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マシュ「クリスマスとハーベストですか?」

1以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/21(土) 22:20:02 ID:SvA6lQpI
*注意事項
一足早いクリスマスイベント2020(想像)
一部キャラ崩壊・キャラ違いあり。
気まぐれ投稿。
これらが嫌な方はブラウザバックしてください。

イベント:クッキング・サンタ・フェスティバル〜サーヴァント・ハーベスト〜
参加条件はメインストーリー第1部特異点Fクリア。
イベント内容:ボックスガチャ/アイテム合成
素材を合成して、レア素材やレアプリズムをゲットしよう!!


FGO主人公の名前は見てる人の名前で良いですが、共通として「藤丸立香」とする。(今回は女性)

2以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/21(土) 22:46:51 ID:SvA6lQpI
追記:特異点名【聖夜収穫食祭 クッキング・サンタ・フェスティバル】
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プロローグ:今日も今日とて、お昼ご飯
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カルデア:マイルームにて

立香「ハァ〜、腹減ったなぁ・・・」ギュルルルル・・・

マシュ「先輩、ここにいましたか!一緒にお昼ご飯、食べにいきますか?」

立香「マシュ、ちょうど良いタイミングだね!!」

マシュ「はい!それにそろそろクリスマスシーズンも近いし、クリスマス限定メニューを一緒にどうですか?」

立香「良いね!早速いこう、マシュ!」

フォウ「フォウフォーウ!!」嬉しそう

マシュ「はい、早速食堂に行きましょう!!」

藤丸立香とマシュは揃って食堂へ向かうのであった
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カルデア:廊下にて

立香「どんなメニューを食べようか?」

マシュ「そうですねぇ・・・クラムチャウダーにチキンとか・・色々ありますからねぇ・・・」

マシュ「!?。先輩、なんか食堂が騒がしいようですが、なにかあったのでしょうか?」

3以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/22(日) 21:24:28 ID:C02JtjTI
立香「うん、行ってみよう!!」急ぐ
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カルデア:食堂

食堂では配前列の方で、困った顔をした人達がブーティカに攻め寄っていた

ゴルドルフ「全くどうなっているんだね、この状況は!!」

ブーティカ「私にもどういうことなのか・・・」

立香「どうかしたの?」

ブーディカ「あぁマスターか、ちょうど良い所に!!」

マシュ「ブーディカさん、一体なにがあったんですか?」

ゴルドルフ「藤丸か!聞きたまえ、実はな・・・・」
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マシュ「食料庫から食料が消えたですって!?」

ブーティカ「そうなんだよ・・・冷蔵庫にあった備え付けや非常食も全てだ。」

ゴルドルフ「私が取っておいたケーキの残りも全て何者かに盗まれたように消えてしまったんだ!!」

立香「所長はそれで良かったんじゃないかな?」

ゴルドルフ「なんだと!?確かにケーキのトラウマがあったんだが、あれはわしの楽しみだったんだぞ!!」

マシュ「落ち着いてください!!それで、心当たりはあるんですか?」

4以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/22(日) 21:51:26 ID:C02JtjTI
立香「見せてください・・・」張り紙を見る
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『食料庫の食べ物、使わせてもらいます。』 クッキング・サンタより


ゴルドルフ「なんだね、そのクッキング・サンタとは一体!!新手の食い逃げ犯か!?」

立香「食い逃げにしては規模が大きすぎるんだけど・・・」

ゴルドルフ「確かにそうだが・・・マシュ君、カルデアに召喚されているサーヴァントの中で食べ物を多く食べる奴はどれくらいいるんだ?」

マシュ「え〜っと・・・アルトリアさん・モードレッドさん・茨城さん、プロテアさん・・・多すぎてわかりません!!」

ゴルドルフ「おい!!わしよりカルデアに詳しい君がサーヴァントの計算も出来ないとはそれでもカルデアの職員か!!」

立香「まぁ・・召喚に応じてきたり、いつの間にか来てたりと、色々あるからねぇ・・・数えたことがなかった。」

ゴルドルフ「確かにそうだが・・サーヴァントの度の過ぎた悪戯なのか知らんが、カルデア中の食べ物全てが一斉に消えたんだぞ!」

ゴルドルフ「場合によっては、唯一サーヴァントを従えてる藤丸立香、君に責任が問われるかもしれんのだぞ!!」

立香「そ、それは・・・・」

マシュ「先輩のせいじゃありません!悪いのは事件を起こすサーヴァントであって、先輩は関係ありません!!」

ブーディカ「その通りだ!だが、今回ばかりは規模が大きすぎる・・・このまま頬って置けば・・・」

5以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/22(日) 22:30:04 ID:C02JtjTI
ダ・ヴィンチちゃん(アナウンス)「えぇ〜〜と、お昼過ぎで空腹な藤丸君達!腹を空かしている事はわかってはいるが・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(アナウンス)「微少特異点が発生している。迅速な修正のために管制室に来てくれないか?」


マシュ「微少特異点ですか!?先輩、これはつまり・・・・」

立香「犯人は既に微少特異点にいるって事だね?」

ダ・ヴィンチちゃん(アナウンス)「そういうコト!」

立香達は直ぐさまにダ・ヴィンチちゃんがいる管制室に向かう
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カルデア:管制室

ダ・ヴィンチちゃん「発生した特異点の場所はここ。2010年代のフランスにあるパリのレストラン街だ。」

マシュ「レストラン街ですか!今の状況でそれは・・・」

ダ・ヴィンチちゃん「食料庫の事は大体聞いている。だがこれを見て欲しいんだ。」カチッ!

モニターには大量の食材とファストフードを売ってる売店が見られている

ダ・ヴィンチちゃん「このように美味しそうな食べ物を売っているのだが、そこじゃないんだ。」

マシュ「それはどういうことですか?」

ダ・ヴィンチちゃん「それはだな・・この特異点では、クリスマスと収穫祭が同じタイミングで準備が進められているんだ。」

マシュ「クリスマスと収穫祭を同時に祝っているって事ですか!?」

6以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/22(日) 23:18:03 ID:C02JtjTI
ダ・ヴィンチちゃん「その通り!藤丸君達は収穫祭のことをどこまで知っているのかな?」

立香「えぇ〜〜っと・・なんだったかな?」

ダ・ヴィンチちゃん「まぁそうなるのは確実だ。カルデアは収穫祭のイベントなんて一度もやってないからねぇ・・・」


ダ・ヴィンチちゃん「収穫祭とは、農家の村などで食べ物へのありがたみや天候・神々や先祖などに感謝の気持ちを持ってお祝いしているお祭りの事を示しているんだ。」

ダ・ヴィンチちゃん「欧州等では『ハーベスト』、欧米などでは『サンクスギビングデー』と世界中で色んな形でやるほど歴史は長いんなのだよ。」

マシュ「食べ物への感謝のことですから、こういうのは秋のイベントだと思えるのですが・・・」

ダ・ヴィンチちゃん「この微少特異点では、その秋の祭典である『収穫祭』と冬の祭典である『クリスマス』がごちゃ混ぜになって一つのイベントとして成り立っている状態だ。」

ダ・ヴィンチちゃん「詳しい状況は行ってみなければわからないのだが、少し妙な事があるんだよねぇ・・」

マシュ「といいますと?」

ダ・ヴィンチちゃん「既にはぐれサーヴァントを含めたサーヴァント達が、調理器具を持ってその特異点に向かってしまっている。」

マシュ「調理器具を持ってですか?料理でも作る気でしょうか?」

ダ・ヴィンチちゃん「そこまでは不明だが、今のカルデアの状況とこの微少特異点の出現・・あまりにもタイミングが良すぎているんだ。」

ゴルドルフ「当たり前だ!!リソースが足りずに空腹に我慢ならんサーヴァントが、自分で食べに行くために向かったに違いない!!」

立香「確かにあり得る話なんだけど・・・・」

7以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/23(月) 10:09:38 ID:Yv2iDQwE
天草四郎「ともあれ・・すぐにでもその微少特異点に向かい、調査をしながら食料調達をする事が今回の目的なんですよね?」

立香「天草四郎さん!!」

天草四郎「マスター。今のカルデアの状況から、私が経験したであろう戦いの中盤に似ている。」

ダ・ヴィンチちゃん「ほお、島原の乱の兵糧攻めの事だね。それで君はどうするのかね、天草四郎時貞君?」

天草四郎「無論、私も同行させて貰おうか!カルデアの皆さんをあのような地獄と同じ目に合わせないために!」

ブーディカ「マスター、私も一緒に行って良いかな?厨房を使わせている私にとって、この事態の責任は私にもある・・」

立香「あなたは悪くはないけど、一緒だと心強いよ!!」

天草四郎「勝利の女神の女王よ、よろしく頼む!」
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ダ・ヴィンチちゃん「同行するサーヴァントが決まったようだね!早速レイシフトの準備をしようじゃないか!」

ダ・ヴィンチちゃん「本当ならクリスマスの事もあるから、サンタサーヴァントも連れていきたかっんだが・・」

マシュ「皆さん方は既にその微少特異点に向かっていると?」

ダ・ヴィンチちゃん「その通りだ。クッキング・サンタという事もあるし、汚名返上のために向かった可能性が高い。」


ダ・ヴィンチちゃん「あと何度も言わせてすまないが、食料調達もお願いだ!私とて、こんな所で餓死する訳にはいかないからね!」

立香「ダ・ヴィンチちゃんもお腹空いているからね。」

マシュ「はい!食べ歩きをしながらですが、必ずや皆さんに美味しい食べ物を持ち帰ってきますね!!」

8以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/23(月) 10:51:18 ID:Yv2iDQwE
ゴルドルフ「無論だ!未だかつて無いほどのカルデアの食糧危機なんだ!頼んだぞ!!!

立香「了解!!必ずお土産の食料を持ってくるから!!」


そう言い聞かせ、立香・マシュ・天草四郎・ブーディカはその微少特異点にレイシフトした

ギュゥゥゥゥーーーーーンンン!!
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レイシフト先:パリのレストラン街 一番通りの市場

ワイワイ、ガヤガヤ・・・・

立香「うわぁぁ、すごいなぁ・・・」

立香達の目の前にはクリスマスと収穫祭に使う食材が売ってる市場の風景だった


マシュ「クリスマスと収穫祭が一緒になっている事から、街の人達は食材を中心に買い物をしてますねぇ。」

立香「あと、雪が積もってて寒い!!」ブルブル

マシュ「先輩、一応荷物に防寒服等を持ってきましたので取り出しますね!あと、フォウさんのマフラーもね!」

フォウ「フォウフォーウ、フォモフ・・・・。」マフラーを纏う


ダ・ヴィンチちゃん(通信)「その買い物風景が今のパリの異常その1だ。あまりにも食材の種類が多すぎるんだ。」

9以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/23(月) 11:34:52 ID:Yv2iDQwE
立香「それもそうなんだが・・・」ジィィィ〜〜〜・・・


屋台の親父「さぁさぁ!よってらっしゃい、みてらっしゃい!!海鮮焼き鳥、美味しいよぉ!!」ジュウジュウ・・・

立香「まだお昼ご飯食べてないことを思い出した・・・」ジュルルゥゥ・・・

ブーディカ「はぁ・・・まずはマスターの空腹を満たさないとねぇ・・・。」

天草四郎「はい。腹が減ったらなんとやらですね。」
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藤丸達は、とりあえず腹ごしらえに屋台の食べ物を買って食べた

立香「モグモグモグ・・・旨い!!」

マシュ「はい。ホタテと鶏肉に相性良くソースが掛ってて美味しいですね!」

ブーディカ「うん。とりあえずはここの食べ物は食べられそうだね。」


屋台の親父「お客さん、観光で来たのかい?あんたら、本当についているねぇ!!」

屋台の親父「なにせクリスマスとハーベスト、旨いモンが沢山食べられるんだからなぁ!!」

マシュ「は、はい・・・・・」

屋台の親父「良かったらこの町の中心にとても旨いレストランがあるんだ!今ならフェスの会場で大盛り上がりだからな!!」

10以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/23(月) 12:00:24 ID:Yv2iDQwE
マシュ「フェスの会場ですか?」

立香「フェスって、一体・・・?」


ダ・ヴィンチちゃん(通信)「藤丸君、この先の中心部に聖杯の反応をキャッチした!場所を指示するから注意して向かいたまえ。」

ブーディカ「了解だ!!」
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中心部に向かう道

天草四郎「市場や買い物客の様子から、この光景は年に一度のお祭りとして認知されているみたいです。」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「特異点の影響だと思われるが、人間の順応性って奴かな?そろそろ目的地に着くと思うのだが・・」

立香「何かあるみたいだよ!!」
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街の中心部 巨大クリスマスツリー広場

マシュ「とても大きなクリスマスツリーですねぇ・・・・大きさはビル15階ぐらいですか?」

ブーディカ「それよりも見て、ツリーの根っこの所!!」


ブーディカが刺した所に営業中のレストランが建っていた

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「あそこに聖杯の反応が見られる。行く価値はありそうだね!」

立香「よし、行ってみよう!!」
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11以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/23(月) 20:54:51 ID:Yv2iDQwE
巨大クリスマスツリーの下部分にあるレストランの入り口前

立香「随分高級そうなレストランだね・・・」

天草四郎「リストランテ『クッキング・サンタ』。五つ星の会員制レストランだな。」

ブーディカ「名前からして、カルデアの食料を盗んだ『クッキング・サンタ』というのが居そうな雰囲気だね。」

マシュ「五つ星で会員制のレストラン・・・店の風景からカルデアから食料を盗む理由があるわけが・・・・」


バタン!!(扉が開ける音)

???「うわぁぁ〜〜〜!?」追い出される

マシュ「先輩、誰かが店を追い出されたようです!!」

ブーディカ「君、大丈夫かい?」

???「うぅ〜〜ん、だいじょうぶ・・・」立ち上がる

追い出された人は、お菓子のデザインのサンタの格好で少し胸が大きいフランケンシュタインの姿をしていた


天草四郎「フ、フランケンシュタイン!?どうしてここに!?」

立香「しかもその格好は・・・・」

マシュ「この姿・・・明らかにサンタサーヴァントです!」

12以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/23(月) 21:24:29 ID:Yv2iDQwE
???→フランケンシュタイン?「あなたは・・・ますたー!!よかった、わたしだよ!フランケンシュタインの怪物のふらんちゃんだよ!!」

立香「しゃべり方も、フランちゃんだ!!」

マシュ「もしかして、フランちゃんが今回のサンタサーヴァントなんですか?」

フランちゃん→フランケン・サンタ「そうだよ!いまのわたし、フランケン・サンタ・ノエルっていうの!」

ブーディカ「フランケン・サンタ・ノエルって言うのね!確かにサンタに相応しい名前だね!!」

マシュ「フランさん、どうしてあの店から追い出されたんですか?」

フランケン・サンタ「そうだった。じつは・・・・」


突如、店から定員らしき人物が扉から出てきた

メディアリリィ「ちょっと、まだ居るわけ?ここは神聖なるクッキング・サンタが経営するレストランよ!!」

キルケー「貴方みたいなサンタを名乗る偽者には、この店に入る資格なんてないわ!!」

立香「キルケー!?それにメディアリリィも!?」

天草四郎「油断は禁物です!今の彼女達、何かが違います!」


フラン・サンタ「きみたちにようはない!わたしは、にせもののわたしにあいにきたの!!」

マシュ「フランちゃん、偽者とは一体?」

13以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/23(月) 22:04:49 ID:Yv2iDQwE
???「だれ?わたしのみせをあわすやつは?」

メディアリリィ「クッキング・サンタ様!?申し訳ありません、クレーマーが貴方様に会いたいと言いまして・・・」

???「クレーマー・・・それはおいしくできるやつなの?」姿を現わす


その姿は紛れもなく、フランケン・サンタ・ノエルと瓜二つの姿だった

立香「もう1人のフランケン・サンタ・ノエル!?」

フランケン・サンタ・ノエル「こいつなの!このにせもののわたしが、クッキング・サンタをなのってしょくざいを・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「って事はもう1人のふらんちゃんが今回の食料消失の原因って訳ね!!」


???→にせフランケン・サンタ「しょくりょうのそうしつ?そう、かってにもちさってごめんね?」

にせフランケン・サンタ「でも、いまのわたしはクッキング・サンタ。りょうりをつくるのにしゅだんはえらばない。」

ブーディカ「料理だって!?貴方、盗んだ食材を使って何を作ろうとしているの?」

にせフランケン・サンタ「なにをって?いまのわたしはクッキング・サンタとしてなにかがたりない・・・」

にせフランケン・サンタ「クッキング・サンタとは、たくさんおいしいりょうりをつくって、みんなにふるまうこと。」

にせフランケン・サンタ「これはわたしがほんもののクッキング・サンタになるためのりょうり。クリスマスせーはいをうつわにつかるちょうりほうほう。それは・・・」


突如、リストランテ『クッキング・サンタ』から大量の食材とお皿が運び込まれてきた

14以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/23(月) 22:31:12 ID:Yv2iDQwE
にせフランケン・サンタ「ちかいうちに、ほんもののクッキング・サンタになるためのりょうりのたいかい・・・」

にせフランケン・サンタ「サーヴァント同士の調理トーナメント『クッキング・サンタ・フェスティバル』をかいさいさせる!!」


天草四郎「なるほど・・・料理対決って事ですね?確かにクッキング・サンタを決めるのにうってつけの大会ですね。」

ブーディカ「へぇ・・・わたしもその大会に出てみようかしら?」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「感心してる場合じゃないぞ。反応からこの聖杯の力は彼女の管理下にあるようだ!放っておけない!!」

マシュ「はい!マスター、下がっててください!対処します!!」

フランケン・サンタ「ますたー、わたしもたたかう!!わたしもますたーのさーう゛ぁんとだから!!」

立香「えぇ、頼んだわよマシュ、フランちゃん!!」下がる


にせフランケン・サンタ「じゃまをするなら、もんどうむようでニモノのぐざいにする・・」前に出ようとするが

メディアリリィ「クッキング・サンタ様、大会開催を邪魔する輩は私たちが対処いたします!!」

キルケー「サンタ様は後ろで待機しててくださいね!」

にせフランケン・サンタ「わかった。」

にせフランケン・サンタは後方に回り、キルケーとメディアリリィが戦闘の前に出た

15以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/24(火) 21:22:07 ID:3YG.2Hwo
天草四郎「マスター。キルケーとメディアは、彼女の聖杯の力に操られているみたいだ!!」

立香「えぇ、とにかく正気に戻そう!!」

キルケーとメディアリリィと戦い始めるマシュ達
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フランケン・サンタ「はぁぁぁぁ〜〜〜!!」飛び出る

フランケン・サンタ・ノエルの武器がキルケー達に雷撃を含んで攻撃する

天草四郎「クラスはキャスターか。乙女の貞節(ブライダル・チェスト)の形から、ランサーと思えたが・・・」

マシュ「心臓部である球体を中心にとがった刃物と・・・フライパンですか?」

立香「フライパンで攻撃って・・・」

フランケン・サンタ「サンタになった時、形がこうなってた・・・・でも、戦闘には支障ないし、これで料理も出来る!!」空焚きフライパン

メディアリリィ「きゃあ、熱いぃぃ!?」パコォォン!ジュゥゥ〜〜〜!


ブーディカ「はぁぁ!!」剣で攻撃!

天草四郎「セット!!」剣を飛ばして攻撃する

キルケー「うわぁぁぁ!?」斬られる

16以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/25(水) 21:13:58 ID:TxNEK4E.
にせフランケン・サンタ「チィ!くらえぇぇ〜〜!!」雷轟を纏った皿を撃つ

バリン!ガシャン、グシャァン!!

マシュ「くぅ・・・防御します!!」盾でガード


フランケン・サンタ「くぅ・・・しつこい!!」

立香「これじゃ、キリがない!!」

フランケン・サンタ「でも!あたしは、まだ・・・・」ジジジジジ・・・・

バリバリバリ、ビリリリリ・・・・

フランケン・サンタ「あ・・あれ・・?なんで・・きゅうにちからが・・・なんで?」ヘナヘナ

立香「フラン!?」

天草四郎「これは・・・今の彼女には、ガルバニズムと電力放出の量が釣り合っていない!」

立香「釣り合っていないだって!?」


にせフランケン・サンタ「おまえ(フランケン・サンタ)もわたしもおなじじゃくてんをもってたか・・・」

マシュ「フランさんの弱点って?」

にせフランケン・サンタ「こいつのじょうきょう、かじょうにでんりょくをしようするえねるぎーぶそくがまねいたけっか・・・」

17以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/25(水) 22:02:13 ID:TxNEK4E.
天草四郎「過剰に電力使用・・・確かに彼女から強い電気エネルギーを感じていたが、これほどとは・・・」

フランケン・サンタ「かじょうに・・・わたし・・そんなにちから、つかってない・・・」

天草四郎「いや、これは彼女の持つスキル「過剰オーバーロード」のエネルギーが無意識に漏電している事が原因だ。」

天草四郎「恐らく、サンタの特性である人への施しへの力が過剰にエネルギーを消費している事に繋がっている可能性が高いですね。」

ブーディカ「なるほど。フランちゃんのあのコックの姿から、子供達に美味しいご馳走をプレゼントする事がフランちゃんのサンタへの思いであり、極度の漏電に繋がったか・・」

マシュ「節電推しのフランさんにとって、これは重大な欠点と言えるでしょう・・・」

立香「そんなぁ・・・」


にせフランケン・サンタ「ここでおまえら、りょうりにしたいけど・・わたしもかのじょとおなじじゃくてんをもってる・・・」

にせフランケン・サンタ「このじゃくてんは、『クッキング・サンタ・フェスティバル』でつくられる「ふるこーす」をたべれば、なおせる・・」

にせフランケン・サンタ「ふるこーすをたべて、ろうでんをなおせば・・・わたしはクッキング・サンタとしてかんせいする・・みんなにたくさんのりょうりをだせる・・」

天草四郎「それが貴方の目的なのですね。カルデアの食料を奪ったのは、他のサーヴァントをおびき出すために・・」


ダ・ヴィンチちゃん(通信)「空腹を満たす事を餌にサーヴァントを集め、料理というリソース作って自身の糧とし、弱点を克服する・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「キャスターになったのが理由か、フランケンシュタインの怪物にしては随分頭を使った陰謀だな。」

にせフランケン・サンタ「わたしにもわからないが・・ふぇすをせいこうさせ、ほんもののサンタになることが、わたしのそんざいりゆうだとわたしはおもってる・・」

18以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/25(水) 22:32:40 ID:TxNEK4E.
にせフランケン・サンタ「それにりょうりは、きそえばきそうほどウマミがまし、みんなでたべれば、みんなえがおになる・・」

フランケン・サンタ「うぅぅ・・・わたしもサンタとして、それはいちりある・・・」

にせフランケン・サンタ「あんしんしろ・・・わたしのチームも、よせんからりょうりをつくりはじめる・・りょうりははじめからつくるのがじょうしき。」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「まぁ、そういう哲学的なこだわりは良いとして・・少なくてもここままでは勝ち目がなさそうだ。」


ダ・ヴィンチちゃん(通信)「ここはひとまず撤退するしかないね。それから、あちらが言うにそのフェスティバルに参加して・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「偽者のフランケン・サンタと料理対決で勝利する事が現実的かもしれない。」

にせフランケン・サンタ「そうだ。えねるぎーのつかいすぎがなく、かえりぢがりょうりにはいることがないからね・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「サンタになったからか、随分おしゃべりが好きなことだな、君は。」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「そのフェスの目的というもの、ただ君の漏電を治すだけじゃないだろ?聖杯が関わっている以上、中から阻止した方が手っ取り早いしね!」

19以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/28(土) 22:25:47 ID:NV5l7poA
にせフラン・サンタ「そのしつもんには、あえてこたえないことにする。それいじょうはいえないからだ。」

にせフランケン・サンタ「まぁ、わたしのもくてきはふぇすにさんかしてみればわかること・・・」

にせフランケン・サンタ「こんてすとはあした、おーどぶるをつくるところからはじまる・・ちーむともども、くびをよくあらってまっていろ・・」

そう言いつつ、倒れたメディアリリィとキルケーを運び出し、店に戻るにせフランケン・サンタ・ノエル

にせフランケン・サンタ「そうそう・・たいかいもきゃくじんとしてカルデアのひとたちをしょうたいする・・」

にせフランケン・サンタ「しょくりょうはうばいはしたが、そのぶんだけ、おいしいりょうりをぷれぜんとする・・・わたしをしじするならね?」

バタン!!(店の扉が閉まる音)  その後、CLOSEの看板が出される

立香達「・・・・・・・・・・・・」立ち尽くす
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中心部近くの街道

フランケン・サンタ「ごめん。わたしがあしをひっぱったせいで・・・」

立香「フランちゃんのせいじゃないよ!」

ブーディカ「そう!向こうも同じ弱点を持ってるし、克服のためにわざわざクッキング・フェスを開催するとすればただ一つ!!」

天草四郎「私たちもそのフェスに参加し、優勝さえすれば、この元凶は解決するでしょう・・」

フランケン・サンタ・ノエル「みんな、ありがとう・・・わたし、がんばるから!!」

20以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/28(土) 22:41:17 ID:NV5l7poA
マシュ「そのことなんですが、一つ問題がありまして・・・」

立香「問題って?」

マシュ「彼女の説明は片言でしたが、理解は出来ています・・・」

マシュ「クッキング・サンタフェスティバルはトーナメントって言ってますが、料理対決となると戦い方はコンテスト形式だと思われますが・・」

マシュ「チームと言ってた所から・・2、3人ぐらいで一組のチーム戦だと思われます。」

マシュ「それ以前に皆さんの料理の腕を見ることで勝敗が決まる事が常識です・・・」


マシュ「フランケン・サンタ・ノエルさんは、ご自身の料理の腕は自信がありますか?」

フランケン・サンタ「・・・しらない・・ばれんたいんのチョコいがい、りょうりのしかた、わからない・・」

立香「まぁ、そうなるよね・・・・」

マシュ「そうですそこが私たちの重要な問題点です!!それは・・・」


マシュ「カルデアに料理のプロと言えるサーヴァントがいないって事なのです!!」

立香達「!!?」

フランケン・サンタ「それ、あたしがいちばんきにしていること〜〜〜〜!!」

料理主軸のサーヴァントがいないという事実に、フランケン・サンタ・ノエルの叫びがパリ中を木霊する

21以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/29(日) 14:48:41 ID:rQBbPGLA
下ごしらえ:イタリアシェフの出会いと料理人修行
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食材市場にて

天草四郎「まさか、今日今まで料理専門のサーヴァントが不在だったとは思いもしませんでした・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「仕方がないじゃないか、料理人の英霊なんて聞いた事見たこともないぐらいだからね・・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「それっぽい英霊ならいるんだけど、あいにくカルデアを留守にしている状態なんだ・・・・」

ブーディカ「私も料理は作れるんだけど、この状況じゃあ力不足な気がするんだよねぇ・・」

立香「いっそ、エミヤをつれていけば良かった・・・」

天草四郎「無名の英霊の事ですか。確かに彼なら行ける感じはありますが、この状況だと、彼もこの特異点のどこかにいて、すでに・・」


突然、一行の前に美味しそうな匂いが飛んできた

立香「美味しそうな匂いがする・・・・」ジュルル・・

ブーディカ「この匂い、私たちを誘っているのかしら?あの屋台から流れて来てると思うわ。」

匂いの先に、看板が立つ屋台があった
看板には、「クッキング・サンタ・フェスティバル アシスタント募集中」と書かれている


マシュ「アシスタント募集の紙が張られていますが、これって・・・」

ブーディカ「フェスに参加するチームメンバーを募集してるって感じだね。」

22以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/29(日) 17:06:54 ID:rQBbPGLA
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「藤丸ちゃん、その屋台からサーヴァントの反応が微かに出ている。マシュの言った通り、チームメンバーを募集していると考察している。」

マシュ「それでしたら、その屋台にいるサーヴァントと交渉すれば、力を貸してくれるかもしれませんね!」

立香「早速、その屋台に行こう!」

立香一行は、屋台に向かっていく
ーーーーーーーー
看板が立つ屋台

立香「すみませーん。」

???「あ、いらっしゃいませ!!何人前にしますか?」

屋台を切り盛りしていたのは、胸が大きく・クリーム色のショートヘアーで、エプロンをした女性だった


マシュ「いえ、こちらの看板に募集されています件でお話があるのですが?」

???「看板?・・・もしかして、クッキング・サンタ・フェスティバルに出るメンバーを探しているのですか!?」

???「良かった!!なかなか行列がなくて、メンバーを募集の看板も効果がなくて間に合わないしゃないかって・・・・」

???「よく見ましたら、なんか魔術師みたいですし・・・挨拶代わりに、このキッシュをどうぞ!」

???にキッシュをご馳走され、それを食べる立香達

23以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/29(日) 22:35:40 ID:rQBbPGLA
立香「モグモグ・・・これは!?」

???「このキッシュはね、キノコと玉子の風味をオリーブオイルで包んで、それによって絶妙な風味が・・・・」

立香「不味い!!」

???「えっ・・・・?」

マシュ「先輩、それは言い過ぎだと思いますが・・・このキッシュ、味が薄くて美味しくないと言うか・・・」

ブーディカ「行列がないのはわかる気がする。匂いは美味しそうでも、肝心の料理がこれだとねぇ・・・・」

???「そんなぁ・・・薄々わかってはいたけれど、ここまで力が失われているなんて・・・・」

???「教皇専属シェフ「スカッピ」の名に恥じる行為だわ!!」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「スカッピ? もしかしてかも知れんが、君は中世ヴァチカンの歴代教皇に専属で料理を振る舞い、そのレシピを世に広めた料理人「バルトロメオ・スカッピ」なのかい?」

???→スカッピ「お恥ずかしながら、真名はその通りでございます・・・・」

マシュ「バルトロメオ・スカッピ・・・中世ヨーロッパにイタリア料理を発展させ、フランス料理の基礎を作ったとされるレシピ本を作った料理人・・・本の絵から男性と思われましたが、まさかこんな美少女でしたとは・・・・」

スカッピ「レシピ本を公開する辺り、絵をすり替えられて名が広がったにしか見えないのですが・・・」

ブーディカ「認めたくなかったんでしょうね。こんな可愛い娘がローマの教皇に料理を振る舞ったっていう事実をね。」

ブーディカ「私も国の女王としての扱いも当時賛否両論だらけだったからねぇ・・・・」

24以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/30(月) 06:59:59 ID:e3MtxRLc
ダ・ヴィンチちゃん(通信)「まぁ、聞きたいことは山ほどあるが・・・君がここにいた傾向を知りたい。」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「イタリア料理の発展の巨匠である君が、何故か味音痴になってしまったと言い替えても良いけどね?」

スカッピ「味音痴って言葉はやめて欲しいですが・・・・これも事実ですので、お話しさせてもらいますね。」
ーーーーーーーーーー
数時間前 リストランテ「クッキング・サンタ」の中

スカッピ「なんですかここは?風景から厨房と思われる場所ですが・・・・??。」

レストランの中央に聖杯らしき食器が置いてあった

スカッピ「ふーん、金色の食器かぁ・・・・とても金満な客人が使うのかなぁ?にしても、並びが悪いなぁ・・・」

金色の食器を正しい位置に置き換え始めるスカッピ

スカッピ「これでヨシッと!しかし、こんな金色の食器にどんな料理が盛られ、どんな客が料理を食べるのか・・・・」


にせフランケン・サンタ「!!!!!」フライパンで殴りかかる

バコォォ〜〜ン‼

スカッピ「ぬはぁ⁉」ドサッ!

にせフランケン・サンタ「それ、ふるこーすをもるためにつかうせいはいだ!ぬけがけ、ゆるせない・・・・」

スカッピ「フルコースだって?」

25以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/30(月) 12:29:25 ID:e3MtxRLc
ゴソゴソゴソ・・・

にせフランケン・サンタはスカッピからある本を取り上げる


にせフランケン・サンタ「おまえ、りょうりにんのサーヴァントか・・・・」パラパラ

スカッピ「それ、私のレシピ本!?」

にせフランケン・サンタ「なら、ぬけがけのおしおきにおまえのちから、いただく!このほんもしばらくもらってく!」

スカッピ「ちょっと!?貴方も料理人なら、こんなこと許されるはずがないわ!!」

にせフランケン・サンタ「そうかもしれない・・。でも、このほんのないようからおまえはうでのよすぎるしぇふだ。このままさんかされたらこまる。」

そう言いつつ、スカッピの舌に切りこみをいれ、ガルバニズムの能力でスカッピから魔力を吸いとる

スカッピ「ハベベベベベ!?」吸いとられる

にせフランケン・サンタ「真のクッキング・サンタになるのはわたし!シェフはふたりもいらないの!!あははははは!!」

スカッピ「ううう・・・・」気絶
ーーーーーーーーー
現在

スカッピ「・・・・ということです。証拠もあります。」ベロッ・・

スカッピは立香達に、にせフランケン・サンタに切りこみをつけられた舌を見せる

マシュ「つまり、スカッピさんも偽物のフランケン・サンタ・ノエルさんの被害者だったわけですね。」

26以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/30(月) 22:59:17 ID:e3MtxRLc
スカッピ「はい・・私のレシピ本を取られさえなければ、舌がなくても料理は旨かったはずなのに・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「味音痴と言った事は撤回しよう。確かに、君の偉業とレシピはヨーロッパにイタリア料理とフランス料理を広めた事から、料理人に取って英雄と呼べる存在だ。」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「それに一流の料理人に取って、舌は味を知るための大事な器官だ。偽物のフランケン・サンタにとって、全盛の彼女の存在は自身の脅威に等しい。」

マシュ「だとしたら、スカッピさんの舌を使えなくした理由がハッキリしますね。自分が必ずフェスで優勝するために・・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「そう考えるのが正解だな。しかし舌を切られてもなお、彼女は料理を作るのをやめなかった。」

スカッピ「わたしとて、このままあのレシピ本を取られたまま諦める訳にはいかないんです!あれは生涯離さずに持っていた大事なレシピ本なんです‼」

フランケン・サンタ「だいじなもの・・わかるよそのきもち!!それにこのキッシュ、おいしくないけど・・・わたしたちにたべさせたいきもちがつたわってくる・・・」

スカッピ「あなた・・味が薄いのに、作る人の気持ちをわかってくれるの?私の舌を切った奴なのに・・・・」

マシュ「違います‼貴方の舌を切ったのは偽物の方でして・・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「姿が同じだったからねぇ・・・じゃあ話を変えて、メンバー募集に応じる理由を説明しようじゃないか!」

立香達は、スカッピに今までの話を聞かせる
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スカッピ「あなた達もクッキング・サンタ・フェスティバルに参加を?」

フランケン・サンタ「うん!アイツ、わたしのすがたをりようして、しょくりょうをぬすんで、なかまたちをはらぺこにした!それはゆるせないこと!!」

フランケン・サンタ「わたしは、アイツを料理で打ち負かしてやるの!そのために、わたしときょうりょくしてほしいの!!」

27以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/01(火) 07:39:05 ID:pkMBRXt.
スカッピ「・・・選択肢は無さそうだね。力やレシピ本を取り戻すためでもありますが、今の私は料理の味がわからなくて・・・」

フランケン・サンタ「だったらわたしにりょうりのしかたをおしえてほしい!わたし、クッキング・サンタとしてみじゅくだけど、あなたのかわりにわたしがあなたのりょうりをつくってあげる!!」

スカッピ「それって、私の調理や味付けをあなたが実行するってこと?」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「それはいい考えだ!宝具と呼べる君のレシピ本はなくても彼女にはまだ料理の経験がある。舌が使えないなら、誰かの教えになって一緒に作れば良い!」

立香「そう!みんなで作ればとても美味しいよ!!」

スカッピ「みなさん・・・誰かに料理を教えることは随分久しぶりだけど、これもレシピ本を取り返すためね・・」


スカッピ「わかりました。私、あなたを一人前にするために、私の調理技術を叩き込んであげる!!」

スカッピ「ですが教える以上、とても厳しく教えるから覚悟しなさいね!!」

フランケン・サンタ「はい!!」

立香達は、

28以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/01(火) 23:27:46 ID:pkMBRXt.
立香達はスカッピと仮契約し、味方に付けた
ーーーーーーーーーーー
数分後、拠点となる貸しレストランの厨房にて


案内の雀「こちらが皆さま方が調理の練習に使う厨房があるレストランでチュン。」

スカッピ「ふむふむ、なかなかのできの良さだね。」

ブーディカ「しかし、紅閻魔ちゃんがフェスの総合司会と審査員長を努めているとは驚きだね。」

案内の雀「紅閻魔様いわく料理コンテストの以上、公平な審査の上で料理を作って欲しいという理由から審査員長に抜擢したんです。」

案内の雀「ただ、各組の調理が酷いものにならないかを心配しておりましたでチュン。」

立香「まぁ、紅閻魔ちゃんの事だからねぇ・・・・」


マシュ「貸し出しのレストランを使うとなると、他の参加者のバッチング防止のためですか?」

立香「(なんか、前にもあったような・・・・?)」

案内の雀「まぁ、その通りでチュン。あと、練習用の食材や色んな調理器具、料理の配達とかはフェス期間専用の配送業者がやってくれるでチュン。」

案内の雀「そろそろ来る頃なのでチュンが・・・」

29以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/02(水) 08:08:29 ID:vjs2nzG.
ロバーツ「待たせたね。料理は熱いうちに届ける配達人、バーソロミュー・ロバーツの到着だ!」

立香「あ、ロバーツ。」

マシュ「ロバーツさんが、食材の配達を?」

ロバーツ「君もフェスの参加者なのかい?なら、サービスにとても高級食材や調理器具を好きなだけ持っていけば良い‼」ニコッ

案内の雀「ロバーツさん、一応公平な立ち位置にいるのですから、それくらいにするでチュン!」

ロバーツ「わかっているよ、雀ちゃん。そういう訳だ、食材と調理器具の調達以外、全てがトップシークレットなんだ。」

天草四郎「何故、食材を調達するのに配達業者を通す必要があるかい?」

ロバーツ「無論、バッチング防止のためだ。それにわざわざ市場に買いに行く必要もない・・・・」

ロバーツ「まぁ、このパリでは海外でしか採れない色んな食材も多く手に入れられるから備蓄には困らないのだが・・・・」


化け物達「アベェェ〜〜アベェェ〜〜‼」

外の食材を運ぶ荷台に君の悪い化け物達が詰め寄ってくる

ロバーツ「このように食材を狙う怪物がわんさかいるからね!」

天草四郎「現代のパリに、このような化け物は存在しないはず・・・やはり、あのニセのフランケンシュタインと聖杯に寄るものでしょう。」

立香「食材を守ろう!!」

30以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/02(水) 12:34:00 ID:vjs2nzG.
フランケン・サンタ「うん!こんなキモチワルイやつらに、しょくざいをくいあらさせない!!」

マシュ「相手は低級エネミーですが、フランさんは漏電の事もありますから無理はしないでくださいね!」

スカッピ「相手は食べられない 雑魚敵。私もあなた達のおかげで戦えるほど魔力が回復しる。」

スカッピ「行くわよ!私だって調理だけがとり柄じゃない事を見せてあげる!!」

スカッピと共に食材に群がる怪物達に立ち向かう立香達
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スカッピ「やぁぁ!!」

スカッピはフォーク状の槍を震い、化け物を退治していく。

化け物「アベェェ〜〜・・・」消滅


スカッピ「ふん、どうってもんよ!!」

ブーディカ「さすがだね!料理人のサーヴァントだから戦いは不馴れだと思ったけど・・・・」

スカッピ「私もサーヴァントですから、戦うぐらいはありますよ。ちなみに、私のクラスはライダーです!生前、少しばかり騎馬をやってました。」

天草四郎「ライダーですかぁ、いずれにしても貴方が戦車に乗って戦った逸話は聞いていないのですが・・・」

31以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/02(水) 14:42:23 ID:vjs2nzG.
スカッピ「まぁ。その内に戦車宝具もみせますね!さぁ、早くフランちゃんの調理実習をしないとね!!」

フランケン・サンタ「はい!しょくざいをもってくるね!!」

フランケン・サンタ・ノエルは荷台の食材を貸し出しレストランの厨房に運んでいった
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貸しレストラン改めカルデアチーム拠点内

案内の雀「以上がクッキング・サンタ・フェスティバルの大体の基本ルールでチュン。」

天草四郎「なるほど・・まずその試合に決められた料理を作り、審査員のポイントが高いチームが次に進み、そして最も出来が良くクリスマスに合う料理がフルコースの一部となり、無条件で次に進めるのですね。」

案内の雀「そうでチュン!フルコースになれる料理は、作ってみないとわからないでチュン。」


ダ・ヴィンチちゃん(通信)「カルデアの食糧の事だが、注文通りにロバーツを通して今届いた所だ。」

立香「これで問題は一つ解決したね!」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「そういう訳だ。あとはフェスに優勝して、聖杯を手にいれるだけだね!」


マシュ「先輩、雀さん方の支給品でこのようなエプロンを貰いました!」

マシュは一般家庭に使われているエプロンと三角頭巾の姿に着替えていた。

立香「可愛いね、マシュ!」

32以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/02(水) 19:25:23 ID:vjs2nzG.
案内の雀「フェスに出て、料理の作るとならそれ相応の格好に着替えて欲しいと、紅閻魔様のお願いでチュン。立香様の分もありますので、これをどうぞ。」

案内の雀からオレンジのコックの服を貰う藤丸立香

ブーディカ「順調そうだね、マスター。」

立香「そっちはどう?」

ブーディカ「こっちはフランちゃんの調理の上達のために私も含めてやっているのだが・・・・」
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スカッピ「ちょっと!?野菜を洗うのに洗剤は必要ないのよ!!」

フランケン・サンタ「????」ゴシゴジ(野菜を洗剤で洗う)

マシュ「まぁまぁ、フランさんはバレンタインチョコ以外のを作るのは初めてですし・・・」

スカッピ「うう・・・じゃあ、卵を割る事はできるよね?」

フランケン・サンタ「できるよ!」卵を持つ

フランケン・サンタ「えい!!」卵を割るが・・・

バギバキ、プシャン!!
卵が勢いよく割れ、フランケン・サンタの手とテーブルがベトベトになる

スカッピ「・・・・・・・・」呆れ顔

立香「先が長いことやら・・・・」

フランケン・サンタ・ノエルとスカッピの料理人修行は始まったばかりである

33以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/02(水) 21:39:48 ID:z.o7sboc
一品目:オードブル/料理の基本中の基本
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厨房にて

立香「・・・・・」ズズズッ・・

フランケン・サンタ「どう?おいしい?」

立香「うん、美味しいよ!!」

フランケン・サンタ「やったぁ!!おいしくできたよ!!」

スカッピ「ふぅ・・どうにか、開始までにまともに調理できるようになったわね・・・」

マシュ「失敗は多かったですが、とりあえずお疲れ様です。」


案内の雀「時間でチュン!私に着いてくるでチュン!」

ブーディカ「いよいよだね!準備は良い?」

スカッピ「えぇ。フランちゃん、いきなり本番になるけど、ここを切り抜ければ、基本のレッスンはクリアとするね!」

フランケン・サンタ「はい!とっくんのせいかをだして、おいしいおーどぶるのりょうりをつくっちゃうぞ〜〜!!」

天草四郎「意気込みは十分あるのは良い。でも気をつけた方が良い・・どんな展開になるかは、行ってみなければわからないからね?」

立香達は案内の雀の元、会場へ向かう。
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34以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/02(水) 22:15:06 ID:z.o7sboc
第1会場:パリ市庁舎

紅閻魔「総合司会と審査員長を務める紅閻魔でち。これから、クッキング・サンタ・フェスティバルの予選を始めるでち。」

ワイワイ、ガヤガヤ・・・

会場には参加するサーヴァント達が設置してあるキッチンに並んで待っていた

マシュ「やはり参加するサーヴァントが多いですね。ここから次に行けるチームを審査していくとなると・・・」

紅閻魔「言っておきまちゅが・・あたちも異国の地は初めてでちが、だからってあたちの料理への情熱は変わらないでち!」

立香「紅閻魔ちゃんも相変わらずだね・・・・」

スカッピ「あれが日の本料理の鬼教官である紅閻魔ね。しっかりしないとね!」

フラン・サンタ「はい、がんばる!!」


紅閻魔「最初に作る料理、「オードブル」のテーマは・・・・「バトルロイヤル・カレー料理」でち!」

立香「カレーかぁ・・・」

紅閻魔「文字通りにカレーを作っていくのでちが、妨害あり・付け足しありのバトルロイヤルルールでち。もっとも・・」

紅閻魔「カレーは料理へたじゃなければ、すぐに作れる料理でち・・まぁ、美味しければそれでいいのでちが・・・」

35以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/02(水) 22:56:02 ID:z.o7sboc
紅閻魔「・・・失礼。審査は各陣営のカレー料理が出来次第やっていき、合格を貰った上位50名が次に進めるでち!」

スカッピ「・・・・・・」考える

紅閻魔「では、オードブル「バトルロイヤル・カレー料理」・・・調理開始でち!!」

ゴォォォ~~ン、ゴォォォ~~ン!!

ワァァァァァ〜〜〜〜!!
各陣営のサーヴァント達が食材を付け足しに行ったり、戦ったり、調理したりし始める
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スカッピ「良し!フラン、まずは野菜を洗って切っていくよ!くれぐれも・・」

フランケン・サンタ「やさいはせんざいであらわない・・でしょ?」

スカッピ「その通り!そうしたら・・・・」
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カイニス「ちょっと待ちな!!カレーだかなんだか知らんが、切られるのはそっちの方なんだよ!!」

ペンテシレイア「お前らの料理、奪わせて貰うぞ!!」

ダレイオス三世「グォォォォォーーー!!」

マシュ「先輩、早速私たちを狙って襲ってきます!!」

立香「スカッピとフランを守るわよ!!」

ブーディカ「えぇ!!」 天草四郎「了解した!!」
ブーディカと天草四郎は襲いかかるカイニス・ペンテシレイア・ダレイオス三世と対峙する

36以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/03(木) 16:13:17 ID:oGl8Pg8.
ブーディカ「はぁ!!」剣を振る

カイニス「ふんっ!!」防御し、反撃

天草四郎「セット!!」剣飛ばし

ダレイオス三世・ペンテシレイア「ぐぅぅ・・・・」防御する

ブーディカ「あなた達、カレーを調理するならこんなことは無意味のはず・・・どうして!?」

カイニス「知ったことか!あたしはただ、戦えればそれで良いんだよ!!」

立香「料理と関係ないじゃん・・・・」

天草四郎「恐らく、彼女達はチームの護衛のためにいるのでしょう。このフェスもただ料理を作るだけでは勝てないみたいですね。」

立香「なら、遠慮はいらないって事ね!」

天草四郎「そういう事です!下がってください、ブーディカ!!」

ブーディカ「えぇ!!」下がる


天草四郎「天の杯(ヘヴンズ・フィール)』起動。 万物に終焉を、双腕・零次集束(ツインアーム・ビッグクランチ)!!」ドキュュューーン‼

カイニス「な、なんだと⁉」

37以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/03(木) 19:06:11 ID:oGl8Pg8.
グワァァァァ〜〜〜〜ン‼

カイニス達「ぐぁぁぁ〜〜〜〜!?」

天草四郎の宝具で、襲撃者を撃破する立香達
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一方のマシュ達(調理組)

トントントン!(野菜を切る音)

フランケン・サンタ「ジャガイモ、きれた!」ジャガイモをスティック上に切った

スカッピ「よし、それを全て油で揚げるよ!」

フランケン・サンタ「はい!」

スティック上に切ったジャガイモを油が入った鍋にいれるフランケン・サンタ


マシュ「野菜をスティック上に切った次は、フライドポテトですか!?私達は一体何を作っているのですか?」

スカッピ「まぁ、私を信じてマシュ!」

そう言い、ボウルにカレー粉を入れ、そこにケチャップとソース、味噌を加える
ーーーーーーーーーー
酒呑童子達の陣営

鬼女紅葉「カレーとはのぉ・・・身ほどの生きた世には存在しない食い物だな・・」皮むきをしながら

鬼女紅葉が皮を剥いたジャガイモをまな板に置くが、それを茨木童子が食べてしまう。

38以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/03(木) 21:01:20 ID:qCwWuSM2
茨木童子「うぬぅ、たぁしかにそうじゃなぁ・・あむあむ・・」喰ってる

酒呑童子「アラまぁ?これでは、いつになってもカレーの具材が出来んっちゅうのに・・・」ゴクゴク
そう言いつつ、酒呑童子はみりんを一本ぐらい飲んでいる

鬼女紅葉「・・・・・」無視してにんじんの皮をむく
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ボイジャー「ねぇ?なんであの人達、料理しないで食材を食べてるの?美味しいのかな?」

エリゼ「見ちゃダメよ、ボイジャー。紅葉さん以外のあの鬼はバカだから。」
__________________________
円卓組の陣営

ガレス「大江山の鬼達、カレー作らずに喰ってるばかり・・私たちは周りに気にせず、真面目にカレーを作り・・」

ランスロット「ガレス、玉ねぎをいれたいんだがどこにあるか知らないか?」

ガレス「はい?確か、ちゃんと切ってここに・・・」


ランサーアルトリア〔オルタ〕「いっておくが、わたしぃはたへぇてないぞ!」モグモグ

ガレス「いや、そっちも喰ってるぅぅぅぅ〜〜〜〜!!!(怒)」
______________________
紅閻魔「なにやってるんでちか・・・あいつらはあいつらで失格でち!」

失格(論外):酒呑童子のチーム、円卓組チーム (敗因:調理せずに食べてるため。)

紅閻魔「因みに、あたちが審査・判断によっては、そのチームをすぐに失格にするため、気をつけて欲しいでち。」

39以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/04(金) 07:27:30 ID:sXyI7782
本能寺チーム

信勝「姉上、まだですか!?早くしないと他のチームのカレーが完成してしまいますよ!!」

魔王信長「まぁ待て、あと少しで出来る。」

鍋には銀色の袋が茹であがっていて・・・

魔王信長「信勝、菜箸を!」

信勝「御意‼」

更にご飯が盛られた皿に銀色の袋から出るカレーをかけ、豚カツをそこにのせる

魔王信長「よし、これが魔王のカツカレーじゃ!!」


紅閻魔「よし・・・じゃないでち!!なんでちか、これは!?」開けた袋を見せて

魔王信長「レトルトカレーというものだ。しかも最高級のだ。」

紅閻魔「レトルトでちかぁ・・それにこのカツレツ、スーパーで売られているやつでちね!」

信勝「それ、特売で良いやつなのですよ!!」

紅閻魔「・・・まさか、この行いを調理だと思っているのでちか?」ピリピリ

魔王信長・信勝「あぁ。(はい。)」

40以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/05(土) 08:43:40 ID:w6TBbpwo
紅閻魔「(無言のヘルズキッチン行きの魔術)」バカン!

魔王信長・信勝「あぁぁぁぁ〜〜〜⁉」穴に落ちる


紅閻魔「もっと酷いものは、問答無用でヘルズキッチン行きでちよ。」

紅閻魔「それにカレー味のカップ麺も厳禁でちよ、そこのユニヴァースの人‼」
ーーーーーーーーーーー
XX「ギクッ⁉Σ(;`∀´)」カップ麺にお湯を入れてた

XX「何故、私の行動を遠くから!?ここは一先ず退散するしか・・・」逃げようとする


紅閻魔「!!!(無言のヘルズキッチン行きの魔術)」ガパン!

XX「アレェェ〜〜〜〜!?」落ちる

紅閻魔「耳もすこぶる聞こえるでちよ!!」

紅閻魔「くぅ・・・他にまともに調理をするサーヴァントはいないでちか・・・?」見回る
ーーーーーーーーーーー
ファントム「出来ましたよ。私のクリスティーヌに捧げるオペラカレーを・・・」真っ赤なカレー

紅閻魔「生き血でちか、これは!?」ガチャン!(試食拒否)
ーーーーーーーー
ジル「おお〜〜、これこそ、我が最高傑作のシーフードカレーを、お食べに・・・・」触手がウネウネ

紅閻魔「これ、生き作りでちか!?」ガチャン!(試食拒否)
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41以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/05(土) 09:12:57 ID:w6TBbpwo
フーヤちゃん「見るが良い、この我のカレーを!!」カレールーが紫色

紅閻魔「ド、毒々しいでち・・・」ガチャン!(試食拒否)
ーーーーーー
ジャック・ザ・リッパー「ねぇ、私たちのカレーは?」自民党議員の内蔵のせ

紅閻魔「こ、こわいでち!!」試食拒否

???「では、これはどうですか?」

紅閻魔「〜〜〜〜!?」言葉にできない

殺生院キアラ「ウッフフフフ・・・」18禁モザイクでカレーが見れない

紅閻魔「ヒギャァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜!?」倒れる
ーーーーーーーー
紅閻魔「お、思ったより深刻でち・・・皆さま方は、戦う以外脳がないのでちか・・・・」グスン

フランケン・サンタ「だいじょうぶ、べにえんまちゃん?」近寄る

紅閻魔「あなたは確か・・・」

マシュ「紅閻魔さん、凄くピリピリするのはわかります。でも、サーヴァントにも個性は付き物です。」

フランケン・サンタ「これ、出来上がったわたしたちのカレーりょうり、めしあがれ。」料理を見せる

フランケン・サンタが見せたのは、フライドポテトと野菜スティックの盛り合わせとカレーディップソースだった

紅閻魔「あなた達、確かにカレーっぽいでちが・・・まぁ、食べてみるでち。」試食する

42以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/05(土) 13:20:58 ID:w6TBbpwo
紅閻魔「パクっ、カリカリ・・・・!?」

紅閻魔「これは、フライドポテトの塩加減にこのカレーディップが相性抜群でち!しかも野菜もありまちので、何度も食べれるでち!これは・・・・」

紅閻魔「とても美味しいでちぃ〜〜〜〜!!」ホワワァ〜〜ン♪


キィーーン、キラキラ☆!!

紅閻魔「こ、これはまさか⁉」

突然、料理が光だして、その料理が聖杯があるテーブルに盛られる

クッキング・サンタ・フェスティバル:メニュー
オードブル:フライドポテトと野菜スティックのカレーディップソース

紅閻魔「これは正に、オードブル料理が完成した瞬間!!カルデアチーム、予選突破でち!!」

ヒューヒュー!パチパチパチ!!
ーーーーーーーーーー
拠点への帰り道

フランケン・サンタ「やったぁ!いっかいせん、トッパシタヨーー!!」

立香「良かったね、フランちゃん!」

フランケン・サンタ「はい!」

マシュ「ですが何故、クリアしたのでしょう・・私達が作ったのは、フライドポテトとカレー味のディップソースでして・・・」

43以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/05(土) 14:31:35 ID:w6TBbpwo
スカッピ「オードブルはね、コース料理の中で最初に出される料理の種類の一つで、食欲をそそる事が目的なのよ。」

天草四郎「なるほど。確かに最初の料理でカレーだと、すぐにお腹一杯になってしまいますから、カレーライスは引っ掛けだと?」

スカッピ「えぇ、お題がカレー料理と言えばほとんどはカレーライスを思い浮かべると思うけど、オードブルからカレーと聞いて、すぐに疑ったわ。」

スカッピ「それにコース料理とは、食のアートと言われる意味合いがあってね。オードブルはその外のような物、最初からカレーみたいな大きい料理を出されたら、コース料理として成り立たないからね!」

立香「奥が深いのね、コース料理って。」

マシュ「そうでしたか、勉強になります。」
ーーーーーーーーー
拠点に戻った立香達

ガサゴソ、ゴトン・・

スカッピ「!!。何かいる!!」

立香「まさか、食材泥棒!?」

ブーディカ「最悪の場合、例のアレか?」


ガサゴソ・・・ヌヌッ!

謎の黒い何か「み〜〜た〜〜なぁ〜〜〜〜!!」

立香「出たぁぁ〜〜!!」

44以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/06(日) 21:09:28 ID:yA25IutY
ヒュン!カサカサカサ‼

マシュ「先輩!動きから、名前が禁句のGと思われます!!」

立香「よし、駆除しよう‼」

フランケン・サンタ「おりょうりのてき、Gはちりにする!!」

立香達は突如現れたGらしき2体を駆除しようとする
ーーーーーーーーーー
スカッピとフランケン・サンタ「はぁ!!(やぁ!!)」コンビネーション攻撃

黒いG達?「ハゥゥン(ぐわぁ)!?」当たる


タマモキャット「イタタ・・止めて、降参だワン!」

巴御前「だからやめようと言いましたのに・・・・」

立香「タマモキャット、それに巴御前まで!?」

巴御前「申し訳ありませんマスター。私達、腹を空かしておりまして・・・・」

タマモキャット「ソーリー、本当にソーリー・・・こんなこと、悪いことだと知っていましたが。空腹の虫には敵わず・・・」

マシュ「一体何があったんですか?」

タマモキャット「それがですねぇ・・・」

45以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/07(月) 07:17:08 ID:499UtHcA
ーーーーーーーーーー
タマモキャットと巴御前は訳を話始める

マシュ「それでお二人方はフェスに参加を?」

巴御前「はい。清姫とタマモキャットとのチームで挑んだのですが、一回戦のカレー作りであえなく脱落してしまいました・・・・」

タマモキャット「実を言うと、襲い掛かる敵やカレーの煮詰める時間を早くするために、清姫の転身火生三昧を使用したのですが、うっかり火力を間違えてカレーを黒焦げにしてしまいました・・・」

スカッピ「黒焦げって・・・あなたはねぇ!」

立香「まぁ、そうなるね・・・・」

タマモキャット「そのあと、それを紅閻魔さんに見られ、我々共々ヘルズキッチンに落とされ、大胆に搾られました。」

タマモキャット「清姫さんに至っては、今回の責任を感じて先にカルデアに帰ってしまい、我等は空腹の末、あの様な事態に・・・・」

立香「苦労したんだね。」

マシュ「それでお二人方はこれからどうするおつもりでしょうか?」

巴御前「はい。実はこのフェスには、合意があれば1チーム6人になるまで、次に進出したチームと合流する事が出来るのです。」

巴御前「もし良ければ、私達をマスターのチームに加えてもらってもよろしいでしょうか?」

天草四郎「マスター!タマモキャットはカルデアのキッチンで料理を振るってますし、巴御前はアーチャーの事もあり、これからの戦力になるかと?」

立香「うん。大歓迎だよ、二人とも!!」

巴御前「ありがとうございます!この巴、調理はしませんが全力でマスター達をお守りいたします!!」

46以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/07(月) 16:37:50 ID:499UtHcA
マシュ「巴御前さんはある意味、護衛や捕獲などの戦闘に向いているのしれませんね。」

立香「まぁ、丸かじり御前だしね。」

巴御前「//////。認めるしかありませんね・・・・」カァ〜


タマモキャット「その通りですね・・・。あとフランケン・サンタ・ノエルさん、あなたも料理人でしたよね?」

フランケン・サンタ「(頷く)」

タマモキャット「でしたら、あなたの偽物に負けないように、私からも料理の手ほどきをお教えしましょう!」

タマモキャット「ですが、私とてスカッピさんと同じく厳しく指導しますので、覚悟してくださいね!!」キリッ!

フランケン・サンタ「はい!!」

スカッピ「そうと決まれば、まずは味付け練習よ!フランちゃん!」

フランケン・サンタ「はい!!」味付けにかかる


こうして、カルデアチームにタマモキャットと巴御前が加わった

47以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/07(月) 22:10:45 ID:Rk8gFGzQ
二品目:スープ/クラムチャウダーは具材が命
____________________
タマモキャット「・・・・・」ズズズッ・・

フランケン・サンタ「・・・・・・」真剣顔

タマモキャット「・・・うむ。この舌に残る美味しさ・・・とりあえず合格といたしましょう。」

フランケン・サンタ「はぁ・・やったぁ!!」

スカッピ「とりあえず、味付けのレッスンは合格ね。」

立香「ゴチになります!!」


雀「次の調理の準備が出来たでチュン!どうぞ、こちらに・・・」

タマモキャット「おや?もうそんな時間でしたか!では、参りましょうか!」

フランケン・サンタ「はい!!」

マシュ「あのぅ・・次に作る料理はなんでしょうか?」

スカッピ「えぇ・・コース料理の順番からしたら、次は「スープ」だと思う。」

タマモキャット「スープですかぁ・・・となりますと、食材が重要ですなぁ・・・」

スカッピ「スープは肉、野菜や魚介類などを煮込んで、そこから出る水分で構成される料理の一つなんだ。」

48以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/07(月) 22:49:49 ID:Rk8gFGzQ
スカッピ「だから、スープを作る時には、食材を見極め、煮込んでその水分を美味しく取り出せる事がコツなんだよ。」

フランケン・サンタ「わかった!旨く出来るか、わからないけど・・やってみる!」メモを取りながら
_______________________________
第2会場:コンコルド広場付近

紅閻魔「クッキング・サンタ・フェスティバル。次に作る料理「スープ」のテーマは、『食材抽選調理』でち。」

紅閻魔「言葉通り、ガラポンから出たお題に書かれている食材でスープを作っていくのでち。」

紅閻魔「でちから、間違って出たモノでも調理しなければならないのでち。つまり運も実力も内ででち!」

スカッピ「なるほど、そう来たかぁ・・・」

立香「なんか嫌だな・・このテーマ。」

マシュ「仕方がありません。そういうテーマですから・・・」


紅閻魔「抽選方法はこのガラポンでやるでち。」ガラポンを見せる

紅閻魔「因みにこのガラポン、制作者は・・・・」

???「それは、私が説明させて貰いますね!!」

タマモキャット「げぇ!?この声は、まさか!?」冷や汗

立香「嫌な予感・・・・」冷や汗

フランケン・サンタとスカッピ「?????」理解出来ない

49以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/08(火) 20:06:06 ID:5KawaOV6
立香とタマモキャットの予感が当たったように現れたのは・・

BB「はーい!毎度お馴染み、BBチャンネル名誉司会もといスープ担当審査員のBBデェース‼」

立香「やっぱ出たよぉ・・・・」

スカッピ「あの人がどうかしたの?」

タマモキャット「どうもこうも、あの人が関わるとろくでもないことが起こるのというか・・・・」


BB「というわけで!このBBちゃん監修のガラポンマシーンで1チームにつき3回回し、出てきたお題の食材で調理するのが今回のテーマです!」

BB「変更は出来ない他、ガラポンの中には食べられない食材や入れたらヤバイ食材も入っていますので気を付けてくださいね!」

立香「・・・・・・・・」何も言えない

BB「()」

50以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/08(火) 22:20:05 ID:dzAnQufg
BB「(さて、食材もわからない中、どんな料理を食べさせてくれるんでしょうね?セ・ン・パ・イ♡)」

BB「では、白昼堂々と闇鍋風スープ料理対決、調理開始です!!」

チャリンチャリィィ~~ン!!(BBちゃんの開始のベル音)

BB「まずは、チームの代表1人がガラポンを回して、食材をゲットしましょう!!」

ガラポンを回すために次々と列をなすサーヴァント達


天草四郎「この様子だと、ガラポンを回すのは幸運ステータスが高い方を回す係にするのが得策だと・・・」

立香「この中で幸運が高いサーヴァントはぁ・・・」選ぶ

巴御前「はい!私が回します!!私、幸運Aですので!!」手を上げる

マシュ「では、ガラポン係を巴御前に任せてみましょう。」

ガラポンがある場所に移動する巴御前

スカッピ「くれぐれも食べれない食材は勘弁してね!」

タマモキャット「むしろ何も起きなければ良いのですが・・・・」

巴御前「はい!この巴、必ず美味しい食材を引き当てていきます!!」
______________________

51以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/08(火) 22:44:32 ID:dzAnQufg
ガラポン会場

ラクシュミー・バーイー「サイ、サボテン、油田から出る油。これでどうやって調理すれば良いんだ・・・」アタフタ

組んでたチームメンバー「ーーーーー」orz


アストルフォ「ズワイガニに、高級味噌、それに昆布だって!」

ブラダマンテ「それ、バリバリ大当たりじゃない!!食材的に!!」

アストルフォ「へ、へ〜〜ん!なんたって、僕の幸運はA++だからね!!」自慢気

シュバリエ「まぁ、料理出来ればの話ですが・・・・」冷や汗

ディルムット「というより、その組み合わせだとスープではなくお味噌汁なのでは?」


巴御前「色々ですが、皆様も大概良い食材を引き当ててますね・・・」

BB「はい。次の方どーぞ!」

巴御前「はい!」前に出る

BB「さて・・な〜にが出るかな?何が出るかな?」ワクワク

立香達「・・・・・・」祈ってる

52以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/08(火) 22:54:28 ID:dzAnQufg
コロン!(カプセルが出てくる)

BB「一つ目が出ました!開けてみてくださいね!」

巴御前「えぇ。なになに・・・・・」確認する

巴御前「アサリとホタテそれぞれ1種類ずつですか・・」

立香「これは食べられるね。」ホッとする

タマモキャット「油断は禁物です!次が来ますよ!!」


コロン、パカッ!

巴御前「2つめの食材は、玉ねぎとブロッコリーですか。」

スカッピ「この組み合わせで出来る料理は・・・クラムチャウダーね!」

フランケン・サンタ「くらむちゃうだー!!」

ブーディカ「確かにクラムチャウダーなら、玉ねぎとホタテとの相性はバッチリだね!」

マシュ「はい!ですが、最後の食材に「牛乳」を引き当ててなければなりません・・・」

タマモキャット「巴さん、牛乳お願いしますね!!」

巴御前「はい!!せいや〜〜〜!!」回す

53以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/08(火) 23:04:23 ID:dzAnQufg
ガラガラガラ~~、コロン!

BB「最後に出た食材のお題は・・・・」

巴御前「・・・・・」緊張 立香達「・・・・・」


BBが見せた3つめの食材:ミルク全般

立香「ミルクだぁぁ〜〜!!」

スカッピ「よし、これでクラムチャウダーが作れるわ!!」

マシュ「はい。では、今からホタテとアサリ、玉ねぎと牛乳を・・・」


BB「あら?カルデアチームの皆さん、クラムチャウダーを作るのですか?」

BB「確かにクラムチャウダーを作るならミルクは欠かせないですけど・・これで作れますか?」

巴御前「それは一体どういう・・・」

BB「よく見てください!ここを・・・・」

立香達「?????」ジィィィ〜〜〜・・・


よく見たら、ミルクの上の部分に「牛や山羊などの動物以外の」と小さく書かれていた

スカッピ「・・・・・・・マジ!?」驚愕

54以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/09(水) 21:53:25 ID:nwDRizFw
____________
カルデアチームのキッチン 調理方法の考え中


スカッピ「さて、どうしたモノだ・・・・」

巴御前「まさか、動物以外のミルクとは知らずに引き当てるとは・・巴、一生の不覚!!」

タマモキャット「だから言ったもんじゃない・・・乳牛以外のミルクでどうクラムチャウダーを作れと?」

スカッピ「クラムチャウダーにはマンハッタン風やロードアイランド風などの牛乳に頼らない物もあるけど・・・」

マシュ「ルール上、出されたお題の食材を必ず使わなければならない制約があるため、入れないわけにはいかないと・・」

ブーディカ「BBの言うことには、動物以外のミルクならOKだと言ってましたが・・・」

立香「それはと言うと?」

スカッピ「鳥から出るミルクは「ピジョン・ミルク」と呼ばれ、ハトやフラミンゴから分泌されてるミルクの一種で・・」

スカッピ「魚からはディスカスから出る「ディスカス・ミルク」、蜘蛛から出る「スパイダーミルク」とあるんだが、どちらも食用には向いてないというか・・・」

立香「じゃあ、人間から出るミルクは?」

スカッピ「そ、それはねぇ・・・・・」

ブーディカ「マスター、まさかそれって・・・」

55以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/09(水) 22:23:11 ID:nwDRizFw
立香「最終的に、誰かの胸から搾るしかないね!」キリッ!

マシュ「〜〜〜〜〜!!」フライパンを持ち

パコォォォ~~ン!!(マシュがフライパンで立香を叩く音)


マシュ「先輩!!それはそれで失礼が過ぎるのでは!?」怒

立香「だって仕方がないじゃないか・・・」泣

スカッピ「まさかとは思ったけど、人間から出るミルク「母乳」をクラムチャウダーの具材にしろと・・・」

タマモキャット「恥ずかしいと思われますが、BBの事ですからそれを見越して「動物以外のミルク」の札を入れたと・・」

天草四郎「贅沢はいえないと言いますが・・・母乳は主に妊娠中もしくは赤子を持つ母体から出る分泌物でありまして・・」

巴御前「その通りです!サーヴァントの事ですから、あり得ないとは言えませんが・・・」

タマモキャット「母乳が出るサーヴァントなんて、都合良くいるはずが・・・・」

ポヨン、ポヨン!
その音と共にパッションリップがその場を通り過ぎた

タマモキャットたち「・・・・・・・・・・・・・」
__________________________

56以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/09(水) 22:39:45 ID:nwDRizFw
隣のキッチン:メルトリリスのチーム

パッションリップ「メルト、頼まれた物を持ってきたよ!」

メルトリリス「ありがとうリップ。これさえあれば、トムヤンクンスープは作れそうね。」

キングプロテア「トムヤンクン・・・あれって、辛いんだよねぇ・・・」

メルトリリス「えぇ・・・本当なら、BBに一番辛いスープを作りたいんだけど・・」

パッションリップ「優勝するためだよ!美味しく作らなきゃ!!」

メルトリリス「わかってるわ!まずは、この伊勢エビを切り分けないと・・・・」
_______________________________
立香「・・・・・・」ゴクッ・・

タマモキャット「(リップさんのあの4Zカップの大きさ・・・もしやと思いますが・・・)」小声

立香「(やるしかないよね。)」小声

マシュ「・・・・・・・・・(仕方がありませんよね。)」呆れ顔
_______________
パッションリップ「!?」ビクッ!

キングプロテア「どうしたの、リップちゃん?」

パッションリップ「今、隣のキッチンから私のことをなんかジロジロと見ているような・・・」

メルトリリス「・・・・(BB、何か余計な事をお題にしたわね!!)」

57以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/10(木) 19:40:58 ID:fOzHt1Fg
メルトリリス「貴方達!リップからミルクを搾ろうと考えているでしょ!!」

タマモキャット「な、バレましたわ⁉」

パッションリップ「わ、私からミルクを!?た、確かにミルクは出せると思いますが・・・」

立香「出せるんかい!!」

メルトリリス「・・・。でも、リップのミルクは搾らせない!欲しければ、私を倒してからやりなさい!!」

タマモキャット「ほぉ、上等じゃないですか!ならマスター、援護を!!」

立香「乳搾りだワン!」

マシュ「先輩・・・・悪のりが過ぎます・・・・」

ミルクを巡って、立香達はメルトリリス達と戦い始める
ーーーーーーーーー
審査会場では

BB「おもった通り・・先輩方はメルト達と相対しましたか。」

紅閻魔「月のムーンキャンサー、一体あの人達に何のお題を出させたんでちか?」

BB「さぁ〜、ただ牛以外のミルクをお題にしただけですよ。」ズズズゥ〜

紅閻魔「???」

58以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/11(金) 13:53:00 ID:.SvTxvr2
BB「うん!味噌と蟹のお出汁が効いてて、美味しい〜〜。」

アストルフォ「でしょでしょ!!」

BB「ですが、味やこの見た目から・・・・これは味噌汁ですよね?クリスマスに味噌汁ってどうかと・・・・」

ブラダマンテ「あぁ、やっぱり・・・・・」

BB「・・・まぁ、それなり美味しかったですので合格点をあげましょう!」

アストルフォとブラダマンテ「やったぁぁ〜〜!!」

紅閻魔「因みに得点は何点が合格基準でち?」

BB「3つ星で30BBポイントぐらいが合格点ですから、30BBポイントです!」
ーーーーーーーーーー
メルトリリスチームVSカルデアチーム

ガキン!ジャキン!!

メルトリリス「しつこいわねぇ!!」

天草四郎「これでも優勝するためにも、必死なんですよ!!」

立香「本当に必死なんです!!」

パッションリップ「それ、私の胸から出るミルクが欲しいですよね!?」

タマモキャット「牛みたいにデカ乳の貴方に言われたくありません!!燦々日光午睡宮酒池肉林(さんさんにっこう ひるやすみしゅちにくりん)!!」 ニャア〜〜!!

59以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/11(金) 15:34:20 ID:.SvTxvr2
タマモキャットの宝具がメルトリリスとパッションリップに命中する‼

メルトリリス、パッションリップ「キャア!?」

キングプロテア「リップ、メルトリリス!?」

巴御前「そこ!真言・聖観世音菩薩(オン・アロリキヤ・ソワカ)!!」ガシューーーン‼

ブオォォォ〜〜!!

キングプロテア「ウワァァ〜〜!?」当たって燃える
ーーーーーーーーー
メルトリリス達「キュゥゥ・・・・」

どうにかメルトリリス達を捕まえた立香達

フランケン・サンタ「くらむちゃうだーのしたごしらえはできた!あとはみるくといっしょににこむだけ‼」

立香「でかした、フランちゃん!!」

ブーディカ「ミルクをいれるだけならというモノも・・・・どうやって搾るの?」

パッションリップ「ぅぅぅ・・・・」ポヨンポヨン♥


タマモキャット「皆様、ここはこのタマモキャットにおまかせを!すぐにでも、ミルクを用意しますのでカップと布の用意を!!」

スカッピ「わかったわ!!」カップと布を渡す

パッションリップに布を被せるタマモキャット

60以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/12(土) 18:09:46 ID:98MZ0WMQ
タマモキャット「あ!一応言っておきますが、ここから先はお子さの教育に悪いですので、決して布の中を開けないように!」

立香「わかった・・・・」

タマモキャットはそう忠告を言って、布の中に入る
ーーーーーーーー
布の中

パッションリップ「ほ、本当に搾るんですか?」ドキドキ

タマモキャット「はい。痛いのは一瞬、すぐに終わらせますので!」シャキン(爪を立てる)

ビリビリ、ブルン!
パッションリップの胸部の服を破き、とても大きなおっぱいが揺れる

モニュモニュ♥
パッションリップ「あっ、やぁン!!はぁ・・はぁ・・」

タマモキャット「ふふ、気持ちいいですか?出してもいいんですよ、あなた様のおっぱいミルクを?」

パッションリップ「やぁ♥らめぇ・・出ちゃう、ミルク出ちゃう・・・・」ビクンビクン♥

ムニュ、ギュウギュウ〜〜♥
パッションリップ「あっ、あっ、アァァァ〜〜〜〜♥」

プシュッ、プシャァァ〜〜〜〜♥♥
パッションリップから母乳を搾っていく
ーーーーーーー

61以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/13(日) 19:33:25 ID:4tvRBh.s
布の外側

コロン。(ミルクが入ったビンを出す)

タマモキャット「はい!搾れました。」

スカッピ「よし!すぐに取りかかるわよ、フランちゃん!」

フランケン・サンタ「はい!」

すぐにリップの母乳が入ったビンを取り、それを鍋に入れて煮込み始める。
ーーーーーー
10分後 審査会場にて

紅閻魔「残り時間2分前でち。まだ調理中のチームは急ぐでち!」

BB「さて、スープ料理もクライマックスですよ?この中でフルコースに入るスープは現れるでしょうか?」


メルトリリス「・・・・・・・・」バタン‼

BB「なんですかメルトリリス?ようやく貴方達のスープが出来たんですね。」

メルトリリス「さっさと食べなさい、BB。私には関係ない事だから。」去る

BB「なんですかあの態度!?まぁ、それは良いとして、メルトリリスチームのスープはトムヤンクンですね・・・・では!」

BBはスプーンでトムヤンクンスープをすくい、それを口に含める

62以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/14(月) 07:30:25 ID:fOtJb/j2
BB「ズズズゥ〜〜・・・・・・・・!?」

紅閻魔「どうでちか?お味の方は・・・・」


BB「ふ、フギャァァ〜〜〜〜!?か、辛い!!とてつもなくBBちゃんのお口が大火事ですぅぅぅ!?」あたふた

メルトリリス「・・・・ふん!良いきみね。」笑いながら

キングプロテア「・・・・・・・・」中指たて

メルトリリス達は疲れてるパッションリップを抱えて去っていった


紅閻魔「ズズッ・・してやられたでちね。こればかりは、貴方が招いた結果でち。」

BB「あの子達・・・勝負を捨てて、BBちゃんに激辛トムヤンクンを飲ませるとは・・・・」ゴクゴク

水を飲みながら、得点表に「覚えていなさい!」と掲げるBB
ーーーーーーーー
紅閻魔「さて、残り時間1分でち。ここらで締め切らせて・・・・」

フランケン・サンタ「お待たせしました‼スープ料理、かんせいしたよ!!」駆け寄る

BB「遅かったですね。その分、味は保証できますよね?」

63以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/14(月) 16:13:48 ID:fOtJb/j2
フランケン・サンタ「はい!どうぞ、めしあがれ!」

BB「・・・・まぁ、良いですわ。」

フランケン・サンタが作ったクラムチャウダーを食べ始めるBB

BB「ズズズゥ〜〜・・・・・・・・」

BB「!?。これって・・・・」
ーーーーーーーー
BBはこのクラムチャウダーを食べて思った。

自身はAIであり、自身に母親がいないのは当たり前であることを。

しかしこのクラムチャウダーを飲んだ時、ふと思い出す。顔も思い出せない母親の温もりを

赤子の時に飲んだであろうあの乳の濃厚な味わいを・・・・
ーーーーーーー
BB「ウゥ・・・・ウゥゥゥ〜〜・・・・」グスン

マシュ「せ、先輩・・・これは!?」

立香「BBが泣いてる〜〜!?」

フランケン・サンタ「だいじょうぶ?お腹いたいの?」

BB「そ、そうじゃないです!このクラムチャウダー・・・美味しすぎて、つい目から水が出ちゃったのですよ・・ウゥゥゥ〜〜・・・・」

64以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/15(火) 06:45:00 ID:9TaeQTsc
紅閻魔「要するに、このクラムチャウダーが自身の心の懐かしさを引き出して、その懐かしさに涙が止まらないってことでちね。」

BB「(頷く)。」エグエグッ・・


たらぁ〜、ポトン!
キィィ〜〜ン、キラキラ☆!!

BBの涙がクラムチャウダーに入った時、そのクラムチャウダーが光だし、オードブルと同じように聖杯があるテーブルの皿に盛られた。

クッキング・サンタ・フェスティバル:メニュー
スープ:ホタテと母乳のクラムチャウダー(BBの涙入り)

紅閻魔「どうやらフルコースのスープ料理はあれで決まりでちね!」

BB「ふっ。カルデアチーム、二回戦特殊条件クリアですが・・・・私から敢えて点数を与えましょう・・・・」

BBの採点:☆☆☆☆☆+88
ーーーーーーーーーーー
拠点への帰り道

メルトリリス「まさかリップの母乳を混ぜたクラムチャウダーでBBを泣かせるなんて、思いもしなかったわ・・・・」

パッションリップ「私の母乳にあんな力があったなんて・・・・」

天草四郎「ですが、パッションリップさんがいなければ、我らは積んでいた身。強引でしたが、協力に感謝しております。」

立香「本当にありがとう。」

メルトリリス「協力って、私たちはねぇ・・・」

65以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/15(火) 16:09:01 ID:9TaeQTsc
フランケン・サンタ「これ、あのときのおわび。」スッ

フランケン・サンタがメルトリリス達に渡したのは、フルーツ盛りだくさんのサンドイッチだった

スカッピ「フランちゃんが率直で作ってくれたんだよ。」

パッションリップ「ありがとうございます、フランケンシュタインさん。」パクパク

キングプロテア「ちっちゃいけど、甘くて美味しい〜〜!」

メルトリリス「まぁ、これで許してとはいかないけど、勝ち進んだ以上、必ず優勝しなさいよ!!(うん、いがいといけるねぇこれ。)」モグモグ

フランケン・サンタ「よかった!これで、みんなえがお!!」ニコッ

とりあえずメルトリリス達と和解して、満足なフランケン・サンタだった
ーーーーーーーーー
リストランテ「クッキング・サンタ」(にせフランケン・サンタのチームの拠点)

にせフランケン・サンタ「なぜだ?わたしはクッキング・サンタなんだ。なのになぜ、カルデアのチームはふるこーすのりょうりを2つもつくれたんだ?」

にせフランケン・サンタ「しかし、つぎのにくとさかなのちょうりはまけない!つぎこそ、自分のてでふるこーすのりょうりをかんせいさせる!」

にせフランケン・サンタ「それに、そのちょうりにはわたしの「傘下」のチームもでるのだから!!」

そう口ずさみながら、包丁を磨ぐにせフランケン・サンタ・ノエル
ーーーーーーー
???「ウィーアー、not meat・・・・」 「ウィーアー、not meat・・・・」

外では怪しいチームが何かしらの言葉を発しながら怪しくうごめいていた。

66以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/15(火) 23:27:11 ID:9TaeQTsc
三品目:肉&魚料理/クリスマスには魚喰え‼
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カルデアチームの拠点 厨房にて

フランケン・サンタ「・・・・・よし!」魚をさばいてる

フランケン・サンタの包丁捌きでマグロの刺身が出来た

ブーディカ「だいぶ包丁の使い方が上手くなってきたね!」

フランケン・サンタ「はい!これもみなさんのおかげだよ!」

タマモキャット「はい。最初の頃はまな板ごと切ってたと聞きましたが、よく頑張って包丁捌きを覚えましたね?」

立香「そうそう!」刺身を食べながら

マシュ「先輩・・・・。そういえば、スカッピさんはどちらに?」


スカッピ「私を呼んだ、マシュ?」

ナイチンゲールサンタ「おや?ミスマシュにマスターですか。」

マシュ「ナイチンゲールさん、どうしてここに?」

ナイチンゲールサンタ「スカッピさんの味覚障害を私の力で治せないかと診察を受けたんです。心配いりません、ちゃんとミス紅閻魔には許可をとってありますので。」

天草四郎「そうですか。それで結果はどうですか?」

ナイチンゲールサンタ「彼女の味覚障害の原因は体内の亜鉛をガルバニズムで魔力変換・吸収によるものです。酷いことをしたものですよ、偽物のフランケンシュタインは・・・」

67以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/16(水) 08:44:07 ID:Dlc8Pi0Q
巴御前「スカッピさんの舌と味覚は治せるでしょうか?」

ナイチンゲールサンタ「ある程度の魔力リソースを処方しました。それと味覚障害には亜鉛補充が効きますので、カキとホタテ、牛肉などの亜鉛が多く含まれる食べ物を多く食べる事を推薦します。」

スカッピ「ありがとうございます!そうさせてもらいます。」


マシュ「ナイチンゲールさんは、クッキング・サンタ・フェスに出場はされましたか?」

ナイチンゲールサンタ「えぇ。スープの調理の際に検査に引っ掛かり、敗退してしまいました・・・。」

ナイチンゲールサンタ「やはりスープの食材に、オニオンとビタミン剤多数とプロテインを引き当てたのが間違いだったでしょうか・・・・」

立香「ドーピング・オニオンスープ・・・・」

スカッピ「確かにドーピングはいけないわね・・・・」


雀「お話し中失礼しますが、敗退したチームがフェス進出チームに他チームの情報のリークは禁止でチュン!」

ナイチンゲールサンタ「失礼。他チームの情報はいってませんが、今回はここまでに致します。ミス・スカッピ、処方を守って自身の味覚を治してくださいね?」

スカッピ「えぇ、ありがとうございました!」

ナイチンゲールサンタ「こちらこそ、次の調理頑張ってください。お大事に・・・・」

ナイチンゲールサンタは拠点から去り、立香達は次の調理場に案内される

68以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/16(水) 13:32:39 ID:Dlc8Pi0Q
第3会場:エッフェル塔近くの公園

紅閻魔「今回調理する肉と魚の料理のテーマは「陣取り調理」でち!」

紅閻魔「ルールは決められたエリアにいる2チームがそこにいる肉と魚の食材を捕獲・調理し、6割りを制圧した1チームが次に進出できるでち。」

紅閻魔「捕獲係・運搬係・調理係と、チームワークが大事でちので、チームメンバーと話し合って調理するでち。」

アルトリア(サンタオルタ)「因みに、肉と魚料理の審査員は初代サンタことこのサンタオルタが勤める。」

サンタオルタ「調理した料理の中にフルコースにメニューに入る料理があれば、そのチームの完全勝利とする。そうでないのは、私が食べるがな。」


マシュ「お肉料理と魚料理を同時に作るとは、意外ですねぇ。」

フランケン・サンタ「でも、つくることにはかわらない!」

スカッピ「そうね。係を決めるとしたら・・・私とフランちゃんは引き続き調理係で、ブーディカさんと天草四郎さんを運搬係にして・・・・」

巴御前「私と残りのメンバーが、捕獲係として前に出るがよろしいかと?」

立香「よし、それで行こう!!」

マシュ「はい!食材を沢山確保して、次に進みましょう!!」


紅閻魔「では、係が決まってきた所で、肉と魚の調理、開始でち!!」

カァァァ〜〜ン!!(開始のゴング)

69:2020/12/16(水) 16:33:36 ID:Dlc8Pi0Q
――――――――
巴御前「はぁ!!」弓矢を射る

魔猪「ギィィィ〜〜〜〜!?」倒れる

着々と肉の食材となる魔猪達を倒していくカルデアチーム

天草四郎「順調ですね、巴御前。」

巴御前「はい!この調子で中央まで陣を取りましょう!!」

マシュ「はい。・・・・巴さん、次が来ます‼」

再び現れた魔猪に対応するために武器を構えるカルデアチームだか・・・・


海魔「ギャァァ〜〜〜〜!!」

魔猪「ギィィィ!?」襲われる

なんと、海魔やヤドカリ達が魔猪達を攻撃し、お肉や魔猪達をかっさらっていく

タマモキャット「なぬ!?これはいったいどうなっているのですか!?」

マシュ「わかりません。何がどうなって・・・・」

70:2020/12/17(木) 06:39:55 ID:D7Jg4C.6
???「あなた達、お肉を食べるために狩りをしてたよね?」

立香「誰かいる?」

???2「クリスマスにお肉を食べるの、許さない・・・」


ゴッホ「フフフ。」 アビゲイル「エヘヘ・・」

カルデアチームの前に現れたのは、クラスがフォーリナーのゴッホちゃんとアビゲイルだった

立香「ゴッホちゃん、アビーちゃん!?」

マシュ「お二人方々、クリスマスにお肉を食べるのを許さないというのはどういうわけですか?」

アビゲイル「どういうわけって?ふふ、あなた達はクリスマスにチキンを食べる事は当たり前だと思っているじゃないかな?」

立香「当然、美味しいから!」

アビゲイル「そう・・・そんなことしたら、食べられちゃう七面鳥さんが可愛そうじゃない!!」

タマモキャット「あぁ・・確かにチキンを食べるにも、七面鳥をヤらないといけません。七面鳥に情けをかけたい気持ちはわかりますが、それはそれです!」

ゴッホ「へへ、毎回クリスマスにチキンを食べてる人にはそう言われることはわかっていた・・でも、今年は違う!!」

立香「今年は違う?」

ゴッホ「そう!私達がクリスマスにチキンとかお肉を食べるという概念を塗り替える!!クリスマスにお肉を食べるのは許さない!!だから・・・・」

71:2020/12/17(木) 07:36:56 ID:D7Jg4C.6
アビゲイル、ゴッホ「「お肉」の代わりに、「魚」を食べさせる!!」

そう発言し・・アビゲイルは水着の第1霊基、ゴッホは第2再臨の姿に変わった

ゴッホ「そう!私たちは、初めからお肉料理を作る気なんてさらさら無い・・むしろ、フェスのフルコースすべてを魚料理に塗り替えてあげるんだから!!」


マシュ「先輩!明らかにお二人方は正気ではありません!!」

タマモキャット「データ資料で見てましたが、これがフォーリナークラスの狂気ですかぁ・・・・」

立香「でも、なんか元とズレてるような・・・・」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「ちょっと失礼するけど、今この辺りで大変な事が起こっているんだ!!」

マシュ「大変な事って?」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「それがねぇ・・・・」
ーーーーーーーーーーーー
向こう側の周辺:フォーリナーチームの陣営

ワァ〜〜きゃあ〜〜〜〜!?

観客「ウワァ〜〜!?なんなんだ、こいつらは!?」

海魔「ノーモア・ミート、ノーモア・ミート〜〜!」

そこでは海魔などの海産エネミーが観客達からチキンやお肉料理を取り上げていく光景があった

72以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/17(木) 22:17:03 ID:D7Jg4C.6
ヤドカリ「〜〜〜〜!?」斬られて、消滅

ジャンヌオルタ「コラァ!!私の照焼きチキン、返しなさい!!」

サンタリリィ「大きい私!あの大きい照焼きチキンは私のですよ!!」

ジャンヌオルタ「うるさい!ったく、なんなの?調理開始と同時にこんなことするあのチームわぁ・・・・」
ーーーーーーーーー
葛飾北斎「お前達、クリスマスにはお肉とかチキンとかを食べるっていうじゃないか?」

北斎「江戸ッ子のあたしには、そんなの邪道だい!!今年のクリスマスは魚一色に染めてやるでぇい!!肉、ご禁令!肉、ご禁令!!」

北斎「肉の代わりに、魚を喰いねぇ〜〜!!秘技・寿司配り(大トロマグロ一貫)!!」

葛飾北斎がマグロ一匹を素早く捌き、それをマグロずしにして、観客達に食わせる


ジャンヌオルタ「?!!」マグロずし喰わせられる

サンタリリィ「?!!」マグロずし喰わせられる

ジャンヌオルタ「もぐもぐ・・ゴクン。意外と旨いねぇ・・・・」

北斎「ふふ、だろぉ?」キリッ
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ロバーツ「なんだいこれは・・・海魔達が肉類を海鮮に差し替え始めてるなんて・・・・」驚愕

楊貴妃「あぁ〜〜!!見つけましたよ、そこの人!!」

楊貴妃がロバーツに近づき、体を押さえ込む

73以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/18(金) 06:37:17 ID:nfs4AMm.
ロバーツ「な、なんですかあなたはぁ!?」

楊貴妃「調理係ですが、殴り込みに来ちゃいました!!突然押し入ってなんですが・・・・」

楊貴妃「経済がどうであれ、クリスマスにお肉は売らないでくださいまし!!」

ロバーツ「は、はぁ〜〜?」

楊貴妃「禁肉、禁肉、禁肉でーす!!」
禁肉と言いながら、ロバーツの荷台から肉類を取り出し奪っていく

楊貴妃「代わりにユウユウが切りました、イカや鯛などの魚類を置いておきますね🎵」

肉類があった場所にイカやタコ、鯖や鯛などの切り身を詰め込んでゆく楊貴妃

楊貴妃「はぁ!サカナざんまいってね!」ベベン!!

そう言い、ロバーツには鮭の切り身を喰わせて去っていく楊貴妃

ロバーツ「一体、何がなんだか・・・・」もぐもぐ
ーーーーーーーー
再びカルデアチームにて

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「っというわけで、あちらこちらで魚を押し進めた嫌がらせが増えているのよ!!」

マシュ「魚を食べさせたいとはいえ、なんて酷い事を・・・・」

立香「まさにサカナハラスメント。」

74以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/18(金) 16:33:25 ID:nfs4AMm.
パチッ、パチパチパチ・・・・ピピー!!

北斎(通信)「なんか文句あるのかい、藤丸立香はん?」

立香「うわぁ!?ビックリした〜〜」

マシュ「回線のジャック!?もしや、他にもフォーリナーが!?」

北斎(通信)「立香はん、ボイジャーはんを通して回線外から失礼てるのだが、あんた達や他の人々に聞きてえことがある。」


北斎(通信)「おめぇ達は、クリスマスという日にどうして「チキン」を食べるんだい?」

マシュ「クリスマスにチキンですか?それは・・・・」

立香「美味しいからに決まってるでしょ!!」

北斎「それだけかいな・・あっしが生きてた江戸はな、肉を食べる事なんて禁じていたのだからなぁ・・・」

マシュ「確かに、江戸時代は獸食肉の禁忌があった時代ですし・・・」
ーーーーーーーーー
立香達の後ろでは

ボイジャーとエリゼ「」コソコソコソ・・

鮭の切り身を持って、こっそり近づくボイジャーとエリゼ
ーーーーーーーー

75以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/19(土) 08:30:54 ID:YejD3Qz2
北斎(通信)「ともかく!クリスマスに肉を食べるのが気に入らねぇんでい!!」

北斎(通信)「クリスマスには、シャケなどの魚を喰いな!わかったか!!」

立香達「・・・・」首を横降り

楊貴妃(通信)「私から一応いっておくけど、クリスマスにお肉食べようとするなら・・」

楊貴妃(通信)「全力で嫌がらせをしてやりますからね!!」キラッ☆


ブチンッ!ピピー!!

ダ・ヴィンチちゃ(通信)「今、通信が乗っ取られてたけど、大丈夫だったかい?」

立香「暑苦しかった・・・・」

アビゲイル「そういうわけで、あなた達‼」

怪物達「ノーチキン、ノーミート〜〜!!」

巴御前「襲って来ますかぁ・・」矢を取りだそうとするが・・

取り出したのは矢ではなく、サンマの塩焼きだった

巴御前「なぁ、なぜサンマが!?」

76以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/19(土) 15:56:18 ID:YejD3Qz2
ボイジャー「サンマだって、お肉より美味しいよ?だからすり替えちゃった🎵」

マシュ「ボイジャーさんまで魚狂に!?」

ボイジャー「みんなには悪いけど、今年は魚を食べてねぇ〜〜。」フワフワァ〜〜

エリゼ「ちょっとボイジャー・・・!?」

エリゼ「スミマセン!スミマセン!フォーリナー繋がりでチームに合流したら、ボイジャーがおかしくなっちゃって・・・」

エリゼ「本当にごめんなさい‼」ピュウゥーん!!

お肉を持ち去っていくボイジャー、それを追いかけるエリゼ


アビゲイル「ここらは回収完了した。撤収するわよ、新人。」

ゴッホ「は、はい!あなた達はこいつらの相手でもしてなさい!!」

あとの事を怪物達に任せて、アビゲイルとゴッホは後ろに撤退する

立香「待て、二人とも!!」追いかけようとするが・・・

怪物達「ノーチキン、ノーチキン!!」それを阻害する

77以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/19(土) 16:24:55 ID:YejD3Qz2
マシュ「せ、先輩!!指示を!!」

立香「とにかく、戦うしかない!!」

立香の指示で怪物達と戦うサーヴァント達
ーーーーーーーーーーー
タマモキャット「ソォイ‼」引っ掻き攻撃

怪物達「〜〜〜〜〜〜〜〜」消滅

マシュ「敵、消滅を確認。ですが、アビゲイル達に逃げられました・・・・」


フランケン・サンタ「みんなぁーー!」

立香「フランちゃん‼」

スカッピ「一体何があったの!?怪物達が私達が作った肉料理を奪って逃げられてしまって・・・・」

巴御前「実は、フォーリナークラスの皆様方があちこちの肉を奪い、魚を食べさせようと嫌がらせをしているのです。」

スカッピ「な!?魚を食べてほしくて嫌がらせとは、迷惑にも程があるわぁ!!」


天草四郎「逃走経路から、肉を奪い去ったフォーリナーチームは中央エリアのエッフェル塔に向かってます。」

ブーディカ「確か中央には捕獲が極めて難しく、高得点が狙える最高級の鶏肉があると審査員から聞いている。もしかしたら、次はあそこかも・・・・」

78以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/19(土) 17:02:44 ID:YejD3Qz2
マシュ「はい。このままでは、今年のクリスマスが、魚で埋め尽くされてしまいます・・・・」

立香「止めないと!」

スカッピ「そうとなると作戦変更ね。みんなで中央のエッフェル塔に行き、フォーリナーを倒してその鶏肉を調理しよう!!」

ダ・ヴィンチちゃん(通信)「確かにそれがいいと思うし、この状況だとフォーリナークラスにお肉料理を魚料理に変えられてしまう可能性が高い・・・だから!!」


ダ・ヴィンチちゃん(通信)「急遽、お肉オーダー発令だ!!これは、チキンやお肉料理があるクリスマスを守る戦いである!!」

お肉オーダーというとんちんかんなオーダーを発令され、立香達はエッフェル塔に急ぐ
ーーーーーーーーー
エッフェル塔 付近

巨大七面鳥「コッケコッコー〜〜〜〜‼」抵抗する

巨大七面鳥が海魔達を凪ぎ払いながら、抵抗している

アビゲイル「流石ね。捕獲難易度MAXの巨大七面鳥・・まさに肉料理のメインに相応しい最高級食肉ね。」

ゴッホ「こいつを倒して処分すれば、クリスマスの肉料理は無くなる・・・・」


立香「そこまでだ!!」

タマモキャット「あなた達‼お魚迷惑をお止めなさい!!」

79以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/20(日) 07:18:16 ID:Ox7sJchs
アビゲイル「しつこいわねぇ・・どうしてそこまでクリスマスにチキンや肉を食べようとするの!?」

ゴッホ「そうですよ!!魚はね、頭が良くなる成分があるし、肉と違って体に良いたんぱく質やビタミンが含まれているんだよ?何でそこがわからないの!?」

マシュ「確かに魚の方が体に良い栄養素が豊富に含まれていますが、だからって押し付けるのは良くないと思います!!」

立香「それに魚だけじゃ、つまらないしね!」

アビゲイル「わかってくれないと言うなら、無理矢理でもわからせてあげる!!新人!!」

ゴッホ「は、はい!!急いで書かなければ・・・・」

ゴッホは力を溜め、宝具を展開する

マシュ「魔力増大!先輩、宝具が来ます!下がって!!」

立香はマシュの後ろに下がる


アビゲイル「さぁ、ショータイムよ!!まずは、狐尻尾のそこの貴女!」

タマモキャット「はぁ、私ですか?」

アビゲイル「貴方のラッキー魚料理を教えてあげる!トゥゥルルルルル〜〜〜〜・・ジャン!!」

アビゲイル「鮭チャーハン‼」

タマモキャット「はい?鮭チャーハン?」

ゴッホ「鮭チャーハン、オーダー入ります!星月夜(デ・ステーレンナフト)!!」

80以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/20(日) 19:58:19 ID:Ox7sJchs
アビゲイルの呼びかけと共にゴッホの星月夜(デ・ステーレンナフト)が発動する
ーーーーーーーーー
固有結界の中

タマモキャット「な、これは一体!?」お椀の中

アビゲイル「さぁ、私達が料理してあげる!」

巨大なアビゲイルがタマモキャットごと鮭フレークをフライパンに導入する

タマモキャット「わあっ!?ア、熱っつう!熱ッつい!?」ジュージュー

フライパンに焼かれてるタマモキャットをアビゲイルがチャーハンを炒めるようにヘラとフライパンを動かす

タマモキャット「ミッミコ〜〜、ナニコレナニコレ〜〜!?パラパラにされちゃうぅぅ〜〜!パラパラにされちゃいますぅぅ〜〜!!」炒められる
ーーーーー
タマモキャット「ミコ倒れ〜〜・・・」パラパラのチャーハンまみれ

立香「タマモ!?」

天草四郎「これがゴッホの宝具ですか・・実に厄介ですね。」

ゴッホ「でしょ?次にそこの盾持ちの紫髪さん?」

マシュ「わ、私ですか!?」

ゴッホ「そうだよ。このゴッホが描く、貴方のラッキー魚料理はこれだよ。トゥゥルルルルル〜〜〜〜、ジャン!!」宝具展開

81以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/21(月) 06:55:19 ID:48WVXhJk
ゴッホ「星月夜(デ・ステーレンナフト)、氷頭なますバージョン!!」

マシュ「ひず?」
ーーーーーーーー
固有結界の中 氷頭なますの調理

マシュ「きゃあ!?なんですか、これは・・・・」

マシュが放り込められたのは鮭が入ったボウルの中だった

巨大ゴッホ「えへへ、貴方を氷頭なますにしちゃうから・・・・」

マシュ「私を料理するのですか⁉?それと、氷頭なますとはなんですか!?」


北斎(解説)「氷頭なますとはな、鮭の鼻先にある軟骨を酢締めにして作る。祝いの日にぴったりな魚料理なんでい!」

ボイジャー(実況)「へぇー、そうなんだ・・・・」

マシュ「解説はいいですから・・うわぁ、塩!?しょっぱ、しょっぱいですって・・」

ジョボジョボジョボ〜〜〜〜

マシュ「酢ぅぅぅぅ〜〜!?酸っぱ!酸っぱ過ぎマシュ〜〜〜〜!!」かけられる

巨大ゴッホに塩をかけられ、酢をかけられるマシュ
ーーーーーーーーー
マシュ「ひゃぁぁぁん!!」酢と塩でベトベト

ブーディカ「マシュまで料理されたわ!?」

82以下、名無しが深夜にお送りします:2020/12/21(月) 07:31:26 ID:48WVXhJk
ゴッホ「どう?美味しいでしょ?」

アビゲイル「これで魚料理が素晴らしいことはよくわかったかしら?」

スカッピ「宝具を使っての魚料理の調理・・確かに腕はそこそこあるけど、専門料理人としては片寄りすぎきてるわ!」

巴御前「というより、鮭チャーハンも氷頭なますも、魚料理というより鮭料理ですよね!?」

立香「鮭づくしならぬ、鮭地獄・・。」

タマモキャット「ぅぅ・・・確かに、こんなに美味しい料理を作れる鮭やお魚は素晴らしい食材だという事はわかりました・・」パラパラ

マシュ「私も、サーモンムニエルやフライが好きなのですから、魚料理を悪い言う事はありません・・・・ですが!!」ベットリ

タマモキャット、マシュ「クリスマスにはチキンでしょうが!!」バァァ〜〜ン!!

天草四郎「なんと言うチキン精神ですかぁ・・・まぁこれでよしとしましょう。」

アビゲイル「まだ抗うと言うの、あなた達は!?」

北斎「どうやら、うちらもがちで戦った方が良さそうな事だな!」

ゴッホ「鶏肉を守る事はあれだが、私達がこの七面鳥を調理させません!!」

楊貴妃「お肉を調理するなら、私達を倒してからやりなさいよ!!」

立香「みんな、戦闘及び調理準備!!」

かくしてお肉VS魚の激しい戦いが始まった


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