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怖い話投稿所
6
:
送り妖怪
:2011/12/28(水) 23:31:59 ID:1yDVBNkA
その日の夜も、私たちは三人で昆虫採集に訪れていた。
いつものコースを順調に周っていく。前回仕掛けた罠には思った通りに昆虫が掛かっていて、私たちのはしゃぎ声は静かな林中に響いていた。
楽しい時間はいつも早く過ぎるように、気付けば時刻は二時を回ろうとしていた。
慌てて最後に周る「看板の木」へ急ごうとすると、友人の一人が「今日は収穫が少ないかもしれない」と呟いた。
なぜかと私が尋ねると、どうやら途中で帰っていく人影を見たらしい。
それでも念のため、私たちは「看板の木」を周ることにした。
着いてみると、予想に反して、昆虫は木にたくさん集まっていた。
仕掛けていた罠にも、想像していたよりずっと多くの昆虫が集まっていた。
誰かが先に採っていった様子も見られない。
私たちはひとしきり採集し終えると、人影を見たという友人に、どんな特徴だったのか聞いてみた。
「そういえば、髪が長かった」
「女の人だったんじゃないか? 虫採りに来たわけじゃないのかもしれない」
「でも、なんでこんな時間に……」
ぷつりと、会話が途切れる。
ねっとりとした空気が、薄く汗ばった肌に纏わりつく。
「もう行こう」
不気味な雰囲気から逃げるように、私たちは駆け足で林の出口へと向かった。
7
:
送り妖怪
:2011/12/28(水) 23:34:15 ID:1yDVBNkA
林から出ると、すぐそこに街灯があり、数百m先にはコンビニもある。
私たちは街灯の下で、今回採集した昆虫を確認することにした。
友人が虫かごのケースを開き、中に手を入れる。
すると突然、友人が短い悲鳴を上げて、虫かごを突き飛ばした。
中の昆虫が噛みつきでもしたのだろうと、私ともう一人の友人は、笑いながら彼に近付いた。
だが彼の真っ青な顔色は、とても昆虫に噛まれただけのようには見えなかった。
ぶるぶると震える腕を持ち上げた彼は、虫かごを指差した。
私と友人は顔を合わせると、おそるおそる虫かごの中を覗き込む。
そして中に入っていたものを見て――絶句した。
虫かごの中には、もぞもぞと動く昆虫と共に、大量の髪の毛が詰まっていた。
恐怖が全身を駆け巡り、悲鳴が喉元まで辿り付こうとしていたとき、突然街灯の灯が消えた。
隣にいるはずの友人の顔も、はっきりわからないほどの闇に取り囲まれる。
だが、恐怖から涙声になって叫んでいる友人の声だけは、はっきりと届いていた。
私は震えながら、持っていた懐中電灯のスイッチを入れた。
心もとない灯りが友人を照らしだし、私は少しだけ安堵した。
――がさ、がさがさ……がさ……。
どこからか、奇妙な物音が聞こえた。
ぞっと、背筋が凍る。つうっと首の後ろを汗が伝う。
がたがたと震えながら、私は音のするほうを照らした。
そこには、ひとりでに動く虫かごがあった。
――がさがさっ、がさ……がさ、
がたっ!
一際大きく動いた瞬間――ぬうっと、白い腕が虫かごから伸びた。
私は大きな悲鳴を上げて、隣にいた友人の腕を掴み上げた。
恐怖のあまり動けない友人を力一杯引っ張る。
無理矢理立ち上がらせると、私は虫かごの向こう側にいる友人に向かって叫んだ。
「逃げよう!! 早く!!」
だが彼は、真っ青な顔をしたまま、なにかに捉われたように動かない。
虫かごからは、今にも頭が出ようとしていた。
私は友人の腕をつかんだまま、無我夢中に走り出した。
数十m走ったところで、私はふっと後ろを振りかえった。
……女の人だ……
真っ白な女の人が、座り込んだ友人の目の前に立っていた。
私は、もう二度と振り返ることはなかった。
8
:
送り妖怪
:2011/12/28(水) 23:34:47 ID:1yDVBNkA
もう、どれだけ走ったかも分からなかった。
コンビニもとうに通り過ぎ、気付けば住宅街に入っていた。
私と友人は落ち着くのを待つと、言葉も交わさないまま、お互いの家へ帰っていった。
少しでもはやく、今日のことを忘れたかった。
ただ、私が置いて行った友人のことだけが気がかりだった。
9
:
送り妖怪
:2011/12/28(水) 23:36:39 ID:1yDVBNkA
次の日。
目が覚めた私は、はっきりしない頭のまま、いつも通り登校した。
昨日の夜も何事もなく、まるで「あれ」は夢だったようだ……。
登校してみると、なにやら学校中が騒がしかった。
私が何事かと思いながらクラスに入ると、先に登校していた友人が、強張った顔をして寄ってきた。
そして何も伝えられずに、私は屋上に連れていかれた。
屋上へ向かう階段を、人混みをかき分けながら登って行く。
ドクン、ドクンと、嫌な予感と共に、私の心臓は激しく鳴っていた。
周囲の騒がしい声も、どんどん聞こえなくなっていく。
近付いていく。
――ぴたりと、友人が立ち止った。
僅かに震えた指で、友人は屋上の扉を指差した。
そこには、一枚の紙が貼ってあった。
殴り書きのように書かれた文字は、確かに彼の字で書かれていた。
「おまえのせいだ」
その下には、長い髪が落ちていた。
10
:
セツコ中
:2011/12/28(水) 23:48:09 ID:c1.PBF/s
――十三階段――
学校の七不思議……それは皆さんよく聞きますよね?
トイレの花子さん。走る人体模型。合わせ鏡の悪魔。異次元へと続く扉。音楽室に夜な夜な鳴るピアノ。
その中でも《十三階段》ってのは皆さんもよくお聞きになるでしょう?
屋上へと続く階段……普段は十二段あるその階段は、時計の針が、夕方あるいは真夜中の4時44分に止まる時、十三段目になると言われてる。そんな何処にでもありふれる噂。
それに昇ると死ぬとも、異次元へいき帰ってこないと言われています。
誰かしら試しにやっている人もいるでしょう。
数えてみたら普通に十二段のままだったりして、ガッカリした人もいるでしょう。
数えたら十三段で、キャーキャー騒いだけど何も起こらなくって安心した人もいるでしょう。
けど、それってたいていは数え間違いだったり、実は元々十三段しかなかつたってオチがほとんどです。
では………
そんな、ベタなお話を一つしましょう。
11
:
セツコ中
:2011/12/28(水) 23:50:18 ID:c1.PBF/s
続き
ある学校にやっぱり似たような噂がありました。
一人の女生徒が、面白半分でその噂を試しに、放課後に屋上の階段へといく事にしました。
まずは屋上への階段の数を昇りながら、数えてみたそうだが…
一段…
二段…
三段…
四段…
っと数え、十二段あるのを確認しました。
そして学校の時計の針が4時44分になるのを確認し、再び段数を昇りながら数えてみた。
一段…
二段…
三段…
四段…
っと数え、十二段目を昇った時だ…
あともう一段ある…最初数えた時にはなかった筈!それなのに…なのに!!……
数え間違いだと自分に言い聞かせるも、まさか…という不安感に包まれ
彼女は恐る恐る十三段目を昇ると……
何も起こらなかった。
なんだ…こんなのやっぱり嘘だったんだ。ビビって損した…
そんな安堵感に包まれると……
「コレから死刑を執行する」
突然、後ろから聞こえる男の声。
彼女はビクッと震え後ろを向こうとしたら、足を踏み外し………
後日、屋上のドアの前で、蛍光灯の所にロープを括りつけ、首を吊った状態の生徒が発見された…
その足元には倒れた椅子が…
遺書は見つからなかったが、警察は自殺と断定した。
12
:
セツコ中
:2011/12/28(水) 23:55:35 ID:c1.PBF/s
続き
十三階段……それは死刑執行で絞首台への階段の段数と言われています。
もしかしたら…この話の彼女が聞いた声は…死んだ執行人の声かもしれない。
では…………果たしてそれは自殺だったのか?
それは誰もわからない…
だって、この話は作り話かもしれないし、本当かもしれないんだから……
アナタは信じる?信じない?
ならいっそ試しますか?
それでどうなっても………………
ワ タ シ ハ シ リ マ セ ン ヨ ?
13
:
蛇二匹
:2011/12/30(金) 01:43:05 ID:3FBgi9l6
人から聞いた話だからどこまで本当か判りません、いわゆる怖い話ではないかもしれませんが、
と前置きをしてその人は話し始めた。
私が小学生の頃でした。
何かの行事の準備で、学校に遅くまで居残ることになったんです。
私ともう一人の生徒と年取った用務員さんの3人だけになった時に聞いた話です。
その用務員さんは戦時中、南方戦線へ送られて、そこで終戦を迎えたそうです。
私らの住んでいた地域からは南方へ送られた人が多いらしくて、
近所の年寄りにもそっち方面へ出征してた人がちらほらいましたから、
南での戦中話はその以前にも聞いたことがありました。
だもんで、その時もよくある軍の苦労話やジャングルのほら話を聞かされるもんだと
最初は思っていたんですよ。
でも用務員さんがしたのは、敗戦後の南の島に取り残され、
何時来るか判らない帰りの船をただ待つ兵士の、荒んだ退屈しのぎの話でした。
『食べ物を荒らすネズミを処分したのが最初だったねぇ。
船のいなくなった港に残ってた燃油をよ、捕まえた鼠にぶっかけてよ、
食い荒らしやがってこんにゃろめ!って、憂さ晴らしを兼ねて火ぃつけたんだな。
これが燃えながらも思いがけず良く走りまわって、火鼠みたいで面白かったんだ』
子供だってそれなりに残酷な面を持ち合わせてます。
この辺までは、まだ引き気味ながらも面白く聞いていられましたよ。
14
:
蛇二匹
:2011/12/30(金) 01:58:14 ID:3FBgi9l6
『…だから港に残ってた使い道のない燃油でよ、夜な夜な生き物に火ぃつけて遊んだんだ。
蛙は面白いんだよー。たっぷり油を飲ませて火をつけてな、
そんで水に離すとよ、ついついーっと泳いでぷわーと火を吐く。
ついついーっ、ぷわー、ついついーっ、ぷわー、ってな。面白ぇだろははは。
猫は踊るから楽しめるが、犬はたーっと走って逃げるだけでつまらんねぇ。
鶏は綺麗だよー、炎に包まれてばさばさーっと逃げて、まんま火の鳥だ。
なにより良かったのが馬だねぇ。
橙色の炎につつまれた黒い影の馬がさ、ひいーんっ!って嘶いて夜の浜辺を駆けてゆくんだ。
鼻からは火の息吐いて、燃える鬣を靡かせて、そりゃー綺麗でよぉー』
焼き殺された生き物達の苦しみは如何ほどかと、徐々に苦くなる思いを抱きつつ聞いていました。
当時、学校では鶏や兎など小動物を飼っていて、私らは可愛がってましたから。
『ある時、猿捕まえてきた奴がいてな。ちっこくてちんちくりんな猿だったよ。
どう踊るかと楽しみに、昼間は木の実やったりして夜を待ったんだ。
夜になったんで棒で地べたに押さえつけて油かけて、火ぃをつけたらばこの畜生めがよ、
押さえつけてた一人に飛びついてしがみついて、お陰でそいつも一緒に火達磨だ』
大火傷する者がでてようやく、その火遊びはやめたそうです。
『後になって獣の祟りだの、あれはただの猿じゃなかった、だの言う奴も居たけどな』
笑いながら陰惨な話をあっけらかんとする用務員さんにとって、
それは今でも楽しい思い出なのだと知って、ぞっとしましたね。
でも、安穏に生きてきた私の価値観で彼を責めたところで、それも何か違う気もして
ただ黙っていました。
普段は人当たりのいい老人から、そんな話が出てくると思ってもいなかったせいもあります。
私ももう一人もなぜか、この話についてお互いに何かを話すことは無いままです。
実は人にこの話をするのは、初めてなんですよ。
というのも、今でもふと考えてしまうんです。
もし彼らに猿が報復しなかったら、その先どうなっていただろう…ってね。
15
:
夜行集団
:2011/12/30(金) 13:06:20 ID:EK/9fLvc
―居るだけの話―
僕が学生の時分、一人暮らしのために借りたアパートの中のある一室に、居ました。
何が居たのかと言うとそれが僕自身にも、それが悪霊の類なのか生き物なのか、
はたまたまるっきりこの世界の概念を異とする物なのかすらも説明できません。
ですが、居るのです。間違いなく何かが。
生活をする中で、一人である筈のこのアパートの一室に、僕以外の何かの気配だけは感じるのです。
以前その部屋は、ちょっとした僕の思い出の品々を捨てきることが出来ずに、
それでも飾れるほど家は広くない為、しかたなしで押し込まれた物達で溢れかえっていました。
いわゆる押入れと化したその部屋の、そんな環境が悪かったのかも知れません。
その何かは、思い出の詰まったこの一室を占拠(しているのかも定かではありませんが)していました。
人ではありません、むしろ人であって欲しいくらいでした。
何かの気配を感じてからある日、これはもしかすると気のせいかもと、ある実験をする事にしました。
スーパーの特売で買った肉を、部屋のあれ以来締め切ったままの扉の前に置きました。
明日には消えていました。
肉を載せていたトレーと上のラップだけは扉の前に残されていました。
ですがそれくらいなら、勝手に忍び込んだ浮浪者でもできる芸当です。
その為僕は、後ろめたさを感じながらもある日道路で轢かれて、
間違いなく即死をしている野良猫を拾い、扉の前に置きました。
それが次、僕が放置してご飯を食べて再び部屋の前にやって来た時には、
すっかりと全身を覆っていた肉も皮も毛も、全てが無くなって骨格だけが転がっていました。
言っても2時間も経過していない筈です。
いえ、例えそれが5時間であったとしても、
骨に肉が一片も付着していないのはあまりにも、あまりにも異様でした。
扉の前に置けば、中身が根こそぎ消滅して、後には殻が残っているのでした。
しかし、そんな恐ろしい現象を引き起こしておきながらも、
扉を空ける動作を全くしなかった僕に、何かの手が及ぶ事はありませんでした。
僕が何かをしない限り、例えば扉の前に居座らない限り、何も起りませんでした。
しかしそんな意味不明意図不明な同居者と、
常に同じ時間を過ごす奇妙な空間を過ごすというのは僕には過酷すぎました。
それ故1年後には堪らずに引っ越しをして、
もちろん思い出の部屋は空けず中身をそのままあそこへ置いたままにして、
アパートとは県外の部屋を借りました。
そして何故かその一週間後、アパートが放火によって全焼しました。
しかし、全て燃えきった僕の部屋の中からは、生物の痕跡のような物は、
まったくもって発見されなかったそうです。
僕はそれからまた数週間後、何もなかった理由を知りました。
何故ならその何かは、今僕の部屋の一室に、また同じように居るのですから。
16
:
零なか
:2011/12/30(金) 21:03:28 ID:BQ990e1A
とある家に女性が暮らしていた。
何気ない普通の家で、女性も普通に暮らしていると一本の電話が。
「もしもし。」
『…………』
「どちらさまでしょうか?」
『……………』
それは気味の悪い無言電話。
何かのいたずらだと思っていましたが、日に日にその電話は多くなるばかり。
とうとう我慢出来なくなった私は相手に訴えることにした。
「なんなのよ!いい加減にしなさい!」
すると相手は
『殺してやる………』
怖くなった女性はすぐさま警察へ。
警察側は、彼女の電話に逆探知機を設置してくれた。
次の日、再び無言電話が。
「もしもし?」
『………殺してやる』
その時、彼女の携帯に電話が入った。
どうやら警察側からだ。
「早くその部屋から出てください!」
「どういうことですか?」
「逆探知の結果、電話は貴方の家の中から掛かっています。
犯人は貴方の家の二階にいるのです。」
17
:
瞳なか
:2011/12/31(土) 09:59:01 ID:SmXQZqJk
林間学校で
ある夏の日、とある山にある旅館に林間学校の小学生達が訪れた。小学生達は、この林間学校をとても楽しんでいた。
林間学校ではキャンプファイヤーや、登山など様々なイベントが企画されていたが、なかでも児童達が楽しみにしていたのは二日目の夜に行う肝だめしだった。
いよいよ肝だめしの夜。生徒達は、旅館のホールに集まった。
先生「いいか、班に分かれて旅館の周りを回ってお札をとってくるんだよ。」
先生が肝だめしのルートを説明する。
A「よし!いこうぜ!」
肝だめしを楽しみにしていた少年Aは、嬉しそうに言った。
先生「あ、そうだ、こんな話があるんだった。ここ昔は合戦場でな、いっぱい人が死んだらしいんだ。それで、幽霊を見る人が多いらしいから気をつけろよー」
ハハハと笑いながら先生は言った。
「そんなの嘘だろ。」
「怖くないよ。」
児童達は口々に言った。先生は怖がらせようと言ったため、少し残念そうだ。
18
:
瞳なか
:2011/12/31(土) 10:00:32 ID:SmXQZqJk
そうして肝だめしが始まった。
A達の班は、お札のある地点の近くまできていた。
A「もう少しで終わりか……意外としょぼかったな。」
驚かす仕掛けがマネキン人形の頭が置いてあるだけのものや、先生がバレバレの仮装をして出てきただけのものだったので不満げに呟く。
その時だった。
「うわあぁ!」
前の方から悲鳴が聞こえた。
A「どうしたんだ!?」
A達は急いで悲鳴のした方へ走った。
児童「ゆ、幽霊がいたんだ……さっきそこに……」
児童「今の先生じゃなかった……」
そこでは、数名の児童が幽霊を見たと言って震えていた。
この騒ぎから、肝だめしはここで中止になり、不満そうにしていた児童がたくさんいた。
19
:
瞳なか
:2011/12/31(土) 10:03:40 ID:SmXQZqJk
騒ぎが収まった頃。児童達は就寝前に熱を計っていた。保険係は、部屋のみんなの体温を記録し先生に提出しなければならないのだ。
児童「結局何だったんだろうな。」
児童「本物の幽霊かもね。」
A「何かを見間違えたんじゃない?……あれ?」
児童「どうしたA?」
A「体温計……壊れたかも。」
Aが見せた体温計には、38℃と表示されていた。
児童「だったら、俺の体温計使いなよ。」
しかし、何度計ってもAの体温は38℃と表示された。
A「あれ?嘘だろ……俺熱あるのか?頭とか全然痛くないのに……」
Aは、先生にこの事を伝え、風邪だとマズいので今日はみんなと別の部屋で寝ることになった。
A「えっ!?」
Aは、その部屋で驚きの声をあげた。他にも熱をだし、その部屋で寝ることになった児童が数名いたからだ。その中には、あの幽霊を見た児童もいた。
20
:
瞳なか
:2011/12/31(土) 10:04:55 ID:SmXQZqJk
夜も更けて来た頃。
A(眠れないな……それにしても、この熱なんなんだろう……まさか、幽霊の……そんな訳ないか)
しばらくして、Aの体に異変が起こった。
A(さ…寒い……な、なんでこんなに……)
布団の中でぶるぶる震えるA。
A(寒い…寒い寒い……いったいなんで……)
Aは、ふと先生の話を思い出した。
“ここ昔は合戦場でな、いっぱい人が死んだらしいんだ。”
A(まさか……)
その時、どこからか声が聞こえる。
「ウ…ウウ……ウウウ……」
その声は、低いうめき声のようだった。
A(う、うわああぁ!なんなんだよこの声!)
「ウウ…ウウウ…」
21
:
瞳なか
:2011/12/31(土) 10:06:27 ID:SmXQZqJk
気づくともうすでに朝だった。Aは、いつの間にか寝てしまったらしい。
A「あれは……夢?」
児童「どうしたんだA?」
A「いや、昨日の夜……」
児童「まさかお前も声を聞いたのか!?」
なんと、その部屋の児童のほとんどがあの声を聞いていたのだった。
児童「誰かがうなされてたんじゃないか?」
声を聞いていない児童が言う。しかし、声を聞いたものはみんなこう言った。
「あんな低い声、小学生の声じゃない」
その後、児童達の熱は下がっていた。しかし、その声を聞いた児童達は晴れぬ気分のまま残りの林間学校を過ごした。
22
:
名無しさん
:2011/12/31(土) 19:28:37 ID:g/Ucq/Nw
私ここで結構おいしいおもいしましたよ。
詳細は書けないけど、やり方次第ですね(^O^)
ttp://bit.ly/rRzIgw
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