>>101
21章でXzenophiliusは、前の所有者からElder wandをcaptureしなければ真の所有者にならない、
過去殺害によって所有権が移転してきた、と説明しています。
これは検証されていない言い伝えに過ぎないわけですが、この伏線は32章で生きてきます。
UK版page527 The Elder Wand belongs to the wizard who killed its last owner.
即ち、ヴォルは、ダンを殺害したスネイプを殺さないと自分は真の所有者になれないとの前提から、
Neginiを使ってスネイプを殺します。
(Neginiは人間に化けることができる蛇ですが、所有権はNeginiに移ったのではないか
という疑問もありますが、蛇は殺害の道具ということにしましょう。)
36章page 595でHPがヴォルに上記の所有権継承ルートが間違っていることを指摘しますが、
これも「前所有者を打ち負かさないと所有権は移転しない」というXzenophiliusの伏線の延長線上にあります。
即ち、ダンと対決して負かしたのはドラコであり、所有権はドラコに移った、
しかしそのドラコと対決して負かしたのは私HPである、つまり私HPが真の所有者であると。
ここでは、前所有者を殺害しなくてもdisarmすれば所有権が移るという風に条件軟化されてしまっていますが、
disarmも対決の結果であり、グリンデルヴァルトの窃盗とはカテゴリーが違うのじゃないかと思います。
作者の構想力には驚愕しますが、この点は論理矛盾があると思う次第です。
>>09
ありがとうございます。
秘宝というか三つのobjectsは、もともとは死神が、死人が出るようにとの期待と
たくらみで作ったものです。
Elder Wandは持ち主が善であろうが悪であろうが、使えば簡単に無敵効果を発揮した
と思うのですが。
代々の所有者が殺し殺され、死神がほくそそえんでいたのではないでしょうか。
たしかにpage577でダンが、I was permitted to tame and to use it, because
I took it, not for gain, but to save others from it.と言っています。
危険なものとみなしていたわけです。
そうならさっさと埋めるか焼くかして処分すればよいのに。
ヴォルが探しているのを知っていたわけですから、墓などに一緒に置かないよう
スネイプに指示しておくべきでしょう。
ストーリーが展開しないかな。
35章キングクロスをもう一度読んでみました。
Page575でダンが、I won the duel. I won the wand.と言っています。
ということはグリンデルがElder Wandを使ってダンと決闘したことになり、自信とか
矜持からElder Wandを使わず別のwandで対決したのではないということですね。
どうやって無敵のElder Wandに勝てたのか?
それと、グリンデルはこの決闘で死んだのではなくて、負けた後刑務所に入っていたんですね。
>111 UK版のアダルト壮丁の方ですか?何章のどの辺でしょうか?
(私もUK版ですが、子ども壮丁なので見当たりません。w)
I won the wand.は一般的には「私はそのwandを勝ち取った」という意味でしょう。
目的語の場所に、試合とか戦いとか賭けのような語がこないと「勝った」という
意味にはならないと思います。
もし杖に勝ったという意味にしたいなら、
I defeated the wand.のような感じになると思います。
>>116-117
35章によると、2人は対決のとき互いを恐れていました。
グリンデルヴァルドは「ダンブルドアに負けること(=死ぬこと)」を、
ダンブルドアは「アリアナの件での真実(死ぬことではなく)」を。
これらのことから、グリンデルはやはり本気で戦ったということではないでしょうか?
「後に牢獄で、自分のしたことに後悔していた」の"what he had done"は、大きな意味での「自分のしてきたこと」の様に思えました。アリアナのことも含まれているかもしれませんが、対決の時点ではまだそんなことを気にするような人間ではなかったように思ったのですがいかがでしょうか?