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SSスレッ!!!!!!!!!!

1しつじ:2013/11/24(日) 08:46:00
我々の知恵と文章力の凝縮させ、今世紀最大の作品を作りあげてみせようではないか!

71>>70補足 泣いといたる=譲歩してやる:2014/08/12(火) 10:21:58 ID:eZiJXnbU
いその「分かってへんやないかお前。分かったフリして帰りやがって」

サクヤ「えっ………僕が悪いんですかね?」

いその「…いやお前リーダーやろ?」

サクヤ「…」

いその「…あっリーダーキミやったっけ?キミ赤着てるもんな」

神流「いやリーダーは…彼女です」

いその「あ、キミリーダー?」

サクヤ「…うん」

いその「そんなんアカンわ。そんならキミ赤着な」

神流「僕着てますやん」

いその「いや、だから…お前アホか」

いその「基本的なこと言うてんねん。赤着んのがリーダーやねん」

神流「…赤を着るのがリーダー?」

いその「うんうん。もう俺ずっと色んな奴と戦って来てんねや。で赤の奴が大体リーダーやねん。キミリーダーちゃうねんやろ?彼女がリーダーやったら彼女が赤着なアカンねん」

神流「僕は?僕はほんなら柚子をやったらええんですか」

いその「いや柚子はもうええねん」

サクヤ「ただ僕が赤を着たらいいわけですか」

いその「そうそうキミは赤着たらええ」

72闇の名無しさん:2014/08/12(火) 10:25:20 ID:eZiJXnbU
サクヤ「…これ言うたら洒落ならんかなーと思って言わなかったんですけど…武器がもう全然違うんですよ」

いその「あ、そうなん?」

サクヤ「だから武器で個性出していこうっていうことで…」

神流「それはそれぞれホンマに違います」

いその「あ、そう」

りん「それがええって言うてくれる人もおるんですよ」

いその「ああー…それがな」

りん「はい」

いその「ほんならそれちょっと一回見してーや。それからや」

いその「ジブンどんな武器持ってるん」

りん「僕は…ブーメランです」

いその「あ、ええやん。これええやんこれかっこええやん。これは分かるわ。OKOK、でキミは?」

執事「…矢、です」

いその「……何で緑やねん」

執事「いやそれは…柚子の葉っぱ…を表してるんです」

いその「……ほんならキミは?」

ルキ「ハート」

いその「…いやだから…何で緑やねん!それ何やねんほんで!キミは?」

神流「赤レンジャイ!」っ鞭

いその「緑やん…おかしいって!お前出してみぃちょっと」

サクヤ「…」

いその「…それ何やねん」

サクヤ「棒」

いその「棒は分かるわ」

サクヤ「だから別に色とかそんな…色はみんな緑やけど別にそんなもんええやないか!」

いその「ええやないかって誰に言うてんやお前!!」

サクヤ「…えええー?」

いその「バラバラでやれ言うてんねん!!お前らの為に言うてんねや!!」

73闇の名無しさん:2014/08/12(火) 10:26:26 ID:eZiJXnbU
いその「あーしんど…もっかい考え直した方がええわ。よう戦わん…阿呆らしい…何やお前ら。こっち見んかゴルルァ」

いその「柚子やめろ。とりあえず」

サクヤ「いや、それはできないです」

いその「柚子やめろってコレ。戦われへんやろこんなん付けてたら!」

サクヤ「…このボケー」

いその「何や。コレやめろコレ。話してこいもっかい」



六人は幸せな乱闘をして終了

つづく!?

74闇の名無しさん:2014/08/12(火) 10:29:24 ID:eZiJXnbU
何となく行動描写は全てOFFにしてるから今回オチ書けなかったな
他にも色々カットしてる所あるから気になる人は元ネタ見てくれよな〜頼むよ〜

75ひつじ:2014/08/27(水) 21:44:22 ID:QCVGtfTs
チンピラ「へへへ…もう無理だ諦めなぁ」

ころね「はぁ…大男が3人も集まってこんなか弱い幼気な少女を滅多打ちにするの?」

ウラディミルの町から北へしばらく進んだところに、何もない不毛の地、キエフ渓谷が存在する。
ここは数あるマップの中でも過疎化が極端に進行した一つであって、入手出来るアイテムも、エンカウントするモンスターもわざわざこんな辺境までくるようなものが無いのだ。
だが、その人の少なさから、ソロプレイを好むプレイヤーや、一人でこっそりと技の鍛錬に励むもの、そして、こう言った複数人でソロプレイヤーを狙うものとが、渦巻いている。

ころね「はぁ…いくら払えばいいの?」

チンピラ「俺らが欲しいのは金じゃねえんだよ、わかってんだろ?初心者だろうがそんくらいよぉ?」

彼女にとってはとんだ災難だった。
ただちょっとクエストの関係で足を運んだだけなのに、こんなことになるとは思っても見なかった。

チンピラ「まあほら、なんだ、俺たちも鬼じゃねえ。軽くやられてくれや」

ころね「私、まだ装備も整ってないような雑魚プレイヤーだから、そんな貰得ないと思うよ」

チンピラ「ゴチャゴチャうるせえな…モンスターよりかはいいだろうが!!!」

ころね「はぁ…」

チンピラの仲間の二人が一斉に剣を振り上げ襲ってくる。
が、それを軽々とかわし、1人の腹に思いっきりパンチを繰り出したあと、もう一人には渾身の手刀。
二人はあっけなくログアウトした。

チンピラ「!?!?お、おま、素手で一発KOって…お前まさか…マスターモンク!?」

ころね「いやいや違うよwww」

チンピラ「じゃ、じゃあなんだってんだ…」

ころね「え?いや、見てなかった?私、踊り子だよ?綺麗にかわしてたでしょ?…まあ確かに、一応復職で格闘家も入ってるけど…」

チンピラ「ど、どうみてもただの攻撃ブッパモンクじゃねえか!!!」

ころね「だーかーらー、踊り子だってば。それにモンクじゃなくて格闘家!ほんとはやめたいんだからこれも…でもそしたら自衛できないしね…」

チンピラ「ま、まあ、それもそうだな、よひ、じゃあ俺は用事あるから、達者でな!!」

ころね「??」ニコニコ

チンピラ「!?」

ころね「逃げられると、思った?」

チンピラ「アババババババ」ログアウトされました。

ころね「はぁ…デスペナルティはそうだなぁ…装備破壊が妥当だなぁ〜。まあ、ランダムで決まるんだけどね」

???「ひゅー!流石っすねー」

ころね「?」

K「おっと、俺だよ俺、敵じゃやいよー」

ころね「ん?なに?見てたの?どこから?」

K「最初から最後までw」

ころね「じゃあ助けてよ…でも、良かったでしょ、私こう見えて踊り子のジョブレベル9まで上げたんだよ!」

K「へーあれ、踊り子ってMAXいくつ?」

ころね「えとー…一次職だから30だったかな?忘れたー!」

K「格闘家の方は?」

ころね「あげるわけないでしょ!1だよ1!!」

K「そっ、そっか…立派に格闘家してたよお前」

ころね「え?なんかいった?」

K「踊り子素質あるね」

76ひつじ:2014/08/27(水) 21:48:58 ID:QCVGtfTs
てきとーに追加して行きたいです

77さくや:2014/08/28(木) 23:35:34 ID:V4n.RKYQ
ぼくはブーツ使いのバウンサーでよろしくね(PSO2脳)

78しつじ:2014/08/29(金) 09:08:33 ID:mFAi//mc
なんだよそれ見たことねーよ

79闇の名無しさん:2014/09/07(日) 15:55:33 ID:???
K「おうソロでハムってるヤツおるで」

ころね「大草原不可避 キ○トさんかな?」

K「†Kuraudo†さんでしょ。」

???「全体チャットされると丸聞こえなんですけど?」

K「ドーモ、ソロプレイヤー=さん。Kニンジャです。」

ころね「ヒエッ…」

K「ん?……ここここいつメインサブカンストマンじゃねーかwwwww」

ころね「おいおい武器も10503の5スロとか頭おかC」

???「ゴールドで最強は買える(至言)」

K「あわわ……廃人さまじゃ……」

ころね「こっわ…廃人様パネェ」

???「ソロ一筋だと余分なゴールドを使いませんしね。ソロさいつよ」

K「ソロの鑑」

ころね「じゃあ、まず名前と年齢(レベル)を教えてくれるかな?」

サクヤ「ネームはサクヤ。王道を往くBo70/Te70のブーツ使いです」

ころね(ソロ専なのに補助全振りかよ)

K「貴重な補助専門ですね…たまげたなあ」

ころね「百万Gもするメイド服着てるだけあるな…奉仕の心で満ち満ちている」

K「どう?俺らにも奉仕しない?」

サクヤ「そーだねー 一千万の回復薬買ってくれたらPTになってやりましょう」

ころね「K、なんとかしろ」

K「しょうがねえな…ほら買うど〜(悟空)」チャリーン

サクヤ「マジで買いやがったよコイツ……PT組みたくねえな…(お買い上げありがとうございます!一生貴方に尽くします!)」

ころね「って逆ゥー!wwww本音と建前が逆ゥー!wwwww」

K「おうワイの武器購入資金全部つぎ込んだんだからしっかり働いてもらうぞ」

サクヤ「ンモー……じゃあヒール役兼補助役として頑張りますよ」

ころね「リーダー、近接、補助……あとは遠距離かな?」

K「ガンナーとかレンジャーですねぇ」

サクヤ(適当にサボろ)


こんな感じで

80闇の名無しさん:2014/09/07(日) 16:04:52 ID:???
ちなみにブーツ(ジェットブーツ)はこんな感じの武器
補助魔法と高速移動攻撃に特化した武器よ

ttp://i.imgur.com/4dV60Fk.jpg
ttp://i.imgur.com/RpNRYah.jpg
ttp://i.imgur.com/ij4Qy07.jpg
ttp://i.imgur.com/YUnzGdj.jpg
ttp://i.imgur.com/USigxOJ.jpg

81かんな:2014/09/07(日) 18:14:25 ID:eZiJXnbU
いきなり語録使いこなしてて草生やすと思ったらサクヤかよォ

82闇の名無しさん:2014/09/07(日) 18:19:05 ID:???
こういう世界観だと色々無茶言わせられていいね

83さくや:2014/09/07(日) 18:19:35 ID:cu.1vG4Y
って名前消えてるし!なんなのJane!

84しつじ:2014/09/08(月) 21:07:22 ID:2lf7UsME
psoの恐ろしさの片鱗を見た

85闇の名無しさん:2014/09/13(土) 03:26:55 ID:???
これは遠い遠い昔の、闇魔館創立以前のお話




りん「本拠地どうする?」

ユイ「でっかい館建てようぜ館」

ルキ「館ってお前なあ…何年かけて作る気だよ」

ユイ「うーん魔術使える奴と時間弄れる奴でも居たら永遠に朽ちない館だって作れると思うんだけどなー」

ルキ「魔術を舐めすぎだ。もしそんなことできる奴が居たら相当なチートだろうよ…ん?」

レイ「あれ何だろう」

「…」

りん「ひ、人だ!人が倒れてる!hieeee」

ユイ「今は焦土だけど元々ここ戦場だぞ。人くらい倒れてるだろ」

りん「あっそうかそういう設定だった」

むぅ「どうする?」

ルキ「いやどうするもこうするも無いだろ。放っとけ。行くぞ」

むぅ「えー…でもレイが」

レイ「ねぇねぇあなた大丈夫?」ユサユサ

ルキ「アイエエエエ!?レイサン!?レイサンナンデ!?」

レイ「だって放っとけないでしょ。倒れてるのに」

ルキ「聖女かこいつは!」

「………」

レイ「起きないね」

むぅ「気絶してるのかな」

レイ「ルキ治せる?」

ルキ「いや何故こいつを救う方向に話が進んでいるんだ」

ユイ「まあ、いいんじゃね?人は多い方がいいし」

ルキ「闇に引き入れる気満々なのかよ…」

レイ「もし光の奴だとしても大丈夫だよ。女の子だし、細いし」

ユイ「うん、瓶の蓋も開けられなさそうな貧弱さだな。アホ毛もアホっぽい」

86闇の名無しさん:2014/09/13(土) 03:27:27 ID:???
レイ「とりあえず回復、お願いできる?」

ルキ「うー…しょうがまい」

りん「…待って!なんか言ってる」

「………うーん…」

「…チョココロネ」

ルキ「…」

レイ「…ちょこころね?」

ユイ「…呪文か何か?」

ルキ「…いや違う…これ、寝言だろ」

ユイ「はあ!?こんな焦土と化した所で寝る奴がどこにいる!」

「……zzz」

ユイ「…」

レイ「鼾だね」

むぅ「あ、鼻ちょうちん」

ユイ「…あー心配して損した。寝てるだけかよ」ゲシッ

ルキ「はあ…本当にそんな奴闇に勧誘するつもりか?」

レイ「うーん、まあ駄目だったら諦めるよ」

ユイ「まあまあルキさん、一応目覚めるまで待ってみてもいいじゃんいいじゃん」

ルキ「…別にいいけど」

むぅ「名前はなんていうんだろうね」

ユイ「ころねって呼んでやろうぜころねって」

りん「安直&適当すぎない?」

ユイ「いいじゃんころねころね」

「zzz…」

ルキ(…もしこいつが闇の王女にでもなったら大変なことになるんだろうな…)

レイ(もしこの子を闇の王女とかにしたら…闇は更に発展するかもしれない)

87闇の名無しさん:2014/09/13(土) 03:28:20 ID:???
執事「ころねー後でkの部屋来いよー今夜はクソゲー祭りじゃー」

神流「はいはい」

りん「ころねーさっきサクヤが探してたよー」

神流「はいはい」


神流「…………ころねって何だよ(哲学)」

88闇の名無しさん:2014/09/13(土) 03:28:57 ID:???
名前が二つある理由を自分なりに考えてみたの巻

89さくや:2014/09/13(土) 11:48:30 ID:???
あぁ^〜いいっすねえ^〜

90さくや:2014/09/16(火) 18:48:00 ID:???
暁の空が支配する、闇と光の間
絶え間なく抗争が繰り広げられるこの平原も、早朝には暫しの静寂が訪れる。

早朝や深夜に奇襲をかけてはいけない――などという取り決めなどは存在しないが
暗黙の了解、というモノなのだろう。日が落ちてまた昇るまでの数時間は、誰一人として戦地に赴くものはいない。
もしルールを破り、相手軍への奇襲を画策するような輩がいるとすれば――…

「敵影は無し……正面、裏口ともにガラ空きだ」

闇軍の拠点を覆う複数人の人影。彼らの肩に縫い付けられた太陽の刺繍が、“光軍”である事を示している。
頬に汗を伝わせながら草陰に隠れる光側の兵士達。その風貌は、まだ経験の浅い新兵のようで

『予定通り、マルフタマルマルに正面と裏口…及び右翼側から同時に奇襲攻撃だな』

部隊のリーダーには無断で奇襲作戦を練ったのだろう。辿々しく通信を交わしながら、各自の持ち場へと辿り着く。
闇軍の拠点付近には複数の物陰がある。それを元に彼らは作戦を練ったのだろう―――が

それこそが失策だったのだと、数分後に身を持って知ることとなる。

『こちらデルタ隊、依然敵の姿は無し。予定通りに作戦を遂行出来そうだ』

『同じくエコー隊。敵拠点に目立った動きは無い、まだこちらには気がついてな――――ッ』

言い終える間もなく響く轟音。突風にも似た轟きを響かせるのと同時に奔るは白い残光。
それは刹那の出来事。“風”が会話を遮った僅か一瞬の間に、エコー隊は一人も余すこと無く“瞬殺”された。
首を掻き切られた様に血飛沫を上げながら、四名の兵士達が皆同時に。

人の理解を超えた現象に、思わず思考がフリーズする。
何が起きた?エコー隊はどうなった?あの“風”は一体―――


再び、残光が煌めく。宵闇を切り裂くように疾走るは灰の風。
靡く柳の様に靭やかな風は次々と、且つ的確に兵士の首を切り落として行き
2秒。たった2秒という逡巡の時の中で、奇襲部隊のほぼ全てを壊滅して見せた。

夢と見まごう事象。この世の現象とは思えぬ出来事に、取り残されたアルファ隊は困惑する。

「い……急げ!直ぐにこの場から離れッ」

他部隊よりも離れた位置から指揮を執っていたが故、誰よりもこの異常事態を把握していた彼らは
我先にと拠点から逃げ出し、一刻も早く自らの拠点へと走り出す――が

一秒にも満たぬ内に、先頭を走っていたリーダーの首が跳ね飛ばされた。

「な……!」

立ち止まり狼狽えるアルファ隊。“次は自分かもしれない――”と、自らの思考が警鐘を響かせる。
となれば冷静な行動など不可能だろう。残された三人は一斉に銃を取り出して

「クソッ!!死ねッ!死ねッ!!」

風を追うように銃弾をバラ撒いて、必死の形相で――悪あがきのように――銃弾を撃ち放つ。
だが風を射抜こうなど、夜に影を探すようなもの。要領を得ぬ無駄な足掻きは、闇雲に精神を浪費するのみで

再び、一人の首が宙を舞う。

「舐めるな……舐めるなよッ!!こっちには動体追視装置が―――」

まるで愉しむように、弄ぶように奔る風。余りも不快な風に苛立つ兵士の一人が、物々しいゴーグルを取り出して
草木をかき分け闇を駆ける風へと視線を移した刹那

「視――視え、な」

最先端の技術すらも辿り着けぬ疾風が、ゴーグルもろとも兵士を切り裂き駆け抜ける。
この間、僅か6秒。これが夢であったならばと、残された一人が闇を見据え
彼が最期に見たものは―――――――不敵に嗤う、灰の外套を纏った“風”の核。

“奇襲とは、感心しませんね”

そんな少女の声を脳が認識すると同時に
宵闇の中に四度目の、真紅の飛沫が舞い散った。




―――“銀灰疾風の神月”。これは後に光に恐れられることとなる、闇の従者の活躍である。

91闇の名無しさん:2014/09/18(木) 23:59:20 ID:ru2A8/nI
闇魔館 けいすけのお部屋

k「うーん…」カタカタ

k「最近クソゲー製作もマンネリだなあ」

k「かといって普通にゲーム作るのも癪だし」

k「…ん?なんだこの動画は」カチッ


ーーーー


いその「あ、kだ。部屋の外に居るの珍し…」

k「いそそ…俺クソゲー作るのやめる」

いその「あ?」

k「バ グ ゲ ー 作 る」

92闇の名無しさん:2014/09/19(金) 00:07:40 ID:ru2A8/nI
数日後 闇魔館廊下


執事「なんか最近めっきりkを見なくなったな…」

神流「死んだんじゃないの〜?(カワサキ)」

りん「部屋でカチャカチャやってる音は聞こえるんだけど」

神流「よし…じゃあ突撃しますか」

執事「お前はいつも極端だな」

神流「なんだかんだでみんなでクソゲー出来ないの寂しいし」

りん「僕もー。やったらやったでイライラするけどね」

執事「まあ、そうだな。突撃隣のケイスケ」

神流「そのためのピッキング、あとそのための盗聴器?」

神流「金!暴力!侵入!って感じ?」

93闇の名無しさん:2014/09/19(金) 00:31:11 ID:ru2A8/nI
けいすけのお部屋


k「…」カタカタ

神流「たのもーっ!…あれ?普通に鍵あいてんじゃんアゼルバイジャン」ガチャッ

k「…」クルッ

りん「やあ、k…結構元気そうだね」

執事「なーんだ心配することなかったな!また新しいクソゲー作ってるのか?見せろよー」ヒョイ

k「おはよう ダメージ。」ビシッ

執事「いてっ」

k「ぼくはうんてん」スッ

りん「あ、ゲームソフト…また作ったの?」

神流「どうせクソゲーでしょ。さっさとプレイしよーぜー」

k「クソゲーやりまーす」


ーーーー


カチカチ

執事「なんだ?kにしては普通のゲームじゃないか」

神流「今のところクソゲー要素は…」

k「か い め つ」

りん「!?」

執事「なんだ!?キャラの操作効かなくなったぞ」

りん「あー…バグだね。まあリセットすれば直…」

りん「…リセットボタンがない」

k「きれぼしフラッシュ!」

神流「画面チカチカしだした!目が目があああ」

94闇の名無しさん:2014/09/19(金) 00:40:46 ID:ru2A8/nI
りん「いや落ち着け。落ち着いて探せばリセットボタンくらい…」

りん「…ない。ついでに電源ボタンも消えてる…どういうことだ」

りん「そうこうしているうちにゲーム画面がどんどんおかしくなって……いや、おかしくなってるのはゲームじゃない…」

パリーン

神流「うわっ!飛んでる!?花瓶が空飛んでる!?」

執事「落ち着け!そんな突拍子もなく飛ぶわけ…うわああああ飛んでるうう」

k「フワーッ!」

りん「おかしいのはこの部屋全体だ…!みんな逃げるぞ!」


ーーーー


闇魔館廊下

執事「はあはあ…どうなってやがる」

神流「ねぇ、あれってkの仕業なのかな?」

執事「それしかあり得ないだろ…」

りん「…どうしちゃったんだろ?kの言動から何か言いようのない不安を感じたし…」

神流「…うぅむ」

95闇の名無しさん:2014/09/19(金) 00:43:22 ID:ru2A8/nI
つづきはこんど

96闇の名無しさん:2014/09/21(日) 22:53:34 ID:ru2A8/nI
いその「あ、お前らよーっす」

執事「あっいそそ。聞いてくれよ実は…」

かくかくしかじか

いその「うーん…そういえばk前から不穏なこと言ってたな…クソゲーやめてバグゲー作るとかなんとか」

りん「バグゲーて…バグったらクソゲーと変わりないのでは…」

いその「問題は何故そんなことが起こったかだな」

神流「あっそうだ、図書館行けば何か分かるんじゃない?」

執事「ああ、あのだだっ広い図書館か」

りん「だだっ広いって」

執事「だって俺本とか興味ないし」

神流「もしかしたらm2も何か知ってそう。行ってみようよ」

97k-chan@kchanchanx:2014/10/12(日) 00:19:32 ID:A8x1jmMg
ちなみにリアルで遊べるクソゲー作ったことならあるよ
うでぃた適当にいじってつくった

98k-chan ◆Hnt0BBSK1E:2014/10/12(日) 00:21:00 ID:A8x1jmMg
思いっきりトリップミスった死にたい
まあ酉ばれても変えれば問題ない

99かんな:2014/10/12(日) 00:49:41 ID:???
かわいい酉ですね(にっこり)

100さくや:2014/10/21(火) 10:03:37 ID:???
ルキ「で、出来た……!新兵器、T.R.P.W!」

ルキ「戦況を覆し事象を反転させるこの兵器があれば我らの勝利は確z―――

かんな「やっほールキ!なに作ってんのー?お菓子?ステロイド?テストステロンプロドラッグ?オキシメステロン?」

ルキ「うひゃっ、マスター!?鍵かけてあったのにどうやって中に……」

かんな「鍵?ああ、なんかドアノブ硬いと思ったら鍵かかってたの?気が付かなかったよアハハ」

ルキ(豪鬼ですら壊せぬ南京錠十個をいとも簡単に……マスター、恐ろしい人……)

ルキ「……今作ってるのはですね、とっても恐ろしい事象反転へいk

かんな「わはーなにこれ!面白そうぶん投げていい?いいよね?グレネエエエド!」ビッシュウウウウウッッ

ルキ「!?!??!?!? そそそそれ投げたらやばばば」

101さくや:2014/10/21(火) 10:11:38 ID:???

逡巡、真っ白な光で覆われる闇魔館





かんな「び、びっくりした……なにあのオモチャ」

ルキ「オモチャじゃありませんって!あれはですね、現象を―――



―――ロビーにて

執事「オイオイオイ……どうなってんだコレ!銃が剣になっちまったぞ!?」

リン「こ、氷が燃えちゃったよ……?いったい何が……」

m2「クッソうける こりゃルキの仕業か」

執事「ったくロクなもん作らんなあの科学者は……ん?なんかいつもより外が明るくないか?」

リン「おかしいな、結界は解いてないし明るくなるはずはないんだけど……」

102さくや:2014/10/21(火) 10:15:23 ID:???
―――庭園

サクヤ「な、な、な、な」

サクヤ「なんじゃこりゃあああああああ」



執事「すっげえ、見事に真っ白になってやがるな」

m2「ひゅー、俺特製の黒霧結界がタダの霧に……おまけに闇魔館の外装まで真っ白か」

執事「なんつーことを……って、あれ?あそこに突っ立ってるヤツ誰だ?」

リン「サクヤ……にしては、なんか雰囲気が違うような」

103さくや:2014/10/21(火) 10:23:38 ID:???
執事「サクヤだこいつ!?いやサクヤにしてサクヤじゃない!なんじゃこりゃあ!」

サクヤ「それはこっちのセリフなんですけど……何が起こったんです?館が真っ白なんですが」

リン「い、いやいや、それよりも気になることがあるんだけど」

m2「く…くふっw」


執事「サクヤ……お前―――――男だったのか」

サクヤ「ぶっ飛ばすぞコラ いくら胸が小さいからって男扱いは―――……(視線を下に」

サクヤ「………」

執事「………」

リン「……えっと、少ないっていうか」

m2「ブフッw」

サクヤ「は、は、はあああああああああああああ!!?!??!?!??!?」

執事「俺の目はごまかせんぞサクヤァ!いいやサクオ!その胸部分のブカブカさはなんだ!」

サクヤ「ななななな……い、いいや、ええええ!?!?」

リン「これもルキの仕業なのかな……それとm2、ちょっと笑いすぎ……ふふっ」

サクヤ「ちっくしょおおおお!!笑うなコラアァァァァァァァッ!!!」

執事「サクオくん!そのメイド服を脱ぎ捨てて燕尾服を着よう!」

m2「ブッハハハハwwwwwww」ゲラゲラ

104さくや:2014/10/21(火) 10:32:39 ID:???
――研究室

ルキ「やばい、なんか相当良くないことが起こってそうな気がする」

サクオ「ルキ姉ええええぇぇぇぇ!!!!」バキィ

かんな「ひぃっ!誰このお兄さん!」

m2「ルキさん、貴方の弟です、認知してください」

ルキ「もしかして……いや、もしかしなくても、サクヤ……?」

サクオ「左様」

ルキ「左様って……しかしあの兵器、ここまで効果的なのね……見事なまでに男だわ、うん」

執事「燕尾服着せりゃ完璧に男だよなぁ。あ、その服は俺が仕立てました」

サクオ「わたs――いや、オレを実験台に!いやいや、ボクか……?それともワイ…?」

サクオ「そ、それは置いといて!どうするんだこの身体!このままじゃ執事とキャラ被ってヤバイぞ!!」

m2「口調もそっくりだな」

ルキ「どっちかというと執事の弟じゃない?人相も悪くなってるし」

執事「そうかァ?俺はここまで童顔じゃねえよ」

サクオ「くっそテメエら好き勝手言いやがって……」

105さくや:2014/10/21(火) 10:41:43 ID:???
かんな「すっご、男になったのさくやん!?TSモノのエロ同人的なそういう感じの!?」

m2「それも薔薇が咲きそうな感じのな」

サクオ「ええい黙れ!ルキ姉!女に戻るにはどうすれば!?」

ルキ「えっと、言いにくいんだけどね……まだ解除方法は見つかってないっていうか、その」

m2「この現象はT.R.Pっていう未知の現象だ。本来は水が炎になったりするだけですぐ消えちまうもんなんだが…」

執事「今回みたいな事例は初めてなんだとよ、だからどうなるかはわからんとさ」

サクオ「」

かんな「わはー つまりさくやんはこれから執事として働くんだね!」

サクオ「」

リン「確認してきたけど、殆どのメイドや従業員も性転換しちゃってたよ……ってサクヤ?」

サクヤ「」

ルキ「し、死んでる……」

m2「クッソうける」

106さくや:2014/10/21(火) 10:49:56 ID:???
この後、ルキが薬を開発するまでの数ヶ月間、館に執事が一人増えましたとさ



―――数カ月後

ルキ「せーの、女の子に戻れーい」ボフッ

サクヤ「………」

かんな「やったぜ。さくやんが戻ってきた!」

執事「くっそ、これでもう執事の仕事サボれなくなっちまったか」

サクヤ「な、なんだろう、これが普通なはずなのに、なんか……」

m2「……目覚めたな」

ルキ「男のままのほうが良かったかしら」

サクヤ「釈然としねえなぁクッソ……おーいリン!俺のメイド服持ってきてくれ!」

かんな「女の子がそんな乱暴な口調使っちゃダメだって女王様が言ってた!」

サクヤ「あっはい、すんません。とりあえず着替えていいっすか?」

ルキ「ダメダメ!ちゃんと部屋の中で着替えなさい!まったく……」

リン「こりゃ元に戻るまでが大変だねぇ…」

107さくや:2014/10/21(火) 10:51:20 ID:???






――――とある部屋

K-chan「うーむ、女の体も悪くないな」


*おしまい*

108かんな:2014/10/21(火) 16:21:09 ID:???
クッソうける

109かんな:2014/10/21(火) 16:22:47 ID:???
私をトラブルメーカーキャラにするとSS書きやすいゾ

110さくや:2014/10/21(火) 21:13:47 ID:???
http://i.imgur.com/ymclAkx.jpg

おまけ

111かんな:2014/10/21(火) 23:35:10 ID:???
ああ^〜いいっすね^〜
http://i.imgur.com/hYWxXZk.jpg

112さくや:2014/10/21(火) 23:56:28 ID:???
サクオくんと執事が並んでるとエヴァQじみた絵面になりそう

113りん ◆2cupU1gSNo:2014/10/28(火) 19:04:08 ID:ukrD1tL2
ええのうhttp://i.imgur.com/vP4zEPd.jpg

114さくや:2014/10/31(金) 14:33:48 ID:???
かんな「ハッピーハロウィーン!」

ルキ「こうして催しを開くのも久々ですね、マスター」

かんな「ふふふ、ハロウィンと言えば仮装大会!こういうイベントは大事にしないとね!」

執事「みんな気合入ってんなあ……かんなはフランケンシュタインか?」

かんな「左様!カッコイイでしょ!」

ルキ「ちなみに私はヴィクター・フランケン(フランケンの生みの親)ですよ」

かんな「執事のそれは……猫耳?」

執事「ちげーよ!狼男だ狼男!」

ルキ(野良猫の擬人化に見える…)

115さくや:2014/10/31(金) 14:41:19 ID:???
リン「やっほー!お待たせ!」

執事「おっ、ジャックフロストか。なかなかマイナーなコスプレだな」

m2「ワシが選んでやったのさ」

かんな「うわいつもよりも魔術師らしい格好になってる」

m2「典型的な魔法使いの仮装をしてみました」

K「俺も居るぞ!」

執事「魔術師に幽霊…こうして揃うとなかなか壮観だな」

リン「あれ、サクヤは?」

ルキ「ああ、あの子ならあそこのジャック・オ・ランタンよ」

サクヤ「………」

執事「ちゃんと左目の傷まで掘ってあるとは完成度高いな…」

かんな「わはー!目とか口とか光ってる!どんなカラクリなんだろ!」(バンバン

サクヤ「……」

116さくや:2014/10/31(金) 14:44:12 ID:???
執事「んじゃ仮装パーティ始めるか!」

かんな「よーし!Trick or Treat!!」

ルキ「お菓子の用意、しっかりねー!」

メイド達「「かしこまり!」」




――――――――

―――――

――



117さくや:2014/10/31(金) 14:49:44 ID:???
かんな「いやー!昨日は楽しかったね!」

執事「ああ…m2のマジックやらリンの氷芸やらが見れて最高だったぜ」

りん「サクヤのもすごかったねえ。カボチャの中から火を吹いたりナイフを飛ばしたりするなんて」

かんな「ほんとほんと!どんな仕掛けだったんだろ……あっ、サクヤ!」

サクヤ「おや皆様お揃いで。昨夜はお疲れ様でしたね」

りん「ねぇねぇ、昨日のアレはどうやったんだい?」

執事「カボチャから鳩飛ばして操ってたろ?あれのタネ教えてくれよ!」

サクヤ「……はい?」

かんな「勿体ぶらないで教えてよ―!どうやったのー?」

サクヤ「いえ、その……私、昨日はずっと厨房に居ましたけど」

執事「えっ」

りん「えっ」

かんな「えっ」

サクヤ「……えっ?」

118さくや:2014/10/31(金) 14:56:25 ID:???
かんな「じゃ、じゃああのジャック・オ・ランタンは!?」

執事「あいつの身体付きはどう見てもサクヤだったぞ!?それに傷もあったし!」

サクヤ「そんなこと言われても……他のメイドに聞いてみますか?」


サクヤ「……もしもし、皐月?昨日私何してた?」

皐月《何って、厨房でお菓子作りだろう?パンプキンパイとか作ってたの見たぜ?》

サクヤ「ほら、ちゃんと私は厨房で働いてましたよ」

りん「……そういえばあのサクヤ、一言も喋らなかったよね」

執事「言われてみりゃ確かに……恥ずかしがってるのかとも思ったが、咳払い一つしてなかったな」

かんな「穴はずっと光ってたから中身は確かめられなかったし……ってことは」

三人「「「まさか……」」」

119さくや:2014/10/31(金) 15:08:34 ID:???

―――研究室

m2「よっすルキ。早速だが昨日の異変について教えてくれ」

ルキ「ああ、やっぱり貴方も気がついてたのね。昨夜のこと」

m2「……昨夜は魔力周期の影響で、結界の強度が弱まってたんだよ。なのに敵は一匹も入ってこなかった」

m2「ここらの悪魔どもなら簡単に破れる程度の強度だったんだけどな」

ルキ「私も軽く周辺を調査してみたけど、悪魔どもは全員“何かを恐れるように”逃げ去っていったわ」

m2「成る程ね。案の定、アイツのおかげだったってわけか」


ルキ「悪魔祓いの妖精……“ジャック・オ・ランタン”。彼女には感謝しないと」

m2「だな。あんなパフォーマンスも見せてくれたんだ、次はちゃんと饗してやらんとバチが当たる」

ルキ「あの左目の傷も、彼女なりの『仮装』だったのかもしれないわね」

m2「ははっ、違いない。来年はどんな格好をしてくるのか、楽しみだな」

120神流:2014/10/31(金) 15:24:10 ID:???
いその「元から化け物みたいな奴らが化け物に仮装してどうするんだよ」

121さくや:2014/10/31(金) 15:25:00 ID:???
――曰く、ジャック・オ・ランタンとは生前堕落した人生を送り死した者の魂の具現だとされる。
悪魔との契約により天国にも地獄にも行けぬ魂。故にその魂は、カボチャという容れ物に取り憑き現世を彷徨う。

“自分だけを見て潰えた人生。ならば次は、他者のために人生を賭そう”

愚者と呼ばれし彼女が抱く、小さくも確かな決意。やがて彼女は精霊となり、悪霊を遠ざけ善霊を呼び寄せる幸せの妖精となった。
悪魔が忌み嫌う明かりを灯し、人々に幸せと善を運ぶ小さな存在。長い間親しまれ、いつしか彼女を象徴する宴が広まることに。

寂しがりやな彼女は今年もまた、“ハロウィン”を守る為、些細な仮装とともに現れる―――


『10/31の異変』 おしまい

122さくや:2014/10/31(金) 15:30:04 ID:???
>>120
かんな「化け物って誰のことだろ?」(レンガバキー

りん「わからないなあ」(コオリバキー

ルキ「m2のことじゃない?」(ゲキヤクドカー

m2「俺のどこが化け物なんだ」(マホウドカー


数千年後、最強の化け物達として伝説に残る事になった人たちの言葉

123さくや:2014/11/18(火) 22:38:47 ID:???
ルキ「サクヤェ!お前は私にとっての新たな光だ!」

サクヤ「!?」

ルキ「お前は私のスペアだ!なのでその能力と綺麗なお目目を貰う!」

サクヤ「ちょっなにして ホギャー!」

ルキ「許せサクヤ……これが最期だ……」

サクヤ「……?????」

ルキ「どう?悪堕ちしたと思いきや実は一途な姉と妹の確執みたいな」

サクヤ「えっ……っと…・…アリですね」

124すごいよ!カンナさん的王様ゲーム:2014/11/19(水) 01:40:24 ID:???
サクヤ「王様だれーだ!」

神流「はーい」

全員(こいつかー!?)ガビーン

神流「フフフ…いくよ?みんな……」

神流「2番と!」

いその「」ピクッ

神流「3番は…」

サクヤ「」ピクッ

神流「甘党だ!!」

いその「なんだそりゃあ!」ガビーン

執事「そんなもん当ててどうするんだー!」

サクヤ「それじゃゲームが違うでしょう!」

神流「違うの?」

サクヤ「命令をするんですよ!例えばホラ…2番と5番がだ…抱き合うとか…ホ…ホ…ホッペにチューをするとか!」

執事「そうそう!」

神流「ああ!そういう事か…わかった!それじゃあ5番が…あ!待てよ…」

ルキ「」ピクッ

サクヤ(ム!?5番てルキ姉だったのか…!?くそう…!待ったは無しなのに…)

神流「3番は…!」

サクヤ「!」

神流「5番の足にー」

サクヤ「!!?」

サクヤ(5番の……足…!?ルキ姉の足に…!足に!足にーー!!!)

神流「気をつけろ!」

いその「ちがーう!」ガビーン

125さくや:2014/11/24(月) 22:44:02 ID:???
サクヤ「あー、お腹すいちゃったなー…なんか手軽に食べられるものないかなー」

かんな「腹が減ったらカレーパン!」メキィグシャッ

サクヤ「いって!」

かんな「カレーも一緒に入ってるぜ!」

かんな「作り方簡単!カレーを入れてオーブンでチン!」

かんな「りんちゃんもびっくり!」

りん「マジビックリなんですけど!」

かんな「ほれほれどうだ美味そうだろ?4つの味(キーマカリー、チキンカレー、ドライカレー、激辛カレー)から選べるぜ!」

かんな「m2もビックリ!」

m2「たまげたぁ」

かんな「簡単おいしいカレーパン!」

ルキ「とぉおおおお」メキィ

サクヤ「ネーサン!」

ルキ「今日のメシはカレーパンよぉ」

かんな「うぅわやったああああああああああああああああああああああああああああ

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

ああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

かんな「ジャスティス!!!」ビシッ



 カ レ ー パ ン


おいしい、の向こう側へ
   闇   清



かんな「この新CM、うまく撮れたね―!」

サクヤ(こんなんで売れんのか……)


後日、全ての店頭からカレーパンが消えたそうな     お し ま い

126さくや:2014/11/24(月) 22:44:35 ID:???
言わずと知れた元ネタ
https://www.youtube.com/watch?v=EH3OWBe8PsY

127えむつー:2014/11/30(日) 22:36:31 ID:???
闇。

夏の茹だるような暑さが深淵の黒き館に染み、焦げてしまったのではないかと履き違えるほどの灼熱の中で、執事服の男がワルサーP88を構えていた。



静寂。



刹那。

白黒波紋の人型の中心に穴があく。

つんざく銃声を重ねる。

穴は一つ。

真ん中。

10数発撃っても変わらず。これが毎日の賜物と言えよう。

汗は噴き出せど構えた手は一切震えない。

だが、

しつじ「だーっ、なんだこの暑さ!!納涼的な意味で水着が見てぇよ全く!!」

なんて愚痴は先程の集中が切れれば汗と共に溢れ出してしまう、そんな青年の姿があった。


数分後、日課の射撃演習を終えたしつじはアイスの棒片手に、もう片方には器用に愛用のパイソンを器用に人差し指でくるくると回しながら自室に戻っていた。

しつじ「このアイス昨日ルキがみんなに50本くらい作ったもんだけど、変なもん入ってねぇよな…?
まぁ、食ってみればわかるか。いただきまー」

と口を開いた時


コンコン


とノック音が。

部屋に誰か訪ねるのは割と珍しいので音に反応して反射的にアイスとパイソンを構えてしまう。

声がする。

???「おーい、入ってもいいか?」

という声と同時に戸が開く。

聞き慣れた声にしつじはアイスをくわえ、パイソンを下ろした。

しつじ「ふぁんふぁひょふぇふふーか、ふぇふはひぃはほへほふぇふぁひふふふぁんへ」

m2「折り入って話があるんだよ、時間いいか?」

と図々しく腰を下ろしながら言った。

拒否権は無いらしい。

128えむつー:2014/11/30(日) 22:47:57 ID:???
しつじ「ふぉひひっふぇはふぁひ?ほへふぃ?」

m2「ああ、とりあえず早くそれ食えよ。」

しつじ「ほふふぁは」

と遠慮なしに即座にしつじはアイスを暴食した。

汚い。

m2「とりあえずざっくりお前にも分かりやすく言ってやる。よーく聞けよ?」

しつじ「お前俺を馬鹿にし過ぎだろ」

m2「いつもだろ」

しつじ「最近埃臭い図書館に籠もってたんだろ?顔見てなかったから忘れてたぜ。」

m2「確かにそうだが」


久しぶりにm2を見たせいなのか、いつもと雰囲気というか何かが違うような気がして、しつじはそんな返しをしてしまった。


m2「あのな、しつじ。」


この直感はまるで先程の射撃演習のようにド真ん中を突き抜けていた。


m2「俺、もしかしたら」


いつものm2にある飄々とした雰囲気も、全てを嘲笑するかのようなあの余裕さえも。




m2「もうすぐ死ぬかもしれない」




欠落した暗い溝からは不安が溢れ出ていた。






気が向いたらつづく

129>>96のつづき:2014/12/04(木) 18:44:36 ID:???
図書館


m2「呼ばれて飛び出て」

神流「まだ誰も呼んでないけど」

m2「いやー暇すぎてさぁ。タワシの毛の本数数えてたわHAHAHA」

神流「引きこもりめ…」

りん「館の奴らって引きこもり多いよね」

執事「雑談は後だ、今はkについて話そう」

m2「k?なんかやらかしたのか?」

りん「カクカクウマウマで…」

m2「へーふーほー」

執事「絶対適当に相槌打ってるだろ…まあいいさ、どうせ急にこんなこと言われたってピンとくるはずないもんな」

m2「そういえばそんな事象、聞き覚えがあるな」

執事「ピンとくるのかよ!?」

りん「わーいさすがm2万能ー天才ーご都合主義ー」

m2「もっとほめてもっと」

執事「いいからさっさと話してくれよ」

130闇の名無しさん:2014/12/04(木) 19:11:07 ID:???
m2「確かこの辺にそれについての本が……」ゴソゴソ

m2「あったー」テーテッテレー

執事「…なんだこれ、他国の歴史本か。なんでまたこんなのを…」

m2「えーと、そうこれ、このページだ」ペラペラ


『等歴52年 "まろうじん"が現れる』

『等歴53年 "まろうじん"による世界バグ化計画。僅か一年で我が国とその近隣国は壊滅状態に陥る』

『等歴57年 光や闇などを除いたほぼ全ての国が"まろうじん"によって支配される。世界はまさにバグ一色になる。物理法則は乱れ、言語は殆ど通じず、洗脳により"まろうじん"を崇拝する者まで現れた』

『等歴65年 "まろうじん"失踪。じわじわと他国に歩を進めつつあったバグ化も、一夜にして全て消え去る。こうして、現れた時と同じように何の前触れもなく、"まろうじん"の世界バグ支配は終わった』


神流「……」

執事「…うーむ」

りん「…結局、まろうじんって奴は何者なのさ?なんかヤバイ奴だってことは理解できたけど」

131闇の名無しさん:2014/12/04(木) 19:34:23 ID:???
m2「それはわからん。写真や絵は残ってないし、まろうじんの正体については歴史家の中でも意見が割れている」

m2「だが、資料を読み漁る限り、ほぼ間違いなく『人』あるいは『人の形をした奴』だろうな」

執事「…しかしこんな歴史聞いたことないぞ」

m2「歴史上ではあまり重要視されていないからな。あるいはただ単に隠したいのかも。たった一人の手で世界が滅亡状態に陥ったなんて」

神流「うーむ…あ、でもさ、まろうじんはいなくなったんでしょ?じゃあさっきkの部屋で起こったこととは関係なくない?」

m2「いなくなった……確かにな。実際、そいつが大昔に姿を消してから、この世界にはバグのバの字もない。まろうじんは死んだとか、封印されたとか、消え去ったとか言ってる奴が大半だ」

m2「だが俺は………まろうじんはいなくなったのではなく、何処かに身を隠していると…そう睨んでいる」

132闇の名無しさん:2014/12/04(木) 19:53:55 ID:???
m2「まろうじんは復活して…また、世界がバグに包まれる日が来るのではないかと…そう考えている」

m2「現に今kがバグっちゃってるし」

執事「ちょっとまて、え、じゃ、じゃあ今、まろうじんがまた現れて、kの部屋がバグ化して、また世界バグ化計画とやらが始まろうとしているってことかよ?」

m2「そうだね」

執事「やばくね?」

m2「やばいね」

執事「悠長に話してる場合じゃねーだろ!馬鹿か!」

m2「話せって言われたから話したのにぃ」

神流「ま、まあまあ。m2詳しいしなんか余裕そうだし、きっと何か対策があるんだよね?」

m2「ほわっつ?」

神流「だ、だから、対策が……」

m2「ほわっつ?」

神流「…………無いの?」

執事「ああもう行くぞ二人とも!m2はわりと無能だ!」

m2「行くって何処へ?バグったkの部屋?」

執事「……」

m2「今の所解決策は無いんだよ。バグの広がりを食い止められるわけでもなし、まろうじんの居場所を突き止められるわけでもなし」

執事「……がー!緊急会議だ!全員呼べ!」

133闇の名無しさん:2014/12/04(木) 22:14:26 ID:???
同日 会議室


ルキ「…で?」

執事「…いや、で?って…」

ルキ「私たちにどうしろと?具体的な解決策は?」

執事「いや…それを今からみんなで考えていこう、っていう…」

ルキ「ッハ、解決策も無しにこんな信憑性の薄い話を持ち込んできたのか」

ルキ「何がバグ化だ?物理法則が乱れるだぁ?馬鹿馬鹿しい。お伽話じゃあるまいし」

ルキ「私が信じるのは文学でも歴史学でもない。科学だけだ」

m2(………これだから魔法(おれ)と科学(ルキ)は相容れないんだよなぁ)

ルキ「じゃ、そういうことで」ガチャバタン

サクヤ「…ごめん。姉様今機嫌悪いから」

りん「なんでサクヤが謝るのさ」

サクヤ「い、いやあ…なんとなく…」

執事(こいつ何かやらかしたのかよ…)

神流「でもルキ、このタイミングで部屋から出るのってとっても死亡フラグだよ」

ガチャバタン

ルキ「只今戻りました」

りん「たんじゅん」

134闇の名無しさん:2014/12/06(土) 13:01:15 ID:???
m2「今考えなきゃならないのは解決策というより対策だな」ミカンムキムキ

m2「バグ化はどのように進行するのか、そしてバグはどのような力が働いて起こるのか」モグモグ

りん「力?」オチャズズー

m2「例えば魔術には魔力が必要なように、バグ化にも媒体となる力があるはずだ」

m2「そこで便利なのがルキさんだ」

ルキ「私かよ!」

m2「まあまあ、闇の為と思ってさ。バグ化を科学の視点から調査してほしいんだよ」

ルキ「科学?」ピクッ

執事「頼むよルキさーん」ポテチポリポリ

神流「科学の力が必要なんだよー」カレーパンムシャムシャ

むぅ「お願いしまーす」ウドンズルズル

ルキ「…全くしょうがないなぁ!ホント科学がないと何もできないんだからウフフ」

ガチャバタン

m2「気を付けて行けよー」

135k-chan:2014/12/21(日) 01:01:46 ID:A8x1jmMg
k「さて、今回作ったゲームはこれだ」

「ラストサバイバー
        紋章の謎」

サクヤ「これまたクソゲー臭のするゲームを…」

k「まあまあやってみろって」

サクヤ「お、おう」

136k-chan:2014/12/21(日) 01:03:39 ID:A8x1jmMg
サクヤ「えーと…「はじめる」と「オプション」があるからまずはオプション」

「ろぢんぐ・・・」

「ないです」

サクヤ「え?」

k「オプションなんてあるわけないじゃん」

サクヤ「だったらなんでこんな項目を…」

k「まあまあ」

サクヤ「…「はじめる」っと…」

137k-chan:2014/12/21(日) 01:06:30 ID:A8x1jmMg
「この世には3つの紋章がある」

「力を総べし者「タイタス」の創り出した「力の紋章」」

「知恵を総べし者「マリーン」の創り出した「知の紋章」」

「勇気を総べし者「ヤベル」の創り出した「勇気の紋章」」

「それらすべてを集めると…」

「「ラストサバイバー」の称号を手にする!!!」

     今、冒険が始まる!!!!!!!

138k-chan:2014/12/21(日) 01:08:10 ID:A8x1jmMg
サクヤ「……………」

k「」(ドヤ

サクヤ「…まあ進めよう…」

主人公「今日も暇だなー」

デストロイ中崎「ウオオオオオオオオオオ!!」

バトル!!!!!!!!!!!!!!!!!!


サクヤ「…は?」

サクヤ「え?あ?」

139k-chan:2014/12/21(日) 01:09:52 ID:A8x1jmMg
サクヤ「まあ…戦う、と…」

主人公の攻撃!斬撃!
デストロイ中崎は10000のダメージを受けた!

サクヤ「…え?」

デストロイ中崎の攻撃!デストロイ!
主人公のHPが1になった!

主人公 HP 1/500000

サクヤ「…ちょっとまってやばくない」

k「まあまあ」

140k-chan:2014/12/21(日) 01:11:45 ID:A8x1jmMg
サクヤ「超必殺…?」

サクヤ「使ってみよう」

主人公の超必殺!斬撃撃!

サクヤ「名前ダサすぎるわ!」

デストロイ中崎に9999999999999999999999999999999999^999999999999999999999999のダメージ!
デストロイ中崎は死んだ

サクヤ「強すぎる…」

k「よし、やったな!」

デストロイ中崎は紋章を3つ落とした!
3つの紋章がそろった!
おめでとう!君がラストサバイバーだ!

サクヤ「………え??」

141k-chan:2014/12/21(日) 01:12:55 ID:A8x1jmMg
k「ゲームクリアおめでとう」

サクヤ「ってちょっとおいお前終わるのが速すぎる」

k「そういうゲームだから。じゃね〜」

サクヤ「…私の10分ちょっと返せえええええええええええ!!!!!!!!!」

k「やなこった!」



〜Fin〜

142かんな:2014/12/22(月) 07:45:26 ID:???
kならではの全力疾走感が気持ちよかった(KONAMI)

143k-chan:2014/12/22(月) 18:46:58 ID:A8x1jmMg
〜後日〜
k「ラストサバイバー2
        白の紋章」
k「というゲームを開発したんだけど…」

りん「え、1は?」

k「しらなーい」

りん「まあやってみよ」


〜本当の本当に終わり〜

くぅつか

144ひつぢ:2014/12/23(火) 23:39:53 ID:SiclcpMo

ところで明日はクリスマスイブだぞ

145さくや:2014/12/23(火) 23:43:54 ID:???
クソゲーのデバックに定評のあるメイド長すこ

146かんな:2014/12/24(水) 00:02:55 ID:???
執事「ところで明日はクリスマスイブだぞ」

神流「あ、それキノコ!キノコ取れるんじゃない?」

りん「お?おお、おおおおお!」

いその「クソゲーすぎんだろこれ」

k「俺が作りましたから」

執事「聞けよ!!」

いその「んだようっせーなー」

りん「コカトリスデブがなんだって?」

神流「アスタリア支部?」

k「味噌スープ飲み放題?」

執事「クリスマスイブ!前夜だっつーの!」

神流「……ああー」

執事「ああーじゃねーよ!」

147かんな:2014/12/24(水) 00:15:12 ID:???
りん「そんなイベントもあったね〜」

神流「そういえば12月か。通りで最近寒いと思ったー」

k「通りで最近引きこもってると思ったー」

執事「一年中引きこもってんじゃねぇか…」

いその「で?」

執事「いや……クリパ的なもんはやんねーのかよ」

りん「計画したところでさー面倒臭がりのルキや厳格なサクヤやヒッキーのm2やニートのかんらが参加してくれるかどうk」

ルキ「やりましょう!!!」

りん「わぁーノリノリだー」

ルキ「酒が呑める!酒が呑める!酒が呑めるぞー!さあやろう!すぐやろう!」

執事「そういえばこいつ酒豪だったな」

神流「……んじゃあ手分けして人を集めようか」

148かんな:2014/12/24(水) 00:35:12 ID:lU4LOxZQ
サクヤのへや


サクヤ「……なんか用ですか?」

神流「クリスタルベイビー!!!!!!!!」

ルキ「…クリスマスパーティー」

神流「それだ!!クリスマスパーティー!!!!!!!!」

サクヤ「…はあ」

神流(ルキ、プランBね)

ルキ(はい)

ルキ「クリスマス近いし、やろっかーって話になってね」

サクヤ「あのですね…資金も無限ではありませんから、計画的に使わないと……あまりにも唐突すぎます」

サクヤ「そもそもなんで貴方達2人が来たんですか、貴方達に強く言われれば私が断れないとでもお思いで?」

サクヤ「それにメイドたちもクリスマスは休みたいt」

ルキ「サクヤ……パーティーがしたいの、みんなと楽しみたいの……駄目かな?」

サクヤ「いいですとも!」サワヤカメイドスマイル

神流「ちょっろーい」


当時についてメイド長はこう語った。
「是非プランAも見せてください!!」

149かんな:2014/12/24(水) 00:45:16 ID:lU4LOxZQ
図書館


k「アナフィラキシーショック」

りん「違うでしょ。どこをどうしたらそうなるの」

k「じゃあ何?」

りん「……デンドロビウムファレノプシス?」

k「ああ、そんな感じ」

m2「……何の話だよ」

りん「やろうぜ!」

m2「殺る?何を?」

k「デミグラスソース」

りん「違う違う、カリフォルニアテロリストだってば」

m2「は?テロリスト?この館に?やばくね?」

k「え?そうなの?やばくね?」

りん「なにっ!それはやばい!殺らなくちゃ!」

m2「よし、じゃあ武装すればいいんだな?」

150かんな:2014/12/24(水) 00:53:39 ID:lU4LOxZQ
かんらのへや


執事「クリスマスパーティー」

いその「やろうぜ」

かんら「…は?何スマス何ーティーだって?」

執事「聞こえてんだろそれ……今日が何の日かわかってんのか?」

かんら「12月24日……?…………!」

かんら「山岳ベース事件……!!!」

かんら「お前らまさか俺をリンチしようっていう魂胆か!?あの事件を再現する気だな!!うわあああああ」

執事「落ち着け!!ちげーよ何事件か知らないけどよ!!」

いその「…かんら、この間カップルを見てからずっとこの調子だ……きっと脳内からクリスマスを消去しようとしているんだろうな…」

執事「悲しすぎるだろ…大丈夫だぞ、ただのパーティーだから」

かんら「パーティー?…血祭りとかじゃないだろうな?」

151かんな:2014/12/24(水) 01:07:51 ID:lU4LOxZQ
パーティー会場


サクヤ「ツリーも食事も有り合わせのものしか用意できませんでしたが」

神流「すげー!本物のモミの木じゃん!でっけー!」

レイ「かんらは?」

執事「行けたら行くってよ」

いその「絶対来ねえよそれ…ルキはもう少しで着くって言ってたが、kたちはまだ来ないのか?」

むぅ「手間取ってるんだろうね…m2はハイパーヒッキーだからなあ」

神流「ツリーの飾り付けして待ってようよ。何か飾りになるものあるかな〜」

むぅ「インパクトほしいよね」

神流「てっぺんにはなにをぶっ刺すんだっけ?人?」

執事「星だよ。って何で俺を縛ってるんですかいそのくん」

いその「知ってるか?クリスマスツリーには厄除けの効果があって、あのてっぺんに厄がぶっ刺さることによって厄が入ってこないようにしてるんだぜ」

むぅ「なにそれすごい!」

執事「ガセだよそれ!!本当だとしても俺をてっぺんにぶっ刺そうとするなよ俺は厄じゃねぇよ!!」

152かんな:2014/12/24(水) 01:13:20 ID:lU4LOxZQ
レイ「執事にはこれからサンタ服を着てもらう予定だったんだから、解いてあげて」

いその「縛られたままサンタ服を着る方法くらいあるよ?」

神流「どうやって?」

いその「ヒント 赤」

神流「なるほど!血を出せばいいんだね!」

執事「いででででやめろもげるマジで血ぃ出るうぎゃあああ」

153かんな:2014/12/24(水) 01:22:37 ID:lU4LOxZQ
ドタドタドタドタ

バタンッ

m2「おい!テロリストとやらはどこだ?」

執事「!?どうしたm2そんな完全装備で」

りん「あいつじゃね?縛られてるし殴られてるし」

k「うん(適当)」

m2「あいつか…執事に変装してたんだな。覚悟!」

執事「ちょっ待っ何の話ぎゃああああ」

神流「お、やる気だねm2!」

りん「加勢するぜー」

執事「くぁwせdrftgyふじこlp」

サクヤ「ああもう…はしゃぐのも程々にしてよー」

ルキ「失礼しまーす…なんかやたら賑やかだな…あ、すごい食事。これサクヤが作ったの?」

サクヤ「あ、ようこそ…はい、有り合わせのものですし若干見た目は悪いかもしれませんけど…」

ルキ「時間なかったのに作ってくれて、ありがとうね」ニコッ

サクヤ「……百合帝国万歳!!」バタッ

レイ「さ、サクヤが鼻血吹いてぶっ倒れた!」

ギャーギャー

154かんな:2014/12/24(水) 01:33:13 ID:lU4LOxZQ
かんら「…ふふ、俺が来ないとでも思ったか?来ちゃうんだよな、それが」

かんら「なんだかんだパーティーは楽しいからな。あの時はつい山岳ベース事件とか言ってとぼけちゃったけど」

かんら「俺がクリスマスを忘れるわけないだろう!恋人がいなくとも闇で過ごすクリスマスは最高だ」

かんら「…っと、会場はここか。盛り上がってるな……ふっふっふ」

かんら「おーっす!かんらさんが来てやったぞー!」ガチャッ


ルキ「サクヤ!ちょっと!起きて!」

サクヤ「……」ピクピク

神流「おお!サクヤちゃんが早くもサンタ服に!負けてらんねぇな!」

m2「観念しろテロリスト!逃げ回るな!」

執事「そりゃ逃げるわ!勘弁してくれ死にたくねええええ」

k「しかし まわりこまれてしまった!」

りん「おらぁっ!」

執事「ぎゃふん!」

かんら「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああ山岳ベース事件だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

バタッ



かんらは本当に脳内からクリスマスを消去しかけましたが
m2の忘却魔法でこの日の記憶を消去することで事なきを得ました

おわり

155かんな:2014/12/24(水) 01:38:50 ID:lU4LOxZQ
即興にしてはがんばった

156さくや:2014/12/24(水) 05:06:39 ID:???
まさかの山岳ベース事件オチで大草原不可避

157さくや:2014/12/24(水) 21:28:25 ID:???
K「俺の名はサンタKロース。12月24日、聖夜に現れる赤服の紳士さ。断じて肉の部位名ではない」

K「無論サンタである以上、プレゼントを配らなければならない。この物語はこのオレのプレゼント捜索奮闘記!」

いその「プラス、トナカいそそこと俺の徒労日記」

K「さぁ行くぞ赤鼻のなんとやら!聖夜の夜までにプレゼントを集めるのだ!」

いその(めんどくせえ)


いその「……でもどうやってプレゼント集めんだよ?他の面子が欲しがってるプレゼント知ってんのか?」

K「按ずるな赤鼻、既に“サンタ・オブ・エクレシア〜闇の願望〜”というゲームで既に調査済みだ」

いその「おお……その辺りの用意周到さは流石だな」

K「んじゃ早速。まずは神流のプレゼントを探しに行くぞ!」

158さくや:2014/12/24(水) 21:29:01 ID:???

“サンタクルスへ カレーパン一年分よこせ 神流”

K「おk把握。名前の間違いはとりあえず置いといて、赤鼻ァ!パン屋でカレーパン買い占めてこい!」

いその「まったく俺はパシリかよ……んん?ちょっと待て、よく見てみろKよ」

“追伸 辛妙山の頂にある「そうさいベーカリー しんみょう」の以外はカレーパンとは認めない”

K「追伸だと……粋な真似しやがって……で、辛妙山ってどこだ」

いその「し、辛妙山と言えば…………第二種隔離指定辺域のあの山か!?」

K「知ってるのか赤鼻!」

いその「その筋には有名な山だ。味角山脈に連なる五大山がひとつ、辛妙山」

いその「高級香辛料の原料となる植物が数多く自生する山で、多くの料理人が訪れることでも知られる」

いその「だが風土は厳しく環境は劣悪。故に生息する動物たちの気性は荒く攻撃的……」

K「そんで危険性を考慮して第二種指定を受けた、ってところか」

いその「ああ……m2とか神流なら跋扈する猛獣もただの子犬同然だろうが、俺らにとっちゃ……」

K「…………ま、なんとかなるだろ!行くぞ赤鼻ァ!!」

いその「お前俺の話聞いてたか!?っていててててて!!!手綱を引っ張るんじゃねええええ」ズズズズz

159さくや:2014/12/24(水) 21:30:00 ID:???
K「サンタKロースは 極上のカレーパン一年分を 手に入れた!」

いその「ニ、三回死んだ。まったくルキお手製の無限1UPキノコがなけりゃ即死だったぞ」

K「ともあれ手に入れられたんだし終わり良ければ全て良しだ!店主が一番怖かったが!」

K「んじゃ次行きましょ。m2のプレゼントは……」


“蓬莱の玉の枝、仏の御石の鉢、火鼠の皮衣、燕の子安貝、龍の顎の玉”


いその「趣旨間違えてんだろォォォ!!!??これどう考えてもサンタじゃなく大名宛だろうがああ!!」

K「むぅ……だが無下にするわけにも行くまいよ。行くぞ赤鼻、五つの難題を受け入れようぞ」

いその「口調変わってやがる……けどどうすんだよ、こんなの実在しねえだろ」

K「んー、原作的に考えればとりあえず「ニセモノを作って誤魔化す」のが正解か」

K「よし紛い物作りとくりゃ俺の右に出る者はいねぇ!贋作者-フェイカー-の名に賭けて完璧な贋作を作ってやる!」

いその「おお、いつになくKが頼もしく見える!頼んだぞフェイカー!」

160さくや:2014/12/24(水) 21:31:01 ID:???



一時間後



K「できました」

K「蓬莱のビー玉の枝、仏のプラスチックの鉢、火鼠のフェルト、燕のアサリ、蛇の顎の玉だ」

いその「クオリティひっく!んな小学生の自由研究みたいなモン作ってくんなよ!」

K「まあm2なら笑ってゆるしてくれるよ……許してくれなかったらいそのに全責任を負わせる」

いその「ふざけんなァァァァァ」

161さくや:2014/12/24(水) 21:32:29 ID:???
K「さて次だ次。えー次のお便りは執事さんから……」

“ハンス・ストップラー製フリントロック式リボルバー”

K「……???」

いその「????」

K「……彼には駄菓子屋で買った火薬式のリボルバーをあげよう、次」

いその「えー、メイド長からだな」


“■■■■■■………皐月女王”


K「なんだこの斜線の嵐は……なんか訂正したのか?」

いその「うっすらと読めるな。えーなになに……“お姉様からの無償の愛”」

K「ああそらm2の難題よりも難題だわ。ここは見なかったことにして、皐月女王とは?」

いその「皐月女王は芋の品種だ。和の国で栽培されてて、普通の芋よりも優しい口当たりなんだとか」

いその「でもここ最近は不作らしくて市場に出回ってないんだってサクヤが厨房で愚痴ってた」

K「はー、成る程ねェ……それじゃ赤鼻よ、和の国に出向いてあるだけかっさらってこい」

いその「んなことしたら国際関係がメチャクチャになるわ!普通に分けてもらえよ!」

K「だって和の国のサムライって怖いんだもーん」

いその「カマトトぶるんじゃねえ男のくせに……いいよオレが出向いてやるよ!」

K「やったぜ。んじゃいそのが和の国に出陣してる間にプレゼント集めとくか」

162さくや:2014/12/24(水) 21:33:35 ID:???


“氷華”


K「このシンプルな要望はリンからか。えーと、氷華とは……」ググリ

K「氷華は和の国で見られる氷のように透き通った花びらを持つスイセン属の植物」

K「北東の離州に自生しており、真冬の僅かな期間のみ開花する珍しい花……か」

K「…………(プルルルルルル」

いその『どうしたK、なんか用事か?』

K「そっちに生えてる氷華って花も採ってきて。ほんじゃ(ブチー」

いその『おいなんだそr』

K「リンのプレゼントも確保できたな!さーて次はルキから……」

163さくや:2014/12/24(水) 21:34:44 ID:???


“ダルキス鉱石とヘキサヘドライト、クダネスニウム”


K「?????」

K「まったくどいつもこいつも専門用語で書くんじゃねえよ……あ、ルキだ」

ルキ「あら外で会うなんて珍しいわね。買い物?」

K「まぁそんなところかな……それよりもルキよ、今研究中の実験って何?」

ルキ「え?ああ、闇の二重伸縮による時間萎縮と圧縮、それと時間という概念の保存よ」

ルキ「闇を押し留める効果を持つ鉱石と時間を歪める性質を持つ鉱石を互いに組み合わせて」

ルキ「一時的に闇の時間を押し留めて圧縮、その過程で時間の圧縮にも成功したから目下実験中で」

ルキ「今度は時間そのものを観測できる鉱石を使おうと思ってるんだけど……」

K「なるほどわからん」

ルキ「でも肝心の鉱石が足りなくなっちゃって。手に入れようと思って手に入れられるもんじゃないのよねぇ」

K「ほう、それはどうして?」

ルキ「どれも隕石に含まれる鉱石だから、よ。この世界には本来存在しない金属が混じってるから」

K(在り処を突き止めてゲットしに行こうと思ったら宇宙スケールだったでござるの巻)

164さくや:2014/12/24(水) 21:35:32 ID:???
ルキ「困ったわ……どうにかして手に入れる方法はないかしら」

サクヤ「―――お姉様の困った声を聞きつけて、メイド長ここに参上」(ニュッ

K「お前の聴力にはほんと恐れ入る」

サクヤ「褒めても何も出ませんよKさん……で、お姉様、如何なさいました?」

ルキ「かくかくしかじか」

サクヤ「…………把握致しました。ではこの神月サクヤ、必ずやその鉱石を手に入れてまいりましょう」

K「おいおい宇宙に行く気か……いや、サクヤならなんとかしそう!根拠はないけど!」

ルキ「え、ちょ、本気にしないでよ!?いずれは落ちてくる物質なんだから」

サクヤ「お姉様を待たせるなど以ての外。今夜必ず、そのお手元に目的のモノを……それでは!」(シュンッ

K「行っちゃった」

ルキ「………あの子の魔力を使えばそれで済んだかもしれないなんて言えないわね……」

165さくや:2014/12/24(水) 21:36:19 ID:???
K「そろそろ集めきらんと時間がヤバイ。一気に3つ集めるぞォ!」


“闇纏狐の毛皮のコートがほしい”

“カップヌードル”

“クマの剥製(ぬいぐるみ)”


K「やべえどれも方向性が真逆だ……」

K「えー、コートはレイでクマの剥製(ルビはぬいぐるみ)がむぅ、カップヌードルは……」

かんら「私だ」

K「お前だったのか」

かんら「暇を持て余した」

K「闇たちの」

かんら&K「「遊び」」

K「決まったな……で、何故カップヌードルなんだ。限定品のカップヌードルとか?」

かんら「否。今日が何の日か思い返してみるがいい」

K「24日……クリスマスイブ……アポロ8号が月の周回を始めた日…アフガニスタン紛争……」

K「あ、山岳ベース事件?」

かんら「そうだ。その山岳ベース事件の後に巻き起こった事件を覚えているな?」

K「あさま山荘事件……あっ」

かんら「そういうことさ……お前もあの日を思い返し、カップヌードルの味を噛みしめるがいい」

かんら「あ、日清のカップヌードル以外のを買ってきたら許さんからな」

K「なんつー意識高い系……まあいいや、他のと比べりゃ楽ちんだ」

K「よし、んじゃあラストスパートいっくぞおおおおおお」


―――――――――

――――――

―――



166さくや:2014/12/24(水) 21:40:33 ID:???


〜クリスマス当日〜

神流「辛妙山から採れるスパイス特有の香りが広がり……OCです」ムシャムシャムシャ

神流「やっぱ〜……辛妙山の、カレーパンを……最高やな!」ムシャムシャア

m2「なんだこの自由研究の数々は。冬休みはまだ終わっていませんよ?」

りん「わぁ!本物の氷華だ……やっぱり生で見ると綺麗だなぁ」

ルキ「まさか夜中に隕石が落ちてくるなんて……これがクリスマスの奇跡ってやつかしら」

レイ「うーん、やっぱり闇纏狐の毛並みは最高ね、惚れ惚れしてしまうわ……」

執事「なんだよこのちっちぇえリボルバーは!ぶっ飛ばすぞサンタ!!」

執事「しかも油性ペンで「はんすとっぷらー」って書くなよ!!めっちゃ虚しいわ!!」

むぅ「やったークマだぁ!むぅクマさんだいすき!やっぱりクマはヒグマだよね!」

かんら「……カップヌードルは最高だな」ズルズル

167さくや:2014/12/24(水) 21:41:19 ID:???

K「なんだかんだでみんな喜んでくれてるようでなによりだ」

いその「ああ、全くだな……それはそうとK、渡したいものがあるんだが」

K「おん、お前もか。オレもお前に渡したいものがある」

いその「おいやめろよ薔薇が咲きそうな展開は……ほら、これ」

K「こ、これは……!!!!八三(仮)!メジャーYMii パーフェクトクローザー!!オープナー!!」

K「それにかの有名なラストラベリアス……この天下のクソゲーセット、まさかいそのが!?」

いその「ふふ、和の国で売りだされていてな……思い返せばあの国、最近急速な発展を遂げてたんだった」

K「やはりいその……おまえは最高のトナカイだったよ……」

いその「トナカイとしてかよ!で、オレに渡したいものって?」

K「これだ」

168さくや:2014/12/24(水) 21:42:10 ID:???

いその「……サンタ・オブ・エクレシアⅡ〜雪に散る紅の鹿〜…」

K「来年用の新作だ。お前にだけ先行プレイをさせてやろうと思ってな」

いその「お前が先行公開をしてくれるなんて……ありがとうK…いや、ちょっと待て」

いその「それってつまるところ、ただのデバッカーってことじゃねえかああああああああ!!!」

K「左様」

いその「オレの努力は一体何だったんだ……」

K「まぁまぁ、あいつらの笑顔を見れただけでも報われたじゃないか」

いその「足りねえよ!おまけにデバック作業付きとは!ちくしょう滅びろクリスマスううう!!!!!!」



神流「あ、その芋何?めっちゃうまそう」

ルキ「そこにいっぱい置いてあったんだけれど……勿体無いし食べちゃいましょうか」

m2「ほー、皐月女王とは。イイもん仕入れてくるなぁメイド長」

ルキ「あら?そういえばあの子は……?」

169さくや:2014/12/24(水) 21:43:18 ID:???



一方その頃………



サクヤ「――――隕石、届いたでしょうか」

永遠に宇宙を彷徨うシスコンと化したメイド長は、隕石を撃ち出した反動で虚空を彷徨う。

そして戻りたいと思っても戻れないので、そのうちサクヤは考えるのをやめた。


お☆し☆ま☆い

170かんな:2014/12/24(水) 21:49:15 ID:lU4LOxZQ
山岳ベース事件で繋げてくるとは思わなかった
完全に淫夢厨と化した女王すき


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