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【場】『 湖畔 ―自然公園― 』 その3
1
:
『星見町案内板』
:2021/08/28(土) 08:40:03
『星見駅』からバスで一時間、『H湖』の周囲に広がるレジャーゾーン。
海浜公園やサイクリングロード、ゴルフ場からバーベキューまで様々。
豊富な湿地帯や森林区域など、人の手の届かぬ自然を満喫出来る。
---------------------------------------------------------------------------
ミ三ミz、
┌──┐ ミ三ミz、 【鵺鳴川】
│ │ ┌─┐ ミ三ミz、 ││
│ │ ┌──┘┌┘ ミ三三三三三三三三三【T名高速】三三
└┐┌┘┌─┘ ┌┘ 《 ││
┌───┘└┐│ ┌┘ 》 ☆ ││
└──┐ └┘ ┌─┘┌┐ 十 《 ││
│ ┌┘┌─┘│ 》 ┌┘│
┌┘ 【H湖】 │★│┌─┘ 【H城】 .///《//// │┌┘
└─┐ │┌┘│ △ 【商店街】 |│
━━━━┓└┐ └┘┌┘ ////《///.┏━━┿┿━━┓
┗┓└┐┌──┘ ┏━━━━━━━【星見駅】┛ ││ ┗
┗━┿┿━━━━━┛ .: : : :.》.: : :. ┌┘│
[_ _] 【歓楽街】 │┌┘
───────┘└─────┐ .: : : :.》.: :.: ││
└───┐◇ .《. ││
【遠州灘】 └───┐ .》 ││ ┌
└────┐││┌──┘
└┘└┘
★:『天文台』
☆:『星見スカイモール』
◇:『アリーナ(倉庫街)』
△:『清月館』
十:『アポロン・クリニックモール』
---------------------------------------------------------------------------
950
:
鵲愉子『パラダイス・イン・フレイム』
:2024/03/02(土) 18:07:43
>>949
心の中に生じる動揺は表に出さず、
あくまで『鵲家』の令嬢らしく、優雅な微笑みを浮かべてみせる。
「あら、そうなの?ふふふ、大変なのね。だけど、無事で良かったわ」
(そんなに何度も痛い思いをしているの?
今回は私のせいでもあるけど、なんて運の悪い……)
(…………『運が悪い』?)
ふと、ここで何かに気付き、『大量のお守り』を見つめる。
『鳩尾の災難が多い少女』の話は、『身内』から聞いた覚えがあった。
年の離れた『従姉妹』から。
「あなた……もしかして……」
思い出したのは『朱鷺宮笑美』の『娘の名前』だ。
「『涙音さん』――かしら?」
同時に、涙音も隣に座る人物の素性が分かるだろう。
『母親の従姉妹』である『鵲愉子』。
笑美の持つ『穏やかさ』と『激しさ』が、
あたかも別の形で現れたような性格である事は、涙音も知っている。
大抵の事は笑って流すが、その『ストレス』を内側に溜め込んでしまい、
本人しか知り得ない『累積値』が限界に達した時、
誰にも予測不可能なタイミングで『突然キレる』のだ。
こうして実際に顔を合わせるのは、かなり久し振りの事だった。
951
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2024/03/02(土) 18:30:22
>>950
「…もしかしてその…
愉子さんですか?」
何かを思い出したように声を上げた。
「あぁ、そうか…久しぶりですね。
最後にあったのは…小学生の時以来でしたか?」
少し記憶が曖昧なようだが、彼女のことは覚えているようだ。
まだ少し小さい頃に実家に顔を出したような気がする。
彼女はどこか自分と似ている部分があるように涙音は感じていたのである。
「…ええそれはもう。運の悪さは相変わらずなので。
今も高確率でこういう被害にあってしまいますね。
まぁなんというかなれちゃったぶぶんもありますけど」
そう言ってお腹をさする。
以前あったときに比べて、その『不幸』に関してどこか前向きになっているように見える。
952
:
鵲愉子『パラダイス・イン・フレイム』
:2024/03/02(土) 19:10:11
>>951
「あら!やっぱり『涙音ちゃん』なのね!
すっかり大きくなってるから、全然気付かなかったわぁ」
「フヒヒヒヒィ」
涙音だと分かると声色が明るくなり、昔のように親しみを込めた呼び方に変わる。
そういえば笑美に会った時、自分も『大きくなった』と言われた。
今度は、こちらが言う側になった形だ。
「涙音ちゃんは中学生になったって聞いてるけど、
丁度あの頃の私と同じくらいじゃないかしら?」
『今の涙音』と『当時の自分』を重ね合わせ、
思わず感慨深い気持ちに浸ってしまう。
「小さい時から『鳩尾』には何か当たっていたものねぇ。
それは相変わらずみたいだけど…………」
前向きになれたなら何よりだ。
その『きっかけ』は何だろうか?
もしかすると…………。
「ところで……涙音ちゃんも『見える』んですって?」
ズギュンッ
「――――『パラダイス・イン・フレイム』が」
『近代ヨーロッパ』の『砲兵』を思わせるヴィジョンが、愉子の傍らに現れる。
区分としては『第一次世界大戦』に当たるだろうか。
同じ『軍事系』のイメージを持ちながらも、
涙音の『フォートレス・アンダー・シージ』や、
笑美の『トループス・アンダー・ファイア』よりも『古い時代』なのは、
『源流』である『鵲家』の人間である事が影響しているのかもしれない。
953
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2024/03/02(土) 19:41:22
>>952
「フヒヒ、なんだかすごく馴染み深い感じがします。」
そう言って涙音も微笑んだ。
「そういえば、愉子さんも大きくなりましたねー。
って、年齢差を考えると大人なんですよね。」
そう言って頭を下げる
「まぁ確かに…ずっと鳩尾になにか当たったりそんな調子なのに
何だかんだ、慣れちゃうものなんですよね」
少し複雑そうな表情で答える。
スタンドを手に入れてからというもの、彼女の不幸に対しての考えはだいぶマシになったようだ。
「見えるって…!」
質問を返そうとするより前に
ズギュンッ
愉子のスタンド『パラダイス・イン・フレイム』が発現する。
その見た目は砲兵…涙音と似ている気がする。
「…ちょっとびっくりしましたけど、驚きました。」
ズギュン!!
「愉子さんも『スタンド』を発現させていたんですね。」
答えるように涙音もスタンドを発現させた。
その見た目は日本兵を思わせるライフルを所持したスタンド。
愉子のスタンドに比べてあとの時代、第二次世界大戦の頃を思わせる見た目だ。
「私のスタンドは『フォートレス・アンダー・シージ』と言います。
なんか…似てますね。スタンドの見た目とかが」
954
:
鵲愉子『パラダイス・イン・フレイム』
:2024/03/02(土) 20:29:32
>>953
今は素手の状態だが、『パラダイス・イン・フレイム』の能力は『火炎放射器』。
背中に装備された『タンク』が、それを物語っている。
この中には、文字通り『燃料』が収まるのだ。
「あなたのお母さんにも見えたから、涙音ちゃんも見えると思ったのよ。
私の方は『最近』なんだけど……」
「友達に勧められて『願掛け』をしたら、見事に叶ったの!
ふふふ、凄いでしょう?」
『力を得られる願掛け』がある。
そんな話を友人から聞かされた事が、愉子にとっての『きっかけ』だった。
実際は『ただの冗談』だったのだが、年齢の割に純真な所がある愉子は、
それを真に受けたばかりか、本当に『力』を手に入れてしまったのだ。
「『似た姿』になるのは『血筋』かしら……。
こうして見比べてみると、なんとなく『納得』できる気がするもの」
『ライフル』、『機雷』、『火炎放射器』。
三体とも『兵器』を扱う『兵士』のヴィジョンなのは、そういう『血統』なのだろう。
本体である愉子自身も、銃撃戦や激しいアクションが出てくる映画を好む。
「笑美さんと並んで、三人で写真を撮ってみたいわね。
『スタンド』を一緒に写せないのが残念だけれど」
この場に揃った『新旧の兵士』を眺めながら、そのように思うのだった。
955
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2024/03/02(土) 21:10:32
>>954
「ああ、そうだったんですね…
お母さんともあったんですか。
それでスタンドのことを色々と…」
「願掛けっていうと…
やっぱり愉子さんも誰かから能力をもらったんですか?」
涙音は少なくともそうであった。
彼女の様子を見る限り誰かからもらった。或いは能力を覚醒させたというのが近いかもしれない。
「そういえば、お母さんのスタンドもそんな感じでしたね。
お母さんもああ見えてミリタリー映画が好きらしくって…
私はもうちょっとコメディ系が好きですけど。」
こうしてみると、やはり家族だと感じられ、どこかほほえましい気分になってくる。
「スタンドを撮影できるカメラ!なんて便利なのがあったらいいんですけどね。
あるいは、写真にスタンドを写せる能力か…」
といって並び立つ2つの兵士のスタンドを見て考えた。
「多分、私が一番最初にスタンドを手に入れたから、
私が先輩ってことになりますね!」
その表情はどこか楽しげだ。
母の笑美は少なくとも自分が目覚めた当初は見てていなかったのは確認済みだ。
956
:
鵲愉子『パラダイス・イン・フレイム』
:2024/03/02(土) 21:43:41
>>955
「あら?涙音ちゃんは誰かにもらったの?
私は『信じたら出てきた』から……」
実のところ、『願掛けに効果があったかどうか』は不明だ。
あるいは『自己暗示』のせいとも考えられる。
『願掛けをすれば力が得られる』と、愉子自身が本気で信じていた事が、
『スタンドの発現』を促したのかもしれない。
「そういえば、涙音ちゃんは『スタンド使いの先輩』なのね。
困る事があったら、『涙音先輩』を頼りにしようかしら?」
スタンドに関しては、まだまだ知らない事だらけだ。
おそらく涙音は様々な体験をしているのだろう。
確信に満ちた口ぶりで分かる。
「じゃあ、その時の為に『連絡先』を交換しましょう?
学校の授業で分からない所があったら遠慮なく頼ってね。
『愉子先生』が『家庭教師』をしてあげる」
『パラダイス・イン・フレイム』を解除し、バッグからスマホを取り出す。
その画面には『目覚まし時計アプリ』が表示されていた。
さっき涙音を叩き起こしたものと同じなのだが……。
957
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2024/03/02(土) 22:16:53
>>956
「信じたら出てきた?
…てことは元々あったのが覚醒したみたいな…」
少し考え事をしながら答える。
「あぁ、実を言うと私は誰かからもらった感じのスタンドなんです。
多分、もらったみたいな認識だと思います。
『刺青』を彫ってもらったことで手に入れたというか…」
涙音はとある人物に彫ってもらった刺青によって能力を獲得した。
今となってはその人はどこにいるかも分からないが…
少し言いづらそうなのは、女性が、見えづらい位置とはいえ刺青を入れてもらったことは流石に他人に話しづらいのだろう。
「まぁ先輩って言ってもそこまで戦ったりとかしたことないですけど…
それならぜひともよろしくお願いします!」
彼女の様子はどこか嬉しそうだ。
先輩と言ってもらったのが理由だろうか。
「私はそこまで勉強がわからないわけじゃ…
まぁ、いいか」
彼女の取り出したスマホを見て、涙音もスマホを取り出した。
「ぜひともお願いします。『愉子先生』」
といってアドレス交換を行う。
「…て、そのアプリ。さっきの音はそれですか?」
958
:
鵲愉子『パラダイス・イン・フレイム』
:2024/03/02(土) 23:01:26
>>957
「『人それぞれ』あるのねぇ……。笑美さんも違うのかしら?」
(い、『刺青』ですって!?刺青って、あの刺青!?涙音ちゃんが!?)
『涙音が刺青を入れた』というのは、かなり衝撃的な告白だった。
そういうものには『不良』のイメージがあったからだ。
しかし、昔は笑美も荒れていたような話を、『実家』で小耳に挟んだ事もある。
それを考えると、これも『血筋』なのかもしれない。
他でもない愉子だって、キレると『汚い言葉』を口走ってしまうのだから。
「あらあら――――『バレちゃった』」
今は相手が身内だと分かったので、さほど動揺はしない。
コツンと頭を叩く仕草をしながら、ペロッと舌を出す。
こうした子供っぽい部分も『純真さ』の表れだろうか。
「でも、公園で居眠りするのは危ないわ。
誰が来るか分からないんだから。
今回は『鳩尾』だけで済んだけど、次からは気を付けなさいね」
(ふぅ……本当に何事もなくて良かったわ……)
そして、お互いの連絡先交換も無事に完了した。
「気を取り直して、一緒に『お茶』でもいかが?
涙音ちゃんと久し振りに会えたから、色々お話したいの」
「ほら――『ここ』なんてどう?」
スマホを操作し、『カフェの写真』を表示させる。
どうやら近くにあるらしい。
以前、笑美と一緒に行った店だ。
959
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2024/03/02(土) 23:29:05
>>958
「お母さんはたしか…
誰かと、名前は忘れましたけど…相談したら能力が手に入った
というふうなことを言ってましたね。」
能力を得る方法は人それぞれのようにも思えるような話だ。
涙音にとってもどこか興味深い気がする。
「あー、やっぱり…ちょっとびっくりしました。
…それについてはすみません。
なんというか今日は暖かくてつい…」
どこか恥ずかしそうに涙音は答える。
こうして落ち着いて眠ってしまうのも、自分が比較的落ち着いてきたからだろうか。
「これからも気をつけていきますよ。
警戒は怠ってないつもりです!
まぁいざというときにはスタンドがありますし。」
といって、自分のスタンドを指さした。
「ちょうどいいですね。私も色々お話がしたいところでした。
今何をしてるのかなーとか。」
といって嬉しそうに手を叩く。
スマホを覗き込むと、そこにあるのはお洒落なカフェである。
「おー、いいですね。おしゃれなお店です。
ぜひ、行きましょう。」
と言って微笑んだ。
愉子に合わせて歩き出すことだろう。
「こういうところだと、ミルクティーとかですかね。
ヨーグルトケーキ…なんてものあるんですねー。」
どこか楽しみそうな様子であった。
960
:
鵲愉子『パラダイス・イン・フレイム』
:2024/03/03(日) 19:14:14
>>959
(眠っていたらスタンドも使えないでしょうに…………)
そんな風に思ったが、注意ばかりしていて、
うるさい従叔母(いとこおば)だと思われたくない。
心の中だけに留め、口に出すのは止めておこう。
こうした些細なストレスの積み重ねが、
理解しがたいタイミングでキレる要因になっているのだが。
「私は清月学園の『大学部』に通っているのよ。
涙音ちゃんと同じ学校という事になるわ」
「実家が用意してくれた進学先があったんだけど、
一度くらいは一人暮らしもしてみたかったから……」
「この町には笑美さん達もいるから、何かあった時には相談できるでしょう?
だから、両親も許してくれたの」
実家では『箱入り娘』で在る事に徹し、
上手く『自己主張』できなかった愉子にとって、
『大学進学』は『自分の殻を破るチャンス』だった。
この機会を逃せば、二度と変わる事は出来ないだろう。
そうした『一大決心』を経て、実家が用意した進学先を断り、
ここ『星見町』にやって来たのだ。
選んだ理由は『朱鷺宮家』が暮らしているから。
『同じ町に親族がいるから安心』という根拠があったからこそ、
両親を説得できたと言ってもいい。
「それならケーキとミルクティーのセットを頼みましょうね」
「フヒヒ、愉しみだわ」
年の近い従姪(いとこめい)と従叔母(いとこおば)。
知らない人間が見たら、あたかも姉妹のように思えただろう。
少しばかり複雑な親類である二人は、共に肩を並べて歩くのだった。
961
:
呉羽萌『バッド・アイデア』
:2024/03/04(月) 17:57:14
「ちゅか、ちゅか〜!!」
黒地をベースに緑とピンク色のスリートーンカラーの髪色に、
パンキッシュな意匠が施された制服に身を纏った
派手な容貌の女子高生が、
公園のベンチに腰掛け『お弁当』を食べている。
「くっそ寒いじゃんかぁ〜〜ッ!
てか、キザシちゃん料理上手すぎじゃねぇー?
この豆腐ハンバーグとか絶品なんですけどぉー?
誰かに食べさせてあげたいんですけどー?」
962
:
『ザ・モーニングマウンテン』
:2024/03/13(水) 11:48:16
(※これより、『ザ・モーニングマウンテン』にて『朝山』『木崎』コンビにて活動する際の
名前として活動させて頂きます。仮に交流して下さるPCが一対一でどちらかに接する際は
要所で柔軟に対応させて頂きます)
【対応してくださる方々へ】
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1655987686/319
「さーて! 木崎くん! とりあえず、この『海浜公園』の清掃を
二人で頑張るっス! 本当だったら、何時も悪の首領メンバーのムーさん
エッ子先輩、のり先輩も来てくれる筈だったスけど。今日はどうも定期テストが
近いようだから残念無念で二人だけっス! また暇が出来たら紹介するっス!」
元気な少女の言葉に、和やかな空気を纏いつつ少しだけ十字の絆創膏が貼られた額を
撫でて少し年下の少年が呟く。
「…………清掃活動……ぼくの魔法使いに、関係あるかな?」
「勿論っスよ! 掃除をすれば身も心も良い事したなーって気持ちになるし
こー言う天気の良い日は人と会える可能性もあるっス! 何より、魔法(スタンド)使いって
色々出歩いてるだけでも偶々ばったり他人だったり知り合いでも鉢合わせる事が
実は多いんっスよ、ここだけの話っスよ!」
「へー……」
木崎君は、ちょっと納得してるか不明ながらも頷いたっス!
とにかく、今日は掃除っス! 海浜公園のゴミと言うゴミを拾い集める為に
ゴミ袋もいっぱい持ってきて、自分も木崎君も竹ぼうき持ってるっス!
やっぱり、魔法使いに箒は欠かせないっスもんね!
さーさー悪の活動及び魔法使いの修行っス!
963
:
一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』
:2024/03/13(水) 19:54:27
>>962
「あっ! 朝山さんだー! お久しぶりです!」
ゴミ拾いをしていると遠くから朝山を呼ぶ声がする。
それは『アルモニカ』事件で共闘した一抹のものだった。
黒い何かが入ったビニール袋をスタンドに持たせて朝山に駆け寄ってきた。
「ゴミ拾いなんて偉いじゃないですか! それに元気そう!」
久しぶりの戦友に会えて嬉しいのか距離が近い。
一緒に居る木崎が気になるのかチラチラと見ているが引っ込み思案なので話しかけられないようだ。
964
:
『ザ・モーニングマウンテン』
:2024/03/14(木) 11:33:23
>>963
(レス遅れ失礼しました)
「おーっ!! これは、我が盟友の『いちまっつん』じゃないっスか!
本当に本当の久しぶりっス。元気そうで、こっちこそ安心したっスよ!!
なんか色々と魔物の所為で大変だったらしいじゃないっスか!」
「あ! 木崎君、こっちはいちまっつんで、私と同じスタンド使い仲間で
以前は凶悪な敵とも一緒に戦った仲間なんっスよ!
いちまっつん! こっちは、木崎君っス! いちおースタンド見えるけど
スタンドは出せないんっス」
元気よく朝山はペラペラと笑顔で隣の少年を指して全身で色々と感情を
表現しつつ紹介する。
「……うん。ぼく、木崎 ゆだね」 「よろしくね」
少し、ぼんやりとした感じの少年。額に十字の絆創膏を張ってるのが特徴だ。
竹ぼうきを持たない手で握手をするためか片手を差し出す。
「……君も、朝山さんと同じ、仲間なんだ」
「……どう言う、力を使えるの? 朝山さん見たいに強そうな人の形?」
965
:
一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』
:2024/03/14(木) 17:14:21
>>964
「夏のクリスマスの件は私の不手際なのに助けていただいてありが
とうございます…」
今でも思い返すと少し気持ちが沈む出来事だったが最近は少しマシになった方だ。
しかし、かつてに戦友と久しぶり会えたことで沈んだ気持ちが上向きになってきた。
「スタンドが見えるのにスタンドは出せない…?
じゃあ、木崎さんは袋を持ったスタンドが見えてるのかな」
一抹の隣に佇む十字架の意匠を各部に持つ筋肉質な人型のスタンド
が木崎に手を振る。
明らかに近距離パワー型だがスタンド使いではない木崎にそれ以上のことは分からないだろう。
「私の『ディヴァイン・インダルジェンス』は近距離パワー型で
かなり器用なスタンドですね。
そして、滅多に居ない『精神干渉型』の能力を持ちます」
「既に二度成長して第二のスタンド能力も使えますよ。
能力は『悪感情』の『鎮静』とさらに深い精神の『鎮静』」
「隠し武器も有って…えいっ!」
『ディヴァイン・インダルジェンス』の両手の甲から刃が飛び出した。
初見であれば知らずに串刺しにされそうな刃が引っ込んでいく。
「今のが『慈悲の刃』。『無痛』の斬撃を得意とする切り札。
今みたいに突然生やして串刺しにしたり斬るのが主な役割です」
「戦闘向けのスタンドかと言われると怪しいですけど十人以上は
『慈悲の刃』で斬ってます!」
スタンド使いは能力を隠すものだが一抹はそういった意識が希薄らしく自分のスタンドについて全て語った。
見た目と裏腹に好戦的なのか相当な数の修羅場を経験しているらしい。
966
:
『ザ・モーニングマウンテン』
:2024/03/15(金) 18:52:52
>>965
(レス遅れ失礼しました)
一抹のスタンドの振る舞い、名前。必要な『召喚』に対するものは
それとなく強請る必要もなく開示してくれた。
――だが、この悪の首領はそれ位じゃ満足しないっスよ!!
「うわーーー! いちまっつんは、十人ぐらい、もうバッタバッタと
なぎ倒してる経験があるんっスね! 木崎君、私たちも負けてられないっスよ」
『ディヴァイン・インダルジェンス』の振る舞いに、大きくリアクションをする
朝山に対して、ゆったりと弛んだ笑みと共に眉を軽くハの字に変えつつ
木崎は告げる。
「うーん……そこは勝つ気は、ぼくには無いかな。
えっと、いちまっつ君? ぼくの事は木崎って呼び捨てで良いよ……同じ歳ぐらいだし」
「スタンド、見せてくれて有難う。すごく、強そうだね。
ぼくね、お母さんを見つけるのに、お金を稼いでいて。それで朝山さんに
手伝ってもらってる最中なんだ。初対面で、図々しいと思うけど。
いいバイトとか、お手伝いって知ってる?」
木崎は、魔法使いの件はぼかしつつも、真実を告げる。
実際、彼は自分の母親を探す為に魔法(スタンド)使いになろうとしてる。
そして、その過程でお金は大事だ。何をするにも元手が社会では必要なのだ。
967
:
鷲見 健治『2NDハンド・ファイア』
:2024/03/15(金) 20:08:11
>>966
「私は毎年のように夏頃になると命の危機に…
木崎くんは私みたいなスタンド使いになっちゃ駄目ですよ!」
自分のスタンドのネタバラシをするなどスタンド使いとして0点な振る舞いだが一抹は生き延びている。
単にしぶといだけなのか? それとも本当に修羅場を生き残る力量の持ち主なのか? それを知るのは音仙だけである。
「木崎くんもお母さんがいないの? お金…お金か…」
「そうだ! 小林 丈って人を探して欲しいです!
私の義兄…? 血の繋がりも無いし、家族でもないけど大切な人!」
ポケットからメモ用紙を取り出しペンをスタンドに渡すと何かを書かせ始めた。
ほんの少しすると清月の制服をバンカラマントのように着こなす風変わりな男の絵が書き上がる。
「私のスタンドは精密動作性が異様に高いから写真の真似事もでき
るのです!」
「この男性を探してくれるなら…『70万』有るけど幾ら欲しい…?」
人探しにお金を出そうにも相場が分からないので朝山さんと木崎くんに欲しい額を聞く。
『10万』程度は二人に出せるが足りないようなら最大で『40万』は出しても良いかもしれない。
968
:
『ザ・モーニングマウンテン』
:2024/03/15(金) 20:53:26
>>967
>この男性を探してくれるなら…『70万』有るけど幾ら欲しい…?
「ぼく、お金はそりゃ、いっぱい欲しいけど。人探しでそんなに
いっぱいは貰えないよ。見つけれたとして一万程度で良いよ。ね? 朝山さん」
「そうっスね! 小林先輩については、私も今度小角っちが風邪治ったら
探すの手伝って貰おうって思ってるし。いちまっつんも吉報は大船に
乗った気持ちで待っていて欲しいっスよ!!」
朝山も、木崎も、そこまで金銭欲が高い方では無い。
沢山あればいいなーっと朝山は考えるが、基本的に自分の力あるスタンドを
悪用して名声なり何かを得ようと考えない性質だし。木崎は木崎で心中の
思考は読めないものの、堅実な動きを重視してる感じがある。
見つけれたら、小林の事は見つけると約束をしつつ、木崎は更に言葉を続ける。
「あと、ぼくね。お金も大事だけど、他にちょっと探してるのあるんだ。
『蝋燭』なんだ。朝山さんは、仏壇の良ければ持ってくるって言うけど。
出来れば、特別な感じのが、ぼくは欲しいなって思うんだ……」
『小道具』 魔法によって作成された物品。
他の競争する二人が、いま何処まで成果を上げてるか分からないが
出来る限り、質の高いものを揃えるべきだ。木崎は朝山のスタンドを知り
朝山の体験談や友人から、魔法(スタンド)使いは彼女と連れ立って散策
していれば、今のように『呪文(スタンド名)』『詠唱内容』を獲得するのは
左程難しくないと思っている。
なら、散策して量を稼ぐより。じっくり質を高めるべきだ。
それも、なるべく。難しい入手経路にチャレンジした方が良いだろう。
(ハート君も、テレビの中では難しい事に挑戦してた。
…………お母さん)
「もし、知ってたら教えてね……ぼく、頑張って人探しもするから……」
969
:
一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』
:2024/03/15(金) 22:28:44
>>968
「よし! じゃあ、前金として『1万』あげます!」
懐から出したボロボロの手作り財布から『1万』を取り出して木崎くんに差し出す。
まぁ、順調に行けばまた年内に酷い目に遭ってなんだかんだでお金が手に入るからだろう。
「『蝋燭』? お義父さんが古い木蝋を持ってるけど要るかな?
古い物を集めるのが大好きな人だから変わった物がありますよ!」
「それとスタンドが見えるなら多くのスタンド使いと出会って様々
スタンドを見て、知って、感じると良いです」
「知り合いにスタンド使いが居るのですが連絡先を教えましょうか?」
長くスタンド使いをしているだけあってスタンド使いの知り合いなら沢山いる。
『アリーナ』方面への連絡先は2つ知っているが街の裏側を知るにはまだ早すぎる。
970
:
『ザ・モーニングマウンテン』
:2024/03/15(金) 23:44:15
>>969
(ご協力感謝します。宜しければ、次で〆させて頂きます)
>よし! じゃあ、前金として『1万』あげます!
>『蝋燭』? お義父さんが古い木蝋を持ってるけど要るかな?
「……いいの? いちまっつ君。
……うん、ありがとう。小林先輩って人のこと、頑張って探してみるよ。
それと、『木蝋』も、譲ってくれるなら、嬉しいな」
魔術的な蝋燭と言えば、ハンズ・オブ・グローリーだとか
目にした事ないが、蝋燭を発現出来るスタンド使いだとか居れば入手したいが
前者も後者も限りなく得るのは難しい。年代物の木蝋であれば問題なく
魔術的な代物として実用的だし、木崎としても有難いのだ。
>知り合いにスタンド使いが居るのですが連絡先を教えましょうか?
「そりゃ、いいアイデアっス! 木崎くん、こりゃー是非
紹介して貰うっきゃないっスよ!! 流石は、我が悪の軍団の優秀なる先兵っス」
調子の良い事をのたまう悪の首領に、僅かに苦みを交えつつ笑みを崩さない
少年は、一抹に深く頭を下げた。
「うん、お願い……ぼく、今はなにも返せないけど。
いちまっつ君に絶対いつか借りを返すよ。もし、ぼくが無理そうだったら
朝山さん、代わりに、お願いしてもいいかな?」
魔法(スタンド)使いになれるかは、三分の一だ。
なれなくて死ぬ事はない。けど、なれた方が恩も返せるし一抹に対し
木崎も同じ仲間として共通意識も抱えられる。
魔法使いになるのは、母の方が一番大事なものの、なろうとする
理由が増えた。それは、決して悪い事ではない。
971
:
一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』
:2024/03/16(土) 00:23:18
>>970
「ちょっと待っててね。『インダルジェンス』で良い感じにして
お義父さんから木蝋を貰って来るから…」
そう言った一抹は何処かへと走り出して行ってしまった。
しばらくすると木蝋4つを手に一抹が帰ってきた。
どうやら『インダルジェンス』で『良い感じ』にしてきたらしい。
「はい、木蝋4本です。かなり古いから事前に使えるか試してね!」
「あとは、ひま…違う、手が空いてそうなスタンド使いの知り合い
は宗像さん、朱鷺宮さんぐらいか…」
「夕立先輩はブラコンで忙しいだろうし、夢見ヶ崎先輩は圏内に
居るか怪しいし、風歌さんは生きてるかどうか…」
「北落は…『最中派』だし…」
宗像さんは歴戦のスタンド使いだし、朱鷺宮さんは柔らかい雰囲気の人だったから大丈夫なはずだ。
宗像さん朱鷺宮さんの連絡先をメモ用紙に書いて木崎くんに託す。
「あっ! 宗像さんの能力は派手だし凄いけど誰か死ぬから見れない
かもしれない…」
「あの能力を受けて生還できたら凄いよ…」
宗像という人物の見敵必殺なスタンド能力を見る機会があった一抹も闇が深い気がしなくもない。
他のスタンド使いが一抹のようにスタンド能力の全貌を見せてくれるかは朝山と木崎次第だ。
972
:
『ザ・モーニングマウンテン』
:2024/03/16(土) 19:02:16
>>971
(ご協力有難うございました! これにて〆ます)
>宗像さん、朱鷺宮さんぐらいか
「あ! いちまっつんも、ときみーと知り合いなんっスね!
この前、小石川おねーさんや他のみんなで、夏の事件で
お疲れ様パーティでも色々と盛り上がったんスよ!
宗像って人は、あんまり良く知らないっスね。これを機に
仲良くなる為に、さっそく後で電話してみるっス!」
「てっちゃん(鉄)先輩は、確かに今は忙しそうっスよね。
まぁ、いちまっつんに頼りすぎるのも悪いっスから、これだけ手伝ってくれただけで
十分っス! 小林先輩の事は吉報を楽しみにしていて欲しいっスよ!」
朝山としては、一抹から能力も披露して貰ったし『木蝋』も貰えた。
あとは残り五人の使い手と、そして召喚の為に何か特別な衣装も欲しいところだ。
そこは、実力と色々バイトを募集するなり……これから頑張るべきだろう。
「うん……いちまっつ君、色々と有難う。
今日は、もう行くけど。また今度、時間があったら遊ぼう」
木崎も、そう緩んだ笑顔を崩さないままに一抹に礼を告げて
朝山と立ち去る。……最後まで、朝山も一抹も訂正しないので
木崎には、一抹の正しい名前を覚えないままだったのは蛇足と言うべきか。
とは言え、悪の首領と少年の道中は始まったばかりだ……。
973
:
一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』
:2024/03/16(土) 19:31:51
>>972
「えぇ…そ、そんなにパーティを開ける程にスタンド使いが…?
もしかして五十人規模のスタンド使いに私は救われた…?」
お婆さんの家で三人。学生寮で自分を止めに来ただけでも四人。
クリスマス決戦で六人。そして、『アリーナ』の人達。
今更ながら本当に自分は多くの人達に救われたと思う。
「うん! またね! ぼくは友達がいないから何時でも大丈夫!」
朝山さんと木崎くんに手を振り終えると一抹は再び『陸のワカメ』集めに戻った。
こうしてちょっとズレた名前で一抹を呼ぶ友達が増えたのだった。
974
:
甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』
:2024/04/20(土) 08:29:32
すっかり暖かくなってきた時期
公園にも色とりどり、種々雑多な花々が咲いている
そんな花の中でも地味な存在…タンポポ
そのタンポポを何故か引き抜いて集めるあま公
975
:
甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』
:2024/04/21(日) 20:05:21
>>974
後日
松本「へぇ〜これがたんぽぽコーヒーかぁ」
たんぽぽの根を水に晒しアク抜きして
更にそれを切り刻み天日干しをする
そして焙煎してドリップする事でコーヒーの代用品が出来上がる
松本「へぇ〜、やっぱりコーヒーとは違うけど
これはこれで美味いもんだ」
コーヒーよりも苦みは少なく
ちょっと香ばしく甘味も感じるそんな味だ
コーヒーというが、どちらかと言うと麦茶に近い
角砂糖を2粒程とミルクを入れて飲むあま公
あま「……」
松本「おっ、気に入ったかい?」
阿部マリア「けどコーヒーじゃありませんわよね?」
あま松本「「…………」」
マリア「あら、そろそろ刺身にたんぽぽを乗せるバイトの時間ですわ!
ほら貴様ら、さっさと行きますわよ!!!」
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚⌒ ⌒゚o \ 今日からまた、
| (__人__) | 刺身の上にタンポポのせる仕事が始まったお…
\ ` ⌒´ /
終
制作・著作
━━━━━
ⓃⒽⓀ
976
:
鵲愉子『パラダイス・イン・フレイム』
:2024/05/04(土) 17:48:11
自然公園に近い『河原』。
今は夕方で、水面が夕日を反射して煌めいている。
辺りは閑散としており、人の気配はない。
ザッ ザッ ザッ…………
そこに歩いてくる『ロングウェーブヘア』の優雅な人影。
ボリュームのあるフリルをあしらったブラウスに、
ドレープが効いたスカートを身に纏い、パールのネックレスが胸元を飾る。
まさに『お嬢様大学生』という形容が当てはまりそうな容貌だった。
キョロキョロキョロ
『エルメス』のバッグを手にして、注意深く周囲を見渡す。
これから行おうとしている事は『秘密の愉しみ』なのだ。
誰かに見られてしまうと少々都合が悪い。
「フヒヒヒヒィ」
外見に似合わない不気味な笑い声を漏らしながら、
バッグを開けて『中の物』を引っ張り出す。
それはコンパクトに折り畳まれた金属製の品物だった。
高級バッグから出てくる物にしては、あまり似つかわしくないように見える。
977
:
りん『フューネラル・リース』
:2024/05/05(日) 06:57:33
>>976
今は5月、丁度鈴蘭が見ごろの時期だ
ついこの間、5月1日は鈴蘭の日だった
ここにもそこら辺に鈴蘭の花が咲いている
屋根よーりーたーかーい
そして今日は5月5日、子供の日
こんな日は
頭 に 鈴 蘭 が 咲 い た 少 女
が歩いていても何の不思議も無い
星見町じゃそれが常識なんだよ
こいのーぼーりー
その鈴蘭の擬人化のような少女が
鯉のぼりセットを持って自宅である自然公園へ帰ろうと
この河原を通りかかる
鵲にはまだ気付いていないようだがどうする?
978
:
鵲愉子『パラダイス・イン・フレイム』
:2024/05/05(日) 10:05:03
>>976
『進学』の為に引っ越してきたばかりの鵲愉子は、
まだ星見町について詳しく知らない。
もし気付いていれば、擬人化された鈴蘭が歩いている光景に驚愕しただろう。
だが、確認を済ませた事で安心して警戒が緩んでしまい、
りんの接近を許す結果となっていた。
ガチャ
ガチャ
ガチャ
完全に油断したまま、金属製の何かを組み立て始めた。
それはチタン製の『焚き火台』だ。
軽量で持ち運びに便利なソロ用である。
(人の目は気になるけど、この『火遊び』は止められないわ……!)
「〜〜〜〜♪」
上機嫌な様子で鼻歌を唄いながら、
木の枝や松ぼっくりを拾い集め、次々と焚き火台に投入していく。
現在『19歳』の鵲は、
『20歳』という節目を目前に控え、密かに思い悩んでいた。
『鵲家』の一員としての立場から、
あまり『自己主張』をしてこなかった自分を反省し、
『心の殻』を破りたいと。
思い付いたのは『火と戯れる事』――――。
「フヒヒッ」
ゴソッ
愉悦の笑いを漏らしながら、バッグから取り出した『着火剤』をセットする。
バチッ!
手にした『ファイヤースターター』から火花が散った。
『フリント式』と呼ばれ、回転するヤスリで発火石を擦る事で着火する。
ライターと似た構造のアウトドアギアで、『お気に入り』のアイテムだ。
979
:
りん『フューネラル・リース』
:2024/05/05(日) 14:40:49
>>978
油断からかりんの接近を許してしまう鵲
そう、りんはすぐ近くまで来ていたいたのだ
河原であれば、
万が一ボヤ騒ぎになってもすぐに消火は可能
安全も保障されている事から
りんも特にその行為を注意する事もなく近付いていた
そして、すぐ背後を通りかかる
「こんにちは〜」
何気なく声をかけて通り過ぎる
ただそれだけのはず…だった!
パチッ
チリチリ
何かが、焼ける音がする
りんはまだ気付いていないが、
鯉のぼりが小さな火を灯しながら煙を立ち昇らせている
めっちゃ近い位置に居た事で偶然小さい火花が飛んできて燃え移ったのだ!
普通こんな事は起きないだろうが何か凄い低確率の悪運を引いてこうなったんだよ
だが不幸中の幸いだ
火花が燃え移ったのが鈴蘭だったらもっと悲惨な事になっていた
草タイプに炎タイプは効果抜群だから
980
:
鵲愉子『パラダイス・イン・フレイム』
:2024/05/05(日) 15:45:43
>>979
多分たまたま景気良く火花が散ったとか、この日の風向きの影響とか、
そんな感じの原因なのだろう。
親族である『朱鷺宮涙音』も、
鳩尾に何かが飛んでくるというピンポイントな不運に襲われているのだ。
それを考えれば、鯉のぼりに火が燃え移る事だって、
十分に有り得る事故かもしれない。
ビ ク ッ !
「え、ええ――――こんにちは」
ニコォ〜〜
表面上は優雅に微笑み、平静を装って挨拶するが、内心では激しく動揺していた。
(み、『見られた』……!こんな近くに『子供』がいたなんて……!
うぅ……何とかして誤魔化さないと……!
そ、そうよ!『友達』を待っている事にすれば……!
『一人焚き火』よりは自然に見えるはず……!
ついでに『友達の影響で始めてみました』みたいに振る舞っておくのよ……!
さり気なく周りを見て『友達を捜しているフリ』をして……)
「…………まだ来ないのかしら」
以上のような発想に至り、わざとらしく呟きながら周囲を見渡す。
りんの手元から煙が上がっている事に気付いたのは、その時だった。
見間違いかと思って二度見するが、やはり燃えているではないか。
「『火』!『火』が!『火』が点いてる!!」
鯉のぼりを指差し、りんに伝えようとする。
近くには水が豊富にあるので、消火活動は簡単なはずだ。
不測の事態が起こらなければ…………。
パチッ
パチ パチ パチ…………
ちなみに焚き火台も心地良い音を立てて燃えているが、
こちらは消す必要はないだろう。
981
:
りん『フューネラル・リース』
:2024/05/06(月) 18:01:31
>>980
「え?」
パチ
パチパチパチパチ
何か拍手でもするかのような音が聞こえる
その音がする方へと顔を向けると…
「あああっ!鯉のぼりが焼き魚に!!!」
幸いにも目と鼻の先にはたっぷりの流水が
鯉のぼりをそこに投げ込めばいい話なのだが…
バシャーーーン
勢い余って自分毎川へダイブ!
ゴボボボボ
982
:
鵲愉子『パラダイス・イン・フレイム』
:2024/05/06(月) 18:53:53
>>981
「こ、鯉は淡水魚だから臭み消しが必要なんじゃない?
料理酒とか……じゃなくて、早く消さないと!」
まぁ、川に突っ込めば解決するので大丈夫だろう。
そう思って見守っていた。
しかし、りんの行動は愉子の想定を超えていた!
「えっ――――――」
「えええぇぇッ!?」
いきなり川に飛び込むりんに驚愕!
お陰で火は消えているが、今度は人命救助が必要だ。
もし水深が深ければ、服が水を吸って溺れてしまうかもしれない。
「――――『パラダイス・イン・フレイム』!!」
ズ ギ ュ ン ッ
愉子の傍らに『タンク』を背負った人型が発現する。
その姿は『近代ヨーロッパの砲兵』を彷彿とさせた。
『朱鷺宮親子』を含めて『鵲家』の血を引く人間は、
『軍事』に関係するスタンドを持つ事が多いらしい。
バッシャアァン!!
りんを追い掛けるようにして、『パラダイス・イン・フレイム』が水中にダイブ!
小さな身体を両手で掴んで、素早く陸まで引っ張り上げる(パス精CBC)。
とりあえず焚き火の近くに連れて行って乾かそう。
983
:
りん『フューネラル・リース』
:2024/05/07(火) 17:48:00
>>982
綺麗な水で育てられた養殖物なら臭みも少ないだろう
鯉のぼりは養殖物かは分からないが
人が作った物なら養殖物かもしれない
いや、そんな事より
『パラダイス・イン・フレイム』が水中にいる子供の体を掴んだ
気を失いながらもその手には鯉のぼりを死守している!
何故そこまで鯉のぼりを守ろうとするのか…
「う…うぅ…」
そして無意識の行動なのか
自身を抱える『パラダイス・イン・フレイム』の腕を条件反射で掴む
・・・・
スタンドである『パラダイス・イン・フレイム』の腕を
984
:
鵲愉子『パラダイス・イン・フレイム』
:2024/05/07(火) 18:59:22
>>983
『スタンドに触れられるのはスタンドだけ』。
その程度の知識なら愉子にもある。
こちらから触れる事は出来ても、向こうから触れる事は出来ないはずだった。
「掴めた!このまま引っ張り上げて――――」
ガ シ ッ
「 は ! ? 」
次の瞬間、再度の驚愕に目を見開く。
まさか『掴み返される』とは……!!
もし、りんの『頭の花』を良く確認していれば、
もう少し違った反応になっていたかもしれない。
『火遊び』を目撃された事による動揺や、
『鯉のぼり炎上』に気を取られてしまい、
そこまで注意が回らなかった。
しかし、今は救出を優先すべき場面だろう。
ザバァッ!
りんを抱えた『パラダイス・イン・フレイム』が川から上がる。
「――――だ、大丈夫!?」
りんを焚き火の近くに座らせ、スタンドの手で『エルメスのバッグ』に触れる。
ズズズズズ
バッグの内部に『見えない基部』が形成され、
鉄パイプに似た質感の『ノズル』が伸びていく。
ボォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!
そこから放射されるのは『1700度』に達する『スタンド火炎』。
すなわち『火炎放射器』だ!!
上向きに『ノズル』が伸びている『エルメスの火炎放射器』を、
りんの側に置いておく。
「『火』は多い方が乾くのは早いはず……」
『燃料供給』していない状態なので、今はガスバーナー並の勢いしかないが、
濡れた身体を乾かすには丁度いいだろう。
985
:
りん『フューネラル・リース』
:2024/05/08(水) 15:01:00
>>984
焚火とスタンドの炎で乾かされるりん
夕焼けと炎に照らされる白い鈴蘭がゆらゆら揺らめいている
『パラダイス・イン・フレイム』の『火炎放射器』から放射される炎
通常物質には燃え移らないのだが
りんはその体質上、触れれば燃え移るかもしれない
取り扱いには注意が必要だ
「ん…」
少し乾かしていると目が覚めたりん
「あれ?鯉のぼりは?」
すぐそこにある鯉のぼりを探して手元を動かす
そこには火炎放射器と化したエルメスのバッグが…
986
:
鵲愉子『パラダイス・イン・フレイム』
:2024/05/08(水) 17:22:18
>>985
りんの身体がスタンドに干渉できるなら、
『スタンド火炎』が燃え移る可能性は大いに有り得そうだ。
(良かった、目が覚めたみたいで)
ようやく落ち着いたところで『鈴蘭』を観察する余裕が出てきた。
変わったアクセサリーにも見えるが、妙にリアルな感じがする。
まさか本物の訳はないと思いつつ、作り物にも見えない。
しかも『パラダイス・イン・フレイム』に触れたのだ。
きっと何らかのスタンド能力ではないだろう。
(…………気になって仕方がないわ)
『鈴蘭』の事を尋ねようとするが、
りんの手が『火炎放射器』に近付こうとしているのが見えた。
「『一時停止』」
ピタ………………
『火炎』を出す為には『放射』を意識する必要がある。
逆に言えば、意識しなくなれば止まるという事だ。
よって、一時的に『放射』を中断するのが手っ取り早い。
「あなたも『スタンド』を持っているのよね?
今、私の能力で『火』を増やして乾かしていたの。
あまり近付くと危ないから、もう少し離れていた方がいいわ」
スッ
「私の不注意で焦がしてしまって御免なさいね」
『パラダイス・イン・フレイム』で鯉のぼりを拾い、りんに差し出す。
焼き魚という程ではないにせよ、ちょっと焦げ目が付いているかもしれない。
どちらかと言うと軽く炙った感じだろうか。
「それにしても『火花が飛んで燃え移る』なんて、まるで『涙音ちゃん』みたい…………」
低確率の不運に『従姪』を重ね合わせ、つい独り言を呟いてしまう。
987
:
りん『フューネラル・リース』
:2024/05/08(水) 20:56:29
>>986
「あぁ、鯉太郎
日焼け止めを塗っておけばよかったね…」
一家の大黒柱と思われる黒鯉の鯉太郎
「あっ、でも元から黒いし誤差だよね!」
問題はそこか!?
ちなみに
母親は鯉子、息子は鯉次郎、娘はジェニファーと言う
鯉次郎は長男なのに何で次郎なのかというと
実は彼には兄が居たのだが鯉こくにされて食われてしまったからだ
「あ、あのおねえさんが助けてくれて…」
「あっ…」
そこでようやく『パラダイス・イン・フレイム』に気付いたりん
「かっこいい!
おねえさんスタンド使いですか?」
>それにしても『火花が飛んで燃え移る』なんて、まるで『涙音ちゃん』みたい…………
「涙音ちゃん?」
聞き覚えのある名前に反応したりん
ちょっと珍しい名前だしひょっとして同じ人か?
988
:
鵲愉子『パラダイス・イン・フレイム』
:2024/05/09(木) 10:47:21
>>987
鯉のぼり一家に秘められたドラマを知っていれば、
悲劇を乗り越えて逞しく生きる姿に、思わず涙をそそられていたかもしれない。
「そ、そうね。被害が少なくて何より……」
うっかり焦げてしまったが、元が黒いから目立たない。
まさに『不幸中の幸い』。
このような出来事に見舞われる機会は、愉子にとっては珍しくなかった。
従姉妹の笑美は『幸運』に恵まれ、従姪の涙音は『不運』に付き纏われている。
そして、愉子は『悪運』の強いタイプなのだ。
(……これも『血の繋がり』かしら)
「まだ慣れていないのだけれど、『スタンド使い』の一人よ。
私の『パラダイス・イン・フレイム』は『火炎放射器』を持っているわ」
ボォォォォォォォォォォォォォォォォッ
安全が確保できた事を見届けてから『放射』を再開する。
「あなた、涙音ちゃんを知っているの?」
意外な反応に興味を引かれ、反射的に問い返した。
鵲愉子は朱鷺宮涙音の親戚なので、どことなく似通った雰囲気が漂っている。
ただ、『従姉妹の子供』である涙音から見ると『五親等』であり、
注意深く観察しないと分からないだろう。
989
:
りん『フューネラル・リース』
:2024/05/09(木) 17:45:40
>>988
「お、おぉ」
ボォォォォォォォォォォォォォォォォッ
『火炎放射器』から放射される炎を見て驚く
「あったかいねぇ〜♪」
燃え盛る炎に手をかざして暖を取るりん
>あなた、涙音ちゃんを知っているの?
「同じ人かは分からないけど、
この前喫茶店で涙音ちゃんっていう子に会って」
「チーズケーキをくれたお礼に、その子におまもりをあげてぇ…」
>鵲愉子は朱鷺宮涙音の親戚なので、どことなく似通った雰囲気が漂っている。
趣味は人間観察です
「あ、おねえさんちょっと涙音ちゃんに似てるかも…」
「くしゅん」
そこまで言うと小さくくしゃみをするりん
990
:
鵲愉子『パラダイス・イン・フレイム』
:2024/05/09(木) 18:52:44
>>989
焚き火と火炎放射のダブルファイヤーが、りんの身体を乾かしていく。
気温が上がっているとはいえ、まだ寒暖の差が激しい時節だ。
我ながら、こういう時には便利な能力だと感じる。
「――――『似てる』…………?」
りんが口にした一言を耳にして、自分の予想が当たっていたらしい事を悟る。
「フヒヒッ、それも当然の事かもしれないわね。
あなたが知っている涙音ちゃんは『朱鷺宮』っていう名字でしょう」
「私の名前は『鵲愉子』。
きっと『親戚』だから似ているんでしょうね。
少し難しいかもしれないけれど、『涙音ちゃんのお母さん』が、
私の『従姉妹』に当たるのよ」
年が近いのは涙音の方なのだが、
『涙音の従姉妹』ではなく、その母親である『笑美の従姉妹』。
十人に聞いたら十人が間違えそうだ。
パッと見だけだと分かりにくく、あまり見かけない親族関係と言えるだろう。
「この町に引っ越してきたばかりで、知り合いも少なくて……。
あなた、涙音ちゃんの友達みたいだし、私とも仲良くしてくれる?」
『パラダイス・イン・フレイム』が、
バッグの中から串と袋入りのマシュマロを出す。
串にマシュマロを刺すと、回しながら火で炙り始める。
だんだんと甘い匂いが香ってきた。
991
:
りん『フューネラル・リース』
:2024/05/10(金) 18:58:50
>>990
ブルッ
「うぅ、さむぅ〜…」
>少し難しいかもしれないけれど、『涙音ちゃんのお母さん』が、
>私の『従姉妹』に当たるのよ
「涙音ちゃんのお母さんの?」
御多分に漏れず、
りんもその年齢に惑わされる一人だった
ただ、珍しい親族関係ではあるが
そんなの人それぞれだし、根掘り葉掘り詮索する事じゃないだろう
気になると言えば気にはなるが
>この町に引っ越してきたばかりで、知り合いも少なくて……。
>あなた、涙音ちゃんの友達みたいだし、私とも仲良くしてくれる?
「うん!
うちでよかったら…」
>串にマシュマロを刺すと、回しながら火で炙り始める。
「あぁ^〜
マシュマロぉ〜」
目の前で炙られるマシュマロの甘い匂いに意識をかき乱されるりん
焼きマシュマロは簡単そうに見えて案外シビアだ
ちょっと炙っただけで結構すぐに焦げてしまう
技術が必要って程でもないだろうが、良い焼き加減を覚えるにはある程度の経験が必要になる
992
:
鵲愉子『パラダイス・イン・フレイム』
:2024/05/10(金) 19:54:54
>>991
ここで焦がしてしまったら、鯉太郎の二の舞いになってしまう。
近すぎず遠すぎない距離をキープして、慎重に火を通していく。
目指すは、こんがりキツネ色だ。
ジュゥゥゥ…………
「フヒヒ、ありがとう。
この町でスタンド使いの友達が出来るのは初めてよ」
涙音や笑美は親戚であり、
友達という表現が適切かどうかは微妙なところなので、
実質りんが第一号になるだろう。
ソッ
「乾くまで少し掛かるでしょうし、一緒にやってみない?」
りんの反応を見て、マシュマロを何個か刺した串を手渡す。
種類は定番のプレーンだ。
バーベキュー用の大きなサイズでボリュームがある。
「…………そういえば名前を聞いていなかったわねぇ」
クルクルクルクルクル
串を回しながら、無意識に『鈴蘭』の花に視線が向く。
朱鷺宮家と鵲家の親族関係よりも珍しい光景だ。
しかし、焼き加減の事を思い出し、またマシュマロに意識を戻した。
993
:
りん『フューネラル・リース』
:2024/05/11(土) 14:21:48
>>992
鯉太郎は元々黒いから軽傷で済んだが
真っ白なマシュマロが黒焦げになったら台無しだ
>乾くまで少し掛かるでしょうし、一緒にやってみない?
「良いの?ありがと〜」
にっこにこでマシュマロの刺さった串をもらう
「じゃあお返しに…」
そう言ってお返しを取り出すが
「あっ…」
川に濡れてびしゃびしゃの柏餅
さすがにこれをお返しにするわけにはいかない
そもそも、これは鈴蘭餡を包んだ鈴蘭柏餅なので
鵲が食べたら死ぬんだが、うっかりそれを失念していたりん
柏餅がびしょ濡れになっていたのはむしろラッキーなのか
「あ、でも焼き柏餅も美味しいかも!」
串に柏餅を刺して焼いてみようとするりん
>…………そういえば名前を聞いていなかったわねぇ
「りんだよぉ〜」
朗らかというか、のんきそうな間延びした顔と声をしている
994
:
鵲愉子『パラダイス・イン・フレイム』
:2024/05/11(土) 15:31:33
>>993
せっかくの柏餅を食べられなかったのは不幸だ。
しかし、毒物が混入されていたなら、それを口にしなかったのは幸運だろう。
危うく毒殺されかけていたが、『不幸中の幸い』で命拾いしたらしい。
「柏餅を焼いた事はないけれど、お餅を焼いて食べるのは自然だし……。
そう言われてみると美味しいかもしれないわ」
串に刺さった柏餅とマシュマロ。
あまりお目にかかれない珍妙な組み合わせだ。
そうこうしている間に、こちらは焼き上がりつつあった。
「りん――『りんちゃん』ね。よろしく、りんちゃん」
キツネ色に焼けたマシュマロをかじる。
外側はカリッと内側はジュワッとした食感。
中々いい感じの仕上がりだ。
「ところで、りんちゃん……『それ』って本物……?」
頭の『鈴蘭』を見ながら、りんに問い掛ける。
『パラダイス・イン・フレイム』に触れていた事もあるし、
彼女自体がスタンドに近いのだろうか。
世の中そういうスタンドもあるのかもしれないと考えていた。
995
:
りん『フューネラル・リース』
:2024/05/11(土) 18:37:26
>>994
「今はこれしかないけど、
美味しかったら今度作ってあげるよ
鈴 蘭 焼 き 柏 餅 ♪」
りんのマシュマロを焼く手付きは中々手慣れたものだ
美味い具合に綺麗な焦げ目付けているが
一緒に焼いている柏餅はマシュマロとは違う
焼くのは別々にした方が良いかもしれない
>ところで、りんちゃん……『それ』って本物……?
「そうだよ〜
えへへ、綺麗でしょ?」
ちょっと自慢気に笑いながら鈴蘭を揺らしている
996
:
鵲愉子『パラダイス・イン・フレイム』
:2024/05/11(土) 19:44:19
>>995
りんが放った衝撃的な一言に、思考が一瞬フリーズする。
「――――――………………え?」
(ま、まさか『鈴蘭入り』……!?でも、鈴蘭って『猛毒』じゃあなかった……!?)
最初は聞き間違いかと思った。
しかし、こんなに堂々と言ってるのだから、おそらく間違いではないのだろう。
その気持ちは嬉しいが、だからといって食べる気にはなれない。
「あっ!そ、そろそろ出来たんじゃない?」
慌てて話を逸らしつつ、改めて鈴蘭の花を眺める。
(やっぱり本物……。頭から花が咲いてるなんて不思議な子ねぇ……)
スタンドが超常的なものである事を差し引いても風変わりだ。
いや、自分が知らないだけで、実は意外と多いのか……。
いずれにしても、まだまだ学ぶ事は多い。
「お友達になれたのだし、私の連絡先を教えてあげるわね。
また今度、一緒にバーベキューしましょう」
とりあえず『学び』の第一歩だ。
ハイブランドのケースに収められたスマホを取り出す。
普通なら連絡先交換するのだが、りんのスマホは無事だろうか……?
997
:
りん『フューネラル・リース』
:2024/05/12(日) 16:03:49
>>996
良い感じにマシュマロが焼けてきた
表面は狐色に焼けて、甘い匂いが漂ってくる
だが柏餅はちょっと焼きが足りない
「いただきま〜す」
マシュマロを人齧りすると
カリッという音とともに甘いトロトロが口の中に流れ込んで来る
「あちっ」
甘くて美味いが、熱々の液体なので気を付けないと
舌を火傷してしまう
火傷した
>お友達になれたのだし、私の連絡先を教えてあげるわね。
>また今度、一緒にバーベキューしましょう
「バーベキューかぁ、良いねぇ
今度は涙音ちゃんも誘ってバーベキューしようよ」
「あっ、柏餅焼けたみたい」
マシュマロとは違う、
柏と餡の匂い独特の匂いが漂ってくる
998
:
鵲愉子『パラダイス・イン・フレイム』
:2024/05/12(日) 16:38:45
>>997
りんに連絡先を教え、あちらからも受け取れるのであれば、聞いておく事にしよう。
「あらあら、それは楽しそうねぇ。
涙音ちゃんのお母さん――笑美さんも誘ってみましょう」
マシュマロを齧りながら、りんの提案に賛同する。
鈴蘭さえ混入していなければ、至って平和なバーベキューになるだろう。
今後のレジャーの予定が増えるのは歓迎だ。
「そろそろ服も乾きそうで良かった。
あのままだと風邪を引いていたんじゃあない?」
おそらく食べ終わる頃には、完全に乾いているはずだ。
(一応、さっきの事は私にも責任がある訳だし……)
川に飛び込んだのはりんだが、鯉のぼりが燃えた直接の原因は愉子だ。
それは不幸な事故だった。
しかし、同時に良い事もある。
「でも、そのお陰でりんちゃんと知り合えて、
こうしてお話できたんだから、『不幸中の幸い』だわ」
もしかすると、これは鵲愉子の体質が招いた出会いだったのかもしれない……。
999
:
りん『フューネラル・リース』
:2024/05/13(月) 15:30:37
>>998
スマホの防水加工は完璧だ
どこも異常もなく滞りなく連絡先の交換は出来た
柏餅も防水加工にしておけばよかったのに、どうしてしなかったの?
「ふあぁ〜、あったかくなってきた」
暖かい焚火にアチアチのマシュマロ
服も乾いてきて体も心もぽっかぽかだ
「焼いた柏餅も良いねぇ〜」
柏餅も表面のカリッとしているがとても柔らかく
熱された餡は甘さが増して感じる
それに鈴蘭の味が良いアクセントになっている
今度みんなにも食べさせたいなぁとりんは思った
「うちも愉子と知り合えたから
川に飛び込んで良かったよ〜、えへへ」
一歩間違ってたら大惨事だし笑い事ではないのだが
そろそろ夕日も沈み、本格的に夜が始まる時間
闇の中で灯される火はこう、原初的な何かを感じさせる
見ていると落ち着くというのもいれば、テンションが上がるのもいるだろう
そんな焚火を囲んで二人がどんな話をしたのかは、想像のお任せしよう
5月5日の主役なのに焼却処分されかけた上に
川にぶち込まれずぶ濡れなった哀れな鯉のぼり君の事も想像に任せよう
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