会見に向けた話し合いの中で、文彦は一つだけ要望を出した。それは、跡を濁す形で去った古巣への『けじめ』をつけたいといったものである
Black Sheep陣営は当初、歩く炎上仕掛け豚(焼豚)である文彦に、会見すら一言も喋らせない方針で貫き通そうとしたのだが、これまで見せたことのない真剣な態度だったのと、何よりここ半年間、文彦の成長を間近で見ていた徳雄の支持、そして親友である木本の懇願もあってか、『それ以外の関係ない事を一言でも抜かしたらミンチ機に放り込んで殺す』という条件の下、特別に許可を出したのだ。そう、キングスマン ゴールデンサークルである
本八も態度こそ渋々であったが、内心では豚に喧嘩を売られるという人生最大最悪の屈辱を味わうバジリスクの苦々しい面を、この日一番の楽しみにしていたのであった