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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第111話☆
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魔法少女、続いてます。
ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所です。
『ローカル ルール』
1.他所のサイトの話題は控えましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
・オリキャラ
・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)
『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。
【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
読み手側には読む自由・読まない自由があります。
読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。
前スレ
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第110話☆
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12448/1302424750/
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雷光さんは突風で吹き飛ばされてるところしか想像できない
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嵐の中取り残された子犬を助け、
ずぶ濡れで帰ってきた雷光さん
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その犬と一緒にハッスルして暖めあうわけか
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統べ子「下僕よ、バターを持って来い」
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>>234
混じってる混じってるwww
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レヴィ「ディアーチェ、アナルに塗るならワセリンのほがいいってフェイトがドヤ顔で言ってた」
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>>188
まったく小学生は最高、なんですね? 分かります
もう俺、あの声を聞くとロリきゅーぶしか連想できなくなってきたぜ……ッ
まあそんなわけで(!?)ロリエロでも投下すっかな!
オリキャラあり、V時空、リオ、コロナ、エロ! ロリエロ!
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サンクト・ヒルデ魔法学院、夕闇のサバト! 繰り広げられる教師と生徒の淫猥なる関係!! 【前編】
「さて、それじゃあ今日の授業はここまでだ。みんな早くうちに帰るんだぞ」
一日の授業の終わりを告げるベルが鳴り、教壇に立つ男性教師がそう告げた。
サンクト・ヒルデ魔法学院初等科四年生の生徒たちは、一斉に席を立ち、ある者は家に、ある者は部活に、ある者は帰り道の道草に、それぞれ若い溌剌さのままに駆けて行く。
しばしその場で談笑する子もいたが、それも長くは続かず、友達と連れ立って教室を後にする。
掃除当番が片付けた後、残っていたのは教師の青年だけだ。
暮れなずむ夕日が差し込み、教室の中を鮮やかな茜に染め上げる。
男性教諭は一人教壇に佇んで、じっと時計の針を眺めていた。
一体、そんな場所で、そんな時間に、誰を待っているのか。
答えはやがて訪れた。
金属スライドが擦れ合う音を伴って、戸を潜る小さな影。
天真爛漫な笑みを湛えた少女の姿。
「せんせぇ、お待たせ」
にっこりとひまわりのように微笑むのは、短い黒髪と八重歯が活発な印象を与える黒髪の少女。
誰あろう、青年教師の受け持っているこのクラスの生徒である、リオ・ウェズリーだった。
ふわりふわりと短いスカートの裾を揺らして、リオは教師の元へ小走りで近づく。
見上げる澄んだ双眸は、飼い主を弄う子猫のようだった。
「ふふ……せんせぇ待った?」
「ん、まあちょっとね」
「どうどう? 寂しかった?」
さらりと髪を揺らし、リオは小首を傾げて問う。
口調も仕草も、とても教師に向ける生徒のそれではない。
完全に親密極まる間柄でのものだった。
それも友人というよりはむしろ――男女の間。
果たして二人の関係は、その予測を裏切らない。
「ああ、凄く寂しかったよ。朝も昼も、ずっと先生と生徒をしてなくちゃいけないからな」
「そっか、じゃあ、今からは――違うね」
青年は身を屈め、少女はその細い腕を彼の首に絡める。
距離はあっという間に消え去って、二人の顔が、唇が重なった。
やさしく唇を合わせると共に双方舌を出し合って、ぴちゃぴちゃと唾液を絡めて互いを求める。
決して教師と生徒、大人と子供がしていいものではない。
完全に良識の境界線を越えていた。
もちろん、それは二人とも承知の上。
彼らは禁忌という名の果実の甘美な味わいを、思うままに貪っていた。
「はぷっ……んぅ……ちゅ、ぱ、じゅる……」
必死に自分にしがみ付き、稚拙ながらも舌を絡めて口付けをするリオを、青年はギュッと抱きしめて舌を絡め返す。
優しく頭を撫で、背中を撫で、小さな尻から太腿までのラインをたっぷりとさする。
幼い肢体は、その小ささとは真逆に、与えられる愛撫へ従順に応えた。
舌を口腔に捻じ込まれる度、身体をまさぐられる度に、頬を紅潮させ、そして目を潤ませていった。
何度も何度も繰り返した果て、そっと身体を離した時、そこにあの溌剌とした少女はなかった。
「はぁ……はぁ……」
僅かに息を乱したリオの顔は、真っ赤に染まって、綺麗な瞳はとろんと蕩けて過剰なほどの色気を漂わせている。
完全に、発情した雌の貌。
決して少女の見せて良い様ではなく、だがそれ故に堪らないほどにいやらしく、美しい。
教師の青年は、己が開花させた花の見事さに舌舐めずりをして、黒い欲望を滾らせた笑みを浮かべた。
自然に手がリオの制服の胸元に伸び、脱がせに掛かる。
抵抗などない、少女は彼の行う全てを受け入れている。
だが、その時だ。
「あ! 二人とも!」
教室のドアを開けた先に、一人の少女が驚きとも怒りともつかぬ顔で立っていた。
二つに結った長い髪を揺らしているのは、コロナ・ティミル。
リオのクラスメートであり、同時に友人でもある。
目のまで親友と担任教師の痴態を見て、彼女は一体どうするか。
その結果もまた、条理を超えたものだった。
「もう! 勝手に二人で始めてる! 今日は私も一緒にって言ったのに!」
そう言いながら、コロナはドアを閉めると共にずかずかと二人の元に歩み寄る。
ぼぅ、っとキスの余韻に蕩けるリオを差し置いて、彼女もまた顔を寄せて教師に口づけた。
軽く舌を交わらせ、唾液をこくこくと飲み干すコロナ。
まるで餌に餓えた雌猫がミルクにありつくように、舌と舌を合わせ、愛欲を貪る。
つぅ、と唾液の橋を架けながら顔を離し、少女はにっこりと嫣然に微笑んだ。
「じゃあ、今度こそ二人一緒に、ね? せんせい」
コロナはそう告げると、傍らのリオに目配せする。
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頷いた様子から、二人が何かを示し合わせていたのは察しがつく。
その予感に過たず、少女たちは共に、己の衣服を脱ぎ始めた。
するすると幼い少女の衣が一枚一枚剥がれて行く様は、男からみれば垂涎の光景だ。
頬を染め、情欲の期待に瞳を光らせる姿も淫靡にそそる。
しかしそれ以上に、リオとコロナが制服の下に比していた衣裳が、彼の目を惹き付けた。
「へぇ、これはこれは……」
感嘆を漏らした彼の目の前にいたのは、それぞれに運動用の着衣を身に着けた少女たちだった。
リオが着ているのはスクール水着。
コロナが着ているのはブルマと体操着。
どちらも学校指定の運動着であるが、夕暮れの教室という普通でないシチュエーションともなれば、倒錯的な欲望を一層引き立てる。
目的はもちろん、彼の欲情をそそる為に他ならない。
「えへへ、どう? 似合う?」
「せんせい、こういうの好きだよね」
口々にそう零しながら、スクール水着の水抜き部分やブルマの端を引っ張り、伸縮性の高い生地の合間から白い柔肌を僅かに晒す。
たったそれだけの行為だが、彼女らの内に秘めた淫欲の為か、少女には不相応の色香があった。
期待に胸が躍り、欲望に股間がはち切れそうになる。
獲物を前にした肉食獣さながらに舌なめずりして、彼は答えた。
「ああ、大好きだよ、凄く似合ってる。それじゃあ早速、楽しませてもらおうかな」
ネクタイを緩めながら青年教師は手近な椅子に腰掛けた。
彼がナニを求めているのか、分からないリオとコロナではない。
今までたっぷりと心身に刻み込まれた調教の賜物とばかりに、二人の少女は青年に近づき、手を伸ばす。
必要以上にゆっくりと、焦らすような手付きでズボンのファスナーに触れるや下ろしていく。
金属の噛み合う音が響き、内側の下着をずらせば、既にたっぷりと血の巡った男性器が禍々しい顔を覗かせた。
皮はずる剥けで、血管が幾重にも浮いた雄々しいペニスの姿に、少女たちは驚くどころかむしろ嬉しげな顔を見せた。
極上の餌を前にした猫のようにちろりといやらしく舌なめずりし、まずは優しく手で扱きだす。
「まずは一発目」
「すぐ気持ちよくしてあげるね?」
蕩けた眼差しで上目遣いに見つめながら、妖艶とも取れる囁きが甘く響いた。
リオが竿をゆるやかに扱き、コロナの指が亀頭や裏筋をこりこりとくすぐるように撫で、玉袋をさする。
二人がかりの愛撫は正に熟練の極み。
さながら一人の人間に四本の腕があるかの如く、息をぴったりと合わせて攻めかかる。
しかも二人は、体操着とスクール水着に包まれた体をこれでもかと青年に押し付けてきた。
薄い胸とその二つの肉豆の突起を服越しに擦りつけ、白く艶かしい太腿を絡める。
唇から漏れる甘くかぐわしい吐息と相まって、その官能は筆舌に尽くし難い。
次第次第に高まる快楽のボルテージ、射精の欲求が徐々に限界値に近づき、教師の息遣いも荒くなる。
それを指先に伝わる感触で悟ったのか、二人の愛撫もさらに加速した。
「ん、ぴちゃ……せんせのおいしい」
「ちゅッ……ちょっと、塩辛いね」
紅く蠢く二つの舌が、ちろちろとカリ首の辺りを舐める。
竿を扱く手はそのままに、舌だけはまるで別の意思で統率されているかのように動くのだ。
カリを責めたかと思えば先端の鈴口をつつき、また裏筋に戻っては幹の側面をなぞり、口付ける。
変幻自在に肉棒に奉仕する、手と唇と舌の妙技。
先走りの量はどんどん増えていき、もはやペニス全体をてらてらと濡れ光らせるほどになっていた。
手が扱く音もの乾いたものからにちゃにちゃと艶めいた水音に変わり、淫欲を高める。
そろそろ限界が近いことを察したリオとコロナは、最後の最後とばかりに、愛情をたっぷり込めて幹に甘噛みした。
刹那、白濁が爆発した。
「う、ぉお!」
教師の呻きと共に、びくんと震える肉の凶器。
脈動する肉竿の動きに合わせて、先端から溢れる青臭い精液の迸りが二人の少女に降り注ぐ。
ぱたぱたと顔や髪に浴びせられる精子に、リオとコロナは陶然と目を細め、うっとりと感慨に耽った。
頬についた白濁の汁を、二人は迷う事無く指で掬って口に運び、舌で舐め取る。
「せんせいの精子だぁ」
「ちゅぷ、おいしぃ……」
蕩けきった、理性と正気の飛んだ目で、二人はぶち撒けられた精液を最上の甘露とばかりに飲み干す。
白く細い喉を鳴らし、たっぷりと掛けられた白濁のミルクはあっという間に飲み干された。
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指先で糸を引く汁気の名残を、リオとコロナは名残惜しげに舌を這わせ、ちろりと舌先で掬う。
だが淫蕩で貪欲な雌猫たちの期待を裏切らず、一度射精しながらも彼のペニスは隆々と屹立していた。
雄々しく反り返るその威容に、幼い淫婦たちは唇の端を吊り上げて、微笑んだ。
もどかしいような指使いで竿を撫で、亀頭をさすり、視線を交わすリオとコロナ。
静かに見つめ合う二人だが、その静寂の中には熾烈な意思の交錯があった。
同時に青年へと視線を向けるや、少女たちは甘い媚を溶かした言葉を彼へと投げかける。
「ねえねえせんせぇ、今日は私からしよ?」
「リオずるい! 前はリオからだったんだから、ねえ、今日は私から、ね?」
熱く脈打つペニスをそれぞれに撫で、さすりながら、二匹の雌猫はそれぞれに我こそはと哀願する。
愛らしく淫らな少女たちのおねだり。
どちらを選ぶかはある意味究極の選択に思える。
が、青年はあっけないほど簡単に答えた。
「そうだな、じゃあ今日はコロナからしようか」
「えー!? そんなぁ」
「やった! ほらほら、じゃあ早くしよ?」
袖にされたリオを一瞥をくれるや、選ばれたコロナは我先にと青年の前に出る。
硬く屹立した肉棒の先端をちろちろ舐めながら、上目遣いに急かす。
愛らしい小さな淫婦の姿に満足げな笑みを浮かべながら、青年教師は頷いた。
「ああ、じゃあ机に上に乗ってごらん。今日は、そこでしてあげるよ」
促されるままに、コロナは手近な机にブルマに包まれた小さな尻を乗せた。
尻を乗せ、手を大きく後ろに回した少女は、そのしなやかな両脚を開いてブルマのクロッチ部分を見せ付ける。
ふっくらと盛り上がった紺色の生地は、一部の隙もなく少女の秘所に張り付いていた。
割れ目の凹凸がかすかに垣間見える事から分かるように、下には本来付けるべきショーツの類は付けていないのだろう。
青年がそっと指を伸ばし、浮き上がるラインをなぞる。
途端に、コロナの唇からは、えもいわれぬ声音が漏れた。
「んぅ、ふぁ……」
押し殺そうとしても溢れる喜悦の響き。
快楽の残響。
たった一声でさえ雄の官能をくすぐる。
一度射精したばかりの彼のペニスは既に臨戦態勢を整えていた。
目の前に捧げられた媚肉を、貪らぬ道理はなく、そのつもりもなかった。
まずは前菜とばかりに、湿り気を帯びたブルマ越しに秘裂を肉棒でなぞる。
双方もどかしい快感に身を戦慄かせ、劣情が高まる。
焦らすように数回ブルマに擦りつけると、肉棒も雌穴も互いに分泌物でびしょ濡れになった。
男はそろそろ頃合かと見計らうや、おもむろに指を濡れたブルマのクロッチ部分へと近づけた。
股部分を覆う生地をめくってみれば、案の定、下着の邪魔なしで露になる桃色の媚肉。
とろとろとした透明の粘液を垂らし、男に貫かれるのを今や遅しと待ちわびる雌の穴だ。
漂う甘酸っぱい少女の香りに誘われるように、彼は己自身を推し進めた。
くちゅり、と音が立った瞬間……一気に体重を掛ける。
粘着質な音の連なりの果て、狭い狭い肉穴を硬い剛直が貫いた。
「うぁぁはぁぁあッ!!」
甲高い少女の嬌声が教室に木霊する。
強烈な一撃を前に、コロナはたった一回の挿入で絶頂に達したのだ。
待ちわびた肉棒のもたらす恍惚、甘やかな衝撃。
意識は桃色の霞に覆われ、細い四肢がびくびくと痙攣する。
だがそれで終わるわけがない。
彼はまだ入れたばかりなのだから。
「ひぃ、あうぅ!! しゅ、ごぃ、せんせぇのおちんぽ、深いとこまできてる、きちゃってるぅ!!」
涙と唾液で顔をぐしゃぐしゃにして、コロナが喘ぎ叫んだ。
絶頂に達したばかりの敏感な身体に上書きされていく快感が、神経を駆け巡り、焼き尽くす。
幾ら慣れているとはいえ、子供と大人、あまりにサイズが違うものが出入りすれば膣壁は過剰なほどにこそげられるのだ。
暴力的な快楽の嵐を前に彼女の意識や理性は、か細く脆かった。
普段の可憐な少女の様などそこには微塵もない。
ただ男に犯され、屈服し、蹂躙される事に悦んで喘ぐ一匹の雌だ。
深く突き入れられる肉棒は、コロナという少女を形成する諸々を破壊し、粉砕した。
「もっと、もっとついて! せんせいのちんぽねじこんで、いれてぇ!」
「まったくそんなにがっついて、コロナはわがままだなぁ。まあ、言われなくてもしてあげるけどね」
「ひぁん! しゅごいぃ、おなかの、おくぅ、子宮まできてるぅ! だして! 精子いっぱいだし!」
少女の狭い秘所の最奥まで貫き、容易く届く子宮口に肉棒を叩き付ける。
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狭く小さな穴の中で、何度なく挿入を繰り返す。
コロナの求めに応じるのは存外に早かった。
一際強い突きいれの瞬間、彼の腰がびくりと震える。
「ひぃう! でてりゅぅ! せんせの精子でちゃってる! また……またイくぅ!!」
どくどくと吐き出される灼熱の奔流、子宮口をこじ開けられる快感に、コロナは深い絶頂の縁に追いやられた。
机の上で痙攣し、忘我の果てに恍惚と震える少女。
意識が飛びかけたのか、とろんと蕩けきって正気の光が消えた瞳に力はない。
ずるりと肉棒を引き抜くが、彼の象徴は未だに萎えていない。
むしろ教え子を教室で、それも体育着姿で犯すという興奮に、一層硬くなっているようにも見えた。
そして、その肉棒を物欲しそうに眺める少女が一人。
「ねえ……コロナおわったでしょ? そろそろ、私のこと、おかしてよぉ」
愛玩の涙声を零しながら彼の腕に縋りつく、リオの姿。
今までコロナと彼の激しいセックスを見ながら、独り自慰をして自分を慰めていたのだろう。
スクール水着の股ぐらはすっかり濡れきって変色し、白くしなやかな太腿の間には幾筋もの水気が滴っている。
興奮の為に分泌された汗もまたうっすらと水着を湿らせ、腕に纏わりつく細い指と濡れたナイロン生地の感触が、またさらに男の劣情を刺激した。
「よし、じゃあ教卓に手をついて、お尻をこっちに向けて」
早く彼に貫かれたいのか、リオは速やかに指示に従う。
いつも彼が立って生徒たちに勉強を教えている教卓に手を付き、スクール水着に覆われた小さな尻を向ける。
黒髪を揺らして振り返れば、涙で潤んだ瞳が情欲を急いた。
八重歯の覗く口から唾液を一筋垂らしたいやらしい顔で、美少女の淫靡ないざないが零れた。
「ほら、はやくぅ……私もう、がまんできないよぅ」
するりと伸びた白い手が濡れたクロッチ部分を横にずらせば、とろとろと愛蜜を溢れさせた膣口が物欲しそうにヒクヒクと蠢いていた。
綺麗なサーモンピンクの入り口が蜜に溢れて花開いている様に、彼が情欲の炎を滾らせないわけがない。
既に二度達している肉棒はそんな事実などないかのように、硬く熱くいきり立っていた。
だがすぐに入れるような無作法はしなかった。
まずは入り口にくちゅくちゅと先端を触れ合わせ、スクール水着に覆われた尻の谷間に竿を滑り込ませる。
期待していた快楽が来ない事にリオが抗議の視線を送るが、それは軽く無視して愛撫を続ける。
小さな双丘の柔らかさと張りを、ナイロン生地のざらつきと汗がもらたす湿り気とを合わせてたっぷりと味わった。
そして男のがっしりとした手が伸び、水着に包まれた少女の胸に覆いかぶさる。
発育という言葉すら遠い、薄い胸。
だが少女らしい柔らかな膨らみが微かにあり、頂上には小さな蕾のこりこりとした感触が確かにあった。
爪先でかりかりと掻いてやれば、効果は劇的だ。
「ひゃぁ! や、やぁ……おっぱい、ちくびいぢったら……ふにゃぁ! ……きもちいいよぉ」
すっかり性感帯に調教された肉豆をころころと弄られ、尻肉に竿を押し付けられ、喘ぎ声を上げて震えるリオ。
興奮によって湧き上がる汗がスクール水着に染み込んで行き、プールで使用した塩素の匂い、少女自身の甘い香りと混ざり合って、なんともいえない媚香となる。
うなじのから背筋にかけてのラインにちろちろと舌を這わせながら深く呼吸してみれば、肺腑に染み渡る天然の香水が堪らなくかぐわしい。
すぐにでも挿入したい衝動を我慢しながら、彼はさらなる責めを加えた。
するりと伸びた片手が、なだらかな下腹部を這う。
向かう先はその下、スクール水着の水抜き部分だ。
胴と別の布地で形成されたパンツ部分は、上から手を滑らせれば……着衣のまま花芯に到達できる。
「はぁぅんッ!!」
甘い叫びを上げてしなやかな背をのけぞるリオ。
唐突に背筋を駆け巡った快楽の電流に、思わず目を白黒させる。
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水抜き部分から差し込まれた指は、手先の感覚だけで見事に少女の陰核を探り当てた。
女の身体の中で一番敏感な部分を無遠慮に弄られ、暴力的快感を前に幼い少女の体は電気でも流されたかのようにびくびくと打ち震えた。
乳首とクリトリス、感じやすい二つの肉豆を転がされて高まる性感。
全身が性感帯にでもなるのではないかというほどに上昇していく快楽のボルテージの果て、男は頃合を見計らい、股間部分の水着を横にずらした。
そしてリオがそれに気付く一瞬前……思い切り腰を叩き付ける。
「ッッ!!!」
声にならない絶叫を迸らせ、少女の白く細い体が撓った。
もはや意識を彼岸の果てまで飛ばし、強烈過ぎる快楽の泥沼に沈んだリオは唇の端から唾液を垂らしただらしない顔で痙攣を続ける。
たっぷりと性感を高めてから一気に肉棒を最奥まで貫くという責めは、想像以上に効いたようだ。
一発で絶頂に達し、意識は遥か彼方に消え去った。
だがもちろん、彼はその程度では満足していない。
なにせ入れたばかりなのだから、言うまでもなく腰は跳ね上がる。
「ひぃぁ!? はにゃぁ! や、やぁ、だめぇ! イったばっかり、だからぁ、もっと、やさしく……はぅぅ!! しゅごぉ、おまんこのおくぅ! しきゅうえぐりゃれてるぅ!!」
絶頂したばかりの敏感な身体に、容赦なく加えられる快楽暴力。
散々開発した子宮口を肉棒で打ちのめされる恍惚に、もはやリオの言葉はろれつが回らなくなっていた。
教卓に手をつかせたままバックで犯すというシチュエーションが興奮するのか、彼の肉棒もいつになく大きく、硬い。
湧き上がる熱情のままに愛撫も激しく、後ろから少女の細い肢体を掻き抱きながら、手は薄い胸や秘所を責め、吸い付いたうなじから耳まで舐め回す。
開発した性感帯を幾つも同時に責める恍惚の嵐を前に、長く耐えられるわけがない。
子宮口にペニスがディープキスをする度、絶頂の頂は再び近づいてくる。
スクール水着の濡れた尻に男の腰が叩きつけられ、パンパンと規則的な音を立てる。
湿った音に混じる少女の甘い喘ぎ、汗と少女の香り。
さらにそれが学校の教室だというのが背徳感に拍車を掛け、肉欲にスパイスを増す。
そして、抜けそうな程に引き抜いたかと思えば……たっぷりとストロークを付けた挿入がとどめとばかりに子宮を押し上げた。
「ふぁああああああああ!!!」
絶叫に近い嬌声、真っ白に染まる意識、これでもかとのけぞる細い肢体。
今までにない絶頂の濁流がリオの精神を飲み込み、押し流し、痙攣して震える。
撓るしなやかな裸身に合わせて、きゅうきゅうと締まる蜜壷。
膣壁のもたらす狂おしい快楽を前に、彼も再び絶頂に達した。
狭い膣の中で跳ね回った肉棒は、子宮へと惜しげもなく精液を注ぎ込む。
流れ込む熱い熱い、精の脈動。
恍惚の熱に、リオは忘我の悦びに堕ちる。
「しゅ、ごいよぉ……せんせのおちんぽ、びゅくびゅくって……あついミルクでてりゅぅ……」
ずるりと肉棒を引き抜けば、まだ射精の余韻で吐き出されるザーメンが小さな尻に点々と白濁色を散らす。
スクール水着をたっぷり汗と愛液、そして精液で湿らせて、リオは深すぎるオーガズムにぺたりと座り込む。
それでもまだ自分を貫いていた肉槍が名残惜しいのか、蜜と白濁液でたっぷり濡れた竿に頬を寄せて、ちろちろと舌先で舐めた。
「あ、私も私も、せんせいの舐めるね」
先にイかされて呆然としていたコロナも意識を取り戻したのか、リオの隣にぺたんと座って舌を伸ばしてきた。
最初のように、二人同時の愛撫刺激が肉棒に絡みつく。
親友同士、息のあった、まるで二つで一つの生き物のように舌は蠢き、愛液と精液の滴りを掬い取る。
上気した頬を汗の雫で濡らした二人の少女が熱心に肉棒をしゃぶる様の、なんと妖艶な事か。
情欲の熱に蕩けきった瞳の淫らさは、もはや淫魔さながらだ。
既に三度射精しているが、男の肉棒は未だに萎えず、隆々と天を突いている。
少女たちの舌技を恍惚と堪能し、夢見心地を味わう青年。
そんな、時だった。
乾いた金属レールの噛み合う、ドアがスライドする音。
バッグが床に落ちる鈍い音。
少女が息を呑む微かな音が、響く。
「え……リオ、コロナ……なに、してるの?」
目の前に光景に驚愕し、戦慄き、乙女は震えた声を絞り出した。
そこにいたのは一人の少女。
リオとコロナの、もう一人の親友。
輝くブロンドを二つにくくった、オッドアイの美少女――高町ヴィヴィオの姿だった。
続く
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はい投下終了。
まったく小学生は最高だぜ!
というわけで最近マイヒットのロリスポコンアニメにちなんでロリエロでも、と。
前後編、後編はヴィヴィオにぬっぷし肉竿をぶちこんでみるよー!
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おまわりさん、ここです。
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GJ、まったく小学生は最高だぜ!
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どうした?紳士たちよ
語らないのか
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劇場版の情報も無いしさすがに燃料が足りなくなりつつあるな
なのは好きでもvividとフォースは読んでない人も多いだろうし
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VとFはまだ連載途中だから奥まで踏み込めないのがなぁ
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Vのルール使って模擬戦とか?
で、あのよく破れるバリアジャケットがお約束通りはだけてキャットファイトに移行
職人さんたちは月末からのスバル祭り用に充填期間と思いたいな
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Forceの単行本一気読みしてたら、師匠兼上司と同じく仕事一筋で恋愛に免疫の無いティアナが
背も伸びて完全無欠のイケメンとなったエリオに良いように手玉に取られるという電波を受信したんだが
この素敵電波を発信したのはどなたかね?
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トーマきゅんが可愛いすぎて、エリオにアンアン言わされるトーマきゅん妄想が止まらないぜ
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Vはぶっちゃけスピンオフ的な作り方だからとっつきやすいよ
作風的にもおそらく見たまま説明されたままのキャラばかりかと思う
あらかたのバックボーンも説明済みだから今までのシリーズにゲストキャラが増えた感覚でいい
Fは深層心理やらトラウマやら人生やら人間関係やら、キャラ把握に深刻な設定がいきなりくるから難しい
緊急事態ばかりで、日常描写とプライベート的会話や情報が少ないから会話がひたすら作りにくい
トーマ、リリィ、アイシスあたりがやっとわかってきたかんじか?
二次創作的には17話のみで、その他全話分以上の情報量だったわw
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すまん、17話と18話前半か
それと劇中の時間が確か4日程度なんだよな、で、3日程度はトーマが寝込んでるか暴走してる
ラブイチャはトーマ達がエロれる雰囲気と時間帯がかなり限られてる
陵辱なら暴走トーマやフッケ監禁、リリィの過去実験とかか?
フッケサイドの妄想の方がしやすいな
トーマ達は管理局に回収された後になって、やっと落ち着いて会話ができたと思うから、お互いの事もよくしらんと思う
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そこでフォースディメンジョン時空ですよ、奥さん!
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エクリプスに感染すると、殺人衝動だけじゃなくて抑えられないほどの性衝動に支配される発作が起きるわけか
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ウイルスを制する方法、それは「感染者同士でまぐあう」だったらいいな
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スイッチオフはクロノのトラウマ、黎明はイクスのトラウマ
すいません、完全に私の最近の2代トラウマでした
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>>258
感染者同士だと解消出来ないってパターンなら同人誌で見たな
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そーいえば次のゲームにリ二スとプレシアが参戦するらしいな
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>>261
レヴィを見た時にプレシアがどんな反応するのかが気になるとこだな
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同人か何かで絶対「アリシア、こんなところに……!」ってネタをやる奴がいるな
賭けてもいい
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プレシア
「私のアリシアがこんなにアホの子のはずがない。もしやフェイト?
だとすればやはり欠陥品ね。情報の劣化がここまで進むとは」
リニス
「落ち着いてくださいプレシア。師である私にはわかりますが別人です。
だから持ち帰りいても問題ありませんよね。プレシア、地下のSM部屋借りてもいいですか?
フェイトやアリシアにも調教したかったんだけど、さうがに人道上できませんし。
これでやっと私の欲求が満たされそうです」
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なにその悪堕ちリニスw
もっとストレートに「フェイトが二人、二回、膜を破れるなんて
!(ゾクゾク」
みたいな野もいいな
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フェイトに倒されたリニスが朝焼けの中フェイトに見取られながら消えていく…
「応えなさい、流派テスタロッサはっ!!」
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「露出の風よ!」
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「全裸系列!」
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「マッパ狂乱!」
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「見よ!!」
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「両穴は!」
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縫われている!
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ちょww「乳頭は硬く勃起している!」 くらいにしとこーよw
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業務連絡です。
大変遅くなりましたが109スレの保管完了しました。
職人の方々は確認お願いします。
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>>274
おつもおつかれさまー
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>>274
いつもありがとうございます
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>>274
乙です。お茶どぞ
つ旦~
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更新乙
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>>274
さすがだ保管人!いまこの私は喜びでうち震えている!
うおおおおおおおおおおおおおぉんッッ!♥❤❤
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あ、ここって「ハート」マーク使って大丈夫みたい?
使まくっていいっすか!?
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黒天です。唐突に思い立ってティアナ陵辱物を一本。陵辱要素100%なので注意。
時空管理局が誇る執務官ティアナ・ランスターは屈辱的な状況に立たされていた。
ある犯罪組織について捜査中、連中の拠点となっているある管理世界の街。
組織によって支配され、無法地帯となっていた街に潜入し、幹部の一人の居所を掴んだまではよかった。だが、些細なミスを犯し、囚われの身となってしまった。
そして今――服を剥ぎ取られ、上下の下着のみを付けた姿にさせられ、街の広場に引きずり出されている。ご丁寧にデバイスは取り上げられた上、首にはAMF付きの首輪。
街の人々の命まで盾にされては彼女に抗う術は無かった。
幹部の命令によって街の人間達――組織によって強制労働につかされ、奴隷同然の扱いを受けている――がゾロゾロと集まってくる。一時間もしない内に広場は彼らで埋め尽くされていた。
「さてティアナ・ランスター、俺の言った事を覚えているな?」
「・・・ほ、本当にやるの・・・こ、こんな大勢の前で・・・」
「当然だろう、奴隷どもにも【娯楽】は必要だからな。戸惑いが残っているというなら・・・手伝ってやるとしよう」
言うが早いが幹部はティアナの後ろに素早く回りこみ、ティアナの豊満な乳房をブラジャー越しに
鷲づかみ、いくらか固さの残る乳房の形を変えてやる。
「・・・あうっ・・・く、痛い・・・」
「早くしろ、周りの連中が何事かと騒ぎ始めたぞ」
犯罪組織の幹部が美人執務官の胸を鷲づかみにしている。余程の馬鹿でなければ、どういった状況なのか見当もつくだろう。
「ほら速く言え、この状況を作っている理由を」
「・・・くう・・・わ、解ったわよ・・・」
覚悟を決めたのか、ティアナは深く眼を瞑ると静かに言った。
「・・・み、皆さん・・・」
ティアナの声にざわついていた者達が若干静かになった。今から言う彼女の言葉に誰もが耳を傾けているのだ。それを考えてティアナはこの上ない屈辱と恥辱を感じているだろう。
目は焦点を定めておらず、凛とした光を宿していた瞳は霞がかかった様に鈍り始めている。
「・・・これ・・・から私は・・・オ・・・します・・・」
「おい何をするだって? はっきり言わなければ駄目だろう」
「・・・自分がやらせようとしているくせに・・・・・!!」
「いいから言え、周りの街の奴隷共にこの状況を説明してやるんだ」
「・・・く、うう・・・解ったわよ・・・皆さん、私は・・これからオナニー・・・します。犯罪者に負けた私の恥知らずなオナニーをご覧下さい。我慢できなくなったら・・・遠慮せず・・私にぶっ掛けてください・・・どうか・・・お願いします!!」
最後は半ば開き直りにも聞こえたが、その効果は充分だった。街の住民達はティアナの言葉の意味を理解できず、呆然と彼女に視線を向けている。
自ら積みかねてきたプライドをティアナはこの瞬間失ったのだ。
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「・・・言ったわよ! これでいいでしょう、いい加減に胸から手を離してよ!!」
顔を真っ赤にしたティアナが幹部にだけ、聞こえるように小声で言ってきた。
羞恥に興奮した頬は妙に熱い。頬にかかった息は絡みつくように艶っぽい。
「馬鹿が、言ったからには最後まで実行しろ・・・・ほら手伝ってやろうか?」
苛立ちを示すように力を入れて乳房を握ると、豊満な乳房が幹部の手の中で不恰好に、そして艶かしく、その形を変えていく。
「・・・・ひぅ!? は、うう・・・解ったから、そんなに強く胸を握らないで・・・」
ティアナは声に諦観を滲ませながら、たどたどしい手つきで自分の股間に手を伸ばし、当り障りの無い場所をショーツ越しに擦りだした。
「・・・・ふう、はあ・・・んん、は、あん・・・ぁあ、はあ・・・」
無骨なデバイスを持って戦ってきたとは思えないほど、綺麗で細い指がぎこちなく淫蕩な行為に動かされている。周りの視線を気にしてか僅かな吐息を漏らす事すら躊躇している。
「この期に及んで・・・まだ恥じらいの気持ちが残っているとは馬鹿な女だ・・・おい、お前のやってるのはオナニーじゃない。この調子じゃ何時まで経っても終わらんぞ」
「ど、どうすればいいのよ・・・オナニーなんて、あまりした事ないんだから・・・」
「要領は今までどおりでいいが、もっと色々な場所を弄くりまわせ。そうやって自分が感じる場所を探り出せ」
「・・・く、わ、解ったわよ・・・」
「・・・ん、ふ・・・うん、はあ・・・ぁああぁぁん・・・ひう、い、はあん・・・」
再度自慰を始めたティアナ。今度はショーツの中に手を突っ込み、幹部から言われた通りに探るような手つきで秘所を弄り始めている。
最初の時よりも大きく場所をとり、淫裂の上を擦り上げたり、力の入れる場所を変えたりと飲み込みの早い動きをしていた。
「・・・はあ、私、何をして・・・るんだろう・・う、はあ・・・憎むべき犯罪者に命令されて・・・大勢の人の前で
恥ずかしい事をして・・・・・はあ、身体が火照って・・きてる・・・・ああ、駄目ぇ・・・」
快感を出す為にやっている事を自分に言い聞かせ、必死に理性を保とうとしている。
それでも手の動きは徐々に大胆になり、確実に快感を得られる場所を絞り込んでいる。
「・・・はあ、ひぅん・・・あ、ふう・・・はぁあああぁぁ・・・は・・・あん・・・」
ティアナの漏らす吐息は艶が混じり、その指の動きは複雑で大胆な物に変わっていく。
どうやら被虐的な状況下で快感を得る性癖があるらしい。
「・・・はぁ、はぁ・・・あん、やっ・・・は、あぁぁあああ、ああんっ!?」
快感に集中する余り、特に感じる場所を引っかいたらしい。甘い声がティアナの口から漏れた。
掴んでいる胸が上下し、剥き出しの腰が艶かしくひくついている。
「ティアナ、周りを見てみろ。お前のオナニーショーを夢中になって見ている、飢えた男達が沢山居るぞ。全く大人気だな」
「・・・あ、そ、そんな・・・ああ・・・」
幹部の言葉に慌てて顔を上げたティアナは愕然とする。
「・・・はあ、たまらねえ・・・」
「可愛い顔をしてるくせに・・・なんて色っぽいんだ」
「・・・俺のコレをしゃぶらせてえよ・・・・あの唇にぶち込んでよ・・・へへ・・」
そこには既に時空管理局の執務官としてティアナを見ている者は居なかった。
ティアナの淫らな姿に見入られ、吸い寄せられるように彼女を取り囲み、粘ついた瞳を向ける者だけが居た。
彼等の頭の中ではティアナは既に何十回も嬲られた後だろう。
-
「この淫乱執務官にぶっ掛けたい奴は好きにしていいぞ」
「ちょっ!? 一体何を言って・・・・」
「口答えするな、お前は自分の事をしていればいいんだ」
ティアナは抵抗は無意味と悟っているのか――それきり沈黙した。
微かに呻きながらも淫裂に這わした指を動かし始める。
目の前の現実から逃避する為に快感を得ようとしている様にも見える。
「もっと気持ちよくしてやろう・・・・ほら、どうだ?」
取り巻きにティアナの痴態を見せつけ、再び後ろから胸を揉みしだく。
鷲づかみにした果実を円を描くようにこね、ブラジャー越しに薄っすらと透けている桜色の先端を
強く指で摘みあげてやる。ティアナは身体をくねらせながらも大きな抵抗は示さず、従順に自慰を続けている。成す術も無く貶められ、嬲られている美人執務官。
その姿を周りを取り巻く男達は興奮したように見入っていた。
「・・・お、俺!!」
その中の1人がズボンに手をかけ、醜く腫れ上がった一物を取り出した。
男は息巻きながらティアナの眼前に一物を突きつけ、興奮を抑えられない様に強く擦りだした。
「や、やめてぇ・・・あ、ああ・・・」
「・・・俺もだ、我慢できねえ!!」
「はあ、ぐへへ・・・しごくぞ、よく見ててくれよ」
ティアナの掠れた理性の訴えなど、最早、誰も聞いていない。
一人が始めれば、まるで堤防が決壊するように次々とズボンを脱ぎ、ティアナに向けて肉の棒を突きつけて擦り始める男達。その姿は浅ましい。
「ぅぅ・・・止めてぇ・・・」
「ちゃんと見てやるんだな。お前のいやらしい姿を見てあんなに必死になってるんだからな」
男達の獣欲から目を背けるティアナの顎を掴み、無理矢理に顔を上げさせた。
自慰に浸る男達の姿を見せ付けられ、耳まで赤くして声を震わせるティアナ。
「お前も速く続きをしたらどうだ?」
しこった先端を指で転がし、快感を感じて張りを増した乳房をこねくり回す。
「・・・はあ、んん・・・わかってる・・・は、んん・・・ふ、ああん・・・」
男達の放つ凄まじい性臭に刺激されたのか、ティアナは言われるままに指を動かしだす。
指の動きが速く割れ目を引っかき、顔を出した淫豆を転がす様に擦っている。
異常な状況に慣れてきた身体が快感だけを求めて、雌の甘い香りを立ち上らせていた。
淫蜜が割れ目から溢れ出し、指に絡まり、卑猥な音を立てている。
-
「・・・ああん、駄目ぇ・・・指が止まらない・・・・気持ちよすぎて・・・・んん、はあ・・・見ないでぇ・・・」
「そう言いながらグチョグチョじゃないか。執務官様はド淫乱だったという事だな」
「そ、そんなの・・・嘘よ・・・はあ、んん・・・ひぅん・・・ああ・・・ぁあぁ!!」
喘ぎが切羽詰った物に変わっていく。指は内部の襞を引っかき、もう一方の手は淫豆を小刻みに擦っている。その刺激にティアナは長く艶やかな髪を振り乱して身悶えた。
そして――
「んっ、はあっ!! く、来る!! あ、はあぁぁ―――!!」
ティアナの絶頂の悲鳴とほぼ同時に、周りの男達が示し合わせた様に一斉にティアナめがけて射精した。男達の汚濁を浴びながらティアナは絶頂の余韻に身体を震わせている。
「うう、嫌ぁ・・・お願い・・・かけないで・・・ああ・・・・」
うわ言の様にティアナは呟くが、欲望に満ちた精液は容赦なくティアナの綺麗な肌を汚していく。
「いい様だ、自分が助けようとした連中に汚された気分は?」
答える余裕などある筈も無く白濁塗れにされたティアナは呻いている。
「さて、その淫乱執務官はお前達のすきにしていいぞ。精々、性欲処理の肉奴隷として有効活用するがいい」
ティアナに背を向けて幹部は歩き出す。チラリと振り返ると男達が一斉に最早、抵抗する気力を失ったティアナに襲い掛かっていくのが見えた。
「・・・い、嫌!! いや、いやぁ・・・皆さん、止めてください!! いやっ―――!!!」
ティアナの白い肌を飢えきった男達の無骨な手が這い回り、胸といわず、尻といわず、縦横無尽に揉みしだく。
「こ、こんないやらしいオッパイで俺達をたぶらかして・・・あんたの方が組織の連中よりよっぽど性質が悪いぜ・・・お仕置きしないとなあ・・・」
「そんな顔されたら余計に興奮するだろうが、まったく・・・本当は誘ってるんだろう? ドスケベな淫乱執務官様よぉ・・・」
「もうショーツがグショグショじゃないか・・・直ぐに俺の太いので塞いでやるからなあ・・・」
「や、止めて・・・来ないで下さい!! あ、は、離して!! んぅぅっ!!」
とうとう男の1人がティアナの腰を掴み、醜く膨れ上がった股間のモノを突きこんだ。
そのまま男は目を血走らせながら、濡れ始めていた膣内を掘削し始める。
「はあ・・・う、動かさないで・・・お願い、抜いてぇ・・・」
「確かにコイツはたまらないな・・・俺のチンポに絡み付いてくるぜ・・・」
「嫌ぁ・・・そんなに激しくしないで・・・ああ、んん・・・は、ああん・・・」
一突き毎に男のカリが内部の粘膜を抉り、結合部からは淫蜜が溢れ出し、いやらしく湿った音が絶え間なく響いている。執拗に責め立てられ、喘ぐティアナの声にも快楽の色合いが徐々に強くなってくる。
-
「いい声になって来たじゃないか・・・俺の太いのが気に入ったのか?」
「お願いです・・・こんな事・・しないで・・・人間としての誇りを・・・・」
「いつまでも五月蝿い口だ!! これでも咥えてな!!」
陵辱されながらも無意味な説得の言葉を発し続けるティアナの唇に、別の男が興奮した口調で
勃起した肉棒を無遠慮に擦りつけた。
「・・・んぐっ!?」
「どうした、さっさと咥えろよ!」
「嫌、こんな・・・臭いもの、ああ、酷い臭い・・・」
「酷い事言ってくれるじゃねえか・・・ま、臭いだろうな。十日以上、強制労働させられて風呂に入ってなかったからよお・・・お嬢ちゃんの舌で綺麗にしてくれよ」
「ひ、いやぁぁっ!!」
激しくかぶりを振って抵抗するティアナを押さえつけ、男は不潔な肉棒でティアナの瑞々しい唇を強引に押し割っていく。
「むぶっ・・・むあう・・・うぶぅぅ・・・」
「へへ・・・どうだ、遠慮なく味わってくれよ、凄い味だろう?」
「むぶっ・・・うぐ、むう・・・ひぐっ・・・やめてぇ・・・お願いです・・・あ、ぐぶっ・・・」
涙ぐむティアナの事などお構い無しに男は腰を勢いよく振って咥内を蹂躙する。
「じゅる・・・ちゅ、んぶっ・・・はぐっ・・・やぁ・・・んぐ、むぅ・・・」
「おい、こっちの締め付けも休むなよ」
咥内に侵入している異物に気を取られているとティアナの前の穴に突きこんでいる男が内部を一層激しく突き上げる。その突き上げられる快感が苦しみに歪んでいたティアナの顔を快感に
蕩けさせていく。
「おいおい、コイツ、チンポしゃぶりながら感じてやがるぜ、とんだ淫乱だぜ」
「ちゅる・・・はぶっ・・・んむ・・・そんな、これは・・違うの、はむぅ・・・」
口では否定しつつもティアナの舌は男の汚れ切った肉棒を舐めまわし、無意識の内に腰も貪欲に快楽を求めて動いてしまっている。
「・・・く、いくぞ!! 全部呑めよ!!」
「・・・んむうぅぅっ!! ん、うぐ、んん・・ごくっ・・・」
口の中に大量に吐き出された精液をティアナはどうにか喉に流し込む。
ドロドロの精液が喉を流れ落ちると同時にティアナは達してしまった。
「精液飲んでイッチまうなんて、この執務官様は本当の変態だな・・・」
「・・・違・・・わた・・・し・・は・・・はあ、んん・・・」
絶頂に達している間もティアナの秘所は別の男によって休み無く犯され続けている。
「くう、イってから益々よくなってきたぞ・・・・もうたまらん」
「ふあぁぁっ・・・いや、こんなおかしくなっちゃ・・・ああん・・・」
絶頂の余韻も抜け切らぬ中で膣内を襲う容赦の無い刺激にティアナは甘く蕩けきった悲鳴を
挙げて艶かしく身体をくねらせる。最早、下着は剥ぎ取られ、一糸纏わぬ姿にされ、白い肌の上を汗が滴り落ちていく。
「ああ、こんな感じてしまって・・・駄目ぇ、気持ちいいの・・・はあ、あむ、ちゅる・・・じゅる・・・」
完全に快楽の渦に呑まれてしまったティアナは涎が垂れるのも構わず、激しく喘ぐ。
彼女の高まりに合わせるかのように男達もピストンの勢いを上げていく。
-
「・・・ひあ、あん・・・もう凄いの、ちゅ、じゅる・・・・ぺろ、ぺちゃ・・・」
「もう限界だ、中に出させてもらうぞ」
「中は駄目、お願い止めてぇ・・・」
懇願の声は自ら発した嬌声によって半ばで打ち消されてしまう。
余りの快楽に目を閉じて男はティアナの最深部に向けて、肉棒の先端を押し付けた。
焼ける様に熱い精液で内部を満たされ、ティアナは背中を弓なりにして再び達してしまう。
「は、ああ・・・私のお腹の中で精液が暴れてる・・・こんな・・・うう・・・」
快楽と自己嫌悪の狭間で弱々しく呻くティアナの前に別の男が立った。
新たに突き入れられる、熱く滾った肉の棒。結合部から精液が押し出され、溢れ出して来る。
「さあ、腰を振りやがれ」
「・・・は、ああ、いや、壊れちゃう・・・うう・・・」
順番を待ちきれなくなった男達がティアナの身体に群がっていく。
野獣の群れはティアナの手や髪、太腿――体のあらゆる部分を使って肉棒をしごき始めた。
「俺達を救ってくれなかった役立たずの執務官様、せめてこの体で俺達を癒してくれよ・・・」
「ほら、胸の間に挟みこんで・・・気持ちいいいぜ」
男達によって体の隅々まで穢されたティアナの身体は、最早、意思とは無関係に快楽を貪り続けている。いつ終わるとも知れない淫欲の宴にティアナは涙した。
その後―――ある屋敷の一室にて。豪華な椅子に腰掛け、大きく開いた両足の間。
剥き出しになった股間の肉棒に1人の女性――いやらしい下着姿のティアナが
豊かな乳房を寄せている。
「先の方から粘々した物が・・・うう、胸が汚れて・・・はあ・・・」
心地よい弾力に包まれて勃起した肉棒は微動を続けている。
「くぅ・・・ドンドン溢れて胸に垂れてくる・・・」
「ふっ、もう慣れただろう?」
男――幹部の言葉にティアナは激昂した。
「だ、誰が慣れるわけ――!! 私は街の人の為に・・・」
「あんなゴミ同然の連中の為に身体を差し出すか・・・嫌なら止めてもいいぞ、強制はしない」
「・・別に嫌だとは・・・ただ私は・・・」
あざける様な幹部の言葉にティアナは不満げな視線を向ける。その癖、乳房の間に挟みこんだ肉棒は離そうとしない。
奉仕を命じるたびに拒絶の姿勢を見せてくる。
要するに最後までプライドを捨てきる事が出来ないのだ。
幹部の視線から逃れる様にティアナは積極的に先端に舌を走らせ、先走りを舐め採り始めた。
「んむ・・・ぴちゃ、はあ・・・ちゅる・・・男の臭いが広がって・・・凄く濃い、舌に絡み付いて・・・」
「積極的だな・・・男の味を覚えたか?」
「ご、誤解しないでよ・・・こうしないと胸に垂れて汚れてしまうからよ・・・」
見え透いた強がりと共にティアナが先端部分に舌先を絡める。
反抗的な態度とは裏腹に舌のうねりは淫靡で熱い。
「はむ、舐めても舐めてもキリが無い・・・ちゅる、じゅる・・・ちゅ・・・」
薄っすらと頬を上気させ、潤んだ瞳でティアナは幹部を見上げた。
白い果実に包まれた醜い肉の棒が激しく身悶える。ティアナは時折、先端に舌を伸ばし、温かな唾液を絡ませる。
肉棒から立ち上る強烈な臭いを嗅いでティアナの瞳が快楽に潤んだ。
最早、時空管理局の誇る法と秩序の番人たる執務官の姿は其処に無く、淫欲の虜となった雌猫が居るだけだった。
-
これで終了です。助けに来た人々の目の前で自慰を強制させられ、彼らに犯される。
我ながら酷い趣向だと思うけど、そこに興奮してしまう。
『黒翼の天使〜』と『黒の碑に〜』の方はもう少々お待ちを。
-
GJでした
-
GJ
んむ、衆人環視もよいものだな!
-
GJでした
ただ、できれば題名も付けたほうがいいかと
-
GJ
良い趣向だ
-
すばらしい……ティアナの乳首が公開されたので
それと重ね合わせると、エロイぜw
-
GJGJ
ティアナは普段お堅い分、
スイッチ入ると失神するまで求めてきそうだな
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>>280
テストスレで一度変換できるか試してみるとよいと思われ。
保管庫は……コメント機能で試してみると良いのかな。
>>黒天氏
うぇひひ、陵辱じゃ陵辱じゃ(゜∀゜)
さて、9月30日の夜である。
先の宣言どおり、只今よりスバル祭を開始するぜよ。
初陣としてこのシガーより投下開始。
タイトル『スバル・ナカジマ淫獄に堕つ! 色欲に乱れる機人少女!!』
まあタイトル通り、ひどいエロ、というか陵辱もので。
短パンずらして挿入するよ!
-
スバル・ナカジマ淫獄に堕つ! 色欲に乱れる機人少女!!
燦々と照る陽光の下、かすかに潮の香りのする風が大地を撫ぜる。
海沿いに施設を設けているのは、ミッドチルダ特別レスキュー隊の隊舎及び、その訓練施設である。
水面の上を抜けた心地良い風を一身に受け、熱くなった体を動かすのは、言うまでもなくレスキュー隊所属の男たちだった。
黒の綿Tシャツに分厚い生地のズボンとブーツという、一般的なトレーニングウェアの下で躍動する肉体はどれも屈強だ。
鍛え抜かれた筋肉、ごつごつと逞しい骨格、汗に濡れた肌は一様に日の光をたっぷりと浴びて浅黒く焼けている。
当たり前だ、彼らは皆地獄のような災害現場で人命救助をする為に集められた精鋭である。
魔法技能だけでなく、フィジカルなトレーニングも濃密であり、必須訓練に組み込まれている。
単純な筋トレに始まり、障害物を敷かれたコースを走り、中には潜水やロープ降下などのカリキュラムも含まれていた。
厳しいトレーニングメニューを受ける男たちは皆、筋骨逞しい肉体を撓らせて駆けずり回っていた。
だが、そんな中に一人だけまったく異質な存在があった。
少女だ。
艶やかな蒼いショートヘアの髪はボーイッシュで、だがそれに反して愛らしい顔立ちと発育の良い身体はどこまでも女性的である。
少女の名をスバル・ナカジマという。
女だてらにレスキューのエリートの道を目指す、瑞々しい若い才女だ。
大の男でも難儀するきつい訓練メニューをこなす肉体は、小さいながらも活力に満ち溢れている。
訓練施設に、突如としてブザーが鳴り響いた。
その音を聞いた諸々は一様に身体を休め始める、どうやら訓練終了の合図らしい。
厳しいメニューを終えた彼らは汗をぬぐい、息をつく。
「ふぅ……ったく、暑くてやってられんぜ」
「まったくだな、しかしスバル元気いいな、全然へばってないぞ」
「えへへ、元気なのだけが取り得ですから!」
先輩隊員の言葉に、ニっと子供っぽく笑いながらガッツポーズを取るスバル。
愛くるしさの中に、しかし豊熟とした肉体と、滴る汗からも薫る女らしさが健康的な色気を魅せつける。
果たして、彼女は自分の肉体に絡みつく視線に気付いているのだろうか。
ねっとりとした粘り気を孕んだ、男たちの眼差し。
異性というものをあまり意識しないスバルは、その鈍感さ故に自身に注がれる視線の嵐を察する事はない。
あまりに無防備な様は、ともすれば淫婦の誘惑よりもなお甘美だった。
そんな中、一人の男が少女にペットボトルを手渡した。
「おいスバル、汗かいたろ? ほら、飲めよ」
「わ、ありがとうございます!」
屈託ない笑みを浮かべて礼を言い、疑う事もせず結露した冷たいミネラルウォーター入りペットボトルを受け取り、中身を飲み干すスバル。
白く艶かしい喉が何度も鳴って、液体を流し込む。
様子を眺める男たちの視線は、なぜかひどく緊張していた。
「あ、それじゃあ先にシャワー行ってきますね」
水を飲み終えると、全員に一礼してシャワー室に向かうスバル。
額に巻いた鉢巻を揺らして駆けて行く活力に満ちた若々しい肢体を、男たちの視線がじっと眺める。
さきほどミネラルウォーターを渡した男に、他の者の視線が集う。
「な、なあ……今のってやっぱり」
「ああ、ばっちりだ」
「大丈夫、か?」
「構わねえだろ? もう我慢できねえよ」
「だな」
「まあな」
事の仔細を互いに知った者たちは言葉を交わし、頷き合う。
言葉と視線の中に潜むのは、熱く滾った雄の欲望。
雌を求める狂った熱に浮かされて、彼らはゆるりと歩み出す。
向かう先はもちろん……あの少女の元に。
■
冷たく、湿った空気が満ちている。
シャワーヘッドから溢れ出た湯が雨音にも似た響きを立てる。
濡れた肢体。
蒼い髪は濡れて頬に張り付き、水滴は豊かに実った乳房を、細い腰を、引き締まった尻を、太腿を伝い落ちる。
そうして一身に冷水を浴びて身を清めるのは、スバル・ナカジマに他ならない。
「ふぅ……なんか、変だなぁ」
運動で熱を帯びた身体をシャワーで冷やしながらスバルの唇から漏れたのは、どこか切ない吐息だった。
-
何かがおかしい、その認識が彼女の中に渦巻いていた。
確かに運動直後ではあるが、いつもならこれだけ冷水を浴びれば少しは身体の熱さも引くはずだ。
それが……今日に限ってはその限りではない。
どれだけ冷たい水で身を清めても、ちっとも熱が引かない。
身体の芯で妙な火照りが渦巻いて脈打っている。
「ん……」
ふと、くぐもった声が押し殺された。
強く吐き出されるシャワーの水が胸に当たり、先端の蕾からピリッと甘い電機が走る。
普段なら気にも留めないような些細な刺激のはずなのに、何故か今日はひどく感じやすい。
一度意識してしまうと、下腹や下半身に当たる水滴さえ、愛撫のように感じてしまいそうだった。
すっと頬に朱色が差す。
戦闘機人とはいえど、スバルとて肉の身を持つ少女であり、女だった。
性的な好奇心や興奮からその早熟と育った女体を慰めた事も一度や二度では足りない。
それに今日の火照り方は、とてもすぐに納まりそうになかった。
「ここでなら……いいよね?」
答える者のいない問いを独りごち、スバルは胸を持ち上げるようにギュッと自身を掻き抱く。
女性隊員などほとんどいない部隊で、女性用シャワー室を使う者は限られる。
誰かに見られる可能性は極微だ。
ならば、迷う事はなかった。
するりと伸びた白くしなやかな指先が、すらりとした脚の間に滑り込む。
「ふぁ!」
押し殺しきれぬ声音を漏らし、スバルは自身の秘列をまさぐった。
既に、水でも汗でもない淫らな湿り気がしっとりと溢れている。
第一関節だけ入れる程度の挿入で浅く掻き回すだけで、ぐちゅり、と蜜が滴った。
それだけでも快感の甘い電撃が背筋を伝い、脳を蕩かせ始める。
顔はもう、興奮と悦びで真っ赤だ。
白い肌も上気して薔薇色にそまり、つんとじゃ香のような甘い発情した香りが漂う。
加速度的に増す快楽を前にして、もう歯止めなど効く筈もない。
より深く強い快感を求めてスバルは蜜壷をまさぐりながら、空いた手で豊かに実った乳房を揉みしだく。
「やだ……きもち、いい……きょう、なんかすごいよぉ」
持ち上げて乳房を揉みながら、先端の乳首を自分でちろちろと舐める。
胸全体を痺れさすように走る甘い刺激に一層高鳴る肉の悦び。
もっと、もっと、彼女はその先にある法悦の果てに行きたくて、愛撫を強める。
膣を浅く掻き回しながら、陰核をぎゅっと指で潰し、胸を揉み、乳首を抓って刺激する。
自分の身体がどうすれば感じるかなど、考えなくたって分かるのだ。
あっという間に快楽のボルテージは上がり、スバルの頭の中は桃色一色に染め上げられた。
昇り詰めていく果て、遂に彼女はその頂に達した。
「あぁ、ふぁ……はぁぁ!!」
甘やかな声を上げ、びくんと跳ねる若く瑞々しい肢体。
あまりの快感に、スバルはその場でへたり込み、何度も小さく痙攣する。
幾ら冷たいシャワーの水が肌を打っても、意識が明瞭になる事はない。
どこまでも茫洋とした快楽の火照りに身体は燃え上がり、意識はとっぷりと甘美な蜜の中に沈んでいく。
「はぁ……はぁ……」
絶頂の余韻に意識を溶かし、スバルは豊かな胸を上下させて荒い息を漏らす。
激しく達しはした、だが……まだ足りなかった。
一度過ぎ去って収まる筈の微熱は一向に引かず、脈動するように子宮を疼かせては、全身を巡る血の流れと共に隅々まで淫熱を送り出している。
そっと指先で陰唇をなぞってみれば、未だに溢れ続ける果汁がぬるりと糸を引いた。
何故、こんなにも感じるのだろうか……。
熱に浮かされた頭で必死に考えるが、湧き上がる欲情と欲望が何もかもを流して行こうとする。
前後不覚となる思慮では何も纏まらず、自分のいるシャワー室に、幾つもの足音が響いてくるのにも気付けなかった。
「あ……え?」
顔を上げる。
視線を向ければ、いつここへ訪れたのか、見慣れた同じ部隊の男たちがいた。
ただし彼らもまた全裸であり、一糸纏わぬ筋骨隆々たる肉体がこれでもかと見せ付けられる。
もちろん、股ぐらで雄々しく屹立している肉棒もまた同じだ。
父親以外の裸を見るなど初めてだし、勃起した男性器を見るのも初めてだった。
彼らが何故ここへ来たのかも分からず、スバルに出来た事と言えば、秘裂や胸に手を添えたまま唖然とするだけ。
-
最初に口を開いたのは、呆然としたままの少女でなく、歩み寄る裸体の男だった。
「へへ、効果は十分ってところだな」
「こ、うか……?」
「そうそう、さっきスバルの飲んだ水――ちょっと仕込ませてもらったんだよ」
もう一人の男が近づいたかと思えば、すっと手が伸びる。
ごつごつとした大きい手が、まろやかなラインを描く豊かな乳房を掴んだ。
その瞬間、スバルの中で桃色の閃光がスパークする。
「ふぁッ!?」
過剰な、あまりに過剰な快感だった。
ただ乱暴に、大きな男の手で掴まれただけで……ありえない程の刺激が脳髄を焼く。
異性に突如触られた羞恥心よりなお、所以も分からず跳ね上がる快感を前に、スバルは翻弄された。
彼女のその反応が面白いのか、股間を滾らせた男たちの顔には罠に掛かった獲物を嬲る狩猟者の笑みが浮かんでいた。
「良い反応だなぁ、自分でしてたオナニーとどっちが気持ち良い?」
「そ、そんな……それは……」
「言えないか? まあいい、今からもっと良い事してやるよ」
「なに、するの……?」
少女の問いに、深まる黒い笑み。
男は兎に齧り付く狼のような笑いをしながら、言った。
「皆でスバルを――――犯すんだよ」
「ッ!?」
言葉と共に彼らは動く。
さながら獲物に集団で襲い掛かるハイエナの如く、逞しく太い腕が次々と白い柔肌に殺到する。
細い手足をがっしりと押さえ込み、シャワー室のタイルの上で拘束。
その様を例えるなら、蜘蛛の巣に囚われた可憐な蝶か。
餓えた捕食者からすれば極上の餌に他ならない。
もはや隠す事もできず、胸も秘所も曝け出され、視姦の辱めを受ける。
「や、やだぁ! はなして! いやぁ!」
必死に手足をばたつかせるが、無数の腕の捕縛から逃れる事は叶わない。
戦闘機人としての性能をフルに発揮すれば出来た、かもしれない。
だが身体が火照り、痺れるような甘い疼きが彼女の四肢からその力を奪う。
乱暴に扱われているというのに子宮の熱は引かず、秘裂からは未だにとろとろと蜜が溢れていた。
粘ついた野獣の視線が、汗と蜜に濡れる瑞々しい女体にたっぷりと注がれ、男たちは生唾を飲む。
そしてごつごつとした太い指が、豊かな乳房を揉み、湿り気のある秘所をまさぐる。
無理矢理身体を触れられ、嫌悪感が先立つはずだった、それが……逆に心地良さしかない。
「ふぁ!? や、だぁ……どうして、こんな……きもちよ、く……」
痛いほど胸を揉まれ、強引に膣口に太い指が捻じ込まれる。
それが気持ちよくて仕方ない。
羞恥も苦痛もその全てが快楽信号へと変換され、背筋を駆け抜けて脳髄を蕩かせる。
彼女のその様子に、男たちは満足げに黒い笑みを浮かべた。
「どうしてこんな感じるか、不思議か?」
「あぅ、うぁ……なんで、どう、してぇ……」
「さっきお前が飲んだ水な、ちょっと盛らしてもらったのさ。非合法の良いブツをな」
「……ッ!?」
男の言葉に、スバルは目を見開いて驚愕した。
今日と言う日まで、同じ部隊で同じ志を胸にしてきた、そう思っていたのに……。
-
だが、彼らがスバルを見る目は違っていた。
「媚薬ってやつさ、このエロい身体が火照って仕方ないだろう?」
「ずぅっと、こうしたかったんだぜ」
「畜生……いつもでかい乳揺らしやがって! こうやって揉みてえって、何度思ったか」
「脚と尻もだ、堪らねえ……」
「おまんこも良い濡れ具合だぁ、おら見ろよ、綺麗な処女膜だぜ?」
「そんな、ひどい……いやぁ!」
下劣な言葉と欲望が、スバルの身体と心を思うままに辱める。
身をよじって逃れようとするが、やはり身体は思うように動きはしない。
そして、一人の男がずいと身を乗り出した。
すらりと伸びた脚の間に身体を滑らせたかと思えば、隆々といきり立つ己自身をスバルのびしょ濡れの秘裂へと押し付ける。
これから何が起こるのか、分からぬほどスバルも鈍感ではなかった。
自身の純潔を守ろうと力を振り絞る、が……。
果たしてその抵抗が実を結ぶ事はなかった。
「ほらよぉ!」
「ひぃううあああああああ!!!」
絶叫に近い悲鳴、ずんと身体を貫く鈍痛、快感。
身をのけぞらせて喘ぎながら、そっと視線を向ければ……既に男が深々と蜜壷を犯していた。
あまりにも呆気なく、そして愛のない破瓜。
守り続けていた純潔を奪われ、スバルの目元に涙が滲む。
ゆっくりと引き抜かれる男根には、愛液に混じった破瓜の鮮血がうっすらと伝っている。
その様に、男は口元に獣めいた笑みを浮かべてからからと面白げに楽しんだ。
「おめでとうスバル、これで大人の女だな。さすがに初めてだけあって、くぅ〜、良く締まりやがるぜ」
「ひどい……こんな、の……ひどいよぉ……いやぁ……」
「安心しな、これからたっぷり――天国見せてやるからよ!」
「はぁうぅあッ!?」
スバルの唇から迸る叫び。
男は言葉と共に、その屈強な五体を駆使して動き出す。
今開通したばかりの処女穴に、太く逞しい剛直を捻じ込み、容赦なく挿入を繰り返す。
破瓜の血はあっという間に掻き出され、代わりに泡を立てて溢れるのは、こんこんと溢れる透明な蜜だった。
ただ異物が挿入されたから排出されているのではない。
むしろもっと絶望的な……快楽による反応だった。
「やだ、やだやだ! なんで、ひぅん! ど、どうしてぇ……いや、なのに……いやなのにぃ……こんなぁッ!?」
涙をぼろぼろと流しながら、スバルはいやいやと顔を横に振って嘆き、悶える。
心では必死に否定したいのに、逃げ出したいのに、乱暴な挿入がもたらす快感が背筋を甘く焼き尽くす。
男が腰を動かし、蜜壷を味わえば、グチャグチャとかき回された愛液が飛沫を散らした。
逃れようにも手足を押さえつけられていては抵抗はおろか身動き一つできず、スバルに出来る事といえば、ただ与えられる痛みと快楽に喘ぎ続ける事だけだった。
「ふぁぁ! ひ、あぅ! な、なにか、クる……すごいのキちゃうよぉ! やめてぇ……こわい、よぉ……」
「大丈夫、怖くねえぞスバル。俺がちゃぁんとイかせてやるよぉ!」
「ひ、ぃいああああぁ!!」
男が一際強烈な動きで腰を沈めた瞬間、スバルの中で白い閃光が弾けた。
頭の中が真っ白になり、視界さえ白く霞む。
全身を駆け巡り貫く、甘い電撃。
生まれて初めての性交で、生まれて初めて他者から与えられた絶頂。
あまりの快感に全身が痙攣し、痺れて動けない。
「あ、ああぁぁ……ぁぁぁ」
唇の端からだらしなく唾液を一筋垂らし、目をとろんと蕩かせながら恍惚と打ち震える少女。
男もまた達したのか、どくどくと吐き出される精液が結合部から溢れては零れる。
身体の芯に響く熱、絶頂の甘美な余韻。
一度も男に身体を開いた事のない乙女には、過酷過ぎる快楽地獄。
スバルの意識はもはや、身体の内で荒れ狂う肉の悦びに半ばまで破壊されつつあった。
その痴態に、いよいよ他の男たちも我慢の限界を迎える。
「そろそろ俺にも代われ!」
「俺だ、俺が入れるぜ!」
「こっち向かせろ、俺は尻だ」
「胸! オッパイ触らせろ! 挟ませろ!」
次々と群がる男たち。
成す術もなく貪られる少女。
さながら地に落ちた蝶へと集まる群蟻の様。
スバルに出来た事は、与えられる過剰な快楽にのたうち喘ぐ事のみ。
だがこの快感の地獄絵図は、まだほんの始まりに過ぎなかった。
■
「こ、こんなところで……こんな格好で……スるの……?」
怯えを含んだ、震えた少女の声。
-
抵抗できない獲物の発するその声音に嗜虐心をそそられた男たちの顔には、一様に嗜虐的で黒い笑みが浮かんでいた。
場所はレスキュー隊の訓練施設、木の生い茂る野外訓練場であった。
中心にいるのは彼らの愛らしい贄、スバル・ナカジマに他ならない。
あのシャワー室における陵辱の宴より一ヶ月の月日が経っていた。
一度きりの悪夢だったなら、どれだけ救われただろうか……だが、現実はもっと残酷だった。
数多の男たちに犯し尽くされ、気絶するほど精液の海に沈められたスバルは、その痴態をたっぷりと録画されていたのだ。
そして、彼らはその映像でスバルを脅迫した。
要求は言うまでもあるまい、彼女の身体だ。
雌に餓えた野獣の群、一度味わった甘美な肉欲の味わいを忘れられるわけがない。
ゆえに、瑞々しく実った少女の身体は――――今日もまた群狼の餌食となる。
「邪険にするなよスバルぅ」
「そうそう、ここでその格好だから燃えるんだろ?」
「最高に可愛いぜ、スバル」
下品な笑いと共に、彼らは口々にスバルの姿を評する。
頬を紅く染めた彼女の格好は、バリアジャケットのそれであった。
スカート部と上着のパージされた、インナースーツのみ。
ぴっちりとお碗型の豊かな乳房を包むノースリーブに、引き締まった尻を包むホットパンツといういでたちだ。
その姿は、下手な裸身よりなお男の好色心をくすぐって止まない。
「前々から良いとは思っていたが……改めて見りゃ、ほんとうに良い格好だなぁ」
「ひゃぁ!?」
後ろから近づいた男が、問答無用でスバルの胸を鷲掴んだ。
ギュッとインナーの中に押し込められた乳房は、むき出しになっている時より弾力が増して感じられ、強く揉みしだけば指先に心地良い感触が返って来る。
また別の男は前から顔を近づけ、胸の谷間から引き締まったウエストまで顔を寄せた。
深い胸の谷間、その下にある肌を晒した下腹部とへそに、いやらしく舌を這わせる。
「ふぁぅ! お、おへそなんて、舐めちゃ……はぁん!」
「汗かいてるなスバル、ちょっとしょっぱいぞ?」
「や、やだぁ……はずかしいよぉ」
瞳にいっぱい涙を溜めて顔を紅く染めるスバル。
だが彼女のそんな哀れみを誘う表情は、同時に男の嗜虐心を堪らなくそそるのだ。
獲物の見せる極上の痴態に興奮し、生唾を飲み込む男たち。
すかさずスバルの両腕を押さえるや、頭上でバインドを用いて拘束。
もはや逃げる事も、手で身体を秘め隠す事もできなくなる。
怯える少女を次に責める場所は、汗ばんだ両腋だった。
腕で隠す事のできなくなった腋の舌に顔を寄せた男が鼻を鳴らして汗で蒸れた香りを堪能し、ちろちろといやらしく舌で弄う。
「腋もたっぷり汗ばんでる、美味しいぞスバル」
「ふにゃぁ!? や、やめて! そんな、ところぉ……ひぅん!」
「ああ、悪い悪い、じゃあちゃんとしたところでシてやらないとな」
「ッ!!」
下卑た笑みと共にゆるりと伸びる指先。
向かったのは、引き締まった下腹部のさらに下。
キュッと尻を包むホットパンツを面白げにまさぐりながら、脚との隙間をずらす。
現れたのは下着ではなく、うっすらと茂みを生やした秘裂だった。
「へへ、ちゃんと言いつけ通りノーパンか。とんだ痴女だな」
「だ、だって……そうしろ、って言う……から」
「でも、それで濡らしてるスバルもスバルだろ?」
「あ、ぅ……」
言葉攻めに、顔を真っ赤に染めて恥らうスバル。
ホットパンツの隙間から覗く彼女の秘所は既にしっとりと湿り気を帯びており、甘酸っぱい雌の香りを漂わせる。
下着をつけていないのは、言うまでもなく彼女を辱めて楽しむ男たちの命令だ。
羞恥に恥らう様も良いが、バリアジャケットのインナーだけの姿というのもまた背徳的だった。
おまけに両手を拘束されて抵抗のできない状態。
ならば、是非もない。
「さて、お遊びはこれくらいにして……スるか」
男たちは舌なめずりをしながら、ファスナーから己のイチモツを取り出す。
ずるりとむき出しになった肉棒は隆々と屹立し、血管の浮いた禍々しい姿を見せ付けた。
そして、男は迷う事無く蜜に溢れる秘所にあてがう。
「や、あぁ……んふぁああぁ!!」
くちゅりと濡れた音を立てて触れ合ったのは一瞬で、あっという間に肉棒がホットパンツをずらした隙間からスバルの中へと挿入された。
悲鳴に近い、だが決定的に違う甘い叫び。
-
むっちりとした太腿を抱きかかえ、豊かな尻肉を手で掴んだ男は、スバル自身の体重が掛かるように突き上げる。
強烈な結合、最奥の子宮口をこじ開ける亀頭、少女の全身を貫く爆発的な快楽信号。
純潔を奪われた日より何度となく犯され、慣らされた肢体は、男の荒々しい侵入にスバルの意思に反して最大限の悦びに咽び泣いた。
ホットパンツの隙間からねじ入れられた剛直は膣壁をカリ首でこそげながら乱暴の前後し、その度に、力の限り子宮口へ口付けする。
開発された性感帯への呵責なる攻撃が、洪水のような快楽の雷撃を神経へと焼き付ける。
豊かな胸を男の胸板に押し付けながら、過剰な快楽拷問を前に涎まで垂らしてスバルは喘いだ。
「ひぃ、あぅあぁぁ! だめぇ! そん、な……ふぁ! しきゅうつかないでぇ……!」
「やめろと言われて、やめれるかよ!」
「ひぎぃい!!」
涙交じりの甘い声で必死に懇願するが、返ってきたのはさらなる力を込めた突き上げだった。
たった一突きで軽く絶頂に追いやられ、無論相手がそれで満足するわけもなく、強烈な肉棒の責めは続く。
バリアジャケット姿で拘束して犯すという事に、男は相当興奮しているようだ。
いつも以上に剛直は硬く太く、激しい。
それは彼一人に終わらない。
「おいおい、いつまでスバルを独り占めしてんだよ。俺たちも忘れちゃ困るぜ、それじゃあこっちを頂くとするか」
「ちょ、やだ、そっちは違ッ、うぁうううああぁ!?」
言葉は最後まで成らず、苦痛と快楽交じりの絶叫へと転じた。
ホットパンツの隙間を無理矢理押し広げ、後ろに立った男が己自身をアナルへと導いたのだから、その圧迫感は凄まじい。
前と後ろで男たちは好き勝手に挿入を繰り返しては、よく締まる肉穴を蹂躙する。
下半身から二本の剛直で身体に穴を穿たれるような苦しさ。
だが……そこにあるのは決して苦しさだけではない。
「ひぃ、あぁ……ふぁ、はぅんッ!」
「おいおいスバル、なんかどんどん声甘くなってんぞ?」
「へへ、ようやくアナルのよさが分かってきたか、本当に淫乱な子だなぁ」
「ち、ちが、ぅ……わたし、そんなぁ、はふぁあああ!!」
否定の言葉が甘い叫びに変わる。
後ろでアナルを犯す男が大きく柔らかな乳房を掴み、バリアジャケットの上から乳首を抓った。
それこそ乳首を千切るかと思えるほどの力だが、防護服の上からではそれが僅かに減殺されて快楽と嗜虐心を堪らなく刺激する加減になる。
前で膣を穿つ男も負けじともう片方の乳房を持ち上げ、黒いバリアジャケットにぷっくりと浮かぶ突起に噛み付いた。
齧り取る勢いでの刺激、だがやはり、それもまた快楽に転じてスバルを責めた。
もちろん前後から貫く挿入の勢いなど、まったく衰えない。
それどころか、射精が近づき、彼らの動きは一層激しさを増す。
身体の芯から脳天まで貫くような強烈極まる突き上げの二重奏。
徐々に間隔の短くなって行く愛液を掻き分ける、粘ついた水音。
そして遂に、爆ぜた。
「あぁあああああぁああぁぁああ! でて、るぅ! すごい、いっぱい……あつい、のだされてるぅ……」
男たちの屈強な肉体がびくりと痙攣したかと思えば、体内にぶち撒けられる白濁の熱。
身体を内側から溶かされるのではないかという甘い快楽の刺激が神経を駆け巡り、脳髄を焦がす。
膣と直腸に満ちる精液がごぽごぽと泡を立てて結合部から溢れては、その度にスバルの白く艶かしい女体も痙攣する。
二穴に吐き出された射精の快楽を前に、彼女も激しい絶頂に追いやられたのだ。
唇の端からだらしなく唾液を零し、涙でとろんと潤んだ瞳であらぬ方向を見る様は……とても普段の快活な少女を連想できない。
堪らなくいやらしい、淫婦のそれだった。
たっぷりと彼女の内部に欲望を解き放った男たちが自身を引き抜き、離れる。
激しすぎる快感の余韻に打ちひしがれたスバルは反応も出来ず、両腕を拘束されたまま吊るされ、揺れる。
だがそれも一瞬だった。
「さて、ようやく空いたか」
「次は俺が前を頂こうかな」
「あと腕も下ろさせようぜ、皆で一度に可愛がってやらんとなぁ」
「ああ、なにせこの人数だ」
拘束された汗だくのスバルを前に、口々と溢れる劣情交じりの言葉の嵐。
理性の崩れかかった視線を上げれば、彼女の前には既に二十人は下らない男たちがひしめき、今か今かと極上の雌肉に餓えていた。
絶望……いや、果たして本当にそうか。
-
これから自分の身に起こるであろう快楽という暴虐を連想した時、スバルの心に、甘いものが響いた。
何度となく繰り返された陵辱、男たちの肉棒の挿入、射精。
そのどれもが彼女を徐々に変えていた。
ごくりと、白い艶かしい喉が唾を飲む。
期待だ。
口に押し込まれる肉棒と精液の味わい。
胸や腋に挟まされる熱い竿の感触。
ぶち撒けられる白濁の臭いと暖かさ。
そして二つの穴に捻じ込まれる快感。
スバルは、それらに焦がれ、愛を感じていた。
「あ、そっか……そう、なんだ……」
正気の光の消えた瞳を細め、少女の顔に喜色が浮かんだ。
綻んだその口元には、もはや過日の面影はない。
そこにあったのは、天真爛漫な乙女などではない……色欲に狂った一匹の淫魔だ。
「あはっ♪ いいよ、みんなで、いっぱいシて? スバルのこと、メチャクチャにおかして?」
甘い甘い、蕩け尽くした誘惑の声音。
男の欲望をそそり、理性を破壊する響き。
これに抗う術などない、抗うつもりさえない。
男たちは堰を切ったように雪崩れ込み、瑞々しい美少女の肉体を貪り始めた。
後にはただ、甘く狂った雌の叫びが木霊した。
終幕
-
投下終了。
初陣はエロ、うん、いいよね!
しかしまさかティアナ陵辱ものと連続して投下されるとは、まったくおもしれえ偶然もあったものだぜ。
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>>302
GJ!エロい初陣だw
-
>>302
GJ
さあ他の職人の作品も楽しみだ
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短パンずらしはいいな!
生きる気力が湧いてくる!
GJ!
-
GJGJ
この後は時々乱交しながら、普通に仕事してたりしてほしいな。
ゆくゆくはノーヴェとかもこれに混ざったりするのだろうか。
-
お初でござい。Achtと申します。スバル祭りと聞いて恥を晒しに参りました。その結果がまさかの二番手とな。
時系列は機動六課解散後。登場順にゲンヤ、ギンガ、スバル、ティアナ。非エロでござる。
・注意事項
ちょいとウイングロードが改造されています。スバルとその同僚の階級に関しては消防職員を参考にしています。
アンチではありませんが管理世界に対する独自考察っぽぃ何かが含まれております。
発想元はStSのその後の隊員たちのシーン(だったはず。うろ覚え)から。参考場面とは状況や台詞が違いますけれど。
誤字の多い人なので散々見返したけれどうっかり残っていたらごめんなさい。
-
「しかし、スバルのやつは大丈夫かねぇ」
時空管理局陸上警備隊第108部隊。その長たる男はそう呟きつつ湯呑みの茶をすすった。言葉とは裏腹にその表情に憂いはなく、至極穏やかなものだ。
聞き手である湯呑みを運んできた彼の娘――と同時に頼れる部下でもある――も彼同様、いや、僅かに緩んだ表情ですらある。
夕暮れ時ながら特に事件が起こっているわけでもなく、これを気の緩みと評するのは少々酷というものだ。
「随分危なっかしさはなくなったと思いますよ」
「なんでもねぇところでポカをやるからなぁスバルは」
父さんは心配性ですね、と苦笑されて少し憮然とした顔になる男――ゲンヤ・ナカジマ三等陸佐。
もっとも彼自身、次女のことを信じていないわけではない。
こうした心配をするのは別にスバルに対してだけではなく目の前のギンガやJS事件の際に保護されて
彼が引き取ることとなった新しい娘たちに対しても同様である。つまるところ、この親父殿はどうしようもなく親馬鹿であるのだ。
卓上の電話が鳴る。湯呑み片手に受話器をとるゲンヤ。が、穏やかだった表情は即座に引き締まり、その変化を見たギンガも笑みを消す。
どこかのほほんとしていた部屋の空気は跡形もなく消え失せた。
いくつか返答をして受話器を置き、コツコツと机を指で叩きつつ情報端末に出てきたデータを確認する。
非魔導師であるゲンヤは現場で指揮をとることはあまりない。現場指揮はその場に送り込んだ最上級者が通常執る。
「部隊長の仕事は必要な時に必要な人材を必要な装備とともに必要な場所に送り込む準備を整えてやることだ」
“4つの必要”と各々の職責を全うすること――ゲンヤが部隊に度々送り込まれてくる士官学校出の新米どもに
口を酸っぱくして言っていることである。
士官学校に限らず、魔導師たちは力がある者として責任ある行動をとるように幼少の頃から教育される。
何しろ身一つで非魔導師からすれば理不尽とも言える暴力を振るえてしまうのだから仕方の無いことである。
魔導師である子供がかなり大人びていることが多いのはそうした教育の影響だ。
ただそれが少々行き過ぎであると言われることもまた事実であり、その弊害の一つとして彼らの中には俺が俺がの意識が強すぎて
何でもかんでも自分がやらなくてはならないとまで思ってしまっている人間が少なからず存在する。
後方指揮をほっぽり出して真っ先に前線に突っ込んでいくというのは彼らの手の届く範囲の出来事に対しては
とても頼もしい存在であり、迅速に事件を解決するという点においては必ずしも間違った判断ではない。
また前線指揮ができるというのは利点でもあるし、そういった必要がある際にはそうしたことができるという点は重要かもしれない。
だがオペレーターから情報を吸い上げて俯瞰した視点から指示を下した方がよいこともある。
現場の空気に呑まれていては冷静な判断が難しいからだ。
小隊長などの現場で動く小さな単位ではほとんど皆無だが、ゲンヤのような非魔導師が魔導師部隊の指揮官を務めているケースは決して少なくはない。
また武装隊ならともかく捜査官であれば現場にも非魔導師が数多く存在する。人手不足が叫ばれる管理局には適材適所が不可欠なのである。
「高層ビル火災だ。ギンガ、防災担当を連れて行って来い」
「航空隊は出ていますか?」
「特別救助隊の航空魔導師の隊と首都航空隊が既に出ているそうだ。避難が遅れていて手が足りんらしい」
スバルの所属する隊ではないのですね、と気持ち残念そうな顔で呟くギンガ。ゲンヤはそれを見て僅かに苦笑する。
血は繋がっていなくともやはり二人は親子ということのようだ。だが弛緩した空気も一瞬のこと、すぐにギンガは各隊員に指示を出しつつ駆け出した。
ゲンヤも現場の情報を確認しながら管制オペレーターと遣り取りを始める。が、すぐに視界の端に表れたデータを目にして僅かに眉を上げた。
悪天候により客船座礁。現場水域は浅瀬が多く、船舶による接近救助は二次遭難の危険性があるため湾岸特別救助隊によるヘリでのアプローチ。
特別救助隊現場指揮官、スバル・ナカジマ防災士長。
-
「うん、それじゃ、あらためて確認するよ」
スバルはやや緊張しつつ、しかしそれを目の前の指揮下の隊員たちに悟られないように
いつもの元気印の二割り増しほどの声量で言いつつこれから降下する船の見取り図を台の上に広げた。
叩きつけるような雨と吹き荒ぶ風でヘリのエンジンが咳き込むかのような騒音をたてている。
そんな中で意思疎通をするには念話か大声で話すしかないがこういった事前確認の際には声に出してきちんと話すことが現場では奨励されている。
念話だとついつい反射的に生返事になるケースが度々報告されているというのがその理由らしいが
少なからず存在する非魔導師隊員のために念話のみでは問題が出るためという実情もある。
事実、スバルらが乗るこの大型輸送ヘリのパイロットは特別救助隊の隊員ではあるが魔導師ではない。
特別救助隊においては飛行技術の良し悪しのみが彼らの選考条件であり、それには必ずしも魔法は重要ではないのである。
六課時代のヘリパイロット、ヴァイスは時に制御を自らのデバイスであるストームレイダーに任せることもあったが
パイロットに不測の事態があった場合を考慮して自動操縦AIが管理世界のヘリには元々装備されていることが多い。
インテリジェントデバイスのそれに比べればあまり高度なことはできないものの――性能が低いのは一重に値段の問題である――
戦闘空域を突っ切るような無茶でなければ、目的地までの飛行や安全な場所に着陸する分には十分な性能がある。
もっともそういった際にも必ずパイロットを乗せる義務はあるのだから結局は非常時以外は定期旅客機ぐらいでしか使われていない。
彼らの職域を守り、技術の断絶を防ぐための措置である。
ある日人類は機械に頼らないと生活できなくなっていました、などという反逆AIのSF小説の舞台になりそうな未来は誰も望まないであろう。
「幸い怪我人はなく、乗組員の誘導で脱出の準備は終わっているそうです」
「子供とお年寄りを優先して一人ずつ抱えてヘリまでピストン輸送ですね我々は」
隊員たちが事前のブリーフィングで確認していたことを口にする。
幸い客船とはいえやや小型、更に悪天候の中の出航だったために乗り合わせた客はそう多くなく、
スバルたちの乗る大型ヘリと順次到着することになっている付近の管理局部隊のヘリを合わせれば十分全員救助可能である。
残念ながらヘリポートがなく、また船体傾斜もあるため着陸しての収容は難しいのだが。
しかし航空魔導師による救助は一度に助けられる数が少なく、実はあまり効率のいいものではない。
もちろんヘリによる吊り上げ方式よりはかなり早いのだが、対象が怪我をしているケースなど不用意に抱えるわけにはいかないこともある。
そういった場合は二人一組で担架を持って飛行するという方法などがとられる。
どちらにせよ、一刻も早い救助が求められる時にはもどかしいほどに遅々とした救助作業になる。
-
「本当はナカジマ士長のウイングロードで順次収容できたら良かったんですがね」
「それはいいっこなしだよ」
こうした際の避難手段としてナカジマ姉妹のウイングロードは最適である。何人もが同時に渡ることができる即席の橋をかけられるのだから。
戦闘においては事前に移動先が見えてしまうことからやや運用に工夫が必要であるものの、
こうして人命救助の為に使うのであればむしろ飛行魔法よりも使い勝手がいいものである。
残念ながらスバルやギンガの先天性の素質に頼るところが大であり、今のところ他に行使可能な者がいないのが口惜しいところだ。
スバルは特別救助隊に所属した後、ウイングロードをより救難向けに改良しており、手摺りをつけるなどしている。
手摺りをつけたのは救助に携わる中での経験則からだ。要救助者たちは精神的に追い詰められていることが多い。
そこに手摺りもついていない道をポンと出されても平常心を失った状態では足が竦んでしまうのだ。
今回の場合は悪天候のため乗客たちを歩かせるには危険が大きく、ヘリも安定して飛ぶことができないために断念することとなった。
スバルが抱えて走っていってもいいのだが、それならば他の航空魔導師とやることが変わらず、その能力の高さから独行での任務が多く
防災士長という小隊長クラスの役職ながら特定の部下がいない一人部署のスバルがわざわざ呼ばれる理由にはならない。
「問題は閉じ込められたと思われる行方不明の子供二名ですね」
「サーチャーで捜索しましょう。サポートは任せて下さい」
狭い船内であっても機動力が高く、場合によっては障害物を破壊しての突破も可能なスバルにその役目が回されるのは自明の理だった。
そうした役割を担える隊員は実は結構少ない。特別救助隊に回される魔導師は誰も彼も一芸に秀でた者ではあるものの
戦闘に向かない隊員が多いからだ。戦闘に適性が高い者は武装隊に回されてしまうため必然的にそうなってしまう。
航空魔導師で戦いに向かない者となると更に門戸は狭くなる。稀に本人の希望で救助隊にやってくるスバルのような変り種の戦闘にも
優れる魔導師がやってくることもあるが、大抵は頻繁に武装隊に貸し出されるなどするためチームには組み込みにくい。
その辺りが本来二人組が最小単位である救助隊であるのにも関わらず、スバルにティアナ以降、バディを組める相手が見つからない理由である。
今回のメンバーは悪天候の中であっても行動可能な飛行魔法の制御に優れた空輸要員と船内の捜索の為に探査系を得意とする隊員一名だ。
名目上は一番階級が上のスバルが現場指揮官である。しかし探査魔法の使い手は防災副士長であり、この場においては次席指揮官なのだが
彼は基本的に救助完了まで船上で待機となるので作業全体を俯瞰できる位置におり、実質的な全体指揮は彼が担う予定となっている。
-
「ナカジマ士長、間もなく現場に到着します」
とはいえ、指揮官はスバルであるから危急の場合はともかく必ずこうして彼女に確認を求める。
お役所仕事と馬鹿にするなかれ、これは責任者が自分の裁量の範囲で責任をとる、あるいはとらせるために必要なことなのだ。
何しろこのプロセスを踏まない独断専行の結果、問題が起こるとその上司は部隊掌握能力にまで疑問符をつけられかねないのである。
そうなればミスをした部下を擁護することは難しい。部下の制御もできないと見られてしまった士官が部下をどう庇おうというのか。
報告・連絡・相談。仕事の基本中の基本であり、先人たちの知恵の結晶だ。
もっともスバルの場合は単独行動をとるために、現地指揮官と対等な立場での意見交換が必要であったために
防災士長という階級が必要とされたという事情があるので通常部下はおらず、余計な軋轢を防ぐために指揮そのものに口を出すこともなかったために
こうして形の上だけとはいえ部隊指揮を行うのはほとんど初めての経験であったりする。らしくもなく緊張していたのはそのせいだ。
「よし、それじゃみんな、降下用意!」
「了解っ」
「サーチライト点灯します。幸運を」
暴風雨の中、ヘリパイロットは巧みに機体を操っており、各隊員はすんなりとハッチから順次降下していく。
海に浮かんだ船は浅瀬で座礁しているということだったが、荒れ狂う波で木の葉のように大きく揺れている。
このような場合、破口の拡大による急な浸水の増加や揺れによる怪我人の発生などの危険がある。最悪の場合、転覆や沈没する恐れもある。
“ナカジマ士長、まずいですよこれは”
“もたもたしていたら誰も助からなくなるね”
時折混じる雷や間断なく叩きつける風雨の中で飛行していては、至近距離でも声は通らず、スバルと副士長は念話で話しつつ
どうするかと顔を見合わせる。ただ、二人の顔には絶望はなく、また悩む様子も欠片もない。
そしてそれはここにいる隊員たち全員に共通している。状況が見えていないわけではない。楽観視しているわけでもない。
“安全確実に、迅速にいくよ!”
“了解。誰も残さず、誰も諦めない、ですね”
それは特別救助隊が掲げる標語である。彼らは一流の腕を持つ救助のプロ集団であり、己の限界を知っている。
けれどもそんな彼らだからこそ最後の最後まで諦めず、足掻き、全員を助けるために戦うのである。
諦める心がどこかにあればそれが限界となってしまう。極限状態において生き残るのは意志の強い者なのだ。
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やること自体は至極単純である。船長以下クルーの手によって集められた乗客を航空魔導師が老人子供女性から順番にヘリにピストン輸送し、
探索魔法で子供たちを捜してスバルが彼らを助け出す。しかし平時であればそう難しくないそれもこの風雷雨の中では一筋縄ではいかない。
「もう少しヘリを安定させてくれ! 危なっかしくて搭乗できん!」
「これで精一杯だ! 多少機体がへこんでも構わんから防御魔法を展開して飛び込め! 中の奴が受け止めろ!」
航空機というものは昔から気象条件に左右されやすい乗り物である。中でもヘリコプターは特に影響を受けやすい。
熟練パイロットの腕でも急な突風などにはなかなか対応できるものではなく、
補助する操縦AIも流石に激しい雷雨の中ではその性能を十分に発揮することは難しい。
しかも搭乗しようとする航空魔導師の側も風雨に煽られる中、人を抱えているために当然飛行安定性は著しく落ちている。
そのような悪条件下で右へ左へ、上へ下へと揺れ動くヘリに乗り込むのは飛行魔法の制御に長けた彼らにとっても容易ではない。
更に視界も悪い。僅かな距離だというのにヘリと船と自分との位置関係を見失う可能性も決してないわけではないのである。
それでも彼らは諦めない。助けを求める人々がいる限り。最後まで。
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「船長! 子供たちはどの辺りですか」
「恐らく第二甲板のどこかの区画にいるはずだ。浸水を遅らせるために隔壁閉鎖した際に取り残されたらしい!」
甲板に無事降り立ったスバルと副士長はすぐに船長を探して状況を確認する。
嵐の中出航したこの船は航行中に何らかの原因で舵を損傷、操舵不能に陥り救難信号を発した後ここで座礁したのである。
状況は混乱、操舵不能の時点で救命艇への乗り込みの準備を始めており、乗客を移動中の出来事であった。
あっという間に機関室が浸水、隔壁閉鎖でなんとか持ちこたえるもその直後に予備発電機が故障。
船内の状況把握に時間がかかり、行方不明者がいると乗組員が気付く前に既に子供たちは壁の向こうに取り残されてしまっていたのだ。
船長にしても断腸の想いであろう。発電機が全損したことでこの船の電源は失われており、隔壁を開放するには人力しかない。
もし浸水が広がっていれば開けた途端に待ってましたとばかりに一気に沈む可能性もある。
更には真っ暗になった船内で乗客がパニックに陥らないようにするので
精一杯の乗組員に暗闇の中、あてもなく船内を捜索させる余裕などなかったのだ。
たとえ大声を張り上げてもこの絶え間ない騒音の中ではほとんど声は通らないであろう。探索魔法の使い手でもいればよかったのだが
そう都合よくそのような人間が搭乗していることなど映画でもない限りそうあるものではない。
「副士長さん!」
「任せて下さい。コイツで飯を食っているんです」
乗客の中年男性が深々と頭を下げる。傍らには気を失った女性。子供たちの両親だった。
事情を聞いてみるとこのような状況下で取り乱した人間は危険と考えた夫が気絶させたという。少々荒っぽいが賢明な判断である。
こういった時に一番危険なのはパニックに陥ることだ。パニックは伝染する。不安な気持ちを共有している時には特にだ。
そして冷静な判断力を失えば待っているのは死のみである。
ほどなくして探索魔法で位置を掴んだ副士長が状況を報告する。浸水は幸い二人を飲み込むことはなく、
子供たちもさほど入り組んだ位置にいるわけではない。どうやら隔壁が閉じてしまっているためどうしたらいいか分からず
通路で立ち往生しているようだ。スバルは素早く頭の中で船の見取り図と浸水の状況を照らし合わせ、最適なコースを導き出す。
「ナカジマ士長、いけますか」
「……直近の区画の浸水状況に変化があったらすぐに報告をお願いします」
コースは単純、しかし状況は決して芳しくはない。今回の場合、何よりも重視するべきは迅速さだ。
素早く彼らを助け出し、すぐに隔壁を再び閉鎖する。もし途中で浸水が起これば船全体が危険に晒される。
まだ乗客乗員の救助作業は半分も終わっていない。救命艇はあるが時に最上甲板まで波で洗われるような状況下での脱出は危険が大きい。
だが、スバルはいけると判断した。計算、経験則に裏打ちされた“勘”である。もちろん最悪の場合も考慮している。
もし途中で浸水して退避も間に合わないとなれば隔壁を閉鎖させる覚悟だ。二人+一人とその他大勢。優先すべきはどちらかは明らかだ。
その状態に陥ったとしても二人を抱えた状態で待ち、完全に浸水しきってから船外へ脱出するという手もある。
指揮を副士長に預けたスバルを船長と妻を乗員に預けた男性が開かれた隔壁横で見送る。最悪の場合はこの二人が隔壁を閉鎖するのだ。
船長は最初に船に乗り込み、最後に降りるものではあるが、何故この男性が残るのか。怪訝そうな顔をするスバルに男は陸士隊式敬礼で答えた。
「あいつらをお願いします。ナカジマ士長」
純粋に戦闘能力しかなかった彼には愛する子供たちを探す出すための探索魔法は使えず、陸士である彼には空を飛んで安全なところまで
乗客を避難させることもできなかった。魔法は万能の力ではない。あくまで技能の延長線上の存在でしかない。
“仲間”に言葉は要らない。スバルは敬礼を返すと暗がりへと消えていく。男たちは無言で敬礼し、その背中を見送った。
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客船ゆえにゆったりとした設計であるとはいえ、基本的に船内というのは狭い。
もしこれが貨物船などであればマッハキャリバーで駆けることができたかどうか。
ハッチの段差を乗り越える際に跨がずに飛び越えて額を割る見習い船員の話は
海で生きる人間なら誰もが知っている船の中での安全管理に関する逸話である。
もしこれが普段の船内であれば彼らはスバルの行為は危険極まりない阿呆のすることだと口を揃えて言うだろう。
だが今のこの船は海で生きる人々が住まう世界ではなく、スバルたち特別救助隊の仕事場である。
先を急ぐスバルは散乱した瓦礫に足をとられぬよう僅かに床から離れた高さにウイングロードを展開して通路を突っ切ってゆく。
途中、いくつかのハッチ――恐らく子供たちが逃げ道を探そうと力を合わせて開いたのであろう――を頭を下げて抜ける。
船は間断なく打ち寄せる波によって揺れているが、それでもスバルの体勢を崩すには至らない。抜群の運動能力である。
そして何よりも一瞬の判断力。魔法でもなく、機械の体でもなく、それこそがスバルがこの仕事が天職であるとされる真の理由である。
“ナカジマ士長、その辺りのはずです”
頭に響く念話に軽く返答してスバルは辺りを見回す。腰から懐中電灯を外して辺りを照らす。
自分から見えても相手から見えなければ警戒心を持たせてしまう。暗い場所での明かりというのは人の心を落ち着かせる効果がある。
暗がりに何かが見えた。二人の子供だ。身を寄せ合っている。いやらしくない程度の笑みを浮かべて近寄る。
スバルにとって喜んでいいことなのかどうかは微妙なところだが、子供相手であればむさ苦しい中年男よりもスバルのような若い女性の方が
安心感を与えやすい。幸い試みは成功したようで、子供たちは取り乱してはいないようだ。局員の子供だけあってしっかりしているのかもしれない。
「大丈夫、助けに来たよ」
「お、お父さんは?」
「上で待っているよ。お母さんも無事だよ」
待っている、という言葉にやや表情を暗くする二人。父が助けに来てくれたのではないのが少々残念なのかもしれないけれど
母も無事であるというところで二人は安堵の表情を浮かべる。
二人が話すところによると最初はなんとか道を見つけようとしたものの、真っ暗な中動き回るのには限界があり
そうした時にはじっと落ち着いて助けを待つのがよいという父の言葉を信じて待っていたらしい。
時間がないのではないかと思われるかもしれないが、焦ってもよくない。
一見落ち着いているように見える二人も内心は興奮状態にあるのは間違いない。実も知らぬ女性相手に周囲の状況も顧みず
事情を話し出してしまう辺り、明らかである。そんな状態でさあ行くぞと連れ出してもまともに動けるかどうか怪しいものだ。
よく頑張ったねと頭を撫でてやるとようやく二人の肩から力が抜ける。これなら大丈夫、とスバルが思ったその時。
“ナカジマ士長! まずい! 隣の隔壁に浸水が! そこももたないかもしれません!”
副士長の警告とほぼ同時に二人のすぐ上の壁がにわかにこちら側に歪む。咄嗟に前に出てプロテクションで防ぐと同時に水と瓦礫が一気に噴き出した。
左腕で二人を抱えようとするがいくら戦闘機人のパワーがあっても物理的に届かない腕ばかりはどうにもならない。
左腕で上の子を抱えて左手で下の子の手を握る、それが限界だった。スバルの顔にも流石に焦りが浮かぶ。
もたもたしていればあっという間にここは水浸しになる。破口から離れた位置なら両手を使って二人を抱えて駆け抜けることができた。
もし離脱が不可能になっても冷静に二人に泳いで脱出する方法を言い聞かせながら水没まで待ち続けることもできる。
だがこの場所はまずい。圧倒的な水圧で身動きがとれず、しかし二人を護る為にここからは動けない。
こんな状態では落ち着かせるどころではないし、そもそもスバル自身ですら焦っているようではどだい無理な話である。
万事休す。そんな言葉が一瞬スバルの頭に浮かぶ。いや、まだ方法はあるはずだ。けれども絶え間ない圧力と轟音が正常な思考力を奪う。
その時だ。左腕の中の子が動いたのは。
するすると腕の間を抜けてスバルの背中にしがみついたのだ。そして蒼く輝くバインドのリングがスバルごと自らの体を縛る。
スバルの魔力光よりも若干暗く、落ち着きを感じる色。スバルが振り返ると、無邪気な笑みを浮かべる上の子。
なるほど取り乱さないわけだとスバルは場違いな感想を覚えていた。局員の子で魔導師。しっかりしているわけである。
すぐに下の子を手繰り寄せて左脇に抱えると踏ん張るのをやめて流されるに任せる。
「しっかり掴まって! 行くよ、後は一直線だからね!」
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結論から言うと、乗員乗客全員が無事に避難に成功した。
怪我人は最後の最後、ヘリに乗り込んだ際に派手にすっ転んで打撲したスバルただ一人である。締まらないことこの上ない。
労いの言葉を用意して待っていた副士長が出迎えの姿勢で硬直していたのは余談である。
ゲンヤの心配が見事に当たってしまったのは何かのフラグだったのかどうなのか。
「あーもう心配して損したわ」
通信ウィンドウの向こうで悪びれずにゴメンゴメンと言いながらもにひひと笑うスバルにティアナは大きく嘆息して突っ伏した。
怪我をしたと聞いて通信室に飛び込んで連絡をとった結果がこれである。職権濫用甚だしいがそれだけ心配だったのであり、
またそれが許されるくらいにはティアナ自身の日頃の仕事ぶりが周囲に認められていることの証左でもある。
はやてあたりに言わせれば「フェイトちゃんが身内に甘いからやなぁ」ということになるであろうが
その発言者にそれを言う資格があるのかどうかは微妙なところだろう。
ちなみにティアナの私見では、はやては身内に甘いように見えて実はきっちり損得を計算した上で動いているタイプである。
「ねぇねぇティアー」
「何よ」
甘えるような声にティアナが伏せていた顔を上げると声色とは裏腹に至極真面目な親友の顔があった。
意外とこの親友も狸になったものだと思いつつ、若干不貞腐れていたティアナも表情を引き締めてもう一度、何かあったのかを問う。
「そのね。助けた子が局員のお子さんでさ。魔導師だったんだ」
その子はスバルのようになりたいと言ってくれたのだという。途端に表情が崩れる。喜色満面。
なんだかんだで親友の全く変わらない素直さを再確認した――そうなるとさっきのが素かと思えば頭が痛くなりそうだが――ティアナも小さく微笑む。
「そっか。なのはさんからスバル、スバルからその子に夢は、勇気は引き継がれたってことね」
「あたしが、憧れの人かぁ」
いまいちピンと来ないんだよねと困ったような笑みを浮かべる親友にティアナは肩を竦めて応えた。
心配させてくれたこの親友に一つ、意趣返ししてやろうと心の中で意地の悪い笑みを浮かべつつ。
「それ多分なのはさんも同じだったんだと思うよ」
「そうかな?」
「そうよ……まぁでも、最後が“それ”じゃ憧れになるかは微妙かもしれないわねぇ」
「うぅ、き、気にしてたのにぃぃ」
勇気の意味。それは引き継がれるもの。伝えられてゆくもの。それは夢へと至る力。
今日もそのバトンはどこかへと続いてゆく。
――了――
-
夢を継いでゆく、その“ゆく先”を書いてみたかったんです。
最後のシーンはナカジマ家食卓にしようかと思ったんですがキャラがやたらと増えるのと
やっぱりシメはスバティアだよねという電波を受信したのでこんなことに。ナンバーズ好きの方すみません。
オチが酷いのはAchtのロクでもないゴーストがここでボケてと囁いたせいです。
初投下ゆえ不手際等ありましたらご指摘いただけると幸いです。
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>>316
StSの最終回の救助シーンか
いいね。スバルらしさがよく出てる
締めも綺麗で良かったGJ!
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GJ
「やる夫は最悪の救難現場に向かうようです」から
なのはに興味を持った自分には感慨深いものがあったよー
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ああ、こういうのが見たかった!
ウィングロードに手すり!?
まさに救助特化……こういうのが見たかったんだ。
GJっす
そしてシガー氏の陵辱、さっそく『使用』させていただきました(ニヤリ
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ではスバル祭り、三番手を投下させて頂きます
・エロ
・全量はけっこう長め
・エロ以外のテキストも長め
・雷刃xスバル(前半) 星光xスバル(後半)
・題名「極光と明星と、昴」
次より投下します
-
「・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・」
「あれ?」
廊下を歩くスバルは、何かに気づいてふと足を止め、耳を澄ませた。
普通の人間には、聞こえるはずのないほどのわずかな音。
戦闘機人としての鋭敏な聴覚を持つスバルだからこそ、聞き取れた『声』だ。
「変だな、誰か居るのかな」
シフトの関係上、今夜は機動六課の宿舎に残るメンバーはほとんど居ない。
まだ部隊立ち上げから間もなく、他の部署からの転属予定だった人員の到着が遅れているためだ。
ここ数日は突発的な不足人員を補うために夜勤シフトも流動的であり、普段は一緒に行動するティアナも、今は居ない。
まだ着慣れない機動六課の制服を着ての、1人での夜の見回りである。
「・・・・・・! ・・・・・・っ ・・・・・・ぁ」
「やっぱり聞こえるよね。こっちかな?」
声を頼りにまだ慣れない宿舎内を探索し、たどり着いた場所は、宿舎の地階にある倉庫だった。
ここに来るまで地下への階段にも廊下にも電灯は点いていなかったが、付近からは確かに人の気配を感じる。
「もしもーし。誰かいますか?」
「・・・・・・」
「・・・・・・あれ? 今度は聞こえなくなっちゃった。おかしいなぁ」
しかし、間違いなく地下から聞こえていたはずの声は、逆にスバルが階段を下りて地階に差し掛かった辺りから途切れてしまっていた。
急病やケガで動けなくなっていた局員が、助けを求めていた可能性もある。
そう考えたスバルは手近なドアをノックし、返事がないことを確かめてからドアノブを回す。
夜間は鍵がかかっているはずのドアはあっさりと開き、部屋の中は電灯も点けられていた。
部屋に入った瞬間、不意に鼻を突く、場違いな濃密な汗と、甘い蜜の匂い。
そしてその中心、大きな会議用机の上には―――乱れた着衣で抱き合う、“女性”と“少女”の姿。
机に腰掛けて愛撫されているのが、管理局の制服を着崩した、成人の女性。
ほとんど面識はないが見覚えはある、内勤の事務職員だ。
その女性を抱きすくめてリードしていたのは、同じ制服を着ている、あろうことか10歳前後の少女。
空を思わせる蒼い髪と血のような緋の瞳が印象的な娘だが、少なくともスバルには見覚えがない。
「きゃぁぁぁぁぁぁ!!」
「あ・・・・・・ええぇっ!?」
情事を目撃された女性局員が羞恥の悲鳴を上げ、両手で体を隠しながらスバルの脇を走り抜けて、部屋から逃げ去っていった。
スバルはただ、あまりに予想外で衝撃的な光景に硬直するだけだ。
そして唯一この状況で声を上げなかった少女は、デザートを取り上げられて呆然とする子供の表情で、走り去る女性の後姿を見つめていた。
※※※※※ ※※※※※
-
「あぁ、もう・・・・・・バレそうな状況で黙らせながら気持ちよくしてあげてて、かなりイイ感じだったのに!
こうときは見ないフリをするのが礼儀ってモノだろっ」
部屋に残った少女は、口を尖らせ、理不尽に対して不満をぶつける子供の仕草そのままに、闖入者であるスバルを睨む。
しかし年齢相応の仕草とは裏腹に、身に着けた管理局の制服は大きくはだけており、その顔は昂った性欲で高潮していた。
「え? ご、ごめんなさい・・・・・・じゃなくて! キミ、こんなところで、その・・・・・・なにを、してるの?」
最初の動揺がまだ収まらないスバルはその剣幕に押され、外見も仕草もまるっきりの子供に対して頭を下げる。
その直後我に返り、しどろもどろであるが少女へと質問を返した。
「なにって、見てのとおり“気持ちいい事”だよ。それに、そもそも僕に対して口の利き方が失礼だぞ。僕は君よりもはるかに強くて偉いんだからな!」
「え、ウソ・・・・・・? いや、ホントだ。失礼しました! スターズ小隊所属、スバル・ナカジマ二等陸士ですっ」
「うんうん、僕のスゴさがわかれば、べつに非は咎めない。ああ、僕のここでの名は“レヴィ”。交替部隊の所属だ」
気が動転していて気付かなかったが、レヴィと名乗った少女の制服の階級証は空曹。
スバルよりはるかに上の階級の、しかも空戦魔導師だ。
そして所属を知って、このあまりにも特徴的な少女に見覚えがないのにも納得がいった。
交替部隊は、スターズやライトニング小隊のオフシフト時に入れ替わりでメインに入る部隊であるため、顔を合わせる機会がない。
入隊式で六課の人員のほぼ全員が出揃う機会があったが、裏で通常任務に就いていた交替部隊はその席にも居なかったのだ。
「あ、それで・・・・・・その、レヴィ空曹は・・・・・・なんで、わざわざこんなところで・・・・・・あの・・・・・・」
「ぅん? オフシフトに合意の上で裸になるのは、何かいけないことなのかい?」
本題に移ろうとして先ほどの光景を思い出してしまい、顔を赤らめながらごにょごにょと口篭っていくスバル。
少女から視線を不自然に逸らし、最後にはうつむいて何も言えなくなってしまう。
最初の衝撃から冷静さを取り戻して我に返れば、部屋に色濃く残る情事の匂いと形跡を詳細に認識してしまい、余計に動悸が激しくなる。
なにより当のレヴィが着衣の乱れを直さず、大きく開いた襟元やきわどくめくれたタイトスカートを、晒したままなのだ。
少女を視界に入れるだけで、嫌でも先ほどの行為が連想されてしまい、頭の中がぐるぐると回る。
そんな様子に気付いたレヴィは、幼い顔に不似合いな淫靡な笑みを浮かべ、スバルへと歩み寄った。
「ふ〜ん? 興味がないワケじゃないみたいだね。じゃあ・・・・・・代わりにスバルが、僕とキモチイイことしてみるかい?」
「え、な、な、な・・・・・・何を!」
その笑みに本能的な身の危険を感じたスバルが、近寄ってくるレヴィを押しのけようと腕を前に突き出す。
しかしその手が少女に触れる寸前、パチッと、指先に衝撃が走った。
「ひっ・・・・・・!」
少女が纏う、電気変換された微量の魔力に触れたのだ。
衝撃そのものは静電気程度だが、ただでさえ動揺していたスバルは、反射的に手を引っ込めて身をすくめてしまう。
そんなスバルの両頬に、歩み寄ったレヴィの両手が伸ばされ、そのままぐっと前のめりに引き寄せられる。
当然その先には、可憐ともいえる少女の唇があった。
「むぐっ・・・・・・ん、ふ・・・・・・!!」
気がつけば、深く、口付けされていた。
スバルはがむしゃらに抵抗するが、絶妙に体軸を捻られて重心を崩されているため、不安定な姿勢を強制され腕や脚に全く力が込められない。
両頬から首の後ろへと回された少女の細腕が振りほどけず、体を引き剥がすどころか唇すらそらせないのだ。
キスに入る際のタイミングや位置取りの巧みさから考えても、レヴィの行動はこの場での単なるノリではない。
相手の抵抗を封じつつキスを貪るという性的なテクニックに長けた、手馴れた動きだった。
-
「むー! む・・・・・・ん、ん、んー・・・・・・!!」
さらに大きく、スバルの目が見開かれる。
唇を割り、少女の舌が入り込んできたのだ。
びくびくと不随意に動くスバルの反応を確かめるように、レヴィの舌がスバルの唇の裏側をなぞり、歯茎を舐め、舌を絡めとる。
子供のように自分勝手な強引さと、経験で得た技量での両面から、レヴィはスバルの口内を蹂躙した。
「んぅ・・・・・・っ」
ほどなくしてスバルから抵抗する気配が消え、鼻にかかった喘ぎと共に、体から力が抜け始めた。
もたらされる快感が驚愕や倫理感を上回り、意識が雰囲気に流され始めたのだ。
密着した体から心境の変化を読み取った少女は、薄目でスバルの上気しきった表情を確認しつつ、首の後ろに回していた両腕の片方を解き、ゆっくりと背中に滑らせる。
そうして脱力して崩れ落ちそうなスバルを小さな体で支えると、巧みに机の前に誘導して、その上に押し倒した。
「そうそう。そんなふうに仔犬みたいにおとなしくしてれば……もっとよくなれるよ、スバル」
「・・・・・・」
口元の唾液をぬぐいながら、悪戯っぽくスバルの耳元で囁くレヴィ。
スバルは少女と目を合わせずにそっぽを向いていたが、レヴィを拒否せずに弛緩しきった体が、“もっとよくなる”ことを望んでいるのは明白だった。
「ん〜? 返事がないよね。スバルは、気持ちよくなりたくないのかな? ほらほら、言ってごらんよ」
「うぁっ・・・・・・」
それを理解しながらも、直接の返答を躊躇するスバルを促すように、レヴィは自分も机に登り、横たわるスバルの上に馬乗りになる。
幼少な体格に似合わない淫蕩さで体をくねらせ、体重を利用して自分の薄い胸でスバルの胸を押しつぶし、揉み合せた。
しかし2人とも厚手の管理局の制服を着たままのため、着崩れた状態ではあっても、その刺激は緩やかなものだ。
「もっと、つよくっ・・・・・・!」
無意識にさらなる刺激を貪ろうと、胸を押し付け、少女を抱きすくめて、自らレヴィへと舌を絡めようとスバル。
しかし下から強引に抱き締められはしたものの、レヴィは自分の唇を奪おうとするスバルの顔を、小さな手で遮った。
「僕は見た目どおり賢くてカッコイイけど、やっぱり言ってもらわなきゃわかんない事も、あるんだよ?
ほらスバル。いいコだから、ちゃんとここで“気持ちよくしてください”って、言ってみなよ」
遮った手をスバルの顔に這わせ、その口内を指の腹でなぞりながら、レヴィは幼い子供を躾けるような口調で囁く。
そして逆の手は後ろに回し、指先をスカートの奥、スバルの内股の付け根にまで侵入させて、ついに下着越しのぬるりとした感触を探り当てた。
下着に触れたレヴィの指先が隆起をなぞるように移動し、むず痒いほどに軽く、爪を立てる。
「ひゃっ、そこ! き、気持ち、よく・・・・・・もっと、してくださいっ」
ついに根負けしたスバルは、少女に促されるままに、叫んだ。
「あは。やっと素直に言えたね、スバル。
ああでも・・・・・・ここだと、またさっきのスバルみたいな邪魔者が入ってくるかなぁ・・・・・・。
うん、そうだ。場所を変えようよ。僕の部屋に行こう!」
「え・・・・・・? すぐ、して、くれないの・・・・・・?」
「ふふっ。捨てられそうなわんこみたいに必死な顔しなくても、だいじょうぶだよ。
スバルがつらくないようにキモチ良く、連れて行ってあげるからさっ」
※※※※※ ※※※※※
-
「あぅ、こんな格好・・・・・・」
「いいからいいから。ほら、いくよ」
部屋に移動する、と唐突に提案したレヴィは、さっさと馬乗りになっていたスバルの上から退き、机の上からも降りて、部屋の外に出るよう促した。
やっと叶えられると思った快楽への期待が、少女の気まぐれで空回りさせられたスバルは呆然としていたが、やはりその誘惑には抗えず。
少女の言葉に従い部屋を出て、地階から地上1階へと向かう階段に差し掛かった。
先ほどまでの愛撫の影響でふらつく足腰を支えるために壁に寄りかかり、緩慢な足取りで、スバルは一歩ずつ階段を上がる。
タイトスカートを履いているとはいえ、内股をすり合わせるような不自然に小股な歩幅だった。
「うぅ、やっぱり恥ずかしいです、レヴィ空曹。し、下着返してください」
「だーめ。それに言っただろ、スバルを気持ちよくしながら連れて行ってあげるって」
部屋を出る際、スバルはレヴィによってブラとショーツを抜き取られていた。
ブラを取られるためにはだけられた制服とシャツの前もそのままで、大振りの乳房がまろび出ている。
階段を上るスバルのすぐ後ろを歩くレヴィが、悪戯っぽい表情を浮かべながら、目の前にあるタイトスカートをめくりあげ、肉付きのよい尻をむき出しにした。
「ひゃ、だめですっ・・・・・・うあ゛・・・・・・あぁっ!」
「スバルってば男の子みたいなのに、体はすっごくやらしんだね。むちむちしてて、おっぱいもおしりもこーんなに大きいし。
ここも、ほら、こんなにぬるぬるにしてる」
レヴィはスバルの反応を面白がって、後ろからタイトスカートの中に手を差し込み、掌で淫裂を撫で上げる。
地階で愛撫を受けたときよりも直接的な刺激にスバルは獣じみた快楽の声を上げ、腰を振り立てた。
「ほら、足を留めちゃダメだよ。部屋につかないと、ちゃんとかわいがってあげないからね」
「ひゃあっ!」
快楽に膝が落ち、その場にへたり込みそうになったスバルの尻を、レヴィの小さな手がぱしん、と打つ。
上官に対する律義さなのか、さらなる快楽への期待なのか。
スバルは明らかに自分よりも幼い外見の少女の命令に逆らえず、壁にもたれかかってへたり込むのを抑え、喘ぎながらも足を進めた。
※※※※※ ※※※※※
-
「ふ、く・・・・・・あぁ、だめ! もう・・・・・・勘弁して、くださいぃ・・・・・・」
「ん〜? どうしたのスバル。まだまだ先は、長いんだよ。
それとも・・・・・・こういうコトされてても、嬉しくないの? やめたほうがいいかな?」
階段を上りきって廊下に出ても、少女からの愛撫は止まらない。
明らかに快楽に咽び、レヴィの指使いに併せて腰を揺りながらも、同時に苦しそうに、スバルは少女へと懇願する。
それでもスバルの膣内や淫裂をまさぐる少女の指は止まらず、逆に意地悪く、聞き返した。
「歩きながらだと、うぅ、その・・・・・・ああうっ、イケ、ないんです。お願いですから、止め・・・・・・」
「足を止めちゃだめだよー、スバル」
レヴィの小さな手で、スバルは何度も絶頂の寸前にまでは押し上げられている。
けれど、達しようと足が止まり膝が落ちるたびに、レヴィは愛撫の手を止めて歩き続けることを促すため、絶頂を迎えられないのだ。
それを理解したうえで、レヴィは少女特有の小悪魔的な笑みを浮かべ、スバルの横に並んで、たわわな乳房にも手を伸ばし始めた。
「んぁ、これ以上は、こえ・・・・・・声、抑えれない、から……誰かに、きかれちゃい、ます・・・・・・」
「大丈夫だってば。今日は変動シフト中で、誰もいないんだから。
あ、違うか・・・・・・1人だけ、確実に居るよね。今、この宿舎にさ。
ほら、顔を上げてごらん、スバル」
「ふぇ・・・・・・?」
むきだしの胸と股間への愛撫に翻弄されて視線も定まらなかったスバルは、レヴィに言われるまま、顔を正面に向けた。
視覚で捕らえるよりも先に察知したのは、他人の気配。
少女に促される視線の先には―――先ほどレヴィと一緒に地階にいた、女性職員の姿があった。
地階から逃げ出した後、やはりレヴィとスバルのことが気になって留まっていたのか。
乱れた制服は整えられていたが、ほつれた髪や汗の汚れは手直しされておらず、情事の名残を匂わせたままだ。
「ふふっ。僕たちのことが気になって仕方なくて、そこでずっと覗き見してたのかな?
・・・・・・悪い娘だねっ!」
「ひぁっ! 見ないで・・・・・・」
先ほどとは逆に自身の痴態を目撃されてしまったスバルは、露出させられていた胸と股間を両手で覆い隠し、しゃがみ込んだ。
ここまでレヴィにより与えられ続けてきた快感で腰が痺れ、女性のように走って逃げることはすでに不可能だったのだ。
一方のレヴィは、立ちすくむ女性と座り込むスバルの両方を一瞥し、愉しげな笑みを浮かべる。
視線は女性に送りながらスバルの耳元に唇を寄せ、聞こえよがしに話し始めた。
「ほら、そんな言い方ないだろ。さっきスバルは、あの娘のハダカを見ちゃったわけだし。
あ、そうだ。おかえしに、今度はスバルがあの娘にハダカを見せてやらないと、ね?」
「へ、見せる・・・・・・? やぁ、そんな、恥ずかしい、です・・・・・・」
-
快楽に霞ががった意識の中でも、さすがに他人の視線を意識して羞恥心がよみがえり、首を振るスバル。
急に話を振られた当の女性は、この場の淫靡な雰囲気にのまれたままで、口元を手で覆いながら、ただ立ちすくんでいた。
「自分でスカートをめくって、見せてあげてごらん? そしたらここで・・・・・・イかせてあげるからさっ」
「んっ・・・・・・そこは、だめぇ・・・・・・」
羞恥に身をよじる姿を面白がるように、レヴィはスバルの耳元で、無邪気に囁き続ける。
同時に、胸と秘所を隠し続けるスバルの両腕の隙間に手を差し入れて、豊かな乳房を揉み、いまだ潤う淫裂をなぞった。
羞恥心で忘れかけていた絶頂寸前のスバルの官能は、少女からの刺激で、容易に再燃する。
「ほら。ちゃんと、あの娘も見ててくれるんだから。スバルからも、見てくださいってお願いするんだよ?」
「あぁ・・・・・・そんなぁ・・・・・・」
地階でレヴィに責められたときと同じように、羞恥心と快楽との間でせめぎ合う、スバルの心。
しかしその精神の天秤は―――レヴィの小さな手が乗せられる程度であっさりと傾いてしまうほどに、すでに均衡を欠いていた。
逡巡したのも束の間、スバルは膝立ちになってスカートの裾を掴み、ゆっくりとたくし上げて、下着を着けていない股間を晒していった。
女性もあきらかに顔を高潮させ、呼吸すら忘れたように、自分より年下の少女2人の痴態を凝視している。
「見て、ください・・・・・・お願い、します・・・・・・」
「あっはは。よく言えたね、スバル。ご褒美にイカせてあげるよっ!」
褒めるように頭を撫でると、レヴィは今までになく乱雑に、スバルの胸と股間をねぶる。
強く乳首を吸われ、乱雑に膣内をえぐられ、時折り緩く触れる程度だった淫核も、激しく刺激された。
「はぅ・・・・・・あぁぁっ! イ、ク・・・・・・、イキますぅっ!!」
すでに限界を超えて昂っていたスバルは、自らスカートをたくし上げながら、年上の女性の目の前で、年下の少女の手により絶頂を迎えた。
「ふふっ・・・・・・これからスバルの世話をしなきゃいけないから、今日のところはゴメンね。
君とは明日、たっぷりと遊んであげるからさ!」
自らの手で絶頂を与えたスバルを支えながら、レヴィは女性に向けて、別れの挨拶と共に子供じみた陽気な投げキッスを送った。
※※※※※ ※※※※※
-
「着いた。ほら、ここだよ」
「は、はい・・・・・・んっ」
羞恥と絶頂の末にやっとスバルが連れてこられた場所は、レヴィが寝泊りする、宿舎内の居住区画の一室だった。
レヴィは無造作にドアをあけ、ふらつくスバルを部屋の中に招き入れる。
ドアに、鍵はかかっていなかった。
「やほー、たっだいまー」
「・・・・・・存外に、早かったですね。
今夜はまた、いつも通りに誰かの寝床で過ごして来るのかと思っていましたが」
そして部屋の奥には、先客―――というよりも、この部屋のもう1人の住人が居た。
レヴィと同じく10歳前後の、紫紺のシンプルなワンピースを着た、亜麻色のショートヘアの少女。
自分のエリアである部屋の半分に大量の書物を積み上げ、その中に埋もれるように、本を読んでいる。
座るのは椅子ではなく、少女が腰掛けやすい高さにまで積み上げた、分厚い書物の束。
本を平積みにして椅子代わりにするなどミッドチルダでも良識を疑われる行為だが、幸か不幸か、この場でそれを指摘する者は居なかった。
「んー、けっこういろいろあってね。そのかわり、わんこ拾ってきたんだよ。
ちょっと発情してるけど。いや発情させたのは僕なんだけど。
ああ、名前はスバルね。
ね、ね、シュテル。ちゃんと世話するからこの子、飼ってもいい?」
「うんっ、あぁぁ・・・・・・もう・・・・・・」
少女の目の前にスバルを連れて来たレヴィは、見せ付けるようにスバルのむき出しの胸と股間をまさぐり、嬌声を上げさせる。
まるっきり、子供が自分の飼い犬を他人に見せようとする仕草だ。
ここまでかろうじて歩いてきたスバルは、レヴィにひとしきり声を上げさせられた後、力尽きて2人の少女の足元にぺたりと座り込んでしまった。
「駄目です」
しかしシュテルと呼ばれた少女は、スバルの嬌声を聞いても書物から顔も上げず、レヴィのとんでもない提案をにべもなく一蹴する。
「何かを飼うには、貴女は移り気が過ぎます。そうやって拾ってきて、世話を続けた例がありません。
それに貴女のことですから、明日の夜にはまた別の者との逢瀬を約束しているのでしょう?
その間、誰が面倒を見ると思っているのですか」
当のスバルの頭越しに繰り広げられる、少々剣呑な会話。
しかし、快楽で蕩けたスバルの気を惹いたのは会話の内容ではなく―――部屋に居た少女の、容姿だった。
「あふ、あぁ・・・・・・れ? なのは・・・・・・さん?」
「ふむ? 私を見て、高町なのはを連想しますか」
そこで初めて紺衣の少女は書物から顔を上げ、自分の足元に座り込むスバルへちらりと視線を送る。
「ああ、スターズって言ってたから、タカマチとヴィータのところの子だよ。だから分かるんじゃないの?」
「いいえ。高町なのはがあそこまで成長した現在、容姿だけで私との関連に気付く者は少ないのですよ。
相当に親しいか、もしくは幼いころの面影でも知る者でないと。
それとも高町なのはに対して、よほど思い入れでも抱いているのか・・・・・・」
「ふ〜ん? そういえば僕は、別にフェイトに似てるとは言われなかったな。
なんか軽く見られてる気がしてきたぞ。うりうり」
八つ当たりではなく、ただちょっかいを出す口実を見つけたレヴィは、へたり込んだスバルを四つん這いにさせ、後ろから股間を弄り始める。
「ひゃ、そんな・・・・・・ことは、ないです・・・・・・!」
口調とはうらはらに、すでに発情しきったスバルは、目の前のシュテルにあえぎ顔を晒しながら、レヴィの悪戯を甘受している。
しかし―――足元で繰り広げられる痴態を眺めるシュテルは、そんなスバルの表情の中に浮かぶ、未だ満たされない“飢餓感”を看破した。
そして、それにすら気付かずに揚々とスバルを“飼う”と宣言したレヴィの配慮の至らなさに、嘆息する。
-
「・・・・・・そんなことを続けていても、その娘は満足しませんよ」
「え、ホントに? なんでわかるの?
っていうか、これだけやっても全然満足しないって、スバルどんだけ底無しなんだよっ!」
「相も変わらず。貴女は我欲を満たすことばかりで、相手の嗜好を汲み取らないのですね。
何度も言いますが、自分が悦ぶ事を与えたからといって、必ずしも相手が同じように悦ぶとは限らないのですよ」
「そうなの? 僕はこんな風にするのも、されるの大好きだけどなぁ」
「貴女はこの娘の気質を読み違えています。与えるだけでは、この手の娘は満足しません。
性癖に沿わない刺激は、いくら甘美であっても、それだけが積み重ねられたら苦痛でしかありませんから」
「難しい前置きはいいからさー。結局、どういうことなんだよ?」
「つまり・・・・・・」
と、シュテルは本に腰掛けたままつま先を伸ばし、床に這いつくばるスバルのあごの下に差し入れると、顔を上向かせた。
今までにない乱暴な扱いに、何かを感じ取ったのか。
見上げるスバルの瞳は怯えと期待に濡れ―――冷たく半眼で見下ろす少女の、妖艶な視線と絡み合う。
「“狗”は、奉仕されるばかりではなく・・・・・・自らが主人に奉仕することこそ、望んでいるのですよ」
※※※※※ ※※※※※
「へー、珍しいね。僕が拾ってきた子をヤル気になるなんて」
「少々、興が乗ったまでですよ。明け透けに“似ている”と指摘される事も、昨今はありませんでしたし。
高町なのはを慕う狗に、躾を施すのも一興でしょう」
そう言いつつ、シュテルは着ていた濃紺のワンピースを、魔法で変化させる。
小さなその身に纏うのは、魔力で構築された、バリアジャケット。
「・・・・・・っ!!」
スバルは勿論、シュテルのバリアジャケット姿を知らない。
しかし初めて見るその姿を、魂を射抜かれたような驚愕の眼差しで見詰めた。
シュテルが纏うのは、彼女本来の紫紺のバリアジャケットではなく―――胸に赤いリボンをつけた、純白に青の縁取りのワンピース。
まぎれもない。
少女の戯れなのだろうが、その姿は、高町なのはのバリアジャケットを模したものだった。
「さて。私は手ずから凌辱するのも、他人の意のままに屈服させられるのも、どちらも楽しめますけれど。
スバル。貴女は、私に服従させられたいですか? それとも・・・・・・」
呆けるように自分を見つめるスバルの視線を意識しながら、シュテルは上着の前をはだけて、控えめな胸を露出させる。
次いで、本に腰掛けたままショーツだけを無防備に脱ぎ去り、その挙動の合間に、スカートから無毛の秘所をちらちらと覗かせた。
「それとも。この姿と、躰・・・・・・貴女の思うさまに、蹂躙してみますか?」
身をくねらせ、足を組み替えて。
緩めたバリアジャケットの隙間から、胸と秘所とを晒しながら。
誘うようにスバルへと手を伸ばして嫣然と囁かれる、高町なのはの面影を残す少女からの、脳髄を灼くほどの扇情。
スバルにはそれに抗う理性など、残されていなかった。
-
「なの、は・・・・・・さんっ!」
散々声を上げさせられてカラカラになったスバルの口内に、新たな唾液が湧き出る。
シュテルの秘所を凝視し、そこを舐め取りたい衝動に支配されて、犬のように舌を伸ばす。
しかし自らの秘所に顔を近づけるスバルを、亜麻色の髪の少女は、誘ったはずの手で遮った。
「訊いているのですよ、スバル。貴女は・・・・・・どう、されたいのですか?」
「そうだよねっ、言っちゃいなよスバル。どうせ地下でも廊下でも、さんざん恥ずかしいコト言ってたんだし」
「はぅ、あ・・・・・・ご、ごめんなさいっ。わたしは―――」
交互に囀る少女たちの言葉に、スバルは内なる欲求を改めて自覚させられる。
目の前の“白い”少女へと犬のように奉仕したいという、本能にも似た強烈な衝動。
その少女自身から示唆された、華奢な肢体をスバルが蹂躙してもよいという―――倒錯に満ちた、奉仕とは間逆の選択肢。
同時に、さんざん嬲られた体がどうにもならないほど疼いたままで、スバル自身が少女たちに無茶苦茶に穢されたいという被虐心も、頭をもたげる。
理性の枷が外れて、放たれた肉欲が、大きすぎる。
選べない。
矛盾する選択肢があろうと問題ではなく―――その“すべて”が、ほしい。
スバルはその内心を、余さず吐露した。
「わたし、は・・・・・・ぜんぶ、したい・・・・・・それに、いっぱい、されたい・・・・・・です」
「あさましいですね。望むものを選ばせているのに、いずれかだけでは満足できない、と。
高町なのはの飼い狗かと思いましたが・・・・・・なんてことはない、ただの畜生でしたね」
スバルが己の肉欲との葛藤に振り回される様を冷たい瞳で睥睨するシュテルは、レヴィとはまた異なる年齢不相応の、艶然とした嘲笑を浮かべた。
※※※※※ ※※※※※
「では許しましょう、スバル。あさましく・・・・・・お舐めなさい」
シュテルからの許可が出ると、待ちきれなかったようにスバルは股間に顔をうずめ、無毛の秘所を貪る。
スバルが奉仕を始めたのと同時に、シュテルはスバルの背後に居るレヴィにも、意味ありげに目配せした。
「OKOK。もう、おもいっきり楽しんじゃってもいいんだねっ!」
シュテルの思惑を読み取ったレヴィも、四つん這いの姿勢のスバルの尻を両手で割り開き、その股間に顔をうずめた。
今までのようにスバルの反応を愉しむための加減はなく、少女もまた無垢な嗜虐性をむき出しにして、ひたすらにスバルを責め立てる。
「ひゃぁ・・・・・・いぃっ」
淫裂も淫核も乱雑に舐めあげられるこれまでにない激しい愛撫に腰を振りたて、顔を跳ね上げるスバル。
しかし、目の前にいるシュテルに跳ねた頭部を押さえ込まれ、その秘所へと再度押し付けられて、奉仕の続きを強要させられる。
「んふっ・・・・・・貴女が選んだこと、ですよ・・・・・・最後、まで・・・・・・果たしなさい」
「は、ひぃっ・・・・・・」
押し付けられたシュテルの股間で、スバルはくぐもった返事を返す。
レヴィによってじゅるじゅると乱暴に吸い上げられる股間からの快楽に突き上げられるように、自らもまた、シュテルの股間を吸い上げた。
-
「よし・・・・・・じゃあこっちもイっちゃおうか、スバル?」
「ふわっ! そこは・・・・・・」
唐突にスバルは、何度もあげさせられた嬌声とは異なる音色の声を上げる。
スバルの体液で湿ったレヴィの指先が、今までは直接触れてはこなかった、尻穴を捕らえたのだ。
しかし、驚きと戸惑いの中に喜悦も混じる声であったことを察知したレヴィは、片手でスバルの淫裂を擦りあげながら、別の手でアナルを弄り続ける。
「ん〜? クロノが言うには、こっちで感じるには才能とか訓練が必要らしいけど・・・・・・スバルは最初からイケちゃうクチ?」
「そんな、ひたこと・・・・・・なひ、れぇすっ・・・・・・」
レヴィは触れても挿入はせず、ぬめる指で尻穴の入り口を往復させ、緩く擦る。
答えるスバルは、両穴からの刺激に耐えながらシュテルの秘所を舐め続けているため、その声はくぐもり、ろれつもまわらない。
「ふ〜ん♪ 僕はどっちもスキだけどね。フェイトなんかは特に、こっちのが大好きなんだよ」
「ふぇ、いと・・・・・・隊長、も?」
「フェイト“も”ってことは、やっぱり君もまんざらでもないのかい? ん? ほらほら〜」
「うぅ、それは・・・・・・」
耳ざとくスバルの言葉をとがめたレヴィは、意地悪げに聞き返す。
スバルは肯定も否定もできず、ただ赤面させ、うつむいた。
「ほら・・・・・・また、口が・・・・・・お留守ですよ。んぁっ・・・・・・そう、続けなさい」
「あ、ひぃっ! はぃ、ごめんなさい・・・・・・」
この期において未だ羞恥心を失いきらないスバルを、嗜虐の光を宿した瞳で見下ろしながら。
シュテルは、伸ばしたつま先でスバルの豊満な乳房を押し込み、先端の乳首を指で強くつねり上げて、奉仕の続きを促す。
「こっちも遠慮しなくていいみたいだね。さあ、カクゴしなよスバル。
今日いっぱいして、フェイトみたいに大好きにしてあげるからさっ!」
「そんな、おしり・・・・・・ひいっ!」
レヴィが膣内に指を抜き差ししたまま、逆の手でアナルを割り開き、べろべろと丹念に舐め始める。
シュテルの股間で愛液にまみれるスバルは目を見開き、新たな快楽に戸惑い、悲鳴を上げた。
※※※※※ ※※※※※
-
2人の少女による責めは続き、何度も絶頂を迎え―――やがて、スバルの意識は完全に弾けた。
残るのは、本人にも御しきれないほどの、獣じみた膨大な性衝動のみだ。
「っ・・・・・・!」
シュテルへの奉仕は激しさを増し、四つん這いの姿勢から膝立ちになり、シュテルにすがりつくようにその小さな体を這い登る。
舐め取る範囲が股間から、染みひとつない腹部へと移動し、さらに幼い胸へとたどり着いた。
「は・・・・・あぁっ・・・・・・いぃ、ですよ。スバル」
スバルの舌が従順に、そして力強く、シュテルの胸をねぶる。
シュテルも快感に酔い嬌声を上げ始め、すがりついてくるスバルの体重を支えられず、腰掛けていた本から、小さな体が徐々にずり落ちる。
最後にはスバルに床へと押し倒され、圧し掛かられる体勢になった。
シュテルを床に押さえ込み、その上に覆いかぶさる形になったスバルは、奉仕の矛先を腋や首筋にまで伸ばす。
舐めるだけでなく、鼻を鳴らして匂いを嗅ぎ、唇で強く吸い上げて、少女の白い肌にいくつもの紅い吸い跡を残した。
そしてその状況でも、背後からのレヴィの責めも止まない。
スバルはシュテルの肌に舌を這わせる合間に、前後の穴からの快楽で何度も喘いで身を反らせた。
「うぁ・・・・・・なのは・・・・・・や、しゅてる、さん・・・・・・」
「つ、ぅ・・・・・・!?」
エスカレートする奉仕に陶然と蕩けていたシュテルの表情が突然―――驚愕と、わずかな苦痛に歪む。
スバルが、シュテルの柔肌に歯を立てたのだ。
勢い余って、という状況ではない。
明確に、欲求のままに。
甘く、ときに跡がつくほどに強く。
少女を味わい、貪り尽くそうとするように、噛み付いた。
「しゅてる、さん・・・・・・」
「くっ―――い、はぁっ・・・・・・!」
噛まれる痛みでシュテルの目が見開かれ、身をのけぞらせ、張り詰めた声を上げ、それまで浮かべていた余裕のある表情が解けた。
しかしそれでも―――スバルを、止めようとはしない。
その表情はときおり苦痛に歪み、噛まれるたびに肢体は痛みでびくりと不随意に悶えながらも。
少女の声も表情も、より蕩けたものになっていった。
「あぁ、しゅてるさん、もっと・・・・・・もっとして、いいですか?
するものされるのも、舐めるのも嗅ぐのも、吸うのも噛むのも・・・・・・きもち、よくて、おいしくていいにおいで・・・・・・やめらえないん、です・・・・・・」
スバルは、自身で組み伏せ凌辱する少女へと、あろうことか涙を浮かべて懇願する。
レヴィの指に穿たれる秘所と舐めあげられる尻穴で何度も絶頂を迎えているため、呼吸は荒く、言動もなりふり構わない。
一方の―――奉仕され、かつ蹂躙され、それでも主導権を握ったままのシュテルは、痛みと快楽ですでにスバル以上に正体を失っており、答える余裕すらない。
ただ、薄く笑みを浮かべてその華奢な体を委ねることで、スバルの獣じみた衝動を拒絶しない、“肯定”の意志を伝えられるだけだ。
「ああ―――しゅてる・・・・・・さん!」
受け入れられた。
そう、理解した瞬間。
スバルは恍惚のあまりひときわ強くシュテルの小さな体を抱きしめ、その首筋へと噛み付いた。
「!!・・・・・・ぁ、スバル・・・・・・」
組み伏せられていたシュテルは、快楽と痛みのあまり声すら出せずに目を剥き、失禁すらしながら、絶頂を迎えた。
※※※※※ ※※※※※
-
戦闘機人であるスバルの体力は、マテリアルである少女2人を相手にしても尽きることなく、快楽を貪り続ける。
精も根も尽きたようにぐったりと動かなくなったのは、相当に時間が経ち、暗かった空が白み始めてからだった。
そしてそのころにはすでに、スバルによって思うさま蹂躙され続けたシュテルも限界を超えており―――
「うゎ。また調子に乗ってペース考えずにやっちゃった。
シュテル、スバル、起きてる? まだできる? ・・・・・・やっぱ無理かー。
もう、僕の体の火照りはどうするんだよっ!
王様・・・・・・はダメか。ヤガミ一筋だし。 う〜ん。さっきのあの娘、まだ起きてるかな〜?」
そして何も考えずに欲望の赴くままノリで動いていたレヴィは、昂った性欲の捌け口に、1人途方に暮れていた。
※※※※※ ※※※※※
「でさ、シュテル」
「なんでしょうか?」
翌日の、午後。機動六課の医務室にて。
ベッドの周囲をカーテンで仕切った即席の個室に、寝かせられている少女が1人。
顔も体も包帯でぐるぐる巻きにされ、腕には点滴、右の鎖骨付近には極太のチューブが差し込まれている。
限界を超えた魔力ダメージによる肉体負荷への外科的な処置と、賦活剤や魔力補填剤の点滴。
同時に、極限の体力消耗を補うための、高カロリー輸液の静脈への注入である。
「タカマチやヴィータに“お話”されたのは、まあ、仕方ない結果だと思っているんだ」
「夜間任務中のスターズ隊員に、足腰立たなくなるまで数時間に渡ってセクシャルハラスメントを加えたわけですからね。
おかげでスバルが午前の訓練に出られずに事がバレてしまったわけですから、当然の結果でしょう」
「・・・・・・なのになんで“話し相手”にさせられたのは、僕だけなのさ?
別に怒ってるわけじゃないよ!? あぁ君だけが、のほほんとそこに居ることに怒ってなんかないからさっ!
でもちょーっとそのあたりを不可解に感じている僕に、納得いく理由を説明してみてくれないかなぁ?」
午前の修練において過密な非殺傷攻撃でノックダウンさせられ、身動きもままならずにベッドに寝ているのは、蒼い髪の少女・レヴィ。
わが身に起きた凶事よりも相方の処遇にこそ納得できず、おかんむりの様子だ。
一方のシュテルは、ベッドの傍らのパイプ椅子に座り、本を読みながらレヴィの会話の相手をしている。
こちらは腕や頬や首筋など、体のいたるところに湿布が貼られているが、至って元気な姿である。
「単純に、“ルームメイトが連れ込んだ者に暴行された”被害者だからですよ。
スバルに性行為を強請し、前後不覚に陥れて部屋に連れ込んだのが、貴女。
そのスバルに押し倒され、一方的に、数時間に渡って凌辱の限りを尽くされたのが、私。
責められる謂れは、どこにもありません」
そう言いつつ、本から目を離すことはなく、体のあちこちにある湿布を指差してみせるシュテル。
それらはすべて、スバルによって噛まれ、吸われ、あるいは強く抱きしめられてうっ血した場所の、治療跡だ。
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