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第八次NaNじぇい聖杯戦争、開幕

613名前なんか必要ねぇんだよ!:2021/04/23(金) 22:17:51 ID:IFC8gZ6c
ベルリ「気をつけて!」

遠く離れたマスターの声に、ランサーが僅かに重心の位置をずらす。穂先を上げ、突撃より取り回しを重視した構えだった。
既に先程の場所にフェイカーたちの姿はない。ランサーを左右から挟み込み、すでにそれぞれの武器で襲いかかろうというのだ。

グラン「───!」

刹那、刃が煌めく。突き出した分先に相手に接触したのは……槍の石突。

捏おじゃ「Georrrrrrrrr!」

ドラグーンランス、その穂先の逆側についた小さな刃が百獣剣をもつフェイカーの目を潰す。そしてその反動は槍頭へ、間合いの短いもうひとりの肩口へと吸い込まれていった。

捏おじゃ「それはちょっと(素)」

道満「ンンンっ!」

しかし、槍はそこから動かない。肩を貫かれたフェイカーが押さえつけているのだ。
さらに道満が呪いで妨害を試みる。大した後押しにはならないだろうが、それでもランサーの動きが止まっている今しかない。

ベルリ「3体1はずるいでしょ!」

道満「……なんと!」

飛んできた弾を道満が避ける。しかしその攻撃の余波はさらに槍を押さえるフェイカーの背中を襲った。
デュアルインパルス。攻撃の回数を増加させるドラグーンの能力がベルリの引きずり出した武装にも影響しているのだ。

捏おじゃ「……ハハァ」

グラン「──なんで……」

思った以上の戦果、かえってそれが油断に繋がったのかもしれない。
幅広い範囲を網羅した攻撃が何故もうひとりのフェイカーに届かなかったのか。理由は簡単、刺された方のフェイカーの影に隠れていたからだ。
フェイカーの胸板を突き破って大剣がランサーを穿つ。消滅した男の後ろから現れたのは、潰れた片目で満面の笑みを浮かべる片割れの姿だった。


フィールド:トラップ
ランサー:中度負傷、ドラグーン
フェイカー:重度負傷、ガオレンジャー

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