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【ミ】折れず曲がらず
1
:
『コックピット』
:2022/07/04(月) 18:27:30
―このスレッドは『村田」がGMのなにがしかを行うスレッドです。―
305
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/25(木) 21:07:28
>>304
ウウゥ――――――――・・・ !
サイレンの音が徐々に大きくなり、ごく近くで止まった。
ほどなくストレッチャーを伴った救急隊員が駆けつけてくる。
何も思うところがなければ、このまま彼らに伴われて『クリニックセンター』へと向かうことになる。
ガラガラガラガラ・・・・
ストレッチャーに乗せられた『修子』が運ばれていく。
『スタンド』による防護のおかげか、目立った外傷はないように見えた。
暴行などのかどで『佐名』に嫌疑がかかることもないだろう。
「『佐名』、君に会えてよかった。」
「きっと『また会おう』。」
! ・・・――――――――ゥウウ
サイレンのうち一つがが遠ざかっていく。
一足先に運ばれていく『修子』に付き添っていく去り際、『ジギー』の声が聞こえた。
奇妙な出会い、奇妙な時間だったが、『佐名』にとって実りあるものだった・・・のかもしれない。
『佐名』がこの街でスタンド使いとしてある限り、こうした奇妙な出会いは増えていくだろう。
そのすべてが、今回のように終われるとは限らないが。
306
:
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
:2024/01/25(木) 21:24:52
>>305
救急隊員に自力で歩けることを伝え、
自力で救急車に向かうことにする。
「次は『ペット探し』ぐらいで頼む。
友人割引で安くしよう」
『ジギー』たちを見送り、
自身も救急車に向かう。
「ところで搬送先に喫煙所は……この間、無くなった?
そいつは残念だ」
「気持ち良く終わった仕事の後の一服のために、
『探偵』をやってるものでね」
307
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/25(木) 22:55:42
>>306
バ タム !
ピ――ポ――ピ――ホ――゚ピ――ポ―― ・ ・ ・
救急車へ乗り込みストレッチャーに腰掛けると、しばらくして車両が動き出す。
『仕事終わりの一服』は、少なくとも精密検査が終わるまではお預けになるだろう。
・・・
・・・
・・・
―――数か月後 1月初頭 『シーマ探偵事務所』―――
『佐名慈真』が事務所へ初出勤を済ませると、DM類に紛れて『年賀状』が届いていることに気づくだろう。
差出人には『Z/S』との記載があった。
年賀状には簡単な新年の挨拶と、一枚の写真。
『修子』、『拓海』、『父親』と思しき男性。
その肩には、『粉っぽい蜘蛛』のシルエットが共に写っていた。
『蜘蛛の伝言』 ――おしまい
佐名 慈真『ゴースト・ファイルズ』
→『疲労のため要静養(入院の必要なし)』。『再起可能』。『30万円』GET!
桧山 拓海&『ジギー・スターダスト』
→『繋がり』を取り戻す。『再起可能』。
桧山 修子『トーン』
→『三日間の入院』。『スタンド能力に目覚める』。『再起可能』
308
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/26(金) 14:50:40
『桧山 修子』に目覚めたスタンド。
身体にまとわりつく『傷』や『バイザー』、『ヘッドホン』、『マズルガード』のヴィジョン。
本体の声を増幅、変換し『音波』に変換する能力。『纏うタイプ』に属する。
本体の声が『マズルガード』を経由することで増幅され、一種の音波に変換、発散される。
単純な『大音響』や『モスキート音』など『音』としての利用は当然として、
音波振動を『エコーロケーション』や『衝撃波』としての利用することも可能である。
『バイザー』には自身の発揮した『音波』を可視化する効果がある。
引き換えに通常の意味の視覚を失っており、『エコーロケーション』を常用していたのはこのため。
『ヘッドホン』には『音波』から自身の聴覚を守るための防護として働く。
副次的な効果、あるいは当時の本体の精神が反映されているのか、文字通り『人の話を聞かない』状態となる。
このスタンドの真価は、音波による『振動』を利用した『孤立波固有振動崩壊現象』の再現にある。
『振動』によってごく弱い衝撃を与え続けることで『物体の疲労破壊』をごく短時間で引き起こす減少で、
理論上は、原子構造さえ把握すればこの世のすべての物質を『崩壊』せしめることが可能である。
ただし、狙った物質を崩壊させるためには本体に『高度な発声技術』が求められる。
あくまで『声の増幅・変換』がスタンドの能力であり、『調節』については埒外だからである。
また、長時間の連続使用は『体力』を消耗する。常に大声を張り上げているようなものだからである。
事件当時、これらの欠点をある程度『克服』しているように見えたのは、
思い込みや暴走もあるとはいえ、ひとえに『母』という生物の『凄み』・・・
『子を守る』という一念が『精神力』を爆発させていたという点に尽きる。
『トーン』Torn
破壊力:声量次第 スピード:C 射程距離:C
持続力:A 精密動作性:C 成長性:A
(元ネタ:ttps://youtu.be/VV1XWJN3nJo?si=BIYvDpm9c6vcSwFR)
309
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/26(金) 14:51:24
『桧山 拓海』のスタンド?自称『火星生命体』。
大きな『徘徊性の蜘蛛』のような姿をしている。
『粉末』、『粒子』といったものを意のままに操る能力。
この能力は、彼の種族であれば誰もが持っているものであるらしい。
実際には粉末そのものを操っているのではなく、
『ジギー・スターダスト』が発する『生命エネルギーの奔流』に粉末を乗せている、というのが正しい。
(現象としては『生命磁気への波紋疾走』に近い。)
『ジギー・スターダスト』
破壊力:D スピード:B 射程距離:C
持続力:D 精密動作性:A 成長性:C
310
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/26(金) 14:51:51
★氏名―『火星から来た蜘蛛の群れ 第B群9番313項 Z199Y-SDt』
★通称―『ジギー・スターダスト』あるいは『ジギー』
★能力―粉末を操る。
★性別―便宜上男性 ★年齢―不明(種族の中では若い) ★血液型―なし(血液がない)
★生まれ―火星
★髪の色―なし(体毛がない) ★瞳の色―なし(瞳がない)
★趣味―学習、研究 ★身長―体長10cm、レッグスパン30cm
★好きな映画―『インターステラー』 ★好きな色―青(火星にはない色のため)
★性格―壮年男性のような落ち着きのある性格。
これは元来のものではなく、地球で『桧山 拓海』と生活する中で変化したもの。
彼らの種族は寿命があまりに長大であるため、過去や周囲の環境に興味がない。
しかし変わり者はいるもので、遠く輝く『地球』に興味を持った若い一団が終結。
地球見学のため宇宙へ飛び出した・・・というのが事の発端であるらしい。
★外見―巨大な『徘徊性の蜘蛛』の外見をしている。
体組織の構造は地球生命とあまり変わりないが、身体は岩石や金属のようである。
これは火星生命を構成する『アミノ酸』が地球においては未知のものあるため。
『スタンド使い』にしか見えないが、これは実体化していないからではなく
『ジギー』を包む厚い『生命エネルギー』がベールのように作用しており、
その向こう側を一般人は認識することができないからである。
『スタンド』というエネルギー体を視認できる『スタンド使い』はベールの存在を認識できるため
結果として『スタンド使い』にのみ視認できるというからくりである。
★備考―『生命エネルギー』そのものを代謝するという、地球生命には見られない特性を持つ。
結果、他の個体との『共生』がなければ生命維持を行うことができない。
火星においては同種で群れを作り、地球においては『桧山 拓海』と『相利共生』を結ぶことで生存している。
311
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/26(金) 14:52:24
★氏名―桧山 拓海(ひやま たくみ)
★性別―女 ★年齢―20(大学生) ★血液型―AB
★生まれ―乙女座 ★髪の色―黒 ★瞳の色―黒
★趣味―天体観測 ★身長―135cm
★好きな映画―『2001年宇宙の旅』(母の好きな映画だから) ★好きな色―黄
★性格―明朗快活そのもの。
前向きなところが取り柄とは本人の弁。
★外見―短く切り揃えたショートヘア。動くのに邪魔だからとは本人の弁。
暇さえあれば単独で天体観測に出かけるなど、幼少期から活動的であったが、現在はインドア派。
これは『ジギー』と共生関係を結んだことが契機となっている。
★備考―幼少期の事故によって代謝機能の一部を喪失。
失った代謝機能を『ジギー』による『生命エネルギーの貸与』で補っている。
その結果、常人の数倍の『生命エネルギー』を身にまとっており
『身体能力の著しい向上』、『身体的老化(成長)の鈍化』、『異常な回復力』などの影響が現れている。
現在インドア派なのはこの身体的特徴のため。
勉強は苦手よりだが、『ジギー』のおかげでなんとかなっているらしい。
312
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/26(金) 14:53:38
★氏名―桧山 修子(ひやま のぶこ)
★性別―女 ★年齢―48 ★血液型―A
★生まれ―獅子座 ★髪の色―黒 ★瞳の色―黒
★趣味―天体観測 ★身長―175cm
★好きな映画―『2001年宇宙の旅』 ★好きな色―橙
★性格―元々は放任主義を旨とし、拓海の自由意思を尊重する母親であったが、
幼少期に拓海が事故が事故に遭ってからは過保護気味かつヒステリックになった。
これは自身の放任主義のせいで拓海が事故に遭ったと思いこんでいるからである。
本来は芯のしっかりした、『女房気質』の女性である。
★外見―長い黒髪に和装の女性。
料理の時は『作業着』を着るらしい。
曰く独身時代の癖であるとかなんとか。
★備考―もともとは宇宙工学のエンジニアであったが、同僚と職場結婚をし引退。
母としても元エンジニアとしても夫を助け、家を守っている。
結婚当初は、拓海が独り立ちをしたら職場に復帰することを考えていたが
事故があって彼女が過保護気味になったことで、そうはなっていない。
313
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/01/29(月) 01:24:45
ジリリリリ!
ジリリリリ!
ジリリリリ! ―――ガチャ!
ニッコォー
「はい!こちら『スイバ水産(株)』でございます!
本日はどのようなご用件で―――」
『下手な腹芸はよしたまえよ。『蓚 鉄平』くん。
我々がコンタクトを取るだろうということは、既に『出て』いたのだろう?』
・・・
「せっかちだね。そう、『出て』はいたよ。
だが、目的と正体まではさっぱりだ。手は尽くしたが何もひっかからなかった。
まるで―――」
『『亡霊のようだ』とでもいいたいかね?
それはその通りだ。我々は『亡霊』。本来君たち『生者』の営みに深くかかわることはない。』
『亡霊らしく、墓の下で寝ていたいというのが本音だ。
だが、最近はどうも墓の周りが騒がしくてね。そうもいっていられなくなってきたのだよ。』
「そりゃ気の毒だ。で、ボクらに何の用だい?
墓掃除くらいなら構わないけど、盆まではまだ随分間がある。」
『―――先の襲撃で人を拾ったな?そして『持て余している』。違うかね?』
ダン ッ!
「・・・・『生贄』を所望とは驚いたな。」
『待ちたまえ。そういうことではないんだ。『生体電流をエネルギーに動く発信機』・・・
私ならそれを完全に無力化できる。そのうえで彼らに居場所を与えられる。
・・・まあ、地上より少々黴臭いのは認めるが、悪い話ではないはずだ。』
「――――――――」
『詳しい話は、『私の部下』から聞いてくれ。』
スウ――――――
『既にそちらに着いているはずだ。』
ペコ
「『秋山』と申します。『説明』と『交渉』を、主から仰せつかっております。」
「どうぞ、お見知りおきを。」
314
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/01/29(月) 01:37:51
「それでおれにお鉢が回ってきたってか。」
「そういうこと。力を貸してくれないか?」
「中立だとしても、アンタも『アリーナ』には違いねえ。おれは『アリーナ』に与するのはごめんだ。
言ったはずだぜ、なにがあったのかは。」
「そこを曲げて頼むよ。これは『アリーナ』としてのお願いじゃない。
ボク個人の・・・『蓚鉄平』としてのお願いなんだ。」
・・・
「このままボクの能力でかわし続けるのにも限度がある。『根本的な解決』が必要なんだ。
ここの『家族』の命も、『彼ら』の命もあきらめたくない。若い闘士たちが救ってくれたものなんだ。
それを無下にするのは、余りに忍びない。」
ハァ―――――・・・
「そう言えばおれが断れねえって、知ってて言ってんだろ?
『コック』の癖にまったく食えねえおっさんだ。」
「!じゃあ――――」
「目を輝かせるなうっおとしい!ただし、条件があるぜ。
おれの腕はこのとおり。だからおれが選んだ『護衛』を二人ばかし雇わせてもらう。
その費用ももってくれるなら、だ。」
「そのくらいならお安い御用だ。すぐに手配しよう。」
「『見つけた』ら連絡する。それまで連絡すんじゃあねーぞ。
下手にせっついても、困るのはあんたのほうだからな。」
カツ カツ カツ カツ ・ ・ ・ ・ ・ ・
315
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/02/17(土) 23:49:04
>>(聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』)
>>(宮國飛香『グリーリー・エステイツ』)
―――『殺手のマテリア』殺害から4日後―――
―――午後12時 星見駅前 レストラン 『STARGAZER』―――
―――VIP用『401号』個室―――
ズル ズル ッゾバ !
モグモグ モグ!
「『前金』と『景気づけ』代わりに、好きに食っていいぞ。
この後のこと考えるなら、酒はやめておいたほうがいいだろうが。」
白濁したスープが絡む『海鮮パスタ』をすすりながら、目の前の『学ランの少年』はそういった。
右腕にはギプスをつけており、顔にはいくつか真新しい傷がある。
ガチャ !
「あー、『アマダイのポワレ』と『エビとムール貝のブイヤベース』・・・『ライス』大盛で」
チン !
「改めて言っておく。清月学園高等部二年、『村田瑛壱』だ。
覚えなくて構わねえが、これから仕事しようってのに知らねえわけに行かねえだろうからな。」
『次の注文』を内線で済ませたあと、彼は二人に向き直って言った。、
彼は『聖川篤虎』と『宮國飛香』が『スタンド使い』であることをどこからか嗅ぎつけ、『仕事』を持ちかけてきた。
内容は『荷物運び』とその『護衛』。
「おれのオゴリってわけじゃねえんだ。気にしなくたっていいぜ。」
卓の向こう側に座った少年が、二人に向かってメニューを差し出す。
316
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/02/18(日) 08:59:19
>>315
「とても良い食いっぷりだねェ。
やっぱり男子高校生ってのはこうでなくちゃいけねェ」
村田から差し出されたメニューを受け取り目を通すが、
注文を決めあぐねているのか、何度も同じ頁を巡り、しきりに頭を傾げる。
「……色々と目移りしちまうが、決めたぜ。
『ポトフ』と『バゲット』を、そして食後に『ダブルエスプレッソ』を頂戴します。
連日連夜の『酒』で胃が荒れてるから優しい物を食いてェ気分だ」
「『護衛』と『荷物運び』をやってくれって事ですが、
具体的に俺達ァ何をすりゃあいいんでさァ」
317
:
宮國 飛香『グリーリー・エステイツ』
:2024/02/19(月) 05:31:38
>>315
「へェー村田クンってば『高二』かあ。
年齢どうこうって言う気もねェけど、
年下と『仕事』のハナシするってのもなんか新鮮でムズッ痒いよな」
言いながらメニューを受け取り、流すように目を通す。
好きに食べていいと言われたところで、これから仕事を控えている以上、
満腹で動けないというわけにもいかないだろう。
なにより、
「ナニ書いてあんのか一個もわかんねーよコレ。うな重とかない?
『スープ』と『魚』と『肉』と『デザート』を、
『値段の一番高いやつ一個ずつ』持ってきてくれ。
これで腹いっぱいにもなんないだろうし、損した気分にもなンねえだろ」
ぞんざいな注文を済ませると、メニューを『村田』に返すとともに改めて向き直る。
「『積み荷』は訊かねェ。ただ『護衛』ってンだから──『襲われる』謂れがあンだよな?
村田クンがそんな傷だらけになっちまうみてーなアテがあるんなら、
私はそっちの方を訊きたいワケよ」
318
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/02/19(月) 07:29:21
>>316-317
「まずは『具体的に何するか』から片付けるか。」
ガサ ガサ!
「まず荷物は『秘密』、運び屋は『おれ』。
あんたらの仕事は、おれを引き渡し地点まで護衛すること。
引き渡し地点は『ここ』。」
トン
懐から紙の地図を取り出し、ある地点を指さした。
星見町北東部『T区』・・・町境を隔てれば『国立公園』も存在するような、深く分け入った『山林』のド真ん中。
「引き渡し時刻は『午前4時』。
山の入口までは交通機関が使えるが、その先は『徒歩』だ。
足がつくってのもそうだが、そもそもこんなとこに乗り物は入っていけねえ。」
村田は極めて面倒くさそうにため息をつきながら、地図の一点を見つめる。
徒歩で、というのは本人も乗り気では無いのだろう。
「で、『襲われる謂れ』のほうだが、少なくともおれには『ない』。
単純にこんな山の中を手負いでウロつきたくねえってだけの話だ。
日頃の用を足すには不自由しねえ程度の怪我だが、殴ったり殴られたりすんのは今のおれにゃちと余る。」
「まあ『襲われる謂れ』があるとすりゃあ、
わざわざ夜中に鬱蒼とした森の中にカチこんで『野生動物』に喧嘩売って回るから、ってとこか?
『森の住人』からしたら、当然迷惑な話だからな。」
319
:
<削除>
:<削除>
<削除>
320
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/02/19(月) 23:41:30
>>318
「『山』での『夜仕事』たァねェ……
流石に熊や猪相手にしたこたぁねえが、
『田舎育ち』の『夜職』には『お誂え』の仕事じゃあねぇかい。
あーっと、ちょいと失礼しますよ」
スマホを横に構えて地図の全体の写真を収め、
撮影した写真の集合場所に加工アプリで赤丸を書き込みたい。
「こんな『ユニーク』なお仕事貰える機会なんざ早々ねぇんだ。
折角ですし俺ァこのお話、受けさせてもらいますよ。
勿論、『万が一』の事態は想定しておきますがねェ…」
仕事の流れは大体分かったので、
注文した料理が部屋に運ばれてくるのを待つ。
321
:
宮國 飛香『グリーリー・エステイツ』
:2024/02/21(水) 08:59:06
>>318
「ん、んん──」
「『襲われる謂れ』は無いけど、『殴り殴られ』の想定はある。ってコトか?
まあ、要らん詮索する気もねェけど」
『謂れ』があるのは、むしろ『積み荷』の方か。
「狸だの鹿だの追っ払ってくれって、本気で言ってるワケじゃねェよな?
歩きはダリィが付き合うよ。
何かしら起きるの分かってっから、呼ばれたんだろーし」
腹ごしらえさえ済めばいつでも出られる。
そもそも、歓待を受けられるなんて思っちゃいなかったんだ。
322
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/02/21(水) 23:04:32
>>320
カシャ!
集合地点をスマホにおさめ、赤く〇をつける。
「あんた結構乗り気だな。おれとしては頼もしいが。」
「場所が場所だ。『万が一』は十分ありうる。
滑り転げて大怪我したり、前後不覚になって迷ったり、『熊』が出ないとも限らねえ。」
『引き渡し地点』の位置を考えれば、道が舗装されいているとは考えづらい。
おそらく野山野道をかき分けていくことになるだろう。
そうした中でのあらゆる『万が一』は想定しておくに越したことはない。
「もちろんヤバい時にはおれも手を出すが、無理をする時は選びてえし、できればしたくねえ。
だからあんたら二人にカネ払ってついてきてもらうわけだからな。」
「くれぐれも気を付けてくれ。
身支度を整える時間はあるからよ。」
ギプスをつけた腕を見せびらかすように振りながら、村田は続けて言った。
そうしているうちに、注文した料理が運ばれてきた。
〜本日の聖川篤虎のメニュー〜
・えびとはまぐりのポトフ
・バゲット
・ダブルエスプレッソ(食後)
>>321
「まんざら冗談ってワケでもねえ。野生動物起因の事例は山ほどある。
夜間ともなりゃ、その危険も増す。『想定外』への備えがない状態で踏み込んでいい場所じゃあない。
猪や猿に、指だの脚だの食いちぎられてからじゃ遅いからな。
『備え』はちょいとやりすぎなくらいでちょうどいい。」
至って真面目な顔で村田は答えた。
『何が起きるかわかっている』からではなく『何が起きてもいいように』集められた、ということだろう。
「供回りは多いほうがいいが、そうすっと足がつく。面倒も見切れねえ。
環境に与える影響も考えりゃ、このくらいの人数が適当だ。」
そうしているうちに、注文した料理が運ばれてきた。
〜本日の宮國飛香のメニュー〜
・伊勢海老の味噌汁(赤味噌)
・鰤しゃぶ
・ステーキ(ヒレ150g)
・プリン
323
:
宮國 飛香『グリーリー・エステイツ』
:2024/02/22(木) 05:20:27
>>322
「マジのマジでそういうことか。
確かに暗闇で突撃されたり、群れに囲まれたりしたらメンドいよな」
『野生動物』を舐めていた。
考えれば十分に厄介な相手で、備えが必要でもおかしくない。
「そっちの『乗り気』なオニーチャンに、乗っからせてもらうよ。
上手いことやろーぜ、村田クン」
言いつつ、運ばれた料理を見遣る。
見遣って──
「『和ッ食』だ!『スカした』料理しかねーもんだと思ってたが、
やっぱこーいうのもあんのか!?」
「っつーかこの『鰤』見ろよ!いくら『寒ブリ』っつっても、限度があんだろ!
『水菜』と『春菊』を追加できねーか?
私の舌じゃあ、この『鰤』の『脂』を受け止めきれねえ!」
「『海老』も馬鹿だよな……いくら殻を固くしたって、中身が美味いんだから食われちまうのに。
頑張って発達させた殻から出汁が出るんだから、二重に馬鹿だぜ」
「ステーキが赤身なのは『魚の脂を堪能しましたよね?』って策略か?
掌で踊らされてるよーで釈然としねェが、ここでゴツい肉が来ても量食えねェし、
……『してやられた』って感じだな」
「『プリン』は当然『ギッチリ固め』なんだろーけど、
ここで飾らないところまで『狙って』来てンな。
こうなりゃもう言う事ねーよ。
私はなんだって言う事きいてやるぜ」
箸を片手に捲し立てる。
放っておけば、プリンすら箸で食べかねないだろう。
324
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/02/22(木) 06:31:01
>>322-333
「年長者が1番乗り気ってのはどうにも気恥ずかしいですが、
折角頂けたお仕事なので気張らせてもらいますぜ。
何か起きても対処できれば良し、何も起きなければ尚良し」
横に座っている『宮國』に顔を向け、
その風体(性別・外見年齢など)をきちんと確認した後に、
ゆっくりとそして深々と頭を下げる。
「『聖川篤虎』(ひじりかわあつとら)でさァ。
どういう縁かご一緒にお仕事をさせてもらう事になりましたが、
お仕事前に折角の『食事の席』を設けてくれたんだから、
きちんとと挨拶できる時間ができてありがてェ。
まァ『スタンド使い』である事が前提の仕事なんて初めてな訳で、
色々至らぬ点が出てくるかもしれませんがァ、よろしくお願いしますよッ」
今の所これ以上メモや写真を控える必要はなさそうなので、
スマホをジャケットのポケットに仕舞い、
目の前に運ばれて来た料理に手を合わせ、食べ始める…。
「ーーー『いただきます』。
『ポトフ』って言うのは『外国さん』では日本で言う『おでん』みたいなモンなんですよねェ。
『野菜』を多く摂れるし手間もかからねぇからってガキの頃良く作ってもらいましたよ。
流石にこんな『豪勢』な具は入っていませんでしたがねェ。
特に俺ァこん中では『じゃがいも』に目が無くてですねぇ……
ベーコンの脂や他の野菜のダシを吸った馬鈴薯を崩して、濁ったスープと一緒に食べるのが当時の篤虎少年の楽しみでねェ。
ーーーあぁ、こりゃあクソ美味ェや」
325
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/02/23(金) 00:07:05
>>323-324
サク!
モグ モグ
「上手いことやりゃあメシ食った後の腹ごなし程度でカネがもらえる。
こんなにラクなことはねえからな。
だが、マトモな仕事じゃあねえってのは頭に入れといてくれ。」
お れ た ち
「結局、『スタンド使い』に回ってくる仕事だからな。」
『ポワレ』を口に運びつつ、剣呑な空気を漂わせる村田。
二人よりも年若いが、そういった『仕事』を何度も経験しているようだ
彼の顔にある『傷』も、『仕事』の中でつけられたものなのだろうか。
「実際、おれ個人として気になることがないでもない。
『引き渡し地点』が『私有地』だってことだ。
当然の推測として、この土地を持ってる人間が『配送先』ってことになるが、その辺についてはだんまりだった。
どういう意図なのかは知らねえが、何かあるのは間違いねえ」
「そんなワケのわからねえ依頼する手前、おれにも義務と義理がある。
『あんたらを五体満足で帰す』、ってのがな。」
パサ !
食事に舌鼓をうつ二人の前に、それぞれ薄い封筒が差し出される。
「おれの取り分から出したカネだ。報酬には入ってねえ。
こいつで仕度を整えてきてくれ。『防寒具』『懐中電灯』『護身具』『丈夫な靴』。何でも構わねえ。
持ってるだけで職質くらうようなもんは避けたほうがいいだろうけどな。
集合場所に来るまでにしょっぴかれたら元も子もねえ。」
「食い終わったらいったん『解散』。
身支度を整えて、『午前2時』に山の入口で集合だ。
何か質問は?」
326
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/02/23(金) 06:18:30
>>325
ハブッ ハブッ
「……しんなりとしたキャベツと玉葱も堪らねェし、
人参も煮込む前に焼いてあるから甘さがヤバイねェ。
カブはコンソメと海鮮のお出汁をたぷたぷに吸って、
絹みてぇなきめ細やかな舌触りも心地良いし、
噛むと同時にじゅわって多幸感が溢れてきやがらァ」
「それに」 プリッ
「朝に喰ったら何とも思わねェ『ソーセージ』や『ベーコン』。
この野菜ばかりのパーティに入っていると、
なんだか物凄ェ『宝物』に見えるのは何なんだろうねぇ。
昼からこんな『ご馳走』にあり付けて有難い限りでさァ」
トロトロに煮えたベーコンを頬張り、
次に千切ったバゲットを口の中に入れて、
口内に満たされた肉の脂を吸わせる味覚をリセット。
した後にパンパンに膨れたソーセージに齧り付き、
パキン!と心地の良い音を響かせる。
「あァ、そもそもこの『依頼』自体が『村田』の『坊ちゃん』を、
嵌める為の『偽依頼』の可能性もあるって事ですかい。
男子高校生から『金』を貰うのはかなり気が引けますが、
俺ァあくまでも『雇われ』で坊ちゃんは『雇用主』。
『雇用主』の配慮を無碍にしたくはねぇし、
『五体満足』で帰る為に此処は有り難く『軍資金』を頂戴するでさァ…」
差し出された封筒の中身を確認する事もなくジャケットの内側に仕舞い、
配慮してくれた『村田』に頭を下げる。
「質問はあるッちゃあ有るんですが、
ええっと、この店『喫煙室』ってのはあるんですかい?」
327
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/03/11(月) 18:59:24
>>326
とろりと火の通った野菜の中に、香ばしい焼き目のついたソーセージやベーコン、海鮮がごろりと顔を出す。
一度焼いてから煮ることでさらに旨味を引き出す・・・そういった『ひと手間』が加えられている。
スープには海老の出汁を強く感じる。おそらく海老殻から取った出汁を使っているのだろう。
殻のキチン質、ひいては海老味噌からにじみ出た風味が実に滋味深い。
「『なくはない』。ちょいと肩で風切って歩きすぎた自覚はあるからな。
おれのことを快く思わねえ連中もいるかもしれねえ。
だが、身に振る火の粉は払う。火元は叩く。それだけのこった。」
言いながら、どこから取り出したのか『灰皿』を持ち出して、卓の上に置いた。
シボ !
ジリ ジリ・・・
「『個室』だからな。誰も文句は言わねえ。
いや、そこの姉ちゃんがどういうか次第だが。」
そう言いながら視線を『小野塚 遥』のほうに向けたものの、村田は既に煙草をくわえ、火をつけ始めている。
>小野塚 遥『ブリリアント・レジリエンス』
「で、あんたのほうから質問は?
『これで酒買っていいのか』とかはナシだぜ。念のため言っとくが。」
くわえた煙草で差し出した封筒を指しながら、『小野塚』へ目をやる。
「何も無けりゃただのハイキングだが、だとしても千鳥足の女を引きずって歩くのはごめんだからな。
山の中においていかれたくなけりゃ、酒気は抜いておくこった。」
「酒気帯びでサツにパクられても面倒だし、助け舟は出さねえからな。」
328
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/03/11(月) 20:04:54
>>327
目の前の料理をペロリと平らげ、食後のエスプレッソが運ばれるまでの繋ぎで、
煙草を吸いたい衝動に駆られるがぐっと我慢する。
「坊ちゃんが飲酒喫煙しようと止める気は更々ねぇが、
せめて灰や『火の粉』は落とさねぇようにしといてくれ。
店員さんの手間を増やすのは忍びねぇでさぁ」
「それに」
「『受託者』と『依頼人』とかの関係を抜きにして、
1人の『大人』として言わせてもらいてぇが、
『女性』への態度がまるでなっちゃあいねェ…。
俺ァ『スタンド』云々については詳しくはねぇが、
この寒い時期に年頃の『お嬢様』に『深夜行脚』してくれって無茶なお願いをしているんだ。
そりゃあ『若さ』は多少の『免罪符』になるってのは重々承知しているが、
咥えタバコで『現ナマ』渡すなんて無礼な輩、今時『Vシネマ』でも見やしねェし、
せめて『咥えタバコ』は無しじゃあねぇのかねェ」
329
:
小野塚 遥『ブリリアント・レジリエンス』
:2024/03/12(火) 01:17:26
>>327
(GM)
プリンを食べながら、黙って二人の話に耳を傾けていたが……
『村田』に水を向けられると、卑屈な、しかし冗談めかした笑みを浮かべた。
「まさかまさか、年下に貰ったお金でお酒なんて」
モム
モム
「飲みたいならいったん家に帰ればいいだけの話だからね。
缶ビールは切らさないよう気を付けてるんだ」
卓上にスプーンを置き、軽く一礼したのち、差し出された封筒を懐にしまう。
「まあ、それはさすがに冗談。仕事が控えてる以上、今日は『休肝日』だ。
頂いた予算は有効活用させてもらうよ」
質問も、特に無いかな──そう答えると、残り少なくなったプリンを再び片付け始めた。
その顔に、酔っ払い特有の上気した雰囲気は無い。『素面』だ。
>>328
(聖川)
「ああ、君も吸って構わないよ、煙草。
仕事に行くのが『この後すぐ』じゃあなければ、
私だってジョッキ片手に封筒を受け取っていたところさ。
お気遣いありがとう」
『どうぞ』のジェスチャーをしつつ、横に座る『聖川』に顔を向けた。
胡乱げな薄ら笑いを浮かべつつ、やはり軽く一礼する。
「自己紹介してなかったっけな。
私は『小野塚 遥(おのづか はるか)』。
君と同じ『初心者』……ついこの間、『スタンド』って言葉を知ったくらいでねェ。
一時のビジネスパートナーだけど、よろしくお願いするよ。『聖川』くん」
「ただ」
「『お嬢様』はやめてくれないかなァー……もうそんな年齢でもないしさあ。
私より年下じゃあないのかい、君?」
けらけらと笑う。言葉に反して、その表情に恥じらいや照れ隠しの感じは無く──
妙に『言われ慣れている』風でもあった。
330
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/03/12(火) 17:58:14
>>328
「この話に乗った以上、その辺の『無茶』はとっくに承知の認識だ。
あんたの意思は尊重するが、理解しようとは思わん。時間の無駄だ。」
「おれが尽くすべき『礼』と『義理』は、あんたらを五体満足で帰すことと、あんたらの能力を信じること。
それ以外の実にならねえ『礼』は無視させてもらう。
所詮今のおれたちは『寄せ集め』。無礼も何も、議論すべきところに立ってすらいねえ。」
村田は煙草を咥えたまま眉ひとつ動かさず、物申す聖川へ言葉を返す。
一回りほど歳の違うこの少年は、歳のわりに『ドライ』かつ『シビア』だ。
「あんたにとっては大事なことなんだろうが、それで仕事に支障が出るのは困る。背中を預けるわけだからな。
気に入らねえなら、出て行ってもらっても構わねえ。」
親指を突き上げて出口のほうを示す村田からは、『害意』や『不機嫌さ』は感じない。
目つきの悪い瞳の奥、物怖じのないまなざしがまっすぐに聖川を射貫く。
『スタンド使い』としての自信の表れか、それとも若いゆえの無鉄砲がそうさせるのかは分からないが・・・
「どうしても気に入らねえってんなら、『力づく』ってのもあるぜ。
おれは正直、気は進まねえが」
「身に振る火の粉を払わないほど、お人よしでもねえ。」
聖川には測り切れない『何か』が、村田にはある。
>>329
「なら結構だ。事が終わったらパアっとやってくれ。
『ここ』が気に入ったなら、予約が取れるようにナシつけておいてもいい。
タダってわけにはいかねえだろうが、うまくいけば『割引』くらいはしてくれるかもな。」
「ここは肉もあるが、地元の『海の幸』がメインだ。
それに合う『日本酒』も『白』も、たっぷりと揃えているようだぜ。
おれは飲まないから、詳しいことは分からないが。」
フウ――― ・ ・ ・
そっぽを向いて煙を吐き出す。さすがに人に向かって吹きかけるような真似はしないらしい。
「ひとまず自分の身の安全と、仕事との内容だけ気にしておいてくれればいい。
それ以外は些末なことだ。少なくとも、おれにとってはな。」
懐にしまった封筒の厚みはそれなりだ。
必要な道具を手に入れるのには不自由しないだろう。
「備えはあったほうがいいが、歩きの都合上あまり大荷物にもできねえ。
できるだけ吟味してくれ。防寒具と明かりは最低限必要だろう。」
331
:
小野塚 遥『ブリリアント・レジリエンス』
:2024/03/12(火) 23:14:34
>>330
「快楽と寿命の交換という点では、お酒も煙草も同じようなもんかな。
悪質なシャークトレードの類だけどね、どっちも」
村田の言う『飲まない』とはおそらく、 ・
『未成年だから酒は飲めない』ではなく『日本酒やワインは飲まない』
なのだろうな──そう考えながら、悠々と煙草を吸う姿を眺める。
プリンの皿は既に空になっていた。
「私のスタンドが村田くんの怪我を治せるような能力だったら、もっとラクな仕事だったろうにねえ……
でもまあ、雇われてしまったからね。野生動物を追い払うくらいの働きはするとも」
「野生動物で済めばいいんだけど」
軽口を叩きつつ、必要になりそうな道具類を頭の中で勘定する。
気だるげに細められた目の奥の瞳に、微かな真剣味が宿っている──
──ように見えなくもない。
332
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/03/12(火) 23:38:24
>>330
座して待つ。
333
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/03/13(水) 00:14:22
>>331-332
「『治す』能力は貴重だ。『スタンド』の性質上、そういうもんなんだろう。
大なり小なり『闘争心』が能力の引き金になる以上、『治療』は正反対の行為と言っていい。
どういう人間がそうなるのか、興味はあるけどな。」
負傷の残る顔を撫でる村田。
『貴重』というあたり、そういう能力を持つ者とあったことはあるのだろう。
グシ グシ ガタ !
「質問もこれ以上ねえようだし、おれはもう行く。
あとは現場で会おう。『午前2時』に『山の入り口』だ。遅れんなよ。」
煙草を灰皿に押し付けてもみ消しながら、村田は立ち上がる。
短く太いそれは、いつの間にやら既に吸い終わっていた。
334
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/03/13(水) 00:15:26
―――午前1時50分 星見町北東部T区―――
―――『灯岳』 登山道入口―――
『灯岳』は星見町とその隣町の境に存在する山である。
標高は2060m、国土地理院の地形図に名前が記載されている2,000m以上の山としては、国内で最南端に位置する山でもある。
針葉樹に覆われたこの山麓のどこかに、『目的地』は存在する。
既に『猟期』に入ったこの山から吹き下ろす風は、冷たく荒ぶ。
冬でも葉の落ちない木々に覆われ、見通しはさほど良くない。
この先に何が待ち構えているのかは、誰も知らない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
>参加者各位
このレスに『能力詳細』『外見』『調達品含む持ち物』『簡素なプロフ』の提示をお願いいたします。
335
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/03/13(水) 22:55:38
>>333-334
「こりゃあ中々に厳しそうだねェ。
夜の山なんてガキの頃以来でさァ」
「キャンプ用品店の店員さんに勧められるがまま、
一通り道具を揃えたのですが、
こりゃあいくらなんでも仰々しかったですかねェ。
ちょいと一度しか使わなぇのは申し訳ねぇし、
今度『ソロキャンプ』っていうのを始めてみるかなァ」
◆『能力詳細』
=========================================
同じスペックの相手と競い合うと負ける、妥協体質のスタンド。
手から出す『光る水』を経口や粘膜や傷口から摂取させることで、
他の生物やスタンドも同じ妥協体質にし、また重ね掛けで悪化させる。
『ドゥルセ・ネクタル』
破壊力:B スピード:B 射程距離:E(1.8m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:D
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/238)
◆『外見』
=========================================
逆三角形の輪郭に、二重の垂れた目、筋の通った鼻で割りと端正な顔立ちだが、
どことなくアンニュイな雰囲気を漂わせた男。
◆『所持品』
=========================================
スマホ、ケータイ、タバコ(わかば)、ライター、キーケースを上着のポケットに。
手元には折りたたみ式のトレッキングポール。
魔法瓶(中身はブラックコーヒー)、ホッカイロ、タオル、モバブ、獣避けスプレー、懐中電灯を
背負っているザックの中に仕舞っている。
格好はニット帽とその上からヘッドライト、
首元にはマフラーを巻き、手袋を装備。
登山店で勧められて買ったゴアテックスのフード付きジャケット、
中はアンダーシャツに、ロングスリーブに、フリース。
下はジーンズ。靴はトレッキングシューズ。
◆『プロフィール』
=========================================
26歳、現役ホスト。
趣味は『お笑い鑑賞』、最近推している芸人は『TCクラクション』。
336
:
小野塚 遥『ブリリアント・レジリエンス』
:2024/03/13(水) 23:59:41
>>334
集合時間の、キッチリ10分前。
「────『熱燗』が」「飲みたい」
元より猫背がちの背中をさらに縮こませながら、待ち合わせ場所に到着した。
────────────────────────────────
『黄金』の『全身鎧』のスタンド。
『反発する』能力。
『ブリリアント・レジリエンス』(『反発』のスペック)
破壊力:なし(B) スピード:なし(C) 射程距離:D
持続力:A 精密動作性:なし(C) 成長性:A
『能力詳細』
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/244
『外見』
倦んだ雰囲気の女性。身長177cm、痩せぎす、猫背。
濃い隈の浮かんだ、じっとりとした目つき。癖のある白髪を腰まで伸ばしている。
『調達品含む所持品』
財布、スマートフォン、大容量の肩掛けバッグ。
バッグの中に、ハンドタオル、熊よけスプレー、懐中電灯、水入りペットボトル×3。
ハイネックのセーターに裏起毛パンツ、薄手のダウンコート、登山ブーツ、手袋を着用。
LEDネックライトを首に掛けている。
『簡易プロフ』
28歳、無職。安酒片手に朝から晩まで星見町内をぶらついているちゃらんぽらん。
社会人時代の貯蓄がそこそこあるらしく、当面の生活費には困っていない。
酒が好きな理由は、酔っ払えば考えたくないことを考えずにいられるから。
337
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/03/14(木) 16:55:25
>>335-336
この時期の『颪』は特に冷たい。氷の刃で素肌を撫でられているかのようだ。
幸い空模様は雲少ない『晴天』と言っていい具合で、雨雪の心配はないらしい。
「おう、来たか。時間通りで何よりだ。
とくにそっちは機嫌を損ねたようだからな。来なくても仕方ねえと思ってたとこだ。」
声の主・・・『村田』は二本の『棒状の物体』に身を預けて、既にそこにいた。
耳当てと襟巻、手袋に重厚な靴・・・それ以外は変わらず『学ラン』のままだ。
『聖川』のほうを指さしながら、白い息を吐き出す。
「登山道をそのまま使えればラクできると思ってたんだが、そうはいかんらしい。」
村田は『液晶がついた四角い端末』を懐から取り出し、二人へと見せた。
液晶にはコンパス様の『矢印』が表示されており、登山道とは異なる方角を指している。
矢印の先は・・・未整備未舗装の『雑木林』だ。
「屯してんのを見咎められても面倒だ。
とっとと入っちまおうと思うが、何かあるか?」
338
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/03/14(木) 18:07:05
>>337
「あれまァ、坊ちゃんは随分と『薄着』でさぁ。
しかし、寒ィねェ。
小野塚の『お姉様』の言う通り熱燗で一杯やって身体を芯から温めてぇ。
値段だけが取り柄の安酒を『おでん出汁』で割ってアホみてぇに『七味唐辛子』をぶち込む
『赤羽スタイル』で飲めばあっという間に気持ちよくなって、
気分は『MAXXXヨイッショ〜〜〜〜』でさあァねェ」
カチッ
村田の見せた『端末』らしきものを見て、それが指す『雑木林』を確認し、
ニット帽の上から巻きつけた『ヘッドライト』の電源を点ける。
「まさか使うまいと思っていたこの『棒キレ(ポール)』が役に立つ事になるとはねェ。
勧めてくれた店員の『岡野さん』には感謝しかねぇ。
特に質問らしい質問はねぇですが、歩く順番をどうしますかねェ。
この先何があるかはわからねェが手負いの坊ちゃんや『お姉様』を、
パーティの先頭を歩かせるのは流石に忍びねぇし、
俺が先頭を歩きましょうかねェ?
お二方がどんな『スタンド』を持っているのか知らねェですが……」
339
:
小野塚 遥『ブリリアント・レジリエンス』
:2024/03/14(木) 20:34:45
>>337-338
「エーッ……2人ともその『棒みたいなやつ』持ってるのかい?
一瞬、持って行ったほうがいいのかな? とは思ったんだけれど」
差し出された端末の画面を見て、納得した顔で頷く。
いい感じの木の枝とか、山道に落ちてたりしないだろうか。2本。
「そうだねえ。
私たち2人で村田くんを挟む……のは、確定として。
お言葉に甘えて、聖川くんに先頭を務めてもらいたいな」
村田は何やら修羅場慣れした雰囲気だし、
聖川も、護衛の仕事を頼まれるからには『それ向き』の能力なのだろう。
かく言う自分も、したことはないにしろ、そういう使い方には向いている。
自分が先頭でも構わないが、聖川の厚意を固辞する必要もない。
「じゃあ──『聖川くん』、『村田の坊ちゃん』、『小野塚のお姉様』の順番で」
「どうかな?」
340
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/03/14(木) 21:15:02
>>338-339
「中に山ほど着こんでるさ。このほうが都合がいいからな。」
首をそらし、詰襟の中を指さしながら村田は答えた。
「『ポール』は無くてもくたばりゃしねえだろ。
おれも使ったことはねえ。『これ』は『荷物』だからな。」
シパ! ギチ
村田は『棒状の何か』に預けた姿勢を戻しながら、それを腰に太刀のように佩いた。
確かに、『それ』をよくみれば『グリップ』も『石突』もない。なにでできているのか見当もつかない。
ただ黒い、円筒形をした『棒状の何か』としか言いようがなかった。
「なら、『順序』はそれで決まりだ。
『聖川』は前、『小野塚』は後ろに気を配れ。残りはおれがやる。」
「『気配』、『物音』、『地面の様子』に注意しろ。」
「『違和感があったら止まれ』。いいな?」
ビュ オ オ ォ !
ゾク ゾク !
村田の目つきが真剣なものになり、空気が一層冷えたように感じる。
木々の合間を駆け抜ける颪のせいだけではない。
これより挑む『非日常』の空気が、実感となって二人の背筋を撫でる。
これを快と取るか、不快と取るかは各々次第だろう。
341
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/03/14(木) 21:55:42
>>339-340
「『お姉様』、もし良ければコレ使ってくだせェ。
『棒キレ』も『山猿』より『お姉様』の役に立つ方が、
登山道具冥利に尽きるでしょうに」
杖代わりの手頃な枝がなさそうなので、
握っていた『ポール』を『小野塚』に渡しておく。
「『違和感』があったら立ち止まる。
簡単な事だけれど徹底するように努めますでさァ。
俺の尊敬する男の言葉を拝借しますが、
「いくしかないっしょ」って奴ですね。
ーーーさて、行きますかねェ」
意を決し、雑木林に侵入する。
342
:
小野塚 遥『ブリリアント・レジリエンス』
:2024/03/14(木) 23:55:59
>>340-341
「…………」「なるほど?」
『棒状の物体』に対する認識を改め、小さく首肯する。
ただの棒ではないらしい。能力の産物、もしくはそれ自体がスタンドだろうか?
と、しばし目を見張っていたところ──
「いやいやいや。さすがに君、気配り上手が過ぎるぞ。
君が買ったものは君が使うべきだし、
それに、私のスタンドは手が塞がっていると都合が悪いんだ」
さらに目を丸くして聖川に差し出された『ポール』を固辞する。
ほんの軽口のつもりだったのだが、こう真面目に心配されてしまうと、
根が真面目な小野塚としては自責の念であたふたする他ない。
テキトーな発言は控えるべきか。一人、違う意味でも気を引き締めた。
「……よし。じゃあ、行こう」
2人の後に続く。
343
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/03/17(日) 00:34:35
>>341-342
―――午前2時10分 星見町北東部T区―――
―――『灯岳』―――
ザム ザム!
広葉樹の落葉が積もった山道を進んでいく。
足を取られる、というほどではないが、夜露に濡れた箇所を踏むとそれなりに滑りそうだ。
見れば落ち葉の絨毯の上を『何か』が移動したような、『獣道』様の痕跡がある。
カラン カラン
ガサ! ガササ!
歩くたびに、村田が身につけているらしい『鈴』の音があたりに響く。
それに応えるように、風によるものか『野生動物』かは分からないが、落ち葉を掻くような音がする。
都会の喧騒に比べれば圧倒的に静かだが、静かだからこそ、物音に過敏になる。
「やっぱり居るな。見たところシカっぽいが。」
状況を観察しながら歩く村田がつぶやく。
『獣道』は木々の間を縫うように続いている。今のところ、目に見えた異常はないようだが・・・
344
:
<削除>
:<削除>
<削除>
345
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/03/17(日) 11:55:07
>>343
「『シカ』とはねェ。
カモシカとの交通事故相次ぐなんてニュースを、
観たような気がしねぇでもねぇが」
違和感があったら立ち止まるの言葉を守り、
一旦足を止め、獣道の先を眺めてみる。
346
:
小野塚 遥『ブリリアント・レジリエンス』
:2024/03/17(日) 18:46:21
>>343
「シカか。どの辺りに居た? 今も見えるかい?」
念のため、振り返って背後の様子を確認する。
野生動物らしき動く影が見えないか気を付けよう。
347
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/03/17(日) 22:40:18
>>345-346
先頭の聖川が足を止めると、必然一行の歩みも止まる。
足を止めて獣道の先・・・森の奥のほうへ目を凝らす。
ガササ !
一瞬、夜闇に浮かぶ複数の双眸と目が合い、すぐに見えなくなる。
大きなものや小さなものもあった。群れというよりは家族だろうか。
「野生動物は基本的に人間を恐れるから、こっちに進んで向かってはこねえ。
だが稀に、パニックに陥ったやつがなりふりかまわず突っ込んでくることがあるんだ。
オスジカの大きな角は凶器だ。稀だが死亡事例もある。」
二人と同様に、足を止めて森の奥に目を凝らしながら村田がつぶやく。
「日本にはもうシカの天敵がいないんだ。『絶滅』させちまったからな。
だから人が狩らなきゃ増える一方で、その狩人も近頃は高齢化で減ってきてるときた。
猟友会へのわけのわからねえクレームも多いらしいしな。そりゃ誰もやりたがらねえ。」
「シカが増えすぎると山が滅んじまう。『管理責任』が人間にはあると思うんだけどな。
ま、理想論じゃ世の中まわらねえってことだな。」
渋面を浮かべた村田が続けて言った。
妙に詳しいところといい、何か思うところがあるのだろう。
「二人とも、『木の幹』にも気を付けてみてくれ。
土をこすりつけたみたいな跡とか、『爪痕』があるかもしれない。
見つけたら『迂回』のサインだと思ってくれ。」
聖川が前を、小野塚が振り返って背後を確認する。
いまのところ、そうした『迂回』のサインは見当たらない。
ところどころの木の皮が、こそぎとられたようにはぎ取られているくらいだ。
348
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/03/18(月) 16:09:07
>>347
「俺ァ『博愛主義者』ですが、
小学校の修学旅行の時に行った『奈良公園』で
シカの糞まみれにされた苦い思い出があって、
それ以来どうにも『鹿』っていうのが苦手でさぁ。
別に『怖い』だって事はねェんですが」
ベリベリッ
「あーあ、こりゃあ食うモンなくて困った獣が、
木の皮食っちまってら。
専門家でもねぇからこれが『シカハギ』か『クマハギ』か、
はたまた『ナラズモノハギ』かわかりやしねぇ。
坊ちゃん、ちょっと見てくれねぇですか?」
この手の樹木の被害が獣による可能性が高い事くらいは知っている。
その場に留まったまま村田に鑑識を頼む。
349
:
小野塚 遥『ブリリアント・レジリエンス』
:2024/03/18(月) 19:55:19
>>347-348
「ふぅむ。
『サイン』が無いから一安心、という訳にはいかないのが難儀だな」
前に向き直って付近の木々に視線を走らせながら、
興味があるような無いような顔で、村田の語る『山の実情』を静かに聞いていた。
「博識だね。このシチュエーションにはうってつけって感じだ。
だから『運び屋』の役を任されたのかな」
前2人が立ち止まっている間に、地面の様子を観察してみる。
『足跡』や『動物のフン』があったりしないだろうか。
なにか見つけたら村田に報告しよう。どの動物の痕跡か、自分には判断がつかない。
350
:
『中田島砂丘の椰子の実』
:2024/03/19(火) 20:58:27
>>348
「そりゃ災難だったな。おれは山羊が苦手でな。
別段何されたってわけじゃないんだが、あの目がどうにもな。」
ペタ
「下から上に向かってこそいだ痕からして、『シカの食痕』だろうな。味をしめた個体がいるんだろう。
木の皮を食う個体が出ると、他の個体もそれを真似して木の皮を食うんだ。
そしてその個体が親になると、当然仔も真似をする。他の群れにも伝わっていく。」
村田はシカの食痕に触れ、剥がれ落ちかけた樹皮をむしり取る。
聖川がみつけた『食痕』は、『ヤマザクラ』の木についていたものだ。
岩肌のようにごつごつとしたぶ厚い樹皮。草食であってもこれを食事とするには無理がありそうだ。
「これが原因で木が弱ると、森の恵みが減る。
そうしてまた木の皮を食う奴が増える。『悪循環』の見本だ。
シカがこのありさまじゃ、ほかの生き物も飢えてるだろうな。」
『猿』。『猪』。『熊』。
日本にも生息している『猛獣』の名前が脳裏をよぎる。
>>349
「そうじゃなくても、『証拠を残したくねえもの』を運ぶなら、おれに目をつけるのは道理だ。
わざわざおれを使うんだ。『まっとうな荷物じゃない』のは明白。」
「ここには正真正銘おれたちだけ。誰も聞いてねえから、あえて言うぜ。
『まっとうじゃない荷物』を『まっとうじゃない場所』に運ぶ。
『何もない』わけがあると思うか?」
「恨みを買う覚えはねえといったが、『嫌な予感』はしてるぜ。正直なところな。」
地面に目を凝らしてみると、環境に慣れてきたのか、それらしい痕跡はすぐに見つかった。
豆のようにころころとしたフン、肉球のついた犬のような足跡・・・
動物園に行ったことがあれば、どれも比較的馴染みのある痕跡だ。故に危機感は特に感じないが・・・
351
:
小野塚 遥『ブリリアント・レジリエンス』
:2024/03/20(水) 01:45:23
>>350
「あるいは既に『聞かれてる』かもしれない訳だね。
『まっとうじゃない誰か』に」
無意味に、目だけで周囲を見渡してみる。
その『誰か』がいたとして、そう簡単に見つかる筈もない。
鹿と目が合うくらいで済めばいいが。
「ま、私たちも人のこと言えないか」
「こんな『まっとうじゃない仕事』しちゃってるしねえ」
形からして、狐か、狸あたりの足跡だろうか?
気を抜くべきでないとはいえ、猪や熊ほどの脅威ではあるまい。
2人が歩き出すのを待って、後に続く。
352
:
聖川篤虎『ドゥルセ・ネクタル』
:2024/03/20(水) 07:52:42
>>350
「成程ねェ」
厄介な獣の出現の可能性は拭えないが、
此処で足を止めても事態は進まない。
歩みを再開する。
353
:
『黒染みの遺言』
:2025/03/04(火) 14:45:33
ジリリリリ・・・・!
ジリリリリ・・・・!
ジリリリリ・・・・!
ジリリ
ガチャ!
「はい。こちらは『岩ノ間クリーンサービス』です。」
太く低い男の声が部屋に響く。
時計の針は『午前三時』を指している。
「承知しました。今からそちらへ伺います。
現場確認の上、作業内容とお見積もりを出させていただきます。」
「『清掃』と、『脱臭』、遺品整理ですね。かしこまりました。
状態によっては『床下』への対応も必要になるかと思いますので・・・ええ、ええ。そうです。」
「では後ほど。よろしくお願いいたします。」
チン !
・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・
354
:
『黒染みの遺言』
:2025/03/07(金) 12:36:37
『岩ノ間クリーンサービス』。
星見町の大通りに面した立地のいい、しかし比較的目立たない一角に営業所を構えている。
事務的な企業名に反して所内は明るく清潔で、かなり新しい。
端的に言って、『それなりに儲かっている』という雰囲気だ。
営業所に踏み入れ、受付へ事情を話すと、応接室へと通された。
どういう事情か、君はここへ『短期のアルバイト』を申し込みに来たのだ。
応接室にはすでに一人の中年男性が座っていて、
君が来たことを認識すると彼の前に座るよう促された。
その通りに君は座り、手にした『履歴書』を手渡す。
「・・・OKです。
履歴書については問題ありませんので、『一か月の短期採用』という形で話を進めさせていただきます。
業務説明を始める前に、貴方から質問はありますか?」
目の前に座る男の名は『岩ノ間 与陸』。
『岩ノ間クリーンサービス』の社長にあたる人物だ。
大柄で、落ち着いた話し方をし、すこし『暗い』・・・そんな第一印象を受ける人物だった。
――――――――――――――――――――――――――――
>矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』
『簡易プロフ』
『外見』
『能力詳細』
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