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【ミ】『Victim島』

1名無しは星を見ていたい:2018/03/12(月) 22:38:07
誰だ。

58『焦熱のサードアイ』:2018/03/28(水) 22:15:49
>>57
  
   ヒラヒラ…… ヒラァ…

身に着けたマントを翻し、
まるで『闘牛士』のように構える。

============================
      ≪中静ッ!またしても防御の態勢を取りましたッ!
       スタンドをあえて後ろに構えていますがッ!
       神山さん、果たしてどういった意図があるのでしょうか?≫


      ≪さあ…?『即ズボ』シリーズ?
       もしかしたら≪検閲≫で≪検閲≫な≪検閲≫かも≫


      ≪は、はあ…あ、ありがとうございます…≫
============================

        「ハハッ!!
         さっきから、お客さんの相手ばッか!
         私の事は気にも留めないんですよねっ!」


        『ギロォ』

『牧瀬』が一瞬首を傾け、
肩口から腹部にかけて流れた『血』に視線を向ける。


        「でも、いいですよぉ〜別にっ。
         厭でも私を見てくれるようにしますからぁ」

ズギュンッ!

『血』が瞬時に大振りの『青龍刀』へと変化し、
その凶悪な刃を『中静』へと向け、飛び出す――(スC)

59中静『ハート・ブレイカー』:2018/03/28(水) 22:29:12
>>58

 >ズギュンッ!

 大振りの青龍刀! その鈍く光る刃の直撃が起こす結末は想像難くない!

 ――カッ

 「一度目は甘んじて受けようとも! だが二度目は無い!」

 シュンッ!! ガンッ!!   ビリィィ!

>>57メ欄は マントの中で杭を引っかける

マント裏で、数センチの杭が一メートルまで伸長を戻せば。当然、引っかけた布
『マント』もまた、傘ではないが広がる。更に、青龍刀はそこそこの大きさだ。
 『ハート・ブレイカー』の精度は人並みはある。元より射出されると予測してるのなら
迎撃する事だって難しくはない筈だ! 防護壁代わりのマントは裂けて宙を舞うだろうが。

  「ぬぅぅンッ!」

 『杭』を伸ばしつつ、頭上に高らかに掲げる。
相手を限りなく非殺傷にしつつ、気絶するダメージを与えるには。一番確実なのは
側頭部などに、杭を横薙ぎに叩きこむ事だが……。

60『焦熱のサードアイ』:2018/03/29(木) 21:54:30
>>59

   シュンッ!  ガンッ ビリィッ!


射出された『青龍刀』の動きに合わせ、
マントの裏に隠していた『ハート・ブレイカー』の『杭』を伸長ッ!
ぴんと張られて弛みをなくしたマントに『杭』が突き刺さり、
そこからマント生地が縦に裂かれていく…。
即席の『傘』による迎撃――ッ!

                「中静さん」

    ニイィィッ

「あなた…『騎士』を名乗っているけれど、
 『戦闘経験』、あまりないですよね…?
 いや、気を悪くさせるつもりなんてないんですけどぉ」

               「だって」

「『得物』を備えた『近距離』型のスタンドを、
 マントを身に着けた【全ての騎士】さんの後ろに立たせるなんて、
 『何か隠している』…って言ってるようなものじゃあないですかっ!」

=================================

   ≪牧瀬、不敵に笑うッ!
    まさか、『あれ』をやるつもりかァー!?≫

実況の『神山』の叫び、
観客達が明らかに動揺を見せる。

=================================

「アハッ、私は『真っ当』じゃあないですから、
 こーいう卑怯な手も使っちゃうんですよね」

          『キイィィ――ンッ』   「ぶいっ!」


『牧瀬』が血に塗れた手でピースサインを作る、
同時に額の『第三の眼』が妖しく蠢き、次の瞬間――
 


    ビチャアアァァアア――ッ!



放たれた『青龍刀』が一瞬にして多量の『血液』へと戻り、
迎撃態勢に入っていた『中静』の顔面目掛け降り注ぐ――。


∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□牧□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□中□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□◆□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□◆□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□◆□■■∴∴∴∴

□:闘技場内。材質は土。上に砂が巻かれておりで、間隔は1x1m。
■:観客席を隔てる『金網』が張られている。
∴:観客席。会場を見下ろす形となる。
◆:中静が演出の為に敷いたカーペット。

61中静『ハート・ブレイカー』:2018/03/29(木) 22:43:21
>>59

>『戦闘経験』、あまりないですよね…?

「え? あったり前でしょ?? 逆に僕見たいな
ヒナギクの華か照れて頭を垂れ下げるような完全無垢が
戦闘経験豊富なんてレッテルのほうが心外なんですけど」

 あっけらかんと言い放つ。当たり前だ 何を寝ぼけている。
僕は絶世、いや この世で無二唯一の美女だよ? 
 っと。今の私は全てを守る騎士だ。素の部分はstay stay

>『キイィィ――ンッ』   「ぶいっ!」
 >ビチャアアァァアア――ッ!

フーッ ……

 「―君のやる事は『わかってる』
最初は汗だが唾液だが想像もしたくないが、それを射出して
ナイフに変えた。消失も、謂わばその液体に戻したって言うのも。
だから『ガマガエル』だって言ってんの。君の体液は『毒(刃)』さ」

    ――ブゥン――!

 「だから『対策』もとれる」

 >>59メ欄 破れたマントを杭で絡める。

 青龍刀、そして傘にように広げさせたマント、杭。その両方の
衝撃が加われば、大きくマントは裂ける。宙へ舞う

 そして、頭上へと掲げた杭でマントを絡めれば……ちょっとした旗だ
振れば、頭上より舞う毒雨(血)を一掃する事は難しくない。

 風を切りつつ(スB)裂けたマントを巻きつけた一メートルの杭で
頭上より振る血を打ち消す。顔面には絶対に付着させない

 「少しでも付着させれば、君のやる事だ。体中に浅くても
付着させた血液を刃に変化させて、私の陶器のような肌を
切り刻むつもりでしょ ――まぁ、それでも僕は美しいんだけどね!
 血化粧と、刃に苦悶を滲ませつつ闘志を崩さず立ち向かう騎士!
――惚れ惚れしますよね! 観衆の皆さん!!」

 まぁ。相手の攻撃は高速液体射出からの、刃への変化。
近距離射程なら、任意で自分の体液は刃に変形出来ると考えて良いだろう。

 「さぁ、これ以外で何かないのかい?
もっと もっと 私を愉しませてくれ」

62『焦熱のサードアイ』:2018/03/30(金) 21:12:59
>>61

   ビリィッ    シュバッ  シュバッ!!


『ハート・ブレイカー』の右腕をネジ撒きの様に捻り、
破れた『マント』を手繰り、布による『盾』を作るッ!


         ビチャ  ―ビチャッ!!


正直難しい作業ではあったが、寸前の所で『盾』が完成し、
飛んできた『血液』は『中静』の体表まで届かず全て『盾』に遮られる。
布が『血液』で真っ赤に染まる――。


                 おいおい、やっちまった…

                 あの、もしかして『あれ』が来るんじゃない?              

                 俺、目瞑っておこうかな…

               ざわ… ざわ…  どよどよ… どよどよ…


『牧瀬』の攻撃を鮮やかに防ぎ、この『ショー』を盛り上げようと
『盾』を天に掲げたまま、観衆達を煽る『中静』だったが、
肝心の観衆達は予想と違い、盛り上がる処か逆により騒めいている…。



          「『分かっている』、『君のやる事は』…」
 
「中静さんは私じゃなく『観客』と戦っているじゃあないですか。
 私の事を見てすらいない人に、私の何がわかるんです…?
 別に好かれたい訳じゃあないですケド…もう、おばかっ。
 ちょっとは私の事を見てもらっても良いんじゃあないですか。ぐすんっ」


対峙する『牧瀬』が『中静』の『盾』を、
三つの瞳で見据える…。


「あなたが私を見てくれなくても、
 私はあなたを見ます。
 でなければ命を削りあって、戦う意味なんてないから。
 そう…そのまま…、その位置、すごい良いです」

63『焦熱のサードアイ』:2018/03/30(金) 21:14:07
=================================

中静と牧瀬の激闘から数か月後――、
星見町某所に存在する某『メイドカフェ』にその男はいた。
ロクに整えていない伸び放題の黒髪に黒縁のメガネ。
服装は無地のVネックTシャツにチノパンと非常にシンプルに纏まっている…。
その男――『少年』の顔立ちは割りと整ってはいるが、
メガネのレンズの奥の『三白眼』が非常に神経質そうな印象を与える。


「えぇ〜ぷふぅ〜〜、僕の話を聞きたいってぇ〜。
 フヒヘッ、これから『アニメイト』に行って予約の『BD』を引き取りに行って、
 同士『九十九宵闇』氏と鑑賞オフ会をして、
 夜は『お犬様』のお散歩をしなきゃいけないんだっつーの。
 まあ、『お小遣い』くれるっていうなら別に良いけど」


.___________________________
|                                       |
|当日の様子を、『アリーナ』で試合を観戦していた        .|
|A級ランカー『寺田 清明』はこう語る――              . |
.___________________________...|



「『牧瀬三陽』ンゴねぇ〜。
 スタンド自体はどうって事ないけど、『狡猾』って感じじゃね。
 B級だった頃の『姫川』の『ビッチ』に勝った事もあるし、
 まぁ俺は『姫川』と当たった時、10秒で沈めてやったけどな。ウヒヘッ」


イキりオタクの様相を呈す『寺田』。
その手には『クリームソーダ』を持って、中々にご機嫌だ。


「…あ”ッ?その話はどうでもいいっでッ?あ”ッ?
 まッいいや。何が『狡猾』かって?

 あんたがそれを言う?散々あの女の試合を観てるっしょ?
 やっぱり『隠す』所じゃないの?
 ホラ、例えば『牧瀬』が『青龍刀』を解除して血を浴びせたあの場面。

 無事、『血』を防いだ『中静』は『やッた!』って溜飲を下げたんじゃねえの。
 何度も、『牧瀬ネキ』の試合を観てる連中は『やッべ!』って思ったろうけど
 だってさ――」

64『焦熱のサードアイ』:2018/03/30(金) 21:18:48

「防いだと思ったら、
 また『刃』が襲ってくるって、驚きだっつーの!」

=================================

        シュバーッ!!


『盾』――掲げた『布』にしみ込み無力化したと思っていた筈の
『牧瀬』の『血液』が、『ギロチン』の『刃』へと変化し、
無防備な『中静』の上半身目掛けその殺傷に特化した刃を向け射出される―ッ!
この距離からの不意の攻撃、『まずい』――ッ!


∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□牧□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□中□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□◆□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□◆□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□◆□■■∴∴∴∴

□:闘技場内。材質は土。上に砂が巻かれておりで、間隔は1x1m。
■:観客席を隔てる『金網』が張られている。
∴:観客席。会場を見下ろす形となる。
◆:中静が演出の為に敷いたカーペット。

65中静『ハート・ブレイカー』:2018/03/30(金) 21:27:28
>>62-64(質問)

 ギロチンの刃ですが、直撃するとして上半身の右腕寄り? 左寄り?

 また、直撃までの距離と直撃するまでに『1アクション』する事が
可能かどうかだけ確認させて頂きます。

66『焦熱のサードアイ』:2018/03/30(金) 21:35:10
>>65
『ギロチンの刃』は掲げてる布から(どちらかと言えば)右腕寄りに落ちて来ています。
距離は腕の長さとほぼ同じで約『1m』。
直撃するまでに行動可能かどうかは『行動次第』です。

67中静『ハート・ブレイカー』:2018/03/30(金) 21:52:19
>>66(回答感謝)

>>62-64

 「――ッ」

 僅かに目を見開き、観衆の反応 牧瀬の邪悪な顔。
そして、冷たく錆びた鉄の気配を頭上から感じる。

 (右腕……杭『剣』のある腕は、犠牲に出来ない
――ならば)

  決断は、早い。何を得て 何を差し出すかは。

 グッ  カシュン
  
 まず、伸ばしきった杭を『引き戻す』(スB)。
そして、自分自身も屈む自身があるなら前傾姿勢になる。
更に……これは、少々賭けになる。

 フゥ……「痛いだろうなぁ」

 ――ガシュンッッ  ガキンッッ!

 落ちてくる『ギロチン』の背を……『杭』に当てる(スB)

 威力は人並み、されど『杭』は頑丈だ。頭部を真っ二つにされなければいい
最良なのは『左腕』に当たる角度までギロチンが宙で移動する事だ。

 (さぁ……運命よ。僕が願うんだ……今まで、何時も叶って来た!)

 次にくる激痛を予測しつつ、歯を噛み締めつつ結果を待つ。

68<削除>:<削除>
<削除>

69『焦熱のサードアイ』:2018/03/30(金) 23:21:15
>>441
眼前に迫る明確な『殺意』の鉄塊を前にし、
中静の世界がスローモーションとなる…。
遅れた世界の中で『中静』は思考を巡らせるが、
その『決断』は現実の世界では『一瞬』だ。


            スゥッ

               キィン

伸ばし切った『ハート・ブレイカー』の『杭』を縮ませる事により、
刃ではなくあえて『ギロチン』の背に当てる事で、その軌道を強引にずらす。
鉄筋を叩いたような音色、
結果、真っすぐ落ちてきた『ギロチン』は僅かに左に逸れ、
そのまま『中静』の左腕目掛け――



        『ザッシュウー―――ッ!!』


中静の左肘から先が鮮血と共に宙を舞うッ!
両の奥歯を噛み締め、断面から伝わる灼ける様な激痛に必死に耐えるが、
やはり――『痛い』ッ!

================================

うわああああああああああああああああああ
 ああああああああああああああああああああ
  ああああああああああああああああああああ

             ≪あ、ああ〜〜ッあ―――ッ!!
              き、決まってしまッたァァ――ッ!
              【地獄少女】の『斬首刑』ィィィヒィ〜〜〜!!≫

≪あらまぁ、あれ痛いのよねぇ…。
 防いだと思った所に『ストン』だもの…ねぇ。
 正直、≪検閲≫と変わらないわぁ〜〜…≫
     
会場内に観客の絶叫が響き渡る。

================================

               「ちゅーせい、さんっ。
                みせてもらいましたよ、覚悟」

         スゥンッ  ボトォ 『ギロチン』が『血液』と戻り、
                 砂の上に染み込む。


「中静さん、私の『スタンド』、
 肉体についた『体液』から刃を露出させる能力って言ってましたよね?
 でも、私そんな事一言も言ってないですよぉー?
 だから、凄いびっくりしたと思うんですよね」   「ぶいっ!」


「……でも、ちゃんと私の事『見』てくれれば、
 ちゃあんと防げた攻撃かもしれないですよ。
 だから、ねッ!私の事ちゃんと『見』てくださいね?」


                 『ギロォ』  『ギィン』


『牧瀬』が血に塗れた片手を、額の『眼』と共に注視。
瞬間、血が一振りの『日本刀』へと変化し、柄をぐっと握る。

「改めてよろしくお願いしますね。『挑戦者』さん――」

ザムッ  ザムッ  ザムッ


日本刀を番えた『牧瀬』がゆっくりと距離を詰める。



∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□牧□□□□□□■∴
∴■□□□□□□中□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□◆□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□◆□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□◆□■■∴∴∴∴

□:闘技場内。材質は土。上に砂が巻かれておりで、間隔は1x1m。
■:観客席を隔てる『金網』が張られている。
∴:観客席。会場を見下ろす形となる。
◆:中静が演出の為に敷いたカーペット。

70中静『ハート・ブレイカー』:2018/03/31(土) 22:30:06
>>69

 ザッシュウー―――ッ!!

 「……が! ……はぁっ!  はぁ……
――か  顔は……っ」

  「――私の顔は大丈夫でしょうかぁ! 皆さんっ!!?」

 (腕は……別に良い! だが
だが僕の顔に傷が付くって事は地球の財産が著しく損なうって事だよ!!)

 このブレない中静の大声に対し、悲鳴を上げる観衆は一時呆然としつつ
幾らか我にかえるのが早い観客は『え? ……う、うん顔は大丈夫』と
答えるだろう。その言葉に、上下に顔を頷かせて中静は勢いよく告げる。

 「―――よし!!! 顔が大丈夫なら問題ない! 軽傷ですっっ!!!」

   Σいやいやいや!!!

 そんな筈ないだろうと言う観客の声援を受けつつ
牧瀬に対し 皆さんに対し 自分にも対し 私は笑う。

 「――ハンデはこれぐらいでいいだろう」  チャキン

 『ハート・ブレイカー』の杭を再度一メートル限界まで出しつつ
フェンシングのような体勢に変えつつ、告げる。
 
 「余裕ぶってるけど。君は私の『能力』を引きだせていない。
血を自由な刃物へと変形出来る能力。何かに沁み込ませたりしても
デメリット殆ど無しで出来る。なるほど、そりゃ凄い。
……で? 君はまだ私の能力を『見』てないじゃないか。
 紳士淑女の皆様方!! 幼少より憧れし束の間の夢を愛する方々!!
 ――ここからが、私の 『騎士』の本領発揮で御座います!」

そうだ、ここは私の屠殺場か? 凄惨なる地獄を一人の少女が愛する場か?

――違う。

  残る片手を掲げる。戦闘BGMは、やはり派手なのがいい。
出来るなら↓コレで。
(ttps://www.youtube.com/watch?v=WFr212tZg78)

 「――あと、忘れてないぞ」

「私の美を『中の中』と告げたな?
――君は心より清廉なる乙女の純情を傷つけ
――私の尊重と謙遜を台無しにしてくれた
――よって我らの名誉の章典に従い
――君に私を殺害する権利を与えよう」

     「――私は今ここで君に決闘を申し込む」

相手を注視しつつ、スタンドと共に一歩前進する。

71『焦熱のサードアイ』:2018/04/01(日) 10:23:52
>>70
================================

            まーた、騎士かよ…それもう良いっての。

            さっきから守ってばっかじゃねーか…!

            これ以上、血は見たくねえし棄権した方がいいんじゃないのか…?

            大丈夫か、あいつ…

パチ パチ パチ パチ…
================================

       「…ですって。
        私はお客さんの事はあまり気にしてないですけれど、
        パフォーマーとしてはどうなんでしょうね…。
        この人達は『スタンド使い』が殴り合ってるのを見て沸く、『イカレ』ですよ?
        大見得はそりゃあ湧くでしょうけど、そりゃあ『戦闘』ありきのものですって」 

痛みに耐えながらも、精一杯の『パフォーマンス」に努める中静だが、
彼女の予想に反し、帰ってきた観客の反応は非常に冷ややかものだった。
これ以上の『演出』はむしろ『逆効果』だろう。
『牧瀬』の言う通り、盛り上げたいなら『態度』ではなく『行動』で示すべきだろう。


  〜〜♪   〜〜♪   〜〜♪

         ダッ  ダッ  ダッ  ダッ  ダッ


スピーカーから流れる、壮大なオーケストラ。
『死への招待状』と称するに相応しい激しい曲調のBGMと共に、
『牧瀬』が一気に距離を詰め、『中静』が『杭』を伸ばし再度、迎撃態勢に入る。


「ハハッ、へへっ!
 私があなたを見ていないッ?へへへ!
 
 ちゅーせいさんは、多分良い所のお嬢様で『自尊心』がすごい高くて、顔は『そこそこ』。
 んで右手の『杭』はある程度操作できるけれど、それだけ。
 それが『全て』だから、右腕じゃあなくて左腕を犠牲にしたんですよねぇ〜?
 どうです?割と『見』てるでしょ?ぶいっ!」

               「あぁ〜ッ!」

「そんなつもりじゃあないんですッ!
 悪口とか、そんなんじゃあないんですッ!
 また私ってば余計な事言っちゃったッ!
 本当ですッ!ああッ!もう、ちょっと黙ってますね!」


            パクゥッ
 ビュオォッ!

互いの『射程内』に入ったその瞬間『牧瀬』は口を閉ざし、
手に握った『日本刀』を『ハート・ブレイカー』の右腕目掛け振り上げるッ!


∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□牧中□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□◆□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□◆□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□◆□■■∴∴∴∴

□:闘技場内。材質は土。上に砂が巻かれておりで、間隔は1x1m。
■:観客席を隔てる『金網』が張られている。
∴:観客席。会場を見下ろす形となる。
◆:中静が演出の為に敷いたカーペット。

72中静『ハート・ブレイカー』:2018/04/01(日) 16:51:54
>>71(質問)

 『注視』の結果。いま現在牧瀬の『濡れてない箇所』は大体
何処らへんでしょうか? また、日本刀の振る速度も教えて頂ければ幸いです。

73『焦熱のサードアイ』:2018/04/01(日) 17:25:05
>>71
現在『牧瀬』は左胸部から血を垂らしている状態です。
また額にはうっすらと汗を滲ませています。
日本刀を振るう速度はCです。

74中静『ハート・ブレイカー』:2018/04/01(日) 18:57:02
>>73(回答感謝)
>>71

 静かに思考する。観客の冷ややかな反応や牧瀬の揶揄など気にする事ない。
最後に『勝利』の華を捧げる事。それさえ可能ならば、問題ない。

 (左側は、血で濡れてる。そして、刀……)

相手の一撃を幾ら防御しても、体液に変化させられて、また再度刃に変化されれば
こちらの攻防が、幾ら俊敏でもだ。腕を切られて体力にも限りが出来ている。

 (――なら、必殺の『一撃』しかない。申し分のない、『一撃』を……!)

 遠距離では、ジリ貧だ。こちらの攻撃では、有効打がない。

だが、近距離で生半可な攻撃も相手の体に纏う刃が防いでしまう。

 振りかざす刀は、『人並み』だ。体液に変化するにしても、だ……今ならば
相手の『胴体』は、がら空きだ。

       「――この瞬間を  待っていた」

 「――ハート……」  クイィ

 (スB)高速で、スタンドの残る腕を腰に据えて溜める。そして……
    
         ガンッ「ブレイカァァァァァァァァ!!!!!!」

   牧瀬の胴体、右側に近い部分を向けてパイルバンカー(パスBB)だ!!

 ほぼ密着に近い形での飛び杭は、その威力と衝撃を保ったままに
牧瀬の胴体へ直撃する! 防弾べストなどで、銃弾を防いでも衝撃は殺せない!
 仮に、防弾ベストに思いっきりツルハシを打ち込んだとすれば。身に着けてる
人間は瀕死及び重傷になるのは間違いない。それは、相手の刃の鎧でも同じ事だ!

75『焦熱のサードアイ』:2018/04/01(日) 22:56:37
>>74
対峙する相手に『必殺』の一撃を与える為に、
静かに、ただ静かに『思考』する『中静』。

「…」

            スゥンッ
                   ザシュッ!!

血に塗れていない『胴体』を狙う為に一度腕を引く。
彼我のスピード差があるとは言え、この『ゼロ距離』に加え、
互いに『リーチ』のある得物を持っている状況だ。
流石に『無傷』で掻い潜るとはならず、
振り上げられた『日本刀』の切っ先が『ハート・ブレイカー』の指先に触れ、
握りこんでいたであろう『親指』と『人差し指』が切り落とされる…。


      ガ コ ンッ!

だが、【全ての騎士】は止まらない。
痛みに耐えながらも『ハート・ブレイカー』の一度きりの『必殺技』を、
『牧瀬』の胴体目掛け――


       『ドグオオォオオォ』

ゼロ距離から『杭』を飛ばすッ!

          「う」ビチャッ

          「ああッ!
           あぁあ…あああぁ…!!」

    どごォッ

『牧瀬』は血反吐と貯めていた唾液(>>71メルラン)を吐き出しながら、
『ハート・ブレイカー』の『必殺技』の勢いのまま前方へと吹っ飛ばされ、
『アリーナ』の壁へ背中から叩きつけられる。


「あ、あぁ…あーッ、
 ぉぉあ〜〜ッ ゲッゴホゴホッ!! 
 あー…    ああ…」



場内に一つしかない天井に吊るされた『照明』が
上半身を血に染めた『牧瀬』を妖しく照らす。
壁に背を任せ、痛みを紛らわせようとしているのか、呻き声をあげる。
もう『一押しだ』。


∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■牧□杭□□□中□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□◆□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□◆□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□◆□■■∴∴∴∴

□:闘技場内。材質は土。上に砂が巻かれておりで、間隔は1x1m。
■:観客席を隔てる『金網』が張られている。
∴:観客席。会場を見下ろす形となる。
◆:中静が演出の為に敷いたカーペット。

76『焦熱のサードアイ』:2018/04/02(月) 09:31:54
>>75

77中静『ハート・ブレイカー』:2018/04/02(月) 19:51:31
>>75

 『親指』と『人差し指』が無くなる。つまり、『杭』を拾う時間は『無い』
五指のうち、二本が欠ける。それは、普段の機能が半分ほどしか発揮できない
と言う事柄に他ならない。

 (相手が硬直状態の今を、逃す事にはならないけど!) タッ

 地面も牧瀬や自分の出血で濡れてる部分もあるだろう。それも意識して
避けるルートで駆けつつ牧瀬に全力で前進!!

   「ハートォォォ……ッ!!」
             「ブレイカ―――zノァアッ!!」

      肉薄出来たら、スタンドによる渾身の体当たり(パスCB)を
お見舞いする! 刃の反撃が来ようとも、壁を背にしてる今ならば
こちらの攻撃は全て相手の体に集約される!

78『焦熱のサードアイ』:2018/04/02(月) 20:03:04
>>75
『描写漏れ』がありましたが、『牧瀬』の『日本刀』は解除され『血液』に戻っています。
それを踏まえてレスの訂正があればどうぞ

79中静『ハート・ブレイカー』:2018/04/02(月) 21:09:13
>>78
 特に訂正はありません。自分に返り血など掛かってる場合は
拭いたいと思いますが、それ以外で行動に変化はありません。

80『焦熱のサードアイ』:2018/04/02(月) 23:18:02
>>77>>79

「あ”〜…っ、はぁぁ…、はァぁ…ぁぁ… 」

自らの血で真っ赤に染まった上半身、止まらない荒い息。
失血による影響で目が霞んでいるのか、その双眼には既に生気がない。
もう既に自らの手で『刀』を握る事は勿論、その場から動く事すらできないだろう。
だが、満身創痍の『牧瀬三陽』自身とは対照的に
その額に発現されたスタンド―『第三の眼』はくっきりと開かれ、
相も変わらず妖しさを帯びている。

      ザッ ザムッ!!


瀕死の『牧瀬』に完全なる『トドメ』を、そして『決着』をつける為に、
五体不満足の身体に鞭を打ち、激痛に堪え距離を詰める『中静』。
だが『中静』も『重症』だ、失血の影響で足元がふらつく…。
思ったより早く進めない。


「ま、さ、か…『飛ぶ』とは…
              も、もっと『見』ておけばッ!
              ああ…、私には『見』るこ、としか、できないのに…」

             「き、気付いてるかどうかは…
              し、知らないですけどぉォぉぉ、はァーッ
              私の『スタンド』はぁー…はァーッ、
              この『サードアイ』で『見』た『体液』をぉォぉ…
              (ゴボォ…)や、『刃』にする…

              ただ、それだけぇ…それが私だけの『サードアイ』…へへっ」


『アリーナ』のフェンスに背を持たれた『牧瀬』。
自嘲混じりの笑みを浮かべ、語り始める。


             「あなたの『ハート・ブレイカー』と一緒で、
              私も、それしか…『見』る事しかできないから、ぁぁ……、
              勝つ為に…、違うな…いや、私の存在意義を『守る』為に、へへへ……
              真っ向勝負、奇策、強襲、はっだり、口による扇動、反故ォ…
              ありとあらゆる『妖刀』で相手を斬ってきまし、だ…。

              これでも、此処で生きる為に…『覚悟』を決めてるんでず…ぶ、いっ。
              で、でも『これ』だけは使いたくなか、っだなぁ… 」

『ジワ』

81『焦熱のサードアイ』:2018/04/02(月) 23:19:16
================================

32: 『焦熱のサードアイ』 :2018/03/20(火) 21:16:49
>>31

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「は、初めましてェ〜〜っ。
 あ、あの、私『牧瀬三陽』です。
 今回の対戦相手のッ!」  ズズズ…


『牧瀬』は頭を深々と下げると、右手に持った
1リットルの紙パックの『ジュース』に指したストローに口を付ける。
(空いている左手は下腹部に添えている)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

33: 中静『ハート・ブレイカー』 :2018/03/20(火) 22:56:01
>>32 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「僕は美しい。春夏秋冬 天から降る惠は全て 僕を讃えるためだ。
うん ありがとう。本当に ありがとう。つまり、君と僕の出会いもまた
僕の美のなせる賜物というわけだよね? マーキー君
 僕は嬉しいよ 僕の美が今日も一段と輝いて健在な事にね。
 それじゃあアディオス。続きは舞踏会で語り合おうじゃないか」

 ん? 八女ちゃんorカムイ君の人物像と今の姿形が合わさらない事や
話しながらジュース飲んでるような妙な仕草や帽子に突っ込まないのか?

・・・・・・それは、僕の美より重要な事かな? 僕はそう思わない。
 僕は僕を賛美する事に対して一生懸命 文字通り命がけで一生費やしてるんだよ。
他の事は、僕は天に愛されてるから 多分何とかなるよ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

================================

82『焦熱のサードアイ』:2018/04/02(月) 23:24:11

        じわあ……

『中静』は『牧瀬』の『異変』に気付く…
地面に座り込む彼女の足元…正確には彼女が纏う『スカート』、
その下からまるで魔法のように『液体』がジワリと湧き出ている…。
僅かに黄色みがかった『液体』は鼻をツンとつく独特の『アンモニア臭』と共に、
まるで『湖』のように地面の上を拡がっていく…。

================================

         ≪ま、まさか…【地獄少女】、これはまさか…っ!≫

         ≪あらまぁ、これ私もこの間の『撮影』でやったわよ。
          …三陽ちゃんッ!あなたッてば、素敵じゃあないのォ!≫

                おい… おい… まじかよ…

                ドヨドヨドヨドヨ…

何度も何度も騒めいてきた今回の『アリーナ』だが、
『クライマックス』のこの場面で今日一番の騒めぎが会場を支配する…。 

================================


「へへ…あーあ…やっちゃった…。
 お気に入りの『パンツ』がびしょびしょ……
 で、でも…1度やっちゃった、ら気が楽っていうかぁ、へへ…

 ちゅうせいサン…私、みっともないでしょ?
 言うに事欠いて…よりにもよって、『お漏らし』ですヨ…?
 最低…ですよね、はァー、はぁ、ぁぁあぁぁ…、
 でもッ、私を『守れる』場所は『アリーナ』しかないから、
 自分の場所を、存在を『守る』為なら、何でもします…っ!」

   
「中静さん、私にトドメを刺しに来てくださいよ。
   オール・ナイト
 【全ての騎士】じゃあ私を、『守れない』…っ!」


            『ギロォォ』…


吊るされた照明器具に照らされ、鏡のように輝く黄金色の『湖』を
牧瀬の『第三の瞳』が『凝視』する…

83中静『ハート・ブレイカー』:2018/04/03(火) 19:15:04
>>80-82

>中静さん、私にトドメを刺しに来てくださいよ。
   オール・ナイト
>【全ての騎士】じゃあ私を、『守れない』…っ!

 「…………」
    「あ? なに??  殆ど聞いてなかったわ」

 長口上どうも。けど、要は排泄物を最後に刃にしてくるんでしょ?
私……いや、こいつに騎士として接するのも馬鹿らしいや。
 僕は『本物』が見たかった。途中までは良かったのになぁ
中盤まで、彼女からは真の『邪気』が見えた。僕に劣るとは言え
美しすら感じる『殺意』があった。ギロチンの攻撃だってそうだ
それが『本物』であるならば言う事がない。けどね……

 「――うん、もういいや。君は『不細工』だ『贋作』だ」

「共倒れを望むんだろうけど……今の君と心躍る戦いが出来ないし
……数十秒、君に猶予をあげるよ。それぐらいあれば
もっと綺麗に、私を倒せる方法も見いだせるでしょ?」

今の彼女の姿は、正直いって見っともない。全てを振り絞って
戦うと言えば聞こえはいいが、やり口が簡素で心惹かれない。

 『近づかない』 接近してるのなら、杭は近くにあるのだろう。
黄金水や相手の血液にも気をつけつつも拾い上げてガジェットに装填。
切り落とされた左腕のほうまで戻る。

84『焦熱のサードアイ』:2018/04/04(水) 02:34:08
>>82
すっかり『牧瀬』への興味を失った『中静』。
冷たく言い放つと、再び『守り』に入り、
地面に落ちている『杭』を回収する…。


          「プッ」

          「ふっふっふ」

自らの『尿』を凝視する『牧瀬』が不意に笑い声を漏らす。


「そんな事言ってるけどォー、
 あなただって随分と『偽物』みたいですよ…?
 だってェェ、中静さん、その反応じゃぁァぁぁ…
 私の『スタンド』ォォぉ…理解していなかったですよねェェ…ッ?」


確かに『牧瀬』は動けず、いつでも『トドメ』を刺せる状況だ、
どういった意図かは汲めないし、真偽も定かではないが、
『牧瀬』は自ら『見』る事で能力を行使できると語った。
…つまり、手足を動かせずとも『武器』を発現する事が可能な彼女を相手に、
此処で『見』に入るのは、あまりにも――『愚策』だ。
例え、負傷しようとも此処は確実に『トドメ』を刺すべきだった。


「ほぉら、やっぱりッ。
 私は『共倒れ』なんて、更々ァする気ないですよォぉォォ…
 時には、『凡作』の中に『奇策』を交えるんですよぉォォ…ぉぉ」


            『ジャギ』


「私の勝ちです』

(直接、『第三の眼』で見ていないにも関わらず)
『牧瀬』の上半身を真っ赤に染め上げる『血液』が、
瞬時に、そして全て同時に、刃渡り『2m』を超す巨大な1本『大鎌』へと変化し、
備えた凶悪な『刃』を『中静』へと向け、その胴体目掛け、射出される――。


             びゅおぉぉぉ――っ!

射出される速度自体は大したことはないが(スC)、
今までの『刃物』と違い『巨大』な為――『近い』。
飛来する『大鎌』を見た中静は、この『刃』は『凡策』では防げないと、確信する。

85中静『ハート・ブレイカー』:2018/04/04(水) 22:32:21
>>84

 >私の勝ちです

   フゥ……。

 「――騎士の心得って言うのがある。常に優雅たれってね」

   チャキンッ……。

 「言ったよね? 私は『オール・ナイト(全ての騎士)』だ。
騎士たる闘いの為ならば、片腕も惜しくはない。
 そして、ようやく君に相応しい『制裁』が決まった」

 ガジェットの筒を、牧瀬の顔面に掲げつつ呟く。

 「――君が選んだ地獄。君が散々積み上げた敗者達の土台。
……少しぐらいは味わって見るんだね。
 君の相手が幾つも味わってきた『辛酸舐める』ってのを」

   パシュンッッ!!

 >>83で杭を拾い、ガジェットに嵌めた……そして、その中に
『血が染み込み固まった砂』も、だ……。

 「『見る』事が出来なけりゃ、『解除』されるんでしょ?」

 杭が飛び出る速度は『早い』(スB) 相手の刃の射出より
間違いなく、こちらの『砂弾丸』が牧瀬の顔面および『スタンド眼』の
視界を封じ込めるほうが早い。そうなれば、刃は解除されるだろう。

 「――さて  チェックメイトだ」

  相手が視界を封じられ、無力化が成功したら。前進して
杭で頭部を叩きつける。

86『焦熱のサードアイ』:2018/04/05(木) 00:24:40
>>85

    ジャキンッ

勝利宣言、そして中静は『ガジェット』に紛れさせていた『砂』を、
『杭』の伸長を利用し、地面に溜まった『小水』を『見』ている
『牧瀬』目掛け一気に飛散させるッ!
それはそのまま『牧瀬』の『第三の眼』へと――

================================

   ≪やはり、と言いますか今回の『牧瀬』戦も、
    異様な雰囲気に包まれていますが…!
    何やら中静、杭と共にむむ…『砂』を飛ばしたようです…
    姫川さん、これは一体?≫

   ≪ふふ、どういった意図かは知らないけれど、
    『三陽』ちゃんは自ら『視界』でスタンドを発動するって言った。
    だったら、ていうかそりゃあ狙うって話でしょん?でも――≫

================================

「…へへ」
 
「おかしいと…思いませんかぁァぁ……
 私が『サード・アイ』の能力を自ら、語る事…
 
 …私が『見』ていないにも関わらず『血』が『鎌』になった事…
 
 それに下向いッで、『おしっこ』を『見』ている私がッ、
 あなたのいう『ガマガエル』のこの私がッ!」

 
          パラパラ…

『牧瀬』は俯き、地面に溜まった自らの『小水』を『見』ており、
『中静』の方へと顔を向けていない。
必殺の『砂弾丸』が『第三の眼』を潰す事は叶わず、
俯いている『牧瀬』の頭部に降りかかるだけの結果で終わる…。

================================

         
        ≪ふ、不発ゥゥゥゥゥ――ッ!!
         『中静』の渾身の策は不発に終わりましたッ!
         『死神』の『大鎌』が迫るゥゥゥ―――ッ!!
         だがッ!何故ッ!直接『見』ていないにも関わらず、
         『小水』ではなく『血』の方を『刃物』化できたのかッ!!≫


≪…何言ってるの。簡単じゃない。
 『三陽』ちゃんの『おしっこ』を見てみなさいよ≫

================================

『中静』は解説の『姫川』の声に反応し、
思わず『牧瀬』の『小水』の湖へと目を移し、
そして『血』の『刃物』化の『カラクリ』を理解する。

        キラキラッ… キラキラッ


「私がこんなに『笑う』なんて…!」


『リング』の唯一の『光源』である、天井の巨大な『吊り照明』…。
『照明』の数が少ないのならば、必然的に『光源』の『光量』は強くなる。
熱さを感じる程に注がれた『光』は、地面に溜まった『牧瀬』の『小水』を照らし、
そして『光』で照らされた『小水』は、まるで『鏡』のように『反射』し、
俯いている『牧瀬』の笑みを映し出している――。

87『焦熱のサードアイ』:2018/04/05(木) 00:28:36

     ビュオォオ――――ッ!


                 『ザクッ』

【地獄少女】の『大鎌』は止まらない。
剥き出しの『殺意』は容易に『中静』の胸を貫いた。
激痛。傷口からジワリと血が流れ、意識が、霞む…。

================================


           ≪き、決まったァ―ッ!
           【全ての騎士】届かずッ!!
            勝者はッ!【地獄少女】『牧瀬三陽』ォォォ!!≫
           

================================


     「…言ったでしょう?
      『見』る事しかできない…から、
      『凡策』の中に『奇策』を交えるって…」

      「私は一足先に『上』へ行きます…、
       それじゃあー…はァー…、『さよなら』」

88中静『ハート・ブレイカー』:2018/04/05(木) 07:32:33
>>86-87(長らく、お付き合い有難う御座いました)

 最初に砂で攻撃して、締めも砂で終わり……結果は『惨敗』か。

 (これが『本物』の『敗北』って言うものか)

  (胸にクルものがあるねぇ……今まで感じた事のないものだ。
これも得難いものだけど)

   迫る刃と、激痛。そして目頭に走った赤い閃光を感じながら。

 (けど、やっぱりどちらかと言えば勝ちたかったなぁ)

    暗転する意識の中、天井の強い光源が中静の最後の見たものだった。

89『焦熱のサードアイ』:2018/04/06(金) 22:41:52
>>88
 
          「へ、へへ…ぶいっ…」



血で真っ赤に染まった視界の中、
満身創痍の状態で笑みを浮かべる『牧瀬』の姿だけが、いやにくっきりと映る。
だがその視界も徐々に赤から真っ白へと変わっていき、
拭い難い『敗北感』を胸に抱いたまま『中静』の意識は暗転する…。



  ・  ・  ・


       「いやあ…すごい試合だったねえ。
        何というか…すごい『壮絶』だったよ…。
        とりあえずお疲れ様、ゆっくり休んでね」


次に目を覚ました時、『中静』はベッドの上で寝ていた。
胸の裂傷も、切断された左腕も指も縫合後もなく綺麗に治っていた。
おそらくアリーナ関係者の『スタンド』能力で治癒されたのだろう。、
ベッドから起き上がり、『神武威』と『八女』から労いの言葉と
幾ばくかの『謝礼』を貰い、『日常』へと帰還した――。



中静長歌『ハート・ブレイカー』⇒『右肩裂傷』『左腕切断』『右親指及び人差し指切断』
                『胸部裂傷』『失血』(全て『治療済み』)
                『謝礼10万円』入手、『敗北』

牧瀬三陽『ダーク・アイズ』⇒『胸部裂傷』『鎖骨骨折』『勝利』『A級ランカーへの挑戦権』入手

90『焦熱のサードアイ』:2018/04/06(金) 22:43:58
本体の額に発現する『第三の眼』のヴィジョン。
その瞳で『見』た『体液』を『刃物』にする能力。
発現できる『刃物』の種類は実在するものならば自由自在で、
その刃渡りは『第三の眼』で捉えた『体液』の量に比例する。
また『刃物』は発現した時に限り『射出』する事が可能である。
発現できる『刃物』の数は常に一種類だが、
『第三の瞳』で『見』る事で、一瞬で元の『体液』へと戻せる。

『視線』で発現する能力の為、その射程は非常に長いが、
『見』るという性質上、『目隠し』等の攻撃に非常に弱く、
『第三の瞳』の視界を阻害される事で簡単に無力化される。
また通常の『スタンド像』を持たない為、接近されると脆い。


『ダーク・アイズ』
破壊力:なし スピード:なし 射程距離:C
持続力:E 精密動作性:なし 成長性:C

91寺田清明『ジャンヌ・シャント・ジャンヌ』:2018/04/06(金) 22:48:21
「へ、僕に今回の『総評』をお願いしたいって?
 ぶふぅ〜ッ!『A級ランカー』の僕にそれ聞いちゃう?
 かぁ〜〜ッ!!こりゃあ参ったっつーの!!」

「んあ、あの女――『中静』だっけ?
 あいつ『騎士』を自称する割に、随分と『リスペクト』精神がなかったね。
 いきなりガマガエル呼ばわりとか、DQNかよ。
 それにせっかく武器持ってるのに『守り』が多かったなあ。ぶへッ。
 【客煽る⇒守る⇒牧瀬たんをdisる⇒カウンター】の無限ループって怖くね?
 
 牧瀬たんはあのヴィジョンの通り『視界』が弱点なんだから、
 飛び出す杭で『照明』壊したり敷いてた『絨毯』を上手く使って、
 三つ目の『視界』を塞いだり、後『刃物』の発現の隙つけば、
 それなりに上手く立ち回れたんじゃねーの?

 あの『杭』?を使って『血』を防いだのは上手いと思ったけど、
 『ダーク・アイズ』の能力を理解するのが遅かったんじゃね。
               ――こんな感じでオッケー?」

92一抹 貞世 『インダルジェンス』:2019/03/02(土) 23:41:53
『簡易プロフィール』
小学六年生。教会の老夫婦に拾われた捨て子。
臆病でマイペース。爪が甘く騙されやすい。

『外見』
ウルフカットの白髪。
血管が薄っすらと見える透き通った肌、淡い青色に微かなエメラルドの反射が混じる瞳。
上下ともに制服。安めの運動靴。

『所持品』
財布、スマホ、ランドセル(教科書入り)、リコーダー、長さ調節可能な縄跳び(2.8m)

『スタンドの能力概要』

手で触れた者の悪感情を、触れている限り『鎮静』する。
また手の甲から『刃』を伸ばし、『苦痛を伴わない』斬撃が可能。

『インダルジェンス』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:B

『能力詳細』
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/99

93小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/03/03(日) 22:33:55
○プロフィール
清月学園高校三年生。在る過去により若干人間味が薄い
老若男女問わず丁寧な物腰を心掛けている

☆外見
清月の制服をバンカラマントのように着こなす。平日でも着用してる
顔は、特別美醜に寄らない。ただ、よく周囲に風変わりと言われる。
装飾品には無頓着だか、親友の勧めでネックレスや付けピアスも時折する。

△所持品
財布・スマホ・ハンカチ
ショルダーバック↓詳細
ttps://item.rakuten.co.jp/auc-touch-the-sky/bbm003/
バック中身下
テグス(20m)・メモ帳・筆記用具
鉛筆削りようポンナイフ・水筒(マスカットジュース)
マスカットジャム入りの小瓶

★スタンド能力概要
玩具の金魚のような小さな群体型のスタンド。
液中に発現し、周囲の液体を集め『水槽』を形作る。


『リヴィング・イン・モーメント』
破壊力:D スピード:C 射程距離:B(30m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:D

☆能力詳細
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1463236020/29

94矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/03/03(日) 23:27:29
◆『簡易プロフィール』
30手前のサラリーマン。
自分より劣った部分を持つ人間を見下して安心する悪癖がある一方、
自身が『底辺』の類である事を自覚している。
それ故、今よりも程度の低い『ドン底』に落ちる事に強い抵抗感を持つ。
高卒。禁煙3日目。

◆『外見』
前髪と襟足がやや長めのミディアムヘア。
スポーツブランドのパーカーの上に黒のピーコート。
ジーンズにスニーカー。ボディバッグ。

◆『所持品』
スマホ、財布、煙草、ライター。

◆『スタンド概要』
『手で払う』ことで、衝撃を増減する作用を持つ『敷き物』を発現する人型スタンド。

『ノーバディ・アンダースタンド』
破壊力:C スピード:C 射程距離:C(8m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

◆『能力詳細』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/100

95夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/03/04(月) 00:16:55

☆★☆プロフィール★☆★
先天的視覚障害者だったが、角膜移植の手術によって視力を得た。
『見た事のないもの』を見るのが好きで、常に『未知』や『不思議』を探し求めている。
目が弱いためにサングラスを掛けており、外すと視力が弱視レベルに低下する。

☆★☆外見★☆★
金髪のセミロング、リボンのようにして頭にスカーフを巻いている。
こげ茶色の瞳、ブルーのレンズのサングラス。
白い丸襟ブラウス、青いジャンパースカート。
ダイヤ柄のタイツ、エナメルのショートブーツ。
両手の爪にネイルアートの施されたカラフルなネイルチップを付けている。

☆★☆所持品★☆★
財布、スマホ、ハンカチ、ティッシュ、予備のサングラス、
ネイルケアセット(ステンレス製の爪切り、爪ヤスリ、爪磨きなど)、
100%グレープフルーツジュース(550ml)、防犯ブザー(電池切れ用の警笛付き)、
以上の品物を入れたミニリュック

☆★☆能力概要★☆★
爪で切り付けた物に五感を『移植』する能力。
四感は非常に鋭敏だが、視覚のみ有しておらず、
存在しない視覚を移植された相手は『盲目』になってしまう。

『ドクター・ブラインド』
破壊力:D スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:E 精密動作性:B 成長性:D

☆★☆能力詳細★☆★
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96『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/05(火) 01:12:11
>>92(一抹)

ある日の事であった。
『一抹』は『義父母』の知人の『シスター』に頼まれ、
『シスター』が身を寄せる隣町の『教会』が定期的に行っている
『炊き出し』のボランティアを手伝う事になった。

準備はそれなりに大変ではあったが『炊き出し』自体は恙なく終わり、
教会に戻った時には丁度昼時だったので、
義父母の知り合いである『シスター』に勧められ、
『炊き出し』の残りである『カレーライス』を食べたのだが――。





           『ゴボッ』


次の瞬間、『一抹』は派手に『吐血』していた。
『腹痛』『吐き気』『悪心』『皮膚炎』『呼吸不全』etc
考えられる限りのありとあらゆる『異常』が『一抹』を襲う。
これはまさか――?


          ≪にたぁ≫

血を吐きその場をのたうち回る『一抹』、
自分を見下す『シスター・マスミ』の不気味な笑みを見て、
『一抹』は自らの『死』を理解した。

>>93(小林)

ある日の事だった。
駅前で友人の『ヤジ』と待ち合わせしていた『小林』。
予定の時刻を過ぎても『ヤジ』は現れず、そろそろ連絡を入れようかと思った瞬間、



      『パァン』



「…イヒヒッ、ヒヒッ!
 やッた!やッてやッたぞ!!
 俺ッちのッ!これは俺ッちのォ!イヒヒヒヒッ!!」

目の前に脈絡もなく現れた『ホームレス』に『拳銃』で撃たれた。
あまりにも突然の出来事で『スタンド』で対処する事もできなかった。
くゆる硝煙の向こうで、『ホームレス』が壊れた『玩具』のように笑っていた。

腹から生暖かい『血』がドクドクと流れていく。
きっと『小林』は――此処で『死ぬ』。

97『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/05(火) 01:13:46
>>94(矢貫)


       『キイィィィ―――ッ!!!』

       『ドオォォ――――ッ!!!』


ある日の事だった。
『矢貫』は歩いていたら車道から飛び出してきた『トラック』に轢かれた。
それはあまりにも突然の出来事で『スタンド』で対処する事もできなかった。
全身に走る激痛、指一本動かす事もできない。


         ≪バタンッ≫


「うじゅるうじゅる」


『トラック』から真四角なフレームのメガネをかけた『オタク風』の青年が下りてきた。
どういう理由があって『矢貫』を襲ったのかは不明だが、
『オタク風』の青年の右手には禍々しい『中華包丁』が握られており、
呪詛のような独り言を発しながら、動けない『矢貫』へゆっくりとゆっくりと近づいていく。
おそらく『矢貫』は――『助からない』。


>>95(夢見ヶ崎)


          『グシャ』

ある日の夜の事だった。
人気のない道を歩いていた『夢見ヶ崎』の頭に鉄のような衝撃。
いや――『鉄』だ。
激痛に耐えられず思わずその場に倒れる『夢見ヶ崎』。


          「………」


倒れたまま顔を上げるとそこには
『紫色の法衣』に身を纏った長髪で無精ひげの男が立っていた。
死んだ魚のような目で『夢見ヶ崎』を見下ろすその男の手には血に塗れた『バール』が握られている…。

  
        グニャ〜〜〜ッ

当たり所が悪かったのだろうか、『意識』が遠のいていく。
きっと『夢見ヶ崎』は此処で『生き絶える』。

98矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/03/05(火) 01:43:21
>>96-97

俺だってしこたま酒を飲んだ夜に、曖昧な意識の中で眠りに向かいながら、
自分の死に様について考えたことくらいある。それは、そう。何度もだ。
 
 
    「ざッ」
 
 
突如として迫り来る『トラック』を目前にして、俺は呑気にもそんな事を考えていた。
走馬灯って奴か?じれったいくらいにゆっくりと流れる景色を前にして、とりとめもない事ばかりが思い浮かぶ。
 
          「まあッ」
 
 
派遣会社の営業として働くなかで、『運送業者』に『運転手』を紹介してやったことなら何度もある。
デカめの運転免許以外に取り柄の無いおっさんが、デカいガキを養う為に仕事を探している様を見る度に、
こんな奴よりは俺の方がマシだろう、と思ったもんだ。
 
 
          「ざまあッ」
                     「みやがれ」
 
 
全身の痛みに耐えながら辛うじてそれだけ言ってやった。
この手の事故だ、単なる赤キップじゃあ済まないだろう。
俺程度の命と引き換えに、運転手と、そいつの家族の人生を道連れだ。悪くない交換だって思うだろ?


   「!?」
                 「死にッ」
 
 
でもな。降りてきたのが『トラックの運ちゃん』じゃあなくて、包丁持ったオタクってのはどういうことだ?
『事故』じゃあなくて、『俺』を、ハナッから『やる気』なんだとしたら。
『そういうつもり』なんだとしたら。俺を殺すつもりなんだとしたら。
 
 
      「損」
            「かよッ」
                                「──クソッ」
 
どこまで声に出せたかは分からない。でも。だけど。『それ』は駄目だ。
誰かの思い通りに死んで、踏み付けられて終わるのは、それは駄目だ。
 
ああ、もう、畜生。
死に様を選べるくらいまで、まずは生きてみたかったんだよ。畜生。

99一抹 貞世 『インダルジェンス』:2019/03/05(火) 02:57:50
>>96
久しぶりにイシクラゲ以外の食事に有りつけた。
込み上げる吐き気と悪戦苦闘して完食するが…

「ごちそう、ブッバァ!? 」

この仕打ちだ。してやったりと自分を嘲笑う『マスミ』。
堪えきれず嘔吐した吐瀉物の緑や黄色がかった色。
全てを理解するも意識が朦朧としていく。

「わ、わたしは白蟻じゃな…い…」

炊き出しに『例のアレ』が含まれていたなら、
きっと自分は地獄行きだろう。
殺人に手を貸した事を悔い息絶える。

100夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/03/05(火) 05:42:37
>>97

ココ(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1463236020/114-115)を出て、
いつものように面白そうなものを求めて街をブラブラしていた。
その日はコレといって目新しい収穫もなく、夜になったので家に帰る。
『ウサギ』もみつからなかったし、こんやのバンメシのコトでもかんがえるか〜〜〜。

たしか、きのうが『カレー』だったからな……。
そして、ゆうべのじてんで、まだ『カレー』はだいぶあまっていた。
つまり、こんやのメシは『のこりモノのカレー』だな!!

こんやも『アリス』のロンリテキスイリはさえわたる。
そのするどいズノウをもって、かずかずのジケンをカイケツにみちびいてきた。
そんな『アリス』のもとへ、あらたなイライニンがすがたをあらわす。

ダイフゴウのイサンソウゾクニンが、なにものかにイノチをねらわれているというのだ。
しかも、そのヨウギシャはシンゾクのなかにいるらしいとのコト。
ほかのニンゲンにきづかれず、ひそかにソウゾクニンをまもらなければならない。

こうして、アリスはサマザマなオモワクがうずまくヤシキをおとずれた。
つぎつぎにまきおこるサンゲキ、ギワク、ナゾ。
やがて、イライニンのクチから『18ねんまえのヒミツ』があかされる。

はたして、ジケンのハンニンは??
そのシンのモクテキとはなんなのか!?
かつてないショウゲキのクライマックスをみのがすな!!

                     グ シ ャ ァ ッ !!

     「――――ぐはッ!?!?」

そこまで考えた時、いきなり何の前触れもなく鉄の塊で頭を強打された。
最初は疑問が脳裏を掠めたが、すぐに思い直した。
こうなったのは、ある意味『当然』のことだったのかもしれない。

(なんか…………『ちかづきすぎちゃった』かなぁ…………)

『ドクター・ブラインド』の存在を自覚してから、今まで色んな所に首を突っ込んできた。
自分が考えていた以上に、『危険な世界』に踏み込み過ぎていたのかもしれない。
そうだとすると、こうなったのはベツに『フシギ』でもないようなきがしてきた。

「――――あ…………」

(オマエが…………ハンニンだった…………のか…………)

ほとんど無意識に近い状態で、自分を殴り倒した男の姿を目に留めた。
まさか、コイツがイチレンのジケンのシンハンニンだったとは……。
やがて男の姿が視界から消え、代わりに別の人物の姿が浮かんでくる。

(パパ、ママ――――)

(しおんちゃん――――)

(みんな――――)

目の見えなかった自分を支えてくれた両親や、一緒に楽しい時間を過ごした友達や、
眠っていた『ドクター』を目覚めさせた人。
今まで出会ってきた人達の顔が、次々に思い浮かんだ。
その中には、ツインテールの『フツー』な少女の姿もあった。

   《……もしですよ》《もし、また『試合』とか出たりするなら》
   《フシギの国に行ったりするなら》《そうしたら》
   《ちゃんと最後は、こっちの、フツーの側に帰ってきてくださいね》

   《イズミンは、いつでもこっち側で待ってるんで!》

          「…………ゴメン…………」

蚊の鳴くようなか細く微かな声で呟き、そのまま緩やかに意識を手放す。
まぁモノゴトは、なんでもプラスにかんがえたほうがケンセツテキだ。
これはオワリではなく、あらたなハジマリだとカイシャクしよう。

       アリス・イン・ザ・デッドランド
タイトルは『 死者の国のアリス 』でいいかな??
でも、このタイトルだと、どっちかというと『ゾンビもの』になりそうなきがする。
ココとか(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1534589466/91)で、
にたようなコトいったおぼえがあるし。
ソレだと、ちょっとプロデューサーのもとめるロセンとちがうんだよな〜〜〜。
もっとこう、ファンタジックなカンジにしたい。
じゃ、やっぱかえるか??
いっそイッパンコウボでこうほをさがすっていうのもアリかもしれない。

                                       ブラックアウト
そんなことを考えている間に、、夢見ヶ崎明日美の意識は完全に『 暗転 』した。
いつの間にか外れていたサングラスの下にある両の瞳には、既に『光』はない。
『盲目』として生を受けた時と同じような、果てしない無限の『闇』があるだけ――――。

101 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/03/05(火) 07:17:34
>>96
「少し遅いな……今日はどんな言い訳をしてくるのか」

彼『ヤジ』が遅刻する時は、そう珍しい事でもない。時間通りに来るのと
何かしらのイザコザか、道すがら横断歩道を渡ろうとしてる重い荷物を持った
老婆の手伝いをして遅れたと言うような出来事で遅延があった事もある。
碌でも無い理由な事もあるが、それは長い付き合いだし虚偽を知るのも容易だ。

連絡が来るまで適当に駅前に新しい小説があるか見分でもする為、待合場所を
移すかとスマホを持った瞬間、一発の銃声が全てを変えた。

「――! ごっ……フ」

 胸を抑える。心臓のあるであろう箇所に正確に貫く鉄の塊。

突発的な急襲。理由や事情を検索する事は無理な事が致命的な負傷と
下半身から氷の塊で出来た液体のようなものが覆っていく感覚から知れる。

「り…ヴィン  イ……メン」

『胸から流れる出血』で『リヴィング・イン・モーメント』を発現。

最後の力を振り絞る。

『ホームレス』向けて飛来させ下半身に飛来させる(ス精CC)
到着したら解除し、自分の血液を付着させる。

相手がスタンドで作られた襲撃とかで無い限りは、後に犯人と思える
存在に自分の返り血があった事を誰か証言して決め手になる。
 ツキがあれば、彼が血の付着したホームレスにすれ違って違和感を知り
真実へと到達してくれるだろう。

唐突に歌いたくなった。

「With peace in my mind……♪

……With peace in my heart♫

…………With  Peace……in my soul♬」

  ガクッ

「Wherever…… I'm going  I'm…already home」

102『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/05(火) 21:47:07
>>98(矢貫)


自らの『無駄死に』をただただ悔やむ『矢貫』。
途切れ途切れに吐き出した怒りは誰にも届く事なく――


    「ぁ〜〜〜っ!」

          『ザクッ』 『ザクザクッ!』


矢貫 奏『ノーバディ・アンダースタンド』⇒『死亡』『再起不能』


>>99(一抹)

激痛と共に滲みよってくる『死』の概念。
そして『大量虐殺』に加担したかもしれないという『後悔』。
だが死に絶える『一抹』にそれを確かめる術はもはや無い。


   「――チュ!」

『付けまつげ』『エクステ』『リップ』…
派手な『ギャルメイク』の若い『シスター』
――『マスミ』が『一抹』へと『投げキッス』を送った。


一抹 貞世『インダルジェンス』⇒『死亡』『再起不能』


>>100(夢見ヶ崎)

『夢見ヶ崎』の脳内に『走馬燈』が『ダイジェスト』で展開される。
決して長く生きてきた訳ではないが、
『想う』事があまりにも多すぎて思考が纏まらない。


   「≪――――ぐはッ!?!?≫

    ≪――――あ………………≫
 
    ≪…………ゴメン…………≫

            ――ッとな」


男が、死に際の『夢見ヶ崎』の言葉を繰り返した。
意図は全く読めないが、その男の瞳は『夢見ヶ崎』のものより『暗黒』だった。


夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』⇒『死亡』『再起不能』


>>101(小林)


   ズギュンッ    ビュッ ビュッ


最期の力を振り絞り『ホームレス』に『殺人』の『証拠』を残す『小林』。
死に絶える『小林』にその後の未来を確かめる術はないが、やれるだけの事はやった。
後は友人の『ヤジ』に任せるしかないだろう。


    「ケヒヒッ!ケヒヒッ!
     月が見えるッ!真っ赤な月ガッ!真ッ赤ッ!
     赤イ波の!さざめきッ!おォォォォ――ッ!!」


何が楽しいのかは分からないが、
目の前の『狂人』はそれはそれを愉快そうに笑っていた。


小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』⇒『死亡』『再起不能』

103『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/05(火) 21:49:30
>>98-101(全員)






        ≪パッ≫



意識が暗転した瞬間の出来事だった。
『矢貫』『一抹』『夢見ヶ崎』『小林』は4人卓の席に座っていた。
怪訝に思い周囲を見渡すと今いる場所が『レストラン』である事がそれとなく理解できるだろう。
(飲食店にも拘わらず『窓』や『扉』が見渡らないのが不可解だが)
長方形のテーブルを囲い、互いの顔を見合わせる4人。
――ひょっとしたら彼らも一度『死』んだ人間なのかもしれない。
此処は思い切って話しかけてみるべきだろうか?
(※4人とも『死亡』の原因となった傷は一切ない。無傷)

104矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/03/05(火) 22:37:08
>>112-113
  
「────クソッ!」
  
最後の瞬間まで悪態を吐く事しか考えていなかった俺は、
だから突然周囲を取り巻く光景が激変した所で今更言葉を飲み込む事も叶わず、
ただただ呪いの言葉を吐き出す事しかできなかった。
  
  「いや」
      「今のは、違うんだ」
  
ここはどこで、こいつらは誰で、俺はどうなったのか。
知りたい事も聞きたい事も山程あって、だからするべき事も沢山あるんだろうとは思うんだが、
それでも思考も纏まらず気持ちも落ち着かない俺が咄嗟に口にできたことと言えば、
  
  「今のは、俺を」
    「俺をトラックで弾きやがった上に」
  
   「斬り殺そうとしてきやがったあの『オタク野郎』が、クソって意味で」
  
初対面で盛大に悪態を吐く最悪の『第一印象』を、それでもなんとか取り繕うためだけの、
保身と見栄だけに突き動かされた俺なりの精一杯の、
  
  
    「だから、違うんだ」
  
  
『言い訳』だった。

105小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/03/05(火) 22:49:55
>102-103

闇の中へと沈んで言く 自分自身が水魚となったかのように
いや、言うなれば深海魚だ。私はとてもとても光が届かぬ程の底に泳ぐでもなく
沈んでいく  暗く  もう戻れぬ場所へ……
   ……誰かが呼んでる気がする。


「――っ ……」

周囲を見る。『レストラン』 『三人の規則性の無い男女』
死んだ時の貫かれた胸の痛みも無い……。

「…………」

「リヴィング  イン  モーメント」   キィィン

マスカットジュース入り『水筒』から最小サイズで一体水槽にて発現。
30m射程圏内限界で周囲に自分達以外の異常性が無いかを確認させる。
(※此処を食堂と仮定し、厨房などあるかどうか)

「……私は小林 丈と言います。清月学園、高等部三年です」

「私は突発的に駅前で銃撃を受け死んだ筈でしたが……貴方がたも
似た体験で此処に呼び寄せられたと判断しても?」

三人の死因も確認させて頂こう。
>>104(矢貫PC)

「お気持ちは お察しします。私も内心穏やかでは無いですが
年長者と思われる貴方が私の分まで激昂してくださってるお陰で
幾分か冷静をこちらも保ってますから……」

悪態をつく、この中で一番年長と思われる方にフォローの言葉を入れておく。
これで、少しは円滑に此処の四人が連帯感を持ってくれれば良いと言う打算と
亀裂が起きない為の保身を含めてもいる。

どう言った状況か未知数だが、何らかの悪意が入道雲のように怪しく
ちらついてるが故に、少しでも同じ境遇の人達の力の手は貸して欲しい。

106一抹 貞世 『インダルジェンス』:2019/03/05(火) 23:09:36
>>102-103
最後の最後に精神的なトドメを受けての死。
朦朧とする意識の中で『マスミ』の姿を目に焼きつける。
想像を絶するヴィジュアル攻撃に最後の一吐きをしておく。

「これはロッキーの仕業? にしては扉が無いから違うかな?」

スタンドを発現して自分の『悪感情』を沈静化。
平坦な精神状態のまま三人を眺める。

>>104-105

「12歳、小学六年生です。名前は一抹 貞世
 ギャルシスターにヒ素入りカレーライスで毒殺されました」
 平成最後に粋な計らいをしてくれたものです」

「あれ? これは全員が他殺って可能性も…」

107夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/03/06(水) 01:05:37
>>102

「――――おん??」

   キョロ       キョロ      キョロ
        キョロ       キョロ     キョロ 

一見するとレストランに見える。
だけど、レストランなら窓や扉がないコトは有り得ない。
つまり、ココはレストランじゃない。
少なくとも、普通の店じゃないコトは確実だろう。
ジツにキョーミをそそられる。

「さっそく『あたらしいウサギ』をハッケンした!!
 ちょうど、しおんちゃんにはなしてきたトコだったんだよな〜〜〜。
 『アリスのカン』は、きょうもゼッコーチョーだ!!」

奇妙で謎めいていて、今までに見たコトのない変わった場所。
これから、どんな『フシギ』にであえるのだろうか。
新たな冒険の香りを感じ取り、満面の笑みで大きく胸をときめかせる。 

「そんじゃ、さっそく――――」

         ドギュンッ

  《 L(エル) 》 
         《 I(アイ) 》 
               《 G(ジー) 》 
                       《 H(エイチ) 》 
                               《 T(ティー) 》

自身の精神の象徴である『ドクター・ブラインド』を発現する。
『ドクター』は、『超人的四感』を備えている。
その『超聴覚』と『超嗅覚』で、情報を収集する。
何か『音』は聴こえるかどうか、または『匂い』は漂っているかどうか。
ひとまず、その二点について調べたい。

>>104-106

「ちょど4ニンあつまってるんだし、『ダイフゴウ』でもやる??
 やるんだったら、はじめるマエにルールかくにんしようぜ!!
 『ローカルルール』がヤマのようにあるから、さいしょにきめとかないとアトでもめるし」

とりあえず、同じ状況らしい三人に話しかける。
全員見たコトのない顔――と思ったら、見覚えのある顔が一つあった。
『金一』の背後から全力のドロップキックをかました時、
(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1534589466/126)
同じ場所にいたと思う。

「『ユメミガサキ』または『アスミ』もしくは『アリス』あるいは『ユメミン』そして『アルカラ』」

「スキなのえらんでいーよ」

「テツのカタマリでなぐられてサイキフノウになったとおもったらサイキカノウだった。
 これから、テンゴクとジゴクをゼンブみてまわるヨテイだったんだけど。
 コレは『タイトル』だけじゃなくて、『シナリオ』もかえなきゃいけないな〜〜〜」

108『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/06(水) 21:44:16
>>104(矢貫)

突然の死から突然変わった光景に対応できる訳もなく、
同時に集まったであろう他の3人に対し、
本心からの『悪態』を晒してしまう『矢貫』。
だが、直ぐに自身の第一印象を取り繕う事に努める。

そんな『矢貫』の心情を察したのか、
隣に座る『男子高校生』(小林)が優しく声をかけてきた。
向かいの席に伝わる大人びた喋り口の『男子小学生』(一抹)、
そしてその隣の席に座る幼児のように拙い喋り口の『女子高生』(夢見ヶ崎)は、
それぞれ傍らに『人型』の『スタンド』を発現し、自己紹介をしてきた。


>>105(小林)

『水筒』を媒介に『モーメント』を発現しようとする『小林』。
―――だが『水筒』が見当たらない。
どうやら『生前?』に持っていた『所持品』は鞄ごと紛失したようだ…
(そもそも『金魚』1匹で周囲を一瞬で斥候させるのは難しいだろう)


打算的な考えも抱きつつも隣の席の『男性』(『矢貫』)に優しく声をかける。
向かいの席に座る幼児のように拙い喋り口の『女子高生』と、
その隣に座るやけに話し方が大人びた『男子小学生』(一抹)が、、
それぞれの傍らに『人型』の『スタンド』を発現し、自己紹介してきた…。


>>106(一抹)

傍らに『インダルジェンス』を発現し、
自身の『悪感情』を『沈静化』。
平坦な感情を取り戻した『一抹』は何事もなく『自己紹介』をする。

向かいの席に座る男性(『矢貫』)がゆっくりと自分の『死因』を3人に説明する。
その横に座る『小林』と名乗る男子高生も同様に説明をした。
横に立つ『夢見ヶ崎』と名乗った幼児のように拙い喋り口の『女子高生』は、
『一抹』と同様にその傍らに『人型』の『スタンド』を発現している。



>>107(夢見ヶ崎)

『ドクラー・ブラインド』を発現し、周囲を警戒する『夢見ヶ崎』。
カウンター席の先にある『厨房』からは作り置きしてある『カレー』の匂いがした。
聞き耳を立ててみるが自分達以外の人間の気配は感じない。
(*『四感』を用いる場合は『何を』探すか具体的に提示する事を『推奨』)


横に座る大人びた喋り口の『男子小学生』も『夢見ヶ崎』同様、
傍らに『人型』の『スタンド』を発現していた。
向かいの席に座る『男子高生』と、その隣の『男性』が死因を語る。
どうやら4人とも『殺されて』この場へとやってきたらしい。

109『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/06(水) 21:47:11


          「いらっしゃいませー」


唐突に、『女』の声が聴こえてきた。

110矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/03/06(水) 22:45:14
>>108
  
「ええと、ああ、いや……」
  
突然の出来事の連続に思わず言い訳が口をついたが、
なんだ、よくよく見てみれば後の3人、揃いも揃って全員学生って感じのガキどもじゃあねえか。
  
「クソが云々っーのは、まあ、いいんだ」
      「忘れてくれ」
  
思わず言い訳しちまって損した気分だ。
そもそも社会に出てもいないガキどもにへりくだる必要があるか?
第一この中の誰かが、あるいはこいつら全員が、
俺を死ぬ程の目に遭わされた原因だったっておかしくないわけだろ?
だってそう。この内の何人かは、とんでもないモンをモロ出しだ。
  
「取り乱しちまってみっともなかったな。
 俺は矢貫。弓矢の矢に、貫く、の字だ」
 
言いながら、俺は他の面子に目を向ける。
まず話が分かりそうなの>>105の『小林クン』で、
  
「いや、スゲーな、落ち着いたもんだ。
 『堂に入ってる』っつーのか?
 いきなり死んだらビビるよな?分かってくれる?
 『あいつら』の『アレ』、見えるか?おっかねえったらねえよなあ」
  
なるべく気安く聞こえるように声を掛ける。
コミュニケーションが取れるってのは何より大事なことだ。
そういう意味で、俺は随分落ち着いて見える>>106の『一抹クン』にも声を掛ける。
  
「やっぱ『あの事件』って年末特番とかで何度も流れたりしてんのか?
 その歳じゃあ、生まれてない頃だもんな」
  
「俺は『トラック』に『刃物』だったから分かりやすかったけど、
やっぱスゲえな。『持ってる』な。
 俺、毒殺されても『ヒ素』の味なんてわかんねーからな、
 その、『それ』。そういうのが分かる『アレ』なのか?」
  
超能力者と話したことはあるか?
俺はない。
これは俺なりの、精一杯の距離の詰め方なんだ。
  
  
話しながらも妙な苛立ちを覚えつつ、
俺は半ば無意識に荷物を確認する。
特に、『タバコ』はちゃんと手元にあるか?
今日で禁煙4日目──3日目か?どっちにしたって一番しんどい頃合いで。
  
>>109
  
  「それ」
  
    「客が席に着いてから言うことじゃあ、ねえだろう」
  
だから突然掛けられた声に、八つ当たりのように因縁をつけることも、できちまうわけだ。

111夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/03/06(水) 23:02:07
>>105

「よろしく」

会ったのは二度目だが、言う必要はないだろう。
向こうが覚えてるか分からないし。
それに、今はそんなモノよりも優先するコトがある。

>>106

「『ロッキー』ってダレ??ソレはナニしてんの??」

『ドクター』の人差し指で、一抹の傍らの『スタンド』を指し示す。
知らないけど、何かの『能力』なんだろうか。
まぁ、教えてくれないならくれないで別にイイけど。

>>110

「みえてるの??みえるんだったら、だせるんじゃないの??」

「――――『コレ』」

さりげなく一人だけガン無視されたが、気にしない。
相性の問題だろう。
わたしだって、キライなヤツをスルーするコトあるし。

>>108
>>109

大体の状況は理解した。
いや、正確には『まだ』理解してないのだが。
何しろ奇妙な状況なのだから。

「ようするに『すげーフシギ』なジョーキョーってコトだな〜〜〜。
 いいねぇ〜〜〜。『グッ』とくるねぇ〜〜〜。
 マエマエから、こういうのをまってたんだよな〜〜〜」

『アリス』には冒険が必要だ。
それも、日常から非日常へ急激に落下するようなサプライズがなければいけない。
今、自分が体験しているものがソレであるコトを期待している。

「――とくにヘンな『ハンノー』jはナシか……。『カレー』がある……。
 『カレー』か……。『グーゼン』だな」

今夜食べるハズだったメニューだ。
まぁ、それはいいや。
今は、それよりも重要なコトがある。

「『ダイフゴウ』は、またこんどやろう。ちょっとみてくるから」

『ドクター』を出したまま、女の声が聞こえた方向へ向かう。
あまり近付きすぎず、離れた位置から女の姿を確認したい。
『超聴覚』なら、『声』までの距離は概ね正確に分かるハズだ。

112小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/03/06(水) 23:04:13
>>108-109

(……手荷物は全て押収された。そう捉えるべきだな
最悪戻って来ない事も考えよう)

『リヴィング・イン・モーメント』 液体を媒介し発現する力。
バックの中にはスタンド能力を発現させる為の大事な水筒にジャムもあったし
非常時のテグスも入れてたが……仕方がない。

>>110
「あぁ……私は漢字の一に人を重ねての丈(たける)です。
えぇ、見えてますよ。私には(人型のものは)発現出来ませんが」

一応顔見知り(夢見ヶ崎)は居るものの、親交はそこまで無い。
スタンドも詳しく紹介してた訳で無いから、あの時紹介していた相方さんから
教えて貰ってるなら、幾らか信用をこちらに抱いてくれれば幸いだろう。

矢貫さん、そしてこの中で一番年少にあたる一抹さんもどう言う人となりか
解らないが、同じ経験があり能力者である以上は、これから先に起こり得るだろう
『試練』にも対処するだろう。今は自分の足場を盤石にしておこう。

行動としては、周囲を見渡す事にする。キッチンの他にトイレなどは存在するだろうか?

>「いらっしゃいませー」

「……こんばんわ。いえ、お早うございますが適切なのでしょうか?」

「時計など身の回りの貴重品は全て無いもので。宜しければ時間を
教えて頂きたいのですか」

『首謀者』かどうか不明だが。挨拶してくる形からそうである
可能性は高いだろう。

「あと、宜しければ台所などに足を運びたいのですが。
それはルール違反に抵触したりしますか?」

何が起こるか解らない以上、最初に確認をとっておく。

113一抹 貞世 『インダルジェンス』:2019/03/06(水) 23:29:52
>>108-110
ほぼ全員がスタンド使いのようだ。
小林さんのスタンドは見当たらないが十中八九スタンド使いのはず。
最年長の男性は生前に積み上げた物が多かったばかりに、
理不尽な死を受け入れるのはつらいだろう。

「年末特番で見ました。実際に盛られると苦しいですよ?
 吐瀉物がカラフルだったからヒ素かな、と思いまして。
 犯人の名前は『マスミ』。二番煎じですね」

「私のスタンドは『悪感情』を沈静化するだけです。
 お兄さんは落ち着いた感じで凄いです。大人って凄いです!」

他の方々は精神的にタフらしい。特にアリスさん。
一人だけ違う世界を生きてる気がする。

>>111

「 ロッキーって名前の胡散臭いスタンド使いがいるんです。
 どこでもドアみたいな能力を使う方ですよ」

「これの名前は『インダルジェンス』
『悪感情』を沈静化する能力で自分を安心させていました」

小学生の自分より真っ先に年長者を気にする小林さんは、
色々と『大人』なのだろうし頼れそうだ。

「えっ、カレー…? 私の死因なんですが…
 ここのカレーは大丈夫かな」

アリスさんの後をついて行く。
投擲物が飛来したらスタンドで叩き落とす。

>「いらっしゃいませー」

最年長さんの八つ当たりに便乗して女性に話しかける。

「そうですよ」

途中で投擲に使えそうな物がないか探しておく。

114『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/07(木) 22:09:34
>ALL

四人の目の前に『メイド服』に身を包んだ女が既に『居た』。
『足音』や『息遣い』などの『挙動』は一切感じられなかった。
まるで初めからその場に居たかのように、立っていた。


        「あのォ〜〜ッ
         すいませェん。
         何が何だかって感じっすよね」

        「大変申し訳ねえっす」

              ペコォ――ッ

『メイド服』が深々に頭を下げる。

「勿論、ご説明させて頂くのですが、
 その前に自己紹介を…私は『馬場ガド子』って言います。
 皆さんが『殺害』される寸前にこの部屋に連れ込んだ者です」

115『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/07(木) 22:10:54

>>110(矢貫)

無意識に荷物を確認する『矢貫』だが、
スマホも、そして肝心の『煙草』も見つからない。
どうやら『所持品』は全て(一時的にかもしれないが)消失したと考えるべきか。


     「ひ、ひィっ!すみません」

『メイド服』の女が『一抹』に頭を下げた。



>>111(夢見ヶ崎)

『ドクター・ブラインド』の能力を用いて、
『女』の位置を探ろうとするが――分からない。

瞬きをしたその次の瞬間に、
まるで初めから居たかのように眼前に『メイド服』の女が立っていた。


>>112(小林)

声の主である『メイド服』の女に時間を尋ねる『小林』。
『メイド服』は非常に申し訳なさそうな表情を作り


「あ、あのッですねッ!
 此処は『時間』の概念がないんすよねェー…。
 上手く説明できないんすけど…、
 とりあえずこの『部屋』に居る間は、時間は止まっているので…」

「『厨房』ですか…?
 別に入ってもいいすけど、悪戯はやめてくださいねっ」


>>113(一抹)

「大丈夫です、大丈夫です。
 カレーに毒なんて入れてませんし、
 もし毒が入っていても此処ではなーんの意味もないすから」

『メイド服』の女に話しかけつつも、
さり気なく投擲に使えそうな『得物』がないか探す『一抹』。
もしかしたら『厨房』の奥には鍋や包丁の一つくらいはあるかもしれない。

116『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/07(木) 22:13:29
>>110

『メイド服』の女が『一抹』に頭を下げた×
⇒『メイド服』の女が『矢貫』に頭を下げた。

117矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/03/07(木) 23:03:39
>>111
  
「ん、ああ」
  
まったく未知の状況に放り込まれた上に、
世代も違えば個性も強い『超能力少年少女』に囲まれて、
正直言って恥ずかしい話、俺の処理能力はとっくに一杯一杯になっていて。
  
「そうだな。『持ってる』から『見える』し、
 『出せる』よ。まあ、うん、そうだ」
  
だからその中でもとびきりコミュニケーションにカロリーの要りそうなこの『金髪』────名前、なんだっけか。
自己紹介を聞いたような。そうでないような。
まあ、つまり、この『金髪』とよろしくやるのを後回しにしちまうくらい、
この時の俺は余裕を無くしていたんだな。
    
>>112-113
  
だからこの時俺は、名前の漢字を教えてくれた『小林クン』にも、
毒物の豆知識と『能力』を教えてくれた『一抹クン』にも、お粗末な相槌を打つくらいしかできなかった。
  
だけど、それを全て丸っきり俺の度量の問題だとは、思って欲しくないんだよな。
仕方ない部分があったって、分かって欲しいんだよな。
  
だってよ。
  
  
>>114-116
  
 「どッ」
        「からッ!」
  
突然女が現れたんだぜ。
俺が思わず素っ頓狂な声を上げるのも、
ガキどもの前で見栄張ることができなかったのも、仕方ないって思うだろ?

  「出ッ」 「出て」

    「きやがったッ!」
  
それでも最後になんとか語気を荒げられたのは、俺のなけなしの意地の為せる技だ。
よくよく見れば相手は女で、口調もなにやら丁寧で、
つまるところ、一見しておっかなくないってのが分かったから、
だから俺はタバコを失くしたことも一時忘れて、『メイド女』──『馬場』へ向けて、
噛み付くように質問を投げかける。
  
「お前の言うことが本当だっつーんなら、アレか?
 ここはお前の『なんかのなんか』で『時間』が『止まって』いて?
 俺たち全員、今にも死にそうだったけどギリギリその手前で、
  お前に『助け出された』と、そういう話か?」
  
理解が追い付かない俺は、相手の話をそのまんま復唱しながら、
なんとか内容を飲み込もうと頑張ったんだ。
  
「その話が『本当』なら、感謝の一つや二つじゃ足りないんだろうけどよ。
 そもそも『どういう経緯』で、『なんのために』そんな真似するんだ?
   
 単なる『慈善事業』なら、多分、他にもっと助けてやった方がいい奴、沢山いるぜ」
   
自分で言って情けない話だけどよ、
俺よりも助かった方がいい奴は、きっといる。それも、たぶんたくさん。

118夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/03/07(木) 23:26:11
>>114
>>115

「――――バカな」

コイツ――『ドクター』の能力に引っかからなかった??
何かの能力か??
いや、そもそもこの場所自体がコイツの能力の産物ってコトも考えられる。

「まぁまぁ、そうカタクならず。ラクにして、な??」

女に近寄っていって、気安く肩に腕を回す。
まともな実体があるのかどうか確かめる。
ついでに、女の身体から何か特徴のある匂いがしないか『超嗅覚』で確認する。

>>113

「『ロッキー』って、こんなカンジだった??」

『ドクター』の指で女を指し示す。
もしかしたら似てるかもしれない。
違うかもしれない。

「『コレ』は『ドクター・ブラインド』」

「メがみえないカワリに『ミミ』とか『ハナ』が『チョーイイ』」

>>117

「まぁアレだよね、うんうん」

「まず『ガドちゃん』のハナシきいたほうがイイっぽいよ」

「シツモンは、センセーのハナシがおわったアトでするのがイイんじゃない??」

動揺してるっぽいので、とりあえず声をかけておく。
『ガドちゃん』の話が終われば、今の事情も『少しは』分かるだろうし。
分からない部分があったら、その後で質問した方が時間の節約になると思う。

119小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/03/07(木) 23:30:14
>>114-115

「……ルベルの娘さんの名前ですね。
そうですか。ただ、ずっとこのレストラン? に居る訳には
いかないのであろう事は浅慮な身ですが理解出来ます」

「全ての言葉を鵜呑みには出来ませんが、まずそちらの
説明を全て聞いてから私は行動に移りたいと思います。
……説明を聞いた後でも、幾らか身支度の準備は頂けますよね?」

馬場ガド子、と言う方の素性、このレストランの能力の一部なのか
どうか定かでは無いものの、イニシアチブはあちらに現状ある。

一抹 貞世君への発言を素直に受け止めれば、このレストランでの
物品に干渉、携行しても外では通じないと言う事なのか……。

それに未だ懸念すべき事がある。この『説明』自体が何らかの
キーで今度こそ再起不能か消滅するトリガーかも知れない。
 それなら自由行動しようとしてる夢見ヶ崎さんや一抹君の
自由行動も無理に妨げないほうが良い。重要な説明があれば
私が伝達すれば良いだけの事だ。

台所へ向かうのは中止する。『馬場ガド子』さんと言う方の
説明を大人しく聞く事にする。手荷物に関する事や現状の
疑問にも質疑応答してくれる事を望んでおく。

120一抹 貞世 『インダルジェンス』:2019/03/07(木) 23:38:52
>>114-115
投擲物は相手のスペックの把握に使う予定だ。
刃物の類は用意せずとも『慈悲の刃』で事足りる。
竹槍コーダーのように意表を突くことをしなければ、
大抵のスタンド使いには通じないはずだ。

「この空間に魂だけ呼び寄せたって感じでしょうか。
 死ぬ寸前って事は半分だけ命の恩人です。ありがとうございます」

本体の私を守る盾はテーブルを使えば良い。
問題は大きすぎた場合、持ち運びが難しい事ぐらいだ。
『慈悲の刃』で加工するのは困難だと思う。

「何かしらの頼み事、またはさせたい事が有りますよね?
 ちょっとスタンドバトルして欲しいなとか」

スタンド使いを集めてさせたいならスタンドバトル。
バトルロワイヤルが目的の斜め上の路線もあるかもしれない。

>>118
「全然違いますよ。出て来たらラッシュを叩き込む程度に
 怪しいのがロッキーです」

「おぉ〜凄い平和的なスタンド能力です。
 逆襲だの、惑星爆弾でブラックホールを作るとか、
 本体を超加速する戦闘特化しか知らないもので…」

121『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/08(金) 00:34:17
>>117(矢貫)

「えッ!ああぁーっ!すいません。
 私、影が薄くてッ!
 
 ええと、そうすね。『ご主人様』のご明察通り、
 ガド子が『なんかのなにか』で『どーこー』しました。
 あーッと、その、話すのが中々に、いやはやなんとも」


>>118(夢見ヶ崎)

『ガド子』の肩に腕を回してみるが――『触れる』。
『超嗅覚』を用いて『ガド子』の匂いを嗅ぐと、ほのかに甘い匂いがした。
『四感』を活用し『ガド子』を探る『夢見ヶ崎』だったが。



       ≪〜〜〜〜〜ッ!!≫

だが『ドクター』の『超聴覚』を発動していたのが不味かった。
感覚が鋭敏になっている所に『矢貫』が大声を上げたせいで、
頭がずきんと痛んだ。『異音』だけを聴き分けるのは難しいかもしれない。


「あのォ〜ッ、『スタンド』解除してもらっていいすか?
 出来うる限り説明すんでぇーッ。
 ガド子は別に敵じゃあないんすよ…」


>>119(小林)

手元の『鞄』を触りながら『ガド子』に荷物の所在を確かめる『小林』。
やはりだ、『小林』の所持品は『既に』手元に戻っていた。


「ああ、と。多分『荷物』はこれで戻ってますよね?」


>>120(一抹)

「おォォっ!『魂』〜〜、んー近いけどぉぉ!
 ああ、でもまあいいやッ!おまけで『正解』ですッ!!」


まるでバラエティ番組の司会者のようなノリで、
『一抹』の『推測』の正否を告げる『ガド子』。

「頼み事、させたい事は。
 ガド子的にはないのですがァ、
 でも皆さん的にはして貰わないといけないというかぁ〜〜。
 ええと、とりあえず説明するので――『スタンド』しまってくれませんか?」

122『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/08(金) 00:35:49
>ALL

「まず最初に一つ。
 皆さんは『殺害』されて此処へ来た訳なのですが、
 正確に言うと『殺害』されたのは現実世界のあなた達ではありません。
 
 此処は『夢』の中の世界でして。
 殺されたのは『夢』の中のあなた達で、今のあなた達も『夢』の存在す。
 一抹の『ご主人様』の『魂』ってのは近いっちゃあ近いですね」


テーブルの上に人数分の『マグカップ』が置かれていた。
淹れたてのコーヒーの良い香りが漂う…。


「『魂』の『死』は『肉体』の『死』に直結する。
 ので、『夢』の中で死にかけた『ご主人様』達の、
 『現実』の肉体は今『昏睡状態』に陥ってます。

 混乱させないようにさわりだけお話しましたが、何か質問あれば答えるすよお」

123矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/03/08(金) 01:08:00
>>118-122
 
「いや、みんな、アレだな」
 
 
   「スッゲーな」
 
 
別にこれは俺の語彙に問題があるわけでは無くて、
三者三様それぞれの凄さを上手いこと一言にまとめて言うには、
それはもう『凄い』って言っちまうほかないからで、そう、普段だったらもう少し喋れる筈なんだ。
 
だって俺は死ぬような目に遭った直後に、
『まずは落ち着いて話を聞こう』なんて気持ちの切り替えはできないし、
『ルベル』ってのが誰だかも知らないし、『スタンドバトル』が何なのかも分からないんだ。
みんな、スッゲーんだ。
 
それで、俺はこの歳になるまで何やってたんだ?
 
「質問は、いいよ。
 ウチの日直サンにさ、『待て』されてっから、ホラ。
 そもそも聞きたいこと、最初に言っちまったしな」
 
いつの間にか並んでいる『コーヒー』にも、もはや慣れつつある自分が嫌になる。
手をつけることこそしないが、これは別に毒やらヒ素やらを警戒してるっていうよりは、
そもそもこういう『いかにも美味そう』ってコーヒーが苦手なんだよな。
意識高そうな食い物とか、俺、ダメなんだよ。

124<削除>:<削除>
<削除>

125夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/03/08(金) 01:23:52
>>117

「――――――ッ!!!!!!」

       ババッ

不意に近くでデカい声を出され、反射的にスタンドと本体が同時に耳を押さえる。
だが、そんな程度で遮断できるハズもない。
増幅された大音量が頭の中に響き渡り、苦しげに表情を歪める。

「つゥゥゥ〜〜〜ッ……」   「ちょっ――と……」

軽く頭を振って顔を上げ、大声の主に視線を向ける。
まだ耳鳴りが残っているような気がする。
『ドクター』を出していたのが悪いが、後々のため今の内に言っておいた方がよさそうだ。

「あの、あんまりデカいコエださないでくれる??『キィィィーンッ』てなるんだよね〜〜〜」

「『コレ』の『ミミ』がさ、ビンカンだから」

「あと、わたしのコトは『アリス』でイイよ」

>>120

「『ブラックホール』??へー、なにソレ。キョーミあるゥ〜〜〜」

「まぁ、そんだけじゃないけどね〜〜〜。
 もっとヘイワてきなノウリョクもあるよ。『こわれたモノをなおす』ノウリョクとか。
 トモダチにいる」

>>121
>>122

「じゃ、ウチらはイマ『おなじユメ』みてるってコト??
 たしかマエにも、こんなコトがあったな〜〜〜。
 おたがいにつかったコトないスタンドわたされて、ソレで『しあい』するっていうの。
 『おんなじヒト』じゃないよねぇ??」

ひとまずガドちゃんから離れる。
以前に、似たような経験をしたことがあった。
『ヘンなオンナ』に『夢の中』に呼び出されて、自分のじゃないスタンドで戦った。

「んじゃ、イッコだけ――ナニすりゃイイの??」

片手を上げて、ガドちゃんに質問しよう。
他の詳しい質問なんかは、後の三人に任せる。
見た感じ、そういうのが得意そうな顔が揃ってるし。

     ズズーッ

自分に『超味覚』を移植して、コーヒーを飲む。
わたしは味にはうるさいぞ。
なにしろ『超人的』だからな!!
味を確かめたら『ドクター』を解除する。
コーヒーを飲みながら、ガドちゃん達のやり取りに耳を傾ける。

「なんか、あまいモノがほしいトコだな。『マフィン』とかないの??」

126一抹 貞世 『インダルジェンス』:2019/03/08(金) 02:22:50
>>121-122
色々と狙ってはいたが素直にスタンドを仕舞う。
話を遮るつもりはないので席に戻る。

「私の所持品も戻してください。
 あと、全員の所持品は戻しておいた方が良いです。
 それが貴女の信頼に繋がりますよ」

一瞬だけ珈琲の香りに眉をひそめる。
これだけは絶対に手をつけない。

「夢の中で殺害されたのに夢を見ている…?
 取り敢えずは放置してると死んじゃうことになりますね」

「しなきゃいけない事は? 私達を殺害した奴等の正体は?
 夢の中に居る相手だから復讐も出来ちゃいますよね?」

>>119
コソッと小林さんに珈琲を押しつける。
これの香りだけは許せない。

「珈琲は飲めないんです。
 こ、子供ですから。貰ってください…」

四人の中で頭が一番良さそうだ。
手荷物を取り戻す速さは見習いたい。

>>125
「やっぱりスタンドの在り方は一つではない。
 よっぽど優しい人でなければ修復能力なんて目覚めませんね」

経歴が悲惨な人ほどスタンドの攻撃性は高い。
アリスさんのスタンドは見た目的に殺傷力が強くなさそうだ。

「スタンド使いの友達。ちょっと羨ましいです。
 私は友達というより保護者みたいな方が一人だけ」

「スタンドはトップクラスの殺傷力を持ちますが良い人です」

自分が死んでしまったら宗像さんは悲しむだろうか?
いつも通りの調子で黙ってるだけかもしれないし、
少しは涙を流してくれるかもしれない。

127小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/03/08(金) 08:55:47
>>121-122(レス遅れ失礼しました)

『鞄』の中身を見分しつつ、無くなってる持ち物がないかどうかだけ
確認しておく。相手の言い方的に、夢の中ならば特に必要性は薄いのかも
知れないがポケットに入れてた財布等も戻ってるだろう。

「まだ説明が全て終わってませんし、焦らず目的の核心部分まで話して
からで良いですが。その『ご主人様』とやらには一度直接伺いたいですね」

「話の流れとして、私達全員一度は顔合わせは最終的に行うでしょうけど」

>>126

「えぇ、どうも」

コーヒーを受け取る。『リヴィング・イン・モーメント』は発現しない。
スタンドを仕舞ってくれと言われた手前、今の時点ではどうこうしても
無意味のようだし、相手の制御下なのだから。
改めて言うが、相手側の事情を全て聞き終えてからで良いだろう。

128『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/08(金) 22:55:30
>>123(矢貫)

あまりにも『現実離れ』した状況にも拘わらず、
現実を直ぐに受け入れ、冷静に現状整理を行う『3人』に対し、
思わず感嘆の声を漏らす『矢貫』。
              スタンド
恐らく彼らは『矢貫』よりも『怪異』の『経験』を多く積み、
ある程度の『場数』を踏んでいるのだろう。


「あッ、すいません。
 気が利かなくてすみませんス・・」


いつの間にか『矢貫』の席に置かれた『コーヒー』が、
缶コーラと入れ替わっていた。

――更に『矢貫』の心を汲み取ったのだろうか、
缶コーラの横にはいつも『矢貫』が噛んでいる『煙草』と『灰皿』、
そして火を点ける為の『ライター』が置かれていた。


>>125(夢見ヶ崎)

不意に聴こえた大声に、表情を歪める『夢見ヶ崎』。
常時『四感』を意識しておくのは『リスキー』だ、
やはり『超四感』は『使い所』を考える必要があるかもしれない。


「ええ…、夢見ヶ崎さんは、
 別の『夢』の世界へ行った経験があるんすかー。
 ひえェ〜〜、すっごいすねえ。でもそれはガド子じゃないですよぉ。
 ガド子のスタンドって多分『レア』なタイプだと思うんですけどォ」

コーヒーを一口飲む。豆の種類は分からないが、
酸味よりも『コク』が強く、それなりには美味い。
そしてコーヒーカップを置くと、
その隣には皿に盛られた焼き立ての『マフィン』が出ていた。


>>126(一抹)

「此処はっすねェ。いわば『セーフルーム』でして、
 無理やり『冷凍』して『夢』の中の皆さんを延命しています。
 なので、此処から出たら確実に死にますぅー。
 だからこの部屋には『窓』や『ドア』がないんですよねェ」


いつの間にか背負っていた『ランドセル』が、
椅子の背に当たり背後で『ゴッ』と音がした。


「んん〜…、一抹の『ご主人様』はご理解が早いというか、
 いやはやなんとも。ニャハハ…。
 順を追って説明するのでェ、ちょっと待ってくださいねぇ」


>>127(小林)

現れた『鞄』の中身を改める『小林』。
特になくなっている持ち物はないようだ。


「その『ご主人様』…?へ?ああッ!はいッ!」

『ガド子』が疑問符を浮かべ、勢いよく返事した。
どうやら『ご主人様』とは『小林』達の事らしい。
(おそらく『メイド』の格好とかけた『洒落』なのだおう)

129『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/08(金) 22:56:25
>ALL

「皆さんを襲撃したのは『ウルトラ星見ボーイズ』と名乗る、
 『マフィア』…あれ?『半グレ』っていうんすかね。
 
 とりえあず、『星見町』で暗躍する『組織』の人達っす。
 『金を貰えば何でもする』的な人達だったら楽だったんですけど、
 ぶっちゃけ『目的』は『不明』」

          「ちょっと、すごくないっすか。
           『ウルトラ星見ボーイズ』ってッ!」


「そして『ウルトラ星見ボーイズ』は『夢』じゃなくて『現実』の人間です。
 ……どういう訳か分かりませんが、
 最近、彼らは他人の『夢』に侵入する手段を手に入れたらしく、
 その『夢』を見ている人間を『夢』の中で殺害し、
 『夢』で殺された人は『現実』でも『死体』となってしまう…。

 すっげややこしい言い方になっちゃってるんですけど、
 とにかく『夢』で殺せば勿論、証拠は一切残らないですし。
 皆さんは『ウルトラ星見ボーイズ』に『通り魔殺人』されてしまったわけで…」

「『夢』の中で『現実』の『ウルトラ星見ボーイズ』を倒す。
 それが皆さんを生き返らせる唯一の手段です」

130小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/03/08(金) 23:15:40
>>128-129

「……ポプラ怪談倶楽部に、似たような話がありましたね」

「あぁすいません。カマかけと言うが、まだ疑心暗鬼な部分があった故の
台詞ですので、ご主人様発言はお気になさらず。それと、私は苗字に
さん付けで構いません。主従関係の呼称を自分にされるのは好きじゃないんですよ」

馬場ガド子に返事しつつ、説明を吟味する。
『夢の中の殺人者』か。学生時代は図書館に足しげに通ってた頃に
印象残る書物の一冊だったが。自分がその登場人物の要のような存在に
なるとは実に奇天烈な事だ。

「そうですね、今の説明の中で幾つか質問を上げるとすれば」

「我々はこのセーフルームから出たら確実に死亡するのならば。
その『ウルトラ星見ボーイズ』を倒すにあたっての具体的な方法は
どのようにするのでしょう? 馬場さんが呼び水となる夢の場所を
作り、私達が撒き餌のようになりつつ迎撃すると言う考えで?」

「あと相手も夢に関してはプロフェッショナルでしょうし。
このセーフルームに侵入する可能性もあるのでは?」

全ての前提が真実だとして、まずこの疑問点を上げよう。

131矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/03/08(金) 23:27:09
>>125
 
 「えっ」 

  「ああ、悪い。ごめん」  「いや、でも」

     「まあ、いい、か?」
 
 
今さっき取り乱したところを宥められたように思えたんだが、
今度は声量の方を窘められて、俺は咄嗟に、一回りは年下だろうこの少女──『アリス』に、
それこそ思わず咄嗟に反射的に謝っちまったんだが。

でも、マジでそんなにうるさいか?そんなに?
やっぱりさっき一抹クンに言ってた、『チョーイイ』耳の『能力』ってことか?
『耳が良くなってる』時に、『デカい音』出されると、アレか、すっげェキツいってことか。
 
「なんにせよ、悪かったよ、『アリス』」
 
   「その、『それ』、コエーんだよ」
  
  「爪?ナイフ?なんだそれ……頼むから、俺に向けないでくれよ……」 
 
見るからにおっかねーんだって。多分、エビの背わたとか取るのめちゃくちゃ上手いと思う。
  
 
>>126
 
毒殺された一抹クンが飲み物を警戒するのはまったくしっくり来るんだが、
『そのセン』を疑った上で小林クンに飲んでもらおうとするの、スゲーよな。
やっぱ『持ってる』んだろうな。
俺、コーヒー飲めなくて良かったって初めて思ったもん。
  
 
>>128-129
 
「気ィ、効かせすぎないでくれよ」
  
         「困っちゃうんだって」
 
『缶コーラ』のプルタブを起こしながら、俺は少しでも落ち着いて見えるように努めながら『馬場』へそう言った。
本当に落ち着くためには目の前の煙草とライターに手を伸ばすのが俺にとっての近道なんだが、
生憎と俺は『禁煙三日目』で、『五日』と続いたことのない俺にとっては、今がまさに正念場で。
 
それより何より、鼻のチョーイイ奴がいるんだよ。
俺、もう子供に怒られるのヤだよ。
こいつがいる限り、俺、煙草我慢できる自信あるもんな。
 
 
「これはある程度はっきり言えるトコなんだけど」

 「俺を殺してトクする奴、多分いないぜ」
 
そろそろいい加減分かってもらえたと思うんだけど、本当にそうなんだよな。
 
「だからそう、『通り魔』って部分は、俺は信用することにする」
 
信用、して、その上で。
 
「俺の地元を『秋葉原』にしやがったあいつを、とっちめてやればいいんだろ?
 俺は『こういう死に方』はゴメンだから、生き返れるってんなら願ったりだし、
 別に生き返れなくても、あいつに仕返しできるなら勝手にやるし、
 今回『両方』できるっつーんならよ、そんな話、聞かせてくれるっつーんならよ」
 
「ある程度段取り、ついてんだろ。
 教えてくれよ。『ウルトラ星見ボーイズ』、俺は何すりゃやっつけられんだ」

132夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/03/08(金) 23:57:28
>>128
>>129

「ふんふん、アジはワルくない。
 『ショクツウ』のワタシのシタをうならせるとは、ナカナカやるな!!」

      ムシャ ムシャ

コーヒーを飲みながらマフィンを食べる。
そしてガドちゃんの話を聞く。
大体は把握した。

「やっぱベツのヒトか。ヒトを『ユメのナカでどうこうする』のがはやってんのかとおもった。
 『ジンセーで2どもユメのセカイにくるヤツ』なんてフツーいないしな!!
 しかもベツジンだし!!」

「――――じゃ、みんなでソイツらシメてくればイイってコトだよね」

どうやって??
その辺の話は他の三人に任せる。
『アリス』は『ウルトラなんたら』を血祭りにあげるやり方でも考えとこう。

>>131

「まぁ、いいや。1カイめはユルす!!
 『アリス』のココロは、『マリアナかいこう』のようにフトコロがフカイからな!!」

「『メス』だよ。シュジュチュ……『シュジュツ』につかうヤツ。
 ナイフなみのスルドさはあるね〜〜〜」

「ところで、さっき『スッゲーな』っていった??まあな!!
 『ユメのナカ』にひっぱりこまれるの『2どめ』だし!!
 なんか『ベツジン』みたいだけど!!」

         キュッ

「――まがってない??」

頭の上でリボン結びにしているスカーフの角度を直しながら尋ねる。
場の空気を和ませるため――というような気の利いた意図は特にない。
ただ、何となく気になっただけ。

>>126

「そーだね〜〜〜。フツーにイイコだよ。
 でも、『イッちゃん』のもヤサシソーなカンジするけど。
 だって『リラックス』させるんでしょ」

『インダルジェンス』の全ては知らない。
ただ、『悪感情の沈静化』というからには、気分を落ち着かせるんだろう。
ソレはソレで平和的な印象がある。

「じゃ、イマからトモダチになっちゃう??
 『イッちゃん』とは、ナカナカきがあいそうだし。どうよ??」

>>130

「おっ!!『タケルくん』イイトコつくね〜〜〜。ソコだいじよ、ダイジ。うんうん」

小林の出した疑問に同意しておく。
自分から聞くことはない。
後は、まぁ流れのままに。

133一抹 貞世 『インダルジェンス』:2019/03/09(土) 00:33:48
>>128-129
最低でも『マスミ』のような人間が三人も町にいる。
最年長さんの口走った『オタク野郎』と言い、
個性をごった煮したような集団らしい。

「えへへ、ガド子さんの邪魔をしてすいません」

歳相応の笑みを見せて誤魔化す。
彼女のペースに合わせてあげよう。

「私達は此処から出られない。
 であれば、逆に彼等を此処に引きずり込む?
 てっきり私達が彼等の夢に襲撃するのかと…」

「『ウルトラ星見ボーイズ』の人達もスタンド使いかな。
 夢の中で死ぬと危ないのは彼等も同じはずですから。
 反撃されようが軽く捻り潰せる自信が有るとか」

流石に此処を襲撃して来るとは思えないが不安だ。
密閉状態を崩されて死ぬのは困る。
出来ることなら彼等の夢に出向いて報復したいところだ。

>>131
(この最年長さんはスタンド使いにしては気が小さいような。
 子供に接し慣れてない。外部の刺激に酷く狼狽えてる)

(現実でストレスが多いのだろう。人の顔を窺うのが癖になってる
 この人のスタンドは攻撃性が低いのだろう。能力は別として)

>>132
「『痛み』を感じさせない隠し武器もありますよ。
 手の甲からニュッて出ます。ニュッニュッて」

「前回の親善試合の相手には拷問向きとか言われました。
 妙にパワーも強くて自分の本質は優しくないのかもって」

「友達ですか。宗像さんは友達というより保護者。
 わたしの初めてのお友達になってくれますか?」

若干、自分は同世代とズレているので不安だ。
アリスさんは大らかな人だから気にしてないようだが。

「メアド交換しましょうか。
 いつ戦闘に放り出されてもおかしくないですから」

夢の中でスマホは使えるのだろうか?
もう何でもありだと思うが…

134『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/10(日) 13:09:55
>>130(小林)

「ああッ、語弊がありましたか。
 此処は小林サン達の『夢』を保護すると同時に、
 外敵からの干渉を遮断する役割を持ちます。だから『セーフルーム』」


     「彼らがどんな方法で『こちら側』に、
     『いっちょ噛み』してるかわかんないですけど」

     「ガド子はずっと『夢』でメシを食ってるんですよ。
      現実世界ではどうだか知らないですけど、
      夢の世界の『新参者』がガド子の『オクタヴァリウム』を破る?
      絶対に―――ないです」


そう語るガド子の表情には一切の『淀み』はなく、
絶対の『自信』とスタンドに対する『信頼』が伺える。
『ウルトラ星見ボーイズ』が此方に侵入する事は『不可能』と考えていいだろう。


>>131(矢貫)

『夢見ヶ崎』に注意され反射的に謝る『矢貫』。
『矢貫』に向けられたその口調は依然幼児のようではあるが、
彼女の傍らに立つその『人型』の十指には、
まるで『メス』のように凶悪な刃が生えていた。


「そうです、そうです。
 ご主人様達の方から直接出向いて頂いて『ウルトラ星見ボーイズ』を叩くッ!
 これが最短、最速、最適、最高の手段す」


>>132(夢見ヶ崎)

「そのとーり。
 夢見ヶ崎のご主人様もご理解が早くて助かります。
 私が皆さんを別の『夢』にお送りしマス」


>>133(一抹)


「あー、すみませんすみません。
 此処から出たら死ぬってはちょっと言い方良くなかったすね。
 大丈夫っす。説明するのがちょーっとばかし難しいんですが、
 まあッ!ちょっと待ってくださいね!」

夢の中で『スマホ』を使えるかどうかは分からないが、
取り出した『スマホ』の画面には『圏外』と表示されている。


>ALL


「『ウルトラ星見ボーイズ』は他人の『夢』に『通り魔』的に入り込んで、凶行に及んでいます。
 そして『ガド子』の『オクタヴァリウム』は『夢』を司るスタンド、
 夢に入り込んだ『異物』を感知するぐらい容易です」


      ズギュンッ

             ズギュンッ

ガド子の背後の空間に極彩色に染まった『渦』が二つ、浮かび上がる。

「『ロイヤル星見ボーイズ』の居場所は既に把握しています。
 ガド子が見つけた異物は『4つ』。
 連中、皆さんを襲った時は一人一人で行動していたみたいですが、
 今は『ツーマンセル』で他人の『夢』に入り込んでるみたいすね。

 なので皆さんには『2人組』を作ってもらって、
 人の『夢』に侵入してもらって奴らを『2vs1』で叩いてもらいたいんすよ」

135『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/10(日) 13:36:32
>>134
「『ロイヤル星見ボーイズ』の居場所は既に把握しています。
 ガド子が見つけた異物は『4つ』。
 連中、皆さんを襲った時は一人一人で行動していたみたいですが、
 今は『ツーマンセル』で他人の『夢』に入り込んでるみたいすね。

 なので皆さんには『2人組』を作ってもらって、
 人の『夢』に侵入してもらって奴らを『2vs1』で叩いてもらいたいんすよ」



「『ロイヤル星見ボーイズ』の居場所は既に把握しています。
 ガド子が見つけた異物は『4つ』。
 連中、皆さんを襲った時は一人一人で行動していたみたいですが、
 今は『ツーマンセル』で他人の『夢』に入り込んでるみたいすね。

 なので皆さんには『2人組』を作ってもらって、
 人の『夢』に侵入してもらって奴らを『2vs2』で叩いてもらいたいんすよ」

136一抹 貞世 『インダルジェンス』:2019/03/10(日) 15:02:59
>>134-135
ガド子さんの方が夢世界に於いては一枚上手のようだ。
所詮、『ウルトラ星見ボーイズ』は非正規手段で出入りする不法侵入者。
とっと逆襲に赴きたいところだが…

「ガド子さんはずっとカレー生活を…!?」

それは無いと思うが少し興味深い。
彼女が人間かも怪しい。実はスタンドだったり?

「少しばかり相談タイムにしましょうか。
 私達は連中に一度は殺害された身です。無策は不味いです。
 それに互いのスタンドの噛み合わせが悪いと悲惨な事に」

「確実に息の根を止めて全員で生きて帰りましょう
 彼等も何かを警戒しての二人行動を始めたのかもしれません」

スタンドを発現して『慈悲の刃』を手の甲から見せる。
最年長さんが怯えそうなので用が済んだら解除。

「私の『インダルジェンス』はバランス型の近接スタンドです。
 自販機を持ち上げる怪力と精密機械に匹敵する動作が得意ですね」

「『慈悲の刃』は日本刀並の切れ味から無痛の斬撃を繰り出せます
 手術紛いの行為も出来るかと。非常時の隠し武器です」 

未だにスペックと能力が明らかではない二人を見やる。
小林さんのスタンドは予想がまったくつかない。
意外に自分と同じタイプのスタンドかもしれない。

「『星見ウルトラボーイズ』側の特徴を教えてください。
 服装、性格、スタンド使いかについて」

「この渦の先がどんな場所なのかも。
 『逆通り魔』ってワクワクしますね…」

前回のように無様な戦い方を繰り返さないようにせねば…
この場に宗像おじさんは居ない。私の力で勝つしかない。
私も今年で中学生になる。今が『自立』の時だ。

>>132
「ふぇぇ、圏外だった! 世知辛い!」

それはそうと彼女も武器が一体化したスタンド使い。
何となく能力の見当はついてるがトリッキーなタイプっぽい。

137夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/03/10(日) 16:12:43
>>134

「ほほう!!さすがメイド!!テギワがイイな!!
 こんねんどの『ゴールドメイドアワードこうほ』にスイセンしよう」

「じゃ、さっそく『チームわけ』してソイツらをリョーリしてこようぜ!!
 ミジンぎりにしてササッとひをとおしてから、おおざらにもりつけてやろう。
 『ロクデナシのソテーこうみソースがけ』なら、『アリス』のトクイリョーリだ!!」

『やること』は理解した。
二手に分かれて『シメて』くればいいようだ。
その前に多少の話し合いも必要だろうが、ガドちゃんにも聞くことがある。

「ガドちゃんは、『ユメのナカ』のコトがわかるんだよねぇ??
 あのさぁ、これからウチらが『アッチ』にいったとするじゃん。
 で、ウチらがやりあってるジョーキョーって、どれくらいつかめるの??」

「ようするに『いったアト』でナニかサポートとかできるのかどうかってハナシなんだけど。
 ソレきいときたいかなぁ〜〜〜。
 まぁナニがあるかわかんないしさ、ネンにはネンをいれとかないと」

「あと、おわったアトはジドウテキにもどれるってかんがえてイイんだよねぇ〜〜〜??」

>ALL

「『イッちゃん』のいうとおりだ!!アイショウはダイジだぜ!!
 いちばんイイ『くみあわせ』をかんがえたほうがよさそうだな!!」

「まぁ、そのためには『セツメイ』するのはさけてはとおれないっつーコトで。
 さっきチョットしゃべったけど、あらためてくわしくいっとく」

「『ドクター・ブラインド』は『メがみえない』かわりに『ミミやハナがチョーイイ』ってカンジ。
 ハヤイしテサキもキヨウ」

          シュバッ

「――――サイテーでも『これくらい』にはね」

『ドクター』を発現し、野生動物並みの速度と外科手術並みの精度で、
『イッちゃん』の髪から『枝毛』を一本根元から切除する。
口で言うより、実際に動きを見せた方が手っ取り早いだろう。
爪の生えた指先で取り除いた枝毛を摘んで見せ、そのまま手を離して床に落とす。

「ただし、『パワー』はキタイしないように!!『ヘーキンいか』だからな!!」

「『ドクター』の『ノーリョク』は、ツメできったモノに『カンカク』を『イショク』できる。
 『チョーカク』を『イショク』すれば『ミミ』が『チョーよくなる』し、
 『キューカク』を『イショク』すれば『ハナ』が『チョーよくなる』ってコト」

「『ドクター』に『シカク』はないけど、ソレも『イショク』できる。
 『ソンザイしないシカク』を『イショク』されたヤツは、
 めのマエが『まっくら』になって『ナニもみえなくなる』。
 ただし、ソレがきいてるのは『10ビョウかん』だけだからチューイするように!!」

「――『タケルくん』と『ヤッさん』のもおしえてくれよな!!」

>>136

「ダイジョーブ!!デンパはとどかなくても、ココロとココロがつながってるさ!!
 『アリス』と『イッちゃん』はトモダチだからな!!」

「スキなクレープのトッピングは??
 このまえウマイみせみつけたから、こんどイッショにいこうぜ!!
 『ミックスベリー&クリームチーズホイップ&シナモン』が『アリス』のオススメだけど」

138夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/03/10(日) 16:35:32
>>136

「ほうほう、ツヨソーだな!!たよりにしてるぞ!!」

パワーと刃物を併せ持っている『イッちゃん』のスタンドは、シンプルに強そうな印象だ。
距離が離れていても、高い精度を生かせば攻撃の方法には困らないだろうし。
『戦闘向き』と呼んでも良さそうな雰囲気を感じる。

>ALL

「わたしのは、まぁできなくはないけど、あんまり『マジのタイマン』とかむいてないから。
 どっちかっていうと、『サポートむき』っていうか。
 そのヘン、かんがえにいれといてくれるとたすかる」

『ドクター』は、隠れている敵を見つけたり逃げる敵を追いかけたりするのが得意だ。
能力を使えば、相手に隙を作らせる手段にも事欠かない。
しかし、純粋な格闘となると不安が残るのも事実だった。

139矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/03/10(日) 17:42:05
>>132
 
「あ、ああ、許してくれんだ」

    「サンキューな」
 
いや、ちょっと待てよ。俺そんな『能力』のこと知らなかったし、仕方ない部分って無い?
こう、両成敗っつーのかな、そういう……ダメか。マジかよ……凹むよな。
 
「いや、『ナイフ』より『メス』のがスパッっと行く感じがして、
 余計に物騒だし、完全に『凶器』だろ」
 
  「『スゲー』っつーか、もう『ヤベー』だよ」
 
『スゲー』は『ギラ』って感じで『ヤベー』は『ザキ』って感じなんだよな、
なんてとりとめのない事を頭の片隅で考えながら、俺は『アリス』と言葉を交える。
 
こうして話してみると、第一印象とはまた違った風にも思えてきて、
いや、突拍子も無い言動なんかはやっぱり間違いないんだけど、でも、なんだ、
昔、俺が学生やってた頃にもクラスに1人くらい居た、『そういう』テンションの奴、の。

そういうのの、現代っ子版っていうのかな。そう考えれば、分かる。気がする。
  
 「今の子のファッション、分かんねえよ、やめてくれよ」

それでも『この子達』──特に『アリス』だ──と話している時に覚える、
この、頭の後ろ、首の上の辺りがザラつくこの感じ。これは何だ?
ニコチン中毒の症状だとしたら、いよいよ俺、ヤベーんじゃないか?

  「真ん中でまっすぐってのが正解なら、たぶん、大丈夫。
    ちょっとナナメの角度が流行りとか言われると、悪い、お手上げだ」
   
>>134-135
 
>「なので皆さんには『2人組』を作ってもらって、
> 人の『夢』に侵入してもらって奴らを『2vs2』で叩いてもらいたいんすよ」
 
だけど『馬場』の言葉を聞いて、俺はそんな妙な感覚について考える余裕を完全に失くしちまった。
強い衝動に頭を殴られた事が自分でもはっきりと分かる。
『2人組』って言ったか?言った、絶対に。
 
お前らには分からないかも知れないし、ここにいる超能力少年少女にも間違いなく無縁であろうこの感覚。
体育の授業でも、体験学習でも、修学旅行でも、なんでもいい。
決してハブられてたわけじゃなかったはずなのに、なぜかなんとなく最後まで売れ残っちまうこの記憶。
分からないやつには絶対に分からないし、こんな思いをする奴は、少なければ少ないほどいいと思う。本当だ。
 
俺はつまり、そういう奴だった。
 
だけど俺だって年を取ったしそれなりの経験をしてきたはずだ。大人になったんだ。
あの頃とは違う。どうだ、ここは『最年長』らしくリーダーシップを発揮して、
上手いこと場を取り仕切って、見事な『2人組』、作ってやろうじゃあねえか。
 
 >>136-138
 
「うん」
  
         「いや、もう、分かってたけど」

「やっぱスゲーよ一抹クン。『スタンド博士』って呼んでいい?」
 
 
大丈夫。俺はいつだって大丈夫だ。
 
大丈夫な俺は、爪も刃も持たない俺の『スタンド』を、その傍らに発言する。
薄っぺらい『タイル』で覆われた俺の、俺だけの『超能力』。
 
「俺のは、そう。見ての通りの『人型』で……腕っぷしは俺と変わらねえ。
 ただ手先はまあ、『アリス』のと同じくらいには、いや、俺ののがちょっとダメかも。どうかな。
 でもまあ同じくらい『器用』」 
 
俺は先の2人に倣って、『スタンド』について解説してみる。
アレだな、まず『どんだけ動けるか』話して、そっから『能力』の話をするんだろ。
 
「で、『敷き物』が出せる」
 
これ、『慈悲の刃』とか『感覚を移植』とかの後に言わなきゃダメ?
 
「なんと、『テーブルクロス』から『人工芝』までそのラインナップは多岐に渡っていて──」
 
一抹クンとアリス、優しい人には優しいスタンドが目覚めるとか言ってた?聞き間違いかな。
敷き物ってどんなイメージある?薄っぺらで、こう、踏まれたり乗られたりする奴だろ。
 
「ああ、あと、床には勿論だけど空中にも出せるぞ。
 『赤色』の『表面』は衝撃に強いし、受けた力をこう、『和らげ』て、
 『緑色』の『裏面』はやたらと脆くて、掛かる力を『引き上げる』。
 『コイツ』で触れば、その表裏、ひっくり返せるんだ、一応な」
 
小林クン、頼む。
 
「だから、そう、『空中』に敷けば、その上歩けて、こう、いい感じだ」
 
「大体どう使うか、みんなある程度想像つくだろ? 『そういう使い方』ができるし、するつもりだ。
 最低限自分の身は守れるし、勿論相手をはっ倒す気概はあるけど、
 誰かの分まで守ってやれるかっていうと、悪い、自信無い」
 
「組み合わせっつーなら、その辺、配慮して貰えると嬉しいな」
 
あんまり洒落てない感じのスタンド、頼む……!

140小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/03/10(日) 20:08:16
>>134-135

「……ふむ」

『オクタヴァリウム』  『ウルトラ星見ボーイズ』

「……まず一言、お詫び申し上げます。私は此処に誘われた当初から
貴方がこちらに危害を加えようとする首謀者であるのでは? と嫌疑の念が
少しでも胸中に無かったかと言えば嘘になりますので」

「そして、有難う御座います。私達を助けてくれて……誰かの命を摘むと言うのは
その人がこれから描く物語を私が止める事。正直いって抵抗はありますが
野放しにすれば、それこそ無理半ばに途中で切れてしまう物語を増やしてしまいます
――ですから 『終章』の筆をとりましょう」

馬場ガド子に、深く一礼しつつ告げる。

私にとって誰かへの『殺害』は善悪抜きに、その歯車あって事こそ増える頁(未来)を
途絶える事は一作家の本分に背くからこそ、したくない。

だが今回のケースでは、これもそうせざるを得ない『物語』なのだろう。
『ウルトラ星見ボーイズ』を抹消する。それがこの物語の要ならば。

>>136-139

『手の甲から出す慈悲の刃』
『感覚移植の人型スタンド』
『赤緑の相反する敷物を発現する人型スタンド』

どれも興味深く、頼り甲斐のあるものだ。

         ニコッ

全員の説明が終わり、こちらへの注視が増したので。
一抹 貞世君から頂いたコーヒーを目立つ真ん中の位置へ移動する。

    「リヴィング・イン・モーメント」

       キィィン

コーヒーに小さな『ブリキ金魚』が産み出され、それがコーヒーを包む
『水槽』へと変わり、数センチほど空中に浮遊する。

「私の力は 液体に発現され、液体を水槽にします。
どんな高温や低温、危険性のある液体でもキャッチボールサイズまでなら
包み込み30m内であればドローン程の性能で操作出来ます」

「本来なら索敵の用途に重みを置くのですが……短期決戦を望むならば
此処の台所にある洗剤なりを混合させるなり、油を沸騰させるなりして
殺傷性を高めた水槽を携行させ終えて、準備完了次第出発するべきでしょう」

全員に説明し終えてから、馬場ガド子さんに顔を向ける。

「……と、言う訳なので。台所のものを幾らか拝借して宜しいですか?」

141『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/10(日) 22:16:21
>>136(一抹)

  「カレーでもシチューでも、
   ハンバーグでもラーメンだろうが、
   此処ならなんでも好きな時に好きなだけ食べれますよー。
   と、言ってもガド子は『軽食』の方が好きですし、
   何も食べる必要ないっすけどねえ」


     シュバッ

『夢見ヶ崎』が再度『スタンド』を発現し、
テレビドラマの外科医を彷彿とさせる鮮やかな動作で
『一抹』の『枝毛』を一本引き抜いてみせた。


「ご主人様に『毒入りカレー』を御馳走した『ギャル』、
 それに『ヒゲ面』に『ホームレス』と『秋葉原』…。
 ガド子が『観測』できたのはこの『4人』っすね。
 スタンドを使ってる様子は伺えなかったし、
 それに『観測』に関してはすごい『ノイズ』がかかってたのでまーなんともですが」

       

>>137(夢見ヶ崎)

「ガド子の『観測』は凄いっすよ。
 流石に毛穴までバッチリとまではいかないですが、
 まー大体、わかりますよ!勿論……
 
 ……と言いたい所なのですが、
 『夢』に『星見ボーイズ』が紛れてかなり『ノイズ』がかかっています。
 『夢』に『現実』が入り込むのは流石のガド子も初めてす。
 そのノイズもどんどん強くなってきて今は『魚群探知機』くらいにしかみえねーす…」


『ドクター・ブラインド』の卓越した『精密さ』を用い、
『一抹』の髪の毛を一本引き抜く。


「今は『観察』の精度がかなり落ちていますが、
 『オクタヴァリウム』の『干渉力』は非常に強力です。
 下手に『夢』に干渉したらその『夢』の持ち主にどんな影響を与えるか…。
 今だから言いますけど、ご主人様達を助ける時も『一か八か』だったんですよ。
 
 なので『サポート』は、うーん…試みてはみますけど、
 期待はしないで欲しいっすかねー…」


>>138(矢貫)

『夢見ヶ崎』に何とも言い難い『何か』を覚える『矢貫』だったが、
『ガド子』の『組み分け』の提案が耳に入った瞬間、それは消散した。

     ズギュン!

『タイル』に覆われた『像』――『ノーバディ・アンダースタンド』を発現。
『慈悲の刃』、『感覚の移植』、そして自身の『敷き物』。
続く『小林』の『スタンド』が『それっぽくない』事を願う…


>>(小林)

「え、ああ、『終章』の筆を?え、あ
 …おおッ!!倒しましょうね!『ウルトラ星見ボーイズ』!!」

        『フワァ』 『プルンッ』


マグカップに触れ『コーヒー』の中に『ブリキ金魚』を発現し、
数センチほど空中に浮遊させ、仲間達に能力を伝える『小林』。
そして『ウルトラ星見ボーイズ』を手早く倒す為に、
『ガド子』に『危険物』の調達を頼むが――


「へ?別に持っていくのは自由すけど、
 ガド子の部屋の持ち物は一切別の『夢』には持ち込めないっすよ?

 ガド子はどんな物でも自由自在に取り出す事ができる、
 まあ、とどのつもり『何でも』できるんですが、
 それを他の『夢』へと持ち込むのは基本的に『禁忌』としています。
 
 夢見ヶ崎のご主人様にもお話しましたが、
 ガド子の『オクタヴァリウム』の『干渉力』はかなり強力なんす。
 一人の『夢』に『現実』の星見ボーイズやご主人様達の『夢』が混じっている不安定な状態で、
 そんな事をしたら、何が起こるかわかりません。

 のでガド子にできるのは精々元々の所持品を一緒に送り込むくらいです」

142『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/10(日) 22:19:43
>ALL


   「という訳なので」  オホン


ガド子が咳払いを一つ、
そして改めて発生させた『渦』を指さし


「『組み分け』をご主人様達の方で考えてください。
 ちなみに、一度『夢』に侵入したらこちらに引き上げるのは、
 うーん、やってみるけど正直難しそうなんで…まあ、そのつもりで。
 お役に立てなくてもうしわけねーっすけど」


ガド子がペコリと頭を下げ椅子に腰掛ける。
此処は4人できちんと『話し合い』をし『組み分け』を決めるべきだろう。
(*PC同士で『会話』をして『組み分け』を決めてください。
  組み分けが終わったらメルランに『終了』と書いてください。
  決まるまでGMレスは行いませんが、質問に対してのレスは返します)

143一抹 貞世 『インダルジェンス』:2019/03/10(日) 23:38:55
>>141-142
もしや、『ウル星ボーイ』達はスタンド使いの配下なのかもしれない。
夢世界に干渉するスタンド使いのサポートを得ているとか。

「先ずは盾役を決めなければなりません。
 小林さんは明らかに背後からの支援向き。
 アリスさんも一撃離脱向きなスタンドっぽいです」

「矢貫さんは制空権を取れたら強そうです。
 『赤色』の和らげる力次第で盾役になれるかな?」

「出せる『敷物』で酷い事が出来たり…
 小林さんのスタンドは現地調達の液体を混ぜて、
 相手に浴びせるなどして一撃離脱戦法を…」

自分のスタンドではないので難しいところだ。
しかも、自分と反対のタイプのスタンド。
使い勝手がよく分からない。

「小林さん、矢貫さん、アリスさんの意見も聞かせてください」

>>137
「アリスさんのスタンドが第六感を移植!
 なんて事が出来るようになったりしたら実現するかな?」

「見た目が焼きプリンっぽいブリュレクレープがオススメです。
 キャラメルの香ばしさとバニラビーンズたっぷりのカスタード」

「割って食べるとカリッフワッて不思議な食感がしますよ。
 ホワイトチョコ入りも登場したって噂が…」

144夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/03/11(月) 03:12:39
>>141
>>142

「まぁきにすんなよ、ガドちゃん。そんだけやってくれたらジューブン。
 あとはウチらにまかしときな!!」

元々サポートの期待はしていなかった。
ガドちゃん一人だけで問題が解決できるようなら、
『ウルトラなんとか』退治なんて頼まないだろうし。
この四人を助けたのは、その辺りの兼ね合いもあるんじゃないかと思う。

「ナニもってたっけ??」

自分の背中を振り返ってみる。
確かリュックを持ってたような気がする。
今の内に確認しとこう。

>ALL

    「ふんふん」

         「ほうほう」

            「なるほどなるほど」

三人のスタンドの基本的な性能と能力は把握した。
後は、それぞれの相性だ。
『アーモンドとチョコレート』みたいに最適な組み合わせを考えなきゃいけない。

「アリスのイケンをいうとさぁ――」

「イッちゃんのはパワーあるから、ボウギョにもコウゲキにもダイタイこまんないでしょ。
 ヤッさんの『ノーリョク』はコウゲキにもボウギョにもつかえそう。
 タケルくんのは、イッちゃんもいってたけどサポートむきだよね」

「ソレをまとめてかんがえると、
 『アリスとヤッさん』が『チームA』で、『イッちゃんとタケルくん』が『チームB』」

「――ってのがイイとおもうんだけど」

「バンゴウがきにいらないなら、
 『イッちゃんとタケルくん』が『チームA』で『アリスとヤッさん』が『チームB』でもイイよ」

「どう??」

ヤッさんの『敷き物』は、かかる力を引き上げられるらしい。
それなら元々の非力さは関係なくなるし、『ドクター』の速さを活かせる。
防御する側に回った時にも、『敷き物』の陰に入らせてもらえればパワー不足を補える。

「ところで、その『シキモノ』って、たとえば『ドクター』でももてるの??
 あんまりおもたいモノだとキツイけど、かるいモノならあつかえるとおもうから」

発現させるスタンドしか扱えないというのはあり得る話だ。
そうでないなら、『ドクター』にも使えるということになる。
パワーの弱い『ドクター』だが、『テーブルクロス』程度なら扱いには困らない。

>>143

「おっ、イイねぇ〜〜〜。
 イッちゃんもナカナカわかってるな!!みどころがあるぞ!!
 しんしょっかん!!『フシギ』ってところにココロひかれるモノをかんじる。
 アリスのセンサーにビシビシきてるカンがあるな〜〜〜。
 じゃ、ソレたべにいこう!!」

145一抹 貞世 『インダルジェンス』:2019/03/11(月) 03:54:23
>>141-142
アリスさんが話してる間にスタンドを発現。
『慈悲の刃』でリコーダーの先端を斜めに斬り落とす。
さらに切っ先の内側を削り尖らせる(破精:BA)

「竹槍コーダーの完成。油断した相手を刺せます」

ランドセルのかぶせに生じる隙間にリコーダーを突っ込む。
こうする事で微笑ましい下校姿に早変わり。
用が済めばスタンドを消す。

>>144
「各々の旨味を殺さず活かす方向性ですね。
 私は欠点を補う方法しか考えてませんでした」

「応用力が無い有る物で殴る私と相性が良い。
 索敵が得意な小林さんが居ると助かります」

「現実世界で都合良く会えるはずが…
 普通に宗像さんと会えたから平気かな?」

146小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/03/11(月) 20:22:52
>>141-142

「ふむ。それじゃあ『タライ』と『トンカチ』を貸して下さい。
直ぐ済みますから」

別に武器と防具として持ってくつもりでは無い。『オクタヴァリウム』が
もう少し応用の幅が広いのなら、主みずから夢を侵す蛮行の者達に
重火器なりこちらで創造して成敗すれば良いだけの話なのだから、こちらの
物が持っていけないのも道理だ。

 タライの中に『マスカットジャム入り小瓶』を投入、トンカチで……。

       ガシャン!

「……あまり、自分の嗜好品をこう言う用途で使用したくないんですが。
緊急時ですので致し方ないですね」

これ等は自分の元々の所有物……まぁ、夢の中なので可笑しな表現だが
肌身離さずあったものなので、割れたガラスもジャムも携行していける。

『リヴィング・イン・モーメント』で割れたガラス入りジャムを
ソフトボール大サイズで一個『水槽』を作っておく。これで一個
相手の顔面なりに命中すれば怯ませる武器は作れた。

「矢貫さん、煙草一本とライター貸して貰えます?
それと一抹君。出来ればランドセルにノートなりあれば少しだけ
紙片を貰えますでしょうか」

煙草を半分程カットし、火を点けジャムの残りに深く挿しつつ
紙を燃料にして幾らか延焼する間に『水槽』の二つ目を作成する。
これに関して大きさはゴムボール程度で良い。現地で可燃性の高い液体を
入手して、直ぐに着火剤とする為の道具だから。

>>143-145

「そうですね。私も一抹君とのペアを望みます。
上手くいけば、敵に気付かれる前に察知して一人ぐらいは奇襲で
戦闘不能に持ち込められますから」

殺傷性の意味合いで、この中で一番上位は一抹 貞世君だ。
彼がこの四人の中で一番戦闘のポテンシャルを秘めてる。観察した所や
口振りから、どうやらスタンド戦も以前経験してるようだ。期待できる

147一抹 貞世 『インダルジェンス』:2019/03/11(月) 21:15:03
>>146
流れるように自分の手札を増やす姿に感心しつつ、
ノートの紙片を小林さんに渡す。

「手慣れてますね。発想も大胆。
 見習いたいものです。私も現地調達しなきゃ」

「それにしてもスタンドって本当に種類豊富ですね。
 知り合い曰く、スタンド使いの猫もいるのだとか。
 スタンドを切り替えながら戦うタイプも存在したり」

あれに一人で勝った宗像さんは本当に凄いと思う。
自分は前回が相討ちなので不安だったりする。

148矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/03/11(月) 21:47:49
>>140-145
 
「異論はねえよ」
 
各々の組分け論については、正直言って俺もかなり納得できるものだった。
俺なんかが口を挟まない方が、なんなら話が早いんじゃないかって思えるくらい。
 
「小林クンのは、『身を守る』って意味じゃあ若干アレだし、
 そうなると俺と組むのは厳しくって、だから、うん。ハカセと組んでくれると助かる」
 
『アリス』の奴は、速く鋭く動けるし、
『キマればデカい』って感じの一撃もあるだろ──『まっくら』の奴とか。
 
だから。そう。
 
 
「──俺も丁度『アリス』と組むのがいいんじゃないかと、思ってたとこだよ」 
 
 
そこまで言って、俺は『能力』の説明を補足する。
 
「俺の『敷き物』は『スタンド』だけど『実体』もある。
 だから誰でも触れるし好きに使える」
 
「ただ、やっぱり『敷く』ってのがキーワードなんだろうな。
 『床』に『敷いた』ら、床沿いに、
 『空間』に『敷いた』ら、地面と平行に、滑らせるようにしか動かせない」
 
「だから、『タテ』とか『ナナメ』には出せないんだよな」
 
スマホのメモとかに、纏めておけば良かったよ。
説明下手だって思われてない?大丈夫?
 
「出せる枚数は『3枚』まで。
 俺の『スタンド』から『30メートル』までしか離れられないから。
 あと、出す時は一瞬で出る」
 
不安を覚えつつも、俺は俺の『スタンド』の説明をそこで区切る。
別に子供を舐めてるつもりは無くて、そもそも俺自信もそうなんだけど、
いっぺんに言われても、覚えられないんだよな。

で。

>>146
 
「小林クン、何?
 煙草とライターが、」
 
小林クンが流れるような動作で俺の煙草とライターをワクワクさんし始めたんだ。
俺、無意識に頷いたりしてたのかな。
貸すとか貸さないとか、まだ、えっと、マジで?
 
「いや、いいよ、ライターは持ってっても。
 どうせ俺、その、『禁煙中』だったしさ」
 
いいけど、びっくりするよな。
煙草は一応、俺の嗜好品だったんだけど、うん。

「緊急時だし、しょうがないよ」

俺、よく見てなかったけど、煙草って咥えて吸いながらじゃないと火ィつかないから、
多分、そういうことがあったんだろうな。
子供のそういう場面見るの、俺ヤだよ。
 
小林クンの事は任せたぜ……ハカセ。
 

咳払いを小さく一つ。
気を取り直して、俺はもう一度こう言った。
 
「──俺も丁度、『アリス』と組みたいと、思ってたとこだよ」

149一抹 貞世 『インダルジェンス』:2019/03/11(月) 22:15:39
>>142
割りと組み合わせは悪くないと思う。
後の物は現地調達するしかない。

「Aチームは私と小林さん。Bチームはアリスさんと矢貫さん
『ウル星ボーイズ』討伐、頑張りましょう」

「ガバ子さん? 起きてますか?
 一応、組み合わせの話し合いは終わりましたよ」

150小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/03/11(月) 22:37:27
>>148(矢貫)

「有難う御座います」

礼を言いつつ>>146の作業を慎重に行う。
喫煙行為をしなければ着火しないのは知っている。作家ともなれば
ヘビースモーカーから色々と話を聞く事もある。よっての一抹君からの
燃料としての紙片だ。説明してないが、水槽内は時を止める効果がある。
火が付いた状態は維持出来る。

「もう少し時間を貰いますよ」

全員に準備に掛かる旨を伝えつつ『テグス』20mを鞄から出しつつ
40〜30cm程の輪っかが先端に作られるよう工作する。
その際、少し『仕掛け』を作る。

まず水筒のジュースで『水槽』を作成。大きさは細小のビー玉サイズ
そのビー玉水槽に固定するようにテグスの先端を巻き付けて縛る時
縛られる先端を通すように持ち手の紐が通るようにしておく。

こうする事で、解除すればテグスで出来た『投げ縄』はビー玉水槽が
解除され、私が強く引っ張れば輪の中に入った物体を緊縛する。

持ち手側のテグスは『ポンナイフ』の柄に巻き付けて固定させておく。

これで大体19m30mm程の距離にある物であれば。上手い具合に
手繰り寄せる事も可能だろう。ポンナイフは腰に差す。

(これで、作成した『水槽』は三つ……残る探査用に今ここで
『一つ』発現しておく事で、空いた容量は二つか)

正直いえば心許ない気もするが、誰かしら通り魔と遭遇した時に
完全武装してる人がいる筈もない。こうやって心構えと準備が出来るだけ
自分は幸運なのだろう。その幸運が零れ落ち、無残に倒れ伏し完結
出来なかった本を抱える人々のほうが多いのだから。

「頑張りましょうね、皆さん。『夢』が途絶えてしまった人々の分まで」

151夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/03/11(月) 23:11:45
>ALL

「じゃ、そういうコトで!!『ヤッさん』、ヨロシク!!」

これで組み合わせは決まったみたいだ。
あとは敵の能力によるけど、そこは行ってみないと分からない。
相性が悪くないとイイけど。

「ふんふん――」

ヤッさんの詳しい説明に耳を傾ける。
大事な部分は理解できた。
いざという時に致命的な失敗はしないで済んでよかった。

「バッチリ!!サンキュー!!」

「あと、『サイン』をきめときたいんだけどイイ??
 『ミギのウインク』で『』チョーカク」を、
 『ヒダリのウインク』で『ショッカク』を『イショク』するから。
 『まっくら』をつかうトキには『ベロをだす』ってコトで」

「あと、『アリス』からいうコトはトクにないかな。
 『ゼンリョクをだす』っていうくらいで。
 なんつっても、コッチは『イノチ』かかってるからさぁ」

リュックから防犯ブザーを取り出して、付属物の警笛を取り外しておく。
それを左右のポケットに分けて入れておこう。
それから、ハンカチをグレープフルーツジュースで湿らせる。

「あ、そうだ。ヤッさん、『コレ』もっててくれない??
 もしはなればなれになっちゃったトキも、『ニオイ』でイバショがわかるから。
 どんな『ノーリョク』がアイテになるかわかんないし、チリヂリにされないように」

グレープフルーツジュースの匂いが付いたハンカチをヤッさんに差し出す。
万が一、お互いの位置が分からなくなった時のための探知機代わりに使いたい。
ジュースのペットボトルは片手に持っておく。

「あと、なんか『こうしたほうがイイんじゃない??』っていうアイディアある??
 『アリス』はオッケー!!キアイいれていこうぜ!!」

152『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/11(月) 23:18:18
>>145(一抹)

>『リコーダー』の先端を斜めに切り落とす
→『許可』


>>146(小林)

>・ガド子に『タライ』と『トンカチ』を借りて、『ジャムの瓶』を砕く
→『許可』

>砕いた『瓶』が混じった『ジャム』を『水槽』可する
→そもそも『ジャム』は『液体』ではない為『不可能』

>半分に切ったタバコに火を点け、紙片を入れて『ジャム』に固定して、
燃え始めたところで能力公使し『炎』を内包した『水槽』を作成。
→『不可能』。
そもそも『ジャム』は『液体』でなく、また別の『液体』を『水槽』の媒体とし、
『タバコ』ではく『紙片』を火種にしても『紙片』は『液体』に触れた瞬間、全体が『浸水』し『シケる』為難しい。

>>150(小林)

>水筒の『ジュース』でビー玉サイズの『水槽』を作成
→『許可』

>テグスの先端に『ビー玉@水槽』を巻き固定する。
→『不可能』。
とっかかりがない『球体』に細いテグスを巻き付けて固定するのは明らかに『無理』がある。
これは『精密動作性』ではなく『形状』の問題である事を『明記』しておく。

>持ち手側のテグスを『ポンナイフ』の柄に巻く。
→『許可』

153矢貫 湊『ノーバディ・アンダースタンド』:2019/03/11(月) 23:43:36
>>150

「うん。どういたしまして」
 
オッケー。
 
>>151

「頼むぜ『アリス』」
 
この『頼む』ってのは、読んで字のまま、頼りにしてるってことで、
行動力があって肝が座ってて指先に刃物持ってるコイツを、アテにしない理由なんか無くて。

ただ俺が子供慣れしてないからなのかその辺上手く伝えられないし、
いよいよ頭がザリザリ鳴って頭痛までしてくるし、正直言って、小林少年にライター貸してやったのも後悔してるくらいなんだが、
 
「右目のウインクで聴覚だよな。大丈夫。
 『サイン』もらえりゃ、『合わせる』から」
 
それでも精一杯強がって、俺は知ったふうな口を利く。
 
「俺も必死だよ。
 このまま死ぬのはゴメンだし、そりゃあもう、全力出すに決まってるだろ」

ハンカチを受け取りながら、俺は応える。 
何をしてでも死にたくないって思えれば、なんでもできるに決まってる。
それは、そうだ。多分、そうだ。
 
「強いていうなら、一つだけ。
 『もうダメだ』『避けられない』『ヤバい』っていう、
 そんな本当に『全力』でもダメな時の『サイン』を、一個くれよ」 
 
俺が必死でカバーに入って、『実は作戦通りでした』って言われたら、
恥ずかしすぎて夢の中で自殺しちまうもんな。
そこだけ、ほんと、頼むよ。
 
「あとはやりながら、上手いことやっていこうぜ」
 
最後にそれだけ言って、俺は大きく息をつく。
さっきから体だか頭だかが妙な感じで、もはや俺は『アリス』と喋るだけで精一杯って感じだった。
これが夢なら、早く覚めろと思う。

154小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/03/11(月) 23:45:23
>>152(行動終了)
(すみません、組み分けが終了したら直ぐに出発するようだと
勝手に解釈してて行動も行ってました。行動描写は全て訂正して
無かったものと考えて貰って構いません。それと、能力での質疑応答に
関しては、心音サイフォンで今から行いたいと思います)

「そうですね、それじゃあ一抹さんと私がペアと言う事で」

「それと、私の能力は……先程も見せましたが結構下準備が
いるものですので、少しばかり出発するまで時間が貰いたいのですが
馬場ガド子さん、宜しいでしょうか?」

決め分けに関して異論はない。時間だけ貰えるかガド子さんに要望する

155夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2019/03/12(火) 00:24:49
>>153

「そんじゃ、マジにヤバイときは『おおきくうなずく』から。
 それが『ヒジョージタイ』のサインってコトで。
 たよりにしてるよ、『ヤッさん』!!」

『ドクター』には『爪』っていう武器がある。
とはいっても、単純なパワーそのものは強くない。
力なら、ヤッさんのスタンドの方が上なんだから。

「ヤッさんも、『マジヤバ』になっちゃったときはナンか『サイン』ちょーだい。
 できるだけヘルプしたいから」

これはチーム戦だ。
先に片方を倒した方が格段に有利になる。
一人が倒れてしまうと、その時点で戦力の大幅ダウンに繋がる。
まずは相手を一人にすることが重要だ。
相手の人数を減らすまでは、二人とも戦える状態でいなきゃいけない。

>>154

「コッチはまってるから。ジュンビバンタンにしてくれてイイよ」

あとは、タケルくんの準備が済むまで待とう。
本当なら、この不思議な夢の世界を楽しみたいところだけど、今はそうもいかない。
これから始まる命がけの戦いに全力で挑む。
ついでに、『ドクター』の『超嗅覚』で、ヤッさんに渡したハンカチの匂いを試しに嗅ぎ取る。
狙い通りに探知ができるかどうか確認したい。

156『三界輪廻と終わる世界』:2019/03/12(火) 17:53:25
>>149(一抹)
 
「んあ…?いやっ!寝てないですよっ!
 本当ですって!」

ガド子が立ち上がる。


>>150(夢見ヶ崎)


防犯ブザーを取り出し、左右のポケットに入れる。
そして『矢貫』に持たせた『ジュース』をしみこませた『ハンカチ』の匂いを
『ドクター・ブラインド』の『超嗅覚』で嗅いでみる。
この部屋は一切の『無臭』である為、とりあえずは嗅ぎ分ける事ができたが、
誰かの『夢の世界』できちんと嗅ぎ分けられるかは正直『まだ分からない』。
またこれまで行った『実験』の結果、
『嗅覚』だけではなく他の『3感』を『センサー』のように行使する場合、
かなりの『集中力』を要する事が理解できた。『片手間』で行うのは不可能だろう。


>>153(矢貫)

『相棒』の『夢見ヶ崎』との『サイン』の打ち合わせを入念に行う。
『生き返る』為には、やれる事をやるだけだ。


>>154(小林)


      「へ?準備っ!?」


      「それが『必要』だって言うなら致し方ないですけど、
       急いでくださいね!ハリーアーッ!!」


ガド子に急かされる『小林』。
どうやらあまり時間はなさそうだ。


(『小林』は>>150で『水槽』内は時を止める効果があると言及したが、
 『能力詳細』を読む限りそんな記述はありません。
 『水槽』内の『液体』は『水槽』が形成された時点での状態を保つだけです。
 『液体』に混入した『液体』以外の固体および気体は普通の状態と変わりません。
 『水槽』内は『真空』となり『酸素』がない為『炎』は『鎮火』されると判断します。

 能力詳細に記載のない部分については基本的にはGMの方で判断させていただきます)

157小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2019/03/12(火) 18:50:34
>>152(お待たせしました)

ひとまず、行動として。

『マスカット入りジャム小瓶』を砕き、更にマスカットジュースを注ぎ
瓶の砕けたガラスとジュース入り『水槽』ソフトボールサイズを一つ作成。

更に探索用のビー玉サイズの『水槽』を一個作成。

ポンナイフにテグスを巻き付け、先端に40cm程度に普通の輪を作成した
約19m程のテグスの投げ縄を作成する。

「お待たせしました」

これで準備は一先ず終了する。後は現地の『夢』がどのようかで
行動も変わっていくだろう。


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