したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

タブンネ刑務所14

1名無しさん:2017/05/06(土) 00:36:57 ID:v4JFFnrY0
ここはタブンネさんをいじめたり殺したりするスレです
ルールを守って楽しくタブンネをいじめましょう。

542タチワキ養タブ舎・ベビンネ章:2021/04/08(木) 22:07:42 ID:/Z9fMBhY0

この2ママについて少し補足を述べておく

2ママはこのタブ舎の生まれではなく、ある牧場から買い取られて来た個体である
ママンネは敬語を使っているが、ママンネよりも、他界した4ママよりも若年であり、今回の懐妊が3回目であった。



このタブ舎の母タブンネの代継ぎは基本的に実子から選ばれる。父親との近親関係を簡潔化する目的もあるが、単に面倒臭いからそうされている

しかし母タブンネが凶悪ンネ量産器と化したり、もしくは母タブンネ自体が子殺しやネグレクトを行うようなことが2,3代続くと、“血の入れ替え”と称して2ママのように何処からか買ってきたり、もしくは従業員の誰かが適当に野生を捕まえたりしてここのストールにブチ込まれる
先代の2番ママはベビを次々喰い殺すなかなかファンキーなタブンネさんであった



現2ママがやって来た時、ママンネは親切にあれこれ話し掛けたが、お互い全く反りが合わなかった。人間観に大きな乖離があった為だ

2ママの詳しい生い立ちはママンネもよくわかっていないが、おそらくガラルタブンネ牧場さんのような場所で悠々と暮らして居た個体だと思われる。このタブ舎の2世であるママンネと話が合うわけがなかった

どこかお花畑過ぎたが2ママは性悪という訳ではないので、ママンネとは懇意ならずも仲悪くもないといった関係性であった

しかし2ママは次第にタブンネらしさというものを失っていく
一度目の産卵ベビ達と引き離された際に情緒不安定になり、さらにその子供達が出荷された際に発狂し、今の様な廃タブと化してしまう
深く信用していた人間に我が子を取り上げられ、現実を受け入れられなかったのだ

佇まいこそ廃タブだが与えられる飼料は食べ水も飲むし、生殖機能は失っていないどころかハイペースに量産し、1週目2週目で8個産み、今回も8個宿っている何とも気の毒なタブンネさんである。

ここに来た当初は不潔な環境に閉口したのだが、今はストール内で平気で糞尿を垂れ流す為、腹も尾も真っ黒く汚れて、タブ糞と体毛が癒着する強烈不潔ンネに成り果てている

543名無しさん:2021/04/10(土) 20:22:05 ID:gsn30QHM0
子殺ししといて"ファンキーなタブンネさん"ですますなよこの糞豚w

てかベビのうちから自分達だけタブンネ"さん"なんて
高尚ぶらせるとかホント腹立つわー

544名無しさん:2021/04/11(日) 16:36:36 ID:1BbRCPrI0
タブンネさんの誇りとはw
ママンネ演説でクワガノンのことをどう説明したか気になりますね。電気でいじめてくる意地悪なクワガタとかかな?

545タチワキ養タブ舎・ベビンネ章:2021/04/12(月) 23:14:25 ID:IxTHbfYs0

4ベビ生後20日目

この日は朝の給餌のタイミングから、ベビンネ用の餌が与えられた。1日3食、いよいよ離乳の最終段階である

飼「ホラ、みんなちゃんと喰えよ。...あれ?3番ってこんなデコボコだったっけ?要観察だなコレ...」

朝の給餌を行った飼育員は3番囲いの中をちらっと観察し、ブツブツと独り言を言いながらその場を去って行った

4ベビの食いは相も変わらず、弟妹が少しだけ食い、長女次女が殆どを食う様相であった

昨日お隣にやって来た2ママの様子も相変わらずで、ママンネは朝1回だけ挨拶の声を掛けたが答えられず、4ベビはチラチラと左隣の囲いを見やって気にする素振りは見せたものの、話しかけたりはしなかった
見た目こそタブンネさんであっても、やはりその佇まいや心音が不気味で、恐怖がまさったようである

本当に生きているのか死んでいるのかも解らぬような2ママであったが、3番親子も気づかぬうち、いつの間にか餌箱は空になり、股の間の床は尿で濡れてタブ糞が転がっていた。4ベビにとってさながらマジックのようであった
よく耳を澄ますとヒューヒューと乾いた呼吸音が聞こえた。一応生きているようだ

4ベビは代わりばんこにママンネのストール前部に陣取り、蹄で毛繕いをしてもらい、限られた条件の中で精一杯の寵愛を受けた。毛繕いはハイブリッド給餌が始まって以降のルーティンになっていた

——

昼の給餌

給餌はいつも雑居房にまず飼料がばら撒かれてから授乳スペースをタグ番昇順に与えられていき、最後に種付けスペースの母タブンネ達に与えられていく順番であるのだが、この時3番授乳スペースが何故か飛ばされてしまった

ママ「おいニンゲン!ミィ達のゴハン忘れてるミィ!」

自分の餌がスルーされたことに気がつくと、ママンネはガシガシと前折にしがみつき、抗議の雄叫びを上げる
ママンネはとりわけ卑しい性格でもないし、別段腹が減っていたわけでもないが、この時は餌への執着を見せた。先日のミルク不精がそうさせた原因であった

長「ミィッ!ゴハンくらいちゃんとよこせミィ!」
弟「ちゃんとしごとしろミチィ!」
妹「チィーッ!ニンゲンのばかーっ!」

ひと段落遅れて4ベビもママに呼応するように、届かぬ怒りの声を飼育員に向けて浴びせかける
授乳スペース前部の柵に4匹が固まると横幅はギチギチになった。いつの間に随分と成長したものである
弟、妹はまともに餌なんか食べないクセに随分と偉そうな態度であった。誰に教わったわけでもなく、人間が自分達の言葉を理解出来ないことをわかってきたようだ
“言い得”であればとにかく叫んでみる、というのはこのタブ舎のタブンネ達によく見られる傾向である。きっとロクな死に方できないだろう

ママ「ミィ....」

いち早く勢いを失ったのはママンネであった。4ベビの後ろ姿を見ると、シュンと両耳が垂れ下がった
ママが4ベビの並んだ立ち姿を見るのは何気に久々のことであった。それだけストール内で生きる母タブンネは視野すら不自由なのである

4ベビの体躯は一番大きい長女ンネと小さい妹ンネを比べれば10cm違う程の差が生まれていた
ハイブリッド給餌が開始されたのはほんの3日前なのだが、ほぼ2匹分の飼料を口にしていた長女次女はみるみる成長し、タブバラ肉も詰まっているし、タブロースもガッチリとしていた。

ママンネの心配は大きい子にも小さい子にも注がれた

成長が早過ぎればそれだけ出荷も早くなるし、今の段階で餌の食いが悪ければ雑居房で淘汰される可能性がかなり高くなる。今は綺麗な状態で飼料を与えられているが、雑居房では床にばら撒かれる為、砂利や糞混じりのモノを口にしなければならないのだ

これまでだってずっとそうだったのだが、ママンネの望みは同時に生まれた兄姉弟妹にできるだけ長く一緒に居させて上げることである。気の毒にもこの時ママンネが抱いた不安はおよそ実現されることになる

力ないサファイアブルーで4ベビの後ろ姿を見つめるママンネ。この4匹はみな綺麗好き(?)で、決まった場所で排泄を行う子たちであったが、それでも所々にウンコ色が癒着し、元々そんな模様であるかの様なブチ柄が出来上がっていた

ショッキングな出来事が色々起こる度に脱糞していた為であろう、ママンネストールの両脇や、囲いの随所に軟便跡が付着している。授乳スペースの清掃は稼働中には行われないのだ

546タチワキ養タブ舎・ベビンネ章:2021/04/12(月) 23:20:41 ID:IxTHbfYs0

係の者は一通りの給餌を終えると、一度事務所へ寄ってから3番授乳スペースへとまい戻って来た。

飼「なんだ?お前らエサ好きなのか?そこ居られたら箱入れれねえだろうが!」

ドサッ!ポヨンッ!ポテッ!ドカッ!

「ミ゛!」「いチィ!」「チギャッ」「ミゴッ」

若く、ガタイの良い飼育員は前面に張り付く4ベビの首根っこを引っ掴むと次々囲いの中へブン投げていった
ベビとはいえそこそこ重いタブンネ達を片手投げするとは相当なパワーである

余談だがここの従業員は常勤が全部で10名居て、今回の人物はこれまでどこかで登場している
おそらく一番力のある男で、作業時に格闘ポケモンの手を借ることが少なく、過去に雑居房で喧嘩ンネを仲裁し、一撃で蹴り殺した実績がある
タブンネに人間への恐怖心を植え付けるのにひと役買っている人物であった。今後も登場するかどうかはわからない

その飼育員はママンネの餌箱に飼料を入れ水を注ぐと、ベビ達の餌も少し多めに与える。

4ベビはぶつけた腹や尻をさすりながら餌箱に擦り寄るが、手をつけずに立ち竦んだ。いつもさっさと去っていくのだが、ガタイ飼育員が囲いの前にしゃがみ、柵越しにジーっとベビ達を見つめている
先程のパワーを見せられ本能的な恐怖を感じたのだろうか、弟妹はピチャピチャと放尿してしまう。妹ンネはウンチのおまけ付きであった

長「ミ...ミィッ!いつまでそこに居るの⁉︎コッチ見ないでよ!」
次「ミ、、そうだミィ!あっち行けミィ!」

恐る恐る長女ンネ次女ンネは人間を威嚇したが、飼育員はガン無視して視線を浴びせ続ける。弟ンネ妹ンネは抱き合ってプルプル震え、人間を見ないようにキョロキョロと顔を動かしている

547タチワキ養タブ舎・ベビンネ章:2021/04/12(月) 23:23:15 ID:IxTHbfYs0
しばらくして長女次女は泣く泣く餌箱に手を伸ばしたが、ちびちびと手につけて口に運ぶような細い食であった
弟妹は身体の震えが止まらず、餌箱に向かうことができずママに擦り寄った
4ベビ共囲い前の人間に相当な威圧感を受けたようだ

弟「ママ、おねがいミチィ。まだゴハンたべてないけど、おっぱいちょうだい」
妹「アイツこわいチィ。おねがい、ママ」

ママ「ミ..!?..ミィ。おいで...」

物思いに耽っていたママンネは呆けた返事をすると、いつものように授乳姿勢を取った
弟妹は嬉しそうなチィチィ声を漏らし、乳首に吸い付かんとした時、こわいニンゲンが動き出した

飼「やっぱそうか、チビ2匹喰ってねえんだな。オマエら!エサ食わなきゃデカくなれねえぞ!ちゃんと親離れしろ!」

「チィィーッ!」「ヒギィー⁉︎」

飼育員はピョンと囲いに飛び入ると、弟ンネ妹ンネの首根っこを引っ掴んで餌箱の前にドサリと投げ下ろした
2匹は飼育員の大声と突然の感覚に驚き、せっかく落ち着いた震えがまた復活し、抱き合いながら人間を見上げる
飼育員は別に怒鳴った訳ではないのだが、素の地声のデカい人物であった。また被捕食ポケモンにとって身体が宙に浮くという感覚は本能的にかなり恐怖を感じるようで、耳の良過ぎるタブンネには二重苦の効果があった

ママ「ミ...お兄ちゃん、妹ンネちゃん、落ち着いてミィ。ゴハン食べてミィ。ふたりともゴハン食べないと、ソイツ居なくならないミィ。もっと虐められるかも知れないミィ!」

人間の行動にハッと我に還ったママンネが2匹に説き聞かせる
飼育員は再び囲いを跨ぐと、外からジーッとベビ達へ視線を浴びせる

人間の意図はママンネにも何となく理解することができた。ベビ達の体格差を見て、小さい子に離乳を促しているのだ
口惜しいと言うのか虚しいと言うのか
ママンネの心配は飼育員の意図と合致していた。雑居房、というか生涯でここのタブンネが口にできるのはこの飼料だけなのだ

先程の衝撃の為か強そうな人間に見られている恐怖の為か、いつまでも抱き合い震えて立ち竦む弟妹を見かねてママンネはスクッと起き上がり、自分の餌箱の飼料をモシャモシャと食い始めた

ママ「ほら見てミィ!お兄ちゃん、妹ンネちゃん!ママもね、小さい頃はニガテだったミィけど、なれてきたらこのゴハンもけっこう美味しいミィのよ♪」

何とも大根演技だが、ママンネは精一杯の笑顔を浮かべ2匹を促す。その目尻は薄っすら光っていた。ママンネにしても決して共喰いを望んでいる訳ではない

妹「チ...ほんとチィ...?」
弟「妹ンネ、ボクたちもたべようミチィ...」

漸く2匹は長女次女に割り入るようにして飼料に手をつけ、ちびちびと飼料を食べ始める

見つめ飼育員は一瞬ピクッと眉間を動かしたが表情も視線も変えない

・・・
(長「ニンゲン居なくならないミィ。ふたりとも、顔つけて食べるミィ...!」)
(次「フリでもいいミィ。ミィとお姉ちゃんで食べるミィから!」)
(妹「ケホッケホッ...やっぱおいしくないミチィ...」)

ママンネのアシストもあって人間の意図を読み取ったのか、ヒソヒソとタブ知恵ベビ達の作戦会議が始まった。声を潜める意味あるのだろうか

——

飼「小せえのそれ本当に喰ってたか?まあいいや。やっぱ3番は良いママさんだな!何言ってたかオレには大体わかるぜ!」

4ベビ地獄の食い作務続けること約7分
飼料箱がほぼ空になった所でやっとこわいニンゲンが立ち上がり、スタスタその場を去っていった

弟ンネはだいぶマシな食いになったが、妹ンネにはまるで人間の幼児がお母さんに無理矢理ピーマン食べさせられる時みたいな拷問の時間であった

548タチワキ養タブ舎・ベビンネ章:2021/04/13(火) 19:59:09 ID:hxNrIOLE0

妹「チゲホチゲホッ!ママ、どうしてきらいなゴハン食べなきゃいけないチ?ずっとママといっしょに居れないチィ?」

食べるフリのつもりだったもののそれでも頑張って餌箱に顔を埋め続けた妹ンネがグズる。鼻から下が粉餌にまみれた間抜けヅラが可愛らしい

ママ「妹ンネちゃん、よく頑張ったミィ!これからずうっとゴハン食べなきゃいけないミィけど、きっと慣れるミィ」

ママは励ましのつもりで言ったのだが、妹ンネには絶望的な言葉で、目に涙が浮かんでいる

ママ「さあみんな、キレイキレイしたげるミィから、ひとりずつコッチ来てミ。長女ンネちゃんから...」

次「ミィ?」
弟「ボクたちママのおかげでしっぽふかふかミィよ⁉︎」

ママがベビをストール前へ呼ぶ。この給餌の直前までにみんな毛繕いが済んでいたのでベビ達は怪訝な顔を浮かべたが、ママの声色と顔つきが真剣だったので指名を受けた長女が身を屈めてストール前へ座り入る

ママ「ミィ...長女お姉ちゃんはホントに大きくなったミィね!あまり動かミィで...」

ママンネは膝を着き四つ這いになってストール柵から精一杯口元を突き出すと、ベロベロとその身体を舐め回した

フミィ〜、フミィ〜ン。こそばゆい感覚に長女ンネは気持ち良さそうに間の抜けた声を漏らす。一瞬?顔を浮かべた残り3ベビであったが、長女ンネの様子を羨ましがり、ミィチィ鳴きながら近くに陣取る

ママンネの意図はベビ達の体毛体皮に癒着するウンチ柄を舐め落とすことであった。今までこんなことはしたことないのだが、先程4ベビの汚れた後ろ姿を見た時に思い立ったのだ
このタブ舎の衛生環境上タブンネと糞尿は蜜月な関係性と言えるのだが、本来の状態にしてあげることでこの世界に抵抗したいし、何より子供達を不憫に想う気持ちがあった

ママンネの膝下は積年のストール生活で褥瘡ができ、両脚にかなりの負荷がかかったし、ベビ達の糞尿跡は頑固にこびりついているので相当難儀な作業であったが、ママンネは乾いたタブタンでの愛撫と不揃いな歯での甘噛みで必死にウンコと闘い続ける

長女ンネの嬌声も相まり、ママンネの体勢はまるで人間の女性がフェラチオを行っているような卑猥な光景に見える

ママ「お姉ちゃん、コッチ向いて。アンヨが一番汚れてるミィ...」

ママンネは短い腕を懸命に柵下から伸ばし長女ンネの体位を変える

長「ミヒィ〜ン。ミフンミフンッ。ママイヤァ!
くしゅぐったいミィ~」

ママンネは長女の足裏に口をつける。砂埃や癒着ウンチのせいで肉球が全く見えなかった

妹「チィーッ!長女お姉ちゃんばっかズルいチィ!」
弟「ママボクたちにもキレイキレイしてくれるミィ?」

待ち兼ねた3ベビがストール越しに手を伸ばしてママンネの背中をチョコチョコ掻きだした。いよいよマニアックな変態ビデオみたいな構図になってきたが、演者がやつれたタブンネと汚いベビンネなのでかなり気色悪い

——

次「ミィッ!お姉ちゃんがピカピカになったミィ!」
妹「ほんとチィッ!タブンネさんじゃないみたいチィ!ママしゅごい!チィもチィも!」

ママ「ハァッ..ハァッ...ミんな順番ミィ。次は次女ンネちゃん...」

ママンネが懸命にタブチオを続けることおよそ20分。漸く長女ンネのウンチが綺麗に落ち去った。ママンネは残しておいた水箱に口をつけ、渇き切ったタブタンを潤す。ママの口周りはウンコの泥棒髭が出来上がったようになっている

妹ンネの言葉が何気に残酷で、ママンネのサファイアブルーがウルウルと湿りだす
こんな所で生まれたが為に、ウンチ柄のついた姿が本当のタブンネさんだと思っているようだ
本当のタブンネさんは綺麗なピンクチョッキ柄なのに...

ミッ! カッと目を閉じ、溜まった涙を弾き飛ばすママンネ。何とか、今一瞬だけでも綺麗にしてあげようと今一度気合いを入れた

——

ママ「ハァッ..ハァッ!...ミフッ!ミガフッ!...待たせてごめんミィ!妹ンネちゃんの番だミ。コッチ来てミィ...」

妹「チミィ〜??チュイ〜〜...」

タブチオによるウンコ掃除を開始してから1時間強、やっと上3匹の分が終わり、ママンネは妹ンネを呼びつける

グズり続けていた妹はいつの間にか寝てしまったようで、目を擦りながら間の抜けた声を上げる
ママの愛撫を受け終えた3匹は嬉しさよりも、ママへの心配がまさっている様子であった。タンを酷使し続けたママンネは口元の締まりが完全に無くなり、弱った膝下が痙攣している
それでも1時間以上フェラチオを続けられるとは中々のスタミナである。どこかの監督の目に止まれば女優に転職できるかも知れない

549タチワキ養タブ舎・ベビンネ章:2021/04/13(火) 20:02:59 ID:hxNrIOLE0

ママの愛撫を受け始めた妹ンネ
最初こそは耳をパタパタ動かして喜んだが、向き合う形になると顔を顰めだし、遂には不快さを漏らし始める

妹「ママもーいいチィ!ママのおクチくさいんだもん!チィこのままでいいチィッ!」

ママンネにとって痛烈な一言であったが、妹の言うように3匹分の糞を舐めとった口内は激臭なんてものではなかった。ただでさえママは口内が荒れ果てていて獣臭を通り越した異臭を普段から放っている。上3匹が喚かなかったのは生まれた時からのママの匂いに慣れているからだろう
妹ンネはよく言えば天真爛漫で素直。悪い面では幼児特有の残酷さがあった

ママ「ミィ...ン。ミグッ...ミン...」

泣きそうになるママ。諸々の事情で自分の口内が腐敗し臭いことは十分知っている。それをハッキリ指摘されたことは彼女のプライドを大いに傷つけた
しかし幼い娘に泣き顔を見せぬよう必死に涙を堪え、懸命な愛撫を続けた。

——

長らく続けられたママのタブチオがやっと終わり、4匹のベビンネは生まれた日以来のピンクチョッキ模様を取り戻した

わがまま言っていた妹ンネもなんやかんや嬉しそうで、姉兄とお互いの身体を見せっこしている

達成感と子供達の様子にママンネの目にも嬉し涙が浮かぶ。言ってもベビ達の毛並みは綺麗なんて表現すればトレーナーやブリーダーに笑われるレベルだし畜生臭さは酷いものなのだが、それでも3番授乳スペースは幸せ一杯のひと時を過ごしていた

——

やがて夕夜分の給餌が行われた。
昼と違ってニンゲンの監視の無いことに弟妹は最初大喜びであったが、ママンネの指示により4匹で等分を食べさせられた

妹「ママなんでニンゲンのミカタするチィ?チィゴハンたべたくないのに...!」

なんやかんやで飼料を平らげたベビ達。昼の訓練が効いたのか弟ンネは割とすんなり食べ、妹ンネはだいぶ苦戦したがみんなの励ましで倍の時間をかけてなんとか流し込んだ
給餌の後は4匹仲良くママンネミルクを堪能した

——

夕食も済んで暫く、外はすっかり闇に沈み、3番親子は眠りに就こうとしていた
ストール内でママンネが寝て、左側に長女と妹、右側に次女と弟
4ベビは精一杯ストールに寄っているが鉄柵のため身を寄せ合っているとは言い難く、みな辛うじて身体の一部がママに触れているという状態だった

給餌の傾向からママンネは今日がこの子達と過ごせる最後の夜だとなんとなくわかっていて、瞳を閉じることなくベビ達の体温に全神経を集中していた

次「ママ。なんだか眠れないミィ...」
弟「ボクも...」
長「ねえママ。本当にもうすぐお別れするミィ?」

ママの感情が伝わってか否か。いつもならとっくに寝息を立てているベビ達が次々に話し出す

妹「チィもねむれない。ねえママ、“たぶんねムカシバナシ”して...」

ママ「ミフフ。妹ンネちゃんはホントに甘えんぼさんミィね。むかーしむかしのことだミィ。ある草むらに、ババアタブンネとジジイタブンネが住んで居ましたミィ。ジジイタブンネは山へオボンを採りに、ババアタブンネは川へコイキングをいじめに......

...チビィ~...チヒ~...ミヒュー....ミヒュー.....ミィャー....ミゥミゥ....

ママ(ミフフ、みんな寝ちゃったミィ。本当に可愛い寝息ミィ...!どうかみんな、ずっと仲良くネ!...ウトウト......ミィ。ミィもなんだかねむく....きょうは....つかれ....ミ...ィ...)

最後の夜はどんどん深くなっていく...

550名無しさん:2021/04/14(水) 07:25:50 ID:Rh91.kRA0
ブタ屋さん動画とかでも
持ち上げられた子ブタが特に痛くなくてもピーピー喚くのは
宙に浮くのが嫌なだけだって聞いたことあるな
4ベビもこれから離乳部屋か
幼稚園バスなんて呼ばれてる台車で優しく移動させて貰える訳はないと思えよw

551タチワキ養タブ舎・ベビンネ章:2021/04/17(土) 07:54:07 ID:aGR0RnTI0

4ベビ生後21日目

孵化からたった3週間にして様々な場面に遭遇してきた4ベビ。この日はいよいよ離乳の最終章、母タブンネの移動が行われる

ママ「ブヒンブヒン......ごめんミィ。ごめんミィ。可愛いチビちゃん達...ナムアミタブツ...ナムアミタブツ...

長「ママどうしたミィ⁉︎しっかりして!」
次「ママ起きて!ミィ達もうゴハン食べ終わったミィよ!」

ママ「....ミグッ...ミミ⁉︎....ミハッ⁉︎..あ..ミォォン!ベビちゃん達!ミィーい゛ンミンミン...!」

朝の給餌が行われて暫く経ってもいつまでも寝たままで、変な寝言を垂れていたママンネ。ベビ達の声で間抜けな第一声と共に目覚め、辺りをキョロキョロ眺めると我に還り、みっともなくタブ泣きする

昨日酷使したせいかママの唇はメスのソーナンスさながらに腫れあがり、目尻には何故か涙跡がついている

弟「ミィ⁉︎ママ、だいじょぶミィ...?」
妹「ママねぼすけさんミチィ!ママ見て!ミィ、ママに言われなくてもちゃんとゴハン食べたミチィよ!ミッヘン!」

上3匹はママのおかしな挙動を心配したが、自発的に飼料を平らげた妹ンネは自慢を言い聞かせる
明るいこの娘がある意味一番タブンネらしいのかもしれない
昨日頑張って飼料を食べた為か、この一晩でひと回り大きくなったように見える。タブンネにとってもタブンネは高栄養食品なのだ。適食であるかどうかは別だが

寝起きの朧なサファイアブルーでぼんやりベビ達を眺めるママンネ
昨日の苦労も虚しく、各個体毛には真新しいウンチ柄が付着している。寝床自体が汚ければ当然の結果である

・・

ママ「...ミィッ!たいへんミィ!みんな来てミ!ママのおっぱい飲んでミィ!」

ママは空になったベビ達の餌入れ、盛られたままの自分の餌入れを一瞥すると、慌てた様子で授乳姿勢を取る
ママンネ視点、ベビ達の奥ではお隣の2番ママさんが涅槃像みたいな体勢でちびちびと水箱に舌を伸ばしていた。昨日より腹が大きくなっているように見えた

——

授乳を始めて30分後、飼育員2人がダゲキを引き連れて3番授乳スペースまでやって来た

この時4ベビはまだ乳首に張りついたまま
あと何回飲めるかわからぬミルクを味わいたい意思があったこと、その裏腹、出が悪くて中々満足できなかったことでいつもより長く吸い付いていた。妹ンネに至っては乳首を口に含んだまま寝てしまっている

ママ「ミミィ〜...!ダゲキ!待ってミィッ!せめてもう少しだけ!お願いミィ!お願いミィ...

飼A「おっ、最後のおっぱいタイムだったか?おつかれ!ママちゃん!今回はすぐ王子様とイチャイチャできっからな」

ママの懇願など認められる筈もなく、飼育員はストール、囲い両方の檻を開放していく

始めて自分達のおウチのトビラが開けられたこと、触覚から伝わるママの切実な感情と始めて間近まで来たダゲキ、あらゆる事象に上3匹はパニックと恐怖でオロオロと動き、割と落ち着いた性格だった長女ンネを含み皆ボトボトビチャビチャと脱糞尿してしまった
妹ンネは一足遅れて目を覚まし、ムニャムニャ口を鳴らしながら目を擦っている

飼B「あれ、朝飯食わんかったのか?まあもうお乳も出さなくていいし、3ママもダイエットかな?」

飼育員がママンネ用餌箱を掴むと、残った飼料を雑居房へぶち撒ける。気づいた雑居チビンネ達がミィミィ群がってきた

飼A「おい、てか3ってこんな汚かったか⁉︎なんか脇腹も破けてるし、唇まで腫れてない?」

飼B「3も次あたりで御免かな〜。でもチビ達いつになくデカくない?よくおっぱい出たなお前。偉いぞ〜」

飼育員は口調こそ穏やかだが動作は乱暴極まりなく、片方が脱臼せんほどママの両腕を引っ張り、もう片方はストール後部に入り込んで尻尾を掴み上げてドカドカとタブケツを蹴飛ばしている
ダゲキは囲いの外からベビ達に睨みを利かせて佇んでいる

ママ「ミィッ!お願いですミィお願いですミィ!どうかっ!どうか最後に一度だけっ!子供達を抱かせてくれませんかミィ⁉︎後生でございミィ〜!」

「ママ!」「ママ〜ッ!」「ミヤァ〜ン!」

ママは抵抗しているわけではないのだが、脚に力が入らず中々人間の思い通りに立ち上がらない。恐怖もあるし、昨日の疲れで体力的にかなりのキツさがあった。ベビに習いウンチも漏らしている

いつになく人間を怯え怖がっているママの様子は次々ベビ達に伝播し、上3匹は大きくプルプルと震え泣き叫んでいる。足元が凄く汚い
リアクションがワンテンポ遅れる妹ンネは目をまん丸くしてママとニンゲンを見つめて口をあんぐり開けている

552タチワキ養タブ舎・ベビンネ章:2021/04/17(土) 07:58:46 ID:aGR0RnTI0

飼A「なんかいつになく反抗的だな。オラ立てよ!」
飼B「遅れてきた反抗期か?ホラ歩けっ!子供と離れたくないってか?オマエはもう慣れっこだろうが!」

ママ「ブギィーーッ!ミギャッ!ミヒンガァーッ!従いますミィ!従いますミィッ!だからおねがい蹴らミィで!引っ張らミィでっ!ブヒィ〜ン!コワイミィ〜!マ、ママァーッ!」

人間は別に怒っているという程ではないのだが、口調も動作も強さを増していく
引っ張られるママンネの腕はビリビリと毛皮が破れ落ち、インステップキックを喰らい続けるオシリは真っ赤な靴跡がついている
それはベビ達が悲しみと恐怖に支配されるに十二分な光景であった

ようやっとママンネが震える足腰を何とか立たせ、歩き出してストールから出ようとした時、意外にも勇み出したのは一番幼さの残る妹ンネであった

妹「ミ...ミギィーーッ!ミィのママに乱暴するなミチィーッ!ママをつれてかないでっ!ミィのママを放せミチィ!」

精一杯怖い顔をして怖い声を発すると、ポヨンポヨンと引っ張り飼育員の身体を目掛け体当たりを繰り返す
戯れてるようでとてもかわいい

次「ミ、ミィーッ!ママを放せミィ!ヤメろミィッ!」
長「どこまでタブンネさんをイジメるミィ!ママを放すミィッ!くたばれミィーッ!」

ワンフレーズ遅れて3ベビも妹ンネに追随しだし、長女は妹に加勢、次女弟は蹴りつけ飼育員をストール越しにペチペチ叩き出した

ダゲキ「セアァッ!」

ゴッ!ゴッ!ドサッ!ポヨッ!
「ミボッ!」「ミグッ」「ミガッ!」「ミベシ!」

4ベビの行動を見てここまで静かだったダゲキが動き出す。首根っこを引っ掴むと囲いの側柵に向けて次々投げ飛ばしていく
ベビ達がぶつかる度お隣の2ママはビクンビクン体を震わせ目を見開いた。恐怖や同情という訳では無かろうが、やはり耳は良いようで衝撃音には反応するようだ

飼育員はベビ達の攻撃なんて屁でもなかったので、ダゲキの行為は完全なる過剰防衛である
そもそもダゲキを連れてきたのは防衛用よりも、移動作業中にベビ達の雑居房への逃げ出しを阻止する目的である
ダゲキが動き出しても尚、2名の飼育員はそちらを気にも留めない

——

ここの従業ポケ達の“タブンネ観“には少し個ポケ差がある

ローブシン、シャワーズはタブンネが大嫌い
クワガノン、マリルリ、ズルズキンはタブンネが大好きで(愉快なオモチャとして)、嘗てはローブシンもこの括りであったが、いじめ過ぎて人間に何度も怒られた為心底嫌うようになった

そのいずれにも該当しないのがダゲキとフタチマルである。彼らは人間への忠誠の強い真面目な性格で、ただただ人間の意図通りに動き、おそらくタブンネをポケモンとしてすら認識していない。ただの“商品”だと思っている

特にダゲキは人間からの信頼が厚い。彼はタブンネの“耐久ライン”というものを人間以上に正確に見極めることができて、今回4ベビを叩きつけた際も骨や臓器を傷つけず、嘔吐すらさせない中で最大限ダメージを与えられる絶妙な威力で危害を加えている

553タチワキ養タブ舎・ベビンネ章:2021/04/17(土) 08:02:41 ID:aGR0RnTI0

妹「チグッ...ミヂィーッ!ママをがえせっ!ミィたちのママをっ!...ミギヤァッ!」ゴガッ!

弟「ブボッ..ママ!マ゛マ゛ッ!行かないで!
ヂギッ...」ドスッ   ・・・・・

傷む身体がフラつきながらも、何とかヒョコヒョコと人間に向かって行き、またダゲキに投げられ腹パンされを繰り返すベビンネ達

重症とまではいかないまでも、身体のあちこちには青赤痣ができ始める。昨日せっかく取り戻したピンクチョッキ模様は二重の意味で失われてしまった

ママ「ベビたちっ!もう立たないで!もうヤメでっ!ニンゲンには敵わないミィッ!いいミ゛ィ?ミィのベビたち!!“タブンネさんの誇り”を忘れミィでっ!みんなで助け合って生きるミィ!ママはお引っ越しするだけミィ!みんなを見守り....ミグハァッ!もう蹴らないで下さいミィ!おてて引っ張らミィで!ミィァァァンミィミィ...!」

ベビ達の殴られ音と悲鳴を聞いて少し冷静さを取り戻したママンネ。必死に子供達を諭したが、人間に引かれ蹴られをされると再びみっともなく泣き散らし、どんどんと雑居房を進まされていく。

母タブが一定の距離まで離れたところでダゲキが最後に足払いでベビ達をすっ転ばせると、囲いの錠をしてスタスタと飼育員の後を追っていく

次「ミグンミグン...ママ!ママァーーッ゛!」
弟「どうして!ママ〜ッ!ざみじぃミィーッ!」
・・・

囲いの前面にしがみつき、離れていくママの背中を目で追いながら喚き散らす4ベビ。やがて雑居チビがブラインドになってしまい、その姿は完全に見えなくなってしまった

ママ「ミギー⁉︎マリルリ....ミ゛ィーッ!強いミィ強いミィ!ミギャーーーッ⁉︎あづミィ!熱いミィ!ヤメっ!ミア゛ア゛ァァァッ....」

飼「おい、マリルリ熱湯打ってねえか?ただの水鉄砲でいいんだぞ!ババアなんだから優しく...

リルリルー♪   .........

姿が見えなくなって尚、ママンネの叫びは3番囲いまで響き渡ってきた。ママの叫声に混じった楽しそうな他ポケの声に気づく余裕はなかったろう
4ベビはメソメソミィミィと柵にしがみつき、やがて力なく膝から崩れた

ママンネのリアクションが大きいせいで雑居房にはタブ集りができている。嫌がっているように見えて実は目立ちたがり屋さんなのかも知れない

——

ミズン...ミィミン....ミスッ.....ミィ~ン...........

いつまでもヘタリ混む4ベビ
誰が何か声を発する訳でもなし、やがて与えられた昼の飼料にも全く手をつけなかった

——

ママが移動されて何時間後であろうか。今度膠着を破る口火を切ったのは一番良いサイズの長女ンネであった

長「ミ゛ィッ!グミミィ〜!このハコがっ!こんなハコがいけないんだミィッ!」

徐に立ち上がると、もぬけの殻となったママンネのストールに向けて歯茎を剥き出し、渾身の力でペシペシと鉄柵をはたきだした

妹「ミ...ミィッ!そうだミチィそうだミチィ!」
次「どこまでタブンネさんをバカにするミギィ!」
弟「ニンゲン嫌いミィ!いてミィいてミィ!」

呼応するように姉に続く下3ベビ。なぜストールを攻撃するのか謎だが、凶悪な理不尽を叩きつけられ何処かに怒りをぶつけずにはいられなかったようだ

30分強それが続けられた頃、次第にベビ達の各手が止まり、目に涙を溜めながらミフゥミフゥ肩で息をしている。何度も硬い檻を叩いたせいで両手両腕が腫れて、蹄に血が滲んでいる

妹「ミ...ミァアああああん!ママぁ〜っ!」
弟「ミ゛ーーッ!ミ゛ーーッ!」
次「ミビェーーーーン!」

今度は妹ンネを皮切りに、みな汚い床に顔をつけ、精一杯ストール下に鼻を擦り寄せている。ママンネの残り香を嗅いでるようだ
ストールがキライなんだか好きなんだか

——

夜の給餌

飼「おう何だ何だ!昼飯食ってねえじゃんか。ママが居なくなって拗ねたか?ちゃんと食えよ〜、さもねえと明日出荷しちまうぞ〜」

係の飼育員は残った餌箱を見ると、一声かけてスタスタ去っていく

長「ミグッ...ミグッ...みんな、ゴハン食べようミィ。妹ンネも...ちゃんとみんなで分けよう...」

人間の言葉の意味がわかった訳ではないが、長女ンネの号令で皆ちびちびと昼飯の残りを食べ始めた
4匹とも悲しみよりも、空腹の限界に気づいたのだ。所詮タブンネは獣である

舎屋内も暗くなり始めて人間も4ベビも気づかなかったが、お隣の2ママの股下にはコロリと大きなタマゴが1つ転がっていた
タブンネのそれとは思えない、ゴンベやチゴラスの入ってそうな大きさであった

夕飯が済むと4ベビはシクシクと眠りに就く
みんなで固まらず、何故か空のストールを挟む昨日までと同じ陣形であった

———

ベビンネ章終わり

雑居、チビンネ章へ続く

554タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/04/19(月) 22:33:51 ID:Wug.drIY0

はじめましてミィ

ミィはタブンネ。
沢山のタブンネさん達が暮らす、広いおウチでこの世に生を受けましたミィ

沢山タブンネさんが居ると聞くと、とっても楽しそうだと思うでしょ?とんでもミィ。

広いおウチと言っても、ミィは“すとおる”っていう狭い箱の中にいつしか閉じ込められて、2つのすとおるを行ったり来たりしてずうっと過ごしていますミィ

仲良くなったタブンネさん、ミィのお兄ちゃんや弟や妹は、ミィんな“しゅっか”って言って、”とらっく“って言うニンゲンの乗り物に乗せられて、どこかへ連れ去られて行きましたミィ

ミィ、いっぱいニンゲンの言葉知ってるでしょ?
ニンゲンどもが思ってる以上に、ミィ達タブンネさんはとっても賢いポケモンなんだミィ

他にも沢山言葉知ってるミィ。たとえば
『しょぶん』『たねつけ』『こやしたぶんね』
『にく』『みきさあ』『しね』『ころす』....
ニンゲンが使うのはコワイ言葉ばかりだミィ。もっと優しい言葉をかけてほしいものだミィ

・・・

モブタブンネさんA
「嫌だミィ!死にたくないミィ!」
モブさんB
「最後に、最後にもう一度だけママにあわせてミィ!お願いだミィーッ!」

今ミィの目の前では、何匹かのタブンネさんがニンゲンと手伝いポケどもに追われて捕まえられて、とらっくに詰め込まれていますミィ。
ここで生まれ育ったタブンネさんは、ある程度の大きさになるとああやってしゅっかされるのですミィ

何度も何度も見てきた光景ミィ
ミィはとらっくに乗ったことはありませんミィ。だからその後のことはわかりませんミが、どうやら殺されて、食べられてしまうらしいですミィ
ミィ達は殺される為に生まれてきたようなものですミィ

この世には釈迦もアルセウスもございまミィ...


....バリッ!.....ピキ.....ピキピキ!.......

ミミッ!たいへんミィ!ミィの後ろで、タマゴの割れる音がするミィ!
タマゴは高いトコロに置かれていて、そのまま孵ったらベビちゃん達がイタイイタイしちゃうんだミィ!

おーいニンゲン!早く来いミィッ!.....

555タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/04/19(月) 22:36:16 ID:Wug.drIY0

それからなんやかんやあって、ミィのベビちゃん達が無事タマゴから孵りましたミィ

ミィ達お母さんタブンネは自分でタマゴを温めることも、タマゴを見ることすらできませんミィ。それだけすとおるの中は不自由なのですミィ

しゅっかされたタブンネさん達は気の毒ミィけど、やっぱり自分のベビちゃん達は一番大切ミィ。

・・・

ミィは何度も何度も、ベビちゃん達を産んで、おっぱいをあげて沢山お話しを聞かせて育てて来ましたミィ

この子たちの前にタマゴを3つ産んだ時は、1つは産んですぐに割られて
ひとりはタマゴの中からトクントクンて聞こえていた音がどんどん小さくなって、やがて聞こえなくなって、やっぱりタマゴのまま割られてしまって
もうひとりは孵ってすぐにジメンに叩きつけられて殺されましたミィ

生まれてから殺された子は“きけい”とか言って、ミィは見ていないけどお顔からおててが生えている子だったそうですミィ。
少し不思議なカタチでもミィのベビちゃんはミィのベビちゃん、育ててあげることも、むくろを抱かせてもらうことすら叶いませんでしたミィ

チピィーーッ!ギギーー!グイッ....ピヒッ...チ....チィ~..ッ....
—イタイ!イタイよう!ママ!ママだっこ!
 イタイ!ママたしゅけて!どうし...て?.....ママ.....

きけいベビちゃんの悲痛な叫びを、ミィは今でもよく覚えていますミィ
せっかく頑張ってタマゴから出てきて、ママのおっぱいが欲しくて鳴いていたのに、突然現れたニンゲンの乱暴な手に掴まれて、何度も何度も硬い床に叩きつけられて....

・・・

かんしょうに浸って居る場合ではないミィよね

今生まれたベビちゃんは4匹。3匹がおんなのこで1匹がおとこのこ。
今みんなですとおるの中でミィのおっぱいを飲んで寝てしまいましたミィ

ミィ〜...。なんてカワイイお顔!なんてカワイイ寝息なのでしょミィ!
みなさん生まれたばかりの赤ちゃんタブンネを抱っこしたことありますミ?

タブンネの赤ちゃんはおけけが細くてピンク色のおはだが見えていて、ふんわりとあまい良い匂いがして....

ミフフ、この姿を見て、この匂いを嗅げるのはミィのようなお母さんタブンネ達の特権ミィ!
可愛いベビ耳に”たぐ“っていうニンゲンの悪趣味な耳飾りが付けられているのがタブに傷ミィけど。。

この子達もいつかはニンゲンに食べられて....

ミィッ!今からそんなこと考えちゃいけないミィよね。天使のようなミィのベビちゃん達。ずっと良い子にしていればきっと、いつかアルセウス様がこのおウチから連れ出してくれるはずミィ!

今まで生まれてきた子たちもミィんなミィんな可愛いタブンネさんだったミィけど....

556名無しさん:2021/04/19(月) 22:46:23 ID:Z03uXVq.0
>タブンネの赤ちゃんはおけけが細くてピンク色のおはだが見えていて、ふんわりとあまい良い匂いがして....

ほうほう美味そうですなあ
今すぐ小麦粉まぶして油の中にぶちこむか
夏なら身欠きタブンネに
冬なら凍みタブンネにしてやりたい

557名無しさん:2021/04/21(水) 12:10:52 ID:0NoiTfE.0
でもこの養豚場のタブンネは食べたくないなぁ
BIGやマックスバリューで売る用かな?
ママンネが愛情たっぷりに育てたチビンネちゃんがスライスされてグラム60円かそこらで叩き売られてしまう・・・
ああ〜無情だぜ

558タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/04/21(水) 16:17:18 ID:AOLr6E8c0

モブさん
「ブミヒヒィ〜〜。うまそうだブミィッ!目のあくまえが食べごろなんだブヒィ〜

ミィ
「ミガァアッ!こっち来るなミィ!ミィのベビちゃんに寄るなミィッ!」

ベビちゃんを見て、おソト(雑居房)に居たひとりのタブンネさんが涎を垂らしながらオゲレツな台詞を吐きましたミィ

彼はおそらくベビちゃんを食べる気だったミィ。この囲いの柵は大きいタブンネさんなら越えられるくらいの高さなのですミィ
彼のようなタブンネさんをニンゲンは”べびんねはんたあ“などと呼びますミィ

ミフゥッ。心優しいミィとしたことが、思わず大きい声を出してしまいミィ。
見ての通りミィは清く優しいタブンネさんミが、ベビちゃん達を守るためなら容赦しないんだミィ

今のモブさんのように、鼻の穴が大きくてちょっとオゲレツなタブンネさんが、このおウチには一定数居るんだミィ

ミィは決して、オゲレツなタブンネさんのことを忌み嫌ったりはしていませんミィ。
彼らは犠牲者なのですミィ。汚いお水、陽も差さない場所に閉じ込められ続ける毎日、いつか殺される恐怖、ウンチだらけのおウチ...

色んな要因を以ってして、あのようにオゲレツなタブンネさんへと進化してしまうのですミィ。
これはてきおうへんかと云いまして...

おっと、思わず生物学者のような説明を始めてしまいましたミィ。
ミィ達タブンネさんは、ニンゲンどもが思っている以上に賢いポケモンなんだミィ。前にも言ったミか?


はなしを現在に戻すミィ

ミィに触っついて寝息を立てるベビちゃん達。

ごめんミィ。ミィの可愛いベビちゃん達。すとおるの外側で寝てミィね。起こさないようにそおっとそおっと....

....フゥッ。何とかおソトに出せたミィ。
えっ?薄情な母親だと思いますミ?
これは仕方のないことなのですミィ。すとおるの中で過ごすクセがついてしまいミィと、あらゆる惨劇が常時起こり得るのですミィ

ミィの過去のベビちゃんには、すとおると床に挟まってしまった子、ミィの寝ている間にすとおるに入ってきて、ミィの寝返りによって踏み潰されてしまった子、ミィのウンチをダイレクトにお顔で受け止めた子、色々おりましたミィ。

このおウチの各囲いを隈なく見てみて欲しいミィ。きっとどこかに、挟まりベビちゃんやペシャンコベビちゃんが居ますミィ。大体2日に1匹くらいのわりあいですとおる事故が起こりますミィ

ミィはすとおるが嫌いミィ。せめてベビちゃん達にお乳をあげる間だけでも、すとおるから出して欲しいものだミィ。
ミィを閉じ込めなくても、ベビちゃん達を置いてミィだけお外に逃げ出したりしないのミ....

559名無しさん:2021/04/22(木) 00:04:30 ID:bvq9sqkw0
寝返りで子豚を潰してしまうのは中々リアルですねぇ
共食いモブンネは中々いいキャラしてるけどこの後あっけなく死んでしまうのがタブの哀れさですな

560タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/04/23(金) 19:38:23 ID:B3CCVcgE0

4匹のベビちゃんが生まれて丸一日が経ちましたミィ

生まれたてベビちゃんと過ごせて幸せ一杯だと思うでしょうミか?

そうでもありませんミィ

げんじつとは残酷なものですミィ

たったの一日で、昨日までの甘い匂いは消え、ベビちゃん達はこのおウチ特有の、糞尿臭や排ガス臭に染まってしまいましたミィ
もっと空気も床も綺麗な所で子育てさせて欲しいものだミィ...


ミィには今、2つの心配ごとがありますミィ

「ヂッ...ヂィッ..」「ヂィ...ヂビッ!...ヂー」
—クチャイ...クチャイよう...
—うるちゃい...コワイ...コワイ...

ミィの横で、仲良くおしくらまんじゅう眠るベビちゃん達。
お姉ちゃん2匹はスヤスヤ眠っておりますミが、下の子2匹は一晩中苦しそうに鳴いておりましたミィ

まだその鳴き声はタブンネさんのコトバになっていませんミが、下の子達の思っていることはミィにはよくわかりますミィ。
ミィ達タブンネさんのお耳はとっても高度なのですミィ

だから街中や草むらで、タブンネさんの触覚を引きちぎって遊んでいる悪ガキを見つけたら、皆さん是非注意するようにして下さいミィ。
まったくニンゲンの子供はとんでもミィ...


モブタブンネくんA
「ブミヒヒヒ!ウンコ合戦しようミィ!」
モブくんB
「ミィーッ!ミィのはホカホカウンコミィ!
 ミガッ⁉︎潰しちゃったミィ...」
モブちゃんC
「ミィーッ!きたないミチィきたないミチィ!
 ウンチ投げちゃイヤー!」
モブちゃんD
「ここはミィのなわばりミィ!あっちいくミィ!」
モブくんE
「なんだとミィ!土地の権利書でも持ってるミか⁉︎生意気ミィ!くらえ!乾燥ウンコミィ!」

・・・とんでもないのはニンゲンの子供だけではないかもしれないミィ
今ミィの目の前では、おソト(雑居房)で沢山の子タブンネちゃんが騒いでいますミィ
一度騒ぎが起きると中々鎮まらないのですミィ

それにしても作者はタブンネさんをウンコに結びつけるのがよっぽど好きだミィ...
昔、タブンネさんをボットン便所に突き落とすSSがあった気がするミィ。
個人的にあれはかなりの名作と言え....

—⁉︎ハッ⁉︎ ミィは一体何を⁉︎

ミィの心配ごとを話すところだったミィね

ミィの心配は下の子2匹の様子だミィ。
タブンネさんは静かな場所、清潔な環境を好むポケモンであることは有名なはなしだミィ

下の子2匹は、このおウチの臭さや五月蠅さが辛いみたいだミィ。上の子はそうでも無いようでお母さんとしては安心ミが、下の子のリアクションの方がタブンネとして正しい気もするミィ...

匂いはどうしようもないミが、五月蝿いのはタブンネさんにとって本当に辛いことなのですミィ
このおウチが一度五月蝿くなると、屋根で反響して地獄のようになるのだミィ

このおウチのお母さんタブンネの中には、自らの手で触覚をちぎってしまったタブンネさんがなんにんか居りますミィ
五月蠅さにも耐えられないし、外敵もあまり来ないし、要は触覚なんて無くてもよいのですミィ。なんなら触覚の無い状態で生まれてきた子がミィのベビちゃんにも居ましたミィ
これはある意味適応変化ですミィ

561タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/04/23(金) 19:41:08 ID:B3CCVcgE0

皆さん何故タブンネさんに触覚がついているか知ってますミ?

『脚がおっそいから、遠くの音聴けないと肉食ポケに喰われるからでしょーwww』

とか言って、馬鹿にしないで頂きたいミィ
その通りですミィ。

いや、それだけではないのですミィ。
タブンネさんの触覚は相手の感情や体調を汲み取ったり、タマゴがいつ孵るかわかったりするのは有名なはなしだミィ

だからタブンネさんはその優しさで、他のポケモンさんやニンゲンさんのお役に立てるポケモンなんだミィ
それを食べちゃうだなんて言語道断ミィ

このおウチに外敵があまり来ないのはさっきも言いましたミィか

ここでは読み取れる感情もロクでもミィ
『コワイミィ』『腹減ったミィ』『死にたくミィ』『退屈ミィ』『どうせいつか死ぬミィ』『うるミィ』『クサイミィ』『死にたいミィ』

ニンゲンは
『美味そうだな』『早くデカくなれよ』『沢山産めよ』『良いタブ肉になれよ』
従業ポケどもは
『たぶんねってクサイ』『タブンネってウザイ』『タブンネおもしれ〜。もっと殴りて〜』

....なんだか辛くなってきたミィ

一体何のはなしだったミィか?

そうミィ、ミィの心配ごとミィ。

下の子たち、自分でお耳をちぎったりしてしまわないか心配だミィ
抱きあやしてあげたいミが、ミィの位置から短い腕が届かないミィ
ホントに地獄のような環境ミィ。
アルセウス様、なぜタブンネさんがこんな目に...


ミィの心配はもう一つありますミィ。

ミィのおっぱいのことですミィ

タマゴを産んでから、昨日ミルクをあげた時までパンパンに張っていたミィのおっぱいは完全に萎んでしまいましたミィ

初めてタマゴを産んだ時は、ベビちゃんとお別れしてしばらくしても張っていたのミ

だんだんと元気がなくなってきたミィ

いちおうさっきつねってみたらミルクが出てきたミィけど、ちゃんとベビちゃん達をおなかいっぱいにしてあげられるだろうミか...

どうかせめて、ベビちゃん達とお別れするまで出て欲しいミィ。ミルクのために、好きじゃないゴハンも残さず食べてるのだけれど...


...ミィのカラダ、よく見ると随分ボロボロになったものだミィ...

ミィのおっぱい、最初の子育てをした時は8コあったミィけど、ひとつ無くなっちゃったミィ。気づいたらこうなってましたミィ

残りの7コ全部使えたらいいミが、2つは腐ってしまったようで、絞ってみてもガマン汁みたいな苦い水が出てくるだけですミィ

アンヨも赤黒くて、毛並みも尻尾もボサボサ...

...ミィもきっと、もう若くはないんだミィ。
そういえばミィは自分がなんさいなのかもわかりませんミィ。

ベビちゃん達は大人になる前にいつもお別れだし、ママもしゅっかされたし勿論おばあちゃんも居ません

このおウチのお母さんタブンネさんはみんな同じでしょうミが、月齢感覚なんてあるはずもございまミィ...

562タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/04/26(月) 18:12:24 ID:S/S0DDzU0

そう言えばミィのママのことをおはなししていなかったミィね

ミィのママは、“ばあすでえたぶんね”っていう、特別なタブンネさんだったそうですミィ

ママと一緒に居たのはミィが生まれてから大きくなる前のみじかい間のことでよく覚えていまミィが、美しくとっても優しいタブンネさんでございましたミィ

ママは本当に特別でしたミィ
ミィがベビだったころ足をおケガした時、タブンネさんの魔法(普通の癒しの波動)を使って、ミィのおケガを治してくれましたミィ

ママは今でもミィの憧れミィ。ミィもタブンネさんの魔法、使えるようになりたいな...

ママはもの静かなタブンネさんでして、あまり沢山おはなしをしなかったミが、信じられないことに昔ニンゲンのおウチで暮らしていたそうですミィ

ニンゲンとの暮らしをママは詳しく教えてくれませんでしたが、ニンゲンは酷い生き物だと言っていましたミィ
ママのお腹や太ももには、タブ毛もよだつほどの傷がありましたミィ。きっとニンゲンにやられたんだミィ

ママは“たぶんねほごだんたい”って所に引っ越したあと、なんやかんやあってこのおウチに連れられて来たんだとか...
ほごだんたいはタブンネさんで飽和状態になったとか何とか。世の中には酷い目に遭うタブンネさんが沢山居るってママは言ってたミィ
どうしていつもタブンネさんだけが...

ママのお話はやめますミィ

涙が出てきたミィ

・・・


4匹のベビちゃんが生まれて数日が経ちましたミィ

え?◯◯日ってちゃんと教えてほしいって?

それは無理なお話だミィ。ミィにはせいぜい、昨日と今日と明日くらいしかモノ考えられないのですミィ
タブ脳とかバカンネとか言って馬鹿にするのはヤメテ下さいミィ...

ミィのベビちゃん達、まだコトバは可愛いチィチィって声で、アンヨもヨチヨチとしておりますミィ。
ミィんなおめめはパッチリと開いて、綺麗なタブンネブルーが覗いておりますミィ

ミィ〜、実に可愛い姿だミィ!

タブンネを食べちゃう全てのニンゲンにこの姿を見てほしいものだミィ。きっと考えを改めてくれるはずミィ

ミィが教えるまでもなく、ベビちゃん達はちゃんとミィのうしろでオシッコやウンチをしますミィ
やはりタブンネさんは綺麗好きミィ!

563名無しさん:2021/04/26(月) 18:51:24 ID:oRuhoY2E0
生まれて数日か…
ミルクしか飲んでない日齢のベビならやっぱ
タブンネそうめんかからしタブンネかなあ
地獄砂糖漬けとか焼いたら皮がクニクニ動く餃子も捨てがたい
ってママンネちゃんたらレシピに迷うような事言わないでよ

564タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/04/29(木) 21:55:01 ID:BxFgqx9U0

スクスクと育つミィのベビちゃん達

お母さんとして、本当はベビちゃんの成長ほど嬉しいことは無いのですミが、ミィはふくざつな気持ちミィ

スクスク育つってことは、それだけしゅっかまでの時間が進んでることだミィ。ミィの子育てがニンゲンをよろこばせているようで歯痒いミィ...

・・・この日は悲しいことがありましたミィ

すとおる事故を防ぐために、ベビちゃん達を押し返したらベビちゃんに嫌われてしまったミィ。どうしてこんな箱があるんでしょうミか...
ミィがベビちゃんをだっこできるのは、本当に本当にわずかな時間ミィ...
ごめんネ...ミィのベビちゃん達....

...それだけではございまミィ
おとこのこのベビちゃんが、ニンゲンにオマタを傷つけられてしまったミィ。今までのおとこのこも、ミィんな同じ目に遭わされてきましたミィ

なんでおとこのこだけこんな目に遭うのか最初はわかりませんでしたミが、今ではなんとなくわかりますミィ。

皆さん、大人の♂タブンネさんの後ろ姿を見た事がありますミ?ゆうてミィもあまり見たことありませんミが...

♂タブンネさんは、オマタの間からチェリンボみたいのがぶら下がっているのですミィ
どうやらチェリンボがないと“たねつけ”ができないみたいですミィ

ニンゲンや他のポケモンさんもたねつけをするのでしょうか?
たねつけはミィも何度もさせられてますミが、それはそれは苦痛極まりない時間で...

話が逸れがちで申し訳ミィ。
ミィのおとこのこベビちゃんが傷つけられるのは、チェリンボを取られているみたいですミィ。今思えばおとこのこベビちゃんはみんな大きくなってもチェリンボがありませんでしたミィ

どうしてそんなヒドイことを...
チェリンボがなければおとこのこは何の為に生まれて来たのか...

・・・・


また少し日付が進みましたミィ。

おマタを傷つけられた弟ンネちゃん、アンヨがまったくできなくなってしまいミィ
せっかく可愛いヨチヨチ歩きができるようになったところだったのミ....

でもお姉ちゃんふたりの力を借りて、毎日アンヨの練習をしていますミィ
女の子3匹は、みんな精一杯弟ンネちゃんを励ましていますミィ
なんて優しいタブンネさんなのでしょ!
さすがはミィのベビちゃんミィ!
そもそもおマタを傷つけられなければこんな努力は要らないのですミが....


ミィのベビちゃん達、みんなタブンネさんのコトバをお話できるようになって、ちょっとずつタブ格もこせいがでてきましたミィ

長女ンネちゃんは面倒見のいいしっかり者のお姉さん
次女ンネちゃんは大人しくて、優しいタブンネさん
弟ンネちゃん、おとこのこはこの子だけミィけど、他の子たちとも仲良しミィ。チェリンボさんが無いからなのかな...
妹ンネちゃんは一番甘えんぼさんで、明るくて愛嬌たっぷりミィ

ミィんな綺麗好きで優しくて、じつにタブンネさんらしいタブンネさんミィ!

どうかこの子たちに、たくさん幸せが訪れますようミ...

565名無しさん:2021/04/30(金) 16:31:54 ID:iLfY5NEs0
たねつけは苦痛なのか〜
その話も見てみたいですミイ

566名無しさん:2021/05/01(土) 09:55:23 ID:KkMawWC20
newポケスナのタブンネって最初の研究所?にしか出てこないの?

エアプだから誰か教えてくれ..

567名無しさん:2021/05/02(日) 19:10:50 ID:YBl6D4320
>>566
調べてみたらタブンネちゃんは「ベースキャンプ」に出るってさ
エアプどころか未プレイなもんでその研究所? の名前がベースキャンプなのかどうかもわからないけどw

568名無しさん:2021/05/03(月) 19:17:49 ID:nxYutlv60
>>567
ありがとう!
捕食は無理にしても竜族に追われるくらいの描写は見たかったなぁ...

569名無しさん:2021/05/04(火) 00:07:03 ID:Yp1YliDg0
工場による汚染とか悪い環境で狂ってしまったタブンネとか何か日野日出志作品のような情景がありますな

570タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/05/04(火) 19:32:13 ID:.pUx01Ko0

...また少しの日付が進みましたミィ

ベビちゃん達の幸せを願うミィですが、中々思い通りにはいかないミィ

こないだ、ベビちゃん達の初めてのオトモダチが、オゲレツなタブンネさんに殺されてしまいましたミィ

オトモダチは肥やしとなり、オゲレツな方はしゅっかされたミィ。
何もかもが地獄ミィ...

あれからベビちゃん達、すっかり元気が無かったミが、さっきミィにとって嬉しいことがありましたミィ。
4ママちゃんていう、ミィのオトモダチがお隣のおウチにやって来たのですミィ!

ミィは4ママちゃんがまだベビちゃんだった頃から知っていて、4ママちゃんのママ、4ババさんってタブンネさんともタブ見知りでございましたミィ

4ババさん.....懐かしいミィ。
今や4ママちゃんも、ママそっくりのべっぴんさんミィ!
それにしても大きなおなか...
どうか無事にタマゴを産んで欲しいミィ

—————

(ここからはミィの回想シーンミィ。どうか心して聴いて頂きたいミィ)

...それはミィが初めて“たねつけ”をさせられて、囲いつきのすとおるへブチ込まれた時だミィ

若かりしミィ
「ミゴッ....ミハッ!ぐる...苦しいミィ....ミスン....ママ!ママ〜!ミィも....ミィも死にたいミィ〜ン!」

4ババさん
「3ママちゃん、そんな悲しいことを言わないでミィ。お腹の中のベビちゃんが悲しむミィ。きっと3ママちゃんそっくりの、可愛いタブンネさんが生まれてくるミィよ!」

ミィ「あなたはお隣のおばさん...。...ベビちゃんなんて関係ミィ!どうせしゅっかされてしまいますミィ!」

4ババさん
「ミィ...。それはそうかもしれないミィけど、でもネ、3ママちゃん。世の中にはベビちゃんのまま誰かに食べられたり、目の前で子供を食べられちゃうタブンネさんが沢山居るんだミィ。だからせめて、一緒に居る間だけでも、しっかりベビちゃんを可愛がってあげなきゃ!考えようによっては、ミィ達は幸せなタブンネさんかもしれないミィよ!」

・・・

4ババさんはミィのママにも負けないくらい優しいタブンネさんで、色んなことを知っている賢タブでしたミィ

他にも色々なおはなしをしたものだミィ

4ババさんは昔、“やぐるまのもり”っていう、綺麗な木が沢山生えてるおソトの世界で暮らしていたそうですミィ

優しい旦那さんとふたりのチビちゃんと暮らしていたそうですミィ。

ある日、産みたての新しいタマゴを守ろうとして、ペンドラアってポケモンに旦那さんはタマゴ諸共殺されてしまったそうですミィ

悲しみに暮れる間も無くその数日後、残ったふたりのチビちゃんと小川へお水を飲みに行った時、ひげもじゃ(タブ舎の飼育員の一人)が突然現れて、チビちゃん達は斧でタブ頭をぶった切られて、4ババさんはもんすたあぼおるってニンゲンの道具で捕まえられて、このおウチに連れて来られたそうですミィ

4ババさんは泣き言を言わないタブンネさんだったミが、なかなか凄惨な過去だミィ...

世の中にはただの1匹も、幸せなタブンネさんは居ないのでしょうミか...

571タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/05/04(火) 19:35:36 ID:.pUx01Ko0

ママや兄妹達はしゅっかされ、せまくて地獄極まりないすとおるに閉じ込められ、痛くて苦しいたねつけが行われ、おなかがパンパンになって、この世の苦痛全てを背負って絶望していたミィでしたが、やがてほんの少し元気を取り戻すことができましたミィ

4ババさんの励ましもありましたミが、ミィの初めてのベビちゃん達が生まれたのですミィ!ミィんなそれはそれは可愛いタブンネさんでしたミィ!

最初のベビちゃんは全部で7匹でしたミィ
1匹はすとおるに挟まってローブシンに殺され、1匹はおマタにバイ菌が入って病死、残りの5匹は例外なくしゅっかされましたミィ

すとおるに挟まった子は毛皮がズル向けて即死でしたミィ。剥き出しになったシンゾウやハイがトクントクン動いていた様は未だに頭に焼き付いてますミィ
ビョーキになった子はおマタからじゅんばんに身体中が紫色になって行きましたミィ。可愛いアンヨがドロリと溶け落ちた時は絶望的なキモチでしたミィ
しゅっかされた子達の叫びも忘れられませんミィ

回想シーンですら幸せから絶望までの顛末が早すぎるミィ。
どうしてタブンネさんはフツーの死に方ができないのでしょうミか...

・・・

ベビちゃんがしゅっかされたり死んじゃったりする度発狂ンネに成りかけたミィでしたが、4ババさんが一生懸命に励ましてくれて、何とかタブンネさんらしく生きることができましたミィ。
次々に生まれてくるベビちゃん達、どうせしゅっかされてしまうのだからミィもタマゴを産みたくないのですミが、生まれてきたら生まれてきたでそれはそれは可愛いくて仕方ないという、何とも言いがたい感情ミィ...


それから何週か2つのすとおるを移動するうち、現4ママちゃんが爆誕しましたミィ。

ベビ4ママちゃん
「チィチィ♪オトナリのおねえさん!おねえさんさんはママのオトモダチィ?おねえさんもおソトでくらしていたのチィ?」

若かりしミィ
「ベビ4ママちゃん。そうミィ!ミィは貴方のママのオトモダチミィよ!ミィはずーっとこのおウチに住んでるミィのよ。ベビ4ママちゃんは可愛いタブンネさんミィね〜♪ママそっくりミィ!」

過去のミィのベビちゃんA
「ベビ4ママちゃん!こんチわ!ねえねえ、チィ達としりとりして遊ぼうチィ!」

ベビ4ママちゃん
「チィチィ!じゃあチィのばんチィ!
 えーっとじゃあ...、“おぼんのミ”」

ベビちゃんB
「おぼんのミ?えーっとえーっと...
 “ミィあどれなりん”!......あれ?...」

.........

4ママちゃんは特に明るいタブンネさんで、ミィのベビちゃん達とも仲良しでしたミィ。

やがて4ママちゃんもおっぱいを卒業して、おソト(雑居房)へ出されましたミィ
おソトに出てからは、ずーっと4ババさんのたねつけすとおる近くに陣取って居たようですミィ

・・・

それからミィもたねつけすとおるに移されて、苦行を終えておなかが大きくなって、またタマゴを産む方のすとおるへ戻された時、4ババさんに最期の時が訪れましたミィ...

ミィは無事にタマゴを産み終わったのですが、ミィより先に移動していた4ババさんはいつまでもタマゴが産まれず、おなかが大きいままずうっと苦しんでいましたミィ...

572名無しさん:2021/05/05(水) 22:30:36 ID:UNWdmCMk0
やはりベビが呆気なく死ぬ所はたまりませんな
ところでこのSSに出てくるストールという物がうまく想像できないのですが
リアルの畜舎にある牛が頭だけ出して飼料を食べてる鉄柵みたいなやつですかね?

573名無しさん:2021/05/06(木) 16:47:01 ID:zO.NNIxo0
>>572
ストールの解釈はそれでいいと思うよ
自分はリアルにYouTubeのブタ飼育動画想像してたけど
大切に細やかにお世話されてるそこのブタさん達と違うのがタブンネならではなんだよな

574名無しさん:2021/05/06(木) 17:01:06 ID:ck3X2nsY0
劣悪な方の動画ももちろんあって元ネタの子ブタやヒヨコは心が痛むんだが
某国がベビンネを床に次々と叩きつけてる奴とか
ブロイラー子タブンネの50日間として出荷されていく子タブンネ達がまだベビ上がりの日齢なもんだから
怯えてチイチイ悲鳴を上げて泣き叫ぶ映像と共に
「タブンネ達はまだ赤ちゃんのうちに出荷されます」と解説されつつカゴに詰められていくのは凄くいいね

575タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/05/08(土) 22:40:17 ID:8K7FcR6I0

4ババさん
「ミグフンッ....!ミフン!ミフンッ...!お....おかミィ...
 もうとっくに産まれるハズ......ぐるしぃ...
 おマタが張り裂けそうだミィ....」

チビ4ママちゃん
「ママ!どうしちゃったミィ⁉︎だいじょーぶ⁉︎ママ!しっかりして...!」

若ミィ
「4ババさん、ラミィズこきゅうミィ!ほら、ミッ!ミッ!フゥー!ミッ!ミッ!フゥー.......」

4ババさん
「あ....ありがどミィッ。チビぢゃんだぢ...3ママぢゃん....ミ゛ッ!ミ゛ッ!ブミィガッ...?グギャミミ゛ィ〜⁉︎オゴがガガガが....!!」

ブジュッ!グニュニュニュニュ.....

声がおかしいのを感じて心配になるや否や、4ババさんが大声ををだして、変な音が聞こえてきましたミィ

チビ4ママちゃん
「ミ゛ミ゛ィーッ!!ママ!ママだいじょぶ!?ミ゛ーッ⁉︎ミ゛ャーッ!3ママお姉ちゃん!ママ゛が!ママのおマタからヘンなブヨブヨが出てきたミィ!」

ミィの位置からはなんとなくしか見えませんでしたミが、4ババさんはおマタが張り裂けて身体の中の大事なモノが飛び出したのですミィ

これは後から知ったことですが、飛び出してきたのはニンゲンのコトバで言う、“しきゅう”というモノですミィ。

?「....ビャッ....ブググッ....パ....ププッ.....」

チビ4ママちゃん
「ミミ゛ーッ!たいへん!ブヨブヨからベビちゃんのアタマが!まっかっかミィ!血だらけミ゛ィ!」

若ミィ
「ミィ⁉︎ベビちゃんが⁉︎でもどうして⁉︎タマゴも産まれてないのに....??」

4ババさんはいわゆるさんらんいじょうというヤツでしたミィ。
ミィも難しいことはよくわかりませんが、ポケモンの産道はツルツルしたタマゴは通れても、ベビちゃんのようなフクザツなカタチをしたものはツッかえてしまうのですミィ

——

やがてニンゲンがやって来ましたミィ

ニンゲンA
「うわー...なんかタブだかりできてると思ったら....やっぱり産めんかったか〜。よりによってこのクソ人手足りねえ時に...」

ニンゲンB
「おいおい。オマエ今処理しようとしてる?今無理だぞ。早く積まねえとトラック出ちまうぞ!ただでさえ今タブンネだらけなんだからこの畜舎。4はとりま放置!死んでからミキサーでいいよ!」

若ミィ
「ミィッ!ニンゲンさん!4ババさんが大変ですミィ!早く!早く治してあげて!」

チビ4ママちゃん
「ベビちゃんも!ベビちゃんも居るのですミィ!お願いします!早くしないとふたりとも死んじゃ.....ミ゛⁉︎ミギャーーッ...!」ドサッ

囲いの前に張りついていた4ママちゃんが突然吹っ飛びましたミィ。それはニンゲンに追随していたズルズキンというクソポケのしわざでしたミィ

クソズキン
「プギャーーwwwなんだコイツwwwマタからクソ垂れてやんの!タブンネマジサイコー‼︎」

若ミィ
「グミィ‼︎なんてこと言うミ゛ィ!いま4ババさんがどれだけ苦しんでると思ってるミィ!あやまれミィィィィッ!」

クソズキンは囲いの中を見て、ほーふくぜっとうしながら涙まで流してましたミィ。
コイツは本当にイジワルなのですミィ!
絶対ロクな死に方できないミィ!

ニンゲンA
「おーいズキン!構うなよそんなヤツ!早く手伝ってくれ!超急ぎなんだよ今!」

若い頃のミィにとって信じられないことでしたが、ニンゲンは何事もなかったように4ババさんをほったらかしにして、しゅっかタブンネさんを捕まえ始めましたミィ
クソズキンはミィにアッカンベーしたあと、ニンゲンについて行きましたミィ

......この時ミィはある程度このおウチの事をわかっていましたミから、ニンゲンが酷い生き物なのは知っていましたミィ。
しきゅうから出てきたベビちゃんを助けてもらえないのはなんとなくわかって居たミが、それでも4ババさんは絶対助けてくれると思っていましたミィ。

なぜならばミィや4ババさんのようなお母さんタブンネは、ワリと丁重に扱われるのですミィ。
しかし現在は非情でしたミィ。

ちなみに4ババさんはニンゲンにも恨み節を決して言わないタブンネさんでしたミィ。
その4ババさんを裏切るなんて...
この時からミィは絶対にニンゲンを信用しなくなったミィ......

576タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/05/08(土) 22:49:46 ID:8K7FcR6I0

チビ4ママちゃん
「ミグン...ッ。イ....イタイミィ...。ミミッ⁉︎ミィーッ!ニンゲンさん!どこ行くミィ⁉︎ママのこと見て!ママはビョーキなのですミィ!早く!早くママとベビちゃんを助けて!」

若ミィ
「チビ4ママちゃん!ニンゲンはアテにならないミィ!!早く戻ってきて!みんなでベビちゃんを助けてあげなきゃ....!」



※4ママは5兄妹であった。
長兄ンネ、次男ンネ、4ママ、三男ンネ、妹ンネの順。

この時次男ンネは両脚の障害から既に出荷済み、妹ンネは所謂未熟児個体で、他に比べ体躯が小さく、知恵も遅れていた。

兄妹は不仲なわけではなかったが常にベッタリというわけでもなく
長兄ンネ、三男ンネはそれぞれ雑居房をいつもトテトテ巡回し、他タブとも仲良し
4ママと妹ンネは常に一緒に居て、排泄、食事以外の時間はずっと4ババ囲いに張りついていた

飼育員が気づくのに先駆け、長兄三男も囲い前に合流していた
4ババの子タブ達は例外なく母によく懐いていた



長兄ンネくん
「ミッ!ミミィ〜!...ママ、待っててミィ!今すぐ助けに...」

ニンゲンが役立たずだと察するや、長兄ンネくんと三男ンネくんは必死に柵を越えようとピョンピョンしだしたミィ
しかし悲しいかな、ふたりともまだチビちゃんミィから、全然届かミィ。

若ミィ
「長兄ンネくん!キミのじゃんぷでは柵を越えられミィ!ふたりで肩車して、だれかひとりが中に入るミィ!!」

チビ4ママちゃん
「ミハァッ!ミハァッ...!ミィが行くっ!お兄ちゃん、三男ンネ!ミィを持ち上げて!」

4ママ妹ンネちゃん
「おねえちゃ!おにーちゃ!はあくはあく!ママちんじゃう!」

クソズキンに投げ飛ばされた4ママちゃんが猛スピード(おそい)で戻ってきて、囲いの中へ入り込みましたミィ
見事な兄妹の連携プレーでしたミが、褒めてる場合ではありませんでしたミィ。
一刻も予断を許さミィ

4ババさん
「...ミガッ...ミフッ....ァァッ..ググッ......
チビ4ママちゃん
「ママ!ママしっかり!ミィが見えるミィ⁉︎今たすけ....ミ...ミィ....そういえば助けると言っても何をどうすれば....」

4ババさん
「....ミハッ...?そこ....に居る...のチビ4ママちゃ....ミィ?
....ミィはもう....ダメ...ベビチャ...を...」

死にそうな状態になって尚、4ババさんはどこまでも賢タブでしたミィ

4ママちゃんはオロオロするばかり。

4ババさんの覚悟を察してミィも涙腺が崩壊しそうでしたミが、必死に4ママちゃんにはなしかけたミィ

若ミィ
「チビ4ママちゃん!ブヨブヨからベビちゃんを引っ張り出してあげて!まだちゃんと生きてるミィ!」

恩タブとそのベビちゃんが半死じょうたいだというのに、ミィはしゃべることしかできなくてそれは辛かったミィ....
それでも4ママちゃんは必死にミィの指示を聞いて、ベビちゃんをしきゅうから救出したミィ

チビ4ママちゃん
「3ママお姉ちゃん!ベビちゃんが出てきたミィ!でも血だらけで苦しそう...!」
若ミィ
「ベビちゃんはきっと息ができないんだミィ!チビ4ママちゃん!ちょっと大変ミが、お鼻の周り舐めたげて!」

.....

チビ4ママちゃん
「ミゲホッ!...ペッペッ...ミィ...ニガくて気持ちワルイ....さあベビちゃん!お鼻キレイになったミィ!頑張って息してミて......⁉︎ミィァァッ⁉︎3ママお姉ちゃん!この子お鼻が無いミィ!」

みんな決死の思いで救出したベビちゃんは、“きけい”のベビちゃんでしたミィ。

...その後なんやかんやあって、ベビちゃんは死んでしまいましたミィ....

ミィはお医者さんじゃないから詳しくわかりませんが、息をするためのカラダができていなかったみたいですミィ....

仕方のないことですミィ。そもそもポケモンはタマゴから産まれて来なくてはいけないのですミィから...

4ママちゃんや兄妹ンネちゃん達は大泣き、ミィも悲しさと虚しさで涙が止まりませんでしたミィ...

577名無しさん:2021/05/11(火) 00:45:28 ID:enrCFKqE0
奇形ベビちゃんでも頑張って助けようとする優しさとそれが無駄に終わる儚さ、たまりませんな
チビンネ章も楽しみにしてます
この健気なベビたちが出荷の所なんか特に

578タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/05/13(木) 17:42:45 ID:7wdwCcsY0

4ババさん
「ミグッ...ミハァミハァッ......そこにいるのチビ4ママちゃんね...?どうか...泣き止んでミィ....ママのおはなし....ッよく聞いてミィ....!」

ミィを含めシクシクミィミィというみんなのタブ泣きが響き渡る中、しゃべり始めたのはなんと瀕死の4ババさんでしたミィ

チビ4ママちゃん
「ミ゛ッ...ン??ミィ!ママだいじょぶなのミィ⁉︎そうミィ!ここに居るのはミィ!ちゃんと聞くミィ!おはなしして....!」

4ババさん
「..ッ...チビ4ママちゃん...。ママは...もうすぐお別れミィ...きっとママがい...居なくなったアト....貴方がこのストールに入ることに...なるミ゛。....なかなか.....ストールでの生活は地獄ミィ。...でも最後まで...希望を捨てミィで...アルセウス様が...グホッ!」

ハッキリとは見えなかったミが、4ママちゃんはババさんの手を握って、コクコク頷きながらシンケンにおはなしを聞いていたミィ。
シンケンに聞いていたのはミィも同じミィ。
4ババさんは時々吐血しながらも、必死にコトバを紡いでおりましたミィ...

4ババさん
「3ママちゃん...聞こえるミィ..?今までアリガトミィ....ハァ...ハァッ!あなたがおはなし相手になってくれて、とっても楽しかったミィ...!ミィのチビちゃんのコト....どうかヨロシク....ネ...」

若ミィ
「4ババさん!聞こえてますミィ聞いておりますミィ!!お礼をしなければいけないのはミィ!今まであじがどう゛ございビィ〜ッ!」

チビ4ママちゃん
「ミミィッ!オワカレって⁉︎ママ!ママしっかり!」

4ママ妹ンネちゃん
「チュミィ!ママおめめがまっしろ!ミィにもオハナシしてオハナシして!チュビャ〜〜ン!!」

...きっとこの時4ババさんは、もう目が見えていない状態だったのですミィ...
無垢な4ママ妹ンネちゃんの大泣きにつられて、またミィ達全員のカワイイ泣き声がコダマしましたミィ....

——

...4ババさんに異変が起きてからどれくらい経ってからでしょうミか...
シゴトがひと段落したらしく、さっきのふたりのニンゲンとクソズキン、それからダゲキってポケモンがやって来ましたミィ

この時4ババさんのイキがさっきより落ち着いていて、ひょっとして治してくれるのかと期待したミィでしたが、想像のキャパシティを超えるさんげきが待っていましたミィ。

チビ4ママちゃん
「ミィッ!やっと来てくれたミィ!早く!早くママを助け...

ニンゲンA
「なんだなんだ。なんでチビ1匹中入ってんだ?...うわマジ?4番まだ生きてますよ!?」

ニンゲンB
「バーカそりゃ生きてるだろ。脱腸くらいじゃ死なねえよ。タブンネってスゲえ生命力なんだから....」

ミギャア! ブヒッ! ミギュッ! ....

囲い前に集まっていた兄妹ンネちゃん達をらんぼうに投げ飛ばしながら、ニンゲンはズカズカと囲いの中へ入っていきましたミィ

ニンゲンB
「あーやっぱタマゴできなかったんだな。もう出てきてたわ」

チビ4ママちゃん
「ミィーッ!ベビちゃんに何するミィ⁉︎かえしてかえして...!」

4ママちゃんがずーっと大事に抱いていたきけいベビちゃんのムクロをニンゲンが取り上げて、らんぼうにゴミ袋の中へ突っ込みましたミィ

579タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/05/13(木) 17:43:54 ID:7wdwCcsY0

ニンゲンA
「へー、卵できてなくてもちゃんとタブンネの形になるんすねぇ。コレ肥やしっすか?」

ニンゲンB
「いや、アドレナリンなきゃ大した養分ねえだろうからなあ。後でその辺のマメパトにでもやっていいよ。それよりどうする4の処分?今やっちゃうか?昼休み削れるけど」

ニンゲンA
「午後便で出すんじゃないんすか?午後だけで3ピストン(トラック3往復の意)あるんすよ。どっかに混ぜれば..」

ニンゲンB
「いや、出しちゃダメだよコイツ。オレが獲ってきた完全野生だから4は」

ニンゲンA
「へー野生って出荷できないんすか?でも3の先代って出しませんでしたっけ?」

ニンゲンB
「アレは保護団の譲渡で、しかもポケセンの出生だったから。完全野生は衛生法でプロセスできねえんだよ。オマエもタブ産やるならもっと色々覚えろ」

....必死にベビちゃんを奪還しようと跳ね続ける4ママちゃんのことなど全くムシして、ニンゲンはよくわからん談義で盛り上がってましたミィ。

・・・

ニンゲンB
「...よし。じゃあ運ぶぞ。歩けるかオマエ?ありがとうな4ママちゃん!オマエのおかげで一儲けさせてもらったわ。最後の一仕事だ。頑張ってくれ!」

ニンゲンA
「ママってか完全ババアっすよねコレ。よく妊娠できたなあ...。何才なんだろ?」

チビ4ママちゃん
「ミ゛ィッ!ミ゛ー!!ママをどこ連れてくミィ⁉︎ビョーキなんだミィ!らんぼうしないで...

ニンゲンA
「うっせえなあ!邪魔!オマエ!」ポフッ!

ミギャーん!

ニンゲンB
「おーい腹蹴るな!たぶん実子だろソレ?次世代候補たしか1匹しか居ねえはずだから」

ニンゲンは囲いを開けると、4ババさんの両脇を抱えて引き摺るように連れ出しましたミィ

長兄ンネくん
「ミィッ!ママッ!ママをどうする気ですかミィ⁉︎」

4ママ妹ンネちゃん
「チミィチュミィ!ニンゲンさん!ママにイジワルしちゃヤンヤ!」

さっき投げ飛ばされた兄妹ンネちゃん‘sが再び集まってきたミィ

4ババさんは子供達の前でもニンゲンのことを悪く言わないタブンネさんでしたミが、この時チビちゃん達は危機を察していたようですミィ。
殺される時とか、死ぬ時というのは教わらなくてもわかるものなのですミィ。生き物の不思議ミィ

ニンゲンB
「1,2,3....中にいるヤツ含めて4。コイツらたぶん実子だな。ついでだから“見せしめ”やろう!おーいズキン、ダゲキ!コイツら捕まえて!」

クソズキン
「プギャーハハハ!やったなオマエら!めっちゃ良いモン見れるぜ!超ラッキー!!」
ダゲキ
「・・・・」

なぜそんなコトをするのかこの時わかりませんでしたが、兄妹ンネちゃんが次々捕らえられましたミィ。

...悍ましい出来事が待っていましたミィ...

ニンゲンの考えることは狂ってるミィ......

580名無しさん:2021/05/14(金) 22:32:22 ID:o7P7lAds0
4ババの娘は4ママだけじゃなくて妹もいるのに
なんで次世代候補が1匹だけなんだ?
長女ンネ以外の♀タブは一律出荷組ってことかな

581タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/05/16(日) 20:38:15 ID:e5LYManY0
 
ニンゲンA
「うーんやっぱ歩けんすね...。両脚痙攣してますわ...」
ニンゲンB
「てか随分重くねえかコイツ?子宮引き摺んのかわいそうだけどしゃーねえな。最後の苦労だ!我慢してくれ!」

若ミィ
「ミィッ!なんてらんぼうするミィ!優しく扱えミィッ!ちゃんと治療してミィよ!」

4ババさん
「...イダッ!いだミィ痛ミィッ!...ハァッ...ハッ....
...3ママちゃん....どうか取りミィださないで...ミッ...ミィは....先に天国に行くだけミ゛ィッ....バイバイミィ...。サヨナラ....3ママちゃん....ッ..!」

ミィや兄妹ンネちゃん達が返事やリアクションをする間も無く、更なるヒゲキが畳み掛けて来ましたミィ...

ズリュッ....ブポッ!...ズボッ!...ボトッ、ボトッ

「ヂビィッ!...ヂプァッ....」「...チ....ゴォッ...」

引き摺られて破れかかった4ババさんのしきゅうから、ふたりのベビちゃんが落ちて来たのですミィ!
やはり血まみれで、濁った苦しそうな泣き声をしていたミが、さっき死んじゃった子よりも大きく、たまにいる小さいベビちゃん(未熟児ベビンネ)くらいの大きさでしたミィ
さっきの子よりは元気で、手脚を必死にパタパタ動かしていましたミィ。

三男ンネくん
「ミ゛ミィーッ!ブヨブヨからまたベビちゃんが出てきたミィ!どうしよ...ママ!ベビちゃんが....!」

三男ンネくんがいち早くベビちゃんの存在に気づいて、長兄ンネくんと4ママちゃんもみんな必死に身体を捩ったミィけど、ダゲキとズルズキンに首根っこをガッシリと掴まれていて、まさに手も足もでミィ...


モブタブンネくんA
「なんだミィ!なんだミィ!あーっ!おソトにベビちゃんが落ちてるミィッ!」
モブタブンネちゃんB
「ホントだ!ベビちゃんだミィベビちゃんだミィ!でも血だらけミィ!なんかコワイミィ〜」

・・・

おソト(雑居房)にいた他の子達もベビちゃんに気づいて、ちょっとしたタブだかりができましたミィ
子供達は純粋ミィから、ちょっと珍しいことが起こるとミィんなキョーミが湧くんだミィ。おソトにベビちゃんが居ることはまず無いミィから....

若ミィ
「4ママちゃんたち!ベビちゃんはミィに任せて!今は4ババさんに付き添ってあげて!おーいだれかーッ!ベビちゃんをミィのところまで連れてきて!だれか!早く早く!」

このときミィが考えていたのは、ふたりの生まれたベビちゃんをミィが育ててあげることでしたミィ

このおウチ(タブ舎)には、“さとご”ってしすてむがあるのですミィ。
要は産卵でお母さんタブンネが死んでしまったり、おっぱいが満足に出なくなってしまったりした時に、他のお母さんタブンネが代わりにベビちゃんを育ててあげることですミィ。

タブンネさんは優しいポケモンミィからね。
ちなみにミィはこれまで3匹のさとごベビちゃんを育てたことがあるミィ。3匹ともしゅっかされてますミが...

必死に野次馬ンネちゃん達に呼びかけたミィでしたが、みんなタカってはいるものの、一定の距離を取って、中々誰も動いてくれまミィ

だれもベビちゃんを抱きあやしたりしたことなんてないし、勝手な行動をしてニンゲンに蹴られたりするのもコワイだろうし、何より血だらけで泣き声もヘンだから不気味だし...、様々な事情があったのでしょうミィ

今思えばですが、さっきメソメソ泣いていた時に、ミィがもっとしっかりしていればよかったのですミィ...。
耳を澄ませば心音に気づけたハズですミィ...
いじょうじたいでそんなココロのよゆうが無かったのですミィ...

582タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/05/16(日) 20:38:52 ID:e5LYManY0

そうこうしているウチに4ババさん一行はズルズルと遠ざかってゆき、ベビちゃん達は少し動きが鈍くなってきたミィ。きっと上手くイキができなかったんだミィ

ニンゲンA
「なんかウルセエな...、あーっ!軽くなったと思ったら!もう2匹産み落としてやがる!どうします?生きてるみたいっすよ?」
ニンゲンB
「コイツもう全く卵殻できねえ身体だったんだなきっと...。とりま放っとこう。時間もねえし、直産って95パーくらい自然淘汰だから。誰か喰っちまいそうで嫌だけどな...。クセになると面倒だけど、コッチも急ぎだし...」

早くしないとベビちゃんが呼吸不全で死んでしまうのを心配したミィでしたが、最期はもっと惨いものでしたミィ...。

モブタブンネくんC
「ブミィブミィ!ニクだブヒィ!ニクだブヒィ!」
モブタブンネくんD
「ぜっこーきブミィ!ニンゲンもみてないブミィ!でも血がネチョネチョしてるブミィね...」

野次馬を掻き分けて、ふたりのオゲレツタブンネさんがベビちゃんを掴んだのですミィ!

ミィ「オマエらッ!何する気ミィ!ベビちゃんをミィにわたし....」

グチィッ!ブチャッ!

「ギギィャーーーーーーーッッ!!」
「ア゛ア゛グヤァーーーーーーーーー゛ー゛」

......皆さんは赤ちゃんタブンネが食べられるトコロを見たことがあるでしょうか...
少なくともタブンネが食べてるトコロは見たことがないでしょう...。通常自然界では起こらないことだと思いますミィ...

「ミィーッ!キモチワルイミィ〜!」
「逃げろ!逃げろミィ〜〜!」..........

ァァ゛---ッ.......ギッ.......ッ.......

野次馬ンネちゃん達が一斉に逃げ出したので、ミィはハッキリとそれを見てしまいましたミィ...
ホントはまだ閉じてるハズのおめめがギョロギョロと動く様子。信じられない速さで動く尻尾。ボタボタ落ちてくるカラダの中のモノ。ブチュブチュというおにくが千切れる音...。ベビちゃんの最後の声.....

またたく間に、ベビちゃんだったモノは2つの血溜まりに変わりましたミィ

ミィからベビちゃんまでの距離はほんのわずかだったのミ...。こんな箱がなければ....

チビ4ママちゃん
「ミィーッ⁉︎今のコエはナニ⁉︎まさかベビちゃん⁉︎」
長兄ンネくん
「きっとそうだミィ!ダゲキさん!お願いミィ!ボクをはなして!大変なんだミィ!」

兄妹ンネちゃん達はベビちゃん達のだんまつまに気がついて、今一度バタバタ暴れ出しましたミが、ダゲキやズルズキンが彼らのお願いを聞くわけもなかったミィ。

ミィはただ涙が溢れて、なにも言うことが出来なくて、ただただ彼らの後ろ姿を見ていたミィ
この時4ババさんは泰然タブ若としていましたが、やがて背中がプルプルと震えてきましたミィ。
きっとベビちゃん達の悲鳴に心を痛めていたんだミィ。そのヒサンな残骸(ほとんど血だけ)を見なかったことが、4ババさんにとってせめてもの救いだったように思いミィ....

583タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/05/16(日) 20:39:22 ID:e5LYManY0

どんどん遠ざかってゆく4ババさん。
その道スジを見て強烈な悪寒が立ち込めてきましたミィ。向かっているのは“みきさあ”の方角でしたミから....
やがてミィの位置からは完全に姿が見えなくなってしまいミィ...

・・・・

ニンゲンB
「よーしじゃあやるか。オマエらちゃんとママの最後見とけよ。しっかり旨味溜めるんだぞ〜」

クソズキン
「わーいわーい♪お楽しみ!タブンネはコレがお似合いだぜ〜」

4ママ妹ンネちゃん
「チミィチミィ♪おたのしみってなんだミュチィ?このハコおもちゃなのミュミィ?」

モブママンネさん(22番)
「ギャミー‼︎みきさあが始まるミィ‼︎イヤーーッ!ミィャァーー!」
モブママンネさん(19番)
「あなた!これまでよく頑張ったミィ!決して悲観しないで!きっと天国に行けるミィから!南無阿弥タブツ。南無阿弥タブツ...」

周辺が騒がしくなってきましたミィ...
....ミィのイヤな予感は当たってしまいました...
...まさか4ババさんがみきさあにかけられるなんて...。しかもどうやら子供達の目の前で...。なんでそんなヒドイことを...。どうして4ババさんがこんな目に....許されミィ...!

ミィの生涯で、みきさあが起動されたことはこれまで2,3度ありましたミィ。
ミィは遠い位置に住んでますからそれを見たことはありませんが、みきさあとはタブンネさんを殺戮するニンゲンの兵器のことですミィ。それはそれはコワイ音で、いつももの凄い叫び声が聞こえますミィ

タブンネさんがなぜみきさあにかけられるのかよくわかっていませんでしたミが、てっきり悪さをしたオゲレツタブンネさんが殺されるのだと思っていましたミィ。
まさか優しい4ババさんが殺されるだなんて...

ビョーキだから治してもらえるなんて希望をチラッと持ってしまったミィが恥ずかミィ。4ババさんはきっと、しきゅうが飛び出した時にこの運命をわかっていたのでしょうミィ...


•••ギュいーーーーーーーーーーン..!!

ブチャッ!グジュルジュジュジュ....!!

4ババさん
「ア゛あ゛がーーーっ!!ギギギグぐっ..!!聞いでミィーーッ!ビィのごどもだちッ!しんあいなる同胞たちッッッ!4ババ死すともタブンネ死せずビィーッ!どうがっ!どうかみんなタブンネの誇りをっ!み゛んだで助けあって生ぎるミィーッ!タブンネは優しい生き物ミ゛ミ゛ィーーッ⁉︎オゴガガガガグガげべべベッ......」

「ミィーッ!マ゛マ゛ッ!マ゛マ゛ーーーーーーッッ!」
「ママ⁉︎チミャ〜ーーーーッ...チゴプルルルッ.......」
「イヤ゛ーーーッ!ヤベでっ!!ニンゲンざんっ!!ごのキカイを止めでぐだざいビィ〜〜〜ッ!!!」

・・・・・

姿は見えなくとも、4ババさんの最後のコトバを、ミィはしっかりと聞き届けましたミィ...
カラダが震えて涙とウンチとオシッコが止まりませんでしたミィ...

名えんぜつというのはどこの世界にもあるモノですミィ。4ババさんは最後まで強く優しい、偉タブでしたミィ...。

ミィにとってふたりめのママが殺されたも同然の出来事でしたミィ。

584タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/05/27(木) 21:10:43 ID:XOoSE20g0

悲劇から立ち直る間も無く、次のゲンジツがやってきましたミィ。その時のミィのタマゴが孵化したのですミィ

親愛なる4ババさん、同じお母さんタブンネの仲間が殺されちゃって何もかもイヤになっていたミィでしたが、身を奮い立たせてゴハンを食べ、ベビちゃんにおっぱいをあげて、おハナシを聞かせてあやして、一生懸命愛情を注ぎましたミィ

生まれてくるベビちゃんは何も悪くないミィからね。

....それでも気が気ではなかったミィ。4ママちゃん達が心配で心配で...。

しばらく経っても、4ママちゃん達はミィのトコロにはやって来ませんでしたミィ

よく考えたら4ママちゃんはきっとたねつけをする方のすとおるに閉じ込められたんだと気づきましたミィ。こんな狭苦しいすとおるの中で悲しんでると思うとフビンでならないミィ。

4ママ妹ンネちゃんも心配ミィ。カラダも小さな子でしたし、いつまでも幼くてとっても純粋な子でしたミから...。
きっと4ママちゃんのすとおるの近くに居て、ふたりで静かに過ごしているだろうと都合の良い想像をしていたミィでしたが、ゲンジツとはいつも辛いモノですミィ....。


4ババさんが死んじゃった次の日、いやそのさらに次の日、いやいやさらに次の日だったでしょうか。よく覚えていませんミが、見慣れないふたりのやつれたタブンネさんがミィの囲いの前までトボトボやって来ましたミィ。そのコエを聞いてギョッとしましたミィ

「3ママお姉さん、ママが....ママがニンゲンさんに殺されちゃったミィ...」

ミィ「ミィーッ!そのコエはっ!長兄ンネくんミィ‼︎?じゃあひょっとしてオトナリに居るのは...」

三男ンネくん
「そうミィ、ボクは三男ンネ。もうイヤミィ...ボクも死にたいミィ....

ミィ「ふたりとも!気を確かにするミィ!キミ達は4ババさんのブンまで生きなくちゃ...!ところで4ママ妹ンネちゃんは⁉︎4ママちゃんのトコロに居るのミィ⁉︎」

長兄ンネくん
「...ミスンミスン.....。3ママさん、妹ンネは死んじゃったミィ。みんなでママが死んじゃうトコ見せられて、その時アワ吹いて倒れちゃって...、そのままオタブツミィ....」

ミィ「...そんな....ッ......」

なんて言ったらいいのか、ミィには続くコトバが出てきませんでしたミィ

4ママ妹ンネちゃんの精神では、きっと刺激が強すぎてショック死してしまったんだミィ

仕方がないミィ。大好きなママが目の前で惨殺されたのですミィから...

585タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/05/31(月) 17:45:24 ID:8IjuGH1I0

数日前まで可愛くて元気いっぱいのタブンネさんだった長兄ンネくんと三男ンネくん

廃タブの如く生気を失ってミィの囲いの前で、いつまでもヘタり込んでいましたミィ

ミィの指示によって少しだけゴハンは食べましたが、それから一言も喋らず過ごしていましたミィ

・・・

彼らがやって来て次の日のことでしたミィ

ふたりはニンゲンに捕まえられ、朝のとらっくに乗せられてしゅっかされましたミィ

ニンゲン曰く“みぃあどれなりん”がおーばーふろうしただとか何とか

要は元気が無くなって、大きくなれなさそうだからしゅっかされたみたいですミィ。あんなヒドイことをしておいて、ニンゲンはなんて勝手な生き物ミィ!
みぃあどれなりんってなんなんだろミィ....

ふたりはたいした抵抗も見せず、ミィにひとことお別れを言って、トボトボととらっくに乗せられてゆきましたミィ
ミィの位置からとらっくはハッキリとは見えないのですミが、彼らの悲壮なうしろ姿と、一際小さなカラダ(出荷ンネの中で)が切なくてたまりませんでしたミィ....

•••ニンゲンは許せミィが、彼らにとってこれは幸せなことだったと思うことにしておりますミィ。きっと4ババさんと同じ天国に行けるでしょうミから...。

こんな死に方を幸せと言うのもヘンなおハナシな気もするミが....なんて狂った世界だミィ。

—————

昔のハナシはおしまいにするミィ
長くなって申し訳ミィ

今いったいなにを....

ミィ!そうだミィ!さっき4ママちゃんがおトナリに来たんだミィ!

連れられてくる時に見たケド...ホントに大きなお腹だったミィ....。なんだか4ババさんの最後の時に似て....

ミィッ!そんなフキツなことは言うもんじゃないミィよね。4ママちゃんはミィよりずっと若くてピチピチタブンネさんなんだミィ
きっと無事にタマゴが産めるハズだミィ!


ミィの4匹のベビちゃん達、さっき4ママちゃんに怒られて、今はミィのすとおるにしがみついています。
でもミィんなチラッチラッて4ママちゃんを気にしてるみたいミィ。とってもいじらしいミィ!オトナリは今まで誰も居なかったものね。気になるよね。

さっきは怒っていたけれど、4ママちゃんはホントはとっても優しいタブンネさんなんだミィよ。ベビちゃん達もそれがわかってくれたら嬉しいミィ。

586タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/06/02(水) 23:54:41 ID:EuC3QhSE0

4ママちゃんがオトナリにやって来た次の日のことですミィ

4ママちゃんの産卵がはじまりましたミィ

オトナリでお母さんタブンネの産卵が始まっても、もちろんミィはお手伝いすることができませんミィ。すとおるに閉じ込められていますから....

産卵がとても大変なコトだとゆうのは皆さん想像に易いと思いますミィ
4ババさんの例からもわかるように、まさしくいのちがけミィ!
(妊娠促進剤と多量排卵の所為。野生や育て屋はこのタブ舎に比べかなり低リスクでほぼ安産)

産卵しているお母さんタブンネの前をたまたまニンゲンが通りかかると手伝ってくれることもあるミが、今は全くその気配が感じられミィ。

まったくニンゲンは何してるミィ!
タブンネさんのタマゴをなんだと思ってるミィ!

——

産卵が終わってしばらくして、ようやくニンゲンがタマゴを取り上げて、ほるだあってゆうボウの上にタマゴを嵌めてゆきましたミィ

4ママちゃんのタマゴ...、1,2,3....全部で5つミか。大変だったでしょう....。どうか母子ともに無事であって欲しいミィ。今4ママちゃんはあおむけに横たわっています。

え?すとおるに居るのになぜタマゴの数がわかるかって?ミィ達タブンネさんのおミミはとっても高度なのですミィ。見えなくたって鼓動の数を数えることなどお茶の子みぃみぃミィ!


.....そんな自慢をしている場合ではミィ。

タマゴは5つって言いましたミが、実はひとつ、産んでる途中に割れてしまいミィ
すとおるの中でタマゴを産んだせいですミィ
あっぱくされてハレツしてしまったのですミィ

なんでこんな狭い場所でタマゴを産まなければならないのでしょうミか....
タマゴが割れちゃう音もそうだし、中から出てきたベビちゃんのコエもそれはそれは可哀想なモノでしたミィ

ふつうタマゴが孵るまでは2,3日かかるミィからね。きっとカラダも凄く小さいし、イキも上手くできなかったことが想像されますミィ

どうか広くて綺麗な草むらでタマゴを産みたいものだミィ。なぜいつもタブンネさんだけがこんな目に....


不満を言っていても仕方ないミィよね...。

今はとにかく4ママちゃんと、産まれたタマゴを心配しなくては!

4ママちゃんは死んでしまうことはなかったミが、ハァハァッってイキが苦しそうミィ
タマゴもニンゲンが来るまでミシミシってイヤな音が聞こえていたし、中のベビちゃん達が心配だミィ....

587タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/06/03(木) 22:53:14 ID:Jb.YrznM0

さらにその翌日のことですミィ

朝、ミィが起きたら4ママちゃんはすでに起きていて、ガツガツと餌箱を貪っていましたミィ

元気でよかったミィ〜!

あたりまえミィよね!4ママちゃんはまだまだ若タブさんなんだから!それにしても凄い勢いミィ...

ミィ「4ママちゃん!おはミィ!元気で良かったミィ!」

4ママちゃん
「ビフンッ!うっせえミ!」ムシャムシャ...

ミフフ、もう話しかけるのはやめるミィ。ホントに元気で良かったミィ!
聞こえるベビちゃんの鼓動も1,2,3,4,5。タマゴも無事みたいミィね。何もかもが順調ミィ!
まぁベビちゃんはどうせいつかしゅっかなのですミが...

ミ?4ママちゃんのキャラが回想シーンと全然違うって?

それは仕方のないことですミィ

4ママちゃん、今はちょっと乱暴なコトバづかいになっていますが、最初のベビちゃんを産んだ時はそれはそれは優しいお母さんでしたミィ

しかしその子達と引き離されて、挙句しゅっかされてしまってから、タブが変わってしまったのですミィ

これはお母さんタブンネなりの処世術なのですミィ。
まともな感覚でいたら狂ってしまいますミからね。なんせ精一杯の愛情を注いで育てたベビちゃんがしゅっかされるのですミから....。

ミィの知ってる他のお母さんタブンネにも、タブが変わってしまったタブンネさんがおりますミィ

4ママちゃんはまだマシな方なんですミィよ。

お母さんタブンネのタブが変わってしまうと、コトバづかいが悪くなったり無口になったりするだけでなく、聞こえる鼓動がポケモンではないみたいになったり、ベビちゃんをムチャムチャ食べちゃうタブンネさんになったり....

4ママちゃんはコトバづかいこそ少しオゲレツですミが、聞こえてくる鼓動は昔と変わらない、トクントクンって優しい音ですミィ。

上手く言えませんミィけど、ニンゲンのコトバでゆうところの“えんぎ”をしているようなモノだとミィは思っています

なんだかミィの触角、某ハンター漫画の某念能力者みたいになってるミィね...
まったく物語によっていろんな設定がつけられるものだミィ
どうか皆さんもっとタブンネさんをリスペクトしていただきたいミィ....


妹ンネちゃん
「チィチィ♪ねえママ?あのまんまるからベビちゃんが出てくるチィ?」
長女ンネちゃん
「きのうよりオトがおっきく聞こえるミチ?ねえママ、もうすぐ産まれるミチィ?」
弟ンネちゃん
「ねえママ、ボクたちもあのまんまるから出てきたの?」

ミィ「ミッミッ♪ベビちゃん達!その通りミィ!きっと明日にはカワイイベビちゃんが産まれてくるミィよ!あのまんまるは“タマゴ”ってゆうんだミィよ。」

ミフフ。ミィのベビちゃん達もタマゴが気になって仕方ないみたいだミィ。

それにしてもタマゴを初めて見るハズなのに、なんてものわかりが良いのでしょ!
さすがはミィのベビちゃん!
ミィのきょういくが良かったのかしら♪

(昨日破裂した卵から超未熟児ベビンネが出てきて死んだのを見ている)

588名無しさん:2021/06/07(月) 01:23:45 ID:yqoLaMdQ0
そうね
タブンネちゃんの事はちゃんとリスペクトしてるよ
ミィアドレナリンってすごいよね
しかも可愛いから愛情をもっていぢめちゃう
ベビちゃん達もこれからしっかり旨味を溜めていってほしいな

589名無しさん:2021/06/07(月) 01:34:47 ID:yqoLaMdQ0
ペットショップの裏側にいた
ママべったりのかわいいチビベビちゃんがここにいたなら
小さな体で無理矢理ストールにもぐり込んだりして事故にあったり
いつまでもおっぱいから離れず餌を食べないし(チビママが手ずから食べさせてやらなくちゃダメ)結局出荷どころか柵の外に出るまで生きてなさそうなイメージあるわ

590タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/06/07(月) 18:52:58 ID:OkM2RIO60

ミィには夢がありますミィ

綺麗な木がたくさんあって、綺麗な川が流れている静かなトコロで、広いおウチに住んで、沢山のベビちゃん達と平和に暮らすコトですミィ。
ここのゴハンとは違う、新鮮で美味しいきのみをいっぱい食べて、ふわふわのベットの上で眠って、すとおるにジャマされずにみんなで身を寄せ合って過ごして....

すぐ近くには、4ママちゃんと4ママベビちゃん達が住んでいるんだミィ。お互いのベビちゃん同士はとっても仲良しで、いつも広くて綺麗な草むらでかけっこして遊ぶんだミィ。

おとこのこベビちゃんのおマタにはちゃんとチェリンボさんがついていて、ミィんなもちろんカラダにウンチなんてついていなくて、シッポも毛並みもいつも綺麗で....


・・・ミィ、考えごとが多くて申し訳ミィ

ずうっとすとおるの中で過ごしていますと、たくさんたくさん考えるのですミィ

ミィ達タブンネさんは知能が高くて、本当はいろんなことができて、好奇心旺盛なポケモンなのですミィ。
刺激の無い窮屈な生活を強いられ続けていますと、考えごとするしかないのですミィ....

ちなみにおソト(野生)のコトを考えるようになったのは、4ババさんのおはなしを聞いてからですミィ。ミィは生まれてからずっとこのおウチの中に居ますミィから....

それは4ママちゃんも同じミィよね。
いつかおソトの世界に戻って、元の優しい4ママちゃんに戻ってくれたらいいな。

“もり”とか“かわ”とか“きのみ”とか...
いったいどんなモノなのでしょミィ。想像するとワクワクもしますミが、なんだかむなしくもなりますミィ....


—ピキッ...バリッ!バリバリバリ...!

ミミッ⁉︎この音は!

—チィチィ!ヂギャー!ヂィッ!ミギャー!...

次女ンネちゃん
「チィッ!生まれたチィッ!」
妹ンネちゃん
「かわいいチィ!みんなおめめとじてるチィッ!」

ミィッ!4ママちゃんのベビちゃん達が無事に産まれたようですミィ!

大体タマゴが出てきてから、2回おねんねしたくらいでこうしてベビちゃんが産まれますミィ。
“ほるだあ”はとても暖かいらしくて、タマゴが早く孵化するそうですミィ。誰も近くに居ないから産まれたてベビちゃんがイタイイタイしちゃいますミが...。

早くベビちゃんが産まれるのは嬉しいけど、ホントは自分でベビちゃんのタマゴを温めたいものですミィ。

お母さんタブンネがタマゴを温めると、寝ている時にすとおるに挟まって割ってしまうからほるだあが使われるそうです。
そもそもすとおるが無ければ、決してタマゴを割ったりしないのに....

591タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/06/07(月) 18:53:29 ID:OkM2RIO60

...チィ....チ.....チビュー......チィ.......

....ミィ。元気な産まれたてベビちゃんのウブゴエに混じって、ひとりだけ苦しそうな泣きゴエが聞こえてくるのをミィの耳は決して聞き漏らさなかったミィ。

なにせミィ達タブンネさんのお耳はとっても高度で....
しつこいミィね

長女ンネちゃん
「ママ、ひとりだけ動けないベビちゃんがいるミチィ。カラダも他のベビちゃんより小さいミィチィ」

.....ヂ.......チィ~........チィ~.....

動けないベビちゃんはミィの位置からはどうやっても見えないのですが、長女ンネちゃんが事情を教えてくれましたミィ

泣きゴエでわかるミィ。もちろんまだタブンネさんのコトバになっていませんが、ミィくらいの実力になると、ベビちゃんの気持ちくらいは理解できますミィ。

どうやらアンヨかおててをケガしちゃったみたい。これは痛がってる泣き方ミィ

ほるだあから落ちたベビちゃんがイタイイタイしちゃうのはさっきも言ったミか?
フツーの大きさのベビちゃんならば一時的なもので済むのですミが、小さいベビちゃんだと結構重傷になることがありまミィ。

みなさん自分が生まれた時のことを思い出してみてほしいミィ
タマゴから出てきた時、自分の背よりも何倍も高いトコロからいきなり落っこちたりしなかったでしょ?
カラダの小さなベビちゃんにとっては大変なことなのですミィ。
まったくなんて不親切なおウチなんだミィ!

...まあ今はそんなこと言っていてもしようがないミィよね。
カラダが小さい子が心配ミィ。

おケガもそうだし、ちゃんとおっぱいが飲めるだろうか....
4ママちゃんがちゃんとケアしてくれたらいいのだけど、かなり不安だミィ....

——

やがてニンゲンがやってきて、生まれたてベビちゃん達の“たぐづけ”が終わりましたミィ

ミィのベビちゃん達もそうですが、ニンゲンがタブンネさんに番号をつけることをたぐづけと言いますミィ
番号をつけるくらいなら、もっとタブンネさんを大切に思って欲しいものだミィ

チュピチュピチュピ......

チュイ~♪ チィチィチッ♪ チュヤ~!チュミィ♪......

弟ンネちゃん
「チィ〜!みんなおいしそうだチィ!」
次女ンネちゃん
「おめめ開いてないのに凄いミチィ!なんでおっぱいの場所わかるミチィかな⁉︎」

ニンゲンが去ってようやく、ベビちゃん達のおっぱいタイムが始まりましたミィ
まったく最初のおっぱいくらいたぐづけ前に飲ませろミィ!

....チヒッ.....チィッ....チビッ.....チビィ~ン....ヒッ.....

どうやら文句を言ってる場合じゃないミたい...
小ベビちゃん、やっぱりおっぱいを飲めてないミィ
おなかが空いていて、寒くて、そして寂しい、悲しいって泣き方だミィ

4ママちゃん、どうか小ベビちゃんのコエに気づいてあげて.....

592名無しさん:2021/06/08(火) 21:28:34 ID:vGRdc/8M0
このチビベビちゃんの泣き声聞いてると
ママだけ愛護団体に保護されちゃって
巣穴に取り残されたまま

「オナカスイタヨウ」「サムイヨウ」「サミシイヨウ」

ってママを呼びながらどんどん弱っていくベビちゃんの小ネタ思いだしちゃってたまんねぇ

593タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/06/10(木) 19:03:56 ID:hBzG40JE0

4ママちゃんが最初のベビちゃんを育てていた時は、それはそれは優しいお母さんだったことは前にも言ったミか?

2周目以降生まれたベビちゃんには、4ママちゃんすごく冷たいんだミィ。
今だっておソト(雑居房)のどこかには4ママちゃんのおチビちゃんがなんにんか居るはずなのですミが、誰も4ママちゃんを訪ねては来ていません。
ハッキリ言ってしまうと、あまり慕われてないのですミィ...

ちなみにミィのチビちゃんは今おソトにはひとりも居ません。このところタマゴ不精でしたミィから...
前にもたしか一度こういう時期があったミィ
....どうでもいいミィか?


今は4ママちゃんのはなしミィよね

4ママちゃんは他の一部のお母さんタブンネのようにベビちゃんをボコしたり、まして食べちゃったりすることは決してありません。いつまでもおっぱいに引っ付いてる子を引っ剥がしてブン投げることはありましたミが...

話しかけて、あやしたりすることもしません。
4ママちゃんの子達はコトバを覚えるのが遅いし、おっぱい離れしても口調の覚束ない子が多いようです。

だけどキョーミ無さそうに見えて、踏んづけたりしないように気をつけていることもミィにはわかります
ブー垂れることが多いですが、ベビちゃんが『おっぱいほしい』って泣き方をするとちゃんとミルクもあげています。まあ座り姿勢でちょっと不親切なのですミが...

でも4ママちゃん、小さいベビちゃんやビョーキになりかかったベビちゃんにも冷たいものですミから、前にふたり、おソトに出る前に死んじゃった子がいます

これはいわゆる“自然淘汰”と言えるかもしれまミィ。自然淘汰は4ババさんから教わったことです。

おソト(野生)の世界では、弱い子よりも強い子を優先して育てることがあるそうですミィ
手のかかるベビちゃんが沢山いるとたいへんだから、強い子だけでも生き残れるようにするそうですミィ
正直よくわからミィが、おソトはおソトで色々たいへんだとゆうことミィね...

お母さん(4ババ)に知識として教わりその娘さん(4ママ)に実演を見せてもらうという、何とも稀有なできごとだミィ....


昔死んじゃったふたりのベビちゃんをニンゲンに回収された時、ほんの一瞬ですミが、4ママちゃんの凄く悲しそうな横顔を、ミィはたまたま見ていました。
4ママちゃんがホントは心の優しいタブンネさんだってミィにはわかります

....4ママちゃん、この狂ったおウチで生き抜くためにワザとイジワルな態度をするのは仕方がないミィ

でもどうか、この囲いの中に居る間だけでも、自分のベビちゃんに対してだけでも、どうか素直なココロで接してあげて。

もし小ベビちゃんが死んじゃったりしたら、また悲しい思いをすることになるんだよ....

594名無しさん:2021/06/11(金) 20:58:12 ID:bzkw7D2w0
生きるためだけのお世話して全く愛情注いであげない赤ちゃんは長生きしないって
昔そんな人体実験があったんだけど
ベビンネちゃんなんて余計もろそうだな
と言うか赤ちゃんにとってのストレスを実母自ら与えて旨味出させるとは4ママちゃん本当にタブッてるよな

595タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/06/12(土) 19:38:42 ID:bqYSj.6M0

今は4ママベビちゃん‘sが生まれて最初の夜です

ミィのベビちゃん達も、4ママベビちゃんも4ママちゃんも、ミィんなスヤスヤミィミィと寝息を立てています。ただひとり、寂しそうに泣いている子を除いて....。

ミィの視界にはうつ伏せに横たわる4ママちゃんのカラダ上半分と、そこにピットリくっつくベビちゃんが2匹だけ見えています。

小ベビちゃんはおそらく4ママちゃんすとおるの外側、足元に居るミィのかな?
見えてるふたりのベビちゃんは健やかなお顔で、タブンネさんらしくお腹がポッコリとしています
もうふたり見えないベビちゃんが居るはずミが、きっと4ママちゃんの反対側に居るのでしょう、気持ち良さそうな寝息が聞こえてきます。

皆さん、タマゴから出てきたばかりの赤ちゃんタブンネを見たことありますミ?
出てきたばかりの時は、カラダにベチョベチョしたお水がついていて、そしてお腹がまだゲッソリとしています。
ポケモンとは不思議なもので、生まれてすぐにゴクゴクとミルクを飲むと、あっという間にタブンネさんらしいカラダに変わるのですミィ

.....ピィ.......ピヒィ......ヂ.......ヂグッ......

....小ベビちゃん、ベチョベチョはニンゲンに拭いてもらったでしょうミが、きっとカラダはゲッソリしたままでしょう
もう泣き方も弱りきっていて、何を訴えているのかミィでさえわかりません。

寒くないだろうミか?このおウチの夜は結構寒いのです。フツーはベビちゃん同士で固まったり、お母さんにふっついたりしてあったかいするのです
どうかせめてぬくもりを得ていればいいのですが....



....ミィには今、一つの思惑があって、どうしようかずうっと悩んでいます。前にも同じように悩んだことがあります
それは小ベビちゃんをミィのすとおるまで呼びこんで、おっぱいをあげることですミィ。このままでは死んでしまうかも知れないミィから
産まれたて、ましてカラダの小さな子ならばきっと柵の下を潜れます

”きょーどーいくじ“とか言ったミィかな?
おソト(野生)の世界でも、お母さんタブンネ同士で役割を分担して、他ベビちゃんを育てることがあるそうですミィ。例によってこれは4ババさんに教わったことです。
このおウチですらさとごがありますミィからね。まあニンゲンが勝手に決めるのですミが...

しかしミィの思惑は少し事情がちがいます
4ママちゃんはベビちゃんをじゅうぶんに育てられるわけですミィから...
寧ろミィよりも若くて、きっとミルクもたっぷり出て栄養もまんてんミィ

どうせ育児放棄しているのだから、さっさと小ベビちゃんを呼び込めばいいと思いますミ?

そう単純なものでもありません。

なんというか、お母さんタブンネには“お母さんのプライド”のようなものがあるのですミィ

もし小ベビちゃんをミィが育てて、ミィのおっぱいを飲んで、完全にミィに懐くようなことになったら、4ママちゃんきっとすごく傷付きます

ミィも、もし自分のベビちゃんをさとごに出すってなったら、とてもイヤです。
他のタブンネさんを信頼していないわけではないですミが、自分のベビちゃんはとっても大事なのです
上手く伝わるミィか....

昔4ババさんから、きょーどーいくじをしても、ベビちゃんは賢くて、決して自分のママを間違えたりしないと聞いたことがあります
....4ババさんには申し訳ないミが、それは嘘です。ミィが昔育てたさとごベビちゃんは、ミィんなミィのことを『ママ』って呼んでくれたミィから
もちろん嬉しかったミが、少し本当のお母さんに申し訳なくもありましたミィ。
....そういえば一体どこから来たさとごちゃんだったのかな?

昔4ママちゃんが育児放棄した時、
「ミルクを飲めてない子がいるミィ!」
ってミィがちょっと怒ったことがあるのですミが、その倍くらいの勢いでどなり返されましたミィ
それ以来ミィは口出しをしていません....

ある意味4ママちゃんはポケモンとしての本能が残っているのかも知れミィね....

どうか小ベビちゃんが無事に....

...ミィ....

なんだかミィもねむく....

596名無しさん:2021/06/13(日) 20:31:03 ID:SWnbOkDU0
小ベビ「....ピィ.......ピヒィ......ヂ.......ヂグッ......(…もう……ごーるしても…いいよね…)」

597名無しさん:2021/06/14(月) 11:39:13 ID:Kvwgsw1A0
生まれ落ちた瞬間から痛みと苦しみと悲しみと寒さにじわじわと満ちあふれていく小ベビちゃんだけど
そのまま弱って静かにこと切れる事も許されないとか
マジタブンネさん

598タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/06/16(水) 21:06:44 ID:lyDi5sgA0

その次の日のおはなしですミィ

この日はミィの人生で何度目かの、人生最悪の日となりましたミィ。

お昼過ぎのことですミィ

ミィはいつものように、ベビちゃん達におっぱいをあげていましたミィ
オトナリでは4ママちゃんも、昨日産まれたベビちゃん達におっぱいをあげています。

赤ちゃんタブンネがおっぱいをせがむ泣き声と、お母さんタブンネが授乳を促すあやし声には特徴がありますミから、一ヶ所でおっぱいタイムが始まると、こうして周りでもおっぱいタイムが始まることがよく起こります。まぁミィの方はもうベビちゃんがしゃべれますから今回のは偶然ミィけど

とにもかくにも、側から見るととても平和なように見えたでしょう....

ミィは精一杯アゴを引いてオトナリを眺めると、4ママちゃんのお腹に4匹のベビちゃんが吸い付いているのが見えました。
4ママちゃんはすとおるの後ろに座るスタイルでおっぱいをあげますミィから、横たわるミィからもなんとかその光景が見えるのです。

案の定と言いますミか、やはり小ベビンネちゃんの姿は見えませんでしたミィ
4ママちゃんの授乳スタイル上、どうやっても最大4匹までしか同時におっぱいが飲めません。小ベビちゃんは撥ね出されてしまったのでしょう

ちなみにベビちゃんが大きくなってきてすとおるに完全に入れなくなると、4ママちゃんは立っておっぱいを与えるようになります。
なんて言うのか....ちょっとエッチな光景に見えますミィ

そういえばずっとコエは聞いていたけど、小ベビちゃんの姿はまだ一度も見ていないなとこの時思いましたミィ

不安で、悲しい気持ちになって、ミィが視線を戻した時ですミィ

大きな奇声が聞こえたと共に、ミィの視界に猛スピードで“なにか”が吹っ飛んで来ましたミィ

ガシャン!ゴスッ!ゴッ!グキッ!

「チィ~」「...ゥァ...」「...ッ...」「チ」

“なにか”が4ママベビちゃん‘sであると理解するのに、少し時間がかかりましたミィ
ベビちゃん’sのコエはとてもか細い、キケンなものでしたミ。
みなさん、赤ちゃんがイタイイタイすると大声で泣き叫ぶのは想像しやすいと思いますミィ。すごく痛いハズなのにほとんどコエも出ないってことは、命のキケンが想像されミィ

すとおるや囲いの柵にガッチャンして、ベビちゃん達は地面に落っこちました。
パタパタとおててを動かす子、腕がひん曲がってしまった子、ピクピクと震える子、この世のものとは思えぬ光景に少し唖然としたミィでしたが、すぐに冷静になりましたミィ

さっきの奇声も、この子達を投げ出したのも間違いなく4ママちゃん、こんなことは初めてでしたミィ。

ミィ「ミィッ!4ママちゃん!何があったミィ⁉︎」

599タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/06/16(水) 21:09:00 ID:lyDi5sgA0

4ママちゃん
「ミ゛ィィ゛ァぁぁ゛っっ!グミャアア゛っ」

ミィのベビちゃん達も驚いて振り向いたミが、みんな何が起きたのかわからず呆然としています。当然ミィ。ミィですら何が起きたかよくわかりません。

ブチュッ!ビリビリビチャーッ!...

少しの間4ママちゃんの呻き声だけが響き渡った中、ヘンな音が聞こえてきました。
ミィには聞き覚えのある音でした。なんと言うか、おニクがイビツに破れるような、それはそれはイヤな、とらうまになる音ですミィ....

長女ンネちゃん
「ママ!おばさんのおマタから赤いウンチみたいのが出てきたミチィ!おばさんビョーキになっちゃったんだミィ!」

視野が不自由なミィに、お姉ちゃんが4ママちゃんの状況を教えてくれました
もしかしてとは思ったけど、残念ながらそれは起きてしまいましたミィ。4ババさんと同じ状態です。

でもどうして⁉︎4ママちゃんはタマゴを産んでしばらく経っているし、さっきまで....、昨日だって元気一杯で、ゴハンだって食べていたんだミィよ⁉︎

しきゅうのビョーキ....。4ババさんと同じ...。みきさあ?殺されちゃうミィ⁉︎まさか...。そんなまさか...!?どうして。どうして...!?

....あたまがパニックになってしまって、それから先のことはミィも全部ハッキリとは覚えていません。ミィのベビちゃん達に何かを聞かれた気もするミが、4ババさんの時の事を思い出して、ココロが壊れそうだったのですミィ

チュイ?.....チィ....チィッ!

ミィがどんな姿勢で居たのか、なぜソッチを見ていたのかもわからミィが、どこからともなく産まれたてベビちゃんのチィチィ声が聞こえて、ミィの視界に、小さな小さなベビちゃんのアタマがモゾモゾと現れましたミィ
その時はミィも錯乱状態でしたミが、それは間違いなく小ベビンネちゃんでしたミィ

「ウビャーーーッ!チガァーーーッ!
ヴォォォぉぉぉぉっ.....」
—いたい!いたい!ママ、やめて!どうして、ママ!ボクもおっぱい....ボクはさびしくて....ママ......

................

ようやっと姿が見えた小ベビンネちゃんは、瞬く間に変わり果ててゆきましたミィ....
....ミィにとってはパニックが多すぎて...。気がつけば小ベビちゃんの小さくて可愛いおててが無くなって、ボタボタと血が落ちてきて、おなかから長い紐が出てきて、アタマからは黄色のグジュグジュが滴り落ちてきましたミィ。あんなに弱りきっていたとは信じられないくらいの、絶望的な大きな叫び声が聞こえてきましたミィ

死するタブは全タブ賢タブとはよく云ったものだミィ。生まれてからずうっと命の瀬戸際に居た小ベビちゃんの叫びには、たしかに意思が宿っていましたミィ。
....君も辛かったんだね。ママに甘えたかったんだね

小ベビちゃんをそんなんしたのは、目が真っ白になった4ママちゃん.....
もう、もう何も考えられミィ....。
どうして、どうしてこんなことに....

なぜいつもタブンネさんが、あの優しい4ママちゃんが、産まれたばかりのベビちゃんが......

——

「3ママお姉ちゃああ゛あん!怖いミィ!死にたくないミィ!助けて!だすげてっ!3ママ゛おでえぢゃあああんん゛!」

どれくらい経ってからでしょうミか...
聞き慣れたコエで、しかしながら絶望感に満ち満ちた大きなコエが聞こえて、ミィがハッとして顔を上げた時です。
オトナリの囲いの前、おソト(雑居房)に連れ出された4ママちゃんが精一杯コッチを向いて、精一杯の大声で叫んでいましたミィ

....そのコエは、可愛いお顔は、フキゲンな態度になる前の、昔の4ママちゃんそのものでしたミィ。
しきゅうのビョーキになったタブンネさんの末路は、ミィ以上に4ママちゃんはよくわかっているでしょう....。自分のママが殺されるのを、4ママちゃんは目の前で見せられているのですから......

600タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/06/19(土) 19:23:18 ID:D8nT.Xco0

.........気がつけば夜になりましたミィ

ミィの横ではベビちゃん達が身を寄せ合って寝ていますミ。お昼まで賑やかだったオトナリの囲いは、もう誰も居ません

4ママちゃんは、さっき4ババさんと同じトコロへと旅立ってゆきましたミィ
4ババさんと同じ方法で....
ヒドイ、ヒドイ方法で......

.....もう、もうミィにはなにも考えられミィ

生まれてこなければよかったんだミィ
ミィも、ミィのママも、4ママちゃんも、ミィのベビちゃん達も....みんなミィんな.....


—3ママお姉ちゃーーん!
—死にたくないミィーーッ!!
—おでえぢゃーーーン!
—だすげでビィ〜ーーーッ!
—こわいビィーーーー!!................

....4ママちゃんの最後の雄叫びが、頭の中でグルグルしています

4ママちゃんはミィよりも若いタブンネさんなんだミィ
この汚いおウチで生まれて、一度もおソトに出たこともないんだミィ
生まれて間もない時はカラダも綺麗なタブンネ模様で、チィチィ♪ってすごく可愛いコエで鳴いていたんだミィ
初めてのタマゴが孵化した時は、泣きながら喜んでいたんだミィ
ニンゲン達の為に、何個も何個もタマゴを産み続けたんだミィ
最後はビョーキになって、凄くイタイ方法でニンゲンに殺されて......

.........................

4ママちゃんが連れて行かれる時、ミィは必死に戦いました
このすとおるを壊して4ママちゃんを取り戻そうと、何度も何度もブツかりました

戦ったのは何度目ミィか....
ママとお別れした時、初めてのたねつけの時、最初のベビちゃんがしゅっかされた時、オゲレツモブさんが囲いに侵入してきた時....

すとおるに刷ってしまったせいで、ミィのお腹の横の毛も禿げ落ちてしまったミィ

ムダだとわかっていて、ニンゲンと戦うのは愚かだと思いますミ?そうかもしれません

だけど、だけど他にどうすればいいのでしょミィか?4ママちゃんは、ミィの、ミィの大切なオトモダチなのですミィよ?
その4ママちゃんが殺されちゃうのに、黙ってお祈りなんてできるわけありまミィ

ミィが戦ってる時、クソローブシンがケラケラ笑ってコッチを見ていたミィ

どうしてアイツは笑ってられるミか?
こんなの、どう考えても許されミィ
4ママちゃんも、どのタブンネさんも、尊い尊いポケモンなんだミィよ?
クソブシンも、ニンゲンも、おかしいと思わないのかミィ?アイツらにはココロがないのミィ?

ミィだって、タブンネだって、別にニンゲンを、従業ポケ達を嫌いたくて嫌ってるわけじゃないんだミィ!

どうしてこんな....

どうして.......

........

601タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/06/19(土) 19:23:48 ID:D8nT.Xco0

.......気づけば朝になりましたミィ

おウチの外が明るくなっても、ミィ達タブンネのトコロには、お日さまは届きません。

お日さまの下はポカポカあったかいって、昔ママや4ババさんがゆってたな....

遠くでマメパトの囀りが聞こえるミィ
空なんて飛べなくてもいいから、生まれてきたくなかったミィ

——

やがてベビ達もムニャムニャと起き出したミィ

ミィが何も言わなかったから、誰も何も言いません

——

やがてひとりのニンゲンがやって来て、ブツブツ言いながらミィのエサバコにほんの少しゴハンを入れて去って行きましたミィ
昨日食べなかったから、あまり好きじゃないゴハンが山になっています。食べようとも思いません

ニンゲンはなんで毎日毎日ミィのエサバコにゴハン入れるんでしょ?そんなことして楽しいミか?いいことなんかミィのに

——

「......チスンチスン。ママ、おっぱいちょーだい。
ママ。お願いチ。」

ミィ?....今のコエは、妹ンネちゃんミか?

.....もうミィにはそんな気もなかったミが、気がつけば横になっていて、ベビちゃん達がミィのおっぱいに吸い付いています

ベビちゃん達におっぱいをあげる時は、いつもとってもくすぐったくて、勢いが強い時はチョット痛い時すらあるのですミが、その痛さすらも嬉しさが溢れるものでした。タブンネさんの特徴なのかな。

しかし今は嬉しさなど感じられません
煩わしいだけです
....なんだか4ママちゃんが赤ちゃんに冷たくなった理由がわかった気がするミィ。きっと4ママちゃ..

チィ.... ミチッ... ....チビン.... ....ミッ

.....ミィ。いつもはずうっとおっぱいに吸い付いているベビちゃん達が、少しだけ吸って離れていきました

......思わず、触覚を使いました。
何度も言いますが、ミィ達タブンネさんの触覚は、感情を読み取ることができます

.....ベビ達、『寂しい』って思ってるミィ。
それだけではミィ。おなかがすいて、『ママどうして?』って気持ちミィ。今おっぱいを吸ったばかりなのミ....


.....どうゆうことかわかったミィ....

ミィ、ミルクが出なくなっちゃったんだミィ...

ベビ達は隅っこに固まっておしくらまんじゅうしています。昨日の朝よりもおなかがペッタンしているように見えます

もう、ミィにはママの資格もミィ
ごめんネ。ミィのベビちゃん達....
4ママちゃん、どうやらミィも、そのうちソッチへ行くようだミィ....。待ってて、また仲良くしてね....

602タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/06/21(月) 22:08:03 ID:Wiv7muPA0

ミィッ!

こうしてただメソメソしているわけにはいかミィ!

ミィはお母さんなんだミィ!優しい優しい、タブンネさんなんだミィ!
ベビちゃん達におっぱいをあげる為に、ゴハンも食べなきゃ!お水も飲まなきゃ!沢山おはなししてあげなきゃ!沢山愛してあげなきゃ!


4ババさんのおはなしを思い出すミィ。
世の中には、まだ目の開く前に食べられちゃうベビちゃん、目の前でタマゴを破られちゃうタブンネさん、気の毒なタブンネさんが沢山居るんだミィ

ミィは、ミィの目の前には、可愛い可愛い、大切な大切なベビちゃん達が居るんだミィ!
ミィは幸せなタブンネさんなんだミィ!

この子達ももうすぐおっぱいを卒業して、いずれはとらっくに乗せられて、短い命が終わってしまうんだミィ。今ミィがおっぱいをあげることは、キライなニンゲンを喜ばせるだけかもしれミィ。

でも、でもこの子達は、毎日真剣に生きているんだミィ!
こんな汚くてうるさくて毎日酷いことが起こるおウチに生まれたくて生まれてきたわけじゃないでしょうミが、それでもどの子もとっても優しくてココロの綺麗な、タブンネさんらしいタブンネなんだミィ!

ベビちゃんは何も悪くないんだミィ
お母さんが、ミィが、せめて少しだけでも、ほんの少しの間だけでも、幸せにしてあげなくちゃ!

ありがとミィ、妹ンネちゃん。
たいせつなことを思い出せたミィ。
ごめんネ、ベビちゃん達。おなかがすいていたよね。ママに甘えたかったよね。不安だったよね。

きっともう少し、一緒に居られるから。
ママは君達のおかげで、とっても幸せミィ!

603タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/06/21(月) 22:08:42 ID:Wiv7muPA0

ミィの思いは、なんだか振りのようになってしまったミィ

お昼のゴハンの時間のことミィ

ニンゲンはミィのゴハンだけではなく、ベビちゃん達のゴハンとお水も置いて行きましたミィ

ミィはこれまでなんにんものベビちゃんを育てていますから、ベビ用のゴハンが与えられる意味がわかるミィ
もうすぐきっと、この子達とお別れしなければなりません

———

ミィ達のゴハンのことをおはなししていなかったミィね

ミィ達のゴハンは、おソト(種付けストール前の屋外)になっているヤツ(黒ずんで小さくて歪な形状のオボンオレン)が主な原料だそうですミィ。ミィのママがそう言ってましたミ

.....ママはそこまでしか教えてくれませんでしたが、ずうっと食べているうち、ミィには気づいたことがあります。このゴハンにはなんと、タブンネさんが混じっています。

間違いではないと思っています。
だってゴハンを眺めてみると、所々ピンクのおけけが混じっていますミから。
そしてたまに入っているイモムシみたいなのは、きっとタブンネさんの触覚です。
気づいてからはミィはイモムシは食べていません。食べれるハズがありません。
仲間を食べていることに気づいてからしばらくは、ゴハンを食べられなくなってしまったものですミィ。
...まあおっぱいを出すためにまた食べ始めたのですミが。それでも進んで食べたいとは思わミィけど。これしか食べものはありません

ニンゲンはこのゴハンのことを“たぶこっぷん”と呼んでいます。改めてニンゲンの考えることは狂っていると思いますミィ。
どこまでタブンネさんをいじめたら気が済むんだミィ!仲間を食べさせるなんて...!

ミィはファンタジーがキライなタブンネさんですミから、なるべくこの世界のゲンジツを子供達に伝えていますミが、ゴハンのことは教えないようにしています
知らないままでいた方が幸せに決まっているミィ


ママも、4ババさんも言っていたミが、タブンネさんは、本当は“おぼんのみ”っていうのと“おれんのみ”っていうのを食べて生きていくそうです。いつか食べてみたいと思っていますミィ。きっとおいしいんだろうなぁ...

(屋外に成っているのはオボンオレンだが、あまりにも汚く歪な為4ババですらそれに気づかない。工場群排気と酸性雨の為か味はやや酸味と苦味があり、「肥やしタブンネ」の為か少し旨味もある。本来のそれとは全く別の代物である)

———

長女ンネちゃん
「ねえママ、もうすぐお別れするミィ?ママはどこに行くミィの?」
妹ンネちゃん
「チィおソト行きたくない!ずーっとママと一緒チィ!」

ミフフ、ベビちゃん達が少し元気を取り戻してくれてよかったミィ。それにしても、生まれた時はあんなに小ちゃかったのに、よく成長したものだミィ。

ベビちゃんが大きくなるのは本当はすごくすごく嬉しいことなのですミが、ミィはフクザツです。
スクスク育つってことは、それだけしゅっかまでの時間がなくなるってことですミィから....

604名無しさん:2021/06/24(木) 14:43:27 ID:jzs/LFCo0
ここから子タブンネ達がどういう風に処理、加工されて運び出されていくのか今から楽しみ

そしてポケモンユナイトにもまさかの殴られ役としてタブンネちゃん続投とは……
やっぱ殴られるの好きなんすねコイツ

605名無しさん:2021/06/24(木) 21:12:40 ID:AffyRklM0
>>604
一度離乳で引き離すのに
4ママちゃんが初子の出荷がトラウマだって言ってるとこから
ベビを甘やかすいけないママには目前でやるのかと想像できてエモいですね

606タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/06/25(金) 21:17:02 ID:WaIDFhn20

感慨に浸っているばかりではいられません

ベビゴハンが与えられたということは、今一度ベビちゃん達に伝えなければならないことがあります。
ミィ達タブンネさんの運命ですミィ

おソト(雑居房)では、毎日のようにタブンネさんがとらっくに乗せられて、しゅっかされてゆきます。

今ここにいるようにミィはとらっくに乗ったことはありませんミが、かぜのたよりというヤツで、しゅっかされるタブンネさんの行く先はなんとなくわかります。

殺されるのですミ

ほとんど感情の無さそうなおチビちゃんすら、とらっくに乗せられる時は凄く大声で暴れます。殺されることをみんなわかるのです。タブンネさんはとっても賢い生き物だってことを、どうか知っていただきたいミィ

ミィ達は、タブンネさんは、ベビちゃん達は、ニンゲンに殺される為に生まれてきて、殺される為に生きているようなものです。

....なんか我が子へ伝える教育としてイカれてる気もするミが、ゲンジツはゲンジツなのです


ミィのようなお母さんタブンネは、ベビ達を可愛いするだけではありません。色々なことをおはなしします。

もちろん4ババさんも色んなおはなしをしていました。

....いつも隣でミィもそれを聞いていました。

4ババさんはとっても優しくて、賢いタブンネさんでしたミが、ミィにはひとつだけ、どうしても賛成できないことがあります。
ニンゲンや従業ポケのことですミィ

4ババさんは、ニンゲンさんにも、他ポケさんにも、みんなに対して優しく接することが、“タブンネの誇り”だと言い聞かせていましたミィ。
しかしながら、いずれはニンゲンの手によってしゅっかされるのです。従業ポケどもはニンゲンに従って、タブンネさんをイジメるのです。そんなヤツらに優しくなんてする必要あるわけミィ!

4ババさんはちょっと優しすぎたのです!
ちょっと失礼ミが、4ババさんが『ニンゲンさんにも優しく』なんて言うもんだから、ベビちゃん達はみんなニンゲンを信頼していましたミ。
そのニンゲンさんに結果裏切られるから、4ママ妹ンネちゃんはショック死してしまい、4ママちゃんはイジワルな態度を取るようになってしまったのですミィ。



ミィはニンゲンは酷い生き物だとベビちゃんに教えています。そしてニンゲンのはなしの他に、従業ポケどもに対する接し方も、ベビ達に教えなければいけません....

このおウチにはミィ達タブンネさんの他にも、色々なポケモンが居ます

まずはタブンネさんを捕まえたりぶん殴ったりするヤツらミィ。ダゲキ、ローブシン、ズルズキンってのが居ますミィ

ズルズキンとローブシンは、タブンネを挑発したり、ニンゲンの目を盗んで触覚を引っ張って遊んだりする腐れゲドー野郎共ミィ。
ダゲキはちょっとマシですミが、アイツはアイツでココロのないヤツなんだミィ。ダゲキに殴られると凄く痛いんだミィ....

607タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/06/25(金) 21:22:03 ID:WaIDFhn20

他に、おウチの床を掃除する係の、水の技を使うポケモンが居るんだミィ。ウンコ掃除係のクセに、みんな生意気なんだミィ!

フタチマルってヤツは割と無害ミが、しかしながら別にタブンネの味方をしてくれるわけではありません。
タチの悪いヤツはマリルリってヤツです。コイツはタブンネよりも小さくて弱そうなクセに、熱い水を吹きかけたり、ニンゲンに隠れてタブンネをブン殴ったりするクソポケなのですミィ!
もうひとり、シャワーズってのが居ますミィ。皆さんシャワーズを見たことがありますミか?おとなしそうな顔してますミが、皆さん決して騙されてはいけないミィ!とんでもない性悪女ミィ!タブンネのことを『ゴミタブ』とか『ウンコポケ』とか呼ぶのですミィ!

....そしてもう一匹、クワガノンっていうポケモンがいます。ミィがお母さんになって間もない頃にやってきました。

ミィがまだチビちゃんだった頃、シビビールってヤツが居たんだミィ。クワガノンと同じ、すごく痛いビリビリを飛ばしてくるヤツだったミィ。
未だに夢に見るミが、ある日突然、ニンゲンの横でシビビールは口の大っきい化け物に変わったんだミィ。突然の出来事におソトのチビちゃん達が逃げ出す間も無く、化け物は次々とチビちゃんを食い散らかしていったミィ。ニンゲンが慌てて化け物を引っ込め、後には見るも無惨な残骸が残りましたミィ....

シビビール、化け物が居なくなって喜んでいた矢先、クワガノンはやって来たミィ。
....なんて言うのか、ブシンやマリルリとは違う恐ろしさがありますミィ。ただただタブンネさんを殺戮することを楽しむ、ポケモン兵器のようなヤツですミィ。
ミィは戦うことは嫌いミが、クワガノンが尋常じゃないくらい強いのはなんとなくわかります。クソブシンやダゲキですらガノンが出てきたら怖がっていますミから....

———

......ミィッ。...ミグフン....ッッ.......ミスンスン.....

なんか自分で話していて、とても辛いおはなしだミィ....

ポケモンは.....同じポケモンです。

どうして、どうしてタブンネさんだけが、いつも辛い目に遭わなければならないのでしょう。殺されなければならないのでしょう。
どうして他のポケモン達は、タブンネを助けようとしてくれないミィ?タブンネじゃなくてニンゲンの味方をするミィ?同じポケモンなんだミィよ?
どうしてニンゲンは、タブンネだけを殺すミィ?マリルリやローブシンのことは可愛がるのに...。タブンネはよしよししてくれないミィ?

ベビちゃん達におはなししてこの世界のことを教えるのは当然ミィ。でもその世界自体が狂っていたら、一体ミィ達はなんのために生まれたんだミィ?
ミィだって、本当は4ババさんのように、
『みんなと仲良くするミィ!』ってベビちゃんに教えたいミィのよ?タブンネさんは優しいんだミィ。どうしてどうして、誰もそのことをわかってくれないミィ.....?



ミィッ!

いけないミィ。お母さんとして強く生きるって決めたばかりだったミィ!
ベビちゃん達は泣きながらも、ミィのおはなしを真剣に聞いてくれましたミィ。ミィがしっかりしなきゃいけないミィよね。

今までのベビちゃん達も、ミィんな、ミィんな良い子だったミィけど、今回の4ベビちゃんも、本当に素直な良い子達だミィ!

暗いおはなしをしてしまったミが、みんなどうかそのままのいい子で....
いつかきっと、アルセウス様がタブンネを助けてくれるミィ!こんな優しいタブンネさんがいつも悲しんでいていいわけが無いミィ!

きっと、きっといつか.....

608名無しさん:2021/06/26(土) 09:31:58 ID:XNiTLIDA0
そろそろクワガノンの再登場かな?
シャワーズちゃん、タブンネさん嫌いなの分かるけど
そんな汚い言葉遣いしたらダメよww

609名無しさん:2021/06/29(火) 22:00:48 ID:MU9a9HLQ0
>いつかきっと、アルセウス様が

タブンネが創造神の名前を呼ぶとか凄い不敬ですねw
そして君達が食虐ポケモンなのは、神様も承認してると思うよ。

610タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/06/30(水) 16:15:46 ID:BvM5LS1E0

ベビちゃん達もすっかり元気を取り戻してくれて、ミィ達おやこは、これまで以上に仲良しするようになりましたミ。

すとおるのせいで抱っこもできないし、ギュッてしてあげることもできません

それでもひとりずつ、ミィのすとおるの前まで来て、尻尾をフカフカにしてあげたり、毛並みを整えてあげたりしています
....ちょっと窮屈なんだミィけどね。
ゴメンネ....ベビちゃん達。すとおるを壊す力がママにあったら、抱きしめてあげられるのに。ホントはみんなママにもっと甘えたいよね....

きっともうすぐお別れミィ

みんなどうか、タブンネさんの誇りを忘れちゃいけないミよ?
きっと大丈夫ネ。4ベビちゃん共とっても優しいもの。ママ、とっても嬉しいミィ。



その日はみんなで精一杯ふっついて眠りました。相変わらずすとおるが邪魔するミが、それでもベビちゃん達のぬくもりをミィはしっかり感じましたミィ
これまで何度も感じてきましたが、いつもとっても優しい気持ちになります

....昔4ババさんが言ってた通りだなぁと、今思っています。
なんやかんや悲しい出来事が起きて、許せミィと思うことも一杯ありますミが、やっぱり我が子達と居られるこの時間はとっても幸せです。
ミィの子どもに生まれてくれてありがとネ。
生きていればきっときっと、良いことが起こるミィから....ママはそう信じているミィ

———

次の日になりました

昨日と違って、ニンゲンは朝と夜、2回ベビゴハンを持って来ましたミ。
いよいよお別れが近づいてきたんだと改めて感じます

ミィは今日も、代わりばんこにベビちゃん達を呼んで、すとおるの前でヨシヨシしてあげました
ホントにみんな大きくなったもので、行き違うのも一苦労です

ミィがヨシヨシしてあげられない時、ベビちゃん達はおソト(雑居房)をよく眺めるようになりました。
ベビちゃん達もきっともうすぐお別れして、おソトに出ることがわかってきたんだミィね...
まあミィがしつこく言ってるからかもだけど...

ベビちゃん達は、もしかしたら早くおソトに出たいのかもしれないミィ。なぜならば、この囲いはとっても狭いのです。今のベビちゃん達が走り回ることなんてもちろんできません。あらゆる面でこのおウチは不自由です

ベビちゃん達、長女ンネちゃんと次女ンネちゃんは割とゴハンを食べてるミが、弟ンネちゃんと妹ンネちゃんはゴハンもお水もキライみたい。
わかるよ....ママもこのゴハンは好きじゃないから。仲間を食べちゃうなんてホントはしたくないミィ

611タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/06/30(水) 16:18:27 ID:BvM5LS1E0

ミィ達の暮らすこの囲いも、少し様子が変わってきました

ベビちゃん達がまんぞくに動き回れないのもそうですが、昨日一日でもの凄くクサイクサイになりました。
...敢えて口には出さミィけどね。

原因はハッキリしています
長女ンネちゃん達のウンチが、ミィのと同じ破壊力に成り上がったのです。自分で言うのもとっても恥ずかしいミが、“たぶこっぷん”を食べるとウンチがとってもクサイクサイになるのです。

この囲いは、たねつけのすとおるから戻って来た時はまあまあ綺麗にされてるのですミが、お母さんタブンネとベビちゃんが暮らしている間は一切掃除されません。
閉じ込められているわけですから囲いのどこかにウンチをしなければならず、ずっとクサイままです。ミィのかわいい肉球もきっとウンチまみれミィ。決して慣れることなどありません

今回のベビちゃん達はちゃんとトイレのできる子達ですが、それでも床はあちこちウンチ跡とオシッコ跡があります。怖いことが沢山あったから、ベビちゃん達その度にお漏らししちゃうからだミィ。綺麗好きな子でも、ビックリするとお漏らししちゃいます。


なんとなく、4ママちゃんの居た囲いの方を見てみました。
少ししか居なかったから割と綺麗ミが、よく見ると血の跡がついてるミィ
そういえば、小ベビちゃんは4ママちゃんに咬み殺されちゃったんだったミィね...
あの時はミィもパニックだったミが、他のベビちゃん達はどうなったんだミィ?どこかにさとごに行ったのミィかな?

今冷静に考えてみると、あの夜小ベビちゃんが寂しく泣いていた時、やっぱり無理矢理でもミィのところへ連れ込めばよかったミィ。あんなに小さいまま死んでしまうなんて可哀想ミィ
でもあの時は4ママちゃんに嫌われちゃうかもって怖かったんだミィ

....きっと今頃、天国で一杯ママに甘えているところだよね。キミのママはホントはとっても優しいミよ。沢山ミルクを飲んで、天国で大きくなってネ...

———

次の日、また朝からベビゴハンが与えられました。

ベビちゃん達、もう少し、もう少しだけきっと一緒に居られるミィ。ママが居なくなっても、ずっと仲良くね。どうかそのままの優しさで....

——

お昼過ぎのことですミィ

ニンゲンがひとりのお母さんタブンネを引き連れて、左の囲いまでやってきましたミィ。2ママさんってタブンネさんですミィ。たしか「2ママさん」じゃなくて別のおなまえがあるって昔言っていた気がするけど、忘れちゃったミィ。ごめんなさい...

2ママさんは、ミィや4ママちゃんのようにすとおるには入れられず、囲いにそのまま置かれました。
....無理もないことだミィ。2ママさんのお腹は、4ママちゃんよりももっと大きくて、とてもすとおるに入れるワケなんてミィことはミィにもわかるミィ

ミィもすとおるの外に出たいなってちょっと思ったミが、決して2ママさんを妬んだりはしませんミィ。ホントに大きなお腹だから心配ミィ

ミィ「2ママさん、こんにちミィ。おかげんいかがミィ?どうか無事にタマゴを産んでくだミィね」

「・・・・・・」

612タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/06/30(水) 16:21:54 ID:BvM5LS1E0

ミィが優しく話しかけても、2ママさんはうんともミィとも言いません。最初のベビちゃんがしゅっかされてしまった時からだったかな?あっと言う間に変わり果ててしまった、チョット気の毒なタブンネさんです

ミィのベビちゃん達も、久しぶりのオトナリさん登場で気になってるみたい。
だけど、みんな一度隣を見たミが誰も話しかけません。怖がってるみたいミィ

....無理もないことですミィ
こーゆう言い方は良くないかもしれませんが、2ママさんはとっても不気味です。ミィは挨拶するけど正直チョット怖いですミィ

みなさんは触覚がないからわからないかもしれミィが、フツーのタブンネさんのカラダの音は、「トクン、トクン...」て優しい音が聞こえます。オゲレツなタブンネさんだとそれがちょっと早くなるような感じです

それが2ママさんの場合、「ドッ...ドッ...ドッ...」って、なんかタブンネさんどころか、生き物ではない感じの音がします。
タブンネさんの触覚は相手の感情を読み取れるのは有名なはなしミが、2ママさんは一切の感情が読み取れません。ダゲキやクワガノンですら感情があるのミ....

さっきも言ったように、彼女はちょっと気の毒なタブンネさんなんだミィ...
このおウチへ来たばかりの時は、こんな感じではなかったのです....

—————

(また昔のおはなしですミィ。ちょっとお付き合いくださいミ)

初めて2ママさんと会ったのは、たしか種付けすとおるでしたミィ

ニンゲンA
「テメー!また入ってねえじゃねえか!そんなに交尾好きか⁉︎子宮でガキ殺してんじゃねえだろうな?オイ!」

昔のミィ
「ギャミーー!ごめんなさいミィごめんなさいミィ!!叩かないで下さいミィ!蹴らないで下さいミィ!もうたねつけは嫌ミィ!タマゴは産みたくミィ!ミィヤーーーン!」

そうだミィ。あれはミィが2回くらい連続でたねつけをやらされて、なぜかすとおるを移動させられず、かわりにニンゲンからブン殴られていた日だったミィ

お昼頃だったかな?ニンゲンがまんまるいヤツ(モンスターボール)を開けると、突然2ママさんは現れたのです。
まんまるに入れられるのは必ず別ポケだと思っていたから、あの時は驚いたミィ…

2ママさん
「ミッミィ?ここがミィの新しいおウチ...?ミィッ!タブンネさんがいっぱい!でもみんな凄く汚いミィ!それにとっても臭いミィ!どうして閉じ込められてるミィッ!?ミィこのおウチ怖い!イヤイヤ!牧場に帰るミィ!」

2ママさんは登場するや否や、何かが決壊したようにけたたましく叫んでいたミィ。
ニンゲンがぶっ叩いたり蹴り飛ばしたりしながらされるがまま、ミィのオトナリのすとおるに入れられました。
すとおるに入ってから狂ったように暴れていたので、ミィはちょっとおててとおなかを擦りむいてしまいミィ。たねつけすとおるは囲いの方と違って、お母さんタブンネ同士が密接しています。

613タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/07/01(木) 21:54:24 ID:705nSFdc0

2ママさん
「ミ゛ィッ!ミ゛ィッ!いやミィいやミィ!どうしてこんな狭い所に...!何かの間違いだミィ!飼育員さーん!助けに来て!ベッドもソファーも無いミィ!アンヨも痛いミィ!臭いミィ!こんなのイヤー!」

時々聞き慣れないコトバを言いながら、2ママさんはすとおるの前の方を必死に叩いていました。
よくわからミィが、無理矢理連れて来られたんだなってゆうのはなんとなくわかったミィ。
2ママさんが来たばかりの時は、嗅いだことのないとても良い匂いが漂ってきました。

昔のミィ
「2ママさん、落ち着いてミィ!おソトから来たのミィ?今は悲しいかもだけど、逆らってもミィ達の運命は変わらミィ!おててケガしちゃうミィ!だから落ち着いて....」

2ママさん
「...ミスンミスン。あなたは...?どうしてそんなに汚れているのミィ?ここはどこミィ?ミィは2ママさんじゃないミィ!◯◯(忘れちゃったミィ)っておなまえがちゃんとあるんだミィ!」

昔のミィ
「...ミィ。ごめんなさいミ。◯◯...さん?ミィ達は生まれた時にニンゲンにばんごうをつけられて、それで呼びあっていますから...」

2ママさんは4ババさんともミィのママとも違う、ちょっと変わったタブンネさんでしたミィ。決して嫌いってことはありませんが、なんていうか、ちょっと見てきたものがすごく違うっていうか...、ミィとはおはなしがなかなか噛み合わミィ。



2ママさん
「ミィ〜ン♪ミミィ〜ッ♪ニンゲンさん♪きのみをくれるミィ?それともポロックミィ?ミィ、ゴハンよりも先にここから出して欲しいミィ!それにミィ、どこかにリボン落としちゃったミィ!探してきて欲しいミィ♪」

ニンゲン
「おうおうおう新入りか。元気に媚びるね〜気色ワリィぜ、それ。明日は早速イチャイチャタイムだぞ〜。楽しみにしとけよ〜」

夜のゴハンの時、2ママさんはお耳をパタパタさせて尻尾をフリフリしながら、甘ったるいコエでニンゲンに話しかけました。
ご存知のようにタブンネさんは色々な可愛いコエを出すポケモンですミが、2ママさんのコエはミィも聞いたことのないようなコエでしたミィ
....チョット悪いけど、なんてゆうか、ニンゲンに向かってそんなコエを出すのはみっともないなってその時思いましたミ

2ママさんのお願いなど聞いてもらえるはずはなく、またしばらく大声で暴れたあと、しぶしぶ“たぶこっぷん”をチビチビと食べ始めました。

2ママさん
「ペッペッ!ミケホッ!....ミィ。このフーズ美味しくないミィ。お水もヘンなお味....。ねえ、3ママさん。他にはどんなメニューがあるのミィ?おやつはポロックミィ?ヒウンアイスミィ?」

昔ミィ
「めにゅ?ぽおっく?ミィ達が食べたり飲んだりできるのは、このゴハンとこのお水だけミィ。....お察ししますミィ。美味しくないミィよね。だけど我慢して食べミィと、死んでしまいますミィ」

2ママさんはギャグみたいな顔で驚きながら絶望していましたミィ



2ママさん
「ミフッ。ミグッ。...ミンミン。....こんなの絶対何かの間違いミィ。ニンゲンさんのおウチはフカフカのソファーがあって、美味しいオヤツも沢山食べれるって....。早く迎えに来ないかな。ミィ臭い所嫌いミィ...」

なんやかんや言いながら、2ママさんはゴハンを全部食べて、お水も全部飲んでました。

2ママさんがどんなトコロから来たのか、今でもあまり詳しくは知らないミが、なんとなく悪いタブンネさんではないんだなと思いました。最初はちょっぴりニガテだったけど。

元のおウチに帰るって言い張っていましたミが、次の日たねつけが行われミィ....

614名無しさん:2021/07/04(日) 12:59:24 ID:s66uVSPM0
2ママ元バースデータブンネちゃんかw
落ちぶれたバースデーちゃん主役の話はたくさん見るけど客観的に他タブさんの目から見てみるとこんなんなのか
究極のお花畑系なんだろうな

615名無しさん:2021/07/06(火) 16:41:07 ID:2Fw5FDuE0
タブ虐するのは発達障害、愛着障害、パーソナリティー障害のどれか
つまり人間的価値が低く、貧困家庭に生まれた生まれながらの棄民であるのは明白である

616名無しさん:2021/07/06(火) 16:45:51 ID:2Fw5FDuE0
虐.厨は脳に障害があって、自分の幸せを自覚できないから他者を虐げて留飲を下げようとする
チー牛キモメンなので女にもありつけないから女性的な印象が強いタブンネを凄惨な目に遭わせることで心の平衡を取ろうとする異常性欲者なのだ

617タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/07/07(水) 16:55:11 ID:ne.MMYCY0

2ママさん
「ミギィ〜ッ....ッァ...。ぐ、ぐる゛ミィッ。なんなのミィ?ごのネッグレスは...?ニンゲンざん!外して欲じいビィ〜....」

昔ミィ
「2ママさん!それは“くびわ”ミィ!もう諦めるしかミィ!”たねつけ“が終わるまでは外されミィ!歯を喰い縛って!気持ちを強く保つミィ!」

朝ごはんの少し後、それは唐突に始まりましたミィ
始まる前にたねつけのコトを教えてあげればよかったなと後悔したミが、仕方がなかった気もしますミィ。2ママさんがあまりにもゲンジツを受け入れていない様子だったものですから、アレコレ言うのも気が引けたのですミィ....

ニンゲンA
「新入り、暴れんじゃねえ!もうすぐママになれるぞ〜、嬉しいなあ、良かったなー!」
ボコッ!ゴスッ!

2ママさん
「ミキャキャァァあ゛ばばっ....!いだいっ!イヤ゛ッ!ごわいミィ!ごばいビィ〜ンン....!どぼじでっ!なんでだだぐのビィっ⁉︎だでがっ!だずげでっ!ヤメてミ゛ィーーッ!」

ニンゲンB
「いや〜スゲえ抵抗っすねコレ....。ペット用個体ってどんな教育受けて....てか、あーっ!やべえ!コレって注射打ちましたっけ?」

ニンゲンA
「あーやべえ!打ってねえわ!今からでもいい!お前持ってこい!バージンの9ヶ月だから生殖は問題ねえけど、数出なくなる!」



ミィや4ママちゃんも“初めての時”はかなり抵抗したものですが、2ママさんもその例に漏れませんでしたミィ。
2ママさんは“とざま”ですミィからこの後何が起こるかまだわかっていなかったでしょうミが、恐怖で泣き叫んでいました。涙の飛沫がミィにもたくさんかかりましたミィ。

たねつけの時はくびわとくさりで自由を奪われてから、すとおるの後ろが開けられます。
ニンゲンの言う通りにお尻をすとおるの外に出すまで、きんぞくばっとってヤツで何度も突かれるのです....



2ママさん
「グミブミミグミィブィャ〜〜ァ゛ァ゛ァ゛!?びっダ〜!イダイ!ビィのアンヨ゛がぁ!?ビィ〜ぶるるっ....」

やがてニンゲンによってタブモモに“くすり”を打ち込まれ、2ママさんの呂律が回らなくなってきましたミィ
ミィはこの時何度もたねつけを経験していましたミから慣れっこというか、当たり前のできごとのようになっていましたが、改めて狂った行為だなって思いましたミィ
他のポケモンさんやニンゲンも、こんなコトをしてタマゴを作るミィのかな?

ドスン、ドスン、ズズ...ズリュズリュ.....

そうこうしているウチに、”たねタブンネさん“の足音が聞こえてきましたミィ

たねタブンネさんがなんにん居るのかミィも知らないミィけど、トコトコっていう普通のタブンネさんの可愛い足音とは違い、重々しく、何かを引きずるような重厚な音がしますミィ....

ニンゲンA
「おうおう王子来ちまったぞ!ホラ2番、姿勢悪い。もっとケツ突き出せ!」

ゴッ!ゴキッ!

2ママさん
「...グッ!....ミゴッ.....

ニンゲンはすとおるの上によじ登ると2ママさんを踏みつけ、もうひとりがボウを嵌めて2ママさんのアゴと背中を固定します。ミィのところにボウははみ出してきますが、頑丈に固定されていて助けてあげられません
すとおるはタブンネさんを閉じ込めるだけでなく、時に拷問器具と化しますミィ...

618タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/07/07(水) 16:57:25 ID:ne.MMYCY0

たねタブンネさん
「グミヒヒィ〜ッ♪ブミビィ!ブミッ!ブヒッ!若い娘だミィ!いいニオイだブヒィ♪はやくっ!はやぐっ!」

ニンゲンC
「お待たせっす〜2番って新入りだっけ?準備良いっすか?種Aで記録お願いしまーす。放しますよ?」

ニンゲンB
「Aね、了解。いや〜今日も不気味なほど元気だねー。。俺何に生まれ変わっても畜タブ舎の母タブンネだけは絶対嫌だわ。そんなんツッ込まれたら死ぬだろ...マジで....」

2ママさん
「.....ミィ⁉︎.....次はナニ?男の子のタブンネさん...?....ミィ?....ハァ...ッ.....あなた....しゃべり方がお下品ミ。そんなんじゃレディに嫌われえ゛オオオオオがアガガガガがびぃぃぃやーーーああ゛!?痛い!イダァァァァァビィ!ヤベデッ!おでがいヤメでミィィィガァァァァァ....!!!

ブチュッ!ゴッ!ゴッ!.......

.....惨い悲鳴とおマタが破ける音が響いて、たねつけは始まりましたミィ
ミィは何度もやらされてるって言いましたが、実は何が行われているのかハッキリとは知りません。ただおマタにものすごく太くて長くて熱い“何か”が入ってきて、カラダの中から焼かれているようなカンジです。
.....言ってるだけで震え上がるミィ

たねタブンネさん
「ブミィバッフォン!ミバッフン!アア゛ア゛♪やめられないミ゛ィ♪アア゛ッ!アアア゛ア゛♪」

たねタブンネさんの姿をハッキリ見たことは無いミが、少なくともミィが知ってるだけで3にんは居ます。
寡黙に大きなイキリ声を上げるたねさんも居ますが、この時のたねさんはオゲレツに喚くタイプのたねタブさんでしたミィ....


モブチビちゃんA
「ミュィーッ!“たねつけ”ミィ!おねえさんが“たねつけ”やってるミィ!」
モブチビちゃんB
「違うミィ!あれは“なかよし”ってゆうんだミィよ!ミィのママがゆってたミィ!」
モブチビくんC
「おにいさんの方は喜んでるミィ?ボクもおとなになったらあんなコトするのかな?なんかイヤだミィ....おねえさんがかわいそう」

たねつけが行われる時は毎度のことなのですミが、チビちゃんスペースのおチビちゃん達が集まってきましたミィ
自分がやらされる時はイタくてコワくてそれどころじゃないミが、こうしておチビちゃんのコエを聞くと改めて狂っているなと思いますミィ
純粋な子供達の前でこんな乱暴を見せつけるなんて...



たねタブンネさん
「アア゛ア゛いイ゛イ゛ッ!オオオオ゛ッ
フィニッシュだブミィーーーーー!!!」

2ママさん
「イヤァ゛ーーーーア゛ーーーーッッ!!」

やがてたねさんが果てたようで、2ママさん最初の試練が終わりましたミィ
ニンゲンたちはたねさんをよしよししながら首輪を嵌めて引きずって行き、すとおるの中には泣きながら悶絶する2ママさんが残りましたミィ

ミィ「2ママさん、苦しかったミィね。痛かったミィね。ミィ達も何度もやらされてるんだミィ。どうか、どうか助け合っていきましょミィね...!」

2ママさん
「....ァァ....ど....どうじで.....ミィ.......」

.......2ママさんはやがてそのまま失神してしまいミィ
おマタからはものすごい血が出ていたようで、ミィの足もとまで流れてきましたミィ

619名無しさん:2021/07/07(水) 21:13:39 ID:NJNAjL8s0
頭お花畑のタブンネが現実を知って壊れていく様とかめっちゃ好き
もうすでに壊れかけだけどここからどうやって壊れていくか気になる

620名無しさん:2021/07/10(土) 17:51:40 ID:3lU/rjIs0
強制種付けの描写、丁寧で良かったです。
次は産卵、育児、離別、そして種付けのループですねw

621タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/07/12(月) 22:34:58 ID:QdcIi65Y0

たねつけが終わってから、2ママさんはシクシクミィミィと泣いているだけでミィの問いかけには答えてくれませんでしたミィ

だけどゴハンはちゃんと食べてお水も全部飲んでいました。背に腹はかえられミィ
ちなみにベビちゃんにおっぱいをあげる以外の時期は、ゴハンの量はとっても少ないです。太り過ぎて、すとおるに入れなくならないようにするためだそうですミィ
太るなって言うのなら、お母さんタブンネにちゃんと運動させて欲しいものだミィ。
ポッコリしたおなかが、タブンネさんの可愛いトコロなのミ....



次の日にはミィもたねつけをやらされて、その次の日には2ママさんはニンゲンに変なニョロニョロ(聴診器)をおなかに当てられて、囲いがついている方のすとおるへ移動させてゆきましたミ。無事にタマゴができたようですミィ
嬉しいと言うのか何と言うのか....

さらにその次の日にはミィも後を追うことになりましたミィ

——

ミィの方が後に移動したにもかかわらず、2ママさんは中々タマゴが生まれませんでしたミィ

ミィや4ママちゃんも最初の頃はそうでしたが、2ママさんのおなかはそれはそれは大きくなっていましたミィ

2ママさんはずっと苦しそうに呻いていて心配でしたミが、耳を澄ますとおなかからは確かに鼓動が聞こえてきました。

相変わらず、ミィの問いかけには答えてくれません
仕方のないことミィね、酷いことが起こる上に、産卵の苦しさもあるのですミィから....

2ママさんが一体どんなトコロから、なんで、どうやってここへ来たのかとか、前のおウチではどんな暮らしをしていたのか、色々と聞いてみたいことはありました。

ミィはこのおウチで生まれて、ずうっとこのおウチで過ごしているので、おソトのおはなしを聞くのが大好きです。
なんて言うか、「しあわせ」を想像するにも何を想像して良いのかわからないのですミィ....

だけどとてもそんなコト聞けるような様子ではありませんでした。
2ママさんはおそらくしあわせな暮らしをしていたと思いますミから、思い出したら辛い気持ちになるだけだミィ

とにかくココロが壊れてしまわないか心配だったミィ。どうやら悪いタブンネさんではなさそうでしたミから

622タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/07/12(月) 22:38:01 ID:QdcIi65Y0

ミィの心配は杞憂だったようで、やがて2ママさんは元気を取り戻すことになります

ベビちゃんが生まれたからです

前よりもよくしゃべるようになった気がしました



....2ママ1stベビちゃん‘sが生まれる前には、これまた一悶着あったんだミィ

ミィの方が先にタマゴが生まれたから凄く心配したんだミが、2ママさんはタマゴの数が多くて、ひとつひとつがとっても大きかったものですミから、時間がかかってしまっただけでした。
最初のタマゴが生まれてから最後のタマゴが生まれるまでたしか丸一日かかった気がするミィ

2ママさんのタマゴがふたつくらい出てきた後、通りかかったニンゲンにそれを回収されたんだミが、2ママさんものすごく抵抗しましたミィ

ニンゲン
「おうおう!ようやっと生まれたか2番!そりゃそうだよなー。安くねえカネ払ってんだぞおま....てか待て。これタブンネのタマゴか!?デカ過ぎじゃね?ホントにお前が産んだ?ドラゴンとか出てこねえだろうな...」

2ママさん
「ミ゛ィーッ!ミ゛ィミィ!!ニンゲンさん!ミィのタマゴ取っちゃダメ!どうしてそんなコトするのミィ!!?ミィがあっためるの!ミィのベビちゃん...!!」

2ママさんはこれまでの様子が嘘のように、物凄い勢いでニンゲンに歯向かいましたミィ
気持ちはわかるミィ。お母さんにとって、タマゴやベビちゃんというのはとっても大事なのです

ミィ「2ママさん!落ち着いて!横になるミィ!まだおなかの中にタマゴがあるんだミィから!ころんだら割れてしまうミィ!くやミィが、今はニンゲンに従うミィ!タマゴはすぐ近くにあるミィから!落ち着いてミ!」

2ママさんはしばらく取り乱していましたが、最後はミィの言うことを聞いてくれました。
丸一日かけて8個ものタマゴを産んだ後はちょっと苦しそうにしていたミがすぐ元気になって、精一杯首を動かしてタマゴを見ようとしていました。
首が真後ろを向けるわけミィから、ほるだあのタマゴは見えないんだけどね...

623タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/07/12(月) 22:42:49 ID:QdcIi65Y0

やがてミィのタマゴの方が先に孵ったのですミが、ミィのベビちゃんが2ママさんの方の囲いを気にして寄って行くと、2ママさんはとっても優しくアヤしてくれました

2ママさん
「こんにちミィ、オトナリのベビちゃん♪可愛いチィチィ声ミィねえ〜。もうすぐミィのベビちゃんも産まれるんだミィ!ミィんな仲良くしてネ!ほら、ベロベロミィ〜」

ミィのベビちゃん達もみんな嬉しそうで、それはとっても微笑ましい光景でしたミィ。
改めて、2ママさんは決して悪いタブンネさんではないんだなって思いましたミィ



結構時間はかかったミが、やがて2ママさんのベビちゃんも無事に孵っていって、2ママさんは涙を流しながら、ホントに喜んでいましたミィ

2ママさん
「オオ゛ッ!ミオオオン゛オン...!なんて...!なんでガワイイんだビィッ!ミィのベビちゃんだちっ!ミィがママだビィッ!ずーっと一緒だミ゛ィよっ!ミィ〜ンミンミン!」

2ママさんが元気になってから、いつかこのおウチのコト教えてあげたほうがいいかもって考えていたのですが、そんなコトはとても言えませんでした。

いずれは離されるミィ、とか
いつかはしゅっかミィ
なんて口が裂けても言えないほど、ホントに感動的な光景で、ミィももらい泣きするほど2ママさんは喜んでいました。

——

2ママさん
「ミッミッ♪いっぱいおっぱい飲んでミィ!スクスク育つミィよ〜、ミィのベビちゃんたち♪やっぱりニンゲンさんは優しいミィねぇ〜♪こんなにたくさんのベビちゃんと一緒に過ごせるなんて!」

2ママさんは本当にすっかり元気を取り戻して、来たばかりの頃と同じようなカンジになっていきました

2ママベビちゃん‘sは孵ったばかりの時から凄く大きかったです。ニンゲン曰く母親の“えーよーじょーたい”が良いからだとか何とか。
カラダは大きくて、コエも大きくてとっても健康そうなのですが、少しアンヨを覚えることや、しゃべり始めるのが遅くて不思議に思いました。

——

「ベビちゃん達♪ニンゲンさんがゴハン持ってきてくれたミィ!みんな挨拶するミィ!」



「さあベビちゃん達、もうお日様もおねんねだからタブンネさんもおねんねミィ♪むかーしむかしのことだミィ。山に住むタブンネが、リングマと相撲をとっていましたミィ。リングマがタブンネをぶん投げると、谷底へ真っ逆さまに...」



「ベビちゃん達、ママのゴハンもワケたげるミィ♪ほーらみんな押さないで、ミフフ、おいちいミ?」



「今日はママがおウタを歌ってあげるミィ!
♪た〜ぶん〜ね〜ご〜ろし〜の〜ゲッコウガ〜♪♪...」



「どうしたミィ?眠れないミィ?ママがおはなししたげるミィ♪むかーしむかしのことだミィ。ある砂浜で、エビワラーがプロトーガを虐めていましたミィ。そこへ通りかかったタブンネタロウ、エビワラーを注意しますが、きあいパンチを喰らうと一瞬で胴体が消し飛んで....」



「ニンゲンさんがお仕事してるミィ。ミィんなでおてて振りましょミ♪そのうちきっとお名前つけてくれるミィ!ベビたちニンゲンさんに良い子だってアピールするミィよ〜♪」



.......................................

624名無しさん:2021/07/13(火) 00:59:52 ID:W/T8fcKY0
2ママがタブ舎に来た理由が気になる。リボン無くしたとか言ってたから、おそらくバースデイタブンネ・・・
①子供が受け取り拒否したので処分
②バースデイが不評で、行き場が無くなり処分
③おつむが弱く、バースデイ基準から落選により処分

625名無しさん:2021/07/13(火) 07:29:45 ID:6YaLhGZI0
>>624
③に1票w
産まれたベビの歩行や言葉が遅いってのも気になるな

しかし子守唄やお話の内容ひどいわ
よく2ママも平気で子供達に歌えるもんだ
ゲッコウガに対する風評被害じゃん

626タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/07/15(木) 00:32:20 ID:x5VDvSfU0

2ママさん
「ねえ、3ママさん?あのポケモンさん達は?沢山のおチビちゃんはなぜあんなに騒いでいるのミィ?みんなどこに行くのミィ?」

ミィ
「アレはダゲキってのとズルズキンってヤツですミィ。....ちょっと言いにくいですミが、彼らはあまりタブンネさんに友好的なポケモンではありまミィ。おチビちゃんがどこに行くのかは、ミィもあまり詳しくはわからないミィ」

——

2ママさん
「ねえ3ママさん?ダーリンはいつになったらこのおウチに来るのかしら?まぁちょっとお下品だったから、少し心配ミィけど」

ミィ
「だーりん?たねタブさんのことミィ?彼らはここには来ませんミィ」

——

2ママさん
「ねえ3ママさん?ベビちゃん達のお風呂はいつ入らせてもらえるミィ?みんな所々汚れちゃって汚いミィ」

ミィ
「おふろ?ベビちゃん達の汚れは、かわいそうだけどずっとそのままミィ...。ミィ達の汚れはいずれ落として貰えるミが、ちょっと乱暴な方法ですミィから、少し覚悟が必要かもですミィ」

——

....2ママさんにこのおウチの残酷さを伝えられるタイミングは何度もあったのですが、いつも言いそびれてしまったミィ
ベビちゃんが生まれて数日間、2ママさんがあまりにものんびりしたことを言うので、なんとなく心配に思ったミィ。今思えば、ベビちゃんがしゃべれない内にハッキリ言っておくべきだったかも知れないミィ...

———

2ママベビちゃん‘sが生まれて何日経ってからでしょうミか、最初の悲劇が、立て続けに起こりましたミィ

2ママさん
「ミィ....。オシャレさせてくれるのは良いんだミィけど、ベビちゃんの耳飾りセンスが悪いミィね....。可愛いリボンに変えて欲しいミィ...」

2ママさんはひとりのベビちゃんを正面に立たせてすとおる越しに抱きながら、何やらブツブツ小言を言いはじめましたミィ
ミィはちょうどおっぱいをあげている最中でその様子がよく見えていました。



ベビちゃん’s誕生以降、2ママさんはタブが変わったように、このおウチに対する文句とゆうのを言わなくなりましたミ

あんなに嫌がっていた狭いすとおるの中で精一杯体勢を変えて、はみ出すことのできる腕や脚、おクチを使って巧みにベビちゃんをアヤしていましたし、教えるまでもなくミィと同じようにおっぱいもあげて、不味いと言っていたゴハンも美味しそうに食べるし、ベビちゃんに分け与えたりもしていました。
ベビちゃんの汚れを気にしながらも、いつの間にか2ママさん自身のアンヨはウンチで汚れていました。きっと妊娠していた頃うまく後ろで用を足せず、すとおるの中でしちゃって踏んづけちゃったんだと思うミィ。来たばかりの頃の良いニオイも完全にしなくなったミィ

まぁベビちゃんが生まれたらベビちゃんに夢中になってしまうので、自分のことがあまり気にならなくなるのはミィにもよくわかるケドね...

何よりもミィが不思議に思ったのは、来たばかりの頃にもましてニンゲンを信用してるってゆうか、よくあの甘ったるいコエでニンゲンに話しかけるようになりましたミ
すとおるに閉じ込められたり、あの苦痛なたねつけを促したのもニンゲンなのに、どうしてそんな親しみを持てるのか、まったく理解ができなかったミィ

627タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/07/15(木) 00:35:41 ID:x5VDvSfU0

おっぱいをあげながらボンヤリと2ママさん‘s囲いを眺めていたミィでしたが、よく考えたら2ママさんの姿をハッキリ見るのは今が初めてだなって気づきました
たねつけすとおるはお母さんタブンネ同士の距離が近すぎて、逆によく見えないのですミィ

だいぶこのおウチに馴染んできてウンチ汚れがある反面、毛並みや尻尾はミィや4ママちゃんよりもうんと綺麗だなって思いました

そして2ママさんの横腹に、見覚えのあるものを発見したのですミィ!ミィのママのおなかにあったのと同じ傷、たぶんこのおウチでできたものじゃない白い傷(刃物による刺し傷)ですミィ!

....ミィはそれを見てハッとしてから、ひとつ気づいたことがありましたミィ。2ママさんがここへ来てから度々口にしていた『りぼん』って言葉です。
このおウチで生きていく上で使わない言葉なので忘れていたのですが、ミィのママが大事に尻尾にしまっていた黒いカサカサ(汚れきって劣化したバースデーリボン)、ママのママから貰った大切なお守りだってママは言っていたミが、あのお守りもたしか「りぼん」ってママが呼んでいた気がしたのです!

ミィ「ねえ2ママさん!2ママさんひょっとしてニンゲンのおウチで暮らして....

2ママさん
「うん、やっぱり可愛くないミィ!待っててベビちゃん、ママが取ったげるミィ!今度もっと可愛い耳飾りを貰おうね!」

ミィの言葉を遮るようにして、2ママさんが徐にベビちゃんの“たぐ”を掴みました

ミィ(一体何を....?まさか....ね?....)

たぐがおミミにしっかりと打ち込んであるのはチビンネちゃんが見たって明らかなことなのでそんなはずないと思っていたのですが、それは起きてしまいました

掴まれ2ママベビちゃん
「.....ミュイ?........ミチュィ....?.......」

ベビちゃんは怪訝なお顔を浮かべて鳴いていました
大好きなお母さんがそばに居て安心している反面、おミミに危険なテンションを感じて怖がっているようなカンジでした
(掴まれベビちゃんはまだ目が開いてませんでした)

ミィ「ちょっと、2ママさん⁉︎何をするつもりミ..

ビリビリ....ブチィッ!


ベビちゃん
「チュミャ゛アア゛!!ギィヤ゛ーーーアあ゛あああアア゛ーーゥッッッ.....

か弱いベビ耳が音を立てて千切れ、血と透明なお水、黄色いニュルニュルしたお水がピューピュー飛び出してきてようやっと、2ママさんも自分の過ちに気づいたようでした

2ママさん
「.....ミ...?......ミ゛ィ!?ミィッ!ミ゛ーッ!ごめんミィ!ベビちゃんだいじょぶミ⁉︎ママはただダサい耳飾り取ってあげようと....ああ゛ッ....!どうして....」

2ママベビちゃんの絶叫と異変にミィの乳飲みベビちゃんもみんな驚いて、チィチィ喚きながらミィの背中側に逃げ出しました。

ミィは空いた口が塞がらず、何も言うことができなかったミィ

「....ウビィ~....ミヂィ~......ゥゥゥ゛....ミガァァ゛....」

ドピュッ!....ピュー!....ピュー......

「『ダサい耳飾り取ってあげようと....』
じゃねーよ!」ってツッコミが頭に浮かんだミが、千切れベビちゃんの状態は笑いごとじゃない程に深刻でした。

よかれと思った行為が事故を招くことはたまに起こることかもしれませんが、いくらなんでも限度というものがありますミィ!

それまでもうっすら思わなくはなかったのですが、2ママさんはちょっと抜けているってゆうか、ハッキリ言ってしまうとおバカなんだなって思いました。
失礼ながらもっと色々注意しておくべきだったミィ

628タチワキ養タブ舎・ブリッジ、ママンネside:2021/07/15(木) 00:42:00 ID:x5VDvSfU0

2ママさんを非難する気持ちもありましたミが、起きてしまったものは仕方がミィ
とにかく千切られベビちゃんを最優先に考えなくては!

ミィ「2ママさん!決して舐めたりしてはいけないミィ!おーいニンゲン!こっち見ろ!ケガしてる子が居るミィ!」

ミィの心配をよそに、2ママさんの行動はミィの想像とは違うものでしたミィ

2ママさん
「ごめんミィごめんミィ!ベビちゃんっ!ママが“タブンネのまほう”で治してあげるミィから...!」

ポウッ...

なんと2ママさんのおててから、優しい光の玉が出てきて、ベビちゃんのおミミに降り注いだのです!

ミィはまた別の意味で、空いた口が塞がらなくなりましたミィ
それはミィのママが使っていたのと同じ、ミィがどんなに練習しても使うことのできない、紛れもない“タブンネさんの魔法”でしたミィ!

2ママさんってホントは凄いんだか何なんだか...

——

2ママさんの魔法を以ってしてもベビ耳がふっついたりすることはなかったミが、血は止まったようでイキもだいぶ落ち着いてきた頃、ふたりのニンゲンが囲いの前までやって来ました

ニンゲンA
「なんだなんだ必死になって....あーっ!耳千切れてんじゃねえか!嘘だろ⁉︎コイツひょっとして虐待ママ?ざけんなよ?虐待ママの入れ替えで買ってきたんだぞ!」

ニンゲンB
「いや待て。今癒しの波動使ってなかったか?そういやコイツポケセン配布個体の可能性高いとか何とか...」

2ママさん
「ミィッ!ニンゲンさん!ベビちゃんがおケガしちゃったのですミィ!早く手術して!...ミィッ!治してくれるのミィ⁉︎ありがとうございミィ〜ン!」

ニンゲンは2ママさんから千切れベビちゃんを引ったくると、イキを確認しているようでした

ニンゲンB
「うーん...。どう思うコレ?生後6日だっけ?結構深いぞ?赤ん坊だし抗生剤は勿体ねえからあり得んけど、一応傷薬くらい塗っとくか?」

ニンゲンA
「まあ8匹も居るしね。駄目なら駄目で別にいいと思うけどね。てか母親責じゃねえとしたら誰がやったんだ?兄弟ゲンカ?ベビンネハンター?」

ニンゲンはケガしたおミミに適当にスプレーを吹っかけると、ポケットからギラギラ(カッター)を取り出しましたミィ
ミィもすっかり忘れていたミが、男の子ベビちゃんのおマタ傷つけの為にやって来たようですミィ

千切れベビちゃん
「.....ミヒィ....ミフッ....ハッ.........ミ!ミガァーーーーーッ!!ギャギャギャミゴブバァーーーーーっ!!」

千切られベビちゃんは不幸にも男の子だったようで、おミミを千切られて数十分後にチェリンボまで取られてしまったミィ

2ママさん
「ミ゛ィーッ!ミ゛ーーッ!何するのビィッ!?ベビちゃん痛がってるビィっ!やめでっ!ベビちゃんをがえじでミィ〜ッ!!」

2ママさんはタマゴを取られた時さながら、もの凄い勢いですとおるに突進を始めました

ニンゲンB
「おーやべえやべえ!2ママちゃ〜ん。これは赤ちゃんが美味しくなるための必要な治療なんだよ〜。だから静かにしてね〜。俺たちただでさえ去勢処理苦手なんだぞ〜」

2ママさん
「“治療”!?なーんだ♪それを先に言って欲しいミィ!ベビちゃん達!ニンゲンさんの言うこと聞くミィ!治療してくれるミィって♪」

ニンゲンが何か話すと2ママさんは一瞬で翻りましたミィ。まるでコントみたいでしたミィ

ミィはニンゲンの言うことの意味がハッキリとはわからないことが多いんだけど、2ママさんは細かい意味まで理解しているようでした。やっぱりニンゲンと暮らしていたんだミィ!
それにしても、なんか都合の良い解釈をしているようにも思えるケド....

629名無しさん:2021/07/16(金) 17:46:33 ID:tHOX3Kkg0
"ベビちゃんをおいしく "
のフレーズには誰も突っ込まんのか…
まあ主役ママちゃんも
出荷の先は知らんからなぁ

630名無しさん:2021/07/16(金) 21:39:26 ID:v.QoO57A0
言葉は理解できてもその背景や機微を理解できないんだろうなぁ
3ママもたいがい頭悪いけど2ママは輪をかけて頭悪いね
そういうタブンネさんが好きだよ

631名無しさん:2021/07/17(土) 22:09:37 ID:atBDlus60
3ママ、嘘は言わないけど本当の事も言わないのなw
まあその方が後々ダメージデカくなるからGJだけど。
はたして千切られベビは呆気なく逝くのか無事出荷されるのか・・・

632名無しさん:2021/07/21(水) 19:55:12 ID:gBijU6gQ0
タブンネさんWikiでショーケースの裏側読み返してたんだけどやっぱ面白い
望み薄かもしれんが続きこないかな

633名無しさん:2021/07/22(木) 06:24:26 ID:TMCyONXA0
>>632
ショーケースあれはあれで完結されてる大作だけれど
それこそ小ママサイドの話とか番外は作れそうではあるね

634名無しさん:2021/07/25(日) 01:30:13 ID:8SJBzALI0
ユナイトでも仲良くしようねタブンネちゃん!

635名無しさん:2021/08/18(水) 23:36:55 ID:p.zNOjd60
レジェンズではまだタブンネさんの姿が見えず……
トレーナーがポケモンを直接攻撃できる仕様だったら絶対タブンネさん出してほしい
やっぱりさ、ポケモンバトルじゃなくてタブンネさんは直接殴りたいっしょ

636名無しさん:2021/08/19(木) 00:23:44 ID:ygWpoWQs0
タブンネ(ヒスイのすがた)

637名無しさん:2021/09/02(木) 20:00:35 ID:8n1swCLc0
養タブ舎のママンネsideの続きとチビンネの章マダー?

638名無しさん:2021/09/10(金) 02:46:03 ID:Qek3H.O20
ようつべの子猫動画とか見てたら
出荷じゃなくて普通に大事に飼われているのにチィチィピィピィ泣きながら必死にケージから抜け出そうとするベビンネちゃんが見たくなる
あと子供に尻尾掴まれてモフられながらか細くチーチー悲鳴あげてるの

639名無しさん:2021/09/12(日) 01:10:56 ID:GYlKYb.o0
ポケモン剣盾でタブンネ狩りしてて思うのはもっと被ダメージ描写が生々しかったらよかったなってこと
タブンネさんがきあいパンチとかコメパン喰らってグチャグチャになるところが見たい

640名無しさん:2021/09/16(木) 00:54:03 ID:CrsVDMqc0
タブ舎の更新2ヶ月止まってる…作者戻ってきて-!

641名無しさん:2021/11/15(月) 20:52:57 ID:S.zH4.2E0
今ここ見てる人います?
これまで投下された作品とトーンの違うネタがあるのですが、需要はありますか?




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板