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怖い話投稿所

9送り妖怪:2011/12/28(水) 23:36:39 ID:1yDVBNkA



次の日。
目が覚めた私は、はっきりしない頭のまま、いつも通り登校した。

昨日の夜も何事もなく、まるで「あれ」は夢だったようだ……。

登校してみると、なにやら学校中が騒がしかった。
私が何事かと思いながらクラスに入ると、先に登校していた友人が、強張った顔をして寄ってきた。
そして何も伝えられずに、私は屋上に連れていかれた。


屋上へ向かう階段を、人混みをかき分けながら登って行く。
ドクン、ドクンと、嫌な予感と共に、私の心臓は激しく鳴っていた。
周囲の騒がしい声も、どんどん聞こえなくなっていく。
近付いていく。

――ぴたりと、友人が立ち止った。
僅かに震えた指で、友人は屋上の扉を指差した。
そこには、一枚の紙が貼ってあった。
殴り書きのように書かれた文字は、確かに彼の字で書かれていた。



「おまえのせいだ」



その下には、長い髪が落ちていた。


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