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【セ】『怒りの日 -Dies irae』【アマデウス】
259
:
ヴィルへルミナ
:2016/08/17(水) 00:44:37
「―――――うむ」
チャキ、とサーベルを抜く。
口笛を吹けば、どこからともなく愛馬ヴンケルが姿を現した。
「その滅び、黄昏に能わず」
「冬の国の老翁よ。その滅びは、モイライが長女の血を受けし者として看過できん」
颯爽と愛馬に跨れば、乙女騎兵は剣を高らかに掲げた。
「しかし!」
「それでは貴官の無念は報われまい!」
「易々と引き下がることができれば、これほどの異変は起こるまい!」
故に、乙女騎兵は剣を掲げる。
鞭を打ち、ヴンケルが嘶く。
「――――故に!」
「この“乙女騎兵”ヴィルヘルミナ、誇り高きスウェーデン騎兵隊の一員として!」
「貴官のお相手仕ろう!」
「愛!」
「友情!」
「勇気!」
「それを以て貴官の妄念を打ち砕かんッ!」
それが、ウルズの子たるヴィルヘルミナの役目。
それが、乙女騎兵たるヴィルヘルミナの役目。
民に向けられた夢と希望。
博愛と友情の旗の下、自由を高らかに歌いながら戦わねばならないのだ。
そういう風に作られた存在だから――――そればかりは、変えられない。
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