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もしもだーさくこと石田亜佑美と小田さくらが賞金稼ぎコンビだったら

1名無し募集中。。。:2016/03/06(日) 12:00:05
小田「賞金は山分けですよね?」
石田「は?あんた助手でしょ?」

2名無し募集中。。。:2016/03/06(日) 12:12:46
<あらすじ>
近未来の日本。震災と原発事故の影響で行政運営が破綻した東日本の某都市。
警察機構そのものが私企業に売却され、街はやりたい放題の無法地帯と化していた。
悪化する治安に対処するため、企業は独自の保安システムを構築する。
これはそんな現代の「賞金稼ぎ」の物語である…。

3名無し募集中。。。:2016/03/06(日) 13:22:38
オールド・センダイ署の外観は、警察というよりも軍隊の基地のようだった。
煉瓦の外壁には銃撃の痕跡があばたのように残っている。
前の道路に乱雑に並んでいるパトロールカーのほとんどはあちこち凹んで、傷だらけだった。

石田亜佑美は、ガソリンをがぶ飲みするワゴンを署に隣接する駐車場に入れた。
バッグをつかんで正面玄関に向かう。

亜佑美がコード化された“狩猟”許可証を正面玄関横のスロットに差しこんだ。
スロットはブーッという音とともに、許可証を吐き出して金属の門のロックを解除した。

ちょうど同じタイミングで囚人護送車が止まり、何人かの犯罪者を吐き出した。
進化論に逆らっているような連中だった。人間より猿に近い。

ひとりの容疑者がいきなり警護の係員を蹴飛ばした。
亜佑美はあっけに取られて見つめた。
容疑者は、手負いのサイのようにいきりたっている。
身体つきもサイのようにごつい大男だった。

大男は手錠をかけられたまま突進し、正面ドアに頭突きをかまそうとした。
そのとき、亜佑美の後方から小さな影が高々と跳びあがった。

影は怒り狂う男の股間を蹴りつけた。
背丈はやっと大男の肘までしかない。小柄だ。
亜佑美と同じくらい小柄である。

大男はうめきながらも手錠のはまった両拳で、その影を突き飛ばした。
その影、亜佑美と同じくらいの体格、しかも同じように女の子である

不意をつかれたその女の子はどさりと床に倒れたが、すぐさま警棒を片手に大男に突進した。
そして驚くほどの素早い動作で立て続けに大男を殴りつけた。
たちまちのうちに大男は血だるまになった。

「それ以上やると公民権侵害で訴えられるよ」
見かねて亜佑美が声をかけた。
ちょうど女の子が大男の頭に最後の一撃を食らわせたところだった。
大男は倒れ、椅子をひっくり返しながら床にのびた。

それが小田さくらとの最初の出会いだった。

4名無し募集中。。。:2016/03/06(日) 15:43:13
全員がおそろいの飛行服を着たように見える囚人を引率する係員たちが、記帳室を出たり入ったりしている。
てんやわんやの署内を取り仕切っている譜久村聖をようやく見つけられた。

さくらの姿を見るなり聖は、高い壇上にあるデスクから立ちあがった。
こちらに向かって歩きだしたが、3歩と進まないうちに、スーツ姿の女に阻まれた。
狡猾そうな顔つきの女だった。

「わたしの依頼人の件ですけどね。計画犯罪なんてとんでもありません。
これ以上の拘留は明らかにわたしの依頼人の人権侵害です」
聖はにこやかに微笑んでいる。
しかし紅潮した顔が内心の怒りを示していた。
「何回でも言ってあげますけどね。福田さん、あなたの依頼人はクズです。
あなたもクズです。ここにはここの規則があるんです。
クズが判事に話をするまでにはまだまだ日数があるんですよ。
さあ、とっとと出てってください。あなたは帰り、あなたの依頼人はここに残る」

弁護士の福田花音は不快感をあらわにしながら、聖をにらみつけた。
しかし、わざとらしくため息をつくと歩き去った。

さくらは思わず笑った。
聖は壇上から身振りしてさくらを呼び寄せた。
バッグに手をつっこんださくらは、なんの役にもたたない書類の束を取り出して、聖に手渡した。

「小田さくらです。オールド・ザマからの異動です」
聖はうなずいて、その書類をほかの役にたたない書類の山の上に置いた。

「いきなり仕事するなんて、熱心すぎるわね」
さくらが返事をする前に、聖がつづけた。
「ここの仕事にはちょうどいいくらいかな。さ、防具とスーツに着替えてきて」

「はい、感謝します」と、さくらはきびすを返しかけた。
聖はさくらの肘をつかんだ。「おっと、“ハンター”さん」
「はい?」
「楽しくやってね」

さくらは奥に向かい、大きな金属ドアをふたつ通り抜けた。
防具をつけているハンターたちを横目で見ながら、通路をぶらぶらと歩み進んだ。
さきほど見かけた女の子がいた。ハンターだったのか。

さくらは声をかけた。
「小田さくらといいます」
「あたし、石田亜佑美。いま手が放せないから」女の子はぶっきらぼうに答えた。

さくらは動じることなく亜佑美に尋ねた。
「わたしのロッカーはどこでしょう?」

亜佑美は不機嫌な表情でさくらを一瞥した。
そして手を伸ばし、左のロッカーから“鞘師”という名札をもぎとった。
「ここを使いな。いまのところ誰も使ってない」

5名無し募集中。。。:2016/03/09(水) 19:04:19
期待

6名無し募集中。。。:2016/03/20(日) 11:29:13
さくらはロッカーに薄紫色のスポーツバッグを放りこんだ。
背後では、壁に埋めこまれた2台のモニターが、オールド・センダイ市内の各地域からの情報を中継している。
低いハム音が絶えずあたりに流れていた。

さくらは後ろにあった木のベンチに腰をおろした。
ベンチは体重を支えきれないような派手な音をたてて、壊れんばかりにたわんだ。

「そこ、座らないほうがいいよ」と、左側にいたハンターが忠告した。「怪我する」
すぐそばで、3人のハンターが小声でなにごとか話し合っている。
さくらはゆっくりと防具を装着しながら、その会話に耳を傾けた。

「鈴木さんのこと、なにか聞いた?」
「まだ危篤状態だって」

さくらはボディスーツのパッドを調整し、窮屈な袖を引っ張った。
さくらの左側にいたハンターが、にっこりと笑いかけてきた。
「で、あなたなんでこの“楽園”にやってきたわけ?」
さくらはあいまいに肩をすくめた。
「人事異動です。アップフロントによる組織再建の一環だそうで」
「佐藤優樹」ハンターが名乗った。
「小田さくらです」

別のハンターが歩み寄ってきた。
胸のポケットに工藤という名前が縫いつけてある。
「組織再建?ふん、あんな連中に任せておいたら街はガタガタになるだけだよ」

「なんでもかんでも予算、予算だからさ」優樹が言った。
「こっちは使えるものなら戦闘機でも使いたいのに」
「嘘だと思うなら、困った時に援軍を呼んでみな」と工藤遥。皮肉っぽく笑っている。

遥が鼻を鳴らして続けた。
「鈴木さんが、先輩のハンターなんだけどさ、救護班を呼んだんだ。
1時間近く放っておかれたんだよ。誰かがやっと見に行く気になるまでね」

さくらは靴の紐をぎゅっと締めた。室内が静かになった。
さくらが顔をあげると、聖がむっつりした顔で段ボール箱を手に持ち、
鈴木と名札のついたロッカーに歩み寄るところだった。
聖は名札をしばらく凝視し、やがてゆっくりとロッカーの中身を箱にあけはじめた。

全員の視線が聖に集中した。ただ、聖に背を向けていた遥だけがそれに気づかず熱弁をふるい続けた。
「会社のアホどもに、どう対処したらいいのか教えてやるよ。
ストライキをぶつんだよ。うちらがいなきゃどうなるか思い知らせるのさ」

さくらは遥に“まずいですよ”と目配せした。
遥はゆっくりと後ろを振り返った。
聖が鈴木香音の荷物を箱に入れている。ロッカーの名札をはがし、それを香音の私物の一番上に置いた。

目を赤くした聖が、ハンターたちに向き直った。
さっきより10年は老けこんだような顔だった。
「葬儀は明日」と聖。感情を押し殺した声だ。
「参列できる人は全員お願い。遺族への弔慰金は…慣例通り払われる」

ハンターたちは全員が床をにらみつけた。懸命に怒りを抑える表情である。
箱を持ちあげて出口に向かう聖は、遥の前でちょっと立ち止まった。
「ストライキの話なんてしないで。治安を守るために働いてるのよ。そのことを忘れないで」

7名無し募集中。。。:2016/03/20(日) 13:04:27
オールド・センダイの法執行機関の職員は、とりわけカルテルに関してはひどく堕落していると評判だった。
カルテルの資金力は、警察官の稼ぎなどまったく問題にならない。

だが、恐ろしいのはカルテルの財産や人的資源だけではない。
カルテルは法の執行者を恐れない。あまりにも頻繁に誰でも殺すことを実地に見せてきた。
警察官、政治家、裁判官、ジャーナリスト。誰も安全ではない。

しかも直接的に問題となる人物を殺すだけでなく、その家族、関係者をも殺す。
信じられないほど陰惨な殺し方をすることが多かった。

しかし、だからといってオールド・センダイに正直な人間がいない、カルテルの犯罪行為に立ち向かう勇気ある人間がいないわけではない。

亜佑美は拳銃をホルスターにおさめ、ヘルメットをつかみ、ロッカーをばたんと閉めた。
そして遥の肩に手を置いた。
「考えこまないほうがいい。みんなイライラしてるんだから」
「ああ…そうだね」

大部屋に戻った亜佑美は聖に呼び止められた。
「あゆみちゃん」と、聖は話しかけた。「新しい相棒に、近所の地理を教えてあげて」

「よろしくお願いします」さくらは亜佑美の手をぎゅっと握り、上下に振った。
愛想よくにっこりと笑っている。

「いったいあの…」悪態が出てくる前に亜佑美はつばを飲んだ。
聖が眉を吊りあげた。「小田さくらちゃん、オールド・ザマでの“戦果”を調べた。完璧ね」

「ふん、こっちよ」亜佑美はそれ以上なにも言わずにさくらを完全に無視して、その脇を通り抜けた。
きつく握られた手が赤くなっている。
亜佑美は足早に部屋を抜けていく。さくらは小さくなってその後を追った。

聖がクスクスと笑っている。「お幸せに、おふたりさん」
楽しそうな口調で続けた。「お似合いのカップルだわ」

亜佑美とさくらは駐車場に入った。ガソリンの臭いと、一酸化炭素ガスが充満していた。
ハンターたちが次々とターボクルーザーに乗りこんでは急発進させていく。

「ピカピカですね」さくらが言った。
「先週、被弾したキズを修理したばかりだからね」亜佑美が応えた。
亜佑美は運転席に歩み寄ると、ぐいとドアを開けた。
「あんたがこのあたりの道を覚えるまでは、あたしが運転したほうがいいわね」

さくらは亜佑美の脇をすり抜けて、運転席に座った。
「新しいパートナーと組むときは、自分が運転することにしてるんです」
さくらはそう言ってドアを閉めた。

残された亜佑美は不機嫌な表情でさくらをにらんだ。
さくらがエンジンをかけると、諦めたようにぐるりと車体を回って助手席についた。

「あんた、ザマでもこういう車に乗ってたの?それとも向こうじゃ、おかかえ運転手つき?」亜佑美がからかい口調で言った。
答えるかわりに、さくらはアクセルを踏みこんだ。
タイヤをきしませながら、スロープを出る。

通りへの出口のところで、2台のターボクルーザーが停車していた。
さくらはニヤリと笑うと、2台の間をスレスレに通り抜け、一路北を目指した。

亜佑美はあっけにとられながらつぶやいた。
「…なかなかやるじゃない、新入りにしては」
ターボクルーザーはすべるように裏通りを走った。
背後の再開発された地区でスカイラインが太陽を浴びて輝いている。

オールド・センダイのスラム街にターボクルーザーが飛びこみかけた時、亜佑美はバックミラーを指した。
「文明社会にサヨナラを言ったほうがいいわよ」
さくらはバックミラーをちらりと見た。
「あれが文明と呼べるものなら」さくらがつぶやき返した。
「あんた…のみこみが早いんだね」亜佑美は苦笑いした。

8名無し募集中。。。:2016/03/20(日) 18:45:15
亜佑美はターボクルーザーの側面に寄りかかり、周囲の焼け落ちたまま放置されているビルを眺めた。
5年以上前のこの街は、まだ活気に満ちていた。
大勢の家族が住み着いており、何代にもわたって住み着いている古顔たちがたくさんいた。

頭上には暗くて不気味な雲が立ちこめている。
ポロポロと崩れていく過去の破片を見おろすような陽光が、雲の間から出たり、引っこんだりしていた。

この区画でたった一軒だけポツンと店を開いているバーガースタンドに、亜佑美は目をやった。
ヘルメットを脱いださくらが、2杯分のコーヒーの勘定をクレジットカードで済ませているところだった。

さくらがコーヒーを手にして歩み寄ってきた。
亜佑美にコーヒーを手渡し、ふうとため息をついた。
「なによ?」
訊かれてさくらは恥ずかしげに微笑した。
「コーヒー、苦手なんですけど。チャレンジします」

「ああ…あそこ、コーヒーしかないからね」亜佑美はコーヒーをすすった。
一口飲んで苦味に顔をしかめたさくらを見て、亜佑美はニヤニヤと笑った。
「お子ちゃまか」

さくらはじっと、この新しい相棒を見つめた。
「石田さん、どうしてこの仕事を?」
「さあね」
「“さあね”って、どういう意味ですか?」

亜佑美はコーヒーをすすり、一瞬考えこんでから答えた。
「この街をなんとか救おうと…そんなところね」
「善良な市民のために街を安全に」さくらはうなずいた。

「あんたこそ、どうしてなのよ?」
さくらが答えるより先に、車の計器盤が甲高い音をたててパッと点灯した。
さくらは、開けたままの運転席の窓に頭を突っこんだ。
グリッド上に情報が表示されはじめている。グリッドマップが点灯した。
移動する青い光点を追尾している。

“リンク”の通信回線がやかましい音をたてはじめた。
「周辺のハンターに通知――事案発生。112進行中。プレート701、サブセクター61にて北上中の白色のバンを追跡せよ」

運転席につこうとしたさくらを追い越して、亜佑美はするりと自分がハンドルの後ろへすべりこんだ。
「さあ、乗りなさい。置いてくよ」

ぶつぶつ小声でぼやきながら、さくらはターボクルーザーを回りこみ、助手席に飛びこんだ。
間髪を入れず、亜佑美はアクセルを踏みこむ。
もうもうと土埃と砂利をあとに残してターボクルーザーはバーガースタンドを離れた。

さくらは前屈みに“リンク”の方へ身を乗りだした。
「こちら石田と小田。本部どうぞ」
ピクピクと脈打つ青い光点をじっと見つめた。
計器盤上に表示されたセクターのグリッドをジグザグに横切っていく。

“リンク”の指令員の声は、冷静かつ能率的であった。
「了解。容疑者は複数で武器を所持している。当該容疑者は高性能爆発物を使用して強盗事件を起こし――」

ターボクルーザーの何ブロックか先方に、キズだらけの白色のバンがいた。
無法者集団と、武器と、焼け焦げた現金袋をすし詰めにして、裏通りを轟音とともに驀進していた。

9名無し募集中。。。:2016/03/20(日) 20:02:16
車体を傾けて走るバンが目視できる距離になった。
ターボクルーザーはバンを追ってぐんぐん近づいた。

そのとき、バンはスピードを落としはじめた。
ツイン・タービン車を振り切るのは無理だと観念したのか。いや、そうではないだろう。

さくらはM16自動小銃を構えた。首筋の後ろの毛が震えた気がした。
亜佑美は依然としてアクセルを目一杯踏みこんでいる。
「スピードを落としてください」と、さくら。
「なんでよ?連中に追いつきかけてるのに」と、亜佑美。

さくらは鋭い一瞥を亜佑美に向けた。
亜佑美は顔に平手打ちを食ったかのように、言われたとおりにした。

次の瞬間、バンの後部ドアが蹴り開けられ、ロケット推進式の擲弾が発射された。
バンの後方に煙が充満し、疾走してくるクルーザーがまったく見えなくなった。
その煙の中で無法者たちは目をパチクリさせた。
当然、フロントガラスが砕け散ったはずなのに、その音が聞こえない。
タイヤのきしむ音もない。ずたずたになった人間の肉片も見あたらない。

やがて徐々に煙が消散した。無法者一味は、まじまじとバンの後方を見つめた。
いるはずのターボクルーザーがいない。街路があるだけで、何もない。
「おい、あそこに追跡してくる車がいるって言ったよな」
「もちろんいたぜ。俺はこの目で見たんだ」

突然、ターボクルーザーが姿を現した。
街路の右側にある歩道から飛びでてきて、後部ドアを開けたままのバンの傍らを追い越していく。

さくらは、白色のバンに銃弾を射ちこみ、亜佑美はハンドルを握ったまま歯を食いしばった。
反撃に連射されてきた銃弾に、ふたりは本能的に頭を下げて、ターボクルーザーをバンから引き離した。

「大丈夫?」亜佑美が叫んだ。
「大丈夫です」さくらは応えた。「ひとりは仕留めたと思います」

バンの後部席では、一味がパニック状態に陥っていた。
「あう、ちくしょう!やられた!!」
バンがターボクルーザーに再攻撃をかけた。すると相手はまたもや姿を消した。

「なんだ、あいつら!幽霊か!?」
ターボクルーザーがまたしても突然現れ、大量の弾丸がバンの側面に降り注いだ。

「やつら、またスピードをあげはじめました」さくらが言った。
「怖がってるんだよ」亜佑美の声には追う者の強みがあった。
言うなり亜佑美はアクセルを踏む足に力をこめ、さらにスピードをあげた。

しかし、さくらには、何かが気にかかっていた。
弾倉を装填しながら、片方の目でバンをじっと見つめた。
その疑念を亜佑美に伝えようとした瞬間、不安が現実となった。

バンの後部ドアが開いたかと思うと、一味のうちふたりの身体が悲鳴をあげて、自らの仲間たちの手で道路に投げだされた。

「くそ!」亜佑美が目を見張った。
大きな図体が空を切り、疾走するターボクルーザーめがけてぶつかってきた。


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