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肥満化小説・肥満化絵投下スレッド その4

500名無しさん:2017/02/08(水) 19:43:15 ID:aKWPs8J60
<多頭竜ヒドラ討伐>

カメのような分厚い甲羅を持つこのヒドラは、歩くだけで大地を揺らし、また毒を吐くことからも人々に恐れられていた。かつては勇者一行ですら手を焼いたという危険極まりない生き物である。しかし、どうしたものか参加者がやけに多い。それだけの強者ばかりが揃っているようにも見えず、ベルは首をかしげた。そうこうしている内に、引率していた係員が道具を配り始め、別の係員が声を張り上げた。

「みなさんにはヒドラが通った跡の除染作業にあたってもらいます! 防具をつけてから順番に除染液を受け取ってくださーい!」
「え?」

討伐任務だと聞いていたベルは何が何やらといった表情だ。受けるクエストを間違ってしまったのだろうか? ベルは他に参加していた、どう考えたって戦えそうにない年配の男性に話を聞いてみた。

「あの、すみません」
「ん? なんですかなお嬢さん」
「これってヒドラの討伐クエストですよね? やることってこれだけですか?」
「お嬢さん、あんた初めてかい? そうだよ、わしらのやることは蛇さんだか、カメさんだかが通った跡をきれいに掃除するっちゅうことだ」
「と・・・『討伐』って言ってましたよね・・・?」
「あぁ、そういうのは全部ロボットがやってくれとるよ。最近のはほとんどそう。わしらがやるのは危険のない簡単なお仕事だけ。いやぁ〜いい時代になったもんだ」
「は、はぁ・・・そうですか・・・」

通りでロクに戦う装備をしていない者がたくさんいるはずだ。

そのまま仕事は淡々と進んでいき、お昼にはおいしいお弁当とお昼寝休憩がついて、夕方には帰ってこれた。なにかおかしい。そもそも思ってたのと違うし、それ以上になにかおかしい。そんなことを考えつつも、そんな生活が数日間続いた。

「・・・お姉ちゃん・・・太った?」
「・・・」

ダイエットをするどころか、おいしくて安価なたっぷりのお弁当を、毎日残さず平らげていたベルの体は、たった数日でさらにふくよかさを増していた。

「お姉ちゃん・・・このままじゃエルフじゃなくてドワーフになっちゃうよ・・・」

ハンナは呆れながらもベルの豊満なお腹を叩くと、ポンポンといい音を立てて柔らかい腹肉がポヨンポヨンと波を打つ。

「や、やめてくれぇ・・・」

ベルは顔を真っ赤にしながらも力なく抵抗するが、もう情けないやら恥ずかしいやらで訳が分からなくなっていた。はたしてベルが元の美しい体系を取り戻すことはできるのだろうか。生きるのに困らない楽園というのも考え物である。


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