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皆鯖候補投下スレ

1名無しさん:2014/07/13(日) 23:23:02 ID:7HofuI4Q0
皆鯖候補を投下するスレです。
TYPE-MOON板からの転載・推薦候補の投下等にお使いください。

現在の候補一覧 http://www13.atwiki.jp/minasava/pages/492.html


テンプレート:

【真名】:
【元ネタ】:
【解説】:

【備考・アピールポイント】:
 キャラクターイメージ・思い入れ等をどうぞ。

299名無しさん:2023/09/09(土) 20:19:41 ID:Wp3EroPQ0
【真名】:ボーウス
【クラス】:アーチャー、アサシン、アヴェンジャー
【元ネタ】:北欧神話、『デンマーク人の事績』
【解説】
 ゲスタ・ダノールム(デンマーク人の事績)に登場する半神。北欧神話の司法、復讐の神ヴァーリ。
 英雄として描かれるホテルス(北欧神話のホズに相当)最後の敵。

 オーティヌス(北欧神話におけるオーディン)が息子バルデルスを殺された復讐を遂げる為に
 ルテニアの王女リンダに強引な手段で産ませた子であり、最終的にホテルスとの相討ちという形になる。

 北欧神話におけるヴァーリもまたバルドルを殺してしまったホズに対しての復讐者としてオーディンが産ませた子である。
 ヴァーリは一夜にして成人し、ホズを殺害。
 その後は強大な射手となり、強運ゆえか百発百中の腕前だったとも。

 またオーディンの息子ではなくロキの息子ヴァーリも存在し、
 こちらのヴァーリはバルドルの死のロキに対する報復として、狼の姿に変身させられた。

【備考】
・実験スレで制作したバルデルスを参考にするならば、神核スキル持ちか。
 またヴァーリの要素、弓も混ぜて宝具は対象への報復の一撃となる矢にできるか。

・実験スレで制作したドリシュタデュムナが持つ「願望の受諾者(殺害)」も持たせられるか。
 また射手として千里眼も持たせられるかもだが、キアラの千里眼(獣)みたく罪を見抜くとかそんな効果にできたり?

・ロキの息子ヴァーリすら取り込むと狼化→ウールヴヘジン→ベルセルクという事でベルセルクスキルに近いモノも持たせられるかも?

300名無しさん:2023/09/09(土) 20:25:14 ID:Wp3EroPQ0
【真名】:パラメデス
【元ネタ】:ギリシャ神話
【クラス】:セイバー?、ライダー、キャスター
【解説】
 ギリシャ神話に登場するトロイア戦争で戦ったアカイア側の武将の1人。
 父は海神ポセイドンの息子であり、航海術の達人のナウプリア王ナウプリオス。
 母はクレタ島王カトレウスの娘クリュメネーと言われている。

 トロイア戦争での大きな功績といえば狂人を演じ、従軍を避けようとしたオデュッセウスの企みを見抜いた事がある。
 経緯を語る話は複数種類があるが、オデュッセウスの息子テレマコスを剣で殺すかのように振る舞う、
 あるいはテレマコスをオデュッセウスが耕している鋤の前に置くなどし、オデュッセウスを従軍させた。
 しかしこれによりオデュッセウスの怒りを買い、後々パラメデスは無実の罪を着せられ処刑される事になる。
 こちらの話も複数の種類があるが、概ねパラメデスはトロイア勢との内通を企てたという事で処刑される。
 但しこれによりアカイア勢はナウプリオスの怒りを買う事になり、トロイア戦争以後に報復が行われた。

 パラメデスは智勇兼備の英雄であるとされ、ケイローンに学んだと言われ、また学びに来た時には独学で既に師を上回る知識を持っていたとも言われる。
 いくつかのギリシア文字、数、度量衡、将棋(チェス)の駒、賽子などを発明したとも言われる。
 軍組織を整備して軍司令官や百人隊長を設けた、星々の運行を人々に教えたとも。
 アルゴス市内の運命の女神テュケーの神殿にはパラメデスが制作し奉納した賽子があったという。
 
【備考】
・酷い死に方ではあったがオデュッセウスに並ぶ知恵の持ち主だったとか。

・宝具は運命の女神に奉納された賽子やその他発明か。
 賽子は運命への干渉?駒は軍組織整備と併せてそれで遠隔操作できる軍勢?

・ギリシア文字発明者という事で文字を使ったエンチャント?のような事もスキルで可能か。

301名無しさん:2023/09/16(土) 17:58:31 ID:l3xTgZ9w0
【真名】 ジョゼフ・フーシェ
【元ネタ】史実
【クラス】アサシン
【解説】
 フランス革命、第一帝政、フランス復古王政時代の政治家。近代警察の原型となった警察機構の組
織者にして、秘密警察の創始者。「サン=クルーの風見」「リヨンの散弾乱殺者」「冷血動物(カメレオン)」、「千里眼」などの異名をとる。
 平民出身で船乗りの家系であったが体が弱く、30歳まで教会で物理と数学の教師をしてい
た。社交クラブでであったマクシミリアン・ロベスピエールと交友を深め、一度はロベスピエールの妹と
婚約を結ぼうとするほど仲が良かった。
 還俗して選挙に当選し、パリの議会で最初に
座った席は多数派である穏健派ジロンド党であり、急進派のロベスピエールとは対立する立場に
あった。しかし、ルイ16世の処刑では死刑票に投じて堂々と急進派に鞍替えし、一層ロベスピエールに
睨まれた。
 政争を逃れて総督とし派遣された地方では共産
主義的訓令を発布し、富裕層、教会、市民達から一滴の血も流すことなく集められた大量の金銀財宝
や鉄、食料、2万の新兵は議会に送られ、急進派の最先鋒として知られるようになる。
 また、議会の要望でリヨンに派遣され、リヨンの市民を虐殺する任務を預かる。死刑対象者のあまりの
多さから、受刑者自身に墓穴を掘らせ、200人纏めて大砲の散弾を浴びせるという方法を取り2000名
を虐殺したことから、「リヨンの散弾乱殺者」と恐れられるようになる。
 パリに帰った時には議会のメンバーが半分消え、ロベスピエールが独裁権を握っており、リヨンでのことを議会で猛烈に批判された。これに対しフー
シェは、ロベスピエールが所属するジャコバンクラブの総裁に選ばれることで、彼の議会での発言権
もを握る立場となった。しかし、直後にクラブから除名され、粛清リストの最上段に名前が上がることに
なる。フーシェは裏で隠れて議員達を説得してまわり、熱月9日、テルミドールのクーデターを成功さ
せ、フランス革命を終わらせる。
 この後、議会を追われて明日の食べ物にも困る極貧生活を送っていたが、バラーに密偵として雇わ
れてクーデターを支援、見返りとして警務大臣の地位を得る。同時に秘密警察を組織し始め、またたく
間に国内外に緻密な情報網を敷き、あらゆる党派、権力者、有力者を監視し、フランスのことで彼に
知らない秘密、陰謀は無かった。
 クーデターを企むナポレオンにドッキリを仕掛け
て彼らに冷や汗をかかせるものの、クーデターを支援してナポレオン政権下でも警務大臣を務める。ナ
ポレオンの妻や秘書なども買収し、公私ともに監視していたことから、危険視されていた。
 外務大臣タレーランとは犬猿の仲であったが、遠征中、二人が宴会で仲良く談笑していたところ、そ
れを聞いたナポレオンが最前線をほっぽりだして全速力で帰ってきた。一度の敗戦より、彼らの結託の
方が恐ろしい。再び遠征中、ナポレオンが不在のフランスにイギリス軍が進行してくるも、国民兵を
動員してこれを退却させ、フランスを救った。

302名無しさん:2023/09/16(土) 18:01:24 ID:l3xTgZ9w0
 皇帝の名を騙ってイギリスとの和平交渉を勝手に進め、ナポレオンに激怒されるが、公爵位を貰っ
てオトラント公爵となる。この時、再び警務大臣の地位を追われるが、職務引き継ぎの際に秘密の書類
を処分したりして秘密警察機構を破壊して行ったのがバレて、再び激怒される。見つかったらマズい手
紙を隠し持っていたフーシェはイタリアを必死に逃げ回り、捜査の網を逃れた。
 ナポレオンが敗戦し、復古王政の時代、ナポレオンがエルバ島から脱出した報を受けた政府はフー
シェに助けを求めるが、これを拒否、書類を整理すると称して自宅の窓からはしごで降りて逃走した。
 百日天下の際、警務大臣として再び復帰する。しかし、フーシェは裏でイギリス、オーストリア、王党
派、議会らと結託してナポレオンを退位に追い込んでいた。これに気付いた彼は「このナイフを手に
取って余を刺せ!それでもお前がやってることよりまだ忠義というものだ!」と激怒した。結局、フーシェが
ナポレオンの手から退位宣言書を受け取った。
 フーシェはインチキで臨時政府の首班となって戦後処理を行い、ナポレオンをパリから追い出
し、重臣、元老院、民衆、軍部の反対を押し切ってルイ18世にフランスを売り渡した。このことで、結果的
にフランスを救うこととなった。
 警務大臣に就くが、マリー・アントワネットの娘がキレて、タレーランに引導を渡される形でフランスを
永久追放された。死ぬまで敵対者の情報を握り続けることで、保身に成功した。
 ナポレオンからは、「同時に何カ所にも存在することができる特技の持ち主」と称され、「完全無欠な
裏切り者」だと一度も信用されたことはないが、同時に「裏切り者からだけ本当のことを知ることがで
きた」とも供述している。
【備考】
 ナポレオン、ロベスピエール、カルノー、バラー、タレーランや、フランスのあらゆる党派にボロクソに非
難され、後世からは、「過去において最も罪深く、将来においても最も危険な人物」、文豪バルザックか
らは「知る限り最も強い頭脳」、「当代における最も優れた桁外れの人物であると同時に、また最も見
誤れた傑物」と称されている。ツヴァイクの伝記が有名。
 アサシンと言うよりは、裏からあらゆる情報を操り、相手を陥れる策謀家。情勢を見極めて扇動する
だけで、自身では決定的なことは何一つしない。
 酷く痩せていて運動は大の苦手だが、隠れることと逃げることは得意。三度の飯よりも集めた情報
の書類に埋もれて分析することが好きらしい。戦闘力は皆無だが、リヨンの件から、自身は動かず大砲
をぶっぱなす世にも珍しいアサシンになるかもしれない。 「同時に何カ所にも存在することができる特
技の持ち主」というナポレオンの評が再現されたらとんでもサーヴァントになりそう。宝具は秘密警察
の情報網か、サーヴァントをボッシュートできる退位宣言書かもしれない。

303名無しさん:2023/09/27(水) 07:43:01 ID:lMwAWy5k0
【真名】:アコロン
【元ネタ】:アーサー王伝説
【クラス】:セイバー
【解説】:
 アーサー王に使えた騎士。
 騎士としてアコロンは凡庸であったが、王への誠実な性格は城内で有名であった。
 しかし、一つ周囲から懸念されることがあった。
 彼は妖姫モルガンの愛人だったのである。
 ある時アコロンは、モルガンの陰謀によりアーサー王とお互いに鎧兜で武装し、正体を知ることなく決闘を行うことになった。
 この時アコロンはモルガンより王の武器である「エクスカリバー」と「アヴァロン」を受け取っており、王を追い詰めていくが、
 アーサーは、相手が自分の武器を使っている事に気付き、アヴァロンをはたき落とした。
 すると全身から血が吹き出したアコロンを、アーサーは切り伏せ、決闘に勝利した。
 アーサーが騎士に名を尋ねると、「アーサー王に仕える騎士アコロン」と答えた。
 この時、この決闘はモルガンの陰謀である事に気付き、アコロンは王への謝罪を続ける中、息を引き取った。
 彼の遺体はモルガンの下に送られ、モルガンは遺体にすがり付き彼の死を嘆いた。
 彼女はこの時、アコロンが決して失ってはいけない存在だと気づかされたのだった。

【備考・アピールポイント】:
○モブ系(?)セイバー
・アーサー以外でエクスカリバーとアヴァロンを持って来れそうな鯖
(恐らく宝具としての質は大幅ダウン)
・アーサーに仕えた騎士であって円卓の騎士ではない?
(ステータス低め?)
○モルガンの愛人で多分、本気で愛されてた可能性有り?
・本家モルガンが三重人格の持ち主?
(精神防御or理解系のスキル)
・女神の寵愛的なスキル持ち?
○決闘の際、鎧で完全武装
・不貞隠しの兜系の宝具orスキル?

304名無しさん:2023/09/27(水) 17:36:10 ID:lMwAWy5k0
【真名】:エドウィン・S・ポーター
【元ネタ】:史実、映画史
【クラス】:キャスター
【解説】:
 「アメリカ映画の父」と呼ばれるD・W・グリフィス以前に活躍した映画黎明時代の映画監督。
 ポーターの映画人としてのキャリアはエジソン社の撮影技師として開始し、
 トリック映画や風刺映画など、いずれも数分に満たない記録動画的な映画撮影に従事していたが、
 1903年の“アメリカ消防士の生活”で初めて映画の中にストーリーを持たせた。
 同作では、異なる場所で同時に起きるシーンを繋ぐクロスカッティング撮影法が初めて実践されたほか、
 同年に公開された最古の西部劇“大列車強盗”のラストシーンでの、
 観客の意表を突くクローズアップ技法を用いたラストシーンは、後世でも非常に有名。
 “大列車強盗”の大ヒットによって、ニッケルオデオンと呼ばれる5セントで入場できる常設型映画館が多く築かれることになった。
 ポーターは“大列車強盗”の大ヒット後も野心的な作品を数多く手がけるが、1909年にエジソン社から独立。
 この独立は失敗し、3年で会社を手放す。それから別の会社でも数本の映画を撮ったが1916年にはその会社も退社。
 それからポーターは映画業界から遠ざかるが、彼が初めて用いた技法は、
 先述したグリフィスの手によって、より効果的な演出に洗練され、またより普遍的なものへと進化を遂げた。
 映画と言う文化は、芸術の域にまで高められたのだ。

【備考・アピールポイント】:
 ・エジソンの部下。
 ・グリフィスのせいで影が薄いけど「西部劇の父」と呼ばれる映画監督。
 ・スキル候補として陣地作成は条件付き、道具作成は(偽)はほぼ確定で、撮影技法とかが固有スキルとなるかもしれない。
 ・或いはニッケルオデオンが陣地宝具とする手もあるし、“大列車強盗”のラストシーンも宝具になり得る。
 ・まあサーヴァントとして強くはないが、自尊心の塊たるルキウスやピョートルに寄生することは容易いと思われる。

305名無しさん:2023/09/27(水) 17:41:09 ID:lMwAWy5k0
【元ネタ】史実
【クラス】アサシン
【真名】メッサリナ
【解説】
 ローマ皇帝クラウディウスの皇妃。
 淫蕩にして残忍で強欲、その名自体がそれらの代名詞となるほどの悪女。
 ローマの名門貴族に生まれた彼女は、年長の貴族であったクラウディウスと結婚。
 そのクラウディウスはのちにカリグラの跡を継いで皇帝となり、彼女も皇后となるが
 即位以前からクラウディウスとの夜の営みについては予てから不満を抱いており、
 皇后としてなってからはその奔放さ(もとい淫奔さ)は悪化。
 連日パーティを催しては男を漁り、それでも性欲が収まらず、身分を隠して娼婦として活動する、
 シリウスなる懇意の元老院議員と二重結婚をするなどやりたい放題であった。
 そのシリウスと結託して、クラウディウス暗殺を企てて帝国の私物化を図るも、
 彼のブレーンたる解放奴隷のナルキッススの耳に入ったことで先手を打たれ、シリウスもろとも処刑された。
 一説には、彼女は自殺の猶予を与えられるが、自分では死ねずに結局殺された。
 クラウディウス帝は彼女の死を報告されても何の感慨も抱かず、ただ「ワインをもう一杯」と返答するだけであった。

【備考・アピールポイント】:
 ・クラウディウス帝はその後“あの”小アグリッピナと結婚し、次代の皇帝たるネロはメッサリナの娘のオクタウィアと結婚した。
 ・娼婦としての源氏名はスキッラ(或いはリュキスカ)。
 ・乳房を黄金色に、女性器を赤色に染めて男を漁り、一日に数十人を相手にしたすさまじい精力の持ち主。
 ・自殺猶予の間から結局殺されるまでのごく短時間に「どうすれば助かるか」という思考・計略を止めなかったと言う。

306名無しさん:2023/09/27(水) 18:14:07 ID:lMwAWy5k0
【真名】:八百比丘尼
【元ネタ】:八百比丘尼伝説
 八百比丘尼(やおびくに)とは、人魚など特別なものを食べたことで長寿になった比丘尼である。
 その伝説は全国にわたって分布しており、数多くのパターンが存在する。
 白比丘尼(しらびくに)とも呼ばれる。800歳まで生きたが、その姿は17〜18歳の様に若々しかったといわれている
 地方により伝説の細かな部分は異なるが大筋では以下の通りである。

 多くは庚申講などの講の夜にてある男が、見知らぬ男などに誘われて竜宮や島などにある家に招待され供応を受ける。
 そこで男は人魚の肉が料理されているのを見てしまう。
 ご馳走として人魚の肉が出されるが、男は気味悪がって食べず、土産として持ち帰るなどする。
 その人魚の肉を、男の娘または妻が知らずに食べてしまう。それ以来その娘は不老長寿を得る。
 その後娘は村で暮らすが、夫に何度も死に別れたり、知り合いもみな死んでしまったので、出家して比丘尼となる。
 村を出て全国をめぐり、各地に白い椿等を植えたりする。
 やがて最後は若狭にたどり着き、世を儚み洞窟にて入定する。その場所は小浜の空印寺と伝えることが多く、齢は八百歳であったといわれる。

【備考・アピールポイント】
・キャスターのクラスが合ってるようにも思えるが、食べた人魚の肉の解釈しだいではフォーリナーにもできるかも…?
・人魚の肉を取り込んだことで魔力炉心が出来上がったとかにすると多少は戦えるかも
 ただ非戦闘のサポート型鯖にもなりうる?
・不老長寿の肉体が宝具となるか。リジェネ効果、耐久上昇のような効果か?
・一応仏門系なので高速読経等も持たせられるか?

307名無しさん:2023/10/01(日) 12:03:57 ID:vWohaXu20
実験スレ19で貼られた
ボズヴァル・ビャルキのスキルと宝具案

ボズヴァル・ビャルキ
宝具、スキルはバーサーカー、セイバーになっているが別にそれ以外のクラスでも構わない。、

鮮血改造:A
 血液に含まれる因子を対象の肉体に取り入れ強化するスキル。
 バーサーカーの場合、彼自身の兄弟を血を取り入れる事で強大な力を手にした。
 また、魔獣を討伐した際にその血肉を仲間に喰わせる事で臆病な者を強靭なる戦士に変えたという。
 戦場で返り血を浴び続ける事でバーサーカーは更なる力を手に入れより強靭な戦士へと生まれ変わってゆく。


『誉望齎す犂星(スニルティル)』
ランク:A- 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
 岩盤に突き刺された選定の剣。持ち主に三度までの勝利を齎すという魔剣。
 鞘から抜き出す事で刀身からは唸り声が鳴り響き人類種である程、恐慌、混乱などの状態異常を付与させる。
 また一度でも鞘から出れば剣に刻まれた因果律を操作するという権能じみた因果剪定の呪いが発動。
 セイバーが敗北するという可能性を全て排除しセイバーが勝利するという未来のみを残す。
 但しこの勝利を齎す範囲というのはセイバー個人のみを指す為、軍勢規模に勝利を齎す程の力はない。
 更にこの能力を三回使用した場合、三回目発動時に『誉望齎す犂星』を破壊するべく、大神の鉄槌が魔剣に向けて降り注ぐ。
 更に竜種を葬った事から対竜種に対して特効効果を持ち併せている。
 伝承ではクラキ王の支配地域を荒らす竜種を屠る為に一回、最後の戦いでは二回使用している。

『犂星覆う氷河(トリール・ビャルキ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 兄ソーリルから譲り受けた魔法の鞘。
 周囲のマナを収集し、蓄積、一種の魔力生産保管工場を端末化させたようなもので、
 鞘に収められた剣は魔力を付与、または補充する事が可能。
 前述の『誉望齎す犂星』が消費した魔力は、この宝具に収める事で回復できる。
 この宝具によりマスターが不在でも呼び魔力として流用出来る。

308名無しさん:2023/10/01(日) 12:06:54 ID:vWohaXu20
実験スレ19で貼られた
>>252の藤原保昌の宝具案

『岩切・宝生の懐太刀(いわきり・ほうせいのふとたち)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 愛用の刀である岩切と酒呑童子が持っていたという宝生の懐太刀が習合した宝具。
 鬼種を討ったという伝承と鬼種が持っていたという矛盾する二つの性質を持つ。
 懐を隠し持っていたという事から不意打ち攻撃に対する有利な補正が掛けられ、
 斬り付ける事で酒呑童子に由来する酒気を帯びる事で相手に混乱状態を与える。

309名無しさん:2023/10/01(日) 12:08:40 ID:vWohaXu20
実験スレ19で貼られた
>>95のイエティの宝具案

『獄雪霊峰(ヘラ・サガルマータ)』
ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~60 最大捕捉:500人
 極寒の環境形成する吹雪の嵐を発生させる結界。
 魔力で発生させた豪雪地帯はアサシンの存在を不確定な物として定義させる。
 結界内では前を見るのも困難なほど荒れた吹雪が降り注いでおり、積もった雪に脚と捕え敏捷ランクが1ランク低下してしまうが「地形適応」などのスキルで回避が可能となっている。
 また、極寒の冷気を操る事で氷の矢などを生成し、攻撃に転じるという芸当が出来る。

『極黒の断罪(カーラ・パアー)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 マハーカーラとしての眷属である側面の励起。
 大黒天に代わり不遜者を裁き罰する。
 真名開放する事でマハーカーラの武具を一時的に借り受ける事で悪を断罪し人の世に公正さを取り戻す事にある。
 借り受ける武具はいずれにしても神造兵器であり本来の担い手ではないアサシンだが武具の機能を十全に引き出す。
 マハーカーラとしての側面を全面に出している為、本宝具発動中は『獄雪霊峰』を使用する事は出来ない。

310名無しさん:2023/10/01(日) 12:11:00 ID:vWohaXu20
実験スレ19で貼られた
>>295の山中鹿之介幸盛の宝具案

『月天祈願・七難八苦(われにしちなんはっくをあたえたまえ)』
ランク:C+ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 滅亡した尼子家再興のため三日月に祈った逸話、三日月の前立てに鹿の角の脇立ての兜や天下五剣の一振りである三日月宗近を所有した逸話、
 そして自身が死ぬまで三度に渡り尼子再興運動を続けた史実が合わさり昇華された宝具。
 (クラス名)がダメージやバッドステータスを負い窮地に陥ることで自動的に真名解放が為され、攻撃性能及び防御性能が向上する。
 ダメージやバッドステータスが蓄積してより深い窮地に陥ることで最大三回まで発動し、
 最終段階まで発動した状態の(クラス名)は大英雄レベルのサーヴァント相手でも互角以上に渡り合うほどの性能を発揮する。

311名無しさん:2023/10/04(水) 21:35:43 ID:F4YknROs0
>>307~>>310 一応ここサーヴァントを紹介する場なので思い付いたスキル等は個人で保存するか専用のスレ建ててそっちに載せてくれると助かる。
後、過去スレ探ったら凄いマイナーな鯖見つけたので解説文を少し手直しして掲載。

【元ネタ】伝説・民話
【真名】那須の国造(なすのくにのみやつこ)
【クラス】ライダー
【解説】
昔、栃木・福島・茨城県境の八溝山にはどう猛な八岐大蛇が住んでいた。
 この大蛇退治の勅命を受けた那須の国造(くにのみやつこ)も相手が強すぎて手も足も出なかったという。
 そこで国造は以前から噂で聞いていた天津速駒を探しに甲斐駒ヶ岳へと赴いた。
 この天津速駒は建御雷神の霊から生まれたとされる勇猛果敢な名馬であるとされる。
 この馬は両方の肩に生えた銀色の翼で天空を飛び、夜は山頂で眠るという不老不死の神馬であるとされる。
 またこの馬には病状な人でも近く寄るだけで身体全体に活気が漲る不思議な力を持っていた。
 しかし、この速駒は雪が積もっている山の峰々をさまよっていてとてもじゃないが見つける事は困難を極めた。
 それでも水に不自由する夏場になると、速駒にとって千古に秘められる泉である姫ヶ泉に水を求めて出ていくという。
 国造はさんざん徘徊の末、姫ヶ泉で水を飲んでいる速駒を見つけた。。
 しかしただ近づいたのではとても捕まえられる相手ではなかった。
 国造は絹の衣を着て這って徐々に近づいて行った。
 速駒はそれを雪だと思い油断している隙をみて手綱をつけて捕らえることができたのでした。
 次に、北アルプスの乗鞍岳から天安鞍(あめのやすくら)を借り受け、同じく立山から天広盾(あめのひろたて)を、槍ヶ岳からも天日矛(あめのひぼこ)を借り受けました。 こうして暴れん坊の神馬からも決して落ちない鞍、相手の数に応じて広がる盾、矛先が燃える槍を持った那須の国造は天空を飛翔する天津速駒に跨って大蛇退治へと八溝山に向かった。
 すると八溝山から、すざましい大旋風が巻き起こり、毒の霧が立ちこめました。
 しかし速駒にの前ではなんの障害にもならず、毒霧の間を掻い潜り八岐大蛇に近づきついに退治に成功した。
 その後、甲斐駒ヶ岳にまいもどった天津速駒はいまも雪の積もる峰々や谷々を彷徨っているという。

【備考・アピールポイント】:
・なお、1928年(昭和3)発行された「旅と伝説」や1930年(昭和5)の「山の伝説」には、神馬天津速駒のすむのは中央アルプス編(駒ヶ岳)としています。
・同書によれば毎年、12月二の中の日には、神馬が風にかけて阿弥陀如来を乗せて善光寺の駒返橋まで来ると伝えられていると記載されています。
・山梨県北杜市(旧北巨摩郡白州町)の竹宇駒ヶ岳神社の由緒によると、
 南アルプスの甲斐駒ヶ岳(2967m)には昔から、神馬・天津速駒(あまつはやこま)という不老不死の白馬がすんでいたという伝説があります。
 聖徳太子に献上されたという逸話もあります。
・宝具候補は山々から授かった天安鞍、天広盾、天日矛、天津速駒だろうか。
 天日矛は矛先が炎で燃えていて天広盾は敵の数に応じて大きさ変わる代物。
 天津速駒はタケミカヅチの分霊らしい。
 こうしてみると和製ペルセウスって印象がある。
・スキル候補は大蛇退治した事から神秘殺し、天津速駒を捕まえる際に雪と誤認させて近づいて捕まった事から周囲の環境にある程度擬態するスキル?になるんだろうか。

312名無しさん:2023/10/25(水) 10:17:40 ID:qqH6U1SA0
【真名】:盗跖
【クラス】:アサシン、バーサーカー
【元ネタ】:中国古文献、「荘子」
【解説】
 古代中国、春秋戦国時代の魯の国、あるいは黄帝の時代の盗賊。
 9000人もの部下を率い、女はさらい牛馬は奪い、村々の家を壊していった。
 その最後は大往生であったという。
 中国では盗賊、悪人の代名詞だが大変な知恵者であったらしく、古代の偉人、聖人と比較されていた。

 荘子は著書「荘子」の中で、無為自然に生きるべきだと説くために、盗跖を改心させようとした孔子を論破させている。
 この話の中で孔子は「生きた虎の髭を撫でてそれを編むように無謀な真似だった」と言っている。
 また劉邦による韓信の粛清後、韓信の腹心を尋問し謀反をそそのかした罪で処刑しようとしたが、その者は「跖の狗、堯に吠ゆ」
 (飼い犬は主人が盗賊でも主人には吠えず、相手が聖人であろうとも主人以外の者に吠えるもの。主人である韓信のために働くのは当然である)
 と弁明して釈放された。

 「荘子」の中で盗跖は盗人の五徳として"聖"、"勇"、"義"、"智"、"仁"を説き、
 聖とは盗むものを吟味すること、勇とは盗みに入る度胸のこと、義とは仲間を先に逃し最後に逃げること、
 智とは盗めるかどうか判断すること、仁とは盗んだものを均等に分配することとし、
 盗人も五徳を持って道に従わねば立派にはなれないとした。

 また唐の詩人・杜甫は「孔丘盗跖倶塵埃(孔子も盗跖も死んだら同じ塵だ、生きているときは楽しもう)」という詩を読んだという。

【備考】
・盗賊として大暴れしたら後世で無為自然に生きる象徴みたいな感じになっている。
 アサシンもやれなくはないだろうが大暴れしてたそうなのでバーサーカーも向いているかも。

・宝具は盗人の五徳か。
 他にも部下たちを後世の「跖の狗、堯に吠ゆ」から犬化させてもいいかもしれないし、本人も孔子論破の逸話から虎化させてもいいかも。

・スキルは知恵のスキル(プランニングor掠奪の姦計か)、秩序特攻スキルといったものか。後はアイテム強奪スキルか。

313名無しさん:2023/10/26(木) 09:07:51 ID:ASQA8CNc0
【真名】:京阿波根実基
【元ネタ】:『球陽』
【クラス】:セイバー
【解説】
 唐名・虞建極とも。文献上に記録のある沖縄の素手格闘術の武術家としては最古の人物。
 当時の琉球王国の国王・尚真王の命令により、王家の宝剣「治金丸」を研ぎに京へ渡航し、
 研ぎ師に研がせたが、その研ぎ師は治金丸を偽物にすり替えて京阿波根に返却した。
 京阿波根はそれとは知らず、帰国後に偽物であることが発覚したため、尚真王は彼に本物を探すように命令した。
 再び上京した彼は滞在すること3年にして、ようやく件の研ぎ師を捜し当て、本物の宝剣を取り戻した。
 尚真王はこれを大いに喜び、褒美に京阿波根に領地と新たな位階を与えたという。
 しかし、その後京阿波根の名声は高まり、無私にして剛直な性格も災いし、ついに首里城で暗殺されてしまった。
 彼の暗殺の様子は琉球王国の正史とされる歴史書『球陽』に描かれており、「建極、手に寸鉄無く、但空手を以て童子の両股を折破し」
 とあり、京阿波根が徒手空拳で暗殺者の童子の両股を折った様子が記されている。

 暗殺こそされたものの、死に際にの超人的な立ち回りからか沖縄県・糸満市には、
 京阿波根が母の胎内にいた頃、堕胎しようと鉄を飲んだために全身が鉄となっていたとする伝承が存在する。

【備考・アピールポイント】:
・貴重な琉球の英雄。剣にまつわる逸話も存在するが、徒手空拳の方が強いタイプのサーヴァント。
・クラスは治金丸と手刀からセイバーを想定。
・スキルは琉球空手や3年間研ぎ師と本物の宝剣を探し続けた執念深さに由来するスキルとか?
・宝具は治金丸と刺客の両脚をへし折ったカウンターだろうか?治金丸の方は皆鯖産の尚巴志が参考になりそう

314名無しさん:2023/10/27(金) 05:10:26 ID:drDUUC8I0
【真名】蔡倫
【元ネタ】史実
【クラス】キャスター
【解説】
 製紙法の改良者として知られる後漢の宦官。
 人格の誠実さや工作知識を買われ、和帝の治世にて
様々な武器や道具の製造技術を研究する尚方令の職に任命される。
 以前の時代では竹簡や絹織物が紙として利用されていたが、
蔡倫は樹皮や麻クズ、破れた漁網などの廃棄物から現代の紙に通じる「蔡侯紙」を発明。
 蔡侯紙はその絶大な利便性により、当時の社会に普及していくこととなった。
 紙の製造以外にも弩や剣の開発に携わり、和帝への諫言役や
古典の校正役としての務めも果たしたという。
 最期は和帝に変わって後漢の実権を握った安帝の命によって、
服毒死を強いられるという不遇の末路を遂げるが、
現代中国においても紙の守護神として畏敬を集めるなど、
その功績は今日に至るまで決して忘れられてはいない。

【備考・アピールポイント】
・グーテンベルクと並んで、印刷物の歴史に多大な影響を及ぼした人物。

・中国史上屈指の名宦官。確実に属性は秩序・善と思われる。

・誤解されがちだが紙その物の発明者ではなく、製法の改良者。

・スキル候補としては道具作成、王佐の才が挙げられる。

315名無しさん:2023/10/27(金) 15:23:58 ID:drDUUC8I0
誤字があったので修正版を投下

【真名】蔡倫
【元ネタ】史実
【クラス】キャスター
【解説】
 製紙法の改良者として知られる後漢の宦官。
 人格の誠実さや工作知識を買われ、和帝の治世にて
様々な武器や道具の製造技術を研究する尚方令の職に任命される。
 以前の時代では竹簡や絹織物が紙として利用されていたが、
蔡倫は樹皮や麻クズ、破れた漁網などの廃棄物から現代の紙に通じる「蔡侯紙」を発明。
 蔡侯紙はその絶大な利便性により、当時の社会に普及していくこととなった。
 紙の製造以外にも弩や剣の開発に携わり、和帝への諫言役や
古典の校正役としての務めも果たしたという。
 最期は和帝に代わって後漢の実権を握った安帝の命によって、
服毒死を強いられるという不遇の末路を遂げるが、
現代中国においても紙の守護神として畏敬を集めるなど、
その功績は今日に至るまで決して忘れられてはいない。

【備考・アピールポイント】
・グーテンベルクと並んで、印刷物の歴史に多大な影響を及ぼした人物。

・中国史上屈指の名宦官。確実に属性は秩序・善と思われる。

・誤解されがちだが紙その物の発明者ではなく、製法の改良者。

・スキル候補としては道具作成、王佐の才が挙げられる。

316名無しさん:2023/10/28(土) 05:27:03 ID:.wkgsjbA0
【真名】:マルティン・モニス
【元ネタ】:史実、「マルティン・モニスの偉業」
【クラス】:セイバー
【解説】:
 1147年のリスボン攻防戦に参加したというポルトガルの伝説的な騎士。
 伝説ではモニスはポルトガル王アルフォンソ1世の指揮下のキリスト教軍に参加し、
 リスボンの攻囲戦においてはムーア人の城(後のサン・ジョルジェ城)の門が開いていることに
 気づいたモニスは単身で門へと攻め込み、ムーア人守備隊の閉門作業を妨害した。
 モニスが自らの体で持って閉門を阻止することで、仲間の騎士達はそこから
 城内に攻め込むことが出来たが、仲間を入城させるとモニス自身は絶命してしまった。
 文字通り身を呈して門を確保したモニスの英雄的行動に敬意を評し、
 その城門は「マルティン・モニスの門」として知られるようになったという。
 歴史学的な観点では資料の乏しさや信憑性からマルティン・モニスのエピソードは実在性に欠ける伝説と扱われる一方で、
 サン・ジョルジェ城のふもとには「マルティン・モニス」の名を冠した大きな広場があり、
 地下鉄の駅名にもなっている上に彼の姿を模した大理石の彫刻が飾られ、人々に親しまれている。

【備考・アピールポイント】
・侵入経路を死守するという一芸特化なサーヴァント。
・騎士であり剣と盾を構えた姿で描かれることに加え、仲間の道を「切り拓く」という面からセイバークラスが相応しいか
・殉教者として讃えられている面からスキルは殉教者の魂、門が開いていることに気づく洞察力から騎士の武略あたりをスキルで持ってそう。
・宝具は侵入経路を死守した逸話からあらゆる陣地の侵入経路を生み出すとか?
・或いは「マルティン・モニスの門」をそのまま持ってきて十字軍兵士を呼び込むとかでもいい

317名無しさん:2023/10/28(土) 15:56:11 ID:afK9LV3U0
【真名】:ワリャリョ・カルウィンチョ
【クラス】:ライダー?、バーサーカー
【元ネタ】:『ワロチリ文書』
【解説】
 南米ペルー、ワロチリ地方の神話・宗教を先住民の語りを元に書き留めた文書『ワロチリ文書』に記載されたワカ(山岳の神)。
 『ワロチリ文書』に曰く遥か昔、ヤナ・ニャウカ(古き黒)とトゥタ・ニャウカ(古き闇)というワカがあった。
 このワカの時代は「プルム・パチャ(みじめな世界)」、人間は「プルム・ルナ(みじめな人間)」と称されていた。
 後にワリャリョ・カルウィンチョによってそれらは破れ、ワリャリョは勝利の後に人間に生気を与えた。
 ワリャリョは2人以上子供を育てることは許さず、2人目以降は自分が食べ、気にいった1人はその親によって育てられた。

 ワリャリョの時代、死者は5日後に蘇り、作物は植えてから5日後に実った。
 人々は畑を広げてたくさん増えたものの、かえって困窮して生きていた。
 畑をつくるために、山の頂上や斜面を掘り返し耕してばかりいたが、作物は得られなかった。
 鳥たちは非常に美しく、光り輝く黄色や赤色のオウムやカキ(ミツバチあるいはハチドリ)だった。
 後にパリアカカというワカにワリャリョは敗北、鳥たちはワリャリョの創造物と共に、アンティの地方に追いやられた。
 パリアカカとの戦いにおいてワリャリョは火を、パリアカカは水を武器とし、ワリャリョは水の力に敗れたという。

【備考】
・神なのでかなり召喚できるかギリギリなのだが、神の座を追いやられたという事で零落モードならなんとか…?
 もしくはアステカのケツァルコアトル式で依り代に宿った状態か。
・スキルとしては火関係、食人関係、鳥の使役(使い魔スキル?)か。
 黒と闇を倒した逸話もどうにかスキルor宝具にできるか。
・宝具は死者が5日後に蘇る、作物が5日後に実る等の現象で生命力の活性化か

318名無しさん:2023/10/31(火) 18:46:25 ID:k35DZc4.0
いろいろ調べてたらギルガメッシュよりも古そうな魔女を見つけたので掲載

【真名】:サグブル
【クラス】:キャスター
【元ネタ】:『エンメルカルとエン・スフギル・アナ』
【解説】
 古代メソポタミアのウルク第1王朝の王であるエンメルカルとアラッタの君主であるエン・スフギル・アナ。
 その戦いを語る伝説『エンメルカルとエン・スフギル・アナ』に登場する女神ニサバの町エレシュの魔女。
 「賢女」の異名を持つ。

 物語の流れとしてはある時エン・スフギル・アナはウルクを服従させる為にエンメルカルに使者を送るも、手厳しい返答を受ける。
 相談役より対決から手を引くよう助言を受けるもエンメルカルに従わないと誓うエン・スフギル・アナ。
 そこに亡国ハマジから魔術師ウルギリヌナがやってくる。
 ウルギリヌナはアラッタの重臣アンシガリアに対しエンメルカルを服従させることができると申し出る。
 アンシガリアは資金提供に同意し、ウルギリヌナはエレシュに向かい、エンメルカル所有の羊や牛達が乳を出さなくなるよう妨害する。
 家畜を任されているマシュグラとウレディナはこれを目撃し、太陽神ウトゥに助けを求める。

 ウトゥは魔女サグブルを呼び寄せ、ザグブルはウルギリヌナと対決する。
 ウルギリヌナが巨大な鯉を出せば鷲を出し捕えさせ、羊を出せば狼を出し捕えさせた。
 更にウルギリヌナが牛、アイベックス、ガゼルと出していけば獅子、豹、虎を出し食べさせた。
 ウルギリヌナはサグブルに命乞いをするも、彼女はウルギリヌナの人々を飢えさせようとした行いを許さなかった。
 ウルギリヌナは死に、ユーフラテス川に投げ捨てられた。

 この事を知ったエン・スフギル・アナは敗北を認め、エンメルカルに服従したという。

【備考】
・そこまで目立つような人物でもなく情報も英語wikiぐらいでしか見れない。
 だが時代が古くエンメルカル時代ならギルガメッシュよりも古い。
 ちなみに女神ニサバは穀物を司る、書記、学問の女神だとか。

・宝具は太陽神ウトゥ関係になるのか。ウトゥは正義の神という事で悪党の元に導くとかそういう効果も?

・スキルは高速神言、啓示、太陽神の加護も持たせられるか?

319名無しさん:2023/11/06(月) 10:44:49 ID:xMhMPfqc0
【真名】:スピタメネス
【クラス】:アサシン
【元ネタ】:史実
【解説】
 アケメネス朝ペルシア時代のソグディアナ、バクトリアの豪族であり、ソグド人の将軍。
 アレクサンドロス率いるマケドニア軍によってペルシア軍が破れるとバクトリア総督ベッソスはダレイオス3世を暗殺、自らを王と称した。
 スピタメネスはベッソスとともにアレクサンドロスに敵対するものの、ベッソスが敗れバクトリアを追われると共にソグディアナに逃走。
 そこで仲間とともにベッソスを捕らえ、身柄をアレクサンドロスに引渡して降伏した。

 しかしアレクサンドロスがシルダリヤ川方面へと向かった後、スピタメネスは反乱を起こす。
 マラカンダを包囲した後に将軍パルヌケス率いるマケドニア軍が救援のために送られたことを知ると包囲を解き、
 深追いしてきたマケドニア軍歩兵2,000、騎兵300を全滅させた。
 またバクトリアを攻撃したがバクトリアのサトラップに撃退され、
 その後アレクサンドロスとの直接衝突を避け、マラカンダ奪回へと向かってくる彼の到着前にマラカンダを引き払って行方をくらました。

 そしてスピタメネスはスキタイ人やマッサゲタイ人などと同盟を結び、ソグディアナ各地の都市住民を組織して軍事力を保持。
 アレクサンドロスが占領地に残したマケドニアの守備隊などを襲撃し、追討軍が現れた時あるいは現れる前にただちに撤退する戦法を取った。
 それを1年以上にわたり続けマケドニア軍を撹乱した。
 アレクサンドロスは新たにギリシア人傭兵部隊を増援に迎えて兵力を確保、抵抗都市に対し占領後完全に破壊、住民を強制移住させる鎮圧戦を行う。
 彼の指揮下の将軍達も反乱鎮定に大規模に動員され、スピタメネスの活動範囲は次第に縮小していった。
 そしてマケドニア将軍クラテロスとの戦いで敗北、勢力が大きく減退し、更にガバイの戦いで将軍コイノスに敗れる。

 追撃から逃亡を繰り返すも、最後は味方によって暗殺されたと言われる。
 逃亡に疲れた妻によるものとも言われるが、いずれにしてもその首はアレクサンドロスに献上された。

【備考】
・裏切って裏切って裏切られた感じの人。イスカンダルも結構手を焼いた。
 反乱のカリスマ、仕切り直し、友誼の証明、工作軍略辺りのスキルを持ち、ねちっこい戦法を取り続けるイメージ。

・宝具はかつて率いた者たちの亡霊使役+裏切り人生の具現的な感じでメディアさんみたいな…対軍版ルールブレイカー?
 あるいは人と他者との繋がりを希薄化して、マスターからのサーヴァントへの魔力補給を滞らせる感じの

320名無しさん:2023/11/12(日) 16:00:03 ID:J4fqKB.s0
【真名】:フェイレフィース
【クラス】:セイバー?
【元ネタ】:『パルチヴァール』
【解説】
 中世ドイツの詩人ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハの作品『パルチヴァール』に登場する人物。
 フェイレフィース(まだらの息子)・アンシェヴィーン。
 パルチヴァール(パーシヴァル)の異母兄でもあり、騎士としての能力は弟と同等である。

 パルチヴァールの父ガハムレトは黒人の女王ベラカーネを手に入れるも冒険心にかられ去って行き、
 ベラカーネは悲嘆の内に子供を産み、白と黒の斑の肌をしたその男児は、フェイレフィースと名付けられる。
 その後フェイレフィースは父を探し軍隊を率いてヨーロッパに向かった。
 アルトゥース(アーサー)所持の如何なる物よりも価値のある宝石を所持し、
 旅の途中でインドを通過し、いくつかの東洋の領域を支配下にいれたという。

 そしてフェイレフィースはパルチヴァールと出会い、お互いの正体を知らぬままに戦う事になった。
 この戦いの中でヴォルフラムは「この異教徒をキリスト教徒から分ける事は出来ない」「彼ら二人は一つ」と語った。
 二人は互角に戦うもののパルチヴァールが剣で斬りかかった所、
 剣が折れてしまいフェイレフィースは剣を持たない相手とは戦えないと戦いを止めた。
 そして二人はお互いが兄弟である事を知り、アルトゥースの提案でフェイレフィース歓迎の宴が開かれる。
 そこに聖杯城の使者クンドリーエが現れ、パルチヴァールが新しい聖杯王に選ばれた慶事を伝える。
 フェイレフィースは異教徒ではあったが共に聖杯城に向かった。

 聖杯城に入ったフェイレフィースには聖杯を見る事は出来なかったが、聖杯王の妹であり聖杯を捧げ持つレパンセ・デ・ショイエに恋をし、
 結婚する為に洗礼を受けた所、聖杯を見る事が出来た。
 フェイレフィースとレパンセはインドへ向かい、二人の子ヨーハンはキリスト教を伝道していく事になった。
 ヨーハンは司祭ヨーハン(プレスター・ジョン)と呼ばれたという。

【備考】
・パーシヴァルと対等の実力を持つ兄。FGOに実装されているパーシヴァルとは関わりがないかもしれないが英霊の座には居そう。

・異教徒であったフェイレフィースがキリスト教徒のパーシヴァルと和解したという所、
 出生がフランス人の父と黒人の母を持つ所から(異なる)神性由来からのダメージを軽減する宝具orスキルとかも持たせられる?

・『パルチヴァール』においてフェイレフィースはパーシヴァルと対等に扱われた。
 英語wikiではパーシヴァルは兄と戦った後「自分自身と戦っていた」みたいな事を言ったらしい。
 セイバークラスでの作成の場合、ランサー:パーシヴァルの持つロンギヌスの槍の力を借りて剣に宿す宝具として使えるか?
 (その場合ギャラハッドとベイリンに加えてパーシヴァルによる三重拘束がかかっている?)

・スキルは黄金律、守護騎士、妻からの縁で聖杯の加護は持っているか。

321名無しさん:2023/11/12(日) 16:02:55 ID:J4fqKB.s0
【真名】:フェルグス・マク・レーティ
【元ネタ】:フェルグス・マク・レーティのサガ
【元ネタ】:セイバー
【解説】
 アイルランドの伝説に語られる、かつてアルスターを治めた王。
 彼もまた魔剣カラドボルグを所有する。

 ある時フェルグスが水辺で眠っていると、水の精霊たちに水中に引きずり込まれる。
 しかしフェルグスは目覚め、水精たちを脅し海・池・湖でも呼吸ができるようになる靴を手に入れた。
 その靴の力で入る事を禁じられていたロッホ・ルドラゲ湾に侵入すると水竜ムイルドリスに遭遇し、その邪眼を目撃する。
 陸地に逃げ帰るも顔は恐怖で歪んだままになり、王座も失う事になる。

 7年後、家中の鏡を取り外して生活していたが、鞭で打った女奴隷ドルンに顔の事を指摘され、
 ドルンを殺した後に再びムイルドリスの元へと向かう。
 海を血で染め、二日間の戦いの後ムイルドリスを仕留めるが、自身もその後死亡した。

【備考】
・その昔本スレで作成された「フェルグス・マック・ロイ」はこの人物の要素も取り入れているが、
 今回は別個の人物としての作成はどうか。
・スキルは水除けの加護、竜殺し、戦闘続行だろうか。
・宝具はカラドボルグだろうが差別化するなら対人規模カラドボルグみたいな感じに?

322名無しさん:2023/11/12(日) 16:05:15 ID:J4fqKB.s0
【真名】:真君李弘
【元ネタ】:『太上洞淵神呪経』
【クラス】:ルーラー、セイバー?、キャスター?
【解説】
 四世紀末頃、長江下流域の民間信仰教団によって作られた『太上洞淵神呪経』という道教経典。
 それに語られる天地が壊滅する時に現れ、善人を救い次の新たな天地に移す救世主とされる存在。

 太上洞淵神呪経に曰く、新しい世界が来る時、甲申の年に大水が中国を襲い天下を滅尽し人民は悉く死ぬ。
 しかしこの経典を授けられた者は九龍が降り迎え善人と悪人を選び分ける。
 そしてその後に真君は来るという。

 太上老君とも関係付けられる存在であり、その化身であるともされる。

【備考】
・日本語で得られる情報は少ないがかなりスケールのデカい人物。
・クラス候補は悩ましいがルーラーか、
 太上老君が七星剣持ってたりする話があるのでセイバーに?あとキャスターか。
・宝具は洪水になるのか。
・スキルは対邪悪、カリスマ系、神性あたりか?思想鍵紋も持たせられる?

323名無しさん:2023/12/08(金) 16:14:28 ID:QNOOVn5k0
【真名】:フーシャング
【元ネタ】:『王書』
【元ネタ】:アーチャー
【解説】
 古代イランの2代目王であり、初代王カユーマルスの孫にして、3代目王タフムーラスの父。
 フーシャングの父スィヤーマクはアンリ・マユの息子が率いる軍勢との戦いで殺され、フーシャングはカユーマルスにより育てられる。
 アヴェスターにおいてはハオシュヤンハの名で知られ、女神アナーヒターを祭ってその加護を得て王になったという。

 成長すると王の宰相を務め、戦争で父の仇を討ち、それを見届けた王が世を去った後に王位を継いだ。
 仇を討った時に率いた軍勢は人間ばかりではなく、妖精、獣も加わっていた。
 そして捕らえた悪魔の皮を剥ぎ、首を切ったという。

 その後40年間在位し、冶金術を発明して鉄の農具を作り、灌漑を整備した。
 まや家畜や毛皮の利用を広めた。

 ある時大蛇が突然現れ、それを殺そうとフーシャングは石を投げた。
 蛇は逃げたが、石が岩に当たって火花が散るのを見たフーシャングは火を作る方法を発見し、
 神からの贈り物だと感謝を捧げ、家臣や動物を集めて宴会を開いた。
 これが「サデの祭り」の創始だという。

【備考】
・ダビデ式アーチャー。文化的功績も高い。
・宝具は投石で着弾地点から炎を発生させて攻撃する感じのイメージ。
・スキルは拝火の善王、対邪悪、女神の加護、使い魔(動物全般?)辺りか。(文化的功績を見ると道具作成、陣地作成も候補に入るかも)

324名無しさん:2023/12/08(金) 16:18:30 ID:QNOOVn5k0
【真名】:ペルセポネ(あるいは冥界のザクロ)
【クラス】:キャスター、アサシン、(冥界のザクロなら)プリテンダー?
【元ネタ】:ギリシャ神話
【解説】
 ゼウスとデメテルの娘でありハデスの妻である冥界の女王。
 水仙、ザクロ、蝙蝠を象徴とする。

 ある時ペルセポネが美しい水仙の花を摘もうとした時、黒馬に乗ったハデスが現れペルセポネを冥界に連れ帰った。
 その後ヘルメスからペルセポネを解放するようにとのゼウスの意思を伝えられたハデスはペルセポネを解放する。
 しかしその際ハデスはペルセポネにザクロの実を差し出し、空腹に耐えかねたペルセポネはザクロの実の中にあった12粒の内
 4粒、あるいは6粒を食べてしまった。
 「冥界の食べ物を食べた者は、冥界に属する」
 その神々の取り決めがあった為ペルセポネは食べたザクロの数だけ冥府で暮らす事になり、1年の内1/3、もしくは1/2、冥界で過ごす事になった。
 冥王の妃となったのだ。

 デメテルは娘が冥界に居る時期は地上に実りをもたらさなくなり、これが冬、あるいは夏の始まりだという。
 そして娘が地上に戻ってくる時期はデメテルの喜びが満ち溢れる春という季節となり、ペルセポネは春の女神ともされる。

 またギリシャ神話の怪物セイレーンは誘拐される前のペルセポネに仕えていたニュンペーだったとも言われ、
 ペルセポネを探す為に鳥の翼を得たとも言われる。

【備考】
・通常の聖杯戦争ではペルセポネは召喚できないだろうが、ペルセポネを被った冥界のザクロならばあるいは?ペルセポネ・ロアー?

・宝具はエレシュギガルが参考になるかもだが、ザクロ主体だとザクロ召喚して誘惑し食べたら冥界の住人、しもべになる宝具とか?

・スキルは女神の神核、セイレーンのバックアップ(歌声?)、使い魔(蝙蝠?)、四季に関してのスキルか。

325名無しさん:2023/12/08(金) 16:21:53 ID:QNOOVn5k0
【真名】:アダム(知恵の樹の実)
【元ネタ】:『創世記』 ほか
【クラス】:プリテンダー
【解説】
 アブラハムの宗教における神によって土塊と息吹より創られた原初の人間。
 エデンの園を耕し守るものとして男として創られ、楽園に置かれる。
 神はアダムに「園の樹の全てから果実を取って食べてよいが、知恵の樹の実は食べてはならない」と命じた。
 その後、神は彼を助ける妻としてアダムの肋骨から女……イヴを創り、
 「産めよ増えよ地に満ちよ、そしてそれを征服せよ。」と祝福した。

 しかし、イヴは蛇(悪魔、サタンとも)に唆され、エデンの園の中にある
 神に食すことの禁じられていた知恵の樹の実を口にし、またアダムもそれを食すように仕向けた。
 果実を口にしたことで、知恵を得たアダムとイヴは互いが裸であることに気づき、互いに身体をイチジクの葉で隠した。
 また、神からはアダムとイヴが隠れている姿が見えたため、何をしているのかと尋ねると
 アダムは自分が裸であることを恐れて身を隠したと答えた。
 神が知恵の樹の実を食べたか尋ねると、アダムはイヴがくれたから食べたと答えた。
 アダムとイヴが禁忌を犯し、善悪の知識を知る者となったことを知った神は
 生命の樹の実を食べて永遠の命を得ることがないよう、二人をエデンの園から追放した。

 楽園から追放されたアダムは食糧を得るために働き始める。
 また、イヴとの間にアベルとカインの兄弟をはじめとした、たくさんの子をもうけた。
 『創世記』曰く、アダムは930歳で死んだとされている。

【解説②】
 エデンの園にあるという知恵の樹(善悪の知識の木とも)に実る果実。
 神に「知恵の樹の実は食べてはならない」と命じられながらも、アダムとイヴがそれを破り食したことから「禁断の果実」とも呼ばれる。
 知恵の樹の実はいかにも美味しそうで目を引き付けるとされる。
 人間を神に背かせようという蛇によって最初にイヴが「あの樹の果実を食べさせないのは食べたら高位の力が得られるからに違いない。
 あれを食べれば永遠に生き続けられ、神と
同様に賢くなれるかもしれない」
 という趣旨の内容で唆され、その果実を口にし、イヴの勧めでアダムもまた知恵の樹の実を食したという。
 アダムとイヴは知恵の樹の実を食したことで裸の姿を恥ずかしいと思うようになり、イチジクの葉で陰部を隠すなどの知恵を得た。
 しかし、神が事の次第を知り、知恵の樹の実を食べた人間が生命の樹の実までも食べ、
 永遠に生きる恐れがあることから、アダムとイヴはエデンの園を追放されてしまった。

 知恵の樹の果実の正体は林檎・イチジク・バナナ・葡萄など諸説ある。
 また、男性の喉頭隆起……俗に言う喉仏はキリスト教圏では「アダムの林檎」と呼ばれ、
 男性に喉仏があるのはアダムが知恵の樹の実を食べる際に果実を喉に詰まらせた名残であるとされている。

【備考・アピールポイント】:
・もはや説明不要な最初の人類&禁断の果実。
・真名はアダム→アダムズ・アップル、あるいはアダム・マールス?
・神の似姿として創られた原初の人間アダムの肉体を知恵の樹の実が羽織ったカタチ
・スキルはアダムの肉体由来のスキルや食べれば知恵を得る実ゆえの、叡智系スキルになりそう
・アダムの林檎(喉仏)の由来から魅惑の美声とかも解釈次第では持たせられる
・宝具は知恵の実に由来する叡智、あるいは「食したら必ず死ぬことになる」点から死の概念の付与とかもありえる

326名無しさん:2023/12/11(月) 08:30:29 ID:a0gLLrpg0
【真名】:ミノス
【クラス】:ランサー・バーサーカー・ルーラー
【元ネタ】:ギリシャ神話
【解説】
 主神ゼウスと神妃エウロペの子にして、クレタ島にクノッソス宮殿を築き、エーゲ海を支配したとされる王。
 伝説上の王とされるが、クノッソス宮殿遺跡が発掘されたことにより、実在した可能性があるとも言われている。
 ミノスはラダマンティス・サルペドンの兄弟達と共にエウロペと結婚したクレタ島の王・アステリオスに育てられた。
 ミノスは養父アステリオスの下で成人すると、太陽神ヘリオスの娘であるパシパエを妻とし、
 彼女との間にアンドロゲオス、アリアドネ、パイドラらの子をもうける。
 養父の死後、ミノスはクレタ王の後継は長子の自分である主張し、ラダマンティスはこれを支持したが、
 サルペドンは納得しなかったため争いとなり、これに勝利して王位を継承した。
 ミノスは王位継承の証として海神ポセイドンから与えられた牡牛を、彼に捧げることを誓う。
 しかし神の牡牛が惜しくなり、本来捧げるべきものとは別の牛を捧げた。
 約束を反故にされたポセイドンはパシパエに牡牛に欲情するように呪いをかけてしまう。
 パシパエは想いを遂げる為に工匠ダイダロスに相談して作成させた牝牛の像の中に入り、
 牡牛と交わった結果身ごもり、人の体に牛の頭を持つ怪物ミノタウロスを出産した。
 この怪物の扱いに困り果てたミノスはダイダロスに命じて「決して出られぬ迷宮」を造らせ、
 この迷宮で怪物を隔離し、アケナイから怪物への生贄として少年少女を要求した。
 しかし要求に憤った英雄テセウスが自ら生贄に志願し、ミノタウロスは彼に退治されてしまう。
 またテセウスの迷宮攻略に際して、彼に恋したミノスの娘アリアドネが製作者であるダイダロスに攻略法を聞きに行ったという。
 ミノスはダイダロスがアリアドネに知恵を授けたことを罰し、彼とその息子であるイカロスを迷宮(あるいは塔)に幽閉する。
 ダイダロスは脱出の為に鳥の羽を蝋で固めた翼を身につけて空を飛ぶことに成功したが、
 ともに脱出したイカロスは太陽に近づきすぎて蝋が溶けたため墜落死した。
 ミノスは逃げ出したダイダロスを追跡したが、ダイダロスを庇うコーカロス王の娘たちに
 入浴中に熱湯を浴びせられ呆気なく死んでしまったという。
 ミノタウロスの誕生ならびにイカロスの死の元凶とも言える横暴な王としてのエピソードを持つ一方で、
 優れた立法者としてクレタ島に善政を敷き、その功績を評価され、死後は冥界の審判官の一人となったとされる。
 エピソードによってあまりにも大きく人物像が乖離しているため、
 「エウロペの子ミノス」と「ミノタウロスの父ミノス」は別人であるとされることもある。

【備考】
・ミノタウロス周りの元凶の一人、だいたいこの王のせい
・クラスはエピソード毎の人物像の違いを狂気と解釈してバーサーカー、コリネウスや皆鯖ペンテシレイアを参考にラブリュスを長柄の武器と解釈してランサーあたり
・スキルはカリスマなどの王に由来するスキルに加えて、深淵のラブリュスや矛盾精神あたりも持たせられそうか
・宝具はアステリオスの『万古不易の迷宮(ケイオス・ラビュリントス)』と差別化するなら神話の迷宮の元ネタになったともされる実在のクノッソス宮殿遺跡を重ねてもよさそう

327名無しさん:2023/12/11(月) 08:32:14 ID:a0gLLrpg0
【真名】:テュデウス
【元ネタ】:ギリシャ神話
【元ネタ】:セイバー、ランサー、バーサーカー
【解説】
 ギリシャ神話に登場するテーバイ攻め七将の一人であり、カリュドーン王オイネウスとその後妻ペリボイアの子。
 ペリボイアの結婚については諸説あり、一説によれば軍神アレスの子を身ごもった為に、オイネウスのもとに送られ、
 妻となってテュデウスを生んだともされる。
 またテュデウスはカリュドーンの猪狩りのメレアグロスの異母弟であり、トロイア戦争のディオメデスの父。
 息子同様に女神アテナの寵愛を受け、彼の剣、槍、盾、アテナによって祝福された鎧は後に息子に引き継がれた。

 テュデウスは成人すると、人を殺した為に追放されアルゴスへ向かう。
 殺した相手は父の兄弟アルカトオスとも自身の兄弟オレニアスとも。
 アルゴスの王宮でテーバイを追放されたポリュネイケスと争っていると、アルゴス王アドラストスがそれを発見する。
 盾にテーバイの紋章である獅子の絵柄を付けたポリュネイケスと、盾にカリュドーンを示す猪の絵柄を付けたテュデウス。
 それを見たアドラストスはかつて受けた神託を思い出し、二人はアドラストスの娘たちの婿となった。
 アドラストスは二人を祖国に戻すことを約束し、まずポリュネイケスをテーバイに戻すため、将を招集した。

 戦いの前に開かれたネメアー競技祭では、テュデウスは拳闘で優勝した。
 テーバイへの使者として遣わされた時には、テーバイ人と一騎討ちしてことごとく勝利し、
 50人の武装兵に待ち伏せを受けてもこれも打ち破ってアルゴス陣に帰還した。

 だがテーバイ攻め時に敵将メラニッポスに腹部を傷付けられ重傷を負う。
 テュデウスが倒れるとアテナはゼウスの霊薬により不死にしようとした。
 だが戦いに反対しており、アルゴスの将たちに戦争への参加を説いて回ったテュデウスに恨みを持っていた七将の一人アムピアラオスが
 メラニッポスの首を切り取ってテュデウスに投げた。
 テュデウスはその頭蓋を割って脳をすすり、アテナはそれを見て顔を背け霊薬は地に投げ捨てられた。
 こうしてテュデウスは不死になる事なく死んだが、その息子ディオメデスはアテナの庇護を受け、またテーバイ侵略を成功させた。

【備考】
・兄と息子がマジ強いしなんなら自分もかなり強かった人。ちなみに小柄らしい。

・宝具としては敵を喰らう事での自身の強化だろうか。それとディオメデスに受け継がれたアテナの祝福を受けた鎧宝具。
 一定期間敵喰い宝具(仮)を使わない事で不死化状態になるとかそういうのもありかもしれない。

・スキルは女神の寵愛(野蛮な行為で一時的にランクが下がる?)、アレスの子説を採用するなら軍神咆哮、血濡れの蛮勇辺りか。

328名無しさん:2023/12/11(月) 08:33:11 ID:a0gLLrpg0
【真名】:ペリアンドロス
【クラス】:(穂を刈る鎌を武器にして)ランサー、アサシン、バーサーカー
【元ネタ】:史実
【解説】
 古代ギリシャの都市コリントスの僭主にしてギリシャ七賢人の一人。
 交易の要地を掌握、産業、商業を奨励しコリントスを繁栄させた。

 しかし残虐な逸話を持ち、プラトンは七賢人からペリアンドロスを外している。
 側室たちが流した妻がペリアンドロスを愚弄しているという噂を信じ、妻を蹴り殺した。
 その後側室たちの誹謗中傷である事を知ると側室たちも焼き殺した。
 更に母親の死を嘆く息子を国外追放した。

 他にも妻の霊が裸で寒いと告げた時には女たちの衣装を剥ぎ取り燃やした、
 黄金の像を献納する為に足らぬ黄金を補うように女たちの装身具を奪い奉納したという逸話も持つ。
 母親との近親相姦、妻の死体を犯したなどという逸話すら存在する。

 またこのような逸話がある。
 ペリアンドロスは独裁者トラシュブロスに使者を送り、国をよく治める方法を尋ねた。
 トラシュブロスは使者を連れて畑に向かい、他の穂よりもよく伸びた穂を見る度にちぎって捨てて行った。
 帰ってきた使者からの話を聞くとペリアンドロスはトラシュブロスの意図を理解した。
 すなわち町の有力者を殺せという忠告であった。 

【備考】
・賢人らしく知性はあるのだろうけども狂気的な逸話を持つ人。

・宝具は穂を狩る鎌のイメージを膨らませて大鎌を持たせてもいいのかも?
 効果は優れたものを刈り取る=相手の長所を刈る(弱体化させる)感じ?

・スキルは精神の異常性、賢人としての知性、女たちからの略奪の逸話もスキルに出来るか。

329名無しさん:2023/12/11(月) 08:35:01 ID:a0gLLrpg0
【真名】:マイナス
【クラス】:ランサー、バーサーカー
【元ネタ】:ギリシャ神話
【解説】
 葡萄酒と酩酊の神である、デュオニュソス神の女性信徒の総称。
 キヅタで作られた冠と子鹿の皮を着用し、テュルソスと呼ばれる杖を手にした姿で知られる。
 マイナス達はデュオニュソス神が齎す神秘によって正気と理性を失った熱狂状態にあり、
 山野を歌い踊りながら駆け抜けて野獣を生きたまま八つ裂きにして生肉を喰らい、殺人や乱交といった蛮行に手を染めたという。
 神話においてマイナスによって殺害された著名な人物には、
 デュオニュソス信仰を禁じたテーバイ王ペンテウスやラブダコス、デュオニュソスに敬意を払わなかった詩人オルフェウスなどがいる。

【キーワード】
『テュルソス』
 オオウイキョウの先端に松かさを組み合わせ、葡萄の蔓や葉を飾って作られた杖。
 狂気、繁栄、繁殖、快楽、男性器の象徴とされる。
 デュオニュソスに捧げる儀礼や祭儀における神聖な道具であり、葡萄の葉に鉄の突起を仕込むことで武器としても用いられたという。

【備考・セールスポイント】
・女性だけで構成されたヒャッハー集団
・集団で狼藉の限りを尽くしたという逸話から、『多人数で構成される一騎のサーヴァント』として作ることもできそう
・スキル候補には狂信、理性蒸発とか
・クラスはテュルソスを槍に見立ててランサー、酩酊によって理性を失っていることからバーサーカーか

330名無しさん:2023/12/11(月) 08:35:59 ID:a0gLLrpg0
【真名】酒井忠次
【クラス】ランサー
【元ネタ】史実
【解説】
 戦国時代の三河徳川家に仕えた武将。徳川四天王筆頭。
 竹千代(後の家康)が駿府に預けられた時から同道し、桶狭間の戦いの後に家老となる。
 その後東三河の旗頭となり、長篠の戦では分遣隊を率いて長篠城の救援に成功している。
 同じく徳川家家老であった石川数正が出奔したのちは徳川家第一の重臣と呼ばれた。
【キーワード】
『甕通槍』
 忠次愛用の槍。ある時敵兵が大きな水瓶の陰に隠れたのを見つけ、水瓶ごと貫いたためにこう呼ばれている。
『えびすくい』
 今では失伝した踊り。三河万歳の一種と推測されている。忠次は事あるごとにこの踊りを踊り場を盛り上げたという。

331名無しさん:2023/12/11(月) 08:36:33 ID:a0gLLrpg0
【真名】:マアムーン
【クラス】:(掘り進める力そのものを槍として)ランサー、キャスター
【元ネタ】:史実
【解説】
 アッバース朝第7代カリフ。 アル=マムーンとも。
 彼の治世中には多くの反乱があったものの、文化の発展に力を尽くしアッバース朝でもっと教養高いカリフと言われる。

 詩を愛好し、天文学・数学・医学・ギリシア哲学の造詣が深く、ユークリッドの幾何学に精通していた。
 ギリシアの学問を尊重し、ギリシアの文献を集め、アラビア語への翻訳を奨励した。
 『アルマゲスト』の翻訳や、緯度差1度に相当する子午線弧長の測量なども命じた。

 そして優秀なギリシア語学者を多く集め、バグダードに図書館『知恵の館』を建てた。
 そこはギリシア文献翻訳の本拠地とされ、立派な天文台も併設され、経緯度の測定、天体の運行表の作成、大地の大きさの計算なども行われた。

 またエジプトに行った際にはギザの大ピラミッドに穴を開けさせ、内部の調査もさせたという。
 伝承では火と酸を使って掘られたと言われている。

【備考】
・治世内容では問題があったかもしれないが、学問においていろんな事をした君主。

・宝具は『知恵の館』とピラミッドに穴を開けた逸話だろうか。
 前者はプトレマイオス、後者はナポレオンが参考になるか。

・スキルは学問に関するスキルはあるだろうがカリスマ系はなさそう。

332名無しさん:2023/12/24(日) 05:53:15 ID:Uc0zGd0s0
【真名】:北畠顕家
【元ネタ】:史実、『太平記』ほか
【クラス】:ライダー
【解説】:
 鎌倉時代末期から南北朝時代の公卿にして武将、鎮守府大将軍。
 後醍醐天皇の側近であり『神皇正統記』を著した北畠親房の息子であり史上に前例がない
 数え14歳の若さで朝廷組織の最高機関である太政官の官職の一つ・参議に上り詰めた麒麟児。
 後醍醐天皇の建武の新政では父・北畠親房と共に義良親王を奉じ、奥州の統治を担当した。

 文武両道ともに優れた人物であったとされ、公家でありながらも武将として
 足利尊氏をはじめとする同時代の武家とも互角に渡り合った手腕と戦略眼を持ち合わせており、
 後醍醐天皇に対して尊氏が反乱を起こした際には後の世の豊臣秀吉が強行した中国大返しを
 遥かに上回る脅威的な速度で進軍して各地の足利勢を打ち破り、一度は足利勢を京から西国へと追いやることにも成功した。
 また、戦国時代の大名・武田信玄よりも先に「風林火山」の旗印を用いたとされる。
 眉目秀麗な北斉の武将高長恭(蘭陵王)に扮して『陵王』を舞ったなどの芸能関係の逸話も存在する。
 才色兼備な南朝きっての貴公子であった顕家だったが、京への上洛を目指し足利勢と対峙した青野原の戦いにおいて、
 敵将である土岐頼遠を破る活躍を見せるも、同じく南朝の武将である新田義貞との連携に失敗し、
 直進を遮られたため、迂回して大和などを中心に北朝軍に果敢に挑むも追い詰められ、
 奮戦の末に足利家執事の高師直の軍に討ち取られ、数え21歳の若さで戦死した。

 後醍醐天皇にとっても期待の名将であった顕家の死後、南朝勢力は勢いを削がれ
 徐々に北朝勢力に追い詰められていくこととなる……

【備考・アピールポイント】:
・公家なのに下手な武家より強い御方。
・スキル候補はその進軍速度から神速や勢い破竹の如し、紅顔の美少年なんかも持たせられそう
・高速進軍に際して略奪による現地補給を行ったとされる点から略奪の側面が強いスキルとかもありそう

333名無しさん:2023/12/26(火) 17:19:58 ID:HlSUgUHs0
【真名】:ケラムボス
【CLASS】キャスター・ランサー(?)
【元ネタ】:ギリシャ神話
【解説】:
 海神ポセイドンとオトリュス山のニンフ・エイドテアーの子であるエウセイロスの子。
 オトリュス山麓に住む羊飼いであり、音楽家。
 ケラムボスはオトリュス山麓で羊の世話をしながら暮らしていた。
 ケラムボスは歌い手として優れた才能を持ち、山のニンフたちを歌で楽しませた。
 また羊飼いの笛を発明し、誰よりも早くリュラー(竪琴)の魅力に気づいて演奏をはじめ、多くの歌を作曲した。
 そのため、牧神パーンはケラムボスに忠告し、来たる冬が非常に厳しいものとなるので、山を下りて平野で牧畜することを勧めた。
 しかしケラムボスは傲慢さから山から下りようとせず、さらにニンフたちの父がゼウスではなく、
 河神スペルケイオスとデイノーの間に生まれたと言ったり、またポセイドンとニンフのディオパトラーの恋物語を語って嘲笑した。
 ニンフたちは激怒し、霜を降らせて渓谷の水を凍てつかせ、さらに大雪を降らせて
 ケラムボスの羊たちを雪の下に埋もれさせてしまった。
 ケラムボス自身はニンフたちによってカブトムシ(ケラムビュクス)に変えられた。

【備考・アピールポイント】:
・カブトムシに変えられた羊飼いにして音楽家。

・クラスは神すら楽しませる音楽家ゆえのキャスター、カブトムシの角を長物と解釈してのランサー(?)

・宝具はカブトムシへの変身だろうか?

・スキルは治癒の竪琴や音感などの音楽系スキル、神の出生や恋物語を茶化す精神性もスキルになりそう。

334名無しさん:2023/12/27(水) 09:58:42 ID:JSoo8tok0
【真名】:盧生
【クラス】:キャスター
【元ネタ】:史実
【解説】
 始皇帝に仕え、不老不死の薬を探していた方士の一人。

 始皇帝の四度目の巡幸時、燕の国があった渤海に面した碣石の地を訪れた時に盧生は始皇帝に謁見した。
 そして渤海の彼方にいる羨門高という名の仙人に、不老不死の薬を譲り渡してもらうと説いた。

 そして始皇帝の支援の元、盧生は渤海に向かった。
 始皇帝が巡幸から都たる咸陽に戻った時、海に住む鬼神から手にいれたという『録図書(ろくとしょ)』を献上する。
 いわゆる預言書であったそれには「亡秦者胡也」(秦を亡ぼすものは胡である)と記されていた。
 始皇帝は「胡」すなわち、北の匈奴への侵攻を決めたと伝えられる。
 (元々から匈奴への侵攻は構想にいれていたという説も存在する)

 盧生は始皇帝に召し抱えられ、始皇帝の顧問ともいえる学者の一人になり、始皇帝に仕える方士の代表的存在となった。
 その後盧生は「自分たちは不老不死の薬を探しているが鬼神に妨げられている」
 「王が見つからないように外出して悪鬼をしりぞければ、真人が来る」と言い、
 海に仙人を探しに行くのではなく、真人の降臨を願うようにした。
 始皇帝はこの言葉を信じ、宮殿を改築し、皇帝の外出の時に居場所を教えたものは死刑とした。

 盧生は始皇帝の不老不死への傾倒に恐怖し、同僚の方士と始皇帝への恨み言を言い逃亡した。
 始皇帝は激怒し、あやしげな方士と政治批判を行っていた学者を大勢集め、生き埋めにした。
 これは「坑儒」と呼ばれる事になるが、盧生が生き埋めにされた中に含まれるか、別に処刑されたか、うまく逃げ延びたかは不明である。

【備考】
・もしかしたらただの詐欺師かもだが、徐福がああだったので道術使いになれるかも

・スキルには道術(外)はありそう。
 後は最後がうまく逃げ延びたという事にするなら逃亡系のスキル、場合によっては鬼神使役系のスキルもあるか?

・宝具としては徐福と差別化するならば疑似的な真人の降臨?なんなら似非真人化みたいな?

335名無しさん:2024/01/02(火) 09:42:03 ID:V1w1lvFU0
【真名】:忍熊王
【クラス】:セイバー
【元ネタ】:『古事記』、『日本書紀』、劔神社縁起
【解説】
 第14代仲哀天皇と大中姫の間に生まれた皇子。ヤマトタケルの孫にあたる。
 第15代応神天皇の異母兄でもある。また同母兄に香坂王がいる。

 仲哀天皇崩御後、神功皇后は筑紫で誉田別尊(後の応神天皇)を産む。
 それを聞いた香坂王と忍熊王は次の皇位が誉田別尊に決まる事を恐れ、筑紫から凱旋する皇后軍を迎撃しようとする。
 しかし反乱の成否を占う狩にて香坂王が猪に襲われて薨去。
 不吉な前兆に恐れをなした忍熊王は後退し、その後菟道にて陣立てする。
 そして皇后軍に挑むも敗北、瀬田川に身を投げ遺体は菟道河から発見されたという。

 ここまでが忍熊王の反乱伝承であるが、劔神社には戦を生き延びたその先の伝承が残っている。
 戦いに敗れた忍熊王は越前国に入り、海を渡り梅浦に到着、そこで民が賊に苦しめられている事を哀れみ討伐に立ち上がる。
 忍熊王は悪戦苦闘を繰り返し、大木の洞穴で休んでいると夢を見る。
 「皇子努力せよ。我今なんじに霊剣を授くべし。我はこれ素盞嗚神なり」
 その後に座ヶ岳で伊部臣という者から神剣を授けられ、無事に賊を討伐する事ができた。
 そして織田の地に社殿を営み、神剣を素盞嗚神の御霊代として祀り、民を導き地方開発に力を注いだ。
 忍熊王の薨去後も民は忍熊王を神として、すなわち忍熊王を素盞嗚神の再来と敬い祀ることとしたという。

【備考】
・『古事記』、『日本書紀』までだとそこまでだが、劔神社縁起を含めるとスサノオから神剣を授けられたスサノオの再来になる。

・宝具はスサノオから授けられた神剣だろう。スサノオの再来というのも併せて『天羽々斬』化したり?

・スキルとしては神性、スサノオからの加護スキル、スサノオ由来の魔力放出(嵐?)だったり?

336名無しさん:2024/01/07(日) 07:50:47 ID:9h1i07O20
【真名】:フランシス・ゴルトン
【クラス】:キャスター、ビースト?
【元ネタ】:史実
【解説】:
 優生学の主唱者として知られるイギリスの学者。

 アフリカ大陸の探検による英仏地理学会からの表彰、実証的な気象学や指紋研究の確立、犬や猫の調教に用いられる犬笛や
 物事が凡庸な在り方に回帰する事を具象化した装置であるクインカンクスの発明など、現代にも通じる学問的な功績が極めて大きい人物。

 従弟であるチャールズ・ダーウィンの影響を受けて遺伝子についての研究を始めた彼は、
 人類の中から天才と呼ぶべき優れた資質を盛った人間が偶発的に誕生する一方で、彼らの希少な才能の源となった遺伝的形質が世代を経ることによって、やがて消滅してしまうという事実を知る。

 ゴルトンはそれに対する解決策として、天才同士の交配を人為的に繰り返して優秀な個体の増殖と劣った個体の削減を行い、
 人類社会に終わりなき発展と改良をもたらすべきだというユートピア主義としての優生思想を提唱した。

 しかし彼が生涯を懸けて探究した優生学は、後世において数多くの倫理的問題を引き起こすこととなる。

【備考・アピールポイント】:
・ラスボス級の思想を抱いた実在の学者にして、
 英雄たちの事が間違いなく大好きであろう人

・クラスは道具作成の逸話からキャスターが無難だろうけど、
 優生思想を人類悪/人類愛と解釈してビーストもギリいけそう?

・宝具やスキル候補は気象図やクインカンクス、犬笛といった自身の発明品関連、
 もしくは異なる英霊の因子を取り込んで配合させる等の優生学に因んだ物か

337名無しさん:2024/01/22(月) 10:49:52 ID:8eRdUNYE0
【真名】:ハーシム・アル=ムカンナア
【クラス】:アサシン、キャスター
【元ネタ】:史実
【解説】
 ペルシアで預言者を僭称し、ゾロアスター教とイスラム教を混合した教団を組織した反乱指導者。
 ベールのハーシム、メルヴのハキムとも。

 元々はハーシム・イブン・ハキムという名のメルヴ出身のペルシア人であり、若き頃は染物職人をしていた。
 それがアッバース朝の政治家アブー・ムスリム配下の暗殺者となり、それからアブー・ムスリムの部隊長となった。
 だがアッバース朝カリフのマンスールによりアブー・ムスリムが粛清されると
 アブー・ムスリムの死を否定し、彼はアダムやノアの生まれ変わりで神の化身と主張し始める。
 そして自分はその預言者の役割になるよう預言を受けたと主張した。

 ムカンナアは預言者として自らの美しさを見せるわけにはいかないと常に顔をベールで覆っていたと伝えられている。
 信奉者たちはアッバース朝の象徴である黒に対応した白い服を着用し、白衣を着る者ムバイイダと呼ばれた。
 ムカンナアは魔術を使用し奇跡を起こせる預言者として崇拝された。
 彼の元には現地農民とトルコ人部族民が信奉者として多数集った。

 アブー・ムスリムをマフディー(救世主)だと主張するムカンナアと彼の信奉者は反アッバース朝を掲げ、
 他のイスラム教徒の街やモスクを襲撃し略奪をはじめた。
 アッバース朝は反乱を鎮圧するために軍隊を派遣しそれを鎮圧した。
 ムカンナアは敗色が濃厚になると、アブー・ムスリムが捕らわれてはいけないとして、自らは服毒自殺したのちに籠城していた宮殿を放火した。

【備考】
・イメージ的にはものすごく胡散臭いが、カリスマ性があったのか死後も預言者の帰りを待つ人たちがいたらしい。
・スキルは魔術関係、カリスマ辺りか。
・宝具はベールか。(付けている間神の加護みたいな効果が発生?)それとも神の化身状態のアブー・ムスリムの力を呼び出すみたいな宝具?

338名無しさん:2024/02/20(火) 07:14:37 ID:4MmIUJ5g0
>>296の呉剛(桂男)の推薦文に
当時の実験スレ19で挙がった意見を追記

【真名】:呉剛(桂男)
【元ネタ】:中国神話・『絵本百物語』
【クラス】:ムーンキャンサー、(セイバー)、アサシン
【解説】:
 中国の神話において月に住んでいるとされる伝説上の住人、あるいは日本の妖怪。
 神話における呉剛は妻が炎帝の孫である伯陵と密通していたことに怒り狂い、伯陵を殺害してしまう。
 そのため炎帝は怒り、呉剛を月に配流して不死の樹「月桂」を伐採することを命じた。
 月桂は斧を打ち込まれてもすぐに枝葉を茂らせるため、長い時間をかけても月桂樹を倒すことができなかった。
 罪悪感を抱いた呉剛の妻は3人の子供をヒキガエル・ウサギ・ヘビの姿に変えて月に赴かせ、父の伐採を手伝わせた。
 桂男の伝説にはいくつかパターンがあるものの、「過ちにより月に配流され、桂の木を切り続ける男」という部分は共通している。

 この伝説は早い時期から日本にも伝わっており、月と桂は古くから文学上でも結びつけられた。
 また、『伊勢物語』の中では美男として知られる主人公に対し、「桂男の君のような」という表現を行って以来、
 日本文学において「桂男」は単に美男のことも指すようにもなった。

 江戸時代の奇談集『絵本百物語』では桂男は月にまつわる妖怪として描かれており、
 満月ではないときに月を長く見ていると、桂男に招かれて寿命を縮めてしまうという怪異伝承も伝わっている。
 桂男と寿命にまつわる伝承は桂男がもとはインドの説話が中国を経て伝わったものとされると同時に
 日本神話では月神である月読が保食神を殺害したといわれることから、月神に死のイメージが伴っている故に、
 そのような伝説・神話が重なって付与されたのではないかと考えられている。

【備考】
・月の模様が動物に見える……といった伝説を基とするイケメン妖怪。インド説話→中国神話→日本妖怪(+日本神話エッセンス)というルーツ的に玉藻の前みたいになりそう

・クラスは月由来のムーンキャンサー、桂斬りセイバーもギリいける……?

・スキルは美貌による魅了スキル、月の加護、仙術使いともされるので仙術系スキルか

・宝具はヒキガエル・ウサギ・ヘビの姿に変えられた3人の子供だろうか

・月桂樹は伐採して利用するのが滅茶苦茶大変だけど
無限湧きする魔力リソースとしても使えそう?

・樹木に類する存在なら世界樹だろうと空想樹だろうと
切断する対樹宝具を持たせられそう?
 樹木以外でも建造物や陣地など動かない物体なら非常に時間が掛かるけど切り倒せる感じで

・スキルに死を纏う者とかもありえるか

・妖怪周りの逸話を含めるとアサシンでもいいかもしれんね

・中国神話の月の住人として側面と日本の妖怪としての側面を持ってるあたり、ヴェルンドの時に作った統合伝承もたせられそうでもある

339名無しさん:2024/03/19(火) 10:08:51 ID:TxFCtBoA0
【真名】:ジョン・マンデヴィル
【元ネタ】:『東方旅行記(The Travels of Sir John Mandeville)』
【クラス】:アルターエゴ、フェイカー、プリテンダー
【解説】:
 14世紀のヨーロッパ人にとって未開の地であった東方世界の国々について、
 架空のイングランド騎士ジョン・マンデヴィルの視点から記した作者不明の旅行記。

 前半では現実のヨーロッパや北アフリカ、中東の名所が当時の事実に基づいて記述されているが、
 後半からは女性だけの部族に統治されるアマゾネスの国や、犬の頭部を持った国民が牛を神として崇拝するナクメラ島といった
 架空のアジア国家群の様相が語られるという奇異な構成が特徴。
 その中でも大汗と呼ばれる統治者に支配されるキッタイ(中国)、
 皇帝プレスター・ジョンによって統治されたキリスト教国ペンテコサイアの描写には多くの頁が割かれており、
 読者の想像力を刺激する筆致が当時の探検家や文学者に多大な影響を与えた。

 現在では先行する様々な著作の内容を編纂して書かれたことが判明しており、
 例としてフランシスコ会修道士オドリコのアジア旅行記やアルメニア王国のヘイトンによる『東洋史の精華』、
 その他にもアレクサンドロス・ロマンスや大プリニウスが『博物誌』にて記した亜人種の生態、
 当時の欧州社会を賑わせたプレスター・ジョンの書簡等を参照しているとされる。

【備考・アピールポイント】
・異なる設定や世界観を繋ぎ合わせたモキュメンタリーという
 ある意味ではFateやアメコミヒーローの先祖みたいな創作

・公式のナーサリー・ライムのように、
 物語の概念その物がサーヴァントになった存在を想定

・有志が翻訳した全文がネット上で無料公開されている
 架空国家に関する記述は第17章以降から
ジョン・マンデヴィル卿の旅行
The Travels of Sir John Mandeville
(鼠海 訳)
ttp://arumukos.la.coocan.jp/unnk/unncssry/mndvlltrvls/index.html


・以下、一応のスキルや宝具案

・旅行記に登場する幻想種の召喚
 例を挙げると
 両目に宝玉を持ち、一睨みで相手を殺せる女(第31章に登場)
 金を採掘する犬ほどの大きさの蟻(第33章に登場)

・史実における著者が判明していないことから
 Fakeバーサーカーに倣った変身能力

・異なる書物が虚実綯交ぜに編纂されて書かれた逸話の拡大解釈により、
 史実や神話の国々、はたまたトマス・モアの『ユートピア』や
 スウィフトの『ガリヴァー旅行記』といった架空の物語に至るまで
 異なる世界観のテクスチャを自身の霊基に上書きする

340名無しさん:2024/03/29(金) 23:28:01 ID:mGDLAj6s0
ラーマのご先祖様で血統的にかなりすごい事になりそうな人がいたので挙げておこう

【真名】:イクシュヴァーク
【クラス】:セイバー?、ルーラー?
【元ネタ】:インド神話
【解説】
 インド古代の伝説のアヨーディヤー王にしてインドの王族たる太陽の一族、日種の始祖。
 『ラーマーヤナ』のラーマ、シータもこの末裔である。
 父はヴィシュヌが大洪水から救った人類の始祖ヴァイヴァスヴァタ・マヌ。
 マヌの父は太陽神ヴィヴァスヴァット、またはスーリヤであり、イクシュヴァークは太陽神を祖父に持つ事になる。
 またマヌは彼が水に捧げた供物から生まれた女性と始祖になったと言われている。

 イクシュヴァークはアヨーディヤーを首都として日種王朝を創始したという。

【備考】
・宝具は日種始祖としてロムルスみたいに日種の過去・現在・未来を造りだす光の奔流みたいな?

・スキルは神性、魔力放出(炎)、アヨーディヤーは「難攻不落の都城」を意味するそうなので防御系スキルも持たせられるか。
 またマヌが水を扱う逸話、母親にあたる女性が水に捧げた供物から生まれた所から水に関係するスキルも持てそうか。

・英語wikiによるとドローナが所持していたという「アシ」という剣をイクシュヴァークも所持していたらしい。

341名無しさん:2024/04/06(土) 13:10:47 ID:4Al3U2fE0
【真名】:楊広
【クラス】:ライダー、アヴェンジャー?
【元ネタ】:史実
【解説】
 隋朝第2代皇帝であり、中国史を代表する暴君煬帝として有名。
 また「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙無しや」の「日没する処の天子」にあたる。

 文帝楊堅の次男として生まれ、文帝により隋が建国されると晋王となり北方の守りに就いた。
 南朝の陳の討伐時には、討伐軍総帥として活躍。
 また質素倹約を是としていた文帝に対し、皇太子の楊勇は派手好みであった状況を利用し、
 倹約生活を送り側妾を持たず、腹心らによる文帝への讒言を行い楊勇を廃させた。
 そして皇太子となり文帝の崩御に伴い即位した。
 ただし文帝に廃嫡させられそうになり、暗殺したとする話も流布された。

 即位後は一転贅沢な生活を送るようになり、廃止されていた残酷な刑を復活させた。
 そして大興城(長安)の建設推進、100万人の民衆を動員した大運河の建設、国外遠征の積極的実施を行っていった。
 しかしそれらにかかる莫大な費用の為、民は重税・苦役に苦しんだ。
 そして各地で反乱が起き、隋帝国は崩れ始めて行った。
 楊広は反乱の鎮圧を行っていく中、酒色にふける生活を送るようになっていった。

 ある時楊広が天を仰ぐと帝星が勢いを失い傍らにあった大星が妖しげな光を放っていた。
 不吉を感じ天文官に話を聞くが、凶兆であり直ちに徳をおさめ、この凶兆を払う事が肝要と述べられる。
 この日より国事の上奏を受け付けなくなり、上奏を行う者は斬罪に処す命が出された。

 最後はクーデターが起こり50歳で亡くなる。
 毒酒による自害を望むも、家臣に縊り殺される事となった。
 死後は唐により「煬帝」の諡号を送られ、煬の字は「天に逆らい、民を虐げる」意味を持つ。

 概ね評価が悪い人物だが、大運河の建設についてはこれにより南北を経済及び交通面で繋いだ。
 南北数百年の分裂からの統一の為に必要であり、思想、民族の南北融和をもたらし、唐以後の数々の国家を支える事となった。
 ただし豪華絢爛な龍船(皇帝が乗る船)に自ら乗り、運河を渡るデモンストレーションを行った事もあり余計に怒りを買った面もある。

 また優れた文人・詩人でもあり、「飲馬長城窟行」、「野望」、「春江花月夜」等の代表作を持つ。

【備考】
・マリーオルタを意識して「無辜の怪物要素を持った高貴な人物」として推薦。マリーほど高潔な感じでもないが

・スキル候補としては無辜の怪物(日没する処の天子)、星見に関するスキル、詩に関するスキルか、皇帝特権(煬)?

・宝具候補は大運河の逸話か。
 死ぬ前に欲した毒酒の話と混ぜ合わせて呪詛の混ざった毒酒の洪水みたいな宝具にできるか。

342名無しさん:2024/04/08(月) 20:16:49 ID:d54cn.RI0
【真名】:サンドウィッチ伯 ジョン・モンタギュー
【元ネタ】:史実など
【クラス】:ライダー・キャスター・フォーリナー(?)
【解説】:
 イングランド貴族の爵位の一つであるサンドウィッチ伯爵、その4代伯にあたる人物。
 パン等に肉や野菜、卵等の具を挟んだ料理「サンドイッチ」の語源になった逸話で広く知られている。

 父の急死により10歳の若さで祖父の第3代サンドウィッチ伯エドワード・モンタギューから
 爵位を継ぎ、ケンブリッジ大学で学び、諸国を漫遊し、帰国後に21歳で貴族院議員となった。
 その後はほどなくして陸軍大佐に任じられ、30歳では海軍大臣の職にも就いた。

 また、彼が国務大臣在任中には急進的な扇動政治家のジョン・ウィルクスが自らが刊行する新聞で
 国王ジョージ3世のスピーチの内容について糾弾すると共に、閣僚達の『地獄の火クラブ』スキャンダルを暴露する「ウィルクス事件」が発生。
 『地獄の火クラブ』は悪魔主義を標榜する秘密結社……といいつつ、実態は上流階級の秘密の社交クラブであった。
 会員は「修道士」を気取り、「修道女」と言われる娼婦や上流階級の女性と乱行を繰り広げ、
 その場の雰囲気を盛り上げるために、悪魔崇拝の儀式を行っていたという。
 ジョージ3世はウィルクスに激怒し、『地獄の火クラブ』の中心人物でもあったジョン・モンタギューは
 自ら陣頭に立ち、名誉毀損その他諸々の罪でウィルクスを告訴・逮捕投獄した。
 しかし、民衆からの支持を受けていたウィルクスの投獄は彼らの不満を爆発させ、
 ウィルクスの釈放を求める大暴動を引き起こした。
 また、ウィルクスの友人であった劇作家のジョン・ゲイ作『乞食オペラ(ベガーズ・オペラ)』でサンドウィッチ伯爵は
 盗賊マクヒースを陥れる裏切り者として揶揄され、有り難くないイメージが長くつきまとうことになり、
 市民から不人気のままで、海軍大臣を引退する際にも大いに歓迎されたという。

 軽食の「サンドイッチ」は賭博好きだった彼がカード賭博を中断することなく続けられる食事として
 考案したとされる説が存在するが、サンドイッチは賭博に限らず色んな場所で習慣的に食べられていたため、
 賭博好きという話は後世の創作であるとも言われている。

 ジョン・モンタギューはジェームズ・クックの有力な支持者で、探検隊の帆船の購入には海軍本部の予算を充てたという。
 クックは伯爵にちなんで、発見した島をサンドウィッチ諸島(今日のハワイ諸島)と命名した。
 また、彼はギリシャ・ローマ神話の趣味があり、海軍大臣を務めていた際にはイギリス海軍の戦列艦に対して
 ペガサスに乗って怪物キメラを退治したギリシャ神話の英雄ベレロポンにちなんで、「ベレロフォン」と名付けた。
 この戦列艦ベレロフォンは後にナポレオン・ボナパルトの降伏を受け入れたことで知られ、絵画の題材にもなっている。

【備考・アピールポイント】:
・何かと『伯爵』が話題なので名前だけは有名な伯爵を推薦。
・クラスは「ベレロフォン」由来のライダー、『地獄の火クラブ』でカタチだけとはいえ悪魔主義と黒魔術を掲げたことからキャスターor降モレーよろしくフォーリナー
・スキルとしては『地獄の火クラブ』やサンドイッチの由来の話から無辜の怪物、『乞食オペラ』で悪役を宛てがわれたことやベレロフォンがナポレオンを捕らえたことから英雄の大敵(偽)あたりがありそう
・海軍大臣だが在位中に汚職や腐敗行為で海軍を弱体化させたことから軍略系スキルはなさそう(ギリシャ・ローマ神話に興味を持っていたので神話知識系スキルはありかも)
・宝具は自らが命名した戦列艦ベレロフォンか。ベレロフォンはナポレオンの降伏を受け入れたことに加えて現役を退いたあとは監獄船として利用されたことから英雄を捕らえる能力とかでも面白そう
・キャスターやフォーリナーの場合は『地獄の火クラブ』の悪魔主義儀式に由来する何かか

343名無しさん:2024/04/09(火) 10:19:26 ID:g9qoQG0M0
【真名】:智徳法師
【元ネタ】:『今昔物語』
【クラス】:キャスター
【解説】
 平安時代、播磨の国の陰陽師。蘆屋道満と同一人物ではないかとの説もある。

 ある時播磨国明石沖にて海賊に荷物を奪われた船主を見つけると、小船に船主を伴って乗り、沖へ出て海賊に襲われた辺りに船を浮かべた。
 智徳は海の上に物を書き入れてそれに向かって呪文を唱え、陸に返って上がった後に、
 目の前にいる者を捕らえようとするかのような仕種をして、その筋の者を雇って、四、五日監視をさせた。
 すると荷物を奪われてから七日後、何処からともなく漂流船が現れた。
 船には海賊たちが皆ひどく酔っ払ったように逃げもせずに打ち倒れていた。
 智徳は命までも取らず、海賊たちを追い払った。

 安倍晴明に術比べを挑んだこともあり、式神たちを隠されてしまい、いともたやすく懲らしめられた。
 智徳は「私には、式神を使うことはできても、人の使うものを隠す事は到底できない」として、安倍晴明の弟子になったともされる。

【備考】
・道満とは別人の正義の陰陽師にできそう。

・スキル候補としては生命続命法スキル、道満の呪意識して智徳の呪、反英霊の類に対しての特攻スキル辺りか?
 後は他者を助ける感じのスキルとか。

・宝具は海賊を捕らえた術になるのか。遠隔からでも敵を襲える能力になるか。

344名無しさん:2024/04/10(水) 05:47:07 ID:Ocoo4/xg0
【真名】:イーノー
【元ネタ】:ギリシャ神話・『オデュッセイア』
【クラス】:バーサーカー・ライダー
【解説】:
 竜殺しにしてテーバイ建国の王カドモスと調和の女神ハルモニアの娘。
 のちにボイオティア地方のオルコメノスの王アタマースと結婚し、
 王妃として二人の息子、レアルコスとメリケルテースを生んだ。
 アタマースには最初の妻であるネペレーとの間に二人の子、プリクソスとヘレーの兄妹がおり、
 この二人に対してイーノーは密かに悪意を抱いていた。
 イーノーは密かに作物が実らないよう工作を行い、穀物が芽を出さないのを怪しんだアタマースが
 デルポイの神託を仰ごうと使者を送ると、イーノーは使者を買収し、
 プリクソスをゼウスの生け贄に捧げるよう神託があったと言わせた。
 アタマースがプリクソスを生け贄にするために山頂に引き立てたとき、ヘラクレスがプリクソスを救った。
 プリクソスは妹のヘレーとともに金毛の羊の背に乗って逃れ、二人が乗った牡羊は
 コルキスの「金羊毛」として後のイアソンとアルゴノーツの冒険につながることとなる。

 また、イーノーは姉妹であるセメレーとゼウスの子であるディオニュソスを娘として匿い、
 アタマースもこれを黙認していたが、ヘラはこのことを恨み、アタマースに狂気を吹き込んだ。
 アタマースが白い鹿を見つけて矢を射たところ、殺したのは息子のレアルコスだった。
 その光景を見たイーノーも狂気に駆られ、沸騰したお湯の入った鍋にメリケルテスを
 入れて殺し、その遺体を抱いて海に飛び込んだ。
 ゼウスはディオニュソスを育てた恩義に報いてイーノーを女神レウコテアーとし、
 メリケルテスは水夫の守護神パライモンとなった。

 女神レウコテアーは『オデュッセイア』に登場し、難破したオデュッセウスにカモメの姿をとって近づき、
 身につければ決して溺れることのない力を持つヴェールを貸し与えて彼を救ったという。

【備考・アピールポイント】
・神に狂わされた被害者でありながらも、前妻の子を狡猾に生贄にしようとした悪女でもあり、アルゴノーツ結成の遠因。
・のちに女神となり、英雄の助けになっているあたりと珍しい立ち位置である
・クラス適性はシンプルに狂わされてるのでバーサーカー、メリケルテスと共に海豚(ケトゥスとも)に救われている逸話からライダーも有り得るか
・宝具はオデュッセウスに与えたヴェール、あるいはメリケルテスを煮て殺そうとした鍋か
・スキル候補は神性・神核系スキルやカモメに姿を変える変化系スキルに加えてプリクソスを生贄にした経緯から計略系スキル、
変化球だとディオニュソスやメリケルテスを養育したり、アルゴノーツの遠因を作ったり、オデュッセウスを手助けした面から英雄作成とか?

345名無しさん:2024/04/12(金) 03:41:08 ID:b9mK/j360
【真名】:ティモレオン
【クラス】:ライダー、アサシン、ルーラー、(流星を飛ばす)アーチャー?
【元ネタ】:史実
【解説】
 古代ギリシアの都市国家コリントスの政治家かつ将軍。
 シチリアにあるシュラクサイを僭主たちから解放し、カルタゴの8万の大軍勢を5000の軍隊で打ち破って撤退させた。
 シチリア全土に平和をもたらし、シチリア諸都市の真の建国者として賞賛された。

 コリントスのアクロコリントスを占拠し僭主となった兄に対しティモレオンは国に自由をもたらす為、暗殺計画を実行に移した。
 民衆はティモレオンを愛国者として褒め称えたが、ティモレオンの母は「神をも恐れぬ兄殺し」と呪った。
 また一部の市民にも兄殺しとして批判され、ティモレオンは精神を病み、20年の隠居生活を送ることとなった。

 その後シュラクサイはディオニュシオス2世が僭主の座にあり、更にレオンティノイの僭主ヒケタスによって包囲攻撃されていた。
 シュラクサイに民主制を復活させる為、ティモレオンはシチリアに上陸。
 歴史家シケリアのディオドロス曰く、ティモレオンは奇襲によりシュラクサイの一部地域を奪取、
 シュラクサイはディオニュシオス2世の支配領域、ヒケタスの支配領域、そしてティモレオンの奪い取った領域に三分割された。

 ティモレオンはディオニュシオス2世を説得、降伏させ、ヒケタスはティモレオンに対抗できず、降伏した。
 ティモレオンはシュラクサイ全体を制圧し、復興に乗り出した。
 僭主政の象徴でもあった砦は破壊され、その場には正義に基づく民衆裁判所が建てられた。

 更にカルタゴに支配されている領地を攻め、カルタゴから解放していった。
 カルタゴは8万の軍勢をシュラクサイに侵攻させ、クリミソス河にてカルタゴ軍とティモレオン軍の戦いが勃発した。
 クリミソス河の浅瀬の幅は狭く、カルタゴは大軍を展開させることができなかった事もあり、カルタゴ軍は敗北。
 カルタゴはシチリア島における領土をプラタニ以西に限定し、シチリア島の僭主たちを援助しないという条約に同意した。

 その後ティモレオンは僭主を援助していたマメルクスを捕らえるなど、民主政確立に尽力した。
 僭主時代のことを思い起こさせる要塞なども尽く粉砕していき、ティモレオンは僭主にも勝る絶大な権力を得るようになった。
 しかし自らが僭主となることを良しとせず、シュラクサイにおける全権を早々に放棄し、政界を引退した。
 その後、一市民として余生をシュラクサイで過ごした。

【備考】
・僭主を倒したら僭主以上の権力を手に入れたが手放した人物。

・宝具としては僭主制の象徴だった砦、要塞の破壊から王系サーヴァントに対しての特攻や
 そこからの復興で空間の法則を破壊して新しい法則を作るみたいな?

・シュラクサイに向かう途中のイオニア海の航海途中の夜に、ティモレオンは神々しい現象(こと座流星群と解釈されている)を目撃しているとか。
 上記の宝具イメージとして流星のように光を飛ばして攻撃する感じにできるかもしれない。

・なお流星の話はデメテルとペルセフォネの巫女たちから女神が船旅においてティモレオンに同行するつもりだと聞いていたのだとか。
 女神たちが実際に彼らを支えているのだと認識して喜んで、最良の船を「デメテルとペルセフォネの聖なる船」と呼んで彼女らに奉納したのだそう。

・スキルとしては軍略、友誼の証明、カリスマ系のスキルか。
 女神の加護系スキルも?

346名無しさん:2024/05/02(木) 09:37:13 ID:KAI0NSmk0
【真名】:クリクスス
【クラス】:(剣闘士として)セイバーorランサー、バーサーカー、アヴェンジャー
【元ネタ】:史実
【解説】
 共和政ローマ時代のガリア人剣闘士であり第三次奴隷戦争(スパルタクスの反乱)の反乱軍指導者の一人。

 彼は何らかの理由でローマの奴隷となり、剣闘士養成所に属した。
 ある時剣闘士たちは脱走を計画、およそ70人の剣闘士が養成所を逃げ出すことに成功し、ヴェスヴィウス山に立て籠もった。
 剣闘士たちはクリクススとオエノマウス、スパルタクスを指導者に選んだ。
 彼らに合流する奴隷も存在し、逃亡奴隷の集団はその数を増やしていく。
 討伐隊を撃退し、ローマ軍の武具を奪い装備していった。

 紀元前72年に反乱軍は北上を開始したが、クリクススは約3万人の集団を引き連れてスパルタクスとは別行動をとった。
 この理由については様々な説があり、
 スパルタクスは奴隷の故国帰還を計画するも、クリクススの集団はイタリアに留まり、略奪と復讐を続けることを望んだとする説。
 トラキア人のスパルタクスの集団とケルト、ゲルマンのクリクススの集団に分裂したとする説。
 奴隷と反乱に参加した貧農の間に立場の相違が生じ、イタリアに留まって土地の再分配の実現を求める貧農がクリクススに従った説が存在する。
 またスパルタクスとクリクススに不和による分裂は存在せず、地域分担による別行動に過ぎなかった説も存在する。

 その後ローマ元老院はその年の執政官であったレントゥルスとゲッリウスの率いるローマ軍団を派遣する。
 ゲッリウスの軍団はガルガヌス山麓(現在のガルガーノ)でクリクススの率いていた反乱軍と戦った。
 ゲッリウスの軍団は高地に二列の戦列を組んで敵を待ち構え、クリクススがこれを攻撃。
 クリクススは兵を率いて丘に陣取るローマ軍に3度突撃したが突破できず、4度目の突撃で戦死した。

 その後、スパルタクスはレントゥルス、ゲッリウスの軍団を連破して北イタリアに到達。
 クリクススの霊を弔うためにローマ兵の捕虜300人に死に至るまで剣闘士試合をさせ犠牲に捧げた。

【備考】
・スパルタクスとの分裂には様々な説があるが「略奪と復讐を続けることを望んだ説」に注目すると
 より攻撃的になったスパルタクスみたいなスペックにできるかも。

・弔いの為の剣闘士試合も要素として取り入れられそう。

・不屈の意志は持たせられそう。

347名無しさん:2024/05/13(月) 06:18:41 ID:j1sv3TOE0
【真名】:ユートパス
【元ネタ】:『ユートピア』
【クラス】:キャスター
【解説】:
 トマス・モアの著作『ユートピア』に登場する、架空の理想国家ユートピアの建国者。
 ユートパスは征服したアブラクサ半島の、大陸と接した土地を原住民と自身が有する全ての兵士たちの手で15マイルに渡って掘削させ、自らが統治するユートピアの島を造り出した。

 ユートピアの価値観や法制度は社会の運営において合理的かつ最適な構造を意識して設定され、例を挙げると

・存在する54の都市は言語・法制度・土地環境等を極力同一のものとして設計され、都市間の距離は徒歩で1日以内に辿り着けるよう配置されている。

・世帯ごと、都市ごとの人口は一定数に調整され、余剰人口は基準値より人口が少ない他の世帯や都市へ移住させる。
 国家全体の人口が過剰となった場合は、各都市から一定数の市民を選んで国外の人が住む荒地に送り出し、ユートピアの法による新しい町を建設する。
 原住民がユートピア国民との共存共栄を拒絶すれば土地を無為に食い潰していると見なし、武力によって土地から追放する。

・他国との貿易によって獲得した金銀は、権威の象徴と化す事態を防ぐ為に便器や奴隷の枷といった卑しさの象徴として用いる。
 宝石の類いは幼子に与え、子が成長すれば捨てられる飾りとして利用する。

・戦争を嫌悪する一方、他国との開戦では知謀と策略を尽くす。
 敵国の内輪揉めを誘う情報工作を仕掛け、それが頓挫すれば外国の傭兵やユートピアの東方に棲む蛮族ザポレット人を金銀で雇い、最後に自国民を戦争に駆り出す。

 このような行き過ぎた合理性によって、現実の常識からすれば数々の異様な性質を持った社会となっている。

【備考・アピールポイント】:
・ユートピア/ディストピアの元祖となった作品の登場人物

・エリザに対するカーミラ、カール大帝に対するシャルルマーニュの様な、史実のトマス・モアの別側面を体現したサーヴァントになりそう

・クラスは建国を陣地作成、金銀の枷を道具作成と解釈してキャスター

・宝具は建国の逸話から一定範囲の土地を外部から分断して、内部をユートピア国の概念で上書きするとか

348名無しさん:2024/05/13(月) 06:20:08 ID:j1sv3TOE0
【真名】:コシチェイ
【元ネタ】:スラヴ神話、ロシア民話
【クラス】:キャスター
【解説】
 スラヴ神話、ロシア民話に登場する、若い女性を拐かし襲う邪悪な魔術師。バレエ『火の鳥』では魔王とも。
 その名はロシア語で「骨」を意味するコスに由来し、骸骨のように痩せ細った醜い老人の姿とされる。

 「不死身のコシチェイ」と呼ばれ、魂が肉体と分離しているために通常の手段では殺せない。一説では300年もの間何も食べず、何も飲んでいないとも。
 その魂は肉体から遠く離れた海に浮かぶブヤン島にある針先に隠されており、
 その針は卵の中に、卵は家鴨の中に、家鴨は兎の中に、兎は鉄の宝箱の中に、宝箱は樫の木の上という入れ子構造になっている。
 宝箱を見つけ、次々と逃げ出す動物たちを捕らえ、卵を手に入れることでコシチェイは衰弱し、
 卵を揺らせば連動してコシチェイも揺れ、針を折ることでコシチェイを殺せるとされる。(伝承によってはコシチェイの額でしか折れないとも)
 
 肉体は魔境にある暗く冷たい城に住んでおり、その道中には様々な魔術的な障壁や罠が仕掛けられているという。
 城内には溢れんばかりの宝物が眠っているが、コシチェイはそれを全く使わず、大切に保存しているとされる。

 一説ではスラヴ神話の死神カラチュンの化身とされ、冬の死の概念を擬人化した存在ともされる。

 また、オペラ『不死身のカシチェイ』では魂の隠し場所は南国に住む自身の娘カシチェエヴナの涙となっている。
 冷酷で決して涙を流さないカシチェエヴナだったが、ある日敵のイワン王子に恋をする。
 しかしそれは叶わず、王子の婚約者である王女がカシチェエヴナを抱きしめると彼女は涙を流し、
 その後彼女は枝垂柳に変化しカシチェイは死に、人々は春の到来と自由を喜んだという。

【備考】
 wikiだと老婆扱いされてるけど伝承でも創作でも男なので恐らく編集者がバーバ・ヤガー辺りと混同したと思われる
 不死身の逸話から伝承防御スキル持たせられそうかも?
 宝具は城で、ギリシャ神話のハデスの冥界と類似しているとされるので拐った女性を自身の眷属にして操ったり出来るかも?伝承でも魅了の魔術は使えるみたいだし


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