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チラシの裏 3枚目
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ネタにするには微妙だけど、投下せずにはいられない。
そんなチラシの裏なヤツはこっちに
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時間を止めて2get
言ってみたかっただけですすいません
紫魔氏乙
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>>1
乙です!
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>>1
グッショブ、えっとね…ガッポイガッポイガッポイ
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「…兄を止めて欲しい?」
「ああ。兄さんはシグマ軍の中での結構な立場にいるはずだ…
情報を得るためにも、頼むよエックス。
ゼロさんがこのミッションを受けたら…多分兄さんを殺してしまうだろうからな」
「…解った。クワンガーのことはゼロの方に話をしてみよう」
ハンターベースで彼を待っていたのは、
シグマの元へ行った兄クワンガーを止めて欲しいという弟だった。
ゼロが向かう筈だったこのミッションを請け負い、
必ずやクワンガーを殺さずに取り戻すこと…。相手を殺さない戦いはエックスとしても望む所。
断る理由はなかった。
「お前が自らクワンガーの奴を倒すと言い出すとはな…
いいだろう、やってみろ。タワーの最上階にいるが
クワンガーのことだ、塔のあちこちを改造してお前を待ち構えていることだろう」
タワーには地下から潜入する。
まずは地下部分から地上1階まで梯子を伝って昇ったエックスは
1階で一旦踏みとどまることとなる。
「…赤外線センサーね こちらから遠隔操作を割り込ませているから
僅かな間だけ、動作が停止する仕組みになっているわ
感知されればレーザー射撃よ、気をつけて!」
センサーの切れ目を見計らい、イレギュラーを破壊しつつ先へ進んでいく。
「ここから上には中型メカニロイドが沢山いるわ
それを抜けたらエレベーター。これで一気に上まで昇るわよ」
敵のボディを次々にストームトルネードで抉りつつ上のフロアへ。
「! エレベーターホールにトラップが仕掛けられているわ!
針に当たらないよう気をつけて!」
そしてエレベーターが止まった所で一度外部へ。
非常用に用意されていた外部の梯子を伝い更に上へ。
そしてイレギュラーの群がる上部フロアを壁を蹴り昇った先に…
「…ほほう…君が来ましたか、エックス
願ってもない事だ」
「クワンガー、弟からはお前を生かして帰すよう頼まれている。
抵抗しないで同行してもらいたい」
細身の男が姿があった。彼こそが第17部隊所属の特Aハンター、ブーメル・クワンガー…。
バスターを降ろし、エックスはクワンガーを相手に説得を始める。
だが…。
「君は解っていないようだ私がどうしてシグマ隊長の反乱に従ったか…」
レプリロイドの可能性、人間より優れていることの証明。
そんなものは今までに何度も聞いた。
「それは何も、シグマ隊長の可能性を見るためだけではない。
…貴方の力を見たかったからですよエックス」
「!?」
思わぬ言葉に耳を疑う。
「戦いの中でレプリロイドの可能性が開花するというのならば、
それは君とて同じこと…。その力を私に見せていただこう!」
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速めの速度でエックスの方向へ突進してくるクワンガー。
だがエックスやゼロのそれと比べ微妙に遅い。
冷静にバスターを構え、クワンガーへと走り、撃つ…だが。
「消えた…!」
「こちらですよ」
気がつくと背後にいた。
「食らいなさい!」
彼の得意技、頭のV字パーツをブーメラン化し低速で飛ばすブーメランカッター。
それ自体の回避は簡単…のはずだったのだが。
「フンッ!」
クワンガーもまたエックスへ近づく。
微妙な速度差には慣れることは難しい。その上先ほどのようなテレポートも持ち合わせている。
どの動作にしても速い部類に入るエックスのような者には見極めづらい戦法。
「…そこだ!」
「クッ…」
バスターの衝撃により僅かに後退する。
だがクワンガーが移動してきたのは至近距離。
そこから近づけば…どうなるか。
「はぁあ!」
「うっ………がはっ!」
その瞬間、カッターで体を挟み、そのままその細身からは想像もつかない力で
天井上へ放り投げたのだ。
そしてエックスはそのまま床へと重力によりたたきつけられる。
「グッ…う…うう…まだまだ!」
バスターは当たる。そう能力的に強い訳ではない。
だが…2度、3度と投げ続けた。
…力が残っていない。次投げられたら恐らくエックスの体は持たない。
「まだ…だ…!」
「エックス!跳べ!奴は空中での戦いを不得意としている!」
ゼロからの通信だった。
クワンガーが特意とするのは投げ。その手は空中では使用できず、
またブーメランを見切ることも容易い。
地上戦では追い詰められがちだが、高いジャンプ力を活かし戦えば…
だが。
「………けど、そうしたら…」
「イレギュラーであるクワンガーを生き延びさせるため…
お前は死ぬつもりか!」
…迷っては居られない。後一発…あと一発でクワンガーが諦めてくれれば。
エックスは大きく跳び、クワンガーを飛び越え、一撃を放つ。
「くっ…!」
「もう諦めるんだ!」
「解っている筈だ、私は君達の可能性を見てみたいと!」
「弟の気持ちを無視するつもりか!」
通じる相手ではなかった。クワンガーは壁へエックスを追い込もうとする。
そんなクワンガーの動きより何より、クワンガーの弟との約束が彼を何より追い詰めていた。
けど…負けられないのだ。
エックスは壁に足をかける。
そしてダッシュの力でその壁を力いっぱい蹴る。
そして部屋の中を大きく飛び…
着地と同時に身体を捻り…
渾身の一撃を叩き込んだ。
「流石だ………!」
「………まだ言葉は話せるな クワンガー…ハンターベースへ戻るんだ」
「…エックス。貴方はやはり只者ではなかったようだ。私に出来ることはシグマ隊長の下へ導くことのみ。
…海です。…我々のアジトは…海に沈んでいる。そこを調査させなさい…」
「クワンガー、いい加減弟の言葉に耳を傾けろ!」
「それでは…さらばです」
「クワンガーーーーー!!」
そして彼の体は炎に包まれ…消滅した。
「……」
エックスはただ、黙ってその場を立ち去ることしか出来なかった。
「エックス…今日は取り敢えず休みなさい」
「…ホラ御覧なさい? ハンターって言うのはネ…やっぱりこういうモンなのヨ」
「…………………」
「…お兄さんの事は仕方ないものと諦めなさい。
ま…ワタシもきっと同じ立場にこれからなるんでしょうケド…」
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「海を探せ…ね
でも今、海もシグマの部下が固めてるから
それどころじゃないのよ…」
「…俺が行くよ。もう、この戦いを早く終わらせるしかないんだ」
「指揮しているのは第6艦隊所属だったランチャー・オクトパルドよ。
…第6艦隊も離反者が多いわ…」
「他にも居るのか…」
敵の居場所は浅い海に存在する海底油田。
警備の薄い浅瀬を見つけ、そこから侵入する。
「大型メカニロイドの反応が5つもあるわ。相当警戒してるみたいね…」
「先へ進むのに障害になるのはそのうちのいくつだい」
「3つって所かしら… 水中ではファイアーウェーブは使えないからストームトルネードで乗り切って!」
アンコウ型の大型メカニロイドが二度行く手を阻む。
性能は後に出てきたものの方が上で、また足場も狭かったものの、
ストームトルネードの威力の前では敵ではなかった。
「水面に注意して!鯨型の大型クルーザーからの魚雷ね」
「追って来ることはないだろう…合間を縫ってすり抜けるよ」
そしてその次に現れるはウツボ型の大型メカニロイド。
水中を自在に泳ぐこのメカニロイドは行く手を阻む以外、特にこれといって障害ではない。
「体から振り落とされないように頭に攻撃をし続けて!」
そして岩場の中に隠れた油田内部に居たのはランチャー・オクトパルド。
「私は悔いてなど居ませんよ。同じ部隊の友である『彼』には悪いことをしたとは
思っていますがね… しかし彼も恐らくハンターのやり方には不満を持っているはず。
私のした事もいずれ理解してくれると信じています…
さぁエックス。私のこの芸術的な力…見せてあげましょう…!」
「行きなさい!」
オクトパルドが一斉にミサイルの乱射を行う。
「何!?」
オクトパルドは大量の魚雷ホーミングトーピードで敵を押し潰す戦法を得意としていた。
「くっ…!避け…きれない…」
オクトパルドから放たれ、広範囲に広がる魚雷。
オクトパルド自身が大きく動く以上、これから逃れるのは難しい。
そしてその上…
「どうです!!」
更に追尾性能を高めた魚型の魚雷がエックスを文字通り包み込み…
一斉にエックスの体に衝突。エックスの体はたちまち爆発に包まれてしまう。
「ぁああああああああああ!」
…動きが複雑だという問題などではない。
動いて魚雷を乱射する、酷く単純な戦い方である。
だが…並みのレプリロイドでは考えられない量を無尽蔵に生産し、その火力で押しつぶしにかかるのだ。
「さぁこっちへ来なさい…」
続けて体を高速回転させ、渦潮を作り出し…
エックスを捕らえる。そして6本の腕をエックスへと刺し込み…
「…お前…エネルギーを!?」
「私の糧となってもらいますよ!」
削られた体力が更に抜けていく。これほどまでに一方的にペースを握られるとは。
だが…そこまでだった。
「ブーメラン・カッター!」
クワンガーから得たブーメランでオクトパルドを刻む。
弱点とはいえないが、複数ある腕を刻むことは十分に出来た。
「…な、何ですと…私の、私の腕が!!」
「ここまでだ、オクトパルド!」
6本の腕がなくては彼は魚雷を撃つしかない。
その勢いも減り、大幅にパターンも少ない。戦術の少なさでは最早、メカニロイドと大差なかった。
「芸術は…爆発なのです!」
攻勢に転じたエックスのバスターの前に、とうとうオクトパルドも敗北を喫した。
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「お疲れ様、これで漸くこの地域の近海を調査できるようになったわ」
「…でも見つかるまでにはまだかかるだろう
それまでの間、俺は森の方に行ってみようと思う」
「前線基地のある場所ね。あそこにも古い物体の反応を感知しているのよね…
そうそう。今その森には水が溜まっているみたいだから足元に注意してね」
「洞窟の上に反応があるわ…ただし誰かが守ってる様子。大きめのエネルギー反応よ」
「…どんな敵だろう」
「どすこぉおおい!」
待ち受けて居たのはロボット大相撲の横綱といわれた巨漢メカニロイドRT55-J。
半端ではない耐久性、パワー、伸縮自在のアームが武器の巨大メカニロイドだ。
「この洞窟の崩落は彼が原因かもわからないわね…」
「かなりの長期戦になりそうだ…」
いくら攻撃しても減らない耐久力に圧倒されつつも彼を倒し、
現れたカプセルでエックスはボディパーツを入手する。
「このカプセルではボディパーツを授けよう。
これを装備することで、ダメージを半減できるようになるはずだ」
そして崩落の止まった洞窟を抜け、崖を昇った…
だがそこには沼が。
「エックスだけで戦うには不利な場所ね
ライドアーマーがあるからこれを使ってみて!」
いつぞやVAVAが使用していた改造型とは異なる通常のライドアーマーだが
戦闘力は十分に高い。
「操作は… 良し。行くぞ!」
沼地におけるライドアーマー同士の対決も制し、最深部の…金網の部屋で
この森を占拠するハンターとついに対面することとなった。
「第9レンジャー部隊の隊員、スティング・カメリーオ。
シグマの下についた13人の中でも特に異彩を放つ戦い方をするとされているわ」
「…何処に居る、カメリーオ!」
「ににに…エックスか。
俺は悪いがハンターには嫌気がさしてこっちにきたんだ。
邪魔はさせないよ…ににに…」
「…変わった奴だったが、悪い奴とは思ってなかった…」
「今更そんな言葉は要らないぞエックス!ににーー!」
言うと同時に金網へ張り付くカメリーオ。
そしてすぐに体を背景へ溶け込ませる。
「!?」
「ここだぁ!」
すぐに姿を見せ、その長い長い舌でエックスを刺す。
「アァーーー!!」
「まだまだいくぜぇー! ににに!」
気の抜けた声と共にまた姿を消す。居る場所はわかっている。
バスターを撃ちさえすれば…!
「食らえ!! …?」
「ににに!こっちだぁ!」
部屋の端から姿を現したカメリーオは
尻尾から3方向へ拡散するレーザーを放つ。カメレオンスティングと呼ばれる彼特有の武器だ。
「くっ…!」
「しゃーっ!」
柔らかい舌がしなり、今度は鞭のようにしてエックスを薙ぎ払う。
「うぁぁああ!」
-
どこにいるか全くわからない。姿を現すときは攻撃のときのみ。
これでは埒が明かない…
そこで思いついた。カメリーオは姿を隠すとき彼特有の声を出している。
彼が攻撃するのと同じタイミングでこちらが攻撃すればきっと。
「ににに…」
そう言って姿を消す。
次に声がする所が、出現の場所、攻撃を叩き込む場所だ。
「ににに!」
伸ばされた舌を紙一重でかわし、チャージショットを放つ。
「にぁああ!!?」
そして直接攻撃するべく床に落ちるカメリーオ。
これを逃さない手はない。槍のように真っ直ぐ伸びる舌を飛び越え、
背後から一発。
壁へ逃げ、カメレオンスティングを放とうとしたところを一発。
カメリーオの動きにも大分適応できるようになってきた。
だがここでカメリーオにも奥の手があった。
「ほれほれぇえ!」
舌を天井に引っ掛け、そのボディを左右に揺することで天井全体を揺らすというもの。
この前線基地もただの部屋ではない。
鋭い針が天井に備え付けられた、カメリーオが戦いを想定して作った部屋だったのだ。
「まさか!!」
「にーにーにー♪」
天井から針の雨が降り注ぐ…半端な数ではない。
全てを回避するのはとても難しい。
舌をどうにかして…
「ブーメランカッター!」
カメリーオの胴体、顔、舌の3箇所を切り刻むべく、ブーメランを放る。
「にぃいい!?」
切れはしなかったものの、カメリーオの体には切れ跡がつき、天井からは大きく弾き飛ばされた。
続いてそのカメリーオに向かい、大きく跳んだエックスはブーメランを放つ。
今度は性能を対空から地上へと変えたブーメランカッターがカメリーオの後頭部、背を抉るように切る。
「にぃいいいいいいいいいい!」
カメリーオが天井の隅へと移動し…カメレオンスティングを放つ動作をする。
バスターに切り替えたエックスは壁を蹴り、空中でカメリーオを仕留める最後の一撃を見舞った。
「にゃ!?にゃにゃにゃぁあああああ!?」
壁に大きく体を打ちつけ、カメリーオもまた炎に包まれていった。
「ハンターの中でも嫌われ者とされていた彼だけど… これほどまでに高い能力を持っていたのね」
「あまり知らないが…変わり者とは感じたけど…悪い奴には俺には見えなかったな」
そして。
「任務が終わったようだな、エックス。 ようやっとシグマのアジトが発見された。
海の中から姿を現した巨大な要塞で、一筋縄でいくものではないだろう」
「私の率いる第0部隊の部下にも潜入させてみましたが…
先ほどから連絡がありません。
そこで、今度は貴方とゼロとで潜入を行ってもらいたい」
「俺達で一気に決着を着けに向かう。解ったな、エックス」
「…ああ。待っていてくれ、ゼロ!」
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ら氏、埋め乙です
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スレに規制でいけないのでここでシステムアルファ公式
萌え萌え二次大戦人気ランキングBest10
1位 あかぎ 日本:航空母艦赤城
2位 ベローチェ イタリア:L3軽戦車
2位 ふがく 日本:重(戦略)爆撃機富嶽
4位 レイ 日本:零式艦上戦闘機
5位 チハ 日本:九七式中戦車
6位 エイミー アメリカ:M26パーシング重戦車
7位 てんざん 日本:艦上攻撃機天山
8位 レント ドイツ:Ju88
9位 ロジーナ ソ連:T-34
10位 シン アメリカ:M4シャーマン中戦車
10位 ルーデル ドイツ:Ju87スツーカ
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鋼の乙女たちの独断と偏見での胸の大きさ
爆
ロジーナ ソ連:T-34
あかぎ 日本:航空母艦赤城
フェイ ドイツ:5号戦車ティーガー1
ラン イギリス:重爆撃機ランカスター
マチルダ イギリス:歩兵戦車マチルダ2
巨
ミハエル ドイツ:3号突撃砲
エーリヒ ドイツ:Bf109
ルーデル ドイツ:Ju87スツーカ
ナナ 日本:九七式艦上攻撃機
やまと 日本:戦艦大和
ふがく 日本:重(戦略)爆撃機富嶽
ハイネ アメリカ:SBDドーントレス
クレア アメリカ:P-40
フェアリー イギリス:フェアリー・ソードフィッシュ雷撃機
普
レント ドイツ:Ju88
エイミー アメリカ:M26パーシング重戦車
ネコ アメリカ:F4Fワイルドキャット
ルリ アメリカ:航空母艦エンタープライズ
燕 中国:I-16
マーリン イギリス:スピットファイア
貧
レイ 日本:零式艦上戦闘機
てんざん 日本:艦上攻撃機天山
チハ 日本:九七式中戦車
ベローチェ イタリア:L3軽戦車
アリス&クラレンス アメリカ:P-38ライトニング
シン アメリカ:M4シャーマン中戦車
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「それでは以上だ。
明日に備えて諸君は早く体を休めるように」
明日の戦いについての作戦会議。
エックスとゼロは他のハンター達から遅れて内部へ潜入することとなった。
「エックス、どうやらシグマのアジトは電波が遮断されているようだから
私はサポート出来ないようだから…
明日、貴方をシグマのアジトに転送して以降、一応はミッションの最後まで待機することになるけど
それからは貴方とのミッションは無いことになるわね」
「研究所に戻るのかい」
「ええ。大体報告書も纏めたし、そうするつもりよ
もう人手不足ということにもならないでしょうし。
まぁ貴方なら何とかなると信じてるわ。また会うことがあれば宜しくね」
金色の長髪を靡かせて、彼女は部屋へ戻ろうとドアを開ける。
「研究所で同僚に言っておくわ、ゼロ以外にも目を付けるべきハンターがまだいるって。
…そうそう。研究と言えば、イレギュラー研究の第一人者の博士が貴方に話があるらしいわ」
「…あの人か。テレビでたまに見るよ」
「来たかねエックス君。
明日、シグマのアジトに潜入するそうだね、頑張ってくれたまえ」
「…はい」
「この話はゼロ君にはもう言ってあるのだが、
…不可能ならそれでも構わないが…出来るなら、シグマを倒したら
彼のボディは君が持ち帰り、私の元へ届けてくれないかね」
「…と言いますと」
「私はイレギュラー化という、レプリロイドを冒す病について研究を進めている。
今回の事件は…未曾有のイレギュラー事件だ。
そしてそれを引き起こしたシグマは最早ただのイレギュラーでは…ない。…解るね」
「………はい」
「彼という存在は、私にとっても非常に貴重な研究材料になる。
第二第三のシグマを出す前に…イレギュラーに悩まされる日が、二度と来ないために…
…ああ、いやすまない。これは君らには失礼だったかな」
「いえ。きっとみんな…同じ気持ちです」
「…そうか。だとするなら、そうなることがきっと…
イレギュラーという病に冒されたが為、世界の敵と成り果ててしまった
君らの上司『シグマ隊長』の望みでもあるのだろう」
「…そうですね。解りました シグマのボディは私が回収します」
「ケイン博士にも宜しく伝えといてくれ。」
シグマの思惑がよく解らない。本当に、博士の言っているように、イレギュラー化はただの病なのだろうか。
イレギュラーと一口に言っても沢山いる。これまでに倒した8人のハンターは
どれも自分の意思を持ったままイレギュラー化していた。狂うとか、故障とか…そういうもので済ませるものなのだろうか。
…悩んでいても仕方ない。戦いに備えるべきだ。明日は…長い。
そして翌日
とうとうその時がやって来た。
「二人とも、気をつけて!」
「行って来るよ」
「3…2…1… 転送!」
PM5:30.
夕日に染められた赤い空、立ち上る煙、鉄の焦げる匂い…メカニロイドやレプリロイドのおびただしい残骸。
他のハンター達がシグマ軍の戦力を減らすべく戦った跡…
そこは…もう、戦場だった。
「敵の勢力を分散するために二手に分かれるぞ、エックス!
俺は先に行く。お前は後からついて来い!」
ゼロが相変わらずの高速ダッシュでエックスから離れ、そして恐ろしい速度でその先からは爆炎の花が咲く。
ゼロはやはり…強い。
一呼吸をつき、エックスも進む。
ストームトルネード、ホーミング・トーピード、ブーメランカッター。
様々な武器を駆使し、道を塞ぐ敵、空から奇襲する敵を次々破壊していく。
少しはゼロに近づけただろうか。そんな事を思いながら。
小さなリフトを次々に乗り継ぎ、崖の上のシグマのアジトへと足を踏み入れる。
今は戦闘のため岸に近づいているだけのことであり…
すぐに陸からは離れるであろう。引き返す道は…もうない。
狭い通路にひしめき合う敵を倒しつつ先へ進むと、天井が高い部屋に出た所で、
上から赤と紫、二つの光が降って来た。
「エックス、お前は下がっていろ。こいつは俺が倒す!」
「ハッ、一人で粋がるねぇ…」
ゼロが構える。
…と、その瞬間、背後の扉が開き、VAVAがその先へと逃げていく。
「逃がすか!」
ゼロもすかさず追う。
…どの道、エックスにはここしか進む道は無い。
少し待ってからエックスもゼロを追うように先へ進む。
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