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鳥籠の中の雪兎は

62 ◆Hh/9IKsAlU:2010/12/31(金) 10:49:13 HOST:softbank220001002089.bbtec.net

雪音>>
うわ、もろ間違えてやがる!←
ごめん、乃亜の家じゃなくて誄の家です、ごめんなさいorz
あれですね、ブログで乃亜って名乗ってるから混ざりましたね((

うん、殴っていいよ!←

63雪音 ◆mzHXeB1fFY:2011/01/11(火) 16:57:42 HOST:180-146-98-173f1.shg1.eonet.ne.jp
>>誄

俺の心にもお気に入り登録します!(Σ
そんなんお母さん認めない! ゆっずーれ!((

俺はどっちもこなかった(泣)←
現金でも羨ましい…! 何も貰えねえ! 誕生日も貰えなかった!
誄から愛情を貰ったよV(たひ
乃亜たんかわゆいいいいいい((ry 乃亜たんって誄から貰ったオリキャラ思いだす←

64雪音 ◆mzHXeB1fFY:2011/01/11(火) 17:03:23 HOST:180-146-98-173f1.shg1.eonet.ne.jp
お知らせ

雪音は今年受験生なので、暫く来なくなります。
とりあえず、高校行くまでは、もう更新する予定はありません。
何故こんな宣言をしたのかというと、しないとパソ子しちゃいそうだから…((
誘惑に負けて顔をのぞかす事はあるかもしれませんが、更新はしません(2回目)
スレ放棄はしませんよ! 
とりあえず、勉強に専念しますよという誓いを聞いてほしかったんですorz
まぁ、こんな時期までやってたのはすごいけどね、ある意味!

それでは、私がいない間もこんな駄小説でも見てやろうという心の広い方がいらっしゃれば、気軽に覗いて行ってください。

65なんとか生き延びてます ◆mzHXeB1fFY:2011/03/09(水) 18:13:10 HOST:112-71-99-229f1.shg1.eonet.ne.jp
お久し振りです。ゴミクズこと雪音です。
とりあえず受験終わりましたので、再びうざいほど出現しますよ!
てか↑でとりあえず来ないとか言ってる割には、まだ2ヶ月も経ってなかったんだよなぁ。
これからはパソ禁でむしゃくしゃしてた分をぶちまけていきます、わーーーーい。
新しい連載物書きたいなぁ。

66雪音 ◆mzHXeB1fFY:2011/03/09(水) 19:24:02 HOST:112-71-99-229f1.shg1.eonet.ne.jp
   【遊女に恋】※間接的にGL注意/舞台が遊郭なので苦手な方は注意


「小鳥遊(たかなし)で御座いんす」

 ゆっくりと上げたその顔はあまりにも美しくて。触れあった肌はあまりにも冷たくて。
 俺の心を一瞬にして啄ばんで攫って行ったその遊女は、まさに遊ぶ小鳥のよう――

――――

「あら、染屋の旦那ではないでありんすか!」

 小鳥遊が、俺を見るなり嬉しそうに微笑んだ。その顔にはどこにも偽りがなくて、真実の笑顔が浮かんでいる。
 
 小鳥遊は出会った時からそうだった。嘘をつかなくて、気さくで、優しくて、美しい。他の遊女は嘘と媚と白粉でベタベタに塗り固められていて、見ているだけでも吐き気がするのに、小鳥遊はそんな要素が一つも無く、他の遊女の比にもならないくらい気品ある遊女だった。
 俺にとって小鳥遊は、初めは気晴らしの場所、それから落ち着ける場所、心安らぐ場所、そして今では、何よりも変えがたい最も大事な場所になっていた。
 小鳥遊は嘘をつかない。だから、すぐに好きとか愛してるとか言う遊女たちとは違い、俺の事を愛していないから愛してると言わない。その分、彼女が以前俺に言ってくれた「わっちにとって旦那は大事な人なんですえ」という言葉は真実味があって、未だに信じてる。

「旦那、聞いてくださんし。こないだ、蝶蘭(ちょうらん)といわす可愛らしい遊女と仲良くなりんした!」

 小鳥遊は、俺が来るたびに今日あった嬉しい出来事とか、あの客は嫌だったとか、友人のように沢山話してくれる。また、俺の愚痴や悩みごとも友人のように親身になって聞いてくれる。
 心なしか、今日はいつもより嬉しそうだった。確かに、今まで小鳥遊の遊女の友達の話など聞いたことがない。

「へぇ。どんな娘なんだい」
「それはそれはまことに可愛らしくて、守ってあげたくなるような娘なんでありんすぇ。 遊女であるわっちが遊女を守るなんて妙な話でありんすがねぇ」

 無邪気に語れば、その黒真珠のような輝きをもつ黒髪が揺れた。興奮しているのか、ほんのり頬が薄紅色に染まっている。染屋の俺が羨ましいと思えるような綺麗な薄紅色に。

「小鳥遊は、本当にその娘が気にいったようだな」
「そりゃあもう。蝶蘭は髪は鶯色で、瞳は瑠璃色で……。まことに美しくて羨ましいかぎりでありんすぇ。 わっちもあのように美しくなりたいでありんすね」
「小鳥遊は十分美しいだろう!」

 蝶蘭、とかいう遊女を語る小鳥遊に、ほぼ反射的に大きな声を出してしまった。
 蝶蘭という遊女がどれほど美しいか知らないが、俺にとって世界で最も美しい女は小鳥遊だった。例え本人からでも、小鳥遊が美しくないみたいな言葉は聞きたくなかった。どこが烏だというのだ。こんなに可愛らしい小鳥だというのに。
 小鳥遊は、瞬きを繰り返し、俺の声に驚いている。

「そんな、旦那。わっちはこな地味な黒髪で、瞳は血のような赤で。まるで残飯をつつく烏のようじゃありんせんか。御世辞はいりんせんよ」
「そんな事ない。お前の黒髪は黒真珠のようで、瞳は赤椿のような赤色だ。俺にとっちゃあお前が一番美しい」
「え……」

 小鳥遊は、あはは、と大声で笑った。俺が何故笑うのだと小鳥遊を驚いて見つめると、小鳥遊は優しい笑顔で言った。

「蝶蘭も昨日、同じ事いったでありんすよ。黒真珠の髪、赤椿の瞳って。旦那と蝶蘭は似てるでありんすねぇ。そんな優しい所に惹かれたのかもしれんせん」



 『惹かれた』――――。確かに言った。その唇で確かにその言葉を紡いだ。
 小鳥遊はやっと俺に惚れてくれたのか。
 嬉しくて嬉しくて、着物の裾を握りしめ、小鳥遊を遊郭から連れ出すことを決意した。

 

 本当は、惹かれたというその言葉は、蝶蘭に向けられた言葉だったというのに。


****
やっぱりやりたくなったので、続きではなく別視線で。
セリフ多いな。もうちょっと鍛えます。水月んのリクはこの次あたりに書きたいです。

67水月 封:2011/03/13(日) 16:50:45 HOST:EM114-51-195-217.pool.e-mobile.ne.jp
やほ久しぶり!水月から水月 封になって参上!!(あんまかわんね
ブログとかも完璧つくり直しちゃいました^^いまではあのブログは・・・もうない(笑

次俺のリク書いてくれんの?!やた!雪音愛してるううううう!!!

てかほんと遊郭のGL好きだねぇ(・ω・)
十六夜道中っていう遊郭マンガが売ってるから読んでみ^^
結構おもろいで!たしかGL入ってたと思うし^^
絵も普通に好きかもwwって感じ!

68雪音 ◆mzHXeB1fFY:2011/03/23(水) 20:14:26 HOST:119-230-104-204f1.shg1.eonet.ne.jp

久し振り! 封って何か封じ込めんの?ww
ブログまた見に行くぜ!

今書いてる奴終わればなww
話思いつかねww

ほっといてーーー^q^ 設定とGLと口調が好きだから書いただけだv
何! 俺の大好物じゃないか! 探してみるぞ!

69雪音 ◆mzHXeB1fFY:2011/03/23(水) 23:04:50 HOST:119-230-104-204f1.shg1.eonet.ne.jp
    【遊女に恋】※間接的にGL注意/舞台が遊郭なので苦手な方は注意 #2


「俺と一緒に遊郭から逃げてくれないか」

 それは、本当に唐突な一言。
 いつも通り小鳥遊を指名して、いつも通り小鳥遊が嬉しそうに俺の元へ来た所で何の前ぶれもなく言った。

 小鳥遊は予想通り、目を見開いて瞬きも忘れてる。
 そして幾分か時間が過ぎた後、少し震える唇をゆっくり動かした。


「だ、旦那……わっちは……」


 大丈夫、絶対に一緒にきてくれる。
 俺の中には自信、いや確信があった。小鳥遊は俺に惚れてる筈。惚れてるんだ。確かにあの時聞いたのだから。
 小鳥遊の愛らしい口から零れる言葉は分かっている。
    「ついていく」であると。


「旦那、わっちは……」



「ついていけやせん」



 落ちた。
 
 自分の中で、何かが音を立てて落ちたのが聞こえた。
 俺の顔は期待で満ち溢れてた時のままの表情で固まってしまっている。
 その引きつった阿保みたいな表情のまま、恐る恐る尋ねる。

「なん、で……?」

 小鳥遊は辛そうに目を伏せる。
 俺が小鳥遊、と一声追い詰めるように言うと、小鳥遊はゆっくり目線を上げた。

「旦那の気持ちは嬉しいでありんすぇ。 でありんすが、わっちには此処から離れらりんせん理由がありんす」

 その言葉は俺の体を貫いた。

 俺より、こんな、薄汚れた、遊郭が、?

 その気持ちはいつのまにか口からも出ていたようで、小鳥遊は今度はすこしキツい視線を俺に送る。


「こなたの際なんで言いんす。……わっちは女人の身でありながら、1人の遊女に惚れてしまいんした」
「誰に?」

 俺は言葉のちゃんと飲み込む前にほぼ反射的に聞き返した。
 小鳥遊の言った言葉の意味は、女が女に恋をした、という事なのに。
 


「蝶蘭でありんす」



『旦那と蝶蘭は似てるでありんすねぇ。そんな優しい所に惹かれたのかもしれんせん』


 ああ。
 
 そうかそうかそうかそうか。

 『惹かれた』は、俺じゃなくて蝶蘭だったのか。


「なんで……」
「彼女は、わっちの痛みも醜さも全て受け入れてくれりんす。だからでありんしょうか……」

 それで今まで茫然とただ目の前の状況を静かに受け入れていた俺にカッと火がついた。
 そんな蝶蘭なんて薄汚いただの遊女より何度も小鳥遊と会っている俺の方が小鳥遊をずっと知っているというのに!

「何で! その蝶蘭とかいう遊女はこないだ仲良くなっただけなんだろう!」
「でありんすが……」
「俺の方がずっと小鳥遊を知っている! 愛している! 幸せにできる!」
「旦那…………」

 俺の口はまだ止まらない。
 ここまで愛する小鳥遊に対して怒りをぶつけた事はないだろう。
 小鳥遊は哀れんだ目で俺を見ている。


「大体そんなどこの男とやったかも分からない薄汚い遊女なんて――――


 パンッと乾いた音がした。
 今まで何を言っても何をしても優しく許してくれた小鳥遊が俺を殴ったのだ。


「――――申し訳ありんせん。何があっても蝶蘭の事は悪くいわないでくださんし」


 怒りがこもった右手とは裏腹に、表情は悲しげだった。今までで見た小鳥遊の中で最も悲しそうな表情で、最も激しい表情だった。


(本当に、蝶蘭を愛しているんだ――――)


「……申し訳、ありんせん……蝶蘭を誰よりも愛しているでありんす故」

 


 やり場のない小鳥遊への愛情があまりにあまり、吐き気がした。

70雪音 ◆mzHXeB1fFY:2011/03/24(木) 19:30:07 HOST:119-231-145-157f1.shg1.eonet.ne.jp
      【遊女に恋】#3*end ※間接的にGL注意/舞台が遊郭なので苦手な方は注意 

 
 それから、俺はその遊郭に行かなくなった。
 小鳥遊の顔を思い浮かべるだけで全ての景色が美しく見える、遊郭への道にも足を運ばなくなった。
 愛してる、愛してる、愛してる。ただただ1人で言葉になりきれない声で愛をずっと呟いている。口の中がなんだか塩っぽい。そうか、涙が口の中へ伝っていったのか。小鳥遊に殴られてからちゃんと物事を考えたのはそれが初めてだった。
 ずっと吐き気がする。何度か吐いた。小鳥遊が愛しすぎて、その愛情をぶつける所がなくて、俺の体内で爆発したんだ。

 もう小鳥遊に会うつもりはない。
 でも、会わなければいけない気がした。
 小鳥遊の傍に行かなければいけない気がした。

 フラフラと水分も栄養分もない体とは裏腹に、何故かむしょうに小鳥遊の元へ行きたがる心。
 今行かなければ、今愛さなければ、今一緒に逃げなければ。

 俺は小鳥遊のいる、慣れた遊郭に約一ヶ月振りほどに体を向かわせた。


――――


 籠を使うのも忘れて、果てしなく遠い道のりを走っていった。
 ようやく辿りついたその遊郭は、今日も変わらず毒々しくも煌びやかな場所――の、はずだった。

 地獄絵図。

 それが最もふさわしい言葉。
 飛び散った大量の血、全壊したかつては美しかった建物、ごろんと転がる死体、誰のか分からない片腕、誰のか分からない片足。来るたびに聞こえていた女の甲高い嬉しそうな声はもう聞こえない。聞こえるのは苦しそうな俺の耳をつく沢山の悲鳴だけ。
 あの煌びやかで華やかな遊郭が、全て血の赤に塗り替えられている。 この赤には見覚えがある。この赤は、

 
「……旦那」


 小鳥遊の瞳の色だ。

71雪音 ◆mzHXeB1fFY:2011/03/24(木) 19:33:15 HOST:119-231-145-157f1.shg1.eonet.ne.jp
       【遊女に恋】#4*end ※間接的にGL注意/舞台が遊郭なので苦手な方は注意 



「小鳥遊…………」

 突如俺の前に現れた小鳥遊の手には、細身で優雅な小鳥遊にはとっても似合わない、大きな日本刀。その日本刀も、小鳥遊の瞳と同じ赤に染められていた。小鳥遊もまた同じように赤く染まっている。他の色を含まない艶のある黒髪だから、余計に赤がよく映えていた。
 だが、不思議な事に、小鳥遊は血を浴びてはいるものの、傷は見当たらない。

「旦那、わっちは……」

 何度も何度も小鳥遊とその手に握られた刀を見比べる。小鳥遊は傷を負わず血を浴びていて、日本刀はもう他の色が見えないほど真っ赤になっていて。
 ようやく、全てを理解した。

「これも、全て蝶蘭の為……? 蝶蘭の為に、遊郭一つを落としたというのか……?」
「…………」

 小鳥遊は否定しない。
 
 小鳥遊は、たった1人の惚れた遊女の為に、自分が育った遊郭を、遊女を、客を、壊した。


 小鳥遊は静かだったが、急に顔をあげて焦った様子で俺に訴えかけた。あげた顔にも当然血が大量に付着している。

「旦那、今すぐ逃げてくださんし! わっちは旦那を殺したくありんせん! 旦那だけは見逃したいでありんす! さあ、早く!」

 俺の着物の裾を握る。
 その弱々しい左手は微かに震えていたが、確かに愛を感じ取れた。蝶蘭への、愛を。

 蝶蘭の言うとおり、逃げなければいけなかったと思う。
 だが俺は、言葉に従わなかった。

「俺と一緒に逃げよう!」
「……え」

 この間断られたばかりだというのに、それはそれは間抜けにもう一度頼み込んだ。しかし、今度は前のように冷静ではなく、気持ちが昂っていて何が何でも小鳥遊を逃がしたい一心だった。

「こんな事をしたらお前は一生表に出て来れなくなるぞ! 暗殺されるかもしれない! 俺ならお前を逃がしてやれるから!」
「でありんすが、わっちはもう引き返せない所まで来たでありんすよ……。それに、わっちはもう蝶蘭と共に生きて行く事を決めんした」

――蝶蘭が、小鳥遊を、ここまで追い込んだのか

「だったら俺が蝶蘭を殺してやる! だったら小鳥遊も蝶蘭なんかに縛られないで、俺と自由に――――



『ずっと一緒に生きてくれる』

 その言葉は繋がらなかった。
 下腹部に違和感がする。言葉が出てこない。言葉の代わりに、何かがこみあげてきたのでたまらず咳き込むと、それは血だった。手についた血を見るために視線を下にずらすと、下腹部に何か見えた。

 日本刀が刺さっている。

 日本刀の先を目で辿る。辿りついた先は、細い手。その手の持ち主をさらに辿ると、俺が一番愛している女だった。
 小鳥遊が、自分が刺した哀れな男を哀れな瞳で見つめている。

「だ……か、な……じ…………?」

 呂律が回らない。沢山を喋ろうとすると、代わりに血がこみあげてくる。
 小鳥遊は切なそうに顔を歪めていたが、日本刀を握る手は緩まない。むしろ、力が段々こめられてきている。


「わっちにとって旦那は大事な人でありんすぇ。 でありんすが、それ以上に蝶蘭が大事で愛していんす。でありんすから、蝶蘭との壁になるといわすのならば、わっちは旦那を切り捨ていんす 。旦那は蝶蘭より大事ではありんせんから」


 小鳥遊は、涙を流していた。

 そこで、俺の視界が歪み、緩やかに体が倒れて行ったのが遠のく意識の中で分かった。
 俺は、生涯最も愛した女の手によって殺された。彼女が愛したただ一人の遊女の為に。

 
 小鳥遊。遊ぶ、小鳥。
 俺の心を奪って行った可愛らしい小鳥は、実は烏。
 真っ黒い羽を何枚も落としながら、赤い眼で俺を睨み、残飯を漁るようにして俺の命を奪って行った。



****
展開はやい、文章きもい、誰も幸せになれてねぇww
文章力がここまでないのは、長い間書いてなかったからという言い訳を使っても良いですか。

72水月 封:2011/03/25(金) 19:49:23 HOST:EM114-51-20-40.pool.e-mobile.ne.jp
きもくねぇし!!
その文章力ちょっとわけろやコルァ!!←

でもこういう展開ってなんかそそるww幸せじゃないけど。
なんつーんだろ・・・グロ万歳!狂愛(?)万歳!!
旦那かわいそうだ旦那ww

そうそう、言ってた遊郭まんがさ、十六夜道中じゃなくて花宵道中でしたorz
なんかふつーに間違えてたよ・・・

73雪音 ◆mzHXeB1fFY:2011/03/27(日) 11:50:31 HOST:119-231-134-179f1.shg1.eonet.ne.jp

>>みづきん

きもいし^q^
自分の妄想をだらだら書いてたらこんな結果にorz

幸せになれない話好きなのさ←
狂愛おいしいよ(^O^)/

あ、はい了解すww
探してみるお

74雪音 ◆mzHXeB1fFY:2011/03/27(日) 13:20:24 HOST:119-231-134-179f1.shg1.eonet.ne.jp
    【繋がれた右手(鎖で)】 ※BL注意


――彼の友情は、何処か可笑しいとは思っていた。


 僕は、彼と同じ部屋に住んでいる。狭いくせにやたら家賃が高いアパートで。2人共金のない貧乏な大学生なので、一緒に住もうという話が出た時は満場一致で決定した。
 彼は僕の一番の友達。中学生あたりの頃から一緒にいる。高校も、大学も同じ学校。彼は僕なんかよりずっと賢くてもっと上の学校を狙えたのに、僕と一緒の学校に行きたいから、と、僕のレベルに合わせてくれた。
 子供の頃から、僕を一番に考えてくれる人。僕が少しいじめられていたものなら、クラス全員を敵に回してでも僕を助けてくれた。僕が万引きをしたと疑われた時は、自分がしたと罪をかぶってくれた。

 今では2人で仲良く暮らしている、はずだったのだけれど。

 彼は一緒に暮らし始めた頃からか、少し可笑しくなってきた。
 俺の携帯を勝手にチェックするし、そこに女の名前が入っているものならこれは誰だと問い詰める。近くのスーパーの女の店員と話していただけでも、二度とそのスーパーには行かないと言う。

 なん、で、君はそんな風に、なっちゃった、の、
 僕を束縛しないで!

 そう彼に訴えかけてみたけれど、とうとう僕は殴られた。
 うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいと、僕の頬に、足に、手に、腹に、彼の拳や足が何度もねじ込まれてくる。
 口に広がる鉄の味と、熱くなる殴られた箇所が怖くて寂しくて、僕はもう二度と彼に逆らわないようになった。

 それがきっかけなのか、元々計画していたのか、彼は僕の外出を一切禁止した。

 少し足りない食材を買いにいく事すら許されず、外での用事は全て彼が負う事になった。2人で必死に受験勉強をしてやっと入れた大学も、やめさせられた。
 僕はいつも1人で彼の帰りを待つ。
 どこにもいかずに1人で待てたなら、彼は上機嫌になって僕に沢山のキスをする。男同士だと言うのに。だが、それも拒めばまた彼の束縛は強まるだけ。だから毎回素直に彼の唇を受け入れる。

 2人の間には、確かに見えない鎖が存在してた。僕の体をまとわりつく鎖、彼の心をまとわりつく鎖。
 彼の為にも、そんな鎖を壊したくて。
 鎖で縛られたかのように重い唇を、恐る恐る開けた。


「……ねぇ、もう、一緒の部屋に暮らすのやめない…………?」
「…………は?」

 みるみる内に彼の表情が怒りへと変化していくのが分かった。
 
(また、殴られる)

 そんな恐怖が脳内を支配するが、僕はどうしても彼から離れたくて。

「ほ、ほら、初めは、お金がないから一緒に暮らそうっていう話だったじゃん……。僕、もう大学やめたし、このままじゃただの居候だし、親の所で暮らすよ」
「ふざけんな!」

 案の定、僕の頬に彼の怒りのこもった拳が直撃した。
 少し口の端が切れて、血が涙のようにゆっくり流れる。きっとそこに僕の涙も流れていたのだろうけど、今はこわくて痛くてそんな事が考えられない。


「お前はずっと俺の傍にいればいいんだよ! 俺が養う、ずっと大切にするから!」

 『大切にする』きっと本心なのだろうが、彼はそんな言葉とは間逆の行動――僕を殴り続ける。
 いやだ、いたい。そういう叫びが口から出せないほど、彼の拳の雨は休む暇もなく、僕に降り注ぐ。熱い体と冷たい心。

 ふと、突然彼が殴るのをやめた。
 そして僕の右手にそっと触れる。何かされるのかと思わずビクッと反応してしまったけど、彼の指先は先程までの激しさはなく、切なくて優しい指先だった。


「なあ。お願いだよ、どこにもいかないでくれよ…………ずっと俺の傍にいてくれよ……」


 僕の右手が彼の冷たい両手に優しく包まれる。彼の暖かい涙が手の甲にぽとりと落ちる。
 もう、僕は彼から逃げたいなんて気持ちはなくなっていた。

 
 彼の以上なほどの情は、友情? 愛情?
 もう何も分からなくなるほど。

 それでもこの繋がれた2人の手の鎖を断ち切る事ができなかったのは、2人を束縛する鎖を断ち切る事ができなかったのは、

 

 
 結局の所、僕も彼を――――



****
みづきんリクの束縛物です。
ていうか束縛なのか?;; ちょっと危ないだけの人のような。

こんな汚い文章いらないだろうけど、みづきんにこの文字の羅列を贈呈しますorz
煮るなり焼くなりお好きにどうぞ←

75水月 封:2011/03/27(日) 21:58:10 HOST:EM114-51-0-89.pool.e-mobile.ne.jp
うはああああああ!!!!
なんだこれ!なんだこれ!
ものっそいにやにやがとまらないんだけど!
やっぱBLってすばらしい!!!!束縛最高!!!!

え?!てかもらっていいの?!
ほんとにもらっちゃうよ?!もらっちゃうよ?!!
というわけでさっそくサイトに堂々と飾らせてもらうわ!!

ありがとゆっきん(`・ω・´)!!
次の話も楽しみにしてるよ!!!

76雪音 ◆mzHXeB1fFY:2011/04/02(土) 21:22:29 HOST:180-146-74-175f1.shg1.eonet.ne.jp
>>水月

え、こんなクズでいいの^q^
必死に考えた結果があんなに散らかったやつだよwww
みづきんのサイトが汚れてもいいならどうぞv

まあ暇だったらまたリクでもしてくれ
のそのそ書くからノシ

77雪音 ◆mzHXeB1fFY:2011/04/16(土) 17:09:43 HOST:119-231-156-246f1.shg1.eonet.ne.jp
    【夢待ちアリス】

 
 今日も昨日も明日も同じ絵本を読んでは眠りにつく
 レースが施された表紙を見つめては呟く

「いつになったら私を迎えに来てくれるの?」

 ねえ兎さん ねえ兎さん
 早く私の前を横切って
 知らないフリして穴に落ちたいの

 『アリス』の名前を持った少女
 かつてのアリスのように不思議の国に行きたいけれど
 いつまでたっても白い兎は現れない
 砂糖菓子のような世界はまだ遠い

 
 焦がれ続けた夢に出会えないまま朝を迎える
 毎朝ママが起こしにくるたび呟く

「いつになったらあの国で冒険をできるの?」
 
 ねえ兎さん ねえ兎さん
 早く時計の時間を気にして
 知らないフリしてハートの女王に会いたいの

 『アリス』の名前を持った少女
 もう不思議の国へ行くためのお洋服は用意してるわ  
 淡い水色ワンピースたっぷり白レース
 でも飴細工の世界はまだ遠い


 紅茶には砂糖もミルクもいらない
 甘いマカロンもパイもいらない
 にやにや笑う猫も気が狂った兎にも会えなくてもいいから

 どうかあの不思議の国に行けますように!


 
 『アリス』の名前を持った少女
 いつまで眠ればあの夢を見られるのでしょうか?
 砂糖菓子のようにミルクティーのように
 甘い飴細工の世界で永遠に



****

グロいのしか書いてなかったので乙女チックのをと;;
歌詞風

78雪音 ◆mzHXeB1fFY:2011/05/07(土) 13:41:53 HOST:119-231-177-63f1.shg1.eonet.ne.jp
   【心拍数】

 この音はいつも僕の耳にまとわりついている。
 生まれた時から、一度も止まる事を知らず、死ぬときまでこの音は永遠に僕の体の奥底で鳴り響いているのだろう。
 とく、とく、一定のリズムが僕の生を刻んでいく。狂うことのない変わる事のないリズム。この音色、音量、響き、どんなに願っても僕の耳から離れる訳がないのだ。
 誰よりも何よりも僕から片時も離れる事のなかったオト。それはこれからも永遠に変わる事のない事実。
 例えば、僕が勉強している時、眠りについている時、誰かを愛した時、誰かを殺した時、笑った時、泣いた時、狂った時、呼吸した時。
 僕はいつも見張られている。嗚呼気味が悪い。吐き気がする。
 僕が何をしようとその音は僕から離れて行く事を許さない。
 僕が最後の呼吸を終えるまでその音はニヤニヤと僕の死にゆく様を見届けるまで鳴り続けるのだ。

 そんな事実に耐えられなくて僕は――――――、

 
 
 自ら、その音を、止めた。
 ぐしゃり。音が止む。

79雪音 ◆mzHXeB1fFY:2011/05/07(土) 14:21:09 HOST:119-231-177-63f1.shg1.eonet.ne.jp
   【「一緒に」】

「一緒にいこう」

 小さい頃からの口癖。
 君はまるで妹で、僕はまるで君の兄。2人ずっと仲良くいました。
 何をするにも一緒。一緒に遊んで、一緒に寝て、一緒に学校へ手を繋いで行く。周りからは『本当の兄妹みたいね』微笑ましいことだと笑顔を向けられていた。僕は君が大好きで、ずっと一緒にいてあげると記憶がないくらい小さな頃から誓ってたんだ。

「お兄ちゃん、わたしお友達から借りたおもちゃ壊しちゃった」
「一緒に謝りに行こう」

 僕が君と一緒に怒られてあげるよ。
 君の事が大好きだから。
 
「お兄ちゃん、わたし算数わからない」
「一緒にお勉強しよう」

 僕が君と一緒に悩んであげるよ。
 君の事が大好きだから。

「お兄ちゃん、わたし欲しいお洋服があるの」
「一緒に買い物行こう」

 僕が一緒に似合う洋服を選んであげるよ。
 君の事が大好きだから。

「お兄ちゃん、私受験勉強しないとダメなの」
「一緒に頑張ろう」

 僕が一緒の学校に行ってあげるよ。
 君の事が大好きだから。

「お兄ちゃん、私学校行きたくないの」
「一緒に休もう」

 僕が一緒に家にいてあげるよ。
 君の事が大好きだから。

「お兄ちゃん、私好きな人ができたの」
「一緒に努力しよう」

 僕が一緒に恋焦がれてあげるよ。
 君の事が大好きだから。

「お兄ちゃん、私嫌いな人がいるの」
「一緒に殺そう」

 僕が一緒に共犯になってあげるよ。
 君の事が大好きだから。




「お兄ちゃん、私遊園地行きたいの」
「一緒に行こう」

 いっしょに、いこう。
 君の事がだいすきだから。 

「お兄ちゃん、私死にたいの」
「一緒に逝こう」

 いっしょに、いこう
 きみのことがだいすきだから

 ずっと一緒だよ

80 ◆YLdWB0/d2s:2011/05/12(木) 19:42:22 HOST:p5246-ipad207okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
雪音さん、1年ぶりでしょうか、半年ぶりでしょうかw
結ですっ。
久々にのぞいてみたら・・・全部読んでしまいました〜。
相変わらず、文章の構成がウマすぎます!
趣味程度で書いた僕の小説も途中でばったり(´・ω・`)
ですが今回は、こつこつと毎日適当に(?)綴ってたもんをちょっと
挙げてみるかな、って気になって覗いてみましたよ・・フフ
雪音さん、応援していますっ!

81雪音 ◆mzHXeB1fFY:2011/05/13(金) 16:15:05 HOST:119-231-191-164f1.shg1.eonet.ne.jp
>>結さん

うぎゃ――――お久しぶりです!
久し振りに結さんを見れてハアハアしてまs(
全部読んでくださったんですか!? 後悔しませんでしたk(( ありがとうございますV
小説再び書くんですか!? ぜひ拝見させていただきます!いやだと言ってももう遅i(殴
ありがとうございます、頑張ります*

82 ◆YLdWB0/d2s:2011/05/13(金) 22:47:28 HOST:p5190-ipad11okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
はいw
というかもう書きあげちゃってマス。誤字脱字文法メチャクチャですが!w
走り書きというか、こうなったらいいなーって思いつくまま書きました。
お互い、頑張りましょうね(*^_^*)

83水月:2011/07/14(木) 00:22:02 HOST:EM114-51-160-14.pool.e-mobile.ne.jp
久々ですな!

相変わらずの神文やばつ!
やっぱ狂った愛っていいよなww狂愛最高!!
「一緒にいこう」ってやつほんとに兄妹でもいいんじゃないかな!

84雪音 ◆mzHXeB1fFY:2011/07/20(水) 20:33:08 HOST:119-230-104-206f1.shg1.eonet.ne.jp
>>結さん

いえいえ俺に比べたら神だと思います、きりっ
はい^^ また拝見させていただきます

>>水月

おーw
基本えげつないのしか書けないよねw思考が歪んでるから俺ww
確かに← はじめから兄妹をモチーフにしてはあはあしながら書いたらよかた☆


最近携帯の方での小説にはまってますが生きてます放置ぷれいじゃないです←

85水月:2011/08/22(月) 20:54:35 HOST:w42.jp-k.ne.jp
携帯の方の小説…だと?!

なんだそれぜひ私に教えなさい←
いやこれ放置プレイ極まりないよ!いくらどMなうちでもこたえるよ(´・ω・`)

86雪音 ◆mzHXeB1fFY:2011/12/03(土) 09:07:27 HOST:119-231-151-32f1.shg1.eonet.ne.jp
>>水月

まあまたメールででも教えるさw
そろそろ私の残念な脳内がネタ尽きたようです^q^

87雪音 ◆mzHXeB1fFY:2011/12/03(土) 09:22:41 HOST:119-231-151-32f1.shg1.eonet.ne.jp
  【願い】

「おやすみ」

 いつものように挨拶をして、眠りにつく君。
 
「おやすみ」

 もう聞いてはいないんだろうけど、君の優しい髪を撫でながら返した。

「ごめんね」

 小さく謝りながら、君の首に手をかける。
 力が加わるにつれ、愛しさも比例するように強くなっていった。

 大好きな君、愛しい君。
 誰よりも愛していた。ずっと一緒に生きていたかった。

「さようなら」

 願わくば、来世で結ばれますように。


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