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怖い話投稿所
13
:
蛇二匹
:2011/12/30(金) 01:43:05 ID:3FBgi9l6
人から聞いた話だからどこまで本当か判りません、いわゆる怖い話ではないかもしれませんが、
と前置きをしてその人は話し始めた。
私が小学生の頃でした。
何かの行事の準備で、学校に遅くまで居残ることになったんです。
私ともう一人の生徒と年取った用務員さんの3人だけになった時に聞いた話です。
その用務員さんは戦時中、南方戦線へ送られて、そこで終戦を迎えたそうです。
私らの住んでいた地域からは南方へ送られた人が多いらしくて、
近所の年寄りにもそっち方面へ出征してた人がちらほらいましたから、
南での戦中話はその以前にも聞いたことがありました。
だもんで、その時もよくある軍の苦労話やジャングルのほら話を聞かされるもんだと
最初は思っていたんですよ。
でも用務員さんがしたのは、敗戦後の南の島に取り残され、
何時来るか判らない帰りの船をただ待つ兵士の、荒んだ退屈しのぎの話でした。
『食べ物を荒らすネズミを処分したのが最初だったねぇ。
船のいなくなった港に残ってた燃油をよ、捕まえた鼠にぶっかけてよ、
食い荒らしやがってこんにゃろめ!って、憂さ晴らしを兼ねて火ぃつけたんだな。
これが燃えながらも思いがけず良く走りまわって、火鼠みたいで面白かったんだ』
子供だってそれなりに残酷な面を持ち合わせてます。
この辺までは、まだ引き気味ながらも面白く聞いていられましたよ。
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