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【ミ】折れず曲がらず
282
:
『蜘蛛の伝言』
:2024/01/04(木) 18:53:32
>>281
棚の中には真っ白な皿が何枚も入っている。
他の棚も同様と考えて良いだろう。
「可能だが、『限度』がある。私の『操作速度』の問題だ。」
棚の確認の傍ら、足元の『ジギー』が喋りだす。
「『衝撃波』を防ぐ壁をつくるためには、 『配置』、『展開』、『圧縮』の3つのプロセスが必要になる。
粉末を操作して配置し、壁として展開、その上で衝撃波に耐える硬度厚みを得るため圧縮する必要があるわけだ。
『アルミホイル』を叩いて『球』を作ったことはあるか?『圧縮』についてはああいう理屈だと思えばいい。」
「したがって、壁の連続展開には『ラグ』が発生する。
修子が連続で『衝撃波』を放ったり、壁が破壊されてしまうと間に合わない可能性がある。
付け加えると、『衝撃波』そのものは防げても、『衝撃波で吹き飛んでくる物体』を完璧に防げるかは怪しいぞ。」
強固に見えても所詮元は粉末。質量攻撃においては分が悪いということだろう。
両手のガラス片はもちろん、飛んできそうなものは山ほどある。
『絶対防御』というわけにはいかないはずだ。
「ア」 ビリ
「アアアァアア」 ビリビリ ! ゴゴゴ!
「『アアアアアアアアアア――――――』」 ゴゴゴゴゴ ! ズズズズ!
ウオン ウオン ウオン ウオン ウオン ウオン
「・・・まずい!そう来たか!」
『修子』が声を上げる。『衝撃波』ではない。
一度見た、扉を崩壊させた時と同じ『叫び』だ。だが、『規模』が全く異なる。
地鳴りのような、家全体を揺るがす『振動』が始まる――――!
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