事に復旧したところです。
NNBA-1 に切り替えたのは、これまで用いてきた HPA-12 では、CMRR(同相除去比)が0だからです。

残りの1台は、場所の都合から、NNBA-1 を利用できません。 現在は、ClassAAフラットアンプを利用していますが、CMRRは0です。
ぺるけさんの平衡型フラットアンプを利用することを考えましたが、FET入力の入力インピータンスを470kΩと高くする必要があり、採用が困難です。 そこでいろいろ考えて次のような回路を考えました。


https://i.postimg.cc/zDxjyPHx/VOL-12-FA.png

ブレッドボードで作成した際の周波数特性、歪み率特性は下記の通りです。

https://i.postimg.cc/Jn1FLDS0/image.png

https://i.postimg.cc/xCc48DTV/image.png

まずまずの結果だと思いますが、まだ予備検討段階です。 こんな回路はどうだといったご意見などをいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

186ジャン:2025/06/14(土) 14:17:28
たかじんさん

ALX-03の発振対策についてご教示ください。
ALX-03の回路・部品は初期バージョン、OPAMPはMUSES01を採用。
製作例集(4)アーカイブの[72]ALX-03で投稿させていただきましたものです。
特に寒い日(室温は1〜2℃)があったので、低温時のアイドリング電流を測定しようと思い立ち、無負荷、入力短絡状態で測定ポイントにテスターリードを当てて電源ONしたところ、測定ポイント辺りから発煙。線香程度の煙が1〜2秒程度出て焦げ臭い臭いがしましたので、即座に電源OFFしました。
電源OFFする前に、電源ON時のアイドル電流は一応測定できました。
8.35mV→38mAと問題ない値。
テスターリードがどこかをショートしたのかと最初思いましたが、
よく観察すると、ZobelフィルタR24の10Ω2W抵抗のペイントが黒く焦げていた。
反対ch側を見ると、そちらの10Ω2W抵抗のペイントも黒く変色していた。
この症状だけ見ると、明らかに両chとも発振と思われます。
電源OFFしてから1分後に様子見で電源ONしたが、それ以上発煙する様子はない。
アイドリング電流も普通の値を示し、徐々に増えていく様子が見える。
出力オフセットもLch:-1.5mV、Rch:-0.5mV
と異常なし。
スピーカを接続しての音出しも問題ない。
10Ω2Wの抵抗値は、両ch共に10.5Ωで異常なし。
以上から推測するに、低温で発振し、電源ON後の電流が流れて半導体のジャンクションが発熱して
特性が変化し、1〜2秒で発振が止まったということではないかと思われます。

この日以降は室温がそれより高いせいか再発はしていないようです。

以上、これは発振と思うのですが、その対策方法をご教示いただけないでしょうか。
位相補償のC4とC5の33pFを47pFに増やすことが基本的な対策かと思うのですが、そういう考えでよろしいでしょうか。

187たかじん:2025/06/17(火) 19:40:48
n’Guinさん

ブログの方でも書きましたが、トランス2次側からフィードバックする手法は結構良いかと思います。
1次側からもフィードバックしているため安定的に動作する点が素晴らしいですね。

ひずみ率も十分許容範囲と思います。
ちなみに、測定周波数はソリッドステート化されたあとは20Hz、1kHz、20kHzで測定するのが一般的
になっているかと思います。
真空管アンプが主流だったころは100Hz、1kHz、10kHzの3周波数のスポットひずみ率計が
幅を利かせていたようですが、100Hzはハムノイズ(50Hzの倍数)の影響があり測定が少々シビアになります。

188たかじん:2025/06/17(火) 19:52:25
ジャンさん

低温時の動作ですね。
Zobelフィルタの抵抗に焼けた跡があるのは、おそらく発振していますね。

じつは初期バーションのフィードバック抵抗(R7、R8、R9)の定数から進化版の定数へと
変更したのは動作の安定性を増やす意味もありました。
色々なオペアンプを試してみると、やはり不安定になるケースがあったからです。

MUSES01はとても安定度が高いオペアンプと思っておりましたが、低温時の動作まで見きれておりませんでした。

もしお手数でなければ、フィードバック抵抗一式を以下の定数に変更ねがえないでしょうか。
https://nw-electric.way-nifty.com/blog/files/alx03_muses02.pdf

ご指摘のとおりC4,C5を33pF から 47pFへと変更されても位相補償が大きくなり安定方向へと変化します。

よろしくお願いいたします。

189ジャン:2025/06/19(木) 16:45:33
たかじんさん

ご教示ありがとうございます。
フィードバック抵抗(R7、R8、R9)の変更によって、ゲインが初期バージョンの27.0dBから進化版の28.9dBに増えますが、
電圧帰還アンプの考えでいけば、このゲインアップは普通に安定性を増す方法ですが、電流帰還アンプでもその理屈が成立するということでしょうか。

安定性を高める方法として、ゲインアップと位相補償のどちらに優先度があるのでしょうか。
たかじんさんはゲインアップのほうをおすすめのようですが、そのほうが音がよくなるということでしょうか。
素人考えでは、ゲインアップはパワーアンプ前段へのSN要求がさらに厳しくなる(システム全体のSNが不利になる)ので、
位相補償のほうがベターなように思うのですが。

さらに素人考えでは、どうせならゲインアップと位相補償の両方をやれば、さらに安定性が増していいのではないでしょうか。
発煙したときに心が折れて数か月放置していまして、ようやくやる気が出てきたので、問い合わせさせていただきましたが、
発煙が少しトラウマ的になっていますので、対策はできればより安全方向に振りたいと思っており、ゲインアップと位相補償の両方を
という欲張った考えが浮かびました。片方だけの対策で充分でしょうか。

190たかじん:2025/06/21(土) 12:45:49
ジャンさん

おしゃる通り、ゲインは僅かに上昇しますのでボリュームを絞り切った状態での
残留ノイズも僅かに上昇すると思われます。

当時、あれこれとオペアンプを交換して検証したなかで導き出した新バージョンの定数の方が
私の好みに合う音になっております。

単純にゲインUPして安定度を増やすならR7を1k -> 1.5kとか2kへと変えるのが手っ取り早い手段
ですが、そうしておりません。

ただ、手持ちの抵抗値の中で検討したため、僅かにゲインが変わってしまいました。
実使用上で変化を感じるほとではないと思います。(例えば普段のボリュームの位置が全然変わってしまったとか。)

C4,C5の位相補償はスルーレートに影響がでるため、電流帰還アンプの特徴である高スルーレート
も考慮して33pFに設定しております。
47pFにして不安定になることはないと思いますのでお好みで対策して頂ければと思います。

よろしくお願いいたします。

191ジャン:2025/06/22(日) 20:20:57
たかじんさんへの回答:
たかじんさん

詳細説明ありがとうございます。
たかじんさんのお考えが理解できました。
フィードバック抵抗(R7、R8、R9)の変更は実施します。

C4,C5の位相補償を33pFから47pFにすると、スルーレートはざっくり180[V/μs]→126[V/μs]になり、
出力帯域幅は960kHzとなるので、これでも充分な値と判断し、位相補償も47pFに変更しようと思います。

ありがとうございました。

192ザッキー:2025/06/26(木) 20:19:29
たかじんさん
こちらの掲示板では初めての書き込みになります。
よろしくお願いします。

以下の内容について質問があります。

内容:VFA-01のトランジスタの入手について

VFA-01を作ろうと思い部品を集めようとしているのですが、以下の部品が入手困難になっています。
また、代替品も過去のこの掲示板で提案がありましたが、いずれのトランジスタも現在では
入手困難となっています。

 たかじんさんオススメの代替品とか、すでに検証済みのものがあったりしますでしょうか?

2SC4883A→2SC5171 ※どちらも入手困難
2SA1859A→2SA1930

 よろしくお願いします。

193たかじん:2025/06/26(木) 21:01:02
ジャン さん

R7、R8、R9変更と位相補償変更、お手数かけますが、よろしくお願いいたします。 
スルーレートの計算も素晴らしいです。
SACDやハイレゾにおいても100W程度のアンプの振幅で25V/usあれば大丈夫なはずです。


ザッキーさん

VFA-01のご購入ありがとうございます。
ドライバ段は2SC4883A/2SA1859Aにて設計していました。

途中から入手困難になったためTTC004B/TTA004Bへ変更して動作確認しております。
こちらはTO-220パッケージとことなり、PINアサインの関係で裏かえして実装する必要があります。

以下のページはALX-03という基板のことについて書いてありますが、ドライバ段のトランジスタ
の向きについて写真付きで説明しています。
https://nw-electric.way-nifty.com/blog/2017/12/alx-03-x-muse-4.html

よろしくお願いいたします。

194ハルヒ:2025/07/14(月) 00:24:46
たかじんさん みなさま

SoundRABBITを購入しこだわりを詰め込み非常に満足をしているのですが、
一つ気になる点がありまして
先日オヤイデにてバランスケーブルを作成してもらったのですが、
ノイズまみれになってしまい大変困ったことに。

オヤイデ直営店にSoundRABBITを持ち込み色々やったのですが、
全然解決しなくてさらに困ってしまいました。

ホワイトノイズのようなサーっといったノイズが乗る場合、
何が原因になるのでしょうか?

アンプ:SoundRABBIT
ヘッドホン:Sony MDR-M1ST
ケーブル:オヤイデ HPC-26QUAD
プラグ(アンプ側):オヤイデ P-4.4/5G
プラグ(ヘッドホン側):オヤイデ P-3.5/4G

もしわかる方いらっしゃいましたら、ご教授お願いします。

195たかじん:2025/07/20(日) 13:40:33
ハルヒさん

おそらく発振と思います。
ヘッドホンは同一(MDR-M1ST)でケーブルのみ変更して発振するのは、ちょっと理由が分かりませんが、
オペアンプの種類によって発振しやすくなるのは確かです。

出力バッファの入力-出力間に0.01uF程度のコンデンサを入れると対策できる可能性があります。

https://i.postimg.cc/QN736xVH/2025-07-20-133438.png

もしくは終段のベース間に1000p〜4700pFF程度のコンデンサ。

https://i.postimg.cc/D065CXX9/2025-07-20-133800.png

196ハルヒ:2025/07/21(月) 22:56:33
>>195
たかじんさん

レスありがとうございます。
一応、追加情報として6.3mmも一緒に刺すとノイズが減る模様。
オヤイデの人と話をして4.4mm側のGNDを結線した場合と結線しなかった場合、4.4mmのイヤホン(もちろんGND結線なし)で比較した結果として4.4mmのイヤホンはノイズ乗らなかったのに、ヘッドホンだと結線有り無しでノイズの量に変化なしでした。

197ハルヒ:2025/07/25(金) 23:10:42
たかじんさん

ダメ元でオペアンプ変えたらノイズ一切なくなりました!!
U3とU4にLT1364使ってたのがいけなかったのかなぁ……と。
今はJRCの4556ADDをU3とU4に使いMuse8920で運用してます!!

198たかじん:2025/07/27(日) 14:46:19
ハルヒさん

ノイズが収まって良かったです。
LT1364ですか。内部が電流帰還型になっている特殊な高速オペアンプですので、
結構気をつかうOPAMPの部類と思います。

199ハルヒ:2025/07/27(日) 20:24:31
>>198
LT1364がバッファとして使われる事もあるらしいのでU3とU4に採用したんですが……
あと、3極だと機嫌良いのにのに5極だと機嫌悪いのは
バランス駆動回路とオペアンプとケーブルのそれぞれで相性悪かったからなんですかね……?

200たかじん:2025/07/28(月) 20:38:27
ハルヒさん

オペアンプ用途としてバッファというのはユニティゲインで動作するものでしたら何でも
アリですが、使い方に依存すると思います。

とはいえ
何事にも挑戦してみるというのは自作派としては良いと思います。

3極ケーブルと5極ケーブルの違いは、よく分かりませんね。
線間容量とか線-シールド間容量が違ったりするとは思います。

ケーブルの違いで影響が出るのでしたら、出力抵抗を1Ωから10Ωへと変更する
のも発振対策としては有効と思います。


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