したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

肥満化小説・肥満化絵投下スレッド その4

1名無しさん:2014/09/09(火) 19:19:30 ID:51Gx8J5E0
肥満化小説や絵を投下したい方へのスレです。
作品の感想などもこちらへどうぞ。


過去スレ
 肥満化小説・肥満化絵投下スレッド その3
  ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/13127/1362277305/ 
 肥満化小説・肥満化絵投下スレッド その2
  ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/13127/1323012828/
 肥満化小説・肥満化絵投下スレッド
  ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/13127/1254561098/

431悪星:2016/10/14(金) 12:37:46 ID:LP4yxn5U0
>>430
しまった、操作ミスで名前が抜けた!

432 ◆t3E9hfR0Bc:2016/10/29(土) 00:17:15 ID:4tVpucLE0
29日ですので、毎月の駄文を
ttps://www.axfc.net/u/3735661.zip
パスはいつものです

433500:2016/10/29(土) 23:02:18 ID:ThLAC.Rk0
8.甘い隷属



ア「ふふ、あ〜んして?」

ナ「あ〜」

ナツミにケーキを食べさせ続け、そのケーキもあとわずかになる頃には薬の効果がはっきりと表れていた。
最初はアムに食べさせてもらう事に羞恥心、抵抗感があった筈なのに今は雛鳥が親鳥に餌を食べさせてもらうかのように口を開けて餌を、ケーキを今か今かと待っていた。
食べさせる度に声をかけて促すアムはその様子に深い満足感と征服感を覚える。

ア「(あぁ…こんなにとろけて惚けた顔をして…そんなに食べたいんだ♪)」

征服感を更に満たしたくなり差し出したケーキの刺さったフォークを焦らす様に自分の手元に戻して静止させてみる。

ナ「ぅん…アム、早くぅ…………あ〜んっ!」

すると訴えるように呻き、甘ったるい声に加えて促す様に口を大きく開けて舌まで伸ばして来た。
望み通りに口にケーキを放り込んでやると、恍惚とした様子でケーキを味わい飲み込むと舌なめずりまでして満足感をあらわにする。

ナ「アム、次ぃ♪」

アムの方に身を乗り出して甘えるように催促するナツミにアムは嬉しそうにして、しかし非常に残念と言った仕草を取る。

ア「ごめんねナツミ、もうないのよ」

ナ「え?」

ア「持って来たケーキはさっきので最後の一口、全部食べてくれるなんて嬉しいな。お粗末様でした、ナツミ」

ナ「ぇ、もうないの? ケーキ…」

ケーキの乗っていないお皿を見せるアム。

ア「うん、ほら? ないでしょう?」

それを見てケーキがもうないと確信出来てしまったナツミは泣き出しそうな顔をしてアムを見つめる。

ア「そんな顔されても今、ここにはもうないわよ? 
  それにケーキを持って来た私が言うのもどうかと思うけどダイエットがどうのって言ってたじゃない、ナツミが」

ナ「うっ、そ、それは、そうだけど…」

ホールケーキを丸々1つ食べさせておいてそれを言うかとも思ったナツミだったが、確かにその通りだ。
ケーキを食べる前にダイエットを決意していた筈だ、アムがガス抜きの為にわざわざ用意してくれたから断れなくて食べたのであってダイエットを諦めた訳ではない。
だからそのケーキがなくなったのならご馳走様をして腹ごなしに軽い運動でも始めるべきなのだ。
しかし、もっと食べたい、もっと欲しい、あのケーキが食べたい、そんな欲求があふれ出して止まらない。
3時のおやつにしても食べすぎだと、いけないと思い顔を伏せて頭を振る。

ア「あ、まだあったわね」

ナ「えっ!?」

しかしアムの言葉に跳ね起きる勢いで顔をあげしまう。
自分でもそこまで欲しいのかと自分で自分に呆れそうになるナツミの前にはお皿がある、しかしケーキはどこにも…。

434500:2016/10/29(土) 23:02:50 ID:ThLAC.Rk0

ア「ほら、お皿にクリームとか切り分けた時の欠片とかなら…」

ナ「あ…」

言われてみれば少量だが確かにケーキの残骸が残っている。

ア「ケーキ、とはもう言えないけど、それでも食べたい?」

ナ「う、うん!食べたい!」

ダイエットと食欲の葛藤や迷いは一瞬で吹き飛び、声を発していた。
ケーキがなければまだ自重できたかも知れない、仮にキッチンにあったとして目の前になければ我慢出来たかも知れない、
しかし目の前に残骸とはいえケーキが残っていて食べたいと聞かれたらもはや抗えなかった。

ア「………じゃあ、舐めて?」

ナ「ぇ」

聞き間違いかと思ったナツミだったがアムはお皿を口元に差し出して、ほらと促してくる。

ナ「ア、アム?」

困惑するナツミにアムはとても楽しそうに笑って答えた。

ア「フォークですくいきれなかったものなんだから舐めとった方が早いでしょう、いらないならもうケーキはなしね」

そう言いながらお皿とフォークを持って立ち上がるアム、もうケーキはなし…その言葉に心底から焦りを感じたナツミは慌ててアムにすがりつく。

ナ「ま、待って!舐める、舐めるから持っていかないで!」

自分でもおかしいと思うくらいにあのケーキを欲している、しかしおかしいなんて思う疑問はすぐに消える。
今は何よりもケーキが最優先なのだから。

ア「じゃあ…はい、どうぞ」

差し出されたお皿を両手で受け取るとすぐにペロペロとケーキの残骸を舐め取る。

ナ「(あぁ♪ これ、この味…甘くて美味しい…!)」

口に入れて味わうケーキの味にこの上ない幸福感を感じるナツミ。
夢中でお皿を舐めるナツミにアムがいつの間にか後ろから抱き付いていた。
抱き付かれたにも関わらず気にしない様子のナツミの耳元で囁くように聞いてくる。

ア「美味しい?」

喋る間すら惜しいのか舐めたまま頷くナツミにアムは薄く笑みを浮かべて抱きしめる腕に力を入れる。

ア「じゃあ、もっと食べたい?」

ナ「…うん、食べたい」

435500:2016/10/29(土) 23:04:05 ID:ThLAC.Rk0

ナ「…うん、食べたい」

綺麗になったお皿を惜しむように舐めた後でナツミは即答する、アムは抱きしめた腕でナツミのお腹をゆっくりと揉んだりつまんだりし始めた。

ナ「や、ちょ、やだ」

流石に身をよじって抵抗するナツミ、しかしお構いなしにアムは続ける。

ア「ガス抜きは必要と言ったけど、抜きっぱなしはどうかしら? ダイエットするんじゃない?」

揉まれる度に、つままれる度に贅肉の感覚を、太ったという事を自覚する。

ナ「い、いいの! 私、普通の学生だったのにずっと大変な目に合ってたんだからガス抜きも多くないとだめなの!!」

しかし、そんな事はもう些細な事だった…ケーキがもっと食べられるなら何でも構わないとさえ思っていた。
そんな気持ちが込められたナツミの発言にアムは誘惑するように最後の一押しをする。

ア「じゃあ3時のおやつにケーキを毎日用意してあげるわ。その代わり、私の言う事には全て従ってね? もし逆らったら…ケーキはずっとお預けで…」

ナ「さっ! 逆らわないよぉ! だからもっとケーキを頂戴!お願いアム!」

懇願する勢いでアムに向き直り今度は正面からナツミがアムに抱きつくとそのままお願いと頭を下げる。

ア「大丈夫、従ってくれるなら全て問題ないから…いい子いい子♪」

ナツミの頭を優しく撫でながらそのままあやす様にして寝かせるとアムは部屋を出ていく。

ア「あぁ…あぁ♪ これから本当に楽しみ、楽しみで仕方がない!」

自室へと戻りながらこれからの日々に思いを馳せると歓喜が湧き上がって来て止まらないアムだった。


ぎりぎり29の日投稿! よかったらどうぞです!

436名無しさん:2016/10/30(日) 03:06:29 ID:dCaT7doA0
>>432
>>433-435
いつも楽しみに見てます
お二方とも乙ですー

437皿ブレッド:2016/11/07(月) 22:05:40 ID:KlxJ8gaU0
予定よりも大幅に遅れましたが最終章になります。
最後まで応援して下さった方、本当にありがとうございました!
ttp://fast-uploader.com/file/7034072345785/
Pass:himanka
今回は久しぶりにオマケ付きです。
肥満化関数と読んでますが(自信作!)、体重増加を計算できるexcelファイルです。
是非皆さまの妄想にお使い下さいm(__)m

注:一時的にいつもと違うサイトにUPしてます…

438名無しさん:2016/11/08(火) 13:17:33 ID:.mGTqVeI0
乙!
長編段階肥満化を完結させただけで凄いし
内容も興奮した

439名無しさん:2016/11/08(火) 18:31:20 ID:oPh48pcc0
乙でした!毎回楽しみにしてたので完結はちょっと寂しい・・・

440名無しさん:2016/11/09(水) 00:56:07 ID:XHvvh6h20
乙でした
九条さんが身も心もおデブちゃんになって満足です!

441ぱるふぇ:2016/11/15(火) 19:20:49 ID:TfLXsy3A0
初めまして。ぱるふぇと申します。
公務員試験の論述のため、文章を書く練習として、肥満化小説を書くことにしました。短いですが、読んでいただいて感想いただけると嬉しいです。

「明日って今さ」

山内 美羽
身長156㎝ 体重40㎏
スリーサイズ B70 W47 H80
かなりやせ型の女の子

「今日も練習キツかったなぁ〜…」

吹奏楽部で日々厳しい練習を送る彼女の唯一の癒しは、学校の帰りに食べるアイスとコーラであった。

「う〜んっ!おいしい!やっぱり夏はこれだよね!」

今は夏休みということもあり、連日暑い日が続いている。
いつにも増してアイスやジュースが美味しく感じる季節である。
彼女は毎日、この食生活を続けていた。
先輩からの厳しい言葉や、練習がうまくいかない日は食べる量が増える日もあった。
お盆に差し掛かる頃、彼女の体型は少しだけ変わっていた。

「ウソ…制服がキツい?」

何となくは感じていたが、今ははっきりと分かる。自分は太ったと。練習にかまけてずっと目を瞑っていた現実に直面することとなったのである。

「これなら…体重も…!」

彼女は急いで体重計に向かった。
結果は…彼女にとって信じがたいものであった。

「47㎏…!?ウソ…でしょ…」

7㎏も体重が増えている。その事実を彼女の心はまだ受け入れることはできなかった。しかし、体は嫌でも彼女に現実を分からせようとしてくる。
パンツの上にたぷんと乗った脂肪、若干丸みを帯びた顔、胸は多少大きくなったが他が大きくなっているのでたいして嬉しくもない。
お尻はパンツからはみ出て、脂肪により見苦しい分かれ目を太ももとの間に作っている。
二の腕も太くなり、袖が苦しい。スカートから伸びる脚も同様に、脂肪が乗って太さを増している。

「ダイエット…しなくちゃ…!」

その日の練習は到底身が入らず、怒られるばかりだった。

「…なにさ、私の気持ちなんてわからない癖に」

愚痴を呟きながら行き着いた先はいつものコンビニエンスストア。

「ダメ…ダイエット…しなくちゃ…」

でも、今日は怒られたし、嫌なことあったから、食べて忘れたいな。

「…ダメ…怒られたのは自分のせいじゃない…」

でも、嫌な気分になったことにはかわりないよ。

「でも、でも…太って…」

多少大きくなっただけじゃん。

「まだ…大丈夫…?」

うん、大丈夫。

「今日だけ…今日で終わりにするから…」

そうだよ。それでいいんだよ。つらいときにはたべるのがいちばん!

「すいません、ポテチと、コーラと、アイスと…それに肉まんも…」

家につくと、彼女は脇目も振らず、買ってきた食べ物にかじりついた。理性をなくし、エサを貪る肉食獣のように。

「おいしい!おいしい!やっぱりポテチとコーラは最高ね!」

「肉まんも熱くておいしい…!そこにアイスを…!」

塩辛い口の中をコーラで洗い流す快感。冷たい口の中をアイスで冷やし、またポテチをかきこむ…
その快感から彼女は逃れることはできなかった。いや、逃れようとしなかった。

「…ふぅ、ごちそうさまでした」

「ダイエットは…明日からだね♪」

その「明日」を彼女は何度繰り返すのだろうか。その日から、彼女は永遠に「明日」にたどり着くことはなかった。

442ぱるふぇ:2016/11/15(火) 19:21:47 ID:TfLXsy3A0
「今日から久しぶりに練習もないし、めいっぱい食べちゃお!怒られてもいいようにしておかなくちゃ!」

ことあるごとに理由をつけ、彼女は食べ漁った。

「今日はご飯で攻めよっかな!」

彼女は冷蔵庫に入っている冷凍されたご飯をレンジに入れ、解凍する。
そのご飯にバターとマヨネーズ、醤油を思いっきりぶちまけて食べる。最近のお気に入りのメニューだ。

「ああっ…!バターのしょっぱさと醤油の相性は抜群ね!次は卵かけご飯にマヨネーズで食べよ!」

また次の日も。

「今日から宿題始めるから…自分へのごほうび!」

「というわけで今日はスイーツの日♪」

彼女の目の前にはコンビニで買ってきたケーキ、シュークリーム、ティラミスなど生菓子だけに飽き足らず、クッキーや菓子パン、ありとあらゆる甘味が並んでいた。

「いただきます♪」

口の周りはクリームで汚され、そのうち顔全体が汚れても構うことはない。ただひたすら、砂糖の甘さに脳を溶かしていく。

「あまぁ〜い…!でも、ちょっとくどいな…コーラですっきりしようっと!」

「げええぇっぷ…ぷふぅ〜…おいしかった!」

永遠に来ない「明日」を繰り返し、彼女はどんどん醜くなっていった。
この一週間、自分の体から目を背けてきた。
そのツケを、払わなければならない時はやって来た。

「今日から部活か〜…行きたくないなぁ…」

彼女はいつものように制服に手をかける。

「あれ…?なんで…なんで苦しいの…?」

制服が着られない。頭の中で分かろうとしなかった真実を嫌でも見なければならない時がやって来たのだ。
いつのまにやらちぎれたパンツ。胸を収められないブラ。
立派な二重顎。だらしなく、醜く垂れ下がった巨乳。段腹を通り越し、前掛けのように垂れ下がったお腹。豚のような上半身を支える棍棒のような脚。棍棒に繋がる巨大で垂れ下がった尻。

「やだ…なに…これ…」

分かっていたはずなのに。

「たいじゅう…はからなきゃ…ふとってる…」

画面に表示されたのは66㎏という表示。一週間で20㎏も太ったのだ。

「あはは…あはは…」

乾いた笑いしか出てこない。

ぶかつにいっても、わらわれるだけだよ。

そうだよ。

こんなからだ、そとにはだせないよ。

そうだよ。

じゃあ、だれにもみせなくていいね

そうだよ。

みせなくていいなら、だいえっとなんて、しなくていいね

そうだよ。

「あは☆」

彼女は、永遠に明日を迎えることはない。
彼女がその後、どうなったか。
それはまた、次の機会に。

山内美羽
身長157㎝ 体重66㎏
スリーサイズ B88 W81 H97

お目汚し失礼しました。

443ぱるふぇ:2016/11/15(火) 22:56:26 ID:TfLXsy3A0
試験勉強もあるので、行き詰まったときとか暇なときに来ます

444名無しさん:2016/11/16(水) 07:07:14 ID:04FeXYi20
乙乙、とても読みやすくてよかったぜ
しかし書き始めた動機に笑ったw

445名無しさん:2016/11/16(水) 17:46:00 ID:b2pxnDbU0
乙です
試験勉強頑張って下さい

446名無しさん:2016/11/26(土) 21:26:36 ID:bC./yIX20
アイドルマスターシンデレラガールズ 三村かな子の肥満化SSを投下いたします

他のアイドルによる1人称です。
肥満化描写の他に臭いフェチの要素を含みます。
人称などに間違いがあったらすいません。

447一ノ瀬志希の野望:2016/11/26(土) 21:29:48 ID:bC./yIX20

私、一ノ瀬志希は、臭いフェチで、デブ専である。

スカウトされてアイドル活動を始めたことで私の生活は楽しくなった。
でも、どうしても我慢出来なくなってきたことが一つだけある。
太った女の子の臭いが嗅ぎたい。
女の子自身の体臭にシャンプーや化粧品の臭い、それに太った女の子独特のあのなんとも言えない臭いが混ざったものは、私を一番興奮させるのだ。
アメリカ時代、お国柄か太った女の子はたくさんいた。でもここは日本で、アイドル事務所。
世間ではぽっちゃり系などと呼ばれているかな子ちゃんなんかでも、私から言わせれば全然足りない。
(まぁ彼女のお菓子混じりの臭いは、それはそれで好きではあるのだけれど。)
このままでは気が狂いそうになる。
だから私は実行することにした。
アイドル肥満化計画を。

ケース1 三村かな子の場合

 かな子ちゃんは世間では誤解されている節があるけれど、実は太りやすい体質なんかでは全然ない。むしろ、太りにくい体質ではないかと思う。
普通、あれだけのお菓子を食べてたら肥満一直線だ。
それが標準体重で済んでいるんだから、もし普通の女子高生の食生活をしたらあっという間に痩せてしまうと思う。
逆に言えば、食欲はそのままで、体質が変わってしまえば……

計画開始から1週間後

 衣装合わせでかな子ちゃんが服を破いたらしい。
ただ、お仕事のたびにダイエットをして、終わるとリバウンドを繰り返してきたかな子ちゃんのことだから、周りもそんなに気にしていないようで、プロデューサーはいつものダイエットメニューを組んでいる。
落ち込んで事務所に帰ってきたかな子ちゃんを遠目から観察してみるが、ゆったりした服を着ているせいか、そこまで太っているようには見えなかった。

三村かな子 体重 52kg→55kg

448名無しさん:2016/11/26(土) 21:33:40 ID:bC./yIX20

計画開始から1ヶ月後

かな子ちゃんがいる時間を見計らってトレーニングルームへ向かう。
さっきチラッと事務室で見た時も思ったけど、かな子ちゃんは予想以上の太りっぷりだった。
まず顎は二重あごになりかけている。
もともと大きかった胸は更に大きくなり、トレーニング用のスポーツブラですら支えきれず彼女が動くたびにダプンダプンと根元から動いている。
また、胸の揺れに合わせて、サイズの合わないトレーニングウェアが大きくめくれ上がり、以前よりも一回り、いや二回りは成長したお腹が丸見えになる。
おへそが完全に横長になっていて潰れており、たるんで二段になった脂肪がブルブルと揺れている。
他のアイドルも数人トレーニングをしているが、皆かな子ちゃんから目をそらし、部屋でも遠い位置にいる。
私は空調の具合を確認すると、風向きでかな子ちゃんの臭いが一番流れてくる数メートル離れた位置に移動し、トレーニングを始めた。
少し立つとかな子ちゃんの臭いが漂ってくる。
至高の香りにトリップしそうになるが、なんとか堪えてトレーニングを続ける。
しばらくするとかな子ちゃんが休憩に入ったので、私もトレーニングをやめて、かな子ちゃんに話しかけた。

「にゃっほー♪頑張ってるねぇ!」
「あ、志希ちゃん、うん、最近ちょっとね」

私が話しかけるとかな子ちゃんは嬉しいような恥じるような微妙な表情で返事をする。

「まぁ確かに太ったかな。でもあたしはかな子ちゃんそんぐらいでも全然可愛いと思うけどね、むしろもうちょっと太ってもいいくらい」

最新の心理学では、太ったことを指摘された人は更に太りやすくなるという研究がある。
私は失礼にならない程度にかな子ちゃんの体格を指摘した。

「いやぁ、これ以上太っちゃったらアイドル失格だよぉー。でも自分でもこんなに太っちゃった原因がわからなくって、前と食べてる量は変わらないし、運動もちゃんとしてるのに」
「スーハースーハー。うん、いい汗かいてるし、この調子で頑張れば痩せるんじゃないかなぁ」
「あっ、志希ちゃん恥ずかしいから嗅がないでよぉ」
「にゃははは、いい香りだから大丈夫大丈夫」

傍からみたら女の子同士の軽いスキンシップのように見えたかもしれない。
けれど私は至近距離で嗅ぐ彼女の臭いに激しく興奮していた。

「そろそろまた頑張らないと」

かな子ちゃんが休憩を終えて次のトレーニングを開始する。
丁度そのときプロデューサーがトレーニングの様子を見にやってきた。

「かな子、やってるか」
「あっ、はい」
「かな子ちゃんはとっても頑張ってるとおもうよ♪」
「まぁかな子はぽっちゃり系で人気があるけど、流石にもうちょっと絞らないとなぁ」

プロデューサーはしばらく様子をみてから去っていったが、汗まみれでトレーニングを続ける
かな子ちゃんを見る目が妖しく光っていたのを、私は見逃さなかった。



「ねぇ、プロデューサー、この写真は何だと思う」

数日後。私はプロデューサーが一人になるタイミングを見計らって、プロデューサーに声をかけ、写真を見せた。
それはプロデューサーがかな子ちゃんの下着の臭いを嗅いでいる写真。
写真の中のプロデューサーの顔は恍惚に染まり、とても滑稽に見える。
ただきっと私も同じ状況なら似たような表情になるのだろうけれど。

「見られてたのか……、言い訳はしないよ、警察かちひろさんに言うなら言ってくれ」

弁解もせず諦めた表情をするプロデューサーに、私は言った。

「誰にも言うつもりはないよ。キミがあたしと同じヘンタイさんで、とっても嬉しいんだ。キミも太った女の子の臭いが好きなんだよね。ならちょっと協力して欲しいことがあるんだ」

三村かな子 体重55kg→71kg

449名無しさん:2016/11/26(土) 21:35:51 ID:bC./yIX20

計画開始3ヶ月後

「ただいま〜」

ドスドスと足音を立ててかな子ちゃんとプロデューサーが事務所に帰ってきた。
薄着で外に出ると肌寒いくらいの気温だが、かな子ちゃんは汗だくだ。
私はさり気なくかな子ちゃんの臭いが嗅げる位置に移動する。
かな子ちゃんはここ2ヶ月で更に太り続け、横幅は以前の2倍ほどになっている。
かな子ちゃんのダイエットは完全に失敗に終わった。
頑張っても頑張っても増え続けて行く体重に心が折れたのか最近はもうダイエットを諦めてしまったようで、以前はこっそりお菓子をつまむ程度だったのが、最近では事務所にケーキを作って持ってきて皆に振る舞うほどになっている。
それも場合によってはかな子ちゃん一人で半分くらい食べてしまうこともあるようだ。
頻繁にシャワーは浴びているようだが、やはり体重増加の影響か、汗っかきになっているようで、仕事やレッスンの後は独特の臭いがしてたまらない。

しかし、かな子ちゃんはこんな体型になってもアイドルをやめたわけではない。
プロデューサーから見せてもらったデータによればついに3桁を突破し普通ならとっくにアイドル失格の体型のかな子ちゃんがなぜアイドルを続けられるかといえば、我がプロダクションに新規のアイドル部門が出来たからだ。
その名もぽちゃドル部門。
ぽっちゃりから完全な肥満体型までのアイドルを擁する、

「アイドル界に新たな風を、ぽっちゃり女性の魅力を伝える」

をキャッチフレーズに掲げる革新的な部門だ。
もちろんこの部門の立ち上げに、プロデューサーが関わっているのは言うまでもない。
新部門は好調で、アイドル第一号となったかな子ちゃんも最近は仕事も体重もどんどん増えているようだ。
でも、これで終わりじゃない。
私とプロデューサーはぽちゃドル部門のアイドルを更に増やし、デブ専臭いフェチの楽園を作るべく、次の計画を立てるのだった。

三村かな子 体重71kg→102kg

450名無しさん:2016/11/26(土) 21:36:34 ID:bC./yIX20
以上です。
いざ自分で書いてみると肥満化描写って難しい

451 ◆t3E9hfR0Bc:2016/11/29(火) 06:36:54 ID:FnzgHkh60
>>446氏 投稿お疲れ様です。
普段より遅れましたが29日ですので毎月の駄文ではありますが投稿します。
ttps://www.axfc.net/u/3746409.zip
パスはいつものです。

452500:2016/11/29(火) 22:16:59 ID:bctZZNuE0
9.遅すぎた行動


カ「…最近2人共変!」

晩御飯の最中、カシスが声をあげる。
じ〜っとジト目でナツミとアムを凝視して不信感を少し匂わせていた。

ア「変って、何がかしら?」

素知らぬ顔で返すアムにカシスは、表情を強張らせる。

カ「何がって…ナツミもアムも2人でふらっといなくなる時があるし、夜だって部屋に2人で籠ってる時があるじゃんか!」

若干声を荒げたカシスにナツミが落ち着かせるように両手で制止をかける。

ナ「ちょ、ちょっと親睦を深めたり特訓に付き合ってもらってるだけだよ。」

カ「親睦はいいとして、訓練してるなら何でそんな体になってるのよ!?」

ビシッと指差しされてナツミはビクリと体を跳ねさせ、同時に体の肉がタプンと揺れた。
カシスは席を立つとナツミの方へ近づき思い切り抱き付く。

ナ「っひゃあ!?」

カ「ほら!どこもかしこも贅肉の感触しかないじゃん。前はまだぽっちゃりしたかな位で済んだかもだけど今はもう完全にデブ!肥満!」

ナ「や、やめてよぉ!」

お腹や二の腕、太ももにいたるまでペシペシとカシスに叩かれてたまらずナツミは抗議の声をあげる。
ペシペシと叩かれる度に弾み揺れる体の肉が恥ずかしいのか顔も真っ赤になっていた。
そんな様子をアムは無言で見つめていた。
その事に気づいたナツミが真っ赤にさせていた顔を逆に真っ青にしてカシスを引き剥がしにかかる。

ナ「カシス!食事中だしこれ以上は止めて!!」

カ「そ、そんな大声出さなくても…分かったわよ、ごめんて。 でも太り方が早いというか、少し心配になったのよ。」

席に戻り、申し訳なさそうに謝るカシス。
しかしその後、アムの方へ視線を向けたカシスの顔は疑惑の感情に溢れていた。

カ「でも、その太り方もアムといなくなったり夜に部屋で籠ってたりが始まってから加速したような気がするんだけど…?」

ア「最近お菓子作りにはまってるの、ナツミに味見役をお願いしてるからそのせいかもね。3時のおやつにはカシスにも用意してるでしょう」

453500:2016/11/29(火) 22:17:47 ID:bctZZNuE0
カ「あぁ、3時のおやつのケーキやスコーンは確かに絶品ね! そのおやつ達の上達の為にナツミに協力を願ってるって事?」

ア「まぁ、そういう事よ。言っておくけど私も味見はしてるわよ? ナツミよりも多くね。」

カ「そりゃアムはもとから大食いだし…あぁ、それ基準でしてたからこんなにナツミが…一応筋は通るか。」

疑惑に解答が出た事でカシスは表情を和らげて、しかしアムに注意を促した。

カ「でもアム、だからってこんなに太っちゃうまでっていうのは不味いでしょ? 少しは自重しなさい。」

ア「えぇ、分かったわ。」

そうして、晩御飯は終わりそれぞれ解散となった。
アムは食器洗いの為にキッチンへと向かい、ナツミは食卓の清掃をする。
カシスは食休みと言って部屋に戻ってしまっていた。

ナ「ふぅ、お掃除終了。後は…。」

カ「ナツミ、ちょっといい?」

ナ「ふぇっ!?」

部屋に戻った筈のカシスがいきなり現れて驚くナツミ、そのナツミの口を塞ぐとカシスはキッチンへと目を向けてアムがキッチンにいるままなのを確認する。

カ「ちょっとこっち来てナツミ。」

ナツミの手を引いて自室の中まで連れて行くカシス、ナツミは突然のことに困惑してされるがままになっていた。

ナ「カシス? 急にどうしたの? お掃除は終わったから別にいいけど…。」

カ「ナツミ、アムと最近だいぶ仲良しみたいだけど…どうして急に?」

茶化している様子は一切ないカシスの様子にナツミはますます困惑する。

ナ「急にも何も…アムは私達を助けてくれた恩人だよ? 仲良くなるのは良い事だよ。急になのはお菓子作りで付き合ってるだけで…。」

カ「そのお菓子作りに付き合ってるにしたって、その太る速さは異常だって!それに最近元の世界へ帰る方法の探索も全然してないじゃない!」

カシスの言う通り、最近はほとんど帰る為の探索はしていなかった。
食料や日用品を手に入れる為の探索はしても新たに別の場所を探索しようだとか、積極的に帰る方法を探したりは全くない。

ナ「そ、それは…焦らずゆっくりといこうって事で」

カシスの鬼気迫る様子に後退るナツミ、そのナツミに詰め寄りジッと顔を見つめるカシス。

カ「いい? ここはリインバウムでも四界でもない、警戒は怠らないべき…悪いけど、アムも含めて…。」

ナ「そ、そんなの酷い、よ…」

あんまりと言えばあんまりな言い方だ、しかしナツミはそれに弱弱しく抗議する事しか出来なかった。
されている事を考えれば思い当たる節がないわけではないのだ…。

カ「そういえば孤児院で子供達を寝かしつける時にナツミがナツミの世界の童話を話してたわね…確か、ヘンゼルとグレーテル…。」

ナ「それは…っ…!」

カシスの言わんとしてる事が分かったナツミは途中で息をのんだ。

カシスもそれを分かった上であえて言葉にする。

カ「お菓子の家の魔女に2人の兄妹は捕まり、片方は食べる為に肥育される家畜とされ、もう片方は労働力として奴隷とされる…。
  異世界の家の魔女に2人の召喚師は捕まり、片方は食べる為に肥育される家畜とされ、もう片方は…なんて事になってからじゃ遅いのよ。」

感情を押し殺したようなカシスの声音に、ナツミは黙って俯く。

454500:2016/11/29(火) 22:18:57 ID:bctZZNuE0
カ「物語では魔女は倒され、2人は助かる。けど、現実でもそうとは限らない…アムには悪いけど、頭の片隅程度には警戒心を残しておいて。」

そう言い放つとカシスは部屋を出て行く、ナツミはそれを見送り、しばらくしてポツリと呟く。

ナ「魔女に捕まり肥育される家畜にされる、か…」

自分の体を鏡に映して見つめる、もうぽっちゃりなんて言えない完全におデブさんの体が映っている。
ここ最近で何度も新調して、それでも窮屈な衣服を脱ぎ捨て裸になると体が一回りは膨れた。
窮屈な衣服からの解放感を味わいつつもっとじっくりと体を見つめる、どこもかしこも柔らかそうで肉厚な贅肉で溢れている。
本当に家畜のようだ、とナツミは思った。

ナ「えへへ、家畜かぁ…それでもいいよ。」

へたり込んで鏡に両手をつき、自分の顔をみつめる。
だらしなく笑っていた。

ナ「あんなに美味しいモノをいっぱい食べられるなら、家畜でも…」

アムから与えられる美味しいモノを想像すると涎があふれて来る、上からも下からも…。
そっと自分の秘部に手をあてがう。

ナ「痴態をさらせばご褒美にいっぱい食べさせてもらえるもん…」

ぐちゅぐちゅと自慰をし始めたナツミは息を荒げ、鏡にもたれ掛かる。
ひんやりとした鏡が気持ちいい、ふともう1度自分の顔を見てみた。
口をだらしなく開けて舌までだらりと投げ出して涎までポタポタたらしている。

ナ「あはぁ…みっともない、いやらしい…これならまたご褒美くれるかなぁ♪」

小さく笑いながらアムからのご褒美を想像してビクビクと体を震わせたナツミ。
カシスの心配は、するには遅過ぎた………。

以上です!いい肉の日ですがいつもとかわらず…ではでは!

455547:2016/11/29(火) 23:42:45 ID:Xd0LtHPQ0
この良い肉の日、自分も急ごしらえでかなり短いながらも、
SSを投稿させてもらいます。
艦これの二次創作SSです。

「その体は鏡のごとし---」

とある鎮守府にまた新たな艦娘が着任した。
「吹雪です!よろしくお願いします」
「初めまして、教育係を務めさせてもらう榛名です。私も配属されてからまだ日が浅いので一緒に頑張りましょう」
「はい!」


(戦艦の榛名さんから、「頑張ろう」って言ってくれるなんてとても嬉しかったな〜、戦艦だけあって器が大きいんだなぁ、後、胸も・・・・)
張り切りながら、演習に行く為に装備室に入った吹雪。
彼女が見た物は―――肉だった。

「え・・・榛名さん・・・」
「・・・・!」
正確に言えば、服を脱いだ榛名のお腹にたっぷりと付いた脂肪に目が釘付けになった。

少しの沈黙を挟んでから、榛名が口を開いた。
「私の教育係は雷さん、浦風さん、夕雲さんの三人でした。三人は新人の私が危険な目に遭わない様に出撃させず、精が付くようにと間宮で甘味を良くご馳走してもらいました」
(それって、甘やかしてたって事じゃあ・・・)
「私は三人の厚意に甘えてしまって、太ってしまったんですが、あの人達が遠征に向かうと、曙さん、叢雲さん、霞さんの三人が代わりの教育係になりました。彼女達は私の弛んだ体と心を鍛え直そうとしてくれました」
「そ、そうですか」
「あ、その時の写真がこちらです」
榛名が出した写真に写っていたのは、
「パツパツの体操服を着て、お腹を揺らしながら必死に走る」榛名自身の姿だった。
(これってイジメなんじゃあ・・・)
「そして、雷さん達が遠征から戻ると、お祝いの食事会に私も一緒に連れて行ってくれたりして・・・その繰り返しの結果、今の体になってしまいました」
「そ、そうですか・・・」
吹雪は改めて榛名の体を見回した。

さっきは服に隠れて分からなかったが、全体的に脂肪が付いており、
手足は触るとぷにぷにと柔らかそうであり、
元から大きかった胸も、より大きく見えて、メロンの様なサイズである。
しかし、そんな柔らかい印象を吹き飛ばし、一番の存在感を醸し出しているのはお腹だった。
良く服で隠せていたと言いたい位にたっぷりと脂肪を付けて突き出ている。
その上、だらしなくパンツの上に乗っかってしまっている。
このまま太れば、段腹を形成する事になるだろう。

「・・・・・」吹雪は、こみ上げた唾を飲み込んだ。
「吹雪さん、こんな私が教育係だと、心許ないでしょうが・・・一緒に頑張りましょうね」
「は、はい!」

鎮守府は、鏡。十人十色の艦娘の個性を映し出す海色の鏡。
――ただ、新たに加わった一色は少し濁りつつあった。

(ともかく鎮守府の一員として頑張って・・・
そして新人が来たら、教育係になって、榛名さんの様に育て・・・って、何考えるの、私!?)

456名無しさん:2016/12/01(木) 07:14:35 ID:fbHtXlPE0
お三方とも乙乙!
師走が近づいて寒くなってきたが気をつけて下され

457名無しさん:2016/12/06(火) 00:41:46 ID:Aij/Sirw0
本スレ15スレ目の218です、数年ぶりのSS投稿失礼します

脱衣所、更衣室、試着コーナーの中…目的は違えど衣服の着用を目的としている限りその行為は時として衣類対人の戦いへと発展する

(んっ…どうしようキツい)

友人が見守る中デニムショートパンツに勝負を挑もうとしているこの女性は心の中でそう呟いた

彼女の名前はヒロミ、食べ歩きと女子会が趣味、昔は活発な性格だったが最近は清楚系にジョブチェンジを目論みロングワンピースを着こなす27歳の女性である

事の発端は今日の昼間に遡る、同い年の友人ユウカとお気に入りのパンケーキのお店で幸せを頰に詰め込んでいた彼女はふと、ユウカの話題にフォークを止めた

「ここのお店もよく来る様になったよね、パンケーキって美味しいから食べ過ぎちゃって…ちょっとダイエットしよっかなぁ」

苦笑しながらさらに話を続ける

「ヒロミも一緒にダイエットしない?もうそろそろ痩せにくい年齢だから好きなだけ食べてたらそのお腹もパンケーキみたいになっちゃうわよ」

そう言いながらナイフの背でパンケーキをぷるぷる揺らして笑ってみせた

(ぐっ…このタイミングでそんな話をするなんて)

確かにヒロミは社会人になってからはデスクワークも増え運動不足な為、以前と比べれば露出の多い服装に抵抗を持ち始めた、それでもスタイルにはそれなりに自信があったのだが…

流石に少しムッとしヒロミ、ユウカへの反撃が始まった

「わぁほんと、よく見るとこのパンケーキ…ぽよぽよしててユウカのお腹みたいね」

ドキッ

ユウカはサッと両手でお腹を隠す

「セーター越しだから分かりにくいけどユウカ…以前よりふにふにしてきたよね、ひょっとして気にしてたから最近ゆったりした服装が多かったのかな?」

「ちっ、違うわよ確かにダイエットには誘ったけどまだまだ普通体型だから!!」

とっさに両手でお腹を抑え込むユウカ、図星だったようだ

「大体ヒロミだって私と同じような食生活じゃない、折角心配してあげたにょに!!」
「…のにっ!!」

噛んだ、顔を真っ赤にしてぷりぷりしてる、ちょっといじめたくなる

(もうちょっとからかっちゃおうかな)

「ごめんね、私太らない体質だからよくわからないの…大学生時代からずっと同じ体型なんだテヘ」

(正直少し見栄は張ったけど少なくとも自分では全然変わってない、そう思う)

ダイエットに必死な相手に決して言ってはならない一言「太らない体質」その一撃は見事ユウカの乙女心にクリーンヒットした…

「う、嘘よ…だって!!」

二人の間に険悪な空気が漂い始める、流石にやり過ぎたかな?

「あの〜ユウカさん?ユウカちゃん??ごめんね…ちょっと言い過ぎたかな」

流石に不味いと思いフォローに入るヒロミ

「…パンツ」

ごめんに対してパンツと呟くユウカ、正直意味が分からない

困惑するヒロミの前にそっとスマートフォンの中の一枚の画像を指差すユウカ、そこには就職前、つまり大学生の頃にユウカと一緒に撮った画像が大切に残されていた。
その画像の中で確かにヒロミはデニム地のショートパンツを履いてポーズを決めている、どういう事だろう?

「ヒロミ、このショートパンツまだ持ってる?」

「ど、どうかなぁ…最近こういうの履かないからクローゼットの奥に眠ってるかも」

「じゃあ…今からヒロミん家行くから本当に大学生時代と同じ体型なら履いて見せて」

正直ドキリとした、ユウカをからかう為にそんな事は確かに言ったけどいざやって見せろと言われると流石に恥ずかしい

「いや…こんな古いのまだ残ってるかどうか分からないし」

どうにか逃げようと試みたが


「は い て み せ て 」

凄い剣幕に押し切られてしまった…こんな事なら焚き付けなければ良かった

そんなこんなでぷりぷり不機嫌なユウカの分の会計もお詫びに済ませたヒロミはユウカを連れ帰宅した。

458名無しさん:2016/12/06(火) 00:45:28 ID:Aij/Sirw0

2.
「おお〜見た目は落ち着いたけど部屋は昔のままだねぇ」

所々に衣類が脱ぎ散らかされたヒロミの部屋を物色しながらケラケラ笑うユウカ

良かった、もう機嫌は直ったようだ、とは言えショートパンツの探索は始まっているのでさっさと着替えて納得して帰って貰おっか…そんな事を考えながらクローゼットの奥をゴソゴソ漁る。
タンスの肥やしが積み重なり…これは後片付けが大変だ諦めようかと思い始めたその時

「あったぁ、懐かしい」

無事大学生当時のデニムショートパンツを探し出した、片付けない性格が幸いして捨てられる事なくしまい込まれていたらしい

「じゃあ着替えれば良いのね?」

「ん〜…あ、ちょっと待って、その前にこれも着てみない?」

ショートパンツに着替えようとしたヒロミの前に差し出されたのは同じく最近めっきり着ていないレース素材のブラウスだった

「これ先に着て見てよ、また久しぶりにカジュアルなヒロミも見たいな」

ニコニコ、いや、どちらかと言うとニヤニヤ笑っている様に見えるユウカ

うーん…仕方ない、折角機嫌が直った所だ…ヒロミは素直にブラウスを受け取る

袖を通すとツンと防虫剤の匂いがする…このブラウス最後に着たのはいつだっけ、たまにはまた着てみるのも良いかもしれないかな
ほうっと大学時代の思い出が蘇る、当時からユウカとは友人だったけど今みたいに別々の会社に就職する前だからもっと遠くまで旅行に出かけたりレジャーに出かけたりで今より随分活発に遊びまわってたっけ、ほんと懐かし

(うっ…!!)

「どうしたの?ヒロミ」
「いや…なんか、いや、何でも無い」

違和感、二の腕の生地が張り詰めるのを感じた

(あれ?こんなにタイトな作りだっけ…まぁ久々にこんなスッキリしたシルエットの服着るからそう感じるのかな)

キチ…キチ…

「…ふぅ」

(おかしいわね…なんか)

「なんか…キツ」

ボタンを留め始めたヒロミは声を漏らした

「どうしたのヒロミ、ひょっとしてやっぱり太ったからキツい…とか?」

ハッと振り返るとユウカがニヤニヤしながらこちらを見ている
これはマズい…このままじゃ私がまるで太ったみたいに思われる

「あっちゃー、洗い方失敗してたかな、ガサツだからさ私」

咄嗟に返す、そうだ…そんなに見た目は変わってないユウカみたいに太ったりなんてしない

「ふっ…ふぅう…」

ボタンをホルダーに通す為お腹を凹ませ、そして
パツン…パツン、上から順にボタンを閉める…下腹部に近づくに連れ柔らかな肉が逃げ場を失い横ジワを作る

(大丈夫、生地が縮んだだけ、縮んだだけ)

なんとかボタンを閉め終えたヒロミはなだらかな下腹部を誤魔化す為、再度「ふんっ!!」とお腹を凹ませユウカの方へ身体を向ける

「お待たせーなんかちょっと恥ずかしいけど…どう?似合ってる」

大丈夫はつもりのヒロミはパツンパツンのブラウス姿でユウカの方へ振り向いた

全身に下腹部横腹二の腕、ありとあらゆる気になる箇所へ力を込めて細く見える様に

額からは汗がつたう
そのまま平穏を装い身体を捻りポーズを取ったのだ…が、それが不味かった

ググッ…ブチィ!!

急に開放感に見舞われるお腹

下腹部に圧縮された肉圧に耐え切れずボタンが飛んだ

「あっ、ヤダ
うそっ…あわわ、これは違うの!!」

赤面、お腹を手で隠しながら慌てふためく

「あら、古いブラウスだからきっと生地が痛んでたのね」

ここぞとばかりにからかってくるかと思ってたユウカは以外にもそうフォローする

良かった、ひょっとして誤魔化せた?

「そうそう縮んでたの!お気に入りだったのにほんとに残念ーーー」


「じゃあ次はショートパンツね」


安堵の表情を浮かべかけたヒロミの前にデニムショートパンツが差し出された。

459名無しさん:2016/12/06(火) 00:55:26 ID:Aij/Sirw0
3.
「どうしたの?約束よね?」ニコニコ
「うっ…、そ、そうだったわね」

もう引き下がれない…ヒロミはショートパンツを手に取った
頰を冷たい汗が伝う

「うーん…このショートパンツも縮んでるかも知れないわね、なんて」

チラッ
「取り敢えず履いてみたらどうかしら」
「うっ…」
大丈夫、大丈夫だとは思うが先ほどのブラウスの事を思うと嫌な予感がする
再びユウカに背を向け、変わりにショートパンツと向き合う…
両足を通しショートパンツを引き上げる為少し屈む…
(んっ…どうしようやっぱりキツい)
再びミチミチとブラウスが悲鳴を上げ始めた…大丈夫、一番キツかった下腹部はボタンを飛ばしたお陰で楽になった
変わりに屈んだ事によって生地を押しのけてぽってりと乗り出したお腹がパンツの上で段を形成し視界に映り込む
(前までこんな所にお肉あったっけ…)
ショックを受け震えるとつられてお腹もふるふる揺れる
(落ち着け…大丈夫、最後にユウカに見られる時にまた凹ませれば誤魔化せる)
背後のユウカにこの下腹部を見られない様に注意しながらショートパンツを引き上げる、実際は背後から見ても横腹のお肉がむっちりとパンツに乗っかっているのだがそんな事に気付く余裕も無い
スルリと膝の上を通過、ここまてまは順調だっだが今度はむちみちと太ももが邪魔を始めた
ショートパンツを上げるに連れて行き場を失った肉が食い込み密度を上げる

「くぅう…」

グッ…!!グッ…!!
ぎちぃ…まだゴールでは無い、がそれ以上上に上がらなくなるショートパンツ

「ふんっ!!」「ふんぬっ!!」
「このぉ!!上がれっ!!」

声を上げ飛び跳ねる

ズポンッ!!
きゃあっ!?ズテーン!!
「あいたた…」

勢い余って転倒してしまったがなんとか太もも、お尻の二大難関を突破…しかし問題はここからである

「ゼェ…ゼェ…やったぁ…」

汗をかき息を切らせるヒロミ、後はファスナーを上げてボタンを閉めるだけなのだが…

「うそ、何これ…」
ショートパンツはファスナーを上げる前からオーバーフローした腹肉に圧迫され強く食い込んでいた…
試しにふんっ!とお腹を凹ませてめいいっぱいファスナーを上げようとしたが、それでも凹みきらない柔らかなお腹のお肉が邪魔をする。
もにゅ、ぐにゅ…!!
先にボタンを閉めようともしたけどとても届かない。
とにかく肉が邪魔をする

「もうやだぁ、いつの間に私こんなに太っちゃったの、どうしよう…」

思わず言葉を漏らしてしまった…その時

「やっと認めたわね、太らないヒ・ロ・ミさんっ!!」

焦りすぎてすっかり忘れてた、背後からユウカの両手がヒロミの下腹部をがっちり掴む

「えいっ、このっ」

ぷるぷる
ユウカの手にこねられたヒロミの腹肉が波を打つ

「本当に太った事に気付いて無かったなんて!こんなに立派なお肉付けてるのに良く言えたものね」
「やっ…やだぁやめてぇえ!!」

恥ずかしさが限界を超え赤面し、身体をよじりユウカの魔の手から逃げようとしたその時

バッツーーン!!
「「あっ!!」」

「プッ…可哀想に…ショートパンツも限界だったのね」

ショートパンツのお尻が裂け中からパンツが顔を出す
そんな泣き出しそうなヒロミの前でユウカが笑う

「ふふんっ、ヒロミが悪いのよ、折角人がオブラートに包んでダイエットに誘ったのに気付くどころかあんな酷い事言うんだもの、これに懲りたらちゃんと一緒にダイエットしましょ」

してやったり形成逆転のユウカだったが…

バッ!!
「ってあっ、駄目セーターめくらないでそこは揉んじゃ駄目ぇ」

今度は再びヒロミの逆襲が始まる

「何よ!!やっぱりこんなにお肉隠してる、パンケーキみたいなお腹してるのは本当じゃない!!」
ぺちぺちとヒロミに叩かれるそのお腹はヒロミ以上にふかふかだった

「今はそういう話じゃなくて!!私は自覚してるからいいの!!
「…いや良くないでしょ」
「言ったわね、もう許さない!!」

バタバタと揉みつ揉まれつキャットファイトに発展する二人
その姿は険悪なものではなくただのヤケクソなのだろう。
こうして1人の女性の前に衣類は敗北し2人のダイエットは幕を開けた。

おわり

460名無しさん:2016/12/07(水) 07:08:29 ID:M7JbZxio0
乙です
思わず過去ログを見返したら2009年とは!
まだこの界隈から離れずにいてくれることが何より嬉しいぜ

461名無しさん:2016/12/08(木) 19:35:18 ID:ny6fpo/20
乙乙
太らないとか言ってた子が太ってしまうのっていいよね、プライドへし折る感じがしてw

462 ◆t3E9hfR0Bc:2016/12/29(木) 00:01:02 ID:JOQC3SRw0
29日ですので、毎月の駄文を。
ttps://www.axfc.net/u/3757988.zip
パスはいつも通りです。

463悪星:2016/12/30(金) 23:18:49 ID:lnXSGMbQ0
続きやっとできた…遅くてすいません。IDはスマホ・PCを使い分けるので変動するのでこれまたすいません。
(次から本文)
「うわ、何よコレ…」
夢見は一気に太ってしまったため、目線の先が悉く体脂肪のついた自分の肉体。
ちょっと歩くだけで精一杯。学校帰りだったこともあって、制服がボロボロに。
そのまま引きずられるように辿り着いた古めのビルでは行商人の取引相手らしき人々が10人弱。

464340:2016/12/31(土) 11:01:13 ID:Ybt.qyuw0
お菓子の森のプリンセスの続き投下します。

「偉大なる航路」前半、「魔の三角地帯」(フロリアントライアングル)。


毎年100隻以上の船が霧の中で消息不明となり、死者の船(ゴーストシップ)の目撃情報が後を絶たない。
海賊王への野心に駆られた海賊たちを闇へと飲み込んできた難所に、打ち捨てられた一つの島があった。

かつて王下七武海の一人が不死身の軍団を生み出していた死霊どもの魔境「スリラーバーク」。
島一つを丸ごと乗せた巨大な海賊船「だった」。
現在は甘く美味なお菓子が大樹のように生い茂り、島中がお菓子の森に浸食されていた。

そんな異形の島に流れついた船が一隻。
西の海(ウエストブルー)を制した大物ルーキー「H・タナリー」率いるふたなり海賊団である。


女海賊1:タナリー船長!謎の島が見えました!
ログポースには何も反応がありませんが…

女海賊2:島そのものがでっかいお菓子でできているようです!

タナリー:よし!上陸して食糧を確保しろ!

女海賊たち:ウオオオオオオーーーー!!

女海賊3:フロリアントライアングルで遭難して食糧も底を突き、ようやく食い物にありつけるぜ…(泣き)

465340:2016/12/31(土) 11:01:50 ID:Ybt.qyuw0
――お菓子の森内部―――


女海賊A:ばふっまぐまぐっ!うめえ〜〜〜
女海賊B:やっぱり女はデザートだよな〜〜

お菓子の島に上陸したふたなり娘たちは手当たり次第にお菓子を貪った。
霧の深い海域で遭難してよほど飢えていたのだろう。

女海賊A:もう食えねぇ〜〜…!
女海賊B:もうお腹パンパンだぜ………あれ?
女海賊B:パンパンというより……ぷよぷよ?たぷたぷ?

女海賊A:ん?
女海賊B:なんだよ?いきなりこっち見て。
女海賊A:お前、デブった?

女海賊たちは気付いてしまった。
自分たちの身体の異変に。

466340:2016/12/31(土) 11:02:08 ID:Ybt.qyuw0
まず、シルエットから違った。
下っ端とはいえ彼女らも西の海の女豹たちと恐れられた海賊。
そのしなやかなバディがいつの間にか巨大な果物のように肥大していた。

海賊Aは乳と腹が異常に肥えて、肩や背中にも贅肉がついて膨らんだリンゴ体型。
海賊Bは尻肉と太ももを中心に全体が肉で膨張した洋ナシ体型。
海賊たちが着ていた服もすっかり小さくなり、肥満化した体に耐え切れずそこかしこが破れ、
決壊したダムのように余分なお肉が溢れ出ていた。

変わり果てた自分たちの身体を見て呆然となるリンゴと洋ナシ。

女海賊A:なに、コレ?
女海賊B:おれたち、こんなカラダしてたっけ?

もしかして偽物なのでは、という疑念からか、
巨大な肉まんのような自分の乳肉、腹肉、贅肉を弄びはじめる。

すると、ナニカがジンジンと熱くなる。

467340:2016/12/31(土) 11:03:18 ID:Ybt.qyuw0
女海賊A:はぁはぁ……はぁあ…はぁ…
女海賊B:ふひ……えへへへ…

自分らの太った身体の虜となっていた女海賊二人のズボンが破れ、
丸々と肥えた太鼓腹を登るようにそそり立ったのは、
彼女たちがやせていた時より何倍も太く長大な男根だった。

女海賊A:ふわわぁあ!?みみ、見るんじゃねえ!
女海賊B:なっ、チンコまでデブっちまったのか!?

怒張する股間の誘惑に耐えかねて、丸々と太った二人は自慰にふけった。

こしこしこしこしこしこしこしこしこしこしこしこしこしこしこしこしこしこし
女海賊A:ひぃ…ひぃ……ふぅ…はぁあんっ
女海賊B:ふひっふひっ……ふーっふーっ

甘く愚かしい情動のままに男根の山脈を両手でしごき倒す二匹の豚。
その巨大な男根の奥、尿道の奥から熱いマグマが沸き上がり、肥大した亀頭の火山から灼熱の塊がはじけ飛んだ。

どぴゅうっっっ
ぶぴゅううううううう

468340:2016/12/31(土) 11:03:34 ID:Ybt.qyuw0
並の男の一生分のちんぽミルクを噴射する肥満体の女二人。
一人エッチでは飽き足らず、どうせ二人いるのだからと衣服を脱ぎ捨てた。
リンゴ体型の大きな尻肉に洋ナシ体型が覆いかぶさって男根をねじ込む。

だっぷん   だっぷん
   だっぷん   だっぷん
だっぷん   だっぷん
   だっぷん   だっぷん

四つん這いになったリンゴ体型の乳肉と腹肉、三つの肉団子がぶるんぶるんと激しく踊る。
腰を振って男根をねじ込む洋ナシ体型の尻肉、背脂、二の腕もゆっさゆっさと震える。
二人の巨漢のありとあらゆる贅肉がたぷんたぷんと恍惚のままに喜び踊る。

ぶくぶくに肥えた巨体と巨体とをすり寄わせて豪快にまぐわう。
巨大なゼリーとゼリーが脂汗まみれになってぶつかり合うさまはまさに圧巻だった。

女海賊A:いいぞぉ、すごくいいぞぉおお。
おでぶどおしのせっくす、んぎもち゚いいよおぉおぉぉおお(はぁと)

女海賊B:ら゙め゙ええぇえ!!いっく゚うぅぅうぅうう。
おでぶち゚んぽでいぎでぇえ!いぎでぇよおぉぉおぉおお(はぁと)

469340:2016/12/31(土) 11:03:56 ID:Ybt.qyuw0
ふたなり海賊団の船員たちが肥満化の快楽に溺れていたその頃、
船長タナリーもまた、変わり果てていた。


??:はぷはぷっ……むっちゃむっちゃ……
もぐもぐ……もぎゅもぎゅ……


カバのような大きく丸い生き物が巨大なケーキにむしゃぶりついていた。

??:ばぐばぐっばぐ……むっちゃむっちゃ……むっちゃ……
…ごくん……ぷ゚゚はあぁーーーぁっっっ……
……はぁふぅ……はぁふぅ……

よく見るとその巨体は肥満の人間だった。
丸々と肥え太った長い金髪の女が裸んぼで暴食にふけっていた。

屈強なふたなり海賊たちを束ねる麗しき首領がなぜこんな姿に堕ちたのか。

タナリー:ぶひっ、食っても食っても満たされねえ、それどころかますます腹が減る。
この島のお菓子は…何か変だ……美味しすぎて、美味しすぎて頭がおかしくなりそうだ。

タナリー:だが……もう遅い、この美味を知ってしまったら止まらない……

ばぶっっ、がもがも、ぶひひっ、

ふごふごっっっ
         ごふごふっっっ

タナリー:食いてえ…………ずっとずっと食っていてえ
甘くてうめえこのお菓子たちからはなれられねえ
ばぐばぐ貪り食って、ぶくぶくぶくぶく肥えて太りてえ…………

470340:2016/12/31(土) 11:04:16 ID:Ybt.qyuw0
お菓子でできた森の中、すこし開けた広間のような空間。
小屋ほどの大きさの、中華まんに似た化け物が仰向けになって寝転がっていた。

ウェデングケーキのように巨大な腹肉の隙間から石柱のような巨根がそそり立っていた。

巨大なエクレアが如き男根はビクンビクン、と脈打ち怒張しており、
桃の甘露煮のように艶やかな亀頭からはとめどなくガマン汁の糖蜜があふれる。

やがて巨根の内側から熱い熱を帯びたナニカが頂点へと駆け上がってゆく。
そして男根の頂点に達した熱くて甘い塊が鈴口から破裂した。

どぴ゚ゅぅっっっ
びゅくびゅくっっっびゅくっっっ
びるびるびるびるびるびるびゆうううううううううううう


腹がつっかえて手も届かないのにぢんぢんと激しくうずき、噴水のように愛液を噴出する。
豪快に射精しながらも両手いっぱいにケーキを抱え、食べるのをやめないタナリー。

ばぐばぐっはぐはぐぐっ
くっちゃくっちゃ
ちゅ゙ぱちゅ゙ぱっちゅ゙ぱっ
ごぎゅごぎゅっっごぎゅっっ

471340:2016/12/31(土) 11:04:33 ID:Ybt.qyuw0
際限なく怪物のように肥え太っていく自分に欲情し、快楽に溺れる巨漢。
想像を絶するオーガズムと醜く肥満化してゆく恥辱とが
その巨体、その全身の贅肉という贅肉をはげしく揺らす。

    くいてえくいてえくいてえくいてえくいてえ
あまうまあまうまあまうまあまうまあまうま
    くいてえくいてえくいてえくいてえくいてえ
あまうまあまうまあまうまあまうまあまうま
ぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶく
    ぶひぶひぶひぶひぶひぶひぶひぶひぶひ
ぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶく
    ぶひぶひぶひぶひぶひぶひぶひぶひぶひ

ぶひぶひぶひぶひぶひひひひいぃぃいぃぃぃいぃぃぃぃ


巨大なパンナコッタと見まごう乳肉、腹肉、尻肉、背脂、二の腕、太もも。
それらが荒々しく踊るようにうごめく。

ぶるぶるぶるぶるるっっっ

    たぷんっっっ
たぷたぷたぷんっっっ


タナリー:はぁーーっ………はぁーーっ……はぁーーっ………
ぶひっ…ぶひひひっ、ぶひっ……
……いぐっ、いぐいぐっ
いぐううううううっっ

ぎゅるるるるううううう
ぶうーーーうっっ

巨大肉まんの如き腹肉の奥でなにかが膨張して、
肥大した尻肉の谷間から大きな放屁となって噴火した。

タナリー:あ。
でた、おなら。
く、せーえ。

満腹と射精の余韻に溺れ、タナリーは大の字になって倒れた。
異常な性欲と食欲に自我を押しつぶされたうつろな目で、
タナリー「だったもの」は空を見上げた。

「魔の三角地帯」の深い霧に覆われた空の向こうで丸い何かが宙に浮いていた。

472340:2016/12/31(土) 11:06:25 ID:Ybt.qyuw0
霧に覆われた空の向こうからなにかが近づいてくる。
丸くて大きな肌色のかたまり。ピンクの長い髪をたらしたソレは今のタナリーと同じくらいの肥満体型で、
タナリーよりもさらに肥え太り、肥満化した人間の女だ。
たくさんの白い幽霊たちに神輿のように担がれて、巨大な赤ん坊がゆっくりとタナリーのそばへと降りてくる。


タナリー:…フーーゥ…フーーゥ…
だれだ……オマエ……

女:ワタシはペローナ。
オマエ、カワイイな(はぁと)

突然現れた森のヌシ、見たことも無い巨大肉まんの怪物(今の自分も同じ姿だが…)に遭遇し、おびえた気配を見せるタナリー。
だが逃げ出そうにも後ずさりしようにも、あまりにも肥え太った身体が重すぎて立ち上がることすらもできなず、
ロールケーキのような太い手足をジタバタさせてあがくしかできない。

タナリー:……オマエ……何を…?
ペローナ:カワイイオマエは、アタシが特別に愛でてやるんだよ。

473340:2016/12/31(土) 11:07:04 ID:Ybt.qyuw0
キングサイズのベッドと見まごう肥満体の巨女の丸くふくれた腹肉の下から持ち上げるようにそそり立つ巨大な男根は、
白くて大きなバースデイケーキに立てられた蝋燭のようにも見えなくない。
巨根の天辺、果実のように艶やかで豊満な亀頭は、脈打ちながらあふれ出す純白の粘液にまみれて白銀のような光沢を帯びていた。

ペローナ:でっけぇチンポ…モリア様みてえだなあ…(はぁと)

溺れたフグちょうちんのようなタナリーからせり出す巨根をペローナは肉厚な腕でいとおしそうに抱き寄せた。
片乳だけで成人女性の身体ほどもある巨大で豊満な乳はつき立ての餅のようにやわらかで、
これまた巨大な亀頭をすっぽりと包んでしまった。

ゼリーのようにぷるるんと艶やかで、ぼってりと肥え太った厚ぼったい唇を大きく開けて、
活火山のごとく精液を吹きだす鈴口にかぶりついた。

ぶちゅぅっ

タナリーの巨根から溢れ出る精液からは特有の臭気や苦い味は感じず、
かわりに牛乳プリンの甘ぁい風味とミルクの香りが口いっぱいに広がる。

タナリー:……!!?
いやぁ…んっ…てめぇ…きさま…なにを、おぉぉお♪♪


どっっっぴゅぅぅぅうぅううううううううううう
タナリー:いやあぁぁぁ、でる!でりゅううううううううううう
おでぶちんぽ!!しゃしぇえしりゅううううううううううう!!!!

どびゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅ
どびゅぅぅうぅぅうぅぅうぅうぅううううううううううう


♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ 
 ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ 
 ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ 
 ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ 
 ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ 
 ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

474340:2016/12/31(土) 11:07:38 ID:Ybt.qyuw0
タナリー:いやぁ……はぁ……はぁあん……あっ……

タナリーの意識が吹っ飛んだ。
間欠泉のごとく宙を舞うミルクとともに吹っ飛んだ。
ただでさえ異常な食欲と肉欲に支配され、崩壊しかけた肥満児の理性がさらに吹き飛んだのだ。

タナリーの巨体が激しく痙攣し、全身の贅肉に電流が走り、歓喜と狂喜に震える。
贅肉中の電流が脊椎に吸い寄せられ、脳髄へと一斉に押し寄せる。
一瞬で脳天が沸騰して、強炭酸のコーラのようにシュワシュワとはじける、背徳的な快楽。


放心状態のタナリーをよそに、その勃起したふたなり巨チンポを、乳飲み子のように貪り食うペローナ。

ぶちゅぅぅううう。
びちゃびちゃ、びちゃ、ちゅっちゅっ、ちゅっ
ごくん、ごくん、ごくん、ごくん、
ぺろぉおん。ぺろぉおん。ぺろぺろぺろぺろぉぉぉおぉおおおお

たわわに実ったバカでかい乳房で亀頭からチンポの中腹までを飲み込むようにはさんで包み、圧迫する。
巨根を飲み込んだまま激しく上下に滑ることで、
脂汗のシロップと巨大なカスタードプディングの山脈がヌルヌル、ヌルヌルとこすれて肉棒からミルククリームを噴火させる。

たんぷ、たんぷ、  たんぷ、たんぷ、  たんぷ、たんぷ、
     たんぷ、たんぷ、  たんぷ、たんぷ、  たんぷ、たんぷ、

出っ腹の脂肪が裏筋から根元を抱き上げて支え、たっぷたっぷ、と波打つ腹肉の振動が尿道を底から刺激し、
汗だくで火照った腹肉のととろけるような柔らかな感触がスイカのように肥大な金玉を包んで飲み込む。

とろけるように柔らかな贅肉に、その沸騰した熱湯のような肌の体温に包み込まれ、
いまだ体感したことのない感触に興奮し、余計に怒張する巨根から激しい爆発のように濃厚な甘露が噴乳する。

475340:2016/12/31(土) 11:08:04 ID:Ybt.qyuw0
ぶびゅぅぅぅうぅううううううううううう
ペロ:ん……っく……ぶちゅ…ごくん…ごくん……ぶちゅ…ぶちゅ……
んうめぇ……ふたなり巨ちんぽぉ……あまうまぁっ♪♪♪♪♪♪

大量に、とめどなく溢れ出てくるそれをすべて受け止め、
強力なバキュームのように飲み干し、飲み干し続けるペローナ。
唇のチカラだけで乱暴なまでに強く吸い上げ、しかし優しく、情熱的に舌で鈴口を愛撫する。


びちゃびちゃ、びちゃ、ちゅっちゅっ、ちゅっ
ごくん、ごくん、ごくん、ごくん、
ぺろぉん。ぺろぉおん。ぺろぺろぺろぺろぉぉぉおぉおおおお


タナリー:……あっ……ぁあっん……ぃやぁ……や、めぇ……
……っきもぢぃぃ………きも、ぢぃょお…………
……や……やら゙ぁ……ゃめでぇえ…………

ペローナが本能のままに巨根を貪り、弄ぶたび、
タナリーは乳児の夜泣きのように喘ぎ、恥辱に耽溺する。
気絶することすら許されず、されるがまま、巨根を貪り食われ、弄ばれ、無様に精液を暴発する。

476340:2016/12/31(土) 11:08:20 ID:Ybt.qyuw0
仰向けに寝転がったまま、産まれたままの姿で身の丈ほどの男根を丸出しにしている巨体は、
全体がぶ厚く丸い贅肉で覆われ、これまた過剰に丸く大きく膨らんだ肥満体型で、
その姿は巨大なドーム型のケーキに見えなくもない。

そんなタナリーの巨体にペローナの巨体がのしかかる。
怒張したふたなり巨根と肥えて膨れた腹肉と乳肉の山脈を軽々と乗り越えて、
ペローナはタナリーと顔を向かい合わせた。

タナリーの巨根からたっぷりと搾り取った甘ぁいミルククリームで、
ペローナはたっぷりと贅肉の付いたほお袋をさらにふくらませ、
真っ赤な餅のような唇を妖しくニヤリとほころばせると、真っ白なクリームがどろどろと溢れ出てくる。

あんまんのようにふくれて、豚のように贅肉のついた顔と顔が、向かい合う。
ピンクの髪の豚が、金髪の豚の唇にかぶりついた。

む゙ちゅうっっ

んん゙ぢゅゔうううううううううううううううううううううっっっ♪♪♪♪♪♪

無理やり唇を奪われて、されるがままに舐られる女船長。
脂ののった唇から甘ぁい濃厚なクリームが自身の口腔へとなだれ込む。
そのあまりの恍惚にタナリーはまるで口移しで脂肪を送り込まれて、
風船を膨らませるように身体がブクブクと肥え太っていくような錯覚を覚えていた。

477340:2016/12/31(土) 11:08:38 ID:Ybt.qyuw0
ペロ:……っん♪……、ちゅ♪
…ちゅっちゅ♪、…ちゅっ♪♪

タナ:っん……ちゅ♪
っっんん♪♪っっっんんんんんんんん♪♪♪♪♪♪

ペローナとタナリー、二匹の肉団子はご馳走のように貪り食うように互いの唇を吸い合い、快楽に溺れていった。
まさに空腹の豚が餌にがっつくように狂おしく、ぶ厚い唇と唇を重ね合う。

性的興奮によって二人の体温は過剰に高まり、
身体中の贅肉からバターともシロップともつかない脂汗が滝のように溢れ出る。
二匹の大豚はあたり一面を覆い隠すほどのすさまじい熱気と濃厚で甘ったるい雌臭さの芳香に包まれながら、
その汁まみれの巨大な身体を密着させ、餅のように太い腕で互いに強く抱き合う。

ペローナの巨大な腹肉がのしかかったままのタナリーの巨根はその肥満体の重みに圧迫され、
脂汗まみれでぬるぬるびしょしょになった腹肉の海原に溺れながら、無様に射精を繰り返すのみだった。
ホイップクリームの洪水のようにダバダバと精液を垂れ流しながら、
それでもタナリーはペローナとの接吻がやめられない。

……っん♪……、ちゅ♪
…ちゅ……っん♪……、ちゅ♪
…ちゅっちゅ♪、…ちゅっ♪♪♪、…ちゅっ♪♪
……っん♪………っん♪……、ちゅ♪
…ちゅっ♪♪…、ちゅ♪
…ちゅっちゅ♪…むちゅちゅ♪、…ちゅっ♪♪

永遠ともいえる甘ぁい時間が、ただ過ぎてゆく。

478340:2016/12/31(土) 11:13:27 ID:Ybt.qyuw0
今年の7月にPIXIVにあげたやつです。
細い肢体が徐々にじらすように肥えていくとかそんな高度な描写などできませんでした。
まだ完結してないよ。ただ遅筆なだけ。

479悪星:2016/12/31(土) 23:33:19 ID:smhC3Ar.0
「おうおう、可愛い顔していい逸材じゃないっすか」
「早速体重とスリーサイズ図りますぞ」
「まずは脱いで」
矢継ぎ早に前2つの台詞を男性、後のを女性の謎の人々が言い放つ。

何が起きているか解らない夢見はただついていくだけ。各測定結果は…
「スリーサイズ、上から176、142、168センチ…体重は213キログラム…」
夢見、茫然。体重が4倍以上。スリーサイズも各部位が倍以上。
一応衣類をたっぷり貰うが、その中にはオレンジのビキニが。これで何をするかというと…。
「始めますよ、グラビア撮影」
なんとグラドルとしての撮影会。夢見は勿論やってないのだが、この怪しい現場でグラドルにするつもりだ。

巨体であることから、ポーズ幅は少ない…ということで、仰向けになったり、四つん這いになったりと無理のないものを行い、その次は…
「このビニールプールに入ってもらう」
「白ッ!?」
茫然と撮影以外の行動がここに来てやっと。家庭用ビニールプールに異様に白い水(片栗粉らしい)が張られている。
でも、入れという意味にしか聞こえず
「わかりました、ゆっくり入ります」
と答えてしまう。

480悪星:2016/12/31(土) 23:47:22 ID:smhC3Ar.0
「夢見ちゃん、液体を全身に満遍なく!」
夢見、言われるがままに塗りまくり、「白い液体にまみれた巨体美少女」というとんでもない姿に。
そして先程と同様のポーズを取ってフラッシュを浴びまくり、撮影は完了。

「あの、ここはいったい…」
「君のお母さんはかつてグラドルだったよね?」
「俺の当時の推しが人気で負けたんでな…当人はもう第一線にいないから、娘のお前をこうして辱めてやったってわけだ」
「でも、可愛いよ!」
自分の親族の絡んだ以外なやり取りに、夢見は数秒だけ絶句するも
「あの、わたしの体はどうするんですか!?」
と返す。
「そのままだ。脂肪吸引が一番早いだろうな、それだけあると」
その後、夢見は受け取った服に着替え、巨体を引きずって何とか帰宅し、薬を飲ませた連中を警察に突き出すまではできたが、
翌日以降の学校生活で響く。イスの破損・体育の授業は見学等酷い事態が連発した。
自分がグラマーな体になるのは、とても厳しいことだと実感した夢見だった。
(完)

481名無しさん:2017/01/04(水) 01:04:58 ID:2unpWuHo0
完成したので投稿します。
読んでいただけたら嬉しいです。

とあるファンタジーの世界。深い森の奥にエルフの国があった。
魔力と美貌こそがエルフの価値観の根底にあり、この二つを兼ね備えた個体が優れているとされた。
腹部には生まれついた魔力の紋様が刻まれており、紋様に魔力を通すことで魔法を行使できる。
紋様はそれぞれ異なっていて、紋様が複雑な個体ほど魔力が強い。
上流階級の職業につくためには、美貌を磨くことはもちろんであるが、
魔力を鍛えることも必要になる。
個体としての限界はあるが、魔法を使い続けることである程度鍛えることもできる。
魔力を鍛えることで体質に応じて紋様が複雑化していく。
エルフの子供たちは幼いころから修行に励み、将来を夢見るのであった。

エルフの国には男性がいない。しかし、種として繁栄している。
それには秘密があり、エルフは女性の体をしているが両性具有なのであった。
美貌を重んじるがゆえに、女性の体の美しさが損なわれる男性器は普段は魔法で隠されている。
そして生殖をするときに限り姿を現すのである。

エルフの中で怠惰は禁忌とされ、怠惰に堕ちてしまうと魔力を失う。
怠惰に堕ちるには色々あるが、働かなくなることがほとんどだ。
稀に労働意欲を失い、日がな一日街をぶらぶらするような生活をする個体が現れるが、
何日も怠けた生活を続けるうちに紋様が消し飛んでしまう。
そうなってしまうとエルフとしては終わりだ。貯蓄を使い果たし、生きていく術を失うと城で保護してもらうしかない。
城で保護してもらうと生活は保障されるらしいが、魔力を失い城へ行き戻ってきた者はいない。
そのためエルフたちは怠惰を恐れ懸命に働き、皮肉にも生活は豊かで不自由はなかった。

エルフの国では異色の経歴を持つ女王が国を治めていた。
女王は移民であった。名をペリーヌといい、森を抜けてすぐの街の目の前で行き倒れており、赤い髪をした珍しい個体だった。
月と見まごうほどの美貌の持ち主で、魔力の紋様は国の誰よりも複雑で美しかった。
同種族ということで保護されたが、話を聞くと遠い国から旅してきたという。
エルフの国が他にあるとは聞いたことがなかったが、実際に行き倒れているのだからそうなのだろう。
国のことについて語りたがらなかったが、美貌と紋様の複雑さから、高貴な家柄であったことがわかる。
そのままなし崩し的に街に住み着き、みるみる頭角を現していった。
月日が流れ、ペリーヌの魔力と美貌に並ぶものなし、と人々に言わしめる頃、ペリーヌは女王の座に登り詰めていた。
当然よそ者が国を治めるなどと不満の声も上がったが、多方面からペリーヌを推す声が挙がり、そのまま押し切られたのだ。
不満の声をものともせず女王はよく国を治め、人々は日々笑顔で過ごせる日々が続いていた。

そんなある日、街に不穏な噂が流れた。女王は魔力を失った者を使って人体実験を行っている、というものだ。
ほとんどの者が戯言だと聞き流したが、反女王派はこれを黙っていなかった。
反女王派のメルタとアーネはペリーヌがいなければどちらかが女王になっていたといわれる実力者で、
権力争いに敗れた後は街でひっそりと暮らし機会をうかがっていた。
女王が人体実験を行っているという噂が本当であれば失脚は免れない、それに城に保護された者が一度も帰ってこないのも納得がいく。
もとより失うものは何もないのだ、そう思い立ち二人は侵入を決行するのだった。

482名無しさん:2017/01/04(水) 01:06:10 ID:2unpWuHo0
〜夜〜
二人は黒装束に身を包んでいた。どこかの国では忍者に見えるかもしれない。
城門は当然避け、周りに入り口がない城壁へ向かう。
足の裏に吸着の魔法を発動し、城壁を垂直に駆け上がっていく。
無事登り切ると中庭に降り立った。
メ「ふぅ〜。ここまでは楽勝ね。」
ア「そもそも城に忍び込もうとする人なんていないじゃないですか。でも用心していきましょう。」
二人は事前に下調べしてあった厨房の壁にたどり着いた。
ア「腕の見せ所ですね。えいっ。」
アーネが円を描くように壁を指でなぞり、魔法を発動させるとなぞった壁が透け始めた。
そのまま二人は厨房に潜入する。透けていた壁が元に戻った。
メ「やるじゃない!どんどん行っちゃいましょ!」
ア「無理言わないでください〜。この魔法は魔力消費が激しいので何度も使えないんですよ!」
メ「期待してるわよ!絶対秘密を暴いてやるんだから!」
ア「城の見取り図では地上に怪しい場所はありませんね・・・地下を目指しましょ」
厨房の中で地下への階段を発見し進んでいく。狭い通路を進んでいくと開けた場所に出た。
人の気配はない。順調のようだ。扉を発見し中に入ると奥に檻のようなものが見えた。
メ「ビンゴ!怪しいじゃない。何かしら・・・」
二人は恐る恐る近づいていく。
*「それ以上はいけないわ」
二人「!?」
油断しすぎた、と思った時にはもう遅かった。一斉に光の魔法が発動し、二人を照らす。
いつの間にか女王と近衛兵メイドに囲まれていた。
ペ「思ったより早く来たわね。こんなに簡単に引っかかるなんて!・・・まぁ、噂はほんとのことなんだけど」
メ「ペリーヌ!」
ペ「元気ねぇ・・・お城に忍び込んじゃったんだからもう帰れないんだけどね」
ア「しっ!」
アーネがすかさず火球の連弾を女王目がけて打ち込む。女王を守ろうとしたメイドをメルタが魔力を込めた回し蹴りで吹き飛ばす。
一撃は与えられたように思えたが女王の目の前で火球は消失した。次元が違いすぎたようだ。二人の目の前が真っ白になる。

二人は捕らえられ女王の前に引き出されていた。開けた地下空間で周りは近衛兵に囲まれている。逃げられそうもない。
ペ「城への侵入に女王への反逆行為・・・重罪ね。もう帰さないわよ」ジュルリ
メ「何をする気よ!こんなことしてただじゃおかないからね!」
ペ「よく言うわね。悪いのはあなたたちじゃない。樽豚の刑よ、始めなさい!」
メイド達が二人は入れそうな大きな樽を持ってくる。二人は抱き合うような姿勢で拘束され、中に入れられてしまった。
体はすっぽり樽に入ってしまい、顔だけ外に出ている。
ア「一体何をする気・・・モガッ!?」
メイドがいきなりケーキを口に突っ込んできた。
ペ「甘いものはお好きかしら?おしおきよん。樽がぱんぱんになるまで太ってちょうだい。文字通り豚さんみたいにね。」
メ「や!やめ!もごっ。」
二人の体が淡い光に包まれる。どんどんメイドが食べ物を突っ込んでくるため、食べなければ窒息してしまう。二人は無心で食べ続けた。

〜二時間後〜
メ「がふっ!も、もうやぁ・・・んぐ」
ア「あむ・・・ぐふっ」
休むことなくケーキが口に運ばれ続ける。だいぶペースが落ちてきていた。
樽の中では小ぶりだったお腹がお互いの距離を詰めてきていた。
ペ「そんな簡単じゃないわよねぇ。消化吸収の魔法をかけてあげるわぁ。」
二人の体が淡い光に包まれた。途端に食べた栄養が体についていく。
やや膨らんだお腹が平らになっていく。二の腕にやんわりと肉がつき、小ぶりだった胸が自己主張を始めた。
ペ「まだまだ先は長いわよぉ。頑張ってね。また来るわ。」

483名無しさん:2017/01/04(水) 01:07:54 ID:2unpWuHo0
〜翌日〜
ア「げぷっ!」
メ「ふーっ、んぐ」
窒息すまいと二人は必死に口を動かしている。頬にも肉がついてきておりふるふると揺れている。
ケーキのラッシュは終わる気配がない。
ペ「調子はどうかしら〜?透過〜!えいっ!」
女王はやってきてすぐに樽に透視の魔法をかける。
黒装束はところどころ破れ、肌色が見えている。二の腕は太さを増し、痩せていたころの足ほどはありそうだ。
背中は順調に肉がつき、肉の隙間から汗が垂れてきている。胸はお互いに肺を圧迫するほど膨らみ息をするのが苦しくそうだ。
腹はでん!とお互いに押し合うように突き出し、呼吸のたびに樽の中のスペースを巡って小競り合いをしているようだ。
小さめだったお尻はぷりぷりに肉がついてしまい、下着が食い込みラインが浮き出ている。
樽の中が肉で埋め尽くされるのも時間の問題のようだった。

〜二日後〜
メ「ふーっ!ふーっ!アーネぇ・・・苦しいよぉ・・・もぐ」
ア「げっふ!メルタこそぉ・・・もっとお腹引っ込めてくださいよぉ・・・うぷっ」
二人ははちきれんばかりに太っていた。
黒装束は太って破れてしまい、ビリビリになっていた。
服の紐のようなものだけかろうじて残っており、締め付けられた体の肉がチャーシューのようになってしまっていた。
胸を覆っていた布はなくなり、まな板同然だった胸が爆乳といえるまでになっていた。
急激に太ったせいで成長が追い付かずメルタの乳首は陥没していた。
アーネは乳輪が引き延ばされ味わいたくなるようなピンクが広がっている。
お尻もぷくぷくと膨らんできている。樽は楕円形をしているため。お尻は樽の形に合わせて押しつぶされてしまっている。
お腹はお互いに苦しくないスペースを確保しようと必死だ。
お互いにぶくぶくとお腹を膨らませては相手を押し返そうと突き合わせている。
ぎちっ、ぎちっと樽から嫌な音がし始めた。
ペ「あらあら仲間割れかしら。お互い命は惜しいものね。そろそろかしら。」
ばきっという音とともに女王の足元に樽の金具が飛んできた。
みしみしと樽が割れる。二人は解放され、どすっという音とともに尻もちをついてしまった。
そのまま仰向けになってしまう。服ははじけ飛びほとんど裸である。ふぅふぅと大きなお腹を揺らしながら呼吸をする。
メ「ふぅ・・・ペリーヌ・・・覚悟しなさいよぉ・・・」
ア「許しませんからね・・・げぷっ」
必死に起き上がろうとしながらも魔法を飛ばすために魔力を込める。
ペ「まだ向かってくるのねぇ・・・面白いこと・・・」
女王は二人が魔法を使うより早く浮遊の魔法で口に食べ物を突っ込んでいく。今度は脂っこいピザだ。
メ「ぐもっ!?ンググ・・・(やめなさいよぉ・・・)」
ア「おご・・・んむむ(まだ食べさせる気なの・・・)」
ペ「私が直々に食べさせてあげる。たっぷり召し上がれ。」

484名無しさん:2017/01/04(水) 01:09:50 ID:2unpWuHo0
〜3時間後〜
ア「うっぷ、げふううううううぅ〜。」
メ「げえ〜ぷ」
二人は下品なげっぷをしてしまう。お腹にぱんぱんに食べ物を詰め込まれ起き上がれない。
満足そうなお腹には美しかった魔力の紋様がだらしなく引き延ばされ、落書きのようになってしまっていた。紋様が怪しく点滅している。
ペ「フォアグラってこんな感じかしら。もう脂肪肝ね。あら、この紋様迷路みたい。それ。」
女王は二人のお腹の紋様で描かれた迷路をなぞり始めた。
ア「ひゃんっ!?」
メ「あひぃ」
ペ「ぶよぶよに引き延ばされてすごく簡単ね。全然楽しくないわぁ〜。はいっ、終わり。」
女王は一通り紋様で遊んだ後、二人のお腹をぽんぽんとたたいた。
二人「う〜っぷ!」
お腹をたたかれ上品とは言えないげっぷが出てしまう。
その後紋様の点滅が激しくなっていく。
パリーン!割れるような音がした後紋様が消滅した。
ペ「ふふっ、怠惰に堕ちたわね・・・太ることも怠惰なのだわ」
メ「あ、ぁあ・・・ひぐっ」
ア「ぅ・・・きちゃぅっ」
仰向けで寝転がった二人の下腹部に変化が現れ始める。
魔力を失うということは男性器を隠す魔法の効果が切れるということである。
ちょこんっと二人の下腹部から陰茎と小さな巾着が飛び出してきた。
ペ「あらかわいい。お腹のお肉のせいで余計小さく見えるわぁ。これからおっきくしてきまちょ〜ね。」
その後二人はメイドにより肉料理を中心に食事を詰め込まれ続けた。

〜翌日〜
ペ「甘いものでだらしない体にして、お肉で欲を高める・・・そろそろいいかしらねぇ。」
二人は一回り大きくなっていた。豊満な贅肉を惜しげもなくさらけ出している。
体を動かすのもしんどいようで抵抗という抵抗もしなくなってきていた。
ペ「二人は私が人体実験をしてる噂を聞いたんだったわね。その成果を見せてあげるわ。」
二人の体を赤い光が包む。
二人「ぁ・・・あぐ」
ペ「今までの実験の成果。欲望を食欲に変える魔法よぉ。加減を間違えると失敗しちゃうのよねぇ。
  刺激の強い食べ物も入れてあげる。どんどん食べなさいな。」
女王が魔法で料理を出す。今までは食事といった形だっだが、床にぶちまけられ混ざり合った料理はもはや餌だった。
中に怪しいキノコも入っている。二人は四つん這いになり必死に食らいついた。
ペ「二人とも女王になりたかったんだから欲望はすさまじいわよねぇ。今も諦めてなかったんですもの。今までで一番効果がでてるわぁ。」
ア「もぐっ!もっぐ!んごぉっ!」
メ「もごごごご!うぷっ!んっ!?」
ペ「あらメルタちゃんぶくぶくキノコ食べちゃったわね。数年に一度しか取れないけど、体を一気に肥えさすほどの栄養があるわよぉ。」
メルタの体がぶくんっ!と膨らむお腹が地面に付くほどに膨らみ、次第に張りが失われていく。
背中と二の腕の境がわからなくなるほど肉がついていく。顔にも肉がつき首が肉で埋まる。
陥没した乳首から白い液体が漏れ出す。びきびきと血管が浮き上がり陰茎が太く、長くなる。
小さい巾着のようだった睾丸はだるだると延ばされ、たぷたぷと精液が充填されていく。
メ「お・・・ぁ・・・苦しい・・・助げて・・・」
ペ「どうやら打ち止めみたいね。エルフはそこまで太れる種族じゃないの。
  個体で太れる限界が決まっていて、それを超えた栄養は体からあふれ出すわ。早く栄養を出し切らないと死んじゃうわね。」
メ「おぢんぢん・・・出ないぃぃ・・・」
ペ「急激に肥大化したせいで陰茎の出口が狭くなってるのね。キンタマパンパンじゃない。破裂しちゃいそうだわ。
  ぶくぶく太っちゃったせいで手も届かないわね。」
女王は少し考えると今朝皿を割ったメイドを呼び寄せた。
ペ「あのお皿気に入ってたのよねぇ。お、し、お、き。」
メイド「ひぃっ」
女王は魔法でたちまちメイドの下腹部のまわりの服を溶かし、四肢を手足にバインドの魔法をかけてメルタの前に放り出した。

485名無しさん:2017/01/04(水) 01:11:05 ID:2unpWuHo0
メイド「女王様ぁ・・・お許しを・・・」
ペ「だーめ。楽にしてあげなさい。」
メ「ぶふぅ・・・ぐるじぃ・・・」
ずるずるとお腹を引きずりなからメルタが接近していく。お腹で乗っかるようにおしまんじゅうにしてメイドを逃げられないようにする。
とろとろとメルタの先端から透明な液体が漏れ出ている。
ぐちゅっ
メ「ぁあんっ!んっ!」
ずぷっずぷっ!と巨体とは思えないスピードで挿入を繰り返していく。
メ「気持ちいい!気持ちいいっ!あんっ!」
凄まじい速さで絶頂に達し、メイドに脂ぎった精液を叩き込んでいく。
メイド「いやぁ・・・お腹いっぱいよぉ・・・」
見てわかるほどメイドの腹は膨らみ、陰茎が引き抜かれる。
ペ「さぁ・・・始まるわね。」
メイド「んっ!?何これぇ!熱いいいいぃぃぃぃ!」
メイドが身をよじり始める。
ペ「消化しきれなくなった栄養を一気に吐き出したのよ?豚さんになりなさいな。」
メイドの腹が破裂寸前まで膨らむ。その後ずむずむと脂肪がつき、張りがゆるくなる。
メイドの腹の紋様は引き延ばされ、激しく点滅し、消滅する。
胸は張りのある美乳から、重力に負け楕円形を失い垂れさがる。
お尻は張りを失いたるんでいき、ストッキングをびりびりに引き裂いてしまった。
ペ「堕ちたわねぇ。クビよ、クビ。た〜んとお食べ。」
メイドはトロンとした表情で食事を始める。体中にどんどんだらしない肉がついていく。

ペ「体液を通して欲望の魔法の効果が伝染したわね。期待通りだわ。お次はこっちね。」
女王はアーネにもメイドをあてがった。あふれ出た母乳を飲ませながら犯すことで初めのメイドより肥満体にしてしまった。
ペ「エルフを限界を超えて肥え太らせる方法・・・風船と同じよねぇ・・・
  限界まで伸びきってから空気を入れると最初より大きく膨らむ・・・簡単なことね。」
ペ「そろそろいいかしら。魅了の魔法を解いてあげる。」
女王はその場にいるメイドたちの魔法を解く。
メイドたち「女王・・・様・・・?」
ペ「エルフって高ぁ〜く売れるのよねぇ。抵抗しないように怠惰に堕ちたエルフ限定だけど。」
メイドたち「え・・・怠惰に・・・」
ペ「怠惰に落とす方法なんてもっと簡単な方法があるのよ。でも、なんで太らせるのかわかるかしら?」
メイドたち「・・・」
ペ「それはね・・・私が太っているかよぉぉぉ〜!」
瞬間、女王の体がはじけ飛ぶ。
体から肉があふれ出す。顔よりも巨大な脂肪の塊からは滝のように母乳が噴き出てくる。
ぎっしりと脂肪が詰まった腹からは汗と湯気が噴き出る。紋様は本当に落書きだったようで汗で消えかかっている。
腹芸の顔のようだ。脂ぎったお尻は人が何人でも座れそうだ。
ペ「ぐふぅぅぅぅ〜擬態疲れだぁぁ〜・・・この姿はお腹がすくわぁぁぁ〜」
見目麗しい美女から一転、肉の塊が目の前に鎮座していた。
女王はエルフではなかったのだ。肥満を司る悪魔だった。
一心不乱に餌にむしゃぶりつくメルタとアーネを魔法で浮かせ乳首にあてがう。
ペ「特濃のどろどろミルクよぉ〜たっぷり味わいなさ〜い」
二人「じゅるるるるるるる!ごっぷごっぷごっぷ!」
二人はどろどろで最悪ののど越しを味わいながら栄養を取り込んでいく。
贅の限りを尽くした栄養で理性が粉々に吹き飛ばされる。
お腹がぱんぱんに膨れ上がり、その後体中に栄養がいきわたっていく。
再び個体の限界を超え、胸から母乳をあふれさせる。
いつの間にかメイドたちは手足をバインドされ、市場の魚のようにごろんと転がされている。
全員が餌食になるのも時間の問題だった。
ペ「さぁ〜て、この国のエルフ全部でいくらの値段がつくのかしら。」〜完〜

以上で終了です。
お目汚し失礼しました。

486名無しさん:2017/01/07(土) 14:29:16 ID:7Y1RvJPs0
SS乙乙
すごく良かった

487悪星:2017/01/09(月) 14:21:30 ID:aDxHsAVI0
新作が思いついた。
細川夢見
身体データ身長152B82W56H84cm体重45kg
グラマーな女性になりたい中1女子。今回は彼女のお話パターンその2(つまり前回の続きではない)。
(次から本編)

「増減ゲームの屋敷?」
ある日曜日。夢見は“増減ゲームの屋敷”と書かれた看板のある建物の前に来ていた。
「ごめんくださーい…」
「おや、挑戦者さん、いらっしゃい」
還暦していそうな細身の男性が現れた。そのまま屋敷に入るとゲームのルール説明が始まる。
「1回の料金ですが、貴女の学年は?」
「中1です」
「では1500円頂きますね」
料金はゲーム開始前に払うシステムなのでここで払う。
「このサイコロを振り、ファンタジー世界が舞台となる双六をしながら進みます。ゴールしたら服と体型はお持ち帰りとなります」
「ちゃんとゴールさせてくれますよね?」
「大丈夫です。ゴールだけはちゃんとさせてあげるのが私のゲームマスターとしての礼儀ですから」
ルールは至って単純だった。ただ…
「体型を持ち帰る、とは?」
「いい質問ですね。このゲームで太ったり痩せたりしたなら、その体型となってお帰り頂くのです。さあ、逃げるなら今の内ですよ?無論お金も返します」
夢見は唾液を飲み込むと
「わかりました、挑みます!」
チャレンジすることを宣言した。

488悪星:2017/01/10(火) 22:54:04 ID:KKJXY8qM0
>>487
「そーれ!最初は3かあ…」
早速何かイベントが書かれたマスに止まる。
「騎士の特訓に付き合う。サイコロを1回振り、出た目×4cmあなたのバスト・ウエスト・ヒップが膨らみ、体重が増加。うわ、来たあ…」
「まだまだ序の口ですがね」
ゲームマスターと軽くやり取り。増加の判定は…
「4!?」
細川夢見
スリーサイズ&体重:B82W56H84cm体重45kg→B98cmW72cmH100cm体重67kg
すると、夢見の体が光り出し、身体が膨らんでいく。

489悪星:2017/01/14(土) 14:36:48 ID:IlR2wLzk0
「うわ、太ったなあ…」
太った影響で着衣が割け出す。
「これじゃ裸でお家に帰ることになっちゃう…」
その時だった。
「着たい服の情報を教えてくれますかな」
「どういう?」
「Tシャツなりスカートなり、そしてその色…色々申しつけください。ピッタリのサイズのそれらに貴女の服も変化します」
夢見のコーディネートは
「ピンクのキャミソールにレモンイエローのスカート」と告げると、服装が今の夢見へピッタリのそれへと変化を遂げる。
さらに夢見はサイコロで4を出してゲームを進めると
“天使のゼリー”と書かれている。その効果は
「サイコロを1回振り、バストが出た目×8cm、他が出た目×7cmあなたの体が膨らむ」
とのこと。
夢見の出目はなんと6!よってさらに体が膨らみ肉達磨へと変貌していくが、上から146・112・142と太っているながらも、意外とバランスはいいようだ。
B98cmW72cmH100cm体重67kg→B146cmW114cmH142cm体重121kg

490547:2017/01/26(木) 21:16:03 ID:5208VRL20
悪星さん、遅ればせながら乙です。
続き楽しみにしてます。ただ、続く時は最後に何か書くべきだと思います。

注意ばかりでは何ですので、自分も今年初のSSを投稿します。
戦騎絶唱シンフォギアの二次創作SSです。
一応、前もって言っておきますと、作中で女性同士の性行為をほのめかす描写があります。
苦手な方はご注意ください。


「肉が鳴らし音は、彼女へのララバイ」

深夜。窓から差す月の光が、2つのベッドと物が散乱した床を照らす寝室に風鳴翼はいた。
彼女は着ていた寝間着を脱ぎ捨て、全裸になる。
そこから、全身に気を張り詰めさせるーーーその結果――――
翼の体が、ゆっくりと膨れ始めた。
風船に空気が入っていく様と似ているが、彼女の体に入っていく
いや、`入っていた`のは脂肪だった。
くびれた腹が弛んでいき、しなやかな手足が太くなっていき、
そして薄かった胸が膨らんでいき、クリスの、実は今、同じ部屋にいた彼女のそれを超える巨大さになっていく。

変化が終わった時、翼の体は完全に様変わりしていた。
何処を取っても、重厚感溢れる巨体。
横幅はぱっと見でも元の2倍以上あり、体重はそれ以上の上がり幅であろう。
元からあった筋肉に支えられ、体の脂肪は垂れたりはしてないが、
肉がはち切れんばかりに張り詰めているその様は、その巨大さを更に引き立てていた。

二本の脚が余りの太さに隙間無く密着しているその様は、一本の大木の幹の様であり、その真上の尻はさながら、完熟した桃の実の様な巨大さであった。
薄かった筈の胸も今や、クリスのそれが、小さく思えてしまう程の巨大さだ。
そして、そんな胸を乗せている腹の巨大さは、サイズで見るとこれまたクリスの、それも身長を上回りかねない程だ。
顔にもしっかりと肉が付き、元の端正さを保ちながらもパンパンに膨れ上がっていて、
顎の脂肪に飲まれて、首が殆ど見えなくなっていた。

風鳴翼 167cm ?kg 81・57・83
→124kg 132・151・140

491547:2017/01/26(木) 21:18:07 ID:5208VRL20
翼とクリス。元から対照的な体型な二人だったが、今の二人の体型は別の意味で対照的だった。
小柄で、胸や尻を除いては華奢な体のクリスに対し、元より長身な事に加え、今では横幅も大きく、何処を取っても、肉厚な体の翼。
「しっかし、何回見ても不思議だな。その変わり様は」
「シンフォギアの余剰エネルギーを体内に溜め込み、脂肪に変換する。生まれながらに適合率が高いからこそ、出来る一芸だ。・・・雪音なら出来ると思うぞ。良かったら、やり方を教えるぞ?」
「・・・背伸ばせるのなら、教えてくれ」
「それは無理だ」
翼のその一言を最後に、二人は口をつぐみ—-体を重ね始めた。
それからは、嬌声と、肉と肉が重なる音がしばらくの間部屋に鳴り渡った。

数時間後、クリスはベッドに入り、寝息を立てていた。
その寝顔を、肥満体のままの翼と新たに入ってきたマリアが見つめていた。

「お休み、雪音」
翼がそっと呟く。彼女は何の理由も無しに、こんな事ーー肥満化しての性行為をやっていた訳では無い。
二課に保護された直後のクリスは、これまでとの環境の違いから夜、殆ど眠れなかった。
解決の為に試行錯誤した結果、翼が例の`一芸`を使ってからの添い寝が一番効果があったのだ。
・・・最も、クリスは割とすぐに一人で眠れる様になった。
ましてや、`行為`をする必要など元より無かったのが・・・
「・・・私と雪音が楽しみでやってるだけだな」
「それで、いつになったら、元の体に戻るの?」
「そうだな・・・マリアとベッドで語り合った後だな」
そう言うなり、翼はマリアをもう一つのベッドの方に引き寄せた。
「え!?」
不意を突かれた上、体重差もあって、マリアはたやすくベッドの上に押し倒された。
ただ、その顔に驚きはあっても、はっきりとした拒絶は感じられなかった。
翼がその上にまたがろとしたが、不意に動きを止めた。
「さっきは受けだったから、今度は攻めに回ろうと思ったが・・・その前に一つ言わせてくれ・・・分かりきった事だが、それでも敢えて言おう・・・・」
「・・・・?」
「すまんが、重いぞ。それももの凄くな」
翼がその丸々としながらも、端正な顔をほんのりと赤く染めながら言ったその一言は、
何度も体を重ねてきた相手に、それも今、ベッドに押し倒してから言う様な言葉では無かった。
でも、それを言ってしまう翼を、マリアはとても愛しく感じて—-
「でも、そんな貴方に抱かれるのも気持ち良かったわよ。それも凄く」
これまた分かりきった言葉で返した。
その一言に翼は微笑みを返してから、その肥満体でマリアの上に覆い被さった。
そこから再び、独奏が如き嬌声と肉と肉が重なる音が部屋に鳴り渡った。
その音を、逆に子守歌にでもしてるかの様に、クリスはすやすやと眠っていた。

おわり

492 ◆t3E9hfR0Bc:2017/01/29(日) 00:07:55 ID:lnlt3GrQ0
29日ですので、毎月の駄文を。
ttps://www.axfc.net/u/3769692.zip
パスはいつも通りでお願いします。

※来月からの投稿に関して。
最近私自身小説を書くことに対してかなり辛さを感じるようになり、来月から不定期投稿、もしくは投稿をやめるかも知れません。
現時点ではまだどうするか決めかねている部分もあり、とりあえず『不定期で書く気力が出たら書く』程度になるかとは思います。
急な話ではありますが、ご理解頂けたらと思います。

493名無しさん:2017/01/29(日) 14:53:44 ID:pPwcupUE0
数年以上も月1で書き続けてましたもんね…お疲れ様です。
作者さんが楽しんで書くことが何より大事なので、書かないことをあまり重く考えないでください。

494500:2017/01/29(日) 21:52:25 ID:9Jh5cYM20
10.アムの日記

〇月×日



用意しておいた特製ケーキをついにナツミに食べさせた、よほど薬が効いたのかナツミはケーキの虜になり生クリームを舐め取るように言うと

僅かに躊躇したものの少し後押ししただけですぐにペロペロとお皿の生クリームを舐め取ってご満悦の様子だった。

もっと欲しいとねだるナツミをイジメて遊ぶとたまらなく愉快で楽しかった。

ケーキを餌に命令すればきっと何でも従う筈…肥育に調教、これからの日々が楽しみだわ。



〇月◇日


ナツミにケーキを食べさせてからというもの、毎日欠かさず私の部屋で夜食にケーキを食べさせている。

勿論、肥育用に糖分たっぷりカロリー激高のケーキをよ?

そのおかげで肉付きも更に良くなって来て最初の頃と比べたらどこもかしこもとても豊満になって…ナツミの身体を味わうのが私の毎日の楽しみ♪。

私の部屋で食べさせたり、食べさせてあげたりしている時はまるでペットに餌を与えるような感覚が近いかも?

その時に抱いたり揉んだり好きにしている、たまに抱き枕にして眠るのが至高の睡眠法ね。

ケーキを食べさせた初日からある程度経ってから、いつもは夜食にしか出さなかったケーキをおやつに出したら驚いた表情をした後、とろけるようなだらしない笑顔であっという間にたいらげていた、それを見たカシスがやや驚いていた。

カシスは最初に切り分けた分を食べ終わると「一足先に」と言って召喚術の訓練をしに庭に行っていなかったから、ナツミにお皿に残ったケーキの残骸を舐め取るよう命じるとすぐに舐めて食べ始めた。

ふふふ、次は犬食いをさせようかしら?

舐め終わるとナツミが名残惜しそうにお皿を眺めていたので「もっと食べたいかしら?」と聞くと何度も首を縦に振って食べたいと言ってきた。

カシスはいないし、試しと思ってまずは冷蔵庫から取り出したケーキを載せたお皿を私の足元の床に置く。

何故という感じで首をかしげていたナツミに「犬食いでならこれを食べて良いわよ」と言うと一瞬困惑した顔をして、次にカシスがいる筈の庭を見た。

そして庭にカシスがいて、すぐにここには来れない事が分かるとナツミは…やや引きつった感じに小さく笑ってから這いつくばって犬食いを始めた。

足元でモグモグと犬食いをするナツミ…それを命じたのは私で、ナツミはそれを実行している。

背筋がゾクゾクとして喜悦が溢れて来た、そして湧き上がった欲望に従いナツミの背中を片足で軽く踏みつけるとナツミは私の方を向いて来た。

するとナツミにはやっぱり困惑の色が見えたので「美味しいでしょう?」と言って冷ややかに見つめてみる。

ビクッと体を震わせた後、ナツミはやや迷った様子を見せたけど「美味しい」と呟いて笑いながらケーキにパクついていく。

これは、本当にケーキを与えれば何でも嬉々として従うわよね…?

あぁ、こんなに楽しいなんて…ソノラには感謝してもしきれない。



×月〇日

495500:2017/01/29(日) 21:54:04 ID:9Jh5cYM20
カシスの目を盗んで、私は段階的にナツミへの命令の内容を過激にしていった。

私の部屋で食べる夜食の時にはカシスは部屋で寝ている筈なので割とエスカレートしていった気がする、最近のお気に入りは犬や猫といったペットのように扱う事だわ。

ソノラに最初に用意して貰った玩具の中から、猫耳カチューシャと猫尻尾を取り出して裸のナツミに装着させた上で猫になれと命じるとナツミも慣れ始めているのか、えへへと笑ってにゃ〜んと仕草を取る。

尻尾はその時の気分でどちらの穴に入れるかは事前には決めていないけど、どちらにしろムチプリとした大きな桃のようなお尻の肉をかき分ける時にその肉の感触を堪能出来るので特に私的にはどちらでもいいわね。

そしてペット扱いの中でも1番気に入ってるのは特製ケーキで成長著しいお腹を揉む事、前はプ二、プヨンという感じだったけど最近は百科事典のように分厚い贅肉を掴み、持ち上げて揉んだり、こねたりするとナツミが媚びるように甘ったるくニャ〜っと鳴く。

そういう風に調教したのだから当たり前だけど♪

そんな中、図らずももう絶対にナツミを逃がす事のない調教の総仕上げのチャンスがやって来た。

アティとソノラに用があってナツミと海賊船へ行った帰り道、お昼の野外で裸で犬になれと命じた上で散歩をした事だ。

いくら  の中でアティとソノラとカシスしかいないとはいえ、真っ昼間の野外で裸に犬の恰好で散歩…。

ナツミも流石に怒って抗議をして来た、今まで散々命令して来たけどそれらはバレない様に部屋でこっそりだったりカシス達の動向を確認してからやって来たから受け入れていたのね。

思い付きでの行為でカシス達にバレるかも知れない、その上野外の行為には抵抗が大きかったらしい。

そして、私はその抗議をあえて受け入れた。

何故ならこれで総仕上げになると思ったから…「じゃあ止めるわ、その代わりケーキはもう作らないわよ」と確認するとナツミは「それでもいいもん!」とプンプン怒っていた。

丸っこい顔がぷく〜っと膨れっ面になって可愛いと笑いそうになったけどそこは努めて、私は申し訳なさそうにして

「調子に乗り過ぎたわ、もう変な要求しないから仲良くいきましょ?」と言うとナツミも「うん、そうだよ。それが普通だよね。今までがおかしかったんだよ。」と苦笑して私達は仲直りの握手をした。

ふふ、表面上は元通りね?


◇月☆日

あれから数日間、ケーキをなしにして過ごすとあっという間にナツミの様子がおかしくなった。

ナツミに食べさせていた薬や高カロリーの細工がある特製ケーキじゃない普通のケーキをおやつで出すとこれじゃないと言わんばかりに不満気な顔をして私を見て来るし、キッチンに行ったかと思うとケーキを何とか自作して食べてみて全然違うと呟いて泣きそうな顔をしている。

それから少ししてから何度も私に声をかけようとして躊躇し止める、そんな事を繰り返していたわ。

勿論それは無視して私は普通に過ごす、ナツミから動くのを待つの。

けど様子を見るに動くのはすぐでしょうね…あぁ、もし予想通りに進むなら、ナツミは完全に私のモノだわ…ふふふ。


以上です! そして長い間月1の投稿お疲れ様でした・・・ご自愛ください。

496名無しさん:2017/01/29(日) 22:52:56 ID:ozono/rA0
お二人とも乙!
特に ◆t3E9hfR0Bcさんはすごく長い間書き続けていてそのモチベーションの維持に本当に感服してました

497名無しさん:2017/01/30(月) 23:52:07 ID:ndWVzdk.0
>>492
お疲れさまです、無理はなさらず・・・

>>494
タイトルの番号って11じゃないでしょうか?
まとめサイトでもそうなのですが、9が2回続いているようです

498名無しさん:2017/02/08(水) 19:42:15 ID:aKWPs8J60
適当に思いついたものを失礼します

〜元エルフの森〜

数少ない木々を押しのけるように背の高い建物が所狭しと立ち並ぶ。
かつて森だった頃の面影を残しつつも、ここ数年での急速な都会化により明らかに緑の量が減っている。
しかし、そこはやはりエルフの森。狭苦しくならないように何とか取り繕おうとはしているが、明らかに住人の数が多すぎる。ここなんかはまだいい方で、少し離れたところにある元草原にはびっしりと建物が建てられ、エルフの方が建物に遠慮して狭い道を歩くようなことになってしまっている。
当然、路地裏なんかに入れば、人とすれ違うことはまず無理である。
とりわけ、「最近の」エルフに関しては・・・・・・



「ふんっ! ふぬぅ! この! ゼー・・・ハー・・・あっれぇ? おかしいなぁ・・・この服、何週間か前に買ったばっかりなのに入らないなんて」
「お姉ちゃんまた太ったの?」

およそエルフらしくない体型のエルフ女が妹にからかわれている。姉エルフの名はベル、妹はハンナといい、仲良し姉妹で通っている。ベルは腕のいい狩人で魔王軍討伐にも参加した実績を持つエリートだった。しかし平和になってからというものめっきり仕事が減ってしまい、あれよあれよという間にこの様である。もともと気位の高い彼女は、どうやら太ったことを気にしているようだ。

「ストレートに言わないで、傷つくから・・・」
「私が何を言ったって、このお肉はなくならないよ?」
「み”ゃっ!?」
「顔はかわいいのにもったいないなぁ〜・・・こんな姿、前に一緒だった冒険仲間に見せたら別人だと思われちゃうよ?」
「・・・///!!」

ハンナが姉のお腹を後ろからむんずと鷲掴み、それでもまだ余りある肉をしみじみと呟きながら揉みしだく。背後に回られても敵の反撃を許したことがないベルはかなり動揺した。どうやら勘まで鈍ってしまったようだ。

499名無しさん:2017/02/08(水) 19:42:52 ID:aKWPs8J60
「・・・決めた」
「え? なにを? 朝ごはん食べたばっかりでしょ? もうお昼のこと考えてるの?」
「ち、違う! ダイエットだ! 絶対に痩せてやるー!!」
「おぉ〜、思い切ったね」

ベルは赤面し涙目ながらも、前よりずいぶん重たくなった拳を振り上げ高らかに宣言した。
室内は狭くて運動ができず、外で行うのは何だか恥ずかしいということで、なるべく自然な形で運動をすることになった。

そう、クエストである。ここ数年で急速に普及したこのシステムは職に困る人々の救済システムとしても機能していた。ちょうど緊急の大掛かりなクエストが舞い込んだようで、係員が参加者を募っている。ベルとハンナもちょうどそこへ出くわした。

「討伐クエストだって。どうするのお姉ちゃん、本当に受けるの? そんな体で大丈夫?」
「ふっふっふ・・・私を見くびらないでもらおうか! かつてはエルフの森にその人有りと名を馳せた鷹の目のベルだぞ!」
「目はよくても顔がそんなにパンパンじゃねぇ・・・体もだけど」
「う、うるさい! それを何とかしようとしてるんだろ! 全く・・・そもそもダイエットだと考えるから恥ずかしいんだ。クエストを受ければ自然に痩せられる。ダイエットはオマケなのだよ!」
「それはお姉ちゃんの考え方の問題でしょ? まあ本人がその気になるんだったらこの方法でもいいか。・・・返り討ちに合わなきゃいいけど」
「さぁー! 無駄に動いて瘦せるぞー!」
「・・・大丈夫かなほんとに」

クエストへの参加を申し込んだベルはハンナの見送りを受けて意気揚々と出陣していった。

500名無しさん:2017/02/08(水) 19:43:15 ID:aKWPs8J60
<多頭竜ヒドラ討伐>

カメのような分厚い甲羅を持つこのヒドラは、歩くだけで大地を揺らし、また毒を吐くことからも人々に恐れられていた。かつては勇者一行ですら手を焼いたという危険極まりない生き物である。しかし、どうしたものか参加者がやけに多い。それだけの強者ばかりが揃っているようにも見えず、ベルは首をかしげた。そうこうしている内に、引率していた係員が道具を配り始め、別の係員が声を張り上げた。

「みなさんにはヒドラが通った跡の除染作業にあたってもらいます! 防具をつけてから順番に除染液を受け取ってくださーい!」
「え?」

討伐任務だと聞いていたベルは何が何やらといった表情だ。受けるクエストを間違ってしまったのだろうか? ベルは他に参加していた、どう考えたって戦えそうにない年配の男性に話を聞いてみた。

「あの、すみません」
「ん? なんですかなお嬢さん」
「これってヒドラの討伐クエストですよね? やることってこれだけですか?」
「お嬢さん、あんた初めてかい? そうだよ、わしらのやることは蛇さんだか、カメさんだかが通った跡をきれいに掃除するっちゅうことだ」
「と・・・『討伐』って言ってましたよね・・・?」
「あぁ、そういうのは全部ロボットがやってくれとるよ。最近のはほとんどそう。わしらがやるのは危険のない簡単なお仕事だけ。いやぁ〜いい時代になったもんだ」
「は、はぁ・・・そうですか・・・」

通りでロクに戦う装備をしていない者がたくさんいるはずだ。

そのまま仕事は淡々と進んでいき、お昼にはおいしいお弁当とお昼寝休憩がついて、夕方には帰ってこれた。なにかおかしい。そもそも思ってたのと違うし、それ以上になにかおかしい。そんなことを考えつつも、そんな生活が数日間続いた。

「・・・お姉ちゃん・・・太った?」
「・・・」

ダイエットをするどころか、おいしくて安価なたっぷりのお弁当を、毎日残さず平らげていたベルの体は、たった数日でさらにふくよかさを増していた。

「お姉ちゃん・・・このままじゃエルフじゃなくてドワーフになっちゃうよ・・・」

ハンナは呆れながらもベルの豊満なお腹を叩くと、ポンポンといい音を立てて柔らかい腹肉がポヨンポヨンと波を打つ。

「や、やめてくれぇ・・・」

ベルは顔を真っ赤にしながらも力なく抵抗するが、もう情けないやら恥ずかしいやらで訳が分からなくなっていた。はたしてベルが元の美しい体系を取り戻すことはできるのだろうか。生きるのに困らない楽園というのも考え物である。

501名無しさん:2017/02/08(水) 19:44:21 ID:aKWPs8J60
続きません。連投失礼しました

502名無しさん:2017/02/09(木) 01:01:28 ID:gvYAWv8w0
乙です! 

さて、2・9の日になりましたので、自分も肥満化SSを投稿します。
インフィニット・ストラトスを題材にした、オムニバス形式の新シリーズ。
タイトルはずばり、「ISのIF」、2話続けて投稿させてもらいます。


1 もし`彼`の秘密を知ったのが`彼女`だったら
IS学園の生徒会長室にて、本来ならここで会うはずの無かった二人が顔を見合わせていた。
「どうして君をここに呼んだか分かるかな、シャルル・デュノア君?」
「・・・すみません、分かりません」
生徒会長にして、学園最強。更識楯無。
フランスの代表候補生にして、第2の`男性`IS適合者、シャルル・デュノア。
「まー、お姉さんも忙しいから、単刀直入に言うけど・・・君にはスパイの容疑がかかってるの」
(!?)
楯無のこの一言で、シャルルは内心では激しく動揺したが、
表にはその動揺を出さずにいた。
「・・・何を根拠にそんな事を言うんですか?」
「流石にこれでボロは出さないか。でも、君が必死に隠しているつもりでも、私にはバレバレ、無茶苦茶バレバレ」
「だから、何で・・・」
「君に隠してた顔がある様に、私にも隠してる顔があるってワケ」
楯無はそう言った矢先に、机から飛び出し、シャルルとすれ違った。
「!?」
その瞬間だった。シャルルの両手、両足首に強靱な糸が結ばれ、その動きを封じてしまった。
「み・・見えなかった・・・」
「あら、すぐに気づけるだけ大した物よ。ま、相手が悪かったわね」
身動きが取れないシャルルの口へ、楯無がある丸薬を投げ込んだ。
「な・・・なにをし・・・!?」
その直後、シャルルの身体が膨れ上がった。
「更識家秘伝の特性兵糧、本当なら少しずつ削って非常時の食糧にする為の物なんだけど・・・こういう使い方もあるってワケ♪」
シャルルの華奢な身体は、2周りほど大きくなって、ある意味たくましさを醸し出す体型になった。手足は太くなり、お腹もぽっこりと出てきている。
後、胸部と下半身も窮屈そうである。
「スレチっぽいし、時間も押してるからどんどん行くね」
楯無が二個目の丸薬をシャルルの口に投げ込んだ。
「スレチ!?時間!?どういうい・・・」
疑問をぶつけようとしたシャルルだったが、それよりも先に二度目の膨張が来た。
更に横に大きくなった体は、ぽっちゃりを通り越し、デブそのものである。
特にお腹が大きく突き出ていて、完全に太鼓腹である。
しかし、顔はまだ余り変わっておらず、むしろ今の体型とはアンバランスである。
胸部と下半身の窮屈さもより増していた。
・・・男ならある筈の無い物に押されてる様に見えるのは気のせいだろうか?
「・・・まだ出ないの?さて、三個目を・・・」
「楯・・・無さん・・どうして、こんな・・・」
「ん?」
「楯無さんなら、もっと簡単なやり方で・・・ボクの正体を暴けたのに・・・どうして
こんな手の込んだやり方で・・・」
「んーーーー、面白そうだと想ったから!」
楯無は笑顔で答え、三個目の丸薬をシャルルの口に放り込んだ。
「あ・・・あぁ・・・」
シャルルの体が三度目の膨張を遂げていく。
はち切れそうになりながらも、これでまで耐えてきた制服も遂に耐えきれなくなり・・・
「うわぁぁぁ!!」 バチィィ!!
制服が弾け飛び、これまで納めていたシャルルの脂肪が飛び出していく。
その中には、本来ある筈の無い物があった。
そう、乳房。頭よりも大きく育ったその乳房は明らかに女性のそれであった。
また、下半身に目を向けると、後方では乳房に次ぐサイズの尻肉が飛び出できたが、
前方の股間にあるべき物—-男性器は見えなかった。

「はい、これで確認できた。シャルル・デュノア、男性IS適合者のデータを取るためにデュノア社から派遣されてきたスパイ。・・・彼を安心させる為にわざわざ性別まで偽るとはね・・・後、ここまで男装のカバーできる下着が用意できるなら、その分野に進出すれば良かったんじゃあ・・・」
更識の独り言を聞き、シャルル――いや、彼女は気づいた。
(あぁ、そうなのか・・・この人は、僕の罪を少しでも軽くする為にこういう形で罰を与えて・・・ふふ、体がこれだけ重くなったんだから、少しは軽くなるかな?・・・出来れば、もう一度・・・`彼`と・・・)

503名無しさん:2017/02/09(木) 01:02:33 ID:gvYAWv8w0

「―――って感じの事態にならなくて良かったわね、シャルルちゃん。
いやー、一夏くんのラキスケも役立つ物ねぇ♪」
「どういう仮定ですか!楯無さん!」
IS学園の大浴場にて、2人の少女が湯船に浸かっていた。
生徒会長にして、学園最強。そして暗部の家の家長であるが、
その飄々とした態度からは肩書き程の強さは感じられない、更識楯無と、もう1人。
「太らせれば、スパイの罪が軽くなるって、話が無茶苦茶ですよ!まったく・・・」
もう1人の少女が湯船から上がった。
――同時に、湯船の水位が一気に下がった。
「・・・いやさ、シャルロットちゃん。確かに私の話は、まぁ、即興にしても無茶苦茶だったけど・・・あなたの今の体は、その話と同じくらいの体型なんだけど・・・」

もう1人の少女は、3桁の大台に迫る程の肥満体であった。
しかも、全身の脂肪が垂れ気味になっていて、より太って見えてしまう。
丸太の様な足は、太すぎて、足同士の隙間が無くなってしまってる。
お尻は、余りの質量に垂れ気味になりながら、後ろに突き出ている。
彼女はフランスの代表候補生であるが、今の大きく突き出した三段腹を見ては、
その肩書きが相応しいとは思えない。
また、男性適合者を偽ってIS学園に転入してきたが、
お腹に乗っかっている、頭よりも大きな胸を見ては、
そんな過去を信じる事は出来ない。
そして、元の可愛さを保ったままに、真ん丸く膨れた顔。
そんな彼女の本名はシャルロット・デュノア。
織斑一夏がその事情を知った後、IS学園で保護される事になったが、
そこから徐々に太り始めていき、今の体型になってしまった。

シャルロット・デュノア 
→82kg 104・87・97(IF)
→96kg 112・123・111(現実)


「全く・・・いい加減ダイエットしないと一夏君に嫌われちゃうかもしれないぞ〜?」
「・・・一夏は、お腹の段差でパイズリするのが一番好きなんですよ」
「え?」
「ふふふ、冗談ですよ。こんなお腹をした子と付き合う男の人なんていませんよ」
シャルロットは、はにかみながら自分の三段腹をポンポンと叩く。
それだけで、彼女のお腹は大きく揺れ動いた。
「・・・ISを動かせる男の人と同じでね」
「え?」

おわり

504547(やべ、名前入れ忘れてた):2017/02/09(木) 01:05:07 ID:gvYAWv8w0
間髪入れずに、第2話を投稿します。

2・もし`妹`の変化に`姉`が気付いていたら
IS学園。その生徒会長室で、ここで顔を会わす事は無かった2人がいた。
「何で貴方が呼ばれたと思います?更識簪さん?」
「・・・分かりません」
生徒会長にして、学園最強にして姉。更識楯無。
専用機無き代表候補生にして妹。更識簪。
「それは・・・貴方が太ったからよ」
そう言うなり、楯無は簪の眼前に迫り、その腹へ手を伸ばした。
出された手は、柔らかいものをしっかりと掴めていた。
「くっ・・・太ってません・・・そんなには」
「いいや、太った。それもメチャクチャ太った」
楯無が簪の制服を一気にまくり上げた。
胸も意外に大きかったが、それ以上にたっぷりと脂肪が付いた下っ腹が目立っていた。
「姉さん・・・・!」
「太ったままでいなさい。ここまでされて悔しくないのだったら」


「・・・なんて事が無いようにしないとね、簪ちゃん?」
「姉さん、意味が分からないわ・・・・」

楯無は`更識`としての仕事の為、数週間程、IS学園を離れていた。
その仕事を終えて、学園に戻る目処が付いた為、妹にスカイプで連絡を取り、
その際に先の話を語ったのだった。

「何でこんな話を?」
「いや、だってね・・・気付いてないの?」
「・・・・?」
「・・・なら、いいわ。また、学園で会いましょうね、簪ちゃん」
楯無はスカイプを切った。


(本当・・・気付いてないのかしら?)
スカイプの画面に映る簪の顔は、最後に会った時よりも確かに丸くなっていた。
(一夏君はそういう事にホント、無頓着だろうけど限度はあるだろうし・・・まっ、会ってから直接釘を刺しましょうか、流石にあの話の様なマネはしないけどね)

505547:2017/02/09(木) 01:06:49 ID:gvYAWv8w0
数日後、楯無はIS学園に帰った。
「ん〜〜、IS学園よ!私は帰ってきた!・・・ってね」
楯無が帰って、最初にやった事は留守の間に溜まった生徒会長としての仕事、では無く妹の丸くなった顔を見に行く事だった。

楯無はすぐに簪を見つけて、そして凍り付いた。
「え・・・・・・」
スカイプで見た通り、簪の顔は丸くなっていたが、
それ以上に体が丸く、横に大きくなっていた。
今は授業中なので、教室の椅子に座っているが、巨大な尻は今にも椅子を壊しかねない程の質量感を醸し出していた。
そんな尻から伸びる脚は以前よりかなり太くなった`大根足`だが、巨大な胴体と見比べると、か細く見えてしまう。
以前は制服で隠れていた胸は、今では制服をはち切れんばかりに押し上げ、メロンの様なサイズをはっきりと主張していた。
お腹はそんな胸と同等の巨大さを誇る立派な太鼓腹である。
そんな胴体と見比べると、丸い顔もまだすっきりして見えてしまう。

更識簪
→57kg 88・71・87(IF)
→85kg 114・110・105

IS学園。その生徒会長室で、楯無と簪が顔を見合わせていた。
「その・・更識簪さん、呼ばれた理由は・・・分かるわね?」
「この体型になった理由を知りたい?」
「うん、そう・・・」
「姉さんが仕事に行った後、専用機の作成と勉強(後、アニメの一気見・・・)で、全然体動かさなかったのと、学食の新メニューの試食に付き合ったから・・・要するにただの運動不足と食べ過ぎ」
「それで、スカイプの時のあの反応は?」
「姉さんなら、私が太った事とっくに知ってると思ったから・・・」
「あ、あぁ、そうだったの・・・もう帰って良いわ」
簪は生徒会室から出ようとしたが、
楯無はその大きな背中に一言投げかけた。
「最後に一応、いやはっきりと言っておくわね。太ったままじゃダメよ、彼を振り向かせたいならね」
簪はその言葉にはっきりとした返答をする事無く、ただ一言を呟いて部屋から出た。
「―ー振り向いて、そうして欲しいって言われたから・・・」
「え?」
妹の言葉の意味を理解できず、再び凍り付く楯無であった。

おわり

506名無しさん:2017/02/09(木) 21:36:35 ID:UGl0yw.M0
>>498
乙です
コメディタッチのほんわかした雰囲気での肥満化もなかなかいいものですねw

>>502
こちらも乙です
ISは結構好きな題材だから嬉しいです

507元225:2017/02/23(木) 02:52:16 ID:KU7xspKQ0
久々に投下
ttp://bbs10.aimix-z.com/gbbsimg/himanka/171.png
ttp://bbs10.aimix-z.com/gbbsimg/himanka/172.png

508名無しさん:2017/02/24(金) 21:53:32 ID:MBPn8sws0
おおお久しぶりです!
225さんも10年選手くらいですよねえ

509名無しさん:2017/03/02(木) 01:01:55 ID:F630MWbw0
2月は29の日がないせいで新作もなく下手したらあと1ヵ月待たないといけないとか死活問題なんだが

510名無しさん:2017/03/03(金) 01:58:16 ID:o2ZbMtpg0
自分で書いてもいいんやで(ニッコリ)

511名無しさん:2017/03/04(土) 21:17:55 ID:W9p9u6r.0
自分で書けば毎日がにくの日になるな……

512名無しさん:2017/03/05(日) 17:44:57 ID:uGIimr/Y0
枯渇しすぎて1日に3回はスレ更新押してる

513547:2017/03/18(土) 22:49:10 ID:2dJDubZ.0
出し惜しみしてしまってましたが、SSを2本投稿させてもらいます。

1本目は、先々月投稿したシンフォギアSSの続きです。

「口から出すは歌声、口から吸いしは・・・」


とある休日、切歌と調は先輩の、身体は自分達と同じ位小さいが、人としてはずっと大きい先輩の家に遊びに行った。

2人はインターホンを鳴したが、反応は無い。
「あれ、留守なの?」
「でも、鍵は開いてるデスよ?」
「・・・勝手に入っちゃおうか?」
「そうデスね!うっかり鍵を閉め忘れたのかもしれないし、その時は私達でお留守番デス!」
そう結論づけて、2人は家の中に入った。

家の主は、リビングのソファーに座っていた。

「センパーイ!」
「何してるの?」
2人は、クリスに後ろから抱きついた。
その結果――――

時間を少し巻き戻す。
クリスは、先日、身体を重ねた時に翼が言った言葉を思い返していた。
(雪音なら出来ると思うぞ)
あの時は、「いい」と言ったが、あの細い体を肥満体に変貌させる手段。
それが自分も使えるかもしれない。
そう考えると、興味を抑えきれなかった。

(えっと・・・見た感じじゃ、ギアを装着する時みたいにしてから、口を閉じてじっと貯めるって感じだったけど・・・)
何度も見てきた、翼が`太る`時にする仕草。その様を、真似る様にやってみた。
(何か溜まってきた・・・これを貯めてから、飲み込めばいいのかな?)
翼が予測した通り、素質があったのか、見様見真似にも関わらず、クリスの試みは上手にいっていた。いや、上手過ぎた。
それに、集中した為に、鳴らされたインターホンを聞く事が出来なかった。
(これ・・・貯めすぎたよな・・やっぱ止めるか。声にして、外に出してみるか)
そう結論づけ、口を開こうとしたクリスだったが、少し遅かった。

「センパーイ!」
「何してるの?」
(!?)
後ろから、調と切歌に抱きつかれ、その拍子に貯めていた`それ`を飲み込んでしまった。
(―――あ――――)
一瞬、間を置いてから、クリスの身体が膨れ始めた。
あっという間に服を引き裂いて、脂肪が溢れ出ていく。

切歌と調は、突然の変化をただ見ていることしか出来なかった。


変化を終えたクリスの身体は、彼女と身体を重ねた時の翼と同等の肥満体となっていた。
背丈が低い分、翼よりも重く見えてしまう。
手足はとても太く、あまりの太さに動かすのにも支障がありそうだ。
肥満体の中でも存在感を醸し出す、とても重厚なお尻。
元より大きかった胸も、とても大きくなって、スイカの様な巨大さとなって、
それでも綺麗な形を保っていた。
そして、そんな胸を追い上げるかの様に、突き出てきた腹。
元のサイズの差から、胸の方がまだ大きいが、クリス自身にとってはどちらも下への視線を遮る重しでしか無かった。
ハーフの血からか、顔だけは翼よりも肉づきが大人しかった。
元よりかは、かなり丸っこくなっているが、その可愛らしさは保たれていた。

雪音クリス 153cm ?kg 90・57・85
→112kg 148・136・141

(ここまでになるとは・・・やっぱ試しにやってみるモンじゃなかったな・・・)
ここまでの変化を遂げたクリスだが、彼女自身はそれ程動揺してなかった。
肥満化する事自体は自分からやってみた事だったし、翼の肥満化した姿を見慣れていたのも大きかったが、何よりも・・・
「あわわわ・・・」
「こ、こ、これこが肥満化・・・・」
「お前ら落ち着け!」
目の前でもっと動揺している2人がいたからだ。

514547:2017/03/18(土) 22:50:57 ID:2dJDubZ.0
ひとまず落ち着いた調と切歌は、まずクリスに平謝りした。
「「・・・ごめんなさい・・・」」
「・・・いや、私があんな事してたなんて分からなかっただろうし、しようが無かったって・・・てか、この体型になる事は知ってたのか?」
「マリアと一緒に帰ってきた時に、翼さんが時々なってたデス。何の為に使ってたのかは、教えてくなかったデスが・・・」
(流石に言えないよな・・・)
ちなみに、今クリスが着ているのは、以前翼が泊まりがけで来た際に忘れていった服だ。
サイズが大きかったからか、辛うじて着れているが、それでもパツンパツンである。
「・・・大丈夫だって。先輩なら戻り方知ってるはずだし、お前らが気にする事ないって」
「「・・・・・」」
クリスの言葉にひとまず納得したのか、切歌と調は帰っていった。



夜更け。クリスは軽くシャワーを浴びてから、ベットに横たわっていた。
勿論、今着ているのも、例の翼の服だった。

(ここまで動くのも結構しんどかったけど、こうして寝てると気にならないな・・・いや、こう考えるようになるから、デブが駄目って事かもしれないけど・・・
(先輩とは電話が繋がらなかったけど、まぁ何とかなるだろ)
(・・・もし、太ったままでも・・・き・・っと・・・)
そう考えている内に、クリスは眠りに落ちた。

それからしばらくして。クリスの巨体の上に重なる2つの影があった。


(・・・んん、何だこれ・・・)
くすぐったくも、心地よい。重く暑苦しいが、柔らかく温かい
そんな奇妙な感覚を感じたクリスは、ゆっくりと目覚め・・・
「!!?」
切歌と調が自分の上に乗っていて、今の自分よりは小さいが、それでも十分過ぎる程にぽっちゃりと太っている。そんな現実を目にして、一気に叩き起こされた。

「な、な、何やってんだ!?」
クリスがベットから飛び起き、その拍子に調と切歌は床に落とされた。
轟音が2つ、真っ暗な部屋に響いた。
「あ・・・ゴメン。あれ?」
立ち上がったクリスは、自分の身体が、元よりは大分太ったままながらも寝る前よりは随分軽くなっている事に気づいた。
ちなみに着ていた服は、のび切っていて、所々で肉が見えてしまっている。
「もしかして、お前らが・・・・?」
「「・・・・・」」


切歌と調は、クリスの家から出た後に翼に電話をかけていた。
「雪音が・・・これは軽々しく言ってしまった私にも責任があるな」
「元に戻す方法は無いんですか?」
「・・・最初に付けた脂肪は、自力で何とかしなければならない。
通常の脂肪よりは燃焼しやすいが、重さは同じだから、雪音にはかなり辛いだろうな・・・」
「そんな・・・私達のせいで・・・」
「何か出来る事はナイんデスか!?」
「・・・ある。その重さを引き受ける事だ」
「どうやれば出来るんですか!?」
「完全に無防備な状態、例えば眠っている時に・・・雪音の体に口を当てて、溜まっているものを吸い出す様な感覚でやってみるんだ。もし、出来なかったら、帰ってから直接教える」


「それで、やってみたら出来たって訳か・・・」
「`吸い出す`って言われて、真っ先に思いついたのは、口だったんデスが、それだと調と2人でやるのは無理だから、それで・・・」
「胸でやってみたんです」
「そ、そうかい・・・・・ありがとうよ」
「・・・どういたしまして」
「それじゃ、私達は帰りマスね」
「いや、泊まってけよ。てか、そんな格好で帰れないだろ」
切歌と調も、肥満化により服が悲惨な事になっていた。
ギリギリで破れてこそないが、パツパツで、あちこちの肉が溢れでていた、外へ出るなど無理だろう。

そういう訳で、切歌と調も、ベットの両脇に布団を敷いて、横たわった。
「「お休みなさい」デース」
「お休み」

肥満化の際に体力を消耗した事もあって、3人の少女は、すぐに眠りに落ちた。
・・・その拍子にパツパツになった服のまま、冬は過ぎたとは言え、まだまだ寒いこの時期に寝てしまった。

515547:2017/03/18(土) 22:53:07 ID:2dJDubZ.0
「その結果、3人揃って風邪を引いてしまったと」
翌日、翼と一緒に帰国したマリアが看病しているのは、丸々と太った3人の少女たちだ。

「ハイ、そうなんデス・・・」
そう言う切歌は、元から大き目だった胸も随分と大きくなったが、下半身の肥大化はそれ以上だった。
胸はマリア並みに大きくなっているのだがが、お尻はマリア以上に大きな桃尻であった。
当然ながら、お腹周りもマリアよりかは肉が付いてしまっていて、くびれの無い寸胴になっている。
そして、顔に至っては昨日のクリスよりも丸くなっていた。

暁切歌 155cm ?kg 82・56・83
→72kg 95・72・103


「迷惑かけてばかりでごめん・・・」
調は切歌と同じ位にぽっちゃりした体だ。
大人並みに大きなお尻に、ぽっこりしたお腹。
むっちりを通り越しつつある腕に、隙間が無くなりつつある脚。
そんな万遍なくぽっちゃりした体の中でも、胸が一番の存在感を醸し出していた。
だが、そんな胸に近いからか、顔は切歌以上に丸々として、うっすらと二重顎が出来てしまっている。

月読調 152cm ?kg 72・53・76
→71kg 104・70・92


「あん時は肉の熱さで気にならなかったんだ・・・」
そんな2人の献身もあって、クリスはその2人と同じ位のぽっちゃり体型である。
胸も随分小さくなったが、十分以上に大きな爆乳である。
お腹もまだまだ出っ張っているが、辛うじてくびれが見える様にはなった。
顔は、ほぼ元通りになっていた。

雪音クリス 153cm 112kg 148・136・141
→75kg 108・78・99


「・・・アレ?私達2人が吸い出したのに、同じ位になるっておかしく無いデスか?」
「`6-3×2=3`になってる・・・」
「まぁ、そこは突っ込むだけ野暮だって・・・そもそも装者が太る技術がある時点でな・・・」

「まぁとにかく、まずは風邪を治しましょうね。ダイエットはそれからよ」
「「「はーい・・・・」」」

3人の病人肥満少女は素直にベットで横になった。
風邪が治り、健康が戻るのはすぐだろうが、
ダイエットして、体型が戻るのは当分先の話になりそうである。

おわり

516悪星:2017/03/20(月) 10:25:14 ID:Fw6.Bu3k0
>>489
途中でダレてそのまま長期放置すいません…。ネタはあるのに地の文でボロボロで…。
では書けた分を。

夢見が駒を進めると、ゲームはビーチサイドエリアへ。
夢見はそこでの行動コーディネートをピンクのビキニとビーチサンダルへと変更した。
変わらぬ脂肪の塊。
ビーチで最初のサイコロチャレンジは「ビーチでランチタイム。出た目×8各サイズ増加」。
夢見の出目は4、だが8をかければかなりの威力。
細川夢見スリーサイズ&体重
B146cmW114cmH142cm体重121kg→B178cmW136cmH174cm体重225kg
(続く)

517547:2017/03/29(水) 23:53:08 ID:WXoq1kPg0
先日の埋め合わせも兼ねて、肥満化SSを投稿します。
リリカルなのはを元ネタにした二次創作SSです。
一気に書いたので、かなりの散文、かつ未完ですが・・・


「Medly for--」

その日、次元都市ミットチルダでロストギアの暴走事故が発生した。
最悪、数百人もの人命がこの事故で失われると推測されたが、
その場に居合わせた6人の勇敢な魔導師の活躍によって、その被害は防がれた。
しかし、その代償はとても`重い`ものだった。
そう、彼女達6人の-・・・・


医務室。フェイトとなのはが向かい合っていた。
「フェイトちゃん
「うん、分かってる・・・」
フェイトは躊躇う事無く、体重計に乗った。
体重計が示した数字は65kg。
元の体重を考えると、結構な増量具合である。
その変化は、見た目の体型にもしっかりと出ており、なのはの当てるメジャーがそれを明らかにしていく。

「バスト102cm」
元より大きかった胸はより大きくなった。
「ウエスト71cm」
くびれていたウエストには脂肪がたっぷりと付き、くびれが殆ど無くなったぽっこりお腹になった。
「ヒップ97cm」
お尻も胸に次ぐ増量具合であった。

フェイト・テスタロッサ・ハラオウン 体重65kg 102・71・97

「失礼しました・・・」
フェイトが医務室から出た。
彼女の赤い瞳には悲しみの色が浮かんでいたが、
それは先程渡された検査結果の用紙、すなわり自分の太った事の証拠、
では無く、廊下で待っている5人、自分以上に太ってしまった愛しき人達を見てのことだった。

518547:2017/03/29(水) 23:53:33 ID:WXoq1kPg0
次に医務室に入ってきたのは、ウォルケンリッターのシャマルだった。
「シャマルさん、さっきはお疲れ様でした」
「ありがとう。でも、私はあまり活躍できなかったし・・・その上、こんなお腹になっちゃったし」
シャマルははにかみながらも、服をまくり上げた。
そうして出されたお腹には、フェイト以上に肉が付いていて、
完全に出っ張ったお腹になっていた。

「シャマルさんがサポートしてくれたから、フェイトちゃんやはやてちゃん達が勝てたんです・・・後、シャマルさんはお腹よりも胸とお尻の方がずっと凄い事になってます」
「ふふ、それもそうね」
そう、シャマルの体は胸とお尻が重点的に太っており、
先ほど見せたお腹も、その上下で医務服をはち切れんばかりに押し上げている胸とお尻と見比べたら、くびれて見えてしまう程だ。
なお、シャマルが今着ているのは胸とお尻に合わせたサイズの医務服なので、
お腹は完全に服に収まっていて、まくり上げない限り、肉が付いた事も分からなかっただろう。
顔も結構丸くなっているが、胸とお尻の巨大さを考えると、まぁ、しようが無いとも言える。

シャマル 体重73kg 120・77・118


シャマルの次に医務室に入ってきたのは、茶色の髪をした華奢な体の少女。
前にいたフェイト、シャマルの体型を考えると、この子の体はより細く見えた。
「アルフさん、さっきはお疲れ様でした。・・・すみませんが、子供モードは解除して下さい。これ、事件の報告書を作る為の検査でもあるから・・・」
「分かったよ。いやー、あんな事の後だったから、少しでもフェイトの負担減らそうと思ってたけど、やっぱダメだったか」
「その気持ちは分かります」

少女、アルフの体が大きくなっていく。
身長が伸びていき、筋肉質でありながらも程良く肉を載せた体になっていき、
事件の前のフェイトと同等の体型になった所でアルフの変化は終わった。
と思いきや、今度は横に大きくなっていく、そう太っていく。
腹や尻、手足にどんどん脂肪が付いていく一方、大きかったはずの胸、そして端正な顔には全く脂肪が付いていかない。

2度目の変化が終わった時、アルフはシャマルと同等の体重があろう肥満体となった。
彼女とは違い、胸よりも腹が突き出ている体はより`デブ`っぽく見える。
ただ顔は全く変わってないから、ある意味可愛いデブである。

アルフ 体重77kg 89・111・102

「うーーー改めてなると、本当酷いな、この体。
まっ、それでも私はフェイトを助けられただけでも満足だよ。
あのままにしておく訳にはいかなないよ・・・」

519547:2017/03/29(水) 23:54:52 ID:WXoq1kPg0
4番目に入ってきたのは、最初のアルフと同じくらいの背丈の女の子。
ただアルフとは違い、この時点で、太り気味であった。
「ヴィヴィオ、お疲れ様。良く頑張ったね」
「うん、フェイトママやアインハルトさん達と一緒に頑張ったよ。ただ・・・」
女の子、ヴィヴィオが自分のぽっこりとしたお腹をさする。
「これからはストライクアーツの練習と一緒にダイエットもしなきゃ・・・」
「でも、ダイエットは明日からにして、今晩はフェイトママも一緒にご馳走を食べよっか。頑張ったご褒美に♪」
「うん!」
「さっ、その前に検査をしないと。大人モードになって」
「分かったよ。セイグリット・ハート!!」
ヴィヴィオが、自分のデバイス、セイグリット・ハートを起動させ、
自分の身体を変化させる。
本来なら、整った体型の大人モードになるのだが、
背丈が伸びる以上に、横幅が大きくなっていく。
特に下半身の巨大化が著しい。
変化が終わった時、ヴィヴィオはシャマルやアルフ以上の肥満体の女性となった。
アルフとは違い、胸も少しは大きくなっているが
顔も少しふっくらとしていて、
お腹は胸を乗せながらも、胸より遙かに大きく突き出ている。
そして一番大きなお尻は桃の実の様な巨大さであり。
そこから伸びる足はドラム缶の様な太さであった。

高町ヴィヴィオ →体重54kg 77・70・81
→体重88kg 96・112・131

「・・・やっぱり、今日からダイエットする」

5番目に入ってきたのは、ヴィヴィオと同じ様に、丸っこい体の女の子。

「アインハルトちゃんお疲れ様。ヴィヴィオ達を助けてくれてありがとうね」
「・・・いえ、私は守り切れませんでした。ヴィヴィオさん達の体は太ってしまいました
「でも、命を助ける事は出来た。これは誇るべき事だよ」
「なのはさん・・・ありがとうございます」
なのはの言葉を聞き、アインハルトは表情を緩めたが、そこから、また違った色の気まずさを浮かべた。
「それで検査の方ですが・・・やはり大人モードでも測らないと駄目でしょうか?」
「うん、正確な結果を報告する必要があるから・・・悪いけど・・・」
「分かりました。アスティオン!」
アインハルトが、自分のデバイス、アスティオンを起動させ、
自分の身体を変化させる。
ヴィヴィオと同様、背丈と一緒に横幅も大きくなっていくが、
ヴィヴィオとは逆に下半身は殆ど肉が付いていかず、
その分、お腹と胸、そして顔に肉が付いていく。

変化が終わった時、アインハルトもまた、肥満体の女性となっていた。
その体は胸とお腹が重点的に太ったリンゴ体型であり、
体自体はヴィヴィオよりも一回り小さいが、見た目の印象はヴィヴィオよりも太って見えてしまう。
更に、顔は元の端正さを残しながらも丸々と膨れ、立派な二重あごが出来てしまってる。

「・・・・・・」
強さを追い求める`覇王`の生まれ変わりとして、そしてそれとは別に年頃の女の子としても、今の体はとても恥ずかしいらしく、アインハルトは黙りこくった。
なのはも気持ちを察して何も言わず、手早く身体測定を済ませて、アインハルトを帰らせた。

アインハルト・ストラトス →体重50kg 84・67・71
→体重79kh 116・111・88

520547:2017/03/29(水) 23:55:30 ID:WXoq1kPg0
最後に入ってきたのは、肥満体の女性。
そう、入ってきた彼女、はやては、まごうこと無き肥満体。
その体は、これまでの6人の中で一番の巨体であった。
満遍無く肉の付いたその体は、巨大なサイズであろう医務服をパツパツに押し上げている。
その中でも一番大きなお腹は、医務服に収まりきらず、
へその辺りが見えてしまっている。
顔も真ん丸く膨れているが、それは却って、ある種の可愛らしさを醸し出していた。
ただ、今、その丸顔の中にあるのは、真剣な眼差しであった。

八神はやて 体重93kg 105・123・102

「なのはちゃん・・・」
「はやてちゃんで最後だよ。この事故で被害にあった6人の身体調査は」
「6人か・・・なのはちゃん、私の考えを言わせてもらうとな・・・この結果は・・・」

「数百人の人命は守られ、その代償は取り返しの付く範囲での肥満化。うん、万々歳や!」
そう言うと共に、その丸い顔に見合った笑顔になるはやて。
だが、その言葉を聞いたなのはは、複雑そうな表情になった。
「ごめん、はやてちゃん。私はその意見に賛成できない。確かに命を救えたのは嬉しい結果だった。でも、でも・・・」

なのはは、窓の方を見る。
そこから見えるのは、太った体に苦労しながら歩いて行くヴィヴィオとアインハルト。
2人に合わせて太った大人モードで歩くアルフ。
そして、心配そうにしながら、そんな3人と一緒に帰るフェイト。
彼女の太り具合は、ぽっちゃりの程度で済んでいる、はずなのだがーーーー

「フェイトちゃんが・・・・!!」


To be continue・・・?
(続きます)

521悪星:2017/03/31(金) 09:42:25 ID:SDhKgSLo0
>>516
ウエストが136cmとなっていますが、正しくは146cmです。以降、書けた続きです。
(続き)
いつの間にか200kgを超え、肉塊と化しつつある夢見。それでも「最後までやらないともったいない」思考でゲームは続く。
次なるコマは「イケメン魔法使いに一目惚れ!魔法で出た目×5cm痩せる」だった。
出目は2とかなり悪いが、太り続けの身には嬉しかった。
B178cmW146cmH174cm体重225kg→B168cmW136cmH164cm体重199kg(続く)

522名無しさん:2017/04/04(火) 02:47:53 ID:cDLmHvyQ0
艦娘じゃない方の綾波さん投下
途中で暴走して肉塊状態に
ttp://bbs10.aimix-z.com/gbbsimg/himanka/180.png
ttp://bbs10.aimix-z.com/gbbsimg/himanka/181.png

523名無しさん:2017/04/06(木) 21:05:06 ID:za9c6gBU0
225さんの描く顎肉好き・・・

524名無しさん:2017/04/30(日) 00:57:30 ID:dgpI2/WY0
ついに29の日にも関わらず新作が途絶えてしまった
もうぼくの性欲を満たすものはこの世からなくなってしまったのですか

525名無しさん:2017/04/30(日) 04:21:03 ID:v6sYUJ.A0
>>524
そんな君がッ!
どんなに稚拙でも…ッ!どんなに自己満足でも…ッ!SSを書けば…ッ!
新作は途絶えない…ッ!

526名無しさん:2017/04/30(日) 05:05:31 ID:v6sYUJ.A0
と人に言っておいて自分が書かないのもあれなので稚拙ですが1本
某狩りゲーで最近配信されたクエストのせいで自分が陥ってる状況からふと思いついたので書いてみます。読みにくかったら申し訳ない

「あぁ〜もう!暑い!」
火山を走りながら文句を言う女性はエミル、彼女は双剣を使うハンターである。
「まぁまぁそう言わないで…これも報酬のためだから…」
そうエミルを諭すのは彼女と同じパーティーを組んでいるミミ、彼女は太刀を愛用している。
現在2人を含めた4人のパーティーは火山でモンスター達から身を隠して採掘に勤しんでいた。
エ「でもこんなのあんまりよ!あの時とは比べ物にならないくらい効率も悪いし質も良くない!」
彼女達が求めているのは鉱石の中に眠っている「お守り」である。このお守りをギルドに鑑定してもらうことで得られる「護石」には不思議な力が秘められており、これによってハンターは大きな力を得ることが出来る。
ミ「まぁあれはあのおじさんがギルドの目を盗んでやっていた事だったんだし仕方ないよ…」
エミルの言う「あの時」というのはかつて鉱石を納品するクエストにて同時にお守りを求めるハンターを見かねた報酬係の男性がギルドに内緒であるクエストを受注したハンター達にこっそりと報酬で多くのお守りを渡していたのだ。
エ「そうは言っても最近はうちのギルドにも難しい依頼が多く舞い込むようになったし質のいいお守りなんて滅多にないんだからこんなのじゃいつまで経っても難しいクエストこなせないよー!」
そう言って彼女達はクエストを達成し、手に入れたお守りを鑑定してもらった所でその結果に肩を落とすのであった。

〜集会酒場〜
エ「それにしてももう少しなんとかならないのかしら…最近は鉱石を掘ってばかりでハンターというより炭鉱夫よ」
ミ「それはそうよね…ここ最近は納品依頼ばかり受けてその採掘ついでにお守りを狙う作業ばかりでモンスターなんか全然狩ってないもの」
お互い最近のクエスト状況を思い出し愚痴りつつ、酒場で酒を飲み夜を明かすのであった。

それから月日が経ちモンスターの繁殖期も過ぎてモンスターが増えつつある中、ギルドにとある依頼が舞い込んだのであった。
そのクエストは地底火山において燃石炭を出来るだけ多く納品して欲しいというものであった。
エミルとミミもその依頼を見て、それだけ数が必要なのだからきっと多く納品した人にはさぞ多くの報酬を渡してくれるのだろうと期待して集会酒場に集まる他のハンターとパーティーを組み、燃石炭の採掘へと向かったのであった。

527名無しさん:2017/04/30(日) 05:45:27 ID:v6sYUJ.A0
そして汗水流して大量の燃石炭を納品して報酬を胸踊らせた彼女達はギルドから渡された報酬を確認した。
そこには高額で売れるプラチナで加工された製品や防具の強化に使用できるアイテムなど様々な物があったのだが…
エ・ミ「やっぱりそう美味い話はないものね…」
今彼女達が求めているものはお守りである。ある程度の資金もアイテムもある彼女達にとってはこれらの報酬は驚きはあれどそこまで喜ばしいものではないのだ。
一緒にクエストを受注した2人のハンターもエミル達と同じだったのかあまり明るい表情をしてはいなかった。

それから数日経ってもまだ目標数に足りないのかこの依頼はギルドのクエスト一覧に残っていた。
他に比べれば報酬はいいからとエミルとミミもこのクエストを受け続けていたがこの日に事件は起こった。

エ「暑〜い…ダルいよー…」
ミ「まぁ何日も通っているとはいえここの地形は複雑だからねぇ」
そう言いながら採掘をしていると、なんと彼女達の前になんとモンスターが現れた!
エ「ええっ!?嘘でしょ!?」
突然現れたモンスターに驚くエミル、しかしミミはモンスターを見てあることに気づいた
ミ「このモンスター、少し小さくない?」
そう、彼女の言う通り目の前に現れたモンスターはまだ若く、あまり成長していないモンスターだったのだ。
しかし若いモンスターだろうとモンスターはモンスター、近くに居るハンターでない者達にとっては脅威でしかない。
エ「近くに人も居るからあいつを倒さないと!」
ミ「わかったよ!」
そう言って飛び出すエミルとミミ、パーティーを組んでいた2人も事態を把握したのか一緒にモンスターの狩猟に参加する。

それから数十分、まだ若い個体であった事も幸いしてモンスターは地に伏した。
エ「ふぅ、怪我人が出なくて良かった〜」
ミ「それにしても繁殖期が近かっただけあってこの調子だとこれからモンスターが現れる日も多くなるかもしれないわね…」
そんな会話をしながら彼女達はクエストを達成してギルドから報酬を受け取ったのだが…
ギルド職員「地底火山に現れたモンスターを狩猟して下さったそうですね。あなた達もご存知とは思いますが現在地底火山はあのクエストのせいでハンターでない方も普段より多いです。」
「そんな時に現れたモンスターを狩猟して下さった皆さんに自分は必要ないからと一般の皆様からこれを渡して下さいと言われましたのでこちらもどうぞ」
そういって彼女達に手渡されたのはなんと袋一杯に入ったお守りである。
エ「う、嘘でしょ!?こんなにたくさん!?」
ミ「信じられない…」
求めていたものが突然予想を遥かに上回る量で手に入ったのだから彼女達は空いた口が塞がらない…
そして2人はこれを見てふとある事を思いついたのだ。それは至極簡単で納品は最小限、地底火山に現れたモンスターを狩猟することでハンターでない人からの感謝の品にかけようというものである。
それからは繁殖期から日も浅いこともありそこまで強力でないモンスターを手早く狩るために、エミルは普段使わないライトボウガンを使ってモンスターを拘束する役を受けることにしたのである。
この作戦は見事に当たり、地底火山への往来が数時間である事以外はモンスターを狩るだけで大量のお守りが入手出来てお金も増えてウハウハである…のだが

ミ「エミル…ちょっと言いにくいんだけど…最近なんだか丸くなったよね…?」
エ「えっ?そうかなぁ…そこまで変わらないと思うけど…」
ミ「うーん、気のせいかなぁ…」
ミミがふとエミルを見て感じたその疑問は決して間違いではない。あれから地底火山に現れるモンスターを狩り、お礼のお守りを貰うも目的のものは未だに手に入っていなかった。
そのためこれまでは双剣を使い所狭しと駆け巡って戦い、納品クエストもあちこち移動していたエミルだが、最近はライトボウガンであまり動かない戦いしかしておらず、納品もそこまで積極的ではない。にも関わらず食事は双剣時代とほとんど変わらないのだから消費されない分は嫌でも体に貯まってしまうのは当然である。
エ「それよりミミの方こそ太ったんじゃなーい?」
ミ「そっ、それは…」
これも事実である。お礼によって普段より自由に使えるお金が増えたことで食事のグレードアップや間食の増加により、ミミの体にも脂肪は貯まっていた。
ミ「この話はやめやめ!今日こそ目的の物を手に入れようね!」
エ「あっ!話そらした!」
そんな会話を交わして2人は今日も地底火山へ赴くのであった。

528名無しさん:2017/04/30(日) 06:33:09 ID:v6sYUJ.A0
しかしそれからも目的のお守りを手に入れる事が出来ないまま時間ばかりが過ぎていた

〜エミル宅〜
エ「うぅ〜っ!…やばい…やばいよぉ…」
そう呟くエミルの前には千切れてしまったライトボウガン用の装備があるのだが…サイズがエミルの体に対して小さいものになっている…実際は彼女が(横に)大きくなったせいなのだが
あれからも食生活を変えることなく生活していたエミルだが流石に少し前から肉によって装備がキツくなっていた事に気づいてはいた。のだが染み付いた食生活はそう簡単に変えられずに今に至るのである。
エ「ミミにああ言われた時に素直に食生活をなんとかしておけばよかった…」
仕方なくエミルは加工屋へ行きツーサイズ上のサイズの装備を新調して酒場へ向かうのであった。

〜ミミ宅〜
ミ「これは流石にやばいよね…」
鏡を見ながらそう言うミミの体は、エミル程ではないとはいえ肉が付き防具を内側からギチギチと押し上げていた
それまでの装備をだましだまし着ていたエミルとは違い、自分が太ってきていたことを自覚していたミミは防具を新調し、ダイエットにも励んでいたのだが目的の物を手に入れた同行者の祝いの宴などにも参加することが増え、努力は無意味なものとなってしまっていた。

そして酒場で待ち合わせていた2人は合流し、今日も例のクエストへ向かう。
2人ともお互い太った事を理解しているがとても他人の事を言える体ではないのでその事についてはだんまりである。

〜クエスト終了後〜
エ「うぅ…やったー!」
ミ「遂にやったね!エミル!」
長い努力もようやく実り、2人は遂に目的のお守りを入手出来たのだ。
エ「これでようやくワンランク上のクエストにも挑める!早速明日から挑もうよ!」
ミ「そうね!そうしましょう!」
そう喜ぶ2人を見ていた酒場のハンター達は理解したのか彼女達を祝い、飲めや歌えやの大騒ぎである。
当然主役となる2人も酒やご馳走を勧められその日は夜遅くまで宴会が行われた。

〜翌朝〜
〜エミル宅〜
この日エミルは顔を真っ青にしていた。
その理由は当然といえば当然だが双剣のための装備が着られないのである。
エ「そうだった…私太ったんだった…」
久方ぶりに着る装備によってその事実に直面した彼女は今度は双剣用の装備を新調して酒場に向かうのであった

〜ミミ宅〜
昨夜大量の酒を飲んだミミはふとスースーとした感覚で目が覚めた。
少し寝ぼけ気味なミミは下着のまま寝てしまったかと思い起き上がると着ていた防具がカランと床に落ちた。
ミ「…あれ…?」
一瞬何事かと理解出来なかった彼女だが少しして状況を理解した。なんと脂肪によって着ていた防具の留め具が壊れてしまっていたのだ。
ミ「う、嘘でしょ…?」
そうして彼女も急いで加工屋へ行き装備を新調するのであった。

そして酒場で今まで受けられなかったクエストを受けた2人はいざゆかんとクエスト出発し、モンスターと相対する。
…ここまでは良かったのだがここから2人は散々な目にあってしまう。
エ「ふぅっ…ふぅっ…も、もう動けない…」
まずエミルは双剣をしばらく使っていなかったことと太ったことによる運動能力低下によってかつての戦い方が出来ずすぐにバテてしまいモンスターから逃げるので精一杯になってしまった。
ミ「エミル!今助けるから!っととああっ!弾が!」
ミミの方はというと太ったことと強力なモンスターとの戦いであるため焦りから体の肉が邪魔をしてリロードがもたつき、大きく隙を見せるようになってしまった。
当然こんな状況ではクエストを達成することも出来ず、2人はボコボコに痛めつけられてギルドに回収されるのであった。
エ「うう…こんなはずじゃ…グスン」
ミ「流石に痩せないと不味いよね…」
こうしてせっかく本格的なハンター業を開始出来ると思った矢先、今度はダイエットのために2人はハンター業を休止せざるを得なくなるのであった。

QUEST FAILED

529名無しさん:2017/04/30(日) 06:38:48 ID:v6sYUJ.A0
どうにも肥満化までの前置きが長くなってしまって申し訳ないです…
お目汚し失礼しました〜

530名無しさん:2017/04/30(日) 08:37:21 ID:01Wtv7S60
乙です、ないなら自分で作るって言う心意気に惚れる
あとその某狩りゲーってのに興味が湧いたので差し支えなければ教えて欲しい…


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板