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ヒビキ「アニキ肌でチャンピオンを目指す」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/07(火) 21:42:33 ID:QFWIF.VA
ワカバタウン・裏路地
短パン小僧「た…助けて欲しいでやんすぅ…」ガクガクッ
チンピラ1「何だァ?ジョウトのガキは人にぶつかったら謝罪金も払わないんかよ?」
チンピラ2「俺等三代目カントー連合の新たな新天地の門出を穢してくれてよぉ?」
コラッタ「コラァッ!」ポンッ
チンピラ1「何だクソネズミがァッ!」ゲシッ
コラッタ「コラァッ!」ズサァッ!
短パン小僧「コラッタ!」
チンピラ2「何だジョウトはトレーナーだけだでなくポケモンもザコかぁ!」
短パン小僧「ゆ…許さんでやんす、このド外道ー!」ダッ
チンピラ1「舐めんなよ、クソガキ…!」ブンッ…
短パン小僧「くっ…!」
ガシッ
短パン小僧「………へっ?」
?「エエ根性しちょるのォ、坊主」
341
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/20(土) 23:37:21 ID:mH.WEGcY
ヒビキ「そっちが『鉄壁』なら俺は『速攻』じゃ!しんそく!」
リューまる「ハクッ!」シュバッ!
ハガネール「ネェイル…」ガキンッ!
ゴロウ「びくともしないでやんす!」
ミカン「麻痺を感じさせないスピード…。特性は『だっぴ』ですか?」
ヒビキ「さあのぉ!続けてアクアテールじゃ!」
リューまる「ハクゥ…リュウゥッ!」ギュオォォ…ブオォォォンッ!
バシャァァァァンッ!
ゴロウ「効果は抜群でや…」
ハガネール「ハガーネェ…」ニヤァ
ミカン「抜群を取ったと言って…簡単に倒れる防御力はしていませんよ!いわなだれ!」
ハガネール「ハァガアネェェェイッ!」ドガガガガガッ!
ドッシャアァァァァァンッ!
342
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/20(土) 23:53:28 ID:mH.WEGcY
シルバー「レアコイル戦で消耗していたハクリュー。今ので潰れたか…?」コソッ
ヒビキ「しんそく!」
ドガアァァッ!シュバババッ!
リューまる「ハクゥッ!」
ミカン「ダメージが少ない!?まさか状態異常になると防御力が上がる『ふしぎなうろこ』!?
シルバー「ならば麻痺した状態は変わらない筈…。アイツ、アレは攻撃の為のしんそくではないな…」
ヒビキ「アクアテール!」
リューまる「ハクウゥ…リュウゥ!」ギュオォォ…ブオォォォンッ!
ミカン「ハガネール、てっぺき!」
ハガネール「ガネェ!」カチィインッ!
ミカン「続けて、いわなだれ!」
ハガネール「ハガアァァネェッ!」ドガガガガガッ!
ヒビキ「何のォ!もう一発アクアテールじゃあ!」
リューまる「ハァ…クウゥッ…!」ドガガッ!ギュオォォ…!
ゴロウ「岩を喰らいながらも攻撃を続けるつもりでやんすか、アニキ!」
343
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/21(日) 00:01:05 ID:Pdd.aLIs
リューまる「…リュウゥゥウッ!」ブオォォォンッ!!!
バシャァァァァンッ!!!
ハガネール「ガネェェ…!」シュウゥゥ…
ミカン「今です!アイアンテール!!!」
ハガネール「ハアァァガネエェェェイッ!!!」キンキンッ!ブオォォォンンッ!!!
ドガアァァァァァァァンッッ!!!
リューまる「ハ…ハクゥ…」ピクッ…ピクンッ
ヒビキ「よく頑張ったのぉ、リューまる」シュボンッ
ゴロウ「でも効果が抜群の技を三回も喰らったのに…あのハガネール、何て防御力でやんす…」
ヒビキ「流石は絶壁…あ、鉄壁ガードの女の子じゃのぉ…」
ミカン「ぜ…絶壁…!?」ガーンッ!
シルバー「………ぶっ潰す」グギィ…!
344
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/22(月) 13:34:58 ID:1XuPqIfQ
ヒビキ「うおっ!?違うぞ!?さっきのはつい声に出て…ああ…えーと…スマン」
ミカン「もういいです…。自分でも無いのは分かってますから…。それより、ヒビキさん!最後のポケモンを」
ヒビキ「おぉう!カチこめ、ムドーまる!」ポーイッ
ムドーまる「エアッ!」ポンッ
シルバー「アイツ…性懲りも無くバクフーンを出さんつもりか…。それともエアームドに防御特化のハガネールを突破できる策でも…?」
ヒビキ「ムドーまる、はがねのつばさ!」
ミカン「ハガネール、アイアンテール!」
ムドーまる「エアアァッ!」ジャキィンッ!キイイィィンッ!
ハガネール「ネエェェイルッ!」キンキンッ!ブオォォォンンッ!
ガキイィィィィンッ!!!バリイィィィィンッ!
ミカン「エアームドの鎧が砕けた!?」
ヒビキ「行くぞぉ!ドリルくちばし!」
ムドーまる「エェアァァァッ!」キィィンッ!ギュルルルルゥ!!!
ミカン「速いッ…!ハガネール、てっぺきです!」
ハガネール「ネェェイ…!」カチィインッ!
345
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/22(月) 13:48:47 ID:1XuPqIfQ
ガガガガガガガガッ!
ムドーまる「エアァァッ…!」ググッ…!
ハガネール「ネェェイル…」ニヤリ
ゴロウ「ハガネールがまた固くなったでやんす!」
シルバー「やはり…。エアームドの技にはハガネールの鋼鉄の防御を突破できる攻撃技を覚えていないか…。終わったな」
ミカン「珍しいですね…。物理技で砕けた鎧にその超スピード…。『くだけるよろい』のエアームドとお見受けしました。でもエアームドは元来ハガネールと同じ鋼タイプの防御特化のポケモンですよ?」
ヒビキ「生憎俺ァ、防御ってのは苦手でのぉ。基本的にゃスピード特化の特攻タイプなんじゃよ」
ミカン「そうですか…。だったら私も攻めに転じます!いわなだれ!」
ハガネール「ガネエェェイッ!」ドガガガガガッ!
ヒビキ「ムドーまる、スピードスターで対抗じゃ!」
ムドーまる「エアァァァッ!」ピピピピピッ
ゴロウ「えっ?」
ガガガガガッ!
ムドーまる「エアァッ…!」ピキッ…ピキピキッ…
シルバー「ふんっ…。ノーマル技のスピードスターでは岩タイプのいわなだれを受けようとはな。精々勢いを弱めただけか…」
346
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/22(月) 13:57:11 ID:1XuPqIfQ
ヒビキ「構わん、カチこめ!ドリルくちばしじゃあっ!」
ムドーまる「エアアァァァッ!」ギュルルルルゥ!!!キイィィィィンッ!
ミカン「………てっぺき!」
ハガネール「ネェェイ…!」カキンカキーーンッ!
ガキイイィィィィィンッ!
ムドーまる「エアァッ!」ガンッ!
ゴロウ「ハガネールのあまりの防御力に技自体が弾かれてるでやんす!」
ミカン「今です!ほのおのきば!」
ハガネール「ガアァアネェイッ!」ボォォ…ガブリンチョッ!
ムドーまる「エアァァァッ!」ジュゥゥ…!
バリイィィィィィィンッ!!!
ムドーまる「エ…エアァァ…!」ボロッ…ボロボロ…
ハガネール「ハガーネェ…」キンキンッ!
ミカン「どうにか耐えたみたいですね…」
シルバー「だが鎧が全部砕けて防御が最低値まで下がったエアームドに対し逆にてっぺきにより防御が最大値まで上がったハガネール。もう勝負を決めてしまえ」
347
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/22(月) 14:03:19 ID:1XuPqIfQ
ゴロウ「アニキ…!」
ヒビキ「心配するなや、ゴロウ!俺とムドーまる、最後の特攻を見せてやるァ!」
ムドーまる「エアアァァァァッ!!!」キイイィィンッ!
ミカン「真向…!これでトドメです!アイアンテール!」
ハガネール「ネエエェェェェイッ!!!」キンキンッ!ブオォォォンッ!!!
ヒビキ「急上昇ォオッ!」
シュバッ!キイイィィィィィィィンッッッ!!!
ミカン「あのスピードのままで方向転換を…!?追尾してもう一度アイアンテール!」」
ヒビキ「勝込めェムドーまる!ガードスワップじゃあっ!」
ムドーまる「エェアァァァッ!!!」ピュルルルルンッ!
ガキイイィィィィィンッ!!!
ハガネール「ガネェッ…!?」ググッ…!
ムドーまる「エアァッ!」カキンッカキーンッ!
ミカン「そんな…!」
ゴロウ「ムドーまるの鎧が元に戻ってるでやんす!」
348
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/22(月) 14:14:06 ID:1XuPqIfQ
シルバー「ガードスワップだと…!?まさかアイツ…!」ニヤァッ
ヒビキ「おらぁっ!ドリルくちばしじゃあっ!」
ムドーまる「エアアァッ!!!」ギュルルルルゥ!!!キイィィィィンッ!!!
ミカン「ダメ…!防御を…!」
ドガアァァァァァァァンッッ!!!バリイィィィィィィンッ!!!
ハガネール「ガネエエェェェェッ!!!」ズサアァァァッ!
ゴロウ「ハガネールの鎧が砕けた!?何ででやんす!?」
シルバー「ガードスワップ…。自分と相手の防御と特防の能力変化を入れ替える技…!」
ミカン「と言う事はさっきまでさっきまで防御力が最大値になっていたハガネールと防御力が最低値まで下がっていたエアームドの防御力が入れ替わった…!」
ヒビキ「トドメじゃ!はがねのつばさァッ!」
ムドーまる「エェェアァァァッ!!!」ジャキィンッ!キイイィィンッ!
ミカン「ハガネール、てっぺ…」
ズバアァァァッ!!!
ハガネール「ハ…ガネ………」ズシィィンッ!
ミカン「速すぎる…」
349
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/22(月) 14:27:41 ID:1XuPqIfQ
ミカン「ご苦労様、ハガネール。………お見事です。まさかあの状況でガードスワップを使ってくるとは…。もしかして最初から?」シュボンッ
ヒビキ「おぉう!タンバのシジマのおっさんにムドーまるは防御を捨てたスピードはピカイチじゃが技の決定打に欠けるって言われてのぉ!」
ヒビキ「それで思いついたんは下がった防御を敵と入れ替えて技の決定力を補うって戦法じゃ!」
ゴロウ「どうりでおかしいと思ったでやんすよ。タンバジムではいわなだれをはがねのつばさで難なく切り裂いたのに、今回はスピードスターで威力を抑えるだけって」
ミカン「少しでも技の威力を下げて『くだけるよろい』を任意的に発動させるためだったんですね…」
ヒビキ「おぉう!そう言う事じゃの」
ミカン「感服しました。では私に勝った証、スチールバッジです」スッ
ヒビキ「おぉう!代紋頂きじゃ!」
ゴロウ「次はどこの街に行くでやんすか、アニキ?」
ミカン「だったらエンジュシティの東にあるチョウジタウンが良いのでは?」
ヒビキ「おぉう!じゃあ次はそこじゃの!世話になったなミカンちゃん!」
350
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/22(月) 14:35:36 ID:1XuPqIfQ
――――
――
ミカン「………はぁ」ペタ
シルバー「………大丈夫か」
ミカン「あ、シルバーさん。見てらしたんですね…。お恥ずかしい所を見せてしまいましたね」
シルバー「いや。お前のハガネール、良いバトルをしていた。俺のイワークもあれぐらい出来れば…」
ミカン「シルバーさんのイワーク…。私のメタルコートでシルバーさんの立派なイワークをハガネールに進化させます…?」
シルバー「………頼む」
ミカン「ふふっ。アサギの灯台に行きましょう…?」ガクッ…
シルバー「………ほら」スッ
ミカン「すいません…。久しぶりにバトルで負けたのがショックで…」
シルバー「………気にするな。………あと俺はお前が絶壁でも気にしない…ぞ?いや寧ろその方が…」
ミカン「………」ニコッ
バッチーーーンッ!
351
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/22(月) 14:42:56 ID:1XuPqIfQ
チュンッチュンチュンッ…
シルバー「………」ゴソッ…ガチャッ…
ミカン「………もう行かれるんですか?」
シルバー「ああ…。俺はもっと強くならなければいかぬ。それに俺はもう根無し草だ…」
ミカン「………根無し草じゃないですよ、シルバーさんは」キュッ…
シルバー「えっ…?」
ミカン「帰る場所が無かったら…アサギを…私の居る所を居場所にしませんか…?シルバーさんが良かったらですけど…///」
シルバー「………ふっ」
ぎゅっ…
シルバー「………行ってくる」ギュッ…
ミカン「………ふふっ。もういい加減名前、呼んでくれないんですか?」
シルバー「………行って来る、ミカン」
ミカン「はい。行ってらっしゃい。シルバーさん」ギュッ…
352
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/01/22(月) 14:45:37 ID:1XuPqIfQ
ヒビキ 持ち物 メガジッテ ジムバッジ陸個
手持ち伍匹
バクフーン ♂ NN アラシまる エアームド ♂ NN ムドーまる
Lv36 Lv32
かえんぐるま ニトロチャージ はがねのつばさ ドリルくちばし
かみなりパンチ あなをほる スピードスター ガードスワップ
デンリュウ ♂ NN デンまる ハクリュー ♂ NN リューまる
Lv30 もちもの デンリュウナイト Lv30
かみなりパンチ フラッシュ りゅうのはどう でんじは
ほうでん わたほうし アクアテール しんそく
ウツボット ♂ NN ツボミまる
Lv38
パワーウィップ たたきつける
リーフブレード つるぎのまい
353
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/13(火) 13:35:33 ID:yeVGf4wM
――――
――
シルバー「………アイツ、ジム巡りをしていたのだな」
シルバー「ジムリーダーを八人倒すと進める、ポケモンリーグ。強さを求める俺には打って付けか」
シルバー「ミカンも…親父もジムリーダーだったしな…」フッ
シルバー「………俺もしてみるか、ジム巡り」
シルバー「………だがその前に『アレ』を取ってくるか…」
354
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/13(火) 13:45:12 ID:yeVGf4wM
エンジュシティ
ゴロウ「流石にアサギシティからチョウジタウンに行くには時間がかかるでやんすね…」ハァ…
ヤミカラス「かーかー」
ヒビキ「ヤミカラスも鳴き始めちゃる…。もう夕方じゃのぉ」
ゴロウ「じゃあ今日はここで泊まりでやんすね。ポケモンセンターに行きやしょう」
ヒビキ「おぉう…」
チリンチリン…
ヒビキ「あ゛…?コイツはぁ…」ゴソゴソ…
ゴロウ「どうかしたでやんすか、アニキ?」
ヒビキ「………悪い、ゴロウ。先にポケセン行っちょってくれや。俺、ちょっとブラブラしてくるわ」
ゴロウ「そうでやんすか…。暗くなる前に帰って下さいでやんすよ?」
ヒビキ「おぉう」フリフリ
355
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/13(火) 14:02:42 ID:yeVGf4wM
スズの塔
ヒビキ「………俺ァ、何しちょるんじゃろぉな。こんな所で」
チリンチリン…
ヒビキ「この鈴がいきなり鳴り出したら、何故かここに足が進んでおったわ」
チリンチリンチリン
ヒビキ「うおっ!?何じゃ何じゃ!?音が激しくなりよった!?」ビクッ
キラキラキラキラ…
「Shoooooooooooow!」バァッサバァッサ
ヒビキ「………綺麗じゃのぉ」トクンッ
マツバ「………久々だな、ホウオウがスズの塔の近くに帰って来るのは」
ヒビキ「確かアンタはこの町のジム番長だった…」
マツバ「マツバだ。久しぶりだね、ヒビキくん」
356
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/13(火) 14:33:32 ID:yeVGf4wM
ヒビキ「さっきの鳥、ホウオウって言ったか?綺麗じゃったなあの虹色の羽…」
マツバ「このスズの塔はホウオウの住処…よりどこ拠り所と言うべきか…。普段はジョウトを飛び回っているらしいからね」
マツバ「ここ最近ではあまり姿を見せなかったが、珍しい…」
ヒビキ「ほぉー」
マツバ「ホウオウは心の正しいトレーナーの前にのみ現れると言われる。ヒビキくんは正しいトレーナーのようだね」
ヒビキ「俺が正しい?アホ言うなよ。俺ァ、根っからのワル、喧嘩番長じゃぞ?」
マツバ「上部ではそう繕ってるが心の方はどうかな?」フッ
ヒビキ「………」フイッ
マツバ「あのホウオウの虹色の羽…。あれと対をなす銀色の羽があれば時を捕える事も出来るって言い伝えもあるらしいんだ」
ヒビキ「時、ねぇ。興味はないのぉ。俺ァ、ただあのポケモンが綺麗に思えただけじゃ」クルクルッパシッ
357
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/13(火) 14:41:40 ID:yeVGf4wM
――――
――
ヒビキ「もうすっかり暗くなったが、せっかくエンジュにおるし、歌舞練場にでも顔出しちょくか!麗しの舞妓さん達も見たいしのぉ!」
「ヒビキはんっ!」
ヒビキ「おぉう!コウメちゃん!今丁度顔出そうと思っちょったんじゃ!って慌ててどうした?」
コウメ「ヒビキはん…此間渡した…透明な鈴…!まだ持っております?」
ヒビキ「おぉう…。コレじゃろ?」チリンッ
コウメ「頼みます!その透明な鈴、何があっても誰にも渡さないでおくれどす!」キュッ
ヒビキ「………どうした、コウメちゃん」
コウメ「………お願いします!」タッタッ
ヒビキ「………」
「………」コソッ
358
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/13(火) 14:43:18 ID:yeVGf4wM
――――
――
ゴロウ「アニキー!遅かったでやんすね」
ヒビキ「おぉう、ちょっとな…」
ゴロウ「?」
ヒビキ「………ま。明日も早いし、もう寝るぞ!」
チリンッ
359
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/28(水) 22:23:33 ID:UaiZZGuE
チョウジタウン
ゴロウ「ようやくついたでやんすね、チョウジタウン!」
ヒビキ「さっそくカチコミするかのぉ!…お、土産物やがあるぞ!ゴロウ、ちょっと寄ってみようや!」
ゴロウ「無駄遣いはダメでやんすよー」
がらんがらんっ
店員「いらっしゃいませー」
ヒビキ「おぉう!この町の特産の物を売ってくれや!出来れば食い物がイイのぉ」
店員「でしたらこれが絶対おすすめですよ、おいしいしっぽ」
ゴロウ「しっぽって…何だかマニアックな…って!9800円!?こんなの誰が買うんでやんすか!」
店員「見た目はグロテスクですが食べてみれば口の中で解けるような食感、未知の味、栄養満点、この町でしか買えない特産品ですよー?」ニマニマ
ヒビキ「………漢にゃ思いっきりも必要じゃ!二本くれ!」ドォンッ
店員「まいどー」ニマニマ
360
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/28(水) 22:28:18 ID:UaiZZGuE
ゴロウ「アニキ…買ってくれたのはありがたいでやんすが、これ本当に美味しいんでやんすか…?」ウッ…
ヒビキ「物は試しじゃ。んっ…」パクッ
ヒビキ「………おぉっ!初めての味じゃがこれはこれで癖になるのぉ!食感も最高じゃ!」
ゴロウ「本当でやんすか…?んっ…確かに美味しいのかもしれないけど、これが一本9800円って大袈裟な気がするでやんすね…」
ゴロウ「それにこのしっぽ…。何処かで見たような…」
ヒビキ「細かい事は気にすんな!それよりジムが見えたぞ!」
361
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/28(水) 22:52:12 ID:UaiZZGuE
チョウジジム
ヒビキ「おぉう!俺ァ、ワカバの黄金番長ヒビキ様じゃ!ジム番長出て来いy…」ドォンッ!
つるっ
ヒビキ「うおぉっ!」コテーンッ
ゴロウ「大丈夫でやんすか、アニキ!?ってこのジム、床が全部氷で出来てるでやんす…」
「ふむ、大丈夫かの。若いの」
ゴロウ「もしかしてお爺さんが…」
ヤナギ「ああ。私がこのジムのジムリーダー、ヤナギだ。挑戦者だね」
ヒビキ「おぉう!俺が挑戦者じゃ!こんな氷、何ぼのもんじゃぁ!そんな事より勝負じゃ、じーさん!」
ヤナギ「ふむ、若いのは元気があって、何より。このジムでは使用ポケモンは…いや、こうしようポイポーイッ
イノムー「イノー!」ポンッ
ジュゴン「ジュゴーンッ!」ポンッ
ゴロウ「一度に二体のポケモン?」
ヤナギ「今回は趣向を凝らしてポケモンを二体使ったダブルバトルでどうだろうか?」
362
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/28(水) 23:02:21 ID:UaiZZGuE
ヒビキ「ダブルバトルか…。俺ァ、やった事ないが…面白そうじゃのぉ!受けて立つわ!」
ヤナギ「気に入って貰えて何より。さて…」
ヤナギ「この年寄りを楽しませておくれよ、若いの」ゴォォオ…
ヒビキ「…ッ!この爺さん…!こりゃあ俺も本気でやらないかんみたいじゃな!だったらカチこめ、アラシまる!デンまる!」ポイポーイッ
アラシまる「バックフゥウンッ!」ポンッ
デンまる「ぱるるるんっ!」ポンッ
ゴロウ「アサギジムでは敢えて相性の不利なポケモンを選択したけど今回は有利なポケモン…!」
ヒビキ「そしてまだ行くぞォ!」クルクルッパシッ
ゴロウ「アニキ、それは!」
ヒビキ「喧嘩上等!光って唸れ、俺の黄金の心!」
ヒビキ「命、爆裂!メガシンカァッ!」シャキーンッ!
ピッカァァァァァンッ!
デンまる「メガッ!ぱるるるるんっ!!!」パッパラー
363
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/28(水) 23:12:13 ID:UaiZZGuE
ゴロウ「メガシンカ!ついにアニキもメガシンカデビューでやんすね!」
ヒビキ「おぉう!デンまる、何かふわふわに戻ったのぉ!」
デンまる「ぱるぅ」モフモフ
ヤナギ「メガシンカ…珍しいな。魅せてくれる」フッ
ヒビキ「行くぞ、じーさん!アラシまる、イノムーにニトロチャージ!デンまるはジュゴンにかみなりパンチじゃ!」
アラシまる「バックフゥゥンッ!」ボォォッ!シュバッ!
つるんっ
アラシまる「バクッ!?」コテッ
ヤナギ「見ての通りフィールドは氷だ。走るのは気を付けると良い」
ヒビキ「デンまる、足元に気を付けろよ!」
デンまる「ぱ…ぱるぅ!」オソルオソル…バチバチィッ…ドゴォッ!
ヤナギ「イノムー、ジュゴンを庇え」
イノムー「イノー」ササッ!
364
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/28(水) 23:21:32 ID:UaiZZGuE
デンまる「ぱるぅっ!?」モフッ
ヤナギ「イノムーのタイプは氷・地面タイプ。電気は効かんよ。ジュゴンはあられだ」
ジュゴン「ジュゴオオー!」パァァ…
ぱらっ…ぱらぱらぱらぱら…
アラシまる「バクッ」イテッ
デンまる「パルゥッ…!」ズキッ…!
ヒビキ「何じゃ、その程度!アラシまる!イノムーにかえんぐるま!こんな氷の床なんて溶かして抉れェッ!」
アラシまる「バックバックフウゥウンンッ!」ボォォグルグルグルンッ!
じゅううぅどががががっ!
ヤナギ「受け止めろ、イノムー」
ドオオォォンッ!
イノムー「のむぅっ」モミュンッ
アラシまる「バクゥッ!?」
ゴロウ「そんな!炎技が効いてないでやんす!」
ヤナギ「私のイノムーの特性は『あついしぼう』。炎と氷の技を半減するものだ」
365
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/28(水) 23:30:50 ID:UaiZZGuE
ヤナギ「そしてイノムー。バクフーンを吹っ飛ばしてしまえ」
イノムー「いのぉー」ブオォォォンッ!!!
アラシまる「バクァァアッ!」ドガァァッ!
ゴロウ「何てパワーでやんすっ!」
ヒビキ「っデンまる、危ねぇッ!」
デンまる「ぱるっ?」
ドオオォォンッ!
アラシまる「バクゥッ…」ググッ…
デンまる「ぱるぅ…」ググッ…
ヒビキ「チィッ…!こうなったら遠くから攻撃じゃ!デンまる、ほうでん!」
デンまる「ぱぁぁるるるぅうっ!」バチバチバチィッ!
ジュゴン「ジュゴオォッ!」ビリビリィイ!
イノムー「のむっ」ピンピンッ
アラシまる「バクバクバアァァッ!?」ビリビリビリィイッ!
ヒビキ「んなっ!アラシまる!」
366
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/28(水) 23:38:40 ID:UaiZZGuE
アラシまる「バクゥ…」シュゥゥ…
デンまる「ぱ…ぱるぅ…」タジ…
アラシまる「バクッ!バクバクッ!バカッ!」キッ
デンまる「ぱるぅ!ぱるぱるぅ!」キッ
ゴロウ「あちゃー。ケンカ始めちゃったでやんす…」
ヒビキ「おどれら、何しとんじゃぁっ!」
ヤナギ「ポケモンも人間も仲良くしなければいかんよ。ジュゴン、仲良くふぶきだ」
ジュゴン「ジュゥゥゴオォォォ!」ビュオォォォォオ!!!
アラシまる「バクゥッ…!」ググッ…!
ゴロウ「凄い範囲でやんす!でも炎タイプのアラシまるは大丈夫そうでやんすね…」
デンまる「ぱ……ぱるうぅぅぅ…」ガクッ…ガクガクガクガクッ…
ヒビキ「デンまる!どうしたんじゃ!」
ヤナギ「おや。知らなかったのかな?デンリュウはメガシンカすると電気・ドラゴンタイプとなり、氷が弱点となるのだよ」
ゴロウ「そんな…!メガシンカが仇になるなんて…!」
367
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/28(水) 23:48:23 ID:UaiZZGuE
ヒビキ「何て事じゃ…!だけどおどれらはどんな奴らもそのド根性で切り抜けて来たんじゃ!ふぶきの一つや二つ、何のその!」
アラシまる「バクゥアッ!」ゴオォォッ!
デンまる「ぱるぱるぅっ!」バチバチッ
ヤナギ「ほぉ…。まだまだ元気なようだ」
ヒビキ「今度は一体集中攻撃じゃ!ジュゴンに向かってアラシまるはあなをほるで接近!デンまるはもう一発ほうでんじゃ!」
アラシまる「バクゥッ!」ホリホリッ
デンまる「ぱるぱうぱぁっ!」バチバチバチィッ!
ゴロウ「今度はアラシまるは地中に潜ってるから同士討ちはしないでやんす!」
ヤナギ「イノムー、じしん」
イノムー「いのむー」ドゴォッ!
ガガガガガガガガガガガガガッ!!!
ヒビキ「しまっ…!」
デンまる「ぱるぅあっ!」ガクガクガクッ!
アラシまる「バクゥゥ!」ドガァッ!ガクガクガクッ!
ヤナギ「イノムーが居るのに迂闊だな」
368
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/28(水) 23:54:47 ID:UaiZZGuE
ヒビキ「じゃがじしんはほうでんと一緒で自分以外のポケモンが攻撃対象の筈じゃ!じーさんのジュゴンだって…!」
ジュゴン「じゅごーん」チョコンッ
イノムー「のむっ」フンスッ
ヤナギ「ジュゴンがどうした、と…?」
ゴロウ「イノムーの上にジュゴン…」
ヤナギ「これがダブルバトルのチームワークと言うものだよ。イノムー、ジュゴン。二重のふぶき」
ビュオオオオオォォォォォォォォォォォオオオオッッッ!!!
ヒビキ「うおぉっ…!アラシまる!デンまる!」ググッ…!
アラシまる「バ…バクゥッ…」ピクッ…ピクンッ…
デンまる「ぱ…ぱるぅぅ…」ピクッ…ピクンッ…
ヤナギ「勝負あったようだな。中々面白かったよ」
ゴロウ「アニキが…負けた…」
ヒビキ「………」
369
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/09(金) 13:21:30 ID:OiS7TzVQ
次の日の明朝・怒りの湖
ドッパアァァァンッ!!!
ヒビキ「まだまだじゃ!デンまる、かみなりパンチ!アラシまるはかえんぐるま!ツボミまる、リーフブレード!ムドーまる、ドリルくちばし!リューまるはしんそくじゃ!」ゼェ…ゼェ…
デンまる「ぱるぱるぁっ!」バチバチッドゴォッ!
アラシまる「バックフゥゥンッ!」ボォォグルグルグルンッ!
ツボミまる「キエェェェイッ!」ジャキィンッ!
ムドーまる「エアァァッ!」ギュルルルゥ!
リューまる「ハクゥゥウッ!」シュバッ!
ドッパアアアァァァァァァンッ!!!
ゴロウ「アニキ…。まだ朝の5時でやんすよ…?それに無茶でやんすよ、手持ちのポケモン全員の攻撃を自分で受けるって…」
ヒビキ「いいや、そうはいかん!あのじーさんも強かったが、あのバトルは俺の判断ミスも大きい!こうでもしなきゃ俺の気が済まんのじゃ!」
「ハーハッハッハ!それでそんな無茶な修行か!精が出るな、少年!」
ヒビキ「………この声は」ウゲェ
しゅたっ
ワタル「久しぶりだな、少年!」バサァッ!
370
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/09(金) 13:29:41 ID:OiS7TzVQ
ゴロウ「ワ、ワタルさん!」
ワタル「今日は俺だけだはないぞ」
イブキ「ひ…久しぶりね…」
ヒビキ「っ!イb…ピッチリスーツ!」トゥンクッ…
イブキ「なっ…///わざわざ言いなおさなくても良いでしょ…良いではないか!」トゥンクッ…
ゴロウ「やっぱり仲良しでやんすね、アニキと姐さん」
ワタル「ふっ。愛だな。俺達も愛では負けてられないぞ、カイリュー!」
カイリュー「でっていうー」
ヒビキ「ったく…。ほんでおどれら何の用じゃ」
ワタル「我々はある不穏な噂を聞きつけ、この怒りの湖に来たのだが…」
「ギャアオオオオォォォォォォオオッ!!!」
ゴロウ「何でやんすか、この声!?」
ワタル「御出ましだな…」フッ
ザッパアアァァァァァァンンッッ!!!
ギャラドス「ギャアァァァオッ!」
371
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/09(金) 13:39:44 ID:OiS7TzVQ
ヒビキ「コイツは…!ギャラドスじゃな…!じゃがこの色は…!」ピッピッ
イブキ「コイツだけではないぞ!」
ザッパアアァァァァァァンンッッ!!!
ギャラドス『ギャアアアオッ!ギャアアアオッ!オギャアアァァァッ!』
ゴロウ「こんなに沢山のギャラドス…!どうしてこんなにも…!?」
ワタル「確かにこの湖はギャラドスが暴れて出来た大穴に雨水が溜まって出来た湖とは言われている…。だがこの量は異常だ。それに…」
ギャラドス「ギャアアオッ!」バシャアァァァァァッ!
ヒビキ「うおぉっ!」ササッ
イブキ「ハイドロポンプだ!気を付けろ!」
ワタル「少年!キミは今修行する事を望んでいる!さすれば今こそ第二の『竜の試練』、受けてはみぬか!?」バサァッ!
ヒビキ「何じゃっ!藪から棒に!」
ドッパアァァァンッ!!!
ワタル「む、よく聞こえなかったが、受けるのだな!第二の『竜の試練』、それはこのギャラドス全てを鎮める事だ!」バサァッ!
ヒビキ「聞けや、人の話を!」
372
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/09(金) 13:56:16 ID:OiS7TzVQ
イブキ「ふんっ!お前、チョウジのジムリーダーに負けたと聞いたぞ?大丈夫?私が良かったら慰m………無様だな!」バサァッ
ヒビキ「何じゃと、オラァ!」
イブキ「お前の事だ。また無茶して無理な特訓でもするかと思って、私が兄上に直談しt………竜の奥義を引き継ぐのは私なんだからなぁ!」
ゴロウ「………」ボーゼン
ワタル「正しく愛だな!では『竜の試練』始め!」
ヒビキ「えぇい!こうなったらやけじゃ!コイツ等全部ブッ倒してレベルアップしてやらァッ!アラシまる、かみなりパンチッ!」
アラシまる「バァック!」バチバチィッ!ドゴォッ!
ギャラドス「ギャアアァァァッ!」ビリビリィッ!
ゴロウ「アニキ!まだ来るでやんす!」
ギャラドス『ギャアアアオッ!』バシャアァァァァァッ!!!
イブキ「ハイドロポンプ一斉射撃ッ!?」
ヒビキ「ツボミまる!」
ツボミまる「ウツボット…」シュバッ
バッシャアアアァァァンッッッ!!!
373
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/09(金) 14:04:25 ID:OiS7TzVQ
ツボミまる「ウツボット…!」ゼェゼェ…
ヒビキ「ツボミまる!すまん、助かった!」
ゴロウ「でもあのツボミまるが水技でこんなにダメージを?」
ワタル(一見で分かる。あのウツボットが少年のパーティの中で一番レベルが高いと言う事を…。だが大量のギャラドスのハイドロポンプの一斉照射とは言え、草タイプのウツボットにあれ程のダメージ…やはり…)
イブキ「良し!次は私だ!ハクリュー、りゅうのh…」
ヒビキ「ッ!危ねェッ!イブキ!」ガバッ
ギャラドス「ギャアアオォッ!」ブオォォォンンッ!
ドガアァァァンッ!
ヒビキ「無事かッ!?」
イブキ「ああ…///だがこのギャラドスは…」
ギャラドス「ギャアアオ…」ビリビリ…
ゴロウ「アラシまるのかみなりパンチで倒れた筈じゃ…」
ワタル(タイプ不一致とは言え、4倍ダメージのかみなりパンチも耐える野生のギャラドス…。異常だな…)
374
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/09(金) 14:13:45 ID:OiS7TzVQ
イブキ「今度こそ…!ハクリュー、りゅうのはどう!トゲチックはげんしのちからだ!」
ハクリュー「ハアァァクリュー!」ギャオォォンッ!
トゲチュク「チョッゲチイィィン!」ゴゴゴ…ドガァッ!
ギャラドス「ギャアアアアッ!」ズドオォンッ…
ギャラドス「ギャアアアオォッ!」ザッパアァァンッ!
イブキ「ええいっ!キリが無い!」
ヒビキ「アラシまる、デンまる!Wかみなりパンチィッ!」
アラシまる「バックフンッ!」バチバチッドゴォッ!
デンまる「ぱぁぁるるんっ!」バチバチッドゴォッ!
ギャラドス『ギャアアアァァッ!』ビリビリビリィッ!
ゴロウ「二体倒したでやんす!」
ギャラドス『ギャアアアアアオッ!』ザッパアァァンッ!
ヒビキ「何体おるんじゃコイツ等!」
375
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/09(金) 14:21:24 ID:OiS7TzVQ
ギャラドス「ギャアアアアアオォォッッ!!!」ゴオォォォォォォッ!!!
イブキ「赤いギャラドス…!はかいこうせんか!」
ドガアアアァァァァァァァァァンンンッ!!!
ムドーまる「エ…エアァ…」ガクッ
ヒビキ「すまん、ムドーまる。休んどけ」シュボンッ
イブキ「どいつもこいつもデタラメなレベルだが、あの赤いギャラドスはさらに異常ね。鋼タイプのエアームドをはかいこうせん一撃で…」
ゴロウ「他のギャラドスも倒しても倒しても沸いて出てくるでやんす…。いったいどれだけ倒せば…」
ヒビキ「一発で全員倒せれば…。ッ!デンまるのほうでん…!いや、ほうでんはギャラドス全体を攻撃できるがコイツ等も…。チョウジジムと同じになっちまうのぉ…」
ヒビキ「いや…!アレを使えば行けるか…?デンまる!」クルクルッパシッ
デンまる「ぱるぅぅっ!」コクッ
ヒビキ「喧嘩上等!光って唸れ、俺の黄金の心!」
ヒビキ「命、爆裂!メガシンカァッ!」シャキーンッ!
ピッカァァァァァンッ!
デンまる「メガッ!ぱるるるるんっ!!!」パッパラー
376
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/09(金) 14:31:21 ID:OiS7TzVQ
ワタル「おぉ…!メガシンカ…。使えるようになったのだな、少年!」
ヒビキ「デンまる。今度はミスは無しじゃ…!湖全体にわたほうし!」
デンまる「ぱるるるぅ…」モコモコモコモコ
もこもこもこもこもこもこもこもこ…
ギャラドス『ギャアオ…!』モコモコ
イブキ「凄い…!湖を全部わたほうしで包んだ…」
ゴロウ「すべてのギャラドスの動きも止めたでやんす!」
ヒビキ「これで終いじゃ!綿と湖全てに10万ボルトォオッ!」
デンまる「ぱあぁぁぁるるるるるるるんっっっ!!!」バチバチバチイィィッッッ!!!
ギャラドス『ギャアアアアアアッッッ!!!』
ワタル「成程…。あのわたほうしは相手の動きを止めるだけでなく、電気を通電させる役割もあったか…!しかもほうでんより威力が高く、味方にもダメージを与えない10万ボルトを全部のギャラドスに当てたか!」
ザッパアアァァァァァァンンッッ!!!
ギャラドス「ギャアアアアオォォォォオッ!!!」
ゴロウ「まだあの赤いギャラドスだけ倒れてないでやんす!」
377
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/09(金) 14:36:53 ID:OiS7TzVQ
ヒビキ「じゃったら…!リューまる!しんそくじゃ!」
リューまる「ハクゥッ!」
シュバァッ!
ギャラドス「ギャアオォッ…!」グラッ…
ヒビキ「今じゃ!喰らえやァ!ヘビーボール!」ポーイッ
しゅぼんっ
ヒビキ「おぃしゃ!赤いギャラドス、しょっぴいたぞ!」パッパラー
ゴロウ「やったでやんすね、アニキ!」
イブキ「ふんっ!今回は勝ちを譲ってやる。だが私だって何体か倒したんだからな!」
ワタル「だがあの赤いギャラドス、それに他のギャラドスも様子がおかしかった…。それにあの異常なレベル…誰かに人為的にレベルを上げられ、強制的に進化させられたのか…?」
ワタル「そしてここ最近の野生のポケモンのレベルの異常増加…。この二つの事件は無関係とは考えられまい…」
378
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/13(火) 06:27:05 ID:UpnF0yN2
ヒビキ「………」グッ…
ゴロウ「どうかしたでやんすか、アニキ?」
ヒビキ「コイツも他のギャラドス達も苦しんじょった。そう…自分でもどーにも出来んぐらい苦しみながら暴れておった」
イブキ「何かギャラドス達の心が分かるみたいな物言いね…」
ワタル「………少年、キミはどうやら人、ポケモンの心を感じる事に冴えているようだな」
ヒビキ「?よー分からんが、何となくそう思っただけじゃがのぉ」
ワタル「いや、キミの憶測は当たっている。さっきのギャラドス達は全てコイキングかた怪電波により人為的に無理矢理レベルを強制的に上げられ進化したんだ」
ゴロウ「それって…強くなるんだったら良い事なんじゃ…?」
ワタル「あのギャラドス達の苦しむ姿を見てもそう思うか?」
ゴロウ「それは…」
ヒビキ「オイ、誰じゃ!ポケモンを苦しませるようなアホ電波を出している連中は!?」クワァッ!
ワタル「恐らく悪の秘密結社『ロケット団』だろう」
379
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/13(火) 06:34:15 ID:UpnF0yN2
ヒビキ「ッ!アイツ等か…!」
イブキ「兄上の調べによれば、その怪電波が発信されているのはチョウジタウンの土産物屋らしい」
ゴロウ「あ、あのメチャクチャ怪しい土産物屋…」
ワタル「あの土産物屋は恐らくロケット団に乗っ取られたモノ。そこで売られている商品もどんな手で手に入れた物なのか…」
ヒビキ「………」サァー
ゴロウ「あ…アニキ………」サァー
ヒビキ「少年!俺は一足先にその土産物屋へと潜入する!後から付いて来るんだ!」バサァッ!
カイリュー「でっていうー」バァッサバァッサ
イブキ「私も付いて行きます、兄上!」
トゲチック「チョッゲチイィィン!」シュバッ!
ゴロウ「アニキ!オイラ達も!」
ヒビキ「ムドーまる、戦闘不能中じゃ」
ゴロウ「あっ…」
ヒビキ「超速でポケセン行ってから、追いかけるぞ!」ダッ
380
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/13(火) 06:45:21 ID:UpnF0yN2
土産物屋
ヒビキ「おぉう!追いついたぞ!マント共!」ドォンッ!
ワタル「カイリュー、はかいこうせん!」
カイリュー「わーお」ビィィィムッ!
店員「ぐぎゃあぁっ!」
ドガアァァンッ!
ゴロウ「ちょっ!人に向けてはかいこうせんって…」
イブキ「問題ない。兄上のカイリューのはかいこうせんが『わーお』の時はみねうちだ」
ヒビキ「光線に峰なんぞあんのか」
ワタル「ふむ」ガバァッ
店員「うっ…」ロケットダーン
ワタル「やはりロケット団か…」
ゴロウ「じゃあ本物の店員さんは…」
381
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/13(火) 06:52:46 ID:UpnF0yN2
ごろんっ
店員「」
イブキ「ッ!?キャアァッ!」バッ
ゴロウ「人の首…!?」
ワタル「目的の為ならばここまでするのがロケット団だ」
ヒビキ「気に入らん…!気に入らんのぉ!ポケモンも人間の命をなんじゃと思っちょるんじゃ、あいつ等は!」ワナワナ…
ワタル「それを止める為にもここで食い止めなければな!敵のアジトはこの地下だ。俺が先導する!付いて…」ピキーンッ!
イブキ「兄上…?」
ワタル「………すまん、俺はここに残らせてもらう」
382
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/13(火) 07:01:50 ID:UpnF0yN2
ヒビキ「おぉい!そこまで言っておいて、何を言ってるんじゃ、このマント男は!」
ワタル「俺がここに残っていた方が良い、と…。俺の第六感…『ドラゴニックセンス』が告げたのでな…」バサァッ
ゴロウ「ど…どらご…?せんす…?」
ヒビキ「いたいわー」
ワタル「ドラゴンタイプは伊達じゃない!」
ヒビキ「おどれは頭がドラゴンタイプじゃろ」
イブキ「ドラゴッニクセンスが…!分かりました、兄上…」
ワタル「イブキ。お前は俺の代わりに少年達と共に行き、ロケット団の野望をその竜の爪牙で切り裂くのだ!」バサァッ!
イブキ「はい!おい、お前!別に私はお前を助ける為に行くのではないからな!兄上に言われたからサポートするだけなんだからな!」
ヒビキ「あぁん?俺じゃってこんなピッチリムチムチエロマントの助けなんかいるかァッ!」クワァッ!
イブキ「何だとこの意外と筋肉質子供が!」クワァッ!
ゴロウ「いちゃついてないで、さっさと行くでやんすよー」
383
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/19(月) 00:32:39 ID:qaXk40oA
ロケット団アジト
ゴロウ「ほえー。あんなお土産屋の地下にこんな空間があったなんて…」
ヒビキ「如何にも、悪の組織のアジトって感じじゃのぉー」
イブキ「ふんっ。まさか怖気づいたか?」
ヒビキ「がーはっはっは!むしろ逆にワクワクしちょるわ!」
イブキ「頼もしい事言うわね」プイッ
ゴロウ「二人とも、イチャついて油断しないでくださいでやんすね?」
ヒビイブ「「誰もイチャついてない!」」カァー
ヒビキ「ったく…。お、ペルシアンの銅像じゃ」ポチッ
イブキ「意外とカワイイわね」ポチッ
がこんっ
ゴロウ「あっ…」
ヒビイブ「「なんとぉぉぉぉぉおっっ!?」」ヒューー
ゴロウ「言ってる傍から何してるでやんすかっ!このアホップルはー!」
384
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/19(月) 00:36:51 ID:qaXk40oA
ゴロウ「アニキー!姐さーーんっ!」
ブーブーブー!
『緊急警報発令!緊急警報発令!』
したっぱ「なんだ!?緊急警報!?」
したっぱ「侵入者だ!」
したっぱ「ヒィィィハァーーー!」
ゴロウ「やばっ」
ラッタ「らたっ」ポンッ
ゴロウ「ラッタ!どうしたでやんすか!?」
ラッタ「ラッタッタッ」タッタッタ
ゴロウ「待つでやんす、ラッター!」タッタッ
385
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/19(月) 00:48:03 ID:qaXk40oA
イブキ「っ痛…。大丈夫か、ヒビキ…」
ヒビキ「………重い。そして柔らかい…?」ムニィ
イブキ「だ…誰が重いだッ///って柔らかい…?」ムニュゥ…
イブキ「………キャアァァァァッ///」バッ!
ヒビキ「うおぉっ!」
イブキ「き…貴様!いったい何処に顔を埋めているんだッ///」カァー
ヒビキ「不可抗力じゃ!いや…その…何と言うか…悪い///」カァー
イブキ「む…。素直に謝られると調子狂うな…」
イブキ(もう互いに裸を見ちゃってるのに今更じゃないの…?って何言ってるんだ、私は!?)
ヒビキ(ヤバイヤバイヤバイッ///メッチャデカかった!メッチャ柔らかかった!顔全部挟まれたぞ!?と言うか勃ってんのバレてないじゃろうな!?)ボッキーンッ
イブキ「そう言えば、何だか股下に堅い物が触れてたような…?」ジュワァァァ…
386
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/19(月) 00:57:36 ID:qaXk40oA
ヒビキ「しかし…ゴロウと逸れてしもうたか…」
イブキ「ああ…。あの子一人で大丈夫だろうか…。この際安全な所に逃げててくれていれば良いが…」
ヒビキ「ゴロウは大丈夫じゃ。それにアイツは決して安全圏へ逃げやしねーじゃろうよ」
イブキ「そう言う…」
ザワザワザワ…
したっぱ「いたぞ!侵入者だ!」
したっぱ「神妙にお縄に付け―!」
ヒビキ「ほー。いっぱい集まってきたのぉ」クルクルッパシッ
イブキ「ふんっ。逃げるか?」
ヒビキ「まさか!大暴れしてやるわぁ!」ダッ
387
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/19(月) 01:05:41 ID:qaXk40oA
ゴロウside
ぴゅるるるんっ
ゴロウ「何かラッタを追いかけて色々ワープしてきたら変な所に出たでやんす…」
ラッタ「らたた」カリカリ
ゴロウ「あ、ラッタ!ダメでやんすよ、勝手に動き回っちゃ…。でもあれだけウロチョロしたのに一度もロケット団と出くわさなかったでやんすね…」
ラッタ「ラッタ!ラタタッ!」カリカリ
ゴロウ「ラッタ…どうしたでやんすか…。ってコレは…!」
マルマイン「マルマァ…」バチバチィッ!
ゴロウ「マルマインが沢山機会に繋がれてる…。何なんでやんすか、コレは…」
マルマイン「マルゥ…」ゼェ…ゼェ…
ゴロウ「それに何だか苦しそう…」
388
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/19(月) 01:16:18 ID:qaXk40oA
ヒビキside
ドガアァァンッ!
したっぱ「ぐあぁっ!」ズサァッ!
したっぱ「このガキ、くそつえー!」
ヒビキ「ガーハッハッ!何じゃ何じゃ!それでも悪の組織か!そんな程度ではこの喧嘩番長、ヒビキ様を止められると思うなよぉ!」ドゴォッ!バキィッ!
したっぱ「ええい!そんなチンタラせずにポケモンを使えー!」ポーイッ
ズバット「ズバッ!」
イブキ「キングドラ、たつまき!」
キングドラ「グドォォラッ!」ビュオォォォッ!
ズバット「ズバアァッ!?」ピュー
イブキ「おい!そんな考えなしに突っ込んで行ってどうする!それにちょっと派手に暴れすぎやしないかっ!?」
ヒビキ「だいぶ引き付けられた様じゃな…。これでゴロウの方は大丈夫じゃろう…」ボソッ
イブキ(ッ!まさか派手に暴れているのはゴロウの方にしたっぱが向かわないようにするために敢えて…!?コイツ、考えなしの様に見えて意外と…)
イブキ「所で何処に向かっているのか分かっているのか!?」タッタッ
ヒビキ「漢の勘じゃ!」バキィッ!
389
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/19(月) 01:27:31 ID:qaXk40oA
ボスの部屋
ドガァンッ!
ヒビキ「なんやかんやでそれっぽい所に出たぞ!どうじゃ漢の勘も中々じゃろ?」
イブキ「全くコイツは…」フッ
「よく来たね。歓迎しよう」
ヒビキ「誰じゃ、おっさん」
「人に名を訪ねる時はまず自分から名乗るのがマナーだとは思わないかい?」
ヒビキ「おぉう!悪い悪い!俺はヒビキ!喧嘩番長ヒビキ様じゃ!」
イブキ「む?何時もと口上が違う気が…」
「いつもと違う口上で自分の身内に危害を加えさせない様にしているのかな、ワカバタウンのヒビキくん?それに隣のムチムチレディのフスベジムジムリーダーのイブキちゃん?」
イブキ「大した情報網ね、ロケット団」
ヒビキ「てかおどれジム番長じゃったんか、イブキ!?そんでおどれは誰なんじゃ!」
サカキ「ん、聞きたいかね?私だよ、私!サカキだよ!サカキサマ!ギャーハッハッハッ」デデンッ
ヤミカラス「ニテナイ!ニテナイ!ギャーハッハッハッ!」バッサバッサ
イブキ「あ、どっか飛んで行った」
390
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/19(月) 01:43:51 ID:qaXk40oA
「そんな俗物な演技でサカキ様を穢さないでもらいたいわね、ラムダ」
ラムダ「うるせっーな、アテナ!」バッ
イブキ「あ、顔が変わった。変装だったのか…」
ヒビキ「と言うか、誰じゃイブキに負けないくらいのムチムチねーちゃんは」
アテナ「私はアテナ。そこの汚らしい男と同じロケット団幹部ですわ」
ラムダ「んで、俺が変装名人、ロケット団の頭脳のラムダサマよ!ギャーハッハッハッ!」
イブキ「ロケット団の幹部が二人…!」
ヒビキ「おどれらか?湖のギャラドス達を毒電波で苦しませてるのは?」
アテナ「やはりそれを知ってここに潜入して来たのね。これだから若い男の子は堪らないわ」ジュルリッ
ラムダ「それはお前の趣味だろ?だが秘密を知られたからにゃ、タダじゃ帰せねぇなぁ。アテナ、ここは組んで…」チャキッ
アテナ「貴方みたいな汚らわしい男と組むのは不本意ですが…」チャキッ
ヒビキ「やっぱそう来なくちゃのぉ!」チャキッ
イブキ「かかって来い!マルチバトルだ!」チャキッ
391
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/19(月) 19:05:36 ID:Py/NZv/A
いいゾ〜コレ
392
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/20(火) 10:29:47 ID:sLHoOrmE
ゴロウside
マルマイン「マルゥ…」ゼェ…ゼェ…
ゴロウ「どうにかしてマルマイン達を助けてあげたいけど、この扉が全然開かないでやんす…」ドンドンッ
ヤミカラス「ギャーハッハッハッ!」バァッサバァッサ
ゴロウ「へ、ヤミカラス?一体何処から…?」
うぃーんっ
ゴロウ「開いた!でも何で…?いや、考えてる場合ではないでやんすね!」
マルマイン「マルマルゥ…!」バチバチィッ!
ゴロウ「このまま放電してるマルマインに近づくのも危ないでやんすね…。だったら、ゴローン!」ポーイッ
ゴローン「ごろーんっ」ポンッ
ゴロウ「ゴローン、マルマインをこの機械から解放するでやんすよ!」
ゴローン「ごろんごろ」ガシッ
マルマイン「マァルマァ!」バチバチバチィ!
ゴローン「ごろん」ピンピン
ゴロウ「やっぱり地面タイプのゴローンだったらマルマインも大丈夫でやんす!」
393
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/20(火) 10:33:59 ID:sLHoOrmE
「ん…アイツは…」
ゴロウ「えっ!もしかして追手…?えっ…?」
シルバー「どうしてお前がここにいる?」
ゴロウ「シルバー!どうしてって…こっちのセリフ…でもないでやんすね」
ゴロウ「確かヒダワの井戸でロケット団と一緒に居たでやんすもんね…」ジリ…
シルバー「………見てたのか」
ゴロウ「渦巻島では助けてくれたけど…やっぱりシルバーはロケット団なんでやんすか…?」
シルバー「………」
394
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/20(火) 10:43:15 ID:sLHoOrmE
ヒビキ達が潜入する数分前
シュタッシュタタタタッ
シルバー「………」ガサゴソッ…
「ふふっ。こっそりアジトに侵入なんておいたが過ぎますわね、シルバー様」
シルバー「………アテナか」
アテナ「お久しぶりです、シルバー様。元気そうで何よりです」
シルバー「お前もな」
アテナ「ランスからシルバー様とヒダワでお会いになったとは聞いてましたが………。やはり戻ってきては貰えないのですか?」
シルバー「ランスから聞いたのなら、知っているだろう?俺は戻らん。今のロケット団はいけ好かない。ここに居ても真の強さは、魂は手に入らん」
アテナ「なら…何故ここにお戻りになられたのですか?」
シルバー「………親父の『アレ』を取りに来た」
アテナ「『アレ』…。そうですわね。シルバー様の手持ちにはあの方のイワークが居ましたものね」
シルバー「何処にある?」
アテナ「こちらですわ、シルバー様」
395
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/20(火) 10:57:19 ID:sLHoOrmE
アテナ「シルバー様のお探しの物はこの二つの石ですわね?」スッ
シルバー「ああ。キーストーンにハガネールナイト…」フルフルニィィ
アテナ「ふぅ…。シルバー様…どんどんあの方の面影が強くなっていますわね…」シナァ…
シルバー「っ…」ビクンッ
アテナ「幼少の頃からシルバー様の上から下まで…お世話してきた身としては…嬉しい限りです」ピト…
アテナ「さぞ…こちらの方も逞しく…///」サワ…
シルバー「やめろ!」バッ
アテナ「あら…」
シルバー「子供なら誰にでも腰を振るか、変態女が。そもそも今のロケット団がこうなった原因はお前が三年前に子供と油断し、懐柔され『ロッソ』を基地に招きいれたからだろう?」
アテナ「ロッソ…。ああ…彼の声…力強い眼差し…そして肉棒…。今思い出しても興奮が止まりませんわ…」ジュワァァァ
アテナ「それが例えロケット団に潜入するための偽りの愛だとしても…」
シルバー「ふんっ…」
アテナ「ですが…。私…それにランスの、シルバー様に対する想いは嘘偽りのない物です」
アテナ「あの方の真の後継者は『あの男』ではない。貴方様であると…!」
シルバー「………」
396
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/20(火) 11:02:00 ID:sLHoOrmE
ブーブーブー!
『緊急警報発令!緊急警報発令!』
シルバー「………おい、侵入者だとよ」
アテナ「そうみたいですわね…。では行ってまいります」スッ…
シルバー「………」
アテナ「………何時でも私は貴方が帰って来るのをお待ちしております、シルバー様」
シルバー「………全く。ランスと同じセリフだな」
397
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/20(火) 11:10:47 ID:sLHoOrmE
――――
――
シルバー「………」
マルマイン「マルマァ…」ゼェ…ゼェ…
ゴローン「ゴロォンッ」ガシッポーイッ
シルバー「成程、そう言う事か…」
シルバー(このシステムを恐らく考案したのはラムダと…アイツだろうな…)
シルバー「やはり気に入らん…!」ギリィッ…!
ゴロウ「や…やるでやんすか!?」グッ…!
シルバー「………」ポーイッ
ハガネール「ハァァガネェェイルッ!」ポンッ
398
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/20(火) 11:14:19 ID:sLHoOrmE
ゴロウ「ハ、ハガネール!ラッタ!」
ラッタ「ラタッ!」ザッ
ハガネール「ハガネエェェ!」ブオォォンッ!
ゴロウ「っ…!」グッ…
マルマイン「マルマァッ!」ガシィッ!
ハガネール「がーね」ポーイッ
ゴロウ「シ、シルバー…?」
ゴロウ「マルマインを発電装置から外すのだろう?早くしろ、まだ残っているぞ」
ゴロウ「っ!分かってるでやんす!」
399
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/22(木) 10:18:29 ID:WDMlR/7M
ヒビキside
ヒビキ「おぉうらぁっ!ムドーまる、はがねのつばさじゃ!」
ムドーまる「エアァァッ」ジャキィンッ!ザシュッ!
ドガース「ドガアァッ!」ガクッ
ラムダ「チィッ…!もう一発だドガース!」ポーイッ
ドガース「ドッガアァッ!」ポンッ
ヒビキ「コンニャロォ!一体何体居るんじゃドガースはよぉ!これで五体目じゃ!」
イブキ「あの男、一体一体のレベルは高くないけど、人海戦術でジワジワと攻めてくる…。大してこの女は…」チラッ
アテナ「あら。余所見ですこと?アーボック、ダストシュート!」
アーボック「シャアアボッ!」ゲボォォォ!
イブキ「キングドラ、ハイドロポンプ!」
キングドラ「ドゥラァッ!」バッシャァァアアアッ!
ドオオォォォォォォンッッッ!
キングドラ「グドオォッ…!」ズサァァッ!
イブキ「数は少なくても一体一体のレベルが高い…!」
400
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/22(木) 10:35:27 ID:WDMlR/7M
アテナ「それにしても、あの子…。とっても勇ましいわね…。私より弱いと言っても幹部相手に…ムラムラしますわ…」ジュルリッ
アーボック「シャボォ…!」ギロォ!
ムドーまる「エアァッ!?」ビクッビリビリ…
イブキ「標的を変えた!?」
アテナ「これはマルチバトルわよ?アーボック、エアームドにほのおのきば!」
アーボック「シャアアァァッ!」ボォォ…ガブリンチョッ!
ムドーまる「エアァァッ!」ジリジリ…
アテナ「ねえ、アナタ…ロケット団の推薦入団受けてみない…?今だったら私がイロイロとサービス…してあげるわよ?」シナァ…
イブキ「き…貴様ァ!何を誘惑している!破廉恥なっ///」
アテナ「あら、嫉妬?その子と歳は大分離れてるみたいだけど、可愛い所もあるわね」クスクス
イブキ「黙れ!離れてると言ったって私はまだ10代だ!って私が言いたいのはそんな事じゃなくて…///」アタフタ
ラムダ「離れてるって…お前の方が一回り以上離れてるだろうがよ、ショタコンの変態女が。と言うか、邪魔すんな!」
アテナ「お黙り!貴方がチンタラチンタラしてるからでしょ!」
ヒビキ「悪いが、俺ァ、テメェがワルとは自負しちょるが、人もポケモンも簡単に殺すような奴の仲間にゃ絶対ならん!人もポケモンも命は粗末にしねぇ…これは俺の流儀じゃ!」
401
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/22(木) 10:49:04 ID:WDMlR/7M
アテナ「そう…残念ね…。アーボック、ほのおのきば!」
アーボック「シャボオォォッ!」ボォォ…ガブリンチョッ!
ヒビキ(へびにらみで麻痺られてるから得意のスピードで躱せん…!)
イブキ「させるか!あまごい!」
キングドラ「グドラアァッ!」パァァ…
ポツッ…ポツポツポツ…ザアァァァァァァァァァ…!
アテナ「雨で炎技が…!」
キングドラ「グドオッ!」シュバッ
アテナ「速い…!特性『すいすい』か…!」
イブキ「喰らえ!ハイドロポンプ!」
ヴァッシャアアアアァァァァァァァァァッ!!!
アーボック「シャボオオォォッ!」ズサァァッ!
ヒビキ「大した威力じゃ!やるのぉ、イブキ!」
イブキ「ふんっ///これくらい当然だ!」
402
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/22(木) 10:54:51 ID:WDMlR/7M
アーボック「シャボォ…!」ググッ…
イブキ「アレを耐えたか…!」
アテナ「やってくれたわね…!」キッ
ラムダ「テメェら、俺を無視するんじゃねぇ!ドガース、じばくだ!」
ドガース「ドガァァァ!」カッ!
チュドオオオォォォォォォォォォォンッッッ!!!
アーボック「シャボォ…」ピクッ…ピクンッ
キングドラ「グドォ…」ピクッ…ピクンッ
ムドーまる「エアァ…」ピクッ…ピクンッ
ヒビキ「おんどれぇ…味方ごと…!」
アテナ「何してくれてますの、ラムダ!私のポケモンも一体になったじゃない!」
ラムダ「うるせぇ!お前こそチンタラ性癖タダ漏れさせてんじゃねぇよ!」
イブキ「コイツ等、チームワークもへったくれもないな…」
ヒビキ「やっぱりコイツ等のやり方は気に入らん…。味方も自分のポケモンも簡単に犠牲にしやがって…!」ギリィ…
403
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/22(木) 11:03:04 ID:WDMlR/7M
イブキ「全くだな!行け、ハクリュー!」ポーイッ
ハクリュー「ハクゥッ!」ポンッ
アテナ「ラフレシア」ポーイッ
ラフレシア「ラフゥッ!」ポンッ
ラムダ「マタドガス!」ポーイッ
マタドガス「マァタドガァスッ!」ポンッ
ヒビキ「カチこめ、ギャーまる!」ポーイッ
ギャーまる「ギャアアオォォォォッ!!!」ポンッ
イブキ「その赤いギャラドスは怒りの湖で捕まえた奴か!」
アテナ「紅いギャラドス…何て美しいのかしら…」
ラムダ「怒りの湖の!そうか!この感じ、俺様のポケモン強化電波で強制進化させた一体か!」
ラムダ「でもあの電波はポケモンを強化させるがその副作用でものスゴーイ身体に負担がかかって、凶暴化するんだよなぁ!最悪ご臨終だ!ギャーハッハッハッ!」
ヒビキ「………もう喋んな」ギロォ…
404
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/22(木) 11:11:57 ID:WDMlR/7M
ブオオォォォォォォンッッッ!!!
マタドガス「ドガアァッ!」ズサァァッ!
ラムダ「マタドガス!コイツ、何てリーチだ!」
ヒビキ「ドラゴンテール…。もうおどれにゃポケモンも残ってないみたいじゃな…」
ラムダ「ハハッ…コイツは不味いカナ…?」ピッピッ…ウィィンッ…
アテナ「ラフレシア、ギガドレイン!」
ラフレシア「ラファァ…」ギュォォ…
ギャーまる「ギャオォ…」ガクッ
イブキ「ハクリュー!しんそくだ!」
シュバッ!
ラフレシア「ラファッ!」ズサァッ!
ふっ…
ラフレシア「ラ…」
ズドオオオォォォォォォンッ!!!
405
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/22(木) 11:19:22 ID:WDMlR/7M
アテナ「ラフレシア!」
ヒビキ「これでアンタもお終いじゃのぉ、幹部のお姉さん」
アテナ「ふふっ…それだけの力があって…本当に惜しいわ…」
イブキ「これで後はその雑魚男だけだな」
ラムダ「確かに俺のマタドガスじゃそのギャラドスは倒せねぇな…」ウィィィンッ…ガチャンッ
アテナ「ラムダ、何を…?」
ラムダ「この怪電波のデータはこのUSBにコピーした。俺等もやられた以上、このアジトは破棄するしかねぇよ…」チャキッ
イブキ「何をする気だ貴様!」
ラムダ「知れた事!ここのアジトの電力に使っているマルマインを全部遠隔操作で大爆発させてやるのさぁ!」ポチッ
しーんっ
ラムダ「………アレ?」ポチッポチッ
ヒビキ「何も起きんぞ」
406
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/22(木) 11:25:48 ID:WDMlR/7M
ラムダ「どーなってやがる!発電室のマルマインどもはどうした!」ピッ
ゴロウ『これでマルマインは最後でやんすね!』
シルバー『そのようだな』
ぷつんっ…うぃぃぃん………
イブキ「アジトの電気が…」
ヒビキ「ゴロウ!やっぱり無事じゃったな!流石は俺の舎弟じゃ!じゃが何でアイツが一緒に…」
アテナ「シルバー様…」
ラムダ「あんのガキィ!いつの間に…!しかもシルバーサマまでご一緒かよ!早くどうにかしねーと…!」ダッ
イブキ「待て!」ダッ
ぶわぁっ
イブキ「うっ…コレは…しびれごな…」ガクッ…ビリビリ…
ラフレシア「ラフゥ…」ゼェ…ゼェ…
アテナ「悪いわね…。これがロケット団のやり方なの」スタスタ
ヒビキ「イブキィッ!」
407
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/22(木) 11:33:57 ID:WDMlR/7M
ヒビキ「クソォッ!イブキ、大丈夫か!?」ガバッ
イブキ「バ…バカ…!私の事なんて…捨て置け…!」
ヒビキ「ど阿呆な事、ぬかすな!」
イブキ「早くしないと…ゴロウが…!」
ヒビキ「………」
がしっ
イブキ「っちょっ…///何を…!」
ヒビキ「俺は…ゴロウも…そしてイブキも…見捨てる事は出来ん…」ヒョイッ
イブキ「で…でも…私は重い…んじゃ…///」カァー
ヒビキ「俺を誰じゃと思っちょる?ワカバの黄金番長、ヒビキ様じゃ!並の子供とは鍛え方が違うんじゃ!」ニカッ
イブキ「………莫迦者///」フイッ
ヒビキ(うぎゃああぁぁぁ///背中にデカくて柔らかい物があぁぁぁ///勃ってめっさ走りずれェェ!)
408
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/22(木) 11:43:26 ID:WDMlR/7M
ゴロウside
ゴロウ「これでアジト内の電気が止まったし、マルマイン達も苦しまずにすむでやんすね!」
シルバー「お前達が妨害したかった怪電波もこれで止められただろう」
ゴロウ「その…シルバー…。ありがt…」
バチバチバチイィィィッ!!!ういいぃぃぃいんんっ…!
ゴロウ「電気がまた…!でも何で!?マルマイン達は全部外したのに…!」
エレキブル「エェェレキブゥル…」バチバチィッ!
シルバー(マルマイン六体分で賄われるここのアジトの電気を一体のポケモンで…。まさかコイツは…!)
カツーンッカツーンッ…
「アジトの方が気になって見に来てみれば、部外者の侵入者を許した挙句、怪電波も止められるとはとんだ失態ですね、ラムダにアテナは」
「だが面白いお方とも会い見えた。その顔立ち、やはり御父上とよく似ていらっしゃる」
シルバー「アポロ…!」ギリィ…
アポロ「お久しぶりです、シルバー様。我らがロケット団がボス、サカキ様のご子息様」ニコッ
409
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/22(木) 11:55:54 ID:WDMlR/7M
ゴロウ「シルバーが…!ロケット団のボスの息子…!?」
シルバー「チッ…。コイツが休暇のタイミングで侵入したつもりだったんだがな…」
アポロ「そうですね、いつものこの時間でしたら私は私室でサカキ様グッズを愛でて、サカキ様の魅力を綴ったポエムを愛読してましたが…偶然かな、第六感と言う物が働いたのですよ」
ゴロウ「でも土産物屋にはワタルさんが…!」
アポロ「このアジトの出入り口が一つと考える方が浅ましいですよ、少年」
シルバー「ハガネール!」
ハガネール「ハアァァガネェェイル!」ブオォォンッ!
エレキブル「キブゥゥル!」ガシッ
アポロ「このハガネール、もしやサカキ様からお受け取りになったイワークを進化させましたか…。投げ飛ばしなさい」
エレキブル「エェェレキブゥゥxルッ!」ブオォォォンンッ!
ズドオオオォォォォォォンッ!!!
ゴロウ「あの巨体を難なくも!」
アポロ「例え元はサカキ様のポケモンでも使うのが貴方様では私のポケモンに勝てる訳ないでしょう?」
シルバー「………何時までも俺を舐めるなァァァッ!!!」
410
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/22(木) 12:05:36 ID:WDMlR/7M
ハガネール「ガアァァァァアァネェェェッ!!!」ズドオォォンッ!
エレキブル「ギブゥ…!」ググッ…!
シルバー「大地の奥義ィ!魂イィィッ!!!」
ハガネール「ハァァガネエエエエェェェイルゥッッ!!!」ガガガガガガッ!!!
エレキブル「ギ…ギブウゥゥゥ…!」ガクガクガクッ!
アポロ「ほぉ…。サカキ様のじしんの応用技、『大地の奥義』をもうここまで…。ですが…」
ボオオオオオォォォォォォッ!!!
ハガネール「ガァネエェェェ…!」ジュワァァァ…!
ヘルガー「ヘルゥ…!」
アポロ「まだまだ最後の爪が甘いですよ」
ラムダ「ア、アポロ…!すまねぇ…お前の留守中に…」タッタッ
アポロ「爪が甘いのは貴方もですね、ラムダ。ですが、マルマインを使っての証拠隠滅は良いアイディアです。そのUSBを」スッ
ラムダ「お、おう…」スッ
アポロ「だが私が証拠隠滅するなら…そうですね、もしポケモンの事故でチョウジの町全部が破壊されたらどうしましょう」ガチャンッピッピッ
ピピピピピピピピピッ…!
411
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/22(木) 12:12:44 ID:WDMlR/7M
土産物屋
ワタル「………むっ」ピキーンッ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!
『わー!きゃーー!』
ワタル「今回ばかりはイヤなドラゴッニクセンスが当たったようだな!」ダッ
ギャラドス『ギャアアアオオオオオオオォォォッ!!!』
ワタル「アレは怒りの湖のギャラドス!それにあの数は湖に居たギャラドス全部出て来たな…!」
ドガアァァァァンッ!バゴオオオォッォォンッ!!!
ワタル「ギャラドス達はこっちに向かっているのか…!あんな数に暴れられたら町一つ何てすぐに灰塵と帰すぞ!」
ワタル「そんな事、このワタルが許しはせん!それゆけっカイリュー!」バサァッ
カイリュー「でっていうー!」バサァッバサァッ!
412
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/22(木) 12:22:05 ID:WDMlR/7M
ゴロウ「まさか…!湖のギャラドス達を使って町ごと証拠隠滅するつもりでやんすか!?」
アポロ「木を隠すなら森の中。死体を隠すなら瓦礫の中、と言う訳です」
シルバー「アポロォ、貴様ァァァッ!」ポーイッ
オーダイル「オォダアァアッッ!」ポンッ
シルバー「魂ィィィイイイッッッ!!!」ユラユラリンッ♪
オーダイル「オォォオダアアァァァァァッッッ!!!」ギュオォォ…!
シルバー「スーパーアクア・トルネェェードォッッ!!!」
ギュルルルルルルゥオオオオオオォォォォォッッッ!!!
アポロ「ほぉ…」
ラムダ「コイツはヤベェぜ…!」
バュシャアアアアアァァァァァァァァァンッッッ!!!
ゴロウ「や…やったでやんすか…?」
「ギャアオォォォォォオオスッ!!!」
シルバー「ッ!この雄叫びは…!」トゥンクッ
413
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/22(木) 12:32:29 ID:WDMlR/7M
ドッパアァァァンッ!!!
オーダイル「オダアァァッ!」ドガァァンッ!
ゴロウ「あの技はエアロブラスト!何で…何で…!」
ルギア「ギャオォォォォスッ!」ドォンッ!
シルバー「何故ルギアをお前が持っている!アポロォッ!」
アポロ「簡単な事ですよ。貴方達が渦巻島でこのルギアをギリギリまで痛めつけてくれたお陰ですよ」
ゴロウ「姐さんが渦巻島で言ってた黒づくめの連中ってロケット団の事だったでやんすか!」
アポロ「お陰様でルギアを手中に収める事が出来ました。感謝感激ですよ、シルバー様」
シルバー「その薄汚い手で美しいソイツの銀翼の翼を穢すなァァッ!」ダッ
ドオオォォンッ!
シルバー「かはっ…!」ゴフッ…
ゴロウ「シルバー!シルバーに何をするでやんすか!シルバーはお前達のボスの子供じゃないんでやんすか!?」
アポロ「そうそう言い忘れていましたが…。私がシルバー様をサカキ様のご子息と言う理由で手を挙げられないとでも…?」
アポロ「アテナやランスはロケット団の後継者はシルバー様が相応しいと言っていますが、私はそうと思わない」
アポロ「そう…ロケット団のボスは過去も!未来も!現在も!どの次元でも!サカキ様お一人しかアリエナイのだからァ!」ニマァァ…
414
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/22(木) 12:41:53 ID:WDMlR/7M
ゴロウ「シルバーを離せ!ラッタ、ひっさつまえば!」
ラッタ「ラッタアァッ!」ダッ
ルギア「ぎゃあお」ペシッ
ラッタ「ラタァッ!」ズサァッ!
アポロ「伝説のポケモンの前でこんな雑魚を…。痴れ者が!」ゲシゲシッ!
ラッタ「ラタァァアッ…!」
ゴロウ「「ゆ…許さんでやんす、このド外道ー!」ダッ
アポロ「キミみたいな少年も相応しくない!」ガシッ
ゴロウ「くっ…!」ガクッ
ツボミまる「キイィィィィイエェェェェッ!!!」ジャキイィインンッ!
ルギア「ギャアァオッ!」バシィッ!
アポロ「誰です?」
ゴロウ「ア…アニキィ!」
ヒビキ「おい…!ゴロウを離せや、このど阿呆共がァッ!」クワァッ!
415
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/26(月) 12:33:16 ID:3VVj8ayo
アポロ「これはこれは…例の帽子の少年ですか」
ルギア「ギャァオォッ!」
ヒビキ「………今は何でルギアがここに居るのかはどーでもいいがのぉ。おどれら人の舎弟に何手を挙げちょるんじゃ、あ゛ぁ?」
イブキ「だい…じょうぶ…か…ゴロウ…?」ビリビリ…
ゴロウ「イブキの姐さんの方がだいじょばないでやんすよ!」
アポロ「帽子の少年にシルバー様、短パン小僧にフスベの女ジムリーダー…このルギアを撃破した英雄達がこうも勢ぞろいとは…」
アポロ「いや、トキワのジムリーダーが居ませんね…。ふふっ…そうでした、彼は我々が始末したのでしたね」ニタァ
ラムダ「エアロブラストでドカーンってな!ギャーハッハッハッ!」
ヒビキ「トキワのジムリーダーじゃと…?おどれらァッ!ツンツンの兄ちゃんにまで何をしたんじゃぁ!」クワァッ!
416
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/26(月) 12:42:37 ID:3VVj8ayo
ヨシノシティ
ブルー「ぐ…グリーンくんが…!そんな…!」
コルニ「くっ…誰がこんな…」
ナナミ「でも綺麗な顔、してるでしょ。まるで眠ってるみたい…」スッ…
オーキド「グリーン…お前はワシの自慢の孫じゃった…!安らかにな…」
ブルー「サヨナラ…グリーンくん…!」
グリーン「………いや!死んでねーし!眠ってるみたいじゃなくて本当に寝てただけだし!」ガバッ
グリーン「ッ痛…!ズキッてキター…」
ナナミ「ほら、無理しないで。マサラの人間だからってあんな高さで落ちたら怪我くらいするんだから」
オーキド「その近くにシロナくんとダイゴくんがたまたま居たから助かったんじゃしの」
シロナ「でもビックリしたわ。タンバの海でグリーンくんがぷかーって浮いてるんですもの。でもそれくらいの傷で済むなんて、流石はマサラの人間ね」
ダイゴ「さっきから思ってたんだが、マサラの人間って何なのかな?ビックリ超人?」
417
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/26(月) 12:49:57 ID:3VVj8ayo
シロナ「でも仮にもカントー最強のジムリーダーであるグリーンくんを倒すだなんて誰にやられたの?」
グリーン「俺は別に負けてねーZE!ただいきなりルギアが海から出てきて不意打ちを喰らったんだ」
オーキド「ルギアじゃとっ!?」
グリーン「………ロリ巨乳、心して聞いてくれよ。俺はあの崖にある奴に呼ばれたんだ」
ブルー「ある奴って…?」ゴクリッ
グリーン「………レッドゥだ」
ブルー・コルニ・シロナ「「「ッッ!?」」」
ブルー「レッドくん…!?本当にレッドくんなのっ!?生きてたのっ!?そうだよね…レッドクンハワタシをオイテイカナイモンネェエ…♪」ケタァ
グリーン「まあ落ち着け。言ってもレッドゥのニセモノ。まあ流石に最初は本人かと思ったけどYO」
コルニ「レッドのニセモノ…?まさか…!でも…!」
シロナ「………?」
418
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/26(月) 12:54:32 ID:3VVj8ayo
オーキド「じゃがよくニセモノだと気付いたな、グリーン」
グリーン「そりゃあな。あのいつも煙管吹かしてやがるレッドゥが自分の紫煙で咽るとかありえねーだろ?」
ブルー「ニセモノ…。そっか…」
シロナ「………」グッ…
コルニ(煙管で咽てた…?でもあのレッドは…?じゃあ本物…?いや、でも…)
グリーン「しかしまぁ…きな臭くなってきたZE…」
419
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/27(火) 09:15:49 ID:2RNHRmG6
ロケット団アジト
ヒビキ「おどれぁ…タダじゃすまさんぞ!ツボミまる、パワーウィップ!」
ツボミまる「キエェェェイッ!」シュルルルルゥッ!
ヘルガー「ヘルゥ…!」ガシィッ…!
アポロ「ほぉ…。草タイプの技でヘルガーの動きを止めますか…」
ヒビキ「そんままたたきつけろォッ!」
ツボミまる「キイィィエェェイッ!」ブオォォォンンッ!
ズドオオォォォンッ!
ヒビキ「どうじゃ!」
ボボボボボッ!
ツボミまる「キェ…!?」ジリジリィ…
アポロ「ヘルガーのおにび。しかしさっきのたたきつけるは効きましたよ。ではお返しです。かえんほうしゃ!」
ヘルガー「ヘェェェルグァッ!」ボオォォッ!
420
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/27(火) 09:22:02 ID:2RNHRmG6
ヒビキ「ツボミまる!パワーウィップで飛ぶんじゃ!」
ツボミまる「キエエェェンッ!」フォンフォンフォンフォンフォンッ!
ラムダ「蔓をプロペタみたいに回して飛ぶなんて、んなアホな!」
ヒビキ「突っ込んでリーフブレードォッ!」
ツボミまる「キエエェェェェイ!」ジャキイィンンッ!
アポロ「ふいうち」
ヘルガー「ヘルゥッ…」シュンッ…
ドゴオォッ!
ツボミまる「キエェ…!」ゴフッ…
アポロ「かえんほうしゃです」
ヘルガー「ヘルグァァッ!」ボオォォォッ!
ヒビキ「ツボミまる!」
ツボミまる「ウツ…ボット…」ドサッ…
ゴロウ「相性が不利とは言え、アニキのパーティ最強のツボミまるがこんなあっさり…」
421
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/27(火) 09:29:47 ID:2RNHRmG6
ヒビキ「カチこめ、リューまる!」ポーイッ
リューまる「ハクゥッ!」ポンッ
ヒビキ「しんそくじゃ!」
シュバッ!
ヘルガー「ヘル…!」ズサァッ!
アポロ「これは中々速い」
ヒビキ「続けてアクアテェール!」
リューまる「ハァァクゥ…!」ギュオォォ…
アポロ「おにび」
ヘルガー「ヘルグァッ!」ボボボッ!
リューまる「ハクゥッ…!」ジリジリ…
ヒビキ「チィッ!しんそく!」
シュバッ!
アポロ「それは先程ので見切りましたよ。ふいうち」
しゅんっ…ドゴォッ!
422
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/27(火) 09:34:09 ID:2RNHRmG6
リューまる「ハクゥッ…!」ググッ…!
アポロ「これはこれは…」
イブキ「私たちの…ハクリューの特性は『ふしぎなうろこ』だ…!おにびが…仇になった…な」ビリビリ…
ヒビキ「そう言う事じゃ!アクアテール!」
リューまる「ハクゥゥ…!リュウゥッ!」ギュオォォ…ブオォォンッ!
アポロ「にほんばれ」
ヘルガー「ヘルゥ…!」カッ
ぱあぁぁぁぁぁ…
アポロ「かえんほうしゃ」
ヘルガー「ヘエェェェルグアァァァツ!」ゴオォォォォォォッ!!!
リューまる「ハクゥゥゥ…!」ジリジリジリィ…!
ヒビキ「リューまる!」
リューまる「ハクゥ…」ドサッ
イブキ「そんな……!」
423
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/27(火) 09:45:30 ID:2RNHRmG6
ヒビキ「カチこめ、ギャーまる!」ポーイッ
ギャーまる「ギャアァァァオッ!」ポンッ
ヘルガー「ヘル…」ビクッ
シルバー「いかくか…!」
アポロ「赤いギャラドス…。成程、湖の強制進化させた一体ですか」
ヒビキ「コイツ等の怒りを特と受け取れやァッ!ハイドロポンプ!」
ギャーまる「ギャオォォォォォ!」バッシャァァアアアッ!
アポロ「かえんほうしゃ」
ヘルガー「ヘルグアァァァッ!」ゴオォォォォォォッ!!!
ドババババババ!じゅわあぁぁぁ…!
ギャーまる「ギャオォ…!」ググッ…
ゴロウ「押されてる!日照りの所為でやんすか!」
ヒビキ「そのままでエエ!ドラゴンテール!」
ギャーまる「ギャアァァオォッ!」ブオォォォンンッ!
424
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/27(火) 09:50:02 ID:2RNHRmG6
しゅんっ…
ヘルガー「ヘェェルグァッ!」ゴシュッ!
ギャーまる「ギャ…ギャアアアァァァアァァッ!!!」ブシュゥゥゥッ
シルバー「ふいうち…!しかも目潰しか…!」
アポロ「眼を狙われては例えいかくで攻撃が下がっていても、痛いでしょう?」
ヒビキ「おんどれェッ!」
アポロ「かえんほうしゃ」
ヘルガー「ヘェェェルグァァァッ!」ゴオォォォォォォッ!!!
ギャーまる「ギャアアァァァァァァッ…!」ジリジリジリィ…!
アポロ「念入りに焼き払いなさい」
ギャーまる「ギャアァァァァツイィイ…!」ズシィィンッ…!
ヒビキ「ギャーまる!」
アポロ「最初の勢いは何処へ行ったのでしょう?他愛もない」
したっぱ「アポロ様!湖のギャラドス達が!」
アポロ「映像を見せなさい」
425
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/27(火) 09:57:06 ID:2RNHRmG6
怒りの湖
カイリュー「バアァァァウッ!」シュンッ…
シュバッシュバババババッ!
ギャラドス「ギャオォォ…!」ズシィィンッ…!
ワタル「韋駄天の如き、しんそく…!続けて!天候満所に我は有り!かみなりだァッ!」
カイリュー「バァァオォォォォォンッッッ!!!」カッ
ピッシャアアァァァァァァァァァァァンッ!!!
ギャラドス「ギャアァァァァァァァ!!!」プス…プスプス…
ワタル「そして焼き払え!破滅のはかいこうせぇぇぇぇぇんっっ!!!」バサァッ!
カイリュー「ばぁぁぁおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉんっっっ!!!」ビイィィィィィムッ!!!
チュドォォォォォォォォォォォォォォンッッッ!!!
ワタル「許せよ…猛り狂う水龍達よ…」バサァッ…
426
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/27(火) 10:02:46 ID:2RNHRmG6
――――
――
イブキ「流石は兄上…!」
アポロ「成程…。流石は元とは言え四天王。強化したとは言え、野生では歯が立ちませんか…」
ラムダ「おい!どうすんだ、アポロ!このままじゃアイツ、ここまで来ちまうぜ!」アタフタ
アポロ「そうですね、長くは足止め出来るとは思えませんが…」ピッピッウィィィンッ…
ヒビキ「おい…!あのギャラドス達をどうするつもりじゃ!」
アポロ「仕事はきちんとこなさなければいけませんよ。………そう例え瀕死になろうとも」ニタァ…
427
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/27(火) 10:08:47 ID:2RNHRmG6
ピピピピピピピピピッ…!
ワタル「何だ…!?また俺の『ドラゴッニクセンス』が反応を…」ピキーンッ
ザッパアアァァァァァァンンッッ!!!
ワタル「むっ!」シュバッ
ギャラドス『ギャアァァオォ…』
ワタル「莫迦な!ギャラドスは全て戦闘不能にさせた筈…!」
ギャラドス「ギャ…オ………」ウツロウツロ…
ワタル「気を失っても尚、戦わせるのか…!」
バッシャアアアァァァンッッッ!!!
ワタル「………堪忍袋の緒が切れた!許さんぞ、ロケット団!!!」ワナワナ…!
カイリュー「でっていうー!」
428
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/27(火) 10:19:34 ID:2RNHRmG6
ピッ
イブキ「そんな…!瀕死のギャラドスを電波で操って強制的に戦わせるだと…!?」
ゴロウ「何て…何てド外道なんでやんすか!」ワナワナ…
アポロ「これがロケット団のやり方ですよ」
シルバー「アポロォッ!貴様ァッ!」
アポロ「これを理解出来ないのでは、やはりサカキ様の後継者足りえないんですよ、貴方様は」チッ
ヒビキ「………ゴロウ、イブキ…あと序にシルバー。少し待っちょれ。直ぐに勝負を決めてやらァ」クルクルッパシッ
アポロ「出来ますか?この状況で?ただの子供のキミが?」
ヒビキ「タダのじゃねぇ…。下衆野郎にブチ切れた…」ポーイッポーイッ
アラシまる「バックフゥゥンッ!」ポンッ
デンまる「ぱるるんっ!」ポンッ
ヒビキ「限界突破のォッ!」チャキーンッ!
ピッカァァァァァンッ!
デンまる「メガッ!ぱるるるるんっ!!!」パッパラー
ヒビキ「ヒビキ様じゃあぁっ!」ドォンッ!
429
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/17(火) 11:24:48 ID:GcOnzVos
ヒビキ「アラシまる、ニトロチャージ!デンまるは10万ボルトォ!」
アラシまる「バックフゥゥンッ!」ボォォッシュバッ!
アポロ「愚かですね…。ヘルガー喰らい尽くしなさい」
ヘルガー「ヘルガァ…!」ギュォォ…!
シルバー「特性『もらいび』か…!」ググッ…
ヒビキ「それがどぉしたァッ!」
アラシまる「フウゥゥンッ!」ドガァッ!
ヘルガー「ヘルゥ…!」ググッ…!
アポロ「炎を喰われても、そのままの勢いでタックルをかますとは…」
バチバチバチィ!
ヘルガー「ヘルガァッ…!」ビリビリィッ!
アポロ「タックルを喰らった事で10万ボルトの対応に遅れてしまいましたか…」チッ
430
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/17(火) 11:42:44 ID:GcOnzVos
ヒビキ「まだまだァッ!アラシまる、かみなりパンチィッ!」
アラシまる「バクゥッ!」シュバッ!バチバチィッ!
アポロ「速い…!炎を喰らってもニトロチャージの加速効果はありましたか…!かえんほうしゃ!」
ヘルガー「ヘルグアァァァッ!!!」ゴオォォォォォォッ!!!
アラシまる「バクゥゥ…!」ジリジリィ…!
イブキ「バクフーンが炎で焼かれた…!もらいびと日照りの効果…か…」ビリッ…
アラシまる「デンまる、ぶち噛ませェッ!」
アポロ「させませんよ…。ふいうt…」
ヒビキ「わたほうし!」
デンまる「パルァァツ!」モフモフモフ
アポロ「補助技か…!」
ヒビキ「これで終いじゃ!アラシまる、かみなりパンチィッ!デンまる10万ボルトォッ!」
バチバチバチイィィィッ!!!
アポロ「ふっ…」チャキッ
431
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/17(火) 11:57:32 ID:GcOnzVos
ゴロウ「やったでやんす!」
シルバー「………いや」
エレキブル「エレェェキブルゥ…!」バチッ…バチバチッ
ゴロウ「あのエレキブルは…!シルバーが倒した筈じゃ…」
アポロ「この怪電波は瀕死になってもポケモンを戦わせる事が出来るのですよ。外のギャラドス達みたいにね」
ヒビキ「おんどれぇ…!」ギリィ
アポロ「ですがこれで二対二。卑怯とは言わせませんよ。ワイルドボルト」
エレキブル「エレェェキブゥゥルゥッ!」シュバッ!バチバチドガァッ!
アラシまる「バクゥゥッ!」ズサァッ!
ゴロウ「速い!さっきはあんなスピードは無かったでやんすよ!」
エレキブル「エレェキブゥ…」バチッ…バチバチッ
シルバー「特性『でんきエンジン』だ…。喰らった電気を両足に纏わせる事で、筋肉を刺激し、脚力を上げやがった…」
432
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/17(火) 12:03:48 ID:GcOnzVos
ヒビキ「じゃったら…!アラシまるはエレキブルにニトロチャージ!デンまるはヘルガーに10万ボルトォッ!」
アラシまる「バックフゥゥンッ!」ボォォッ!シュバッ!
デンまる「ぱるぱうぱぁっ!」バチバチバチィッ!
アポロ「エレキブル、ヘルガーを庇いなさい」
エレキブル「レキィッ!」シュバッ!
アラシまる「バクゥッ!?」スカッ
バチバチバチイィィィッ!!!
エレキブル「エレキ…!」バチッ…バチバチ…
ヒビキ「こなくそぉっ!アラシまる、あなをほる!デンまるはりゅうのはどう!」
アポロ「ヘルガーはデンリュウにふいうち」
ヘルガー「ヘルゥッ!」シュンッ…ドゴォッ!
デンまる「パルゥッ…!」ゴフッ
アラシまる「バクゥッ…!」ホリホリッ
アポロ「エレキブルはじしん」
ヒビキ「しまっ…!」
433
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/17(火) 12:11:09 ID:GcOnzVos
ガガガガガガガガガガガガガッ!!!
デンまる「パルパァッ!」ガクガクガクッ
ヘルガー「ヘルゥゥ…!」ガクガクガクッ
アラシまる「バクゥゥウッ!」ドガァッ!ガクガクガクッ!
ヒビキ「アラシまる!デンまる!」
アラシまる「バクゥ…」ピクッ…ピクンッ
デンまる「ぱ…ぱるぅ…」シュンッ…ピクッ…ピクンッ
ヘルガー「ヘルゥ…」ピクッ…ピクンッ
ゴロウ「み…味方事…」
アポロ「さて…ダメ押しです」スッ…
シルバー「ッ!逃げろォッ!」
ルギア「ギャオォォォォスッ!」ギュオォォ…!
ドッパアァァァァァァァァァァンッ!!!
ヒビキ「グアァァァァァッ!」ズサァァッ!
ゴロウ「アニキィィイッ!」
434
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/17(火) 12:17:07 ID:GcOnzVos
アポロ「所詮、勢いづいても子供は子供ですね」
イブキ「ひ…ヒビキ…!」ビリッ…
ヒビキ「こ…こんにゃろぉ…!」ググッ…ポロッ
ちりんちりんっ…
アポロ「ッ!それは!透明な鈴…!何故それをキミが…!」
ヒビキ「おっと…」スッ
アポロ「それは我々の計画に必要な物…!それを渡しなさい!」
ラムダ「おい、アポロ!外がヤバイ!」
アポロ「今はそれどころでは…!」
ラムダ「ワタルがギャラドス共を止めて、ここに降りてくるぞ!」
アポロ「何ですって!?」ピッ
435
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/17(火) 12:24:39 ID:GcOnzVos
――――
――
ギャラドス「………」ピキッ…ピキピキッ…
ワタル「戦闘不能にしても動くのなら、凍らせて動きを封じれれば良い…。良くやったカイリュー」
カイリュー「ばぁぁうっ!」
カイリュー「でっていうー」
ワタル「貴方もご助力感謝します、ヤナギ殿」
ヤナギ「何、チョウジは私の街。何処の誰かは知らないが好きにはさせんよ」
イノムー「のむっ」
カイリュー「さて、行くぞ!愛しき大いなる竜達よ!俺と共に少年達を救い、悪を完膚なきまで滅ぼすのだ!」バサァッ!
436
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/17(火) 12:35:32 ID:GcOnzVos
アポロ「成程…。ルギアがこちらにあるとは言え、あの二人を相手するのは無理がありますか…」
アポロ「………」チラッ
アポロ「総員、直ちに必要な物を持って、退散します。このアジトを明け渡します。マルマインもギャラドスも止められた以上、それしかありません」
ラムダ「ま、この怪電波のデータとルギアが居ればどうにかなるかもな」
アポロ「後必要な物はホウオウ…。だがホウオウの召喚するには…」チラッ
ガシッ
ゴロウ「なっ!離せでやんす!」ジタバタッ
ヒビキ「ゴロウ!おんどれぇ…!ゴロウをどうするつもりじゃ!」
アポロ「人質ですよ。そのキミが持っている透明な鈴と交換です。ですがそれは今ではない」
ラムダ「おい、アポロ!どう言う意味…」
アポロ「その時が来るまで大人しくしていなさい」
ヒビキ「何じゃそれは!ゴロウを返せやァッ!」
ゴロウ「アニキイィィィッ!」
ルギア「ギャオオオオォスッ!」カッ
ドッパアァァァァァァァァァァンッ!!!
437
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/17(火) 12:40:55 ID:GcOnzVos
――――
――
ワタル「無事か、イブキ!少年!ゴロウくん!」タッタッ
イブキ「兄上…!私とヒビキは…だが…」
ヒビキ「………」
ワタル「少年!おい、少年!ゴロウくんが見当たらないがどうした…?」
ヒビキ「………クソォォッ!」ドォンッ!
ワタル「少年…?」
ヒビキ「何がアニキじゃ…。何が『アニキ肌でチャンピオンを目指す』じゃ!スレタイ詐欺にも程がある…!」
ヒビキ「舎弟一人も守れんと…ゴロウ………!」グッ…!
438
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/17(火) 12:44:30 ID:GcOnzVos
ヒビキ 持ち物 メガジッテ ジムバッジ陸個
手持ち陸匹
バクフーン ♂ NN アラシまる エアームド ♂ NN ムドーまる
Lv38 Lv34
かえんぐるま ニトロチャージ はがねのつばさ ドリルくちばし
かみなりパンチ あなをほる スピードスター ガードスワップ
デンリュウ ♂ NN デンまる ハクリュー ♂ NN リューまる
Lv35 もちもの デンリュウナイト Lv32
かみなりパンチ りゅうのはどう りゅうのはどう でんじは
10万ボルト わたほうし アクアテール しんそく
ウツボット ♂ NN ツボミまる ギャラドス ♂ NN ギャーまる
Lv40 Lv36
パワーウィップ たたきつける はかいこうせん ハイドロポンプ
リーフブレード つるぎのまい ドラゴンテール かみくだく
439
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/19(木) 07:08:27 ID:/.KXbWks
――――
――
ヒビキ「くっ…ぐっ……はっ」パチッ
イブキ「ヒビキ…!良かった…。ッイヤ私は別に…」
ワタル「目が覚めたか少年」
ヒビキ「俺ァ…一体…」ガシガシ
ワタル「ロケット団のアジトで敵の幹部とルギアにやられた後、気を失ったんだ」
ヒビキ「ロケット団…幹部…ルギア……。っそうじゃ!ゴロウが彼奴等に!早く助けに行かんと!」バッ
イブキ「待て!お前はルギアのエアロブラストを直撃でなくても喰らったんだ!もう少し安静にしないと!」
ヒビキ「るせェ!俺が不甲斐無いばかりにゴロウが誘拐されたんじゃ!アイツは俺の舎弟なんじゃ!」
ワタル「まあまあ、落ち着くんだ」
ヒビキ「これが落ち着けるくぁ!俺は直ぐにでも助けに…!」
ワタル「………」フゥ…
ドゴォッ!
ヒビキ「がふっ…!」ガクッ
ワタル「落ち着けと言っている」
440
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/19(木) 07:23:01 ID:/.KXbWks
ワタル「今のキミは冷静さに欠けている。普段のキミならば俺の無言の腹パンなんて躱すか反撃出来ただろう」
ヒビキ「あ゛ぁ?」
ワタル「アジトでの事は大体はイブキから聞いた。ロケット団の幹部…アポロと言ったか。その男の話ではキミが持っている何かを手に入れる為にゴロウくんが人質にされたのだろう?」
ワタル「それも『今ではない』と言う事だ」
イブキ「どう言う事でしょうか?兄上」
ワタル「さてな。だが人質である以上、下手な事をしなければゴロウくんが傷つかれる事はあるまい」
ワタル「そして時が来れば奴らからコンタクトがある筈だ」
ヒビキ「その時を黙って待っちょれと言うのか!」
ワタル「黙っては居ないさ。俺の同士に諜報活動に長けている男がいる。その者にロケット団の動向を探らせよう」
ワタル「明け渡されたアジトにはそれと言った有益な情報は既に抜き取られていたしな」
ワタル「そして少年。キミには敵からのコンタクト、俺の同士の諜報を待つ間は時間がある」
ワタル「なればこそ!キミにはこれから『竜の試練』を受けて強くなってもらおう!」バサァッ!
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