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萌えろちっくにゴーストSS
24
:
名無し~3.EXE
:2003/11/29(土) 02:52
窓の外で銃声が二発。一際高い歓声が上がり、スピーカーからは放送委員の声が響き渡る。校舎の裏手から花火が打ち上がり、青空に大きな音を轟かせた。
「ん……」
まどろみと覚醒の間で、紗奈は寝返りを打ちながらぼんやりと思考の回転を起動する。
(えっと、私……確か……)
「………………」
意識を失う直前の行為を思い出し、顔を紅潮させながら布団を頭から被った。
そしてふと、気付く。部屋に自分以外の人の気配が無い事に。
がばっ、とベッドから跳ね起き、ベッドの横に揃えて置かれてる自分の靴に気付く。
「……遥先生……」
自分の身体が丁寧に拭かれているのにも気付き、またまた恥ずかしさに顔を赤らめる。でも、ちっとも不快じゃない。むしろ舞い上がるかのような心地を感じつつも、紗那はその相手が既に居ない事をなんとなく悟って、俯いた。
(先生……いや、遥さん……私、先生がいないと……)
零れ落ちそうになる涙を、それでもぐっと堪えて弱気になりそうな自分に喝を入れる。
(だめだよ、こんなんじゃ……遥さんに馬鹿にされちゃうんだから。そう、今は届かなくても……きっといつか……あの人の所に)
ガラッ、と音がして入口のドアが開いた。カツカツカツ、と甲高い音を立てながら近付いてくるその人物は。
「……え……あれ……」
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