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( ^ω^)思いの向こう側のようです+落書き投下のようです
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「思い」ってのは、実に厄介な代物でね。
その文字の通り「おもい」のさ。
「重い」んだよ。
どの時代、どの世界でも、人のそれは実に厄介だ。
押しつぶし、動けなくなり、最後にはぺしゃんこ。
ああ、そうだな。
俺もそうさ。
そのせいで全部無くした。
そこで俺は考えたわけだ。
なくしてしまえばらくじゃないか。
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溜息混じりにそう呟く。
ようやくいつもの調子に戻った弟に小さく笑いかけて、兄者は周囲を見渡した。
( ´_ゝ`)「…なあ弟者、どうなっちゃってんだろ」
(´<_` )「兄者が分からない事が、俺に分かるとでも?」
決して頭が悪いわけではないが、兄者と比べれば天と地の差だ。
弟者はそう思っているし、兄者に敵おうとも思わないので、するりと言ってのける。
それに兄者は困ったような顔をするが、何も返さず、手で口元を押さえた。
(´<_` )「…俺が道場に着いた時には、もう皆こうなってた」
( ´ ゝ`)「…」
(´<_` )「剣道部、あと空手部、柔道部の奴らもだったな。
即効で入り口閉めたよ」
( ´_ゝ`)「校舎は?」
(´<_` )「さあ…入ってないからな。
ただこの時間だから、人はあんまりいないんじゃないか」
( ´_ゝ`)「うん。外よりも比較的安全かもしれない」
(´<_` )「了解」
街中には黒い靄を持つ人々が犇いているので、安全を確保するのは難しい。
校舎の中に入って、暫く様子を見ようという事のようだ。
(´<_` )「歩けるか?」
( ´_ゝ`)「へーき」
(´<_` )「おぶろうか」
(;´_ゝ`)「へーきだっつのに、この過保護め」
疲れてはいるが、怪我をしたわけでも具合が悪いわけでもない。
兄者は申し出を断ると、弟者を連れて歩き出した。
角を曲がれば大通りに出る。
そこを直進すれば、学校が見えてくるはずだ。
けれども。
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(;´_ゝ`)「うおぉっげええ!?」
(´<_`;)「…っかしーな、さっきまでいなかったんだけど」
こちらを睨む、大観衆。
ざっと見、数十人。
全員身体に、黒い靄が。
(;´_ゝ`)「別の道行く!!裏手門はこの時間空いてないから、
その脇の小さな道、あそこ通って、正門に出る!」
(´<_`;)「へいへい!」
疲れて重い足の分を補充するように、弟者が兄者の腕を引っ張って先導する。
追ってくる人々を振り切るように、2人は全速力で駆け出した。
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今日はここまで。
ぶちぎれキャラの台詞は考えるのが至極楽しいですな。
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おつー
家の心配不要ってのは素晴らしいなwww
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乙!
みんな流石家に避難すればいいと思うんだwww
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乙!
母者素でアレだからな…覚醒とかいらんだろな…
この兄弟は兄者がお兄ちゃんしてて好きだな
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この話の流石兄弟の関係が好みすぎてヤバイ…死ぬ…
ニコイチって本当いいわ
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踏んでください弟者様
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そういや、あの宝石道端にゴロゴロころがってたな…
何人無事だろう
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母者と熊吉のコラボを…
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熊吉死ぬぞWWWWWW
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ギリギリギリばっつーんとねじ切れるからやめてあげて
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お前ら…クマ吉もといショボンが死んじまうぞ…
http://vippic.mine.nu/up/img/vp97408.jpg
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チョークスリーパーwwwwww
ショボンの首が飛ぶぞwwww
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きれいなははじゃにみえた
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絵柄の再現うめえwwww
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母者に弟者顔を戻せwwww
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母美ちゃんクソワロタ
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熊吉ナニ食ってんだよwww
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弟者怖すぎワロタwwwwww
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このショボン様さ!!に腹抱えて笑いそうになりながら投下いきます。
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(;´_ゝ`)「は、はっ…!まじで、バイオ、だな…っ」
(´<_` )「エイダが出てこないバイオなんて願い下げだな」
(;´_ゝ`)「おま、知ってる?エイダ、6でもう、30代後半、だぞ…っ!」
Σ(´<_` )「マジで」
軽口の応酬をしている場合でないことは分かっている。
それでも兄弟は走りながら喋った。
(;´_ゝ`)「タイラントとか、出てきたり、して」
(´<_` )「ロケラン持ってきてねえわ」
(;´_ゝ`)「ナイフしばり、で、っぜぇ…いけない、かなっ…?」
(´<_`#)「時間かかるだろ、っと!邪魔!!」
弟者が右手に持った棍を振るう。
前から迫ってきていた、黒い靄を被る女性の脇腹に、容赦なくぶち込んだ。
うめき声を上げて、女性は横に吹っ飛ぶ。
狭い道だ、すぐ傍にあった塀に身体を打ちつけ、女性はずるりと崩れた。
(;´_ゝ`)「おま、女性はな、もっと、丁寧に…はぁ、ぜぇ…」
(´<_` )「暴力的な女性嫌いなんで」
(;´_ゝ`)「っ…エイダは、結構…好戦的…は、はぁ、っ…!」
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きたあああああ!!!
俺もさっき読んできたwww
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兄者の足は、確実に遅くなっている。
元来身体が弱い彼にとって、持久走のようなこの行為は一番難しい運動だ。
左手で掴んでいた兄者の腕は弟者の腕の半分くらいの細さしかない。
力を入れすぎればすぐにでも折れそうな、そんなひ弱な兄の腕を
弟者は若干乱暴に自分の方に引き寄せた。
(´<_` )「兄者、やっぱ背負うからな」
(;´_ゝ`)「だめ」
(´<_`;)「何でだよ!」
(;´_ゝ`)「俺なんか、担いでみろ。一気に、お前、動きにくく、なるわ」
頑として譲らない兄者に、弟者が眉根を寄せた。
(´<_`;)「だけどなぁ!」
Σ(;´_ゝ`)「前!!弟者、前!!」
(´<_` )「あ?」
曲がり角からぬっと出てきた腕。
3本ほどあるそれを、弟者は屈んで避ける。
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(´<_`#)「邪魔って言ってんだろ!!」
一瞬兄者の腕から手を離し、屈んだ不安定の体勢のまま、棍を地面に突き立てた。
それを軸に、身体を逸らしながら伸ばし右足を真上に振り上げる。
ばしりという音がして、こちら側に伸ばされた腕は角から見えなくなった。
地面に接していた棍を、おろしてきた右足の踵でがつりと持ち上げると、
通常に腕で持ち直すよりも勢いを増して、棍は弟者の手の中で一周する。
(;´_ゝ`)「ウェイっ!?」
左の手で、兄者の頭を押した。
頭を下げさせた状態にすると、弟者の持つ棍は勢いをつけたまま、今度は真後ろへと振られた。
棍は、後方から来ていた男性にの横っ面を思い切り打ち付ける。
真横に流れたそれは、兄者が立っていた場所を通過して。
また弟者の手の中で回ってから、定位置である脇へと戻った。
(´<_`#)「マジでぶち殺してぇんだけど」
後ろから来ていた男性の手が、兄者に伸びたのがいけなかったらしい。
弟者の機嫌はまたも下降気味だ。
(;´_ゝ`)「……はぁ…」
兄者は整わない息を直す暇も無く、よろりと立ち上がる。
(;´_ゝ`)「も、少しで、裏門だから…そこまでは…」
歩こうと、一歩踏み出す、はずが。
( ´_ゝ`)「…あ、れ?」
出ない。
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弟者カッコイイなぁ
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ムキムキで強い弟者に病弱で軟弱な兄者
ありがちだけどすごく・・好きです・・
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足のすぐ横にあるマンホールの蓋が、ずれている。
そこから伸びる左腕。
それは兄者の足を捕らえていた。
隙間から見えるのは黒い靄。
聞こえるのは、ギィギィという、不快な音。
(;´_ゝ`)「な、んで…こんな、とこから…」
兄者の表情が、引きつった笑いのまま固まる。
(´<_`#)「兄者!!」
弟者が、棍をマンホールの隙間から中に突き立てようと持ち直す。
けれど兄者がそれを止めた。
(;´_ゝ`)「上!!」
塀の上から、数人の男。
犇き合いながら登ってきたらしい。
ぐちゃぐちゃと満員電車のように、押し合い圧し合い一塊になって、
男たちは弟者の上に落ちてきた。
(´<_`#)「ちっ…!!」
(;´_ゝ`)「馬鹿、やめろ!!」
(´<_`;)「んな…っ」
棍を真上に振ろうとする弟者の背中を、兄者が引っ張る。
数人の大人の男が、上から落ちてくる衝撃。
いくら弟者が武道に秀でているとはいえ、一人60kg以上はある男が数人、
重力に従い頭上から落ちてくるのを、細い棍などでどうにかできるはずも無い。
兄者がその場から離れられないのを考えての行動だろうが、自殺行為だ。
弟者がバランスを崩して、横に転がった。
瞬時に顔を腕で隠した兄者の真横に、どさどさと男たちが降ってくる。
そのうちの一人は、真っ黒に染まっていた。
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支援しえーん
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あああ来てた! 起きたら見る支援
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屈強な男♂達に囲まれる兄者と弟者・・
これはフラグか?(; ・`д・´)…ゴクリ…(`・д´・ ;)
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漫画でも文章でも戦闘物が表現できるってすごいな
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49
http://vippic.mine.nu/up/img/vp97430.jpg
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今日はここまで。
なんか兄弟しかかいてない気がする。
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乙乙
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乙乙!
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眠れない夜の短編
鳥の詩を聞いたようです
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(*´_ゝ`)「あー!さっむい!」
そうだな、寒いな。
(*´_ゝ`)「すっげえ寒い!」
寒いのに嬉しそうじゃないか。
そんなに風邪引きたいのか。
(*´_ゝ`)「そうじゃないけどさ、いいじゃん。
ずっとおんなじ気温より、ずっといいじゃん」
そういうもんかね。
(*´_ゝ`)「そういうもんだよ」
俺は寒いのより、暖かいほうが好きだけどな。
(*´_ゝ`)「暖かいのは暖かいので好きだぞ、と」
兄者、腕を振り回すな、危ないから。
(*´_ゝ`)「うおおお!息白い!!楽しい!!」
そりゃ寒いからな。
( ´_ゝ`)「知ってるかー?南極とかだと白くならないんだぞ?」
空気中のごみがないからな。
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( ´_ゝ`)「ち、知ってたか」
兄者、あまり柵から身を乗り出すな、危ないぞ。
(*´_ゝ`)「落ちそう!!すげえ!!たまひゅん!!」
やめろマジで。
(*´_ゝ`)「弟者、見ろ見ろ、人がごみのようだ!!」
たかだか5階建ての建物じゃ、別にそんなこともないだろうが。
( ´_ゝ`)「いいの、俺には高いの!」
ずっと2階だったもんな。
(*´_ゝ`)「夢は地上1万メートルです!!」
飛行機か。
(*´_ゝ`)「飛行機!そう飛行機!!夢だね!!」
今度乗ろうな。
(*´_ゝ`)「おう、乗りたいな!」
そうだな。
(*´_ゝ`)「いーってみたいなーよそのくにー」
兄者。
( ´_ゝ`)「うん?」
兄者、戻ろう。
( ´_ゝ`)「なあ弟者」
寒いから、戻ろう。
( ´_ゝ`)「弟者」
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ああ、笑うな。
笑わないでくれ。
そんな、最後みたいに。
「連れ出してくれて、ありがとな」
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兄の世界は、2階の病室。
白いベッド、隔たれるカーテン。
そこだけ。
そこだけだった。
空を夢見た兄が、その小さな小さな世界から旅立ったのは。
兄が病室を抜け出した、3日後のことだった。
http://vippic.mine.nu/up/img/vp97452.jpg
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夜中に鳥の詩なんて聞くんじゃなかった…
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oh...
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あれっ…おかしいなこんな夜中に目から未知の宝石がぽろぽろと…
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やーめーろーよー…
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やめろよ…おい…
荒巻とショボンを置いていくなんて…っ!
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そうだぞ!(´^ω^`)の気持ちを置いていくな!!
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>>533
( ´_ゝ`)「それはどうでもいいかなって思ってる」
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(´^ω^`)「またまたぁ兄者たんはツンデレなんだからっ☆彡」
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>>530
お前・・・
凶暴アヘ顔化したあとに石っころになっちまったのか
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>>281や、SIRENと聞いて宮田牧野ではなくSDKを挙げたあたり
悲しい結末は嫌いなのかと思ったらこれだよ!
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零シリーズは基本悲しい結末だしな
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時間がないので今日はお絵かきのみ投下。
( ;ω;)お題を300こもらったけど短編に収まらなかたようです
http://vippic.mine.nu/up/img/vp97537.jpg
ファイトオオオオオオ!!!!
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>>539
仕事はええよwwwwwww
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二人ともかっこいいが、
オナホを描くのはやめなさいwwwwwww
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>>541
お前に!!!!!
アンカーテイクに遭遇できなかった!!!
俺の気持ちが!!!!!
分かるものか!!!!!( ;ω;)ブワッ
あと初めて作者さんを見たのがこのオナホ記事でした。
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( ´_ゝ`)巨大あらまきを拾ったようです(´<_` )
http://vippic.mine.nu/up/img/vp97546.jpg
もう息が白くなる季節なんですな。
あらまきはあったかいんだろうか。
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顔のパーツがほとんど変わらないのに
溢れ出るイケメンオーラと頭がお花畑オーラ……
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疲れた日の(´・ω・`)劇場
http://vippic.mine.nu/up/img/vp97551.jpg
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心まで凍り付きそうだな
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はんざいてww ショボンは何時間冷えてたんだろう…
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いれっぱで連行www
おまわりさんいつも御苦労さまです
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安定のシリーズwwww
このスレにはりついてると追いかける現行が増える一方で嬉し辛い
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ララララララwwクリアww(´^ω^`)ww
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遅くなったけど>>500を希望したものです
ありがとう
後は熊吉×爪'ー`)y‐とかどうよ
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支援AA作ってみた
渡辺さん可愛いのう
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1313503738/120
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このショボンは女も食えるショボン
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>>551
>>553
組み合わせると、女性の敵爪'ー`)y‐と、
女性の気持ちも大いにわかる(´・ω・`)という場所にいきついたんだが
>>552
うおおおおおまさかの渡辺さん!!ありがとうございますー!!
穴が開くほど見てるが、やっぱりどう作ってるのかさっぱりわからんww
職人技すげえ…
こんな時間ですが少しだけ投下いきます
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http://vippic.mine.nu/up/img/vp97632.jpg
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お、来てた!
弟者マジギレ覚醒ついにくるか
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http://vippic.mine.nu/up/img/vp97634.jpg
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なんかひどい中途半端なところでこの前から切っている…
今日はここまで。
あともう少し、流石兄弟編続きます。
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乙!
ああああwktkするうう
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支援
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ゆるーく投下開始します
52
http://vippic.mine.nu/up/img/vp97732.jpg
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兄者が鎖で弟者が刃の二つある武器ってのはいいねぇ
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53
http://vippic.mine.nu/up/img/vp97741.jpg
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鎖かっこいい!
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(゚<_゚ #)「ああぁあああ!!!」
弟者の手に持つ棍が、その姿を変える。
両先端に刃をつけ青い炎を携えたその武器は、双頭槍とでも言おうか。
それで思い切り、兄者を掴んでいた黒い靄を薙いだ。
兄者から手が歪む黒い手が剥がれる。
(;´_ゝ`)「げほっ、ごほっ…!」
右手に青い炎を湛えた兄者が、肺への空気の流入により咽こんだ。
地面に崩れながら、息を整えようと躍起になる。
兄者の右手指には、連なった指輪のようなリングがいくつもはまっている。
熱くも冷たくもないその炎を纏った右手を目の端で捕らえながら、
兄者は浅く早く、呼吸を繰り返す。
顔を上げれば、弟者が周囲にいた人々を巻き込みながら、兄者の首を絞めていた
真っ黒な化け物へとその槍を打ち込んでいた。
地面から生えた鎖に身を動かすこともできないそれに、弟者は執拗に攻撃を繰り返す。
肩と腕を頻繁に狙っているように思うのは、きっと思い違いではないだろう。
完全に我を忘れている。
兄者はいまだ整わない呼吸のまま、叫んだ。
(;´_ゝ`)「弟者!!」
(゚<_゚ #)「殺す!!!」
(;´_ゝ`)「大丈夫だから…もういいから!弟者!!」
兄者の右手指に伝わる感覚は、先程からずいぶんと重くなっている。
あの鎖が、自分のこの指にはめるリングに連動しているであろう事は、
なんとなく予想が付いた。
この重みは、弟者が打ち込む衝撃の重さというよりは、先程から鎖に
寄りかかるように動かなくなった、あの黒い化け物の重みだろう。
弟者は、叫びながら刃を振り回す。
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(゚<_゚ #)「殺してやる…!!」
( ´_ゝ`)「…弟者…」
なんだ。
どこかで。
どこかでこんな光景を。
昔。
黒の男、あの日、あの夏の日。
頭の隅にポツリと残る、光景。
そうだ。
あの時、俺が倒れる前、倒れている最中。
聞いていた、ぼんやりと見ていた、その風景の中にいたのは。
弟者だ。
黒い男に殴りかかり、持っていたナイフを奪って。
振り回し、逃げる男を掴んで、その腹に。
ナイフを突き立て。
(゚<_゚ #)「死ね」
そう言って、目を見開いたまま、俺をみないまま。
命を奪う言葉を吐きながら、心をどこかにやりそうな弟者を。
( _ゝ )「生きてる」
そう言って繋ぎ止めた。
(゚<_゚ )
暴れていた弟者の動き、ぴたりと止まった。
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( ´_ゝ`)「弟者、俺は、生きてるから」
残していかない、残したくない。
( ´_ゝ`)「ここにいるから」
(´<_` )「…」
弟者がこちらを見た。
数秒間、目を向けたまま微動だにしなかった。
兄者がゆっくりと瞬きをする。
すると、何人もの自由を奪っていた鎖が、光のまま消えて解けていく。
黒い化け物が支えの鎖を失い、どさりと音をならして地面に崩れる。
この場で立ち上がっているのが、兄弟2人だけになる。
そこでようやく、弟者は大きく息を吸って、ゆっくりと吐き出した。
( ´_ゝ`)「…落ち着いたか?」
(´<_` )「…すまなかった」
( ´_ゝ`)「怒っちゃいないさ」
怒る道理はないだろうに。
そう言って、ようやく落ち着いた呼吸に安堵しながら、兄者はふらりと立ち上がる。
近くに寄ってきた弟者が肩を貸した。
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(::::∴::::)「ギギ…ッ」
Σ(;´_ゝ`)「うおぅ!」
(´<_` )「…」
突然。
真っ黒の化け物が、地面にはいつくばったまま鳴き声を上げた。
兄者を支えながら双頭槍を構え、弟者が姿勢を低くする。
しかし。
::(::::∴::::)::「ギギッガ、アァ、ア、グ、ゲ!!!」
震え、喉の奥から血を吐きそうな声をだしながら、化け物は苦しみ始めた。
身を捩り、頭を掻き毟り、地面をのた打ち回る。
(;´_ゝ`)「…っ」
(´<_` )「…」
尋常ではないその光景を、兄者は息を呑んで見守るしか出来ない。
一方弟者は眉根に皺を寄せるだけで、その表情には兄者のような痛みは見られない。
数秒間ではあるが。
散々悶えた黒い化け物は、一瞬息が詰まったように動かなくなると。
::∴:: 「ィ」
ぎゅうぎゅうと身体が圧縮されていく。
そのまま小さく小さくしぼんで、ぱちりと。
まるで風船が破裂するように。
::「」
ぷつりと消えた。
その場にからりと落ちたのは、青の石。
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(;´_ゝ`)「……」
(´<_`;)「これって…」
あまりの現実離れした光景に動けずにいた兄者が、足元に転がってきた青く光る石を見つめる。
それを摘み上げようとした弟者の腕を、兄者は咄嗟に押さえた。
(;´_ゝ`)「待て、待て待て、不用意に触るな」
(´<_` )「しかし兄者、これは…」
(;´_ゝ`)「…そうだな」
今もポケットに入っている、大事な妹者からの贈り物。
母者が作ったお守り袋にいれて肌身離さず持っている。
その中身と、寸分違わぬ同じものだ。
(;´_ゝ`)「いやそんな、まさか」
(´<_` )「…兄者、考えるのは後だ。とにかく、休めるところに行こう」
(;´_ゝ`)「…そう、だな…」
弟者に支えなられながら、兄者はゆっくりと歩き出した。
だが。
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終わらなかったorz
今日はここまで、また明日投下いきます。
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おっつー
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>>562
意図が伝わったようで嬉しいw
兄者が鎖なのは「兄弟としてのつながり」「守ること」、
弟者が双頭槍なのは「兄の分まで戦い抜く覚悟」「攻撃性」を
意味していると言う感じです。
ちなみに、
ブーンの拳は「大切なものの為に戦うけれど、命まで取る事のない優しさ」、
ツンのウサギは「本当は小さな心と大きな気持ち」「虚勢」「愛しさ」、
ドクオの銃は「守りたい物の多さに比例する攻撃性」です。
それぞれ武器のコンセプトがあったりします。
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乙!
なんかスゲー!!
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乙!
すごい修羅場くぐってからきてたんだなこの二人
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乙!
それぞれのスタイルつか姿勢が武器に反映されてんだな
欲張りなドクオが良い
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(*´_ゝ`)「逮捕しちゃーうぞ!」
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>>576(´^ω^`)舞い戻ってきたぜ
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乙!
弟者の清々しいブチキレっぷりに笑ったw
兄者のストッパーがなかったら辺り一面モザイクだらけになりそうだったな…
そういや巨大アラマキって始めから巨大なんだろうか?
某トトロみたいに大中小いて子連れで群れてるんだろうか?
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>>578
大中小妄想して萌え禿げたわどうしてくれる
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/⌒ヽ 新ジャンル萌禿げ
ヽ(´・_ゝ・`)ゝ
) )
) >
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結局禿げで固定されてしまったのかwwww
未来の兄者に見えるとかそんなことは
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>>581
弟者が貴方の元へ向かいました
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>>582
俺…生きて帰ってきたら結婚するんだ…
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兄者の未来が見える!
/⌒ヽ
::(´^_ゝ^`)::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::: 彡⌒ミ ::::::::::::::
:::::::::::::: γ⌒ヽ. (´<_` ) ::::::::::::::
:::::::::::::: ( ´_ゝ`)/ ⌒i ::::::::::::::
:::::::::::::: _(__つ/ ̄ ̄ ̄/i |._ :::::::::::::: 弟者の未来も見える!
:::::::::::::: \/___/ ヽ⊃ ::彡⌒ミ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(´く_,` )
∧_∧
∧_∧ ( <_ il)
( ,'つとヽ / ^i
__( '_ノ_i._j /__| |___
ヽ⊃
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耳はどこいっちゃったんだよ…
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あらまき大中小
http://vippic.mine.nu/up/img/vp97900.jpg
通常なら中で止まるけど、流石家で飼ってるのは突然変異的な。
拾った時の話とかもいつかかきたいなあ。
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どこで買えるんですかこの可愛い生き物たまらん
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