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【妄想】着ぐるみ小説スレ第12章【連載?】

41キャンペーンガール ◆GmgU93SCyE:2020/10/04(日) 01:50:56

そんな美里の中にある名案が浮かんだ。
【この仕事を紹介してくれた会社の事務所がすぐ近くであることに、そこへ行けば助けてもらえる】

美里はジッとしていても状況が好転しないので、意を決して立ち上がり事務所へと向かった。

道のりはそんなに遠くないが、奇異の目に晒されて進むのは裸で歩くよりも辛かった。
驚かれたり、笑われたり、指を差されたり。
それでも美里は
『あと少し、あと少し』
心の中で念じて事務所を目指した。

42キャンペーンガール ◆GmgU93SCyE:2020/10/04(日) 01:52:33
11
幸いこんな格好をしているので、誰も近寄って来ない。
『次の角を曲がれば事務所だ』
ラストスパートとばかりに足早になる。
角を曲がって事務所のビルが見えた。
その時、赤い点滅が僅かに視界に入る。
そんな事には構わず、ビルへ急ぐ。

あと少しという所で体を叩かれた。
振り向くとそこには警官の姿。
その後ろには多数の野次馬。
「君、ちょっと署まで来てくれるか」
警官はパトカーの後部座席を開いた。

言い訳をしようとした美里に、強い口調で警官は遮りパトカーへと押し込む。
着ぐるみを着ていても細身で小柄な美里はパトカーに簡単に収まった。

警官に逆えず、事務所の入るビルを見ていると美里の担当者が帰っていく姿が見えた。
美里は諦めて警察に連行されていった。

43キャンペーンガール ◆GmgU93SCyE:2020/10/06(火) 22:27:23
●12
警察署に連行された巨大なリアルペニス。
連行された罪状は公然猥褻。
警察は当初、巨大なリアルペニスの着ぐるみを着て歩く愉快犯だと思っていた。
更に給料袋と女性もののカバンも盗難品だと疑っていた。

取り調べで美里は泣きながら、事の経緯を説明し泣き崩れた。
警察官は細身にハイヒールだったので、女装した男だと思っていたが状況が変わった。

婦人警官2人が別室で対応することになり、男性警官は申し訳なさそうに去っていった。


さて、疑いは晴れたが美里はまだ、着ぐるみの中。
美里を着ぐるみから出すべくやってきた婦人警官。
「このコンドームって破ってもいいの?」
「はい!」
カッターを使ってコンドームが切り裂かれると、給料袋と美里の着替え、それにカバンが落下した。

美里は少しだが、拘束が解かれた。
「ありがとうございます、少し楽になりました」

「あなた、よくこんなので我慢してたわね、辛かったでしょ」と優しい言葉をかけられると嬉しくて涙が出てくる。

美里が泣いていると、「大丈夫よ」と励まされて、さらに涙が止まらなくなり声を上げて泣いた。

44名無しさん@着ぐるみすと:2020/10/07(水) 22:16:40
続く?

45キャンペーンガール ◆GmgU93SCyE:2020/10/08(木) 00:02:32
●13
落ち着いた所で、着ぐるみを脱がせる作業を再開する。
「これってどうやって着たの?」
婦人警官の質問に美里は胴体部分にあるプラスチックパーツを噛み合わせて着ている事を説明する。

「ちょっと失礼するわね」そう言うと婦人警官は下の方から手を入れた。
「なるほど、こうなっているのね、なんとなく分かったわ」

2人とも仕組みは分かったので、外しにかかるが上手く離せない。
何度もやってみたが、全くダメだった。

「ちょっと待っててね」
1人の婦人警官がそう言うと、先ほどの男性警官を2人連れてきた。
計4人で前後左右から同時に作業を始める。
始めはてこずっていたが、最終的にはリズム良く簡単に外すことか出来るようになった。

5つ全てを外した時点で、男性警官は退出した。
巨大なリアルペニスを外すと、美里が出てくる事を考慮した婦人警官の配慮だった。

しかし、出てきたのは肌色ののっぺらぼう。
婦人警官は2人とも驚いていた。
それでもようやく両手が使えるようになった美里はペニスズボンを自分で脱いだ。

肌色のマネキンとなった美里に、「1人で大丈夫?」と婦人警官。
美里は「はい!」と返事すると、婦人警官は部屋を出ていった。

46キャンペーンガール ◆GmgU93SCyE:2020/10/08(木) 22:59:45
●14
肌色の全身タイツを脱いで、本来の美里に戻ると、ようやく自分の服に着替えることができた。
長時間、着ぐるみに閉じ込められていたので汗臭さとラバー臭さをデオドラントシートで拭き取る。

着替え終わったので、部屋の外で待ってくれている婦人警官に声をかける美里。

「あら、こんな可愛い子が入っていたの」
「可哀想に酷めにあったわね」
と優しい言葉に目が潤む。

「所で着ぐるみはどうする?こちらで処分しようか?」
婦人警官の言葉に一度は頷いてしまったが、「やっぱり持って帰ります」と返事をした。

もしも、返却を求められた場合、処分していたら弁償を求められても困ると思ったから。

婦人警官は着ぐるみとラバー製の全身タイツを入れた段ボールと一緒に美里を自宅へと送り届けてくれた。


おしまい

お粗末様でした

47名無しさん@着ぐるみすと:2020/10/10(土) 23:51:53
乙!ありがとう!

48名無しさん@着ぐるみすと:2020/10/16(金) 19:40:18


49名無しさん@着ぐるみすと:2020/11/23(月) 00:03:03
誰かー

50名無しさん@着ぐるみすと:2020/12/23(水) 02:33:38
ウルトラマンたちが障害物競走をする話はどうだろう?
女ウルトラマンたちの中の人は陰謀により、脱げなくなってしまうといった感じで

51名無しさん@着ぐるみすと:2020/12/23(水) 18:35:00
クリスマスネタお願いします

52名無しさん@着ぐるみすと:2020/12/24(木) 20:46:47
>>50
昔あったトカゲのやつとウルトラマンとバス旅行するネタで屁して寝ろ。

53恋人は……:2020/12/24(木) 22:14:52
「ビラ配りですか?」
「そ、今月24日。言わずもがなのクリスマスイブにサンタの扮装をして商店街のビラを配んの」
12月初旬。
舞台袖にて彼女たちは話し合っていた。
一人はポニーテールに高身長の女性。
もう一人は低身長でショートカット、
猫のような釣り目がかわいらしい少女……にも見える成人女性だ。
彼女たちはとある地方劇団のメンバーである。
小さいほうは並外れた演技力、芸大出身の友人を持ち、
小道具の調達もできるというこの劇団になくてはならない存在だ。
そんな彼女に大きいほうの彼女は声をかけた。
クリスマスイブにサンタの格好で商店街のビラを配ってくれないかと。
「商店街の会長もこっちに出資してくれてるし、
 クリスマスといえばかき入れ時なんでウチでも何かできないかってなったんだって。
 他のメンツにも声はかけてみたんだけども、みんな予定入ってるみたいでさ、
 無理にとは言わないけどお願いできない?」
「そう言われましても……」
クリスマスといえば確かに子どもにとってはサンタクロースだが、
大人の恋人がより一層仲を深めるにはもってこいのイベントだ。
丁度一か月ほど前、小さい彼女にも『恋人』ができた。
本来であれば、『彼』と一緒に過ごしたいところだが……。
「何時までですか?」
「夕方5時から夜の7時くらいまでかな」
「なるほどなるほど…………」
『彼』が退社して家に着くのが夕方6:30位。色々考えて1時間位待たせる感じになる。
が、小さい彼女は口元に笑みを浮かべる。
「いいですよ」
「本当!?いやぁよかった」
「その代り、衣装は自分で用意したいです。それでいいですか?」
「あ、ああ。構わないよ」
「ありがとうございます!」
小さい彼女はビラ配りを亮諾した。
勿論考えがあってのことだ。
早速、芸大出身の友人に連絡を取る。
「あ、あたし。ちょっと頼みたいことがあってね……」

54恋人は……:2020/12/24(木) 22:16:16
そして来る12月24日。
子どもたちはサンタクロースのプレゼントを待ちわび、
大人のカップルはその仲を深める日。
即ちクリスマスイブ。
「お待たせしましたー」
商店街の面々が待つ中、
大きなキャリーケースを引きずって、
ベンチコートを身に纏った小さい彼女は現れた。
「おーこんな可愛らしい子がサンタ役とはびっくりだ。
 今日はヨロシクね」
サンタ衣装を纏った商店街の会長のオジサンは気さくに挨拶をする。
「あれ?あたし以外の人は?」
「え?誰も来てないよ?
 でも、劇団一の役者って聞いているからオジサン大いに期待しちゃうよ」
「結局あたし一人かい!」
思わずツッコんだ。
「はは。元気のいいお嬢さんだ。で、サンタの衣装ってのはどうしたの?」
「あ、ちょっと待ってくださいね」
すると、彼女はおもむろにベンチコートを脱ぐ。
「おお……それはちょっと刺激的すぎじゃない?」
ベンチコートの下にはミニスカのサンタ衣装があった。
肩の部分がはだけており、腰のベルトが引き締まった身体を強調している。
「勿論、これじゃないですよ。これは『彼』だけに見せる特別衣装です!
 って、オジサンにも見せちゃいました!」
(ちょっとうっかりさんかな?)
少し不安になりながらもオジサンは彼女の挙動を見つめる。
「こほん。気を取り直して、これがあたしのサンタ衣装です!」
そして彼女は持ってきたキャリーケースを開ける。
「おぉ……」
立派な正統派のサンタ衣装。その下には肌色の何かが折りたたまれている。
「サンタの体形を再現するための肉襦袢、
 それにシリコンで出来た仮面(マスク)です」
「本格的だね……」
驚きに目を丸くしてオジサンはそれらを見る。
彼女は肉襦袢の背中のファスナーを下し、その中に四肢を入れていく。
見る見るうちに彼女のほっそりした肉体は小太りの体系へと早変わりした。
その上からサンタ衣装を着れば、身体は完全にサンタのそれになる。
小太りのサンタの上に少女らしい可愛い顔が乗っているのは何とも奇妙な様である。
「あとは……これを被って……」
次にシリコン樹脂でできたリアルなサンタのマスクを手に取る。
芸大時代にルームメイトで今は特殊メイクを生業としている友人の自信作である。
笑ったような柔和な表情に、刻まれた皺。
霜焼けのようにほんのり赤く染まった鼻とほっぺた。
その下は白い髭でおおわれている。
後ろのジッパーを開けて、それに顔を滑り込ませる。
目、鼻、口を合わせ、後ろのジッパーを閉め、その上から赤いナイトキャップを被れば、
子どもたちの憧れ、サンタクロースの完成である。
「おお。スゴイ本当のサンタさんみたいだよ!」
「ほっほっほ。顔型から造ったから表情も動くんじゃよ」
好々爺の声を出して彼女は言った。
「え!?声まで変えられるのすごすぎない?」
「練習すれば誰でも出来るもんじゃよ」
「……なんかオジサンのサンタ衣装のクオリティの低さが恥かしくなってきたよ……。
劇団一の役者とは聞いていたがこれほどとはね」
オジサンは驚いて口がふさがらなかった。
「さて、子供たちが待っているからのう。早く行こうとしようか」
(そして、配り終わったら『彼』の家に行って驚かせてやるんだー)
なんて、サンタのマスクの下で彼女はほくそ笑むのだった。

55恋人は……:2020/12/24(木) 22:17:53
「わーサンタさんだ!」
「ほっほっほ。良い子にしておれば、今夜プレゼントをあげるからね。
 ママさんはこれをどうぞ」
「あら、このお店こんなに安くなってるんだ。行ってみようかな」
彼女の演じるサンタクロースはおおむね好評だった。
親子連れは物珍しさに子供が来て、親御さんにチラシを配る。
予定よりも早く配布分のチラシが無くなってしまうほどだ。
「うーん。サンタさん、チラシの追加をしたいんだけどもいいかな?」
「任せなさい。まだまだやれますよ」
「ありがとう!それじゃオジサンちょっとコピーしてくるね!」
商店街のオジサンがその場を離れ、一息つく。
時計を見ると6時を指していた。
(もうそろそろ彼が帰ってくる頃かな?ここら辺を通ったりして……)
そんなことを考えていた時に、大声が響いた。
「やい!偽物サンタ!」
視線を向けると、男の子が立っていた。
日が落ちてそろそろ夜になる頃合いだが、親の姿はなかった。
迷子だろうか。
「どうしたんじゃ?ボク?迷子かい?」
「うるさい!」
そう言うと、男の子はサンタのひげを引っ張り始めた。
「正体を現せ!偽物めー!」
「ちょ……やめなさい!」
今、彼女の顔型から作ったマスクはぴったりとフィットしているが、
一度ズレなどすれば子供号泣必至のグロ画像になってしまう。
とはいっても、サンタクロースの格好で子供を叱りつけるというのはよくない。
(も〜どうすればいいのよ!?誰か助けて〜)
サンタの顔の下で、彼女は困り果てていた。

56恋人は……:2020/12/24(木) 22:21:18
12月24日
子どもたちはサンタクロースのプレゼントを待ちわび、
大人のカップルはその仲を深める日。
即ちクリスマスイブ。
そんな日にため息交じりで駅の改札を潜る男が一人。
「はぁ……」
この日、何の変哲もない都内で働くサラリーマンの彼は、
定時で帰宅し、2か月ほど前に出来た『彼女』と夜を過ごす筈だった。
実際トラブルもなく定時に帰宅することは出来たのだが、
『彼女』から一つのラインメッセージが送られていた。
「ごめーん。劇団で急用ができちゃった……。
 今日はちょっと会えないかも」
なんて文言にテンションをダダ下がりしながらも、
「いいや。仕事なら仕方ないよ。明日会えるなら会おう」
そう返事を送って帰路についたのだった。
『彼女』は地元の劇団に所属する女優の卵である。
看板役者ということで、中々多忙のようだ。
(そうだとも。ハロウィンの時とは違って彼女持ちの余裕がある。
 今俺はあの時のように怨念をまき散らす孤独な男ではないのだ。
 帰りにチキンとケーキでも買ってゆっくり過ごすさ)
そんなことを自分に言い聞かせながら、
彼は自販機で甘ったるいホットコーヒーを買っていた。
駅前の商店街はイルミネーションで飾られ、多くの人が行きかっている。
そんな中、子供の大きな声。それを中心にした人混みが目についた。
「正体を現せ!偽物めー!」
近づいてみると、男の子がいた。小学校の高学年くらいだろうか。
そして、サンタクロースがいた。
赤い服、赤いナイトキャップを纏い、ひげを生やした小太りの老人だ。
柔和な表情を浮かべた顔には皺が深く刻まれ、
ほっぺ、鼻がしもやけのようにほんのり赤く染まっている。
これぞサンタというイメージ通りの人物だ。
そんなサンタのひげを男の子は引っ張りながら言う。
「おまえ、偽物だろう!サンタなんていないんだ!ボク知ってるんだからな!」
「や、やめるんじゃ……良い子じゃから……」
イメージ通りのしわがれた老人声で弱弱しくサンタは静止するが、
年頃の男子の勢いに完全に負けてしまっている。
周りの聴衆はあたふたしているが行動に出ない。
仕方がないと彼は前に出た。

57恋人は……:2020/12/24(木) 22:22:49
「おいこら少年!何があったか知らんがやめなさい!」
大人の男に力強く呼び止められて驚いたのか、
男の子のひげを引っ張る力が弱まった。
「なんだよおっさん。あんたは関係ないだろう」
彼をにらみつけて男の子は言った。
「いやいや関係ありますとも。
 サンタさんには俺も小さいころ沢山おもちゃ貰ったからね」
「大人は嘘ばっかりだ。サンタなんていないんだ。ボクは知ってるんだからな」
「ふむ。どうしてそう言えるんだ?」
「見たんだよ。パパがボクがサンタさんに頼んだものを買っているところをさ。
 それで、そのことを言ったら「サンタなんて本当はいないって知ったんだ。
 いい加減お前も大人になれ」とか言ってさ……」
サンタの真実を知ってひねくれてしまったらしい。
子供心に今まで信頼を置いていた親が自分をだましたと知ればこうなるか。
親がいないところを見るに迷子かはたまた家出か。
どちらにせよ不安な状態で、最近否定された『サンタ』が目の前に現れたので、
絡んだという状況らしい。
中々に面倒だが、予定もなくなって暇だったので、どうにかしようと彼は思った。
「確かに君のパパは嘘つきだな。
 だってサンタは本当はここにいるのにいないなんて嘘ついたんだから」
「え!?」
男の子とサンタは驚いた顔で彼を見つめる。
(いや、サンタのじーちゃん。あんたは驚いちゃダメでしょ。)
そんなツッコミを心の中でしながら彼は言った。
「いいか。サンタはここにいるだろう?ならどうして『いない』ことが本当だと思ったの?」
「そ、それは……お父さんがいないって言ったから。
 それに、考えてみればおかしいじゃん!
 一晩で世界中の子供たちにプレゼントを配るなんて絶対不可能だよ!
 そんなサンタが、こんな商店街でチラシを配ってる暇もないし!」
「そう。一晩で世界中の子供たちにプレゼントを配るなんて不可能だよね?
 だから、サンタさんは皆の親御さんに頼んでるんだよ。
 自分の代わりにプレゼントを子供たちにあげてってね」
「!?」
目を丸くして男の子は聞いている。
「昔は子供が少なかったし、今みたいに最新のおもちゃがあるわけじゃないから、
 それこそ子供たちの欲しいものを聞いてサンタさんがそれを配ってたんだ。
 でも、今は子供がたくさんいるし、おもちゃも新しい物がどんどん出てる。
 だから、サンタさんはそのお仕事を君たちのパパ、ママに任せてるんだよ。
 で、空いたクリスマスの時間はこうして商店街のチラシを配ってるわけ」
「じゃあ、なんで『サンタなんていない』って嘘をついたのさ?」
「そうだね……パパもサンタさんのお仕事の代わりをするの疲れてたんじゃないかな?
 だって、キミの欲しい物を買ってきてサンタさんのフリをしてあげても、
 いつだって感謝されるのは『サンタさん』だろ?
 それに加えてキミはパパがおもちゃを買っているときどんな風に問い詰めたワケ?」
「そ、それは……」
「サンタさんも、毎年キミに上げるプレゼントも、確かに『嘘』だったかもしれない。
 でもね、それらは全部キミのためについた優しい嘘だ。
 だから、パパさんやサンタさんを責めるのは違うんじゃないかな」
そう彼が言い終えた時、丁度中年位の男性が駆け寄ってきた。
「翔太!こんなところにいたのか!」
「パパ……!」
やはり不安だったのか、男の子は父親に駆け寄り抱きしめたうえで泣きながら言った。
「パパ……今までありがとう……それにごめんなさい……」
男の子の父親はお礼とお辞儀をするとそれを抱えて去っていた。
「メリークリスマス。いつまでも夢を大切に」
そんな親子の背中に彼は声をかけるのだった。

58恋人は……:2020/12/24(木) 22:24:17
「ありがとう。ワシ一人じゃどうしようもなかったんでな」
「子供のことならどうにかしてほしかったけども、
 まぁあの状況でサンタさんが子供を叱りつけるのはナシだよね。
 イメージ壊れるし」
何とか男の子の騒動が収束した後、サンタクロースは彼に礼を言った。
「子供の夢を守るってのもオトナの役目って奴ですよ。
 とりあえずあの子の中にある『サンタクロース』は守れたんで良かったですかね。
 ところでおじいさん。あなた誰?商店街にいたっけ?」
「見ればわかるじゃろう。サンタクロースじゃよ。ほーほほ」
「サイですか。ま、それならそう言うことにしときましょ。
 あー俺はもう帰るんで、これでも飲んで頑張ってください」
先ほど自販機で買ったホットコーヒーは未だ暖かかった。
それをサンタと思しき老人に渡す。
「俺も小さい頃はお世話になったんでね。これくらいの恩返しはしなきゃでしょ。
 んじゃ。メリークリスマス!」
サンタに背を向けて彼は去っていく。
「……そう言うところがたまらなく好きなんだよなぁ……」
彼に聞こえない小さい彼女自身の声で『サンタ』は呟き、再び老人の声を作る。
「ありがとう!お礼に今夜必ずお前さんのところにプレゼントを持って行ってあげるから楽しみにしとるのじゃ!」
「俺、大人だけど良いんすか?」
「特別じゃよ!」
特に意味もないホラだと思った彼は笑いながら手を振り後にした。
「んじゃ期待せずに待ってますよ!」
返事をした背中を長いことサンタクロースの彼女は見つめていた。
そこへ、チラシをコピーしに出かけていた商店街のオジサンが戻ってくる。
「ごめんごめん。コンビニ混んでて遅れちゃった。
 追加のチラシ、コピーしてきたよ」
「任せなさい!もうひと踏ん張り頑張るぞい!」

59恋人は……:2020/12/24(木) 22:25:33

それから一時間後。
ケーキとチキンを買い、
ソーシャルゲームのイベント周回をしていた彼のマンションのチャイムが鳴る。
「誰だろう?」
彼がドアを開けるとそこにはサンタのおじいさんがいた。
「え!?サンタさん?何で俺の住所知ってるの?」
「サンタじゃからの。良い子の住所位は知っとるよ」
純粋な子供ではない彼の脳裏には色々な思考が駆け巡る。
(ひょっとして新手の強盗じゃないだろうな?)
なんて思ったのもつかの間。
「約束したじゃろ?必ずプレゼントを届けるとな……」
そう言ってサンタのおじいさんは頭の後ろに手を回す。
じいぃというジッパーのような音と共に、おじいさんの顔面がぐにゃりと崩れた。
「!?」
シリコン樹脂でできた作り物のサンタクロースの被り物。
その下から汗まみれの自分の恋人、『彼女』の可愛らしい顔が現れる。
「メリークリスマス!プレゼントはあ・た・しってね!どう?驚いた?」
「……っ!?」
あまりの出来事に脳の処理が追いつかない中、更に彼女は背中に手を回す。
小太りなサンタの身体は抜け殻のように地面に落ち、
その中からミニスカートのサンタ衣装に包まれた彼女の細い四肢が現れる。
「ははは。まだ何が起こってんのかよくわからないや……」
「簡単な話だよ。あなたも、あたしもサンタクロースだったの」
「は?俺が?」
「そ、あなたはあたしにプレゼントをくれたじゃない」
そう言って彼女は空の缶コーヒーを彼に見せる。
「だから、あたしたちは両方サンタさんだったのです!」
「そう言うもんかなぁ……?」
「細かいことは気にしない!入っていいでしょ?」
「そ、それはもちろん!チキンやケーキもあるから……」
彼と彼女の聖夜は更けていく。
誰かを想い、贈り物(プレゼント)を渡す。
これはそんなサンタクロースたちのお話。

おしまい

60恋人は……:2020/12/24(木) 22:32:57
というわけでいかがだったでしょうか?
普段、掲示板ではROMに徹している者ですが、クリスマスということで、
某松任谷○実様の名曲よりインスピレーションをいただいて書かせていただきました
慣れない投稿ということもあり、お見苦しい点はあるかもしれませんが、
楽しんでいただけたらと思います
因みにこのカップルの馴れ初めも短編小説としてあります
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10313120
合せて読んでいただければより楽しめるかと思います
何だか宣伝みたいになっちゃったなw
それでは皆様、メリークリスマス!

61恋人は…… ◆dczyYe4XLs:2020/12/24(木) 23:23:20
あ、コテハンつけ忘れました。
しかも余裕で30行超えてるし……色々お騒がせしてスイマセンorz

62名無しさん@着ぐるみすと:2020/12/25(金) 09:44:34


63名無しさん@着ぐるみすと:2021/01/17(日) 20:01:18
あけましておめでとうございます

64受付ジョウ ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 06:40:38
A1-KAW-A10R1 通称A1は今、私の横で会社の受付をしているAIロボットのこと。
ちなみに私は28歳独身、彼氏無し、通称アラサー女こと工藤 朝陽。
もちろん、受付をするぐらいなのでスタイルも顔も自他共に認めるほどなのだが、私に見る目がないせいか独身で30歳を迎えそうだ。

3ヶ月までは横で一緒に受付をしていた同期は結婚し寿退社していった。
一人での受付業務はきついと上司に直談判した結果がこのAIロボットだ。
人間と違ってよく働いてくれる。
電話こそ取れないが、来客の案内を巧みにこなしている。

65受付ジョウ ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 06:41:30
花形である会社の受付もやる人が少なくなり、ロボットに取って替わられるのかと思うと少し寂しく思う。
にしても、銀色と水色のプラスチックパーツに覆われたロボットではやはり人間様には劣ると私は考える。
しかも、3時間毎に1時間の休憩が必要なのだとか。
時間になると、総務の課長自らAIロボットを回収に来て、私にいろいろとAIロボットのことを聞いてくる。
変な動きをしなかったか?私がロボットを壊すようなマネをしなかったか等。

相当このAIロボットにはお金がかかっていると私は見ている。
なので、課長に嫌味を言ってやった。
「AIロボットでも、もう少し人間らしくした方がいいでは?」と。
課長は頭を捻り、考えながらAIロボット固定具にしっかりと固定し回収していった。

66受付ジョウ ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 06:42:30
そんな日が続いたある日、私の言った通り“人間らしく“なったA1が運ばれてきた。
全身人工皮膚に覆われ顔はリアルフェイスで、髪は肩にかかる程度で少し茶色、私と同じ制服を纏っていた。

「どうだ、人間らしくなっただろう」
課長は自慢気に言ってきたが、リアル過ぎて不気味ですと返してやった。

リアルフェイスとなったA1、音声は以前と変わらないが、接客時の“笑顔“と待機時の“素の顔“の機能が追加された。

67受付ジョウ ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 06:43:30
バージョンアップはあったものの、その後は何も変わったことはなく、受付業務は続いていった。

ある日、私とA1の受付近くで新しく設立された子会社の勧誘イベントが行われた。
これは社内外に周知してもらう為のイベント。
イベントと言っても、男女のスタッフ1名ずつと着ぐるみが一体の計3名でビラやポケットティッシュを配る程度のものだった。

A1を運んできた課長からは何かあれば、イベントのフォローをするように釘を刺された。

こんな日に限って来客はなく、暇。
そんな時、事件が起きた。

68受付ジョウ ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 06:44:53
子会社のキャラクターの着ぐるみが倒れた。
着ぐるみはビニール製で膨らませるタイプのものだが、常時エアーを送り続けるものではなかった。
さらにイベントをやっているところは私のいる常に陰となる受付とは違い、常に陽が当たる場所。
エアーで膨らむタイプの着ぐるみで中の人の負担が少ないものだとはいえ、その中の人の体調が朝から優れなかったこともあり倒れてしまったようだ。

私が駆け寄ると既に着ぐるみからエアーは抜かれて中の女の子が出されていたが、顔色が悪い。
私と女性スタッフでその子を医務室へと運ぶ事になった。

幸い来客も少ない為、内線電話を来客者に見えるところへと置き、内線番号一覧をその横へ置く。
私が受付を離れる時、いつもやっている事だ。

69受付ジョウ ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 06:45:56
どうしていいかわからずに、呆然と突っ立っている男性スタッフのところへA1を連れていくと、「これに着ぐるみを着せていいから」と言い残すと私と女性スタッフは着ぐるみの中の女の子を医務室へと運んだ。

幸い着ぐるみの中の女の子は大した事はなく、医務室でしばらく休む事になった。
一安心し受付へ戻ると、A1は着ぐるみを着せられたようで、人とは違う不自然な動きをする着ぐるみがいた。

そして、程なくしてまた事件が起こった。
今度はA1が倒れてしまった。
原因はおそらくオーバーヒート。
陽の当たる場所で通気性の悪い着ぐるみを着せていたから。

“ああ、今日は全くなんて日だ“
心の中で呟くと、イベント場所へと走る。

70受付ジョウ ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 06:47:14
頼りない男性スタッフはまた呆然と突っ立っている。
「すみません、お借りしたロボットを」
申し訳なさそうに女性スタッフが声を掛けてきた。

取り敢えず課長が来るまでに一次対応し、復旧すればドヤされずに済む。
受付裏の小さな控え室へとA1を女性スタッフと運び入れる。

女性スタッフには戻ってもらい、復旧作業に入る。
応急処置マニュアルは課長から貰っているが、以前のいかにもロボットの方だったがやるしかない。

71受付ジョウ ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 06:48:22
まずは髪の毛。
軽く引っ張ってみるが取れ気配がない。
てっきり、両面テープでくっつけているとおもっていた。
ならばと、髪の毛を頭皮に沿って触ってみる。
「あった」指先に異物を感じた。
その部分を髪を開いてみる。
固定具が見つかった、全部で4箇所。
それを全て外すと、髪が外れた。

次は人工皮膚だが、どうなっているか分からない。
正直、髪を外すとファスナーが出てくるのだろうと思っていた。
分からないので私と同じ受付の制服、ブラウスを脱がせてみるが、ファスナーは存在しない。

「一体どうなってるの!」私は床を叩いた。

72受付ジョウ ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 06:49:33
ヤケだ、スカートを脱がせハイヒール、パンストも脱がせたA1を犯すが如く荒々しく。
パンストに絡まりショーツも脱げた。

髪の毛がなく人工皮膚だけとなったA1、人で言う裸の状態にして私は冷静になった。
スカートで隠れていた腰の辺りを一周する切れ目に気がづいた。
パンストを勢いよく引っ張ったことで、切れ目が現われたのかもしれない。

服を脱がせる要領で上半身の人工皮膚を脱がせる。
薄く伸縮性のある人工皮膚は脱げて、以前のいかにもロボットのA1に戻った。

応急処置マニュアルにはまずプラスチックパーツを固定するビスを外すように書いてある。
ブラスドライバーで指定されたビスを外していくとプラスチックパーツが外れた。

73受付ジョウ ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 06:51:00
プラスチックパーツの下から現れたのは金属の枠組みと基板や細かな配線。
文系で機械オンチの私にはサッパリ分からない代物だ。

マニュアルにはオーバーヒート(異常発熱)による場合は、ベースとなる黒いゴムも熱くなっていると説明があり、黒いゴムに恐る恐る触れてみる。

黒いゴムに触れてみると確かに熱い。
ヤケドするほどではないが。

涼しい場所で、暫く冷却することで機能が復旧するとも書いてある。

暫く様子を見ていたが、復旧する感じがしない。
“えらいものを壊してしまった(汗)“
“弁償かなぁ?“
心の中で呟く。

74受付ジョウ ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 06:51:45
少し凹んだが、独身だし分割ででも弁償しようと腹をくくる。
冷却して復旧すればラッキーだし。

「さあ、仕事しよう!」自分に言い聞かせるように立ち上がろうとした時、A1が私の腕を掴んだ。
顔もなく金属の枠組みと配線剥き出しのロボットが腕を掴んできたのだ、もう恐怖でしかない。
「きゃあ!」私は力いっぱい悲鳴をあげた。

しかし、A1は私の腕を掴んだまま、いつもの電子音でこう言った。
「アサヒ ワタシ ノミモノ ホシイ」

75受付ジョウ ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 06:52:51
「へ?」
思わず変な声が出る。
掴まれた腕にそれほど力はなく、オマケに『アサヒ』って私のことを呼んだ。
普段は『クドウ サン』と呼んでくる。

これまで3ヶ月間、一度も『アサヒ』なんて呼ばれたことも呼び捨てにされた事もない。
熱で故障したのかとも思ったが、他におかしい事がある。

自分の要望伝えてきた事、そしてその要望が『ノミモノ』

改めてA1の顔の部分に私の顔を近づける。

金属の枠組みと配線で分かりにくいが、ベースのゴムは人間のように呼吸している。

76受付ジョウ ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 06:53:55
こうなれば仕事そっちのけで、A1を調べる。
ツンと尖った胸の金属の枠組みの内側のゴムに触れてみると、何やら勃起したものに触れる。
指に挟んで転がすようにしてから、摘み引っ張って離す。

「アァァァン」と変な電子音。

私を掴んでいた手を解くと、A1の背後に周り金属の枠組みの間から手を入れてベースとなる人型の黒いゴムの胸を鷲掴みにして優しく揉んでやる。

A1は私に体を預けて気持ち良さそうに胸を揉まれる。

私にはもう何となく全てが分かり始めていた。

77受付ジョウ ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 06:55:18
こんなことをよくやって敏感に感じる人間を私は1人だけ知っている。
そう、数ヶ月前まで私と一緒に受付をしていた相川伊織。

仕事終わりに胸の大きな彼女の胸を揉んでは戯れていた。
黒いゴム越しではあるが、この感触は彼女。

金属の枠組みと配線に隠された股のところに手を持っていく。
顔もなく機器が剥き出しの容姿のA1は、私から逃れようとするが、力が入らないようだ。

股の部分は一本線が走っている。
それをなぞるように、指を走らせる。
黒いゴムから電子音の吐息が漏れる。
「フゥゥ ァァァァァン」
さらに指の動きを早めていくと、体を捩って逃れようとするロボットらしからぬ行動に出た。

しかし、私はA1をガッチリホールドすると、指の動きをさらに速めた。

78受付ジョウ ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 06:56:18
A1は首を振りながら必死に抵抗する。
どんどん速まる私の指に耐え切れなくなったようで言葉が漏れる。

「アサヒ ダメ ヤメテ ワタシ ワタシ コワレチャウ」
それに対して「A1どう?私のテクニックは、気持ちいい?」

「スゴク イイ デモダメ アサヒ ワタシ イッチャウゥゥゥゥ アァァァァァァ」
感情の込もった電子音の後、A1は大きく体を揺らした後動かなくなった。

黒いベースの人型のゴムからは激しい呼吸音が聞こえる。

79受付ジョウ ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 06:57:50
A1は間違いなく、相川伊織。
なんで気づかなかったんだろう。

アイカワイオリ
A IKAWA IOR I
“ I “を1に、“O “を0に換えると
A1-KAW-A10R1
となる。

それになぜ寿退社した筈の伊織が復職したのか。
ここからは彼女のことをよく知る私の想像だが、すぐに離婚したが、そのまま受付に戻る気まずさと彼女のプライドから課長と相談の上、A Iロボットとして復職したのではないか。

逝ってしまい動けないでいる伊織。
気を失っているようで全く動かない。

私は悪戯を思いつき、カバンを漁る。

80受付ジョウ ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 06:59:17
私のカバンにはたまにムラムラした時に使うローターが入っている。
それを掴むとA1の股へとセットして固定する。

そしてA1を元に戻す作業にかかる。
プラスチックパーツをドライバーで取り付ける。
人工皮膚だが、上半身を前後反対に着せる。
これでプラスチックパーツの空間で呼吸は出来るが電子音が聞こえにくくなると考えた。
手の部分は指を無理やりねじ込んだ。

しっかりと上半身部分の人工皮膚を着せてからブラウスを着せてショーツ、パンスト、スカート、ハイヒールの順に履かせていく。
最後に上着を着せた。

上半身が180°回転しているのと、髪がない事以外はいつも通りだ。
髪を取り付け、ローターの電源を入れた。

81受付ジョウ ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 07:00:23
なんとも奇妙なA Iロボットが動き出す。
人工皮膚に妨げられて声が少し漏れる程度。
近くで耳を傾けると何か言っている。

「アサヒ ゴメン ダマス ツモリ ナカッタノ 」
電子音で言われても、どことなくふざけているようで真実味に欠ける。

「ウゥゥゥゥゥゥ ダメ ダメ ダメ イッチャウ コワレルヨ コワレチャウ アァァァァァ アサヒ」
また、A1は動かなくなった。


その後、A1は定刻に課長に回収されていった。

82受付ジョウ ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 07:01:33
翌日、私が受付に行くとA1が既にいた。

私を見つけると一礼し、「オハヨウゴザイマス」と電子音ぽく挨拶したが、明らかにいつもと違う。

私が首を傾げるとA1は人工皮膚を脱ぎ始めた。
中から出てきたのは相川伊織。
髪の毛を軽く直すと「久しぶり」と。

私は伊織に「久しぶりじゃないわよ」と返したが、少し考えて「面と向かうのは久しぶりかも」と言って笑った。

「今日からまたよろしく」伊織の言葉に私も「こちらこそ」と返した。

来客が来た。
「いらっしゃいませ」声を合わせて頭を下げる。
そのタイミングで伊織がローターを返してきた。
「もうぉ!」私の呟きに2人で笑顔になり来客を迎えた。


おしまい

83花見 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 07:06:55
私、早川沙織はOLになって7年目。
つい最近彼もできて、結婚秒読みかと思いきや、彼の収入もそれほどよくないためまだ当分先の様相。
で、話は戻るけど7年目ともなると、新人OLの指導を任されることもしばしば。
その上、イベントの段取りや盛り上げまで一緒に考えなくてはならない。
そんなお話。
昨年入社した新人OL 野畑桜、名前に桜が入っていることから彼女は花見の仕切りを上司から命じられた。
何も要領が分からない彼女の指導にあたっている私が花見の仕切りも教えることとなった。
まずは桜の開花予想を調べ、候補日をある程度決める。
場所をネットから調べ、花見会場の下見。
そして宴会の準備といった具合。
盛り上げるのは、上司や同僚のモノマネ、手品やカラオケなのだが、盛り上げる前に既にお酒がまわり勝手に盛り上がっているのが通例であった。
こうなるとセクハラ上司が現われる。
コンプライアンスが取り沙汰される世の中とはいえ、やはり体に触ってくる輩はいる。
そこで思いついたのが、彼の職場で着ぐるみが借りられないかというもの。
仕事が終わってからの夜桜、私はあまりお酒が飲めないので寒くて仕方がない。
着ぐるみなら、セクハラもされず寒さ対策になる、しかもみんなが盛り上がってくれるのではと考えた。
早速彼に連絡、一度彼の上司 上原夏子に確認してみるとの答え。
彼からの連絡をしばらく待った。

84花見 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/05(金) 07:07:49
程なくして、彼から連絡が来た。
私の頼みならとはいかず、条件が提示されて返って来た。
また、イベントがあるのでその着ぐるみに入ってくれたら着ぐるみを用意してもいいとのこと。
着ぐるみにも慣れておきたし、忙しい彼とも会えるので、承諾することにした。

彼に会社の花見で使用できそうな着ぐるみと伝えていたが、まさか桜の木の着ぐるみ、いや木ぐるみとは思ってもいなかった。

春限定ビールのイベントで桜の木ぐるみとして、1日3回大型商業施設を回る。
土日のイベントを4回こなした。
その桜の木ぐるみの予備が幾つか用意されていたが、ほとんど着ぐるみを、傷めることなくイベントは終了。
予備の桜の木ぐるみを2つもらうことができたが、その分日当は安くなっていた。
私も小さいが、桜も私より少し背が高いくらいなので着ぐるみには問題なく着れると思っていたが、実際に着てみると体の凹凸が私よりも凄くピッタリとした着ぐるみは彼女のボディラインを浮き彫りにした。

そんな着ぐるみで花見はスタート。
顔の所だけ丸くくり抜き、皆と楽しく飲んだり食べたりしながら、過ごす。
セクハラ上司も登場したが、着ぐるみの上から触られても全く問題なかった。

花見が終わり、帰る時には着ぐるみを気に入った桜はそのまま着て帰ると2駅だけであったが、酔った勢いもあり着ぐるみを着て帰ってしまった。
良かったのか悪かったのか分からないが。
私は当然着ぐるみを脱いで帰りました。

終わり

85名無しさん@着ぐるみすと:2021/02/07(日) 00:02:00


86名無しさん@着ぐるみすと:2021/02/07(日) 10:09:46
乙、受付ジョウなんか読んだ記憶があるんだけどどこでだろ?

87名無しさん@着ぐるみすと:2021/02/07(日) 17:45:48
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/9756/1457114349/986

前のスレのコレでしょ

88リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/07(日) 23:06:56
1.
冒険者たちがモンスターを倒してお宝をゲットするリアルロールプレイングゲーム。
その名も【ドラゴンソード】
冒険者は感染対策として、フルフェイスのヘルメットを装着し、剣と盾を持ってステージへ向かう。

さまざまなドラゴンモンスターが冒険者の行手を阻む。
そしてラスボスのドラゴンは胸にお姫様が取り込まれ、お姫様の上半身だけは見えている。
脚は2本だが腕は4本生えている。
倒されそうになると取り込まれたお姫様が「ヤメテ、コロサナイデ」と懇願する。
冒険者がひるむとラスボスにやられてしまう。
見事ラスボスのドラゴンを倒すとお宝ゲットとなる。

ドラゴンモンスターたちは全て着ぐるみでリアルな戦闘ができる為、冒険者を魅了していた。

着ぐるみのドラゴンモンスターも感染対策は万全でガスマスクをして外部からの空気はフィルターを通して取り込む仕組みになっていた。
ただ、これは着ぐるみのドラゴンモンスターの操演者たちにとってはかなりの重労働になることは間違いなかった。

89リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/07(日) 23:07:39
2.
俺、陽山圭佑は今、ラスボスであるドラゴンの着ぐるみの中にいて、冒険者たちと戦闘中だ。
コロナ禍だという事で、着ぐるみの中はガスマスクを着用。息苦しい中戦闘を続けている。

冒険者もまた感染予防の為、フルフェイスのヘルメットを被り、防具を着け、模造の剣で襲いかかってくる。
ドラゴンの着ぐるみは分厚く作られていて、剣で殴られても痛くない。
しかし、ある程度時間が経つと倒されなければならない。

インカムから「今です!同時攻撃です!』の声。
ゲーム進行のアナウンスに合わせて、前面から3人の冒険者たちの同時攻撃を受けて俺は尻餅をついた拍子に俺の勃起した肉棒が柔らく温かいものに包まれる。
「あぁぁ」と可愛らしい喘ぎ声が着ぐるみ内に漏れた。

可愛らしい喘ぎ声を掻き消すようにラスボスドラゴンに仕込まれたスピーカーから『ヤメテ!コロサナイデ!』と女性声優の音声が流れる。
その声に動じる事なく冒険者たちは倒れたラスボスドラゴンにトドメとばかりに襲いかかってくる。

90リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/07(日) 23:08:57
3.
俺はなんとか立ち上がろうとするが、冒険者の1人に後ろから蹴り倒される。
前へ倒れた衝撃で俺の肉棒は温かいものへ深く突き刺さる。
「んうぅぅ」喘ぎ声とも呻き声とも取れる声が漏れた。

冒険者たちは前のめりに倒れたラスボスドラゴンをそのまま袋叩きのかたちで激しく追い討ちをかける。
俺の肉棒はさらに温かいものの中へと深く入っていく。
「ダメっ、逝っちゃう」必死にトーンを抑えた声が聞こえてきた。
その声を聞いて「俺も」

ラスボスドラゴンは冒険者たちの手によって倒された。
その後、冒険者たちの手によってラスボスドラゴンを倒した証拠を写真に収める。
そして冒険者たちは宝物を手に入れる。
宝物はゲームアプリ【ドラゴンソード】の超レアアイテム。

91リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/08(月) 22:45:31
4.
「えー、俺がですかぁ?」
俺は先輩に聞き返した。
「やった事ないですよ、ラスボスのドラゴンなんて」

膨れっ面の俺を先輩は諭す様に言う。
「何事も経験だから」
先輩はコロナが蔓延する前の最終の戦闘で足の靭帯を切る大怪我をした。
なんでも一緒に入っていた人(小柄な男性)がバランスを崩した事が原因であったようだが、先輩は彼を責めることはしなかった。
しかし、先輩とパートナーを組んでいた小柄な男性は責任を感じて辞めていった。

そして、コロナ禍でしばらく営業していなかった【ドラゴンソード】だったが再開することになった。

先輩の足はいまだ治らず、ラスボス役に俺が抜擢された。
イマイチ納得できないが、社歴的には俺は先輩に次いで長く仕方なく引き受けることにした。

因みに以前はサブボスでなかなかいい仕事をしていた事を付け加えておこう。

92リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/08(月) 22:46:13
5.
まず、先輩からの説明。
サブボスと違い2人で操演するため、身軽に動いて冒険者の攻撃を避けることができない。
攻撃をたくさん受ける分、着ぐるみは分厚く作られているということ。
分厚く作られているので、中はかなり暑くなる。
さらに、今回から着ぐるみの中に2人で入り密になるため、感染対策のため今までと違うインナーを着用することになったと説明を受けた。

演技については他のキャラクターと同じでインカムの声に合わせて適当な所でやられるというもの。
ただし、竜の怪物に取り込まれたお姫様が命乞いをして冒険者たちがひるんだ時は反撃してもよい。

「さて、感染対策のインナーなんだが…」
と先輩は端切れが悪い。
「どうしたんですか?」
俺が質問すると、先輩はダンボールからビニール袋に入った黒いモノを取り出した。
「これなんだけどな、感染対策用にと考えていたモノとは微妙に違ってて」

「どう違うんですか?」
先輩は黒いモノをビニール袋から取り出し広げる。
ゴムの匂いに混じって甘い匂いも感じる。
足先から頭の天辺まですべて覆ってしまう黒いゴムのインナースーツ。

「ゴムの全身タイツのインナーってことですか?」
俺の質問に
「それはそうなんだが見てくれ」
そう言うと股と口の所にコンドームのようなものが付いている。
「口の所は切り取ってしまえば、呼吸がしやすくなるんだが、問題は股の所だ」
俺は頭を傾げる。
「この部分を切り取ってお前のブツを放り出す訳にもいかねぇだろ」

「大丈夫ですよ、俺のデカいからサイズピッタリかもしれないから着てみますね」
俺はインナースーツを手に取ると着替えを始める。
「ところでこれ着る時は裸の方がいいんですか?」

「そうだなぁ、今まで以上に汗かくから脱いだ方がいいかもな」
「了解しました」
俺は全裸になりインナースーツに足を通していく。
内側には滑りを良くする為のベビーパウダーのような粉が塗してあったが、ピッタリしていてなかなか苦戦する。
途中先輩にも手伝ってもらいなんとか着る事ができた。

93リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/08(月) 22:46:59
6.
インナースーツのピッタリ感で少し気持ち良くなり、半勃ち状態の俺のアソコは程よくコンドームに収まった。

マスクの口の部分のコンドームを切り取ってからマスクを被る。
見た目には目も鼻も穴が開いていないように見えたが、細かな穴が開いており仮にコンドームが付いていても視界も呼吸も確保できることが分かった。
「閉めるぞ」
先輩の声と共にお尻の上辺りから首元まで背中にあるファスナーを閉めてもらう。

ピッタリ感がもう一段パワーアップする。
体にインナースーツが張り付き、まるで第二の皮膚といった感じ。
動かしてみると遊びは全くなく自分の体がゴムでコーティングされたみたいに感じた。
我慢してた半勃ちだった俺のアソコは完全に勃起し、上を向いている。

それを見た先輩は
「お前はMだな、気持ちいいのか?」
と茶化してきた。
俺は動揺しながらも
「初めての経験なんで、体が変に反応しただけですよ」と返した。

インナースーツの外側もベビーパウダーが塗してあり、見た目がイマイチだ。
先輩に聞いてみる。
「見た目ってこんなもんですか?」

それに先輩は答える事なく、インナースーツが入っていたダンボールの中を物色している。
そして取り出したスプレーを俺に見せる。
「これを塗ると見栄えがよくなるらしいぞ」
先輩は不敵な笑みを浮かべる。

どこからか出てきたタオルとスプレーを持ち、先輩は俺に襲いかかってきた。
スプレーしては俺の体を磨く。
確かにスプレーした箇所は光沢が出て、どんどん見栄えが良くなっていく。

94リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/08(月) 22:47:51
7.
最後に俺のアソコを磨こうとする先輩を必死で制止する。
「ここは自分でやりますから!」
それでもなお襲いかかってくる先輩を抑えて、タオルとスプレーを取り上げた。
先輩のおふざけなのか、それともそっちの気があるのか分からないがとにかく防ぐことができた。

ただでさえ興奮しているので、今他人に扱かれたら逝きかねない。
取り上げたスプレーとタオルでゆっくりと自分で磨いていても逝きそうになる。

そんな俺に先輩は声をかける。
「ラスボスのドラゴンの着ぐるみの中はゴムで出来ているから、それ塗っておくと着やすいぞ」
そう声をかけると部屋を出て行ってしまった。

「ふぅぅ」大きく呼吸する。
1人になった部屋でアソコを磨く作業を続ける。
『ダメだ、気持ち良過ぎて逝ってしまいそうだ』
そう思った時、扉が開いて先輩が顔を出す。
ビクッとした俺に
「オナるなよ!」
「しませんよ!」
先輩は再び何処かへ行ってしまった。
しかし、また先輩が戻って来るのではと、しばらく扉を見つめていた。

95リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/08(月) 22:48:44
8.
先輩が戻ってきたのはかなり経ってからだった。
俺のアソコも落ち着き、インナースーツのコンドームの中で動き回れる程に縮んでいた。

「相方も準備できたから、行くぞ!」
「え、この格好のままでですか?」
俺が聞き返すと、先輩は手を打って
「忘れてた」と言って俺にガスマスクを強引に被せてくる。
「そうじゃなくて」と俺は必死に抵抗したが、スプレーを振った俺の頭部は滑りがよくいとも簡単にガスマスクを被せられた。

普段は更衣室から出る時は着ぐるみを着て出るのだが、こんな体のラインが丸分かり、しかもゴムのインナースーツを着ているのだから尚更。
男でも恥ずかしい、いや恥ずかし過ぎる。

それでも無理矢理引き摺り出された部屋の前には既にラスボスであるドラゴンの怪物の着ぐるみが台車に乗せられて準備されていた。
恥ずかしさから、すぐに着ぐるみに入ろうとして気づいた。

誰か入っている?
黒光りする背中が見える。
中の人も俺と同じゴムのインナースーツを着ているようだ。
先に入っている人はドラゴンに取り込まれたお姫様を操演するので、前屈みになっているので誰かは分からない。
仮に着ぐるみから頭が出ていたとしても俺と同じなら、インナーを被りガスマスクをしているからどちらにしても分からないだろう。

96リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/08(月) 22:49:25
9.
「失礼します」
俺は着ぐるみの中へ足を入れた。
中の人の足に触れ生温かい感触が、インナースーツを通して伝わってくる。

ラスボスのドラゴンの着ぐるみの足は2本なので、2人で息を合わせて動かす事になる。
『上手くいくかなぁ?』と思うと同時に先輩の言葉が思い出された。
『ラスボスはほとんど動かず、動いてもその場で一歩か二歩程度だ』という言葉を。

先輩の言葉を信じるしかないなと思いながら体をドラゴンの中へと沈ませていく。

途中、中の人のお尻に俺の縮んだアソコが擦れた。
『すごく柔らかくて気持ちいい』
とは思ったが、中の人は男性の可能性もある。
『ここは仕事に集中!』
自分を戒める。

ドラゴンの羽根のついた腕に俺の腕を通す。
通しやすい様に先輩がいろいろとフォローしてくれた。
最後に頭を通そうとすると、先輩がドラゴンの内側の脇腹辺りからホースを取り出し、俺のガスマスクへ接続、ホースの先はドラゴンの尾っぽに繋がっており、そこから空気を取り込むのだとか。
ホースの接続が済むと頭を入れ、背中のファスナーを閉めてもらう。
最後にファスナーが隠れるように仕上げをして完成。
そのまま台車に乗せられてラスボスステージへと運ばれる。
「よろしく!」俺はガスマスク越しにくぐもった声で先に着ぐるみの中にいた相方に声をかけた、聞こえるか分からないが。

俺の声に相方は微妙に頷いたような気がした。

97リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/08(月) 22:51:11
10.
さて、台車で運ばれて立ち上がる。
声をかけていないのに、妙に息が合う。
先輩が離れて程なくして、一組目の冒険者たちが現れた。

襲いかかってくる冒険者たちの攻撃をドラゴンの大きな羽根でいなし、そして反撃もする。
しかし、身軽な冒険者たちには当たらない。
冒険者と違い2人で操演する動きにくい着ぐるみでは、やれることもたかが知れている。

それでも冒険者たちを苦しめる程、ラスボスの動きは軽快だった。

俺は相方の正体が分かったような気がした。
その正体はサブボスを演じている時の相方である河相美咲。
サブボスは大小(大が俺で、小が美咲)のドラゴンのコンビネーション攻撃や防御があり、お互いがお互いを守りフォローしながら冒険者と戦うことから、ある意味ラスボスよりも手強いと評判になっていたほど。

そんな美咲が俺と今一緒に着ぐるみに入っているとしたら、ラスボスの軽快な動きも説明がつく。
ラスボスを倒せずに躍起になって、攻撃してくる冒険者たちを意図も容易く払い除ける。

だが、この後急にラスボスの動きが悪くなる。
その原因は俺にあった。
相方が美咲であると考えただけで、俺の理性は崩壊し始めた。
体の擦れ合う気持ち良さを堪えていたのだが、一緒に着ぐるみに入っているのが、美咲だと思うと今まで抑られていた勃起が抑えられなくなってしまった。

大きくなった俺のアソコが(おそらくは)美咲のお尻の割れ目に沿うように
撫でる。
俺だけでなく当然、美咲の動きも悪くなる。
そこへアナウンスが流れる。
「今です、同時攻撃です」
アナウンスの攻撃に合わせて冒険者たちが攻撃を繰り出し、ラスボスドラゴンはやられてしまった。

98リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/08(月) 22:51:45
11.
ラスボスドラゴンは運営スタッフの手により、透明のビニール袋に頭から詰められ脚首辺りで袋を縛られる。
そして、手早くその袋内の空気を吸引して真空パックする。
そのまま逆さ吊りにし、冒険者たちの勝利の証として真空パックされたラスボスドラゴンを背景に記念撮影をする。
もちろん、ラスボスドラゴンの操演者の呼吸口が尻尾にあることを知っているスタッフはビニール袋の外へ尻尾を出す。

冒険者の中には真空パックされたラスボスドラゴンの心配をしてくれる人もいた。
スタッフからは「ラスボスドラゴンは死んでおりますので、お気になさらないで下さい」と声がかけられた。

99リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/08(月) 22:52:32
12.
美咲と一緒に着ぐるみに入っていることに興奮し、調子良くゲームは進んでいき、あっという間に本日最後の冒険者たちを迎えることになった。

美咲のことを考えると俺の興奮は止まない。
現に美咲ではないかと思ってから俺のアソコは勃ちっぱなしだ。

なぜなら、俺は美咲の事が大好きだからだ。
だが、付き合うどころか、告白もしていない。
仕事のパートナーとして、関係を崩したくないというのは建前で、本音はフラれるのが怖くて告白出来ていない。

そんな美咲と密着して着ぐるみに入れるなんて、夢のようだった。
このまま着ぐるみの腕で美咲を抱きしめたい気持ちを抑えて最後の冒険者たちに対峙する。

最後の冒険者たちはなかなかの強者。
というよりこちらの体力が落ちてきているようだ。
「今です、同時攻撃です」のアナウンスに合わせて冒険者たちが勢いよく攻撃してきた。
その攻撃を避け切れずに俺は尻餅をついた。
そのはずみで俺のアソコは美咲の股の奥へと侵入。
“じゅっぷ“
妙な音を立てたかと思うと俺の勃起した肉棒が柔らく温かいものに包まれる。
「あぁぁぁぁぁ」と可愛らしい喘ぎ声が着ぐるみ内に漏れた。
おそらくだが、女性用のインナースーツは男の凸に対して凹になっているのだろう。

可愛らしい喘ぎ声を掻き消すようにラスボスドラゴンに仕込まれたスピーカーから『ヤメテ!コロサナイデ!』と女性声優の音声が流れる。
その声に動じる事なく冒険者たちは倒れたラスボスドラゴンにトドメとばかりに襲いかかってくる。

100リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/08(月) 22:53:44
13.
俺はなんとか立ち上がろうとするが、冒険者の1人に後ろから蹴り倒される。
前へ倒れた衝撃で俺の肉棒は温かいものへさらに深く突き刺さる。
「んうぅぅぅぅぅ」喘ぎ声とも呻き声とも取れる必死に我慢するような声が漏れた。

冒険者たちは前のめりに倒れたラスボスドラゴンをそのまま袋叩きのかたちで激しく追い討ちをかける。
俺はなんとか動けるように肉棒を引き抜こうとするが、上手く抜けない。
それどころか追い討ちで、俺の肉棒はどんどん温かいものの中へと深く入っていく。
それだけでなく、俺の肉棒を離さないようにグッと強く締め付けられる。
「あ、ダメっダメっ、逝っちゃうぅぅぅ」
必死にトーンを抑えた声が聞こえてきた。
その声を聞いて俺も更に興奮し「俺もぉぉ」
インナースーツ越しに着ぐるみの中で美咲と交わった。

ただでさえ、呼吸が苦しく暑い着ぐるみの中で交わってしまったので、2人とも動く力はなかった。

ラスボスのドラゴンは倒された後、頭から袋を被せられ脚首の辺りで1つに縛られ真空パックされる。
袋内の空気が抜かれるとまだ収まりきらない俺の肉棒がまた美咲の中へと誘われ、膨張し始める。
「え、ちょっと、ダメっ、また逝っちゃう」
美咲の小さな声は届く事なく今まで以上にピッチリと真空パックされた事で、俺の肉棒はまた美咲の中へ深く深く刺さり込んだ。
真空パックされ逆さ吊りにされたラスボスのドラゴンをバックに冒険者たちは記念撮影をする。

真空パックされたラスボスドラゴンの中で、何が起こっているかも知らずに。

101リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/09(火) 23:00:54
14.
最後の冒険者が退場すると、先輩が台車で迎えに来てくれた。
しかし、真空パックされたまま台車に載せられる。
俺の肉棒は美咲にしっかりと刺さったまま。
台車の振動が俺と美咲を気持ちよくさせるが、全く身動きは取れない。

台車の振動が止まる。
何度逝ってしまったかもう判らない。
もう少し揺れが続けば、おかしくなってしまいそうなところだった。

真空パックを解かれたが、体は動かない。
俺の背中の辺りで先輩が作業をしている。
少し経って背中に冷たい空気を感じる。
先輩の腕が入ってきて、ガスマスクに接続されたホースを外す。
「おつかれ!大丈夫か?」
ガスマスク越しで聞こえにくくはあるが、その声に俺は頷くと、美咲と一緒になっていたい気持ちを押し殺してゆっくりと立ち上がる。

立ち上がる際“じゅっぽ“と音を立てて、俺の肉棒は美咲の体を離れた。
何事もなかったように、俺は立ち上がりガスマスクを取ると先輩に「お疲れ様です」と挨拶し、チラッと視線を美咲に向けた。
美咲はグッタリして動かない、いや動けないのだろう。

先輩からは「初めてで疲れただろう、ゆっくり休んでから帰っていいぞ」と声をかけてくれた。
俺はその言葉に頷き、美咲のことを気にしながらも控え室へと入った。

102リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/09(火) 23:02:19
15.
背中のファスナーを自分で下ろしゴムのマスクを脱ぐ。
「ぷはぁ」汗で顔に張り付いていたゴムのマスクを外すと顔いっぱいで新鮮な空気を感じる。
感染対策とはいえ結構たいへんだ。
しかし、そんなことより美咲のことが頭から離れない。
思い出すだけで、あれだけ何度も逝ったにも関わらず勃起してしまう。
パイプ椅子に腰を下ろし、背もたれにもたれかかり天井を仰ぐ。
「ふぅぅぅ」
大きく息を吐いた時、部屋の外から声が聞こえてきた。


先輩と女性の声、ラスボスドラゴンの中の人が着ぐるみから出てきただろうか。
台車を押す音と共に話し声は徐々に遠ざかっていく。
俺は椅子から立ち上がると、部屋の扉を開けた。
ラスボスドラゴンの着ぐるみは台車に載ったままで、先輩がそれを押している。
先輩は台車の着ぐるみの中の人と話しているようだ。
【誰だったのか確認したい】
その一心で俺は先輩の元へ勢いよく駆け出した。

俺が部屋から出てきた事に気づいた先輩が歩みを止めてこちらを向いた。
そして先輩の陰から台車に乗っている人も顔を出した。
その顔を見て俺は愕然とし、歩みを止めた。
「どうした?」
先輩の問いに俺は動揺し過ぎて何も答えられない。
「いえ、あのー、聞こうと思ったことあったんですが忘れちゃいました、また思い出したら聞きます」
「そうか、じゃあおつかれ!」
台車に乗っていた人は笑顔で黒いゴムに覆われた手を振り、そのまま2人は廊下の角を曲っていった。

俺はただただその後ろ姿を見送った。

103リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/09(火) 23:03:21
16.
「マジかぁ!」
俺は顔を手で覆って、その場に立ち尽くす。

先輩の陰からちょこんと顔を出したのは、間違いなく姉ちゃんだった。
同じ会社で事務をしている姉は先輩と付き合っているので、2人仲良くしているのは当たり前。
ただ、先ほどまでラスボスドラゴンを一緒に操演していたのが、姉ちゃんだとは夢にも思わなかった。

姉ちゃんなら俺と息が合うのも頷ける。
何より不慮の事故とはいえ、姉ちゃんに挿入してしまった。
ゴムのインナースーツ越しとはいえ。
俺はものすごい背徳感に襲われていた。

男のケツの穴にぶち込むより、やってはいけない事をやってしまった。
俺はその場に倒れてしまいそうなほど力の入らない体で更衣室を目指す。

頭の中を巡ることは家に帰ってから、姉ちゃんになんて言われるか。
なんて謝ればいいか。
そんやことだけが頭の中を巡っていた。

104リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/10(水) 22:43:17
17.
フラフラと更衣室まで戻りドアの取っ手に触れようとしたその時、俺の腕が掴まれる。
俺の腕を掴んだのは3本指のドラゴンの手。
俺の肩ほどの高さの小さなドラゴンは俺の腕を掴んだまま隣の更衣室へと強引に引き入れる。

頭が混乱している俺はされるがまま。
そして部屋に入ると、その小さなドラゴンは俺にぎゅっと抱きついてきた。
もう、何が何だか分からない。

ラスボスドラゴンを一緒に操演し、交わったのが美咲だと思っていたのが実は姉ちゃんで、背徳感に襲われ呆然としていたら、今度はサブボスドラゴンの小さい方に抱きつかれた、もう全く頭がついていかず大混乱。

そう思っているとサブボスドラゴンがしゃべった。
「圭佑このままでいさせて」

その声はくぐもってはいるが、間違いなく美咲。
俺は嬉しくて堪らないはずなのに美咲を抱く腕にイマイチ力が入らない。
サブボスドラゴンの背中は開いたままで、その中は俺と同じゴムのインナースーツを着ているような感触。
こちらも感染対策が必要だったのかと、頭の中で考えるも、浮かんでくるのは姉ちゃんを犯したという事だけだった。
そのまましばらく、美咲の言う通り静かに抱き合う。

105リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/10(水) 22:44:30
18.
いつも大人しく消極的な美咲だが、今日はいつもと違い大胆だ。
まるで、着ぐるみを着た時のように。
まあ、今もドラゴンの着ぐるみを着ているのだが。
抱き合うのをやめて俺と少し距離を取ると、ドラゴンの着ぐるみの頭だけを脱いだ。
中は俺が先ほどまで被っていたゴムのインナースーツのマスクと同じで、口のところは切り取られている。
「圭佑好き!」
突然の告白に驚いていると、俺の首に腕を絡ませて口づけをした。
美咲の顔はゴムに覆われていて見えないが、美咲からは俺がよく見えているのだろう。
熱い口づけを交わしながら、美咲は着ぐるみを脱いでいく。
引き締まった美咲の体はスタイルがよく、黒光りするピッタリとしたスーツに包まれていると、どこか妖艶なエロさを感じる。

俺のアソコが美咲のエロさに反応して大きくなる。
当然、美咲にも気づかれた。
すると、美咲は俺の前でかがむと俺の肉棒を扱き始めた。
そしてそれを口の中へ。
美咲の口の中で俺の肉棒はどんどん大きくなっていく。
ゴムに覆われているためか、感じ方が尋常ではない。
「ヤバっ、逝きそう」
俺が天井を仰いだ時、美咲の手が止まった。

106リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/10(水) 22:45:18
19.
美咲は立ち上がるとドアの方へ歩き出す。
そして、扉の鍵をかけると俺の方へ走って戻ってきて俺を押し倒す。
長机に押し倒された俺の上に、美咲が覆い被さる。
「一人で逝っちゃあ、ダメだよ!」
「さっきの着ぐるみの中みたいに2人で逝こ」

その言葉を聞いて俺は言葉を失い、間抜けな顔になっていたに違いない。
「美咲、さっきの着ぐるみってラスボスドラゴン?」
「そうだよ!ずっと圭佑のオチンチンにお尻撫でられてたから、興奮しちゃってて」
そこまで話すと顔が見えないのに美咲は恥ずかしくなったのか自分の顔を隠すように俺の胸に密着してきた。

俺は姉ちゃんとヤッないことを安堵し、美咲だった事を喜び強く美咲を抱きしめた。
この後はご想像の通り。
何度か美咲と交わった後、2人で一緒に帰った。

ただ、美咲は恥ずかしさからか、俺に面と向かうことができずほとんど顔を見せてくれなかった。
それはそれで、俺はそんな美咲が大好きだ。

107リアルロールプレングゲーム〜濃厚接触?〜 ◆dkf/aF6sqI:2021/02/10(水) 22:46:18
20.
後で先輩に聞いたのだが、姉ちゃんが着ぐるみに入っていたのは、感染対策をしたことで、操演者がどんな感じかを上に報告するためだとか。
しかし、あの日帰ってきた姉ちゃんは凄く機嫌が良かったことから、俺と美咲のように先輩と何かあったのだろう。

何はともあれ、すべて丸く収まった。
めでたし、めでたし。


おしまい

108名無しさん@着ぐるみすと:2021/02/18(木) 22:33:26
乙!

109名無しさん@着ぐるみすと:2021/03/09(火) 20:08:04
メイドロボ着ぐるみとえっちどう?

110名無しさん@着ぐるみすと:2021/03/27(土) 17:51:11
素晴らしいれ

111名無しさん@着ぐるみすと:2021/05/02(日) 23:05:57
残念ながらいいアイデアがない

112名無しさん@着ぐるみすと:2021/05/07(金) 22:53:07
保守
誰かー

113名無しさん@着ぐるみすと:2021/05/25(火) 01:15:55
小説読みたい…

114名無しさん@着ぐるみすと:2021/06/08(火) 11:29:39
やばし

115週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/12(土) 22:16:01
あるOLの週末


6月某日
今年は梅雨入りが遅く、昼間は30度を越える夏日だった。
夜になって多少涼しくはなったが、湿度が高くジメジメする日だった。


午後10時頃
あるマンションの一室、部屋主の女性が帰ってきた。
彼女はドアをロックし洗面所に向かうと、持っていたバックを下し、
付けていたマスクをゴミ箱に捨て、手洗いうがい、顔を洗った。
鏡に映った彼女の顔は、週末の残業からか疲れているようにみえる。
捨てたマスクの内側には汗のせいで崩れたファンデーションがびっしり付いていた。

116週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/12(土) 22:17:08
着ている物を全て脱ぎ、洗濯用のカゴに入れる。
ブラウスにはその日の暑さを表すように、ところどころ汗染みができていた。
そして裸のままトイレに行き、用を済ませ手を洗った。
このままお風呂に入るのだろうか?


彼女は裸のまま洗面所に置きっぱなしだったバックをリビングに持っていく。
バックの中からスマホを取り出して、
クローゼットの奥からトートバックのようなものを持ち出す。
そして何故か寝室に向かってしまった。

117週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/12(土) 22:18:25
それから数十分・・・彼女は寝室から出てこない。
もしかしてお風呂にも入らず、疲れてそのまま寝てしまったのか?
寝室は昼間の湿度が残り、少しじっとりしている。
部屋には布団が敷いてあり、
その布団の周りにキャラクターもののぬいぐるみが沢山置いてあった。
布団の上には1m以上ある大きなのテディベアも座っていた。
それらが天井の小さなオレンジ色のLEDライトで薄暗く照らされている。
しかし彼女の姿はない。


部屋の隅には先ほど彼女が持っていたトートバックが置いてある。
その隣には透明なケースが置いてあり、中に彼女のスマホが入っていた。
ケースにはダイヤル付きの蓋がついていて、
デジタルの液晶に「11:55」と表示されている。
現在時刻は午後10時35分。
ケースのか時計はかなり時間がずれているようだ。

118週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/12(土) 22:21:22
するとケース内のスマホ画面が急に点灯した。

「んぅ…」

同時にどこからか女性が唸るような声が聞こえた。

「ふぅ…ふぅ…んっ…」

女性のくぐもった声、そして何かが振動するような音がする。
スマホ画面には「前 弱 1」と表示されている。

ブブ!…ブブ!…ブブ!…ブ!………

1分ほどで振動音が止まった。
ケース内のスマホの画面も暗くなっていた。

「くっ……ふぅ…ふぅ………」

振動が止まると女性の声は聞こえなくなり、
寝室に再び静寂が訪れた。

119名無しさん@着ぐるみすと:2021/06/12(土) 22:56:59
やった!

120週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/13(日) 00:00:29
午前0時
またケース内のスマホ画面が点灯した。

「んぁっ!」

また女性の唸る方な声がした。
何かが振動するような音がする。
が、先ほどの振動音より少し大きく、パターンが違うようだ。

「くぅ…んっ…んっ!んぅぅ…くぅぅ!」

女性の声も先ほどより大きく、少し苦しそうだ。
スマホ画面には「後 強 5」と表示されている。

121週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/13(日) 00:01:14
音の発生源は・・・あの大きなテディベアからだ。
テディベアの中からくぐもった女性の声がする。
振動音はというと・・・テディベアの股のあたりからする。


寝室から消えた彼女はなぜかテディベアの中に入っているようだ。
わざわざこんな蒸し暑い中、分厚いファー生地でできたテディベアに、
しかも股部分に振動する何かをつけた状態で。

「んっ!…んぅぅ!…くぅぅ!んん!」

彼女の声はさらに大きくなっていく。
先ほどまでは姿勢を保とうとしていたが、明らかにテディベアの背中が反ってきた。

ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイ…

振動音が止まった。
ケース内のスマホの画面も暗くなった。

「ふぅ!ふぅ!んっ!…ふぅ〜ふぅ〜ふぅ〜……ふぅ…」

テディベアがうな垂れて肩で息をしているのがわかる。
一回目の振動では無かったくらいに呼吸が乱れているようだ。
しかし、しばらくすると少し姿勢を元に戻し、
呼吸をしているのがわからないくらいに動かなくなった。
飽くまで彼女はテディベアを演じているようだ。

122週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/13(日) 00:01:50
テディベアの顔には呼吸穴や覗き穴があるかわからない。
エアコンもつけず、全身を分厚いファーで包まれている彼女は
きっと汗まみれになっているだろうと容易に想像できる。
あとこのテディベアは彼女が入るには手足の長さがあまりにも短い。
手足を折り曲げた状態で入っているのだろう。


テディベアの背中には着ぐるみ特有のジッパーがついていた。
上下から閉めるダブルジッパータイプのようだ。
スライダーが首元で合わさり、
両方の引き手の穴には直径10cmほどのリングが通されている。
そのリングには錠が付けられていた。
この錠が外れない限り、彼女はテディベアから出ることはできない。
錠には液晶がついていて「10:25」と表示されている。
スマホが入れられているケースの液晶は「10:30」と表示されている。

123週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/13(日) 02:59:50
午前3時
彼女はまだテディベアの中に入っている。
さすがに疲れたのか頭が前後にコックリコックリしていた。
どうやら寝てしまったようだ。

ケース内のスマホ画面が点灯した。

「むぐぅっ!?」

テディベアはビクン!と背中を大きく反らせた。

「むぅ!むぅむぅ!ぐむぅ!」

テディベアは手足を少しバタつかせた。
突然の刺激に慌てているようだった。

「んっ!…んぐ!…んぅ!!ふぅ〜ふぅ〜…ふぅ…」

テディベアが急に暴れなくなった。
しかしテディベアの肩は大きく上下に揺れていた。
スマホ画面には「前 中 15」と表示されている。

124週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/13(日) 03:00:29
数分後
未だに振動音が止まる気配はない。
そしてテディベアの中からも彼女の呼吸音と唸るような声が聞こえる。

ブー!…ブー!…ブー!…ブー!…
「ん…ん…ふぅ…ふぅ…んっ!…ふぅ…ふぅ…ふぅ…」

テディベアは時折り足をモゾモゾさせたり、背中をビク!と反らせたりするが、
座った状態を保とうとしている。
相変わらず肩は上下に揺れている。
しかし次第に肩の揺れの間隔が短くなってきた。


急にテディベアの頭が垂れ、足もビクビク震えてきた。
そして次の瞬間

「うぅん!んっ!…くぅ!!」

彼女は今まで一番大きな声を出し、背中を大きく後ろに反らした。

125週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/13(日) 03:01:05
「むぅぅ…ぐっ!…ふぅ!ふぅ!ぐぅぅ…」

唸るような声を出しながら反った背中を元に戻そうとしている。
しかし腰のあたりがビクビクと引くついている。
振動は止まらない。

「ふぅ…ふぅ…んっ!んっ!……んぅぅぅ!!」

再び彼女は大きな声をあげ、背中を大きく後ろに反らした。
そのまま後ろにコロンと倒れてしまい、テディベアは仰向けになってしまった。
体はビクビクと痙攣している。
振動は止まった。
スマホの画面も暗くなった。
部屋の中には彼女の荒れた呼吸音が残った。

126週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/13(日) 03:01:35
しばくすると彼女の呼吸もだんだん落ち着いてきた。
テディベアは仰向けの状態から足を上げ、反動をつけて起き上がろうとしている。
何回かチャレンジし、なんとか上体を起こすことができた。

「ふぅ!ふぅ!ふぅ!ふぅ〜ふぅ〜…んぅぅ…」

かなり体力を使ったのか、テディベアは頭をうな垂れ、肩で大きく上下に揺らしている。
また寝落ちしたりして寝転んでしまうのだからずっと寝ていればいいものの…
テディベアが座っている姿勢に何かこだわりを持っているようだ。

127週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/13(日) 10:14:56
午前10時
彼女がテディベアになってから半日経とうとしていた。
部屋の温度も湿度も夜よりもだいぶ上がってきている。


深夜3時から今に至るまでに1時間〜2時間おきくらいでスマホの画面が点灯し、
振動を加えられていた。
合間合間で頭をコックリコックリ揺らしていたが、
振動のたびに中断されてしまっていた。
テディベアの中の彼女はほとんど眠らせてもらえない状況だった。


テディベアの頭がぐったりとうな垂れている。
だいぶ疲労がたまっているようだ。

128週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/13(日) 10:15:47
ケース内のスマホ画面が点灯した。

「ぐっ!…うぅぅ!」

テディベアはビクン!と反応した
テディベアの股から二つの異なった振動音がする。
スマホ画面には「前後 強強 30」と表示されている。

ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイン!…
ブー!…ブー!…ブー!…ブー!…
「ぐぅっ!…ぐぅぅぅ…んっ!んぅ!んぅぅ!」

振動音と呼応するように彼女の唸り声も大きくなる。
体をビクビク震わせ、なんとか体勢を保とうとしている。
しかし呼吸もすぐに荒れてしまい、肩の動きも大きくなってきた。
そして…

「んっ!むぐぅっ!んぅぅ!!!」

彼女大きな声をあげ、背中を大きく後ろに反らした。
まま後ろ仰向けになり、ビクビクと体を痙攣させている。

129週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/13(日) 10:16:33
しかし振動は止まらない。

「んん!んぐぅ!むうぅ!ぐぐぅ!!!」

テディベアは体をビクビクと痙攣させながらも、腰をひねったり、
手足をバタバタさせている。
そのたびにテディベアの中から彼女の唸り声が聞こえる。

今までテディベアがここまで暴れることはなかった。
これまでで一番強い刺激なのだろう。
彼女はテディィベアを演じきれなくなっていた。


「んん!あぐぅぅ!んぐぅむ!!」

獣じみた唸り声をあげながら、体をゴロゴロと横転させている。
何度も何度も背中を大きくビクンと反らせながら。
しかし振動は止まらない。止められない。
テディベアの中に振動原があるから、
彼女がテディベアから出ない限り、この振動から逃れるすべはない。

130週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/13(日) 10:17:18
30分後…

「うぅぅぅぅ!うぅぅぅ…ぐぅ!…うぅぅぅ…」

あれから何度も体を痙攣させ、彼女は大きな声をあげた。
今は暴れる体力もなくなり、体をビクビクさせながら
うつ伏せになって低い声を出している。

ギュイン!ギュイン!ギュイン!ギュイン!………
ブー!…ブー!…ブー!…ブー!………

振動が止まった。
ケース内のスマホの画面が暗くなった。

パチン!

どこかで何かが外れるような音がした。

131週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/13(日) 10:18:00
「う…ふぅ…ふぅ…むぐぅ…」

テディベアの中がモゾモゾ動いている。
しばくすると背中のダブルジッパーの間から指が出てきた。
両方のスライダーの引き手を繋いでいた錠は外れていた。


だんだんジッパーが開いていく。
そしてジッパーが大きく開き、
テディベアの中からゆっくりと彼女…いや肌色ののっぺらぼうが出てきた。
どうやら全身を肌色のタイツで覆われているようだ。

132週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/13(日) 10:19:07
タイツは全身じっとりと汗染みができていて、テディベアの中の暑さを物語っていた。
しかもタイツの上から猿轡を咥えていて、口周りが唾液でねちょねちょに湿っている。
タイツ姿の彼女はその場にゆっくり立ち上がる。
何故かタイツの上から黒いゴム製の下着をつけていた。


彼女はうなじのあたりに手を回すと、ゆっくりと猿轡を取った。

「ぷはぁぁ!…はぁ…はぁ…はぁ…」

涎がねっとりと抜け殻になったテディベアに垂れ堕ちた。
そしてゴム製の下着に手をかけ、ゆっくり下ろしていく。

「んっ…んっ…あっ…あぁん!はぁ…はぁ…はぁ…」

下着の内側にはピンク色の太い梁型が二つ付いていた。
タイツは股の部分がジッパーで開いて、
下着を履いていた部分は汗とは違った光沢の液でぐちゅぐちゅになっていた。
下着を下す間も梁型と陰部が糸でつながっていた。

ピピ!

そうしている間にスマホが入っているケースが鳴った。
ケースの蓋の液晶は「00:00」と表示されている。

133週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/13(日) 10:20:02
「う〜〜〜〜ん〜〜〜〜」

彼女はその場で背伸びと屈伸をし、ガチガチになった体をほぐしていく。
そして頭に手をやり、全身タイツのジッパーをうなじあたりまで開けた。
マスクに手をかけ、ゆっくりと顔を出した。

「ぷはっ!ふぅ〜〜〜…涼しい…」

しかしそこに現れた顔は部屋主の彼女ではない、別の女性だった。
昨日寝室に入った彼女はいったいどこに行ってしまったのだろうか?

134週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/13(日) 10:21:28
タイツ姿の女性が部屋内をゆっくり見まわした後、
寝室のクローゼットの前に立ち、扉を開いた。
そこには大きなパンダのぬいぐるみが入っていた。

「パンダ脱がすから出てきてください」

女性がパンダに声をかけると、パンダは頷いて四つん這いで布団の方まで歩き出した。
パンダが布団の上に座ると、
女性はパンダの背中についているマジックテープをバリバリバリ!っと一気に開いた。
そしてパンダを脱がすと、中からまた肌色ののっぺらぼうが出てきた。
しかし普通の全身タイツではなく、手足を折り曲げた達磨女状態のタイツを着ていた。

「はぁ…はぁ…暑い〜…脱ごうと思ったけどテープが固くて中から開かなかったや。
 入るのは簡単なんだけどね、チャック下ろしてもらっていい?」

パンダの中の女性も全身じっとりと汗で濡れていた。
タイツのジッパーを下し、マスクを取ると、汗まみれになった部屋主の彼女が出てきた。

135週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/13(日) 10:22:35
「ふぅ〜涼しい〜・・・あっ下までチャック下ろしてもらっていい?」
「・・・はい♪」

少しの沈黙の後、タイツの女性はニコっと笑って部屋主の彼女のスライダーに手をかけた。
そして何故か再びマスクを被せ、ジッパーを閉じてしまった。

「ちょっとちょっと!なにやって・・・むぐぅ!」
そしてさっきまで自分が付けていた猿轡をタイツの上から噛ませ、
ぎゅっとうなじの部分のベルトを絞った。
部屋主の彼女は折れ曲がった手足で抵抗するが、羽交い絞めにされて何もできない。


「むぐ!むぅ!むぐぅ!」
「昨日は帰りも遅かったのに、私を1回も熊さんから出さずにプレイに移行しちゃいましたよね?」
「むぅ!?」
「それにおもちゃの振動パターン…結構きつかったんですよ?特に最後のが♡」

そう言って女性は達磨女状態の彼女にまたがり、股間のジッパーを開いた。
刺激されていないというのに、彼女の陰部はぬらぬらと汗とは違う何かで湿っていた。

136週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/13(日) 10:23:16
そして女性は彼女に先ほどまで自分が履いていた梁型付きのゴム製下着を履かせ始めた。

「むぅぅ!むぅぅ!むぅ!」
「ほらほら、お尻の力抜いてくださ〜い」
「んっ!んっ!ううぅ!」

にゅる!ズプッ!

「うぅぅぅ!!!!」

彼女の中に二つの梁型が入ってしまった。
女性は下着を丁寧に腰まで引き上げた。

137週末 ◆zEHLoba/D2:2021/06/13(日) 10:24:28
「じゃあ今度はくまさんになりましょうねぇ〜」
「む!?・・・んぐぅ!むぅぅ!!!」

彼女は言葉にならない声で拒絶するが、達磨女タイツを着ているため抵抗できない。
あっという間に彼女はテディベアの中に入れられ、ジッパーを閉められてしまった。

「私の色んな液でべとべとになってますけど我慢してくださいね〜」
「うぅ!むぅぅ!うぅぅ!!!」
「振動パターンはどんなのがいいですか?さっき私がやったのと一緒にします?」
「んぅぅ!!」
「じゃあ鍵つけますよ?これが付けられちゃうと自分で脱げないですからね〜♪
 何時間がいいですか?こっから半日とか♪」
「!・・・いぁ・・・いいぃあ!いあうあぅ!!!」


 楽しんでくださいね♪先輩♡
 
 カチッ!




138名無しさん@着ぐるみすと:2021/06/17(木) 18:51:07
おつ!

139名無しさん@着ぐるみすと:2021/06/22(火) 16:39:18
素晴らしい!

140名無しさん@着ぐるみすと:2021/08/23(月) 00:56:01
まだ待ってる

141名無しさん@着ぐるみすと:2021/09/06(月) 22:27:22
だーれーかー

142名無しさん@着ぐるみすと:2021/11/11(木) 19:06:28
エロ少なめで、こんなストーリーはどうだろう。
特撮プロダクションに、いかにも可憐な美少女(15〜16歳くらい)が「私、怪獣役者になりたいんです」と言ってやって来る話。

この少女、物心つく前からテレビのウルトラシリーズが大好きで、ウルトラシリーズの怪獣になるのが夢だったのだという。
中学までは両親の手前我慢していたのだが、半年前に両親が事故で亡くなり、高校にも行かずに夢をかなえにやって来たのだという。

プロダクション側は当然のように困惑するが、本人はどうしてもあきらめない。
仕方なく(あきらめさせるつもりで)小柄な怪獣のスーツに入ってもらい、演技させてみたら、これがなぜか上手いという設定で。

なお相手役は、スターになりたいのに嫌々怪獣役者をやっている青年(20代前半)。エロはラストで結ばれるシーンだけで。

143名無しさん@着ぐるみすと:2021/11/11(木) 20:49:43
着ぐるみメイドさんとたわむれたい

144名無しさん@着ぐるみすと:2021/12/20(月) 14:34:42
>>142
こういうの好き

146名無しさん@着ぐるみすと:2021/12/27(月) 13:50:17
河童の話とか書いてた方、今はpixivに投稿してるみたいやんね
純愛系から理不尽系まであってめちゃ好み

147名無しさん@着ぐるみすと:2022/01/12(水) 23:33:00
夢見る漢の家ってサイト期待してたけど
割とすぐ更新停止してしまった…
どこかにまだ見ぬ楽園があったりしませんかね

148M.E:2022/02/23(水) 00:40:34
恋した彼の願いと私 第一幕
梅雨明けの晴れた日、私は初めて彼の住まいを訪れました。実家が裕福と聞いてましたが、一人暮らしのその住まいもとても広いものでした。
一年前私から告白してから、あちこちで語り合い、くちずけも交し合いましたが・・室内で二人きりになったことはありませんでした。
「来てくれてありがとう。今日はあること・・僕の秘密を聞いて欲しいんだ。打ち明けるかどうか、とても迷った。ずっと隠し通そうかとも思った。でも秘密のままでは君に済まないし、僕自身が我慢できないんだよ。」
いったいなにを打ち明けるというのでしょう。私は彼のこわばった顔を見つめて不安な気持ちになりました。
彼はPCを操作し、「これを見て。」とつぶやきました。
モニターにあらわれた動画は・・セーラー服の女子高生のようです。でもその顔は・・人間の顔ではなく人形・・マネキン人形のようなもので、半袖から伸びた両腕もあきらかに生身の肌ではなくプラスチックのような質感のものです。
でもその人形は動いていました。やがてセーラー服を胸の上まで手でめくりあげて胴をあらわにしました。その乳房・・ピンクの乳首のついた乳房も腹も肌色の光沢のあるなにかでできていました。
「これはね、マネキン人形のようなゴム製のタイツ・・着ぐるみをつけた女性の動画なんだ。」
そんなもの・・そんな人、そんな着ぐるみなんて・・想像もできませんでした。
「僕はこういったものが好きでたまらないんだ。とても特殊な趣味だけど、今はどんなものでもネットで仲間と知り合うことができる。僕も同じ趣味の集まりに参加でき、楽しむことができている。」
彼はちょっと黙ってから、私の目を見ずに続けました。
「そのほかに体験したいことがあるんだ。以前ミステリ小説を語り合った時、“人でなしの恋”という作品を教えたら、後で読んだといったよね。」
確かにその小説は読みました。すると・・すると・・もしや彼が私に伝えたいのは・・
「君に・・君に人形になってもらいたいんだ・・」

149M.E:2022/02/23(水) 23:58:24
恋した彼の願いと私 第二幕
“人でなしの恋”とは百年近く前に書かれた江戸川乱歩の小説です。
語り手の女性は新婚の夫が夜に母屋を出て庭の土蔵の二階に行くのを知り、一階に潜むと夫の声が聞こえます。・・妻には済まないと思いながら、私はこうして、夜毎にお前の顔を見ないではいられぬのだ・・女性は相手の女を見ようとするのですが土蔵からはいつも夫しか出てきません。土蔵を調べ、大きな美しい女人形を見つけます。夫の恋人はこれだと知った女性はその人形を・・
そんな小説に今ここでふれ、私を人形にしたいと言う彼とは・・
「あの小説の男性が心を奪われたのは本当の人形だよね。僕は実際の女性が姿を変えた人形に心を惹かれてしまったんだよ・・」
「僕は前に一度好きになった女性に同じ告白をしたことがある。その人はサブカル好きを公言してるさばさばした女性だったから、理解してもらえるかと思ったけどダメだった。”犯罪者と紙一重じゃない”と言われてしまった・・」
私はどんな返事をすればいいのでしょう。人形になってなんて・・着ぐるみを着た経験なんてありませんし、お面は・・こどもの時、友達からアニメキャラのお面を被せられて恥ずかしかった記憶だけがあります。
普通の着ぐるみだったらまだしも、あの動画のようなゴム製のタイツとお面なんて・・
「どうだろう・・一度だけでもいいんだ・・僕の願いをかなえてくれるのは無理だろうか・・」
私は一年前、彼に告白した時のことを思い返しました。たとえ断られても、言えずに後悔するより・・と勇気を出したら、彼の返事は彼も私が好きだったというもの・・その時の嬉しさは忘れられません・
彼と気持ちが離れたくない・・私のすべき返事は・・
「わかりました。いいです。私、あなたの頼みを聞きます。人形の着ぐるみを着ます・・」

150名無しさん@着ぐるみすと:2022/02/24(木) 03:32:46
支援!

151M.E:2022/02/25(金) 00:56:34
恋した彼の願いと私 第三幕
私は服をすべて脱ぎ、裸身を彼に晒しました。でもここに来る時想像していた彼と抱き合うためではありませんでした。
彼は私の身体隅々、手足の指から鼻・耳の穴まですべて計測して数値をPCに入力していきました。
やっとその作業が終わると、私は抱かれることもなく服を着て、彼の車で自宅に戻りました。
翌日から私たちがあっても人形の話題には触れないまま、二月が過ぎた夏の終わりに私は再び彼の家を訪れました。
案内された部屋は大きなベッドがあり、壁には床から天井まである鏡がありました。
ベッドに置いてあるのは人のぬけがらのように不気味な光沢の肌色タイツでした。
「これは首から下がすべてひとつづきのボディスーツで、ファスナーはなく背中の首下に少しの切れ目があって、そこから足と胴、腕を入れていくんだけど・・裏地のない一枚のゴムだから滑りが悪く、乱暴に引っ張ると裂けてしまうんだ。だからパウダーかオイルを塗らないと着られない。今日はオイルを使うよ。
私はタイツの胴体をまくるようにして切れ目に左足から入れていきました。両足を合わせるだけでもとても大変で、胴体と両腕を合わせるのは自分一人では無理だったと思います。
彼の手を借りてなんとか隅々までぴったりフィットさせることができると、「着心地はどうかな?」と声をかけられました。
「良くはないです。ぴっちりしてゴムに締め付けられるようだし、暑苦しく感じますね。」
「すまない・・次はこのマスクだよ。スーツとはちょっと材質が違うやや厚手のゴム製で、後ろの切れ目から被り、鼻と耳の穴・唇をはめて固定し切れ目の穴の紐を締めてウイッグを着けて完成だよ。」
私はお面に頭を入れました。耳・鼻・唇の内側にはめこまれる部分がついていて気持ちがわるく、紐が締められると首から上すべてが密着しました。目は外側に作られていますがまつ毛があたってまばたきしずらく感じます。かつらも被せられました。
「鏡で見てみてよ。どう思うかな?」
鏡にむかって立ち、お面の小さな穴から自分の姿を見ました。以前見た動画よりもっとあやしく感じられました。顔を寄せると、緑の瞳にあいた穴の奥に本当の瞳が見え、口を動かすと赤いゴムの唇のあいだから歯が見えました。
「とても綺麗ですけど、自分がこの中に入っていると思うと、やっぱり気持ちが悪いです・・」
「そうか・・じゃ、次はその上に君の服を全部着てみて。」
変な頼みの連続です。私はブラジャーとショーツ、それに他人の家に行く時ぐらいしか着けないパンストをまた着けました。肌色のゴムに覆われた脚に肌色透明ナイロンストッキングを履くなんて・・初めて肌色ストッキングを履いた時の恥ずかしさを思い出しました。
服を全部着て鏡を見ると、綺麗なマネキン人形そのままのようで、不気味さはやわらぎました。
「それじゃあ、これからドライブに行こうよ。」

152M.E:2022/02/26(土) 00:41:58
ドライブ!このままで外出すれば、どんな人に目撃されるかわかりません。それは・・
「恥ずかしい・・いやですよ・・この姿を見られるなんて・・」
「お願いだよ。ほら、このサングラスで眼を隠せば、ちょっとぐらい見られてもわからないよそのリアルなマスクなら。」
そうでしょうか・・また鏡を見ると、ストッキングの両脚はまだしも、両腕もゴムの肌・・そばに寄られたら・・
「ね、いいだろ」押し切られて彼の愛車に乗り込みました。ポルシェ718ボクスターとかいう彼自慢のオープンカーです。夏も冬も屋根を開けてドライブするのです。やはり今日も・・
走り出すと風が当たります。お面を被って風を受けるなんて・・信号待ちでは、顔を伏せてしまいました。
見覚えある場所で止めると「このカフェは以前来たよね。ここに寄ろう。」降りて歩き出してしまうのです。
残っているわけにはいかないいかないのでしかたなく降りましたが、引き留めようと声をかけました。
「店員に見られるの恥ずかしいですよ!」彼は歩きながら「ここは照明も暗いし、隅の席に座れば目立たないよ。」といって店に入ってしまったので、私も入るしかありません。
「なにを頼もう。例の着ぐるみ仲間の集まりで、同じようなマスクを着けての食事を見るとたいていの料理は食べられるみたいだ。ビッグマックなんかを頬張るのは難しいだろうけど。」
「アイスクリームならいいよね。僕もそうしよう。」店員が来ると、そちらに顔を向けられません。
このお面を被ったままでもアイスクリームなら・・いえ、予想以上に食べにくいのです。スプーンで口に入れる時、舌の上まで運ぶのではなく、唇でしゃぶるように食べていたんだと気がつきました。
はめ込まれたゴムの唇では難しいのです。唇からクリームがこぼれてもわからない・・指で触っても指もゴムなのですから・・
「もう戻りましょう、外は暑くて気分が悪くなったりしたら・・それにトイレに行きたくなるかも・・」
「そうか・・でもトイレはね、そのボディスーツを脱がなくても着たままちゃんとできるんだよ。」
そうです・・このタイツはお尻の割れ目から前方にゴムの切れ目があるのです。ということはつまり、できるのはセックス・・性行為も・・
戻って車から降りた時、私は暑苦しさがもう耐えられないような気分になっていました。
「ごめんよ・・早く脱ぎたいよね・・でも・・でも最後にもうひとつだけお願いが・・」
彼の最後の願い・・それはもう聞く前にわかっていました・・
「僕に・・僕に抱かれてくれないだろうか・・その姿のまま・・」

153M.E:2022/02/27(日) 00:33:09
恋した彼の願いと私 第五幕 (前回題を書き忘れました。前回が第四幕でした。本文も九行目にひどい誤植が・・すいません。
私は黙り込んで彼を見つめました。顔面を紅潮させた彼・・それを見ている私の表情を彼はわかりません・・無表情のゴムに覆われているのですから。
「嫌です・・嫌です。それは・・だって・・だって私は・・まだバージンなんです!なのに・・初めての経験がこんな・・こんなものに入れられて・・」
お面の内側に涙が流れ・・というより肌とゴムの境に広がるのを感じました。
「そうなんだ・・それは嫌だよね・・わかったよ。もういい。忘れて。」
彼にうながされ、自分の服を脱いでいきました。それを見ていた彼が突然・・
「ね、キスだけ、くちずけだけはどうかな、マスクを取る前に、お願いだよ!」
もうどうしたらいいのでしょう。でも、この全身に密着したゴムは自分一人で脱ぐのは無理そうで、もしかしたらこのお面だって取れないのかも・・
もう彼が手伝ってくれなければどうすることも・・私はお面を被ったままのキスを承知しました。
私たちはベッドに並んでこしかけました。上半身を脱いだ彼は左手を私に廻し、顔を重ねてきました。目の穴の前に彼の目がせまり、唇がゴムの唇を吸って舌があいだに・・
ゴムの唇のあいだから彼の舌を受け入れていると息苦しくなったので顔を離しました。そこでお面の狭い視野に映った光景は・・股間を露出した彼が右手をそこに当てていたのです!
「いや!」悲鳴をあげて彼を突き飛ばし、ベッドから離れました。
向き直ると、突き飛ばした彼は両膝と両手を床についてうつむいています。そして嗚咽をもらし、涙が床にしたたり落ちています。
「ごめんね・・ごめんね・・」身体を震わせて泣いている彼を見つめていた私は・・突然激情にかられ叫びました!
「いいです!いいです!抱かれます!私、このまま抱かれます!人形に入れられたまま抱かれてもかまいません!」

154M.E:2022/02/27(日) 23:48:22
恋した彼の願いと私 第六幕
服をすべて脱いだ彼が私になにか差し出しました。それはスキン・・コンドームでした。初めて見たそれの封を切ってピンク色透明なゴムを取り出しました。
ベッドに腰かけた彼の前にひざまずいて手と顔を近ずけると、眼の穴から彼の・・彼のものだけが見えました。それに・・スキンを装着していきました。
彼にゴムのスキンをはめている私の両手にもゴムのスキンがはめられているのですが・・
私はベッドの上に足を投げ出してすわりました。その足のあいだに彼がお尻をおろし、私の足の外側に膝を立ててすわりました。
「僕の首の後ろで指を組んでよ。」そう言って彼が私の乳房・・ゴムにつつまれた乳房をつかみました。それからいろいろな愛撫が始まりました。私の体のあちこち・・ゴムの耳やゴムの乳首をしゃぶりました。
だんだん激しくなる愛撫をゴム越しに感じていると彼は右手で私の下半身をさぐりました。
「いいかい・・いいかい、いれるよ・・いれるよ!」彼のものを、私はついに突き立てられました!
彼は激しくうごき、受け入れた私の体も激しくゆさぶられました。
痛みではない、不思議な感覚を感じます。いままでおぼえのないこの感覚は、快感というものなのでしょうか・・
彼は腰を動かしながら、私の顔を・・ゴムのお面をずっと見つめています。私はお面の中でどんな表情をしているのでしょうか。
不思議な感覚はどんどん強くなってゆき、私はお面の口を開いて声をあげてしまいました!
「ああっ!ああああああっ!」

155M.E:2022/02/28(月) 23:18:56
恋した彼の願いと私 第七幕
ひときわ大きく揺さぶられた時、彼は力を絞りつくしたのか、腰の動きをやめました。私の肩から手を離し、私の中から抜け出ました。
彼と離れた私はすこしのあいだ横たわっていました。起き上がると、彼はスキンを外して股間を拭いていました。ティッシュの箱を示されて、私も下半身をぬぐいました。彼の汗でゴムの肌も濡れています。
ベッドに腰かけた私は疲れてしまい、お面に手のひらをあててうつむいていました。そこに彼の声が・・
「ありがとう・・ありがとう・・つらい目にあわせてごめんなさい。もうずいぶん長くその中に入ったままで苦しいよね。もうすぐ出してあげるよ。僕の夢はかなった。もうこんなことはしない。これが最後にするよ‥」
彼の言葉を聞きながら、私は思っていました。・・これが最後のはずがない・・・彼と一緒にいれば、私はまたこの中に入らなければならない・・人形にならなければ、彼は私を抱かない・・いや抱けない・・
私はもう普通の恋人ではなく、人形の恋人・・そうだ、以前なにかで見たラブドール・・セックス人形なんだ・・
私は立ち上がって鏡の前に行き、またお面の眼の穴から自分を見つめました。かつらの髪が乱れ、彼の汗に濡れたゴムの体はまさににラブドール・・あやしく美しいラブドールです。
・・ああ綺麗だわ・・でも内側の私は・・顔には涙と汗でお面が張り付いてる・・身体はぴちぴちのゴムで蒸れて、汗まみれでしょうね・・とても苦しいけれど、この姿が好きになってきたかもしれない・・
・・私はこれから、ここで彼と一緒に暮らしていけるかもしれない・・彼の願い・・私はいつもゴムのラブドールの中に入ったままで彼のそばにいてあげるわ。私は動いてしゃべる生きてるラブドールなのよ・・
・・そしてラブドールのまま彼と抱き合い、ラブドールとして彼と共に暮らすんだわ・・
完結・・?

156名無しさん@着ぐるみすと:2022/02/28(月) 23:58:40
乙…?

157名無しさん@着ぐるみすと:2022/03/06(日) 02:48:09
ウルトラマンショーに参加した女性。
その中で一人の女性が着ぐるみのまま帰って行った。
あの着ぐるみは彼女の自前だとか。
たしかに他のウルトラマンの着ぐるみと違い彼女の体にピッタリフィットしていた。
そしてファスナーの開閉を行う後頭部から腰まであるヒダもしっかりと接着されていた。
会場に来る時もリハーサルも当然着ぐるみのまま。
ダメ元で連絡先の交換を申し出ると快く交換に応じてくれた。
親しくなりデートをすることになったのだが、やはり彼女は着ぐるみのままやってきた。
なぜ、着ぐるみを脱がないのか聞いてみた。
彼女は火傷を負い、人前に顔を晒せないのだとか。
それでもホテルに誘い、初めは強引に脱がそうとしたが、嫌がる彼女をみてそんな自分が嫌になり辞めてしまう。
しかし、今度は彼女が自分から着ぐるみを脱ぎ始める。
どんな女性か期待していたが、中からはリアルドールの着ぐるみが出てくる。
驚いているとリアルドールは静かに昔の話を始める。
その話は何故か自分も知っている話だった。
主人公の少女とその少女が好きだった男の子の話。
2人しか知らない話ばかりを聞いていてだんだんと分かってきたことがある。

彼女は小中学校時代の同級生。
火傷は負っておらず、極度の恥ずかしがり屋であった。
だから、人前に顔を出さないことも納得ができた。
確かに昔から自分の後ろに隠れていることが多かった。
リアルドールの話から彼女も自分を好きでいてくれていたことに気づいた。
連絡先交換の後の電話でも、俺のことをよく知っている感じがしたのは気のせいではなかった。
リアルドールを脱がせると、子どもの時とは比べ物にならないくらいの美人が真っ赤な顔で出てきた。
恥ずかしそうな顔をして。
苦しくなかったか尋ねると、彼女は恥ずかしいよりはと小さな声で答えた。
昔の面影の残る彼女をぎゅっと抱きしめた。

みたいなもの読みたいです。

158名無しさん@着ぐるみすと:2022/03/08(火) 22:11:26
つまんね

159MO:2022/03/10(木) 22:13:44
急に思い立って書きたくなったので妄想小説を初投稿させていただきます
お手柔らかによろしくお願いします(^^;

160MO:2022/03/10(木) 22:14:44
【1/5】美少女マネキンによって自分の居場所を見つけた19歳女性の話

「美麗(みれい)っっっ!」
「そんな見た目で彼氏なんかできるわけないのに、夜遅くまでどこに出かけてたの(怒)」
「ほんと期待こめて美しい名前をつけたのに誰に似たのかしらね」

これは、私の家庭内での日常だ。
可愛いと言われたのは3歳まで、ただし記憶はない。成長につれて顔のパーツのバランス
が崩れて、目は小さく、鼻は低く、あごもない。唯一頭が小さく小顔で華奢でエイリアン体
型というところが救いか?両親はどちらも芸能活動して結ばれたこともあり美男美女。重
要視する価値観は見た目であり、その歯がゆさゆえに私は突き放されて、親の愛情をしっか
ら受けないまま育ってきた。学校生活では「美麗」というハードルが高すぎる名前が故に、
男からはいじられ、女からは仲間外れにされてきた。

私は生きてる価値あるだろうか。
それはまわりの身内や周囲の人が言ってるだけであろう。もっと、多種多様にアイデンティ
ティを出せる広い世界へ。美麗はSNSでライブ配信をやってみた。

視聴者数1、、、2、、、
美麗「みてくれてありがとうございます」
チャット「はぁっ!?なんでその見た目でライブ配信できると思った!?」
美麗「うっっっ(泣)」
そう、私には内にも外にも居場所がない。

161MO:2022/03/10(木) 22:15:26
【2/5】美少女マネキンによって自分の居場所を見つけた19歳女性の話

そんなある日、美麗は少しでも外見を磨くために意を決して、時代の最先端をいく港区の美
容院に初めて行ったときのこと。
「ここが、ハリウッドスターや女優や通う美容院かぁ〜〜〜」
美容院の内装はスタイリッシュな空間でこだわり抜かれたインテリアで囲まれている。
「はぁ〜いい匂い、息をするだけでも幸せ」
そこで運命の出会いを果たす。
美麗の目に飛び込んできたのは、8等身の均等のとれた美少女モデル!?
いやっ、よ〜く近くでみるとマネキンだっ、ウィッグも被せてある。
「かっかっ可愛い」
雷に打たれた衝撃だ。
スタッフ「お客様、可愛いでしょ。こちらは世界的なマネキンデザイナーのマカロン・ビネ
ガー氏が制作した従来とは一線を画すマネキンとなっております。
「通常のマネキンはプラスチックの硬い素材で作られますが、こちらはシリコン素材を用
いり、よりリアルに可愛さを追求したマネキンとなっております」
美麗は何を思ったのか唐突に「これって着れるんですか?」
それを聞いたスタッフはあっけにとられた表情をした。

162MO:2022/03/10(木) 22:16:00
【3/5】美少女マネキンによって自分の居場所を見つけた19歳女性の話

「Oh! ワンダフル!ガール!?」唐突に美容室の店内に声が響いた。
その声は、あの世界的マネキンデザイナーのマカロン・ビネガー氏だ。
ちょうど個展のPRで来日して色々なところに顔を出しまわっていた奇跡的なタイミング
だ。
なにやら美麗を指さして何か通訳に話している。
そして通訳が私に言った。
「マカロン・ビネガー氏があなたにこの美少女マネキンをぜひ着てもらいたいと」
後々に聞いた話、なぜ、私が指名されたかというと、日本人離れした体型、顔のパーツ、頭
の小さなサイズが、美少女マネキンを着るのにベストであったこと。
まさに “シンデレラ” のガラスの靴だ!

私も本能で 着れるか 聞いたぐらいなので、脊髄反射でOKした。
私は更衣室に通された。そこで恥ずかしながら全裸となり、なにやら美少女マネキンを着る
前に体のすべりをよくするためにベビーパウダーを全身にまぶされた。また顔には透明の
液体を塗られた。これは美少女マネキンの顔と連動させる為のノリということらしい。その
工程を経て私はいよいよ美少女マネキンに身を通す。着る入口は股間部分の僅か10cmの切
れ目から。着るのに1時間はかかっただろうか。最後に股間のチャックを締める。もう、そ
こには人間の面影は一切ない。美麗は美少女マネキンに同化したのだ。しかし、通常のマネ
キンと違う部分として、表情が中の人として連動して出るのだ。ピンホールからの視界はや
はり通常からは1/3程度になるが、視界は良好。外からは中の人の瞳は見えない構造とな
っている。白いシリコンの素肌の上から、世界の名だたるブランドの服が着させられる。

163MO:2022/03/10(木) 22:16:28
【4/5】美少女マネキンによって自分の居場所を見つけた19歳女性の話

「Wow!ブラボー!」マカロン・ビネガー氏の声が店内に響き渡る!
実はマカロン・ビネガー氏、大の着ぐるみフェチであったという。それで、自分が作った美
少女マネキンをインテリアとして置いてたのではなく、いつかベストサイズの女性が来る
であろう日の為に置いてたということだ。それが、たまたま今日で奇跡的な出会いの場面と
なった。

美麗自身もこんなに褒められることは人生初めてのことだ。
熱いものがこみ上げるし、股間からも汗に混じった何かの液体も出てきた。

そして、自分の姿を全身でみて見る。興奮して頭が沸騰して、体温は40℃はいっただろう
か。そのまま気を失うほど、可愛くて、美しくて、ハリウッド映画の主演女優に出るような
見た目で、もう言葉にならなかった。そのままうずくまって、両手でシリコン素材の顔を抑
えた。

マカロン・ビネガー氏とハイタッチして、抱き合う。抱き合ったときに、シリコンの擦れる
音でギューッとなった。
そして、マカロン・ビネガー氏から一言
「Give you a present」
そのまま美少女マネキンをプレゼントされた。着ているブランドの服ももらえるとのこと。
なんて日だ。

164MO:2022/03/10(木) 22:16:52
【5/5】美少女マネキンによって自分の居場所を見つけた19歳女性の話

美麗はテンションがあがり、多くのみんなに見てもらいたいと思い、SNSでライブ配信を
あの時以来、久しぶりにはじめる。
視聴者数10、50、100、500、ついに1000超えた!?
チャット①「えっうそ、マジ神」
チャット②「待って、待って、待って、可愛すぎて死ぬ」
これまでの人生、満たされることがなかった承認欲求がドバドバ満たされる。

その後、美麗は両親に非対面で実家を離れることを告げ、
一人暮らしをはじめ、四六時中美少女マネキンに包まれるスーツを過ごす
美女省マネキンを脱がなくても済むように、排泄の小も大もしないように食事はとらず、注
射で栄養を最低限補給。股間の10cmの切れ目も改造を行い、いつの間にかなくなってい
た。なぜ、そこまでするのか、、、

そう、私は自分の居場所(美少女マネキンの中)からこれ以上離れないため。

165名無しさん@着ぐるみすと:2022/03/10(木) 23:53:04


166名無しさん@着ぐるみすと:2022/03/11(金) 00:45:08
初投稿お疲れ様です。
美少女着ぐるみに閉じ込められる描写が良かったです。
次回作も期待しています。

167名無しさん@着ぐるみすと:2022/07/30(土) 22:46:27
投稿お待ちしております

168M.E:2022/08/05(金) 00:01:52
恋した彼の願いと私 第八幕
私は彼を誤解したのでしょうか・・
想像もつかない奇妙な流れで私のバージンが失われたあの日。
バスルームで彼の手を借りラブドールの中から抜け出すことができ、ようやく人間の姿に戻った私は・・
彼に送られ自宅に戻ってからは今日の体験は夢ではなかったのだろうかと考えたりしていました。
すぐ翌日彼に会いましたが昨日のことは全く話題にあがりませんでした。
数日後には彼の家で当たり前のようにくちずけをかわすと自然にベッドに誘われ、そのまま抱き合い再度の体験をしました。
彼は人形しか抱くことができない人なのではと思った私の想像は間違っていました。
それからひと月ほどのあいだ私たちはあの日のことがなかったかのように度々愛し合っていたのですが・・
私の心に不思議な感情が湧き上がってきたのです。
あの時奇怪な状態で抱かれていた最中の感情の昂ぶり・・それが普通に抱き合っていても湧き上がってこないのです。
またあの妖しいゴムのラブドールの中に入れられて抱かれたら今度はどうなるのか・・
とうとう私は、こちらからその話題を口にしてしまいました。
「私、またあのゴムのスーツの中に入って人形に・・ラブドールになってみたいんです・・」

169M.E:2022/08/05(金) 23:49:25
恋した彼の願いと私 第九幕
「本当、本当かい!」彼は歓喜というより悲鳴のような声をあげました。
私は顔を紅潮させていたはずですが、彼は蒼ざめたように見えました。
「君がそう言ってくれたら・・でも無理だ・・とずっと思ってたんだ・・」
ちょっと笑顔になると「でも君はラブドールなんて言葉も言ってくれるんだね」
「僕からはラブドールとは流石に呼びにくいなあ・・じゃあ、ラバードールとならいいかな」
「一週間にまたラバードールになってもらうことにしたいな。その時君としたいことを考えたいんだ。もし君自身に希望があったらいつでも言ってきて」
そして私たちは普通に抱き合ってから別れました。
約束の日の約束の時間・・私はあの人間のぬけがら、妖しいゴムの人形に体を入れていきました。
今回はなるべく私だけでゴムのスーツを全身ぴっちり包んでみようと努力しました。
お面を合わせ終わると彼が首に巻くシルバーのアクセサリーを差し出しました。
「これでマスクとスーツの境が綺麗に見える。それにウイッグも前回のショートボブからロングにしようよ」
装着を終えた私は鏡の前に立ちました。見えたのはもちろん、あまりにも美しく妖しいゴムのラブドールです。
私はゴムの指でゴムの唇を撫で、ゴムの乳房をさすりました。
・・・この中に私が入ってる・そう思うとなんて不思議な気持ちになるんだろう・・・
鏡に見入っていると彼の声がしました。
「それで今日は、これから海に行こうと思うんだ」

170M.E:2022/08/07(日) 00:19:54
恋した彼の願いと私 第十幕
「え!海ですか!」私にさせたいのはなんだろう・・予想もしてみましたが、まさか海とは・・
「君の水着も用意したよ。天気もいいし、楽しめると思う」
「でも、海水浴場じゃあ大勢人がいて・・目立ち過ぎてしまいますよ」
「カメラで撮影をして、なんか聞かれたら映画を製作中、詳細は秘密とか言ってはぐらかすよ。たちの悪いやつにからまれなければ大丈夫」
「君は日焼け止めはいらないし、暑かったら海に入ればいい。毒クラゲにさわっても、全身ゴムで保護されてて安全だよ!」
私たちは水着の上に服を着てボクスターに乗り、海に向かいました。
浜辺に駐車して服を脱ぎ、海水浴客のいる砂浜に歩いて行きました。
私の姿を見た人は当然びっくりしています。どよめきのような声も聞こえてきます。
私はもう羞恥心など忘れたように堂々とゴムの顔を上げゴムの腕を振って歩きました。
彼はカメラを掲げて後についてきます。振り返るととても嬉しそうな表情です。
サンダルを履いたゴムの足を波に浸し、海水を掬ってゴムの肌に振りかけてみました。
ラブドールの中で蒸されている体を肩まで海に浸かって冷やしました。
撮影をしている彼に若い男女二人が近寄って来ました。
「あのー・・これって、何の撮影なんですか・・」

171M.E:2022/08/08(月) 00:37:54
恋した彼の願いと私 第十一幕
「ちょっと今は明かせないんですよね〜」彼が男性に返事をすると、女性のほうが私を指して言いました。
「あのなんだかものすごい着ぐるみ、中に入ってるのは本物の女の人ですよね・・」
私は思い切って二人に近寄り、お面の中からしゃべりかけました。
「何のことですか?着ぐるみ?私って変に見えますか?中の人なんていませんよもちろん!」
二人はまだいろいろ知りたがっていましたがあきらめて離れていきました。
「君も大胆になってきたね・・びっくりだな〜」しばらく撮影を楽しむ彼、私もいろんなポーズをとってゴムの体をくねらせてみました。
車に戻るとタオルでゴムの体を拭き、服を着て海辺を後にしました。
「知り合いがやってるレストランで、午後の中休みの時間に入れてもらえるように頼んであるんだ。そこでゆっくり食事をしよう」
着いてみると、ちいさなお店で「くつろぎ」という看板がかかっていました。
「店名のとおりリラックスできる美味しいお店だよ。マスターは和洋中何でも作ってくれるんだ」
準備中の札が掛かったドアを開けると、「いらっしゃい」と声がして男性女性二人のかたが出迎えてくれました。
「こちらマスターと奥さん。でもね、奥さんは普段ここにはいないんだ。実は売れっ子の漫画家さんなんだよ。出来たら取材させてほしいそうなんだ」

172名無しさん@着ぐるみすと:2022/08/08(月) 19:32:58
支援!

173M.E:2022/08/09(火) 00:27:21
恋した彼の願いと私 第十二幕
奥さんが手を差し出したので握手をすると、「感触は違いますね〜綺麗なゴムの手なんですね」
早速質問攻めにあいそうでしたが・・
「すいません、ちょっと・・トイレを借りたいんです」
ラバードールになったまま小用をすますのは二度目です。戻るとみんなは熱心に話し込んでいます。
「何を作ってもらおうか。マスクを被ったまま美味しく味わえるのは何かな」
「パスタなんかどうです?僕のペペロンチーノはけっこう評判いいんですよ」
私はお面の顔でうなずきました。「大丈夫、食べられると思います」
マスターがみんなにペペロンチーノを作ってくれることになりました。
私は奥さんと話しをしました。聞いてみたら、私の知っている漫画作品の作者さんでした。
「ちょっとスケッチさせてください。でも私の描く似顔絵は似てないって言われて・・リアルなデッサンはあんまり・・セクシー系は苦手なんですけど」
「すごく綺麗なお面ですよね・・ちょっと触ってもいいですか?」
「どうぞ、この通りゴムの唇もかなり自由に動かせるんです。パスタも美味しくいただきますよ」
みんなでパスタを食べました。私もなんとかフォークを口の中に運んで残さずいただきました。
「あんまり冷房が効かないんですよ・・全身ゴムのボディスーツじゃあすごく暑いでしょうね」
「今日はもう3時間以上このラバードールの中に閉じ込められてるんです。でもまだ頑張ります」
マスターが言いました。「こんなにセクシーで綺麗なラバースーツなら君も作ってもらったらどうだい。ダイエットにもなるよ」
「ふーん、旦那が先にイケメンラバードールになったら考えてもいいよん」
漫画の話なども話題にして過ごし、やがてお店を後にしました。
彼の住まいに戻るともう夕方でした。もう一度飲み物と食べ物を軽く取った後彼は・・
「それじゃ、君がそのラバードールになったままでまた抱かせてもらっていいかい・・今度はちょっと違ったやりかたをしてみたいんだ・・」

174M.E:2022/08/10(水) 00:16:57
恋した彼の願いと私 第十三幕
彼はキャスターをロックオフしたベッドを壁の大鏡の前に寄せて固定しました。
私と彼は服を脱ぎ全裸になりました。もちろん私はゴム製の全裸なのですが。
またゴムの指でゴムを彼のものに装着し、一緒にベッドに上がりました。
「鏡にむかって、膝をついて座ってください。僕は背後から、後背位で君を抱きしめるよ」
「そうすると、抱かれている君の姿を僕たち二人が一緒に見て感じることができる。きっと前回より素敵な体験が味わえるはずだ・・」
私は鏡の直前に座りました。お面の眼の穴からは私を封じ込めているゴムのラブドールが見えます。
・・これが今の私・・この身体で彼を受け入れるのね今から・・
背後から彼の手が私のゴムの肌を愛撫し始めました・・彼の視線は鏡の私の姿・・生きているラブドールを見つめています。
やがて彼の腕が背後から私の身体を抱き上げてきました。
そしてついに彼のものが持ち上げられた身体の下から入ってきました!
受け入れた私の身体は激しく揺さぶられました。でも私はお面の中からずっと私のゴムの身体を見つめていました。
そして下半身の奥で感じる感覚とともに、別の不思議な感覚を覚えるのをお面の中で考えていました。
・・やっぱりそうだ・・生身の肌を触れ合って抱き合うより、こうしてゴムに封じ込められラブドールにさせられて抱きしめられるほうがずっと感情が昂ってくる・・
・・もう私はこの禁断の、アブノーマルな行為から離れなれない・・
私の眼は、妖しく揺れる、輝くゴムの肌の美しい身体から一瞬も離れられません。
・・ああなんてセクシーなんだろう・・このセクシーなゴムのラブドールの中に私が入っている・・なんて素敵な体験なんだろう・・

175M.E:2022/08/11(木) 00:32:16
恋した彼の願いと私 第十四幕
やがて脱力した彼は私の身体から抜け出して後ろに下がりました。
私はベッドに掌をついて荒い息をしていました。それでも鏡にまっすぐ顔を向けていました。
お面の中からの視線をラブドールの自分の姿から離すことはできませんでした。
ティッシュボックスを差し出されてやっと気持ちが落ち着きました。
「ありがとう、最高に楽しかったよ。今日はもう、10時間以上ラバードールの中に入ったままだよね。つらいだろう、ごめんね」
「脱がしてあげるよ。さあ、浴室に行こう」
私はゆっくりと彼に向き直りました。
「いいえ、私、まだこのラバースーツを脱ぎたくないんです・・」
「ええっ!それは、いったいどういうことなんだい!」
「このまま、ラブドールの中に入ったままで朝まで眠ってみたいんです・・」
「ゴムにぴっちり閉じ込められて眠ったら、どんな夢を見て、どんな目覚めを迎えるのか体験したいんです・・」
彼は泣いているような表情でちょっとのあいだ黙っていました。
「わかったよ。じゃあ、このベッドで一緒に寝よう、夜明けまで」
「冷房があれば、ラバードールに入ったまま眠っても大丈夫かな。そばに飲み物も用意しておくよ」
「照明は半分つけておいて、隣の僕がラバードールの君の姿を見ながら寝ることができるようにするよ」
「もし苦しくなったら、いそいで僕を起こしてね」
こうして私は、ゴムのラブドールの中に入ったままベッドで一夜を過ごすことにしました。
はたして、このままで眠ることができるのでしょうか。眠りに落ちたら、ちゃんと目覚めることができるのでしょうか。
・・私はラブドールになって眠るの。明日目覚めたら、人間ではなくなっているでしょう・・
・・全身をぴっちり覆うゴムの皮は私の肌に癒着してもう取れないの・・
・・私は一生ゴムのラブドールの中に入ったままで生きていくことになる・・
・・でもいいの。この輝くゴムの肌が私の身体になり、この美しいゴムのお面が私の顔になるんだもの・・
了・・?

176M.E:2022/08/11(木) 23:47:01
拙作「恋した彼の願いと私」を読んでいただけたかたに、あいさつ兼いいわけ兼ざんげを申し上げます。
私は以前にもこちらに投稿していて、過去ログが見つからないのですが第4章ぐらいの時で。
着ぐるみメイドに買い物や犬の散歩をさせる・・という話でした。
けっこう好意的な感想があって気をよくしたものでした。
今年2月23日から28日まで初めて18禁描写もいれた本作を投稿してみたところ、ほとんど反応がなかったので残念でした。
もっとも、掲示板という形式がもうはやらなくなってしまったのでしょうがないですね。
なので第七幕で打ち切るつもりだったのですが・・ある知人に直接宣伝したところ。
本人だけでなく奥さんもあの変態小説をホントかウソか面白かったと・・続編をお願いされたのです。
それで今月なんとか第十四幕までもっていきましたが。
苦しまぎれに知人がモデルの夫妻を登場させてしまったのです。
・・フィクションです、人物・団体は架空のものです・・とかいっても実際の夫妻をよくご存じのかたが読んだら偶然でないのはまるわかりです。
今のうちにあやまっておきます。ごめんなさい。
そして、ついでながらこの作品を書くきっかけになった動画を紹介したいと思います。
Uniform X Restricted EX Dollと検索して最上段に表示される、透明感の顔は人形カラダはリアルな娘、という動画を見てください。
本来は20分の有料動画ですが3分だけ無料で視聴できます。
私はこの映像があまりにも素晴らしく感じてしまい、このような作品を投稿してしまったのです。
それでは失礼いたしますが、やはり感想をよせていただけましたらありがたく存じます。

177名無しさん@着ぐるみすと:2022/08/12(金) 21:15:15
M.E様 お疲れさまです。
拝見させていただきました。
当初は全くフェチ耐性がない彼女が、嫌々ながらも彼の為にと思って
ラバードールを体験をきっかけに、好きになっていく様は良かったです。
実際にもピッチリ感を体験することで、全身タイツやラバーが好きになる女性は
いますので、そことリンクしてみることができました。
彼氏の直球なリアクションと感情はうぶさが表れて良かったと思います。
当時の自分を重ね合わせてみることができました。
描写も実際にマスクやタイツを持っているか、
もしくは知識が深くないと書けないところですので玄人目線からも想像が容易かったです。
もし、今後も投稿して頂けるのでしたら、時代背景(90年代〜20年代)が分かると、
より人物の価値観や環境が想像しやすく、物語に入り込みやすいのかなと思います。
あとはセリフが整い過ぎているのかなと思いますので、
もっと心の底から出てくる言葉で生々しいやりとりが欲しかったりもします。
今後の作品投稿を期待しております!

178M.E:2022/08/13(土) 00:21:38
早々に感想をよせてくださいましたかたに深く感謝申し上げます。
私は小学生のころ女子の水泳帽に興奮した記憶があってずっと「かぶりもん」が大好きなのです。
長じてからはラバーコスチュームの専門店をさがしてあるいたりしました。
しかし、「アズロ」などの専門店は私が見つけたころはもう最盛期の勢いはなく、ほどなく閉店してしいきました。
実際に手に入れたのは飴色透明なマスクとグローブが一揃いくらいだけで、実際の体験はほとんど試せませんでした。
この投稿作の彼氏は私自身を投影していますが、女性から惚れられる・裕福というところはまったく違うのが現実なのです。
いっぽう惚れた女性から「犯罪者と紙一重じゃない」と言われたのは実体験なのであります。
つまり、こんな体験ができたらどんなに嬉しかっただろうという私の夢想をそのまま、ひねりなしに作った話なのです。
下書きなしで文章を考えながらぶっつけ入力し、分載の区切り最後だけ引きを考慮して工夫はしましたが、あまり推敲もせず投稿したので・・
たしかにセリフは紋切り型だったかなと反省するところですね。
そんなわけで、新たな作品を創作となると・・よほど能力を絞り出さないと当分のあいだ無理であります。プロの作家さんは偉いな〜と常々感心しております。
次の投稿は期待なさらずに長い目で・・
ありがとうございました。失礼いたします。

179名無しさん@着ぐるみすと:2022/08/13(土) 23:42:26
好きになった入口はそこからなのですね!
私もかぶりもんが好きで、今では考えられないクオリティーなのに
大仏マスクを購入しただけで武者震いしました。
たしかに男性のリアクションや女性側のセリフだけが、リアルだったので、
もしや実体験?と少し思ったりもしました。
私も何人もの彼女にマスクやタイツをお願いした経験がありますが、
生理的に受け付けない子もいましたし、彼氏の為ならと受け入れて望み通りの役になってくれる
子もいました。現実はなかなか理想通りっていうのは難しいもので、
彼女、妻子に全て求めるのも負担になりますし。
それを作品として昇華して頂くことは欲に素直に向き合い素晴らしいと思います。
私も創作の作り手としての経験がありますので、すぐに新たな作品を作るのは
すごく労力とモチベーションがないとできないのは重々承知です。
無理なさらず、また気が向いたときにでも大丈夫です(^-^)

180M.E:2022/08/14(日) 15:49:22
ー彼氏の為ならと受け入れて望み通りの役になってくれる子もいましたー
なんといううらやましいお話でしょう。どんな役になってもらえたのか、詳細が聞きたくてたまりませんよ。
ー私も創作の作り手としての経験がありますー
体験を小説化してこちらに投稿していただけたら・・と願わずにはいられません。
無理でしょうか。是非ともご検討を切にお願いいたします。
小説化までは贅沢でも、実際の体験だけでも・・お頼み申し上げます。

181名無しさん@着ぐるみすと:2022/08/14(日) 21:36:15
当時の彼女(複数)とのそのような行為の写真と動画は残っていますので、いつでも記憶を呼び起こし直接会っての話することは可能ですが、
そこは禁断の扉で、別れ際にそういった行為のデータは全て削除するように念を強く押されたこともあり、
その事実を文章として外部に出すということは、やはり人として躊躇します。
そういったことがあり、その経験を基に今のフィクションでの創作活動あるのかなと思っています。
掲示板ではあまり投稿はしないですが、界隈の中のどこかに創作活動を投下しています。
すみませんが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

182M.E:2022/08/14(日) 23:06:20
ご事情うけたまわりました。そういったわけであればいたしかたありませんね。
以前はネット空間でのかぶりもん界隈もあちこちさまよっていたもんでしたが、近頃はさがしまわる熱意が失われていたところでした。
初心にかえってほかでも同好の士の創作をのぞいてみます。
もし心境に変化がございましたら、こちらにも投下をよろしくお願いいたします。

183名無しさん@着ぐるみすと:2022/08/16(火) 22:23:51
投稿ありがとうございます
良かった、もう誰もいないのかと思ってました

184名無しさん@着ぐるみすと:2022/09/06(火) 20:39:40
着ぐるみの小説ってこことpixivと道場以外だとどこで読めますか?

185名無しさん@着ぐるみすと:2022/11/06(日) 23:32:35
保守

186名無しさん@着ぐるみすと:2022/12/17(土) 23:49:25
>>176
ここの掲示板も荒らしが出ている時は良かったですが、年々人も減っていき、書いていてもリアクションがなくて、私も昨年9月からはpixivに移動しました。
私も5章から11章までは書いていましたが、最後の方は自分1人だけだったような感じになり寂しかったです。久々に覗いてみたら、私と同じラバーフェチ作品があり読ませて頂きました。また、ちょくちょく覗きに来ようと思いますので新作期待しています。

187名無しさん@着ぐるみすと:2023/01/20(金) 23:48:18
みんなどこに行ってしまったのか…

188名無しさん@着ぐるみすと:2023/01/21(土) 08:05:01
そういうのは着ぐるみ小説投稿BBSの管理人に言えば?
ここの管理人と同じなのかどうかは知らんが
このスレで宣伝して住人を誘導して引き連れて出て行ったんだろ?
分裂したらそりゃここの人の数は減るだろうに
ネタが枯渇したらここで小説を催促って…経緯を考えたらそれもう荒らしだから
今はpixivがあるんだしメッセージでも送ってみたらどうだ?
数年に一度くらいで人が来たら読んでお礼を言う
ここを使うのはその程度でOKだよ

189名無しさん@着ぐるみすと:2023/02/08(水) 10:28:24
今twitterで着ぐるみ小説とかないのかなと思って検索したらこういうの見つけた

したらば掲示板は通信制限かかっててwi-fiからは投稿できないことがあって
それを解消するためにできたのが着ぐるみ小説投稿BBS

調べたけどそういう書き込みを見つけられなかったし
同じしたらばなら基本仕様は変わらないはずだが
ここの管理人がわざわざそういう設定にしてたってことなの?

この板のコスプレスレッドで実名叩きが横行しててワード規制?みたいなのが酷すぎて小説を投稿しても弾かれて
コスプレがある板とはたもとを分けたほうがいいから小説投稿BBSが作られたんだと思ってたんだが

190名無しさん@着ぐるみすと:2023/04/02(日) 16:12:11
管理人が代わったとかで緩くなったらしいけど
一時期は嵐対策と思われる通信制限で書き込めない時があった

191名無しさん@着ぐるみすと:2023/04/03(月) 07:30:18
今もみちゃで暴れてる連中が実名出して誹謗中傷繰り返す→管理人がワード規制→小説が投稿できなくなる

こういう流れだな

192マネキンの中には 前編:2023/04/09(日) 00:23:51
とある衣服店。
閉店の時間を迎え客一人いない店内を薄暗くした照明で照らしている。
レジ横の関係者以外立ち入り禁止と書かれた扉が開き、一人の女性が出てきた。
スラッとした手足に整った体と顔。手入れの行き届いた長い髪が照明に反射する。
モデルと言われても納得できる彼女はここの店長で名前は羽生薫子。

羽生は商品が並んだ陳列された棚の間を歩いていく。
それぞれの棚の端には商品である服やズボン、帽子などの小品を着させたマネキンが置いてある。
その中で頭から足まである全身タイプのマネキンの前に羽生は立ち止った。

男型の球体関節式マネキンで他の男型のマネキンに比べ筋肉質なフォルムである。
手足は太く、胸板も厚い。身長もそれにふさわしいくらい大きい。
他のマネキンとは毛並みが違うせいかある意味この店の看板キャラクターになりつつある。

顔には表情が付いておりアメコミのヒーローのような濃ゆい顔つきである。
見開いた目で白い歯を出して笑っている。

羽生はその見開いた目の奥を覗き込むようにして独り言を話始める。
「ふふっ。お疲れ様。今日もいい笑顔だったわ。」
羽生は手にしていたヘッドセットを耳に装着する。
そしてヘッドセットのスイッチをONにする。

「お疲れ様、美羽。生きてる?」
「-------」
「ああ、よかった。ちゃんと生きてる。お疲れ様。」
「-------」
「ふふっ。もごもご何言ってるか分かんなーい。」
「------!!」
「ああもう、わかってるわよ猿轡噛まされてたら喋れないわよね。」
そう言って羽生はマネキンの唇をなぞる。
「ねぇ出たい?」
「----」
「そうよね〜。一日中マネキンの中に閉じ込められて声も上げれずにずーとここに立たされてるもんねぇ〜。そりゃあ出たいよね。・・・・けどさ、もうちょっと私と付き合ってよ。」
「----!?」
「大丈夫大丈夫。残業代は出すからさ。」
羽生はポケットから小さなリモコンを取り出してマネキンの顔に近づける。
「これな〜んだ?」
「---!?----!!」
「ふふっ。恐らく美羽が考えてるソレだよ。美羽の中に埋めたアレのリモコン。お昼気持ちよかったでしょう?イケメンの男2人の前でイッタ気分はどう?」
「-----!!-----!!」
「そうかそうかそんなに欲しいか。」
「-------!!!」
「うふふ、美羽は嘘が下手だなぁ。嫌がってる声出しても私には分かるのよ?貴方の本心がね。」
羽生はリモコンのスイッチを入れる。
普段は店内に軽やかなBGMをかけているのでお客も気づかないが、閉店して店内BGMがない今目の前のマネキンから微かに機械の作動音が鳴っている。
しかしマネキンは微動だにせず、その屈強な体を見せつけている。
「----!-----♡----!?」
「どう?気持ちいでしょ?ついでにお胸に付けた玩具も動かすね。ポチッとな。」
「----!?-----!?----------!」
「うふふ、逃げようとしてもダメよ。というか逃げれないか。外側からマネキンにピッタリと包まれて動かせても紙一枚分くらいしか動かせれないもんねぇ。ちゃんと感じてね♡」
「------♡!?-----!-----!!」
「はぁぁいいわ!いい!今のあなた最高!!」
羽生はリモコンを投げ捨てるとその場で身に着けていたものを脱ぎ去り、ヘッドセットだけを残し生まれたままの姿になった。
そしてそのまま自分自身に行為を始めた。
ヘッドセットから流れてくる美羽の甘き声をBGMに羽生の行為が熱くなっていく。
「----♡ --------♡」
「んっ・・・・まだ・・・・ぁん、逝かないでよっ・・・・・んn♡・・・・逝くなら・・・・・・うんんっ♡・・・一緒・・にねっ」
そしてお互いにボルテージが上がり絶頂した。
店内に羽生とそしてマネキンから微かに声が鳴り響く。

193マネキンの中には 後編:2023/04/09(日) 00:24:39
羽生はその場で満足したようにへたり込む。
しばらくするとヘッドセットから聞こえる声にハッとする。
「------!------!!------!!」
羽生は慌てたように何かを探し始める。
「ゴメンゴメン。今止めるから待ってて。」
「-----!!----!!----」
「ああもう分かってるって!暗くてどこにリモコン落としたか分かんないだよ!」
「----♡ -----!!♡」
手探りでようやくリモコンを探し当てる。
「あった!!」
急いでリモコンのスイッチを切る。
無事スイッチは切れたがその直前にマネキンは逝った。
「ま、まあ寸止めよりはマシでしょ?」
「------!!」
「う〜、本当にゴメン。」

その後羽生は脱ぎ捨てた衣服を着直しバックヤードから台車を持ってきた。
慣れた手つきでマネキンを台車に積んでバックヤードに運んでいく。

それから30分過ぎたころ。店の裏口か二人の女性が出てきた。
「もう!!今度からは近くにリモコンは置いといてください!!」
「は〜い。次から気を付けま〜す。サーセンシター。」
反省の色が見えない羽生の隣には顔を赤らめた松木美羽がいた。
美羽も手足が細くスタイルもいい。
手足が細いお陰であのマネキンの中に入れるくらいだが、さすがに普通のマネキンだとマネキンの手足が細すぎて入らないので入るように設計した結果あのような筋骨隆々なマネキンが生まれた。
「ねえ、明日も入るでしょ?」
羽生は笑顔で美羽に問いかける。
「ええ〜。あれ結構キツイんですよぉ。一日中姿勢が固定されて凝るし店長はイジメてくるし」
そう言って美羽は大事な所を隠すような仕草をする。
「でも美羽はそれが快感に感じるんでしょ?」
「それは・・・そうですけど・・・・」
美羽の顔がは照りだす。

そして二人の姿は賑やかな街に紛れていった。

194名無しさん@着ぐるみすと:2023/04/09(日) 05:28:03
掲示板で見るのもいいね

195名無しさん@着ぐるみすと:2023/04/09(日) 07:56:00
泣きそう、乙です!

196名無しさん@着ぐるみすと:2023/06/28(水) 21:20:06
供給が足りない…お恵みを…

197雨の日の散歩って気持ちいいよね:2023/07/08(土) 22:32:28
ある雨の日。
時計を見れば深夜の2時を指していた。
私はベッドの上で背伸びをして深呼吸をする。
窓のカーテンを開けて外の様子を伺う。
深夜で雨の日ということで人が出歩いているようには見えなかった。

「お。ちょうどいいくらいに雨脚がいいね。」
私は独り言を口にしクローゼットに向った。
クローゼットを開けるとこの季節には着ないコートなどの衣服が並ぶ中、私は奥の方に隠すように掛けているあるモノを手にする。
それはウルトラの母の着ぐるみ。
それとセットのグローブとブーツ。

先程まで着ていた衣服と下着を脱ぎ去り生まれたころの姿になった私はウルトラの母の背中にあるヒダに指を刺しこむ。
ぺリペリと音を立ててヒダの中のチャックが姿を現した。
そのチャックを下げて爪を立てないように足を通していく。
このウルトラの母の着ぐるみはグローブとブーツとは別に手袋と靴下が一体になった設計をしており、
全身を余すことなく包み込む代物である。
足首より先はわざとサイズが小さくして作ってあるため通すのに苦労する。
ただ伸縮性に優れているので足先まで通し終えるとぴっちりと私の足に張り付いてフィットする。

両脚を通し終えたら股下の所までたくし上げる。
そして引き出しから取り出したローターを敏感な箇所に押し当てる。
流れてくる感覚を我慢して着ぐるみをお腹の下の所まで上げる。
着ぐるみの股下がローターがズレるのを防いでくれて落ちることもない。
ただし常に押し込まれた状態になっているので着ぐるみを脱がない限りローターを取り除けない。

次に腕を通していく。
手首の先は先程説明した通り手袋と一体になっており指の1本1本丁寧にはめていく。
シワは後で伸ばすとしてこれで腕は通し終わった。

私の胸の辺りに垂れているマスクを手に取り顔を沈めていく。
マスクには視界を得るために目元に細いスリットが開いている。
目の位置を合わせたら開いている片手でお尻の位置にあるチャックに手をかける。
少しずつチャックは上がっていき、チャックが通過する箇所が体に張り付くように絞められていく。
チャックが完全に上に上がり切ったらヒダで包むようにしてチャックを隠す。

電源が入っていないとはいえ先程から動くたびに刺激してくるローターのせいで呼吸が荒れている。
呼吸用にマスクには口元にスリットが開いているが、とても細く満足できるほどの空気が吸えない。
だけど窒息するほどのことではなく、それが逆に私に苦痛を与える。

呼吸を整え、グローブとブーツを持って玄関に向かう。
事前に用意していたウエストポーチを装備してブーツを履き始める。
指先が覆われているため紐を編み込む作業に手間取るがなんとかうまくいった。
次にグローブに手を通す。
グローブの手首の辺りにチャックがついておりそれを閉めることで手首から抜けなくなった。
厚手のグローブなので細かい作業は向いていない。

玄関の姿見用の鏡にはどこからどう見てもウルトラの母が立っていた。
だけどその中身は裸で秘部にローターを仕込んで呼吸を荒らしながら感じる痴女が入っている。
ウルトラの母の中は暑く、全身からすでに汗が流れ始めている。

私は傘立てからお気に入りの傘を手に取り、玄関の扉の鍵を開ける。
慎重に頭だけを外に出し様子を伺う。
外は今も雨が降っており、誰かが出歩いているようには見えない。
車道も大きな道から外れた所にある住宅街なので車の通りも全くない。

私は深く深呼吸をする。
「スー・・・ハ〜・・・・・よし。行ってきます。」
一歩前に踏み出し傘をさす。
玄関の鍵を施錠し、鍵をウエストポーチにしまった。
入れ替えるように中から小型のリモコンを出して電源を入れる。
電撃が流れるように快感が押し寄せる。
漏れた声は雨音に消され、この声に気付く者はいないだろう。
息苦しさと押し寄せる快感に頭をぐちゃぐちゃにされながらも思考を巡らす。


きょうはどこまでいこうかな
 
                             おわり

198名無しさん@着ぐるみすと:2023/07/09(日) 20:08:51
乙おつ

200名無しさん@着ぐるみすと:2023/09/09(土) 07:44:24


201名無しさん@着ぐるみすと:2023/09/09(土) 07:47:10
保守
戦隊モノのアレは着ぐるみでいいんだろうか

202名無しさん@着ぐるみすと:2023/09/09(土) 08:16:52
ここに貼ってください

203名無しさん@着ぐるみすと:2023/09/09(土) 12:48:59
主人公たちのスーツ…
スーツかあれ!

204名無しさん@着ぐるみすと:2023/11/09(木) 03:17:52
10章冒頭の夏樹と兄の「ぬいぐるみ」の話の続きはどこかにありますか?

205名無しさん@着ぐるみすと:2023/11/10(金) 22:33:57
>>204
見た事ないなぁ…
あれ良かったから続き読みたいよね

206名無しさん@着ぐるみすと:2023/11/17(金) 08:54:43
そうですよね、続きが読めることを期待しているのですが...
教えていただきありがとうございます。

207名無しさん@着ぐるみすと:2023/11/29(水) 00:10:05
小説の供給が少なくて干からびそうだ

208ぬいぐるみ 姉妹編:2024/01/03(水) 22:40:41
私は仕事を終え家に帰宅した。
「ただいまー」
玄関のドアを開けて自分が帰ってきたことを伝える様に声をだすが家の中は静まり返っている。
私は疲れた体で2階の自分の部屋に入り部屋着に着替える。
そして1階の洗面所で手洗いうがいをしたらもう一つの仕事に取り掛かる。

再び2階に上がり一緒に住んでいる妹の部屋に入る。
妹の部屋は趣味のぬいぐるみ収集で至る所に動物のぬいぐるみが置かれている。
私はその中の壁にもたれ掛かったクマのぬいぐるみに近寄る。

「・・・・フフッただいま。」
私はクマのぬいぐるみの口にキスをするように押し当て、クマのぬいぐるみの口の中にあるチューブを探す。
チューブの先端を見つけたらそのままそのチューブを噛み締める。

ほんの数秒の沈黙の後変化が起こった。
ぬいぐるみから籠った声が上がる。
「ん・・・・んーーー!んんーーーーー!!」
次第にその短い手足を振って抵抗し始める。
ポカポカと柔らかいクッションのような腕が私の体に当たる。
私は噛んでいたチューブを離す。
「ああ・・・かわいい。」
チューブの先端からは何度も空気が出入りする音が部屋に響く。
それと同時にぬいぐるみの体は肩で息をするように上下している。

「どう?空気おいしい?」
私は意地悪そうにぬいぐるみの顔を覗き込む。
「でももうちょっとだけ頑張ってね。」

次に私はピンク色のリモコンを取り出した。
そして【弱】でスイッチを入れる。
するとぬいぐるみの体が少し跳ねる。
「んっ!!・・・・」
私はすかさずぬいぐるみの口を押え
「ダーメ。お人形さんは喋らないんだよ?もし声出したら今晩は解放させないよ?」
ぬいぐるみは小刻みに震えながら何とか耐えようとしている。
「いい子いい子。あと10分耐えれたらイかせてあげるし解放してあげる。きっと中は暑くて汗びっしょりでしょ。」

私にとっては10分はあっと言う間だ。だけど時間の感覚が分からないぬいぐるみからすれば物凄く長く感じるであろう。
時折チューブから「フー・・・フー・・・」と荒い呼吸音が聞こえるが声は必死に殺しているようなので大目に見よう。
ぬいぐるみの下半身は時々腰を振っているのか動いている。
(うふふ、イキたいんだろうけど無駄な足掻きね。存分に味わいなさいイキたいのにイケない感覚を。)


『ピピッピピッピピッ』
あらかじめセットしていた10分のタイマーが鳴る。
ぬいぐるみは小刻みに震えている。
私はぬいぐるみの耳元に近寄入り、
「お疲れ様。約束通りイカせてあげる。声もだしていいわよ。」
私はリモコンの【強】を押す。
するとぬいぐるみの体が跳ね上がり、体がピンと仰け反る。
「んんッ!ムん!?んンーーーーー!!!」
イッたのかぬいぐるみはぐったりと倒れる。
それを私は観察しながら満足していた。

209ぬいぐるみ 姉妹編:2024/01/03(水) 22:41:37
「はぁ〜変態だな、私も桜も。」
私は形状が人形であればイジメることに興奮を覚え、妹の桜は自分を人形のように扱うことに興奮を覚える体であった。
初めは桜が人形のフリをして私が枕を桜の顔に押し付けて呼吸制御プレイをしていたが、
気づけば桜をぬいぐるみの中に閉じ込め拘束し、尚且つ苦しいプレイを強いるようになった。

私はリモコンのスイッチを切り後片付けに入る。
クマのぬいぐるみの背中にはチャックが隠れており降ろしてやる。
すると熱気が開けた隙間からもれる。中がどれだけ暑いかと考え、桜がそれに耐えてる姿を想像すると私のとある箇所が熱く感じる。
私は背中の隙間に腕を突っ込み、桜のわきの下を通って羽交い絞めするようにして掴んだら引っ張りあげる。
ぬいぐるみの背中から出てきたのは桜・・・の姿をした黒い塊。
素肌の上から黒いラバースーツを頭の天辺から足の先まで覆い、両手足は折りたたんだら革製バンドで拘束する。
頭は耳に細かい穴と口のチューブ以外空いておらず、鼻には栓がしているため口からしか空気が吸えず、チューブは細いせいで吸える空気の量は限られる。
口の中にはマウスピースとチューブが連結しおり、マウスピースが舌を押さえつけるので言葉を発することができない。
秘所にはバイブを固定しており、伸縮性のあるラバースーツがバイブを押さえつけて離れることはない。
逆に暴れれば暴れるほどラバースーツがバイブを押して苦しめる。

後頭部にあるチャックを上げると桜の綺麗な髪が姿を現す。
湯気が上がり酸っぱい匂いが広がる。
「・・・・ん・・・・・・」
意識が戻ってきたのか桜が目を覚ます。
「口開けて。全頭マスク取るから。」
「・・・うんん・・・・・」
桜が弱々しく口を開く。
全頭マスクと一体型のマウスピースから透明な糸が引く。
濡れた前髪がぴったりとおでこに張り付いてて美しいと私は感じた。

桜にストロー付きのスポーツドリンクを渡すとあっと言う間に飲み干した。
少し休憩させたら一緒に風呂場に行き、中で汗で張り付いたラバースーツを脱がすのに協力した。

それから30分後。
「今日はコンビニ弁当だけど、桜が好きなオムライス売ってたから買った。」
「わぁ!ありがとう!おねぇちゃん大好きっ!」
家の中では和気あいあいと仲の良い姉妹が幸せの夕食をしていた。

「次はもっとイジメたいな・・・ねぇ桜は次何されたい?」
「う〜ん?おねぇちゃんに任せる。」
「そう。じゃあ楽しみにしてて。」
「うん。」

                                終わり

210ぬいぐるみ 姉妹編:2024/01/03(水) 22:43:28
新年あけましておめでとうございます。
駄文ですが少しでも面白いと言っていただければ光栄です。
それではまたいつか。

211名無しさん@着ぐるみすと:2024/01/03(水) 22:44:29
あけましておめでとうございます!
ありがとうございます!

214ごむらばpixiv ◆dkf/aF6sqI:2024/01/12(金) 22:20:18
マグロ女 【足マグロ編】


【マグロ女】
皆さんはこの言葉を聞いてどんな事を想像しましたか?

【マグロ女】とはエッチのときに、ただ寝ているだけで何もしないことを【マグロ】と言います。
由来は、ベッドの上で寝転んでいるだけの姿が、まるで市場に陳列されている冷凍マグロのようだというところからきているという説が有力なようです。

私が遭遇した【マグロ女】は皆さんの知っているものとは違いました。



とある風俗店へ友人に連れて来られた俺、竹之内 司(たけのうちつかさ)は一番安いコースを探していた。
友人はこの風俗店の常連ですぐにいつもの女の子を選択し個室へと案内されていた。

メニューの下の方にあったのが
【マグロ女】しかもその下にはさらにメニューと料金が記されていた。

  足マグロ(足フェチの方向け)
  手マグロ(手フェチ、指フェチの方向け)
  手マンマグロ(女性器を弄りたい方向け)
  ヤリマグロ(ただただヤリたい方向け)
  解体マグロ(体験してのお楽しみ)

その中で俺は【足マグロ】コースを俺は選択した。
理由は二つ、値段が一番安かったことと足フェチであること。

準備が整ったという事で部屋へ案内されるのだが、女の子を選択させてもらえなかった。
一番安いコースなので、それも仕方なしと割り切って個室へ。

個室に入って一人掛けソファーで女の子を待つ。
一番安いコースなのでブサイクかオバさんが来るのだろうと思っていたが、個室の扉はノックされない。
俺がソファーに座って待っているのは、とんでもないのが来たらすぐに帰ろうと思っていたから。
しかし、5分経っても誰も現れない。
“いったい、どうなっているんだ!”
そう思い、ベッドを見ると膨らみがある。
“え?!もしかしてベッドですでに待機するタイプ?“
そう思いベッドに近づき布団を捲った。
ベッドの上のモノを見て俺は言葉を失う。
「へ、マグロ… ?」

ベッドに横たわっていたのは紛れもなくマグロ。
本物と見間違えるクオリティのマグロから銀色の足が生えていた。
「【足マグロ】ってこれ?」
俺は驚きから固まってしまう。
どう見てもリアルなマグロの着ぐるみを着た女性が着ぐるみから足だけ出してベッドに横たわっているだけだった。

俺が布団を捲っても全く動かない【足マグロ】を注意深く観察する。
この【足マグロ】の着ぐるみにはファスナーなどは全く見当たらない。
そして、単にマグロの着ぐるみから足を出しているだけだと思ったのだが、どうも違う。
マグロの下腹部の尾に近いところから銀色の艶っぽい足が本当に生えているのだ。
というのも足と着ぐるみの境界はなく、突然変異で生まれてきたのではないかと思うほどであった。

その艶っぽい足に触れてみる。
生暖かく人であることは間違いなさそうだ。
触った感じはゴムのような感触だった。
俺が触れても全く動かない【足マグロ】をどう扱えばいいのか困惑してしまう。

215名無しさん@着ぐるみすと:2024/01/16(火) 11:28:19
支援!
これ好き

216名無しさん@着ぐるみすと:2024/01/18(木) 22:04:47
着ぐるみ小説の神のpixivに、似た着ぐるみがあったなあ

217ごむらばpixiv ◆dkf/aF6sqI:2024/01/19(金) 23:50:43
着ぐるみ小説の神って、ももぴさんですか?

218名無しさん@着ぐるみすと:2024/01/20(土) 07:41:30
ラバースーツの方じゃないかな

219名無しさん@着ぐるみすと:2024/01/20(土) 15:21:31
神って言ったらももぴさんでしょ
魚人観察記録の事だと思うよ

220ごむらばpixiv ◆dkf/aF6sqI:2024/01/20(土) 21:48:49
なるほど、魚人観察記録探してみます。
それでは以下、続きです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓

取り敢えず、5本指に分かれた足の裏をくすぐってみる。
【足マグロ】はピクっと反応して、俺の手から足を遠ざける。
反応が可愛くマグロの中の人も可愛いのだろうと連想させる。
何度か足の裏をくすぐると、膝を曲げて体を丸めるようなポーズを取ったが、少しすると足を伸ばしてきた。
次はマグロの尾っぽに近い内ももに触れてみる。
ゾクッとしたのか、さっきよりもリアクションが大きい。
そんな内ももを優しく撫でると、ギュッと閉じていた股がゆっくりと開いてくる。
気持ちいいのだろうか。
そんな柔らかい内ももに顔を挟まれてみたいと思ったが、マグロの尾っぽが行手を阻む。

次に俺が思いついたのは“ひざ枕”だった。
横たわる【足マグロ】の体を起こそうとするが、【足マグロ】に腕は生えていない。
なので体を起こすのにも胴体を抱き抱えるようにして起こそうとしたが、またも尾っぽが邪魔をして座らせることはできなかった。

結局、ベッドに横たわるしかできない【足マグロ】。
仕方なく俺は艶っぽい足を撫でながら別の使い方を考える事にした。

冷静になって周りを見るとブーツやハイヒールストッキングなんかも用意されていた。
「なるほどね、これを履かせたりして楽しむのか」
俺は呟くとパンストを手にした。
「パンストはダメだろ!」
思わず呟いたが意外にもパンストの真ん中辺りに切れ込みが入っていて、マグロの尾っぽを通すことができた。
そして、銀色に輝く足にパンストを履かせていき、マグロの尾っぽから少し上までパンストを履かせることができた。

見た目はかなり滑稽だが、パンストを履かせてもなお銀色の光沢感はかなりのものだった。

次に俺が手にしたのはピンヒールのニーハイブーツ。
黒光りするエナメルのニーハイブーツはなかなか街中ではお目に掛かることはない。
そんなブーツを【足マグロ】に履かせていく。
このエナメルのニーハイブーツはこの【足マグロ】の中の人がオーダーしたようにピッタリとしていた。
筒の部分と太ももがピッタリ過ぎるくらいピッタリで履かせるのには、かなり苦労した。
ふくらはぎ辺りの内側にあるファスナーを閉めて黒光りするエナメルブーツを履かせ終えると、【足マグロ】が少し動いた。
その際、エナメルブーツが擦れて『ギチギチ』と音を立てるのが堪らない。
俺は足フェチであり、ブーツフェチ、さらにはエナメルフェチでもある。

女の子の顔が見られないのは残念だが、リアルなマグロの着ぐるみを着た女性の美脚を遠慮なく堪能できることに俺は満足していた。

ブーツ越しに足を触ってみても動かない。
逆にポーズを取るとそのまま動かなくなる、マグロだから。

一通り楽しんだ後、俺はずっとベッドで横たわっている【足マグロ】を立たせてみたくなった。
ベッドの端まで足首を持って引っ張っていく。膝から下がベッドに垂れ下がる形になると、俺は【足マグロ】の背後へと周り彼女を立たせる。

【足マグロ】は立ち上がったがフラフラとしている。
ブーツはピンヒールのうえ、エナメル生地が固く上手く膝が曲がらないのでバランスが取りづらそうだと思っていると二、三歩前に歩いて背後のベッドの端にマグロの体をぶつけて、その場に女の子座りをしてしまった。
【足マグロ】の中の人は焦ったに違いない。
なんとか体を立て直そうと、体を前傾にしてみたが腕がないので変な形の前屈になってしまった。
だが、そこから体勢を立て直して膝立ちして立ち上がろうと試みるが、マグロの頭が滑って床に寝そべる形になってしまった。

それをただただ見ていた俺は言葉を発することなく床で立ち上がろうとする【足マグロ】を眺めながら興奮していた。
これはこれでいい感じかも。
その後も床で立ち上がろうと蠢めく【足マグロ】を見ているうちに時間となってしまった。

そして思った。
次回は【手マグロ】を体験してみようと。

221名無しさん@着ぐるみすと:2024/01/28(日) 23:29:13
イイねいいね

222 ◆zEHLoba/D2:2024/03/23(土) 03:23:22
以前投稿したものを某サイトにのせることにしました。
無断転載ではないので一応ここにお断りを入れときますね。


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