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その手は、

1そらいろ ◆c3uu/mE0SQ:2011/06/08(水) 20:16:38 HOST:i60-46-132-17.s02.a033.ap.plala.or.jp


どうも初めまして、そらいろと申します!以前に…ほんとずっと前にですがこちらで小説を幾度か書かせていただきましたが知ってる人はいないはず。
まあ名前を変えてるので当たり前なのですが…←
えとえと短編です。長編と迷ったんですが、長編は絶対に放棄、未完にしちゃうと思うので。
それにほとんどその時の思いつきなので短編のほうがいいと思いますからn((

ではこの小説を読むにあたっての注意書きを少々。

≠BL要素、グロテスクな表現がある場合がございますのでお気を付けください。苦手な方はみないことをお勧めします。それに関してのトラブルなどについての責任は一切請け負いません。
≠当作品に書かれるものは全てオリジナルです。たまにノンフィクションだったり← …嘘ですorz
≠中傷、荒らしなどは遠慮ください。
≠まだまだあるような気がしますがなんか色々忘れてるのでとりあえずこれで←

ええと、以上です。
更新頻度はかーなーり、低いです。もしかしたら一ヶ月に一回も来れない月があるかもしれませんが見かけたら読んでくれたりすると嬉しいです。
では、僕から以上です、ありがとうございました。

2そらいろ ◆c3uu/mE0SQ:2011/06/08(水) 20:40:13 HOST:i60-46-132-17.s02.a033.ap.plala.or.jp


 .嘘つきな笑顔.

いつも私は彼の笑顔が大好きで、彼の笑顔で癒されて、救われて。
彼もまた私の笑顔が大好きだと言ってくれて。
とても嬉しかった。彼が本当に大好きだったから。
私なんかを見てくれてたんだ、って思うとすごく嬉しくて。

「じゃーな!また明日」
「…あ、うん。また明日…!」

交わす言葉はいつも「おはよう」「ばいばい」「また明日」。
たったそれだけの事だけど私にとってはすごくすごく嬉しくて、でも同時にすごくすごく悲して。
彼には好きな人がいるらしい。
でも薄々分かってた。その子にだけは私達とはどこか違う。柔らかくて輝いていてちょっぴりの不満のまざった無邪気な笑顔。
そんな笑顔を向けるのはいつも決まった女の子だけだったから。

「…え?」
「いるんだってね、好きな人。誰にも言わないから、教えてくれないっ?」

うざがられるだろうか。
鬱陶しがられるだろうか。
ほっといてくれ、と思っているのだろうか。

私は嫌われてしまうのだろうか。

いろんな思考が頭を巡る。
その場にうまれる妙な沈黙。
ああ、なんと息苦しい空間なのだろうか。

「………、」

ようやく彼は口を開く。
私の大好きな笑顔を浮かべて、発した彼の言葉は

「そんな奴、いるわけないじゃん!」
「…そうなんだ」

なんて分かりやすい嘘。


ああ、私はそんな笑顔大嫌いよ。
(全てが嘘に、)(塗りつぶされてる笑顔なんて)





あとがきという名の言い訳←
なんだろうな…おおまかな設定としては主役の女の子、「私」はずっと前から「彼」の事が好きなのね、笑顔が素敵で。
でも「彼」は自分とは違う「女の子」が好きですごく分かりやすい子なのね。
…で、ある時「私」が真相を知るべく「彼」に思い切って聞いたんだけど、「彼」は恥ずかしくてすべてを隠しちゃって。
笑って隠し事をされたため「私」は「彼」の笑顔が嫌いになっちゃった。

みたいな話なんですわ。
分かりにくいね、すいませんorz
で、では今回はこれで。お目汚し失礼しました…!



 .嘘つきな笑顔. fin

3そらいろ ◆c3uu/mE0SQ:2011/06/09(木) 16:06:22 HOST:i60-46-132-17.s02.a033.ap.plala.or.jp


 .わがまま.

なんだか最近、カップルやら恋の話やらが増えたきがする。
あーやだやだ。
行事が終わるとすぐこれだ。嫌になる。

チャイムがなった。
これから授業が始まるというのに、まだ休み時間の浮ついた気持ちが残りざわざわとしている。

――あの子に好きな子できたらしいよ
――なんか告白するって
――いつから付き合ってるのかな
――私も告白しようかな

煩い。はっきり言って。
他人の恋なんて聞いてどうする。他人に好きな人の事を言ってどうする。
何も変わらないのにさ。
勝手に告白してくれたらいいじゃないか。わざわざ人に言ってどうする。

囁くような声で交わされるそんな会話はなんとも耳障りなものだ。
私は静かに怒りを募らせていくも、知らん顔して頬杖をついた。
そして、視線はいずれある男の子へと移動され、その男の子でとめられた。
好き、
とはなにか違うような気がするが、気になる存在ではある。

運動神経はよく、勉強もそこそこ。壁がなく誰とでも同等に接する。身長も高く格好良くて、どこか可愛い私の想い人。

付き合いたいな。
そう思うこともなかったなんて嘘になる。彼に告白されたとしたら間違いなく頷くだろう。

「…はあ、」

私はひとつ、大きなため息をついた。
帰り道なんか周りはすべてカップル、カップル、カップル。
羨ましくないわけじゃないけど、然程焦りもないし、嫉妬もない。至って平凡なのだ。
それでも一回はそのカップルの女の子に自分をあてはめ、男の子に彼をあてはめればどんな感じか、なんて考えることだってある。

好きです、なんて怖くて言えない。
それでも私はあなたの隣を望むのです。


そんな私は我侭ですか?
(自分の気持ちも言えない)(臆病者なんて、)





あとがきという名の言い訳。
今日の作品もなんだかわけのわからないもんになっちまったよ…((
私は結局何を書きたかったんだろう。
最後の、そんな私は我侭ですか?的な文が頭にでてきたからそれっぽい内容をあとで付け足しただけだからなあ。
付け足し感ばればれだ…ま、いっか←

ではでは、今回も読んでくださりありがとうございました!



 .わがまま. fin

4そらいろ ◆c3uu/mE0SQ:2011/06/18(土) 15:47:39 HOST:i60-46-132-17.s02.a033.ap.plala.or.jp

 .はやくちことば.


私には好きな人がいる。
三年間ずっと、ずっとずっと想い続けた人。
運も私に味方してくれたのか、応援してくれているのか、三年間クラスも全部一緒だった。
いつも私は彼を見ることができた。

人は良いところばかりじゃない、というけど彼の悪い所は不機嫌になるとずっとずっとイライラして他人を怖がらせる所ぐらいだけど、
それでも機嫌がなおった時にちゃんと謝る人だから、基本はすごく優しい人だ。
彼は素直だから、笑いたい時に笑って、怒らないといけない所は怒る。
そんなだから、私は彼のいろんな表情を知ることができた。知る度に私は想いを募らせていった。

募り募った気持ちを今日の放課後、彼に言おうと思う。
というか、もう誘ってしまったので言わないと逆に怪しまれるというか誘っておいて何でもない、とか言えないから絶対に気持ちを伝えないと。

「………どしよ」

私はため息と同時に言葉も吐き出した。
鼓動が高鳴る。彼が目の前にいるわけではない。それでも緊張してしまう。

不安と期待

そんな感情が入り交じる中で、彼は姿を現した。
そして私を見ると、驚いたように口を開いた。

「…っと、待った?」
「…え、と…大丈夫…」
「そっか、それならよかった!先生と話してたからさぁ」
「ははっ、そーなんだ…」

なんでかな、うまく笑えない。
緊張しすぎちゃってるのか、どうしても笑顔がひきつる。
そして話題がなくなった頃、沈黙をうませないように、と彼は優しく微笑んで言った。

「…で、どうしたの?」
「ええと…あ、と…その…驚かないでというか…その…聞いてくれる?」

うまく言葉が紡ぎ出せず、よく分からない言葉になったけど、
彼はもちろん!、と笑って頷いてくれた。

「…あのね、…わ、たし…、その、す、…す、」
「……うん」

いろいろ最悪だ。
好きです、って言えばいいだけなのに言葉がでてこない。それに噛みまくり。
でもそんな私を見て、ある程度彼は察してくれたらしい。一瞬、驚いた表情を浮かべるも再び淡く、優しい笑みを浮かべて私の言葉を待った。

「………………」
「、どうしたの?」
「…だって、言いたい事、気付いてるっぽいし…」
「そうだなー、何となく分かった。自惚れじゃなければ」
「………」
「言ってくれないの?じゃあ、答えをさきに言っとくね。答えはYes。ほら、お前の言いたかったこと、言ってくんない?お前の言葉で聞きたいんだけど」

嬉しかった。もう言って、振られるという選択肢は消えた。
なのに…それなのに…

「……す、す…」

なんで言えないのかな。
これじゃあまるで…


早口言葉みたいじゃない、
(言えるまで、)(待っててください)





あとがきという名の言い訳たいむ。
お久しぶりです!そらいろですノもう受験生なものであまりPCができなくて…・ω・`
そんな僕でもよければこれからもよろしくしてくれると嬉しいな←
うんとね、はやくちことばはもうボツ作品にすればよかったよ。うんそうすればよかった。
…もう言い訳はしない。素直に謝ろう。
ごめんなさいでしたorz

ではでは、次回また会いましょう!
読んで下さり、ありがとうございました…!



 .はやくちことば. fin

5そらいろ ◆c3uu/mE0SQ:2011/07/02(土) 16:38:29 HOST:i58-95-232-211.s02.a033.ap.plala.or.jp
 

 .かえりみち.

大きな歩幅と、小さな歩幅。
私は彼に遅れないように足早に歩いた。付き合い出して、3ヶ月。
それなのに始めの頃と何も変わらない。手をつなぐわけでもなく、ただ一緒に帰る。
…いや、一緒に帰るというよりも私が彼のあとを追いかけて帰ってる。そんな感じ。

――物足りない

そう思うことも少なくなくなってきた。私じゃなくてもそうだと思う。
もっと構ってほしい。こんなんじゃ、本当に好かれてるのかが不安になってしまう。

「…………ねぇ、」
「……ん?」
「……何でもない」
「……ん」

ほら、すぐに終わっちゃう。
どうして? 私と話したくない、ってことなのかな。
もう…これまでってことかな。そもそも告白したのは私だもん。彼は優しいヒトだから断れずに今の今まで付き合ってたってことも有り得るし。
…つまりは別れ話も自分からってことか。

「………あの、さぁ」
「え?」

急に聞こえた彼の声に私は驚いた。完全に落ち込みモードに入ってた私は、慌てて笑みを浮かべて何?と返した。

「…ごめん」
「え?」

何、?どういうこと…?
何で謝るの。

「…ど、うしたの?急に」
「いや…俺ら3ヶ月もたつのに…なんか、付き合ってないときと変わらないだろ?」
「……そう、だね」

別れよう

そう言われるんじゃないか、と怖くなって私は俯いてゆっくり歩き出す。
すると、彼は足をとめた。
それに続くように私は足をとめ、彼の目を見る。別れたくない、と目で訴えるように。
すると、彼は右手を出してきた。
…何をほしがっているのか、と私は一瞬考えるもアメは今日持ってきていない。その手を見つめていると、

「……手」
「…え」
「……………っ、ほんっと鈍い!」

私がぽかん、としていると彼は少しぶっきらぼうに言い放つと私の左手を無理矢理掴み、進んで行く。
そんな状況についていけず、されるがままに進んでいくにつれ、手をつないでるんだ、と理解した。

「……手、繋ぎたかったの?」
「…っ、うっせ!」

少しからかうように聞くと、彼は顔をこちらに向けずに声をあげた。
かなりの照れようだ。今までどのタイミングで繋げばいいのか分からなかったらしい。

「…手、熱いよ」
「照れてんの」
「…顔、赤いよ」
「恥ずかしいの」
「……こっち、向いて?」

付き合いたてのカップルのような会話をする。
彼は大きく息を吐くと、ゆっくりとこちらを振り向き、淡く笑った。頬を赤らめながら。



これからも、ずっと隣にいてね。
(私を、)(不安にさせないで)







あとがき。

お久しぶりです!そらいろです。
なんやかんやしているうちに七月になっとるではないですか…!驚きだあ。
もうやばいね。受験生て自分が思ってるより忙しくてやばい。
ほんと久しぶりにPCしたよ…((
とりま、これからも頑張るんでよろしくですノ

では、ねくすとで!←
読んでくださりありがとうございました!




 .かえりみち. fin

6そらいろ ◆c3uu/mE0SQ:2011/07/26(火) 13:40:37 HOST:i60-46-133-223.s02.a033.ap.plala.or.jp
 

 . 最初から、 .

「あのさ、」
「あー、ちょっと待って」

目の前の彼の気持ちはもう私にはない。それはずっと前から。もともと女癖があった人だけど、一途なのは一途だった。
彼女がいたって、他の女の子と遊んだりはしてたけど、それでも本気と遊びのけじめはつけてくれてた。

「まじかよー…まあ、すぐそっち行くわ。うん、うん、はいはい分かった。んじゃね、うん」
「…行くの?」

私がそう聞くと彼はわずかに目を逸らしてああ、と頷く。…なんで目逸らすの。
悪いと思ってるなら、もう少し私の傍にいてよ。

「……じゃ、」

そう言って彼は私の横を通り、行ってしまおうとする。私は今までの感情がいっきに溢れ出し、思わず彼の服の裾を掴んでしまった。

「……何?」
「…もう少し、だけ、一緒に…」
「………」
「…そしたら、行っても…いいから…」

そんな言葉に彼は驚いたような表情を浮かべる。そして、近くのベンチへと腰を下ろした。
…なんで。そんなに優しいの…いっそのこと、ばっさりと言ってほしい。引き止めても、あなたはどこかへ行ってしまうほど。
そうなれば…私も諦めて別れようと思うのに。でももう駄目だ。きっともとには戻らない。
彼から別れ話は切り出してくれない。…私が言うしか、ないじゃない。

「…なんで?」
「何が?」
「…なんで私と一緒にいてくれるの?」
「お前が一緒にいたいって…」
「…私のことなんかどうでもいいのに?」
「…は、」
「ずっと気付いてたよ。段々、私のことなんかどうでもよくなってるってこと」

胸が熱い。苦しい。
でも、言わなきゃ。チャンスは今しかない。

「…、何の話だよっ」
「それでも私は、諦めきれなくて、あなたの隣にいたがってた。でも…やっぱり駄目だね。もう、あの頃みたいには…」

ああ、なんて馬鹿なんだろう。
こんなところで泣いちゃったら…また彼は優しくなってしまう。

「…俺はずっとそばに――」
「いいの、もう…いいの。無理しないで。他にできたんでしょ?好きな人」

笑わなきゃ。大丈夫。私なら、笑える。

「…大好きだったよ。今でも、大好き。でも…あの頃とは違うみたいっ」
「………、」

私ははあ、と大きく息を吐き涙でぐしゃぐしゃになりながらも、笑顔を見せた。
そして――…



「 さよなら。幸せにしてあげてね 」
(とても大好きでした、)(貴方を好きになったこと、)(後悔なんてしてないよ)









…ども、お久しぶりです。そらいろです。前回の投稿から約三週間経ってますねはい。
ちゃんと生きてますよ、そらいろは((
えとえと、今回は悲しい恋的な感じにしました。ずっとほわほわしてるようなのばっかりだったんで(嘘つきな笑顔>>2以外)、結ばれない恋もいいかな、と。
なんかよく分からない感じで終わっちゃったんですけど、女の子は勇気を出して別れを切り出して終わった感じです…よね?((なぜに聞く←
男の子は男の子で悩んでたんだと思われる・ω・`
…次は、男の目線で書いてみようかな。

とういうわけで、今回も読んでくれた方は本当にありがとうございました!
次はこれの男目線での小説でお会いしましょうぞ((決定!?←





 . 最初から、 . fin

7くれよん ◆yC4b452a8U:2011/07/27(水) 13:40:14 HOST:p159.net112139136.tokai.or.jp
初めまして!!『くれよん』と言います。

そらいろ先生の小説は読みやすいし、書き方がプロじゃないのかと...プロデビューしてほしいぐらい好きです。

私はこの小説気に入りました。

また更新楽しみにしてます。

8そらいろ ◆c3uu/mE0SQ:2011/07/29(金) 10:29:11 HOST:i125-201-160-80.s02.a033.ap.plala.or.jp

>>くれよん様

初めまして、そらいろです。
読みやすいですか!まじですか!自分で見直しながら読みにくいかなあ、とか不安だったんでそう言われると嬉しいです(・∀・)
いやいや、大袈裟すぎますよ((あせあせ/←  こんなやつがプロデビューしちゃったら世界が終わる^p^
気に入ったとか、好きとか、すごく嬉しいです!褒めるのがお上手ですね、そらいろはすぐに調子乗っちゃうんですかr(

…とまあ、読んでくださりありがとうございます!楽しみなんて…勿体ないお言葉…っ(;ω;`)ぶわ、
本当にありがとうございます。頑張ります!

9そらいろ ◆c3uu/mE0SQ:2011/07/29(金) 11:06:51 HOST:i125-201-160-80.s02.a033.ap.plala.or.jp


 .悪いのは自分で.

「好きになっちゃった、」
「…は?」

やってしまった。少し遊んでただけなのに、本気にさせてしまった。
最初は相手も遊びだって分かってたし、本気にならないことが条件でもあったしで俺も全然気にしてなかった。
…のだがついにやってしまったらしい。
俺にはちゃんと彼女もいるってのに…あいつのことは遊びでもなんでもない。本気で愛してるんだ。もちろん遊んでても、あいつと他の女は別物だ。

「いや、でも俺彼女いるって――」
「いいじゃない。これからも遊んでるってことにしておけば」
「そういうわけにもいかねぇだろ…」
「どうして…?」
「どうしてって…、」

どうして?
…どうしてだろう。やっぱり本気で愛すのは、一人なんじゃないのか。二股なんて考えたこともなかった。

「…本気で愛せるのは一人だから……」
「私のことは本気じゃなくていいからさ。…ね?」

なんなんだこいつは。
なんでそこまでして俺と一緒にいたがるのかが分からない。俺と一緒にいたってつまらないだろうに。傷付くだろうに。
…そうだ。傷付いてほしくないんだ。あいつに、自分が本気で好きなやつに。
ただでさえ、遊んじまうことであいつを傷つけてんのに、二股までしてみろ。尋常じゃないほど傷付くだろう。

「……駄目なもんは駄目なんだよ。じゃ、」

俺はそう言うと足早に相手から離れる。そして彼女と待ち合わせしていた場所へと向かう。そこには若干俯き加減で元気のない相手がいた。
遅れたことを怒ってるのかもしれない、と思いながらも近づき隣へと腰掛ける。

「…え、と…遅れてごめん」
「いいの」
「……………」

なんだよ。やっぱ怒ってんじゃねぇか。
妙な沈黙が俺らを包む、気まずい空気の中で俺の携帯が鳴った。ディスプレイにはさきほどまで一緒にいた女の名前が映っている。

「…もしもし」
『さっきは急にあんなこと言っちゃってごめんなさい。高ぶっちゃって…』
「ああ……別にいいよ」
『ほんと?お詫びとして何か奢りたいんだけど、今こっち来れる?』

…今、か。行けないと言いたいけど、なんかあいつ機嫌悪いし、たぶん会話も弾まないし、大丈夫かな。

「じゃあすぐにそっち行くわ」

そう言った瞬間、隣で大きく反応を見せてきた。それを見た瞬間俺はいっきに後悔の念が押し寄せてくる。
でももう、言っちまったもんは仕方ない。今回は我慢してもらおう。そう思ったときに、彼女は震える声で呟く。

「……行くの?」

その悲しげな表情と、今にも泣きそうな表情に俺は耐えきれず目を逸らす。…なんで目を逸らしてんだ俺。気まずいのかよ、自分で選んだ行動のくせに。彼女はそのままのトーン、表情で、

「もう少し…一緒に…そしたら、行ってもいいよ…」
「……っ」

俺は、彼女に、自分の好きな女になんてこと言わせてんだ。傷つけたくないんじゃなかったのかよ。自分が憎たらしい。
俺はそう思いながらゆっくりと彼女の隣へと腰を下ろす。そしてしばらく経ったころに彼女は頬を濡らしていた。

「……、おい」
「気付いてたよ…もう、私のことなんかどうでもよくなってるってこと…」
「…え?何の話だよっ」

俺はずっとお前の傍にいたい。
そう言いたいけど、口からでない。それに彼女は笑ってる。この笑顔を見ると、何も言えなくなってしまった。何で笑えるんだ、この状況で…
そして彼女は、この後俺が一番聞きたくなかった言葉を口にする。

「…さよなら。幸せにしてあげてね」

そう言って彼女はどこかへ行ってしまった。
…は?さよなら?

「…幸せにしてあげてって、誰を幸せにすりゃいいんだよ…俺は、お前を…」

俺に遊び癖なんかなかったら、あいつは離れていかなかったのかな。俺がもっとあいつと一緒にいればよかったのかな。
…もう、分かんね。



後悔したって、あいつが戻ってくることはない。
(人ってなんで、)(失ってからじゃないと何も見えねぇのかな)





うん、なんか違う方向に進んでしまったよ…
男の子はまだちゃんと好きだったみたい。なんだけど、一途でいてくれてるけど遊び癖のせいで彼女に好きな人ができたと誤解されて、みたいな感じなのかな。
うああああもう、自分でもよくわからんッ!(`Д´)
まあお互い、話し合えばよかったのにねという←
………よし逃げよう←


ではではねくすとで!



 .悪いのは自分で.

10そらいろ ◆c3uu/mE0SQ:2011/08/26(金) 11:14:10 HOST:i220-108-241-27.s02.a033.ap.plala.or.jp

 .違います、絶対.

現在、イライラ募り中。
横から消しゴムのカスがびゅんびゅん飛んでくるのだ。一体なぜ?決まってる。
私の隣の席のいわゆる幼なじみである男、朋生が消しカスを作っては投げ、作っては投げを繰り返しているからだ。それも私に。
こういうのは無視すればいいって誰かが言ってたような気がする。だから気付いてない振りまでしてるのに、消しカスはずっと飛んで来る。
…というか、なんか酷くなってるような気がしなくもない。

「……………ねえ、」
「ん?」

朋生は何事もないような笑顔で答えて来る。なんだこいつ。憎たらしいな、白々しくしやがって。

「やっぱ何でもない」
「え、何で!何だよ、気になるから」
「…………うざい」
「は!?」

朋生は意味が分からない、というような表情を浮かべている。私は言うだけ言うと朋生から自分の教科書へと視線を移し、黒板の文字をノートにうつす。
何か落ち着かない。なんで、なんでなんで。
私の視線は朋生に動いた。なんでかは分からない。朋生はさきほどとは違い、真剣な表情でノートにうつしている。
…横顔、格好良いな。
ふと心にでてきた言葉を私は慌てて消し去る。格好良い?こいつが?そんなばかな。ただうざいだけの、鬱陶しいだけの幼なじみなのに。

「…?」

いろんな思考を巡らせていると、朋生がこちらを見ていることに気がついた。何だろうか。何か私の顔についてるのか。

「…な、何?」
「え?いや、逆にこっちが何?なんだけど」
「は?」

わけわかんない。私はそう思いながら朋生を見る。

「いや、だってお前が俺のこと見てるから…」
「はぁ!?見てな――」

そこまで言って私はふとさきほどの事を思い出す。そういえば、私朋生の横顔見つめてた…?

「……変態」
「!?アンタの方が変態でしょうがっ」
「俺は正常だもーん、全てにおいて」
「アンタは全てにおいて欠陥してる!」
「なっ!?欠陥なんてしてねぇよ!それはお前だろうが!」

と、言い合っていると先生の凛とした野太い声が教室中に響いた。

「おーい、お前らイチャイチャするなー」
「イチャイチャ!?」
「そうかー、お前は俺のことが好きだったんだなー。まあ、照れることはない!」
「ちょっと意味わかんないし、照れてないし!」

イチャイチャしてたわけじゃない。こんなやつが好きなわけない!


こんな奴を好きなるなんて絶対ない!
(こんな、)(デリカシーのないやつなんか…)





お久しぶりです、そらいろです。
約一ヶ月ぶりですね、私のこと覚えててくれてるんでしょうか。まあ、忘れててもどうということはないんですけど!←
お盆前は自分のHPの小説更新だったりでばたばたして、お盆は色々予定がつまってて、お盆後は塾やら何やら勉強でどたばたしてまして…
全然更新ができなかったんですよね、ほんとごめんなさい。
今回の話はですね、そろそろ更新せんとやばくね?という感じで作ったので適当です、はっきり言って。
最初から最後まで迷子状態ですね。その証拠に話、纏まってませんし、恋愛にもなってないしで無茶苦茶ですからね。
どうかしてるぜ!((ドヤッ/ちょ、←

…というかまあ、正直言うとネタ切れ状態なんです・ω・`
こういう話書いてほしいとかあれば、遠慮なく言って下さいねというか言ってくれると助かります←


ではでは、次の投稿はいつになるのかなあっと。
読んでくださりありがとうございました!



 .違います、絶対.


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