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【ミ】折れず曲がらず
1
:
『コックピット』
:2022/07/04(月) 18:27:30
―このスレッドは『村田」がGMのなにがしかを行うスレッドです。―
252
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2023/12/09(土) 07:30:57
>>250-251
「『娘を守るために追いかける』。
……そもそもこの状況が奇妙だ」
娘に何かをされないために、『部屋に籠城する』方が
あの能力であれば明らかに有利だ。
だが実際には、オレを追いかけてきている。
つまり、『反響定位』の対象としてオレを収めるには
何かしら条件があるということだ。
「見下ろしていたのは、
獣の敵意じゃあ無かった。
あれが『必要』だったとなれば……」
『反響定位』のカラクリ上、照明破壊による攻撃は、
明らかに不意打ちの方が効果的だったはずだ。
だがそれは恐らく『出来ない』か『難しい』んだろう。
「『視界』。切るか、遮る必要がある。
だが『煙幕』では無理ならば、
『誘導』するしかない」
『忍び足』を止め、1歩目を強く踏み出し、
そのまま『足跡』を足裏に『剥がす』。
そして2歩目の勢いで足裏貼り付けた『1歩目の足跡』を
サッカーのシュートが如く、『東』近くの『窓』へと飛ばし、貼り付ける。
そしてそのまま、『修子』が角から出て、
こちらを視界に捉えるタイミングで『解放』。窓ガラスを破壊する。
『投擲物』が迫れば、そちらを見るように、
近くで何かが急に壊れれば、そちらを『見る』だろう。
253
:
『蜘蛛の伝言』
:2023/12/09(土) 16:07:04
>>252
ドヒュ ッ
『足跡』を貼り付け!
ビタァ!
バ リ ィ ィ ン !
「!!」
『窓ガラス』を破壊する!
思惑通り、『修子』の首を『窓ガラス』の方向に向けることができた。
『反響定位の指向性』。首の向いている方向を『探知』しているのではないかという可能性は、確かにありうる。
だが『帽子』を撃ち落したあの時。『修子』は『死角』にも完全に対応していた。
『指向性』があるとするのであれば、これには説明がつかない。
白い靄によって可視化された『音波』の『反射』が目に入る。
『反射』・・・すなわち『音波』は『障害物を貫通しない』ということ。
そこでひとつ『佐名』はひらめく。
『修子の反響定位は壁の向こう側を探知できない』のではないか、という仮説だ。
修子が『拓海の部屋』にいたとき、ドアは閉まっていた。
壁やドアに阻まれ、『音波が伝わるする状況ではなかった』としたら?
これならば『佐名』の『侵入』を感知せず、『逃走』は探知されている事にも説明がつく。
この仮説を証明する手段は二つ。
なんとかして『修子を密室に閉じ込める』か、『佐名がうまく閉所に隠れるか』。
完全にそれらを無視して、『ジギー』の合流までひたすらに逃げ続けるという選択肢もないわけではない。
『桧山邸』そのものを一つの大きな『密室』と考えれば、庭に出るのも手だろう。
だがここは『2階』。『1メートルは一命取る』といった具合で、無策で飛び降りてなんとかなる高さではない。
254
:
『蜘蛛の伝言』
:2023/12/09(土) 16:07:54
□□□□□□□□■↑↑↑↑■
□□□□□□□□襖□□□□■
□?□□□□□□襖□□□□■
□□□□□□□□■□佐□□■
□□□□□□□□■□□□□■
□□□□□□□□■□□□□▲
■■■■■■■■■□□□□▲
衣衣衣衣□□押□■□□□□■
□□□□□□押□■□□□□■
□□□□□□押□■□□□□■
□□□□□□押□■□□□□■
□□□□□□押□■□□□□■
■□□■■■■■■□修□□▲
□□□□□□□□□□□□□▲
□□□□□□□□□□□□□■
□□□□□□□□□□□□□■
□□□□□□□□□□□□□■
■▲▲■■■■■■△△■■■
修・・・修子は『割れた窓』のほうを見ている。
▲・・・一般的な窓。
△・・・割れた窓。
→・・・階段の方向
襖・・・襖。
■・・・壁。
?・・・部屋の中はわからない。
255
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2023/12/10(日) 00:10:14
>>253-254
質問
・『門』から『玄関』までの移動中に
鯉を飼えるような『池』は有ったか?
有ったならば、それは近くの窓から見えるか?
256
:
『蜘蛛の伝言』
:2023/12/10(日) 03:20:08
>>255
『無かった』。
257
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2023/12/10(日) 23:56:41
>>256
回答感謝
>>253-254
破った襖の部屋を考えると、部屋の中を通れば
先程の屋根裏部屋に戻ることも出来るかもしれない。
それが得策かどうかは別では有るが。
「ともかく欺く必要があるな」
先程と同じように『足跡』を蹴り出すように
最も近い南東の窓に貼り付け。
同時に北西最寄りの襖を開けて部屋に入り込み、
襖を閉めると同時に窓の足跡を『解放』。
数秒でも、こちらの足取りを見失わせる。
258
:
『蜘蛛の伝言』
:2023/12/11(月) 00:58:50
>>257
ガッシャ ァ ア !
同じ手順で窓を破壊!
少しでも気を反らせることを期待しながら―――
ス――――― ピタ !
ビリ ビリ ビリ
部屋に入り、滑りの良い襖を静かに閉める。
閉めた襖の『向こう側』がわずかに『振動』しているのが分かった。
やはり『音波』は壁を超えて来ない。ごくわずかな時間、限られた空間ではあるが、今は『探知』はされない!
タ タ タ タ !
とはいえ、いくら気を引いたとて『部屋に入る瞬間』までは補足されている。
行先は明白。修子の手によって襖が開かれるのも時間の問題だ。
この先の行動が、策の成否明暗を分けるだろう。
反対側の襖をあけ放って来た道を戻るのか。
この部屋を利用してやり過ごすのか。
あるいはそれらの行為を『偽装』するのか。
すべては『佐名』次第だ。
259
:
『蜘蛛の伝言』
:2023/12/11(月) 00:59:18
□□■■■■■■■■■■■■■■■□□□□■
□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□■
□□■押押押押押押■押押押押押押■□□□□■
□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
□□襖□□□□□□□□□□□□□襖□□□□■
□□襖□□□□□□□□□□□佐□襖□□□□■
□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
□□■□マ□マ□マ□マ□マ□マ□■□□□□△
□□■■■■■■■■■■■■■■■□□□□△
□□■□□箪箪衣衣衣衣衣□□押□■□修□□■
修・・・修子は佐名のいる部屋へ向かってきている
▲・・・一般的な窓。
△・・・割れた窓。
→・・・階段の方向
襖・・・襖。十分に手入れされていて滑りは申し分ない。
■・・・壁。
マ・・・洋服のかかったマネキン
押・・・押し入れ
260
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2023/12/11(月) 23:57:54
>>258-259
「手の内はわかった。
対処法も見えている。
唯一の問題は」
懐から煙草を取り出し、
1本だけ口にくわえる。火は付けない。
「ディーラーの手札が見えてるってのに
こっちの役が『ブタ』以下ってことだ」
東側の押し入れの一番東を開け、
中に何が入っているかを確認する。
261
:
村田瑛壱『ディズィー・スティック』
:2023/12/12(火) 00:20:41
>>260
『煙草』を咥えながら、手近な『押し入れ』を開ける。
内部には厚手の『布団』が何組も入っているようだ。
・・・内部にはすこし『余裕』がある。その気になれば『布団の間』に身を隠すことができそうだ。
そうしたうえで押し入れを閉めれば、『探知』から逃れることができるかもしれない。
とはいえ、どちらの襖も閉じたままでは『この部屋のどこかに隠れた』ということは明らか。
隠れるだけでも時間は稼げるだろうが、いずれ見つかるのは明白だ。
探知が途切れている間に移動したと思わせる必要があるだろう。
タタ タタ タタ !
足音は近くなっている。あまり時間はなさそうだ。
□□■■■■■■■■■■■■■■■□□□□■
□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□■
□□■押押押押押押■押押押押□□■□□□□■
□□■□□□□□□□□□□□佐□■□□□□■
□□襖□□□□□□□□□□□□□襖□□□□■
□□襖□□□□□□□□□□□□□襖□□□□■
□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
□□■□□□□□□□□□□□□□■□修□□■
□□■□人□人□人□人□人□人□■□□□□△
□□■■■■■■■■■■■■■■■□□□□△
□□■□□箪箪衣衣衣衣衣□□押□■□□□□■
修・・・修子は佐名のいる部屋へ向かってきている
▲・・・一般的な窓。
△・・・割れた窓。
→・・・階段の方向
襖・・・襖。十分に手入れされていて滑りは申し分ない。
■・・・壁。
人・・・洋服のかかったマネキン
押・・・押し入れ
262
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2023/12/12(火) 19:31:19
>>261
「だから『仕込み』が必要なわけだ」
目の前の押入れは開けたまま、
西側の押入れの東端に駆けて移動。
同時に自身に重ねて同期していた
『ゴースト・ファイルズ』を分離。
『ゴースト・ファイルズ』はオレの『足跡』の1つを剥離して掴みとり、
縦投げで西側の閉じた襖の『間』を通すように『投擲』。(精密動作性:A)
ピッタリと閉じた襖の隙間のスリットにねじ込まれた瞬間に
足跡を『解放』することで、『遠隔』で『襖を開く』。
滑りの良さは確認している。
駆けた足跡のパワー程度でも十分に勢い良く開くだろう。
同時に西側の押し入れの東端を開け、
身体を滑りこませ、押し入れを閉じる。
シビアなタイミングだが、先に手前の開いている押入れか
西奥の開け放たれた襖のどちらかの方が注目度は高いだろう。
また、入った押入れの音は、
勢い良く開け放たれるだろう襖の音に紛れると思いたい。
263
:
『蜘蛛の伝言』
:2023/12/13(水) 01:09:24
>>262
スラ ッ
ビビ ィ !
『西側の押し入れ』を開けつつ『足跡』を剥がし!
ド シュ ッ !
その中へ隠れざま、『襖の間』へ『足跡』を投擲する!
『ゴースト・ファイルズ』の精密性は『超スゴイ』。
この程度の距離であれば、その程度のことは造作もない。
ッ タァ ―――― ン !
そして、隙間で炸裂した『足跡』が景気よく襖をあけ放つ!
ス ラ ッ トン
時を同じくして、反対側の襖が静かに開く音がした。
押し入れ襖の表面に感ずる『振動』から、『修子』が部屋に入ってきたことが分かる。
タシ タシ タシ タシ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
足音が止まる。修子は部屋にとどまっているらしかった。
しばしの『沈黙』が流れる。
さながら『ホラー映画の生存者』の心持で、『佐名』は押し入れで息を殺す。
万が一見つかりでもすれば、文字通り『袋の鼠』だ。
タシ タシ タシ タシ
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ トン
足音が遠ざかり、襖の閉まる音がした。『振動』も感じない。
なんとか一時、煙にまいたようだ。
264
:
『蜘蛛の伝言』
:2023/12/13(水) 01:13:09
□□■■■■■■■■■■■■■■■↑↑↑↑■
□□■□□□□□佐■□□□□□□■□□□□■
□□■押押押押押押■押押押押□□■□□□□■
□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
□□襖□□□□□□□□□□□□□襖□□□□■
□□襖□□□□□□□□□□□□□襖□□□□■
□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
□□■□人□人□人□人□人□人□■□□□□△
□□■■■■■■■■■■■■■■■□□□□△
□□■□□箪箪衣衣衣衣衣□□押□■□□□□■
修・・・修子の行先はいまのところ不明
佐・・・『佐名』は押し入れ内で布団に紛れている
▲・・・一般的な窓。
△・・・割れた窓。
→・・・階段の方向
襖・・・襖。十分に手入れされていて滑りは申し分ない。
■・・・壁。
人・・・洋服のかかったマネキン
押・・・押し入れ
265
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2023/12/13(水) 23:21:09
>>263-264
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「……どうやら、本当に煙に巻く必要は無くなったな」
押入れから出て、『修子』の『足跡』を
『ゴースト・ファイルズ』で確認。
どちらに向かったかを確認する。
口にくわえていた煙草は上着の懐に入れておく。
「今のでだいぶ時間は稼げたはずだ。
『ジギー』が上手くやってるといいが……」
『拓海の復帰』まで、あとどれぐらいか見当はつくか?
266
:
『蜘蛛の伝言』
:2023/12/17(日) 03:18:18
>>265
シ――――――――ン ・ ・ ・
鬼気迫るやり取りを終えて、再び異常なほどの静寂が帰ってきた。
一連のやり取りが周辺住人の関心を買っているようなこともないようだ。
煙草をしまいながら『足跡』を見るが、襖の向こう側をみないことには正確な行先は分からない。
とはいえ修子が出て行ったのはつい先ほどのことだ。今こちらの襖を開ければ、また『見つかる』だろう。
ほんのちょっとだが、向かって右側に曲がりつつあるような、そんな歩調ではある。
『拓海の復帰』まで、おそらくあと『1分20秒』程度だろうか。
それなりの時間を稼ぐことはできたが、まだ時間がある。
残り時間から言って、今後どう動くかというのは『どこで決着をつけるか?』に直結してくるはず。
移動するのであれば、『行先選び』の理由は明確にすべきだろう。
□□■■■■■■■■■■■■■■■↑↑↑↑■
□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□■
□□■押押押押押押■押押押押□□■□□□□■
□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
□□襖□□佐□□□□□□□□□□襖□□□□■
□□襖□□□□□□□□□□□□□襖□□□□■
□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
□□■□人□人□人□人□人□人□■□□□□△
□□■■■■■■■■■■■■■■■□□□□△
□□■□□箪箪衣衣衣衣衣□□押□■□□□□■
修・・・修子の行先はいまのところ不明。
西側の襖向かって左方向の可能性が高い。
▲・・・一般的な窓。
△・・・割れた窓。
→・・・階段の方向
襖・・・襖。十分に手入れされていて滑りは申し分ない。
■・・・壁。
人・・・洋服のかかったマネキン
押・・・押し入れ
267
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2023/12/18(月) 00:59:23
>>266
「……『振動』にこちらを晒せば、
無視は出来ないだろう。
だが、あまりにも離れていれば、
『逃げた』と判断する可能性はある。
こちらから近づいた方が喰らいつかれる可能性は高い」
『ジギー』の繭も一方的に打ち据えられれば、
意地が出来ない可能性は高い。
あの広くはない部屋でやり合うリスクは高いが、
『合流』して『3人』で『修子』さんを抑えられるリターンも高い。
「今度は追うのか、また追われるか。
実に忙しいな」
『修子』の『足跡』を1枚剥離し、確保。
南に並んでいる『マネキン』から
『帽子』を1つ拝借。(無ければ止める)
そして、西側の襖を開けて『修子』の行先を確認し、
振動に身を晒しながらその足跡を追う。
268
:
『蜘蛛の伝言』
:2023/12/18(月) 21:43:26
>>267
ビリィ !
『足跡』をひとつ剥離し、マネキンの被る『帽子』のうちひとつを拝借する。
茶色の『ハンチング帽』だ。
ス ラッ
そうした準備を行った後、襖をあけ放つ。
まだ『修子』が近くにいるのであればすぐに向かってきそうだが、そうはならないようだ。
思ったより『修子』の移動が速いのか、あるいは『壁の向こう』にいて探知が届かないのか。
『修子の足跡』は来た道を戻るように続いているが、『桧山邸』は広い。
『佐名』の知らない別の道を通って、見失った『佐名』を探している可能性もある。
先ほどのやり取りから言って、『修子』は明確に佐名を『敵』と認識している。誘いには乗ってくるはず。
『追跡』『追撃』も手ではあるが、あえて気を引いて有利に戦闘ができそうな空間へ『誘い込む』のも手かもしれない。
どちらをとるかは佐名次第だろう。
■□□□□■■■■■■■■■■■■■■■↑↑↑↑■
■□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□■
■□↑□□■押押押押押押■押押押押□□■□□□□■
■□修□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
▲□□□□佐□□□□□□□□□□□□□襖□□□□■
▲□□□□□□□□□□□□□□□□□□襖□□□□■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□■□人□人□人□人□人□人□■□□□□△
■□□□□■■■■■■■■■■■■■■■□□□□△
■□□□□■□□箪箪衣衣衣衣衣□□押□■□□□□■
修・・・修子の所在はいまのところ不明。
足跡は北側へと続いている。
▲・・・一般的な窓。
△・・・割れた窓。
→・・・階段の方向
襖・・・襖。十分に手入れされていて滑りは申し分ない。
■・・・壁。
人・・・洋服のかかったマネキン
押・・・押し入れ
269
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2023/12/19(火) 17:27:22
>>268
「スタンドに突き動かされているが如くだな。
布団ごと切り裂かれていたら押入れで、お終いだった」
『ハンチング帽』の上面に『修子の足跡』を貼り付けておく。
「もっと腕っぷしがあれば、
布団でも散らかして足場を悪くしておくが、
生憎と金の次に足りていない。
このままこっちに気づいてもらうしかないな」
部屋の東に移動し、襖を開け放ち、
そのまま1階へと続く階段を目指す。
『振動』がこちらを捉えるまでは、あえてゆっくり移動する。
270
:
『蜘蛛の伝言』
:2023/12/21(木) 23:51:05
>>269
スタンドとは精神のあり方。己の写し見と呼んでもよいものだ。
それが『ああ』なのは何か原因があるのかもしれないが、いまはそれを考察している時間はない。
ペタァ――
『ハンチング帽』の上面に『修子の足跡』を貼り付けながら、襖を開けて階段へ向かう。
1階への階段は比較的近い。ここを下れば『1階』だが、どこへ向かうべきだろうか。
『ジギー』は『一階のホール』か『庭』へ誘導するおのがよい、と言っていた。
『拓海の部屋』に『仕込み』をしていた彼のことを考えるのなら、そこであれば『用意』がある、ということなのだろうか。
壁に手を触れるが、まだ『振動』は感じない。
『修子』の攻撃性を考えるのなら、1階へ『先回り』ないし『待ち伏せ』ということは十分に考えられる。
文字通り、ここは彼女の『ホーム』だ。佐名の知らない階段や通路の一つや二つあるだろう。
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□□■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□□■■■■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□□→階段■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□□→階段■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□□→階段■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□□→階段■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■■■■■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■佐□□□■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□■■■■■■■■■■■■■■■□□□□■
■□□□□■□□□□□□■□□□□□□■□□□□■
■□↑□□■押押押押押押■押押押押□□■□□□□■
■□修□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
▲□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■
修・・・修子の所在はいまのところ不明。
足跡は北側へと続いている。
▲・・・一般的な窓。
△・・・割れた窓。
→・・・階段の方向
襖・・・襖。十分に手入れされていて滑りは申し分ない。
■・・・壁。
271
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2023/12/23(土) 10:49:54
>>270
「『振動』で前兆がわかるだけマシだな」
壁に手を突きながら階段を降りる。
どのみちバレるのであれば、
奇襲されないように察知出来るに越したことはない。
272
:
『蜘蛛の伝言』
:2023/12/24(日) 22:07:28
>>271
タン
タン
タン ・ ・ ・
壁に手をつきながら、階段を降りる。
漆喰のわずかなざらつきを感じるのみで、『修子』は『佐名』を捉えていないようだ。
一階へ降りると、目の前に大きな扉が目に入る。
来た時にはさほど気にしていなかったが、おそらくこれが『ホール』だ。
来客をもてなすパーティなどを行う部屋なのだろう。
左手に向かい、掃き出し窓を開ければ『庭』へ出られそうだ。
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■■■■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□扉□□□□□←階段■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□扉□□□□□←階段■
■□□□□■□□□□□□?□□□□□□扉□□□□□←階段■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□扉□□□□佐←階段■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■■■■■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
273
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2023/12/25(月) 02:07:51
>>272
「流石に娘があんな状態で、
何かを催そうとは思わないだろうが……」
『ホール』の扉付近の『足跡』を確認。
念のために『修子』の足跡が無いかを見る。
有っても無くても、扉は開けてホールの中を確認する。
274
:
『蜘蛛の伝言』
:2023/12/26(火) 01:43:10
>>273
・ ・ ・
『ホール』の扉付近には『修子』の足跡はない。
過去に行き来したらしい『ハウスキーパー』の足跡があるだけだ。
ガチャ ・ ・ ・
大きな扉はいささかも軋まず、静かに開いた。
中には調度品や置かれた棚などがいくつか置かれているが、基本的には何もない。
普段は使われていない、というようなおもむきだ。
ビリ
扉に手をかけていた指にわずかな『振動』が伝わる。
足跡もない、締め切ったはずの空間でどこから?
ド
ガ ァ ッ !
次の瞬間、『修子』が目の前に現れる。『上』からだ。
上へ目をやると、『ホール』は『吹き抜け』になっており『二階とつながっている』。
二階から張り出した『踊り場』から、『修子』は飛び降りてきたらしい。
「――――――――」
『敵意』が『佐名』を再び捉える。
275
:
『蜘蛛の伝言』
:2023/12/26(火) 01:50:13
■×××××××××××××■□□□□■
■□×××××××××××□■□□□□■
■□□×××××××××□□■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□□□修□□□□□□■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□棚■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■■■■
■□□□□□□□□□□□□□扉□□□□□←階段■
■□□□□□□□□□□□□□扉□□□□□←階段■
■□□□□□□□□□□□□□佐□□□□□←階段■
■□□□□□□□□□□□□□扉□□□□□←階段■
■棚□□□□□□□□□□□□■□□□□■■■■■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■棚□□□□□□□□□□□棚■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■棚□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
×・・・3mほど上にある2階から張り出した『踊り場』。
276
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2023/12/27(水) 22:32:04
>>275
「地の利では圧倒的に不利か」
焦ってドアを開けたのはマズかったかもしれない。
だが、こうなっては今更だ。
廊下の扉の前の足跡を『ゴースト・ファイルズ』が一瞥し、
オレが『扉を開けるために立ち止まった足跡』を剥離する。
「あの高さを躊躇なく飛び降りるとはな。
……あそこまで行けるか?」
『修子』の足跡から『歩幅』を思い出しながら、
『ゴースト・ファイルズ』が剥離したばかりの足跡を握りしめる。
277
:
『蜘蛛の伝言』
:2023/12/29(金) 04:16:11
>>276
頑強さも含めた『身体能力の向上』・・・『纏うタイプ』の特性と言えるだろう。
だが、自身の能力の特性を頭で理解している、というよりは本能で動いているというのが正しいだろう。
多くの獣が自他のの力量を見極める本能を持つように・・・
彼女もまた、正気を失っているからこそ本能的に理解しているのかもしれない。
ハァ―――― ハァ――――
ポタ・・・ ポタ・・・
修子は『佐名』の出方を伺っているのか、すぐには動かない。
手には変わらず『ガラス片』を握りしめており、にじんだ血が滴っている。
そのすきに『足跡』を剥離し、手に取る。
修子の歩幅はおよそ『70cm』程度。女性としては平均的な歩幅だ。
チラ
上階の『踊り場』を見るが、さすがに何もなしでは指先すら届きそうもない。
周囲の棚などの『踏み台』を用いればあるいは、といった具合だ。
同時に『吹き抜け』についてもう一つ気づく。このホールの吹き抜けは『3階まで続いている』。
小部屋にいたのでは、広い邸内で二人を探し出すのは少なからず時間がかかる。
だが庭やホールなどの広い空間であれば、嫌でも目に付く。音も届くだろう。
『ジギー』がホールか庭へと言ったのはそのためでもあるはずだ。
278
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2023/12/30(土) 16:10:14
>>277
「ここに留まるのがベスト、か」
ホールに踏み入り、東の壁の南にある『棚』へとゆっくり後退する。
距離を取るべきか、詰めるべきか。判断が難しい。
「出来れば、そのガラス片は捨ててもらいたいんだが……
血も出ている。治療をした方が良いと思うが、どうだ?」
あまり効果は無いだろうが、後退しながら『修子』に話しかけてみる。
279
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/01(月) 20:10:07
>>278
「―――――――」
呼びかけに『修子』は応えない。
『スタンド』に覆われた頭をそちらへ向けるのみだ。
「『アァッ』!!!」
ドバ ッ !
瞬間、『衝撃波』が佐名に向けて放たれるが―――
ズ ァ ッ!
ギィ ン!
『黒色の壁』が足元から浮き上がり、それを受け止める。
「『間に合った』か!」
上から黒い影・・・『ジギー』が佐名の足元に降ってくる。
相変わらず表情は読み取りようがないが、少々『焦っている』ような口調だ。
「『佐名』!君のおかげで『拓海』は意識を取り戻した!
感謝の言葉を伝えたいが、それよりも先に伝えなければいけないことが『二つ』ある!」
「一つに、『まだ』拓海はここに来れない。三日寝たきりだったからな。
とはいえ彼女との『繋がり』が復活した今、私は十分に『能力』を使える。
君の手助けができるというわけだ!」
『黒色の壁』が溶けるようになくなり、黒い粉――砂鉄が佐名の周囲に広がる、
「ふたつめは、『修子の能力の正体』だ!
何かしら掴んでいるかもしれないが、あれはただの『音波』でも『衝撃波』でもない。
『火星の技術』に非常に近いもので、『衝撃波』や『反響定位』は『応用』でしかないんだ!」
「物体には『疲労破壊』という現象がある。弱い力を持続的に与えつづけることで破壊に至る現象のことだ。
特定の波長の音波を、特定の物体に持続的に与え続けて『振動』を起こすことで、ごく短時間で『修子』の能力はそれを引き起こす!
振動によって分子レベルで『疲労破壊』を物質に波及させ、分子構造ごと破壊、崩壊させてしまう!
我々はこれを『孤立波固有振動崩壊現象』と呼ぶが、これは理論上あらゆる物質を『崩壊』させることが可能なのだ!
『材木』!『鋼材』!『コンクリート』!『地盤』!果てには『水分』を『水素』と『酸素』に分離させてしまうことすら可能だろう!」
『拓海の部屋』のドアが破壊された時のことを思い出す。
通常の物理破壊とは異なる、『崩れていく』様な破壊・・・!
「今はまだかもしれないが、彼女が『コツ』を掴んでしまったならどうなるか!」
「『彼女の能力で地球がヤバい』!」
280
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/01(月) 20:11:28
■×××××××××××××■□□□□■
■□×××××××××××□■□□□□■
■□□×××××××××□□■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□□□修□□□□□□■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□棚■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■■■■■
■□□□□□□□□□□□□□扉□□□□□←階段■
■□□□□□□□□□□□□□扉□□□□□←階段■
■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□←階段■
■□□□□□□□□□□□□□扉□□□□□←階段■
■棚□□□□□□□□□□□□■□□□□■■■■■
■□□□□□□□□□□□□佐■□□□□■
■棚□□□□□□□□□□□棚■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■棚□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
×・・・3mほど上にある2階から張り出した『踊り場』。
281
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2024/01/02(火) 02:34:17
>>279-280
「……吉報だ。
時間を稼いだ甲斐があった」
すわ万事休すかと思った瞬間、
現れた壁と『ジギー』、出来すぎなくらいの登場に息をひとつ吐く。
「しかし……オオゴトになってきたな。
家族を壊すつもりも、もちろん無いが。
地球を壊しそうになるとはな」
「だが、やることが決まった」
少々荒っぽくはなるが、
『修子』さんを気絶させれば解決できるだろう――。
と思考を回しつつ、『棚』には何が収まっているのかを見る。
「『ジギー』、その壁は何度も展開出来るか?
オレが彼女に近づくまでの間という意味だが」
『ゴースト・ファイルズ』が
『修子の足跡』を貼り付けた『ハンチング帽』と
『扉を開いた際の佐名の足跡』を両手に構える――。
282
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/04(木) 18:53:32
>>281
棚の中には真っ白な皿が何枚も入っている。
他の棚も同様と考えて良いだろう。
「可能だが、『限度』がある。私の『操作速度』の問題だ。」
棚の確認の傍ら、足元の『ジギー』が喋りだす。
「『衝撃波』を防ぐ壁をつくるためには、 『配置』、『展開』、『圧縮』の3つのプロセスが必要になる。
粉末を操作して配置し、壁として展開、その上で衝撃波に耐える硬度厚みを得るため圧縮する必要があるわけだ。
『アルミホイル』を叩いて『球』を作ったことはあるか?『圧縮』についてはああいう理屈だと思えばいい。」
「したがって、壁の連続展開には『ラグ』が発生する。
修子が連続で『衝撃波』を放ったり、壁が破壊されてしまうと間に合わない可能性がある。
付け加えると、『衝撃波』そのものは防げても、『衝撃波で吹き飛んでくる物体』を完璧に防げるかは怪しいぞ。」
強固に見えても所詮元は粉末。質量攻撃においては分が悪いということだろう。
両手のガラス片はもちろん、飛んできそうなものは山ほどある。
『絶対防御』というわけにはいかないはずだ。
「ア」 ビリ
「アアアァアア」 ビリビリ ! ゴゴゴ!
「『アアアアアアアアアア――――――』」 ゴゴゴゴゴ ! ズズズズ!
ウオン ウオン ウオン ウオン ウオン ウオン
「・・・まずい!そう来たか!」
『修子』が声を上げる。『衝撃波』ではない。
一度見た、扉を崩壊させた時と同じ『叫び』だ。だが、『規模』が全く異なる。
地鳴りのような、家全体を揺るがす『振動』が始まる――――!
283
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2024/01/04(木) 23:44:42
>>282
「この振動、正気か!?
いや、正気じゃないから殴り飛ばすんだったな」
扉が崩れるように破壊されたのを考えれば、
完全に崩壊するまでに時間はかかるはずだが、
それでも今すぐにでも止めた方がいいだろう。
「『ジギー』、『1枚』だ。
作るのは『1枚』でいい。
彼女(修子)の手前に『登れる傾斜』のついた壁を頼む。
傾斜が無理なら、普通の壁でいい。『こっちで何とかする』」
そう伝えた後、『ゴースト・ファイルズ』と共に
『修子』に向かって全力で一直線に『駆け出す』。
■□□×××××××××□□■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□□□修□□□□□□■□□□□■
■□□□□□□□★□□□□棚■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■■■■■
★……壁を作って欲しい位置
284
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/08(月) 01:01:38
>>283
ズ ズ ズゴ ズ ズ ゴ ズ ズ ゴゴ!
パリン ! ガシャン !
ドカ!
「おおむねその通りだ!
彼女の身体は『強化』されている!多少手荒にやっても大事には至らない!」
『崩壊』が始まっている。壊れた照明ガラスやその部品が、ホールに不規則に降ってくる。
足元のフローリングの質感も、『朽木』のようにやわらかくなっている感覚がある。
地響きのような『振動』の最中、『ジギー』が叫ぶ。
「この『崩壊現象』の中では長く維持できないぞ!
元々人間のような『重量物』をきっちり支え続ける強度は期待できないが!」
ゾ ザァ ッ !
ギン ッ!
『指定の位置』へ砂鉄が素早く移動し寄り集まって、『傾斜のある壁』が作られる。
『粉』が集まって固まれば『立体』になるッ! この概念!!
「ッ――――持って『10秒』というところだ!」
「すまないが、任せるぞ!」
285
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/08(月) 01:07:07
■×××××××××××××■□□□□■
■□×××××××××××□■□□□□■
■□□×××××××××□□■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□□□修□□□□□□■□□□□■
■□□□□□□□★□□□□棚■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■■■■■
■□□□□□□□□□□□□□扉□□□□□←階段■
■□□□□□□□□□□□□□扉□□□□□←階段■
■□□□□□□□□□□佐□□□□□□□□←階段■
■□□□□□□□□□□□□□扉□□□□□←階段■
■棚□□□□□□□□□□□□■□□□□■■■■■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■棚□□□□□□□□□□□棚■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■棚□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
状況:『崩壊』が進行中。『落下物』に注意。
×・・・3mほど上にある2階から張り出した『踊り場』。
★・・・砂鉄の傾斜壁。『佐名』の全力疾走で十分間に合う距離。
286
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2024/01/09(火) 00:42:06
>>284-285
「問題ない、オレならば『駆け上がれる』」
『傾斜壁』まで一気に駆ける。
その間に襲ってくる落下物に関しては、
『ハンチング』と『オレ自身の足跡』を
投げつけ、『解放』することで致命的なものを
『2つ』までは弾くことが出来るだろう。
『ゴースト・ファイルズ』の『精密動作性』ならば、
落下物の見分けも、弾きも問題ないだろう。(精密動作性:A)
ゴースト・ファイルズ
「『オレはそれを残さない』」
そして、『傾斜壁』に踏み込む直前に
『忍び足』を発動するために
『ゴースト・ファイルズ』を自身に重ね合わせる――!
287
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/12(金) 02:46:31
>>286
ゴゴゴ ! ゴゴゴゴゴ!
「『アアアアアア―――――』」
ダッ !
崩れ行く破壊的な音響の中、『傾斜壁』へ向かって走る。
ギラ ! ギラン!
ガラス片が降ってくるが、『ゴースト・ファイルズ』の精密さならば!
シバッ! パァン ッ !
『足跡』を投擲し、『解放』することで迎撃が十分に可能だ!
狙いを誤るということも、防ぐべきを見誤ることもない。
ズ ゥ ッ
『佐名』が近づくのを察してか、『修子』が腰を低く落とす。『迎撃』の構えだ。
『傾斜壁』は目の前。『佐名』は『ゴースト・ファイルズ』を自身に重ねる―――
288
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/12(金) 02:48:35
■×××××××××××××■□□□□■
■□×××××××××××□■□□□□■
■□□×××××××××□□■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□□□修□□□□□□■□□□□■
■□□□□□□□★□□□□棚■□□□□■
■□□□□□□□□佐□□□□■□□□□■■■■■
■□□□□□□□□□□□□□扉□□□□□←階段■
■□□□□□□□□□□□□□扉□□□□□←階段■
■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□←階段■
■□□□□□□□□□□□□□扉□□□□□←階段■
■棚□□□□□□□□□□□□■□□□□■■■■■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■棚□□□□□□□□□□□棚■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■棚□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
状況:『崩壊』が進行中。『落下物』に注意。
×・・・3mほど上にある2階から張り出した『踊り場』。
★・・・砂鉄の傾斜壁。持続残り時間『7秒』。
修・・・腰を落として『迎撃』の構え。両手には変わらずガラス片を握りしめている。
289
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2024/01/12(金) 23:17:33
>>287-288
バカ正直に突っ込んでくるならば、
動く必要は無い、ならば待ち受けて狩ればいい。
当然の帰結だ。
ならば、視線を下げた時にオレから一瞬ぐらいは目を離すだろう。
「『3歩目』に周囲にぶち撒けろ『ジギー』ッ!」
『傾斜壁』に踏み込む瞬間に声を上げて、
『ジギー』に声を上げて指示を出す。
『振動』による探知を少しでも狂わせるのが狙いだ。
同時に、『忍び足』で『傾斜壁』を一気に駆け上がる。
人を支えるには心細い砂鉄の集まりであっても、
『忍び足』で『足跡』を消去しながら、
駆けることで破壊することなく、この壁を駆け上がれる。
また『忍び足』は通常、短距離を駆けるほどの速さには
追いつかないが、集中し『3歩』だけならばギリギリいけるだろう。
そもそもこの『3歩』に必要なのは、速さではなく、
3歩目で踏み切るための『踏み込みの強さ』。
そしてそれによって得ることのできる『跳ぶ高さ』だ。
『傾斜壁』の『3歩目』から踏み切って、
『跳んで』降り立つ先は――『修子』の『背面』だ。
視線を下げ、舞い散る砂鉄で探知も潰された『修子』の虚を突く。
290
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/16(火) 02:43:57
>>289
タ!
タ!
ダンッ !
『忍び足』を使って!『砂鉄の壁』を駆け上り飛ぶ!
ド
ッパ ァ!
同時に!今まで壁としての形を保っていた『砂鉄』が周囲にぶちまけられる!
さながら前に使った『煙幕』のようだが、今回は粉末とはいえ比重の重い『砂鉄』。
探知を攪乱する効果は期待できるだろう。
スタ !
『忍び足』のまま、音もなく『修子』の背後に着地する。
とはいえ、いかに探知をごまかしても、いくらなんでも『近すぎる』。
ピク !
単純な『人の気配』に、『修子』が反応したのが至近で分かるはずだ。
この距離でまともに『衝撃波』を食らえば、ただではすまない。
ビキ ッ ! メキキ !
そして、『嫌な音』が頭上で響く。『踊り場の崩落』が頭をよぎる。
分散した『砂鉄』が『踊り場』のほうへと集まっていくのが見えるが、果たして間に合うかどうか。
互いの喉元に手が届く『至近距離』、そして一秒を争う『状況』!
もはや『決着』は数秒のうちにつくだろう。『つけなければならない』!
291
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/16(火) 02:46:01
■×××××××××××××■□□□□■
■□×××××××××××□■□□□□■
■□□×××××××××□□■□□□□■
■□□□□□□佐□□□□□□■□□□□■
■□□□□□□修□□□□□□■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□棚■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■■■■■
■□□□□□□□□□□□□□扉□□□□□←階段■
■□□□□□□□□□□□□□扉□□□□□←階段■
■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□←階段■
■□□□□□□□□□□□□□扉□□□□□←階段■
■棚□□□□□□□□□□□□■□□□□■■■■■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■棚□□□□□□□□□□□棚■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■棚□□□□□□□□□□□□■□□□□■
■□□□□□□□□□□□□□■□□□□■
状況:『崩壊』が進行中。『落下物』に注意。
×・・・3mほど上にある2階から張り出した『踊り場』。『崩落』が近い
修・・・腰を落として『迎撃』の構え。両手には変わらずガラス片を握りしめている。背後の『佐名』に気づいた。
292
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2024/01/16(火) 22:22:26
>>290-291
振り返らんとする『修子』の身体を突き飛ばし、その体勢を崩す。
そして、その頭部を覆うスタンドに向けて『足跡』による一撃を叩き込む。
ソレ
「『オレは足跡を残さない』が……アンタは『残している』」
オレ自身の足跡は『忍び足』による着地で残ってはいない。
ならば、誰の足跡を使うのか?答えは『修子』のものだ。
突き飛ばしたことで、『修子』が後ずさりした位置には
『踊り場から着地した際の足跡』が残っているはずだ。(
>>289
mail欄)
その足跡を屈み込んで剥がし取り、
そのままの勢いで『修子』の頭部のスタンドヴィジョンの顎先に、
突き上げる掌底のように直に貼り付け、即座に『解放』する。
女性1人分の体重の着地の衝撃がこもった足跡ならば、
オレ自身の拳よりも重たい一撃になるだろう。
293
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/19(金) 16:13:11
>>292
ドウ ッ !
こちらへと振りむく修子へ、対応の余地を奪う『突き飛ばし』!
ガ ァン !
グ ラッ ・ ・ ・
『金属製の金庫』へ突っ込んだかのような頑強な手ごたえだが、それほどの『重さ』は無いようだ。
大きくよろめきながらも、修子は『佐名』を捉えんと身体を翻す。
だが『それがいい』。その位置が、その態勢が『ものすごくいい』!
ビビ ィ ―z__ ッ !
『剥がして』!
ビタ ァッ !
「『アアアアアアア――――――』・・・!!」
『貼り付ける』!
『3m上空からの落下衝撃』とはどの程度のものなのか?
仮に修子の重量を『60kg』、重力加速度を1Gの影響下『9.80665と』置く。さらにこれが『自由落下』であると想定した場合・・・
『落下に伴う力学的エネルギー』は単純計算で『1765.2J』!
『5.56×45 mmNATO弾』の実包火力が『1767J』・・・つまり『ライフル弾』とほぼ同等の破壊力を有する。
つまるところ、『スゴい破壊力』ということになる!
ド ッパ ァ
ァ ァ ン !
ドッヒャア―――――ッ
ドッ ガァ!
「――――やったか!」
その威力にふさわしい、耳をつんざく『炸裂』が響き渡り、修子は反対側へ吹っ飛ぶ!
それを見て、『ジギー』が安堵の声を上げるが・・・
メキ メキメキ バキキ !
「ええい、間に合わんか・・・・!?」
頭上から不穏な音が一層大きく聞こえる。
『叫び』が止んでも、『既に起きた崩壊』が止まるわけではない。『危険』はまだ終わっていない。
294
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2024/01/19(金) 23:05:04
>>293
「……ッ!
コイツは想定以上だ……」
外していたらと思うと冷や汗が出るが、
汗拭く暇も無いらしい。
「大黒柱までは逝って無いでくれよ……!」
『忍び足』を解除し、『ゴースト・ファイルズ』を剥離。
『修子』が吹っ飛ばされた方向に駆け出す。
流石に瓦礫に潰されちゃ、目覚めが悪いからな。
落下物は可能な限り、『ゴースト・ファイルズ』に弾かせる。
腕っぷしではなく精密さで最低限の物は、どうにかしたい。
295
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/21(日) 23:06:04
>>294
パラ・・・
パララ・・・
すぐさま修子へと駆け寄る。『崩壊』自体は停止したため、先ほどのように瓦礫が雨あられ落ちてくるということはない。
とはいえ『崩壊』は不可逆。脆くなった柱や壁、床などがいつ崩落するかは誰にも分からない。
修子は『崩壊』で脆くなった壁にめり込むような形で動きを止めている。『気絶』しているようだ。
体制を崩したうえで、という前提はあるにせよすさまじい威力だ。
ギシ ギシイ・・・・・
ガ クン
砂鉄で補強された『踊り場』が傾く。時間はあまりなさそうだ。
だが、崩壊しかけで足場も悪い中、修子を伴って離脱できるものだろうか・・・?
ダダダ
ダダダ
ダダダ
ダダダ ・ ・ ・ ・
刹那、どこからか『足音』が聞こえた。すさまじく『速い』歩調だ。
『駆け下っている』ようにも聞こえる。
「―――『間に合った』か!」
それを耳にした『ジギー』が声を上げる。
「『佐名』! 悪いが私はこれを支えるので手いっぱいだ!
『西側の壁』だ!叩いて合図を送ってくれ!」
「『開ける』ぞ!」
296
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2024/01/22(月) 02:05:36
>>295
気絶した『修子』に肩を貸す形で
ともに立ち上がる。
「……そういうことか!
『ゴースト・ファイルズ』ッ!」
『西側の壁』に近づき、『ゴースト・ファイルズ』に
殴打を連打させる。
この時、壁を破壊するでなく、響き鳴らすように叩く。 破ス精DCA
297
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/22(月) 02:44:30
>>296
『ゴースト・ファイルズ』ッ!
ウ ォォォ――――z_____ム
ダ ダ ダ ダ ダ
ダ ダ ダ ダ ダ ッ !
壁を叩き鳴らす!
非力な『ゴーストファイルズ』では到底破壊はおろか罅を入れることすらかなわないが・・・
希望を呼び込む『導』にはなる!
「ここだ『拓海』!『ぶち破れ』!」
アイ・アイ・サー
「『了解』ッ!」
バ
ッコ オ ォ
オ オ !
『ゴースト・ファイルズ』の殴打部から3m程度右側の壁が、さながら発破のごとく破られる!
崩れる壁と瓦礫煙の中から、パジャマ姿の『少女』が姿を現す。
「『ジギー』!」
「ここは長く持たん!早くいけ!」
『崩壊』で脆くなっているとはいえ、人間が生身で壁を破るなど『ありえない』が・・・
目の前の状況はその『ありえない』光景を示している。
「話は後で!『脱出』します!」
『少女』が盛大に空いた壁の穴を示す。『ついてこい』だ。
298
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2024/01/22(月) 20:37:37
>>297
「助かった、スーパーガール」
『修子』を担ぎ、空いた壁の穴を抜けて脱出する。
依然として、危険な落下物は『ゴースト・ファイルズ』に
可能な限り弾かせていく。
『ジギー』のことも気になるが、
真っ二つになっても無事だったのだ。
多少のことは平気だろう。
299
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/24(水) 00:45:53
>>298
コ ォ ォ ォ ォ ォ!
ド ガ !
「まだちっとも助かっちゃいませんよ!」
『佐名』の軽口に応えながら、『少女』は先の壁にも通路穴を開ける。
「このまま『真っすぐ』抜けますから!」
どうやら壁をぶち抜きながら、『最短』で抜けるつもりらしい。
徐々に大きくなる破壊音を背中に聞きながら、三人は『桧山邸』を後にする・・・
ズズズ
ズゴゴゴゴ ・ ・ ・
・ ・ ・ ・
―――現在 午後14時45分 新星見駅の北15km 『桧山邸・庭』―――
「かいつまんでですけど、話はだいたい『ジギー』から聞きました。」
ペコ!
「ありがとうございます。『ジギー』のことも、『お母さん』のことも。」
目の前の『少女』は、小さい体をさらに小さく折り曲げて頭を下げた。
さきほどのやり取りから言って、この『少女』が『拓海』なのだろう。
300
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2024/01/24(水) 02:35:23
>>299
「礼を言われるには、
少々気が引ける状況ではあるな」
地面に敷いたジャケットの上に
『修子』を寝かせ、『桧山邸』に目を向ける。
どれだけ原型が残っているかわからないが、
少なくともしばらく住むのは無理だろう。
「仕事で『家』が壊れたのは初めてだ。
……目覚めが悪くならずに済んだのは、
オレとしては喜ばしいことではあるがね」
息を大きく吐いて、『ゴースト・ファイルズ』を解除する。
301
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/24(水) 17:21:45
>>300
『桧山邸』の外見に大きな影響はない。
だが内部はめちゃめりゃだろうし、『崩壊』の影響がどこまででているのか定かではない。
大規模な修繕が必要なのは間違いないだろう。
「でも、必要なことだったと思います。」
『拓海』は顔をあげて、真っすぐに『佐名』を見た。
「『8歳』のころからずっと隠してきました。自分の身体のこと。『ジギー』のこと。
ずっとそれが嫌だったんです。見えないものは信じてもらえませんから。
血の繋がった家族にさえ話せないことを、抱えながら生きていくしかないんじゃないかって。」
「こんなことになってしまったけど、おかげであたしは秘密を打ち明けることができるようになりました。
あの日から止まったままだったけれど、あたしたちは『家族』として、やっと『立ち上がる』ことができます。
間違いなく『佐名』さんのおかげです。だから・・・」
ペコ!
「ありがとうございます、『佐名』さん。」
モコモコ ボコ !
「私からも礼を言わせてくれ。君のおかげで助かった。
私たちの命が、というだけではない。」
足元の土が盛り上がり、中から這い出るようにして『蜘蛛』のシルエットが顔を出した。
身体についた土を器用に払うと、かしこまった口調で『佐名』に相対した。
「桧山家を救い、あまつさえ地球の未来をも救ったかもしれないのだ。
『ホームズ』にだって真似のできない偉業だ。『パスティーシュ』だなんてとんでもない。」
「『ありがとう』。地球の友よ。」
『ジギー』も拓海と同様に、小さな体を折り曲げて頭(?)を下げた。
異種族異生命といえど、長く共に生活していると似てくるのかもしれない。
「さて、返礼が言葉ばかりでは締まらない。
君にはきちんと、手元に残るお礼をしなくてはな。」
『ジギー』は頭を上げると、調子を戻して喋り始めた。
「ちょっと待って。あたし『給料日』までけっこうあるんだけど。」
「私には私できちんと『蓄え』がある。見損なってもらっては困るな。」
「は?何それ。初めて聞いたんだけど!
そんなのあるならあたしにちょっとくらい・・・!」
「甘やかすとロクでもないことになるから言わなかったのだ。
『13歳』と『14歳』と『15歳』、『17歳』の時に、もらったお年玉を『三が日』のうちに使い切ったのは誰だ?
しかもよりにもよって、両親に行くなと言われていた『ゲームセンター』で、だ。」
「・・・・・」
302
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2024/01/24(水) 20:14:37
>>301
「……フッ、元気が戻ったら、
また子守が大変そうだな『ジギー』?」
やはり無事だった『ジギー』と
どうやら箱入りではなさそうな『拓海』との笑みを漏らすと、
2人に背を向け、桧山邸の中で1本だけ取り出していた煙草を
――くしゃくしゃになったであろう『ハイライト』を丁寧に整える。
「『探偵』ってのはロクでもない仕事だとは思ってはいるが……
こういう日もたまにはある。そういう時だけは、悪くないと思ってるとも」
ライターで火を付け、その煙をたっぷりと肺に取り込まんとする。
303
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/24(水) 21:15:30
>>302
「いやまったくだ。『20歳』も過ぎてこれではいつ目を離していいものか分からん。
・・・いや、親とは『そういうもの』なのかもしれないな。私の種族に『親子』という概念はないが・・・
特に今回の『修子』をみていたら、分かる気がするよ。」
「親にとって子はいつまでも子なのだな。」
しみじみと絞り出すように『ジギー』が呟く。
正気を失っていたとはいえ、『修子』の攻撃性・・・スタンドを扱う『精神力』はすさまじかった。
それを子を守るという『本能』ではなく『理性』で扱えるようになれば、こんなことはもう起きないだろう。
「おっと、『お礼』だったな。手を出してくれ。」
ズズ ズズズ !
ド パァ !
『ジギー』の出てきた穴から『金色の粒子』が噴水のように飛び出す。
「『金』だ。私たちの乗っていた『宇宙船』の部品に使っていたものだが・・・もはや私には必要のないものだ。
『桧山邸』の修繕に使う必要があるからすべては渡せないが・・・君の役に立ててくれ。」
シル シルル
砂金様の『金』が『佐名』の手に収まる。重さから言って『30万円』はくだらないだろう。
「・・・これからのことは、簡単には行かないと思います。
家はこんなんだし、お母さんも自分を責めるだろうし、『ジギー』のことは荒唐無稽すぎますし。」
「でも、あたしにもお母さんにも、『ジギー』にも必要なことですから。頑張ってみます。
時間をかけてでも、きちんと話し合っていかないと。」
ウゥウウ―――――――
ピーポ― ピーポ― ピーポ― ピーポ― ・・・
遠くからサイレンが近づいてくる。『救急車』のものだ。
「あたしが呼んだんです。万が一があるといけないので・・・
見た感じ怪我はなさそうですけど、『佐名』さんも病院へいったほうがいいと思います。
あたしたちもお母さんの付き添いで乗っていきますから。」
「『修子』の能力が身体にどんな影響があるのか分からないからな。
人間が扱う以上、あの『崩壊』が骨や内臓に影響を与えるとは思えないが、念のためだ。
・・・私たちが口裏を合わせておけば、第三者にあらぬ疑いをかけられる事もないだろう、ということもある。」
304
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2024/01/24(水) 22:45:09
>>303
「『値千金』だ。
報酬として、ありがたくもらっておく」
『金』なんぞ不要とカッコつけられれば、
格好もついたろうが、生憎と自転車操業だ。
もらっておこう。煙と霞では人は生きられない。
「あまり無責任なことも言えないが……
そうやって前を向ける家族は大抵、大丈夫だ。
うつむいているよりは、ずっとな」
救急車のサイレン音を聞き、
煙草の火を靴の踵に押し当てて消す。
「身体が砂山になってない以上、
大丈夫だとは思うが、餅は餅屋か。
心配は受け取っておこう。恩に着る」
305
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/25(木) 21:07:28
>>304
ウウゥ――――――――・・・ !
サイレンの音が徐々に大きくなり、ごく近くで止まった。
ほどなくストレッチャーを伴った救急隊員が駆けつけてくる。
何も思うところがなければ、このまま彼らに伴われて『クリニックセンター』へと向かうことになる。
ガラガラガラガラ・・・・
ストレッチャーに乗せられた『修子』が運ばれていく。
『スタンド』による防護のおかげか、目立った外傷はないように見えた。
暴行などのかどで『佐名』に嫌疑がかかることもないだろう。
「『佐名』、君に会えてよかった。」
「きっと『また会おう』。」
! ・・・――――――――ゥウウ
サイレンのうち一つがが遠ざかっていく。
一足先に運ばれていく『修子』に付き添っていく去り際、『ジギー』の声が聞こえた。
奇妙な出会い、奇妙な時間だったが、『佐名』にとって実りあるものだった・・・のかもしれない。
『佐名』がこの街でスタンド使いとしてある限り、こうした奇妙な出会いは増えていくだろう。
そのすべてが、今回のように終われるとは限らないが。
306
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2024/01/25(木) 21:24:52
>>305
救急隊員に自力で歩けることを伝え、
自力で救急車に向かうことにする。
「次は『ペット探し』ぐらいで頼む。
友人割引で安くしよう」
『ジギー』たちを見送り、
自身も救急車に向かう。
「ところで搬送先に喫煙所は……この間、無くなった?
そいつは残念だ」
「気持ち良く終わった仕事の後の一服のために、
『探偵』をやってるものでね」
307
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/25(木) 22:55:42
>>306
バ タム !
ピ――ポ――ピ――ホ――゚ピ――ポ―― ・ ・ ・
救急車へ乗り込みストレッチャーに腰掛けると、しばらくして車両が動き出す。
『仕事終わりの一服』は、少なくとも精密検査が終わるまではお預けになるだろう。
・・・
・・・
・・・
―――数か月後 1月初頭 『シーマ探偵事務所』―――
『佐名慈真』が事務所へ初出勤を済ませると、DM類に紛れて『年賀状』が届いていることに気づくだろう。
差出人には『Z/S』との記載があった。
年賀状には簡単な新年の挨拶と、一枚の写真。
『修子』、『拓海』、『父親』と思しき男性。
その肩には、『粉っぽい蜘蛛』のシルエットが共に写っていた。
『蜘蛛の伝言』 ――おしまい
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
→『疲労のため要静養(入院の必要なし)』。『再起可能』。『30万円』GET!
桧山 拓海&『ジギー・スターダスト』
→『繋がり』を取り戻す。『再起可能』。
桧山 修子『トーン』
→『三日間の入院』。『スタンド能力に目覚める』。『再起可能』
308
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/26(金) 14:50:40
『桧山 修子』に目覚めたスタンド。
身体にまとわりつく『傷』や『バイザー』、『ヘッドホン』、『マズルガード』のヴィジョン。
本体の声を増幅、変換し『音波』に変換する能力。『纏うタイプ』に属する。
本体の声が『マズルガード』を経由することで増幅され、一種の音波に変換、発散される。
単純な『大音響』や『モスキート音』など『音』としての利用は当然として、
音波振動を『エコーロケーション』や『衝撃波』としての利用することも可能である。
『バイザー』には自身の発揮した『音波』を可視化する効果がある。
引き換えに通常の意味の視覚を失っており、『エコーロケーション』を常用していたのはこのため。
『ヘッドホン』には『音波』から自身の聴覚を守るための防護として働く。
副次的な効果、あるいは当時の本体の精神が反映されているのか、文字通り『人の話を聞かない』状態となる。
このスタンドの真価は、音波による『振動』を利用した『孤立波固有振動崩壊現象』の再現にある。
『振動』によってごく弱い衝撃を与え続けることで『物体の疲労破壊』をごく短時間で引き起こす減少で、
理論上は、原子構造さえ把握すればこの世のすべての物質を『崩壊』せしめることが可能である。
ただし、狙った物質を崩壊させるためには本体に『高度な発声技術』が求められる。
あくまで『声の増幅・変換』がスタンドの能力であり、『調節』については埒外だからである。
また、長時間の連続使用は『体力』を消耗する。常に大声を張り上げているようなものだからである。
事件当時、これらの欠点をある程度『克服』しているように見えたのは、
思い込みや暴走もあるとはいえ、ひとえに『母』という生物の『凄み』・・・
『子を守る』という一念が『精神力』を爆発させていたという点に尽きる。
『トーン』Torn
破壊力:声量次第 スピード:C 射程距離:C
持続力:A 精密動作性:C 成長性:A
(元ネタ:ttps://youtu.be/VV1XWJN3nJo?si=BIYvDpm9c6vcSwFR)
309
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/26(金) 14:51:24
『桧山 拓海』のスタンド?自称『火星生命体』。
大きな『徘徊性の蜘蛛』のような姿をしている。
『粉末』、『粒子』といったものを意のままに操る能力。
この能力は、彼の種族であれば誰もが持っているものであるらしい。
実際には粉末そのものを操っているのではなく、
『ジギー・スターダスト』が発する『生命エネルギーの奔流』に粉末を乗せている、というのが正しい。
(現象としては『生命磁気への波紋疾走』に近い。)
『ジギー・スターダスト』
破壊力:D スピード:B 射程距離:C
持続力:D 精密動作性:A 成長性:C
310
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/26(金) 14:51:51
★氏名―『火星から来た蜘蛛の群れ 第B群9番313項 Z199Y-SDt』
★通称―『ジギー・スターダスト』あるいは『ジギー』
★能力―粉末を操る。
★性別―便宜上男性 ★年齢―不明(種族の中では若い) ★血液型―なし(血液がない)
★生まれ―火星
★髪の色―なし(体毛がない) ★瞳の色―なし(瞳がない)
★趣味―学習、研究 ★身長―体長10cm、レッグスパン30cm
★好きな映画―『インターステラー』 ★好きな色―青(火星にはない色のため)
★性格―壮年男性のような落ち着きのある性格。
これは元来のものではなく、地球で『桧山 拓海』と生活する中で変化したもの。
彼らの種族は寿命があまりに長大であるため、過去や周囲の環境に興味がない。
しかし変わり者はいるもので、遠く輝く『地球』に興味を持った若い一団が終結。
地球見学のため宇宙へ飛び出した・・・というのが事の発端であるらしい。
★外見―巨大な『徘徊性の蜘蛛』の外見をしている。
体組織の構造は地球生命とあまり変わりないが、身体は岩石や金属のようである。
これは火星生命を構成する『アミノ酸』が地球においては未知のものあるため。
『スタンド使い』にしか見えないが、これは実体化していないからではなく
『ジギー』を包む厚い『生命エネルギー』がベールのように作用しており、
その向こう側を一般人は認識することができないからである。
『スタンド』というエネルギー体を視認できる『スタンド使い』はベールの存在を認識できるため
結果として『スタンド使い』にのみ視認できるというからくりである。
★備考―『生命エネルギー』そのものを代謝するという、地球生命には見られない特性を持つ。
結果、他の個体との『共生』がなければ生命維持を行うことができない。
火星においては同種で群れを作り、地球においては『桧山 拓海』と『相利共生』を結ぶことで生存している。
311
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/26(金) 14:52:24
★氏名―桧山 拓海(ひやま たくみ)
★性別―女 ★年齢―20(大学生) ★血液型―AB
★生まれ―乙女座 ★髪の色―黒 ★瞳の色―黒
★趣味―天体観測 ★身長―135cm
★好きな映画―『2001年宇宙の旅』(母の好きな映画だから) ★好きな色―黄
★性格―明朗快活そのもの。
前向きなところが取り柄とは本人の弁。
★外見―短く切り揃えたショートヘア。動くのに邪魔だからとは本人の弁。
暇さえあれば単独で天体観測に出かけるなど、幼少期から活動的であったが、現在はインドア派。
これは『ジギー』と共生関係を結んだことが契機となっている。
★備考―幼少期の事故によって代謝機能の一部を喪失。
失った代謝機能を『ジギー』による『生命エネルギーの貸与』で補っている。
その結果、常人の数倍の『生命エネルギー』を身にまとっており
『身体能力の著しい向上』、『身体的老化(成長)の鈍化』、『異常な回復力』などの影響が現れている。
現在インドア派なのはこの身体的特徴のため。
勉強は苦手よりだが、『ジギー』のおかげでなんとかなっているらしい。
312
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/26(金) 14:53:38
★氏名―桧山 修子(ひやま のぶこ)
★性別―女 ★年齢―48 ★血液型―A
★生まれ―獅子座 ★髪の色―黒 ★瞳の色―黒
★趣味―天体観測 ★身長―175cm
★好きな映画―『2001年宇宙の旅』 ★好きな色―橙
★性格―元々は放任主義を旨とし、拓海の自由意思を尊重する母親であったが、
幼少期に拓海が事故が事故に遭ってからは過保護気味かつヒステリックになった。
これは自身の放任主義のせいで拓海が事故に遭ったと思いこんでいるからである。
本来は芯のしっかりした、『女房気質』の女性である。
★外見―長い黒髪に和装の女性。
料理の時は『作業着』を着るらしい。
曰く独身時代の癖であるとかなんとか。
★備考―もともとは宇宙工学のエンジニアであったが、同僚と職場結婚をし引退。
母としても元エンジニアとしても夫を助け、家を守っている。
結婚当初は、拓海が独り立ちをしたら職場に復帰することを考えていたが
事故があって彼女が過保護気味になったことで、そうはなっていない。
313
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/01/29(月) 01:24:45
ジリリリリ!
ジリリリリ!
ジリリリリ! ―――ガチャ!
ニッコォー
「はい!こちら『スイバ水産(株)』でございます!
本日はどのようなご用件で―――」
『下手な腹芸はよしたまえよ。『蓚 鉄平』くん。
我々がコンタクトを取るだろうということは、既に『出て』いたのだろう?』
・・・
「せっかちだね。そう、『出て』はいたよ。
だが、目的と正体まではさっぱりだ。手は尽くしたが何もひっかからなかった。
まるで―――」
『『亡霊のようだ』とでもいいたいかね?
それはその通りだ。我々は『亡霊』。本来君たち『生者』の営みに深くかかわることはない。』
『亡霊らしく、墓の下で寝ていたいというのが本音だ。
だが、最近はどうも墓の周りが騒がしくてね。そうもいっていられなくなってきたのだよ。』
「そりゃ気の毒だ。で、ボクらに何の用だい?
墓掃除くらいなら構わないけど、盆まではまだ随分間がある。」
『―――先の襲撃で人を拾ったな?そして『持て余している』。違うかね?』
ダン ッ!
「・・・・『生贄』を所望とは驚いたな。」
『待ちたまえ。そういうことではないんだ。『生体電流をエネルギーに動く発信機』・・・
私ならそれを完全に無力化できる。そのうえで彼らに居場所を与えられる。
・・・まあ、地上より少々黴臭いのは認めるが、悪い話ではないはずだ。』
「――――――――」
『詳しい話は、『私の部下』から聞いてくれ。』
スウ――――――
『既にそちらに着いているはずだ。』
ペコ
「『秋山』と申します。『説明』と『交渉』を、主から仰せつかっております。」
「どうぞ、お見知りおきを。」
314
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/01/29(月) 01:37:51
「それでおれにお鉢が回ってきたってか。」
「そういうこと。力を貸してくれないか?」
「中立だとしても、アンタも『アリーナ』には違いねえ。おれは『アリーナ』に与するのはごめんだ。
言ったはずだぜ、なにがあったのかは。」
「そこを曲げて頼むよ。これは『アリーナ』としてのお願いじゃない。
ボク個人の・・・『蓚鉄平』としてのお願いなんだ。」
・・・
「このままボクの能力でかわし続けるのにも限度がある。『根本的な解決』が必要なんだ。
ここの『家族』の命も、『彼ら』の命もあきらめたくない。若い闘士たちが救ってくれたものなんだ。
それを無下にするのは、余りに忍びない。」
ハァ―――――・・・
「そう言えばおれが断れねえって、知ってて言ってんだろ?
『コック』の癖にまったく食えねえおっさんだ。」
「!じゃあ――――」
「目を輝かせるなうっおとしい!ただし、条件があるぜ。
おれの腕はこのとおり。だからおれが選んだ『護衛』を二人ばかし雇わせてもらう。
その費用ももってくれるなら、だ。」
「そのくらいならお安い御用だ。すぐに手配しよう。」
「『見つけた』ら連絡する。それまで連絡すんじゃあねーぞ。
下手にせっついても、困るのはあんたのほうだからな。」
カツ カツ カツ カツ ・ ・ ・ ・ ・ ・
315
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/02/17(土) 23:49:04
>>(聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』)
>>(宮國飛香『グリーリー・エステイツ』)
―――『殺手のマテリア』殺害から4日後―――
―――午後12時 星見駅前 レストラン 『STARGAZER』―――
―――VIP用『401号』個室―――
ズル ズル ッゾバ !
モグモグ モグ!
「『前金』と『景気づけ』代わりに、好きに食っていいぞ。
この後のこと考えるなら、酒はやめておいたほうがいいだろうが。」
白濁したスープが絡む『海鮮パスタ』をすすりながら、目の前の『学ランの少年』はそういった。
右腕にはギプスをつけており、顔にはいくつか真新しい傷がある。
ガチャ !
「あー、『アマダイのポワレ』と『エビとムール貝のブイヤベース』・・・『ライス』大盛で」
チン !
「改めて言っておく。清月学園高等部二年、『村田瑛壱』だ。
覚えなくて構わねえが、これから仕事しようってのに知らねえわけに行かねえだろうからな。」
『次の注文』を内線で済ませたあと、彼は二人に向き直って言った。、
彼は『聖川篤虎』と『宮國飛香』が『スタンド使い』であることをどこからか嗅ぎつけ、『仕事』を持ちかけてきた。
内容は『荷物運び』とその『護衛』。
「おれのオゴリってわけじゃねえんだ。気にしなくたっていいぜ。」
卓の向こう側に座った少年が、二人に向かってメニューを差し出す。
316
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/02/18(日) 08:59:19
>>315
「とても良い食いっぷりだねェ。
やっぱり男子高校生ってのはこうでなくちゃいけねェ」
村田から差し出されたメニューを受け取り目を通すが、
注文を決めあぐねているのか、何度も同じ頁を巡り、しきりに頭を傾げる。
「……色々と目移りしちまうが、決めたぜ。
『ポトフ』と『バゲット』を、そして食後に『ダブルエスプレッソ』を頂戴します。
連日連夜の『酒』で胃が荒れてるから優しい物を食いてェ気分だ」
「『護衛』と『荷物運び』をやってくれって事ですが、
具体的に俺達ァ何をすりゃあいいんでさァ」
317
:
宮國 飛香『グリーリー・エステイツ』
:2024/02/19(月) 05:31:38
>>315
「へェー村田クンってば『高二』かあ。
年齢どうこうって言う気もねェけど、
年下と『仕事』のハナシするってのもなんか新鮮でムズッ痒いよな」
言いながらメニューを受け取り、流すように目を通す。
好きに食べていいと言われたところで、これから仕事を控えている以上、
満腹で動けないというわけにもいかないだろう。
なにより、
「ナニ書いてあんのか一個もわかんねーよコレ。うな重とかない?
『スープ』と『魚』と『肉』と『デザート』を、
『値段の一番高いやつ一個ずつ』持ってきてくれ。
これで腹いっぱいにもなんないだろうし、損した気分にもなンねえだろ」
ぞんざいな注文を済ませると、メニューを『村田』に返すとともに改めて向き直る。
「『積み荷』は訊かねェ。ただ『護衛』ってンだから──『襲われる』謂れがあンだよな?
村田クンがそんな傷だらけになっちまうみてーなアテがあるんなら、
私はそっちの方を訊きたいワケよ」
318
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/02/19(月) 07:29:21
>>316-317
「まずは『具体的に何するか』から片付けるか。」
ガサ ガサ!
「まず荷物は『秘密』、運び屋は『おれ』。
あんたらの仕事は、おれを引き渡し地点まで護衛すること。
引き渡し地点は『ここ』。」
トン
懐から紙の地図を取り出し、ある地点を指さした。
星見町北東部『T区』・・・町境を隔てれば『国立公園』も存在するような、深く分け入った『山林』のド真ん中。
「引き渡し時刻は『午前4時』。
山の入口までは交通機関が使えるが、その先は『徒歩』だ。
足がつくってのもそうだが、そもそもこんなとこに乗り物は入っていけねえ。」
村田は極めて面倒くさそうにため息をつきながら、地図の一点を見つめる。
徒歩で、というのは本人も乗り気では無いのだろう。
「で、『襲われる謂れ』のほうだが、少なくともおれには『ない』。
単純にこんな山の中を手負いでウロつきたくねえってだけの話だ。
日頃の用を足すには不自由しねえ程度の怪我だが、殴ったり殴られたりすんのは今のおれにゃちと余る。」
「まあ『襲われる謂れ』があるとすりゃあ、
わざわざ夜中に鬱蒼とした森の中にカチこんで『野生動物』に喧嘩売って回るから、ってとこか?
『森の住人』からしたら、当然迷惑な話だからな。」
319
:
<削除>
:<削除>
<削除>
320
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/02/19(月) 23:41:30
>>318
「『山』での『夜仕事』たァねェ……
流石に熊や猪相手にしたこたぁねえが、
『田舎育ち』の『夜職』には『お誂え』の仕事じゃあねぇかい。
あーっと、ちょいと失礼しますよ」
スマホを横に構えて地図の全体の写真を収め、
撮影した写真の集合場所に加工アプリで赤丸を書き込みたい。
「こんな『ユニーク』なお仕事貰える機会なんざ早々ねぇんだ。
折角ですし俺ァこのお話、受けさせてもらいますよ。
勿論、『万が一』の事態は想定しておきますがねェ…」
仕事の流れは大体分かったので、
注文した料理が部屋に運ばれてくるのを待つ。
321
:
宮國 飛香『グリーリー・エステイツ』
:2024/02/21(水) 08:59:06
>>318
「ん、んん──」
「『襲われる謂れ』は無いけど、『殴り殴られ』の想定はある。ってコトか?
まあ、要らん詮索する気もねェけど」
『謂れ』があるのは、むしろ『積み荷』の方か。
「狸だの鹿だの追っ払ってくれって、本気で言ってるワケじゃねェよな?
歩きはダリィが付き合うよ。
何かしら起きるの分かってっから、呼ばれたんだろーし」
腹ごしらえさえ済めばいつでも出られる。
そもそも、歓待を受けられるなんて思っちゃいなかったんだ。
322
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/02/21(水) 23:04:32
>>320
カシャ!
集合地点をスマホにおさめ、赤く〇をつける。
「あんた結構乗り気だな。おれとしては頼もしいが。」
「場所が場所だ。『万が一』は十分ありうる。
滑り転げて大怪我したり、前後不覚になって迷ったり、『熊』が出ないとも限らねえ。」
『引き渡し地点』の位置を考えれば、道が舗装されいているとは考えづらい。
おそらく野山野道をかき分けていくことになるだろう。
そうした中でのあらゆる『万が一』は想定しておくに越したことはない。
「もちろんヤバい時にはおれも手を出すが、無理をする時は選びてえし、できればしたくねえ。
だからあんたら二人にカネ払ってついてきてもらうわけだからな。」
「くれぐれも気を付けてくれ。
身支度を整える時間はあるからよ。」
ギプスをつけた腕を見せびらかすように振りながら、村田は続けて言った。
そうしているうちに、注文した料理が運ばれてきた。
〜本日の聖川篤虎のメニュー〜
・えびとはまぐりのポトフ
・バゲット
・ダブルエスプレッソ(食後)
>>321
「まんざら冗談ってワケでもねえ。野生動物起因の事例は山ほどある。
夜間ともなりゃ、その危険も増す。『想定外』への備えがない状態で踏み込んでいい場所じゃあない。
猪や猿に、指だの脚だの食いちぎられてからじゃ遅いからな。
『備え』はちょいとやりすぎなくらいでちょうどいい。」
至って真面目な顔で村田は答えた。
『何が起きるかわかっている』からではなく『何が起きてもいいように』集められた、ということだろう。
「供回りは多いほうがいいが、そうすっと足がつく。面倒も見切れねえ。
環境に与える影響も考えりゃ、このくらいの人数が適当だ。」
そうしているうちに、注文した料理が運ばれてきた。
〜本日の宮國飛香のメニュー〜
・伊勢海老の味噌汁(赤味噌)
・鰤しゃぶ
・ステーキ(ヒレ150g)
・プリン
323
:
宮國 飛香『グリーリー・エステイツ』
:2024/02/22(木) 05:20:27
>>322
「マジのマジでそういうことか。
確かに暗闇で突撃されたり、群れに囲まれたりしたらメンドいよな」
『野生動物』を舐めていた。
考えれば十分に厄介な相手で、備えが必要でもおかしくない。
「そっちの『乗り気』なオニーチャンに、乗っからせてもらうよ。
上手いことやろーぜ、村田クン」
言いつつ、運ばれた料理を見遣る。
見遣って──
「『和ッ食』だ!『スカした』料理しかねーもんだと思ってたが、
やっぱこーいうのもあんのか!?」
「っつーかこの『鰤』見ろよ!いくら『寒ブリ』っつっても、限度があんだろ!
『水菜』と『春菊』を追加できねーか?
私の舌じゃあ、この『鰤』の『脂』を受け止めきれねえ!」
「『海老』も馬鹿だよな……いくら殻を固くしたって、中身が美味いんだから食われちまうのに。
頑張って発達させた殻から出汁が出るんだから、二重に馬鹿だぜ」
「ステーキが赤身なのは『魚の脂を堪能しましたよね?』って策略か?
掌で踊らされてるよーで釈然としねェが、ここでゴツい肉が来ても量食えねェし、
……『してやられた』って感じだな」
「『プリン』は当然『ギッチリ固め』なんだろーけど、
ここで飾らないところまで『狙って』来てンな。
こうなりゃもう言う事ねーよ。
私はなんだって言う事きいてやるぜ」
箸を片手に捲し立てる。
放っておけば、プリンすら箸で食べかねないだろう。
324
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/02/22(木) 06:31:01
>>322-333
「年長者が1番乗り気ってのはどうにも気恥ずかしいですが、
折角頂けたお仕事なので気張らせてもらいますぜ。
何か起きても対処できれば良し、何も起きなければ尚良し」
横に座っている『宮國』に顔を向け、
その風体(性別・外見年齢など)をきちんと確認した後に、
ゆっくりとそして深々と頭を下げる。
「『聖川篤虎』(ひじりかわあつとら)でさァ。
どういう縁かご一緒にお仕事をさせてもらう事になりましたが、
お仕事前に折角の『食事の席』を設けてくれたんだから、
きちんとと挨拶できる時間ができてありがてェ。
まァ『スタンド使い』である事が前提の仕事なんて初めてな訳で、
色々至らぬ点が出てくるかもしれませんがァ、よろしくお願いしますよッ」
今の所これ以上メモや写真を控える必要はなさそうなので、
スマホをジャケットのポケットに仕舞い、
目の前に運ばれて来た料理に手を合わせ、食べ始める…。
「ーーー『いただきます』。
『ポトフ』って言うのは『外国さん』では日本で言う『おでん』みたいなモンなんですよねェ。
『野菜』を多く摂れるし手間もかからねぇからってガキの頃良く作ってもらいましたよ。
流石にこんな『豪勢』な具は入っていませんでしたがねェ。
特に俺ァこん中では『じゃがいも』に目が無くてですねぇ……
ベーコンの脂や他の野菜のダシを吸った馬鈴薯を崩して、濁ったスープと一緒に食べるのが当時の篤虎少年の楽しみでねェ。
ーーーあぁ、こりゃあクソ美味ェや」
325
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/02/23(金) 00:07:05
>>323-324
サク!
モグ モグ
「上手いことやりゃあメシ食った後の腹ごなし程度でカネがもらえる。
こんなにラクなことはねえからな。
だが、マトモな仕事じゃあねえってのは頭に入れといてくれ。」
お れ た ち
「結局、『スタンド使い』に回ってくる仕事だからな。」
『ポワレ』を口に運びつつ、剣呑な空気を漂わせる村田。
二人よりも年若いが、そういった『仕事』を何度も経験しているようだ
彼の顔にある『傷』も、『仕事』の中でつけられたものなのだろうか。
「実際、おれ個人として気になることがないでもない。
『引き渡し地点』が『私有地』だってことだ。
当然の推測として、この土地を持ってる人間が『配送先』ってことになるが、その辺についてはだんまりだった。
どういう意図なのかは知らねえが、何かあるのは間違いねえ」
「そんなワケのわからねえ依頼する手前、おれにも義務と義理がある。
『あんたらを五体満足で帰す』、ってのがな。」
パサ !
食事に舌鼓をうつ二人の前に、それぞれ薄い封筒が差し出される。
「おれの取り分から出したカネだ。報酬には入ってねえ。
こいつで仕度を整えてきてくれ。『防寒具』『懐中電灯』『護身具』『丈夫な靴』。何でも構わねえ。
持ってるだけで職質くらうようなもんは避けたほうがいいだろうけどな。
集合場所に来るまでにしょっぴかれたら元も子もねえ。」
「食い終わったらいったん『解散』。
身支度を整えて、『午前2時』に山の入口で集合だ。
何か質問は?」
326
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/02/23(金) 06:18:30
>>325
ハブッ ハブッ
「……しんなりとしたキャベツと玉葱も堪らねェし、
人参も煮込む前に焼いてあるから甘さがヤバイねェ。
カブはコンソメと海鮮のお出汁をたぷたぷに吸って、
絹みてぇなきめ細やかな舌触りも心地良いし、
噛むと同時にじゅわって多幸感が溢れてきやがらァ」
「それに」 プリッ
「朝に喰ったら何とも思わねェ『ソーセージ』や『ベーコン』。
この野菜ばかりのパーティに入っていると、
なんだか物凄ェ『宝物』に見えるのは何なんだろうねぇ。
昼からこんな『ご馳走』にあり付けて有難い限りでさァ」
トロトロに煮えたベーコンを頬張り、
次に千切ったバゲットを口の中に入れて、
口内に満たされた肉の脂を吸わせる味覚をリセット。
した後にパンパンに膨れたソーセージに齧り付き、
パキン!と心地の良い音を響かせる。
「あァ、そもそもこの『依頼』自体が『村田』の『坊ちゃん』を、
嵌める為の『偽依頼』の可能性もあるって事ですかい。
男子高校生から『金』を貰うのはかなり気が引けますが、
俺ァあくまでも『雇われ』で坊ちゃんは『雇用主』。
『雇用主』の配慮を無碍にしたくはねぇし、
『五体満足』で帰る為に此処は有り難く『軍資金』を頂戴するでさァ…」
差し出された封筒の中身を確認する事もなくジャケットの内側に仕舞い、
配慮してくれた『村田』に頭を下げる。
「質問はあるッちゃあ有るんですが、
ええっと、この店『喫煙室』ってのはあるんですかい?」
327
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/03/11(月) 18:59:24
>>326
とろりと火の通った野菜の中に、香ばしい焼き目のついたソーセージやベーコン、海鮮がごろりと顔を出す。
一度焼いてから煮ることでさらに旨味を引き出す・・・そういった『ひと手間』が加えられている。
スープには海老の出汁を強く感じる。おそらく海老殻から取った出汁を使っているのだろう。
殻のキチン質、ひいては海老味噌からにじみ出た風味が実に滋味深い。
「『なくはない』。ちょいと肩で風切って歩きすぎた自覚はあるからな。
おれのことを快く思わねえ連中もいるかもしれねえ。
だが、身に振る火の粉は払う。火元は叩く。それだけのこった。」
言いながら、どこから取り出したのか『灰皿』を持ち出して、卓の上に置いた。
シボ !
ジリ ジリ・・・
「『個室』だからな。誰も文句は言わねえ。
いや、そこの姉ちゃんがどういうか次第だが。」
そう言いながら視線を『小野塚 遥』のほうに向けたものの、村田は既に煙草をくわえ、火をつけ始めている。
>小野塚 遥『ブリリアント・レジリエンス』
「で、あんたのほうから質問は?
『これで酒買っていいのか』とかはナシだぜ。念のため言っとくが。」
くわえた煙草で差し出した封筒を指しながら、『小野塚』へ目をやる。
「何も無けりゃただのハイキングだが、だとしても千鳥足の女を引きずって歩くのはごめんだからな。
山の中においていかれたくなけりゃ、酒気は抜いておくこった。」
「酒気帯びでサツにパクられても面倒だし、助け舟は出さねえからな。」
328
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/03/11(月) 20:04:54
>>327
目の前の料理をペロリと平らげ、食後のエスプレッソが運ばれるまでの繋ぎで、
煙草を吸いたい衝動に駆られるがぐっと我慢する。
「坊ちゃんが飲酒喫煙しようと止める気は更々ねぇが、
せめて灰や『火の粉』は落とさねぇようにしといてくれ。
店員さんの手間を増やすのは忍びねぇでさぁ」
「それに」
「『受託者』と『依頼人』とかの関係を抜きにして、
1人の『大人』として言わせてもらいてぇが、
『女性』への態度がまるでなっちゃあいねェ…。
俺ァ『スタンド』云々については詳しくはねぇが、
この寒い時期に年頃の『お嬢様』に『深夜行脚』してくれって無茶なお願いをしているんだ。
そりゃあ『若さ』は多少の『免罪符』になるってのは重々承知しているが、
咥えタバコで『現ナマ』渡すなんて無礼な輩、今時『Vシネマ』でも見やしねェし、
せめて『咥えタバコ』は無しじゃあねぇのかねェ」
329
:
小野塚 遥『ブリリアント・レジリエンス』
:2024/03/12(火) 01:17:26
>>327
(GM)
プリンを食べながら、黙って二人の話に耳を傾けていたが……
『村田』に水を向けられると、卑屈な、しかし冗談めかした笑みを浮かべた。
「まさかまさか、年下に貰ったお金でお酒なんて」
モム
モム
「飲みたいならいったん家に帰ればいいだけの話だからね。
缶ビールは切らさないよう気を付けてるんだ」
卓上にスプーンを置き、軽く一礼したのち、差し出された封筒を懐にしまう。
「まあ、それはさすがに冗談。仕事が控えてる以上、今日は『休肝日』だ。
頂いた予算は有効活用させてもらうよ」
質問も、特に無いかな──そう答えると、残り少なくなったプリンを再び片付け始めた。
その顔に、酔っ払い特有の上気した雰囲気は無い。『素面』だ。
>>328
(聖川)
「ああ、君も吸って構わないよ、煙草。
仕事に行くのが『この後すぐ』じゃあなければ、
私だってジョッキ片手に封筒を受け取っていたところさ。
お気遣いありがとう」
『どうぞ』のジェスチャーをしつつ、横に座る『聖川』に顔を向けた。
胡乱げな薄ら笑いを浮かべつつ、やはり軽く一礼する。
「自己紹介してなかったっけな。
私は『小野塚 遥(おのづか はるか)』。
君と同じ『初心者』……ついこの間、『スタンド』って言葉を知ったくらいでねェ。
一時のビジネスパートナーだけど、よろしくお願いするよ。『聖川』くん」
「ただ」
「『お嬢様』はやめてくれないかなァー……もうそんな年齢でもないしさあ。
私より年下じゃあないのかい、君?」
けらけらと笑う。言葉に反して、その表情に恥じらいや照れ隠しの感じは無く──
妙に『言われ慣れている』風でもあった。
330
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/03/12(火) 17:58:14
>>328
「この話に乗った以上、その辺の『無茶』はとっくに承知の認識だ。
あんたの意思は尊重するが、理解しようとは思わん。時間の無駄だ。」
「おれが尽くすべき『礼』と『義理』は、あんたらを五体満足で帰すことと、あんたらの能力を信じること。
それ以外の実にならねえ『礼』は無視させてもらう。
所詮今のおれたちは『寄せ集め』。無礼も何も、議論すべきところに立ってすらいねえ。」
村田は煙草を咥えたまま眉ひとつ動かさず、物申す聖川へ言葉を返す。
一回りほど歳の違うこの少年は、歳のわりに『ドライ』かつ『シビア』だ。
「あんたにとっては大事なことなんだろうが、それで仕事に支障が出るのは困る。背中を預けるわけだからな。
気に入らねえなら、出て行ってもらっても構わねえ。」
親指を突き上げて出口のほうを示す村田からは、『害意』や『不機嫌さ』は感じない。
目つきの悪い瞳の奥、物怖じのないまなざしがまっすぐに聖川を射貫く。
『スタンド使い』としての自信の表れか、それとも若いゆえの無鉄砲がそうさせるのかは分からないが・・・
「どうしても気に入らねえってんなら、『力づく』ってのもあるぜ。
おれは正直、気は進まねえが」
「身に振る火の粉を払わないほど、お人よしでもねえ。」
聖川には測り切れない『何か』が、村田にはある。
>>329
「なら結構だ。事が終わったらパアっとやってくれ。
『ここ』が気に入ったなら、予約が取れるようにナシつけておいてもいい。
タダってわけにはいかねえだろうが、うまくいけば『割引』くらいはしてくれるかもな。」
「ここは肉もあるが、地元の『海の幸』がメインだ。
それに合う『日本酒』も『白』も、たっぷりと揃えているようだぜ。
おれは飲まないから、詳しいことは分からないが。」
フウ――― ・ ・ ・
そっぽを向いて煙を吐き出す。さすがに人に向かって吹きかけるような真似はしないらしい。
「ひとまず自分の身の安全と、仕事との内容だけ気にしておいてくれればいい。
それ以外は些末なことだ。少なくとも、おれにとってはな。」
懐にしまった封筒の厚みはそれなりだ。
必要な道具を手に入れるのには不自由しないだろう。
「備えはあったほうがいいが、歩きの都合上あまり大荷物にもできねえ。
できるだけ吟味してくれ。防寒具と明かりは最低限必要だろう。」
331
:
小野塚 遥『ブリリアント・レジリエンス』
:2024/03/12(火) 23:14:34
>>330
「快楽と寿命の交換という点では、お酒も煙草も同じようなもんかな。
悪質なシャークトレードの類だけどね、どっちも」
村田の言う『飲まない』とはおそらく、 ・
『未成年だから酒は飲めない』ではなく『日本酒やワインは飲まない』
なのだろうな──そう考えながら、悠々と煙草を吸う姿を眺める。
プリンの皿は既に空になっていた。
「私のスタンドが村田くんの怪我を治せるような能力だったら、もっとラクな仕事だったろうにねえ……
でもまあ、雇われてしまったからね。野生動物を追い払うくらいの働きはするとも」
「野生動物で済めばいいんだけど」
軽口を叩きつつ、必要になりそうな道具類を頭の中で勘定する。
気だるげに細められた目の奥の瞳に、微かな真剣味が宿っている──
──ように見えなくもない。
332
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/03/12(火) 23:38:24
>>330
座して待つ。
333
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/03/13(水) 00:14:22
>>331-332
「『治す』能力は貴重だ。『スタンド』の性質上、そういうもんなんだろう。
大なり小なり『闘争心』が能力の引き金になる以上、『治療』は正反対の行為と言っていい。
どういう人間がそうなるのか、興味はあるけどな。」
負傷の残る顔を撫でる村田。
『貴重』というあたり、そういう能力を持つ者とあったことはあるのだろう。
グシ グシ ガタ !
「質問もこれ以上ねえようだし、おれはもう行く。
あとは現場で会おう。『午前2時』に『山の入り口』だ。遅れんなよ。」
煙草を灰皿に押し付けてもみ消しながら、村田は立ち上がる。
短く太いそれは、いつの間にやら既に吸い終わっていた。
334
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/03/13(水) 00:15:26
―――午前1時50分 星見町北東部T区―――
―――『灯岳』 登山道入口―――
『灯岳』は星見町とその隣町の境に存在する山である。
標高は2060m、国土地理院の地形図に名前が記載されている2,000m以上の山としては、国内で最南端に位置する山でもある。
針葉樹に覆われたこの山麓のどこかに、『目的地』は存在する。
既に『猟期』に入ったこの山から吹き下ろす風は、冷たく荒ぶ。
冬でも葉の落ちない木々に覆われ、見通しはさほど良くない。
この先に何が待ち構えているのかは、誰も知らない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
>参加者各位
このレスに『能力詳細』『外見』『調達品含む持ち物』『簡素なプロフ』の提示をお願いいたします。
335
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/03/13(水) 22:55:38
>>333-334
「こりゃあ中々に厳しそうだねェ。
夜の山なんてガキの頃以来でさァ」
「キャンプ用品店の店員さんに勧められるがまま、
一通り道具を揃えたのですが、
こりゃあいくらなんでも仰々しかったですかねェ。
ちょいと一度しか使わなぇのは申し訳ねぇし、
今度『ソロキャンプ』っていうのを始めてみるかなァ」
◆『能力詳細』
=========================================
同じスペックの相手と競い合うと負ける、妥協体質のスタンド。
手から出す『光る水』を経口や粘膜や傷口から摂取させることで、
他の生物やスタンドも同じ妥協体質にし、また重ね掛けで悪化させる。
『ドゥルセ・ネクタル』
破壊力:B スピード:B 射程距離:E(1.8m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:D
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/238)
◆『外見』
=========================================
逆三角形の輪郭に、二重の垂れた目、筋の通った鼻で割りと端正な顔立ちだが、
どことなくアンニュイな雰囲気を漂わせた男。
◆『所持品』
=========================================
スマホ、ケータイ、タバコ(わかば)、ライター、キーケースを上着のポケットに。
手元には折りたたみ式のトレッキングポール。
魔法瓶(中身はブラックコーヒー)、ホッカイロ、タオル、モバブ、獣避けスプレー、懐中電灯を
背負っているザックの中に仕舞っている。
格好はニット帽とその上からヘッドライト、
首元にはマフラーを巻き、手袋を装備。
登山店で勧められて買ったゴアテックスのフード付きジャケット、
中はアンダーシャツに、ロングスリーブに、フリース。
下はジーンズ。靴はトレッキングシューズ。
◆『プロフィール』
=========================================
26歳、現役ホスト。
趣味は『お笑い鑑賞』、最近推している芸人は『TCクラクション』。
336
:
小野塚 遥『ブリリアント・レジリエンス』
:2024/03/13(水) 23:59:41
>>334
集合時間の、キッチリ10分前。
「────『熱燗』が」「飲みたい」
元より猫背がちの背中をさらに縮こませながら、待ち合わせ場所に到着した。
────────────────────────────────
『黄金』の『全身鎧』のスタンド。
『反発する』能力。
『ブリリアント・レジリエンス』(『反発』のスペック)
破壊力:なし(B) スピード:なし(C) 射程距離:D
持続力:A 精密動作性:なし(C) 成長性:A
『能力詳細』
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/244
『外見』
倦んだ雰囲気の女性。身長177cm、痩せぎす、猫背。
濃い隈の浮かんだ、じっとりとした目つき。癖のある白髪を腰まで伸ばしている。
『調達品含む所持品』
財布、スマートフォン、大容量の肩掛けバッグ。
バッグの中に、ハンドタオル、熊よけスプレー、懐中電灯、水入りペットボトル×3。
ハイネックのセーターに裏起毛パンツ、薄手のダウンコート、登山ブーツ、手袋を着用。
LEDネックライトを首に掛けている。
『簡易プロフ』
28歳、無職。安酒片手に朝から晩まで星見町内をぶらついているちゃらんぽらん。
社会人時代の貯蓄がそこそこあるらしく、当面の生活費には困っていない。
酒が好きな理由は、酔っ払えば考えたくないことを考えずにいられるから。
337
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/03/14(木) 16:55:25
>>335-336
この時期の『颪』は特に冷たい。氷の刃で素肌を撫でられているかのようだ。
幸い空模様は雲少ない『晴天』と言っていい具合で、雨雪の心配はないらしい。
「おう、来たか。時間通りで何よりだ。
とくにそっちは機嫌を損ねたようだからな。来なくても仕方ねえと思ってたとこだ。」
声の主・・・『村田』は二本の『棒状の物体』に身を預けて、既にそこにいた。
耳当てと襟巻、手袋に重厚な靴・・・それ以外は変わらず『学ラン』のままだ。
『聖川』のほうを指さしながら、白い息を吐き出す。
「登山道をそのまま使えればラクできると思ってたんだが、そうはいかんらしい。」
村田は『液晶がついた四角い端末』を懐から取り出し、二人へと見せた。
液晶にはコンパス様の『矢印』が表示されており、登山道とは異なる方角を指している。
矢印の先は・・・未整備未舗装の『雑木林』だ。
「屯してんのを見咎められても面倒だ。
とっとと入っちまおうと思うが、何かあるか?」
338
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/03/14(木) 18:07:05
>>337
「あれまァ、坊ちゃんは随分と『薄着』でさぁ。
しかし、寒ィねェ。
小野塚の『お姉様』の言う通り熱燗で一杯やって身体を芯から温めてぇ。
値段だけが取り柄の安酒を『おでん出汁』で割ってアホみてぇに『七味唐辛子』をぶち込む
『赤羽スタイル』で飲めばあっという間に気持ちよくなって、
気分は『MAXXXヨイッショ〜〜〜〜』でさあァねェ」
カチッ
村田の見せた『端末』らしきものを見て、それが指す『雑木林』を確認し、
ニット帽の上から巻きつけた『ヘッドライト』の電源を点ける。
「まさか使うまいと思っていたこの『棒キレ(ポール)』が役に立つ事になるとはねェ。
勧めてくれた店員の『岡野さん』には感謝しかねぇ。
特に質問らしい質問はねぇですが、歩く順番をどうしますかねェ。
この先何があるかはわからねェが手負いの坊ちゃんや『お姉様』を、
パーティの先頭を歩かせるのは流石に忍びねぇし、
俺が先頭を歩きましょうかねェ?
お二方がどんな『スタンド』を持っているのか知らねェですが……」
339
:
小野塚 遥『ブリリアント・レジリエンス』
:2024/03/14(木) 20:34:45
>>337-338
「エーッ……2人ともその『棒みたいなやつ』持ってるのかい?
一瞬、持って行ったほうがいいのかな? とは思ったんだけれど」
差し出された端末の画面を見て、納得した顔で頷く。
いい感じの木の枝とか、山道に落ちてたりしないだろうか。2本。
「そうだねえ。
私たち2人で村田くんを挟む……のは、確定として。
お言葉に甘えて、聖川くんに先頭を務めてもらいたいな」
村田は何やら修羅場慣れした雰囲気だし、
聖川も、護衛の仕事を頼まれるからには『それ向き』の能力なのだろう。
かく言う自分も、したことはないにしろ、そういう使い方には向いている。
自分が先頭でも構わないが、聖川の厚意を固辞する必要もない。
「じゃあ──『聖川くん』、『村田の坊ちゃん』、『小野塚のお姉様』の順番で」
「どうかな?」
340
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/03/14(木) 21:15:02
>>338-339
「中に山ほど着こんでるさ。このほうが都合がいいからな。」
首をそらし、詰襟の中を指さしながら村田は答えた。
「『ポール』は無くてもくたばりゃしねえだろ。
おれも使ったことはねえ。『これ』は『荷物』だからな。」
シパ! ギチ
村田は『棒状の何か』に預けた姿勢を戻しながら、それを腰に太刀のように佩いた。
確かに、『それ』をよくみれば『グリップ』も『石突』もない。なにでできているのか見当もつかない。
ただ黒い、円筒形をした『棒状の何か』としか言いようがなかった。
「なら、『順序』はそれで決まりだ。
『聖川』は前、『小野塚』は後ろに気を配れ。残りはおれがやる。」
「『気配』、『物音』、『地面の様子』に注意しろ。」
「『違和感があったら止まれ』。いいな?」
ビュ オ オ ォ !
ゾク ゾク !
村田の目つきが真剣なものになり、空気が一層冷えたように感じる。
木々の合間を駆け抜ける颪のせいだけではない。
これより挑む『非日常』の空気が、実感となって二人の背筋を撫でる。
これを快と取るか、不快と取るかは各々次第だろう。
341
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/03/14(木) 21:55:42
>>339-340
「『お姉様』、もし良ければコレ使ってくだせェ。
『棒キレ』も『山猿』より『お姉様』の役に立つ方が、
登山道具冥利に尽きるでしょうに」
杖代わりの手頃な枝がなさそうなので、
握っていた『ポール』を『小野塚』に渡しておく。
「『違和感』があったら立ち止まる。
簡単な事だけれど徹底するように努めますでさァ。
俺の尊敬する男の言葉を拝借しますが、
「いくしかないっしょ」って奴ですね。
ーーーさて、行きますかねェ」
意を決し、雑木林に侵入する。
342
:
小野塚 遥『ブリリアント・レジリエンス』
:2024/03/14(木) 23:55:59
>>340-341
「…………」「なるほど?」
『棒状の物体』に対する認識を改め、小さく首肯する。
ただの棒ではないらしい。能力の産物、もしくはそれ自体がスタンドだろうか?
と、しばし目を見張っていたところ──
「いやいやいや。さすがに君、気配り上手が過ぎるぞ。
君が買ったものは君が使うべきだし、
それに、私のスタンドは手が塞がっていると都合が悪いんだ」
さらに目を丸くして聖川に差し出された『ポール』を固辞する。
ほんの軽口のつもりだったのだが、こう真面目に心配されてしまうと、
根が真面目な小野塚としては自責の念であたふたする他ない。
テキトーな発言は控えるべきか。一人、違う意味でも気を引き締めた。
「……よし。じゃあ、行こう」
2人の後に続く。
343
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/03/17(日) 00:34:35
>>341-342
―――午前2時10分 星見町北東部T区―――
―――『灯岳』―――
ザム ザム!
広葉樹の落葉が積もった山道を進んでいく。
足を取られる、というほどではないが、夜露に濡れた箇所を踏むとそれなりに滑りそうだ。
見れば落ち葉の絨毯の上を『何か』が移動したような、『獣道』様の痕跡がある。
カラン カラン
ガサ! ガササ!
歩くたびに、村田が身につけているらしい『鈴』の音があたりに響く。
それに応えるように、風によるものか『野生動物』かは分からないが、落ち葉を掻くような音がする。
都会の喧騒に比べれば圧倒的に静かだが、静かだからこそ、物音に過敏になる。
「やっぱり居るな。見たところシカっぽいが。」
状況を観察しながら歩く村田がつぶやく。
『獣道』は木々の間を縫うように続いている。今のところ、目に見えた異常はないようだが・・・
344
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345
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/03/17(日) 11:55:07
>>343
「『シカ』とはねェ。
カモシカとの交通事故相次ぐなんてニュースを、
観たような気がしねぇでもねぇが」
違和感があったら立ち止まるの言葉を守り、
一旦足を止め、獣道の先を眺めてみる。
346
:
小野塚 遥『ブリリアント・レジリエンス』
:2024/03/17(日) 18:46:21
>>343
「シカか。どの辺りに居た? 今も見えるかい?」
念のため、振り返って背後の様子を確認する。
野生動物らしき動く影が見えないか気を付けよう。
347
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/03/17(日) 22:40:18
>>345-346
先頭の聖川が足を止めると、必然一行の歩みも止まる。
足を止めて獣道の先・・・森の奥のほうへ目を凝らす。
ガササ !
一瞬、夜闇に浮かぶ複数の双眸と目が合い、すぐに見えなくなる。
大きなものや小さなものもあった。群れというよりは家族だろうか。
「野生動物は基本的に人間を恐れるから、こっちに進んで向かってはこねえ。
だが稀に、パニックに陥ったやつがなりふりかまわず突っ込んでくることがあるんだ。
オスジカの大きな角は凶器だ。稀だが死亡事例もある。」
二人と同様に、足を止めて森の奥に目を凝らしながら村田がつぶやく。
「日本にはもうシカの天敵がいないんだ。『絶滅』させちまったからな。
だから人が狩らなきゃ増える一方で、その狩人も近頃は高齢化で減ってきてるときた。
猟友会へのわけのわからねえクレームも多いらしいしな。そりゃ誰もやりたがらねえ。」
「シカが増えすぎると山が滅んじまう。『管理責任』が人間にはあると思うんだけどな。
ま、理想論じゃ世の中まわらねえってことだな。」
渋面を浮かべた村田が続けて言った。
妙に詳しいところといい、何か思うところがあるのだろう。
「二人とも、『木の幹』にも気を付けてみてくれ。
土をこすりつけたみたいな跡とか、『爪痕』があるかもしれない。
見つけたら『迂回』のサインだと思ってくれ。」
聖川が前を、小野塚が振り返って背後を確認する。
いまのところ、そうした『迂回』のサインは見当たらない。
ところどころの木の皮が、こそぎとられたようにはぎ取られているくらいだ。
348
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/03/18(月) 16:09:07
>>347
「俺ァ『博愛主義者』ですが、
小学校の修学旅行の時に行った『奈良公園』で
シカの糞まみれにされた苦い思い出があって、
それ以来どうにも『鹿』っていうのが苦手でさぁ。
別に『怖い』だって事はねェんですが」
ベリベリッ
「あーあ、こりゃあ食うモンなくて困った獣が、
木の皮食っちまってら。
専門家でもねぇからこれが『シカハギ』か『クマハギ』か、
はたまた『ナラズモノハギ』かわかりやしねぇ。
坊ちゃん、ちょっと見てくれねぇですか?」
この手の樹木の被害が獣による可能性が高い事くらいは知っている。
その場に留まったまま村田に鑑識を頼む。
349
:
小野塚 遥『ブリリアント・レジリエンス』
:2024/03/18(月) 19:55:19
>>347-348
「ふぅむ。
『サイン』が無いから一安心、という訳にはいかないのが難儀だな」
前に向き直って付近の木々に視線を走らせながら、
興味があるような無いような顔で、村田の語る『山の実情』を静かに聞いていた。
「博識だね。このシチュエーションにはうってつけって感じだ。
だから『運び屋』の役を任されたのかな」
前2人が立ち止まっている間に、地面の様子を観察してみる。
『足跡』や『動物のフン』があったりしないだろうか。
なにか見つけたら村田に報告しよう。どの動物の痕跡か、自分には判断がつかない。
350
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/03/19(火) 20:58:27
>>348
「そりゃ災難だったな。おれは山羊が苦手でな。
別段何されたってわけじゃないんだが、あの目がどうにもな。」
ペタ
「下から上に向かってこそいだ痕からして、『シカの食痕』だろうな。味をしめた個体がいるんだろう。
木の皮を食う個体が出ると、他の個体もそれを真似して木の皮を食うんだ。
そしてその個体が親になると、当然仔も真似をする。他の群れにも伝わっていく。」
村田はシカの食痕に触れ、剥がれ落ちかけた樹皮をむしり取る。
聖川がみつけた『食痕』は、『ヤマザクラ』の木についていたものだ。
岩肌のようにごつごつとしたぶ厚い樹皮。草食であってもこれを食事とするには無理がありそうだ。
「これが原因で木が弱ると、森の恵みが減る。
そうしてまた木の皮を食う奴が増える。『悪循環』の見本だ。
シカがこのありさまじゃ、ほかの生き物も飢えてるだろうな。」
『猿』。『猪』。『熊』。
日本にも生息している『猛獣』の名前が脳裏をよぎる。
>>349
「そうじゃなくても、『証拠を残したくねえもの』を運ぶなら、おれに目をつけるのは道理だ。
わざわざおれを使うんだ。『まっとうな荷物じゃない』のは明白。」
「ここには正真正銘おれたちだけ。誰も聞いてねえから、あえて言うぜ。
『まっとうじゃない荷物』を『まっとうじゃない場所』に運ぶ。
『何もない』わけがあると思うか?」
「恨みを買う覚えはねえといったが、『嫌な予感』はしてるぜ。正直なところな。」
地面に目を凝らしてみると、環境に慣れてきたのか、それらしい痕跡はすぐに見つかった。
豆のようにころころとしたフン、肉球のついた犬のような足跡・・・
動物園に行ったことがあれば、どれも比較的馴染みのある痕跡だ。故に危機感は特に感じないが・・・
351
:
小野塚 遥『ブリリアント・レジリエンス』
:2024/03/20(水) 01:45:23
>>350
「あるいは既に『聞かれてる』かもしれない訳だね。
『まっとうじゃない誰か』に」
無意味に、目だけで周囲を見渡してみる。
その『誰か』がいたとして、そう簡単に見つかる筈もない。
鹿と目が合うくらいで済めばいいが。
「ま、私たちも人のこと言えないか」
「こんな『まっとうじゃない仕事』しちゃってるしねえ」
形からして、狐か、狸あたりの足跡だろうか?
気を抜くべきでないとはいえ、猪や熊ほどの脅威ではあるまい。
2人が歩き出すのを待って、後に続く。
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