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从'ー'从ブーン系小説&イラスト練習総合案内所
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从'ー'从いらっしゃ〜い。ここはブーン系小説読み物イラスト練習&総合案内所だよ
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初めての方や馴染みのない方は以下のブーン系wiki、テンプレ等をよく読んで、
理解と協力をお願いね〜。
・総合スレにおける最低限のルール、マナー
・よくあるQ&A
・作者様及び読者の方々への注意事項
・AAテンプレ一覧
・荒らしについて
ブーン系wiki
http://boonkei.wiki.fc2.com/
http://www43.atwiki.jp/boonkei/
↑が見れない、AAがコピー出来ない方の為の予備サイト
http://boonkei.web.fc2.com/top.html
http://boonkei.m.web.fc2.com/top.html(携帯用)
兄弟スレ ( ^ω^)ブーン系小説シベリア図書館のようです★44
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1333728643/
( ^ω^)ブーン系小説板のようです(旧避難所、スレ立て上限に達した)
http://jbbs.livedoor.jp/sports/37256/
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('A`)は野球選手…ではないよな
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かけた!ほめてくれた方サンクス!
>>574 オセロ勝負 ※擬人化注意
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_383.jpg
オセロを題材にしたバトルものが読みたくて。
>>581
( ^ω^)ブーンの引退試合のようです('A`)?
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>>583
絵から物語が見えたから
白黒つけるようです、って作品があるのかと思ってググりかけたちくしょう
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>>582
違うんだ・・・
>>583
これも違うんだ。ドクオトブーン最初同じチームで自主トレかなんかを一緒にやるんだよ。んでシーズンの途中に日本シリーズでブーンと対決する為にドクオが他リーグチームに移籍するの
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>>585
連載物だった?
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>>586
投下がってこと?
まとめで読んだからなんともだけど多分一気に投下した感じだったと思う
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<^ω^;削除>
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ギャグ以外でおすすめの短編を教えてくれ
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>>589
じゃあ、せつない感じので、あまり名前の上がらないやつの中でおすすめを
(#゚;;-゚)ニセモノ家族のようです(・∀・ )
ttp://boonbunmaru.web.fc2.com/tanpen/an_impostor.htm
( ^ω^)僕らは別れを告げるようです
ttp://boonbunmaru.web.fc2.com/tanpen/good_bye.htm
( ^ω^)君がいた夏のようですζ(゚ー゚*ζ
ttp://boonbunmaru.web.fc2.com/tanpen/summer.htm
( ^ω^)達は酔っ払いのようです
ttp://boonbunmaru.web.fc2.com/collaboration/kouhaku/43.htm
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>>590
ありがとう、読んでくる
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VIP総合落ちたんでこっちに投下します
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遠い未来の地球での話
核戦争による放射能汚染で、人類が地下での生活を余儀なくされてから数十万年後の話
(# ^ω^) ウランの半減期は2万5000年!とっくに大丈夫なはずなんだお!
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(# ゚∀゚) 駄目だ、許さん!探検隊なんて訳の分からないものは認めん!
(# ^ω^) 父ちゃんの分からず屋!空を見たいと思うことがそんなにいけないことかお!?
_
(# ゚∀゚) 親に向かって何だその口の利き方は!
J(;'ー`)し お、落ち着いて二人共……ほら、お父さんに謝りなさいブーン!
(# ^ω^) 母ちゃんも父ちゃんの味方をするのかお……
(# ^ω^) もういい!こんな家出ていくお! ダッ
J(;'ー`)し あっ……待ちなさいブーン!
_
(# ゚∀゚) 放っておけ、あんな奴息子でも何でもない!
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SFか支援
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('A`) おう、遅かったな
( ^ω^) すまんお
('A`) 別れは済ませてきたかい?
( ^ω^) ……問題ないお
('A`) ならよかった
('A`) 皆が待ってる。行くぞ
(`・ω・´) ちゃんと来たみたいだね
( ^ω^) 遅れてすまんお
<ヽ`∀´> 逃げたかと思ったニダ
(,,゚Д゚) 全員揃ったな……よし、注目!
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(,,゚Д゚) 有志の諸君、今日はよく集まってくれた
(,,゚Д゚) はるか昔、我々人類は自らの愚行により故郷である地上を追われた
(,,゚Д゚) 数十万年の長きに渡る地下での生活で、地上を知る者はもはや誰もいない
(,,゚Д゚) しかし今、我々は機会を得た!地上へと続く通路を発見したのだ!
(,,゚Д゚) 今こそ我らの故郷を取り戻す時である!
(,,゚Д゚) もしも地上へたどり着くことができたなら、我ら五人の名は歴史に刻まれることになるだろう!
(,,゚Д゚) ニダー、シャキン、ドクオ、ブーン、用意はいいか!?
<ヽ`∀´>(`・ω・´) 「はい!」 ('A`)(^ω^ )
(,,゚Д゚) よろしい!私が先頭だ、ついてこい!
-
地上に続く通路に入ると、先が見えないほど続く階段が五人を出迎えた
一日歩き、二日歩き、それでも地上に着く気配はない
三日目、通路の一部が崩れて道が塞がっているのを発見した
(,,゚Д゚) どうしたものか……機材を取りに戻るのも面倒だ
(`・ω・´) 見てください、そこ。土砂でできた壁に小さな穴があります
(`・ω・´) 周りの石を取り除いて穴を広げてやれば通れるでしょう
(,,゚Д゚) なるほど……よし、作業にかかれ
隊長の指示通りに隊員たちは作業を続け、丸一日かけてようやく人一人通れる大きさの穴を空けた
(,,゚Д゚) よし、ではまず私が行こう。合図をしたら一人づつ入れ
隊長が入ってから一分後、穴の奥から声が聞こえた
(,,゚Д゚) よし、次の者入れ!
その声を聞いてまずは一人、次の合図でまた一人と探検隊は穴の中に入っていった
-
( ^ω^) おっ、出てきたお
('A`) おうシャキン、お疲れさん
(`・ω・´) ……ふぅ、窮屈なもんだね
(,,゚Д゚) よし、ニダー入れ!
「了解ニダ!」
最後の一人が穴に入って30秒ほど経ち、異変は訪れた
((;'A`)) これは……!
((;^ω^)) 地震かお!?
((;`・ω・´)) マズイ、このままじゃニダーが!
((,;゚Д゚)) おいニダー、聞こえているか!?速く出てこい!
「そ、そんな事言っても……!この揺れじゃロクに身動きも取れないニダ!」ガラガラッ
「ニ、ニダァァァァァァァァァァ!」ガラガラガラガラッ
隊員の断末魔は土砂の中に消えていった
-
(;'A`)
(;^ω^)
(;`・ω・´)
(,, Д ) ……行くぞ
隊員の死体を残し、探検隊は階段を登り続けた
7日目、まだ階段の終わりは見えない
次に探検隊を襲ったのは耐え難い暑さだった
(; ω ) はぁ……はぁ……
(,;゚Д゚) マグマ溜りが近くにあるんだろう。しばらく進めば涼しくなるはずだ
(;` ω ´) はぁ……はぁ……
(illA ) ドサッ
-
(; ω ) ドクオ!
(,; Д ) 構うな!
(; ω ) !
(,; Д ) ここで時間を取られれば、我々は全滅しかねない
(,; Д ) それともお前が背負って行くとでも言うのか!?
(; ω ) ……そうさせてもらうお
(;` ω ´) ブーン……
(,; Д ) ふん、勝手にしろ!
(; ω ) ドクオ、もう少しの辛抱だお。頑張るお……
隊員は二度と目覚めることなく、探検隊は三人になった
-
14日目、終わりの見えない恐怖が一人の隊員の心を壊した
(;^ω^) お、落ち着くおシャキン!きっともうすぐ地上に出るはずだお!
(`゚ω゚´) もう限界だ!家に帰してくれ!
(,;゚Д゚) それは危険だ!食料も残り少ない、とても引き返せる状況じゃない!
(;^ω^) 地上に出れば食料は調達できるはずだお!帰るのはそれからだお!
(`゚ω゚´) そう言ってもう3日だ!俺は帰る!帰るんだ!ダッ
(,;゚Д゚) まっ、待つんだシャキン!
(`゚ω゚´) うおおおぉぉぉぉぉぉ! ダダダダダッ……ズルッ
(`゚ω゚´) えっ……う、うわあぁぁぁぁぁ! ゴロンゴロンゴロンゴロン
隊員は階段を転げ落ちる
ようやく止まることができたのは、隊員の一人が眠る土砂の前だった
探検隊は二人になった
-
27日目、食料が底をついて4日目
( ω ) フラ……フラ……
(,, Д ) ドサッ
( ω ) 隊長!
(,, Д ) すまんな……俺はここまでらしい……
( ω ) そんな……
(,, Д ) 今思えば引き返すというシャキンの判断は正しかったかもしれないな……ははっ……
(,, Д ) ブーン、お前には辛い思いをさせてしまうな。約束通り頼むぞ
( ω ) ……はい
(,, Д ) 泣くな、水分がもったいない
(,, Д ) 後は任せたぞブーン、必ずや……地……上……に………… ガクッ
探検隊は一人になった。しかし、食糧問題は解決した
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35日目……
( ゚ω゚) あれは……!
ついに階段にも終わりが見えた
( ゚ω゚) ハッ……!ハッ……! ダッダッダッダッ
足取りは軽く、全身に力が漲るのを感じる
( ゚ω゚) ギコさん、ドクオ、シャキンさん、ニダーさん…… ダッダッダッダッ
そして……
( ゚ω゚) ついに、たどり着きましたお……
( ゚ω゚) ここが地上……
隊員は見上げる
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( ゚ω゚) これが……空……
( ;ω;) お……お……
……もしも彼が考古学に通じていたならば
もしそうであれば、彼の横に立てられた看板に書かれた「B2139」の文字を読むことができただろう
青く塗られた天井を愛おしそうに見つめながら、隊員はいつまでも、いつまでも涙を流し続けた
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おしまいです
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なんてオチだ……乙
良い話だった
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正直落ちは何となくわかっても看板の意味がわからない俺ガイル
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乙
蒼すぎる空の人?
>>607
地下2139階
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>>608
違う人です
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いいね オチもありきたりながら秀逸
描写にこだわってもっと膨らませば立派にスレ立て短編でいけるな
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バッドエンドでスレ建てって結構カロリー使いそうだな
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好きだ
乙
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<^ω^;削除>
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いちいち持ってこなくていいよ
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そういやペルソナってどうなったの?
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ペルソナみないな最近
うまいタイトル、また読みたくなるようなタイトルの付け方のコツ教えてくれよ
そういう意味でいいと思ったがタイトル例も
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俺はストレートでタイトルから内容がほんのりイメージできるのが好きだな
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短編とか中編ならオチとかかってるのが個人的に面白いと思う
読み終えた後に改めてタイトル見て「ああ!」って思えると気持ちい
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俺は逆にひねりすぎたりまんますぎたりするタイトルはあまり見ようとは思わないな
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<^ω^;削除>
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たとえばうまいタイトルってどんなのよ
短編とか中編で
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>>620
誤爆です……死んできます……
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V のようですとか良かったと思う
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ぱーぺき!のようです
みれんのようです
ブーン小説が終わったようです
この辺が内容と合わせて上手いというか良かったなあ
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確かに名作のタイトルは解りやすくてシンプルなイメージ
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歩くとかね
綺麗な街もまんまなタイトルだけど意外性あっていい
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個人的には読点ある奴と言うか
―――、のようです とかが好きだ
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あいむNOT。
正直このタイトルは「ない」と思う。でも、内容さえ面白ければ評価されるといういい例。
タイトル悩むよりは本編捻ったほうがいい。
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ギャグ物はスレタイ重要やな
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Vはかなりいいタイトルだったが
意味に気づいた奴が投下中に思いっきりネタバレしたのがな
あれがなければ……
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創作板はようですつけなくてもいいからかなり自由度広がるよね
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でも個人的にはつけてほしいかな
「ようです」を含めてこそブーン系
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作中に別の作品の名前出すのって大丈夫かな?
許可取るべき?
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自分が気にしてて取れるならとったら?
別に作品名出すくらいいいだろ
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さんくす
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創作板はじめてきた
いつもVIPにいたけど、寂しくなってこっちきた
盛り上がってて嬉しいが
その分VIPがスカスカだと思うとまた寂しくなってきた
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>>636
welcome to underground
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いくら嘆こうとなるようにしかならん
場所なんざ些細なことだ
とにかく楽しめ
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ちょっと訊きたいんだけど、ブーン系で一枚絵ずつレスしてって
漫画みたいに物語作ってくようなスレたてたら、それはもうブーン系じゃないかな?
ミュウツーがポケマスめざすみたいなのをブーンたちで、ファンタジーバトルでしたいんだけど…
できれば創作版でしたいけど趣旨違うならVIPでやるべき?
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>>639
おお面白そう!
どっちがいいとかは分からないけどVIPの方が反応良さそうではあるよね。ブーン系初心者でも興味持てそうっていうか
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>>639
創作板でやりたいならこっちでもいいんじゃないか
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板の字チゲぇえぇえええ!!!!
>>640-641
さんくす!かきだめ済んだら創作に投下してみる!
そんで、なれたらVIPに突撃もしてみるわ!
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大分前にVIPで投下した作品をブーン系に再編集したいんだけどルール違反かな?
設定は引き継いだのに大きく付け足して、文章も新しく書き下ろしてる最中
ちなみに前の奴は章でいうと一章目で完結させてあるって感じ
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荒らしやスパムでもなければ大体おkじゃね
リメイクならそもそも文句も出ないと思うし
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そうなのか、サンクス!
安心して書き溜めてくる( ^ω^)
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キーボードで内藤って打とうとしたらタイプミスで無い乙ってなった
touとotuの差だからさ…
(´:ω;` )
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, ,:‘. 。 + ,..
’‘ + ,.. . ..; ', ,:‘
. .; : ’ ' ,:‘.
あ あ ,:‘. +
.. ' ,:‘. . ...:: ’‘
’‘ /ニYニヽ こ ん な に も 「で ?」 っ て い う
/( ゚ )( ゚ )ヽ 。
/::::⌒`´⌒::::\ 気 持 ち に な っ た の は ,:‘. 。
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| l |-┬-| l | 初 め て で す .. ' ,:‘.
:: .\ `ー'´ / .. ' ,:‘.
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〈〈〈 ヽ
〈⊃ }
/ニYニヽ | |
/( ゚ )( ゚ )ヽ ! !
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| ,-)___(-、|/ こいつ最高にでっていうwwwwwwww
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/ニYニヽ
(ヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ /)
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風の料理人みたいな料理系の作品ない?
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ドラゴンクエストのようです
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ちょっと違うかもしれないが、板さんになりたいようですとか?
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料理がメインになってるのはしらんなあ
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美味しいお肉nいやなんでもない
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今あるウチごはんはカウントしないのか
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ブーン系料理食事シーン集とか集めてみたいね
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僕モナの食事シーンは面白かった
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ガンガン異食はちょっと違うか
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歯車の食事シーンも好き
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第107話 ◆azwd/t2EpE :2008/09/22(月) 22:45:01.04 ID:9jA+QYFf0
( ’ t ’ )(いい寒鰤が手に入ったことだし……)
次は昆布と鰹節を買い求めた。
その他、白菜や椎茸、大根や人参、葱などを次々に銭と引き換えて袋に入れていく。
最後に、小振りの銅鍋を手に入れてから、町を離れた。
町から五十里ほど、馬で駆ける。
雪化粧を施し終えた森に入って、雪の積もっていない場所に腰を下ろした。
風除けを作ってから火を熾し、鍋を掛けた。
水と昆布をまず煮込んでから、鰹節を投入する。
煮立つのを待つ間に、野菜を細かく切り分けて、寒鰤を捌いた。
火が通りやすいよう、寒鰤は薄めに切る。
少量の酒を混ぜ込み、十分に出汁の取れたところで、野菜と寒鰤を鍋に落とした。
鍋からは湯気が放たれ、ぐつぐつと音が立っている。
昆布と鰹節の匂いが鼻を満たした。
( ’ t ’ )(……よし)
寒鰤と野菜が煮えたところで、鍋から引き上げて食した。
出汁がよく取れていて、食材に味がしみ込んでいる。
特に寒鰤はやはり、見こんだとおり、脂が乗っていて旨かった。
料理は、ベルの従者だった頃に毎日やっていた。
本来は給仕の仕事だが、とにかくベルのために働きたい一心で、無理やり仕事を貰っていた。
味付けの好みは今でも思い出すことができる。
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>>660
全く同じこと考えててびっくり
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カルリナだっけ、そいつ
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脳味噌グラタンはある意味料理メイン
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アルファは食事シーンいいのよ これとか
荷物を降ろしてからは、すぐに火を熾した。
暖を取るためでもあるが、今晩の夕食を用意するためでもある。
昨日、カレイドスター城の城下町で買った、骨のついた鶏の腿肉を火で炙っていく。
肉は拳以上の大きさがあり、骨を掴んで火に近づけても、手はさほど熱くならない。
皮の色が変わりはじめて、肉から油が落ちるまで焼き、裏側も充分に熱する。
鶏肉と一緒に買った鶏がらを、葱や大蒜、生姜や塩などと一緒に煮込んだタレを取り出した。
焼いている途中の肉に垂らすと、香ばしい匂いが広がる。
鶏肉の色はだいぶ深まってきていた。そろそろ頃合いだろう。
焼き上がった肉の表面に浮く油は、火に照らされて輝いている。
まだ火から離したばかりだが、すぐにかぶりついた。
71 名前:第112話 ◆azwd/t2EpE [] 投稿日:2009/05/04(月) 09:55:06.61 ID:Qic+ulwE0
ほんの少し固くなった皮が小気味のいい音を立てる。
しかし、肉そのものは程よい柔らかさだ。
火は中までしっかりと通っていた。
肉は咀嚼のたびに口の中を濃密な味わいで満たしていく。
昨日作ったタレとは上手く合っていたようだ。
すぐに一本目を食べ終え、二本目を焼いた。
一本目より少し、味付けを薄くして、あっさりとした味に仕上げる。
だが、一本目よりも一層味わうように、ゆっくりと頬張っていった。
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どっかの誰かが言ってた
「小説書くのうまいやつは決まって料理の描写がうまい」
逆だっけか? まあそんな感じの
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料理題材や描写はあっても、作り方まで書いた作品はあんまりないなあ
( ^ω^)のお料理教室
ttp://gyokutonoyume.blog116.fc2.com/blog-entry-3097.html
( ^ω^)は日々変わらないようです
ttp://vipmain.sakura.ne.jp/end/508-top.html
( ^ω^)ブーンの愉快な大衆食堂
ttp://boonsyo.web.fc2.com/tyouhen/pleasant_restaurant/pleasant_restaurant.html
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ゴッドイーター
装術師
ってどうなったか知ってる人いる?
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>>667
ゴッドイーターのほうは作者が大スランプになって
続きが書けないような事を言ってた気がする
装術士のほうは単に期間が空いてるだけじゃないの
PC規制中、まだ次話が書けてないから投下できないとか
待ってればそのうち投下あると思う
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>>668
おお、ありがとう
ゴッドイーターは打ち切りか・・・残念
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とうかしま
ちょっとながい
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恋愛というものを、このかた十六年の間で僕は知らないでいた。
川 ゚ -゚)「…」
興味がなかったといえばそうなるし、そういった状況に至らなかったと言えばそうなるだろう。
だが高校生といえば勉学よりも恋愛、なんて断言できるほどに充実した条件が揃った環境なのは頷ける。
ξ*゚⊿゚)ξ「…」
そのような環境に居ながら自分は、恋愛というイベントに手を出さないでいた。知らないでいた。
そう、例えるならこんにゃくの作り方を知らないこんにゃく製造員みたいな。
从 ゚∀从「…」
歪で、どうしてそのような立場に至ったのかわからない人間が僕であるに違いなかった。
('(゚∀゚∩「…」
───まぁ、歪だろうがなんだろうが。
( ^ω^)「…お前ら相手と恋愛関係に至るなんて、正直な話」
絶対に嫌だもん、僕。
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僕らが現在いる場所は放課後の教室であり。
そして僕を含め五人の高校生がこの教室に残っていた。
ξ*゚⊿゚)ξ「ちょっといいかしら」
ぼそっと呟いた言葉にまず反応したのは金髪ドリル頭の幼馴染だった。
彼女は前方の座席の椅子に足を組んで、もたれ掛かるように座っている。
( ^ω^)「なんだお」
ξ*゚⊿゚)ξ「……1つだけ聞きたいんだけど、アンタってホモなの?」
空気を一瞬でブレイクさせる発言をする幼馴染。流石です、ツンちゃんよ。
クラスの中で伊達にブレイク姫と呼ばれるだけはある、つまりは空気を読めない女だな本当。
だがそれは、包み隠すことをよしとしない彼女の思いやりだということは、僕だけしか知らない事実だろう。
( ^ω^)「違うお、お前なにいってんだお」
ξ*゚⊿゚)ξつ
僕の返しに無言で指をさす彼女。
( ^ω^)「…」
その指さされた場所をゆっくりと視線を向ける。
('(゚∀゚;∩「えっ……」
そこには教室の端でポツンと立っていた僕の後輩の姿があった。
背は小さく、気も小さい。外見はまるで女の子と間違ってしまいそうになるぐらいに可憐な顔立ち。
だが男だ。
-
( ^ω^)「至極、真っ当な意見として聞き入れようお」
ξ*゚⊿゚)ξ「やっぱホモなのね」
( ^ω^)「聞けお。聞き入れるだけだ」
ξ*゚⊿゚)ξ「…聞き入れてる時点でアウトじゃない」
確かにそうかもしれない。だが、僕はそう答えることしか出来ないのだ。
なぜならそれは───
('(゚∀゚∩「───違うんです、出来ツンさん」
固まりかけた空気を解すような、可愛らしい声が教室の中に響き渡った。
発信源は見なずともわかる、僕の可愛い後輩であるナオくんだ。
ξ*゚⊿゚)ξ「……何が違うのかしら、それからどうしてアタシの名前を?」
('(゚∀゚∩「……すみません、内藤先輩から聞いていました」
ξ*゚⊿゚)ξ「そう……」
その言葉にツンがそっと流し目をこちらに送ってくる。
なんだよ、世間話で出たぐらいで何も話しちゃあいないさ。多分ね。
-
ξ*゚⊿゚)ξ「それで? 話は戻すけど何が違うっていうのかしら」
('(゚∀゚∩「……先輩が、ホモだって言うことです」
ごくり、と。
顔全体に真面目要素たっぷり振りまいて答えてくれるナオくんだったが。
実際問題、そのことを疑ってる人物は誰一人としていないことは僕だってわかっていた。
そんな勘違いもかわいいよ、ナオ君。
ξ*゚⊿゚)ξ「うん、そんなことは分かってる」
('(゚∀゚;∩「あ、あれ? そうなんですか……?」
ξ*゚⊿゚)ξ「アタシも冗談で言っただけだから」
('(゚∀゚;∩「そ、そうなんですか……スミマセン…」
ああ、ちくしょう。そんなしょんぼりとした顔もキュートだなナオ君、君は本当にもったいない。
川 ゚ -゚)「かわいいな」
そんな僕の気持ちを代弁してくれたかのように、僕のすぐとなりで立っていた女子が言葉を零す。
壁にもたれ掛かるようにして腕を組む女の子、黒髪を腰まで伸ばし無表情に近い色を顔面に貼りつけた。
名前は素直 空、この学園でもっとも名の知れ渡った有名人だ。
川 ゚ -゚)「是非とも蝋人形にしたい」
変人として。
-
( ^ω^)「…」
ξ*゚⊿゚)ξ「…」
('(゚∀゚;∩「えっ?」
同じクラスである僕とツンは慣れたもんだったが、一年であるナオ君はモロに衝撃を受けたようだ。
表情を強ばらせて、ただえさえ離れた場所に居たのにさらに距離を置くようにして一歩遠ざかってしまう。
川 ゚ -゚)「…」
その様子に少しショックを受けている彼女。変人として謳われ崇められている彼女だが。
これでも繊細で気の小さいウサギのようなメンタルの持ち主であることを、僕だけしか知らなかった。
川 ゚ -゚)(またやってしまった……)
( ^ω^)(またやってしまったと、思ってるんだろうなこの馬鹿)
だが実に良い展開だ。このまま僕のノリに任せて事を進めさせていただくことにしてもらう。
( ^ω^)「空、彼はどうだ可愛いだろう」
川 ゚ -゚)「…ああ、可愛いな。いつの間に手を出した?」
( ^ω^)「部活の後輩だこのアマ」
駄目だ、変人に言葉は通じないらしい。
しかしながらその返答は僕にとっては予測していたものだった。いいぞ、それでいい。
-
( ^ω^)「如何せん、空。君が言葉にした意味もわかる」
言葉を紡ぎつつ、視線を左へと向け彼女の視線と合わせる。
( ^ω^)「事実、彼は女の子のように可愛い。だが男なのだよ、本当に」
川 ゚ -゚)「そのようだ。男子生徒の制服を着ている時点で、わかることだ」
うむ、と頷く彼女。
川 ゚ -゚)「だから手を出したのだろう? 私はどうやら、君のことを見くびっていたようだ」
見くびったままでよかったと思う。
しかしそれでだけでは僕は怯まない、だってそれは彼女の冗談だということがわかっているからだ。
( ^ω^)「……相変わらず、僕を虐めることが好きなようで」
川 ゚ -゚)「はて? なんのことだが……内藤、君はわたしをどのように捉えているのかさっぱりだ」
( ^ω^)「変人だろ?」
川 ゚ -゚)「ごもっとも」
いつも通りの会話。そして彼女が望んでいるノリでもある終わりの形。
-
言葉にしなくても、表情に表せなくても。阿吽の呼吸として通じ合う僕と彼女の定義的な会話形式。
川 ゚ー゚)
( ^ω^)
ああ、なんて心地いいものだろうか。僕はどうやらこのような空気の持ち合わせを好んで居るらしい。
そして、少なくともこの滲み出る感情を好んでいるのは僕だけじゃないはずだった。
ξ*゚⊿゚)ξ「…」
('(゚∀゚∩「…」
だが、そんな僕ら二人に嫌に露骨な表情を浮かべるとある二人。
とりあえずその貧乏揺すりをやめなさいツンさんよ。
( ^ω^)「とりあえずだお、僕は何が───」
「───とりあえずもクソもねえよ、内藤」
僕が色々とひっくるめて結をまとめようとした瞬間。
从 ゚∀从「さっきから色々と突っ込みどころの満載な会話しやがって」
教室の中で限りなく前方に位置する、教卓の上に腰掛けた女子が声を上げた。
( ^ω^)「ハイン」
-
僕は彼女の名前を口に出す。
そう、彼女の名前は対馬ハイン。現在進行形で表現しているように素行の悪い生徒さんだ。
もう少し説明すれば僕のサボり仲間といったほうが簡単で良いだろうね。
( ^ω^)「居たいんだおね、全く気づかなかったお」
从 ゚∀从「わざとクセェ態度はそれぐらいにしとけ、元からわかってただろうが」
わかってましたとも、だとしても僕はお前の存在をどうにか消し去りたい限りだったもので。
なんて口にしてしまえば彼女のお得意の鉄拳がここまで伸びてくることがわかっていた。
从 ゚∀从「俺は言いたいことは言うタチだ。
だから、この場の状況について気兼ねなく突っ込ませてもらうつもりで居る」
( ^ω^)「この場の状況?」
从 ゚∀从「ああ、さっきからなにやってんだかわっかんねー会話ばっかしやがって。
あんたら本当に内藤に───」
从 ゚∀从「ベタ惚れなんだな」
川*゚ -゚)ポッ ('(゚∀゚*∩テレッ ξ/⊿//)ξモジッ
( ^ω^)「なわけないお」
-
ハインの発言した言葉に即答をかます僕。
───ああ、空気の読めていない発言だってぐらい自分自身わかっちゃいるから心配はない。
从 ゚∀从「相変わらず認めねえなオマエ、頑な過ぎるだろ」
( ^ω^)「僕は恋愛というジャンルに属した人世を歩んだつもりはないお」
从 ゚∀从「周りの反応どうみても露骨すぎるだろ、認めろよ」
( ^ω^)「認めないお」
从 ゚∀从「じゃあ今起こってしまっている不可思議な状況は?」
( ^ω^)「僕もわかってない」
从 ゚∀从「嘘をつけ、どう考えてもオマエを中心に揃った人間どもばっかだろうが。
そして皆一同、何かしらの意図を持って放課後の教室なんかに残っちまっている」
从 ゚∀从「だが、誰一人としてこの集まりに疑問を口に出す人間が居ねえ。
当然のように、当たり前のように、さもこれが日常だと言わんばかりにな」
( ^ω^)「………」
从 ゚∀从「だが、俺は違う。これが普通だと思っちゃいねえんだよ、これっぽっちも」
そうだろうね。わかっていたさ、それぐらいのこと。
だって君は唯一、アレを含まない人間関係だったから。
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从 ゚∀从「おい、そこの女みてぇな一年坊主」
('(゚∀゚;∩「えっ!? ぼ、ぼくですか……っ?」
从 ゚∀从「……ひとつ聞く。俺はこのような状況に陥ったことは初めてなんだが、
オマエラ自体はこの状況……初めてじゃねえだろ?」
ハインが確信めいたような物言いに、ナオ君は戸惑いながらも小さく呟くように答えた。
('(゚∀゚∩「……初めてではない、です」
从 ゚∀从「ありがとうよ、そして……そこの変人とドリル」
川 ゚ -゚)「なんだ」
ξ#゚⊿゚)ξ「誰がドリルよっ」
常人では臆してしまう威圧のこもった二人の言葉と態度。
だがハインは気後れすることもなくそのまま言葉を続けた。
从 ゚∀从「オマエラもそうなんだろ?」
短文にして明快。
これが答えだろうと元から決めつけた物言いに、彼女ら二人は無言で切り返したが。
僕にはわかっていた、二人が微細に怯んだ空気を醸し出していたことを。
( ^ω^)「ハイン」
从 ゚∀从「黙れデブ、お前は最後だ」
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バッサリと切り捨てられる僕だったが慣れたもんだったので気にはしなかった。
从 ゚∀从「……これでわかったな。いや、なんにもわかっちゃーいねえけど、俺はだいたい分かった」
从 ゚∀从「お前らは多分、この馬鹿……内藤に惚れちまっている。
そして惚れてる奴は自分以外にいるってことをわかっちまっている」
('(゚∀゚∩「…」
ξ*゚⊿゚)ξ「…」
川 ゚ -゚)「…」
从 ゚∀从「どんな経緯で知っちまったのかはわかんねーけど、この状況に至るまでは大体カンで想像できる」
从 ゚∀从「……アンタら、自分がいかに内藤とラブラブかを放課後に残って言い合ってんな?」
───至極、つまらなそうに答えを告げた彼女。
( ^ω^)「……」
そう。
彼女が言った全ては───全部『正解』だった。
( ^ω^)「おっお」
从 ゚∀从「笑うなゲス男、そしてお待たせだ腐れ野郎」
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