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皆鯖候補投下スレ

1名無しさん:2014/07/13(日) 23:23:02 ID:7HofuI4Q0
皆鯖候補を投下するスレです。
TYPE-MOON板からの転載・推薦候補の投下等にお使いください。

現在の候補一覧 http://www13.atwiki.jp/minasava/pages/492.html


テンプレート:

【真名】:
【元ネタ】:
【解説】:

【備考・アピールポイント】:
 キャラクターイメージ・思い入れ等をどうぞ。

318名無しさん:2023/10/31(火) 18:46:25 ID:k35DZc4.0
いろいろ調べてたらギルガメッシュよりも古そうな魔女を見つけたので掲載

【真名】:サグブル
【クラス】:キャスター
【元ネタ】:『エンメルカルとエン・スフギル・アナ』
【解説】
 古代メソポタミアのウルク第1王朝の王であるエンメルカルとアラッタの君主であるエン・スフギル・アナ。
 その戦いを語る伝説『エンメルカルとエン・スフギル・アナ』に登場する女神ニサバの町エレシュの魔女。
 「賢女」の異名を持つ。

 物語の流れとしてはある時エン・スフギル・アナはウルクを服従させる為にエンメルカルに使者を送るも、手厳しい返答を受ける。
 相談役より対決から手を引くよう助言を受けるもエンメルカルに従わないと誓うエン・スフギル・アナ。
 そこに亡国ハマジから魔術師ウルギリヌナがやってくる。
 ウルギリヌナはアラッタの重臣アンシガリアに対しエンメルカルを服従させることができると申し出る。
 アンシガリアは資金提供に同意し、ウルギリヌナはエレシュに向かい、エンメルカル所有の羊や牛達が乳を出さなくなるよう妨害する。
 家畜を任されているマシュグラとウレディナはこれを目撃し、太陽神ウトゥに助けを求める。

 ウトゥは魔女サグブルを呼び寄せ、ザグブルはウルギリヌナと対決する。
 ウルギリヌナが巨大な鯉を出せば鷲を出し捕えさせ、羊を出せば狼を出し捕えさせた。
 更にウルギリヌナが牛、アイベックス、ガゼルと出していけば獅子、豹、虎を出し食べさせた。
 ウルギリヌナはサグブルに命乞いをするも、彼女はウルギリヌナの人々を飢えさせようとした行いを許さなかった。
 ウルギリヌナは死に、ユーフラテス川に投げ捨てられた。

 この事を知ったエン・スフギル・アナは敗北を認め、エンメルカルに服従したという。

【備考】
・そこまで目立つような人物でもなく情報も英語wikiぐらいでしか見れない。
 だが時代が古くエンメルカル時代ならギルガメッシュよりも古い。
 ちなみに女神ニサバは穀物を司る、書記、学問の女神だとか。

・宝具は太陽神ウトゥ関係になるのか。ウトゥは正義の神という事で悪党の元に導くとかそういう効果も?

・スキルは高速神言、啓示、太陽神の加護も持たせられるか?

319名無しさん:2023/11/06(月) 10:44:49 ID:xMhMPfqc0
【真名】:スピタメネス
【クラス】:アサシン
【元ネタ】:史実
【解説】
 アケメネス朝ペルシア時代のソグディアナ、バクトリアの豪族であり、ソグド人の将軍。
 アレクサンドロス率いるマケドニア軍によってペルシア軍が破れるとバクトリア総督ベッソスはダレイオス3世を暗殺、自らを王と称した。
 スピタメネスはベッソスとともにアレクサンドロスに敵対するものの、ベッソスが敗れバクトリアを追われると共にソグディアナに逃走。
 そこで仲間とともにベッソスを捕らえ、身柄をアレクサンドロスに引渡して降伏した。

 しかしアレクサンドロスがシルダリヤ川方面へと向かった後、スピタメネスは反乱を起こす。
 マラカンダを包囲した後に将軍パルヌケス率いるマケドニア軍が救援のために送られたことを知ると包囲を解き、
 深追いしてきたマケドニア軍歩兵2,000、騎兵300を全滅させた。
 またバクトリアを攻撃したがバクトリアのサトラップに撃退され、
 その後アレクサンドロスとの直接衝突を避け、マラカンダ奪回へと向かってくる彼の到着前にマラカンダを引き払って行方をくらました。

 そしてスピタメネスはスキタイ人やマッサゲタイ人などと同盟を結び、ソグディアナ各地の都市住民を組織して軍事力を保持。
 アレクサンドロスが占領地に残したマケドニアの守備隊などを襲撃し、追討軍が現れた時あるいは現れる前にただちに撤退する戦法を取った。
 それを1年以上にわたり続けマケドニア軍を撹乱した。
 アレクサンドロスは新たにギリシア人傭兵部隊を増援に迎えて兵力を確保、抵抗都市に対し占領後完全に破壊、住民を強制移住させる鎮圧戦を行う。
 彼の指揮下の将軍達も反乱鎮定に大規模に動員され、スピタメネスの活動範囲は次第に縮小していった。
 そしてマケドニア将軍クラテロスとの戦いで敗北、勢力が大きく減退し、更にガバイの戦いで将軍コイノスに敗れる。

 追撃から逃亡を繰り返すも、最後は味方によって暗殺されたと言われる。
 逃亡に疲れた妻によるものとも言われるが、いずれにしてもその首はアレクサンドロスに献上された。

【備考】
・裏切って裏切って裏切られた感じの人。イスカンダルも結構手を焼いた。
 反乱のカリスマ、仕切り直し、友誼の証明、工作軍略辺りのスキルを持ち、ねちっこい戦法を取り続けるイメージ。

・宝具はかつて率いた者たちの亡霊使役+裏切り人生の具現的な感じでメディアさんみたいな…対軍版ルールブレイカー?
 あるいは人と他者との繋がりを希薄化して、マスターからのサーヴァントへの魔力補給を滞らせる感じの

320名無しさん:2023/11/12(日) 16:00:03 ID:J4fqKB.s0
【真名】:フェイレフィース
【クラス】:セイバー?
【元ネタ】:『パルチヴァール』
【解説】
 中世ドイツの詩人ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハの作品『パルチヴァール』に登場する人物。
 フェイレフィース(まだらの息子)・アンシェヴィーン。
 パルチヴァール(パーシヴァル)の異母兄でもあり、騎士としての能力は弟と同等である。

 パルチヴァールの父ガハムレトは黒人の女王ベラカーネを手に入れるも冒険心にかられ去って行き、
 ベラカーネは悲嘆の内に子供を産み、白と黒の斑の肌をしたその男児は、フェイレフィースと名付けられる。
 その後フェイレフィースは父を探し軍隊を率いてヨーロッパに向かった。
 アルトゥース(アーサー)所持の如何なる物よりも価値のある宝石を所持し、
 旅の途中でインドを通過し、いくつかの東洋の領域を支配下にいれたという。

 そしてフェイレフィースはパルチヴァールと出会い、お互いの正体を知らぬままに戦う事になった。
 この戦いの中でヴォルフラムは「この異教徒をキリスト教徒から分ける事は出来ない」「彼ら二人は一つ」と語った。
 二人は互角に戦うもののパルチヴァールが剣で斬りかかった所、
 剣が折れてしまいフェイレフィースは剣を持たない相手とは戦えないと戦いを止めた。
 そして二人はお互いが兄弟である事を知り、アルトゥースの提案でフェイレフィース歓迎の宴が開かれる。
 そこに聖杯城の使者クンドリーエが現れ、パルチヴァールが新しい聖杯王に選ばれた慶事を伝える。
 フェイレフィースは異教徒ではあったが共に聖杯城に向かった。

 聖杯城に入ったフェイレフィースには聖杯を見る事は出来なかったが、聖杯王の妹であり聖杯を捧げ持つレパンセ・デ・ショイエに恋をし、
 結婚する為に洗礼を受けた所、聖杯を見る事が出来た。
 フェイレフィースとレパンセはインドへ向かい、二人の子ヨーハンはキリスト教を伝道していく事になった。
 ヨーハンは司祭ヨーハン(プレスター・ジョン)と呼ばれたという。

【備考】
・パーシヴァルと対等の実力を持つ兄。FGOに実装されているパーシヴァルとは関わりがないかもしれないが英霊の座には居そう。

・異教徒であったフェイレフィースがキリスト教徒のパーシヴァルと和解したという所、
 出生がフランス人の父と黒人の母を持つ所から(異なる)神性由来からのダメージを軽減する宝具orスキルとかも持たせられる?

・『パルチヴァール』においてフェイレフィースはパーシヴァルと対等に扱われた。
 英語wikiではパーシヴァルは兄と戦った後「自分自身と戦っていた」みたいな事を言ったらしい。
 セイバークラスでの作成の場合、ランサー:パーシヴァルの持つロンギヌスの槍の力を借りて剣に宿す宝具として使えるか?
 (その場合ギャラハッドとベイリンに加えてパーシヴァルによる三重拘束がかかっている?)

・スキルは黄金律、守護騎士、妻からの縁で聖杯の加護は持っているか。

321名無しさん:2023/11/12(日) 16:02:55 ID:J4fqKB.s0
【真名】:フェルグス・マク・レーティ
【元ネタ】:フェルグス・マク・レーティのサガ
【元ネタ】:セイバー
【解説】
 アイルランドの伝説に語られる、かつてアルスターを治めた王。
 彼もまた魔剣カラドボルグを所有する。

 ある時フェルグスが水辺で眠っていると、水の精霊たちに水中に引きずり込まれる。
 しかしフェルグスは目覚め、水精たちを脅し海・池・湖でも呼吸ができるようになる靴を手に入れた。
 その靴の力で入る事を禁じられていたロッホ・ルドラゲ湾に侵入すると水竜ムイルドリスに遭遇し、その邪眼を目撃する。
 陸地に逃げ帰るも顔は恐怖で歪んだままになり、王座も失う事になる。

 7年後、家中の鏡を取り外して生活していたが、鞭で打った女奴隷ドルンに顔の事を指摘され、
 ドルンを殺した後に再びムイルドリスの元へと向かう。
 海を血で染め、二日間の戦いの後ムイルドリスを仕留めるが、自身もその後死亡した。

【備考】
・その昔本スレで作成された「フェルグス・マック・ロイ」はこの人物の要素も取り入れているが、
 今回は別個の人物としての作成はどうか。
・スキルは水除けの加護、竜殺し、戦闘続行だろうか。
・宝具はカラドボルグだろうが差別化するなら対人規模カラドボルグみたいな感じに?

322名無しさん:2023/11/12(日) 16:05:15 ID:J4fqKB.s0
【真名】:真君李弘
【元ネタ】:『太上洞淵神呪経』
【クラス】:ルーラー、セイバー?、キャスター?
【解説】
 四世紀末頃、長江下流域の民間信仰教団によって作られた『太上洞淵神呪経』という道教経典。
 それに語られる天地が壊滅する時に現れ、善人を救い次の新たな天地に移す救世主とされる存在。

 太上洞淵神呪経に曰く、新しい世界が来る時、甲申の年に大水が中国を襲い天下を滅尽し人民は悉く死ぬ。
 しかしこの経典を授けられた者は九龍が降り迎え善人と悪人を選び分ける。
 そしてその後に真君は来るという。

 太上老君とも関係付けられる存在であり、その化身であるともされる。

【備考】
・日本語で得られる情報は少ないがかなりスケールのデカい人物。
・クラス候補は悩ましいがルーラーか、
 太上老君が七星剣持ってたりする話があるのでセイバーに?あとキャスターか。
・宝具は洪水になるのか。
・スキルは対邪悪、カリスマ系、神性あたりか?思想鍵紋も持たせられる?

323名無しさん:2023/12/08(金) 16:14:28 ID:QNOOVn5k0
【真名】:フーシャング
【元ネタ】:『王書』
【元ネタ】:アーチャー
【解説】
 古代イランの2代目王であり、初代王カユーマルスの孫にして、3代目王タフムーラスの父。
 フーシャングの父スィヤーマクはアンリ・マユの息子が率いる軍勢との戦いで殺され、フーシャングはカユーマルスにより育てられる。
 アヴェスターにおいてはハオシュヤンハの名で知られ、女神アナーヒターを祭ってその加護を得て王になったという。

 成長すると王の宰相を務め、戦争で父の仇を討ち、それを見届けた王が世を去った後に王位を継いだ。
 仇を討った時に率いた軍勢は人間ばかりではなく、妖精、獣も加わっていた。
 そして捕らえた悪魔の皮を剥ぎ、首を切ったという。

 その後40年間在位し、冶金術を発明して鉄の農具を作り、灌漑を整備した。
 まや家畜や毛皮の利用を広めた。

 ある時大蛇が突然現れ、それを殺そうとフーシャングは石を投げた。
 蛇は逃げたが、石が岩に当たって火花が散るのを見たフーシャングは火を作る方法を発見し、
 神からの贈り物だと感謝を捧げ、家臣や動物を集めて宴会を開いた。
 これが「サデの祭り」の創始だという。

【備考】
・ダビデ式アーチャー。文化的功績も高い。
・宝具は投石で着弾地点から炎を発生させて攻撃する感じのイメージ。
・スキルは拝火の善王、対邪悪、女神の加護、使い魔(動物全般?)辺りか。(文化的功績を見ると道具作成、陣地作成も候補に入るかも)

324名無しさん:2023/12/08(金) 16:18:30 ID:QNOOVn5k0
【真名】:ペルセポネ(あるいは冥界のザクロ)
【クラス】:キャスター、アサシン、(冥界のザクロなら)プリテンダー?
【元ネタ】:ギリシャ神話
【解説】
 ゼウスとデメテルの娘でありハデスの妻である冥界の女王。
 水仙、ザクロ、蝙蝠を象徴とする。

 ある時ペルセポネが美しい水仙の花を摘もうとした時、黒馬に乗ったハデスが現れペルセポネを冥界に連れ帰った。
 その後ヘルメスからペルセポネを解放するようにとのゼウスの意思を伝えられたハデスはペルセポネを解放する。
 しかしその際ハデスはペルセポネにザクロの実を差し出し、空腹に耐えかねたペルセポネはザクロの実の中にあった12粒の内
 4粒、あるいは6粒を食べてしまった。
 「冥界の食べ物を食べた者は、冥界に属する」
 その神々の取り決めがあった為ペルセポネは食べたザクロの数だけ冥府で暮らす事になり、1年の内1/3、もしくは1/2、冥界で過ごす事になった。
 冥王の妃となったのだ。

 デメテルは娘が冥界に居る時期は地上に実りをもたらさなくなり、これが冬、あるいは夏の始まりだという。
 そして娘が地上に戻ってくる時期はデメテルの喜びが満ち溢れる春という季節となり、ペルセポネは春の女神ともされる。

 またギリシャ神話の怪物セイレーンは誘拐される前のペルセポネに仕えていたニュンペーだったとも言われ、
 ペルセポネを探す為に鳥の翼を得たとも言われる。

【備考】
・通常の聖杯戦争ではペルセポネは召喚できないだろうが、ペルセポネを被った冥界のザクロならばあるいは?ペルセポネ・ロアー?

・宝具はエレシュギガルが参考になるかもだが、ザクロ主体だとザクロ召喚して誘惑し食べたら冥界の住人、しもべになる宝具とか?

・スキルは女神の神核、セイレーンのバックアップ(歌声?)、使い魔(蝙蝠?)、四季に関してのスキルか。

325名無しさん:2023/12/08(金) 16:21:53 ID:QNOOVn5k0
【真名】:アダム(知恵の樹の実)
【元ネタ】:『創世記』 ほか
【クラス】:プリテンダー
【解説】
 アブラハムの宗教における神によって土塊と息吹より創られた原初の人間。
 エデンの園を耕し守るものとして男として創られ、楽園に置かれる。
 神はアダムに「園の樹の全てから果実を取って食べてよいが、知恵の樹の実は食べてはならない」と命じた。
 その後、神は彼を助ける妻としてアダムの肋骨から女……イヴを創り、
 「産めよ増えよ地に満ちよ、そしてそれを征服せよ。」と祝福した。

 しかし、イヴは蛇(悪魔、サタンとも)に唆され、エデンの園の中にある
 神に食すことの禁じられていた知恵の樹の実を口にし、またアダムもそれを食すように仕向けた。
 果実を口にしたことで、知恵を得たアダムとイヴは互いが裸であることに気づき、互いに身体をイチジクの葉で隠した。
 また、神からはアダムとイヴが隠れている姿が見えたため、何をしているのかと尋ねると
 アダムは自分が裸であることを恐れて身を隠したと答えた。
 神が知恵の樹の実を食べたか尋ねると、アダムはイヴがくれたから食べたと答えた。
 アダムとイヴが禁忌を犯し、善悪の知識を知る者となったことを知った神は
 生命の樹の実を食べて永遠の命を得ることがないよう、二人をエデンの園から追放した。

 楽園から追放されたアダムは食糧を得るために働き始める。
 また、イヴとの間にアベルとカインの兄弟をはじめとした、たくさんの子をもうけた。
 『創世記』曰く、アダムは930歳で死んだとされている。

【解説②】
 エデンの園にあるという知恵の樹(善悪の知識の木とも)に実る果実。
 神に「知恵の樹の実は食べてはならない」と命じられながらも、アダムとイヴがそれを破り食したことから「禁断の果実」とも呼ばれる。
 知恵の樹の実はいかにも美味しそうで目を引き付けるとされる。
 人間を神に背かせようという蛇によって最初にイヴが「あの樹の果実を食べさせないのは食べたら高位の力が得られるからに違いない。
 あれを食べれば永遠に生き続けられ、神と
同様に賢くなれるかもしれない」
 という趣旨の内容で唆され、その果実を口にし、イヴの勧めでアダムもまた知恵の樹の実を食したという。
 アダムとイヴは知恵の樹の実を食したことで裸の姿を恥ずかしいと思うようになり、イチジクの葉で陰部を隠すなどの知恵を得た。
 しかし、神が事の次第を知り、知恵の樹の実を食べた人間が生命の樹の実までも食べ、
 永遠に生きる恐れがあることから、アダムとイヴはエデンの園を追放されてしまった。

 知恵の樹の果実の正体は林檎・イチジク・バナナ・葡萄など諸説ある。
 また、男性の喉頭隆起……俗に言う喉仏はキリスト教圏では「アダムの林檎」と呼ばれ、
 男性に喉仏があるのはアダムが知恵の樹の実を食べる際に果実を喉に詰まらせた名残であるとされている。

【備考・アピールポイント】:
・もはや説明不要な最初の人類&禁断の果実。
・真名はアダム→アダムズ・アップル、あるいはアダム・マールス?
・神の似姿として創られた原初の人間アダムの肉体を知恵の樹の実が羽織ったカタチ
・スキルはアダムの肉体由来のスキルや食べれば知恵を得る実ゆえの、叡智系スキルになりそう
・アダムの林檎(喉仏)の由来から魅惑の美声とかも解釈次第では持たせられる
・宝具は知恵の実に由来する叡智、あるいは「食したら必ず死ぬことになる」点から死の概念の付与とかもありえる

326名無しさん:2023/12/11(月) 08:30:29 ID:a0gLLrpg0
【真名】:ミノス
【クラス】:ランサー・バーサーカー・ルーラー
【元ネタ】:ギリシャ神話
【解説】
 主神ゼウスと神妃エウロペの子にして、クレタ島にクノッソス宮殿を築き、エーゲ海を支配したとされる王。
 伝説上の王とされるが、クノッソス宮殿遺跡が発掘されたことにより、実在した可能性があるとも言われている。
 ミノスはラダマンティス・サルペドンの兄弟達と共にエウロペと結婚したクレタ島の王・アステリオスに育てられた。
 ミノスは養父アステリオスの下で成人すると、太陽神ヘリオスの娘であるパシパエを妻とし、
 彼女との間にアンドロゲオス、アリアドネ、パイドラらの子をもうける。
 養父の死後、ミノスはクレタ王の後継は長子の自分である主張し、ラダマンティスはこれを支持したが、
 サルペドンは納得しなかったため争いとなり、これに勝利して王位を継承した。
 ミノスは王位継承の証として海神ポセイドンから与えられた牡牛を、彼に捧げることを誓う。
 しかし神の牡牛が惜しくなり、本来捧げるべきものとは別の牛を捧げた。
 約束を反故にされたポセイドンはパシパエに牡牛に欲情するように呪いをかけてしまう。
 パシパエは想いを遂げる為に工匠ダイダロスに相談して作成させた牝牛の像の中に入り、
 牡牛と交わった結果身ごもり、人の体に牛の頭を持つ怪物ミノタウロスを出産した。
 この怪物の扱いに困り果てたミノスはダイダロスに命じて「決して出られぬ迷宮」を造らせ、
 この迷宮で怪物を隔離し、アケナイから怪物への生贄として少年少女を要求した。
 しかし要求に憤った英雄テセウスが自ら生贄に志願し、ミノタウロスは彼に退治されてしまう。
 またテセウスの迷宮攻略に際して、彼に恋したミノスの娘アリアドネが製作者であるダイダロスに攻略法を聞きに行ったという。
 ミノスはダイダロスがアリアドネに知恵を授けたことを罰し、彼とその息子であるイカロスを迷宮(あるいは塔)に幽閉する。
 ダイダロスは脱出の為に鳥の羽を蝋で固めた翼を身につけて空を飛ぶことに成功したが、
 ともに脱出したイカロスは太陽に近づきすぎて蝋が溶けたため墜落死した。
 ミノスは逃げ出したダイダロスを追跡したが、ダイダロスを庇うコーカロス王の娘たちに
 入浴中に熱湯を浴びせられ呆気なく死んでしまったという。
 ミノタウロスの誕生ならびにイカロスの死の元凶とも言える横暴な王としてのエピソードを持つ一方で、
 優れた立法者としてクレタ島に善政を敷き、その功績を評価され、死後は冥界の審判官の一人となったとされる。
 エピソードによってあまりにも大きく人物像が乖離しているため、
 「エウロペの子ミノス」と「ミノタウロスの父ミノス」は別人であるとされることもある。

【備考】
・ミノタウロス周りの元凶の一人、だいたいこの王のせい
・クラスはエピソード毎の人物像の違いを狂気と解釈してバーサーカー、コリネウスや皆鯖ペンテシレイアを参考にラブリュスを長柄の武器と解釈してランサーあたり
・スキルはカリスマなどの王に由来するスキルに加えて、深淵のラブリュスや矛盾精神あたりも持たせられそうか
・宝具はアステリオスの『万古不易の迷宮(ケイオス・ラビュリントス)』と差別化するなら神話の迷宮の元ネタになったともされる実在のクノッソス宮殿遺跡を重ねてもよさそう

327名無しさん:2023/12/11(月) 08:32:14 ID:a0gLLrpg0
【真名】:テュデウス
【元ネタ】:ギリシャ神話
【元ネタ】:セイバー、ランサー、バーサーカー
【解説】
 ギリシャ神話に登場するテーバイ攻め七将の一人であり、カリュドーン王オイネウスとその後妻ペリボイアの子。
 ペリボイアの結婚については諸説あり、一説によれば軍神アレスの子を身ごもった為に、オイネウスのもとに送られ、
 妻となってテュデウスを生んだともされる。
 またテュデウスはカリュドーンの猪狩りのメレアグロスの異母弟であり、トロイア戦争のディオメデスの父。
 息子同様に女神アテナの寵愛を受け、彼の剣、槍、盾、アテナによって祝福された鎧は後に息子に引き継がれた。

 テュデウスは成人すると、人を殺した為に追放されアルゴスへ向かう。
 殺した相手は父の兄弟アルカトオスとも自身の兄弟オレニアスとも。
 アルゴスの王宮でテーバイを追放されたポリュネイケスと争っていると、アルゴス王アドラストスがそれを発見する。
 盾にテーバイの紋章である獅子の絵柄を付けたポリュネイケスと、盾にカリュドーンを示す猪の絵柄を付けたテュデウス。
 それを見たアドラストスはかつて受けた神託を思い出し、二人はアドラストスの娘たちの婿となった。
 アドラストスは二人を祖国に戻すことを約束し、まずポリュネイケスをテーバイに戻すため、将を招集した。

 戦いの前に開かれたネメアー競技祭では、テュデウスは拳闘で優勝した。
 テーバイへの使者として遣わされた時には、テーバイ人と一騎討ちしてことごとく勝利し、
 50人の武装兵に待ち伏せを受けてもこれも打ち破ってアルゴス陣に帰還した。

 だがテーバイ攻め時に敵将メラニッポスに腹部を傷付けられ重傷を負う。
 テュデウスが倒れるとアテナはゼウスの霊薬により不死にしようとした。
 だが戦いに反対しており、アルゴスの将たちに戦争への参加を説いて回ったテュデウスに恨みを持っていた七将の一人アムピアラオスが
 メラニッポスの首を切り取ってテュデウスに投げた。
 テュデウスはその頭蓋を割って脳をすすり、アテナはそれを見て顔を背け霊薬は地に投げ捨てられた。
 こうしてテュデウスは不死になる事なく死んだが、その息子ディオメデスはアテナの庇護を受け、またテーバイ侵略を成功させた。

【備考】
・兄と息子がマジ強いしなんなら自分もかなり強かった人。ちなみに小柄らしい。

・宝具としては敵を喰らう事での自身の強化だろうか。それとディオメデスに受け継がれたアテナの祝福を受けた鎧宝具。
 一定期間敵喰い宝具(仮)を使わない事で不死化状態になるとかそういうのもありかもしれない。

・スキルは女神の寵愛(野蛮な行為で一時的にランクが下がる?)、アレスの子説を採用するなら軍神咆哮、血濡れの蛮勇辺りか。

328名無しさん:2023/12/11(月) 08:33:11 ID:a0gLLrpg0
【真名】:ペリアンドロス
【クラス】:(穂を刈る鎌を武器にして)ランサー、アサシン、バーサーカー
【元ネタ】:史実
【解説】
 古代ギリシャの都市コリントスの僭主にしてギリシャ七賢人の一人。
 交易の要地を掌握、産業、商業を奨励しコリントスを繁栄させた。

 しかし残虐な逸話を持ち、プラトンは七賢人からペリアンドロスを外している。
 側室たちが流した妻がペリアンドロスを愚弄しているという噂を信じ、妻を蹴り殺した。
 その後側室たちの誹謗中傷である事を知ると側室たちも焼き殺した。
 更に母親の死を嘆く息子を国外追放した。

 他にも妻の霊が裸で寒いと告げた時には女たちの衣装を剥ぎ取り燃やした、
 黄金の像を献納する為に足らぬ黄金を補うように女たちの装身具を奪い奉納したという逸話も持つ。
 母親との近親相姦、妻の死体を犯したなどという逸話すら存在する。

 またこのような逸話がある。
 ペリアンドロスは独裁者トラシュブロスに使者を送り、国をよく治める方法を尋ねた。
 トラシュブロスは使者を連れて畑に向かい、他の穂よりもよく伸びた穂を見る度にちぎって捨てて行った。
 帰ってきた使者からの話を聞くとペリアンドロスはトラシュブロスの意図を理解した。
 すなわち町の有力者を殺せという忠告であった。 

【備考】
・賢人らしく知性はあるのだろうけども狂気的な逸話を持つ人。

・宝具は穂を狩る鎌のイメージを膨らませて大鎌を持たせてもいいのかも?
 効果は優れたものを刈り取る=相手の長所を刈る(弱体化させる)感じ?

・スキルは精神の異常性、賢人としての知性、女たちからの略奪の逸話もスキルに出来るか。

329名無しさん:2023/12/11(月) 08:35:01 ID:a0gLLrpg0
【真名】:マイナス
【クラス】:ランサー、バーサーカー
【元ネタ】:ギリシャ神話
【解説】
 葡萄酒と酩酊の神である、デュオニュソス神の女性信徒の総称。
 キヅタで作られた冠と子鹿の皮を着用し、テュルソスと呼ばれる杖を手にした姿で知られる。
 マイナス達はデュオニュソス神が齎す神秘によって正気と理性を失った熱狂状態にあり、
 山野を歌い踊りながら駆け抜けて野獣を生きたまま八つ裂きにして生肉を喰らい、殺人や乱交といった蛮行に手を染めたという。
 神話においてマイナスによって殺害された著名な人物には、
 デュオニュソス信仰を禁じたテーバイ王ペンテウスやラブダコス、デュオニュソスに敬意を払わなかった詩人オルフェウスなどがいる。

【キーワード】
『テュルソス』
 オオウイキョウの先端に松かさを組み合わせ、葡萄の蔓や葉を飾って作られた杖。
 狂気、繁栄、繁殖、快楽、男性器の象徴とされる。
 デュオニュソスに捧げる儀礼や祭儀における神聖な道具であり、葡萄の葉に鉄の突起を仕込むことで武器としても用いられたという。

【備考・セールスポイント】
・女性だけで構成されたヒャッハー集団
・集団で狼藉の限りを尽くしたという逸話から、『多人数で構成される一騎のサーヴァント』として作ることもできそう
・スキル候補には狂信、理性蒸発とか
・クラスはテュルソスを槍に見立ててランサー、酩酊によって理性を失っていることからバーサーカーか

330名無しさん:2023/12/11(月) 08:35:59 ID:a0gLLrpg0
【真名】酒井忠次
【クラス】ランサー
【元ネタ】史実
【解説】
 戦国時代の三河徳川家に仕えた武将。徳川四天王筆頭。
 竹千代(後の家康)が駿府に預けられた時から同道し、桶狭間の戦いの後に家老となる。
 その後東三河の旗頭となり、長篠の戦では分遣隊を率いて長篠城の救援に成功している。
 同じく徳川家家老であった石川数正が出奔したのちは徳川家第一の重臣と呼ばれた。
【キーワード】
『甕通槍』
 忠次愛用の槍。ある時敵兵が大きな水瓶の陰に隠れたのを見つけ、水瓶ごと貫いたためにこう呼ばれている。
『えびすくい』
 今では失伝した踊り。三河万歳の一種と推測されている。忠次は事あるごとにこの踊りを踊り場を盛り上げたという。

331名無しさん:2023/12/11(月) 08:36:33 ID:a0gLLrpg0
【真名】:マアムーン
【クラス】:(掘り進める力そのものを槍として)ランサー、キャスター
【元ネタ】:史実
【解説】
 アッバース朝第7代カリフ。 アル=マムーンとも。
 彼の治世中には多くの反乱があったものの、文化の発展に力を尽くしアッバース朝でもっと教養高いカリフと言われる。

 詩を愛好し、天文学・数学・医学・ギリシア哲学の造詣が深く、ユークリッドの幾何学に精通していた。
 ギリシアの学問を尊重し、ギリシアの文献を集め、アラビア語への翻訳を奨励した。
 『アルマゲスト』の翻訳や、緯度差1度に相当する子午線弧長の測量なども命じた。

 そして優秀なギリシア語学者を多く集め、バグダードに図書館『知恵の館』を建てた。
 そこはギリシア文献翻訳の本拠地とされ、立派な天文台も併設され、経緯度の測定、天体の運行表の作成、大地の大きさの計算なども行われた。

 またエジプトに行った際にはギザの大ピラミッドに穴を開けさせ、内部の調査もさせたという。
 伝承では火と酸を使って掘られたと言われている。

【備考】
・治世内容では問題があったかもしれないが、学問においていろんな事をした君主。

・宝具は『知恵の館』とピラミッドに穴を開けた逸話だろうか。
 前者はプトレマイオス、後者はナポレオンが参考になるか。

・スキルは学問に関するスキルはあるだろうがカリスマ系はなさそう。

332名無しさん:2023/12/24(日) 05:53:15 ID:Uc0zGd0s0
【真名】:北畠顕家
【元ネタ】:史実、『太平記』ほか
【クラス】:ライダー
【解説】:
 鎌倉時代末期から南北朝時代の公卿にして武将、鎮守府大将軍。
 後醍醐天皇の側近であり『神皇正統記』を著した北畠親房の息子であり史上に前例がない
 数え14歳の若さで朝廷組織の最高機関である太政官の官職の一つ・参議に上り詰めた麒麟児。
 後醍醐天皇の建武の新政では父・北畠親房と共に義良親王を奉じ、奥州の統治を担当した。

 文武両道ともに優れた人物であったとされ、公家でありながらも武将として
 足利尊氏をはじめとする同時代の武家とも互角に渡り合った手腕と戦略眼を持ち合わせており、
 後醍醐天皇に対して尊氏が反乱を起こした際には後の世の豊臣秀吉が強行した中国大返しを
 遥かに上回る脅威的な速度で進軍して各地の足利勢を打ち破り、一度は足利勢を京から西国へと追いやることにも成功した。
 また、戦国時代の大名・武田信玄よりも先に「風林火山」の旗印を用いたとされる。
 眉目秀麗な北斉の武将高長恭(蘭陵王)に扮して『陵王』を舞ったなどの芸能関係の逸話も存在する。
 才色兼備な南朝きっての貴公子であった顕家だったが、京への上洛を目指し足利勢と対峙した青野原の戦いにおいて、
 敵将である土岐頼遠を破る活躍を見せるも、同じく南朝の武将である新田義貞との連携に失敗し、
 直進を遮られたため、迂回して大和などを中心に北朝軍に果敢に挑むも追い詰められ、
 奮戦の末に足利家執事の高師直の軍に討ち取られ、数え21歳の若さで戦死した。

 後醍醐天皇にとっても期待の名将であった顕家の死後、南朝勢力は勢いを削がれ
 徐々に北朝勢力に追い詰められていくこととなる……

【備考・アピールポイント】:
・公家なのに下手な武家より強い御方。
・スキル候補はその進軍速度から神速や勢い破竹の如し、紅顔の美少年なんかも持たせられそう
・高速進軍に際して略奪による現地補給を行ったとされる点から略奪の側面が強いスキルとかもありそう

333名無しさん:2023/12/26(火) 17:19:58 ID:HlSUgUHs0
【真名】:ケラムボス
【CLASS】キャスター・ランサー(?)
【元ネタ】:ギリシャ神話
【解説】:
 海神ポセイドンとオトリュス山のニンフ・エイドテアーの子であるエウセイロスの子。
 オトリュス山麓に住む羊飼いであり、音楽家。
 ケラムボスはオトリュス山麓で羊の世話をしながら暮らしていた。
 ケラムボスは歌い手として優れた才能を持ち、山のニンフたちを歌で楽しませた。
 また羊飼いの笛を発明し、誰よりも早くリュラー(竪琴)の魅力に気づいて演奏をはじめ、多くの歌を作曲した。
 そのため、牧神パーンはケラムボスに忠告し、来たる冬が非常に厳しいものとなるので、山を下りて平野で牧畜することを勧めた。
 しかしケラムボスは傲慢さから山から下りようとせず、さらにニンフたちの父がゼウスではなく、
 河神スペルケイオスとデイノーの間に生まれたと言ったり、またポセイドンとニンフのディオパトラーの恋物語を語って嘲笑した。
 ニンフたちは激怒し、霜を降らせて渓谷の水を凍てつかせ、さらに大雪を降らせて
 ケラムボスの羊たちを雪の下に埋もれさせてしまった。
 ケラムボス自身はニンフたちによってカブトムシ(ケラムビュクス)に変えられた。

【備考・アピールポイント】:
・カブトムシに変えられた羊飼いにして音楽家。

・クラスは神すら楽しませる音楽家ゆえのキャスター、カブトムシの角を長物と解釈してのランサー(?)

・宝具はカブトムシへの変身だろうか?

・スキルは治癒の竪琴や音感などの音楽系スキル、神の出生や恋物語を茶化す精神性もスキルになりそう。

334名無しさん:2023/12/27(水) 09:58:42 ID:JSoo8tok0
【真名】:盧生
【クラス】:キャスター
【元ネタ】:史実
【解説】
 始皇帝に仕え、不老不死の薬を探していた方士の一人。

 始皇帝の四度目の巡幸時、燕の国があった渤海に面した碣石の地を訪れた時に盧生は始皇帝に謁見した。
 そして渤海の彼方にいる羨門高という名の仙人に、不老不死の薬を譲り渡してもらうと説いた。

 そして始皇帝の支援の元、盧生は渤海に向かった。
 始皇帝が巡幸から都たる咸陽に戻った時、海に住む鬼神から手にいれたという『録図書(ろくとしょ)』を献上する。
 いわゆる預言書であったそれには「亡秦者胡也」(秦を亡ぼすものは胡である)と記されていた。
 始皇帝は「胡」すなわち、北の匈奴への侵攻を決めたと伝えられる。
 (元々から匈奴への侵攻は構想にいれていたという説も存在する)

 盧生は始皇帝に召し抱えられ、始皇帝の顧問ともいえる学者の一人になり、始皇帝に仕える方士の代表的存在となった。
 その後盧生は「自分たちは不老不死の薬を探しているが鬼神に妨げられている」
 「王が見つからないように外出して悪鬼をしりぞければ、真人が来る」と言い、
 海に仙人を探しに行くのではなく、真人の降臨を願うようにした。
 始皇帝はこの言葉を信じ、宮殿を改築し、皇帝の外出の時に居場所を教えたものは死刑とした。

 盧生は始皇帝の不老不死への傾倒に恐怖し、同僚の方士と始皇帝への恨み言を言い逃亡した。
 始皇帝は激怒し、あやしげな方士と政治批判を行っていた学者を大勢集め、生き埋めにした。
 これは「坑儒」と呼ばれる事になるが、盧生が生き埋めにされた中に含まれるか、別に処刑されたか、うまく逃げ延びたかは不明である。

【備考】
・もしかしたらただの詐欺師かもだが、徐福がああだったので道術使いになれるかも

・スキルには道術(外)はありそう。
 後は最後がうまく逃げ延びたという事にするなら逃亡系のスキル、場合によっては鬼神使役系のスキルもあるか?

・宝具としては徐福と差別化するならば疑似的な真人の降臨?なんなら似非真人化みたいな?

335名無しさん:2024/01/02(火) 09:42:03 ID:V1w1lvFU0
【真名】:忍熊王
【クラス】:セイバー
【元ネタ】:『古事記』、『日本書紀』、劔神社縁起
【解説】
 第14代仲哀天皇と大中姫の間に生まれた皇子。ヤマトタケルの孫にあたる。
 第15代応神天皇の異母兄でもある。また同母兄に香坂王がいる。

 仲哀天皇崩御後、神功皇后は筑紫で誉田別尊(後の応神天皇)を産む。
 それを聞いた香坂王と忍熊王は次の皇位が誉田別尊に決まる事を恐れ、筑紫から凱旋する皇后軍を迎撃しようとする。
 しかし反乱の成否を占う狩にて香坂王が猪に襲われて薨去。
 不吉な前兆に恐れをなした忍熊王は後退し、その後菟道にて陣立てする。
 そして皇后軍に挑むも敗北、瀬田川に身を投げ遺体は菟道河から発見されたという。

 ここまでが忍熊王の反乱伝承であるが、劔神社には戦を生き延びたその先の伝承が残っている。
 戦いに敗れた忍熊王は越前国に入り、海を渡り梅浦に到着、そこで民が賊に苦しめられている事を哀れみ討伐に立ち上がる。
 忍熊王は悪戦苦闘を繰り返し、大木の洞穴で休んでいると夢を見る。
 「皇子努力せよ。我今なんじに霊剣を授くべし。我はこれ素盞嗚神なり」
 その後に座ヶ岳で伊部臣という者から神剣を授けられ、無事に賊を討伐する事ができた。
 そして織田の地に社殿を営み、神剣を素盞嗚神の御霊代として祀り、民を導き地方開発に力を注いだ。
 忍熊王の薨去後も民は忍熊王を神として、すなわち忍熊王を素盞嗚神の再来と敬い祀ることとしたという。

【備考】
・『古事記』、『日本書紀』までだとそこまでだが、劔神社縁起を含めるとスサノオから神剣を授けられたスサノオの再来になる。

・宝具はスサノオから授けられた神剣だろう。スサノオの再来というのも併せて『天羽々斬』化したり?

・スキルとしては神性、スサノオからの加護スキル、スサノオ由来の魔力放出(嵐?)だったり?

336名無しさん:2024/01/07(日) 07:50:47 ID:9h1i07O20
【真名】:フランシス・ゴルトン
【クラス】:キャスター、ビースト?
【元ネタ】:史実
【解説】:
 優生学の主唱者として知られるイギリスの学者。

 アフリカ大陸の探検による英仏地理学会からの表彰、実証的な気象学や指紋研究の確立、犬や猫の調教に用いられる犬笛や
 物事が凡庸な在り方に回帰する事を具象化した装置であるクインカンクスの発明など、現代にも通じる学問的な功績が極めて大きい人物。

 従弟であるチャールズ・ダーウィンの影響を受けて遺伝子についての研究を始めた彼は、
 人類の中から天才と呼ぶべき優れた資質を盛った人間が偶発的に誕生する一方で、彼らの希少な才能の源となった遺伝的形質が世代を経ることによって、やがて消滅してしまうという事実を知る。

 ゴルトンはそれに対する解決策として、天才同士の交配を人為的に繰り返して優秀な個体の増殖と劣った個体の削減を行い、
 人類社会に終わりなき発展と改良をもたらすべきだというユートピア主義としての優生思想を提唱した。

 しかし彼が生涯を懸けて探究した優生学は、後世において数多くの倫理的問題を引き起こすこととなる。

【備考・アピールポイント】:
・ラスボス級の思想を抱いた実在の学者にして、
 英雄たちの事が間違いなく大好きであろう人

・クラスは道具作成の逸話からキャスターが無難だろうけど、
 優生思想を人類悪/人類愛と解釈してビーストもギリいけそう?

・宝具やスキル候補は気象図やクインカンクス、犬笛といった自身の発明品関連、
 もしくは異なる英霊の因子を取り込んで配合させる等の優生学に因んだ物か

337名無しさん:2024/01/22(月) 10:49:52 ID:8eRdUNYE0
【真名】:ハーシム・アル=ムカンナア
【クラス】:アサシン、キャスター
【元ネタ】:史実
【解説】
 ペルシアで預言者を僭称し、ゾロアスター教とイスラム教を混合した教団を組織した反乱指導者。
 ベールのハーシム、メルヴのハキムとも。

 元々はハーシム・イブン・ハキムという名のメルヴ出身のペルシア人であり、若き頃は染物職人をしていた。
 それがアッバース朝の政治家アブー・ムスリム配下の暗殺者となり、それからアブー・ムスリムの部隊長となった。
 だがアッバース朝カリフのマンスールによりアブー・ムスリムが粛清されると
 アブー・ムスリムの死を否定し、彼はアダムやノアの生まれ変わりで神の化身と主張し始める。
 そして自分はその預言者の役割になるよう預言を受けたと主張した。

 ムカンナアは預言者として自らの美しさを見せるわけにはいかないと常に顔をベールで覆っていたと伝えられている。
 信奉者たちはアッバース朝の象徴である黒に対応した白い服を着用し、白衣を着る者ムバイイダと呼ばれた。
 ムカンナアは魔術を使用し奇跡を起こせる預言者として崇拝された。
 彼の元には現地農民とトルコ人部族民が信奉者として多数集った。

 アブー・ムスリムをマフディー(救世主)だと主張するムカンナアと彼の信奉者は反アッバース朝を掲げ、
 他のイスラム教徒の街やモスクを襲撃し略奪をはじめた。
 アッバース朝は反乱を鎮圧するために軍隊を派遣しそれを鎮圧した。
 ムカンナアは敗色が濃厚になると、アブー・ムスリムが捕らわれてはいけないとして、自らは服毒自殺したのちに籠城していた宮殿を放火した。

【備考】
・イメージ的にはものすごく胡散臭いが、カリスマ性があったのか死後も預言者の帰りを待つ人たちがいたらしい。
・スキルは魔術関係、カリスマ辺りか。
・宝具はベールか。(付けている間神の加護みたいな効果が発生?)それとも神の化身状態のアブー・ムスリムの力を呼び出すみたいな宝具?

338名無しさん:2024/02/20(火) 07:14:37 ID:4MmIUJ5g0
>>296の呉剛(桂男)の推薦文に
当時の実験スレ19で挙がった意見を追記

【真名】:呉剛(桂男)
【元ネタ】:中国神話・『絵本百物語』
【クラス】:ムーンキャンサー、(セイバー)、アサシン
【解説】:
 中国の神話において月に住んでいるとされる伝説上の住人、あるいは日本の妖怪。
 神話における呉剛は妻が炎帝の孫である伯陵と密通していたことに怒り狂い、伯陵を殺害してしまう。
 そのため炎帝は怒り、呉剛を月に配流して不死の樹「月桂」を伐採することを命じた。
 月桂は斧を打ち込まれてもすぐに枝葉を茂らせるため、長い時間をかけても月桂樹を倒すことができなかった。
 罪悪感を抱いた呉剛の妻は3人の子供をヒキガエル・ウサギ・ヘビの姿に変えて月に赴かせ、父の伐採を手伝わせた。
 桂男の伝説にはいくつかパターンがあるものの、「過ちにより月に配流され、桂の木を切り続ける男」という部分は共通している。

 この伝説は早い時期から日本にも伝わっており、月と桂は古くから文学上でも結びつけられた。
 また、『伊勢物語』の中では美男として知られる主人公に対し、「桂男の君のような」という表現を行って以来、
 日本文学において「桂男」は単に美男のことも指すようにもなった。

 江戸時代の奇談集『絵本百物語』では桂男は月にまつわる妖怪として描かれており、
 満月ではないときに月を長く見ていると、桂男に招かれて寿命を縮めてしまうという怪異伝承も伝わっている。
 桂男と寿命にまつわる伝承は桂男がもとはインドの説話が中国を経て伝わったものとされると同時に
 日本神話では月神である月読が保食神を殺害したといわれることから、月神に死のイメージが伴っている故に、
 そのような伝説・神話が重なって付与されたのではないかと考えられている。

【備考】
・月の模様が動物に見える……といった伝説を基とするイケメン妖怪。インド説話→中国神話→日本妖怪(+日本神話エッセンス)というルーツ的に玉藻の前みたいになりそう

・クラスは月由来のムーンキャンサー、桂斬りセイバーもギリいける……?

・スキルは美貌による魅了スキル、月の加護、仙術使いともされるので仙術系スキルか

・宝具はヒキガエル・ウサギ・ヘビの姿に変えられた3人の子供だろうか

・月桂樹は伐採して利用するのが滅茶苦茶大変だけど
無限湧きする魔力リソースとしても使えそう?

・樹木に類する存在なら世界樹だろうと空想樹だろうと
切断する対樹宝具を持たせられそう?
 樹木以外でも建造物や陣地など動かない物体なら非常に時間が掛かるけど切り倒せる感じで

・スキルに死を纏う者とかもありえるか

・妖怪周りの逸話を含めるとアサシンでもいいかもしれんね

・中国神話の月の住人として側面と日本の妖怪としての側面を持ってるあたり、ヴェルンドの時に作った統合伝承もたせられそうでもある

339名無しさん:2024/03/19(火) 10:08:51 ID:TxFCtBoA0
【真名】:ジョン・マンデヴィル
【元ネタ】:『東方旅行記(The Travels of Sir John Mandeville)』
【クラス】:アルターエゴ、フェイカー、プリテンダー
【解説】:
 14世紀のヨーロッパ人にとって未開の地であった東方世界の国々について、
 架空のイングランド騎士ジョン・マンデヴィルの視点から記した作者不明の旅行記。

 前半では現実のヨーロッパや北アフリカ、中東の名所が当時の事実に基づいて記述されているが、
 後半からは女性だけの部族に統治されるアマゾネスの国や、犬の頭部を持った国民が牛を神として崇拝するナクメラ島といった
 架空のアジア国家群の様相が語られるという奇異な構成が特徴。
 その中でも大汗と呼ばれる統治者に支配されるキッタイ(中国)、
 皇帝プレスター・ジョンによって統治されたキリスト教国ペンテコサイアの描写には多くの頁が割かれており、
 読者の想像力を刺激する筆致が当時の探検家や文学者に多大な影響を与えた。

 現在では先行する様々な著作の内容を編纂して書かれたことが判明しており、
 例としてフランシスコ会修道士オドリコのアジア旅行記やアルメニア王国のヘイトンによる『東洋史の精華』、
 その他にもアレクサンドロス・ロマンスや大プリニウスが『博物誌』にて記した亜人種の生態、
 当時の欧州社会を賑わせたプレスター・ジョンの書簡等を参照しているとされる。

【備考・アピールポイント】
・異なる設定や世界観を繋ぎ合わせたモキュメンタリーという
 ある意味ではFateやアメコミヒーローの先祖みたいな創作

・公式のナーサリー・ライムのように、
 物語の概念その物がサーヴァントになった存在を想定

・有志が翻訳した全文がネット上で無料公開されている
 架空国家に関する記述は第17章以降から
ジョン・マンデヴィル卿の旅行
The Travels of Sir John Mandeville
(鼠海 訳)
ttp://arumukos.la.coocan.jp/unnk/unncssry/mndvlltrvls/index.html


・以下、一応のスキルや宝具案

・旅行記に登場する幻想種の召喚
 例を挙げると
 両目に宝玉を持ち、一睨みで相手を殺せる女(第31章に登場)
 金を採掘する犬ほどの大きさの蟻(第33章に登場)

・史実における著者が判明していないことから
 Fakeバーサーカーに倣った変身能力

・異なる書物が虚実綯交ぜに編纂されて書かれた逸話の拡大解釈により、
 史実や神話の国々、はたまたトマス・モアの『ユートピア』や
 スウィフトの『ガリヴァー旅行記』といった架空の物語に至るまで
 異なる世界観のテクスチャを自身の霊基に上書きする

340名無しさん:2024/03/29(金) 23:28:01 ID:mGDLAj6s0
ラーマのご先祖様で血統的にかなりすごい事になりそうな人がいたので挙げておこう

【真名】:イクシュヴァーク
【クラス】:セイバー?、ルーラー?
【元ネタ】:インド神話
【解説】
 インド古代の伝説のアヨーディヤー王にしてインドの王族たる太陽の一族、日種の始祖。
 『ラーマーヤナ』のラーマ、シータもこの末裔である。
 父はヴィシュヌが大洪水から救った人類の始祖ヴァイヴァスヴァタ・マヌ。
 マヌの父は太陽神ヴィヴァスヴァット、またはスーリヤであり、イクシュヴァークは太陽神を祖父に持つ事になる。
 またマヌは彼が水に捧げた供物から生まれた女性と始祖になったと言われている。

 イクシュヴァークはアヨーディヤーを首都として日種王朝を創始したという。

【備考】
・宝具は日種始祖としてロムルスみたいに日種の過去・現在・未来を造りだす光の奔流みたいな?

・スキルは神性、魔力放出(炎)、アヨーディヤーは「難攻不落の都城」を意味するそうなので防御系スキルも持たせられるか。
 またマヌが水を扱う逸話、母親にあたる女性が水に捧げた供物から生まれた所から水に関係するスキルも持てそうか。

・英語wikiによるとドローナが所持していたという「アシ」という剣をイクシュヴァークも所持していたらしい。

341名無しさん:2024/04/06(土) 13:10:47 ID:4Al3U2fE0
【真名】:楊広
【クラス】:ライダー、アヴェンジャー?
【元ネタ】:史実
【解説】
 隋朝第2代皇帝であり、中国史を代表する暴君煬帝として有名。
 また「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙無しや」の「日没する処の天子」にあたる。

 文帝楊堅の次男として生まれ、文帝により隋が建国されると晋王となり北方の守りに就いた。
 南朝の陳の討伐時には、討伐軍総帥として活躍。
 また質素倹約を是としていた文帝に対し、皇太子の楊勇は派手好みであった状況を利用し、
 倹約生活を送り側妾を持たず、腹心らによる文帝への讒言を行い楊勇を廃させた。
 そして皇太子となり文帝の崩御に伴い即位した。
 ただし文帝に廃嫡させられそうになり、暗殺したとする話も流布された。

 即位後は一転贅沢な生活を送るようになり、廃止されていた残酷な刑を復活させた。
 そして大興城(長安)の建設推進、100万人の民衆を動員した大運河の建設、国外遠征の積極的実施を行っていった。
 しかしそれらにかかる莫大な費用の為、民は重税・苦役に苦しんだ。
 そして各地で反乱が起き、隋帝国は崩れ始めて行った。
 楊広は反乱の鎮圧を行っていく中、酒色にふける生活を送るようになっていった。

 ある時楊広が天を仰ぐと帝星が勢いを失い傍らにあった大星が妖しげな光を放っていた。
 不吉を感じ天文官に話を聞くが、凶兆であり直ちに徳をおさめ、この凶兆を払う事が肝要と述べられる。
 この日より国事の上奏を受け付けなくなり、上奏を行う者は斬罪に処す命が出された。

 最後はクーデターが起こり50歳で亡くなる。
 毒酒による自害を望むも、家臣に縊り殺される事となった。
 死後は唐により「煬帝」の諡号を送られ、煬の字は「天に逆らい、民を虐げる」意味を持つ。

 概ね評価が悪い人物だが、大運河の建設についてはこれにより南北を経済及び交通面で繋いだ。
 南北数百年の分裂からの統一の為に必要であり、思想、民族の南北融和をもたらし、唐以後の数々の国家を支える事となった。
 ただし豪華絢爛な龍船(皇帝が乗る船)に自ら乗り、運河を渡るデモンストレーションを行った事もあり余計に怒りを買った面もある。

 また優れた文人・詩人でもあり、「飲馬長城窟行」、「野望」、「春江花月夜」等の代表作を持つ。

【備考】
・マリーオルタを意識して「無辜の怪物要素を持った高貴な人物」として推薦。マリーほど高潔な感じでもないが

・スキル候補としては無辜の怪物(日没する処の天子)、星見に関するスキル、詩に関するスキルか、皇帝特権(煬)?

・宝具候補は大運河の逸話か。
 死ぬ前に欲した毒酒の話と混ぜ合わせて呪詛の混ざった毒酒の洪水みたいな宝具にできるか。

342名無しさん:2024/04/08(月) 20:16:49 ID:d54cn.RI0
【真名】:サンドウィッチ伯 ジョン・モンタギュー
【元ネタ】:史実など
【クラス】:ライダー・キャスター・フォーリナー(?)
【解説】:
 イングランド貴族の爵位の一つであるサンドウィッチ伯爵、その4代伯にあたる人物。
 パン等に肉や野菜、卵等の具を挟んだ料理「サンドイッチ」の語源になった逸話で広く知られている。

 父の急死により10歳の若さで祖父の第3代サンドウィッチ伯エドワード・モンタギューから
 爵位を継ぎ、ケンブリッジ大学で学び、諸国を漫遊し、帰国後に21歳で貴族院議員となった。
 その後はほどなくして陸軍大佐に任じられ、30歳では海軍大臣の職にも就いた。

 また、彼が国務大臣在任中には急進的な扇動政治家のジョン・ウィルクスが自らが刊行する新聞で
 国王ジョージ3世のスピーチの内容について糾弾すると共に、閣僚達の『地獄の火クラブ』スキャンダルを暴露する「ウィルクス事件」が発生。
 『地獄の火クラブ』は悪魔主義を標榜する秘密結社……といいつつ、実態は上流階級の秘密の社交クラブであった。
 会員は「修道士」を気取り、「修道女」と言われる娼婦や上流階級の女性と乱行を繰り広げ、
 その場の雰囲気を盛り上げるために、悪魔崇拝の儀式を行っていたという。
 ジョージ3世はウィルクスに激怒し、『地獄の火クラブ』の中心人物でもあったジョン・モンタギューは
 自ら陣頭に立ち、名誉毀損その他諸々の罪でウィルクスを告訴・逮捕投獄した。
 しかし、民衆からの支持を受けていたウィルクスの投獄は彼らの不満を爆発させ、
 ウィルクスの釈放を求める大暴動を引き起こした。
 また、ウィルクスの友人であった劇作家のジョン・ゲイ作『乞食オペラ(ベガーズ・オペラ)』でサンドウィッチ伯爵は
 盗賊マクヒースを陥れる裏切り者として揶揄され、有り難くないイメージが長くつきまとうことになり、
 市民から不人気のままで、海軍大臣を引退する際にも大いに歓迎されたという。

 軽食の「サンドイッチ」は賭博好きだった彼がカード賭博を中断することなく続けられる食事として
 考案したとされる説が存在するが、サンドイッチは賭博に限らず色んな場所で習慣的に食べられていたため、
 賭博好きという話は後世の創作であるとも言われている。

 ジョン・モンタギューはジェームズ・クックの有力な支持者で、探検隊の帆船の購入には海軍本部の予算を充てたという。
 クックは伯爵にちなんで、発見した島をサンドウィッチ諸島(今日のハワイ諸島)と命名した。
 また、彼はギリシャ・ローマ神話の趣味があり、海軍大臣を務めていた際にはイギリス海軍の戦列艦に対して
 ペガサスに乗って怪物キメラを退治したギリシャ神話の英雄ベレロポンにちなんで、「ベレロフォン」と名付けた。
 この戦列艦ベレロフォンは後にナポレオン・ボナパルトの降伏を受け入れたことで知られ、絵画の題材にもなっている。

【備考・アピールポイント】:
・何かと『伯爵』が話題なので名前だけは有名な伯爵を推薦。
・クラスは「ベレロフォン」由来のライダー、『地獄の火クラブ』でカタチだけとはいえ悪魔主義と黒魔術を掲げたことからキャスターor降モレーよろしくフォーリナー
・スキルとしては『地獄の火クラブ』やサンドイッチの由来の話から無辜の怪物、『乞食オペラ』で悪役を宛てがわれたことやベレロフォンがナポレオンを捕らえたことから英雄の大敵(偽)あたりがありそう
・海軍大臣だが在位中に汚職や腐敗行為で海軍を弱体化させたことから軍略系スキルはなさそう(ギリシャ・ローマ神話に興味を持っていたので神話知識系スキルはありかも)
・宝具は自らが命名した戦列艦ベレロフォンか。ベレロフォンはナポレオンの降伏を受け入れたことに加えて現役を退いたあとは監獄船として利用されたことから英雄を捕らえる能力とかでも面白そう
・キャスターやフォーリナーの場合は『地獄の火クラブ』の悪魔主義儀式に由来する何かか

343名無しさん:2024/04/09(火) 10:19:26 ID:g9qoQG0M0
【真名】:智徳法師
【元ネタ】:『今昔物語』
【クラス】:キャスター
【解説】
 平安時代、播磨の国の陰陽師。蘆屋道満と同一人物ではないかとの説もある。

 ある時播磨国明石沖にて海賊に荷物を奪われた船主を見つけると、小船に船主を伴って乗り、沖へ出て海賊に襲われた辺りに船を浮かべた。
 智徳は海の上に物を書き入れてそれに向かって呪文を唱え、陸に返って上がった後に、
 目の前にいる者を捕らえようとするかのような仕種をして、その筋の者を雇って、四、五日監視をさせた。
 すると荷物を奪われてから七日後、何処からともなく漂流船が現れた。
 船には海賊たちが皆ひどく酔っ払ったように逃げもせずに打ち倒れていた。
 智徳は命までも取らず、海賊たちを追い払った。

 安倍晴明に術比べを挑んだこともあり、式神たちを隠されてしまい、いともたやすく懲らしめられた。
 智徳は「私には、式神を使うことはできても、人の使うものを隠す事は到底できない」として、安倍晴明の弟子になったともされる。

【備考】
・道満とは別人の正義の陰陽師にできそう。

・スキル候補としては生命続命法スキル、道満の呪意識して智徳の呪、反英霊の類に対しての特攻スキル辺りか?
 後は他者を助ける感じのスキルとか。

・宝具は海賊を捕らえた術になるのか。遠隔からでも敵を襲える能力になるか。

344名無しさん:2024/04/10(水) 05:47:07 ID:Ocoo4/xg0
【真名】:イーノー
【元ネタ】:ギリシャ神話・『オデュッセイア』
【クラス】:バーサーカー・ライダー
【解説】:
 竜殺しにしてテーバイ建国の王カドモスと調和の女神ハルモニアの娘。
 のちにボイオティア地方のオルコメノスの王アタマースと結婚し、
 王妃として二人の息子、レアルコスとメリケルテースを生んだ。
 アタマースには最初の妻であるネペレーとの間に二人の子、プリクソスとヘレーの兄妹がおり、
 この二人に対してイーノーは密かに悪意を抱いていた。
 イーノーは密かに作物が実らないよう工作を行い、穀物が芽を出さないのを怪しんだアタマースが
 デルポイの神託を仰ごうと使者を送ると、イーノーは使者を買収し、
 プリクソスをゼウスの生け贄に捧げるよう神託があったと言わせた。
 アタマースがプリクソスを生け贄にするために山頂に引き立てたとき、ヘラクレスがプリクソスを救った。
 プリクソスは妹のヘレーとともに金毛の羊の背に乗って逃れ、二人が乗った牡羊は
 コルキスの「金羊毛」として後のイアソンとアルゴノーツの冒険につながることとなる。

 また、イーノーは姉妹であるセメレーとゼウスの子であるディオニュソスを娘として匿い、
 アタマースもこれを黙認していたが、ヘラはこのことを恨み、アタマースに狂気を吹き込んだ。
 アタマースが白い鹿を見つけて矢を射たところ、殺したのは息子のレアルコスだった。
 その光景を見たイーノーも狂気に駆られ、沸騰したお湯の入った鍋にメリケルテスを
 入れて殺し、その遺体を抱いて海に飛び込んだ。
 ゼウスはディオニュソスを育てた恩義に報いてイーノーを女神レウコテアーとし、
 メリケルテスは水夫の守護神パライモンとなった。

 女神レウコテアーは『オデュッセイア』に登場し、難破したオデュッセウスにカモメの姿をとって近づき、
 身につければ決して溺れることのない力を持つヴェールを貸し与えて彼を救ったという。

【備考・アピールポイント】
・神に狂わされた被害者でありながらも、前妻の子を狡猾に生贄にしようとした悪女でもあり、アルゴノーツ結成の遠因。
・のちに女神となり、英雄の助けになっているあたりと珍しい立ち位置である
・クラス適性はシンプルに狂わされてるのでバーサーカー、メリケルテスと共に海豚(ケトゥスとも)に救われている逸話からライダーも有り得るか
・宝具はオデュッセウスに与えたヴェール、あるいはメリケルテスを煮て殺そうとした鍋か
・スキル候補は神性・神核系スキルやカモメに姿を変える変化系スキルに加えてプリクソスを生贄にした経緯から計略系スキル、
変化球だとディオニュソスやメリケルテスを養育したり、アルゴノーツの遠因を作ったり、オデュッセウスを手助けした面から英雄作成とか?

345名無しさん:2024/04/12(金) 03:41:08 ID:b9mK/j360
【真名】:ティモレオン
【クラス】:ライダー、アサシン、ルーラー、(流星を飛ばす)アーチャー?
【元ネタ】:史実
【解説】
 古代ギリシアの都市国家コリントスの政治家かつ将軍。
 シチリアにあるシュラクサイを僭主たちから解放し、カルタゴの8万の大軍勢を5000の軍隊で打ち破って撤退させた。
 シチリア全土に平和をもたらし、シチリア諸都市の真の建国者として賞賛された。

 コリントスのアクロコリントスを占拠し僭主となった兄に対しティモレオンは国に自由をもたらす為、暗殺計画を実行に移した。
 民衆はティモレオンを愛国者として褒め称えたが、ティモレオンの母は「神をも恐れぬ兄殺し」と呪った。
 また一部の市民にも兄殺しとして批判され、ティモレオンは精神を病み、20年の隠居生活を送ることとなった。

 その後シュラクサイはディオニュシオス2世が僭主の座にあり、更にレオンティノイの僭主ヒケタスによって包囲攻撃されていた。
 シュラクサイに民主制を復活させる為、ティモレオンはシチリアに上陸。
 歴史家シケリアのディオドロス曰く、ティモレオンは奇襲によりシュラクサイの一部地域を奪取、
 シュラクサイはディオニュシオス2世の支配領域、ヒケタスの支配領域、そしてティモレオンの奪い取った領域に三分割された。

 ティモレオンはディオニュシオス2世を説得、降伏させ、ヒケタスはティモレオンに対抗できず、降伏した。
 ティモレオンはシュラクサイ全体を制圧し、復興に乗り出した。
 僭主政の象徴でもあった砦は破壊され、その場には正義に基づく民衆裁判所が建てられた。

 更にカルタゴに支配されている領地を攻め、カルタゴから解放していった。
 カルタゴは8万の軍勢をシュラクサイに侵攻させ、クリミソス河にてカルタゴ軍とティモレオン軍の戦いが勃発した。
 クリミソス河の浅瀬の幅は狭く、カルタゴは大軍を展開させることができなかった事もあり、カルタゴ軍は敗北。
 カルタゴはシチリア島における領土をプラタニ以西に限定し、シチリア島の僭主たちを援助しないという条約に同意した。

 その後ティモレオンは僭主を援助していたマメルクスを捕らえるなど、民主政確立に尽力した。
 僭主時代のことを思い起こさせる要塞なども尽く粉砕していき、ティモレオンは僭主にも勝る絶大な権力を得るようになった。
 しかし自らが僭主となることを良しとせず、シュラクサイにおける全権を早々に放棄し、政界を引退した。
 その後、一市民として余生をシュラクサイで過ごした。

【備考】
・僭主を倒したら僭主以上の権力を手に入れたが手放した人物。

・宝具としては僭主制の象徴だった砦、要塞の破壊から王系サーヴァントに対しての特攻や
 そこからの復興で空間の法則を破壊して新しい法則を作るみたいな?

・シュラクサイに向かう途中のイオニア海の航海途中の夜に、ティモレオンは神々しい現象(こと座流星群と解釈されている)を目撃しているとか。
 上記の宝具イメージとして流星のように光を飛ばして攻撃する感じにできるかもしれない。

・なお流星の話はデメテルとペルセフォネの巫女たちから女神が船旅においてティモレオンに同行するつもりだと聞いていたのだとか。
 女神たちが実際に彼らを支えているのだと認識して喜んで、最良の船を「デメテルとペルセフォネの聖なる船」と呼んで彼女らに奉納したのだそう。

・スキルとしては軍略、友誼の証明、カリスマ系のスキルか。
 女神の加護系スキルも?

346名無しさん:2024/05/02(木) 09:37:13 ID:KAI0NSmk0
【真名】:クリクスス
【クラス】:(剣闘士として)セイバーorランサー、バーサーカー、アヴェンジャー
【元ネタ】:史実
【解説】
 共和政ローマ時代のガリア人剣闘士であり第三次奴隷戦争(スパルタクスの反乱)の反乱軍指導者の一人。

 彼は何らかの理由でローマの奴隷となり、剣闘士養成所に属した。
 ある時剣闘士たちは脱走を計画、およそ70人の剣闘士が養成所を逃げ出すことに成功し、ヴェスヴィウス山に立て籠もった。
 剣闘士たちはクリクススとオエノマウス、スパルタクスを指導者に選んだ。
 彼らに合流する奴隷も存在し、逃亡奴隷の集団はその数を増やしていく。
 討伐隊を撃退し、ローマ軍の武具を奪い装備していった。

 紀元前72年に反乱軍は北上を開始したが、クリクススは約3万人の集団を引き連れてスパルタクスとは別行動をとった。
 この理由については様々な説があり、
 スパルタクスは奴隷の故国帰還を計画するも、クリクススの集団はイタリアに留まり、略奪と復讐を続けることを望んだとする説。
 トラキア人のスパルタクスの集団とケルト、ゲルマンのクリクススの集団に分裂したとする説。
 奴隷と反乱に参加した貧農の間に立場の相違が生じ、イタリアに留まって土地の再分配の実現を求める貧農がクリクススに従った説が存在する。
 またスパルタクスとクリクススに不和による分裂は存在せず、地域分担による別行動に過ぎなかった説も存在する。

 その後ローマ元老院はその年の執政官であったレントゥルスとゲッリウスの率いるローマ軍団を派遣する。
 ゲッリウスの軍団はガルガヌス山麓(現在のガルガーノ)でクリクススの率いていた反乱軍と戦った。
 ゲッリウスの軍団は高地に二列の戦列を組んで敵を待ち構え、クリクススがこれを攻撃。
 クリクススは兵を率いて丘に陣取るローマ軍に3度突撃したが突破できず、4度目の突撃で戦死した。

 その後、スパルタクスはレントゥルス、ゲッリウスの軍団を連破して北イタリアに到達。
 クリクススの霊を弔うためにローマ兵の捕虜300人に死に至るまで剣闘士試合をさせ犠牲に捧げた。

【備考】
・スパルタクスとの分裂には様々な説があるが「略奪と復讐を続けることを望んだ説」に注目すると
 より攻撃的になったスパルタクスみたいなスペックにできるかも。

・弔いの為の剣闘士試合も要素として取り入れられそう。

・不屈の意志は持たせられそう。

347名無しさん:2024/05/13(月) 06:18:41 ID:j1sv3TOE0
【真名】:ユートパス
【元ネタ】:『ユートピア』
【クラス】:キャスター
【解説】:
 トマス・モアの著作『ユートピア』に登場する、架空の理想国家ユートピアの建国者。
 ユートパスは征服したアブラクサ半島の、大陸と接した土地を原住民と自身が有する全ての兵士たちの手で15マイルに渡って掘削させ、自らが統治するユートピアの島を造り出した。

 ユートピアの価値観や法制度は社会の運営において合理的かつ最適な構造を意識して設定され、例を挙げると

・存在する54の都市は言語・法制度・土地環境等を極力同一のものとして設計され、都市間の距離は徒歩で1日以内に辿り着けるよう配置されている。

・世帯ごと、都市ごとの人口は一定数に調整され、余剰人口は基準値より人口が少ない他の世帯や都市へ移住させる。
 国家全体の人口が過剰となった場合は、各都市から一定数の市民を選んで国外の人が住む荒地に送り出し、ユートピアの法による新しい町を建設する。
 原住民がユートピア国民との共存共栄を拒絶すれば土地を無為に食い潰していると見なし、武力によって土地から追放する。

・他国との貿易によって獲得した金銀は、権威の象徴と化す事態を防ぐ為に便器や奴隷の枷といった卑しさの象徴として用いる。
 宝石の類いは幼子に与え、子が成長すれば捨てられる飾りとして利用する。

・戦争を嫌悪する一方、他国との開戦では知謀と策略を尽くす。
 敵国の内輪揉めを誘う情報工作を仕掛け、それが頓挫すれば外国の傭兵やユートピアの東方に棲む蛮族ザポレット人を金銀で雇い、最後に自国民を戦争に駆り出す。

 このような行き過ぎた合理性によって、現実の常識からすれば数々の異様な性質を持った社会となっている。

【備考・アピールポイント】:
・ユートピア/ディストピアの元祖となった作品の登場人物

・エリザに対するカーミラ、カール大帝に対するシャルルマーニュの様な、史実のトマス・モアの別側面を体現したサーヴァントになりそう

・クラスは建国を陣地作成、金銀の枷を道具作成と解釈してキャスター

・宝具は建国の逸話から一定範囲の土地を外部から分断して、内部をユートピア国の概念で上書きするとか

348名無しさん:2024/05/13(月) 06:20:08 ID:j1sv3TOE0
【真名】:コシチェイ
【元ネタ】:スラヴ神話、ロシア民話
【クラス】:キャスター
【解説】
 スラヴ神話、ロシア民話に登場する、若い女性を拐かし襲う邪悪な魔術師。バレエ『火の鳥』では魔王とも。
 その名はロシア語で「骨」を意味するコスに由来し、骸骨のように痩せ細った醜い老人の姿とされる。

 「不死身のコシチェイ」と呼ばれ、魂が肉体と分離しているために通常の手段では殺せない。一説では300年もの間何も食べず、何も飲んでいないとも。
 その魂は肉体から遠く離れた海に浮かぶブヤン島にある針先に隠されており、
 その針は卵の中に、卵は家鴨の中に、家鴨は兎の中に、兎は鉄の宝箱の中に、宝箱は樫の木の上という入れ子構造になっている。
 宝箱を見つけ、次々と逃げ出す動物たちを捕らえ、卵を手に入れることでコシチェイは衰弱し、
 卵を揺らせば連動してコシチェイも揺れ、針を折ることでコシチェイを殺せるとされる。(伝承によってはコシチェイの額でしか折れないとも)
 
 肉体は魔境にある暗く冷たい城に住んでおり、その道中には様々な魔術的な障壁や罠が仕掛けられているという。
 城内には溢れんばかりの宝物が眠っているが、コシチェイはそれを全く使わず、大切に保存しているとされる。

 一説ではスラヴ神話の死神カラチュンの化身とされ、冬の死の概念を擬人化した存在ともされる。

 また、オペラ『不死身のカシチェイ』では魂の隠し場所は南国に住む自身の娘カシチェエヴナの涙となっている。
 冷酷で決して涙を流さないカシチェエヴナだったが、ある日敵のイワン王子に恋をする。
 しかしそれは叶わず、王子の婚約者である王女がカシチェエヴナを抱きしめると彼女は涙を流し、
 その後彼女は枝垂柳に変化しカシチェイは死に、人々は春の到来と自由を喜んだという。

【備考】
 wikiだと老婆扱いされてるけど伝承でも創作でも男なので恐らく編集者がバーバ・ヤガー辺りと混同したと思われる
 不死身の逸話から伝承防御スキル持たせられそうかも?
 宝具は城で、ギリシャ神話のハデスの冥界と類似しているとされるので拐った女性を自身の眷属にして操ったり出来るかも?伝承でも魅了の魔術は使えるみたいだし

349名無しさん:2024/06/20(木) 13:54:56 ID:eO7fEonY0
【真名】:藤原隆家
【元ネタ】:『枕草子』『大鏡』『古今著聞集』『百錬抄』など
【クラス】:アーチャー、バーサーカー(?)
【解説】
 平安時代中期の公卿。
 摂政関白内大臣・藤原道隆の四男であり、姉には一条天皇の皇后・藤原定子がいる。

 父・道隆の執政下で武官を務めながら急速に昇進し公卿に列したが、道隆の没後に兄・伊周の
 女性関係に関する誤解から、出家した先帝・花山法皇の袖を射抜く「花山院闘乱事件」を引き起こす。
 このことを叔父である政敵・藤原道長に利用され、隆家は出雲国に左遷された。
 後に叔母である東三条院(藤原詮子)の大赦を受け、官界に復帰。
 兄姉亡き後、隆家は姉・定子の子である敦康親王に期待をかけ、周囲も隆家が即位した親王を
 補佐することを望んだが、有力な後見人がいないことが理由で敦康親王が立太子されることはなかった。

 また大宰府の権官としての在任中に女真族と思われる海賊・刀伊が九州を襲撃する「刀伊の入寇」が発生。
 刀伊が博多に侵攻すると、隆家は指揮官としてこれに応戦し、見事撃退に成功している。

 天下の「さがな者」(荒くれ者)として知られ、姉が生んだ敦康親王の立太子を
 実現できなかった一条天皇を「人非人」と非難したり、権力者である叔父の圧力にも
 屈することのない気骨のある人物であり、その気概には道長も一目置いたとされる。
 一方で、父・道隆や兄・伊周に対しては批判的な態度を取り続けていた藤原実資からは
 可愛がられるなど、人に好かれる一面も持ち合わせていた。

【備考・アピールポイント】
・よくも悪くも荒事に向いてる公卿。
・クラスは花山法皇を射たことからアーチャー、破天荒な振る舞いから狂化ランク低めのバーサーカーあたり
・スキルは花山法皇・一条天皇・左大臣道長と権力者に臆することない所業の数々から反骨の相や勇猛(蛮勇?)、「刀伊の入寇」の一件から盗賊打破・護国の鬼将などが候補に上がる
・また都で疱瘡が大流行した際には大陸から刀伊が持ち込んだものを隆家に憑いて京に及んだとも言われるため、デメリットつきの宝具かスキルに出来そう

350名無しさん:2024/06/20(木) 13:56:56 ID:eO7fEonY0
【真名】:アスカポツァルコ
【クラス】:キャスター
【元ネタ】:史実
【解説】
 アステカ帝国が繁栄する以前、メキシコ盆地を支配していたテパネカ帝国の中心都市。
 「アスカポツァルコ」は、ナワトル語で蟻塚を意味し、アステカ文字ではトウモロコシに囲まれた赤蟻として描かれる。
 これは伝説に由来し、第五の太陽創造の後、人類の食料を探していたケツァルコアトルが偶然トウモロコシの種を担いでいた赤蟻を見つける。
 赤蟻は食料の場所をケツァルコアトルに言い渋っていたが、ケツァルコアトルは赤蟻を脅し、
 赤蟻は食料の山トナカテペトルまで黒蟻に化身したケツァルコアトルを案内した。

 テパネカは14世紀後半から約半世紀に渡り統治したテソソモクの時代に大きく発展し、
 テオティワカン衰亡以降600年ぶりにメキシコ盆地に出現した最初の主要な帝国となった。
 領土はメキシコ盆地を越え、南、西、北西へと遠征した。
 メシカの都市であるテノチティトランも最初は従属していた。

 テパネカの繁栄はテソソモクの一代限りで終わりテソソモクが死ぬと後継者争いが起き、従属していた国も反乱を起こす事が可能となった。
 そしてテノチティトラン、テスココ、トラコパンのアステカ三都市同盟との戦いでアスカポツァルコは攻め滅ぼされた。
 テノチティトランの統治者イツコアトルは歴史書を書き換え、テパネカ帝国の記憶を消し去ろうとし、
 古い歴史書を焚書、メシカに不都合な歴史を削った。

【備考】
・一時期はテノチティトランを従えていた都市。

・宝具候補は蟻(アスカトル)に関係するものだろうか。
 赤蟻の軍勢召喚、トナカテペトルの恵みを得る、奥の手として黒蟻(ケツァルコアトルの分霊)召喚のような効果か。

・スキル候補として他所の都市(陣地)を服従させる(ラインを繋げて魔力徴収?)みたいなスキルを持たせられるか。
 後は低ランク情報抹消、使い魔(蟻)とかだろうか。

351名無しさん:2024/06/25(火) 07:03:15 ID:KLa0Pg1k0
【真名】:ニコラウス・コペルニクス
【クラス】:キャスター、アーチャー?
【元ネタ】:史実
【解説】
 ポーランド出身の天文学者であり、法学者、占星術師、医者でもあり領主司祭を務めた事もあった。
 地動説(太陽中心説)を唱え、これは天文学史上でも大きな事績として扱われる。
 彼の地動説は死後、著書『天体の回転について』が出版された事で広まるも妄説の扱いを受けていた。
 しかし後続研究が進み、地動説は天動説と立場を逆転。
 これにより「コペルニクス的転回」という、物事の見方が反転する事を比喩する言葉が生まれた。

 ただコペルニクスが地動説を唱えた事には一種の信仰が影響しているとも見られ、古代太陽崇拝を復活させたという見方もある。
 『天体の回転について』にも、以下のような文章が記述されている。
 「中心に太陽が静止している。この美しい殿堂の中でこの光輝くものを四方を照らせる場所以外の何処に置く事ができようか。」
 「人々がこれを宇宙の瞳と呼び、宇宙の心と言い、宇宙の支配者と呼ぶのは当然である。」
 「トリスメギトスは見える神と呼び、ソフォクレスのエレクトラは全てを見るものと呼んだ。」
 「太陽は玉座に座り、天体の家来を支配しているようなものである。」

 またコペルニクスには天文学以外の分野での功績もある。
 ドイツ騎士団国がポーランド王国領土ヴァルミアに攻め込むと、コペルニクスはヴァルミア南部のオルシュティンで防衛にあたった。
 そうして休戦協定が結ばれるまでの間守りぬいたのであった。
 経済面でも「悪貨は良貨を駆逐する」法則を突き止め、これは半世紀後に別の人物によって知られ、「グレシャムの法則」として知られるようになった。

【備考】
・「信仰」VS「科学」というよりかは「信仰」と「ちょっと違う信仰」のせめぎ合いみたいな側面があったようにも感じる人
 クラスとしてはキャスターだろうが防衛の際銃を取ったとかあるようなのでアーチャーも?

・宝具は「コペルニクス的転回」(神秘破壊?あるいは状況の反転?)と『天体の回転について』の支配者としての太陽を呼び出すみたいな感じだろうか

・スキルは洗礼詠唱、医術、占星術、守護の誓約辺りか

352名無しさん:2024/07/10(水) 03:54:50 ID:Op5knYmo0
【真名】:ヴァルデマー4世
【元ネタ】:史実
【クラス】:アサシン、ライダー
【解説】
 8年間の空位時代を経て即位したデンマーク国王。
 多大な債務などにより国力が大きく衰退したデンマークを回復させた事から再興王(アッテルダーク)と称された。
 税制改革による財政再建や軍の強化を成し遂げ、巧みな外交戦略などにより国力は回復し、
 またその治世はヨーロッパ全体に黒死病が荒れ狂った時期であり、
 多くの貴族がペストの犠牲となり無主の土地が増えたことも、王領拡大に貢献した。

 また死霊の猟師たちの一団、ワイルドハントの頭領の一人ともされる。

【備考】
・宝具候補はワイルドハントと黒死病のミックスか?

・スキル候補は国略、再興王(アッテルダーク)の異名だろうか

353名無しさん:2024/08/03(土) 11:01:59 ID:nEetYoKs0
【真名】:ロッキートビバッタ
【元ネタ】:史実
【クラス】:バーサーカー、アーチャー?
【解説】:
 18〜19世紀の北米大陸で猛威を振るったワタリバッタの一種。
 個体数に対してオスよりもメスの比率が約6割と高く、1回の産卵で100匹程度の子を産む。
 本来の体色は緑だが、大量発生時には褐色の群生相へと変色する。
 群生相に変化することで食欲と繁殖力は増加し、行動の凶暴性も増していく。

 当時の米国社会では農作物のみならず布や革などの衣服類や木材までこのバッタに捕食され、
 「線路に累積したバッタの死骸で機関車が通行不能になる」
 「バッタの排泄物による水質汚染の影響で家畜が死亡する」
 といった二次被害も多発。
 蝗害への対策としてネブラスカ州では繁殖期に国民を駆除作業へ従事させる「グラスホッパー法」が成立したほか、
 ロッキートビバッタの研究を主目的とした合衆国昆虫委員会が内務省傘下の政府機関として設立された。

 1875年の「アルバート大群」が最大の発生記録であり、その数は一説によれば12兆5千億匹。
 質量換算で2750万トン、日本国土の表面積を埋め尽くしてなお余る51万平方kmもの大軍勢であり、
 「史上最大の動物の群集」としてギネス世界記録に登録された。

 しかし上述のアルバート大群を境にロッキートビバッタは個体数を減少させていき、20世紀には事実上の絶滅に至った。
 絶滅の原因は今もって不明であり、現在ではロッキー山脈から出土した大量の死骸が氷漬けになった氷河だけが、
 この種族が地球上に残した唯一の遺物となっている。

【備考・アピールポイント】:
・クラスは理性なき獣ということでバーサーカーが最適な筈だが、
 バッタを飛ばしてくるアーチャーでも一応いけるかも

・真名表記は公式のイスカンダル、オジマンディアス、アヴィケブロンに倣って
 学名の「メラノプラス・スプレタス」にもできそう

・型月世界なら抑止力の発動が、種族絶滅の理由だったと解釈できるか

・スキルや宝具候補は個体の増殖や、死骸が保存されたグラスホッパー氷河か

354名無しさん:2024/08/03(土) 11:06:05 ID:nEetYoKs0
【真名】:矢沢頼綱
【元ネタ】:史実
【クラス】:ランサー
【解説】
 真田信繁(幸村)の父である、真田昌幸の叔父にして家臣。
 齢十三歳にして初陣を果たして以降、沼田城を巡る北条氏との攻防を中心とした幾度もの合戦を勝ち抜き、八十年の天寿を全うした猛将。
 真田氏に纏わる史書である『加沢記』には、頼綱が小焼松(こたいまつ)という槍を持っていたと記録されている。
 小焼松は夜間になると穂先が松明の様に光を発し、夜戦では光によって使い手の姿を隠し、敵の影を写し出した。
 頼綱の父が虚空蔵山の鬼神を倒す為に八幡宮で祈願して授かった槍で、鬼神を討伐した後に頼綱が十三歳の初陣で父から受け継いだという。

【備考・アピールポイント】:
・スキルは自陣防御、護国の鬼将あたりか。

・宝具の小焼松には鬼神特攻を持たせられるか

355名無しさん:2024/08/03(土) 11:09:19 ID:nEetYoKs0
【真名】:王恭廠
【元ネタ】:史実
【クラス】:アーチャー、キャスター、バーサーカー
【解説】
 明朝の中国に存在した火薬庫及び武器工場。
 防具、銃砲、弓矢、火薬の製造と保管を主な用途としていた。
 1626年5月30日、この場所で原因が今もって不明な大爆発が発生し、2.25平方キロメートルが壊滅し、2万人以上の死者が出る大惨事となった。
 当時の王朝はこの事件を腐敗した政治に対する天からの戒めと考え、皇帝が自己批判の詔である罪己詔を発布した逸話があるが、これは計六奇という小説家が残した記録で信憑性は低い。
 事件後にこの施設は安民廠と改名したが、1638年に再び大爆発が発生、武器庫の太監や局監を含む1万人以上が死傷した。

【備考・アピールポイント】:
・クラスは銃砲や弓矢製造の逸話からアーチャー
 道具作成及び自分自身を陣地と解釈してキャスター
 大爆発で大惨事をもたらした逸話からバーサーカー

・スキルは道具作成(武器)、爆炎の魔力放出、罪己詔発布から無辜の怪物とか

・宝具は爆発のエネルギーで形成された魔力炉心とか

356名無しさん:2024/08/08(木) 10:22:59 ID:OK2WXJiA0
【真名】:ダンテ・アリギエーリ
【クラス】:キャスター、アヴェンジャー
【元ネタ】:史実、『神曲』
【解説】
 13世紀のフィレンツェに生を受けた、イタリア文学史上最大の詩人。
 故郷フィレンツェで勃発した政争によって永久追放を宣告されたダンテは、各地を放浪する生活の中で
 世界文学史上に残る傑作として讃えられる『神曲』の執筆を成し遂げる。
 『神曲』の内容は暗い森に迷い込んだダンテが古代ローマの詩人ウェルギリウスに案内されて地獄、煉獄を巡礼したのち、
 若き日に死別した初恋の女性であるベアトリーチェの導きで天国へと到達するというもの。
 『神曲』はルネサンスの先駆となり、圧倒的な想像力で表現された死後の世界の描写は後世の西洋芸術に多大な影響を与えた。
 また、当時のトスカーナ方言で綴られた文体は現代イタリア語の基礎になったという。

【備考・アピールポイント】:
・『神曲』には史実でダンテを失脚させた政敵の他、
 アキレウスやパリスにトリスタン、アレクサンドロス大王にイスラム教の開祖ムハンマドといった
 ダンテに悪とみなされた神話や歴史の人物が地獄で責め苦に合う「逆FGO」とでもいうべき描写が存在する

・クラスは作家系サーヴァントの慣例に従えばキャスターだけど、
 『神曲』における数々の実在人物が地獄で責め苛まれる描写からアヴェンジャーの適性もありそう

・宝具は『神曲』の地獄や煉獄を相手が背負った罪に応じて具現化する対罪宝具とか

・モナ・リザの外見で現界したダ・ヴィンチちゃんを参考にして
 自分にとって最も尊く美しい存在であるベアトリーチェの姿を象ったTS鯖として作れそう?

357名無しさん:2024/08/16(金) 14:25:16 ID:dP0BTgr.0
【真名】:グリームヒルド
【クラス】:キャスター
【元ネタ】:北欧神話
【解説】
 北欧神話に登場する魔女。ギューキ王の妻。
 自身の娘であるグズルーンを英雄シグルドと婚姻させる為に忘却の魔術を掛けた酒をシグルドに飲ませ、
 ブリュンヒルデの事を忘れさせた。
 更にシグルドを自身の息子グンナルの姿にし、ブリュンヒルデの元に向かわせグンナルとブリュンヒルデの婚約を成立させる。

 ブリュンヒルデとグズルーンの口論から始まった騒動でシグルドが亡くなると、
 グズルーンに忘却の飲み物を飲ませた後、ブリュンヒルデの兄アトリと結婚させた。

【備考】
・シグルドとブリュンヒルデの悲劇の大体元凶。宝具は忘却の魔術になりそう。
 宝具の真名を忘れさせたりとかできそう。

・スキル候補はルーン呪術、蜘蛛糸の果て、高速神言辺りだろうか

358名無しさん:2024/08/16(金) 14:26:42 ID:dP0BTgr.0
【真名】:カルナボ
【クラス】:バーサーカー、キャスター
【元ネタ】:アルデンヌ地方民間伝承
【解説】
 フランス・ベルギー領アルデンヌ地方で知られる怪物。Karnabo。
 曰く古代に生きた旅人の魔術師と悪魔の間に生まれた子であり、
 人間に似た姿をしているが、鼻は象、目はバジリスクのようだという。
 息、あるいは鼻歌は人を麻痺させ、動物を殺す事ができるが、通常は人間を襲わないとも。
 親である魔術師はカルナボに自身の力の一部を伝え、治癒の術、癒しの力も学んだという。

 採石場、洞窟を棲家としていたとも言われ、ある時巣穴に近づいた少女を捕らえ引きずり込んだ。
 それ以来、少女もカルナボも姿を見せないが、嵐の夜に少女の鳴き声、カルナボの唸り声が今でも聞こえるという。

【備考】
・日本語検索だとまるで出てこないが、「Karnabo」だと出てくる。
 魔術の心得のある怪物サーヴァントにできそう。

・宝具、スキルとしては息、鼻歌、バジリスクのような瞳、魔術、洞窟辺りだろうか。

359名無しさん:2024/09/02(月) 11:10:26 ID:gvwqt4dY0
【元ネタ】:史実
【真名】:ログネダ・ログヴォロドヴナ
【クラス】:アサシン・アヴェンジャー
【解説】
 ポロツク公ログヴォロドの娘で、キエフ大公国の「聖公」ウラジーミル1世の妻の1人。
 ウラジミール1世との間に4人の息子と2人の娘を成し、その中でも第1子のイジャスラフは
 ポロツク・イジャスラフ朝の創始者となったとされる。

 ログネダはポロツク公国の公女として父であるポロツク公ログヴォロドと共に暮らしていた。
 ある時、ノヴゴロド公であったウラジミール1世がログネダに求婚する。
 しかし、ログネダはウラジミールの母が奴隷身分であったことから、
 新婦が新郎の履物を脱がすスラヴの婚姻の儀礼について絡め、
 「奴隷の息子の履物を取るのはいやです」と評してその求婚を拒絶した。
 ログネダ自身はキエフ大公であるヤロポルク1世との結婚を望んでいたという。
 後にウラジミールがポロツクを侵略すると、ログネダは捕えられ、両親の前で強姦された。
 ついでログネダの2人の兄弟と父を殺し、キエフを攻めてヤロポルク1世を殺し、
 キエフ大公となったウラジミールはログネダを強制的に妻とした。
 この時にログネダは「悲しみ」を意味するゴリスラヴァの名を授かったという。

 ウラジーミルには多くの妻と妾がいたが、ビザンツ公女アンナと結婚した際にログネダは捨てられてしまう。
 家族を殺して祖国のポロツクを滅亡させた上に自分を捨てたことに対する復讐か、
 或いはウラジーミルと他の女との関係への怒りか理由は定かではないが、
 ログネダはウラジミールを殺害することを決意する。
 しかし暗殺の企ては失敗し、激昂したウラジーミルはログネダに剣を向けたが、
 両者の間の第一子であるイジャスラフが駆け寄り、剣を手に母を庇った。
 ウラジーミルは息子の前でログネダを殺すことができず、
 ログネダとイジャスラフはポロツクの地にあるシヴィスラチ川上流の街に幽閉された。
 この街はイジャスラフの名にちなみ、イジャスラヴリと名づけられた。
 イジャスラフは後にポロツク公となり、母を救おうとするが果たせず、ログネダはイジャスラヴリで亡くなった。

 ログネダはその悲劇的な生涯から、詩やオペラ、絵画・小説・バレエなど
 近現代の複数の芸術家・作家によって作品のモチーフに取り上げられている。

【備考】
・求婚を拒絶する際の態度も原因とはいえかなり悲劇的な生涯を辿った人
・クラス候補としてはウラジミール暗殺を企てた荊軻やコルデー系のアサシン、家族や国を奪われたアヴェンジャー
・スキル候補はプランニング(失敗したあたりでたらめプランニングの方かも)や後の王朝の祖を生み育てたことから英雄作成
・宝具は息子イジャスラフによりウラジミールから守られたことから息子を召喚し危機を脱する感じだろうか……

360名無しさん:2024/09/19(木) 11:28:28 ID:5D/mtuGU0
【真名】:エッツェリーノ三世・ダ・ロマーノ
【元ネタ】:史実
【クラス】:バーサーカー、(塔を槍に見立てて)ランサー
【解説】
 中世イタリアの人物であり、神聖ローマ皇帝フリードリヒ二世派の代表的武人。
 人の姿をした悪魔とも言われ、戯曲『エケリニス』では悪魔の子とされている。

 皇帝派の先鋒として進軍し、自身の支配都市だったヴェローナを奪還したり、
 皇帝を助けてマントヴァを降伏させ、皇帝の娘と結婚し、名実ともに皇帝派の中心人物となっていった。

 エッツェリーノは牢獄塔「マルタの塔」を造り、捕虜を幽閉し残虐な扱いをしたという。
 また自分の領土で恐怖政治を行い、暴君として語り継がれていった。

【備考】
・宝具はマルタの塔(トッレ・ディ・マルタ)だろうか。

・スキルは無辜の怪物及びそれによって得たスキルが主になりそう。
 拷問技術、怪力とか得たり?

361名無しさん:2024/09/19(木) 11:29:42 ID:5D/mtuGU0
【真名】:ミダス
【クラス】:キャスター、バーサーカー、アルターエゴ
【元ネタ】:史実、ギリシャ神話、『王様の耳はロバの耳』
【解説】:
 紀元前8世紀のフリギア王であり、先代王ゴルディアスと大地母神キュベレーとの間に産まれた息子。
 ギリシャ神話において神々から禍福を与えられた逸話でよく知られる。

 ディオニュソスの養父にして教師であるシレーニを歓待したミダスは、その報酬として触れたものを全て黄金に変化させる力を酒神に要求した。
 初めのうちは賜った力を喜んでいたが、飲食物や実の娘までもが黄金に固まる様相を前に愕然とする。
 力を捨てる事を懇願する彼に対して、ディオニュソスはパクトーロス川での行水を提言。
 ミダスが言い付けを守ったことで黄金化の力は川へと移り、川砂から砂金が多く採れる様になった。

 その後ミダスは富と贅沢を忌避して田舎へと転居したが、そこで田園神パーンを信仰するようになる。
 しかしパーンは自身の笛で、無謀にもアポロンの竪琴に演奏勝負を申し込む。
 ミダスはパーンの演奏を支持した為にアポロンに呪われ、耳をロバの耳に変えられてしまう。
 耳を隠す為に大きなターバンを被ったが、王の理髪師だけはただ一人秘密を知っていた。
 口外無用に耐えかねた理髪師が穴の中へ耳の秘密を吐き出した結果、理髪師の言葉を語る葦が生えてきて国中に秘密が知れ渡る。
 ミダスは理髪師を処罰しようとしたが取りやめ、自身のロバの耳を衆目に晒す。
 王の勇気と正直さを見たアポロンは、彼の改心を認めて耳を元に戻したという。

【備考・アピールポイント】:
・ギリシャ神話恒例の神に振り回された人間だが、その中ではかなりマシな扱いを受けた人

・クラスは消去法でキャスターとバーサーカー、
 史実のミダスの別側面が独立した存在と解釈してアルターエゴもいけそう?

・スキルは神性、神々の禍福とか

・宝具は触れた対象の黄金化、拡大解釈として様々な情報を集める葦とか?

362名無しさん:2024/09/19(木) 11:32:56 ID:5D/mtuGU0
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/995/1719220171/547

実験スレ21から
>>61のジンガ女王の推薦文の改訂版

【真名】:ンジンガ・アナデ
【元ネタ】:史実、ポルトガルの伝承
【クラス】:ランサー・バーサーカー
【解説】:
 ンドンゴ王国とマタンバ王国の女王。
 コンゴ川流域はポルトガルの奴隷貿易の拠点となっていた。
 ンジンガはローマで留学してきた兄に反乱を起こして王位を奪取し、ンドンガとマタンバの権力を手にした。
 ポルトガルと条約を結ぶ際、平等条約を強調するために彼女はキリスト教の洗礼を受けてアンナ・デスーザと称した。
 しかしポルトガルは条約を守らず、奴隷貿易を続けたため、ンジンガはオランダと同盟しポルトガルと戦争を始めた。
 ンゴレメの戦いでポルトガル軍を破ったものの後が続かず、カヴァンガでポルトガルに敗れた。
 それでも彼女は16年にわたってポルトガル軍と戦争を続けた。
 最終的に彼女はポルトガルとの平和条約を結び、戦いで荒れた国を再構築しようとしたが殺されてしまった。

 しかし、ポルトガルが全世界に流布した物語に寄れば、アンゴラ帝国のンジンガ女王は人食いを好み、
 時には2日で130人の子供を殺して喰ったという。
 また戦いで血が流れるのが好きで、血を見ると性的に興奮し
 剣闘士奴隷のチャンピオンとベッドを共にして飽きたら殺して喰った。
 彼女が国内の視察に出たところ、その村の農民が彼女を怒らせたため、連帯責任で600人の村人を捕らえ、
 巨大な粉轢器で一人一人身体を粉々に砕き、喰ったという。
 この逸話が世界中に流布され、彼女に関する逸話は例えば日本語では下記の人食いの逸話しか存在していない。

【備考・アピールポイント】:
・最大級の無辜の怪物を持つであろうサーヴァント
・宝具は巨大な粉轢器に変化する槍
・エリザに非常に近い感じがする

363名無しさん:2024/09/21(土) 07:38:37 ID:ZvHPiYCg0
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/995/1719220171/512

21スレ目で投下された解説文に加筆

【真名】:ガトートカチャ
【元ネタ】:『マハーバーラタ』
【クラス】:アーチャー、ライダー
【解説】
 父をパーンダヴァのビーマに持つ羅刹の戦士。
 彼が生まれた経緯を辿れば、クル族の老王ドリタラーシュトラが父ビーマの兄であるユディシュティラに王位を譲られた事に発する。
 これを知ったドリタラーシュトラの実子ドゥルヨーダナは奸計を巡らせ、パーンダヴァをヴァーラナーヴァタに追放した。
 しかも彼等を良く燃えやすい漆の家に住まわせたという。
 時期を見計らい、ドゥルヨーダナは家に火をつけて暗殺しようと目論んだがそれは失敗した。
 難を逃れたパーンダヴァ一行はガンジス河の対岸の持ちを彷徨い、その果てに疲れて休息を取った。
 偶然にそこに居合わせた羅刹のヒディムバが彼等を食おうとしたが、ヒディムバの妹であるヒディムバーがビーマに一目惚れしてしまった。
 ビーマがヒディムバを八つ裂きにしてもこの想いは変わらず、ユディシュティラの提案でビーマとヒディムバーは子を儲けるまで共に過ごす事となった。
 こうして生まれたのがガトートカチャである。
 成長したガトートカチャがパーンダヴァと別れる際に、ヒディムバーは「あなたはパーンダヴァの血筋であるから彼等が窮地に陥った際には助けなければならない」という言葉をガトートカチャに言った。
 それ以来パーンダヴァが困った際にビーマがガトートカチャを呼び掛けると、直ちに自らの配下である羅刹と共に姿を現したという。
 ある時には疲れ果てて動けないパーンダヴァ達を、背中に乗せて飛翔し運んだ話もある。
 クルクシェートラの大戦でもガトートカチャは参戦したが、カウラヴァ軍のカルナによって殺されてしまう。

【備考・アピールポイント】:
・マハーバーラタ四巻(山際素男訳)からガトートカチャの武装や技を以下に抜粋

・車輪を象った軍旗

・幻術を用いた戦闘
 棍棒や鎚矛に槍、戦斧や岩石や鉄の車輪を出現させる
 巨大化や縮小、青い雲に変化して、縦横無尽に動くように見せることもできる
 虎や獅子、蛇や怪鳥といった獣を使役する
 炎の如き赤い雲を現出させ、強烈な稲妻と火炎を放出させる

・物凄い神弓パウラスタ
 様々な種類の矢を火のような勢いで大量に射掛ける
 弓弦の響きはインドラの雷に例えられる

・悪鬼ラーヴァナの乗り物のように、自在に何処へでも飛んで行ける馬
 
・52〜200ヤード程もある巨大な戦車
 百個の鈴が付いた熊皮で覆われ、軍旗には沢山の真紅の機織りがはためく
 攻撃、防御用のあらゆる種類の武器を装備
 八つの車輪を持ち、雷雲のような轟音を上げて走る

・武装したラークシャサの大軍

364名無しさん:2024/09/25(水) 03:45:54 ID:HNAznV7k0
【真名】:サウル
【クラス】:セイバー、ランサー
【元ネタ】:旧約聖書
【解説】
 旧約聖書に登場する、イスラエル王国初代王。
 士師サムエルがイスラエルを指導していたころ、民の中から王を求める声が強くなり、
 神の指示により王になるべき者を探すことになる。
 背が高く美しい若者であったサウルをサムエルは見つけ、神が選んだ人物だと悟り油を注いだ。

 サウルは最初の戦闘で活躍し、民に王として歓迎された。
 それ以後もイスラエルを率いて、ペリシテ人や周辺民族と戦い活躍。
 しかしアマレク人との戦いで「アマレク人とその属するもの一切を滅ぼせ」という神の命令に従わず、神の心はサウルから離れた。
 サムエルもこれ以降サウルに会うことはなかった。

 サムエルはダビデに油を注ぎ、ダビデは竪琴の演奏で神から遣わされた悪霊により苦しむサウルを救った。

 またダビデはゴリアテを討ち有名となったが、サウルはダビデの人気に嫉妬しその命を狙った。
 ダビデは何度もサウルを殺害する機会を得たが、神の選んだ人を手にかける事をしなかった。

 サウルの最後はペリシテ軍との戦いの中で、ギルボア山で息子たちと共に追い詰められ、剣の上に身を投げて自害したという。

【備考】
・神の心が離れる前は絶好調だったが失って以降は落ちぶれていった。サーヴァントとしては神の心に添った頃が全盛期か。

・サウルのwiki英語記事を読むと後世の伝承ではサウルは神から剣を授かっているらしい。(ふさわしい他の剣が見つからなかった為)
 自害にも剣を使っているようで、神から授かった逸話を採用しなくても、セイバーにできそう。
 その場合神の加護が具現化した宝具?

・ダビデに槍を投げつけた逸話からランサー適性もあるかも。

・スキル候補は神の加護、カリスマだったりしそう。

365名無しさん:2024/09/25(水) 03:47:05 ID:HNAznV7k0
【真名】:トバルカイン
【元ネタ】:旧約聖書
【クラス】:セイバー、キャスター
【解説】:
 創世記に登場する、鉄や銅によって全ての刃物を鍛造したと伝えられる人物。
 鍛冶という技術を人の世に齎した刀匠の祖として知られる。

 アダムとイヴの息子であるカインの子孫であり、異母兄に牧畜の祖ヤバルと音楽家の祖ユバルを持つ。

 一説には実妹ナアマとの近親相姦によって、アスモデウスを儲けた魔王の父親とも言われている。

【備考・アピールポイント】:
・スキル候補は刀匠、刀剣審美、様物あたりか

・宝具は王の財宝を参考に全ての剣宝具の原典を鍛造して扱えるとか?

・妹のナアマは同名の女悪魔がユダヤ教神秘主義の文献に登場したり、
 グノーシス主義の英雄ノレアと関連付けられることもあるとか
(ノレアは実験スレでアーチャーとして作成済み)

366名無しさん:2024/10/08(火) 07:05:06 ID:i324VmwY0
>>301のジョゼフ・フーシェの推薦文を読みやすく修正・改行した

【真名】 ジョゼフ・フーシェ
【元ネタ】史実
【クラス】アサシン
【解説】
 フランス革命、第一帝政、フランス復古王政時代の政治家。
 近代警察の原型となった警察機構の組織者にして、秘密警察の創始者。
 「サン=クルーの風見」「リヨンの散弾乱殺者」「冷血動物(カメレオン)」、「千里眼」などの異名をとる。

 平民出身で船乗りの家系であったが体が弱く、30歳まで教会で物理と数学の教師をしていた。
 社交クラブで出会ったマクシミリアン・ロベスピエールと交友を深め、一度はロベスピエールの妹と婚約を結ぼうとするほど仲が良かった。
 還俗して選挙に当選し、パリの議会で最初に座った席は多数派である穏健派ジロンド党であり、急進派のロベスピエールとは対立する立場にあった。
 しかし、ルイ16世の処刑では死刑票に投じて堂々と急進派に鞍替えし、一層ロベスピエールに睨まれた。

 政争を逃れて総督とし派遣された地方では共産主義的訓令を発布し、
 富裕層、教会、市民達から一滴の血も流すことなく集められた大量の金銀財宝や
 鉄、食料、2万の新兵は議会に送られ、急進派の最先鋒として知られるようになる。
 また、議会の要望でリヨンに派遣され、リヨンの市民を虐殺する任務を預かる。
 死刑対象者のあまりの多さから、受刑者自身に墓穴を掘らせ、
 200人に纏めて大砲の散弾を浴びせるという方法を取り2000名を虐殺したことから、
 「リヨンの散弾乱殺者」と恐れられるようになる。

 パリに帰った時には議会のメンバーが半分消え、ロベスピエールが独裁権を握っており、リヨンでのことを議会で猛烈に批判された。
 これに対しフーシェは、ロベスピエールが所属するジャコバンクラブの総裁に選ばれることで、彼の議会での発言権もを握る立場となった。
 しかし、直後にクラブから除名され、粛清リストの最上段に名前が上がることになる。
 フーシェは裏で隠れて議員達を説得してまわり、熱月9日、テルミドールのクーデターを成功させ、フランス革命を終わらせる。

 この後、議会を追われて明日の食べ物にも困る極貧生活を送っていたが、
 バラーに密偵として雇われてクーデターを支援、見返りとして警務大臣の地位を得る。
 同時に秘密警察を組織し始め、またたく間に国内外に緻密な情報網を敷き、あらゆる党派、権力者、有力者を監視し、
 フランスのことで彼に知らない秘密、陰謀は無かった。

 クーデターを企むナポレオンにドッキリを仕掛けて彼らに冷や汗をかかせるものの、クーデターを支援してナポレオン政権下でも警務大臣を務める。
 ナポレオンの妻や秘書なども買収し、公私ともに監視していたことから、危険視されていた。

 外務大臣タレーランとは犬猿の仲であったが、遠征中、二人が宴会で仲良く談笑していたところ、
 それを聞いたナポレオンが最前線をほっぽりだして全速力で帰ってきた。
 一度の敗戦より、彼らの結託の方が恐ろしい。

367名無しさん:2024/10/08(火) 07:06:32 ID:i324VmwY0
 再び遠征中、ナポレオンが不在のフランスにイギリス軍が進行してくるも、国民兵を動員してこれを退却させ、フランスを救った。
 皇帝の名を騙ってイギリスとの和平交渉を勝手に進め、
 ナポレオンに激怒されるが、公爵位を貰ってオトラント公爵となる。
 この時、再び警務大臣の地位を追われるが、職務引き継ぎの際に秘密の書類を処分したりして
 秘密警察機構を破壊して行ったのがバレて、再び激怒される。
 見つかったらマズい手紙を隠し持っていたフーシェはイタリアを必死に逃げ回り、捜査の網を逃れた。

 ナポレオンが敗戦し、復古王政の時代、ナポレオンがエルバ島から脱出した報を受けた政府はフーシェに助けを求めるが、これを拒否、
 書類を整理すると称して自宅の窓からはしごで降りて逃走した。

 百日天下の際、警務大臣として再び復帰する。
 しかし、フーシェは裏でイギリス、オーストリア、王党派、議会らと結託してナポレオンを退位に追い込んでいた。
 これに気付いた彼は「このナイフを手に取って余を刺せ!それでもお前がやってることよりまだ忠義というものだ!」と激怒した。
 結局、フーシェがナポレオンの手から退位宣言書を受け取った。

 フーシェはインチキで臨時政府の首班となって戦後処理を行い、ナポレオンをパリから追い出し、
 重臣、元老院、民衆、軍部の反対を押し切ってルイ18世にフランスを売り渡した。
 このことで、結果的にフランスを救うこととなった。

 警務大臣に就くが、マリー・アントワネットの娘がキレて、
 タレーランに引導を渡される形でフランスを永久追放された。
 死ぬまで敵対者の情報を握り続けることで、保身に成功した。

 ナポレオンからは、「同時に何カ所にも存在することができる特技の持ち主」と称され、
 「完全無欠な裏切り者」だと一度も信用されたことはないが、
 同時に「裏切り者からだけ本当のことを知ることができた」とも供述している。

【備考】
・ナポレオン、ロベスピエール、カルノー、バラー、タレーランや、フランスのあらゆる党派にボロクソに非難され、
 後世からは、「過去において最も罪深く、将来においても最も危険な人物」、
 文豪バルザックからは「知る限り最も強い頭脳」、
 「当代における最も優れた桁外れの人物であると同時に、また最も見誤れた傑物」と称されている。
 ツヴァイクの伝記が有名。

・アサシンと言うよりは、裏からあらゆる情報を操り、相手を陥れる策謀家。
 情勢を見極めて扇動するだけで、自身では決定的なことは何一つしない。

・酷く痩せていて運動は大の苦手だが、隠れることと逃げることは得意。
 三度の飯よりも集めた情報の書類に埋もれて分析することが好きらしい。

・戦闘力は皆無だが、リヨンの件から、自身は動かず大砲をぶっぱなす世にも珍しいアサシンになるかもしれない。
 「同時に何カ所にも存在することができる特技の持ち主」というナポレオンの評が再現されたらとんでもサーヴァントになりそう。

・宝具は秘密警察の情報網か、サーヴァントをボッシュートできる退位宣言書かもしれない。

368名無しさん:2024/10/19(土) 05:27:51 ID:SaJkfYos0
【真名】:方相氏
【クラス】:ランサー、シールダー、アルターエゴ
【元ネタ】:『追儺』
【解説】
 中国発祥の厄祓いの行事である追儺(ついな)の主役。
 4つの目を持つ四角い面と、右手の戈と左手の楯を身に付けた姿で表現される。
 自身の従者である侲子(しんし)と共に魔除けの舞を踊り、疫鬼を都の外へと追い払うことが儀式での役割である。

 時代の流れと共に追儺での方相氏や侲子の役割は武人や鍾馗などに取って代わられた他、
 日本に伝来した追儺では方相氏自身が打ち払われる鬼として扱われるようになったという。

【備考・アピールポイント】:
・日本でいうナマハゲとかに近そうな厄除けの守り神

・スキル、宝具候補は追儺という厄祓いの儀式そのものの再現とか?

369名無しさん:2024/10/20(日) 10:42:01 ID:Uolf5dsc0
実験スレ21から>>96のオワイン・グリンドゥールの加筆修正版テンプレ

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/995/1719220171/714

【真名】:オワイン・グリンドゥール
【元ネタ】:史実
【クラス】:セイバー・キャスター
【解説】
 ウェールズ人としては最後にプリンス・オブ・ウェールズと称したウェールズの統治者。
 イングランド王国によるウェールズ支配に抵抗する、長期にわたる反乱を煽動し続けた。
 中部ウェールズにあった小国ポウィスの王族につらなり、エドワード1世に滅ぼされたサウェリン・アプ・グリフィズの末裔にもあたる。

 元々は優秀な若者で、リチャード2世から騎士に叙せられ、王のスコットランドやアイルランド遠征に参戦するほど、イングランドに忠実な臣下だった。
 しかし、リチャード2世から無理やり王位を奪った ヘンリー4世の登場で、状況は一変する。

 北東ウェールズの領地に帰郷したオワインを待っていたのは、隣地の主、グレイ侯による領土のかすめ取り。
 宮廷に申し立てるも聞き入れられず、領地の一部を奪われ、さらに幽閉されていたリチャード2世餓死の報も届き、
 ヘンリー4世の非道な仕打ちに耐えかねたオワインはウェールズ諸侯を呼び集め、グリンドゥールの反乱を起こした。

 当初、この蜂起は相当にうまく行き、たちまちウェールズのかなり広範囲を支配下に収めるまでになったが、
 反乱側に大砲がないことで防御を固めた城塞の奪取が困難なこと、
 艦船を保有していないことで海岸線の防御が脆弱なこと、など諸々の弱点を抱えていたため
 結局のところ、物量に優るイングランド勢によって圧倒された。
 グリンドゥールは最後の拠点から追い落とされるも捕縛から免れ、
 1412年を最後に彼を目撃したとする記録は途絶え、1415年にかつての部下によって彼の死が記録された。
 
 その後、オワイン・グリンドゥールは民衆を解放するために呼び返されることを待ち続ける英雄、
 国家存亡の危機の際に姿を現す王として、かのアーサー王のような神話的な存在となった。

【備考・アピールポイント】:
・ウェールズでアーサー王に匹敵、もしくは凌駕するほどの支持を集める英雄。

・シェイクスピアの『ヘンリー四世 第1部』において、オウエン・グレンダワーという名で、魔術と感情に支配された野蛮でエキゾティックな人物として登場する。

・「復活する救国の英雄」というアーサー王と同じ属性の英雄。とりあえずスキルにカリスマ持ってる。
 
・クラスは剣を持ち馬にまたがる姿が描かれる為セイバー、
 『ヘンリー四世 第1部』から魔術を扱う為キャスターの適性を持つ。

・宝具は民衆の思いが託された剣とか天候を操る大魔術。もしくはアヴァロンみたいな復活由来

370名無しさん:2024/10/30(水) 06:54:13 ID:tXVSxDt20
【真名】:セバスティアン・ル・プレストル・ド・ヴォーバン
【元ネタ】:史実
【クラス】:キャスター、シールダー
【解説】
 ルイ14世に仕えたフランス軍人。
 要塞の築城や攻略を専門とする技術将校であり、また建築家や都市計画家としても功績を遺している。

 出生はブルゴーニュ地方の貧乏貴族であり、10歳にして孤児となって困窮の日々を過ごす中でカルメル会に保護され、修道院での教育から数学や幾何学についての知見を得る。

 成長した彼は軍人貴族であるコンデ公ルイ2世の部隊に配属され、貴族たちの反乱であるフロンドの乱に要塞の築城家として参戦。
 国王軍に捕縛された後はルイ14世の傘下に鞍替えし、スペインやオランダを敵に回した数々の戦役に携わる。

 彼の要塞設計は防壁を低く厚みがある形状によって砲弾の衝撃を減らす稜堡式城郭が主であり、独創性よりも既存の設計理論を洗練させた堅牢さが特長。
 城郭都市ヌフ=ブリザックに代表される12箇所が現在では世界遺産に認定されている。
 
 碁盤割の構造を取り入れた最初期の都市設計、教会や官邸、造兵廠といった数々の建物の設計及び城の修復など、軍事以外の分野においても建築家としての辣腕を振るった。

 著述家としても幾つかの作品を書いており、軍事理論や農林業、金融や植民地経営に関する著作のほか、王室の税制を批判した評論を著してルイ14世の怒りを買ったこともあったという。

【備考・アピールポイント】:
・クラスは陣地作成でキャスター、要塞を盾と拡大解釈してシールダー

・宝具は自分が築いた要塞もいいけど築城に関する技術を宝具にしても面白そう
 後者の場合は戦況に合わせて構造物の生成を繰り返すファイトスタイルになるかも

371名無しさん:2024/10/30(水) 06:55:45 ID:tXVSxDt20
【真名】:墨翟
【元ネタ】:史実
【クラス】:キャスター
【解説】
 墨子の尊称で知られる春秋戦国時代の思想家。
 論理学・幾何学・光学・兵器工学・戦術学といった実践的な学問にも造詣が深く、中国における科学技術の先駆者という側面も持つ。
 出生についての詳細は不明だが、「墨」という字から墨を頻繁に扱う手工業者、入れ墨を施された罪人、墨のような褐色の肌をしていたなど諸説ある。

 墨子は儒教が説く「仁」の思想と戦乱の絶えない実社会の矛盾を目の当たりにし、これを解決する為に
 汎ゆる人々を敵や味方といった別け隔てなく愛する「兼愛」、
 他国への武力侵攻を否定し、兵や技術は防衛の為にのみ用いるべきだとする「非攻」といった、
 当時としては極めて斬新な数々の思想を説いた。
 戦争を指導する立場にある権力者たちからは忌避されたが、それでも多くの弟子たちが彼の思想に惹かれて結集した。

 墨子を開祖とする墨家は諸子百家の一つに数えられた思想家集団にして、平和を尊ぶ信念を実践する為に各地の守城戦に協力する傭兵勢力でもあった。
 一時期は儒家に匹敵する勢力を誇ったものの、中国が秦によって統一された後に教義の解釈の違いから三つの派閥に分裂、やがて消滅したという。

【備考・アピールポイント】:
・紀元前に活動していた早すぎる平和主義思想家

・墨家の掲げた十の教え「十論」がスキル候補になるかも

・宝具は武装勢力としての墨家召喚とか

372名無しさん:2024/11/07(木) 17:31:10 ID:xE4mu5Yg0
【真名】:アラクネ
【元ネタ】:ギリシャ神話
【クラス】:キャスター
【解説】
 ギリシャ神話に登場する人間の女性。
 女神アテナによる呪いによって蜘蛛に姿を変えられた逸話で有名。
 元々はリュデュアで染織業を営んでいて優れた織り手であった。
 その卓越した技術は機織りを司る女神アテナすらも凌ぐと豪語するほどであった。
 その噂を聞きつけたアテナはアラクネの態度に怒りを覚え忠告を与える為に老婆の姿に変じてアラクネの元を訪ねた。
 しかしアラクネはアテナの忠告をそれを聞き入れず神々との勝負を望んだ。
 勝負を受諾したアテナは正体を現し織物勝負をする事になった。
 アテナは自身がポセイドンとの勝負に勝ちアテナイの守護神に選ばれた物語をタペストリーに織り込んだ。
 対するアラクネは大神ゼウスの浮気を題材にしその不実さを糾弾したタペストリーを織り上げた。 
 アラクネのタペストリーはアテナも実力を認めざるを得ない物であったがアテナはそのタペストリーの出来栄えに怒りを覚えアラクネのタペストリーを破壊しアラクネの頭部を打ち据えた。
 アラクネはその行為に恐怖を覚えたのか首を吊り自らの命を絶った。
 アテナは彼女の行動に対して憐れみを覚えたのかトリカブトの汁を撒いてアラクネを一匹の蜘蛛として蘇らせたという。

【備考・アピールポイント】:
・変身物語に登場する蜘蛛に変じた人間の女性。
・クラス候補はキャスターなど
・宝具候補は神々を嘲笑ったタペストリーの逸話か女神すら凌ぐ程の作品を作る事が出来る技術そのものが宝具だろうか

373名無しさん:2024/11/14(木) 04:07:34 ID:tiHtRLAY0
【真名】:フェルナンド3世
【元ネタ】:史実
【クラス】:セイバー・ルーラー
【解説】:
 13世紀のカスティーリャ王。
 叔父のカスティーリャ王エンリケ1世が嗣子無くして死去すると、
 その甥であることから、カスティーリャ王に即位することとなった。
 彼が即位した頃には北アフリカのムワッヒド朝を始めとするイベリア半島南部のイスラム勢力は
 後継者争いの内乱の勃発により分裂・弱体化し、衰退の一途をたどっていた。
 そこでフェルナンド3世は、ムスリムの分裂に付け込んで、イスラム教勢力を服属させ、
 キリスト教勢力を大きく拡大する再征服活動……レコンキスタを積極的に推進した。
 カスティーリャの宮廷で母と諸侯にムワッヒド朝攻撃を宣言すると、
 調略と武力を巧みに使い分け、コルドバ攻略を始め、
 カディス、ハエン、セビリャなどの諸都市を攻略して勢力を拡大し、レコンキスタを完遂した。

 フェルナンド3世のレコンキスタは大成功であったが、急速な勢力拡大に対して、
 支配体制の基盤は脆弱になった上、軍事における多大な戦費における経済破綻、
 イスラム勢力撤退による産業衰退などの悪影響も発生し、皮肉にもカスティーリャ王国は
 領土の拡大の代償に国力を減退させてしまうこととなる。

 軍人・政治家として優れた指揮能力と政治的センスは年代記作家たちの認める所であり、
 国王軍・騎士団などの混成軍を纏め上げ、近隣諸国や貴族たちとの争いもほとんど起こさずにレコンキスタを戦い抜いた。
 王権の象徴として伝統的な杖の代わりに『ロベーラ』という剣を帯びていたとされ、
 教皇インノケンティウス4世は、彼を「イエス・キリストの無敵の擁護者」と称したという。
 後世フェルナンド3世はレコンキスタ成功の功績を讃えられて列聖、「聖王」の称号を与えられた。

 一方で宗教に寛容な一面もあり、キリスト教・ユダヤ教・イスラム教の上に君臨する
 「三宗教の王」たることを理想とし、自称もしていたという。
 息子のアルフォンソ10世が造らせた墓廟には、カスティーリャ語のほかにアラビア語、ヘブライ語、ラテン語で墓碑銘が刻まれた。
 これは多民族・多宗教からなる国家を理念として、その継承を後世の国王に向けた遺言となっている。

【備考・アピールポイント】:
・功罪はあるけど総合的に見て名君や傑物と称すべき王様

・スキル候補は聖王の凱旋、国略、信仰調停とか

・宝具は宝剣ロベーラ、多言語の墓碑銘が刻まれた墓廟とか

374名無しさん:2024/11/14(木) 04:11:51 ID:tiHtRLAY0
【真名】:張献忠
【元ネタ】:史実
【クラス】:セイバー・バーサーカー
【解説】:
 明代末期の農民反乱軍の指導者。
 もとは軍籍にあったが法を犯して除籍されたとされ、民衆反乱の初期の指導者・王嘉胤が  朝廷に反乱を起こすと、張献忠はこれに呼応し八大王を自称した。
 反乱指導者である高迎祥の下で転戦するが、同じく高迎祥配下の武将の一人・李自成との反目から高迎祥の敗死を招く。
 李自成と袂を分かち、四川に侵入して独立勢力を形成するも、
 明軍の女武将・秦良玉の攻撃により張献忠の軍は大きな損害を受け本人も負傷した。
 一時は官軍に降るも、再度明朝に対して反旗を掲げ四川省との境界付近を転戦した。
 四川に入った張献忠は60万の大軍を称して四川省の大半を制し、
 成都府に陥落させ大西皇帝を称し、大西政権を成した。
 大西政権は明朝の残存勢力も併呑し、明朝の官制に擬した官僚組織を有したが、
 軍事的要所である漢中の攻略を目指して行った度重なる無理な行軍と
 それに伴う政権の締めつけの影響を受けて、四川各地で張献忠に対する反乱が勃発した。
 こうした反乱は政権の内部崩壊につながり、政権上層部の多くの者たちが張献忠により殺害されることになった。
 李自成を滅ぼして勢いに乗る清軍の圧迫を受けて、張献忠は四川を放棄。
 清の皇族・粛親王ホーゲの軍勢と交戦中に射殺された。

 多くの記録で張献忠は残酷な殺戮を好み、「屠蜀」もしくは「屠川」と呼ばれる
 無差別殺戮により、四川の人口を著しく減らしたとされている。
 張献忠の反乱を記録した『蜀碧』によれば

「四川の人間はまだ死に尽くしておらぬのか。俺が手に入れたのだから、俺が滅ぼしてしまうのだ」

 と宣言したとされ、また何もすることがなかったある夜に、
 突然「今夜は誰も殺すべき奴はおらんのか」と言い出し、妻、愛妾数十人、子供も殺したという。
 また、人々を石碑の前に連れて来て殺すためとして石碑を建てたという伝説も存在する。、
 この石碑は「天生萬物與人(天は万物を生み人に与え) 人無一物與天(人は天に一物も与えず)」
 と書かれており、石碑の中央には「殺殺殺殺殺殺殺」の文字が7つある。
 この石碑は故に「七殺碑」と呼ばれているが、
 「七殺碑」に関しては同時代の資料にも記載がないため、これはあくまで伝説と考えられている。

 「屠蜀」が事実であるかについては南明軍の罪を張献忠に着せたものも多い
 と考えられているが、四川侵攻時における破壊、政権内部の反乱に対する鎮圧、
 四川を離れる際の組織的虐殺など、実際にかなりの規模で行われたことは間違いないと思われる。

【備考・アピールポイント】:
・中国史どころか世界史全体でも類を見ない大虐殺の主犯
 一応誇張は混ざってるらしいが

・適性クラスは殺戮の所業からバーサーカーだが、刃物に纏わる逸話の豊富さからセイバーも一応いける

・スキルは殺戮技巧、無辜の怪物、反乱のカリスマ、皇帝特権あたりか

・宝具は自身の暴虐の象徴としての七殺碑か

375名無しさん:2024/11/14(木) 06:41:12 ID:tiHtRLAY0
【真名】:グレムリン
【元ネタ】:イギリス妖精史
【クラス】:ライダー、アサシン
【解説】
 イギリスに伝わる、機械に悪戯する妖精。
 かつてはベンジャミン・フランクリンやジェームズ・ワットといった名だたる科学者に発明の手掛かりを与えていたが、
 人間がグレムリンたちを蔑ろにしたことで次第に悪戯するようになったという。
 科学技術や気象学、航空力学に造詣が深く、工場や航空機に住み着く。
 作家ロアルド・ダールによってアメリカにも広まり、第一次及び第二次世界大戦時のイギリスやアメリカの空軍では、
 計器や座標を狂わせる、ガソリンを飲む、機体に穴を開ける、ケーブルを齧る、更に機械の原因不明の異常動作もグレムリン効果と呼ばれ悩ませていた。
 一方でパイロットが無事基地に帰還できるように誘導するともされ、一般的にはそれほど邪悪な妖精ではないとされる。
 現代のアメリカでも航空機部品の納入時にグレムリンの悪戯防止として飴玉をお供えする風習が続いている。
 また、近代に成立した妖精であり世界大戦時の逸話などから欧米から見た黄禍論の象徴とする説もある。
 
【備考・アピールポイント】
航空機に忍び込むことからクラスはライダーかアサシン
スキル候補は妖精眼、黄禍の兆し、あと発明のきっかけを与えた逸話とかも使えそう?
宝具は起源弾参考に機械をバグらせるとか?

376名無しさん:2024/12/19(木) 05:58:10 ID:oebXKd9A0
【真名】:マリナルショチトル
【クラス】:キャスター、アヴェンジャー?
【元ネタ】:アステカ神話
【解説】
 蛇、サソリ、砂漠の昆虫を操る女呪術師であり女神。Malinalxochitl。
 ウィツィロポチトリの姉妹。
 アステカ族が北の故郷アストランからメキシコ盆地への移住の中で、アステカ族は彼女が寝ている間に出発し置き去りにした。
 理由はマリナルショチロルは美しいがキツイ性格で従わない者に蛇やサソリをけしかけたからだという。
 彼女とその一派が住み着いた場所が、マリナルコである。
 またマリナルコ王チマルクアウトリとの間にコピルという息子をもうけたが、コピルは母の仕返しに向かい斬首された。

 マリナルコは神々と魔術師が集まる場所だとされ魔術、呪術に関連付けられていたという。
 マリナルコは1470年代にアステカの支配下に入り、鷲の戦士やジャガーの戦士などの軍人の居住地となった。

【備考】
・アステカ神性らしく人間の体に宿った状態でなら召喚可能か?

・スキル候補は魔術のスキル(高速神言など?)、蛇、サソリ、砂漠の昆虫を操る(使い魔(有毒生物)?)、神性、美貌のスキル化辺りか。
 後は息子が復讐に向かった所から復讐心を他者に吹き込むとか?

・宝具候補はマリナルコだろうか。効果は魔術効果ブーストだったり変形して蛇蝎ロボみたいな感じだろうか。

377名無しさん:2024/12/19(木) 05:58:57 ID:oebXKd9A0
【真名】:シャフルバラーズ
【クラス】:(十字架を長物に見立てて)ランサー、(猪化して)バーサーカー
【元ネタ】:史実
【解説】
 サーサーン朝の将軍にして簒奪により王になった人物。
 「シャフルバラーズ」は名誉称号であり、「帝国の猪」を意味する。
 猪は英雄神ウルスラグナに結びつけられた勝利の象徴であった。
 タバリー曰く本名は「ファルハーン」だという。

 シャフルバラーズが歴史に登場するのはホスロー2世の軍司令官としてであり、
 ビザンツ帝国との戦争ではビザンツ軍に重大な被害を与え、
 聖地エルサレムを占領し聖十字架を戦利品として運び去った。

 しかしビザンツ皇帝ヘラクレイオスの反撃がアナトリアで始まり、対抗の為派遣されるも敗退。
 その後もヘラクレイオスに苦戦させられ、時には単身で逃亡を余儀なくされる事もあった。
 そしてコンスタンティノープル包囲戦でも敗北し、失望したホスロー2世はシャフルバラーズの暗殺を命じる手紙を軍に送ったが、
 この密使は東ローマ帝国に捕らえられた。
 ヘラクレイオスはその手紙を会談の席でシャフルバラーズに見せた。
 シャフルバラーズはホスロー2世とヘラクレイオスのどちらを支持するべきか、
 状況に応じて決断できるように自分の軍勢を北部シリアへ移動させた。

 その後、ホスロー2世の王子カワード2世はホスロー2世を投獄し、自らがサーサーン朝の王であることを宣言。
 ヘラクレイオスと講和を結ぶも猛烈な疫病の流行の中で人口の半分が失われ、カワード2世も死亡した。
 その跡はアルダシール3世が継いだものの、ヘラクレイオスに促されシャフルバラーズはクテシフォンを占領。
 多くの貴族たちと共にアルダシール3世を処刑し、サーサーン朝の新たなシャー(王)となった。
 しかし即位から40日後、式典の最中に投槍により命を落とした。

【備考】
・言葉通り猪になりすぎてバーサーカーもできるかもしれない。(その場合狂化ではなく獣化持ちか)

・宝具として聖十字架を持っていそうだが反転しているかもしれない。(実験産ヘラクレイオスが参考になるか)

・スキルは十字の加護(反転版?)、「帝国の猪」のスキル化、低ランク諸王の王辺りか。

378名無しさん:2024/12/19(木) 06:00:23 ID:oebXKd9A0
【真名】:シャラ
【元ネタ】:シュメール神話
【解説】:
 古代シュメールにおける穀物と思いやりの女神。
 シュメール神話において豊富な収穫は神々の思いやりの結果であるという信仰を象徴している。
 雌ライオンの上で生まれたとされ、双頭のメイスあるいはライオンの頭が装飾された曲刀(シミター)を持つという。
 シャラはおとめ座に関連付けられており、文化ごとに神の名前が変わっても
 手に持つ麦穂などの星座の表現が彼女の象徴性、その痕跡として残っている。
 他にも金星の山であるシャラ山(Shala Mons)は、彼女の名前に因んでいる

 また、伝承では、豊穣の神ダゴンの妻とされる。

【備考・アピールポイント】:
・豊穣神にしてダゴンの配偶神。
・ゴッホちゃんの霊基のブラックボックス領域には安全装置として弟のテオ(テオドルス・ヴァン・ゴッホ)がいたが、皆鯖既製のフォーリナー:ダゴンの霊基のブラックボックス領域にも関係が深い彼女を仕込んでいたことに出来そう?
・適正クラスはメイスからランサー、シミターからセイバー、夫に合わせてフォーリナーあたり?

379名無しさん:2024/12/19(木) 06:01:09 ID:oebXKd9A0
【真名】:ディーヴ・エ・セピド
【クラス】:キャスター、バーサーカー、アサシン
【元ネタ】:『王書』
【解説】
 『王書』にて英雄ロスタムが「七道程」の最後に戦った存在。Div-e Sepid、すなわち白鬼。
 マーザンダラーンに住まう怪物ディヴの一人であり、強大な肉体と優れた魔術の力を持つ。
 ディヴの起源はインド神話のデーヴァにあるとも言われている。

 始まりはイラン国王カーウースが悪魔に唆され、ディヴや魔術師が住まう国マーザンダラーンを侵略しようとした事だった。
 マーザンダラーンの王は白鬼ディーヴ・エ・セピドに助けを求めた。
 軍隊を率いた白鬼がイラン軍の頭上に黒い煙の天幕を広げるとすべての光は隠れ、
 闇の中で空から石と矢が降り注ぎ、イラン軍は逃げ惑った。
 そして王と戦士たちすべてが盲目になり、捕虜となった。

 これを助けに向かったのがロスタムだった。
 ロスタムは第六道程でディヴの陣営の指揮者を倒し、ディヴの軍隊は壊滅した。
 ロスタムは王と戦士たちの目を白鬼の血液で治す為に、日が昇りディヴたちが眠る時間を待った。
 そして洞穴でロスタムが起こした白鬼との戦いが始まり、ロスタムは白鬼の片脚を斬った。
 それでもなお白鬼はロスタムと格闘したが、
 死に物狂いの戦いの末ロスタムは投げ技でこの白鬼を地面に叩きつけ、短剣でとどめを刺した。

【備考】
・無理やり暗闇にして奇襲するアサシン、素直に魔術を使うキャスター、怪物としてバーサーカーになれそう。

・イラン軍が盲目になった理由が日本語wikipediaでのロスタム記事だと牢の暗闇になってるが恐らく版の違いからか
 どちらにしろ暗闇を宝具にできそう。

・宝具は周囲の光を隠す暗闇で時間経過で盲目になるとかそんな感じだろうか。

・スキルは魔術系スキル、怪力、天性の魔(もしくは変転の魔?)、戦闘続行辺りだろうか。

380名無しさん:2024/12/22(日) 08:34:32 ID:j31EHSkM0
【元ネタ】:フロールヴ・クラキのサガ
【真名】:ボズヴァル・ビャルキ
【クラス】:セイバー、バーサーカー
【解説】
 熊の子 ベズワル=ビャルキ:北欧最強の英雄とその伝説
 ボズヴァル・ビャルキは、北欧神話と伝説の中で最も名高い英雄の一人。
 彼はデンマークの伝説の王、フロールヴ・クラキが率いる十二人のベルセルクの「第一の者」としてその名を轟かせた。

 ボズヴァルは北ノルウェーの王シグルドリングの息子であり、父ビョルンは巫女の呪いによって灰色の熊に変えられてしまった。
 ビョルンとその幼馴染であるベラとの間に生まれた三兄弟の末子がベズワルである。
 他の兄弟には長兄フロシがおり容姿は腰から下が狼や鹿の脚を持ち、次兄トリールは足首が犬に変異していました。
 だがボズヴァルだけは人間の姿を保ちながらも、生まれながらに熊の如き膂力を備えていました。
 幼い頃ボズヴァルは父の仇討ちを果たし、兄たちが抜けなかった岩盤に突き立てられた選定の魔剣「スニュルティル」を引き抜いた。
 この魔剣は「生涯に三度のみ使用可能」とされ、ボズヴァルに無敵の力を与える武器となった。
 その後、他の兄弟達からさらなる力と魔法の鞘を授かり彼は主君を求めてデンマークへ旅立ちます。

 デンマークに到着したボズヴァルは、フロールヴ・クラキ王に仕える事になった。
 彼の武力と忠誠心はすぐに王に認められ、宮廷の戦士の中で「第一の者」としての地位を確立した。
 宮廷につかえたボズヴァルは巨人や竜種の退治を初め数々の武勇を周囲に示した。
 特に宮廷を脅かした竜種の討伐の際には従者となったホートに竜種の血を飲ませ、彼を一人前の戦士へと成長させた。

 ある時、フロールヴ王の妹スクルドの謀略によって、彼らの栄光は終わりを迎える事となる。
 スクルドはスウェーデン兵を引き連れてデンマークの宮廷を襲撃し、多くの戦士たちが泥酔して無防備な状態で討伐されました。
 最後の戦いの中でボズヴァルは魔剣スニュルティルを抜いて奮戦したが大神オーディンが現れ彼の魔剣をグングニルで粉砕した。
 それでもボズヴァルは最後まで戦い抜いたがその最中、彼は神々の理不尽さを痛烈に憎み、自身がかつて信仰した存在を激しく呪いながらも、主君フロールヴ王や仲間達への恩義を胸に戦い続け、壮絶な最期を遂げた。

 逸話によって結末は違うがある逸話では彼の兄弟がスクルドに対して復讐を果たしたという。

【備考・アピールポイント】:
・北欧の英雄ボズヴァル・ビャルキ
・宝具は魔剣スニュルティルだろうか。
・スキルは戦闘続行、勇猛、神秘殺し、兄弟から授かった祝福、従者ホートに竜種の血を飲ませた事から他人に対して魔獣を因子を授ける逸話辺りだろうか?
・解説にはないがゲスタ・ダノールムでは彼の睡眠中に突如として戦場に熊が現れ敵軍を蹂躙したが彼を起こしに来た従者によって起こされた事から戦場に現れた熊が消えたという逸話がありそこからボズヴァルの睡眠中のみ熊が出現する宝具かスキルに出来そう。

381名無しさん:2024/12/22(日) 20:46:04 ID:j31EHSkM0
【真名】:フロームンド・グリプスソン
【元ネタ】:北欧神話、『フロームンド・グリプスソンのサガ』
【クラス】:セイバー
【解説】
 アイスランドの叙事詩『フロームンド・グリプスソンのサガ』に登場する英雄。
 フロームンドはデンマークの王オーラヴに仕える戦士で並外れた武力と冷酷な判断力を併せ持っていた。
 彼は兄弟たちと共に育ち、壮年に至るまで多くの戦いに参加。
 特に狂戦士フロングヴィズを打ち破った一戦は彼の名声を確立させた。
 フロングヴィズとの戦いでは、敵の首領を三度の打撃で粉砕し、敵軍を崩壊させるという偉業を成し遂げる。
 その後フロングヴィズの弟ヘルギを見逃すという矛盾した行為を見せたがこれが後に新たな因縁を生む事になる。
 ある時フロームンドはスラーイン王が眠る墳墓の探索に行く事になった。
 この冒険の最中、恐るべき幽鬼と化したスラーインとの死闘を繰り広げ、
 その結果、魔剣ミスティルテインを手にした。
 この魔剣は彼の勝利を支える象徴的な武器となるが同時に数々の苦難が舞い込む事になる。
 この冒険によって名誉を得たフロームンドだが、王の奸臣ビルドルとヴァーリによる陰謀によって宮廷から追放される。
 仲が良かった王の娘スヴァンフヴィートとの関係も断たれ、彼は孤立しながらも故郷に帰還する。

 ある時、スウェーデンのハッディンギャル王率いる軍勢がデンマークを襲撃する中、
 フロームンドは再び戦場に立つ。宿敵ヘルギとの戦いでは、兄弟達を失いながらも、ミスティルテインを振るい勝利を収めた。
 ヘルキを討ったフロームンドだが戦場から消えていたヴァーリが現れる。
 彼は氷と水を操る魔術の使い手であり、過去の因縁からフロームンドは彼を討つ事にしヴァーリに向かって魔剣を振りかざしたがヴァーリの魔術によって魔剣は吹き飛ばされた。
 武器を失い窮地に陥ったがフロームンドは持ち前の怪力でヴァーリの首をへし折りその場を後にした。
 戦闘によって兄弟と魔剣を失い呆然と立ち尽くすフロームンドだったが虚しさを感じながらも戦場を後にして拠点で休んだ。
 帰還の最中にスヴァンフヴィートに出会い戦いによって負った傷を治して貰った。
 療養中にフロームンドが世話になっていた漁師が釣りを起こった際に巨大なカワカマスを釣り上げた。
 帰って来てその魚を切り開いてみるとその口の中からミスティルテインが出て来た
 漁師は急いでフロームンドの元へ魔剣を持ってきた
 愛用していた魔剣の姿を見るとフロームンドはたちまち元気になった。
 その後、ハッディンギャル王の刺客を返り討ちにしオーラヴ王と共にハッディンギャル王の居城を襲撃して討ち滅ぼした。
 そしてスヴァンフヴィートと結婚する事となり数多の子供達をもうけて幸せに暮らした。
【備考・アピールポイント】
・解説にあるように北欧の英雄にしては珍しいハッピーエンドを迎えた人物。
・素手で敵対者を葬っているところから筋力は高そう。
・スキル候補はスラーインを倒したことから魔性に対して特効を持つスキル、ヴァイキングというところからラグナルのヴァイキングの勇猛、王の娘スヴァンフヴィートの援助に由来するスキルだろうか
・宝具候補は愛用の魔剣ミスティルテイン、一度無くしても戻って来たことから壊れた幻想をしても時間経過で戻ってくるとか出来そう

382名無しさん:2024/12/23(月) 21:39:00 ID:Rpp67CJU0
【真名】:ソスラン
【クラス】:セイバー、アーチャー、ライダー
【元ネタ】:『ナルト叙事詩』
【解説】
 コーカサス地方に伝わる口承文学「ナルト叙事詩」に登場する人物。
 岩から生まれた英雄であり膝以外は鋼鉄に覆われた不死身の英雄として知られている
 
 ある時に川で水浴びをしていた美女サタナが全裸を見た羊飼いがサタナ欲情し岩に向かって射精してしまう。
 不思議な事にその岩が身籠ってしまいサタナは時期が来ると知り合いの鍛冶師クルダレゴンに頼み件の岩を金槌で割ってみると中から赤子が出て来た。
 サタナはその赤子の義母となり名前を「岩から生まれた」を意味するソスランと名付けた。
 
 サタナはソスランを鋼鉄のような硬さを持つ身体にするべく行動を起こす。
 まず必要なのは雌狼の乳とそれを満たす事の出来る深い浴槽であった。
 雌狼の乳を手に入れるためにサタナの夫であるウリュズメグに取ってくるように依頼し彼はその依頼を無事達成する事が出来た。
 次に必要な深い浴槽は鍛冶師クルダレゴンに依頼したが偶然に通り掛かったシュルドンの意見によって膝までにしか浸からない浅い浴槽になってしまった。
 こうしてクルダレゴンの手によってソスランは膝以外は全身が鋼鉄に覆われる事になった。
 成長したソスランは弓の腕前など初めとした様々な技能を身に付け他の若い戦士達を圧倒する人物となった。
 ソスランは冒険、狩猟、音楽、宴会を愛する人物として他の戦士から崇敬を集める存在にまでなった。
 ある時、ソスランは太陽神の娘であるアチュルフスに恋をし結婚を申し込んだが結婚する為の条件として数々の難題を要求された。
 ソスランは難題を達するべく冥界にしかないアザの樹の葉を入手する事を含めた全てを難題を義母サタナの援助も度々あったが達成する事が出来た。
 冥界に帰還中の際にペドゥカという人物に「落ちた物があっても拾ってはいけない」と忠告されたがソスランは油断した事から帽子を拾ってしまった。
 帰り道の際に不意に自身の弱点を口にした事を愛馬に指摘されたソスランだったが気付いた時には拾った帽子が消えていた。
 ソスランは拾った帽子はシュルドンが姿を変えた物だという事に気付いてしまった。
 
 アチュルフスとの幸せな結婚生活を送っていたソスランであったが死は突如として訪れる。
 ある時に狩りに出掛けたソスランであったがそこで出会ったバルセグの娘と出会い求婚されるがソスランは彼女を振ってしまった。
 振られた娘は父バルセグの元に行くとソスランの行為を訴え、それを聞いたバルセグは激怒し彼が持つ車輪にソスランを殺すように命じた。
 不死身の英雄ソスランは殺害を命じられた車輪の猛攻を撥ね退け逆にバルセグの車輪を打ち負かした。
 ソスランからの情けを得る事によって逃げ延びる事に成功した車輪であったが主人の命令を遂行出来ずに途方に暮れていたが偶然にもシュルドンと出会い、ソスランの弱点を聞き出す事に成功する。
 不死身の英雄を打ち負かす術を得た車輪は狩りのために腹ばいになっているソスランを発見し膝を引き裂いて足を切り落とした。
 瀕死の重傷を負ったソスランはなんとか村へと辿り着き仲間に三つの窓がついた墓に葬るように指示し息を引き取った。

【備考・アピールポイント】
・ナルト叙事詩に登場する最大の英雄。
・太陽の娘との求婚譚や死に関するエピソード以外にも幸運と知恵を駆使して巨人を討伐する話もあったりする。
・ソスランは大剣を用いてバトラズとやり合った事もある
・宝具候補は鍛冶師クルダレゴンに鍛えられた鋼鉄の肉体、女神ゼラゼを屍姦して産ませたソスランの愛馬、アツィルフスとの婚姻の条件として出されたあらゆる傷を治す伝説の葉、コーカサス地方の虹は「ソスランの弓」と呼ばれた故事から虹に由来する弓矢、義母サタナから授けられた黒い指輪など
・スキルは巨人退治に発揮された知恵から窮地の智慧、膝を切断されても村まで辿り着いた事から戦闘続行、楽器が得意な事から演奏系のスキルだろうか

383名無しさん:2024/12/24(火) 19:44:24 ID:0uTX5Hwc0
【真名】:アフラースィヤーブ
【クラス】:ライダー、キャスター
【元ネタ】:『王書』『アヴェスター』
【解説】
 ペルシャの民族叙事詩『王書』に登場するトゥーラーンの王。
 叙事詩内ではイランと幾度となく戦争を繰り広げ、時にはイランの首都を手中に収めて数十年間にも渡り同地の統治して見せた。
 だがザールの息子ロスタムがイラン軍の将軍となるとトゥーラーン軍は敗走する事が多くなり遂にはイランから撤退を余儀なくされ和平を結ぶ事となる。
 それでもアフラースィヤーブは軍隊を率いてイランを侵攻するもロスタムを筆頭とするイランの勇士達を攻略する事は出来なかった。
 ある時にトゥーラーンに逃げ延びたイランの王子がいたがこともあろうに自身の娘と恋仲となり更には子供を身籠ってしまう。
 事を知ったアフラースィヤーブは以前から占星術師から警告されてた内容を思い出しそれは自身の孫によって全てを奪われるというものだった。
 王権を奪われることを怖れたアフラースィヤーブはイランの王子を処刑。
 次に子を身籠った娘を捕縛し城に幽閉する事に成功するもそれを良しとしないあるトゥーラーンの将軍の手によって娘は逃がされる事になった。
 そしてアフラースィヤーブの魔の手が届かない場所で子を出産し名前はカイ・ホスローと名付けられ近場にいた羊飼いに預けられる事になった。
 またその王子はロスタムが義育した存在であり事件を知ったロスタムはこの行為に激怒し軍隊を率いてトゥーラーンへと向かった。
 復讐に燃えるロスタムの手によってトゥーラーンの首都が灰燼に帰す事となりアフラースィヤーブは中国まで敗走する事になる。
 だが自らの命運は尽きてはおらず再起を胸に秘めたアフラースィヤーブはロスタムがトゥーラーンから去った知らせを聞くとすぐに祖国に帰還し灰燼と帰した祖国を復興させた。
 それからもイランとの戦争に身を投じるがイラン王となったカイ・ホスローによる猛攻によって追い詰めらる事となる。
 頼みの綱である要塞都市に閉じこもるもロスタムを筆頭とした勇士によって都市を攻略されてしまう。
 軍隊を捨て、国を捨て、逃走を余儀なくされたアフラースィヤーブであったがとある洞窟まで逃げ落ちる。
 だが再起を図ろうと計略を練っていた所にイランの勇士達が現れ捕まってしまう。
 そしてカイ・ホスローの前まで引っ立てられてしまう。
 以前からカイ・ホスローは自身の父であるイランの王子を殺めたアフラースィヤーブに対して復讐心を抱いていた。
 宿敵を前にしたカイ・ホスローは父の仇を取るべく剣でアフラースィヤーブの首を刎ねたのであった。
 こうしてイランの敵として立ち塞がったアフラースィヤーブの生涯は閉じる事になった。

【備考・アピールポイント】:
・解説に書かれている事以外にもロスタムの息子ソホラープを惑わしてイランと対立させたりロスタムの孫を宮殿に幽閉したりと色々と悪い事をやっている。
・他にも善良な心を持つ弟を剣で真っ二つにするなど『王書』では明確な悪役と言えるだろう。
・負けが目立つが最初の頃は勝利を重ねており決して弱い訳ではないが相手が悪かったんだろう。
・敗走しても立ち直って軍隊を作っている事から仕切り直しは所持出来るだろう
・アーリマンの代理人であり彼から魔法を授けられているとの事だが型月だと悪神に由来する魔術を所持しているだろうか
・またイランを滅ぼすために遣わされた三人の魔王の内の1人で他の二人はイスカンダルとザッハークであるらしい
・アヴェスターでもイランの敵として描かれている。
 啓典内では神の栄光を獲得するために暗躍していたが確保には失敗している。
 ヤシュト書によるとハンカナで百頭の馬、千頭の牛、一万頭の羊を女神アナーヒターに捧げヴォルカシャ海に浮かぶ栄光を得ようと試みたが失敗した。
 またアヴェスターでアフラースィヤーブの破滅に関与したのはハオマであり彼女はアフアースィヤーブを捕縛し湖のほとりで彼を殺した。 
・アフラースィヤーブはハンカナと呼ばれる地下宮殿に住んでいる。
 宮殿は百本の巨大な柱に支えられていて太陽、星、月によって照らされていたがそれはアフラースィヤーブの魔法によって生成されたもの
 更には水、ワイン、牛乳、酸っぱい牛乳の四つの川が流れている。
・デーンガルドではアフラースィヤーブは悪魔の性質を帯びており飢餓や旱魃など引き起こすとされている。
 他には風を地中に閉じ込めて壊滅的な自身を引き起こすなども出来たようだ。
・スキル候補は仕切り直し、魔力放出(厄災)、アーリマンに由来する魔術、軍隊を指揮したことから軍略orカリスマだろうか
・宝具候補は地下要塞ハンカナかな

384名無しさん:2024/12/25(水) 22:20:10 ID:fAYFfN.A0
【真名】:パイケア
【元ネタ】:ポリネシア神話
【クラス】:ライダー
【解説】
 海神であり鯨の姿を取る神でもあるタンガロアの血を引く英雄。
 元々の名はカフティア・テ・ランギ。

 カフティアの父ウェヌクが異母兄のルアタプよりもカフティアを高い地位とした事が始まりだった。
 ルアタプの母は奴隷であった為であり、それで腹を立てたルアタプは翌日カフティアとウェヌクの息子たちを誘いカヌーで海に連れていった。
 十分に離れたところでカヌーの床に用意した穴を開け、カフティア以外の者たちは溺死した。
 カフティアは先祖タンガロアに祈願し、ザトウクジラ(マオリ語でパイケア)を呼び出し陸に運んでもらう呪文を唱えた。
 そうしてカフティアは生き残り、名をパイケアと変えた。
 伝説のバージョンによってはカフティア自身が鯨に変身したケースも存在する。

 そしてパイケアはニュージーランド(アオテアロア)にたどり着いた最初の人間になったとされている。

【備考】
・スキル候補は神性、変化、動物会話、鯨としての力で怪力なんかも持たせれたり?

・宝具候補は窮地を救った鯨だろう。タンガロア由来の鯨という事で強力にできそう?

385名無しさん:2024/12/26(木) 01:37:34 ID:ueUzAOpk0
>>127のズラトロクの過去スレで上がった追記案

【真名】: ズラトロク
【元ネタ】:スロベニアの伝承
【クラス】︰アヴェンジャー
【解説】:
 金の角を持ったスロベニアをはじめとした欧州の伝説上の白い雄シャモア。
 ユリアン・アルプスにあるトリグラウ山の高地一帯を支配し、山の頂にある楽園で
 三人の乙女と共に暮らしていたとされ、楽園には宝が隠されており、ズラトロクは
 その宝の番人をしていたため、宝を手に入れようとする多くの男達に命を狙われた。
 ある日、一人の欲深い狩人が現れ、ズラトロクに背後から忍び寄り、狩人の矢が命中。
 負傷したズラトロクの流血は大地を駆け、トリグラウ山と周囲の湖を切り裂いた。
 ズラトロクの死後、世界で最初のエーデルワイスが咲き、ズラトロクに再び命を与えた。
 生き返ったズラトロクは激怒し狩人を殺した。
 その後、ズラトロクは楽園を破壊し、隠されていた宝と共に永久に姿を消したという。

【備考・アピールポイント】:
・死後に花が咲くのは虞美人を彷彿とさせるし、受肉精霊枠で提案。
・矢を受けて流れた流血が山と湖を割いた、エーデルワイスが咲いた後に復活というのも自爆技かつ再生を思わせる
・或いは真祖の光体のように自然の報復機能の一つとするのもアリか

386名無しさん:2024/12/26(木) 04:33:46 ID:sg2wmlVA0
【真名】:スィヤーウシュ
【クラス】:ライダー
【元ネタ】:『王書』
【解説】
 イラン王カイ・カーウースの息子。
 母はイランの騎士たちが狩猟中に発見した女性でカーウース王の側室。
 名は「黒馬のもの」という意味で潔白の象徴とされる。
 星占いによりその身に待ち受ける災いを知られるとスィヤーウシュを保護するため大英雄ロスタムの下で育てられる事になった。
 そして礼儀作法、戦闘、狩猟、軍隊の指揮などについて教え込まれた。

 そうしてロスタムの薫陶を得て美丈夫に成長するも、義母からの道ならぬ誘惑を拒み、姦通の冤罪を着せられてしまう。
 スィヤーウシュは身の潔白の証明の為に巨大な薪火の山を通る試練を受けた。
 神に祈りながら黒馬シャブラン・ベフザードに乗り炎に包まれたが、スィヤーウシュと黒馬は煙にも炎にもまみれる事なく出てきた。

 そうしてカーウース王の許しを得たが、トゥラーン王アフラースィヤーブとの和平に応じようとした事でカーウース王は激怒。
 スィヤーウシュはトゥラーンに亡命し、アフラースィヤーブは彼を厚遇し娘ファランギースを娶らせた。
 そうしてスィヤーウシュは与えられた土地でスィヤーウシュ・ギルドという都市を建設した。
 しかしアフラースィヤーブの弟ガルスィーワズの讒言により、スィヤーウシュには反意があると思われ、囚われの身となる。
 そうしてスィヤーウシュは処刑されたが、ファランギースは後のイラン王カイ・ホスローを産む事になる。

 尚スィヤーウシュの死後その血が地面に落ちると植物が生え、「スィヤーウシュの血」と名付けられた。
 この事からスィヤーウシュは植物の成長と関連付けられ、植物の死と再生の神としても崇拝されたという。

【備考】
・赤ちゃんの頃からこの子は不運な星の下に生まれたとされちゃう人。(結末と義母以外は良い感じだったが…)

・宝具候補は黒馬ベフザードと炎の試練の再現(潔白でない者を焼く?)、
 「スィヤーウシュの血(クネ・アシャヴシャン)」から植物化、植物操作宝具だったりするかも?

・スキルは潔白の象徴としてのスキル、ロスタムから教えこまれた技能辺りか。

387名無しさん:2024/12/26(木) 17:24:07 ID:wi4fnlI60
【真名】:ドローナ
【クラス】:アーチャー
【元ネタ】:『マハーバーラタ』
【解説】
 聖仙パラドヴァージャの息子であり、アシュヴァッターマンの父親。
 彼は聖仙アグニヴェーシャから武術や知識を学び、さらに秘法とされる神々の武器を呼び出す方法も伝授された。
 その中には、ブラフーマーシラーストラやブラフマーストラも含まれていた。

 しかし、彼の経済状況は良くなく、貧困に喘いでいた。
 施しを求めて旧友であるドルパタの元を訪ねたものの、「王者と王者でない者の間に友情は成立しない」という言葉と共に追い出されてしまった。

 旧友に拒絶されて困り果てたドローナは、パスティナープラまで辿り着き、そこでクル族の王子たちと出会う。
 ちょうど王子たちは棒を使って遊んでいたが、棒が井戸に落ちて困っていた。
 ドローナは機転を利かせて棒を拾い上げた。
 その様子を見ていた王子たちは、ドローナに武芸を教えてほしいと懇願した。
 それを知ったビーシュマは、ドローナを王子たちの師範としてパスティナープラに招いた。

 ある時、成長した王子たちを見たドローナは、自分の願いを叶えてほしいと懇願する。 アルジュナをはじめとした王子たちはそれを了承した。
 その願いとは、かつてドローナを追い出したドルパタに対する復讐だった。アルジュナたちの加勢によりドルパタは捕らえられ、ドローナの前に引き出された。
 最終的に、ドルパタが所有する土地の半分を譲渡するという条件で両者は和解したが、ドルパタは内心でドローナに復讐心を抱いていた。

 時が経ち、クル・クシェートラの戦いが始まると、ドローナはカウラヴァ側で参戦し、パーンダヴァたちを苦しめた。ビーシュマ亡き後は総司令官を務め、カルナたちと共にアビマニュの殺害を実行。さらに、ユディシュティラを捕虜にするために尽力した。
 これを見たクリシュナは、ドローナを仕留めるため、彼の息子が死んだという虚偽の報告を行わせ、ドローナの戦意を喪失させた。
 ドローナは息子の魂を探すために瞑想していたが、その隙を突いてドゥリシュタデュムナが現れ、ドローナをその手で殺害した。

【備考】
・マハーバーラタに出てくるインド版ケイローンと呼べる人物。
・ドローナは聖仙から教わった様々な技術、特にアストラと呼ばれる神々の武器を呼び出す事に長けている
 ドローナが呼び出せる武器はブラフマーストラ、ブラフマーシラーストラ、ナーラーヤナストラ、ルドラ、アグネヤ、ヴァジュラなど
・スキル候補は聖仙から教わった智慧、アルジュナ達を鍛えた事から伝授系、ビーシュマの死後、総司令官を務めた事から軍略系or軍師系スキルになるんだろうか
・宝具候補は聖仙やパラシュラーマから伝授された神々の武器だろうか

388名無しさん:2024/12/26(木) 21:02:19 ID:sg2wmlVA0
【真名】:カミラ
【クラス】:アーチャー
【元ネタ】:『アエネーイス』
【解説】
 『アエネーイス』に登場するトゥルヌス側に味方したウォルスキ族の女王。
 弓と斧を自在に操り、また非常に足が速く畑の上を走っても穂を傷めず、水面に足を触れる事すらなく海の上を駆けたという。
 また女神ディアナからの贈り物の黄金の弓を所持していた。

 父メタブスが亡命の旅をしていた頃、敵に追われたメタブスは荒れ狂う河を超える為、
 カミラを槍に括り付け、女神ディアナに娘を捧げるので従者にさせてくれと祈り対岸に向けて投げた。
 無事娘と共にその場を切り抜けたメタブスは羊飼いたちと共に野や山で暮らし、幼少のカミラを育てた。
 この経緯からカミラはディアナの寵愛深く、本人もディアナへの信仰の為弓矢に勤しんだ。

 アイネイアス率いる軍との戦いの中では女戦士たちを率いて多くの兵を屠ったが、
 最後は敵の黄金の衣装を奪おうとしていた所をエトルリア王アルンスの投槍により絶命。
 しかしディアナは従者オプスに自身の弓矢を預けカミラを傷つけた者に報復するよう頼んでいた。
 そしてアルンスはオプスの報復を受け命を落とした。

【備考】
・敏捷が滅茶苦茶高そうな女戦士。アタランテタイプか。アマゾネスのようだとも比喩されたりもしている。

・スキル候補は乱戦の心得、女神の寵愛辺りか。

・宝具候補は黄金の弓、オプスによる報復か

389名無しさん:2024/12/26(木) 21:46:58 ID:sg2wmlVA0
【真名】:アルガンテ
【クラス】:セイバー、バーサーカー
【元ネタ】:『エルサレム解放』
【解説】
 16世紀の叙事詩『エルサレム解放』に登場するムスリムの戦士。
 コーカサス人だがその軍事的能力ゆえにエジプト軍の頭目の一人になった。
 主人公の一人タンクレーディの好敵手として描写される。

 十字軍総大将ゴッフレード(ゴドフロワ・ド・ブイヨン)との和平交渉の場にて初めて登場した。
 交渉は決裂するもゴッフレードはアルガンテに黄金の柄の名剣を贈る。
 この剣でアルガンテは十字軍を切り裂いていくことになった。
 タンクレーディとは互角に戦い、多くの他の騎士も倒していったが、
 エルサレムがゴッフレードに征服された後のタンクレーディとの最後の決闘で死の間際まで戦い、戦死した。

 恐ろしい雄たけびを上げて突進する、怒りに駆られ決闘の敗者を乗馬で踏みしだく、
 深手を負わされても自身に突き刺さった武器を敵に投げ返す等、獰猛な描写が多いが純然たる武人と語られ、
 最後の決闘の前に守ろうとしたエルサレムに思いを馳せる一面も持つ。

【備考】
・作中ムスリム軍が窮地に陥ると大魔王サタン率いる悪魔たちが十字軍憎さに嵐を引き起こす等の助けを行う描写がある。
 またムスリム軍には魔王にも一目置かれる魔術師もいる。
 タンクレーディへの報復に燃える悪魔、魔術師の援護を受ける戦士として作成可能か。

・宝具はゴッフレードから贈られた名剣か。

・スキルは血濡れの蛮勇、戦士の雄叫び、戦闘続行、悪魔からの援護スキルか。

390名無しさん:2024/12/26(木) 21:47:39 ID:sg2wmlVA0
【真名】:クロリンダ
【クラス】:セイバー、ランサー、ライダー
【元ネタ】:『エルサレム解放』
【解説】
 16世紀の叙事詩『エルサレム解放』に登場するムスリムの白い肌で金髪の美しい女戦士。
 主人公の一人タンクレーディに恋慕の情を抱かれ合戦の最中で愛の告白を受けもした。
 戦士としての実力はタンクレーディとほぼ互角である。
 また無実の罪で裁かれようとしているキリスト教徒の男女を救うなど慈悲深くもある。

 幼少期より馬を駆り剣と槍、弓矢を巧みに操った。
 その出自には秘密があり、母はキリスト教を信仰するエチオピア王妃だったが、
 彼女は聖ゲオルギウスへの信心が厚く、自室にゲオルギウスが白い肌の姫君を救う絵を飾っていた。
 すると王妃は白い肌の赤子を産んだ。
 王妃は不貞を疑われるのを恐れ、召使に娘を預けたが、召使はその子をムスリムとして育てた。
 しかしゲオルギウスへの敬意として戦士としての教育を施した。

 そうして自分の出自を知らぬまま育ったが、クロリンダの最後の日に枕元にゲオルギウスが立った。
 召使からも自身の出自を明かされ困惑しつつも戦いに挑んだが、その時の武装は普段身に着けていた物とは違った。
 そしてタンクレーディと戦う事になるが、彼は相手がクロリンダだと分からぬまま刃を突き立ててしまう。
 死の間際でクロリンダはキリスト教への改宗の意思を示し、タンクレーディは悲しみながらも洗礼を施した。

【備考】
・ゲオルギウスの概念、力を信心故に組み込まれた戦士として作成できるか。

・ゲオルギウス由来のスキル、宝具はありそう。
 美貌のスキルも持たせられるか。

391名無しさん:2024/12/27(金) 21:02:01 ID:oZ8M3/NU0
【真名】:アクタイオン
【元ネタ】:ギリシャ神話
【クラス】:アーチャー、ライダー
【解説】:
 ギリシャ神話に登場する狩人。ケイローンに義育されたアクタイオンは50頭の猟犬を連れて狩猟を行いながら生活していた。
 ある時、女神アルテミスが水浴びしている所を目撃してしまい、
 その行為に激しい怒りを覚えたアルテミスによって鹿へと変えられてしまい、
 更には猟犬達に狂気を吹き込み鹿へと変えられた主人を食い殺すように誘導した。
 悲劇の狩人アクタイオンは女神の目論み通り猟犬達に喰い殺されてしまう。
 アクタイオンの死後、正気に戻った猟犬たちは自分達が食い殺した主人を探していた。 それを見かねたケイローンが猟犬達を慰めるためにアクタイオンそっくりの像を作り、悲嘆に暮れる猟犬達を慰めた。

【備考・アピールポイント】:
・クラス適性は狩人という所からアーチャー、猟犬達を操るという所からライダー。
・スキル候補は狩人に由来するスキル、猟犬達と共に狩猟をしたことからコンビネーションの亜種スキル、女神アルテミスの呪いが具現化したものなどか
・宝具は50頭の猟犬、女神アルテミスによって鹿に変えられて逸話だろうか

392名無しさん:2024/12/27(金) 21:02:38 ID:oZ8M3/NU0
【真名】:リュカオン
【元ネタ】:ギリシャ神話
【クラス】:バーサーカー
【解説】:
 ギリシャ神話に登場するアルカディア王。
 彼が生きた時代はデウカリオンの大洪水以前の人間で支配地域であるアルカディアに最初の都市リュコスーラを築き、リュカイオン山でゼウス・リュカイオスの祭祀を行い、リュカイア競技祭を創設した。
 リュカオンには複数の妻との間に作った50人の息子がおり彼等の殆どが邪悪で庶民に暴虐を強いていた。
 それを見かねたゼウスは旅人に扮してリュカオン達を元を訪れたがリュカオンは子供の内臓をゼウスの食事に混ぜて提供した。
 この行いに憤りを覚えたゼウスは稲妻を用いてリュカオンとその息子を皆殺しにした。
 だがリュカオンの娘であるカリストーと末子ニュクティモスだけは生き残った。
 この出来事がきっかけでデウカリオンの大洪水が起こった。

 別の話ではゼウスを祭るために子供の生贄を捧げたがその行為を見かねたゼウスはリュカオンを狼の姿に変えさせた。

【備考・アピールポイント】:
・大洪水以前の生きた王様、ギリシャ神話の有名な人狼。
・スキル候補は都市を築いた事から陣地作成、生贄に捧げた事からデメリット付きであるが神への供物、アルカディア王である事からカリスマ系スキル、狼に変身した逸話が由来のスキルだろうか
・宝具候補はゼウスによる報復の稲妻だろうか


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