[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
【セ】『怒りの日 -Dies irae』【アマデウス】
53
:
GM
:2016/06/14(火) 00:35:28
各々がそのように自己紹介をしていると――――
空忌の持つ『おさしみ』が、増殖して増え始めた。
////ヾー-- 、 ∧ i ヽ ′ ∠ -イ人从 <ようやく揃ったか。
j/// \\. ヾー〈 ヽ 、 ` ヽ /-- ´
_// .i:::i i\\. r-、\ \  ̄ イ
./// |:::! .|:::| ヽ.ヽ } \ ヽ ≧=- ≦
// i::i |:::| |:::! i マ{ ` T~~T ´ ̄_{ー--- ォ /Y^i
.{::{ ,::! }:::} j:::j { .}/}ー--<ヌメ. __{ }/} Y^Y / / , -、
マ {::{ {:::{ /:::/ jj//, }/}__|ノ  ̄`''< .|/!、 __ .ノ _ノ ノ / / ,
Y≦三三≧r く 〃/__>- '´ 、 _ `Y //, \ } V }⌒ヾ ノ / /~`i
.レ'TT~~i::::i-<ミx/ / ー .、 ー- .、 `゙ヽ>-〈//∧ Y _ ./ i ′ \/ / ,
j ,:::; j>--- ァ / >、 ヽー 、 \ \_ノ/∧:ハ /::ム ,.ィ´ Y. ', /´ ̄ ', ´ /
/{ {:::{,.__ ,,.ィ { ヽ.__) \__) ー'' i//! マハ /::/\≧=≦ ,ィf::::::::'., ヽ..__ _/
./:::! メ:::::::::::::::::::{ ', 、 _ イ,'! |//|\ヽ/:::ム \:::::::::::::彡''´ ア \ `ヾ´ ̄
..ノ {:::乂 ` ̄ ヘ ヽ ア ´ / |/| .|//|>彡へ:::\ __ ,..ィf:::/ .ハ___ }
{ 、::::::..ー- == 彡 \ >- ´ |/| .|//| 乂:::ヽ\::::::::::::::::>''´ ./::/
:.、 `  ̄ ̄ __ // /´ |/| .|//| \::\` ̄ ̄ /::/
\:::::::::::::::::::;;;:彡 ´ / |/| .|//| \::::ー--==≦彡 ./
` ̄ ̄ ーt--=≦,i :|/| .|//| ≧==--
「よく来たな神子どもよ。さぁ、誰得な時間の始まりだ。」
「誰もかれもが損をする、極めて残念な時間が始まるぞ!」
『変若水』を持ってきたやけにイイ声のウェイターが、妙に芝居がかった口調でそんなことを言い始めた。
54
:
石川 五右衛門
:2016/06/14(火) 00:39:05
「……あぁ、なんかあれは演じてる人の違いっていうか、別の歌舞伎のお話だから」
「息子とのツーショットはこの一枚しかなくってなー。あ、今日は舞台用のメイク落としてるんで顔出しはNGで」サラサラ
「アッハイ。刀は普通に使ってました」
「あー、そうそう。仕事終わりに偉いおっさんの枕元の香炉が『ピーッ!』て鳴ってな」
「まさか南蛮渡来のヘパイストス製防犯装置だったとは夢にも思わなかった」
「この煮られてる絵のあとどうなったかは……正直覚えてねぇし、ウケモチ様からも『聞かない約束』にされてるな」
「まぁー、剣豪の13代目がいるなら、哀れに思った役人が拾い上げて生き残ったんじゃねえかな!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「増殖するおつまみがカレーの大地を侵略にィィィ!?」
卓上の変異を気にしつつもウェイターの方へと視線を向ける。
55
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/14(火) 00:56:04
「…………」 「……、……」 ピピ! カシャ チャラリロ〜ン
反応に迷った挙句、微妙な顔で等閑に銅像の写真を撮る。
最も相手を傷つけず、またもっとも自分が面倒にならない解決策だった。
さて、五右衛門のサイン入りメモ帳を懐にしまっていると、
「うぉ!?」
「ううう空枝さん! おさしみ増えてる! 増えてるよ!!」
乾燥ワカメよろしく。
具がたくさんあるのはいいことである。
足りなくて困るよりも余って困るべきだ。
56
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/14(火) 01:03:15
「……むむ?」
「アウトロー……貴様悪人かッ!」
ヴィルへルミナは突然キレた――――
「許せn――――うおっ!?」
突如いきり立って抜剣するヴィルへルミナ。
(なおサーベルは普段ネックレスになっている)
……が、同時に増える『おさしみ』。
「こ、このむせかえるような邪神の気配……」
「貴様何奴ッ!」
そしてサーベルを店員――――否、謎の存在に向けるのだ!
57
:
空忌 知枝
:2016/06/14(火) 01:08:48
,.. -‐‐-,.、 ,.. -‐‐-,.、 ,.. -‐‐-,.、 ,.. -‐‐-,.、 ,.. -‐‐-,.、 .,.. -‐‐-,.、 ,.. -‐‐-,.、
,.. -‐‐-,.、xi、 ,.. -‐‐-,.、xi、 .,.. -‐‐-,.、xi、.,.. -‐‐-,.、xi、 ,.. -‐‐-,.、xi、 .,.. -‐‐-,.、xi、.,.. -‐‐-,.、xi、
,.. -‐‐-,.、xi、),.. -‐‐-,.、xi、).,.. -‐‐-,.、xi、),.. -‐‐-,.、xi、),.. -‐‐-,.、xi、).,.. -‐‐-,.、xi、),.. -‐‐-,.、xi、)ト,
,.. -‐‐-,.、xi、),.. -‐‐-,.、xi、).,.. -‐‐-,.、xi、),.. -‐‐-,.、xi、),.. -‐‐-,.、xi、).,.. -‐‐-,.、xi、),.. -‐‐-,.、xi、)ト参
,.. -‐‐-,.、xi、),.. -‐‐-,.、xi、).,.. -‐‐-,.、xi、),.. -‐‐-,.、xi、),.. -‐‐-,.、xi、).,.. -‐‐-,.、xi、),.. -‐‐-,.、xi、)ト参
レノ_l.ノ_l }xi、)トレノ_l.ノ_l }xi、)トレノ_l.ノ_l }xi、)トレノ_l.ノ_l }xi、)トレノ_l.ノ_l }xi、)トレノ_l.ノ_l }xi、)トレノ_l.ノ_l }xi、)ト参
从・ヮ・ィ(()ト, 从・ヮ・ィ(()ト, .从・ヮ・ィ(()ト, 从・ヮ・ィ(()ト, 从・ヮ・ィ(()ト, .从・ヮ・ィ(()ト, 从・ヮ・ィ(()ト参
て己;:。声参 て己;:。声参 て己;:。声参 て己;:。声参 て己;:。声参 て己;:。声参 て己;:。声参
すっごいふえるよ!
とかそういうどうでも良い事はともかく。
「そうか……結局真実は謎のままか……」
しかしこの状況において、知枝だけは冷静なままである。
そこには、そもそもこいつ受け取った時は本当に刺身だったし……
なんか気が付いたら普通のタコになってる時点で普通じゃないし……
という深淵な理由があるのだが、まあ多分語られる事はないだろう。
「うむ、確かになんか細胞分裂めいて増殖しているが、そんな事で一々驚いているとこの先やってられんぞ?」
「俺はアザトースから力を受け取ってだいたい三日目くらいでそう悟った。」
「とりあえずそこの銅像、ステイ。俺はこやつに言わねばならん事がある。」
「おじさーん、お小遣いちょうだーい♪」
突如年相応のきゃるっとした声でお小遣いを求めるヤクザの娘!
なお背後にはなんかブチ切れたアザトースのヴィジョンが見える。ヤバい。
58
:
GM
:2016/06/14(火) 07:22:25
ト、 ,,..ィ: : : : : : : ヽ}: :.', ___
',: : ー :''": : / : : : : : : : : : : : <´
> 、: : : :./ : : : : : : : : : : : : : : : :` <
/: : :/: : :′: :/: : : : : : : : : : : {: : : : : :',
/ィ: : :/: : : : :{: : :ハ: : : : : : :i : :i: : :',: : : : : :{
/ ノ: : :{: : : : : i!: : { ',: : : i : :',: :.', : :.', : : : : 乂
{:ー': :/ ',: : : : :{ 、: !. ヽ: :.{: : :ヽ: :ヽ: :ヽ: : : :i⌒
( ー- __ >''´ ヽ : : : ', /__\: : i: :.\: :\:`''ー- __
ヽ `  ̄ / ,:::::::::::',}: i : }: : :ー-`: : T ´
、 { {::::::::::ノj/}: ; : : : : :i: : :.N
> .. 乂 二二 ノj/ : : : : /: : /
> .,, /: : : /: :乂
≧z ∠: : :..ィY从{⌒ `
≧zz==---- =≦´ >ー..、
i /´ ̄`{~~}`'<ア `''<//≧x
/} {__ ..イi7ハ Y .///∧
//| | /ヽ..ノ .//// V
///| | / ///', ', ∨
_ノミ、//| | / // 、 ', ',人
// ヾミxく ! j/ /〈___ハ ////ヽ
///// .| / /////ハニ彡へ \
「よーしいい感じに人の話を聞かないなお前たち!ナイスチームワーク!」
「あとそこのおさしみ近づけないでもらえるかなお姉さん!コワイ!モノスゴク=コワイ!!」
ウェイターはションベンをちびりそうな顔で空忌から距離をとった!!
「おのれやはり日本は鬼門だな・・・普通邪神の気配なんぞ感じたらもっと怖がるだろう、そこの緑青まみれの小娘みたいに。」
「もっと怖がれよジャパニーズ、悪意に巣食う陰謀と策略の邪神だぞ俺は?ニャルラトホテプ様だぞ?」
「何で俺を見て萌えとかカワイイとか言ってるの?死ぬの?正気なの?」
そしてやれやれ、と言いつつ君達の円卓に座り、『変若水』を飲んで気を取り直している。
59
:
石川 五右衛門
:2016/06/14(火) 22:09:42
「目が覚めてるときは、こんなウザい感じのキャラになるのかー……」
「や、安全フィルターでグルグル巻きのゆるい造形になってるんで平気っす」
カレーに混入したおさしみを皿の隅に避けつつ、
エジプト神群にいそうな造形の神に挨拶を返す。
「今回の【暗示】には、おたくの新群が関わっているようだ。一体何が起こるってんだい?」
60
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/14(火) 22:59:20
「変若水飲んじゃうんですね……」
まあ、飲むつもりはなかったのだが。
ともあれ、日本人に知られてしまったことが最大の誤算だったな。
「まあ、ほら……僕ら、ゲテモノ食いと言いますか」
「海産物めっちゃ好きだし」
フォローを入れ……いや、フォローだろうか。
とりあえずニャル先輩を慰めつつ、一番まともっぽい反応を示した銅像に、
口には出さずともほんのりと親近感を覚えるのだった。
「ところで、お腹めっちゃ痛いんで早退していいですか?」
61
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/14(火) 23:06:25
「緑青まみれ……」
「……私か!」
「私はどちらかというと緑赤だ!」
黒青赤赤緑緑で全ギフト解放される系女子であった。
「というかそもそも怖がっていないぞ!」
「怒り! 勇気! 友情! 博愛!」
「我が胸の中にある炎はそのようにできているのだからな!」
ぷんすこぷん、とお怒りである。
「要件があるのならば言うがよい邪神!」
「さてはこの少年の体調不良も貴様の仕業だな! 許せん!」
62
:
空忌 知枝
:2016/06/14(火) 23:32:50
「おう、小遣いはよ。あとワサビと醤油とおろし金も持って来てくれ。ちょっとこいつら間引くから。」
「で、今度は何をやらかしたんだ貴様。キリキリ吐け。」
「吐かないとアザトースにない事ない事チクるぞ。」
容赦なく邪神をパシるヤクザの娘にして邪神の元締めの娘であった。
何しろその邪神の元締めと日夜交流を強いられているのだ、今更ビビる道理などない。
って言うかそんなんでビビるほどSAN値残ってない。いやマジで。
「うむ、見事にカオスの坩堝だな。手に負えん。」
「むしろこの混沌の七割くらいは俺と言うかアザトースに責任があるような気がしなくもないが、まあ些細な事か。」
そして自分はシレッとなんかココアっぽい飲み物を普通に飲んでるぞ。
これはなんとココアの源流であり、かつて神の飲み物とも呼ばれたカカワなる飲み物である。
63
:
GM
:2016/06/14(火) 23:48:37
「俺自身は何もやっとらんよ、今回は。」
「ああ、ああ、何もやっていないとも。こんな望ましい状況になっているのに俺の手が入っていないというのは屈辱だがね。」
そう、異界の邪神は苦虫を噛み潰したような顔で答える。
「だから俺はここに来た。俺を出し抜いてなにやらしようとする輩の結末を見届けるためにな。」
ニャルラトホテプの【暗示】
あなたはここ、狩原市が『海と大地との境界が曖昧な』絶界になっていることを察知する。
この状況がこのまま進めば、大地に住む人間が海にすむ魚との存在と混じりあい曖昧になるであろう、と判断もできる。
この理想的な状況が自身の陰謀によるものではないのはとても業腹で屈辱だ――――
己の矜持に賭けて、この絶界がどうなるのか、あなたは見届けなければならない。
――――なお、あなたの【真実】は【頭脳】判定以外でも調査可能である。
64
:
石川 五右衛門
:2016/06/15(水) 00:35:32
「まぁまぁ……隠し事をするってキャラじゃあないよな。こっちの神群は」
「本人が関わっているなら『やったがどうした?』と堂々としたもんだろう」
タイタン神群に属してはいないとはいえ、油断はできない。
外なる神……ひとたび歪んだ影霊が現れれば、巨大な神話災害を引き起こしかねない連中だ。
自分自身が今何をしているかを自覚しているかどうかも怪しい連中だ。
なんか、こっちのアザトースの神子からしてヤバいじゃん?
彼の【真実】については、後々探りを入れてみよう。
65
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/15(水) 01:02:00
「引継ぎはちゃんとしっかりやりますから……ヤタガラスが」
駄目元だったがやはり無理そうだな、とため息ひとつ。
そして、ニャル先輩の言葉に眉を顰める。
厄介だ。
そも彼、いやワンチャン彼女か、いずれにせよこの神が出張っている時点で。
「……労災、ちゃんと出してくださいね」
66
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/15(水) 01:12:42
「むむむ……」
「……なるほど、邪神もいいようにやられてご立腹というわけか」
渋々といった感じに剣を納め、着席する。
「つまり、貴様はこの絶界がどうなるのか――――」
「何を産むのか、どう結末するのか」
「あるいは何もなさぬまま終わるのか――――それを見届けたいわけだ」
何者か知らんがお手並み拝見、というところだろうか。
実際にはもっとドロドロした感情があるのだろうが。
「ということは逆説、我々はその絶界をどうにかすればいいわけだな!」
「なんだ、簡単な話ではないか!」
67
:
空忌 知枝
:2016/06/15(水) 23:06:39
「そうかそうか。それは結構。」
実の所、こいつは基本嘘は言わないけど重要な真実も言わずに煙に巻く系の輩だ。
詰まる所、何を言っても信用ならない。北欧のロキと近いか。お互い一緒にされたくはなかろうが。
「うむ、とりあえず最終的には殴って解決する問題だな。全く簡単だ。」
「ところで今なんか不当に貶められた気がするがきっと気のせいだな。気のせいだと言う事にしておこう。」
68
:
GM
:2016/06/15(水) 23:20:08
「そういうわけだ。そこの小娘、お前の親のアホ上司にはそう言っておけ。」
「ああ後、この市が絶界に呑みこまれつくすまではこの店を営業させておいてやろう。」
「ではお前ら、馬車馬のように働くといい。黒幕のほえ面が見えたらいいな位は願っておいてやるぞ?」
ということでニャルラトホテプより神貨が各PCに一枚ずつ送られ、赤のインガが二点追加されます。
あと、運と言うかなんというかでそれぞれ2d6を振ってもらおう。一番出目の大きい人に神貨を更に一枚追加だ!
69
:
GM
:2016/06/15(水) 23:25:27
「ああ、そこの赤帽子。この水は中々旨かったぞ。気が利いているのでこれをやろう。」
そう言って烏丸にニャルラトホテプは更に一枚神貨をプレゼントしてくれた。
「さて、そろそろこの市の絶界が目立ち始めるころだ。精々頑張ってくれ。」
70
:
石川 五右衛門
:2016/06/15(水) 23:28:07
diceBot : (2D6) → 6[4,2] → 6
「どーも」シャリーン
「さて、お小遣いを頂いたところで……まずはどこに向かう?」
71
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/15(水) 23:30:15
diceBot : (2D6) → 3[2,1] → 3
「浄財か!」
「うむ、励めよ邪神!」
そういうことになった。
「どこに向かうと言ってもな」
「なにかこう……おかしなところを探すのだ。これだ」
この手に限る。
72
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/15(水) 23:55:34
diceBot : (2D6) → 9[4,5] → 9
「ごちでーす」
見た目子どもなのに若返りのお薬飲んでも大丈夫かしら。
そんな心配事を大切に心にしまいこみ、席を立って礼。
「……とりあえず、予言に出てくる女の子を探してみません?」
提案してみる。
狩原がよほど大きな都市ということでなければ、学校は一、二ほどだろう。
張り込む形になるな。
もしくは、誰か家の住所知ってたりしないだろうか。
SNSのアカウントでもいいぞ。
73
:
空忌 知枝
:2016/06/16(木) 00:05:29
diceBot : (2D6) → 7[3,4] → 7
「わーいおじさんありがとー。」
「おう、アフターケアまでは請け負わんからな。」
事実をありのまま話すだけだ。
まぁ多分3秒後には忘れてたり7分前に唐突に思い出したりするだろうから、どうしようと変わらんだろうが。
「一応言っておくが、俺にそういうのを考えさせても良い事はないぞ。」
多分見ればわかると思うが。
と言うかついてくる気なのかこいつ。
74
:
GM
:2016/06/16(木) 22:33:44
そして君たちはコーヒーショップより出ることになる。
「――――精々気を付けるといい。」
「『あれ』は相当な難物だ。神(おれ)を出し抜くだけはあると言ったところか。」
「隙を見せれば、呑まれるぞ?」
神の不穏な助言を背に、あなたたちは絶界へと足を踏み入れる。
波打つアスファルトの中をあたかも泳ぐように浮かんでいる車に魚人。
まるで海のように逆巻き、うねる道路はあたかも巨大な大蛇のように生物じみた動きを見せていた。
空を覆いつくす鉛色の雲は、まるで鱗のように見えた。
――――シーンエンド
75
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/16(木) 22:58:10
では邪神の浄財である1神貨を食料に変えとこう。
マネーロンダリングとかいうやつだな!
76
:
石川 五右衛門
:2016/06/16(木) 23:05:56
買い物は食料を1つだけ購入するのみにとどめよう。
小判はいざという時投げたり鼻から発射して武器に使えるんだとか。
そういうオレの影霊がいるらしい。
77
:
空忌 知枝
:2016/06/16(木) 23:09:26
特に買うものはないな。
78
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/16(木) 23:11:34
「おっ、アマテラス様のおススメのラノベ、新刊出てるぞ」
「買って行ってあげよう」
そういうワケで供物を購入。 ユンケル カップ麺
それからドラッグストア的な場所に立ち寄って霊薬、食料×2を購入。
徹夜実況のお供だね。
神貨:15(倹約判定込み)→17(チップ×2)→7(買い物で消費)
所持品:霊薬×1、供物×1、食料×2、槍
79
:
石川 五右衛門
:2016/06/16(木) 23:43:14
diceBot : (1D6) → 5
石川五右衛門、参る。
最初のシーン表は「5」だ。
80
:
GM
:2016/06/16(木) 23:57:58
冒険フェイズ1
シーンプレイヤー:石川五右衛門
運命の輪:黒0/0Lv 赤3/2Lv 青0/0Lv 緑2/1Lv 白1/1Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
早速石川五右衛門は調査を開始しようとした。
パッパー・・・ブロロロロロロロロ・・・・
遠くから車の音が聞こえてくる。
天に道路が走る、薄暗い影のある空間。
ジャンクションの真下、丁度日陰になる部分にて、『それ』は起きた。
『 』
それは聞いたことのない『音』だった。
ここではない場所、いまではない時代、もはや可能性すらない太古。
薄暗い影より覗く何者かが発生する激しき旋律。
遥か旧き原始のリズムが、あなたの心を直接揺さぶってくる――――!!
※石川五右衛門は【愛】による判定を行ってください。
81
:
石川 五右衛門
:2016/06/17(金) 00:19:39
「狭い空、淀んだ空気、憂鬱になるぜ」
「あー、意味もなく高いところに登ってみたくなってきたなー」
「当てはナシ。暗示の光景の場所を探したいが……まずはあの胡散臭い神を調べたものか―――」
「……音楽?いや、もっと幻視的な…… 響いてくる……な、なんだ……?」
急に不安に駆られ、ウケモチへと電話を繋ぐ。声が聞きたくなった。
絶界だと通信料を高くとられたりしないだろうか?
【愛】Bに、1神貨を捧げて【寄進】で達成値を+1点して判定する。
(2D6) → 10[6,4] → 10
出目4+1で成功、出目6はムードダイスにして「緑」を選択。
「う、ウケちゃぁ〜ん!」トゥルルルルンルン
82
:
GM
:2016/06/17(金) 00:39:39
――――成功!何も起きず!
『どろり』
瞬間、悪寒がして後ろに下がると、先ほどまでいた足元がトロトロに蕩けていた。
まるで消化されているがごとく。
すべてをドロドロに溶かす灼熱の熱さを持った怪物の胃液。
その『熱さ』の元は――――
ガチャッ『――――そこからすぐに離れるんだよ五右衛門ちゃん!』
『強い、怪物の攻撃を感じるんだよ!!怒り・・・全てを溶かす位に強い、強い怒りと、悲しみの力を!』
『そのままそこにいると、溶かされて、動けなくなっちゃうんだよ!』
薄暗い影より現れた偉丈夫。
老人のような白髭を持ちながらもその肉体は頑強であり、美しい。
瞳に痛切な怒りと悲しみを称えたその『美麗な男性』は、その力を歌に乗せて周囲に拡散していく――――!!
83
:
石川 五右衛門
:2016/06/17(金) 00:53:02
「怪物…そんな気配は――ハッ!……この『男』……いや、怪物は!?」
気合の雄叫びと共に軽やかに跳躍。
跳んだ先でさらに街灯を蹴って、複雑軌道で距離を取る。
伊賀流忍術を基礎とした体さばきである。
「危うく取り込まれるところだ……お、お前はいったい何者だ?……まて、言葉は分かるか」
84
:
GM
:2016/06/17(金) 00:59:24
『――――それが目標の怪物だよ。【荒御霊】だけど、ね。』
ウケモチが五右衛門の疑問に答える。
『おそらく執着だけが表に出ているんだよ・・・』
『一度退いた方がいいんだよ、まずは愛野って女の子を確保してほしいんだよ!!』
『彼の感情は、あの子じゃないと崩せない!!』
85
:
石川 五右衛門
:2016/06/17(金) 01:21:04
「こりゃ大物だ。まだ、俺の風呂敷には納まりそうにねぇですよ」
「……ならコソ泥らしくケツまくりますか―――ハッ!……と、どっこいしょ」
近くを走るトラックの荷台に着地し、どんどん遠ざかってゆく怪物を見ながら腰を下ろす。
あぁ、鉄の猪って便利だなぁ。
「愛野ね。今どきの女の子とハナシを合わせる自信はねぇや」
「そっちのほうは若人たちに任せるかね。まずは、ナイアーラトテップを当たろう」
では、ナイアーラトテップの調査を行なおう。(日常A++で処理)
diceBot : (3D6) → 13[3,6,4] → 13
6のスペシャルで成功、3をムードダイスにして青のインガを増やす。
86
:
GM
:2016/06/17(金) 01:44:23
「――――その必要はない。」
そう言いながら、いつの間にかニャルラトホテプがあなたの横に座っていた。
「ふん、もうアイツに出会ったか。仕事が早い奴は嫌いではないぞ?」
「奴は大地と海を繋ぐ『川の王』にして、
太古、神という存在に最も近いにも関わらず人として生きた『吟遊詩人』――――」
「――――カレワラのミョンネンカイネン。あれは相当な難物だぞ?」
「何せ年寄りで頑迷、頑固な人間だ。奴の心は並大抵では静まらんだろうよ。」
87
:
GM
:2016/06/17(金) 01:50:15
×カレワラのミョンネンカイネン
○カレワラのワイナミョンネン
88
:
石川 五右衛門
:2016/06/17(金) 02:23:18
「うわぁ、びっくりした!?カレ……ミョン…?」
「創造神に近い力を持った堕ちた伝説ねぇ……そりゃあゾッとしない」
トラックの上でしばらく二、三、会話を交わした後、
ナイアーラトテップの真意を知る。
「そーかい。ナイアーラトテップ……あんた……」
「なるほどね……昔かたぎの頑迷頑固か。それなら俺だって負けちゃあいない」
「ゆずらねぇ、聞かねぇ、テコでも動かねぇ……泣き所ってのはないのかね」
まぁ、ジタバタしてもしかたない。
少女愛野がどこにいるかも分からないが、風の向くまま、行く先はトラックに任せよう。。
煙管に刻み煙草をつけて火をつける。
「次の信号まで、旦那も一服どうだい」
89
:
GM
:2016/06/17(金) 02:32:47
「タバコは苦手だ。」
そういいながらも舌打ちしながら煙草を貰い、スパスパと吸いだした。
――――吸わなきゃやってられないんだろう。
「こうなったら貴様も巻き込むからな、覚悟しろよ?」
「やれやれ、全く面倒なことになった・・・」
90
:
GM
:2016/06/17(金) 02:34:20
――――シーンエンド
91
:
空忌 知枝
:2016/06/17(金) 23:14:25
じゃあ次は俺がいこうか。
diceBot : (1D6) → 5
またお前か。
92
:
GM
:2016/06/19(日) 22:51:06
冒険フェイズ2
シーンプレイヤー:空忌 知枝
運命の輪:黒0/0Lv 赤3/1Lv 青0/0Lv 緑3/1Lv 白1/1Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
石川五右衛門がトラックからワイナミョンネンより逃げようとしている時――――
空忌の所でも、事件が起きていた。
ビルが立ち並ぶ裏路地、壁と壁を反響し、原始のリズムがあなたの体にへばりついてくる。
高架下のように、反響で強化された原始のリズムにより周囲がトロトロに蕩けだす。
あなたの足元も地面に沈もうとしている――――
※空忌 知枝は【愛】による判定を行ってください。
93
:
空忌 知枝
:2016/06/19(日) 22:55:35
「 や か ま し い わ ! 」
纏わりつく音を振り払うように一喝!
純粋な音量・声量によって歌声を掻き消すのだ。
「―――ふう、すっきりした。」
そして腕組んでふんすと鼻を鳴らすぞ。
94
:
空忌 知枝
:2016/06/19(日) 23:07:14
diceBot : (3D6) → 14[4,5,5] → 14
4をムードダイスに指定、5+1で判定は成功だ。
これで緑の覚醒段階が2段階になったな。
95
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/19(日) 23:14:18
「これは……」
ザッ
少女の後ろから、耳を抑えつつ現れる。
現れるというか、まぁ共に行動していたのだが。
「……『ワイナミョイネン』」
「『カレワラ』の英雄、古き神格」
「魔法のカンテレにて天地を作る、水の主か……」
その光景には、覚えがあった。
幾度となく耳にした、北欧の民話・伝説の類だ。
「おそらくは影霊の類……負の側面が抽出されたな」
「とすると、マズいかもしれんぞ、少女よ」
「奴は文字通り天地を生み出した男」
「その実力は折り紙付き……魔術師としては最高位に値する」
96
:
空忌 知枝
:2016/06/19(日) 23:40:20
「なるほど、中々ご立派な肩書の持ち主らしいな。」
「だが、相手の肩書きなんぞ気にしても仕方あるまい?」
慎重な言葉に対し、応える声は平然としたものだ。
まるで恐怖すると言う様子がない。どころか魔性の歌声に怒声で返す始末だ。
「だいたい、あっちが天地創造ならこっちは宇宙創造 (した奴の神子) だ。」
「今更天地を生み出した程度でビビッてられん。」
単純に相手を見下しているのか、そもそも根本的に恐怖感などの感情が麻痺しているのか。
恐らくは後者だろう。そして、より深刻に危険なのもまた後者だ。
何故なら前者は、正しく状況を認識する事で改善の余地がある。
一方後者は、状況を正しく認識したところでどうにもならないのだ。
97
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/19(日) 23:52:38
「む?」
「…………」
「……はっはっは!」
「うむ、うむ、まことに然り!」
「このヴィルへルミナ、恥ずかしくも怖気付いたか!」
「小官、畏れ多くも運命の女神の血を分け与えられし、勇気と希望の騎兵隊!」
「たかだが天地創造程度で腰を抜かすわけにもいくまいな!」
一方こちらは何も考えていなかった。
短絡的と言うか、論理の破たんと言うか。
英雄的思考ではあるが、極めて頭の悪い発言である。
「しかし急がねばならん、というのは事実だ!」
「なにせ無辜なる姫君の運命がかかっているのだからな!」
!トリガーを満たしたため、真実を公開します!
―――――――――――――――――――
【真実】
あなたは少女愛野の姿を幻視する。
少女はその肉体を魚に変え、大地に沈んでいく・・・
予言が、悲劇の続きを告げる。
決戦フェイズまでに少女愛野の真実が公開されなかった場合、
少女愛野を含めた絶界に閉じ込められた人々の救出は不可能になる。
『トリガー』:いずれかのPCが怪物『美麗な男性』と出会う。
―――――――――――――――――――
「……というわけで、このままでは姫君が大地に沈んでしまうのだ!」
「なんとしても阻止せねばならん!」
98
:
GM
:2016/06/20(月) 00:00:18
「ウ、ウウウ・・・」
『 ――――!!!』
ワイナミョイネンの歌声がさらに響き渡る。
歌声自体は大したことはない。空忌で十分に抑えられるが・・・このまま戦闘、に入るのだけは避けた方がいいだろう。
何せ二人しかいないのだ。
何かに焦がれるような、絶望と怒り、悲しみに満ちた歌声を避け、ここは仕切り直すのが無難であろう・・・
99
:
空忌 知枝
:2016/06/20(月) 00:06:40
「お、おう。」
本当に会話が噛み合っているのか若干不安になったが、まあうん。
こいつがこんな奴だって事は円卓の間で判ってたからね。
深く突っ込まない優しさが空忌にもあった。
「だからやかましいっちゅーとんやろがイワすぞワレァ!」
「―――全く、人の話を聞かん奴め。」
「とは言え、これでは埒があかん。ちょっと場所を移すぞ。」
なんか年頃の少女の口から出て来てはいけない系のスラングで一喝した後、移動を提案する。
いや別に消せるからどうでも良いと言えばどうでも良いんだが、喉がガラッガラになってしまうのでな。
どっかこう声の聞こえないところで自販機的ななんかがある場所にでも移動したいところだ。
100
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/20(月) 00:13:05
「うむ、あれではロクに話もできそうにないな」
「ひとまず移動しようか!」
こう見えて(どう見ても)騎兵隊故、足は速い方だ。
騎兵隊と足の速さに因果関係があるのかと言われたらあんまりないがまぁ足は速い方だ。
なお、ヤクザスラングについてはさほど気にしない。
北欧的にはよくあることだからね。仕方ないね。
戦に際して口ぎたない罵り『センナ』を行う文化圏なのだ。
101
:
空忌 知枝
:2016/06/20(月) 00:27:40
と言うわけで交流判定だ。友情を育もう。
diceBot : (3D6) → 16[6,4,6] → 16
6をムードダイスにしてアクションダイスは6+1、スペシャルで成功だ。
インガはとりあえず青に置いておこう。これでようやく覚醒1段階目だ。
なんと両思いになってしまった。ユウジョウ!
こちらからの感情は「友情(+)/面倒(-)」で。
102
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/20(月) 00:29:06
では小官からは
「まさしく泰然自若!大樹の如く根を張る偉大なる勇気!(+)/木石のような仮面ぶり。年頃の少女、もっと笑うべきでは?(-)」
で行こう。
当然プラス方向でな!
103
:
GM
:2016/06/20(月) 00:37:23
――――シーンエンド
104
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/20(月) 00:45:53
次は小官のシーンとさせてもらおう!
diceBot : (1D6) → 3
シーン表ダイスは3だ!
105
:
GM
:2016/06/20(月) 00:57:25
冒険フェイズ3
シーンプレイヤー:ヴィルヘルミナ
運命の輪:黒0/0Lv 赤3/1Lv 青1/1Lv 緑3/1Lv 白1/1Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
ヴィルヘルミナは走った。
姫君・・・少女愛野を救わんと、かの邪知暴虐のワイナミョイネンを倒さんとするために走っていた。
ヴィルヘルミナに事情は分からぬ。まだ調べていないからだ。
ヴィルヘルミナに状況は分からぬ。まだ調べていないからだ。
ただ――――
ttp://satanic.s98.xrea.com/snup_051010e/src/up0929.jpg
長い長い高速道路の上にて、大量の魚人の群れに襲われているのをどうにかせねばならないと言う事だけは、分かっていた。
※ヴィルヘルミナは【武勇】にて判定せよ!
106
:
GM
:2016/06/20(月) 01:09:46
冒険フェイズ3
シーンプレイヤー:ヴィルヘルミナ
運命の輪:黒0/0Lv 赤3/1Lv 青1/1Lv 緑4/2Lv 白1/1Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
107
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/20(月) 01:11:29
任せろ、武勇はB++!
diceBot : (2D6) → 3[1,2] → 3
ムードダイスに黒を選択し、アクションダイスは2を選択!
2+2で達成値4! 成功だな!
「ぬぅ、来るか魚人共!」
「我が名はヴィルへルミナ!」
「誇り高き騎兵隊に名を連ねsグワーッ!?」
名乗ってたら容赦なく襲われた。
こいつら、さては戦の作法を知らんな!?
「ええい、ならばもはや容赦はせん!」
「騎兵隊の勇気と武勇の名のもとに成敗してくれる!」
指輪がサーベルに変化し、抜刀!
ズバズバ、右、左と魚人共を成敗してくれるぞ!
108
:
GM
:2016/06/20(月) 22:30:29
「グワーッ!!」「グワーッ!!」「グワーッ!!」「グワーッ!!」
スパスパと魚人を切り裂いていくヴィルヘルミナ・・・特に被害を受けることなく切り抜けられそうだ。
いや、斬りぬけるだけじゃない。
魚人は『何か』に向かって移動するついでにこちらを攻撃してきた感じがする。
つまり、魚人たちが向かう先には、彼らが狙うこの事件の『急所』になるような何かがあることを示している・・・!
109
:
空忌 知枝
:2016/06/20(月) 22:42:44
「うむ、俺は自販機的なサムシングを探していたはずなのだが―――」
あれー? って顔をして、寄ってくる魚人の群れを蹴ったり殴ったりして車田飛びさせつつ前進制圧する。
貴様神性武器は何処にやったって? アレだよアレ、トンファーキック的な。
「―――まあ良いか。とりあえずさっさとその女を確保してここを離れろ。」
「こいつら、どうもその女そのものにはさほど興味なさげだしな。」
と言うわけで寄ってくる奴だけ森崎君めいて吹っ飛ばすので、さっさとこの地獄から連れ出してしまうといい。
110
:
空忌 知枝
:2016/06/20(月) 23:16:30
「うむ、俺は自販機的なサムシングを探していたはずなのだが―――」
あれー? って顔をして、寄ってくる魚人の群れを蹴ったり殴ったりして車田飛びさせつつ前進制圧する。
貴様神性武器は何処にやったって? アレだよアレ、トンファーキック的な。
「―――ええい鬱陶しいぞまとめて東京湾のサメの餌にしてやらぁオラァ!」
とりあえず寄ってくる魚人を森崎君めいて吹っ飛ばすのに余念がない俺だ。
111
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/20(月) 23:48:14
「どうもこいつら、どこかに向かっているようだな!」
無双めいてズバズバとサンマどもを切り捨てつつ、知枝に声をかける。
どうにかなりそうだが、いかんせん数が多い。
この先に何かあるというのなら、さっさとそちらに向かいたいのだが……
「ええい、次から次へと!」
とにかく、数が多いのだ。本当に。
112
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/21(火) 00:09:34
サンマ無双を展開するヴィルヘルミナたちに襲い掛かる有象無象。
「ゼロ」にいくら数字をかけても、圧倒的な「1」に届く道理は無い。
しかし塵も積もれば山を造るように、彼らはいまや「敵」としてではなく
「障害物」として、神子の前に立ち塞がっていた。
その壁が、突如として割れて───────
γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| ……あ、銅像の人。 |
乂___________ノ
{>i:::::::}:  ̄`∨
/ : : `¨´: : : : : ∨ イヽ/、:::\`ヽ ノ: : : :ー.{
/: : :x 、: : : : : : : : : i ー‐ 、彡 ノ`ヽ\::\::.:. x<: : : : : : : :ノ }\
/: ;イ) ': : : : : : : : : i |! ̄ ノ ∨)::::::〉、`≧.、 /: : : :マ ̄i: :/ i ヽ
j: : : : : : : :ノ ‐、: : : i ∧ ̄ y::::/:::::∨::::::`/ .x‐‐ x マ !′ __ 、 人__人
γ: : : : :,r‐ ´ '; : j/⌒∨::∧ //::::::::/:::::/ィ 、{r‐‐‐xト,ir┘ x<: : : : : :`ヽ// ', .ィ f : : : :
{: : : :/ }ノ _ ヽ:::::ヽ..x<>':::::::::::/:::/.X^)‐'イト从ィェリ }`ヽ/}: : : : : : : : : :/: :〈 x<:/ マ: : : :
ー< / ´ _ `ヽヽ´>.:´::::::::::>:::::/ /::::、ー ト.ニ|ヽ7⌒`V´: : : : : _:_: :/: : : : :X: : : / }: :i\
ー─‐ 7 /: : : : : ヽ ヾ}::::::::::>...:::::::: ( ノiー‐-iヽ ! !.人_ ノ.: : : γ :::::f: : : : : :r': : : : :} /: :ノ:::::
,r‐==-、-、fニ二⌒こ)--‐ 、:::::::/ : /:v' ノ }: : :ョ-{: : }`ヽ: : : : : i::::::::リ: : :/: : : ィ: : : :ノ ./: :/::::::::
/__)/⌒): : : :γ⌒∨\: : (._\`ヽ':::::::⌒y': : /ニニ!: :j } : : : : 乂::/: : :.{: :イ;ソ: :/ i_./: :/:::i::::::::::
/: : /: : ̄: :.r‐‐/^ ^ ^∨ヽ\: : : :ヽ:ム::::::::::/: : /ニニ=!: :.!_メ: : -‐ .ノ: : : : : :xr‐/^¨¨: : : :/::::::::i::::::::::
/: : /: r‐‐-; : :乂/一ーーー}ー': : :ヽ: (二}:.}::::::ノ7 /ニニニ !r=i マハ´ (:、: : : ://´:ム : : : : γ::::::::::::::i:::::::::::
{人__(: ィ: : : ̄ : : : ノ__ 乂_,、_)ノソ≦、`: /ニニニニj:ソ__}/ 〉 ー‐'"}: : : : : }`¨¨¨´i::::::::::::::::i:::::::::::
x-‐─/´ ̄ ̄7´ ̄ コ i、__x‐‐-、::::::::ヾYrニニニニ i へ> ' iマ: : : :i::::::::::::::i:::::::::::::::i::::::::::::
/ /r" / `7、_ -‐ 7、 ⌒ー 、::!///// レ'//! i マ:r‐、!::::::::::/:::::::::::::/:::::::::::::
r─‐-、xイ´r彡 i ヽー‐' <´:7/ `r、´ !////x////! !γ r‐、ー、::/:::::::::::::/:::::::::::::::
γ i ト、 '7 ト-‐' ヽ.'/、_, i iヽ´ !///,i i////! , ∧: :ヽ}(⌒ヽ::::::::::/::::::::::::::::::
/´ i i::/ ヽノ_|!__i!_ノ ヽ \.イ !///,i i////! 人∨};r‐、}⌒)' 、::::/:::::::::::::::::::::
数匹、いや数柱の霊獣を付き従えた少年が、姿を現した。
113
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/21(火) 00:10:13
「進捗どう?」
気さく……というには、愛想が些か足りないだろうか。
表情一つ変えず、ヴィルヘルミナに尋ねた。
身綺麗なままだ。汗一つ掻いていない……
そして、それを守るかのように周囲に展開した霊獣が、
魚人の群を薙ぎ、屠り、あるいは食らっている。
114
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/21(火) 00:21:34
「む!」
ぴた、とサーベルを止めた。
「うむ、ヤタローと言ったか」
「チエと共に街を歩いていたのだが……」
「ひとまず怪物の正体は掴めた。水の王ワイナミョイネンだな」
「そしてどうもこの先、魚人共の目指すなにかがあるらしい」
「小官の銅の肉体に流れる、運命の女神の血が囁いているのだ」
「この先にこそ我らの運命がある、と!」
そしてなんか偉そうに胸を張って答える。
そのバストは割と平坦であった。
「しかし……その精霊は貴官の部下か?」
そして素直に気になったことを訪ねた。
115
:
空忌 知枝
:2016/06/21(火) 00:23:00
「うむ……どうも群れの移動にかち合ってしまったようだな。」
「しかし、こう……アレだな。どうせ来るならもうちょっとこうかっこいい奴が良かったな。大量のサメを巻き込んだ竜巻とか。」
ドゴォ ウワー
ガッ
ドーン キャー カブーム!
なんかこう乙女にあるまじきケンカキックで魚人を吹き飛ばしつつ、自然体で応じる。
「だいたい魚人とか普段見慣れてるって言うか見飽きてる系の生物だし、今更ダース単位で湧いてきたところで有難味も何もなぁ……」
「つーかアレだぞ、北米の漁村とか行くと普通にいるぞ。確か―――そう、まさちゅーちぇっちゅ州のどっかだったか。」
滑舌が致命的によくなかった。
116
:
空忌 知枝
:2016/06/21(火) 00:25:10
「む、大事ないようだな。重畳重畳。」
「しかし、何だな。随分大所帯なんだな、そっちは。」
俺とか五体と長ドスと短ドスとおさしみくらいだぞ。
ちょっと羨ましい。
117
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/21(火) 00:40:59
「ワイナモ……?」「変な名前だ」
表情は変わらないが、小馬鹿にしたような調子はない。
変な、というのも、「馴染みのない」くらいの意図だろう。
しかし、二人(一体と一人だろうか)が霊獣に触れると、少し顔を陰らせて笑う。
携えた槍の、その似合わないこと。
「僕は、あんまり強くないからさ」
「自分の力で敵を倒す、みたいな『英雄』っぽいこと出来ないんだ」
/ ./ / /
/ _/ / /
/  ̄ ̄ ヽヘ、
/ / ヽ
/ / / ヽ
.r┐ 〈 /1 l 「だから、こいつらに助けてもらってる」
.l l ', , /し} |/ |
.| | } l /::;ノ'´ | 弥太郎が目くばせすると、うち一匹、
.| | / ” ノ / ! 翼を広げた霊獣が、こちらに向かって親指を立てた。
.| l_ /`ヽ / , -―ァ'´ / |
.ノー' \ / ! r‐ ' / __ ,〃, -‐'´ | 「部下……ではないと思う」
./ ,x./⌒丶、イ |ヽ |ヽ __ / / // | 「でも、気のいい奴らだよ」
/ /::/ ヽー-‐' | \__,.イ:)_/ //| |
./:::::l:ハ | | ∨_∧// ,' |
〃:::::::::/ ヽ. /ヽ | ` ー-' , |
::::::::::::::{ ` ー<_ ', |\ / |
::::::::::::八 | ノ ̄ /::.、 丶-―――- 、 ,' |
:::::::::::::::l:ヽ---‐ '"´ l::::::::::::\ ____ \ /;' |\
:::::::::::::::|:::::::::| |::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / /
:::::::::::::::|:::::::::| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>'´
118
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/21(火) 00:56:22
「なるほど……ヤタローには指揮官の才があるのだな!」
話を聞いていたのかいないのか、ヴィルへルミナは快活に笑った。
厳密に言えば、話は聞いていたがめちゃくちゃに前向きに解釈した、か。
なおヴィルへルミナには五体とサーベルと乗馬鞭と愛馬がいる。
「よし。ならばヤタロー、共に先に向かおうか」
「小官とチエだけでは不可能、と言うつもりはないが、仲間は多いに越したことは無い」
「さらに言えば小官は兵士故、指揮官型の人員がいるに越したことはないしな!」
「あとはゴエモンと言ったか、あの盗人が今何をしているかだが……」
「……ううむ、そもそも盗人と共に戦うなど……」
「…………ヤタロー。そういえば先ほどゴエモンのサインを求めていたが、ああいうのに憧れるのは感心せんぞ」
「もっとこう……清く……正しい……そう、小官のような騎兵隊などに憧れるといい」
「なにせ、人の物を盗むのはよくないからな!」
そしてなんか頭のよくない説教を始めた……!
119
:
空忌 知枝
:2016/06/21(火) 01:09:42
「ほうほう。」
なんか肩にキャノンっぽいのがついた亀っぽい奴の鼻先を撫でてみる。
ほれほれ、ここがええのんか。
「うむ、判っちゃいたが頭硬いなこいつ。」
「石頭ならぬ銅頭……いや、銅はもうちょっと柔らかいからやっぱ石頭だな。」
「まあなんだ、盗人は盗人で役に立つぞ?」
「何しろ盗む側の視点からセキュリティを練れるからな。」
俺とか別に明言してないけどジャパニーズマフィア的ななんかの跡取り娘だしな。
下手に突っ込んで飛び火されても困る。
120
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/21(火) 01:38:31
「…………」「けど、それって」
少しの沈黙のあと、弥太郎は馬上のヴィルヘルミナを見上げた。
どこか斜に構えたような体は消えた。騎馬をおもむろに撫でる。
「僕が手にする勝利や賞賛のために、こいつらが傷付くってことだ」
「そんな才能なら、いらない」
聞くものが聞けば、傲慢とも取れる悩みだろう。
それを打ち明けたのは、それだけヴィルヘルミナに心を開いたからだろうか。
銅像にも関わらず……いや、あるいは銅像だからこそ気兼ねがないのかもしれない。
ヴィルヘルミナのあとを付いて歩く。
「憧れるよ。盗人にも、騎兵隊にも」
「自分の力で事を為す人なら、誰だってすごいと思う」
rー‐r‐'⌒ーヘ _
|ムマ/ 匕メ ´てハ
`7´ ,ィ , -―f 一方で、霊亀……中国を原典とするものとは、少し性が異なるだろうか。
. _ _ ゝ=〈/ ̄ ̄´ ノ 空忌の指が撫でるのに、満更でもなさそうに身を委ねている。
Y´ \ ___ , ィ ´ _><> 、 _
\ _У/  ̄ У´ }ミΛミY´ ̄ ̄Λ 《嬢ちゃん……初見で俺のツボを見抜くたぁやるじゃあねえか》
У / l /ミ/7ー| {ii} 《ブリーディングの腕は、ウチのヤタ坊にも劣らねえな》
. / / l lミ{__l/ヽ,____∨
. ム / ヽ ヽミY / } `ヽ ……そんな声が聞こえてきそうだ。
〈__,/ / \ }i{ } ,' }ヽ
. / / ヽ ヽ〉 |_/ / ト、
121
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/21(火) 23:44:02
ところで交流判定だが。
愛B+で想いの枷があって黒覚醒1で……
diceBot : (2D6) → 4[3,1] → 4
あ、普通に失敗したな。
黒にインガを乗せ、3をアクションにして達成値1で失敗だ。
「ふむ……」
優しいのだな、と声をかけようとしたのだが、そういう言葉を求めているようには見えなかった。
難しい。
最近の若い子は難しいぞ!
「チエ!最近の若い子は難しいな!」
仕方ないので最近の若い子に話題を振った。
122
:
空忌 知枝
:2016/06/22(水) 22:22:18
「ふむ……なんかすごく貴重な経験をした気がするぞ。」
なんか亀から褒められた気がした。貴重な経験だ。
ひとしきり堪能したら別の霊獣にも手を伸ばしてみたりとかいろいろやっている。
丁度カエルっぽく見えなくもない緑の奴と戯れていた所で声がかかった。
「よーしよしよし……ん、どうした急に。」
―――それってもうちょっと年食ってる奴に言う事じゃないだろうか。知枝は困惑した。
ぶっちゃけ私も烏丸とは1個年上なくらいだぞ。立派に今どきの若者だ。
ちょっと家が古くて時代劇とか任侠ものとか見る機会が多いだけで。
「―――まあ、お前に難しい説教とかそういうのは求められてないと思うし、気にしなくていいと思うぞ。」
「思う所はないでもないが、正直後で良かろう。今はとりあえず、件の娘っ子を確保するのが先決だ。」
メタ的には私のターンではないので、長ったらしい説教とかやる気になれないのだ。
まあ一席打とうと思えば打てなくもないが。
123
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/22(水) 23:37:33
「あー……スイマセン」
なんとなく空気を乱した気がするので、キャップを目深く被り直す。
ここは中学生日記ではないのだ……ないのだ。
「まあ、仕事はちゃんとやりますから」
「そんなに迷惑も、かけないかと思いますし……」
いつのまにか、澄ました生意気面に戻っているのだった。
124
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/22(水) 23:58:27
「うーむ……」
難しい……
そういう感じのことが言いたいんじゃないんだ……
と思うのだが、知枝のアドバイスは確かにその通りなので一旦気にしないことにした。
思考の切り替えは素早く!軍人の鉄則だ!
「よし、ともあれ先に進むか!」
というわけで奥に向かってみよう!
125
:
GM
:2016/06/23(木) 00:09:14
サンマが向かっていた先へと歩を進める三人
そこに
キャー!!!
という、女性の声が響いてきた。
――――シーンエンド
126
:
GM
:2016/06/23(木) 00:30:16
マスターシーン1
シーンプレイヤー:なし
運命の輪:黒1/1Lv 赤3/1Lv 青1/1Lv 緑4/2Lv 白1/1Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
,ヘ
//:\
//:::::::,イヽ ,イ\
//::::::,イ::::::/} /\::::\
//::::::,イ::::::// }___ ,イ::::::::::∧::::::\
//::::::/:::::://7:/::::::::::\__ _,.ィ升::::::__:::::::∧:::::::∧
//::::::/::::::/,イ //:::::::/7/7}:::::::| 〃T「∧__ハ:∧マム∧:::::∧:::::::∧
//::::::/::::::/// _//:::::::////:/|゙|:::| // T「∧__ハ:∧マム∧:::::∧:::::::∧
/::::::/:::::://::/ //:::::::////:/.//:::| ,. ‐===ミ、|::||:ハ∧ムハ:∧マム∧:::::∧:::::::∧
::::::/:::::://:;イ /:::/:::::::////:/| | |:::::/ i| i、 \ ,ニ=-.|{:::∧,ィ==≪⌒)ヽオ三三三三三三三三三三≧
/:::::://:/:/ /:::::/:::::::////:/:::| | |::〃 i|弋\トム、 \| | ,ム=ミ、}ト、__/::::∧:::::::∧
:::::://://:/ /:::::/:::::::////:/::::::| | |:{i ヾ ilY芯 以从>//////iリ,リマム∧:::::∧:::::::∧
//:/ /:/ /:::::/:::::::////:/::::::::| | | {l!㍉, 从ゞ′ ,ィく//////´ ̄::∧マム_〉:::::::|\::::∧
//|/ ./::/ /::/|::::::////:/::::::::::| | |:从 (ゝ. \,、/人 ∨ /:::::∧ムハ::| |\:::::::::::\ \∧
/ ∧/::/ /::/ |::::////:/ \:::::| | |::::|\トミ>'´ 人 ,>'゙ .|:::::::∧ムハ:| | \:::::::::::\  ̄
.∧/::/ /::/ .|::{/::{/:/ |::::| | |::::|/ ( // __彡≧: | |::::::´:|::::::::::∧ \:::::::::::\
∧イ::/ /::/ /:::::::::::/ .|::::| | |::::| { ハ '/ rツ'¢ \::::::::::|∨:::::::∧ \:::::::::::\
.∧::::::{_/::/ /:::::::::::/ |::::::::::::::::/ \, Vハ/ // ///|:::::::::| ∨:::::::∧ \:::::::::::\
:::::::::::::::::/ /:::::::::::/ |:::::::::::: / / /|i l\ // /人{ ∨:::::| 、::::::::∧ \_/
::::::::::::::/ /:::::::::::/ _, __|___/ /| |i l l》==彡くハ ∨::| \_}
::::::::/ . /:::::::::::/ / / ,イ i| |リイ>' ̄ /! }  ̄
::/ ../::::::::::/ ヽ /i | i〕イ,∠.._/__,厶||
´ .|:::::::::/ | _i/// / /, /V
.. |_/ \ _/∠/ // // ///i
/ /`ヽ \_/_' / ' / ' |
\ / \ ,>ァ=ミメ
「はっ、はっ、はっ、はっ・・・」
少女は、闘っていた。
右腕のヒレを刃に変えて近づく魚人を斬り伏せ、降し。
空気を吸う事すら苦痛と言わんばかりに鱗に覆われた喉を押さえ。
筋骨隆々の白髪の美丈夫の歌声に膝をつきそうになりながらも。
「近づけない・・・でも!!ここで退くわけには!!」
「あと少しで届く・・・ワイナ・・・ミョイネン・・・!!!」
気炎を発し喝を入れることでどうにか踏ん張って抵抗している少女が、そこにはいた。
127
:
GM
:2016/06/23(木) 00:52:24
彼女は確かに何らかの力を授かった神子であるのであろう。
だがあまりにも多勢に無勢。
「―――――ツぁっ!!あああ・・・」
変異した手を武器に回さねばならないほど火力を持たないこの少女では、
魚人を『切る』ことはできても魚人の群れを『切り開く』ことまではできない。
「―――――――――――――――」
その様子をワイナミョイネンはただ見つめていた。
興味があるのかないのか。
無慈悲な物量に屈しようとしている少女を介錯する慈悲を持たず、自ら手を出す無慈悲も与えず。
ただ少女が群れに蹂躙されるのを何の感情もなく見つめていて――――
128
:
空忌 知枝
:2016/06/23(木) 01:06:59
もはや打つ手はないのか。
少女の心にそのような思考が過ったその時、何かが太陽の光を遮った。
次の瞬間―――
「いい年こいた大人が女子供一人相手に何さらしとんじゃ怒りのケンカキーック!」
空からなんか良い空気吸ってそうな感じの女の子が、なんか叫びながら降ってきた。
直撃した魚人こそいなかったものの、着地の衝撃だけで無数の魚人が宙を舞う。
「―――ふぅ、スッキリした! と言うわけで状況はさっぱりわからんが有象無象は任せろ! 女の安全確保は任せた!」
ここは俺に任せて早く少女を確保するんだ! 間に合わなくなっても知らんぞ! って感じを醸し出している。
ホント良い空気吸ってんなこいつ。
129
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/23(木) 01:15:48
/
(_rf三=ミ、___,
,斗─=ミ仁二__
伐辷捲=彡'´ ̄`_ _.rr‐rーr‐-、 「一番槍を奪われるとは――――不覚!」
(rへ'っ,イ`¨`'⌒:{__三_片┴士攻》 _
/ ,ミ乳\ー,r‐'  ̄ ̄`⌒y`´/〉
_,∠_/_人*`>刈_r─‐-、___ 〈 .X※\
}\ ∧ ./ ̄`〉人_/\-=彡ノ二二ノ二二.|三≧、´\\\
. ,≧彡ミ、_}ミミ、__.〉=ミ// /::人: : :.:. :ト、─く___.ノ、___ノ: ̄}\\\
ノ:.{从ノ:.:.:.\:.:.:.`巛,{サx'::/ 〉: : : :} .} \: : : : : :辷, \\\
(}.: .:.::.:.:.:.:.:.:} :.:.:.:.:.:.:ノミ=-、人: : : :| .\____ \____.:辷_ \\\
ノ .:.:.::健).:.:.:.ト、:.:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}: : : } ,イ:.:.:.:.:.:.:. ̄\_/ ̄ ̄ \\\
./ヘ.:.:.:. :: ::.:.:.:.:ノ:.:.:ヽ/:.:. :.:.:.:.:.:.:.|: : : :\ .\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\三ミ、_____, \\\
{)..:.:.:.\:.:/ ̄\:.:/:.:.:. :.:.:..... :.:.:.: ∧__/‐‐く__ .:.:.:.:.:.:.:.::.:トミ三三三彡'⌒ヽ \_|
乂{):.:伐二>--イ. .::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.§:.:.:.::\_ノ ̄ハ.:.:.:.:.:.:.:.:. |
`¨¨´ {:: / :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ーミ 、.\_:.:.:.:.:. }
∨ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ヽ入.:.:.:./
〉、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |.:.:.:.:.:.:.:._/:.{.:. く/`Y´
/.:.:.:\_厂 ̄ \ノー--イ:.:.:.:.:仆、.: ∨.`}
. /.:.:.:.:.:./ノ.:.:.:.:.:.:/ \.:.:.:} }.:.:. ∧ノ
{.:.:.::/ ./.:. :. :/ /.:.ノ .|.:. /
/:.:.:/ ./:.:.:./ /:.:/ ノ:.:.{
. 〈:.:.:〈 ./:.:.:/ ./:.:/ /:.:./
\/::/ /:.:.:/ /.: /
/::∠ ̄}ミ! .ト-.〈 /:.:./
_/:.:./ ∨_ノ {__ノ . /:.:.:/
/\_{ / ̄7
`ー--'´  ̄¨
「ええい負けてはおれん!」
「往くぞヴンケル! チエに続けェ!」
その衝撃に一拍遅れて、たったひとりの騎兵隊が現れる。
突撃、蹂躙、正面突破。
彼女の世界はそういうものでできていて、それ故にその点において絶対的な性能を誇っていた。
銅の塊の蹂躙突撃。
圧倒的な質量と重量が、魚人共を蹴散らしていく。
「勇気を! 愛を! 友情を!」
「さぁ、こいつら雑魚は小官たちに任せてもらおう!」
130
:
石川 五右衛門
:2016/06/23(木) 01:21:33
さらに神獣を駆る騎士を追って、轟音を上げながら魚の群れに突っ込んでくるものがあった。
{\
ノ\
. {\ \ { \
. ノ\ \ 、ノ \_____
. \ \ / ̄厂 ̄ \ \ __/ /ミ、
\ \/ / ̄ ̄ ̄/\ \/ 〃\ ヽ
\ \/ 7――/ / \ >/r‐┐l |
〔 >=彡^======ミ彡ヘL/」 | !
「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄!{ \| ト、 『――ドルルルルルルルン!』
├- 、 r ┐ , -┤ト、 rァ }! ー〜7
_厶__人└───┘人__厶} \ ト、 ノ
. |「二二二[01-09]二二二コ] - 、\ ! \( 从从从 「たぶん、この中のどれかがクラッチィィィ!」
. ヾ三三三三三三三三三三ヨ r | } ト、 \ 从
l しx======l し lrーく\\ \ 从
ー‐ ′\:::::::::::::::::::::::ー‐ ”::::::::\\\ \ 从
\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\\\ | 从
\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト-r 、\」 从
l しァ=======l しリ 从{
ー‐” ー‐” 从从
───────────────────
それは、フロント部分に木材を備え付けた四輪の獣。
轟音をたて、魚人の群れを跳ね飛ばしながらが一直線に突き進んでくる。
伝説の子など、やや時代からずれた者たちの形容するそれ――まさに『鉄の猪』。
運転席にあるのは五右衛門の姿。
先ほどのトラックを拝借してきたのだ。
『キキイイイイイイイイイイィィ!』
「うおっ――到着!今度は遅刻じゃあないな!」
トラックは甲高い音を立てて横滑りしながら、魚人の群れの輪の中で停止する。
131
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/23(木) 02:06:38
「『愛野さん』ですよね」
「『万神殿』の神子です。あなたの救出のため、派遣されてきました」
空忌が散らし、ヴィルヘルミナが拓き、そして五右衛門の整えた道。
少女を背に負う位置で、美丈夫に相対するように。
その拓けた道に、三本脚の鴉を引き連れ、ゆっくりと降り立つ。
「みんな、攻撃はほどほどで良い。乱戦中の同士討ちは一番最悪だ。
それよりも、他の神子のフォローを。被弾や死角のリスクを、極力減らしてやって」
次いで、霊獣への指示。
といっても、先んじた二人に任せておけば、戦況はまず安泰だろう。
そして五右衛門が、緊急時の“足”も用意してくれた。
ひとまず生還の目途は立った……はずだ。
最後に、
/ .} \
./ _j___(\)}
{ // _/≧s。., }
/^ヽ/ .。s≦f苡k弌:.:.:.:.:.:.:.:.≧=-
∠^ヽ/.ィf{圦ト、:.| \(ヽ:.:.:.:.:.:∧ 「――――僕、こういう徒党組んだイジメって嫌いなんですよね」
,f⌒ヽ厂∨∧ _ヾ ∧_、_):.:.N
〈^(__ノ:.:.:.:.:}圦 / /- ′∨  ̄\ 美丈夫に、ガンを飛ばす。
∧:.:.:.:.:.:.:.:/ / ./ \. ∨ }___
ト--⌒〉 〈. 〈≧=へ ヽ}_ 斗 / >―- 、
〈 / ヽ. ∨: :/}「 ̄ / .′ / ,.。s≦ニユ
/`¨¨ { __ 斗ー〉f__〈 / .′ ./ / / `ア⌒ヽ _
. / {∧ L斗′: : : :} / :{ / ィf ノ( ィf´ Y
′ 厂:} / / : : : : : } .′ { . ― 、, ^¨¨´ `¨¨(_. ィ_,j_
、 } ′ : : : : : : } { { ./{ ィf 〉
≧s。.,_,/ { ./: : : : : : : } 、.≧s{ ‘, `¨「/
. ∨__j/ : : : : : : : {  ̄¨ ー:, ‘ ,x==ミ、 ,
. // : : : : : : : : :、 ∧ i{ }L_ ィ/`丶、
/ ./: : : : : : : : : : : \ r ⌒)k、ヾ==彡¨¨¨ア^\ \
. / ./::}: : : : : : : : : : : : : \ \_∠ ≧=- -=≦ __ヽ._ \
′{:::/: : : : : : : : : : : : : : : :\___ .。sjf斧¨¨ ̄ ̄  ̄
「カッコ悪い。元の伝承も泣いてるよ、アンタ」
影とはいえども相手は英雄で、賢者で、あるいは神。
しかし、それにいちいち怯んでいては、お仕事にならないのだ。
ハッタリかましてでも啖呵を切る。
自分自身がどれほど弱くても、戦場に立つなら、それだけは出来なきゃいけない。
美丈夫、そして少女の様子をうかがう……。
132
:
GM
:2016/06/23(木) 23:02:24
烏丸に助け出され、魚人を蹴散らされたのを目の当たりにして少女は叫ぶ。
「あ、あなた達は・・・?」
「いけない!早くここから逃げて!あれは怪物よ!」
「ワイナミョイネンは、私が!私がどうにかしないといけないんだから・・・!!」
少女愛野の【暗示】
あなたは忘却の神子だ。
自分が何者かはわからない。何をすべきかも知らない。何処がルーツかも覚えていない。
ただ、理解しているのは。
あなたはこの美しくも愚かで、哀れな『怪物』と巡り合う運命であったということだけだ。
この絶界に、抵抗するのがあなたの存在理由だ。
――――あなたの【任務】は『この絶界から皆を救いだすこと』である。
133
:
GM
:2016/06/23(木) 23:07:19
義憤に燃えてこちらに対峙するあなた達と、何か焦燥に駆られこちらを睨む忘却の神子。
――――それを見る怪物の表情は、ある種奇妙なものであった。
先ほどまで怒り狂い嘆き悲しんでいたはずの怪物に、感情の動きが見受けられない。
ウケモチに荒御霊と呼ばれていたはずの荒々しい感情の怪物が、まるで機械的な無表情で動いているのだ。
――――烏丸により助けられた少女に視線を向けたままに。
『 !!!』
その表情のまま、『歌』だけは悲しみと怒りに満ち満ちてあなたに襲い掛かる――――!!
134
:
空忌 知枝
:2016/06/23(木) 23:25:08
ゝ' ノ_,r‐ァ /´ ,,r'r―--イ: : : : :..:,,r''´/ ノ
,イ/l,ィ ⊂_ヽ く 〆 `-っ : : : : : : : : : /. / ._,,斗=‐y. 、 <
,'::::7'"´`ヽ `ー‐…へj /`ヽr' ,iZ,´: : : : : :.._,r ''´.‐< / ./ ノ-‐ ' ´ ヽ \
'、::Cっ'"´ヾヽ、_ / ,彳''´: :<: : : : r''´ (, __ _ノ / ,、、 _ / \ ヽ、
` ッ_,ィ _λゞ ,イ ..ィ´: : : : :. ,,: : Y'``' ,, r '´: : : :..``_フ ( ,,ノ
゙'" l´ __\ / /: : : :.:''´: :ノ : : i ,r''二三二`_`≧ー-rf´: : ,,..a r ''´´ ´ ̄
l/ ∨ ヾ. ,': :ヾィiアヽ´:i: :.ヽゝ >::ヽ, `` ー --r''´. ,、./j
,ィ⌒`<二`ヽ、__ ヽ リヽ: :)` ヽ.`=='-r'' ,,..-― ― - --t=→~ .゚ク
i,..;.; ; ; ; ; ; ; ̄ヽ `ヽ.、 `、 `^`ヾ,`ィ´`ヾ `、-― ― - - '´ _,,...=‐― -┴ー''´
ィ~T`ー -j; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;..;.;Y `ヽ 、. \ 、.`a h、 ,ゞ、 ノ _..,,>-r ''=´´
/; ; ; ;ヽ=ィ´; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; i ``丶 `、 i j `~~´ Y´
/; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; i 丶 ヽノ` ノ\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从_/
/; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;..;.;j 丶. >‐ - '' ≧ <
`┐; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ヽ、 ヽ´ -=ニ 化学兵器戦術神風 (物理) ! ≦
i; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; `・、_,ィヽ. ヽ ≧ ≦
````t; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;.;..;_,,=r ''´~`ー - 、 /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒⌒W⌒\
ヾ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;..;..;_,,=r''´ ヽ, ,, r '' ´ ,, - ``` ヽ,
ヾ; ; ; ; ; ; ;.;..;,,=r''´ / `フ''´ ,,f´ ,ィ'
ゞ; ;; ;,, rf´ , ' _ _ ノ ,-'´ ノ ノ
ノ ,,r''´ .__,,==―==''´´ ; ; ; ; `Y _ _ _, rー-'´ _,,r-''´
,,〃'´ ,, r ''´; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;..;..;`、 ,ィ.´_ ヽ、゙ヽ _,,.r ''´ \
,,.rf _,ar''´ヾ__; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; Y `ー、`二`ヽヽ ヽ
,f´ ,, r''´ ヾ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;ヽ-へ_ `ヽ! ヽ. \
,,r''´ ,,.r'´ ヾ;_;_; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;.;..``ー‐≦ 丿. \
´ ,,r.''´ \; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;I ヽ
,r''´ `・、; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;___; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;..| ヽ
`・、;._; ; ; ; ; ; ; ;ヽ  ̄``>'~⌒``、j ヽ
` ・<_,,r' / Y´
135
:
空忌 知枝
:2016/06/23(木) 23:25:38
一方彼女はシリアスな空気を投げ捨てて魚人相手に元気に無双していた。
拳の一振りで魚人が吹き飛び、脚の一振りで魚人の塊が吹き飛ぶ。
「神砂嵐 (物理) ! 覇王翔吼拳 (物理) ! ビームラリアット (物理) !」
「破ァッ! ―――ム、何だ小娘、まだ居たのか。」
「とりあえず貴様はおとなしくベンチに座って『ディーフェンス、落ち着いて一本!』とか応援でもしてるがよい。」
そしてこの言い様である。さすがにちょっと怒っていいと思う。
136
:
石川 五右衛門
:2016/06/23(木) 23:44:33
「化学要素が欠片も見当たらないんだけどォ!」
ギアをバックに入れて素早く距離を取るトラック。
烏丸と愛野の側に横付けする。
「それらなら目的は俺達も同じだ。『ひとまず』、アイツをどうにかしてやらないといけない」
「見ろ、ワイナミョイネンの様子が変わったぞ。心当たりない?」
137
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/23(木) 23:49:09
,rr勿斧亦ィ'⌒)
、_川/ノノ 小圦_,
_. {.i/=彡/ 川j爪
/ ̄: : : ̄¨`ー--─从 {.捲}ノノl/ }ノ , 「なるほど、理解した!」
. _.. -‐'¨ ̄¨`ー-='´: : : : : : : : _,=-/二\小从 ' .ムノ._>=ミ、_(_ 、
/ ̄: : : : : :‐-=ニ二ノ: : : : : : : ::/ ∧' ̄:.: ∧.`ーミ彡-=彡'三_}\三三ミ=+、/{
... /: : ___: : : : : : : : : : : :ノ: :: : :/____/ : >ァ‐' `¨工_彡=彡三ニ|:::. }三三ミ刈::::::| )
//:i:i:i:i:i;=-‐'¨ ̄\: : : :∠_:,、_/ ∧∨.:./ {`X´ ̄.ψ, イ从ニ∧从::: |三三ミ}从__ノ /
...{':i:i/ ̄ \__/ マム ∧.∨フ′ )( `v气彡'ノ'/::∨:::} } `Y三三彡川ミミ≦_,
Y´ マム{ ∨/. く/ `X:::: : \ノ:::::::::: ノ'´::::从彡'}/ :j:}::::`}爪
〆 マム。={′r‐‐'ミ彡'´:::: \.:::::::\.:::::::::::::: ∧}}:o::′..::::::::.../jノ .\
__ _ 《、._ル'ー┤ /::/:::::::::::.. \...:::::\::::::::::{ }:::::::::::::. ::. }
//:\/o `フ´,ャ─1/:/: :{:::::::. ::::....:::\::::::::\::∧、\:::::::::::...::::::.|
. 辷ー‐ァァLL:.:. { レ'.マム. /:/: : :|::::::::::.. :::::::::::::::\__ノ:\}__二>x'´ ̄ ̄{
廴 { {:.:.:.:.: . :|___∧マム /.::::: :|:::::::::::::::..........:::::::... .::::::::|_ノ {乂::::: :: . :|
. 廴 } }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.フマム: : : : |::. :::::::::::::::::::::::..:/:::::::ト、___ノ}::::.、::.,:|
廴 ノノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:/ //マム: : : |.:} ::: : {:::::::::::::::::::::::/..:::: | ト、:.:.:.:.\___/
廴 { {:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ /..{ {: ::マム: : |.;レ─-ミ::::: ::::::::::/.:::::: | | \:.:.:.:.:.`ア
廴 | |:.:.:.:.:.:.:.: / ./ | |: : :マム ノ{::::..... ヽ}:: .:::::::/.::::::: ∧ | .\:.:.:.:))
廴 LL_:_:/ / .|ノノ: / マム∧'´:`´ノ:: .::: :}.::::: .::/ { | 、 辷'´
廴 / ..从爪:./::マム::}:::: /:: .:::: |.:::: .:/\乂_ \辷
廴. / /:{::{:{:::リ:::::::マム::: {:::::..:::::::../.: ::..{ \  ̄ ̄.辷
廴 辷´ ∧ .:::::::::::::::::::マム: }::::::::::::∧、:_:_:_,/ \ 辷
廴/廴爪爪爪 } .:::::::::::::::::::;ィ'マムト---‐'::::}:: / \辷
| ::::::::::::: / {、_マム::::::::::: /|: }
/.::::::::::/. `ー'マム: : /ノ: 〈
{:::::::::: { |::::::マム:爪__:_}
|:::::::_ノ .ノ ::::: マム廴_ノ
/::::/ .}::::::::ノ乂}
「愛!」
「友情!」
「勇気!」
「つまりそういうことだ、うら若き姫騎士よ!」
ばったばったと魚人共をなぎ倒しつつ、高らかに叫んだ。
「少女の愛は皆を救わんと如何な苦境にあっても少女を立ち上がらせ!」
「我らの友情は少女の愛に応えんと魂の炉に薪をくべる!」
「そうして立ち向かうは堕ちたる老王! 我らが双肩に掲げられしは勇気!」
「我ら騎兵隊、阻むもの無し!」
つまりそういうことになった!
138
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/24(金) 00:08:25
「……」
スッ、と一歩身を引く。
もっぱら先鋒は、空忌とヴィルヘルミナに任せるべきだ。
「ヤタガラス」
最も信頼できる霊鳥に一声かけ、俯瞰による監視を任せる。
先ずは様子見だ。
139
:
GM
:2016/06/24(金) 00:19:57
「様子――――?」
少女愛野は五右衛門の言葉に怪訝な表情を浮かべる。
「変わった様子はないわ。私がアイツに会った時から【ずっとあんな調子】よ。」
その言葉はつまり、あの老人の変化の原因はこの少女にあるということを明確に指し示している。
彼女は今はもう動けない。動いたところで最早君達と怪物との戦闘についていける戦闘力も持ってはいない。
さあここから先は、君たちとあの怪物との戦闘だ――――!!
140
:
GM
:2016/06/24(金) 00:30:02
魚人が殲滅された高速道路の上で怪物は朗々と歌い上げる。
世界を沈め、大地を蕩かす歌。
その歌声には未だ明確な脅威はなく、神子たちの耳を滑るだけで効果などありはしない。
だが――――
【ピシ】
加護など持たない『高速道路』なら、話は別だ。
道路に鱗が走る。罅が入り鎌首をもたげる。
蕩けて柔らかくなった『それ』は、重力の法則に従い激しく身をうねらせながら落下する。
かつてこのヤマトには一つの神話があった。
スサノオに斬り伏せられた川と水の化身『八岐大蛇』。川の氾濫はそのまま蛇に例えられる神の御業なのだ。
その神話が異形と化す。
川の権能を持つワイナミョイネンの歌で曖昧となった道路が変貌する。
黒く濁ったアスファルトの『川』が、あなた達を押し潰さんとその身を異形に替えるのだ――――
141
:
GM
:2016/06/24(金) 01:07:29
ttp://satanic.s98.xrea.com/snup_051010e/src/up0930.png
――――――――――戦闘に移行します――――――――――
!遭遇シートに本体と脅威が配置されます!
■本体『八岐大蛇(偽)』
■パラグラフ1『踏みつけ』
■パラグラフ2『巻きつく』
■パラグラフ3『吠え声』
■本体『八岐大蛇(偽)』
属性:青 レベル:2
タグ:蛇、大地、破壊
攻撃値:3 生命力:25 防御値:2
【氾濫する大地】
本体を攻撃したキャラクターは変調「絶望」を受ける。
142
:
GM
:2016/06/24(金) 01:17:01
!偵察ラウンド開始!
偵察を行うかどうかの宣言及び判定をお願いします!
143
:
空忌 知枝
:2016/06/24(金) 01:26:38
『吠え声』を偵察しよう。
黒の覚醒段階が1なので、【親神の恵み】で生命力2点と引き換えに達成値を1伸ばし、絶望の闇の修正を相殺するぞ。
diceBot : (2D6) → 9[4,5] → 9
ふむ……ここは5をムードダイスにして、4-1+1 =4で偵察に成功しておこうか。
白のインガを1個増やすぞ。
144
:
GM
:2016/06/24(金) 01:33:44
!公開!
■脅威『吠え声』
種別:術式 レベル:2
判定:頭脳 タグ:風、音、口
威力:-- 攻撃値:+2 耐久度:9 防御値:-1
【動揺】
PC全員は「ファンブル表」を一度使用する。
――――川の氾濫とは比べ物にならない質量の大地のうねりによる唸り声にも似た轟音。
全てを呑みこむことを予感させるその音は聴くもの全てのSAN値を揺さぶり恐慌状態に陥らせる。
145
:
石川 五右衛門
:2016/06/24(金) 01:40:24
キツネたちを送り込んで『踏みつけ』を偵察。
【親が見の恵み】を2段階まで使用して修正+2。
diceBot : (2D6) → 9[4,5] → 9
2をムードダイスにして赤2段階、4-1+2 =5で偵察成功。
キツネをいっぱい借りて来たかいがあったぜ、生命4点減ゴブシャッ
146
:
GM
:2016/06/24(金) 01:47:31
!公開!
■脅威『踏みつけ』
種別:攻撃 レベル:1
判定:日常 タグ:実体、足、大地
威力:3D6 攻撃値:+1 耐久度:8 防御値:0
効果【絶望的な一撃】
ダメージを受けたキャラクターは変調「絶望」を受ける。
――――黒いアスファルトがめくれあがり覆いかぶさる。
呑みこまれれば二度と出ることは叶わないであろう。
147
:
烏丸 弥太郎
:2016/06/24(金) 02:09:51
中空の八咫烏の俯瞰により、『巻きつく』を偵察する。
【八咫烏】を使用、判定を霊力に変更。
【親神の恵み】を使用、生命力を2点減少し、達成値を1点増加。
diceBot : (4D6+1) → 15[3,4,3,5]+1 → 16
判定ダイスに5を選択。達成値→5+1=6。
ムードダイスに3を選択し、青のインガを一つ増やす。
148
:
GM
:2016/06/24(金) 02:17:28
!公開!
■脅威『巻きつく』
種別:攻撃 レベル:1
判定:武勇 タグ:実体
威力:1D6 攻撃値:+1 耐久度:6 防御値:-1
効果【捕縛攻撃】
ダメージを受けた相手は捕縛状態になる。
――――川と化した大地は柔らかく、しかし硬く。
取り込んだ相手を沼のように逃さない。
149
:
GM
:2016/06/30(木) 23:02:27
では・・・戦闘フェイズだ!!
■本体『八岐大蛇(偽)』
■パラグラフ1『踏みつけ』、石川五右衛門
■パラグラフ2『巻きつく』、ヴィルヘルミナ
■パラグラフ3『吠え声』、空忌 知枝、烏丸 弥太郎
このようになりました!
150
:
GM
:2016/06/30(木) 23:05:16
行動の処理にはいるぞ!
まずはパラグラフ1、石川五右衛門の行動からスタートゥハッ!!
151
:
ヴィルへルミナ
:2016/06/30(木) 23:23:46
「ハイヨーヴンケル!」
スレイプニル
【八脚馬】を使用し、パラグラフ2から1に移動!
愛馬ヴンケルの快速は怪物の脅威も一切恐れず、巧みな足取りで機先を制するのだ!
……まぁその前にゴエモンの行動だがな!
152
:
石川 五右衛門
:2016/06/30(木) 23:39:03
ヽ 、________ ヽヽ. 、
_,, ..≧::::::::::::::::::::::::::ヽV::ヽl
,.イ::;ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`=イ/
//::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<
〃::::::::::::;イ//リ|:/|:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
∠::::::::从( l/ !::::::::::::::::::::::::::::::: ヾヽ
/イ∧` 、,,ィ≦=rヽl/ル::::::::::::::::::::::::ヾ、
〈_≧r=!:::::::ノ リ:::/ヽ:::::::::::::lヽ 「霊獣使いの先輩らしいところを見せてみるか」
!:::::/  ̄ lん) !::::::::::ル 「ま、今日は他の神子が優秀だから見せるだけで終わっちまいそうだけどな」
`l〈 _ ,.. ( ,.イ:::::::::::(
ヽr__ / l´ !::::::::从ヽ
___ ,....,..._ ト-`¨ ノ ルリ人ヾヽ
r‐"_l_辷〕_}illi、 ,, - ,,..::::"::::.. | __
f,! └‐r‐‐/ / ^vllllllr''" ,,...::''::::::::::::::::::::/´ /`!
H__ノ__ノ__ノ / r=`-''::::::::::::::::::::::::::::/ / ヽ
{ ∨ l ヽ:::::::::::::::::::::::::::::/ / ,. " \
l、 l / / l::::::::::::::::::::::/ / /
/`'ー― / / /:::::::::::::::::/ / /
/ / / ̄/ /:::::::::::::/ /
153
:
石川 五右衛門
:2016/06/30(木) 23:40:02
では自分の行動からスタートだ。
術式【三狐神】を使用。対象は五右衛門自身と烏丸くん。
【霊力】のB+で判定する。
diceBot : (2D6) → 7[1,6] → 7
出目1の方はムードにまわす。黒のインガを増やして、成功。
『こーん?』『こゃーん!?』
「……ってオイちょっとォォォォッ!?」
荒ぶる黒い流れを見た狐たちが恐慌状態に。
…ともあれ、呼び出した稲荷の眷属たちが駆け巡ることで、敵をかく乱する。
このシーン中、二人はダメージを受けるときに-1d点されるぞ。
154
:
ヴィルへルミナ
:2016/07/01(金) 00:01:18
/
(_rf三=ミ、___,
,斗─=ミ仁二__
伐辷捲=彡'´ ̄`_ _.rr‐rーr‐-、
(rへ'っ,イ`¨`'⌒:{__三_片┴士攻》 _ 「先陣は頂いた!」
/ ,ミ乳\ー,r‐'  ̄ ̄`⌒y`´/〉 「ハイヨーヴンケル、突撃をかけろ!」
_,∠_/_人*`>刈_r─‐-、___ 〈 .X※\
}\ ∧ ./ ̄`〉人_/\-=彡ノ二二ノ二二.|三≧、´\\\
. ,≧彡ミ、_}ミミ、__.〉=ミ// /::人: : :.:. :ト、─く___.ノ、___ノ: ̄}\\\
ノ:.{从ノ:.:.:.\:.:.:.`巛,{サx'::/ 〉: : : :} .} \: : : : : :辷, \\\
(}.: .:.::.:.:.:.:.:.:} :.:.:.:.:.:.:ノミ=-、人: : : :| .\____ \____.:辷_ \\\
ノ .:.:.::健).:.:.:.ト、:.:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}: : : } ,イ:.:.:.:.:.:.:. ̄\_/ ̄ ̄ \\\
./ヘ.:.:.:. :: ::.:.:.:.:ノ:.:.:ヽ/:.:. :.:.:.:.:.:.:.|: : : :\ .\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\三ミ、_____, \\\
{)..:.:.:.\:.:/ ̄\:.:/:.:.:. :.:.:..... :.:.:.: ∧__/‐‐く__ .:.:.:.:.:.:.:.::.:トミ三三三彡'⌒ヽ \_|
乂{):.:伐二>--イ. .::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.§:.:.:.::\_ノ ̄ハ.:.:.:.:.:.:.:.:. |
`¨¨´ {:: / :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ーミ 、.\_:.:.:.:.:. }
∨ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ヽ入.:.:.:./
〉、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |.:.:.:.:.:.:.:._/:.{.:. く/`Y´
/.:.:.:\_厂 ̄ \ノー--イ:.:.:.:.:仆、.: ∨.`}
. /.:.:.:.:.:./ノ.:.:.:.:.:.:/ \.:.:.:} }.:.:. ∧ノ
{.:.:.::/ ./.:. :. :/ /.:.ノ .|.:. /
/:.:.:/ ./:.:.:./ /:.:/ ノ:.:.{
. 〈:.:.:〈 ./:.:.:/ ./:.:/ /:.:./
\/::/ /:.:.:/ /.: /
/::∠ ̄}ミ! .ト-.〈 /:.:./
_/:.:./ ∨_ノ {__ノ . /:.:.:/
/\_{ / ̄7
`ー--'´  ̄¨
武器は【八脚馬】、対象は『踏みつけ』、武勇B++で判定!
判定
diceBot : (2D6) → 10[6,4] → 10
4をムードにして緑にインガを乗せ、6をアクションにしてスペシャル成功!
3d6+1d6+1のダメージというわけだな!
ダメージ
diceBot : (4D6+1) → 7[1,1,2,3]+1 → 8
あっぶねぇジャストキル!
155
:
GM
:2016/07/01(金) 22:26:58
ではパラグラフ2、【巻き付く】によるアンブッシュだ!
目標
ダイス合計:5 (1D6 = [5])
・・・豪快!
ヴィルヘルミナによって崩された大蛇が倒れ、
一番武勇の高い空忌に向けてアスファルトの波がなだれ込む!
【武勇】で判定せよ!
156
:
空忌 知枝
:2016/07/01(金) 23:52:37
__, -- ミ
,'.::.:/.::.::.::.::.:\
}.::/.::.::.::.::.:,.:'⌒',
}:,'.::.::.::.:/.::.::.::.:i
jI斗tァ='=ァt+ミ :.::.::.::.::|l
,.:'´.::.::.::.::._ -‐‐-=ニニ=-‐ ァ
,:'.::,...::''"~.::.::.::.:.::、.::.::.::.::.::.::.::.::,:'|l
//.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.\.::.::.::.::/ .:|l
,:' .::.::,.::.::.:{.::.::.::':,.::.::/::\rく.::.il::.:|l
/.::.::.:/ .: {.::.:'、.::.::.::Χ.::.::.::.::ノ.::.`、l.::.|l
/.::.::.:/.::.::.:{.::.::l \/.:/ \.イ\:. : `、:|l _ -‐=ァ
人.::.::.'.::.::.:-{‐-」 `' ィ欣り lレ{\: :.`、/ /
\{\.::.::{斧ミ、 ~´ かノ\: :`、 ./ 「うむ、悪くはない。が―――」
}\{.: ゞ┘, ' {.::/.:l\.::.'く _ ,,.. -‐- ミ
}.::.::.:,込、 - ' 乂.::.l/`'≪≧s。., _ ,,.. -=ニ=-‐ ''"~ `ヽ∨
,'.::.::/ l}iニ=‐- イ゚, // `¨^'' 、 ~ '' ‐=ニ二Ξ二=-‐ '' ~ ノ::}
_r‐ 、-‐‐┐l}l.::.::.:/}.::ノ/li // 丶 _ _、+'” '゙
r‐' 、\_〉~つ' ,.::.:>''77´ '゙ // 、 \ ´ } ,、丶` ''~
. _ -=ニ/^\」ー'X´ // ,.イ/ /7 \ / ̄ \} ,' _,、 ''~''"
_,,、 ''"~ /{ イ 、 ''~ ∠ニ=‐ァ''^寸 } ,'` 、' rz彡' {
{(, rzrzrz7rzrf壬ノリ''" , ´ / `、,゙ / :} { [/ 乂
^、 乢{⌒゙l 'ー==‐''゙} / . . . : : ゚,: : : . .. イ\./.:: ; '、rァ'r 、 、 `` 、
ー- 八_ -‐七抓: : : : _ -‐'-=≦ '.::.::,' rf7ーLく^ 、 \` 、 ∨
_,、 ''~.::.::.::._、+'"⌒:、''"_ -‐‐- ミ 、 /.::.::/ ~´ `¨゙\ `、 ー'
. _,、 ''~.::.::.::.:.,、丶` .::.::.::.::.::〈´. . `7.::.: / \」
,、丶`.::.::.::.::_,、 ''~ .::.::.::.::.::.::.::.::/}.. . . /.::.:, '
.::.::.::.::.:,、 `.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::_、+'”.::.:}.. . . /.:/
=-‐ '' "~  ̄ ̄ ̄ ~" ''<.::.::.::.::.: ノ.. . . ./ 〉
武勇A+に【親神の恵み】でHPを2点消費して+1。
diceBot : (3D6) → 10[5,1,4] → 10
5をムードダイスに選択、4+1-1+1 =5≧3+1で判定に成功。
続けて脅威「吠え声」に短剣で攻撃を仕掛ける。
「―――たかだか一惑星の自然現象ごときでどうにかなる空忌知枝ではないわ!」
157
:
空忌 知枝
:2016/07/02(土) 00:04:46
_. ...,iイ ,,...-ー'" ,-} ''ー、、;..... ...`".;;;..'; 、
;;;l〉 ,-''゛ .;,l,゙| ,-''"./ ,iシ" _ ''-、_;....
;;;i!i「 ./,,./ , -./ /,,./ ゛. /, ⌒,イ¨`゙ヽ `'-、.... ..`'!゙''く;;;`l,
;;;;;;/" .l'" ..;;i゙'i: /'" {{ 〈:.:.:.:.:.:.:.:.', `'';;、
;;;;;;;,./ ...,iリ,,...-ー'" ヽv'´ ̄`ゞ : :', ヽ.;
/;,./ ,./ / /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : ::\ ゙'、ヽ, .、 .゙ヽ;;;/'゙l=
-'゙./ : ,r'";;;;;/ |ハレ:」.o.:..:o.:.:>、.:.:.ヽ .゙ヽ,ヽ lヽ, `tl|'ト
.,ilト.;:../;;;;;;./ ,ン| }:.i.:.:.:.: :ィ:.:{. ヾ:.:ヽ `'ゝ.ゝl、 .,i.ll″
;;セ../ ;;;;;./ ,./ /゛ ==ニ|:斗 .: ト'.:.」ニ== . ヾ.:’、 `.l . ii《..ノト
lゞ...;;;;;./ .,_--゙ // ァ''´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヾ、. ヾ.:ハ .,i.ll″
;;;;.l ./.; : .// {.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..}゙}}. !.:.:i ii《..ノ゛
;;;;;;;;/; l .,ノY′ ._.,, i.:.:.:ム:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i〃 i.:.:.! 、 .rリ;; ,
、;..;゙h、 ; .,ノ.// i.:.:/. ',:.:.:.:.:.:.:.:.:ゞ〈. ,:.:.:...i .`''x、. ,i./;,.
.りヽ.!ヽ;;;.,、 、,レ゙゙ /:.: |. /.:.:.:.:.:.:.::.: ミ :.:.<イ:.:.:.イ. .!`i;;/..-'゙./ : ,r
;;;;;;;;゙!〉;ゞ"! .,r ||'-、 |:.:.: レ'.:.:.:` ̄´.:.:. ヾ、:.:んx〃ノ. / //".;.,ilト.;:/.
;: ;;; ;;;;;;;;;;;;.!; :/;;;;;;;;; l: i,;,;,;/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨tダ/イ |;;. ;..;:.;;;セ.. /
‐l.;: ;;;;;;;;;;;..l;;;;.l.;;;;;;;;;;;;;;;| リタ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\" / ..;;;ilゞ...
. _/.;;;;;.;;;;;.ヽ,_.l.....;;;;;;;;;|.; , イ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. \ ;|;; ;
" ;; ;: ...;;;´.;;;;;;;;;;;.! ./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: \ ;.!;;;
: テ';;: ;;;;;; l.;、 .i..,,、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ゞ'リ'-、 !\. ,,. / . /
.、 .,,/ ;;;.l. '.二- .'; ;;;; l|ヽ ;゙.l.;゙ヽ,..t、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.ベL ` .´ `‐lへ / :
(,,xコリ ;゙ヘ`- \ \;;;;;.゙";゙'-ッ. ;;;;;.!;;;;;.乂;゙'j、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: 't 、, .、 `'!=、,.|ゝ..!゙'/;;;; / .,./
;;;l゛ ...;;;゙、._,,,,.. -‐;:;;;;;;;;;;;;;;ヽ..;.. ;;;;;|.;;;;;;;;;;;;;;; l ̄`;;;;_.. -‐ .:.:.:.:.l.; \ |\. `′:;,rl;;;.,i'く 彡'".!
.;;|ii ‐´ ,.. -: ;;;;: ;;;;;;;;`'-x,::/ ; ;;;;;;;;;;;; l,,-''I;;; ム、:.:.:.:lヘ.l.;;;;;;゙イ.;;;゙ \ ./゙;;l./ ./
; ;: ......;;.. .;;;;;;;. .......;;;;;;;;l「;;;;;..l.;;, /.;;ヽ ;.n.!;;;゙゙';;;;;;;;`....;;;;;;.`'ヽ、"
.;;;;;;. ;;. ..; ;: ; ;: .;;;;;;;;;;´.゙‐'゙;;;;;;;│/ ;´;;;: .;;;;; ...;;: .`゙'' / ,_,i
―――荒れ狂う濁流が、モーセを前にした海の如く、真っ二つに裂ける。
一体何が起きたのだろうか? それを知るのは、当人ばかりだ。
158
:
空忌 知枝
:2016/07/02(土) 00:05:18
引き続き武勇A+で攻撃判定。
diceBot : (3D6) → 13[2,6,5] → 13
5をムードダイスに指定、6をアクションダイスに指定、クリティカルヒット。
短剣の基本攻撃力が1d。迎撃3でダメージ固定値+3。
必殺2によりダメージ+2d。破滅の色によりダメージ+黒の覚醒段階 (1) d。
【滅びの瘴気】でさらにダメージ+1d。計5d+6ダメージを食らえッ!
diceBot : (5D6+6) → 20[3,6,4,4,3]+6 → 26
吠え声の耐久度は9なので、本体の生命力を9点減少。
【突破】を使用。さらに生命力を4点減少。
【魔王の時間】を使用。さらに生命力を1d点減少。
diceBot : (1D6) → 4
本体の生命力を合計17点減少だ。
159
:
GM
:2016/07/02(土) 00:21:33
ジャストキル!!
ぱぁあん!!!
空忌の一撃により高速道路のおよそ80%が消し飛び・・・大蛇は、その動きを停止させた。
愛野「あ、あなたたちは・・・一体・・・・?」
呆然としている愛野と気が付いたらいなくなっているワイナミョイネンを横に置いておいて戦果表を振るのだ!
レベル3だったので3回だ!ふれえい!
160
:
石川 五右衛門
:2016/07/02(土) 00:46:40
「あれがアザトースの神子の力か。それも全力でない」
「ま、頭八つじゃ九頭竜の神話にはかなわないってモンさ」
まだわずかにのたうっている蛇の尾、もといアスファルトの流れに短剣を突き刺しトドメを刺す。
戦果表 diceBot : (1D6) → 5
アイテム表 diceBot : (2D6) → 12[6,6] → 12
『――ザクッザクッ、ガチンッ』
「おっ、尻尾(?)のなかになんか硬いものが……」
「光り輝く剣状のエネルギー塊(アイテム:爆弾)」を手に入れたぞ!
誰か持つ?持たないなら神性武器の短剣を放棄して、自分で持つ。
161
:
石川 五右衛門
:2016/07/02(土) 01:06:30
『シュオオオオオォォ……!』
「……アツッ!?この剣アツッアツッ!」
武勇C-のコソ泥如きに触れられるのは流石に気に触ったか、
蛇の尻尾から取り出されたエネルギーの神剣が眩く輝きだす。
処刑された時の釜みたいに熱い!あ、でもコレ地面に落とすとちょっとやばいかも
「とっ、わっ!おっ、落ち――――」
162
:
ヴィルへルミナ
:2016/07/02(土) 01:11:05
「うむ!」
「自由、友情、勇気、博愛!」
「此度も我ら騎兵隊の勝利であった!」
満足げに剣を収め、下馬する。
我らの友情の勝利だ!
戦果表
diceBot : (1D6) → 4
その活躍ぶりに絶望の闇も少し晴れたようだな!
黒インガをひとつ取りのぞくぞ!
どれ愛馬ヴンケルをねぎらってやる愛い奴めふふふ……
「む、大丈夫かゴエモン」
パシッ
ところで銅像なので難なくエネルギー剣をキャッチした。
色々と頑丈なのである。
163
:
空忌 知枝
:2016/07/02(土) 01:11:13
「一体も何も、神子に決まっているだろう。見て判らんのか。」
違う、多分そう言う事を聞きたいんじゃない。
そんなツッコミがどこからか聞こえて来そうな対応である。
「うむ。そもそもアレは、片手間におやつ感覚で作られた玩具に過ぎんからな。」
実際の八岐大蛇だの九頭龍だのが相手だったら、それこそどうなっていたかは謎だ。
が、相手は所詮デッドコピーに過ぎない。
ならば、負ける道理もない―――そんな絶対的な自信が見て取れるだろう。
diceBot : (1D6) → 4
4:黒の領域からインガを1つ取り除く。
164
:
石川 五右衛門
:2016/07/02(土) 01:17:14
「ふぅーっ、危なかった。え、なに、やっぱ銅像だと熱いのとか平気なの?」
ヴィルヘルミナが手にすることで剣の輝きが収まる。
あるべき場所に収まったような感じだ。
「ま、俺は闇夜にコソコソ仕事する泥棒だ。ピカピカしたものは似合わねぇ」
「剣を使うなら武者だろ。なかなか絵になるな……そいつはお前が持っててくれ」
ヤマトの武器なら烏丸くんだろうが…ホラ。
別の戦利品(女の子)で手一杯だろうからな。
165
:
ヴィルへルミナ
:2016/07/02(土) 01:30:56
「むむむ……」
ちょっと悩む。
受け取るのが嫌、というわけでなく……
「……貴官も男に生まれたのであれば夜盗などにかまけていてはならんぞ!」
「キツネを使役する貴官のまじないは中々のものであるようだしな! 夜盗に身をやつすこともあるまい!」
なんかそんな感じでぷりぷり怒り出した。
伝説の大泥棒に泥棒やめろとは、正面から喧嘩を売っているのかもしれない。
「しかし……うむ」
「その、うむ。やはり剣は騎兵隊たる小官の手にあるのが最も適切だというのは確かにその通りだ!」
「小官は銅の肉体故多少の熱は問題ないが、只人の手には余ろうしな!」
「というわけでこの剣はありがたく頂戴しよう! 感謝するぞゴエモン!」
と思ったら絵になると褒められて嬉しかったのか上機嫌で剣を収めた。
グッと握ると剣がブレスレットに変化したのだ。
これもひとつの神子パワーである。
166
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/03(日) 03:51:03
「うーん、楽でいいね。実に」
適当に魚人をけん制していたら、いつの間にか戦闘が終わっていた。
自分の手を汚していないあたり、ちょっと指揮官っぽいぞ。
(……けど、僕の仕事はここからだな)
アマテラスの言葉を思い出す。
獅子奮迅の武勇のみが必要とされるならば、自分はここに必要ない。
ひとり置いてけぼりの少女・愛野。
現場には頼れる作業員たち、さしずめ自分は事務方といったところだろうか。
「『万神殿』といいます」
「つい今しがたあったような『神話災害』……危険や異変に対処するための機関で」
「僕たちは、そこに所属する『神子』……実働部隊ってところ」
警戒させない程度の歩調で近付きつつ、状況を説明。
「今回は異変の収束、およびあなたの保護のために派遣されてきました」
「僕は烏丸弥太郎。高速道路ぶっ飛ばしたのが空忌知枝。
馬に乗ってるのがヴィルヘルミナで、グラサンが、えーと、五右衛門。」
「ほかに、何かわからないことは?」
一通り説明を終えたら、とりあえず質問を促してみよう。
急転直下だ。思考を整理する時間が必要だろう。
167
:
GM
:2016/07/03(日) 22:44:21
とりあえず少女は烏丸に返事をしよう。
「え?えーと・・・私は愛野。女子校生。」
「神子?なんだか分からないけど・・・ここは危険だから早く逃げた方がいいよ?」
彼女は何も知らないっぽいぞ。
168
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/03(日) 23:15:42
「……えーっと」
あの魚人の群れと美丈夫を相手に五体満足で凌いだのだから、
神子としても幾らかは洗練されたものかと思いきや。
「新しいな」
まあ、敵ではないというのはわかってくれているだろう。
しかし女子高生というなら、空忌に任せるべきだろうか。
武勇以外も色々そつなく出来そうだし(メタ的な意味で)。
「僕も説明が得意なほうじゃないんだけど……参ったな。
『ペルソナ』とか知ってる? もしくは『○○××』、『☆★☆』……
だいたいそんな状況ってとらえて欲しいんだけど。
あ、僕らが特捜チームね。そんでもって、愛野さんが特異点って感じ」
いくつかの、メジャーともマイナーともつかないゲームタイトルを列挙する。
まあ分かれば多少ゲームへの造詣はあるだろう。
169
:
石川 五右衛門
:2016/07/05(火) 22:53:54
「よせやい、キツネは親神様の借り物。歌舞伎の五右衛門と違って俺は裏方担当よ」
若干照れならがらも、ヴィルとの会話を切り上げて少年少女の所にやってくる。
「ははぁ、まだ自覚していないのか神話災害で忘れられた神子か。たまにいるんだな」
「こいつの説明通り、俺たちも同じく神様の子供よ」
「万神殿からのお達しでな。とりあえず、お前さんを保護させてもらう」
170
:
空忌 知枝
:2016/07/05(火) 22:56:11
「なるほど。何も知らんのか、こいつ。」
「まあ良い。とりあえず、お前は世界でたった一人だけの特別な存在ってわけじゃないと言う事だけ理解しておけ。」
凄い単純に要点だけまとめて、それ以外の説明はブン投げる事にした。
いくらなんでも適当すぎやしないかって? ぶっちゃけそれ以上理解したところで何がどうなるって訳でもないし。
現状ではとりあえず、自分が世界で一人だけの特別な存在だとかいう勘違いさえ正せれば割とどうでもいいのだ。
171
:
GM
:2016/07/05(火) 23:02:40
「協力・・・してくれるの?」
そういうと、少女は半ば魚人化している腕を握りしめ、あなたたちを見る。
「なら・・・お願い。何で私にこんな力があるのかは分からない。」
「でも、これだけは分かるの。私は――――」
ワイナミョイネン
「彼に殺されることだけは、絶対に避けないといけないんだって。」
「彼に、私を殺させてはいけないんだって。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
少女愛野の【暗示】
あなたは忘却の神子だ。
自分が何者かはわからない。何をすべきかも知らない。何処がルーツかも覚えていない。
ただ、理解しているのは。
あなたはこの美しくも愚かで、哀れな『怪物』と巡り合う運命であったということだけだ。
この絶界に、抵抗するのがあなたの存在理由だ。
――――あなたの【任務】は『この絶界から皆を救いだすこと』である。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「彼を、救わないといけないんだって。」
172
:
石川 五右衛門
:2016/07/05(火) 23:25:16
「『皆』を救い出す。さっきも言っていたか」
「あのヒゲ(ワイナミョイネン)も救うべき『皆』のひとりっていうんなら、」
煙管に火をつけ、紫煙を燻らせる。
「まず、お前さんはお前さん自身を救わなきゃあいけないな」 スー フー
さきほどワイナミョイネンがいた辺りを見やる。
もう近くに姿はみあたらないのだろうか。
173
:
ヴィルへルミナ
:2016/07/06(水) 00:03:39
「おお……なんたる……なんたる……!」
大蛇の死亡確認をキッチリした後、ヴンケルを引いて合流してきた。
「友情!勇気!愛!自由!博愛!希望!」
「少女よ……小官は非常に感動した!」
そしてなんか涙を流して感動している!
少女の自己犠牲精神や敵をも救わんという愛の心に感動したのだ!
「うむ、うむ、うむ!」
「ならば彼の大魔術師、我らの手で救わねばなるまい!」
「小官はスウェーデン騎兵隊、乙女騎兵ヴィルへルミナであるからして!」
「我らが勇気!そして友情!」
「それを持って貴官の愛に応えねば!」
つまりヴィルへルミナの士気が非常に上がった。
174
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/06(水) 23:20:53
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【真実】
親神は予言の後にあなたに告げる。
絶界を生み出したのは神に限りなく近い人間、『ワイナミョイネン』の荒御霊だ。
新たな神が生まれかねないこの現状を憂いた万神殿は、
この荒御霊を鎮めるために神の多面性に最も詳しいヤマト神群による協力体制を敷くことを決定する。
この戦いは、カレワラが邪悪な神話になるか神聖な神話になるかを占う誓約(うけい)なのだ。
この真実が公開された時、あなたはセッションの終了時まで
「アマテラス」または「ヤマト神群」から好きなギフトを一つ選択し、取得することが出来る。
『トリガー』:赤の覚醒段階が第二段階になる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
つまり、彼女が稜線だ。
本来ならば事実に伴って事象が変化する。
しかしこの絶界では事実が固定化されていないが故に、それが事象によって左右される。
『カレワラが悪ならば彼女は死に、カレワラが善ならば彼女は生きる』。
それが本来の誓約(うけい)であったところを、
『善か悪かが固定化されていない』ことを逆手にとって、彼女の生死に、その事象の行方を委ねるのだ。
「……なるほど、うちの女神様も」
「やっぱ主神だけあって、やり手だよチクショウ」
つまり、彼女を救うことが絶界の解消に直結し、そして万神殿は新たな神子を得る。
「分かってる、救うよ、手伝うよ……」
「『正義の味方』だもんなぁ、今は。」
175
:
GM
:2016/07/06(水) 23:36:37
少女の決意を支える神子たち。
開戦の声はすでに戦場に響き渡り、鏑矢は放たれた。
さあ、神話を。聖戦を始めよう――――
――――シーンエンド
176
:
GM
:2016/07/06(水) 23:41:28
冒険フェイズ4
シーンプレイヤー:烏丸 弥太郎
運命の輪:黒1/1Lv 赤4/2Lv 青2/1Lv 緑5/2Lv 白4/2Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
177
:
GM
:2016/07/07(木) 22:53:50
「とりあえず・・・力を貸してくれるのね?」
「そのために必要だって言うなら・・・いいわ。お願いね。」
烏丸は今後の戦況に左右されるであろう稜線、少女愛野のブラックボックスに着手することを提案した。
その結果――――
『とぷん』
――――烏丸は愛野の深層心理に入り込む。
彼女の心の中は深く、冷たく、まるで深海の如き圧力を以って
入り込んできたあなたの心を拒絶する。
忘れている彼女の奥底には深い絶望と、拒絶。
まるで触れられることを畏れるかのごとく、深海が心を護っている――――
※愛野の深層心理が烏丸の心を攻め苛む!【霊力】で判定を行うべし!
178
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/07(木) 23:22:10
_____
,...<.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:>...、 ..
//.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ .. ' /
、- ., ,イ.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ .:.:.::..:.:.:.:>゙´ /
\. `/ .:.,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:> ´ /
ヽ′.:.!.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:,∠._ /i
!.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:/::ハ ヽ ,∠.:.:.:l
V.:.:.!.:.:.:.:.:.,'.:.:.:.,イ::::;j 1 `ヾ.
V.:ヘ.:.:.:.:.l.:.:.:/ 乂ッ ノ r..:'.:´:;′
,-‐.、\:ヽ.:.:.l.:./ 、_¬ . ュ.、 ヽ.:.:./
_丿ヽ. /.:.:.:.:.:ヽ `i: .ミ/`.ーォ ´l.:.:,:.:.`.:.:ン′ 「……頼むよ」
_) /.:.:.:.:.:'、:ノ ',.:.:i..:.:/ノ .!.:/..:.:/
ヽ ‘,.:.:.:.:.:.:{ ヾ/,ィ;′ .j彡.:く 言葉に応じるように、揺蕩う影が形を成す。
ヾ.:.:.:.:ヘ. r─'-;、 /.:.:/\\
ヾ..:.:.:ヘ 〉.;;;;;;;;;l / .:∧ \\
ヾ.:.:.:ヘ /.:.;ヾ;;;;;l´..:/,;ソ >..:ヽ
\..:.:゙.:/ iゞノ..:.:!‐′ /.:.:/
\/ l.:.:.:/l /.:.:./
j`l´ /`;´ヘ.:/
/ | i.:/..:.:.:}′
,′ | レl.:;ィ.::j
l | :l/ーヘ
l l! ',
l !l ‘,
l l:l ヽ
l l:l \
| l.:! ヽ. \
| l.:l 丶. \
交わす言葉は短く、また簡素なもので、
そもそも人の言葉を解しているかどうかも定かではない。
しかし、通じているという確信と、『彼女』への信頼。
それに、精神的な分野に関しては、ちょっとばかし腕に覚えがある―――。
> 『とぷん』
目を閉じ、息を止め、物質界の自分自身を閉じて、意識を同調させる。
奥へ、奥へ。彼女を覆う深海の、そのさらに奥。
「要はブロック崩しか、弾幕ゲーだろ」
「『北方』のほうが、よっぽど難しいや」
軽口を叩き、淡々と深海を崩していく。
こちらが攻め込まれることに関しては、全く問題はない。
「……うっぷ」
問題は神子とではなく、それを成すために『霊獣と精神的に深くつながっていること』だ。
それだけで、自らを損なう所業。
―――――――――――――――――――――――――――
霊力Sで判定:
diceBot : (4D6-1) → 13[1,3,3,6]-1 → 12
絶望の闇修正につき、達成値に-1。
6を判定ダイスに選択。成功。
3をムードダイスに選択、青のインガを一つ配置。
つづいて愛野を調査。頭脳B+で判定。
親神の恵みを使用。HP-4により、達成値+2。
絶望の闇修正につき、達成値に-1。
diceBot : (2D6+1-1+2) → 6[3,3]+1-1+2 → 8
3を判定ダイスに選択。修正値により成功。
3をムードダイスに選択、青のインガを一つ配置。
179
:
GM
:2016/07/08(金) 00:01:27
それは神話の世界の物語。
未だ魔も神も、生も死も、人も獣も別たれぬ。
原初の楽園に生きた彼らの物語。
,. : ´: : `´: : : : : :`: : .、
/: : : : :.': : : \: : : : : : : :ヽ
,: : : :/: : : !: : : : : :ヽ: : : : : : : : .
/: : : :,:-/) ;.、: : : : : : : : : : : :ヽ: :.
,.: : : /, ' /{ ノ;.、: :.i: : : : : : : : : :',: :,
'"/: :.{ {l /! {:l/ ,イ: : l: : : : : : : : : : : :.i
l/l: :.', l' '{ !、: : : |V: : : : : : : :l: : :.!
|: : ト、 l ∨: :.l__V: :i: : : : :!: : :l
lハ: ', .} V: :l'T示ゝ: : .;'ヽ: i:!
! ',:.{_ -‐ ,! ヽ l ゞ;っl.: :/ ,イ:ハ
_,r'´  ̄ヽ,/ ヽ ` i.; l :/: :{、( <ああ、あ――――
l`>、` ー ,イ; ー ´ ;.!.j// `` `
///\ /:|`; - ;/l/"  ̄` ‐ 、
/////,/.| /ヽ!、_`ヽ,.'" __ノ ./ _ ヽ
///////<!/-、. ヽヽ() / /'" ,. '" ヽ ;
///////.' )_,.、_  ̄ `´  ̄ , } l
. ,イ'/////// .r,.ー-、Yヽ,._ ,.. ,. r_Y.ハヽl ! l
. ,イ'//////,.'ハ,.ィ/ニニニ>ー-‐<ニニニヽゝ l .l
. '//////// /.{ニニニニニニニニニニニム .! ,
「思い、出した――――そうか、だから、アタシ――――」
烏丸の力により少女は思い出す。己の存在意義を。己の進むべき道を。
後は――――突き進むだけだ。
180
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/11(月) 00:21:46
「……ぷはっ!」
精神の深海より帰還し、汗だくのままに。
霊獣を影に返し、息をつきながら愛野を見遣る。
「……、……」
「……早まって、変な真似だけはしないでよね」
彼女の精神の中で見た真実を想起し、釘を刺す。
涙を見せる女性に怯むような無垢さなど、持ち合わせていないのだ。
出来るのは、斜に構えた、生意気な忠告。
「自分が何のために生まれたとか」
「自分が進むべき道だとか」
「そんなもん、あるように思えるだけで、本当は存在しないんだよ」
「生きることは、義務じゃないんだ」
聞くとも聞けば、あるいはひどく後ろ向きな言葉を、彼女への叱咤に使う。
「たとえそれが、どれだけ途方もなく大きい存在によって定められたものでも」
「生きる権利だけは、誰にも左右されちゃダメだよ、愛野さん」
……影の霊獣に深く繋がっていたからだろうか。
どうにも、いつもの調子じゃない。
本来の自分ならば、肩をすくめて『僕には関係ない』と口を閉ざし、傍観者を気取ったろうに。
181
:
GM
:2016/07/11(月) 00:28:35
「――――大丈夫。私は愛野よ。『彼女』じゃない。」
「やり直すために産まれてきたんじゃない。」
「私は、ここからまた始まるんだ。」
182
:
GM
:2016/07/11(月) 00:33:45
――――シーンエンド
183
:
ライダー
:2016/07/11(月) 23:20:31
冒険フェイズ5
シーンプレイヤー:烏丸 弥太郎
運命の輪:黒1/1Lv 赤4/2Lv 青4/2Lv 緑5/2Lv 白4/2Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
愛野の真実を確認した後も、ワイナミョイネンの猛攻は続く。
「いない!いない!どこにいるのだ!どこに・・・!!」
――――だが、愛野の登場、そして戦闘によりワイナミョイネンはその行動に変化が生じた。
「どこにもいない!ここにいない!!・・・邪魔だ!沈め!皆沈んでしまえ・・・!!」
彼は言葉を話すようになった。何かを必死で探し、足掻いているような理性が宿ってきた。
そしてそれに比例するかのように彼の力はより強力になっていく――――!!
アスファルトによる八岐大蛇(つなみ)と、その波に乗って襲い掛かる魚人による波状攻撃が神子たちに襲い掛かるのだ・・・!!
※武勇で判定せよ!
184
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/11(月) 23:35:37
「ぐへぇ……」
ただでさえ戦闘能力は皆無に等しいところに、霊獣使役で身も心もへとへとだ。
こうなると、頭脳労働は脆い。必然、圧倒的な数の差に圧され……
「くそっ、さっきの今で……」
「偉そうに言った僕が、このザマじゃあ……っ!」
気力を振り絞り、指揮の手信号を振り上げ、
『ヒュウウウウウウ――――――』
. /
/ _/ _/
. /\ |
/ \/ _/ /
__/  ̄ / | __/ /
. \/ _| /
./
__ノ <プチッ
空から降ってきた岩に潰され、無事息を引き取った。
なんかこの岩、見覚えあるぞ。
武勇Cで判定:diceBot : (1D6) → 1
ファンブル表:diceBot : (1D6) → 2
セッション終了時まで、ギフト【岩戸隠れ】を習得。
185
:
GM
:2016/07/11(月) 23:43:51
1d6+2
diceBot : (1D6+2) → 6[6]+2 → 8
8点のダメージ!
さらにファンブル表の結果で烏丸以外の全員に1点ダメージだ!
強力になった歌の支援を受けた怪物の猛攻は今までの比ではないほどの威力で襲い掛かる――――!!
186
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/11(月) 23:52:31
「…………、あれ?」
と思いきや、どうも一命をとりとめたらしい。
岩と岩が絶妙に組み合わさり、人ひとりほどの空間を作っている。
さながら、よく計算された落ちものゲーのブロックがごとく。
ギフト【岩戸隠れ】使用につき、ダメージを2d6点軽減。
diceBot : (2D6) → 7[5,2] → 7
187
:
ヴィルへルミナ
:2016/07/11(月) 23:57:15
「っと、大丈夫かヤタロー!」
「ええい邪魔だ! 散れ!」
ぷちっと岩戸に潰された烏丸を心配しつつ、敵を薙ぐ。
烏丸に割いた意識の分、僅かに攻撃を受けてしまったがまぁかすり傷だ。
【生命力】13/17→12/17
188
:
石川 五右衛門
:2016/07/12(火) 00:03:00
__,,,,,,ィニニニニ、、
,。;;;;<ニニニニニゞ''''ゝ´
,ィi;;;;;;;;;;;;;;ミニ二/ニ≧s。,,_
./ニヾェ-=.i})ニニニニニニニニニニ
。イニニニニ.ゝ=イ:.:.ヾニニニニニニニ二, 「オイオイオイッ、大丈夫かよ、少年少女!」
。≦ニニニニニニニニ.i}、:.:.:.:.:.:.:.`'<ニニニニニi 「ああクソ、荒事は他のヤツに任せるつもりだったのに飛び出しちまった…!」
ノ}ニニiゞ''"´ マi/;;;;乂、,,_/イニ二,`'<ミi
ヾ,i_ノ'´ マム/.マニニニニニニニ, `
.ヾム .マニニ/ニニ/,
ヾi, ヾi/ニニニ/二、
/ニニニ/>iソニ≧s。
.マニニシ´`'<ニニニニニ=,_
`´ `''<ニノノi{
ヾニi}
ゞ'
二足歩行サンマの群れを強引に抜けながら、烏丸の下に向かおう。
敵の攻撃をいくらか引き付けるくらいはできる。
【生命力】7/11→6/11
189
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/12(火) 22:45:22
「すみ、ません……大丈夫です」
身を張って助けてくれた仲間に詫びつつ、岩塊の中から応じる。
「……アマテラス様が、新しい力を貸してくれたみたいで」
「これは、例えば、こういう……?」
どうにかして岩塊を崩そうと試みるが……
いかんせん、上手くいかない。
これは、出るのに相当苦労しそうだ……
「あれ、くそ……このっ」
「せめて説明書つけろよ!!」
交流判定
愛情B+により2d6+1、黒インガ補正により達成値に-1。
diceBot : (2D6) → 2[1,1] → 2
黒インガを一つ配置し、ファンブル表を振る。
diceBot : (1D6) → 5
憤怒の変調を取得。
今後、ムードダイス選択に最も低い出目を選ばなければならない。
190
:
石川 五右衛門
:2016/07/12(火) 22:58:18
「なんてこった。岩が振ってかれこれ十分以上は出てくる気配がない」
「若い2人を真っ暗の中に、閉じ込めっぱなしというのは、その、マズいんじゃないか?」
引き出すのに脱いだり、色々努力した。つかれた。
191
:
GM
:2016/07/12(火) 22:58:27
歌の威力が想像以上に上がっているようだ。
けんもほろろになりながらも一旦あなたたちはこの場を離脱する――――
――――シーンエンド
192
:
GM
:2016/07/12(火) 23:08:47
冒険フェイズ6
シーンプレイヤー:石川 五右衛門
運命の輪:黒2/1Lv 赤4/2Lv 青4/2Lv 緑5/2Lv 白4/2Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
歌の威力が増しているのを感じたあなたたちは大打撃を受けた烏丸を逃がして一旦体勢を整えようとする。
それを見逃すワイナミョイネンではなく――――
「おのれ・・・・!忌まわしき神子どもめ!」
「貴様らがいるから!神の子などが来たから私は追い出されたのだ!!」
『歌』が五右衛門を魚人に変えようと襲ってくる――――!!
※愛で判定せよ!
193
:
石川 五右衛門
:2016/07/12(火) 23:17:55
「また会ったか。よくよく縁があるな、アンタ」
「くおっ……歌が、重くなってきてやがるのか……!」
愛Bに【寄進】で+1の修正をつけて判定。
diceBot : (2D6) → 5[1,4] → 5
出目4+1、黒修正を入れても成功だ。
ムードダイスには1を選択、黒インガが増えてしまった。
「……まぁ、ここはオッサン同士、腹を割って話し合おうや」
足から這い上がるようにして広がる魚人化に耐えながら、
ワイナミョイネンの前に、どっかり腰を下ろす。
194
:
石川 五右衛門
:2016/07/12(火) 23:27:19
(
>>193
に訂正)
……いや、抵抗するのはやめだ。
逃げも隠れもせず真正面からワイナミョイネンの歌を受ける。
そうでなければ、彼の真意を知る事はできない。
出目4は緑のインガを増やすのに回して、出目1でファンブルする。
diceBot : (1D6) → 6
周囲から活気が失われ、黒以外のインガ全てが1つづつ取り除かれる。
このままでは、完全に絶界に飲み込まれてしまいそうだ。
「くっ……おっ……!」
195
:
GM
:2016/07/12(火) 23:37:24
足元から地面がぬかるみ大地に沈む。
ここは海なのか大地なのかも分からない。
常識が削られる。狂気の沙汰・・・いや、正しいだの狂ってるだのと言った線引きはここではあまりにもマトモすぎる。
ここは沙汰の外。まだ産まれていない、可能性でしか存在しない『神』の作る新しい絶界(じょうしき)。
ウケモチ「ッ!!五右衛門、ちゃん・・・・!!!?」
神(あいするもの)の声が遠い。神(あいするもの)の叫びが届いてこない。
届かぬことによって生まれる空虚な隙間に代わりに入り込むは『神』の声。
その『神』の御心に触れ、魂が融解していくのを感じる――――!!
※ワイナミョイネンへの【想い】を+2点上昇させよ!
196
:
石川 五右衛門
:2016/07/12(火) 23:58:04
「……俺の仕事ですんで、ね」
「盗みに入らせてもらうぜ……奥に隠そうとも、頂戴ッ!頂戴ッ!」
自分のカタチがドロドロになっていくような感覚。
思い返したのは、京の三条河原の処刑場でのこと。
そして、ウケモチの神血(イコル)を受けたときのこと。
「(煮溶かされるのは『二度目』だな……そうか)」
「こいつがお前さんの魂……『歌声(くるしみ)』か―――」
「だがよ……どんなに熱くて、苦しくったって……手放しちゃあいけねぇえものがあるぜ!」
ワイナミョイネンに対して【共感】を抱く。
そして同時にトリガーを達成した。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【真実】
あなたは夢を見る。絶界の中心で歌う美麗な男性の夢を。
だが、その歌は悲しく、己の本意ではないことが明らかだ。
彼の歌声(くるしみ)を、止めなければならない。
あなたの【任務】は神話災害を引き起こしている『美麗な男性』に対し+の想いを得ることである。
この【真実】が公開された時、あなたは好きなインガを3つ増やすことが出来る。
[『トリガー』:【任務】を達成する]
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
197
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/15(金) 00:17:06
『こいつがお前さんの魂……『歌声(くるしみ)』か―――』
五右衛門の様子を、影の霊獣が映像で伝えてくる。
その相対するものの姿も、歌声も、嘆きもだ。
愛野とともに、その映像を観察している。
『だがよ……どんなに熱くて、苦しくったって……手放しちゃあいけねぇえものがあるぜ!』
(……その通りです、五右衛門さん)
この話は。
事実が定まっていないからこそ、事象がそれを左右する。
あの誓約の結末を決めるのは、まぎれもなく自分たちであることを、強く心に刻む。
「……この物語は、今回だけは、幸せに終わらなくてはならない」
「それが何のために作られたものだとしたって」
「この話には! 幸せになる『権利』があるッ!!」
あるいはゲーマーとしての性もあったのだろう。
どんな傑作の悲劇より、駄作に成り下がろうとハッピーエンドには勝らないという信条だ。
―――結局は、アマテラスの人選も適材適所だったのかもしれない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
少女愛野の【真実】
あなたはカレワラに出てきたワイナミョイネンの
妻となる予定だった少女アイノの生まれ変わりである。
アイノは兄の要請にて無理やり婚姻させられそうになったことを
一度は否定し、その命を落とす。
だが、今一度妻として結ばれようと魚として
生まれ変わりワイナミョイネンの元に向かう。
ワイナミョイネンはそれに気が付かずに彼女を食べようとして――――
二人は完全に袂を分かつことになるのだ。
彼に殺されずに自分がアイノであると伝えるのがあなたの目的だ。
【トリガー】誰かが【美麗な男性】に対して+の感情修正を得ている。
198
:
GM
:2016/07/15(金) 00:33:24
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm430488
――――きっかけは、一人の向う見ずな若者がワイナミョイネンに決闘を挑んだことから始まった。
若者はワイナミョイネンを、その母たる創造神ウッコを侮辱した。
彼がそれに対し怒り、呪歌により若者を弑そうとしたのは当然の事。
生きたまま大地に沈め、そのまま生き埋めにしようとしたときに――――
若者は、運命を変える言葉を言うことになる。
『命は助けてくれ、代わりに私の妹をあなたに嫁がせよう』と。
199
:
GM
:2016/07/15(金) 00:43:01
その結末は悲劇に終わる。
彼女はワイナミョイネンと添い遂げることなく、彼の心に深い傷をつける結果となり終わることになる。
その事実は『呪い』となり彼らを縛る。
アイノは幾度生まれ変わろうとも彼に自身の存在を伝える術を持たず。
ワイナミョイネンは彼女が近づくと殺さずにはいられなくなる。
そして出会う度に『彼』は『彼女』を殺し、『彼』の心は狂気に近づいていく。
アイノ
「やっと、出会えた!ワイナミョイネン―――――!!!」
神話より連綿と続いてきた神と人の愛を引き裂く非業の呪い。
だが、それを撃ち破るのもまた、神と人の愛なのだ――――!!
200
:
石川 五右衛門
:2016/07/15(金) 01:11:01
「……たしかに頂戴―――っしゃ、退散ッ」
「2人とも乗れ!やることわかったしここは離れて建て直しだァー」
素早く跳躍して距離を取り、用意していたトラックへと飛び乗る。
近くにいる二人を乗せたら(あるいは霊獣を使うなどして撤退が確認できたら)、アクセルを入れてこの場を離れよう。
「……ヤニが切れちまった。ここで中入りでござい」
「この先に隠れ家を用意してある。そっちで一息つこうや」
ここは仲間たちと合流して『休憩』を行なおうと思う。
201
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/15(金) 23:12:37
「お疲れ様です」
「僕、お茶淹れてきますね」
気まぐれか、それとも感じるものがあったからこそか。
率先して五右衛門をねぎらう構えを見せる。
202
:
石川 五右衛門
:2016/07/15(金) 23:19:11
うむ、というわけで近くの廃ビルの一室に用意しておいた隠れ家に逃げてきた(言い切り)
他の仲間も疲れを癒しにやってきているだろう。
「わりぃな、オレには海水を一杯もらえるかギョ……おおっ!?精神にかなりダメージが!」
「このあとは、いよいよ最後の大舞台よ。英気を養っておこうぜ」
ウロコをペリペリ剥きながらお茶と仲間の合流を待つ。
203
:
ヴィルへルミナ
:2016/07/15(金) 23:52:56
「うむ、酷い目にあったな!」
同じく隠れ家にエントリーだ!
といってもヴィルへルミナは大したダメージを受けているわけではないのだが。
「しかし……うむ、うむ、愛の戦いだな!」
「小官既にやる気が満ち満ちているが、しかしそれはそれとして英気は養わねば!」
なんかそんな感じである。
204
:
空忌 知枝
:2016/07/17(日) 21:31:01
あ、俺はいつの間にか普通に居間でハーゲンダッツ片手にDVD鑑賞会を開いているぞ。
今はなんか二人のお伴を連れて諸国を漫遊するご隠居が主役の番組が流れてる感じだ。
「おう、お疲れー。」
「冷凍庫にアイスが入ってるから適当に食っていいぞ。」
205
:
空忌 知枝
:2016/07/17(日) 22:37:58
よく見るとなんか見覚えのあるタコがテーブルの上に乗って一緒にDVDを鑑賞しているようだ。
diceBot : (1D6+1D6) → 4[4]+2[2] → 6
24:喋る動物に願い事をされる。
206
:
石川 五右衛門
:2016/07/17(日) 22:48:21
「すっごいくつろいでるー!?」
「そいつまだいたのか……」
diceBot : (1D6+1D6) → 4[4]+2[2] → 6
24:喋る動物に願い事をされる。
おっと、同じ出目だ。一緒にお願いを聞いた。
207
:
ヴィルへルミナ
:2016/07/17(日) 22:53:18
「おお、すまんなチエ!」
「うむうむ、小官も北欧生まれの端くれとしてアイスにはうるさいぞ」
diceBot : (1D6+1D6) → 3[3]+2[2] → 5
23:奇妙な商人登場。買い物できる。
「む、おさしみ……貴官、神貨を別の物質に変えられるのか……!」
そういうことになった。
208
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/17(日) 23:16:17
「五右衛門さん、お茶です」「空枝さんも」
人数分の茶碗と急須を持ってくるぞ。
「ヴィルヘルミナは、……」「…………」
少しの間迷っていたが、その眼前に供えるようにして茶碗を置いた。
気持ちだけでも、ということのようだ。
diceBot : (1D6+1D6) → 3[3]+5[5] → 8
35:お釣りを多くもらっていた。神貨に+1
209
:
石川 五右衛門
:2016/07/17(日) 23:22:20
「あんがとよ」ズゾゾゾ
「経験者として言わせてもらうと地獄まで金は持っていけなかったな。使っとけ使っとけ」
自分はお茶と一緒に、このクーリッシュナというアイスをもらおう。
食料を4消費して【活力】を11/13まで回復。
神貨:20(倹約判定+チップ)→出発前買い物で10消費→寄進で2消費→【NEW!】霊薬購入で5消費
所持品がいっぱいなので短剣を放棄して買い物する。
所持金:3神貨
所持品:供物、護符、食料×0、【NEW!】霊薬
210
:
空忌 知枝
:2016/07/17(日) 23:27:18
「いや、来る途中に道端で途方に暮れてるのを見つけてな。ちょっと保護してきたんだ。」
とりあえず神貨4枚使って『ごちそう』に相当するアイスの山と、ついでに食料を1個買ったと言う事にしておこう。
枠が空いてないんでごちそうは即座に食べるから、みんなもお食べ。
まぁヴィルヘルミナは食えないけど。
「なんと。北欧人はアイスにうるさいのか。初耳だぞ。」
「……もうちょっと吟味するべきだったか。」
だって北欧ってよく知らんけどなんか寒そうじゃん? 程度にしか知らない感じだぞ。
まさか一年中アイス食ってるとか思わんよ。
1d ごちそう
diceBot : (1D6) → 1
せいめいりょくが 1てん かいふくした。
「おお、ご苦労。お前も適当に休めよ。」
211
:
空忌 知枝
:2016/07/17(日) 23:29:30
あ、あと食料4個使って4点生命力を回復しておこう。
212
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/18(月) 05:23:27
「……いただきます!」
両手をパン、と合わせると、ものすごい勢いで食料の山に手を伸ばし始めた。
食う、食う、噛む。飲み込む。そして食う。
霊獣使役は体力勝負。しかしもやしっ子の身体の、どこに格納されているというのだろう。
空枝のごちそうで回復:diceBot : (1D6) → 3
自前の霊薬を使用:
diceBot : (2D6) → 5[1,4] → 5
自前の食料を使用:2
新たに食料を3つ買い、使用:3
合計で13点回復!
生命力:3/19→16/19
現在、8神貨を所持→食料3つと霊薬を1つ補充。残り0神貨。
「ぷぁは!」「ごちそうさまでした」
「さて、もう一仕事分くらいはいけるかな……」
213
:
ヴィルへルミナ
:2016/07/18(月) 22:30:19
「しかし小官、申し訳ないが食事はできんのだ」
「供え物のエネルギーと言うか……功徳のような物を摂取しているのでな」
というわけで自前の食料4つ消費してHPを4点ほど回復しておこう。
これで生命力は『12/17→16/17』だ。
買い物は……まぁ特にいらんだろう。
「こう言う具合に」
手をかざすと、光の波動のようなものが浮かびあがり、ヴィルへルミナの体内に消えて行った。
これはスウェーデンから発せられる功徳エネルギーなのだ!
「チエもヤタローも、すまんな」
214
:
石川 五右衛門
:2016/07/18(月) 23:17:22
「場の雰囲気(アトモスフィア)を食っているようなものか……」
「あっ、出店のお祭り価格の食べ物が、少量でも腹が膨れるのはこういう仕組み?」
ともあれ、これで気力を充実させることができた。
「それじゃあ、もうひとっ走りしてくるか。また後で合流しようや」
215
:
石川 五右衛門
:2016/07/18(月) 23:31:54
(>>続き)
窓から宙に身を躍らせる――これにて【休息】は終わりだ。
あとは、いくつかの下調べなどをして決戦に備えるとしよう。
216
:
GM
:2016/07/20(水) 22:46:13
英気を養い、最終決戦に備える神子たち。
「・・・・・・・・・・」
愛野も休憩所の外にて体を休め、外を睨んでいる。
最終決戦場所はおそらく高速道路を含めたここの交通の『中心』――――
狩原(カレワラ)駅、だ。
217
:
GM
:2016/07/20(水) 22:53:29
――――シーンエンド
218
:
GM
:2016/07/20(水) 23:19:55
冒険フェイズ6
シーンプレイヤー:空忌 知枝
運命の輪:黒2/1Lv 赤7/2Lv 青4/2Lv 緑6/2Lv 白4/2Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
休憩後――――ワイナミョイネンの元に向かう途中、空忌の周囲で異変が発生する。
「やあ」「ぷああ」「わむむむ、む――――」「こぱあ」
それは魚に変化しかかっている人たち。
エラ呼吸と肺呼吸の狭間で彷徨う『彼ら』は酸素が脳に行かず、胡乱な目つきで泥の道路から浮かび上がる。
魚に代わる事、死に瀕していることで生存本能が刺激された『彼ら』は蠢きだす。
かろうじて残った意識で『女』だと認識できる空忌に対し、己の存在を残さんと近づいてくる。
それは魚類と哺乳類が合わさったこの世に存在しない全く新しい生殖行為(きゅうあい)。
いまだかつて存在しない狂気のコミュニケーションが空忌の元に襲い掛かる――――!!
※日常で判定せよ!
219
:
空忌 知枝
:2016/07/20(水) 23:41:31
_.. --―-
〆´ _
/", イ7:`>: .、
/"/:i :/ : .: : : :ニ\
/:く、 !ニ:_Vュュュュ:ュュ∧、
,.><´: : : : 三三三 :.‐-二ニー:..、
, <: : : : : :/l、 : : : 三三三 :. : :`>:<'"´
. /: : : : / : : : / |!∨: : : /べ三:. :. :.,.:ィ':´、
/: : : : : :/:. : : Ⅳ ! \,イ,ィ''" ''ヾ、く〈三: :三≧ュ..,,_
/: .:./: : : / !≧_、_:! i 、 ∨/ ィ升㍉、 ヾ、;ィ': : 三三三三
〃.:.::./: : : : i:/_二_ヾ′ l 巛彡川 l!''V`'<: :三三三
. '^ ̄/::_::>:'/ i升ミ㍉゛ U 、 ゞ三ニ'' / ⅵ lト、:ニ三三
''´,'::.:.:.i l 巛彡川 ! ヽ.._,..彡': ゙, ノ ヾ三三
i: :≠ニ゙、 ゞ≡='' ,ノ  ̄ ̄ l!´ ヾ三
|: :{ ^'l! ` ==彡' ,' 、 U l! Ⅵ 「変態だーーーーーーーーーー!」
|: ∧ .l! __.ノ  ̄/´ U /
|:/ ヽj! U \ ,ニ二⊃ ,/ /!∠
!′ ゞ、 U \ / _ ィ'__ く て
` ‐- ___´.. -‐ ヘヘ ( ,チ- ̄ヽ ヽ-'´
ヾーヾヽ て_ヽ/,| | _,.. -‐'@^!ヘ /、
`> / i´〃 ;`ヾ ̄`' ´ {` ノ_.ノ
´ ̄ ゝ.___.ノ ` "´ヾ‐- 、
―――うん、なんかめっちゃテンパってるからちょっと誰か助けに来てくれ。
もはやどうあがいても混沌した状況は免れ得ない。
【親神の恵み】で生命力を2点乗せて、達成値+1だ。
俺の日常はA-なのでペナルティが相殺される形になるな。
diceBot : (3D6) → 12[3,4,5] → 12
ムードダイスに3を選択。青のインガを1個増やす。
アクションダイスに5を選択。絶望の闇で-1受けて、丁度4。判定成功だ。
220
:
GM
:2016/07/20(水) 23:45:44
なんかこう服を溶かす白い液体をかけようとした魚人たちは
「―――――――――――」
空忌に振られたため、切なそうに道路へと帰っていった。全裸で。
221
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/25(月) 23:15:42
「意外だ……」
今はやりの霊獣に乗りながら、のっしのっし近付いてくる。
「空枝さんって苦手なものあったんだね」
むしろなんだと思っていたのだろうか。
戦闘用の霊獣も引き連れているところを見ると、とりあえず助けに来た体のようだ。
完全にタイミング逃したが。
222
:
空忌 知枝
:2016/07/25(月) 23:39:00
/ \,, --、
/ ./:.\:.:.:.:.
/ /:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:\
,, --――:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:.::ヽ
-― ―- ;;;;:.:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:.:||:.::;;
..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:ii:.::;;
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.ノ:.::}:.:.:.:.:.||:.::.!
//:.:.:/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.: \ノ:.:.:.:.:.ii:.:.:|
.//:.:.:/:.:.:.:.:./:.:.:/:/|:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:.::.:フ:.:||:.::.!
//:.:.:/:.:.:.:.:./::.::/:/ ',:.:.::.ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:.フ:.:.::!!:.:.|
./〈:.:.:/:.:.:.:.:./\/V ⊥ハ:ハ:.:.:|:.:.:.:.:.:.::ヽ/:.:.:.:.:||:.:.;
Xハく:.:.:.:{ャ==  ̄ ̄ \:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:!i./
ヽrハ 弋ノ ==≠ ./イ/〉:.:.:.:.:.:.::.||
|:.:ixx 弋ノ ./:.:.:ィ'':.:.:.:.:.:.:.:..:||
. ι .|:.:.; ' xx /:.:./|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:7!
|:.:.:.:.x ヽ ィ/:.::/ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.::/|| 「―――ム、すまんな。無駄足を踏ませたようだ。」
,, ―-!:.:.:.;-/.> ≦ i/:.:.:/- !:.:.:.:.:.:.:.:.:/ .i| 「一体何だったんだ……」
/:.:.:/<_/ j /:.:人 /:.:.:.:.:.:.:.::/ ||
 ̄ ̄;; /:.:.:/_》` ___ .;;:.:/ \:.:.:.:.:.:.:/ ||
.---| ノ:.:.:// 《 |:| < ||
二ニi /L;;/ /~|:i } 〃
.j \ l/ ./ ハ / ;; X
. / :;;; 'ー---―∨ |i/ / / \
/ ;;;.. ヽハ /\ \
; / );;\ / \ ノノ
どうやら落ち着きを取り戻したようだ。
まあ、うん。振り上げた拳を振り下ろす先を見失ったのもあるのだろうが。
「まあ、俺も一応思春期の小娘だからな。苦手なものの一つや二つ、ないでもない。」
「―――とりあえず、今のをよそ様に漏らしたら必殺の《武道:カラテ》99%と《キック》99%が火を噴くから心しておくように。」
照れ隠しにしては物騒だが、なんかそう言う話らしい。
ところどころなんか違う世界の法則が紛れている気がするのは―――深く考えない方が良いだろう。
223
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/26(火) 03:30:46
「分かりました、他言してほしくないんですね」
「ところでここにこんなものが」
と、ススイと電子端末を操作している。
見覚えのある映像、聞き覚えのある音声だ。
>「変態だーーーーーーーーーー!」
GIFファイルのようだ。
怖いもの知らずなのか、単なる興味本位なのか。
クッソ生意気なニヤけ面で、空枝の反応を待っているぞ。
_____
,...<.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:>...、 ..
//.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ .. ' /
、- ., ,イ.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ .:.:.::..:.:.:.:>゙´ /
\. `/ .:.,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:> ´ /
ヽ′.:.!.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:,∠._ /i
!.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:/::ハ ヽ ,∠.:.:.:l
V.:.:.!.:.:.:.:.:.,'.:.:.:.,イ::::;j 1 `ヾ.
V.:ヘ.:.:.:.:.l.:.:.:/ 乂ッ ノ r..:'.:´:;′
,-‐.、\:ヽ.:.:.l.:./ 、_¬ . ュ.、 ヽ.:.:./
_丿ヽ. /.:.:.:.:.:ヽ `i: .ミ/`.ーォ ´l.:.:,:.:.`.:.:ン′ ワタシガ ヤリマシタ!
_) /.:.:.:.:.:'、:ノ ',.:.:i..:.:/ノ .!.:/..:.:/
ヽ ‘,.:.:.:.:.:.:{ ヾ/,ィ;′ .j彡.:く
ヾ.:.:.:.:ヘ. r─'-;、 /.:.:/\\
ヾ..:.:.:ヘ 〉.;;;;;;;;;l / .:∧ \\
ヾ.:.:.:ヘ /.:.;ヾ;;;;;l´..:/,;ソ >..:ヽ
\..:.:゙.:/ iゞノ..:.:!‐′ /.:.:/
\/ l.:.:.:/l /.:.:./
j`l´ /`;´ヘ.:/
/ | i.:/..:.:.:}′
,′ | レl.:;ィ.::j
l | :l/ーヘ
l l! ',
l !l ‘,
l l:l ヽ
l l:l \
| l.:! ヽ. \
| l.:l 丶. \
224
:
空忌 知枝
:2016/07/26(火) 22:58:42
____
/::::::::::::::::::::::::\
. /::::::::::::::::::::::::::::::::\___
. {::::::::::::::::,. :'´::::::::::::::::::::::::::::ヽ⌒ヽ、
. |::::::::::/:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::\. ',
. |::::: /:::::::::::/::::::/::/}:|、::::::::::ヽ::::\
. |:::: i::</::::::::::/::/ .}| ',:ヘ::::::ヽ::::::ヘ
. |:::::i::::::::≧x、/,'/‐''ノ' ゙',::}‐⌒::::::/
|:::::!:::::::!:::::::::! ┬┬ ┬┬ {::::ハ
|::: ',::::::ハ:::::: i └┘ └┘ .Vリ ● ● ●
. |:::: \弋1::::|.. __,. }
. i:::::::::: ゞ::{:::::', / 1 /
. |::::: >=くfヽ::::',` {_ _,ノイ|
/:::::::| ヽi:::::i,、 _「:::ト`ヽ
. /::::::::::| ,r‐┴く:ト、__i:::::! } .i ,,--,x
. / :::::::: / ./ 、'////,}. |::::| ノ l / 、///,\
. / :::::::: / / `㍉㍉il |::::|/ V じ㍉㍉}
/::::::::::::/ / |:::::| |::::| / /
/::::::::::::人 ノ. |:::::|=='' |::::|\ /
/:::::::::::/ `7 ̄.... |:::::| |::::|  ̄
____
/::::::::::::::::::::::::\
. /::::::::::::::::::::::::::::::::\___
. {::::::::::::::::,. :'´::::::::::::::::::::::::::::ヽ⌒ヽ、
. |::::::::::/:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::\. ',
. |::::: /:::::::::::/::::::/::/}:|、::::::::::ヽ::::\
. |:::: i::</::::::::::/::/ .}| ',:ヘ::::::ヽ::::::ヘ
. |:::::i::::::::≧x、/,'/‐''ノ' ゙',::}‐⌒::::::/ ━━┓┃┃
|:::::!:::::::!:::::::::! z=≡ ≡z.{::::ハ ┃ ━━━━━━━━
|::: ',::::::ハ:::::: とつ C Vリ.. ┃ ┃┃┃
. |:::: \弋1::::|. ___ } ┛
. i:::::::::: ゞ::{:::::',......ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚
. |::::: >=くfヽ::::',`..≧ 三 ==-
/:::::::| ヽi:::::i,..ヘ,、-ァ, ≧=- 。
. /::::::::::| ,r‐┴く:ト、.く:トイレ,、 >三 。゚ ・ ゚
. / :::::::: / ./ 、'////,..≦`Vヾ ヾ ≧
. / :::::::: / / `㍉㍉J゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・
225
:
空忌 知枝
:2016/07/26(火) 23:06:06
_.. --―-
〆´ _
/", イ7:`>: .、
/"/:i :/ : .: : : :ニ\
/:く、 !ニ:_Vュュュュ:ュュ∧、
,.><´: : : : 三三三 :.‐-二ニー:..、
, <: : : : : :/l、 : : : 三三三 :. : :`>:<'"´
. /: : : : / : : : / |!∨: : : /べ三:. :. :.,.:ィ':´、
/: : : : : :/:. : : Ⅳ ! \,イ,ィ''" ''ヾ、く〈三: :三≧ュ..,,_
/: .:./: : : / !≧_、_:! i 、 ∨/ ィ升㍉、 ヾ、;ィ': : 三三三三
〃.:.::./: : : : i:/_二_ヾ′ l 巛彡川 l!''V`'<: :三三三
. '^ ̄/::_::>:'/ i升ミ㍉゛ U 、 ゞ三ニ'' / ⅵ lト、:ニ三三
''´,'::.:.:.i l 巛彡川 ! ヽ.._,..彡': ゙, ノ ヾ三三
i: :≠ニ゙、 ゞ≡='' ,ノ  ̄ ̄ l!´ ヾ三
|: :{ ^'l! ` ==彡' ,' 、 U l! Ⅵ
|: ∧ .l! __.ノ  ̄/´ U /
|:/ ヽj! U \ ,ニ二⊃ ,/ /!∠ 「ぬおおおおおおおお!?」
!′ ゞ、 U \ / _ ィ'__ く て 「おのれ卑劣な! 何が望みだ!」
` ‐- ___´.. -‐ ヘヘ ( ,チ- ̄ヽ ヽ-'´
ヾーヾヽ て_ヽ/,| | _,.. -‐'@^!ヘ /、 「いややっぱ言わなくていいこの場でタマとったらぁワレァ!!」
`> / i´〃 ;`ヾ ̄`' ´ {` ノ_.ノ
´ ̄ ゝ.___.ノ ` "´ヾ‐- 、
なんかすっげー動揺しながらも、空忌はカラテの構えをとる。
かつてないほどテンパっているようだ。このままでは暴力的解決をも辞さないだろう。
3d 愛A+ -絶望の闇1 -思いの枷1
diceBot : (3D6) → 9[2,3,4] → 9
3をムードダイスに指定、4をアクションダイスに選択。
愛A+なので+1、 絶望の闇と思いの枷で-2。
ここに自然な流れで古のヤクザ言語をはさむ事により任侠の職業修正を得て+1、判定に成功だ。
226
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/27(水) 06:46:33
「おお……」
死んだ目をしたものとばかり思っていたが、これは。
「冗談、冗談ですよ、ほら」
目の前で動画を削除。
このミッションは全年齢対象だからしかたないね。
「まあまあ、無駄足分の報酬だと思って」
空枝に対して感情を取得。
興味(+)/(-)無関心、といったところだろうか。
もちろん(+)の方を取得する。
227
:
空忌 知枝
:2016/07/28(木) 23:03:17
割とコロコロ表情が変わる辺りは年相応な反応だ。
たまにゾッとするほど死んだ目でボーッとしている事もあるが―――しばらく放っておけばまた元通りである。
ちなみに、どちらの方が自然体なのかは、当人にも判らないらしい。
「むむむ。」
「……仕方あるまい。醜態を晒したのは俺だ。」
「しかし次はないからな。最悪禁断の秘技の使用も辞さんぞ。」
228
:
烏丸 弥太郎
:2016/07/31(日) 23:33:47
「秘儀、痴漢冤罪拳! とか?」
ちなみにかなりの高確率で一撃死だ。
ともあれ、ちょっと打ち解けたような気がする。一方的に。
229
:
GM
:2016/07/31(日) 23:35:51
じゃれあいながらも乙女の危機を脱した二人。
その二人を見ながら、魚人たちはいつまでも、いつまでも壁を殴り続けていた――――
――――シーンエンド
230
:
GM
:2016/07/31(日) 23:53:32
冒険フェイズ7
シーンプレイヤー:ヴィルヘルミナ
運命の輪:黒2/1Lv 赤7/2Lv 青6/2Lv 緑6/2Lv 白4/2Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
「聞いたよ君達!俺たちと野球がしたいんだって!?」
「よ〜し飛ぶゾぉ〜歓楽街を飛びまくっちゃうぞォ〜!!」
「もう」「変身するしか」「ないのかも!!」
――――増えてる。なんか増えてる。
先ほど向こうから空忌の悲鳴が聞こえてきたのが原因だろうか。まあ危機感のない悲鳴だから大したことはないんだろうが。
とにかく、魚人である。
『たまには無機物もいいよね!』と言わんばかりに魚人たちが腰を振りながらヴィルヘルミナに近寄ってくるのだ――――!!
それは魚類と哺乳類が合わさった、有機物と無機物の垣根を超える
この世に存在しない全く新しい生殖行為(きゅうあい)。
先ほどまで存在していなかった狂気のコミュニケーションが再び何かヴィルヘルミナの元に襲い掛かる――――!!
※日常で判定せよ!
231
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/01(月) 00:16:44
【親神の恵み】で生命力4点支払って達成値+2。
2d 日常B-&親神の恵み+2&絶望の闇-1
diceBot : (2D6) → 9[3,6] → 9
3をムードにして青にインガを乗せ、6でスペシャル成功だな。
「ばっ、なっ、ばっ」
「ばばばばバカ者! しょ、小官そういう、その」
「えっちぃのは許さんからな!」
「男女の交際たるもの清らかなるを旨とし、ましてや一体多数など破廉恥の極み!」
顔を赤くして狼狽する。
小官銅像なのでそういうのには疎いのだ!
いや銅像に興奮する者もいるのかもしれんがともかく。
「……し、しかし」
「その……男がそういった欲求を抱えながら暮らすのは相当な苦痛と聞く」
「何らかの形で発散せねば、おまえたちはまた別の乙女を襲うのだろう……」
「…………な、ならば仕方ない」
「ここは小官が一肌脱いで――――」
232
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/01(月) 00:18:02
| ─── _ }!
| =-  ̄ 二ニ=- ___ }!
| =- =- i :i| j:i;′  ̄]
|/ =- l │ .i| │i|ji:i! ]
/ =- i | | | │ i| i| │i|:i:i! ]
/ =-., | i|│ ! | | │ i| i| ,.斗 i|:i:i! r=ュ ]
/ _ =-. ! | |` ., ∧| | | | │ i|,.斗く / リ:i:i! {華! i|
レ_ ////| │ | | |`: / :, | | |.斗,.斗や灯ミ ¨ :, :i:i:i! Ⅶi} i| 「野球に付き合ってやろう――――――ッ!!」
 ̄丁 | | ィ'' 忙不うぇ, 、| レヘ/ ′ !:::i」::::] /│:i:i:, ` i|
| | レ'{、 ::::i」:::」 ` 乂っ ソ ! Vi:i:, リ
乂| ∧ .乂ッソ /// | Vi:i:, /
_| ∧ /// ! | ヾ:i:i:,_ /
/.:.:.:| | ∧ i | |ー==<
イ .:.:. | | .∧ イ |│
/.:.:.|.:.:.:.:.| | i\ /:::| i! |:.`ヽ
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:| | | :: \ ´  ̄ ”'' ..:::::::::: | i! |.:.:. ∧
.ィ’`ヽ.:.:.:.:.:. レヘ | | ::::::::::: . イ}:::::::::::: リ リノ.:.:.:.: ∧
/ V:::.:.:.:.:.: V |.,/:::::::::::::{、> 」!,:′::::/ / ./.:.:.:.:.:.:.:.:.i}
/ V.:.:.:.:.:.:. V |、::::::::::::::::::::≧s。.>‐< .フ ::::::: 〈.ィ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:./\
/ `ヽ V:.:.:.:.:.:.:.V |::\:.:.:. :::::::::::::::::::::::::≧= ‐ =≦ ::::::::::::::: |: /.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
./ \::.:.:.:.: 丶 |::::::::\.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::: レ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ∧
\::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\.:. ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ ∧
′ \::::::::...:.:.:.:.:.:.:.:.≧s。:::::::::::::::::::::::::。r≦:: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: / i}
――――――そういうことになった。
233
:
烏丸 弥太郎
:2016/08/02(火) 22:49:37
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「よし、代打オレ!!」
説明しよう、『代打オレ!!』とは!!!
一般的には野球における選手権監督が自分自身に指名する采配を指すが、
中でも主に試合終盤の大一番に登場し、劇的な展開に持ち込む行為を、
我々は敬意とわずかな語感への嘲笑をもって、『代打オレ!!』と呼ぶのだ!
そういうわけで勝手に乱入し、ピッチャーマウンドへ向かうぞ。
「指一本でストレート、二本で変化球、グーを出したら故意死球ね」
キャッチャー役の魚人とサインの取り決めを交わす。
霊獣ゲットだぜ! で鍛えたこのボールさばきを見ろよ(見ろよ)。
234
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/02(火) 23:16:31
「ぬぅ、来るかヤタロー!」
「来い! フィンランド式野球で鍛えた小官のバッティングを見せてやる!」
バットを構える!
……が、あることに気づく!
「………………あれ、遠くないか!」
「まさかそこから投げるのか! 危ないぞ!」
説明しよう!
フィンランド式野球では、ピッチャーはホームベースの隣にいて上にボールを放る役割なのだ!
何を言っているのかわかんないって?
そこんとこだが俺にもようわからん。
235
:
空忌 知枝
:2016/08/02(火) 23:23:05
「よくわからんが、普通にピッチャーが位置についただけで何を戸惑ってるんだあいつは……」
フィンランド野球のルールとか普通の日本人は知りません。(偏見)
それはともかく、なんか離れた場所からでポップコーンとコーラ片手に観戦してるとしよう。賑やかしだ。
ところでそのポップコーンとかどっから持ってきたんだって? 細かい事は良いんだよ。
236
:
石川 五右衛門
:2016/08/02(火) 23:34:22
「おっ、なにか符丁を出しているぞ」
「……それでこれ、今どっちが攻めてるんだ?」
女子学生並みの感想を口にしながら、ビール片手に観戦ゾーンにやってきた。
なんか魚人のビアガールからもらった。
237
:
烏丸 弥太郎
:2016/08/02(火) 23:41:01
/ / ,-、 ヽ ',
ノ / /|l 、 ',
./ l {`ヽ _/ i|_ /´} 〉 { ヽ
/ | ', \´ ヽ i | `〃 / / \_ ヽ
;' / 〉‐- 、\ ', !| / xく { ヽ ',
{ / , / r>、 ', ∨ ,'xく ', ヽ , -┴- ..,,_ } l 「え? 何?
/´ ̄ ̄¨ ‐-、 _{_ { |ii| N / |ii| } } / 丶 | ごめんよく聞こえない」 >
-‐ ´ \ /⌒丶./ `¨¨ ´ ̄`丶/´ ̄` ¨¨´Y ⌒\ ヽ
ヽ ヽ { | 丶 / |
ー- _/ } ハ 丶--‐  ̄` ー  ̄` ー--' ハ / / _/
_ 八 / 丶-- ´ /
, ´ `丶 \ / ` /´ ̄ ̄`丶 /
\ 丶 / `≧=ー''ニ´ ̄`ンー='´ _ \ ‐- /
丶.  ̄ / r‐ ァ―- 、_ / `ニ´ `ヽ / -‐  ̄`\/
 ̄j! .j//⌒丶-∨ \ / 〈/ ヽ
{/〈/__,/^'ー- \ l l ヽ \
/ 〈 〈, -――- 、 } `|:|´ ', 丶
; / ` ー- ..,,_ 八 _,. -‐- 、 } , -―――-=ニ |_
| /  ̄三二ニ¨¨´ \ / \
| _/ _ / ヽ
残念だったな。
非力な弥太郎少年がそんなわざわざ遠くから投げるとは一言も言ってないぜ。言ったけど。
そういうわけでピッチャーマウンドに筋肉もりもりマッチョマンのパン一霊獣を召喚し、ベンチに下がる。
「そいつ変化球でも150㎞/くらいでるから気を付けてね、ヴィル」
「なんか最近、日本の野球選手に対抗心燃やしててさー」
ちなみに『ヴィル』呼びは初めてだな。
ちょっと打ち解けたのかもしれない。
238
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/02(火) 23:54:50
「150km/h?」
「変化球?」
当然だがフィンランド野球にその概念は無い。
「ど、どういうことだ! まるで意味が分からんぞ!」
おろおろする。
「だ、だがしかし!」
「誇り高き騎兵隊であるところの小官に恐れなど無し!」
「なんだかよくわからんがこぉぉぉぉい!」
239
:
空忌 知枝
:2016/08/03(水) 23:16:42
「うむ、あのなんか棒状の凶器を持ってる方が攻めだな。」
「あれで飛んできたボールを殴打して、点を稼ぐわけだ。」
普通に解説する。
家族が野球ファンなのでそれなりに詳しい (と言う設定) なのだ。
なお、一々用語がアレなのは仕様です。
240
:
石川 五右衛門
:2016/08/04(木) 23:36:21
「あぁー、秀吉とか帝が似たようなのやってた」
「当時は退屈な遊びに見えたけど、こっちのは緊張感があるな」
うむ、なにやら物騒なことを始めるらしいという事が理解できた。
俺の知っている毬遊びと違う。
みんな兜を被ってるし、ヴィルの横にしゃがみこんでる魚人は籠手と胴を付けてるぞ。
241
:
烏丸 弥太郎
:2016/08/09(火) 00:08:59
ぴゅっ
ン ギュオ ―――!!!
しかし第一投はストライクゾーンどころか、
キャッチャーミットすらも大きく外れて飛んでいくゥ!
このままではその辺にいる関係のない魚人にデッドボール!!
「おっこれは大暴投かー? いいぞいいぞ、乱闘はじまれ」
「ゲームじゃあシステム的に乱闘出来ないからな〜。
現実の方だって、最近はどこもかしこもキナ臭くてそれどころじゃないし」
もののついでにこのマッチョ霊獣というか怪力異が、
どさくさに紛れて魚人の数減らしてくれると助かる。
いや、そういえば空枝を襲った時も、妙に内向的(?)だったな。
もしかしたら紳士的にゲーム再開となるかもしれない。
いずれにせよ、ボールの行方を見守り―――
242
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/09(火) 00:26:40
/ \
\ ==ミ
/ 〉 _ ==二二二二二i}
| 〉二二二二二二二二二二ニi}
丿 }}二二二二二二二ニ=-  ̄
/  ̄ ニ=- i|二二ニ=-
< ___ ニ=- リ
r=、 .== / i! `ヽ ニ=- .._ 7
r=、f¨i¨i¨| |..z==二ニ=- / / i!てぅ、`ー───=ニ二¨7iァ==ミ:7 「なんだかよくわからんが打てばいいんだなァァァァーーーーッ!!」
| i} | r=ァ ̄ / / /| vリ -‐.ィア=ミ / / // _ / _
し/| / / / │ 乂ソ / // {{ 7 / i}=-:.、 `ヽ
. 、/¨`ヽ{! /i| i 八 i / { { ィ_..ノ//¨ヽ __ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
x'^/¨`ヽi! 八│ \ f = 、 __ 。r≦ゞ==≦//////////}、//////// ニ=- _
| / ∧ i」 \ゞ.// \  ̄`ヽ//////////////∧_ ////////////ニ=
Y \ 。r≦  ̄ / \ \///////////}、 ∧  ̄`'< ////////
'/ i}= ──一'"  ̄`ヽ \__ /////\! ̄ ̄ ゙'+.,//////
'/ // \ | `ヽ.////////\ ゙'+.,///
. '/ │ \////////\ ゙'+.,
'/  ̄ ̄二ニ=- ! \///////∧
\______________ \//////∧
\ V /////∧
そしてルールをよくわかっていないヴィルへルミナ、決断的に飛びこんだァーッ!
大地を抉らんばかりの爆速で飛びこむ銅像!
その圧倒的質量には結構ノンキしてた魚人もビビった!
そしてそのままバットがボールに……届くか……!?
タイミング的にはギリギリ……!
思考が加速し、逆に鈍化していく世界……!
昂る咆哮……!
そして――――――
243
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/09(火) 00:27:48
''"''"''''"''"''"'~"''^^^''"'''::----::'''"''"~~~''"''〜"''"''"^^^^'"""'"''"'〜〜''"^^^'"''
''"'''''::----::'''''''''''"''"~~~''"''〜"''"''"^^^^'"""'"''"'〜〜'"''"''"''"''"'~"''"''::---::'
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ii ll|ii !!ii ||ii i!!l |llli ii ll|ii !!ii ||ii i!!l |llli ii llii !!ii ii i!!l llli ii ll|ii !!ii ||ii i!!l |llli ||||ii!!liii!lli
wWiijiijwWWjwwjjiijijiwWjijjiijWWwjiijijijwwWWwjiiiijijiwwWWWwjiijijijwwwWWw
.,,.、,、,,,从仆ミ Wiiw '~'~` `"'~
,,、,,、 ,,、,,、 Wiiw
,,::::,,::::::::::::::::::;;;,,::::,,:::::::::::::......... ,.、,.、 ,.、,.、
"゙゙~ ~゙゙"''''''"゙゙~ ~゙゙"''''''::;;、,,::::.
゙~ :: :: ゙~ ゙':;:::: Wiiw ~`"''~
:: :: i;:;:::: ..,,.. ――――――気づけばヴィルへルミナは白い泉のほとりにいた。
゙~ :: ;ii゙:::: `"'~ wWWw
:: ゙~ ,,;;":::: ,,、,,、 ,,、,,、
:: :: :: :;':::::: ,,、,,、
゙~ :: ゙~ ゙;;.,::::::::...
:: :: ~゙゙"''i;、:::: ~`"''~ iiwiiW
:: :: ;i;、,:::: iiwiiW
゙~ :: ゙~ "'';;..,,:::: `"'~
゙~ :: :: ゙゙"''::,,:::: ,,、,,、 ,,、,,、 Ww
「はっ、これは……司令殿の泉……!」
そう、加速したニューロンは肉体の檻を飛び越え、遥か遠き世界樹の根元にあるウルズの泉に魂が瞬間移動したのだ!
音も無く揺れる水面……
鳥や獣の姿もなく……
ただ静かに流れる時……
「そうか……野球とは……ゲッターとは……!」
ヴィルへルミナの手が泉へと伸びる。
手のひらで救い上げられる、白い泥。
それを粛々と世界樹へと捧げ――――
244
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/09(火) 00:28:52
「――――――ハッ!」
――――魂が肉体に戻る。
すなわち剛速球を今にも打ち返さんといやまってこれ近くない勢いつけ過ぎたのではぶつかるかも、
「ンアーッ!?」
――――――――乙女騎兵の悲鳴が周辺に響いた(銅像でなければ即死だった)。
(【ウルズの泉】使用。赤の領域にインガを乗せ、味方全員の変調[憤怒]を回復する)
245
:
GM
:2016/08/10(水) 23:32:50
――――シーンエンド
246
:
GM
:2016/08/10(水) 23:43:19
決戦フェイズ1
シーンプレイヤー:なし(全員登場)
運命の輪:黒2/1Lv 赤8/3Lv 青7/2Lv 緑6/2Lv 白4/2Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
ふと、君たちは夢を見る。
ここではない場所、ここではない時間。
目の前には、一面の沼地。
――――そこで、一人の少年がうずくまっている。
少年は膝に顔をうずめ、静かに泣いていた。
沼より伝わる冷気を通じ、少年の絶望をあなたたちは感じる。
愛している者を裏切ってしまった後悔と絶望、自己嫌悪が彼の心を支配し、押し潰していた。
その時、『声』が響く。
「・・・・・大丈夫だ、お前は、汚れてなどいない。」
少年の前に、老いてなお美しい、白髪というよりは白銀と言ってよい鬣のような髭を蓄えた老人が佇んでいる。
「彼女を愛するのは当然のことだ。『私たち』はそのことを忘れてはいけない。」
「さあ、歌を響かせよう――――今度こそ、彼女に聞こえるように。」
「運命(かみ)に抗うために。」
老人は少年に手を差し伸べる。少年は、悲しそうな、安堵したような、左右非対称の表情で老人を見ている。
その体が溶けて崩れ、沼に消えていこうとするそんな状況で――――
あなたたちは、何時の間にかその沼のほとりに立っていた。
247
:
烏丸 弥太郎
:2016/08/14(日) 23:12:21
/⌒ヽ、__
/`7 ∠ 〉
_ /^y / V
!-Y ,/⌒y′ ∠ -‐、
〉 , !、 0 )⌒ヽ , - ‐- 、
ⅱ ( ,ィブ r┴<ヽ ! ∠ 、 i
t'__'_,-‐r-r 、 _」 ` -/´`〉 l /
〈∪ハ /7 へ/rュ! ー-、 _l′ / /
/ニ /ll|! { ゙T´ , ! -‐| /'´
/⌒| !l l 〉'⌒⌒! レ -j ⌒l /
〈、、、 !)1| / l | 〈 ノ ノ丿/
`´`Tr'、! r 、j ハ、 ```´l,/
ゞー' ニニニー'ノ─ミコ rュ 〈
/^Y^Y^レ⌒′ /_´ _ _!
 ̄  ̄  ̄ ゙LH_H_」
「――――――――愛野さんッ!!!」
『声』が響く。
大音声、なんて生易しいものではない。
地面をまるごとスピーカーに移し替えたような、身体の芯、脳髄まで震わせる音。
「伝えてッ!!」
「『ワイナミョイネン』に、」
「『君』の声を!」
……霊獣の使役に神経を注ぐ。
力で何かを変えるような役回りは、向いていない。
しかし、頼れる仲間がいる。だから精神的な方面は、自分の仕事だ。
248
:
空忌 知枝
:2016/08/15(月) 00:18:47
静かに息を吸い―――
軽やかに歩を進め―――
「教育的指導ッッ!」
老人の顔面に、鉄拳をぶちかます。
ダメージと呼べるほどの物はないだろうが、でも今は、そんな事はいいんだ。重要じゃない。
「貴様もなんか辛い思いとかなんかの事情とかそういうあれこれがあるだろうしそれは否定せんが―――」
「―――自分の後悔の清算に他人を巻き込んでドヤ顔で正義面してるんじゃあないッ! ぶん殴るぞ!」
249
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/15(月) 22:25:55
_
. / 7≧=- .. _
___′ / 。 /  ̄ ¨ 7ュ .. _
ニニ{ ─=- .._ム .. ゚ __ / 。 ≧ァ=- .
ニニ{ ¨「 >rォ=ム..__。 マ=- -‐ ´)
ニニ{ || { {:::::::::::{::::::::ァォ -==ニ¨´7
ニニ{ _」LニL{:::::ヘ:{::::::ノイ-、:::`ャ=<´
 ̄ V .. <´  ̄ ¨\ 丶 \::\_)
`ー= ¨ \ ) >‐' スッ
¨´
「――――――――」
チャプ…
静かに、沼に手を入れる。
老人にも、少年にも、構うことは無い。
先ほどと同じことだ。
ここが『過去を映す場所』であるのなら。
そこに沼が……『泥の泉』があるのなら。
それは、『ウルズのイコル』をその身に宿すヴィルへルミナの領分だ。
「―――――そうだな」
「その『愛』は……確かに」
「貴官の愛する者に、伝えなくてはなるまい」
「だが――――」
泉が白に染まっていく。
場を正常な神気が覆っていく。
「――――愛する者が耳なしであるかのようではないか、その言い分は」
「それは、道理が通らんな」
これは、運命を編み直し過去を正しく編纂する、ウルズの御業なり。
250
:
石川 五右衛門
:2016/08/15(月) 23:56:01
「まったく青少年の叫びは堪えるね。耳が痛いぜ」
いつの間にか沼の水面にそびえていた、荘厳な漆塗りの鳥居。
2本の柱の上に渡された笠木の上に、立つのは安土桃山の大泥棒。
「――『わが恋はよむとも尽きじありそ海の浜の真砂はよみつくすとも』……と」
「押し付けるだけの愛。粋じゃねぇ。実に粋じゃねぇな」
『ジャラジャラジャラジャラジャラジャラ……』
五右衛門の立つ鳥居の門の向こうに広がるのは沼地の風景ではなく、真っ暗な空間。
そして、闇の中では、夜空の星のような金色の粒が点々と輝く
「さぁて。400年分のお年玉貯金の大放出だ」
「和魂招来!」
『ジャラジャラザザザザザザザザァ―――!!』
闇の中の光点が数と輝きを増す……いや、鳥居の入口に向かって降ってくる!
別空間の彼方から押し寄せる輝きの群れの正体。それは『金銀財宝の津波』だ!
鳥居からあふれ出す金色の波頭――大判小判、招き猫にワータヌキ。
これらは、和魂の生み出すエネルギーの結晶だ。
一霊四魂――幸魂(サキミタマ)と奇魂(クシミタマ)が司るのは、人の幸運と収穫。
豊穣と商売の神ウケモチの権能・五右衛門の生前に集めた財の力の流入――
ワイナミョイネンの荒魂が支配するこの空間に第三勢力として乗り込みパワーバランスを拮抗させる!
251
:
GM
:2016/08/16(火) 00:34:03
淀んでいた神の力が晴れ上がる。
だがこの光は太陽ではない。カレワラは『あの御方』と相反すると言っていいほどに相性の悪い神話体系。
――――あの御方の象徴となりかねない『太陽』では、彼らは二人とも焼け死ぬ可能性が存在する。
故に烏丸は権能を抑えた。霊獣使役の基本にして奥義、『想い』を他者と通わせる能力による裏方に回ったのだ。
少女が、走る。
泳ぎにくい『泥』が少女の目前で海に変わる。大地と海の境界が明確になる。
少女が、走る。
眼を閉じ、耳を塞ぎ闇に閉じこもっていた『彼』を太陽ではない光が照らす。
少女が、走る。
それでもいじけている『彼』の襟首を掴んで立ち上がらせる人がいる。
そんな程度で狂っているんじゃないと、殴るように叱るように激励する。
これだけの『想い』に支えられて、どうして『私』が走れない道理が有ろう――――?
252
:
GM
:2016/08/16(火) 00:43:51
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm2338294
「ワイナ、ミョイネン――――!!」
少女愛野は抱きしめる。
一度拒絶してしまった『彼』を。
少女アイノは抱きしめる。
一度は拒絶された『彼』を。
「やっと、やっと伝えられる――――!!」
「初めは戸惑っていた・・・!!兄から無理やり勧められて!私の想いも関係なく進められて嫌だった!」
「でも、そこで逃げちゃいけなかった!!私はあなたと正面から『想い』をぶつけなきゃいけなかった!!」
「あなたも戸惑っていて、戸惑いながらも愛そうとしていて・・・今も、想い続けてくれていて・・・!!」
「だから!まず!私はあなたと『お友達』にならないといけなかった・・・!!」
253
:
GM
:2016/08/16(火) 22:30:14
そうして愛野が『彼』を抱きしめ、彼が少女に目を向けると――――
ユメ
世界が崩れ、現実が戻ってきた。
『おのれ・・・・・・・・!!!!』
そして現れるは老人を抱いた少女愛野と――――そのそばにいる、筋骨隆々の魚人が一人。
『許さん、許さんぞ貴様ら!あと少しだったところを!』
『「私」よ!今更人に戻ろうとするのか!故郷より追放された恨みを、女の一人で忘れようと言うのか!』
『認めん、そんなことは認めんぞ・・・!!「私」よ、恨むのだ!この世界を!あの神を!!』
『この世界を認めるな!!「私たち」を追放した世界等、全て全て沈めてしまえばいいのだ!!』
254
:
烏丸 弥太郎
:2016/08/16(火) 23:38:44
「―――こんなガキに言われても、嬉しくないだろうけど」
声を反響させた霊獣を陰に返す。
ここからはもう、小手先の力は通用しない―――
「僕、アンタが怒る気持ちとか、世界を恨む気持ちとか、ちょっとだけ分かるよ」
・ ・ ・ ・ .・ ・
これまで通り、震えそうになる声を抑えつけ、精一杯に気取って見せる。
「自分の境遇が許せなくて、それを変えてくれない何もかもが許せなくて、
そんな運命を敷いた神様が、それを変える力のなかった自分が、全部、」
この自分の敗北は。
この身を侮られることは。
その力を信じ、指揮を託してくれた八百万の霊獣たちの誇り、その名を汚すことになる。
「全部、許せなくても」
それだけは、させちゃあならない。
「せめてアンタだけは、その可能性を、認めてやってよ。祝福してやってくれよ。」
・ ・
「この『結末』は……! どんなに月並みだろうと、ご都合主義だろうと、
例えアンタ本人が相手だって、否定なんかさせてやらない―――!!」
255
:
烏丸 弥太郎
:2016/08/16(火) 23:39:30
「―――こんなガキに言われても、嬉しくないだろうけど」
声を反響させた霊獣を陰に返す。
ここからはもう、小手先の力は通用しない―――
「僕、アンタが怒る気持ちとか、世界を恨む気持ちとか、ちょっとだけ分かるよ」
・ ・ ・ ・ .・ ・
これまで通り、震えそうになる声を抑えつけ、精一杯に気取って見せる。
「自分の境遇が許せなくて、それを変えてくれない何もかもが許せなくて、
そんな運命を敷いた神様が、それを変える力のなかった自分が、全部、」
この自分の敗北は。
この身を侮られることは。
その力を信じ、指揮を託してくれた八百万の霊獣たちの誇り、その名を汚すことになる。
「全部、許せなくても」
それだけは、させちゃあならない。
「せめてアンタだけは、その可能性を、認めてやってよ。祝福してやってくれよ。」
・ ・
「この『結末』は……! どんなに月並みだろうと、ご都合主義だろうと、
例えアンタ本人が相手だって、否定なんかさせてやらない―――!!」
256
:
烏丸 弥太郎
:2016/08/16(火) 23:40:27
/.〕 < `<__ < ヽ
, -.' / .> rュ.ー, > ¨,ニ==_--、 __
/. / / 、__ ¨,ヽ l r'"///////≧:x、 `.<
/ ,{ / >ー-.、`_>'" .j }!、////////////≧x ヽ 『―――どうだい、うちの坊主は?』
! lヘ. /. 〈 /.//////////////////>、 ∨ 『難儀なもんだろう』
! l、 ヽ !. ∨ .__/ .ノ//////////,z==≦///∧ ∨
l ∨ヽ\_! ヽ'_ .,z=:'///////ヽ^ー,ヘ_.  ̄ヽ:/∧ ∨
l r-、 ∨/>.〈 i_ .∨///r'  ̄ ̄ .〕::;ヘ::; .ヘ \:∧ l!
レ. ヽ ∨-、γ⌒ ヽ ヽ \`< ´ヘ::..、`' .ノ ヽli! l
. ∧ l { ヽ `i. } \ ´⌒¨¨ヽ \ `}/
ヽ|. ,∧ }/ .j .ヽ_ 丶 \ ヽ
ri.r、iヽ l! ヽj、 i .〉 l \. . } ∨
ゝ-.ヘ >.. _.ヽ. "¨ ,!、. \ j! j!
_,ゝ r' \ ノ、 ヽ、 `ー-一' . /
ムz_, .=" r='" < ヽ. ー 、__ _ノ
.└――‐''  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
三本足の霊鳥が、光を背負うようにして翔る。
使役を許された数多くの中でも、一の霊獣―――導きの神使、名を『八咫烏』。
『見ての通り、ひよっこでな。
根っこはものぐさのチキン野郎のくせして、
我関せずで淡々をこなしゃあいいものに、次々と手を伸ばしやがる』
『―――そして今回は、その手の先にアンタがいる。
面倒に付き合わせて悪いな、異国の賢者よ。
だが、ガキの我儘に振り回されるのも、大人の醍醐味だろう?』
「――――行くぞ、八咫烏!!!」
257
:
空忌 知枝
:2016/08/17(水) 00:11:48
「お前が未来人の視点から言ってるから、こっちも部外者の視点から言うぞ。」
「それは単なる壮大な八つ当たりだッ!」
そも、今の人々はワイナミョイネンと微塵も関係ないわけで。
そいつらもまとめて魚人にして海の底に沈めるとか傍迷惑以外の何者でもないのである。
故に、彼女はそれを単なる八つ当たりと断じる。
彼のそれを良いように評価するのは、他の人がやってくれるだろう。
そういうのは、私の仕事じゃない。
「―――よし、言いたい事は一通り言ったし言われたし、ついでにこっちは殴ったぞ。殴り返せよ。」
「俺はそもそもこいつらを救うとか、そういう高尚な目的で来たわけじゃあないんだ。」
一通り言いたい放題言ってスッキリしたのか、口角を吊り上げる。
そうだ。そもそもそう言うのはもっとヒーローらしい奴のする事だ。
私はどっちかと言うとヴィラン。つまりは悪党である。
だいたい親神からして、善悪の概念とかないけどとにかく出てくるだけで迷惑な奴だし。
258
:
空忌 知枝
:2016/08/17(水) 00:14:28
_|__: : :/: : : : : :. :. :.|
jI斗''゙~^´: : : : : : : : : : :`'': : : : : : : : :|
/: : : : : : : : : : _____: : ヽjI斗 ''゙~:/
': : : : : : ―: :''~´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
/: : :_:/: : : : : : : : `'': : : : : : : : : : : : : : : : '
/: : :´: : : : : : : : : : : : : : : `'': : : : : : : : : :./:.|
/: : : : : : : : : :|: :. :.\: : : : : : : : : `'': 、``<: } : |
, ': : : : :./: : : : : : |:.: :. :. :.\: : : : : :. :. :./: : : ∨/|
/: : : : .:./:. :.|: : : : :|\: : : : : :\´:.: :.:./: : : : : : ∨/ /
/: : : :. :./: :. :.|: : : : :|:. \:/: /\/,ィ\: : : : : :.∨/ //
/: : : :. :./: : :. :.|: : : : :| /``'' ,jIイハ }/\: : : : 寸 -‐ =ァ . //
/: : : :. :./: : : :. :.|: : : : :| /V ij リ ' ツ\: : : :\ -‐ / .//
\: :. :./\: : :. :.| ̄≧k、 ヾ才 f/:.: :.\: : : :\ ./ .//
.\/ .\: : | 圦ヽ 心 Y:.: :. :./\: : : :\ . / .//
\{: :/ヽ ゞ-', / {:.: :.:/:|___.\: : : :\''゙ // 「―――俺は、お前にケンカを売りに来たんだ。」
/: : :./ __, ヽ_/才__〕s。: : :`''〜、イ
/: : :./ > `¨ ´ ,ィ //<{__ム斗=``ー―――――――― 「ケンカしようぜワイナミョイネン―――!」
/: : :./___ /: : : : : `: : ー : :ヽ // `ヽ ``ー―――――
r-===ニニニン': : : : : : : : /}: : : :./}. .// ∨/ _
r-<´ム-==ニ\_ ./: : : : : : : :.//: : / / // 、∨/ γニニ/
/=-=\ム__ア¨ニ/: : : : : : jI斗''゙//´ f ソ ) / ``ーァー=ミ fニニ./
/ニニY=}ー'ニγ´/: : : : : / /''゙ //´ \ f /ニニニ`ヽ i}ニ/
../ニニ=-∨ニニ/ ./:.: :. :./ fソノ jI斗''ー{. \ |/ニニニ=---アニ{i
オラ、こっちは言いたい放題言って殴ってついでに言い返されてまた言ったぞ。
お前も殴って言い返せよ。最後に立ってた方の勝ちな。
―――と、つまりはそういう事である。
259
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/17(水) 00:44:37
「―――――うむ」
チャキ、とサーベルを抜く。
口笛を吹けば、どこからともなく愛馬ヴンケルが姿を現した。
「その滅び、黄昏に能わず」
「冬の国の老翁よ。その滅びは、モイライが長女の血を受けし者として看過できん」
颯爽と愛馬に跨れば、乙女騎兵は剣を高らかに掲げた。
「しかし!」
「それでは貴官の無念は報われまい!」
「易々と引き下がることができれば、これほどの異変は起こるまい!」
故に、乙女騎兵は剣を掲げる。
鞭を打ち、ヴンケルが嘶く。
「――――故に!」
「この“乙女騎兵”ヴィルヘルミナ、誇り高きスウェーデン騎兵隊の一員として!」
「貴官のお相手仕ろう!」
「愛!」
「友情!」
「勇気!」
「それを以て貴官の妄念を打ち砕かんッ!」
それが、ウルズの子たるヴィルヘルミナの役目。
それが、乙女騎兵たるヴィルヘルミナの役目。
民に向けられた夢と希望。
博愛と友情の旗の下、自由を高らかに歌いながら戦わねばならないのだ。
そういう風に作られた存在だから――――そればかりは、変えられない。
260
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/17(水) 00:47:05
/ イ >´
, / イ >´
/ / ___ イ >´
_ / /<´ ヽ イ >´
r  ̄ r, ´ .\ \ 「――――いざッ」 イ >´
. / / ハ ヽ ヽ ヽ イ >´
{ ,´ , /!ハ 、 \ .\` / ヽ イ >´
ヘ i__ _ , ─./ ./ ! i ヽ .∧ j ,.:::::::ヽ/ ./ヽ ´ .>´
i }ー─ ´ ̄、/ , /i j ムヽ ヘ´ //:::::://:ヽ/ イ .>´
. ヽ. ∧≠==≠- r刀.l \ , <二イ イ:::::::::イ::::::∠___ イ >´
ヽ \ ヽ弋trツ ´ .!> -ヽー <二>≦ヽ ヽ:::::::::::::::::::::::::::i ) イ >´
イ二二>、` .,\ ` ノ:::::::::::::::::::::( ...:::::i三三≧、\:::::::::イ二<´ >´
/::::::::::::::::` ヽ ヽ.ヽ ,ニア .,::::::::::::::/:::::::::::i 三三三三三≧ ヽ <ヘ >´
,...:::::::::::::::::::::::::`< \` イ ヽ::::/彡}::::::::::.∨ ./ //三:/>´::::>イ >´
/:::::::::::::::::::::::::::::::::i > Y´ ノ > ≧::::::::::::.∨ / /<´:::::>´:::/ >´
. /::::::::::::::::彡三≧、| イ > イ }>、::::::::.∧ ヽ /、::::>´:::::/>´
i:::::::::::::イ:://:::::::, / / >、 /三ミ≦≧// i) )´:::::::::イ ´
∨:::::::´i:://:::::::/ , / / /三イ \i i::i 三≧.|:::::::::≧´
` 、:::::ヽ:::::::::::i i , / ,..彡ヘ ヽ .|:| / 、≧´
< i.:::::::::::∨ 、 ! i ム` 、 \ / Ⅵ:i \ \
´`ー 、:∨ .Ⅵ .Ⅳ i ヘ. \ .ノ:ヘ \ /ヽ
.. ヽ:∨ .i ≦三ヽ ヘ / iイ /::.\ イ /
≦三三≧´`ー.´ ̄ ̄>イー ´ > ´
≦三三≧´ ≧´三三\イヽ
≦三三≧´ i __ , >´三三三三三ヽ \
≦三三≧´ ≧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::三≧ノ \
≦三三≧´ /´> 、::::::::::::::::::::::::::ー ´:::::::::::ヽ 彡、
i三三≦´ / > ー 、::>´::::::::::::::::::::::::::\彡´ .\
/ ∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ \
名乗りを上げ、剣を構えた。
その姿は、まるでひとつの芸術作品のようで。
道行きに、一切の迷いなど必要ないと言わんばかりに。
261
:
石川 五右衛門
:2016/08/17(水) 01:09:42
『ドザザザザ…ザザ……チャリン』
「こいつで赤玉だ」
沼の畔を埋め尽くすほどの金銀財宝を吐き出しきると、鳥居は沈むようにして消える。
周囲にあふれる大判小判――和魂の結晶も、ワイナミョイネンの荒魂の力の高ぶりを受け、
金色の光を放ちながら対消滅し始めている。
『ジュウウウウウウウゥゥゥゥ……』
ウケモチからの預かり分と、五右衛門が生前・伝説の子として溜め込んできた約400年分の信仰の結晶。
それが荒魂を抑え込む、この一瞬のために、溶けてゆく。
片や創造の力を持つ大英雄。片や島国の大泥棒のなり損ない。
改めて目にする、圧倒的な力の差の前で……。
「スゥーッ………ふぅーっ」
大泥棒は煙管を手に、紫煙を燻らせる。
「――絶景かな、絶景かな」
若人の友情・努力、冒険の勝利が値千両とは、小せえ、小せえ。
この五右衛門の目からは、値万両、万々両……」
「まぁー、ここまで出すつもりはなかったけど」
「久しぶりに若いヤツらの気に中てられちまったな」
262
:
石川 五右衛門
:2016/08/17(水) 01:16:02
「腐ろうと、作り話だろうと、反権力の象徴に祭られた身」
「なら、応えてやるのが、神子の役目ってもんだ」
/;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;\;;;;;;;;;;;;;;|
l;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_;;;;;;;;j;;;_;;;;/ |;;;;;;;;;/|ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
l;;;;;;;';l;;;;;;;;//.l;;/,/ .l/ |// │ ヾヽ\i\;;;;;;;;;;;;;|
|;;-i;;;;;/i/ i' ' ' ' ` i;;;;;r-ヾ
i/_,ヾ;;l j i |;;/ - |
i ヾ、 -=、,,____ ヽ, / ___,,r==- ,イ ,/ |
丶ヽ i;r、 ,,r'':::::::::::::::ヾ__,、,_ir ':::::::::::::::::ヽ_/,liri' / 「ここが石川五右衛門の大舞台よ!」
`j、 l;l ゙ii::::::::::::::,; -メ‐、 ヽ::::::::::::::::::::ノ ,irメ /
/:lトヾ,, ヾ--./ / ./ヽ, `──‐‐´ ,r/l_/::::\
/:::::|iiilヾヽ,_/ , ' / i !;i liiil::::::::::\ _
_, -/´:::::::lr'ヽjl´ ,, ' ./ / _,-` j;トjiii/:::::.:.::.:.:.:.|:ヽ_
_, - '´.:.:.:.:|::::::::::::| / ,i´ / ,i_''_, _ ,-、 ,_j;;i //:::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.\_
_ , -─'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ゞ::::::::::| / / / / _/ ,/,,,j';;/ 〃::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.::.:ヽ-、_
-‐'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::ヾ::::::/ / / / フ´ /-'_;/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ,,_
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::/ / ,ト-/ /;;;;;;rl,イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /;/ /;;;;; i,,-´ |:::::::::::::::::::::::::::::::::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.::.:.:.:
263
:
GM
:2016/08/30(火) 07:13:08
「許さん!許さんぞ神子ども!!貴様らも全員楽園より追い出され!」
「狂気の海へと沈むがいいわあああああああああああ!!!」
和御霊より離され、猛り狂うは正気を失った荒御霊。
「おんぐ だくた りんか、ねぶろっど づぃん、ねぶろっど づぃん、おんぐ だくた りんか、」
「よぐ=そとーす、よぐ=そとーす、おんぐ だくた りんか、おんぐ だくた りんか、やーる むてん、やーる むてん・・・!!」
その口より、己の狂気をほとばしらせ、周囲の絶界をより危険なものに形作る!!
さあ―――――最終決戦だ!!
――――シーンエンド
264
:
GM
:2016/08/30(火) 07:38:08
決戦フェイズ2
シーンプレイヤー:なし(全員登場)
運命の輪:黒2/1Lv 赤8/3Lv 青7/2Lv 緑6/2Lv 白4/2Lv
――――――――――――――――――――――――――――――
ttp://satanic.s98.xrea.com/snup_051010e/src/up0930.png
――――――――――戦闘に移行します――――――――――
!遭遇シートに本体と脅威が配置されます!
■本体『ワイナミョイネン(荒)』
■パラグラフ1『形無き遺産・我が怒りを持つて沈め大地に(ウッコ・フロム・オディオ)』
■パラグラフ2『操り人形』
■パラグラフ3『挑発』
■パラグラフ4『触手』
■パラグラフ5『百鬼夜行』
■本体『ワイナミョイネン(荒)』
属性:白 レベル:3
タグ:人、神、男、歌、影霊、大地、海
攻撃値:3 生命力:40 防御値:3
【至上の音(カンテレ)】
ワイナミョイネンにプラスの想いを持っているキャラクターは
ワイナミョイネンを攻撃の対象にすることができず、
ワイナミョイネンからの攻撃の防御判定を行うことが出来ない。
――――巨大魚のアゴに、悪霊の馬の毛で絃を張ったハープ。
ワイナミョイネン以外の者には扱う事が出来ずに、逆に酷い音を出したという。
弾き手を選ぶ人格を持った魔法の琴。
265
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/04(日) 23:05:43
小官は奮起無しだ!生命力は16/17だからな!
266
:
空忌 知枝
:2016/09/04(日) 23:06:44
良い所に黒のインガが二つあるな。一つもらうぞ。
と言うわけで、まずは奮起しようか。
diceBot : (1D6+1) → 1[1]+1 → 2
どうも回復とは縁がないらしいが、一応初期値までは回復したしいいか。
267
:
石川 五右衛門
:2016/09/04(日) 23:14:30
現在の生命力は11/13。
緑のインガがあふれているし腐らせるくらいなら満タンにしておこう。
diceBot : (1D6+1) → 4[4]+1 → 5
鼻血が出るほど回復だ。
268
:
GM
:2016/09/13(火) 23:10:48
では烏丸は奮起なしとのことなので・・・
さあ、偵察ラウンドだ!偵察してみろおおお!!!
269
:
烏丸 弥太郎
:2016/09/16(金) 00:07:42
調査開始。
対象→パラグラフ1『形無き遺産・我が怒りを持つて沈め大地に(ウッコ・フロム・オディオ)』
『八咫烏』使用につき、HPを3点減少して霊力Sで判定。
『親神の恵み』使用につき、HPを2点減少して達成値+1。
黒インガLv.1につき、達成値に-1。
diceBot : (4D6) → 13[1,5,1,6] → 13
6→判定ダイスに使用。スペシャル成功。
5→白のインガ+1。
「黙って仕事しろ、大食らい!」
『背中に乗って命令とは出世したな、ひよっこ』
270
:
GM
:2016/09/16(金) 00:17:53
よし、では――――シャオラァ!!
■パラグラフ1『形無き遺産・我が怒りを持つて沈め大地に(ウッコ・フロム・オディオ)』
術式 レベル:2
タグ:呪詛、芸術、歌
判定:霊力 威力:なし 攻撃値:+2 耐久度:0 防御値:0
効果
【しずむだいち】
PCを『脅威のレベル』人まで選択する。
選択されたPCは【行動済み】になる。
選ばれたPCが未行動であれば同一ラウンド、
行動済みであれば次のラウンドでの行動が対象となる。
【原始のリズム】
この脅威は撃破によって行動済みにならない。
――――ワイナミョイネンがアイノの兄に使用した『敵を大地に沈める』呪歌。
遥か昔、人類が、神が産まれる前から存在していた世界の最も原始的なリズム。
そのリズムに依って歌われるこの歌は如何な方法でもかき消すことが出来ず、人々の心に残る。
271
:
石川 五右衛門
:2016/09/16(金) 00:29:20
「最初に大きく張っちまった以上、宵越しの銭は残せねぇな」
「さぁて、アイツらのために道を開いてこい!」
こゃーん、とレンタルキツネたちを放って偵察させる。
生命力2と神貨1を消費して、【親神の恵み】1段と【寄進】で+2の補正。
伝説を築いた英雄の【信念】で、黒のマイナス修正も無効にする。
―――対象は、パラグラフ5『百鬼夜行』。
diceBot : (2D6) → 5[4,1] → 5
出目4+2で成功、1をムードダイスにして黒インガを一つ増やす。
最終決戦ともなると、キツネたちにも被害が出始めたか。
272
:
GM
:2016/09/16(金) 00:38:20
■パラグラフ5『百鬼夜行』
攻撃 レベル:3
タグ:独立、妖怪、狂気
判定:霊力 威力:2d6-2 攻撃値:0 耐久度:17 防御値:0
効果
【範囲攻撃】
欄外にいないPC全体を目標に選ぶ
【恐ろしい群れ】
この脅威の攻撃によってダメージを受けたキャラクターは
変調「臆病4」を受ける。
――――陸と海との境目が曖昧になったことより産まれた理性も本能も曖昧な狂気の世界の魚人の群れ。
便宜的に魚人と称しているが、本質は『この世界にありえないもの』の顕現であり、常識の侵食である。
ああ、窓に!窓に!
273
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/16(金) 00:55:30
では小官は……パラグラフ3『挑発』を偵察するとしよう。
貴様の死と運命を見抜く……【親神の恵み】を二段階使うぞ!(生命力16→12)
diceBot : (2D6) → 11[5,6] → 11
うむ、黒インガ考えても問題なく成功だな!
5をアクションダイスにし、6をムードダイスに変換!
インガは……ふむ。一応緑に乗せておくとしようか。
「『嘲り合い(センナ)』で我ら騎兵隊に挑むかッ!」
274
:
GM
:2016/09/16(金) 01:02:17
■パラグラフ3『挑発』
術式 レベル:1
タグ:技能
判定:頭脳 威力:なし 攻撃値:0 耐久度:7 防御値:0
効果
【挑発】
PC全員を目標に選ぶ。目標は変調「恥辱」を受ける。
すでに変調「恥辱」を受けている場合は更に変調「憤怒」を受ける。
【引き寄せる】
欄外にいる目標を、好きなパラグラフに移動させることが出来る。
ーーーー怪物はあなたの痛い所を突いて来る。肉体的ではなく、精神的に。こう、ゴリッと。
275
:
空忌 知枝
:2016/09/16(金) 01:15:44
「しかし、半魚人に触手か……見慣れた物ばっかりで新鮮さが足りんな。魚介だけに。」
頭脳Bに【親神の恵み】1段階乗せてパラグラフ4『触手』を偵察しよう。
理屈? いや、なんかもうワイナミョイネンに触手生えてる段階で狂気の沙汰だし乗らない理由がないかなって……
diceBot : (2D6) → 10[4,6] → 10
4をムードダイスに、6をアクションダイスにして成功。
緑のインガが1個増えるぞ。
276
:
GM
:2016/09/16(金) 01:21:37
■パラグラフ4『触手』
攻撃 レベル:2
タグ:実体
判定:武勇 威力:1d6+1 攻撃値:+1 耐久度:14 防御値:-1
効果
【阻止】
この脅威が行動済みになっていない場合、本体を攻撃や術式の目標にできない。
【連撃】
この脅威は二回攻撃を行う。
――――液状化した道路がうねりをあげてあなた達に襲い掛かる。
それはしなやかさと硬さを兼ね備えた壁であり、鋭さと重さを兼ね備えた剣である。
277
:
空忌 知枝
:2016/09/21(水) 22:51:37
「―――うむ、こんな物だろう。」
奴の歌は一度聞いている。鬱陶しかったんで普通に喝破したけど。
アレは、そう―――舞台裏でそこの銅像から聞いた“かれわら”とかいう歌の流れを組んでるものだ。
その辺さえ判れば、まあやりようもあるだろう。俺は面倒だからやらんが。
トリガーを満たしたので真実を開示。
【真実】
この歌声は死にゆく筈だった神話『カレワラ』の流れを汲むものだ。
神に近しい力を持ちながら人として生きてきた強大な吟遊詩人が使う歌は神にも通じる強大な力を秘めている。
『まあ、だから僕がこうやって出てきているわけなんだけどね』
あなたの双肩に、世界の運命がかかっている。
この真実が公開された時、
術式『形無き遺産・我が怒りを持つて沈め大地に(ウッコ・フロム・オディオ)』への妨害判定に+2の修正を得る。
『トリガー』:誰かが術式『形無き遺産・我が怒りを持つて沈め大地に(ウッコ・フロム・オディオ)』への偵察判定に成功する。
備考:修正を受けるのは自分を含めた全てのPCである。
278
:
GM
:2016/09/21(水) 22:59:34
「ふふふ・・・俺の手伝いをする神子が来るとは聞いていたが、なんであのクソ上司の神子なんですかねえ!?」
空忌が『何か』をした時、虚空より無貌の神の声が響き渡った。
「手伝ってくれと聞いたんだぞ俺は!手伝うも何も何かする気がねえじゃねえかそこのクソ上司の神子ォ!!」
「ええいもう誰でもいい!俺の神力(デュナミス)を渡してやる!混沌の権能ならあの歌と相性がいいから干渉が楽なはずだ!!」
「成功させろよ!フリじゃないからな!!!?」
では・・・戦闘フェイズだ!!
それぞれどのパラグラフに移動するかをGMにこそーりと教えるがいい!
279
:
GM
:2016/09/21(水) 23:17:06
■パラグラフ1『形無き遺産・我が怒りを持つて沈め大地に(ウッコ・フロム・オディオ)』
烏丸 弥太郎、石川 五右衛門
■パラグラフ2『操り人形』
ヴィルへルミナ
■パラグラフ3『挑発』
空忌 知枝
■パラグラフ4『触手』
■パラグラフ5『百鬼夜行』
――――こんな感じだ!
280
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/21(水) 23:20:19
おっとではそこで【スレイプニル】!
「ハイヨー、ヴンケル!」
パラグラフ2からパラグラフ3に移動するぞ!
281
:
GM
:2016/09/21(水) 23:24:17
まずはパラグラフ1
――――さあ、行動せよ弥太郎と五右衛門!
282
:
烏丸 弥太郎
:2016/09/22(木) 00:36:23
/⌒ヽ⌒ヽ : :. :.:::::\ )';';∧:::::::::::::::.
ノ⌒';';';';廴 o\:. :. :. :::::\'';';'}:::::::::::::::::.
/_ノ';';';';';';{:.イ⌒\:. :. :. :. :::::'⌒::::::::::::::::::..
: : \';';';';';';';';V{``〜、、:. :. :. :. ::::::::::::::::::::::::::::.、
: : : : 〉';';';';';';';';';\:. :. :. :. : .:. :. :::::::::::::::::::::::::::::::\
: : : /,,:',,:',,:',,:',,:',,:',,〉:. :. :. :. :. :. ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
: : :(,,:',,:',,:',,:',,:',,:',,/:. :. :. :. :. :. :.::::::::::::__::::::::::::::::::::::::::::}
: : : \,,:',,:',,:',,:',,:'乂:. :. :. :. :. :. :::::::〈 \ヽ :::::::::: /
: : : : : : : 7,,:',,:',,:',,:',,:' ̄\:. :. :. :. ::::\ 弋ハ:}:::::::::::/、 ・ ・ ・
: : : : : : : {,,:',,:',,:',,:',,:',,:',,:',,:' 、: : : : : ::::::::`ー'::::::::/\) 『坊主、火加減はどうする』
: : : : : : : :>-=ミ,,:',,:',,:',,:',,:',,⌒ヽ: : : : :::::::::: ̄::::::::::::::Y⌒ヽ
____/::::::::::::::::〕;、;、;、;、;、; 廴:. :. :. :. ::::::::::::::\:::::::::ij::i 「八割。味方まで焼くなよ」
:::::::::::/::::::::::::::::::<;、;、;、;、;、;、;、\:. :. :. :. :. :::ij:::::)::::::::::ノ
::::::: /:::::::::::::: / `¨¨¨¨乂;、;、;、ノY' ̄ ̄\:::::::::::::/
:::::::::::::::::::::/ /  ̄\ \: :r、V: ヽ_ イ
::::::::::::::::, ' \ `ゞ'―'-〉
:::::::::::: / イ ―― '
:::::::::::/ ':. :|
::::::: ,: i:. :.|
:::::::, | /
:::::::i |:/
:::::::| |::\ノヽ
パラグラフ4『触手』を対象に攻撃。
武器『八咫烏』を使用。
ギフト『八咫烏』、命中判定に霊力を使用。
体力3点消費:13→10/19
diceBot : (4D6) → 7[1,1,2,3] → 7
達成値3、赤のインガを追加。
ダメージ判定
diceBot : (2D6) → 10[6,4] → 10
パラグラフ補正により、ダメージに+1
破滅の色補正により、ダメージに+1
『不屈の闘志』により、ダメージに+3
ダメージ、合計15――――撃破!
283
:
GM
:2016/09/22(木) 07:17:20
「――――ッ!!神子に同じ技は二度と通じぬ、と言う事か・・・ッ!!」
「認めよう、先ほどよりも貴様らは、強い・・・!!」
隆起した道路を一瞬で薙ぎ払われ、ワイナミョイネンは驚愕する。
「だが負けんぞ!単独で無限に成長するのが人に許された権能であるというならば!」
・・・・・・ オロチ
「『我もまた人だ!』前の権能を超えた業があると知るがいい!!」
284
:
石川 五右衛門
:2016/09/22(木) 21:40:14
「若い世代の力だけで解決ってのが一番だが――」『ピッ』
烏丸の霊獣が攻撃を仕掛けてる間に、スマホを出し操作。
とある神への電話(コール)を完了した。
トリガーを満たしていたのでここで真実を開示する。
「使えるコネは使っていけ、っていうのも一つの教訓だな」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ナイアーラトテップ」の【真実】
神と人の中間のような存在であるワイナミョイネン。
彼が『偶然』作り出した海と魚人が大地を侵食する狂気的世界を呼び水にして、
あなたは自身の権能の一部をワイナミョイネンに吸われている。
――――このまま絶界が完成すれば、あなたという存在はミョンネンカイネンと混ざり合ってしまうだろう。
できれば誰にも知られることなくこの状況を収めたいものなのだが・・・
『知られてしまったからには仕方がない、多少の協力はしてやるさ。』
この真実が公開された時、全ての色のインガを一つ追加するか、
全ての色のインガを一つ取り除く。
【トリガー】 『美麗な男性』に対し+の想いを得る。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ナイアーラトテップに助力を求め、『全ての色のインガを一つ取り除いてもらう』
285
:
GM
:2016/09/22(木) 22:23:05
「全く・・・あのクソ上司といいコイツといい・・・『天然』ほど恐ろしい奴は存在しないなあ!」
絶界が歪む。世界が遠のく。力が消える。
「何せ計算が通用しない!論理も何もかもすっ飛ばして結果に向かう度し難いチートどもだ!」
「たまには計算を間違える苦しみを味わうがいい!!ばーかばーかぷー!!」
ワイナミョイネンに力を吸われ、この絶界から出られなくなっているニャルラトホテプ。
故にこの絶界の完成はニャルラトホテプという神の『死』をすら意味するものでもあったのだ。
だが、絶界から出られないということは即ち――――『彼』は今、この絶界で最も強力に権能を振るえる神であると言う事でも、ある。
「貴様との融合を敢えて早め、コントロールを一部『奪い返して』やったぞ!」
「この世界に集まっていた情念、力を散らしてやる!この土壇場で足を引っ張られる気分はどうだグプワハハハハハハーハー!!」
※絶界内の時間が巻き戻り・・・全ての色のインガが一つずつ消えていく!
286
:
石川 五右衛門
:2016/09/22(木) 22:37:01
「何度も戻ってきてもらって悪ぃな。まぁ自分の身体の事だろうし多少は努力してもらわないとな」
キュルキュルキュルっと時間が巻き戻って、偵察の時に倒れたキツネたちも戦線復帰。
「……さぁいけ、ここが踏ん張りどころだ!」
【三狐神】で味方をガードする。対象は烏丸と空忌だ。
【霊力】のB+で判定し、【信念】で絶望の闇のマイナス修正はナシ。
【寄進】も乗せて、確実に成功させよう。(→所持神貨:1)
diceBot : (2D6) → 6[4,2] → 6
ムードダイスは出目2で赤を選んで普通に成功。
『こんこーん!』『こゃーっ!』
キツネの群れが2人に付き従い、いつでも攻撃を受け止める構えだ。
戦闘中、烏丸と空忌はダメージを受けた時、「-1D6」点の軽減効果
287
:
GM
:2016/09/23(金) 22:46:04
ではいくぞ!!
■パラグラフ1『形無き遺産・我が怒りを持つて沈め大地に(ウッコ・フロム・オディオ)』
による呪歌攻撃!
目標は・・・
もくひょう!:ダイス合計:5 (2D6 = [3 2])
『非道』に『狡猾』!!
これは・・・パラグラフ1にいる五右衛門と烏丸の二人を目標にするぞ!
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm281536
288
:
GM
:2016/09/23(金) 23:35:37
. /. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .\
/. : : : : : .. ''^´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`^'' .. : : : : : .ヽ
. : : : ''^´ `^ヽ、: : i
: :/ , -、 i: : :
|: :| / /:〉 ', |: : :|
: :| '., 〈_ノ/ .|: : :
.. : :| ______ ー‐' |: : :|
.. | :| . . . : :''^´: : : : : : : : : : :`^: : . . . l: : :|
. !: {_. . :''^´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`^: : . . . }: : :
,.::T::i{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : >xヽ{ 黒以外の色からインガを一つ除き、妨害判定。
./.:ィ::: |:\ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /.::i::}::::., 対象は『形無き遺産・我が怒りを持つて沈め大地に』
´ {:::::|:::::}\: : : : : : : : -r‐===:::r=-x: : : : : : : : : /':::::}::|ハ:::、\
\{::://t个r-r=≦,,.._{{ \{::::{::::/}:} |:i,≧=-r'r :1:::/.:::::::::}:::}:::}⌒ diceBot : (4D6) → 14[5,4,1,4] → 14
::::V/::::{ i::ト 之゚_ツ {{ ', ::{:::{//,ィ1j之_゚ツ|::i:/ .:i:::::/}:::ハ:}
. V/::{::::{::: |i  ̄ ̄ ゙ ':,::V/ j'  ̄ ̄|:/::::; |::/ ,:::; }' 『絶望の闇』修正につき、各達成値に-1。
ノ|:ハ:::::∧::i:| \ :Х{ jイ|:l:イ::jムヘ:{ 【真実】公開につき、各達成値に+2。
j' ∨::/}从 : \ j从:!/{::::{ {
V} j∧{\ 、 , //7j `^{ 判定ダイスに4を選択。達成値5、成功。
_ _jム' -`,.-...,___,..x-―――‐- .. ..:::/_ 白のインガを1つ追加。
 ̄ >:´:i:i:i:i:i:/ ̄ ̄ヽ _,. ___`フ__イ:::/{  ̄ ̄ ̄ ̄ 7
,,..::´:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i〉--- . V/////ヽ_ノ{/ ' . '′
_ ,,..::´:i:i:i:i:i:i:ヽ、:i:i:i:i:; 人 V/////ハ | '. ,
´ /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:`ー:i{ ー'V/////} ! '. /
{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i八 (辷),/// {\ '. /
',:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\ V/ ヽ /`: : :‐- . .
',:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:, ≧, ''´ ̄`ヽ ∨ , : }: : : : : : : : : : : . . .
、:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ '′ ,. -‐ '’ / V /. : :}: : : : : : : : : : : : : :}`ヽ、
..-゙ー- ::;___:i{___/ '′ ....-‐:}/ . : : : }: : : : : : : : : : : : : :}
''^´ : : { : : {: : 、|:i:i:i:i:i:iー- . 、 / .. -ァ:::´:i:i:i:i:i:i{\.: : : : :}: : : : : : : : : : : : : ; i
:{ : : : : : : : {: : : !:i:i:-―:i:i:i:i{:i:':, 厶'´ /}:i:i:i:i:i:i:i:i:/|: : `ヽ、 : : : : : : : : : : : : : : , |
――――
「五右衛門さん」「空枝さん」「ヴィル」
八咫烏はこの影霊に抵抗しうる唯一の主砲だ。
彼を戦線に維持したまま――――――八百万の霊獣たちを、影から呼び寄せる。
「僕に、『英雄』っぽいことは出来ません。
すごい力を持っているのは、こいつらで……
僕自身はゲームと霊獣使役以外には何の特技もない、ただの中学生です」
あなた
「だから――――せめて『英雄』たちの、道を拓きます」
『敵を大地に沈める』呪いの歌、いかなる方法でも掻き消せず、人々の心に残る。
ならば、地盤が沈む傍から『新たな足場』を作り出そう。
砂礫や岩を宙に浮かべ、水によって粘度を与え、大樹の蔦にて固定する。
「……行って、ください!!」
289
:
GM
:2016/09/23(金) 23:51:58
『ふふん、神が来れない絶界ならば、神が来れる場所が来ればいい――――』
『手伝ってあげるわ我が神子、ここは八百万の神が集う場所。』
『神の手で閉ざされた日の本の神が集う場所・・・【ここは天岩戸なりや?】』
烏丸の決意と霊力が響き渡ったその時、八咫烏から女神の声がする。
『すごいな、こうなるとは思ってなかったよ。ああ、サポートなら任せてくれ』
『いいじゃねーかいいじゃねーか、こうじゃないとな!さあ手伝ってやるぜ!嵐よ来たれ!吹き荒れろ!!』
八百万の神の力を受けて、八百万の霊獣に神気が満ちる。今この場は天岩戸。
神により閉ざされた絶界を救うために八百万の神が集いて力を合わせた儀式の場。
顕現した八百万の霊獣たちは、今この場において『八百万の神子』と化したのだ。
290
:
GM
:2016/09/24(土) 00:18:33
『首か頭…今なら当たる、行って!』『違。狙。洋。』
『使うのか、あの炎を。炎はすべてを変える。上手く使えよ?』
八百万が寄り集まり形を作る。烏丸の意志通りに新しい世界を作り出す。
『たまにはちゃんとやろっかなー、島と海とは分けてあげるね。行きなさい、アメノウズメ!!』
日本神話においての原初の奇跡。神力により創られた『神の島』。それを顕現させた奇跡こそが――――
『おっけー、トヨちゃん!』
__ | .::| /⌒丶
/////\ , -‐ 、 | .::|//////// 丶
/////////,`¨´'//, -‐━━―- 、, -―-| .::|///////////,\
X/////////////// 〈/////| .::|///////////// \
/ /////////////〃 V/// | .::|/////⌒ 丶 /////ヽ
////⌒丶--‐、 _ / - 、 , - 、 ∨//,| .::|/`¨´ \'////ハ
{/ / / l / ヽ \/| .::|ヽ 丶 '//ハ
l { 0 0 } | .::| } 丶 ハ
/ 、 , 、 ノ | .::| ノ ヽj
/: /-、 、  ̄  ̄ | .::|"´ ̄ ` 丶 <ノって来たねぇ!さあ、皆で一緒に行くよォ!
/: : : :{ : :} ! / ..:-‐-:| .::|: : : : : : : : : \
,: : : : : ゝ.ノ ノ └ 、 { {: : : / | .::|: : : : : : : : : : : ヽ
{: : : : : : ::\ ヽ> ヽ ゝ : {:_」/⌒\ : : : : : : : : : : ',
', : : : : : : / 丶..,,_ _,,. -‐/ ___ ヽ : : : : : : : : : }
':, : : : : /\ /  ̄ ̄ ̄ / /´ \ 〉 : : : : : : : /
ヽ: : /! ○ 丶 _ /_レ-―‐ 、 〈 ⌒ヽ : : : /
/|  ̄ ̄ ̄ ○{ 丶. / ',:/
/ i! > '" ̄` 丶 |lハ ',
/ ', { _ 八∧ ',
/ ∧ > '"´ ∨ \', ,
『天岩戸を開きしウズメちゃんの伝説のダンスポール!!』
『しかしてその実態は・・・闇に覆われた世界を光で開き、新しい世界を作る神の矛!!』
『いっくよー、受けなさい、我らが八百万!!天地を創造せよアメノヌボコ!!!』
砂礫や岩を宙に浮かぶ、水によって粘度が与えられる、大樹の蔦にて固定される。
神に閉ざされた絶界に今、新しい世界が誕生する!!
『創生、高天原ァ――――――――!!!!』
※術式の妨害に成功しました!
291
:
GM
:2016/09/26(月) 23:10:57
■パラグラフ2『操り人形』
もくひょう!:ダイス合計:6 (1D6 = [6])
・・・『単純』により最も若いパラグラフにいるPC・・・番号も若い烏丸に狙いを定めるぞ!
「貴様・・・!!貴様も私を追い出すのか!あの赤ん坊のように!」
「新たな世界と言って、私を・・・追い出すのだな!」
烏丸の行いの何が琴線に触れたのかは分からないが、
ワイナミョイネンは意識の曖昧な魚人をミサイル状に飛ばして烏丸にぶつけてくるぞ!
特別な補正は無い!『愛』による判定を行うべし!
292
:
GM
:2016/09/26(月) 23:15:03
■パラグラフ2『操り人形』
攻撃 レベル:1
タグ:独立、実体、人、魚
判定:愛 威力:2d6+2 攻撃値:0 耐久度:5 防御値:0
効果
【罪悪感】
この脅威がPCの攻撃によって撃破された時、白の領域にあるインガを一つ取り除く。
――――自由意思を奪われ、愛のままに動く魚人。
特別な力は持たないがそのガムシャラさは相応に厄介。
293
:
烏丸 弥太郎
:2016/09/27(火) 00:02:54
「この――――ぉおおッ!!!!!」
八咫烏の使役に加えて、規格外の霊獣召喚同時使役。
もはや命令を下す余裕すらない。
武具――――その身に余りに不釣り合いな長槍も、頼るには心許ない。
それならば……
「アンタの過去は知らないけれど……ッ」
「今、自分から世界に背を向けてるのは、アンタの方だろ……!」
魚人の支配権を奪う。
群れを成している、もしくは明確な個ならばともかく、意識も曖昧な人形ならば。
使役の応用、単純な命令をたたき込み、攻撃を強制キャンセルである。
「こちとらヒキニート大御神の御子だぞ、舐めるなよ影霊!
誰の頭上にも平等に注いでこそ太陽だ、日陰者の一人だって出してたまるか!!」
愛情B+で判定。
『破滅の色』補正につき、達成値に-1.
『親神の恵み』を使用、達成値に+1.
現在HPを-2.
diceBot : (2D6) → 7[3,4] → 7
判定ダイスに4を選択。青のインガを一つ増やす。
294
:
GM
:2016/09/27(火) 00:07:02
ぐぬう、操り人形の攻撃は不発・・・!!
パラグラフ3だ。『挑発』とヴィルヘルミナの手番。
まずはヴィルヘルミナから!
295
:
GM
:2016/09/27(火) 00:22:22
チエちゃんもいたな!
ヴィルヘルミナかチエちゃんか、どっちかの行動だ!
296
:
空忌 知枝
:2016/09/27(火) 00:59:57
「うむ。俺も人、お前も人。ならば対等。結構な話だ。」
「つまり、今から俺がお前を殴るのに何一つ支障はなく、お前が俺に殴り返すのにも支障はない。」
殴りたいから殴る。気に食わないなら殴り返せばいい。
人を顧みない神格が多いクトゥルフ神群の神子の中でも、空忌知枝は特に、相手の事情に関心を抱かない類だ。
何故なら―――そんなのは、被害者にしてみればどうでも良い事だからである。
向こうがこっちを顧みないのだ。こっちが向こうを顧みなくて悪い事があろうか。単純な理屈だ。
まして人を名乗るならば。貴様が他を顧みないように、こちらも貴様を顧みない。それが平等という物だろう。
ほら、喜べよ。俺は貴様を特別扱いなんぞせんぞ。単にムカついたから殴るだけだ―――
本当に協調性という言葉を辞書で引き直したくなるところだが、彼女にとってはそれが正しい行いなのだ。
やはり、親神が親神だけに、どこかネジが飛んでしまっているのだろう。
297
:
空忌 知枝
:2016/09/27(火) 01:00:27
| / / /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ト―く、
|/ / イ´:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;>- 、
| / イ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/:;レイ:;:;/:;:;/:;:;:;:;:;/:;:;:;> 、
| イ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;:;:;:|:;:;/:;:;:∧:;:;/∧:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ、、
| イ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:>フ:;/`ヽへ:;:;:;/ヽ∨ / ヽ:;:;i:;:ハ:;:;∧ ヽ
八 V:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/´ |:;| =リ:;:;:;∨仍ヘヘ./ V:;|:;:;ハ:;ヽ∧ ヽ
ハ. V:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/´ 〉:ゝ= マ:;:;|ゝ¨ ´` ニ<マ!:;:;:ハ:;:;:寸, ヽ
ハ V:;:;:;:;:;:;:;:;:;| 人:;:;リ | マ:;| 仡リ>||:;:;:;|:;:;ハ 寸 `
| || V:;:;:;:;:;:;:;:;! ,__ くへヽ| ',. マゝ ´ ゞ彡/:;|`ヽj:;:;|ヽ `
|∧ ハ V:;:;:;:;:;:;イ `ヽ、|リ ゝ マゝ <| イ:;:;| ` 「無手の術が奥義―――《徹し》!」
∧ | V:;:;イ `ヽ \マゝ__ - ´|:;:;:;:| r-v
| .V .| <´ ,r- >= 、ヽ匚ヘゝ、 |V:;:;| γつト-弋
V ル< /γ´ ヽ、 `ヽヽ> , 乂:;:;! !::`ヽ厂二i
i| ハ ></ i ヽ_弋ヽ寸>x`ヽx乂:∧し斗――、
| ル>< V 〃 ゝ、 `ヽヽヽ:;:;:;:>::;ト!::::::::::厂 ̄:;:;ヽ
| ハ | // ` ̄ ̄` ヽ、 ヽ`ヽ,`ヽ:;:;:孑=∧,,,,,, i:;:;弋
| ハ |//´ ヽ j `ヽ、 `ヽ_/|:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ、
| .ハ__ |// ∧ ノ >,| ヘ `ヽ:;:;:;:;i
| .ハ爪ヽ-< ヽ_ 弋- へ、 ! i 寸寸i
| /ヘヘ V ハ `ヽ- ノ ` > - __ 乂 | 寸寸
短剣で『挑発』を攻撃。【親神の恵み】も乗せよう。
攻撃時に親神ギフトも乗るわけだし、まあ乗らない理由もあるまい。
diceBot : (3D6) → 8[2,2,4] → 8
2をムードダイスに、4をアクションダイスにして達成値5で命中。赤のインガが一つ増える。
ダメージは基礎1dに迎撃3、パラグラフ修正3、破滅の色1が乗る。
同パラグラフの脅威なので、【滅びの瘴気】でさらにダメージ+1d6。
diceBot : (1D6+3+3+1) → 3[3]+3+3+1 → 10
diceBot : (1D6) → 4
合計ダメージ14。「挑発」撃破。
【突破】を使い、耐久から溢れた分から4点だけ、さらに本体の生命力が減少。
さらに【魔王の時間】もセットでつけよう。1d点追加で本体の生命力が減少するぞ。
diceBot : (1D6) → 6
6点減少だ。つまり合計7+4+6 =17点本体の生命力が減少する形になるな。
298
:
GM
:2016/09/27(火) 01:05:58
・・・残り9点!生きてる!アタイ生きてるわ!
「言葉すら交わさんと言うのかこの娘は・・・ッ!!」
次はヴィルヘルミナか!
299
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/27(火) 01:45:09
「道は開いた――――!」
ヴンケルの腹を蹴り、一直線にワイナミョイネン目掛け駆けて行く。
恐れはない。
躊躇いもない。
同情もなければ侮蔑もない。
ヴィルヘルミナの胸中にあるのは、ただひとつの原風景。
雪原を駆ける騎兵隊――――勇気と、愛と、友情と、自由!
彼女はいついかなる時もそれらを高らかに叫び、無垢なる魂で駆けて行く。
それが……それが、乙女騎兵の“デザイン”だ。
彼女は騎兵隊であって騎兵隊ではない。
当然だ。騎兵隊に銅像などいない。
ただ、ある芸術家が作り上げた、騎兵隊の銅像に過ぎない。
――――即ちそれは、夢だ。
芸術家が編み出した、民の夢だ。
勇気と、愛と、友情と、自由!
それらを胸に、雪原を駆ける可憐な乙女!
そのためだけに作られたヴィルヘルミナは、それ故にその行為に疑問を持たない。
勇気と、愛と、友情と、自由!
それこそが、それだけが、乙女騎兵ヴィルヘルミナの存在理由なのだから!
「行くぞ、ヴンケル!」
ヴィルヘルミナの持つサーベルが白熱する。
放つのは剣戟――――ではなく、ヴィルヘルミナの体内で眠る信仰のエネルギー!
スウェーデン騎兵隊は決して負けないという、絶対の確信!
300
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/27(火) 01:54:00
:::::::::!ヽ ! !::: `ーァ' ァ'´ >'´__
:::::::i ヽ i }::::__,ィヘ レ'´/! /,ィー'´ヽヽ
::::::! ! .i !::: ,>イ / '´ r ヽ!
:::::! } ! !::: ,ィ!´ /レ'´ -' ´`ヽi、
.::::::! } i !::: ハ ヽУ ,ィ ' ´ア´ `
:::::! } ! i:::/ >' ,ィ'´/ / / / ! 、
::::::! .} i i::::: / / / /アィチ'´ / } i ヽ
::::i } } !:::: ./ / / /__ノ / /! .} }
::::! ! i !::::: ./ / / / ∠___ ,ィ'´/ / ! .ハ !
::::! } } i::::: { !l { ,イ ヾア=ィミv'´ ,ィ / ! ./ i .! .i
::::! i .i .!:::: ! {i { ! } ヾ! ユキ___ tイノ' ノ! ./ リ } ハ
::::i ! ! i::::::! i { ト{ ヾZタ. `}ヽ_ ノ' ! /ィア=z! / !
::::! } } !::::::ヽ ヽヽ、 ! i `ー レユキリ ノ}/ i ハ
::::! ! ! i:::::: ヽヽ ヽ ! ヽ ヾ ' ./ / レ'
::::i ! i !::::: ヽ!ヽ、ゝ ヽ<´ヽ、 ,  ̄フ'´ /
::::! ! } i:::::: ノ トミ 、_ トr 、__、}--' ´ / 「エクスッ!」
::::::i ! ! i::::::: __/ / ト、 ヽー'< ´---ァ /
::::! i ! !:::::::_ ./ ヽ ! ノ'´T 「カリブル――――ッ!」
::::i ! i !:::::::、 ヽヾア! トt、
::::! .i ! i::::::`ヽ、 ヽト、_ i三リ
::::::! ! ! !:::::: ヽ、 !ミ! ヽ、 !タ !
::::! ! ! i:::::::: ミt、 ! } ヽー'´ /
::::::i ! i !::::::: ト、 ノ ! ヽ フ
【内蔵武器】を武器として扱い、ワイナミョイネン本体を攻撃!
武勇B++で判定!精度1と黒覚醒1で打ち消し!
diceBot : (2D6) → 3[2,1] → 3
ムードダイスに1を選択して黒インガ+1!
アクションダイスに2を選択して、達成値4で命中!
ダメージ決定時に【内蔵武器】起動! 爆弾を破壊してダメージ+3d!
diceBot : (2D6+3D6+3+1) → 9[5,4]+12[6,5,1]+3+1 → 25
25点ダメージ、本体直撃ッ!
301
:
GM
:2016/09/27(火) 02:04:47
凄まじい神気の奔流。その力に爆炎が舞い――――
「―――――――」
その煙の先で。ゴフッ、とワイナミョイネンは一つ息を吐く。
「あの帽子の小僧や話を聞かない小娘は苛立たしいばかりであったが・・・」
その体は半ばよりはじけ飛び、はらわたなどもうどこにもない。
だというのに、彼の表情はとても晴れやかであった。
「この風は懐かしい香りがした。我が故郷の香り。アレに追い出された、我が麗しき故郷の香りが。」
「我が故郷はどうなっているのか。気がかりであったが・・・お前のような者が産まれるほどか。」
「お前ほどの英雄が創られるほど、まだあの土地は力を持っていたのか。人は、まだ強く生きているのか。」
「血の流れぬ童よ――――あの土地は、今。どうなっているのだ?」
302
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/27(火) 02:19:01
「愚問である。遥か古に天地創造せし翁よ」
サーベルの光が収まり、刀身が黒ずんでいく。
先ほど大蛇より抉り出した神気の塊が、ヴィルヘルミナの体内から抜け出ているのだ。
それでも彼女の表情に一点の汚れなく、誇り高さを思わせる顔で、堂々と答えた。
「我らが故郷はいつの世も変わることなく――――」
二=/ 丶~ }
(´ ( / \冫
\j..:′ `丶 。ヽ
/ \ ヽ x_ | シ
.: i { .|{X^ー=ミ j く ヽ :| ソ 「――――誰もが皆、笑っているとも!」
|.x 、 ト :|-x芹f^7 \ i. \} | ノ::::ー:-:::::  ̄ \
|.爪 \ _ ヘ :| 八tソ ′ } ハ \::::::_:::二ニ=-‐… ¨¨^
|.|{ 、 {x弍、ヾ ¨´ j′:::.. ヾー-=ミ::::::::::::ヾ ̄…:::::::」
j八 ヽ 代tj /Ⅵx 。
\ `圦 ヽ ,:′ }l_\ }
\ \ ー’ / /.厂 _.)ノ=‐-ミ
、 > ∠、_/ーr:.:./:ソ:.:.:.ヽ\.:.:.:.:\
.ハ リ `.マ升="´ ||:./.:.:.:.:.:.:.:.:.\\.:.:.:.:.}
.i .j .{ ミC 彡 リ x.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ヽ.:.:l
,' ノ =|,,__ _ = -0 : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
/ / /::// \ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,,
ノ ′ /, x" 、 \, .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
〃”彡 ミ \ ,,⌒ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..\
/ 《 0 、::::::,,x:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/ / ミシ../\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.-= 。
{ / /../ .\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..>彡ヘ
‘, // / /../ \:.:.:.:.:.:..// ,
゚.\∥/ ” /\ ,√./ >:.:.// / ,
゙廴」斗=彡=0 \_ /../ f- "… / ./
{ || ー-- / ̄~フ...{ \ \ / /
'. {| \ / ./ 爪 i \ \ / ,
'. .{|. \ / / .'ハ..{ \ \ /
303
:
GM
:2016/09/27(火) 22:30:57
「そう、か――――」
その笑顔を見て、空を仰ぎ見るように上げるワイナミョイネン。
「――――蒼いな。海に負けないほどに、蒼い空だ。」
「不思議だ。あれほどまでに強く胸を焦がしていた焦りがもはやない。」
「何一つ成し遂げることが出来なかった――――だが、満ち足りている。」
「何かを残せたような、そんな気がする・・・」
304
:
GM
:2016/09/27(火) 22:42:36
そう言ってワイナミョイネンの荒御霊は。
引き起こした騒動の大きさに比べて、あまりにも静かに空へと溶けて行った。
305
:
空忌 知枝
:2016/09/27(火) 22:57:59
「―――ふう、終わった終わった。」
「んじゃ、俺は帰る。さらばだ。」
それだけ言うと、何事もなかったかのようにフラッと去って行く。
実際、彼女は単に迷惑なワイナミョイネンを殴りに来ただけなので、当然と言えば当然である。
殴った後の事だとか、そう言う面倒な事は丸投げする構えだ。
306
:
烏丸 弥太郎
:2016/09/27(火) 23:13:39
「――――――ああ」
荒御魂の消滅を確認して、腰を下ろす。
拍子に、霊獣たちも影に戻っていく。
「…………」
アマテラスの言葉が蘇る。
力ずくで解決できるものには限界がある。
絆の力で事態を収められることこそ、神子の真の価値なのだと。
「ありがとう、ヴィルヘルミナ。」
道を拓くことは出来た。それは胸を張って言える。
けれども、その言葉を彼に届けることは自分には出来なかった。
牙を届かせたのは空枝。そもそも、彼の願いを盗んできたのは五右衛門。
そしてなにより、彼女の堂々たる宣言がなければ、ワイナミョイネンは――――
「どんなゲームの主人公より、かっこよかったよ。」
ゆっくり目を閉じる。
307
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/27(火) 23:28:55
「なんだ、なにを今更!」
烏丸の言葉を、笑い飛ばす。
「小官は誇り高きスウェーデン騎兵隊だからな!」
「愛と、勇気と、友情と、希望と、自由の勝利だ!」
当然のことを当然のようにこなしたまでだ、と。
当然のことが当然のようにおきただけだ、と。
乙女騎兵はそう言って笑い――――
「さぁ友よ、何を目を伏せることがあろうか!」
「勝利の凱旋だ! 胸を張れ!」
「愛と、勇気と、友情と、希望と、自由――――すなわち、我らの勝利である!」
胸を張って、勝鬨をあげた。
308
:
石川 五右衛門
:2016/09/27(火) 23:56:28
荒御魂の消滅を見ると、全身から力を抜き、いつも通りのヨレッとした風体に戻る。
煙管に新しい莨を詰めて火を着け、紫煙をくゆらせる。
「『砂の真砂は尽きるとも 世に英傑の種は尽くまじ』」
「やるもんじゃあねぇか、この時代の千両役者共……」
……しかし、どうしたものだろう?この絶界もどきは。
荒御魂を倒しても、消える様子はないみたいだし、ワイナミョイネンに返すわけにもいかない。
発生の片棒を担いだ形のナイアーラトテップを管理者にするというのも……却下。
「ちと、俺の風呂敷包みにはチト余る気もするが、しょうがねぇな」
「……では、これにて――――お宝頂戴ッ」
『――ブワサッ』
空忌も勝手に帰ったようだし、自分も派手に凱旋するガラじゃない。
勲功を称えあう若い神子たちを後目に、静かに、この異空間から飛び去る。
309
:
GM
:2016/09/28(水) 22:35:32
――――シーンエンド
※ワイナミョイネン(荒御霊)のレベルは3でした。
戦果表を3回お振りください。
310
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/28(水) 22:46:55
では戦果表を振ろう。
diceBot : (1D6) → 5
む、ランダムアイテム表だな。
さらに追加で2d……
diceBot : (2D6) → 8[5,3] → 8
……お香を獲得した。
311
:
石川 五右衛門
:2016/09/28(水) 23:01:49
振っちゃえ振っちゃえ。
diceBot : (1D6) → 6
感情マークのチェックが消えたぞ!もうだいたい終わってるよ!
312
:
烏丸 弥太郎
:2016/09/28(水) 23:08:11
diceBot : (1D6) → 6 感情マーク消去
313
:
GM
:2016/09/28(水) 23:23:07
エピローグ1
シーンプレイヤー:空忌 知枝
――――――――――――――――――――――――――――――
さて。さっさと屋敷に帰り、またいつもの自堕落な生活に戻ろうとしていた空忌であったが――――
愛野「チエちゃんさん先輩!ここが『あーかむ』と言うところなんですね!」
謎の小動物「うむ、儂も初めてきたようなそうでないような気がするあざとーす。」
「ところで知枝?何故ここに来たのであざとーす?」
君は今、『ワイネミョイネン様の傍に居続けるために私を鍛えてください!』と殊勝にも弟子入りを志願してきた愛野と共にアーカムに来ていた。
本来なら弟子入りなど断る性格であるキミだが、たまたま遊びに来ていたアザトースの目に留まったのが運のつきだったのだろう。
さて、鍛えるという名目でここに来て、あなたが何をするかと言うと・・・
314
:
空忌 知枝
:2016/09/28(水) 23:28:14
「うむ―――ここがウチの聖地、アメリカ合衆国アーカム市だ。」
「お前たちには、ここで1~2ヶ月ほど生活してもらう事になる。」
「多分“なんだ普通に暮らすだけか”とか思っただろうが―――」
言ってる事だけ見るとすごく簡単そうだ。
実際簡単だ。わかりやすい。
ここが普通の都市ならば、だが。
「―――そういう奴から死ぬ。」
315
:
GM
:2016/09/28(水) 23:34:55
「なるほど!・・・ところで私日本語しか喋れないしパスポートとかないんですが!」
「そもそも普通に生活できるんでしょうか!」
びし!と気を付けの姿勢で君のいうことを素直に聞き、質問をしてくる愛野。
「それより私は『お前たち』って言葉が気になるあざとーす。」
「我もパスポートとかないであざとーす?捕まるであざとーす?」
小首を傾げてもきゅ?と聞いてくる小動物もセットだ。
316
:
空忌 知枝
:2016/09/28(水) 23:47:21
「ん? ああ、心配するな。」
「生活に必要な知識とかはなんとかしてやる。」
「そもそもここは1920年代だ。現代のパスポートとかクソ拭く紙にもならんぞ。」
「よかったな、心配の種が一つ片付いたじゃないか。」
なんか無茶苦茶言い出した。
ぶっちゃけた話、他人を育てるとか鍛えるとか、そう言うの知らん。
虎がなぜ強いかって元々強いからだよいいかげんにしろを地で行く身だ。
そう言うのは俺以外の全てが共有してればいい。
つまりどういう事かと言うと―――そう。有体に言ってだ。
「まあ、どういう事かはすぐに判る。」
「ああ、そうそう。生活すると言ったが、一つ条件が付く。具体的には―――」
なんか街角で神話災害的な事件が発生してるのを親指で示す。
どういう事件かはGMが適当に決めるといい。
「―――ああいう事件に積極的に首を突っ込みながら、俺が良いというまで生き残れ。OK?」
そう、なんか雑な上にスパルタ方式なのだ。
317
:
GM
:2016/09/29(木) 00:00:33
そう言ってす、と指さした先にあるのは
「ふふふ・・・触手はいいものであるのう。」
「伸びるでー、そして捕まえるでー。どんな味するん?」
なんかバカでっかい黒山羊の角を生やしたセクシーなお姉さんとヒキガエルの着ぐるみを来た子供が。
「なんだか、海産物を見るような眼で見られているかのような・・・いや、実際見られてないか?」
「ああ、なんだかとても眠い・・・もうゴールしてもいい、かな・・・?」
タコみたいな少女を炭火焼しているところであった。
少女は意識が混濁して今にも死にそうに見える。
「――――――――――――これをどうすればよいのでしょうか!?」
318
:
空忌 知枝
:2016/09/29(木) 00:08:18
「安易に先輩に頼るんじゃあないッ!」
「それを考えるのも含めての修行だ!」
なんか無茶苦茶言ってる。
ぶっちゃけ勢いで誤魔化してるだけだが、多分なんとかなるだろう。
「まあぶっちゃけた話、本当にどうしようもないものを見極めるのも修行の内だぞ。」
「ちなみに初回だから教えてやるが、アレはどうしようもないって言うか関わっても誰も得しない奴だ。覚えておけ。」
と言うか多分アザトース的な介入が発生しないと誰にもどうにもできない奴だな。
そしてアザトースが介入したら大参事待ったなしだ。つまり、この場での最適解は―――
「というわけで、直ちに避難するぞ。これからもっとろくでもない事が起きる。」
319
:
GM
:2016/09/29(木) 00:16:07
「なるほど!・・・じゃあ僕に任せるであざとーす!」
そう言って小動物は自信満々にスマッホを見せつけた。
「アッシーにハスターくんを呼んだでアザトース!ヨグくんがこの近くで喫茶店開いてたしそこに避難しよう!」
「クトゥガちゃんに頼んでそこに来てもらえば多分安全だあざとーす!」
ちなみに、ただいまハイパーポリアの方角からこちらに向けて何か竜巻が近づいてくるのが見て取れる。
あと、空からなんか炎の塊っぽい隕石っぽい何かが落下してくるのも確認した。
320
:
空忌 知枝
:2016/09/29(木) 00:23:48
「ほら見ろ、早くもろくでもない事が起きたぞ。」
「と言うかマジで早すぎるぞ馬鹿者。どう収拾付けるんだこれ。」
「と言うわけで、お前にはまず探索者必勝の戦闘法を教えてやる。」
「それはな―――」
愛野の腕をガッと掴む。
もはや趣味じゃないとかそういうこと言っている場合ではない。
「―――逃げるんだよォォォーッ!」
そして素早くその場から走り出すぞ。
321
:
GM
:2016/09/29(木) 00:46:02
そして探索者たちは走り出す。
状況は絶望的で、世界はハチャメチャで、未来はどうなるか分からない。
「――――ハイッ!!」
だが、彼女の足取りは軽く、それでいて力強かった。
――――呪いに囚われていたころとは違う。
たとえこの街でどのような結果になろうとも、彼女はそれを呪うことはないだろう。
人々が生きる、営み。その命の先頭を。今。
彼女は自ずから選んで掴み取っているのだから。
――――シーンエンド
322
:
GM
:2016/09/29(木) 22:40:54
エピローグ2
シーンプレイヤー:ヴィルヘルミナ
――――――――――――――――――――――――――――――
ここはとあるスウェーデンのとある町。
「スウェーデンスウェーデン!」「ストックホールム!ヴァイキーング!」
「HAHAHAHAHAHAHAHAHA!!」
いつも通りの牧歌的な光景が広がるのどかな広場だが・・・最近、この公園では妙な噂がある。
「OH!イーブニング!!」「オバーケ!オバーケコワーイ!」
「ヒエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ・・・!!」
日が沈むころになるとこの広場は猫も近寄らぬ無人地帯になるのだ。
なんでそんなことになっているのかと言うと――――
323
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/29(木) 22:53:28
「どうしたワイナミョイネン! そんなもので騎兵隊に入れると思っているのか!」
「ナイアーラトテップ! 貴官もだ! 自分のポジションをしっかりと意識しろ!」
「シマッテコーゼ!」
――――――――なんでそんなことになっているのかというと、千本ノックである!
……いやまぁ、要するにあの後色々あってワイナミョイネンは北欧神群預かりになったのである。
それで今回の神話災害を解決して、なおかつ暇なヴィルヘルミナに白羽の矢が立ち……
「次行くぞ!」
カキィィン!
……ワイナミョイネン(とあとなんかついてきたナイアーラトテップ)を鍛え直す必要があるというので。
――――つまり騎兵隊の新兵訓練だな!
と息巻いた銅像が体育の一環として千本ノックに勤しんでいるのである。
人目につくとよくないので、夜中に。
なんかついてきた邪神も巻き込んで、千本ノックだ。
街灯? ねーよそんなもん。
324
:
GM
:2016/09/29(木) 23:04:03
「な、なんか想像していたのと少し違うと言うか!?」
「ヴィ、ヴィルヘルミナさん!?これ、本当に神子は皆やってる修行なんですか!?」
古代に生きていたワイナミョイネンは今風の修行に恐れおののきながらもノックを受けている。
「・・・・あー、じゃあ僕のポジションは、ここだね。」
「ワイナミョイネン・・・ガンバッテー」
そしてニャルラトテップは女性っぽい体つきになって木陰から君たちを見守っているぞ。
325
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/29(木) 23:12:29
「は? やってるわけがないだろう」
何を言っているんだみたいな顔をした。
「何を言っているんだ」
口にした。
「騎兵隊の新兵向け訓練鉄則!」
「『とにかくシゴけ』だ!」
身もふたもなかった。
「だから別にノックである必要はないのだが、とにかく運動だ!」
「なので遊んでる暇はないぞワイナミョイネン! シマッテコーゼ!」
カキィィィン!
弾丸の如く白球が闇の中を飛んでいくぞ! シマッテコーゼ!
あとナイアーラトテップはそれでいいや。必要なポジションだ。
「貴婦人のために死力を尽くすことは誉れだぞ!」
「さぁ貴婦人の見ている前で情けない所を見せるな! シマッテコーゼ!」
326
:
GM
:2016/09/29(木) 23:22:55
ウルズ「おお、やっているなお前たち。」
そんな特訓だかイジメだかなんだか分からない状況の中、ウルズが君たちのもとにやってきた。
「まあ、一、二年ほどはここで体を鍛えていくといいだろう。」
「神の力を得るにも肉体を鍛えておいて損はない・・・ましてやお前の権能は歌だ。」
「肺活量は大事だし、何より・・・あのフレイヤに稽古を付けてもらうことになるだろうからな。」
「そこのボンクラコーチのノックくらいは受けれるようにしといて損はあるまい。」
「ほら、ヴィルヘルミナ?あと1万本ノックを10セット位だ。コーチが先にへばっては話にならんぞ?」
「休まず打て。回転数が全てだ。」
そしてナチュラルにヴィルヘルミナをシゴキに入りだしたぞ。
327
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/29(木) 23:33:45
「おお、司令殿!」
ズビッと胸の前に手を当てて敬礼だ。
「ええ、少しばかり軟弱ではありますが、筋は悪くありません」
「少女アイノもチエのところで研鑽を積んでいるという話ですし、成長が楽しみでありますなぁ!」
うむ。
無事に双方の新兵が仕上がったら、どちらの新兵がより強くなったか確かめたいものである。
つまり次にチエと会うまでにみっちりシゴいておかなければならないのである!
「おっと、これは失礼致しました!」
「しかしご安心召されよ司令殿。小官、銅像であるからして疲れなど感じたこともありませんとも!」
「金属疲労なら感じますが! ワッハッハ!」
銅像ジョークである。
ともあれ休むなと言われたので、快活な笑顔を向けてノック続行と行こう。
「さぁ訓練を続けるぞワイナミョイネン!」
「司令殿の前だ、シマッテコーゼ!」
「少女アイノと再会した時に、彼女より弱くてはあまりにも情けないぞ!」
「シマッテコーゼ!」
328
:
GM
:2016/09/29(木) 23:49:33
そして数時間後――――
UGOOOOOOOOOOOOOOAAAA!!!!!!
「うむ、見事に理性がトンだな。まあ初めてにしては保った方か。」
「いつどんな状態でもそれを制御できるようにせんとなあ、危なっかしくて神になどなれはしまい。」
そこには極限状態によりアドレナリンが出まくり荒御霊・ハイになったワイネミョイネンの姿が!
「まあ今日の訓練はここまでで切り上げてやれヴィルヘルミナ。」
「なあに一度倒した相手だ、そうそう苦労することもないだろう?」
そしてこの公園の七不思議のひとつになりつつあるこの怪現象の後始末を押し付けてくるウルズであった。
さあ、荒御霊の口から呪歌が今まさにあなたに向けて――――
329
:
ヴィルへルミナ
:2016/09/29(木) 23:58:53
「まったく、だらしがありませんな!」
「しかし、ええ、了解しました司令殿! すぐさまおとなしくさせてご覧に入れましょう!」
「手を貸せナイアーラトテップ! これはそのポジションの仕事でもあるぞ!」
剣を抜き、ヴンケルを呼び、跨り、高らかに叫ぼう!
、
ヽ.
| i
_rニ、__ //
r7´ __ >'く
f 7 / `ーヽ
r!/、//, .k 、 、\
〉|./ .'/ / ! .l ト、ヽ ヽj 「いざ!」
>′ l _x/!イ / jz' !l } |
7 イ卞Tヾ'x.' f' リノ!イト! 「自由と!」
_ -ー |ィ /'-t. ー' 、`¨イィノ !
_∠___,-'イ/_.〉ヽ、 r─, ' /|.!| / 「愛と!」
_∠-―‐ニ/ . : . : .`! r !' ̄ヽヽヽ ニ ィ´ ソイ、'ニ、ー 、
/. : . : . : . : . :{ /: . : . : | |: .l: : : /「 ーⅡ-' |/: : : : : :〉|ミ弋 「勇気と!」
_ - ´: : : : : . : . : . : .j二二 ヽ.ー′l: : /、__ /i` ヽ、 :ノ.ノr-、
/. : . : : : : : . : . : .:/: . : . : .ヽ|: . : .|:/ ,r‐' ̄l 、-、 ̄ー--- 「友情と!」
/. : . : . : . : : . : . :./: . . . . . . :/. : ._ノ _/ .}-、 ヽ::\
{. : . : . : . : : . : .:/: : : : : : : : :イヽ- <_ / ノ. : . ヽ_ヽ: : ヽ 「希望のために!」
l: . :., ‐'´ ̄ <: : : : : : : : / l j、 `ヽ,、 _ / ` ー 、 ̄l: : : :!
/ /_ \: : _ - ´ ヾ、 `ー<´ `Y/ ヽ!:: : : |
、, ‐── ': . :/´ `ヽ Y´ ヽ`ー-⊥-‐ ' ´! \:.l
´ . : . : . : . : /´ ̄ヽ o ! l ` ー 、; -- '´\ \
. : . . : . : ../ー 、 o !_ -´ ノ ゚ /: :: :\
_, -'´`ヽ o }_ -´_ - ‐ ' ´ /::: .:: ::::| ` - _
., ヘ ヽ k ´, ‐'´ ∧::: .::: ::! ` - 、
ー<ニヽ' ´/ /:: :::.. :::::. ! ト、_
> ニ '、 /::: ::::... .::::::::..! l::::::
「――――――――――――スウェーデン騎兵隊に、栄光あれ!」
乙女騎兵が高らかに謳えば――――北欧の冷たい風が、公園に吹き込んだ。
330
:
GM
:2016/09/30(金) 22:03:37
――――シーンエンド
331
:
GM
:2016/09/30(金) 23:23:25
エピローグ3&4
シーンプレイヤー:烏丸弥太郎&石川五右衛門
――――――――――――――――――――――――――――――
「はい、とゆーわけでして!!なんとかワイナミョイネンを鎮めることに至りました!」
「ここにいる皆さんのおかげということで・・・・せーの、かんぱーい!!!」
ここは狩原市、新しく出来た絶界――――『高天原』。
そこにて八百万の神々が酒を飲み、つまみをつまんでいる。
今は何回の乾杯か・・・というか今乾杯したのは日本の神なのか。
なんか眼帯してデッカイ槍持ってて肩に鳥がとまっててどこぞの北欧の主神に見える気もするんだが・・・
332
:
烏丸 弥太郎
:2016/09/30(金) 23:34:06
「……僕、帰っていいですか」
手に持つ盃は、未だ並々と中身が残っているままだ。
デブリーフィングと聞いてきたはずなのだが、何故かパーティが始まっている。
人混み、もとい神混みを見ていると気分が悪くなってくるタイプのあれだぞ。
そして日本神話の祭りというとなんか脱いだり踊ったりする印象があるのだがCERO的には大丈夫なのだろうか。
「五右衛門さんに挨拶しにきただけだし……」
「なんか知らない神様いるし……」
「実況途中だし……」
333
:
石川 五右衛門
:2016/09/30(金) 23:46:47
「はーい、カンパーイ!……ふぅ」
秘密のアジトとして扱うという案も悪くはなかったが、
無貌の神の力を取り込んだワイナミョイネンが生み出した空間ともなれば、
とんでもない落とし穴やトラブルの種が仕込まれてたりするかもしれない。
ひとまず、残された絶界だが自分の手には余るということで、素直に報告したところ、
こうしてヤマト神群の支配下に置かれることになったようだ。
しばらくは自分が仮の管理者として、経過を観察することになるんだろうけど。
「仮ではあるが、これで俺も一国一城の主だな」
「しかし、宴会の準備って絶界の主の仕事かなぁ……あっ、空いてるお皿下げますね」
食器とかを重ねつつ、鳥丸と接触を図ろうか。
「よっ、少年。今日はお前が主役なんだから景気よくいこうぜ」
「それ、カメラ回ってる……?宴会実況はヤバくないか。産屋並みに燃えちゃうよ?」
334
:
GM
:2016/09/30(金) 23:56:24
CEROを避けるんだったらアメノウズメとトヨタマヒメの方は避けた方がいいかもしれない。
なんか服とか衣とか舞ってるから。宙を。
「も〜なによ弥太郎!」
「いいから言う事聞きなさい!私は偉いのよ!?」
そんな弥太郎の頭の上には柔らかい感触が圧し掛かってきた。
「みんなが一度に集まったの何て久しぶりなんだから!」
「あなたには一度見せたかったのよう、『私たち』をー!!」
烏丸からは見えず、五右衛門の方からは見えるが・・・
この太陽神もCEROに引っかかる有り様になっているようだ。
335
:
烏丸 弥太郎
:2016/10/01(土) 00:14:43
「権威ってのは服の上から着るもんみたいですよ」
冷静に、ひざを曲げて屈み、乳圧を回避。
親戚に紹介し回される子供の気分がよくわかる。
「……まあ、壮観ではありますけど」
乳が、ということではない。
「八百万っていうのは、比喩表現だと思ってました」
「まさか、こんなに……あっ気分が」
「……五右衛門さんがそう言うのなら、少しは付き合いますけど」
「レンタル岩戸のお礼もあるし」
ポチポチとスマホをいじり、SNSで実況延期の告知を出しているぞ。
336
:
石川 五右衛門
:2016/10/01(土) 00:28:07
「ちょっとオオォ!いい眺めだけど今日は外向けの宴会だって言ってるでしょ!?」
流石に今日は他所の神様たちも来てるんで、
こぼれたり露わになっちゃってる部分を隠すように服を被せて回る。
適当な服がないな。とりあえず狐でも巻いておけばいいか。
「ここまでなるほど飲むことはねぇぞ」
「まぁ、フリだけでも俺から一杯。お疲れさまだ」
中身を水と入れ替えた銚子を用意して、乾杯だ。
337
:
GM
:2016/10/01(土) 00:36:02
「ゴエちゃん!?ちょっとアタシの扱いぞんざいじゃないかだよ!?」
アマテラスの首に巻かれてウケモチは二柱でくんずほぐれつ状態となってしまった。
――――とまあ、そんな感じで宴会は続くのだが。少しあなたたちの周りは静かになったようだ。
338
:
烏丸 弥太郎
:2016/10/02(日) 23:09:12
「五右衛門さんは」
静かになった頃合いを見て切り出す。
間違っても、親神の前では口にできないことだ。
「本当は、どう思っていますか。今回の神話災害について」
ずっと迷っていたこと。
悲劇の老英雄、ワイナミョイネンの話は、本来ならば悲劇でもって幕を閉じる。
「僕たちは――――ハッピーエンドを、押し付けた形になります」
「彼の正当な怒りや嘆きを、理解も共感も出来たのに、
神殿(こっち)側の都合で、否定して、踏みにじって……」
「望まないハッピーエンドを押し付けて、彼の影霊を打倒しました。
ヴィルがいたから、彼女の言葉が届いたから、最期は少しだけ報われたかもしれない。
けれど……、そういう『都合の良い正義』で、今後も誰かを否定していくのだと思うと……」
一つ一つ、言葉を慎重に紡ぐのは、その結果手に入れたものにも価値があると知っているからだ。
無理やりにでも救ったことを否定してしまっては、救われた相手が立つ瀬がない。
けれど、道理だけで回る世界ではないだろう。
いかに正義が正しくとも、やりきれない思いだってあるはずだ。
そうして生まれた影霊の叫びを否定し、存在しないもののように扱って、その上に打ち立てた平穏は、果たして本当に良いものだといえるのだろうか。
「五右衛門さんは、今回の結果に、胸を張って『最善だ』って言えますか……?」
恐る恐る、けれどもしっかりと、目を見て尋ねる。
339
:
石川 五右衛門
:2016/10/02(日) 23:58:41
「それ、聞くか〜?身勝手な正義代表張ってた、義賊・五右衛門様によ」
「……少なくとも、あの荒御霊は完全に消えたわけじゃねぇ」
倒された〈影霊〉の記憶と力は、基本的に『本体』の元に取り込まれることになる。
今回の場合は、主導権を握っているワイナミョイネン――ヴィルが引き取っていった方に戻っているはず。
「今のところアレが、暴れ出する様子がないってんなら、『とりあえずの納得』はしているってことだろ」
まぁ、単にブン殴られて不満を抱きながらも、黙ってるだけかもしれない。
心の底から納得いかなければ、いずれまた噴出してくることだろう。
分離・信仰の力をほとんど使い果たしたろうから、小規模の怪物を発生させるのが限界だろうけど。
「あ〜、本音の怒り・悲しみなんてものは……。
例えるとアレだな。『スシのワサビ』みたいなもんだ」
若干おどけつつも、後輩神子の真剣な目を見て、
ちょっと普段使わない脳の部分を働かせて言葉を探してみる。
「無視はできないが、山盛りにもできない……っていうか。
『はっぴーえんど』っていうのは、大勢に受け入れられる結末って事だろ?
魚人になりかけてた市民は解放された。泣いてる女の子を助けることができた」
「……みんなウニやトロが好きでいいじゃねぇか。
客に山盛りワサビの乗ったシャリを出す寿司屋なんていねーよ」
「ま、ちと後からツーンとキいてくるかもしれないがな」
340
:
GM
:2016/10/03(月) 21:56:33
そんな風に二人で語り合っていると・・・
「うびゃあああああ〜〜〜五右衛門〜〜〜〜!!!」
「ツクヨミさんが酷いんだよー!せくしゃるはらすめんとなんだよー!!」
ウケモチが五右衛門の胸に向けてダイブしてきた。
宴の真ん中ではスサノヲが草薙剣を呑みこむ芸を披露していたり、
一言主が超饒舌に演説かましたりし始めている。
なお、もれなく全員脱いでいる。割とアルコールが回ってしまっているみたいだ。
『幸せ』が、そこには在った。
そこに在れ、そこに在れと全面の信幅により預けられる親愛の情。
八百万の神全てがこの土地を愛し、人を愛し。護れたことを心の底から言祝いでいる。
君達の目の前に、泣いて喚いて逃げ出しても逃げられない『ハッピーエンド』が酒の匂いを撒き散らして呑みこもうとしているかのように。
逃がさねえぞ。お前たちは私たちが幸せにし続けるんだと今日も世界を楽しんでいる。
341
:
烏丸 弥太郎
:2016/10/05(水) 22:00:58
一言も発さずに、五右衛門の言葉を聞いていたが――――
ツクヨミのセクハラで中断されてしまったようだ。
大きく息を一つ吸って、吐く。
「……僕にはまだ、飲み込めません」
「けど、飲み込む努力はしてみます」
喉元を過ぎれば、というものだ。
誰からも支持を受ける最高の結末はないのだろう。
義賊の在り方が例えばそうだ。多くの市民のために、権力者を敵に回した。
けれども、最善ではなくとも、より多くのものを救うことは出来た。
一先ずは、それで。
「……さておき、どうしましょうこれ」
342
:
石川 五右衛門
:2016/10/06(木) 00:01:04
「英雄ってのは大勢に向けた筋書きを演じなきゃいけない役者だ」
「そいつが一番容易い、受け入れられやすい……」
「――とはいえ」
「『しばりぷれい』の『はーどもーど』。
厳しい道を乗り越えたときの方が、ウケが良いのも事実」
ジッキョウプレイヤー
「悩めや若人。この時代の舞台に上がった新人役者。
俺たちの仕事には『こんてにゅー』はない。
取りこぼしたくなきゃ腕を磨いて準備しておくんだな」
>ウケモチが五右衛門の胸に向けてダイブしてきた。
「おふぅっ!?ウケモチ様もだいぶ酔ってるでしょ!?」
「……よし、弥太郎!さっそく険しい道を選ぶぞ!
ヤマトの主神たちの不興を買わずに、この場を収める方法を考えるんだ!」
343
:
GM
:2016/10/06(木) 22:36:55
見渡す限りの八百万。
とりあえず彼らは何かやる気になっている君達の前に杯構えて突撃の構え。
君たちはここから生きて帰れるのか、すべては次の瞬間にかかっている――――!!
344
:
烏丸 弥太郎
:2016/10/07(金) 23:04:51
「止めろ止めろ! こんなところにいられるか、僕は自分の部屋に戻って実況する!」
「五右衛門さんが出るまでもありません。まずは僕が様子を見てきましょう」
345
:
石川 五右衛門
:2016/10/07(金) 23:09:34
「それ口にする役どころは、早々に退場するヤツからね!?
なんで二つも重ねた!あっ、なんかもう黒っぽいムードが這いよって――――」
346
:
GM
:2016/10/07(金) 23:25:51
酒の海に呑まれて溺れる神子二人。
かくして事件は終わりをつげ、新しい日常がやってくる。
やることは変わらない。いずれまた新たなる災いが起こり、君達に襲い掛かるだろう。
潰しても潰しても尽きることなき、人々に降りかかる争いの種。
だけど、それでも――――
どうにかなるんじゃないかって、『私たち』は思うんだ。
〜FIN〜
347
:
GM
:2016/10/10(月) 00:36:20
それでは君たちに最新の経験値をお送りしよう。
・戦闘にてレベル2のヤマタノオロチ(偽)、レベル3のワイネミョイネン(荒)を倒したので
5×10で50点獲得!
・想いはゴエモンだけワイナミョイネンへの想いを+2で持っています!
ゴエモンだけ20点獲得!
・親子は文句なし!全員親孝行をしてくれたため
それぞれ10点獲得!
・琴線はそれぞれ一人ずつよりの評価を得たため
それぞれ10点獲得!
・全員任務達成!
それぞれ20点獲得!
・冒険は、少女愛野を全員助けてグッドエンドに迎えてくれました!
全員50点獲得!
ゴエモンは160点、他三人は140点の経験値を獲得しました!
ありがとうございました!
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板