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第八次NaNじぇい聖杯戦争、開幕
1
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/02/05(金) 12:15:41 ID:W62d2YDk
電脳世界の大海に揉まれ、分解と再構成を繰り返すいちじくの葉「NaNじぇいサーバー」
今、新たなフェイズのもと、電子的に再現されたマスター達による一大魔術儀式が始まろうとしていた。
TRPG"風"安価SSです。
NaNじぇいゆかりのマスターを選んでください。
??「管理者が変わったので新しいルールです」
マスター候補20:00から書き込まれた14人
521
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/11(木) 22:22:26 ID:51S44uSA
城之内「時の魔術師を召喚。来い、タイム・ルーレット!」
城之内が時の魔術師の効果を発動させる。杖の先のルーレットに従い、相手かこちらのどちらかの場の時が100年進むのだ。その結果───。
道満「……ほう」
城之内「タイム・マジック!」
時の砂が敵陣に吹き荒れる。機械仕掛けの猫も鎧武者も、100年という時の流れの前に押し負けてしまったのだ。
時間流の嵐の中、無傷でいられる者はいない──はずだった。
捏おじゃ「今のような攻撃を待ってたんすよね」
館橋「……なぜ」
砂嵐から退屈そうに出てきたただ一つの影。
なぜ奴だけが1世紀分の時間加速に耐えきれたのか。まさかフェイカーはそこまで長大な存在規模(ライフスケール)を持っているのか。
無論、そんなはずはない。そしていかに英霊とはいえ、ただ100年の時が経つのではない、老いさせるという「概念」を拒むことはできないはずだ。
道満「ンン〜っ。使い魔同士を戦わせる遊戯、実に興味深い!……惜しむらくは術者を狙えぬところですな」
城之内「……さっきのモンスター!」
道満の台詞に、城之内は顔色を変えた。やはりこの和装の大男、こちらの手の内を読んでいる。サーヴァントを一時的にデュエリストとして扱ったことで、モンスターを対象にとる効果の範囲から強引に抜け出したのだ。
道満「さあ行きなさいフェイカー!」
捏おじゃ「まぁ基本…女とですよね…」
マスターほどに事態を飲み込めていないライダーの目の前を短刀が掠める。慌ててバットで受け止めるが、次の瞬間、フェイカーの片手がバットを掴んだ。
館橋「しまっ──!」
自由になったドスが宙を飛ぶ。その先にいるのは……城之内。
>>522
>>523
>>524
522
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/11(木) 22:25:47 ID:z4Jf81RY
ハイビーム… (リンボの魔力を大量に消費して放つ超極太ビームで追撃)
523
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/11(木) 22:28:29 ID:cR6gUH4Y
戦況をリセットするためライダーたちは再び船&水フィールドを展開
524
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/11(木) 22:31:23 ID:.Dmm1brU
ナイフは下級モンスターで対処(ここでも一体モンスターを)
525
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/11(木) 23:04:43 ID:51S44uSA
城之内「格闘戦士アル……!」
言い終わる前に召喚されたモンスターの頭に短刀が突き刺さった。
道満「甘い!魔力接続、行きなさいフェイカー!」
捏おじゃ「ハイビーム…」
強引に体を動かされたフェイカーから光弾が溢れ出す。それ自体は大したことのない単純に魔力にカタチを与えて物理的威力を伴わせただけのものだが、問題はその規模だ。蘆屋道満から与えられた異常な量の魔力が戦場の半分を光で覆う。
館橋「くっ……『クイーン・オブ・フェスティバル』!」
掘り返された武舞台に豪華客船が乗り上げ、大量の水を落とす。浮かぶ壁の破片は即席のボートになっていた。
フィールド:QOF、海上
ライダー:中度負傷(細工)
フェイカー:健康
>>526
>>527
>>528
526
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/11(木) 23:06:48 ID:z4Jf81RY
カズマと電ボを触媒にしてフィールドを海上から月光町にする
527
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/11(木) 23:09:31 ID:.Dmm1brU
やられっぱなしだった館橋さんも肩Eとはいえ硬球で攻撃
528
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/11(木) 23:10:22 ID:tY7fPs9I
自在に伸びるシャクが球を明後日の方向へと弾く
529
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/11(木) 23:40:25 ID:51S44uSA
道満「ンンッ!いいですねぇ!大きな船と煌めく海、まるで……星月夜のように」
捏おじゃ「かじゅま〜、電↑ボ↓……」
一瞬前まで、そこは確かに海に沈む闘技場だった。
今は違う。満月と星々に照らされるのは、鄙びた現代の街並み──。
館橋「そんな……」
城之内「なっ、偽物だこんなもん!」
その言葉を待っていたかのように道満が嗤う。
道満「ええ、ええ。まさしくこれは偽り。吹けば飛ぶような幻にて……そして貴方がたにそれを突破する方法はない!」
陣地を簡単に上書きされ、ライダーが拳を握りしめた。
館橋「それで!」
ボールを投擲するが、フェイカーに傷を負わせるには至らない。どこかから飛んできた桜色の板切れに妨害されたのだ。
城之内「なんだかわからねぇけどずりーぞ!」
月光町にいる妖精、おじゃる丸は常に笏を持ってきていた。そんな因果も道満の手にかかれば、月光町にいる限り尺がおじゃる丸の元にやってくるように変わってしまうのだが、当然城之内にそのようなことがわかるはずもない。
フィールド:月光町
ライダー:中度負傷(細工)
フェイカー:健康、笏
>>530
>>531
>>532
530
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/11(木) 23:43:10 ID:cR6gUH4Y
こうなったら不確定だがやるしかないと
館橋さんにヘルモスの爪を発動して装備させる
531
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/11(木) 23:43:21 ID:pnT.sgxI
先程デュエリストになった捏おじゃに道満がカードを数枚プレゼントする
532
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/11(木) 23:44:00 ID:tY7fPs9I
ライダー陣営は苦肉の策として近くの水場、月夜が池に撤退し要塞クジラを召喚
少しでも陣を固めんとする
533
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/12(金) 00:26:17 ID:FugKGMM6
手の内がバレている以上、既存の戦略を使うのはリスクが大きい。城之内は夜の町を駆けながら判断した。
城之内(どうすればいい……!?)
目的地があるわけではない。しかし閑散とした方向に進むうちに、気がつけば見知らぬ池の前まで来ていた。
城之内「淡水……そんなこと気にしている暇ねえか!『要塞クジラ』を召喚!」
月に照らされた要塞クジラが吼える。フェイカーたちの気配を感じ取ったのだ。
館橋「マスター、敵はもう近くに来ています!」
城之内「なら……オレは勝負にでるぜ!」
息を吐く間もなく、フェイカーとそのマスターも月夜が池のほとりにたどり着いた。城之内が驚いたのは、それが思ったより早かったから……ではない。
城之内「そのカード、どうして持っている!」
道満「ハハッ、どうしてでしょうねえ」
フェイカーが持つデュエルモンスターズのカードのせいだ。
フィールド:月光町、月夜が池
ライダー:中度負傷(細工)、要塞クジラ
フェイカー:健康、笏、カード
>>534
>>535
>>536
534
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/12(金) 00:30:44 ID:ZFLMJ3hw
戦闘中に隙を見て「寄生虫パラサイド」を城之内のデッキに仕込む
偽装工作スキルで城之内は召喚まで気付かない
(発動タイミングは
>>1
の任意)
535
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/12(金) 00:32:14 ID:dUFyZ7Jw
ライダーは要塞クジラに騎乗し砲撃で迎え撃つ
536
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/12(金) 00:39:34 ID:L0NH1veU
捏おじゃらはいったん近づかずに落ち着いて砲撃を捌きつつ笏と呪い攻撃で挑発
537
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/12(金) 00:40:21 ID:Jo99QyX2
フェイカーは「攻撃」封じのカードを使って要塞クジラを守備表示にさせる
538
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/12(金) 01:03:40 ID:FugKGMM6
水辺に津波が押し寄せ、フェイカーたちは身を引いた。水飛沫の向こうでは、すでにライダーとマスターが要塞クジラが背負う艦橋へと潜り込もうとしている。
館橋「てー!」
号令と共に弾幕が張られる。船内で戦闘しない分、余剰の魔力は全てクジラに注ぎ込んでいるのだ。
道満「ぬうっ!中々に堅牢な布陣を……!」
騎乗スキルを最大限活かした基本戦術ゆえに無駄がなく、フェイカーも道満も防戦に回る他ない。
道満(……などと言いつつ、すでに手ぬかりはなく)
そう、既に攻撃は放たれたあとなのだ。最初の接触の時に。
ただ相手を倒すのではなく、勝負に勝ったことをどこかで見ている者にことさらに伝えるため、道満はあえて迂遠な戦法をとっていた。
毒だ。人体ではなく城之内のカードデッキに毒を仕込んだのだ。
道満(さあ引きなさい城之内克也。己の首を絞める釣縄を……)
>>539
>>540
>>541
539
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/12(金) 01:09:36 ID:dUFyZ7Jw
攻勢に出たライダーはそのまま宝具を発動
フリート高校ナインが集結しあふれ出る大水がフィールドに干渉、月光町が水に浸かる
540
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/12(金) 01:11:33 ID:ZFLMJ3hw
デン!(リンボを抱えて跳躍)ボ!(艦橋上方に着地、地の利を取る)
541
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/12(金) 01:11:58 ID:ZXQvGQkY
捏おじゃも対抗してガオレンジャーに
水鳥であるアヒルで水上戦に
542
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/14(日) 00:17:00 ID:maq25gFo
館橋「……だめです。間合いが遠すぎる」
ライダーが苦々しげに漏らした。
水上ならまだしも、池の周りの大地では要塞クジラの移動速度もたかが知れている。水の中に入ろうとしないフェイカーに有効打を与えるには時間がかかりすぎるのだ。
城之内「……なあ、ライダー」
マスターの腹を括ったかのような顔に、ライダーも覚悟を迫られる。
城之内「この景色ってよう……幻覚なんだろ?だったらオレたちの船だってまだ近くで眠っているはずだぜ」
ライダーの宝具、クイーン・オブ・フェスティバル号。その真価はただの船に収まらない。
「海上」を駆ける「野球場」にして「高校」。すなわちQOF号があるところは海であり球場なのだ。
しかし、多重に拘束された宝具だけありその全てを解放したときの負荷は計り知れない。
それでも、勝敗を決するのに相応しい舞台はないだろう。
城之内「招べよライダー、お前の『海』を!」
館橋『…… 出航します──祭礼統べし女君主(クイーン・オブ・フェスティバル)!……スコラ・クラッシス・ビガス』
詠唱とともに、要塞クジラが解けた。容赦なく魔力を貪る宝具達のために、城之内がモンスターを手放したのだ。
しかしライダーとマスターが水に落ちることはない。今まで触れることができなかっただけで、そこには最初から降り立つべき場所が「在った」のだから。
捏おじゃ「あぁまぁそうですねたまに疲れますよ」
偽りの月光町が荒波に沈んでいく。今度ばかりはフェイカーの余裕も維持できないようだった。
捏おじゃ「デン↑……『ガオアクセス── Summon Spirit of the Earth』!」
鎧を纏ったフェイカーに背負われ、道満も船へと跳ぶ。質量以上の勢いが、QOF号を派手に揺らした。
船が水をかぶり、城之内がよろめく。短時間に過剰に魔力を消費した代償だ。
道満「結構。拙僧敢えてその誘いに乗りましょう!しかし、拙僧と千人力のフェイカー足して千一人力に、加減の効かないサーヴァント一騎と半ば干からびた博打撃ち一人では、さすがに多少心許ないのでは?」
──欺瞞である。嗤ってみせたように見えた蘆屋道満だが、その実本意は別のところにあった。
「寄生虫パラサイド」それが道満が仕込んだ毒の名だ。デッキから引いた時点でデュエリストに害をなすカードだが、引かれなければ──そもそもデュエルのスタイルが成立しなければ何の意味もないのだ。
城之内(なにか言い返したいけど、そもそもモンスターを召喚できるかわからねえ……それでもやるしかねえか!)
??『いーや、ふたりだけじゃないぜ?』
543
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/14(日) 00:20:24 ID:maq25gFo
祭礼統べし女君主(クイーン・オブ・フェスティバル)
?、対界宝具
レンジ:1〜20
最大捕捉:300人
フリートの守護神に任された豪華客船『クイーン・オブ・フェスティバル号』を呼び出す。
召喚のみなら地中、空中にも可能。当たり前だが航行に向かない場所ほど性能、燃費は悪くなる。
宝具としての本質は船ではなく「海上」を航行する「野球場」にして「高校」。搭乗することでライダーのパラメータは向上する。
ただ召喚するだけでなく宝具として完全解放することで周りを海上に変えることができる。固有結界に近い大魔術。
客船だが内部に複数の野球場、トレーニング場があり、また積荷を積載することもできる。
白球を海原に飛ばせ(スコラ・クラッシス・ビガス)
?、対軍宝具
レンジ:1〜20
最大捕捉:9人
『祭礼統べし女君主』を完全解放することで解禁される宝具。
一度発動すると、フリート高校野球部の中からライダーがそのときの試合のメンバーに相応しいと考える9人(本人も含まれる場合は8人)を召喚する。各部員はは全員が独立したサーヴァントで、宝具は持たないが全員がE-相当の「単独行動」スキルを有しており、短時間であればマスター不在でも活動が可能。なお、聖杯戦争のルールに従って召喚されているわけではないのでクラスは持っていない。
また、船そのものが「この世界の依り代」となっているため、召喚されたサーヴァントが船上を離れることは不可能。
フィールド:海上(月光町)
ライダー:中度負傷(細工)、QOF、フリート高校
フェイカー:健康、笏、カード、ガオレンジャー
>>544
>>545
>>546
544
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/14(日) 00:21:03 ID:bin9Us6o
泡瀬殺した2秒後に沖野を殺してその3秒後に梶も殺しましたね(複数回攻撃)
545
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/14(日) 00:22:56 ID:D9o01jXA
城之内がスケープゴートを召喚し攻撃を防ぐ
546
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/14(日) 00:23:28 ID:d2EMFJXM
突然捏おじゃが再び内なる肉おじゃが現れ苦しみだす
547
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/14(日) 00:23:44 ID:E1J78ngY
城之内は伏せていた罠を発動、水中で開かれた落とし穴は渦を形成しQOFを揺らす
なおライダーのみ揺れへの耐性があるものとする
548
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/14(日) 00:44:55 ID:maq25gFo
フェイカーの動きは迅速だった。ひとり、またひとりと血祭りにあげ、4人目までその爪の餌食にしようとする。
城之内「ま、魔法カード《スケープゴート》!」
しかし捕らえられたのは羊トークン、そこまで魔力を消費しない単なるデコイだ。
道満は今度こそ笑った。この調子で、適当に城之内を乗せてカードを引かせていればそう遠くないうちに魔力切れで干からびる。そしてパラサイドを引けばそれすら待たずに致命の一撃を与えられるだろう。
館橋「……どうです!」
改めて別の選手を手にかけようとしたフェイカーをライダーが止めた。今までの彼女の攻撃はそれを見てから動いたフェイカーにさえ避けられていたが、船上においてその動きは互角、もはやステータスの差はフェイカー有利とは言い難いところまできているようだった。
フィールド:海上(月光町)
ライダー:中度負傷(細工)、QOF、フリート高校、スケープゴート
フェイカー:健康、笏、カード、ガオレンジャー
>>549
>>550
>>551
549
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/14(日) 00:49:43 ID:bin9Us6o
デンボ!(ロケット戦士を召喚してライダーへの攻撃)
550
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/14(日) 00:50:07 ID:E1J78ngY
賭けに出た城之内がライダーに加勢せんと真紅眼の黒竜を召喚した瞬間、細工により暴走した黒竜が甲板を炎に包む
551
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/14(日) 00:50:33 ID:7x1RKHmc
捏おじゃは自分のガオレンジャーのもとであるガオダック(ドナルド)を呼び船と衝突させる
552
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/15(月) 23:31:16 ID:OQCN8frU
捏おじゃ「デンボ!」
甲板の上に残されていた水が飛沫を上げる。噴き上がるフレアが生き残っていた羊トークンを焼いた。
城之内「……ぐずぐずしている場合じゃねえ!来い!『真紅眼の黒竜』!」
城之内が賭けにでる。もはや魔力残量を気にしている余裕すらない。
城之内「───!?」
突然、黒竜が城之内の意に反して甲板に降り立ち、吠えた。ちろちろと燃えていた残り火が、黒竜から発せられた咆哮の余波によって赤黒く染まる。
道満「油断……しましたなァアアアアア!《寄生虫の暴走》によりその黒竜、今日からもはやただの虫ィイイイ!」
苦しむ黒竜、その顔を突き破って緑の触手が現れる。
城之内はすぐさま腕のデュエルディスクを確認し、愕然とした。召喚するカードを置くモンスターゾーンが見知らぬ一枚に埋められていたのだ。
城之内「これは……羽賀のヤローの!」
いや、見知らぬカードではない。城之内はかつてこのカードをデッキに仕込まれたことがあった。
館橋「そんな……QOF号が!」
捏おじゃ「……百獣召喚!」
追い討ちをかけるように、巨大ななにかが燃える客船に突っ込んだ。
フィールド:海上(月光町)、炎上
ライダー:中度負傷、QOF、フリート高校、真紅眼の黒竜(虫)
フェイカー:健康、笏、カード、ガオレンジャー、ガオダック
>>553
>>554
>>555
553
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/15(月) 23:36:47 ID:CQkJ1Ow2
とりあえず船とメンバーが残っているうちに硬球攻めで徹底的に攻撃をする
554
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/15(月) 23:36:58 ID:ZVn4jSy2
魔力供給を受けフェイカーが宝具をさらに開放、ガオダックを核としてガオキングが顕現
このガオキングは左腕にガオダックを百獣武装した状態で固定とする
555
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/15(月) 23:38:57 ID:0rr0fHcM
置物になったレッドアイズはリリースしてサイコショッカーにする
556
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/19(金) 22:47:18 ID:8PqPJte2
荒波を割り、巨大ななにかが海面から浮上した───ガオダックだ。燃える炎から身を隠しながら、道満がガオダックに向けて手足両方を使い不思議な印を刻む。
道満「ククふははははは!もっと、もっとです!」
対象はガオダック……ではない。パワーアニマルが呼び出された空間の歪みだ。
??『気を抜くんじゃないわよ!』
??『いくでやんす!』
館橋「はっ、はい!」
残り少なくなったライダーの仲間が道満を攻撃する。しかし彼女らが放った硬球はなりふり構わぬフェイカーによって阻まれた。
捏おじゃ/道満『百獣合体!』
空間に穴が空き、さらに4体のパワーアニマルが飛び出す。もはやフェイカーへの攻撃は届かない。パワーアニマルたちの中へと吸収されていったのだ。
捏おじゃ「ライズアップ……!」
「猛獣達はその聖なる肉体を1つに重ね、巨大なる精霊の王が生まれます」
巨大な影が立ち上がる。精霊王ガオキング、その名もない新たな姿だ。
城之内「チッ……俺はレッドアイズを生贄にして《人造人間-サイコ・ショッカー》を召喚するぜ!」
不安定な足場な上で悶える黒竜が解け、新たな使い魔として人造人間が現れる。その体も蝕む寄生虫だったが、彼はそれを気にしているようにも見えない。
フィールド:海上(月光町)、炎上
ライダー:中度負傷、QOF、フリート高校、人造人間-サイコ・ショッカー(虫)
ガオキング:健康(蘆屋道満、フェイカー:軽度負傷、笏、カード、ガオレンジャー)
>>557
>>558
>>559
557
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/19(金) 22:50:41 ID:ESukD9Qs
サイコショッカーの召喚によりアリーナに事前に仕掛けられていた大量の罠が破壊される
そのあまりの量に何故かフェイカー陣営が勝ち誇り、ライダー陣営がドン引きして動揺
558
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/19(金) 22:53:18 ID:20UP20l.
虫キラーのアヒルの力を得ていることで寄生虫の効果とマッチ
モンスターは軽くワンパンする捏おじゃ
559
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/19(金) 22:53:43 ID:MxSidQSk
爆炎を裂いた精霊王の左腕はライダーを巻き込みQOLをを叩き割る
560
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/19(金) 22:54:58 ID:MxSidQSk
>>559
誤字失礼「QOFを叩き割る」
561
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/19(金) 23:21:14 ID:8PqPJte2
>>560
同じミスをしていたので許しません
城之内「サイコ・ショッカーの効果発動!場のトラップを……ッ!?」
海を割いて立つ精霊王が、荒波を制する大船が、その上で構える者たちが、全員が世界の揺らぎに驚愕した。
偽りの月光町──道満が作り出していた幻覚が消失し、大海はもとの水で埋められた闘技場へと戻ったのだ。
捏おじゃ「…… さすがに笑えないっすね」
精霊王の体内、肩をすくめてニヤつく道満の隣でフェイカーが口惜しげに言った。月光町の加護の証たる笏はすでに手元にはない。
捏おじゃ「……どうなんだい!」
返ってこない反応が逆に火に油を注ぐ。イラついたフェイカーに操られた精霊王の巨大な腕が、サイコ・ショッカーに叩きつけられた。
城之内「うおおおおお!」
それだけでは終わらない。大火によって脆くなっていたのだろうか、左腕はそのまま甲板を打ち抜き、大船を真っ二つに叩き割った。
フィールド:海上
ライダー:中度負傷、パラサイド
ガオキング:健康(蘆屋道満、フェイカー:軽度負傷、カード、ガオレンジャー)
>>562
>>563
>>564
562
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/19(金) 23:25:14 ID:ESukD9Qs
船を失ったライダー陣営に対しガオキングが水上ダッシュで強襲
563
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/19(金) 23:26:13 ID:W4Dg6fvE
もう万策尽きただろうと拷問術と呪術で神経を刺激しつつ煽りまくって精神攻撃
564
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/19(金) 23:26:27 ID:eP6aqxwM
俺の拷問はハンパじゃねぇぞ(バイサーデスを召喚して館橋さんに装備)
565
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/19(金) 23:26:45 ID:eQZLap5w
リンボが羅刹王髑髏烏帽子蘆屋道満になる
566
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/20(土) 00:24:53 ID:Eptx02jk
捏おじゃ「ハハァ!」
城之内「速ッ……!?」
精霊王が水上を制する。右腕のサメと左腕のアヒルが驚異的な海を進み、移動手段を持たないライダーと城之内は白い波に揉まれ、投げ出されてしまった。
道満「急急如律令!」
安全な場所から道満が呪を放つ。ただ不特定多数を痛めつけるための魔術が無防備なふたりを襲った。
城之内「がああああ!」
館橋「キャー!!」
受け身を取ることもできず水に落ちる。今のふたりは溺れないようにするので精一杯なのだ。
道満「ンンン……少しは骨のある相手かと思いましたが、どうやら拙僧の思い違いだったようです。ねえフェイカー」
勝ち誇る道満の声もライダーと城之内には届かない。嘲笑していたはずのフェイカーもあまりの反応のなさに痺れを切らした。
捏おじゃ「……《万力魔神バイサー・デス》」
館橋「ぎっ……!」
ライダーの頭にはめられたのは大きな万力のモンスターだ。
城之内「ライダー!」
城之内が焦る。この拷問の半端じゃなさは彼も十分すぎるほど理解していたのだ。
フィールド:海上
ライダー:中度負傷、パラサイド、バイサー
ガオキング:健康(蘆屋道満、フェイカー:軽度負傷、カード、ガオレンジャー)
>>567
>>568
>>569
567
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/20(土) 00:27:27 ID:UIUuJh0g
あっ、もう今やっちゃって大丈夫っすか?(もがき苦しむライダーを尻目に城之内へダイレクトアタック)
568
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/20(土) 00:33:14 ID:yte7ZY72
虫でもなんでもいいから凌ぐためモンスターを集める
569
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/20(土) 00:34:06 ID:z130yAzo
抵抗を歯牙にもかけぬガオキングの一撃に城之内が霧散する
570
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/03/20(土) 00:53:26 ID:Eptx02jk
城之内「ライダー……ライダー!」
道満「……ふむ」
しばらく待っていたがもはや面白くもない。ただ無味乾燥な光景だけが広がっていた。
このまま水位が下がり続ければ、ライダーたちは溺れる心配もなくなるだろうが、もうなにかあるとは思えない。まさに潮時だった。
捏おじゃ「あっ、もう今やっちゃって大丈夫っすか?」
マスターの答えすら待たずに精霊王が腕を振り下ろす。術者を守るためにパラサイドが引き寄せられたが、大質量が巻き起こす轟音と共に、虫と城之内はあっけなく見えなくなった。
館橋「……そん、な」
騎兵が息を呑む。彼女の頭を帽子ごと締め上げていた万力が、やがて仕事を失って水底に沈んでいった。
571
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/02(金) 23:11:43 ID:WanBGkt2
-準決勝、終了-
ランサー陣営:グラン、ベルリ・ゼナム(残り令呪1画)
フェイカー陣営:捏造派おじゃる丸、蘆屋道満(残り令呪2画)
大変お待たせしました
タワー登りました
572
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/02(金) 23:14:16 ID:WanBGkt2
-ここまでのあらすじ-
電脳世界の大海に揉まれ、分解と再構成を繰り返すいちじくの葉「NaNじぇいサーバー」
今、新たなフェイズのもと、電子的に再現されたマスター達による一大魔術儀式が始まろうとしていた。
ランサー・グランは自らの物語を語り、マスター・ベルリの信頼を勝ち取る。
しかし己の武器を奪い、剽窃するアサシン陣営と対峙した時、彼らの前に立ちはだかったのは自分がランサーのマスターに相応しいのかというベルリの恐れだった。
しかし、そんなベルリにランサーは明かす。異世界にひとり召喚され、団長ではなくなった自分をなおもマスターは信じてくれたのだと。
満身創痍だったアサシンが同じく手詰まりだったはずのランサーに攻撃した時、それを返り討ちにしたのはベルリとランサーの絆が生んだ存在しないはずの新しい宝具だった。
手段を選ばず貪欲に勝利を求める男、フェイカー・捏造派おじゃる丸。真意を明かすことなく、マスター・蘆屋道満とは互いを利用し合う関係にあった。
ライダー陣営の流儀に添いつつ、それぞれが己の好きなように地形そのものを変えていく戦いの中、ライダーのマスター城之内の装備に道満が仕込んでいた細工が発動する。
開戦の前に埋め込まれていた寄生虫への対処に無防備になった城之内、フェイカーの巨大宝具は圧倒的質量をもって彼を叩き潰し、フェイカーと道満はとうとう決勝戦へと駒を進めることとなった。
しかし、彼らの心の内は未だ見えてこない。
573
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/02(金) 23:15:31 ID:V7NUMcAU
おかえりなさい
574
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/02(金) 23:16:24 ID:2rHCT6Mc
エタらなくてよかっま
575
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/02(金) 23:18:44 ID:WanBGkt2
蛍光灯が時折鳴らす音に、フェイカーは苛立たしげに目を泳がせた。視線の先では和装の男、道満がまぶたを閉じて精神を集中させている。
「──あまり変なことはしないでほしいんですが」
部屋の中に涼やかな声が響く。
目を開けた道満が見たのは、キョロキョロと声の主を探すフェイカーと───いるはずのない黒服の青年だった。
見るからに怪しい2人を前に、青年は不思議なほどに落ち着き払っている。柔和な印象を発する中、空色の髪は、およそ生物が見せるものとは思えない色彩を見せていた。
道満「ああ、貴方でしたか。蘆屋道満、お初にお目にかかります……」
大股で歩み寄る。客の来訪を予期していたかのように道満は大仰に頭を垂れた。それでもなお、ふたりの顔の高さはそう変わらない。
監督役「そろそろ聖杯にかける願いを教えていただこうと思いまして」
筋肉をアピールするフェイカーを視界に収めつつ、監督役は表情を崩さずに言った。
蘆屋道満、その願い
>>576
576
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/02(金) 23:22:13 ID:WpCQmlbs
晴明に勝つ
577
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/02(金) 23:43:12 ID:WanBGkt2
道満「拙僧の願い……極論すれば聖杯は余り関係がなく」
捏おじゃ「それはちょっと(素)」
フェイカーが言葉の真意を計りかねる。
聖杯戦争での勝利。それがマスターとサーヴァントを繋ぐ絶対の条件だったはずだ。
道満「必要なのはそう……偉業を成し遂げ、あれを超えし真髄へと至ること」
監督役「なるほど、勝つのが大事なんですね」
捏おじゃ「ハハァ……」
蘆屋道満が自ら敵対視するものなど数が知れている。安倍晴明……一時代を極めたと謳われた陰陽師こそが道満の越えるべき壁なのだ。
ならフェイカーの願いは?
>>578
578
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/02(金) 23:43:39 ID:ZVpx1U5U
筋肉あれば十分じゃないすか?
579
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/02(金) 23:44:00 ID:V7NUMcAU
世界の皆様こんばんは、肉体派おじゃる丸です(本物の存在を上書きし成り代わる)
580
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/03(土) 00:03:32 ID:WuXvEM9M
捏おじゃ「筋肉あれば十分じゃないすか?」
道満「ンンっ!」
道満がおどけてみせる。さも簡単なことのような態度だが、ひとときではなく英霊の本質を変えようというのだ。英霊の座にすら干渉するだけの奇跡が必要だろう。
監督役「……いいでしょう。ここに必要のない胎動さえ呼び込まないのなら」
青年がなにやら納得したかのような素振りを見せ、踵を返す。
足跡のように、彼の歩いた跡にはコウノトリの羽が舞っていた。
少し時間が余った
道満はどうする?
>>582
581
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/03(土) 00:06:10 ID:E.2TsgaU
決戦霊衣として髑髏烏帽子衣装になる
582
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/03(土) 00:08:08 ID:o/KGAlK2
>>581
に加え捏おじゃと気を高める
583
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/04(日) 23:46:18 ID:IXUhkkjk
道満「ふふ、ふふっ……フフフフフゥ!」
青年の気配が消えた後、道満は大笑した。
いや、この世界にいる限り真に「彼」の目から逃れることなど不可能だ。わざわざ顔を見せたのは、致命的な不利益をもたらさないように釘を刺しに来たと考えていいだろう。
道満「いいでしょう!貴方直々に激励に来てくださるのなら、拙僧も全力でことに挑む所存……」
興奮した面持ちで双肌を脱ぐ。衣や大量の呪具から解放された体は激しく汗ばんでいた。
道満「しからば拙僧、遊ぶのは終わりにしましょうか……六根清浄悪業罪示!」
捏おじゃ「火加減強いっすよ!」
道満の体の内側から黒い炎が吹き上がる。不満をこぼすフェイカーをよそに燃え上がる火が部屋中を覆い尽くしたかと思うと、今度は逆に中心へと引き込まれ始めた。
捏おじゃ「凝縮されているんだ……」
目、舌、耳──あらゆる感覚器を襲った黒炎が、新たなる衣装の形へと変わっていく。朱と柳と言った愛嬌に欠ける、豪奢な赤黒の装束。
道満「ンン……?」
変身を果たした道満が不思議そうにあたりを見回す。しばし理由を測りかねていたフェイカーだったが、やがてマスターの元に駆け寄ると、彼の足元に落ちた烏帽子を拾い上げ、被った。
捏おじゃ「こんな感じですかね」
道満「……ええ、それですそれ」
焼け焦げた手でフェイカーから烏帽子を取り戻し、回す。丁寧に正面に髑髏の意匠を合わせたのは、持つべきものだけがあるべき形を知るという主張だろうか。
道満「……さあ、参りましょう」
呪文を唱えてその姿を変える。ちょっと魔法少女みたいだな、などとは口に出さないフェイカーであった。
584
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/05(月) 00:24:36 ID:3YkzRMEA
-一方その頃-
グラン「──で、そうしたらそこから水が」
ベルリ「そういうもんだよ」
席を外していたランサーがこの場所の設備について話すのをベルリは以前よりずっと軽く受け入れていた。なんとなく感じていた遠慮のようなものからもすでに解放されている。
「──私もよく使います」
なんの前触れもなく現れた祭服の青年が話に割り込む。ランサーは咄嗟にマスターを庇って立ちはだかった。
??「監督役です。よろしくお願いします」
ベルリ「はぁ……」
姿を見るのは初めてだが、知識としては知っている。
ベルリはランサーの肩越しに監督役と名乗る青年を眺めた。
歳はわからないが、流石にランサーより若くはないだろうか。どこかあどけない表情とは対照的に、その目は引き込まれそうな深淵をたたえていた。
監督役「そろそろ聖杯にかける願いを教えていただこうと思いまして」
警戒を解いたランサー陣営に監督役が言った。
ベルリの願い
>>585
585
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/05(月) 00:27:18 ID:A8IebDMM
>>396
586
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/05(月) 00:43:41 ID:3YkzRMEA
ベルリ「過去に飛びます。会いたい人と、合わせたい人のために」
監督役「そうですか……」
マスターの願いは変わらない。むしろ決勝戦を前にして腹を括ったのか前に聞いた時よりもはっきりと言い切っていた。ランサーはその変化を好ましく思っていた。
監督役「……ではランサー、あなたの願いはなんですか?」
グラン「……ッ!」
突然覗き込まれたランサーが驚く。やはり監督役の発する気配にはなれない。
グランの願い
>>587
587
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/05(月) 15:03:08 ID:eyIDYdC.
ベリルを団に迎え入れる
588
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/09(金) 22:53:29 ID:dc1OGhRY
グラン「そっ、そうだなぁ……。マスターに騎空団に来てもらうっていうのは……ダメかな」
ベルリ「なん……じゃとて……!?」
少年は、かつてたしかに世界を見た。友を、大人たちを、人々を生んだ世界。喜びや悲しみを作り出した世界を他ならぬ自分の目で見るために旅をした。
そして今、新しい世界へと誘われている。
悪い気はしない。ランサーはあくまで結論を急いだりはしなかったし、ベルリの事情も考えてくれている。
ベルリの回答(いい/だめ/保留)
>>589
589
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/09(金) 22:56:38 ID:Vk589aU6
ランサーを信頼しているため行ってもいいと思うが、その前に姉たちと話す時間がほしい
590
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/09(金) 23:32:06 ID:dc1OGhRY
ベルリ「そうだね……新しい世界も、見たい」
腕を組み、考える。ランサーはその間黙して見守った。
ベルリ「……姉さんたちにも話すよ」
しばしの沈黙ののち、ベルリは信じる人の許しを条件とした。ランサーが安堵の息を吐いた時には、監督役はすでにいなくなっていた。
グラン「マスターのお姉さん……君が信じる人なら僕も信じるよ」
少し時間が余った。
ベルリはどうする?
>>591
591
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/09(金) 23:37:30 ID:Te55GLBo
今度はベルリの方がグランにこっちの世界を話す
592
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/10(土) 00:09:33 ID:.1s/yPMQ
ベルリ「世界……世界、ねえ……」
ベルリが天井を仰ぐ。改めてスケールの大きい話に戸惑う他ない。
グラン「君の世界はどんな場所だった?」
ランサーの問いに気づいた。たしかに自分の経験したことは大まかに説明したが、なぜそんなことが起きたのか、その根底にあるバックボーンまでは語っていない。
ベルリ「でもどこから話したものか……」
スコード教、タワー、姉さん。ベルリは残された時間を使って、話したいことを自分の言葉で話した。ランサーはそれをただ静かに聞き入っていた。
593
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/10(土) 00:50:24 ID:.1s/yPMQ
スタジアムを漂うふたつの気が混ざることはなかった。
ひとつを発するのは、ふたりの若者だった。
軽装のひとりは、入ってきたばかりの道に背の荷を下ろし精神を集中させる。鎧のひとりは槍を背負い油断なく当たりを見回す。
もうひとつの気は、やはりふたりの男から流れ出していた。
和装の大男の笑みは牙を剥いた肉食獣にも見える。筋肉質な男の指は腰に刺したなにかを忙しなく触っている。
芝は生暖かい風に揺らぎ、ゆっくりと時が満ちるのを待っていた。
その中心でふたつの陣営が向かい合う。この戦いで生き残り、真に栄光を手にするのは──。
-FATAL BATTLE-
>>594
>>595
>>596
594
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/10(土) 00:52:01 ID:pTu0v/b2
グランの先制攻撃
595
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/10(土) 00:52:27 ID:GO.RqNdQ
ケヒャヒャヒャヒャヒャ(悍ましい笑い声で威圧する捏おじゃ)
596
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/10(土) 00:55:39 ID:N1BFXgh.
リンボはフィールド作り
ベルリは絶好の間合いとタイミングの管理
597
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/10(土) 23:54:11 ID:.1s/yPMQ
鎧の若者が突撃姿勢をとったのを見て、フェイカーも短刀をいつでも抜けるように身構えた。いくら相手が敏捷性に優れたランサーとはいえ、そこまであからさまな構えでは不意打ちにもならない。
素人なのだろうか。そんなフェイカーの考えはランサーの行動によって吹き飛ぶ。
グラン「いくぞ!」
掛け声に面食らったフェイカーは、次の瞬間目の前に迫った穂先を避け切ることができなかった。居合いの要領で抜刀したドスは槍をギリギリで弾いたものの、フェイカーの左肩は赤く染められていく。
しかし、傷ついた彼が浮かべた凄絶な笑顔はランサーの威勢を削いだ。
捏おじゃ「ケヒャヒャヒャヒャヒャ……」
前言撤回、期待以上だ。やはり決勝まで残った英霊。
道満(なるほど、流石は我がサーヴァント。この盤面で嗤ってみせるとは……)
呼応するように道満も微笑む。
状況は最善とは言い難い。隙あらば地面に細工を施そうとはするものの、敵マスターの少年は明らかに場のほとんどを視界に収めているかのように振る舞い、思うように仕込みが効かないのだ。
道満が一歩小さく進めば、見にくい位置にいるはずのベルリも無意識かみじろぎする。あからさまに罠の支度をするわけにもいかないだろう。
ランサー:健康
フェイカー:軽度負傷
>>598
>>599
>>600
598
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/11(日) 00:01:41 ID:QiIvWuFs
捏おじゃは拷問スキルでグランとベルリの精神を攻める
599
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/11(日) 00:03:53 ID:QyX1Brbc
筋肉にもの言わせて短刀大振りで無理やり槍に食らいつく捏おじゃ
グランは逆に最低限の動きで攻撃
600
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/11(日) 00:06:13 ID:Nx/CrK9.
ドスで攻め続ける捏おじゃだが拷問術は勇猛スキルと拮抗、一進一退の攻防が続く
601
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/15(木) 22:36:57 ID:8O.ag.i.
道満(困りましたねぇ……)
念話がサーヴァントへと伝わる。
なるほど、英霊クラスの認識力がなければ成せないほどの戦局把握。たかが人間のマスターがそれを可能としているのなら無視するわけにもいかないだろう。
威圧、外連、虚飾。恐怖によって心を縛る、実を言えばそれらは全て思考を誘導するための偽りだ。
例えば───。
捏おじゃ「ハハァ!」
グラン「ぐっ!」
肉薄したフェイカーの雑な連撃がランサーを襲う。金属製の槍で受け流したはずの衝撃がランサーの手に噛み付いた。
本能に根ざした大振り。そこに術理など存在しないが、それゆえに動きを見極める目は意味を失う。最小限の動きでかわすランサーだったが、その焦りはぶつかり合う得物を通してフェイカーにも伝わっていった。
ベルリ「そこなら!」
道満「──!」
グラン「てぇいッ!!」
一瞬の隙をついて短く持ち替えた槍がフェイカーの手に刺さる。しかし、それこそが作戦の次の一手。
捏おじゃ「……まだイけますよ?」
貫かれた手を閉じ、ドスを突き出す。精一杯捻り伸ばした短刀がランサーを掠めた。
グラン「がああああ!」
ベルリ「ランサー!!」
絶叫がスタジアムに響き渡る。ダメージを度外視した、ただ相手に強烈な痛みを与えるための一撃は、ランサーとそのマスターの意識に致命的な空白をつくった。
ランサー:軽度負傷
フェイカー:中度負傷
>>602
>>603
>>604
602
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/15(木) 22:40:16 ID:j9bjED4I
空白ができている間にリンボはより有利な呪いで攪乱する
603
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/15(木) 22:43:17 ID:Z0sIskqo
追撃を警戒し一時距離を取るランサー
604
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/15(木) 22:44:40 ID:b0Jz6vn6
破邪百獣剣を取り出す捏おじゃ
605
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/15(木) 23:43:21 ID:8O.ag.i.
グラン「……せいっ!」
常人ならへたり込むほどの激痛にも屈せず、ランサーが手槍を振るう。思ったような効果を得られなかったはずなのに、フェイカーは笑みを抑えることができなかった。
──好敵手。目の前に立つのは正道邪道を問わず全力を尽くすことができる相手なのだ。
道満「ンなるほど……」
そして今の行動には実利も伴う。時間にして数秒、しかしそこにランサーとそのマスターが気を取られた間に道満は求められていた仕事をなし終えていた。
兎歩。ほんの僅かな足の動きで口を使わずに大地に呪術を刻む秘技だ。遠く離れてしまったランサーにすぐさま使えるというわけではないが、これで準備は揃った。
マスターが呪具の起動以外に魔力を必要としないことを確認すると、フェイカーは魔力を練り直した。
捏おじゃ「『ガオアクセス── Summon Spirit of the Earth』!」
鎧の形に編み込まれたエーテルが、フェイカーにガイアの力を授ける。装甲を纏ってなお、これから使う力を御しきることはできない。
捏おじゃ「破邪……百獣剣」
宝具の真髄とも言える大剣。さまざまな武具が複雑に組み合わされたそれは、先の戦いの巨人を凝縮するほどに濃密な魔力が迸っていた。
フィールド:トラップ
ランサー:軽度負傷
フェイカー:中度負傷、ガオレンジャー
>>606
>>607
>>608
606
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/15(木) 23:47:03 ID:Z0sIskqo
制御が難しい以上確実に一撃を加えたい捏おじゃは五感を研ぎ澄ませながらにじり寄る
607
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/15(木) 23:49:15 ID:j9bjED4I
グランは先の戦いでなったドラグーンとなり強力な槍斧でガオレンジャー装備と渡りあう
608
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/15(木) 23:52:57 ID:snKestYI
捏おじゃはスキルで兄弟という体の分身を作り出す
609
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/16(金) 00:58:34 ID:bT0gSGdQ
捏おじゃ「クキキ……」
手の中で荒れ狂う力をフェイカーは必死で抑え込んだ。気を抜けば戦いどころではない。そう何度も振るえるものではないだろう。
全ての感覚を鋭敏にさせる。ほんの僅かな魔力の乱れも許さずにゆっくりと歩き出した。
尋常ではない気配を前に、ランサーも覚悟を決めた。決戦を前に選んだのは、最も信じられる礼装だ。
竜を模した甲冑、槍の騎士ドラグーン。必勝の型に構えたサーヴァントを前に、ベルリも思わず息を呑んだ。
瞬間、ランサーが跳んだ。今回集められたマスターたちの中でも特に高い感知能力を持つ2人ですらその動きを追うことはできない。
グラン「なん……だと?」
死角からの超超高速の突きが空を切る。偶然か策略か、いやそもそもどのようにして避けたのか。
正解は座標のずれだ。大剣をもつ男の頭部があるべき位置の仮定に失敗したのだ。
破邪百獣剣は、ふたりのガオレンジャーによって支えられていた。
??「結構やりますよ」
??「いやっ、そんなことないっすよ」
幻術のたぐいではない。霊基の分割による個体増殖だ。もともとフェイカーは正規のサーヴァントのクラスではなく、ゆえに英霊としてもそれなりに無理が効く。無論ちゃんと分身を可能にする宝具や正規の個体増殖スキルに比べればその性能は遥かに劣るが、それでも曖昧なフェイカーの腕っぷしとドス扱いの部分を分ける程度ならギリギリ成立させられるようだ。
フェイカーのスキル、「自己増殖:E」が判明しました。
フィールド:トラップ
ランサー:軽度負傷、ドラグーン
フェイカー:中度負傷、ガオレンジャー、増殖
>>610
>>611
>>612
610
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/16(金) 01:08:04 ID:D63p197A
2連撃をするというランサー系の個性でなんとか本体の相手をしつつ増えたやつにも攻撃をする
611
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/16(金) 01:26:18 ID:VmDFbdls
槍装備のためデュアルインパルスの連撃効果がベルリの援護射撃にも及ぶ
612
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/16(金) 01:30:22 ID:bzaUEn2g
分身は敗れるが捏おじゃも分身の背中から獣剣を刺す
613
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/23(金) 22:17:51 ID:IFC8gZ6c
ベルリ「気をつけて!」
遠く離れたマスターの声に、ランサーが僅かに重心の位置をずらす。穂先を上げ、突撃より取り回しを重視した構えだった。
既に先程の場所にフェイカーたちの姿はない。ランサーを左右から挟み込み、すでにそれぞれの武器で襲いかかろうというのだ。
グラン「───!」
刹那、刃が煌めく。突き出した分先に相手に接触したのは……槍の石突。
捏おじゃ「Georrrrrrrrr!」
ドラグーンランス、その穂先の逆側についた小さな刃が百獣剣をもつフェイカーの目を潰す。そしてその反動は槍頭へ、間合いの短いもうひとりの肩口へと吸い込まれていった。
捏おじゃ「それはちょっと(素)」
道満「ンンンっ!」
しかし、槍はそこから動かない。肩を貫かれたフェイカーが押さえつけているのだ。
さらに道満が呪いで妨害を試みる。大した後押しにはならないだろうが、それでもランサーの動きが止まっている今しかない。
ベルリ「3体1はずるいでしょ!」
道満「……なんと!」
飛んできた弾を道満が避ける。しかしその攻撃の余波はさらに槍を押さえるフェイカーの背中を襲った。
デュアルインパルス。攻撃の回数を増加させるドラグーンの能力がベルリの引きずり出した武装にも影響しているのだ。
捏おじゃ「……ハハァ」
グラン「──なんで……」
思った以上の戦果、かえってそれが油断に繋がったのかもしれない。
幅広い範囲を網羅した攻撃が何故もうひとりのフェイカーに届かなかったのか。理由は簡単、刺された方のフェイカーの影に隠れていたからだ。
フェイカーの胸板を突き破って大剣がランサーを穿つ。消滅した男の後ろから現れたのは、潰れた片目で満面の笑みを浮かべる片割れの姿だった。
フィールド:トラップ
ランサー:中度負傷、ドラグーン
フェイカー:重度負傷、ガオレンジャー
>>614
>>615
>>616
614
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/23(金) 22:26:14 ID:sJqvCcak
とりあえず捏おじゃが令呪で回復し次の策を考える
615
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/23(金) 22:33:20 ID:1MDn6kQ6
度重なる二重ヒットする攻撃に態勢を崩される捏おじゃ
616
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/23(金) 22:33:34 ID:KUysaB6c
クキキキキ…(内なる肉おじゃが貫かれた分身の残滓を媒介に百獣剣と捏おじゃの魔力を吸い上げ実体化、捏おじゃに敵対)
617
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/23(金) 23:09:04 ID:IFC8gZ6c
道満「やりますねぇ!しかしまだ、まだですとも!令呪をもって命じる、『フェイカー、未だ倒れるべからず』!」
2画目の令呪が放たれ、残るは双方1画ずつ。フェイカー潰れていた目が逆回しのように癒え、そのまま突きつけた百獣剣を押し込もうとする。
それでもランサーは焦らない。大きく回されたランスが剣を弾き、そのままフェイカーに一撃。
捏おじゃ「自分強いっすよ!」
片膝をついたフェイカーだが、武器を失ってなお威圧感は変わらない。髪を振り乱して叫ぶ姿は英雄というより肉食獣のそれだ。
??「クキキキキ…」
凶暴な笑みを浮かべたフェイカーが辺りを見回す。
違う。今の笑い声は自分ではない。
その場にいた全員の目が倒れていた男へと向かう。おかしい、フェイカーの分身はすでに消滅した筈だ。
剣を構成していた魔力が事切れていたはずの分身に吸収され、彼はゆっくりと起き上がった。
道満「……何故」
フィールド:トラップ
ランサー:中度負傷、ドラグーン
フェイカー:軽度負傷、ガオレンジャー
??:??
>>618
>>619
>>620
618
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/23(金) 23:14:31 ID:1MDn6kQ6
捏おじゃがハローキティーを使うのに対し現れた謎の存在はミッキーマウスを召喚
619
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名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/23(金) 23:14:59 ID:KUysaB6c
取り込んだ剣の力でガオメインバスターを生成した肉おじゃは利害の一致か捏おじゃのみをつけ狙う
620
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名前なんか必要ねぇんだよ!
:2021/04/23(金) 23:17:34 ID:sJqvCcak
どういう立場かわかったリンボは洗脳しようとする
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