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【場】『 湖畔 ―自然公園― 』 その3
986
:
鵲愉子『パラダイス・イン・フレイム』
:2024/05/08(水) 17:22:18
>>985
りんの身体がスタンドに干渉できるなら、
『スタンド火炎』が燃え移る可能性は大いに有り得そうだ。
(良かった、目が覚めたみたいで)
ようやく落ち着いたところで『鈴蘭』を観察する余裕が出てきた。
変わったアクセサリーにも見えるが、妙にリアルな感じがする。
まさか本物の訳はないと思いつつ、作り物にも見えない。
しかも『パラダイス・イン・フレイム』に触れたのだ。
きっと何らかのスタンド能力ではないだろう。
(…………気になって仕方がないわ)
『鈴蘭』の事を尋ねようとするが、
りんの手が『火炎放射器』に近付こうとしているのが見えた。
「『一時停止』」
ピタ………………
『火炎』を出す為には『放射』を意識する必要がある。
逆に言えば、意識しなくなれば止まるという事だ。
よって、一時的に『放射』を中断するのが手っ取り早い。
「あなたも『スタンド』を持っているのよね?
今、私の能力で『火』を増やして乾かしていたの。
あまり近付くと危ないから、もう少し離れていた方がいいわ」
スッ
「私の不注意で焦がしてしまって御免なさいね」
『パラダイス・イン・フレイム』で鯉のぼりを拾い、りんに差し出す。
焼き魚という程ではないにせよ、ちょっと焦げ目が付いているかもしれない。
どちらかと言うと軽く炙った感じだろうか。
「それにしても『火花が飛んで燃え移る』なんて、まるで『涙音ちゃん』みたい…………」
低確率の不運に『従姪』を重ね合わせ、つい独り言を呟いてしまう。
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