[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
| |
萌えろちっくにゴーストSS
18
:
名無し~3.EXE
:2003/11/26(水) 19:16
GoodJob!!
19
:
名無し~3.EXE
:2003/11/27(木) 00:24
>>18
サンクス! そのうちまた続けるつもり。
他のゴーストのもきぼーん。
20
:
名無し~3.EXE
:2003/11/29(土) 02:50
窓の外で一発の銃声が響く。それと同時に湧きあがる歓声。
校庭のあちこちに設置されたスピーカーからは軽快な、この季節になればどこででも聞かれるような如何にも「運動会」然とした音楽が流れ出す。
この部屋の主、赤十字遥がぼんやりと椅子に寄りかかりながらそれを眺めていると、背後から聞き慣れた声がかかった。
「今日がこんなに気持ち良く晴れて良かったですねー」
頼みもしないのに器具の洗浄・消毒をしてくれているその少女は、紗那という確か初等部生徒だ。
「この季節は晴れると埃っぽいのが不愉快だな。日差しが温かいのはいいんだが」
振り返らずにそう答えると、くすっと笑い声を漏らすのが聞こえる。心底楽しそうな微笑を浮かべているであろう事が見ずとも悟れた。
紗那がここ、運動会という日に保健室にいる理由は明白だ。今回の大会における保健委員だからだ。
当然運動会の日でなくとも彼女は保健委員だし、別のイベントの時であっても必ず保健の担当に収まっている。
そしてそれは本人が保健委員という仕事を好きだからというだけでなく、別の目的がある事も気付いている。要するに自分に会う為だという事に。
気付いておきながら敢えて気付かないフリをするのは、つまりはその気持ちに答える事が出来ないからだった。
そう思っていた。つい最近までは。
「私、今日でここ辞める事になったんだ」
21
:
名無し~3.EXE
:2003/11/29(土) 02:50
「え……?」
カシャン、と固いものが床に落ちる音がした。視線は窓の外のまま、敢えて感情を込めずに続ける。
「そもそもここで働くようになったのは、逃げてきたからだった。重圧と苦痛が渦巻く毎日に、疲れきっていたから。ここでの日々はとても退屈で、面白味が無くて、でも、凄く心地いいものだった」
「は、遥先生……?」
「これ以上甘えてちゃ行けないと思うようになったんだ。怠惰な毎日に埋もれて、いつの時からか「それでもいいや」って思うようになってた。
だけど、ある人物に教えられたんだ。そいつはドジで、おっちょこちょいで、いつでもニコニコしてて、でも瞳の奥のギラギラした所でいつでも何かを見つめて、追い求めてた」
くるり、と椅子を回転させて向き直ると、呆けた顔で見下ろす紗那の姿が目に入る。
そうだ、今はその端に涙を浮かべたその目の奥の光に、私はいつの間にか射竦められてしまったんだ。
立ち上がり、そっとその細い身体を抱き寄せて耳元で囁く。
「今日で、お別れだ。何か最後に一つくらいのお願いなら聞いてやるが、何か無いか?」
「え…………」
「最後だからな、私に出来る事ならなんでもするが、どうだ?」
抱きしめた腕を緩め、両手で頭を抱えるようにして真正面から見つめると、驚いた紗那の顔が朱に染まった。
間近で感じる息を飲む音。考え込むようにしばらくうつむき、所在なさげに目を泳がせる少女。そして、意を決したように息を吸い込むと、真正面から見つめ返してくるそのまっすぐな瞳。その全てに惹かれていた。
(この私ともあろう者が、な……)
心でそっと嘆息しながら遥は返事を待った。
「あの……キス、してもいいですか?」
「ふむ……」
顔を真っ赤にしながらいう少女を陶酔にも似た心地で眺める内、心の奥底でざわり、と何かがうごめくのを感じる。
遥は少女の頭に回した両手を引き寄せ、不意打ちのように唇を奪うと、妖艶な笑みを浮かべて言った。
「キスだけでいいのかい?」
そのまま返事を待たず、少女を身体ごと患者用のベッドに押し倒した。
22
:
名無し~3.EXE
:2003/11/29(土) 02:51
「あ、あの……先生……?」
「先生じゃない、遥と呼べ」
「は、遥さ……んむっ!」
少女の柔らかい唇にくちづける。先ほどの触れるだけのキスではなく、口腔の中まで浸入し、犯す、いわゆるディープキスだ。
突然の浸入に驚き、舌で触れた口腔内は緊張に強張っていた。しかしそれも直に執拗な愛撫にてほぐれ、徐々に積極的に舌を絡ませ始める。
が、わざとその辺りで切り上げて唇を離した。つう、と唾液が糸を引いてシーツの上に染みを付けた。
「はぁ、ふぅ、はぁ……」
「続き、いいか?」
「あ……は、はい先生」
くす、と笑いが込み上げる。紗那が気付いてあ、と声をあげた。
「すいません、あの、遥さん……」
「服、脱がすぞ」
返事を待たず体操着をまくりあげ、同時にブルマも引き下ろした。透き通るような素肌とピンク色のスポーツブラとショーツが露わになる。
「あ、は、遥さん……恥ずかしいです……あっ!」
ブラの下から手を入れ、そのささやかな膨らみを包み込む。力を入れると崩れてしまいそうなその双丘を、遥は優しく優しく揉みしだいた。
「やっ、せ、せん……遥さん……」
「可愛いよ、紗那。思わず力を入れて壊してしまいたいくらいだ」
「そ、そんな……あぁっ」
白い肌が桜色に色づき始め、紗那が目を潤ませながら切なげな表情を浮かべる。手の平に収めた双丘の真中にも固い感触が押し返してくるのを感じた遥は、意地の悪い笑みを浮かべて言った。
「乳首立って来たぞ紗那。感じてるのか?」
23
:
名無し~3.EXE
:2003/11/29(土) 02:52
「やぁっ、そ、そんな……分かりません……」
「ほんとか? いつも自分で弄ってるんだろ」
「いやぁ……い、弄ってなんか……」
「弄ってるんだろ? 毎日一人で。布団の中で。いやらしい想像しながら」
「……ま、毎日じゃないです……あっ!」
くっくっ、と音を立てて笑いながら胸を愛撫してた手の片方を下へずらし、そのままブラをまくりあげた。
「そうかそうか、紗那ちゃんはもう毎日ほどじゃないけど頻繁に一人エッチしちゃうようなお年頃かー。いやー、若いっていいねぇ」
「…………そ、そんなっ……ひゃんっ!」
不意をつくように桜色の突起に吸いつくと、紗那の身体が軽く跳ね上がった。
「やっ、だ、だめ……遥さ……ひぁんっ!」
「ほう、駄目か。駄目と言いつつ……ここは湿ってるぞ?」
「! そ、そんな……!」
紗那の顔が燃え上がりそうなほど真っ赤に染まるのを満足そうに眺めながら遥は気付かれず太股の間に挿し入れていた右手を動かした。
「きゃっ! や、やぁ……はぁぅ……っ! ふぅん……あぅぅぅ……ぁぁぁっ……」
与える刺激に面白いように翻弄される紗那に、遥も自分の気が高ぶるのを感じた。
「はぁっ、ふぅっ、はぁんっ、ふぁんっ、ひぁんっ、ひゃぁんっ、はぁぁ、んんっ……!」
少しずつ指の動きを早め、紗那を高みへと誘う。その綺麗に上気した桜色の肌がまだ幼さの残る少女の色っぽさを怪しく強調し、遥の興奮も高みへと誘われていく。
遥は跳ねる紗那の身体を左腕で抱くように支え、潤んだ紗那の瞳にくちづけながら囁いた。
「綺麗だよ、紗那」
「は、はるかさぁん……」
紗那の唇を塞ぎながら右手をショーツの上から侵入させる。思ったよりも薄い紗那の恥毛をかきわけ、大事な場所へ直接触れる。
「んっ! んむぅ、んぅっ! んふ、ぅぅ……っ!」
「紗那……」
一旦唇を離し、真近で見つめながら遥はそろそろと右手を動かし、スリットの上の方にある突起に優しく触れた。
「あ……」
「イキそうなんだろ? 遠慮なくイっちまいな……」
そのまま突起をきゅっ、と指でつまむと、紗那の身体が一際激しくのけぞった。
「あっ、あぁっ、んふああぁぁあぁあぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜っ!」
びくん、びくんと脈動するように波打つ紗那の身体を優しく抱きしめながら、遥は再び紗那にくちづけ、優しく口腔を愛撫した。
24
:
名無し~3.EXE
:2003/11/29(土) 02:52
窓の外で銃声が二発。一際高い歓声が上がり、スピーカーからは放送委員の声が響き渡る。校舎の裏手から花火が打ち上がり、青空に大きな音を轟かせた。
「ん……」
まどろみと覚醒の間で、紗奈は寝返りを打ちながらぼんやりと思考の回転を起動する。
(えっと、私……確か……)
「………………」
意識を失う直前の行為を思い出し、顔を紅潮させながら布団を頭から被った。
そしてふと、気付く。部屋に自分以外の人の気配が無い事に。
がばっ、とベッドから跳ね起き、ベッドの横に揃えて置かれてる自分の靴に気付く。
「……遥先生……」
自分の身体が丁寧に拭かれているのにも気付き、またまた恥ずかしさに顔を赤らめる。でも、ちっとも不快じゃない。むしろ舞い上がるかのような心地を感じつつも、紗那はその相手が既に居ない事をなんとなく悟って、俯いた。
(先生……いや、遥さん……私、先生がいないと……)
零れ落ちそうになる涙を、それでもぐっと堪えて弱気になりそうな自分に喝を入れる。
(だめだよ、こんなんじゃ……遥さんに馬鹿にされちゃうんだから。そう、今は届かなくても……きっといつか……あの人の所に)
ガラッ、と音がして入口のドアが開いた。カツカツカツ、と甲高い音を立てながら近付いてくるその人物は。
「……え……あれ……」
25
:
名無し~3.EXE
:2003/11/29(土) 02:56
「ん?」
白いビニール袋を手にぶら下げながらこの部屋の主、赤十字遥が紗那の顔を見る。
「を、どうした紗那。なんか泣きそうな顔に見えるんだが」
「は、遥さん……?」
「んー? なんだその意外そうな表情は。ははぁ、お前さんの事だからアレだろ、目が覚めて姿が見えなかったからもう帰ったとでも思ったか? うん?」
「は、ははは……はい、実は……」
紗那につられてくっくっ、と笑いながら遥は手に持ったビニール袋を示して言った。
「腹へったからさ、ちょっとそこまで食うもん買いに行ってたんだ。それに私は今日辞めるっつったけど、途中で仕事放棄したりするほど落ちぶれちゃいないよ」
「……先生っ!」
堪えきれず紗那が遥の胸に飛び込んだ。驚いた遥は手に持ったビニール袋を取り落としそうになりながら、自分の胸で泣く少女を見下ろす。
「お、おい紗那」
「先生っ、私、私……」
「…………」
「先生、私、今はこんなドジだけど、いつか、絶対に……」
遥は袋を持ってない方の手で優しく紗那の頭を撫でてやった。
「……ああ。いつかお前も私のところに来い。そん時は歓迎してやる」
紗那は声にならない声で泣きながら、必死で縦に頭を振る。遥はそんな少女をなだめるように優しく、しかし力強く叩いてやる。
「そん時までには、泣き虫も直しとけ、な……?」
笑いかける遥の顔は、とても優しげで、とても嬉しそうな笑顔だった。
二人が再び出会うのは、そう、遠くない未来。
26
:
名無し~3.EXE
:2003/11/29(土) 11:35
>>25
お疲れ!
いい話風にまとまっていてグー。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板