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【妄想】着ぐるみ小説スレ第12章【連載?】

1名無しさん@着ぐるみすと:2020/05/13(水) 13:07:57
【ルール】
■執筆者以外の人はsage進行でお願いします。
■あなたが作ったオリジナルの文章を募集します。
■長い文章は何回かに分けて連載してください。(何話でも可)
■1回の投稿では30行以内で書いてください。
■執筆者は識別の為、名前欄には『必ず』ペンネームとトリップを入れてください。
■1度使ったトリップは変えないでください。
■題材が着ぐるみならどんな内容でもOKです。(アダルト可)
■文章を読んだ人はこのスレに感想を書いてください。(任意)
■関連・過去スレは>>2-10の辺りに記載します。

185名無しさん@着ぐるみすと:2022/11/06(日) 23:32:35
保守

186名無しさん@着ぐるみすと:2022/12/17(土) 23:49:25
>>176
ここの掲示板も荒らしが出ている時は良かったですが、年々人も減っていき、書いていてもリアクションがなくて、私も昨年9月からはpixivに移動しました。
私も5章から11章までは書いていましたが、最後の方は自分1人だけだったような感じになり寂しかったです。久々に覗いてみたら、私と同じラバーフェチ作品があり読ませて頂きました。また、ちょくちょく覗きに来ようと思いますので新作期待しています。

187名無しさん@着ぐるみすと:2023/01/20(金) 23:48:18
みんなどこに行ってしまったのか…

188名無しさん@着ぐるみすと:2023/01/21(土) 08:05:01
そういうのは着ぐるみ小説投稿BBSの管理人に言えば?
ここの管理人と同じなのかどうかは知らんが
このスレで宣伝して住人を誘導して引き連れて出て行ったんだろ?
分裂したらそりゃここの人の数は減るだろうに
ネタが枯渇したらここで小説を催促って…経緯を考えたらそれもう荒らしだから
今はpixivがあるんだしメッセージでも送ってみたらどうだ?
数年に一度くらいで人が来たら読んでお礼を言う
ここを使うのはその程度でOKだよ

189名無しさん@着ぐるみすと:2023/02/08(水) 10:28:24
今twitterで着ぐるみ小説とかないのかなと思って検索したらこういうの見つけた

したらば掲示板は通信制限かかっててwi-fiからは投稿できないことがあって
それを解消するためにできたのが着ぐるみ小説投稿BBS

調べたけどそういう書き込みを見つけられなかったし
同じしたらばなら基本仕様は変わらないはずだが
ここの管理人がわざわざそういう設定にしてたってことなの?

この板のコスプレスレッドで実名叩きが横行しててワード規制?みたいなのが酷すぎて小説を投稿しても弾かれて
コスプレがある板とはたもとを分けたほうがいいから小説投稿BBSが作られたんだと思ってたんだが

190名無しさん@着ぐるみすと:2023/04/02(日) 16:12:11
管理人が代わったとかで緩くなったらしいけど
一時期は嵐対策と思われる通信制限で書き込めない時があった

191名無しさん@着ぐるみすと:2023/04/03(月) 07:30:18
今もみちゃで暴れてる連中が実名出して誹謗中傷繰り返す→管理人がワード規制→小説が投稿できなくなる

こういう流れだな

192マネキンの中には 前編:2023/04/09(日) 00:23:51
とある衣服店。
閉店の時間を迎え客一人いない店内を薄暗くした照明で照らしている。
レジ横の関係者以外立ち入り禁止と書かれた扉が開き、一人の女性が出てきた。
スラッとした手足に整った体と顔。手入れの行き届いた長い髪が照明に反射する。
モデルと言われても納得できる彼女はここの店長で名前は羽生薫子。

羽生は商品が並んだ陳列された棚の間を歩いていく。
それぞれの棚の端には商品である服やズボン、帽子などの小品を着させたマネキンが置いてある。
その中で頭から足まである全身タイプのマネキンの前に羽生は立ち止った。

男型の球体関節式マネキンで他の男型のマネキンに比べ筋肉質なフォルムである。
手足は太く、胸板も厚い。身長もそれにふさわしいくらい大きい。
他のマネキンとは毛並みが違うせいかある意味この店の看板キャラクターになりつつある。

顔には表情が付いておりアメコミのヒーローのような濃ゆい顔つきである。
見開いた目で白い歯を出して笑っている。

羽生はその見開いた目の奥を覗き込むようにして独り言を話始める。
「ふふっ。お疲れ様。今日もいい笑顔だったわ。」
羽生は手にしていたヘッドセットを耳に装着する。
そしてヘッドセットのスイッチをONにする。

「お疲れ様、美羽。生きてる?」
「-------」
「ああ、よかった。ちゃんと生きてる。お疲れ様。」
「-------」
「ふふっ。もごもご何言ってるか分かんなーい。」
「------!!」
「ああもう、わかってるわよ猿轡噛まされてたら喋れないわよね。」
そう言って羽生はマネキンの唇をなぞる。
「ねぇ出たい?」
「----」
「そうよね〜。一日中マネキンの中に閉じ込められて声も上げれずにずーとここに立たされてるもんねぇ〜。そりゃあ出たいよね。・・・・けどさ、もうちょっと私と付き合ってよ。」
「----!?」
「大丈夫大丈夫。残業代は出すからさ。」
羽生はポケットから小さなリモコンを取り出してマネキンの顔に近づける。
「これな〜んだ?」
「---!?----!!」
「ふふっ。恐らく美羽が考えてるソレだよ。美羽の中に埋めたアレのリモコン。お昼気持ちよかったでしょう?イケメンの男2人の前でイッタ気分はどう?」
「-----!!-----!!」
「そうかそうかそんなに欲しいか。」
「-------!!!」
「うふふ、美羽は嘘が下手だなぁ。嫌がってる声出しても私には分かるのよ?貴方の本心がね。」
羽生はリモコンのスイッチを入れる。
普段は店内に軽やかなBGMをかけているのでお客も気づかないが、閉店して店内BGMがない今目の前のマネキンから微かに機械の作動音が鳴っている。
しかしマネキンは微動だにせず、その屈強な体を見せつけている。
「----!-----♡----!?」
「どう?気持ちいでしょ?ついでにお胸に付けた玩具も動かすね。ポチッとな。」
「----!?-----!?----------!」
「うふふ、逃げようとしてもダメよ。というか逃げれないか。外側からマネキンにピッタリと包まれて動かせても紙一枚分くらいしか動かせれないもんねぇ。ちゃんと感じてね♡」
「------♡!?-----!-----!!」
「はぁぁいいわ!いい!今のあなた最高!!」
羽生はリモコンを投げ捨てるとその場で身に着けていたものを脱ぎ去り、ヘッドセットだけを残し生まれたままの姿になった。
そしてそのまま自分自身に行為を始めた。
ヘッドセットから流れてくる美羽の甘き声をBGMに羽生の行為が熱くなっていく。
「----♡ --------♡」
「んっ・・・・まだ・・・・ぁん、逝かないでよっ・・・・・んn♡・・・・逝くなら・・・・・・うんんっ♡・・・一緒・・にねっ」
そしてお互いにボルテージが上がり絶頂した。
店内に羽生とそしてマネキンから微かに声が鳴り響く。

193マネキンの中には 後編:2023/04/09(日) 00:24:39
羽生はその場で満足したようにへたり込む。
しばらくするとヘッドセットから聞こえる声にハッとする。
「------!------!!------!!」
羽生は慌てたように何かを探し始める。
「ゴメンゴメン。今止めるから待ってて。」
「-----!!----!!----」
「ああもう分かってるって!暗くてどこにリモコン落としたか分かんないだよ!」
「----♡ -----!!♡」
手探りでようやくリモコンを探し当てる。
「あった!!」
急いでリモコンのスイッチを切る。
無事スイッチは切れたがその直前にマネキンは逝った。
「ま、まあ寸止めよりはマシでしょ?」
「------!!」
「う〜、本当にゴメン。」

その後羽生は脱ぎ捨てた衣服を着直しバックヤードから台車を持ってきた。
慣れた手つきでマネキンを台車に積んでバックヤードに運んでいく。

それから30分過ぎたころ。店の裏口か二人の女性が出てきた。
「もう!!今度からは近くにリモコンは置いといてください!!」
「は〜い。次から気を付けま〜す。サーセンシター。」
反省の色が見えない羽生の隣には顔を赤らめた松木美羽がいた。
美羽も手足が細くスタイルもいい。
手足が細いお陰であのマネキンの中に入れるくらいだが、さすがに普通のマネキンだとマネキンの手足が細すぎて入らないので入るように設計した結果あのような筋骨隆々なマネキンが生まれた。
「ねえ、明日も入るでしょ?」
羽生は笑顔で美羽に問いかける。
「ええ〜。あれ結構キツイんですよぉ。一日中姿勢が固定されて凝るし店長はイジメてくるし」
そう言って美羽は大事な所を隠すような仕草をする。
「でも美羽はそれが快感に感じるんでしょ?」
「それは・・・そうですけど・・・・」
美羽の顔がは照りだす。

そして二人の姿は賑やかな街に紛れていった。

194名無しさん@着ぐるみすと:2023/04/09(日) 05:28:03
掲示板で見るのもいいね

195名無しさん@着ぐるみすと:2023/04/09(日) 07:56:00
泣きそう、乙です!

196名無しさん@着ぐるみすと:2023/06/28(水) 21:20:06
供給が足りない…お恵みを…

197雨の日の散歩って気持ちいいよね:2023/07/08(土) 22:32:28
ある雨の日。
時計を見れば深夜の2時を指していた。
私はベッドの上で背伸びをして深呼吸をする。
窓のカーテンを開けて外の様子を伺う。
深夜で雨の日ということで人が出歩いているようには見えなかった。

「お。ちょうどいいくらいに雨脚がいいね。」
私は独り言を口にしクローゼットに向った。
クローゼットを開けるとこの季節には着ないコートなどの衣服が並ぶ中、私は奥の方に隠すように掛けているあるモノを手にする。
それはウルトラの母の着ぐるみ。
それとセットのグローブとブーツ。

先程まで着ていた衣服と下着を脱ぎ去り生まれたころの姿になった私はウルトラの母の背中にあるヒダに指を刺しこむ。
ぺリペリと音を立ててヒダの中のチャックが姿を現した。
そのチャックを下げて爪を立てないように足を通していく。
このウルトラの母の着ぐるみはグローブとブーツとは別に手袋と靴下が一体になった設計をしており、
全身を余すことなく包み込む代物である。
足首より先はわざとサイズが小さくして作ってあるため通すのに苦労する。
ただ伸縮性に優れているので足先まで通し終えるとぴっちりと私の足に張り付いてフィットする。

両脚を通し終えたら股下の所までたくし上げる。
そして引き出しから取り出したローターを敏感な箇所に押し当てる。
流れてくる感覚を我慢して着ぐるみをお腹の下の所まで上げる。
着ぐるみの股下がローターがズレるのを防いでくれて落ちることもない。
ただし常に押し込まれた状態になっているので着ぐるみを脱がない限りローターを取り除けない。

次に腕を通していく。
手首の先は先程説明した通り手袋と一体になっており指の1本1本丁寧にはめていく。
シワは後で伸ばすとしてこれで腕は通し終わった。

私の胸の辺りに垂れているマスクを手に取り顔を沈めていく。
マスクには視界を得るために目元に細いスリットが開いている。
目の位置を合わせたら開いている片手でお尻の位置にあるチャックに手をかける。
少しずつチャックは上がっていき、チャックが通過する箇所が体に張り付くように絞められていく。
チャックが完全に上に上がり切ったらヒダで包むようにしてチャックを隠す。

電源が入っていないとはいえ先程から動くたびに刺激してくるローターのせいで呼吸が荒れている。
呼吸用にマスクには口元にスリットが開いているが、とても細く満足できるほどの空気が吸えない。
だけど窒息するほどのことではなく、それが逆に私に苦痛を与える。

呼吸を整え、グローブとブーツを持って玄関に向かう。
事前に用意していたウエストポーチを装備してブーツを履き始める。
指先が覆われているため紐を編み込む作業に手間取るがなんとかうまくいった。
次にグローブに手を通す。
グローブの手首の辺りにチャックがついておりそれを閉めることで手首から抜けなくなった。
厚手のグローブなので細かい作業は向いていない。

玄関の姿見用の鏡にはどこからどう見てもウルトラの母が立っていた。
だけどその中身は裸で秘部にローターを仕込んで呼吸を荒らしながら感じる痴女が入っている。
ウルトラの母の中は暑く、全身からすでに汗が流れ始めている。

私は傘立てからお気に入りの傘を手に取り、玄関の扉の鍵を開ける。
慎重に頭だけを外に出し様子を伺う。
外は今も雨が降っており、誰かが出歩いているようには見えない。
車道も大きな道から外れた所にある住宅街なので車の通りも全くない。

私は深く深呼吸をする。
「スー・・・ハ〜・・・・・よし。行ってきます。」
一歩前に踏み出し傘をさす。
玄関の鍵を施錠し、鍵をウエストポーチにしまった。
入れ替えるように中から小型のリモコンを出して電源を入れる。
電撃が流れるように快感が押し寄せる。
漏れた声は雨音に消され、この声に気付く者はいないだろう。
息苦しさと押し寄せる快感に頭をぐちゃぐちゃにされながらも思考を巡らす。


きょうはどこまでいこうかな
 
                             おわり

198名無しさん@着ぐるみすと:2023/07/09(日) 20:08:51
乙おつ

200名無しさん@着ぐるみすと:2023/09/09(土) 07:44:24


201名無しさん@着ぐるみすと:2023/09/09(土) 07:47:10
保守
戦隊モノのアレは着ぐるみでいいんだろうか

202名無しさん@着ぐるみすと:2023/09/09(土) 08:16:52
ここに貼ってください

203名無しさん@着ぐるみすと:2023/09/09(土) 12:48:59
主人公たちのスーツ…
スーツかあれ!

204名無しさん@着ぐるみすと:2023/11/09(木) 03:17:52
10章冒頭の夏樹と兄の「ぬいぐるみ」の話の続きはどこかにありますか?

205名無しさん@着ぐるみすと:2023/11/10(金) 22:33:57
>>204
見た事ないなぁ…
あれ良かったから続き読みたいよね

206名無しさん@着ぐるみすと:2023/11/17(金) 08:54:43
そうですよね、続きが読めることを期待しているのですが...
教えていただきありがとうございます。

207名無しさん@着ぐるみすと:2023/11/29(水) 00:10:05
小説の供給が少なくて干からびそうだ

208ぬいぐるみ 姉妹編:2024/01/03(水) 22:40:41
私は仕事を終え家に帰宅した。
「ただいまー」
玄関のドアを開けて自分が帰ってきたことを伝える様に声をだすが家の中は静まり返っている。
私は疲れた体で2階の自分の部屋に入り部屋着に着替える。
そして1階の洗面所で手洗いうがいをしたらもう一つの仕事に取り掛かる。

再び2階に上がり一緒に住んでいる妹の部屋に入る。
妹の部屋は趣味のぬいぐるみ収集で至る所に動物のぬいぐるみが置かれている。
私はその中の壁にもたれ掛かったクマのぬいぐるみに近寄る。

「・・・・フフッただいま。」
私はクマのぬいぐるみの口にキスをするように押し当て、クマのぬいぐるみの口の中にあるチューブを探す。
チューブの先端を見つけたらそのままそのチューブを噛み締める。

ほんの数秒の沈黙の後変化が起こった。
ぬいぐるみから籠った声が上がる。
「ん・・・・んーーー!んんーーーーー!!」
次第にその短い手足を振って抵抗し始める。
ポカポカと柔らかいクッションのような腕が私の体に当たる。
私は噛んでいたチューブを離す。
「ああ・・・かわいい。」
チューブの先端からは何度も空気が出入りする音が部屋に響く。
それと同時にぬいぐるみの体は肩で息をするように上下している。

「どう?空気おいしい?」
私は意地悪そうにぬいぐるみの顔を覗き込む。
「でももうちょっとだけ頑張ってね。」

次に私はピンク色のリモコンを取り出した。
そして【弱】でスイッチを入れる。
するとぬいぐるみの体が少し跳ねる。
「んっ!!・・・・」
私はすかさずぬいぐるみの口を押え
「ダーメ。お人形さんは喋らないんだよ?もし声出したら今晩は解放させないよ?」
ぬいぐるみは小刻みに震えながら何とか耐えようとしている。
「いい子いい子。あと10分耐えれたらイかせてあげるし解放してあげる。きっと中は暑くて汗びっしょりでしょ。」

私にとっては10分はあっと言う間だ。だけど時間の感覚が分からないぬいぐるみからすれば物凄く長く感じるであろう。
時折チューブから「フー・・・フー・・・」と荒い呼吸音が聞こえるが声は必死に殺しているようなので大目に見よう。
ぬいぐるみの下半身は時々腰を振っているのか動いている。
(うふふ、イキたいんだろうけど無駄な足掻きね。存分に味わいなさいイキたいのにイケない感覚を。)


『ピピッピピッピピッ』
あらかじめセットしていた10分のタイマーが鳴る。
ぬいぐるみは小刻みに震えている。
私はぬいぐるみの耳元に近寄入り、
「お疲れ様。約束通りイカせてあげる。声もだしていいわよ。」
私はリモコンの【強】を押す。
するとぬいぐるみの体が跳ね上がり、体がピンと仰け反る。
「んんッ!ムん!?んンーーーーー!!!」
イッたのかぬいぐるみはぐったりと倒れる。
それを私は観察しながら満足していた。

209ぬいぐるみ 姉妹編:2024/01/03(水) 22:41:37
「はぁ〜変態だな、私も桜も。」
私は形状が人形であればイジメることに興奮を覚え、妹の桜は自分を人形のように扱うことに興奮を覚える体であった。
初めは桜が人形のフリをして私が枕を桜の顔に押し付けて呼吸制御プレイをしていたが、
気づけば桜をぬいぐるみの中に閉じ込め拘束し、尚且つ苦しいプレイを強いるようになった。

私はリモコンのスイッチを切り後片付けに入る。
クマのぬいぐるみの背中にはチャックが隠れており降ろしてやる。
すると熱気が開けた隙間からもれる。中がどれだけ暑いかと考え、桜がそれに耐えてる姿を想像すると私のとある箇所が熱く感じる。
私は背中の隙間に腕を突っ込み、桜のわきの下を通って羽交い絞めするようにして掴んだら引っ張りあげる。
ぬいぐるみの背中から出てきたのは桜・・・の姿をした黒い塊。
素肌の上から黒いラバースーツを頭の天辺から足の先まで覆い、両手足は折りたたんだら革製バンドで拘束する。
頭は耳に細かい穴と口のチューブ以外空いておらず、鼻には栓がしているため口からしか空気が吸えず、チューブは細いせいで吸える空気の量は限られる。
口の中にはマウスピースとチューブが連結しおり、マウスピースが舌を押さえつけるので言葉を発することができない。
秘所にはバイブを固定しており、伸縮性のあるラバースーツがバイブを押さえつけて離れることはない。
逆に暴れれば暴れるほどラバースーツがバイブを押して苦しめる。

後頭部にあるチャックを上げると桜の綺麗な髪が姿を現す。
湯気が上がり酸っぱい匂いが広がる。
「・・・・ん・・・・・・」
意識が戻ってきたのか桜が目を覚ます。
「口開けて。全頭マスク取るから。」
「・・・うんん・・・・・」
桜が弱々しく口を開く。
全頭マスクと一体型のマウスピースから透明な糸が引く。
濡れた前髪がぴったりとおでこに張り付いてて美しいと私は感じた。

桜にストロー付きのスポーツドリンクを渡すとあっと言う間に飲み干した。
少し休憩させたら一緒に風呂場に行き、中で汗で張り付いたラバースーツを脱がすのに協力した。

それから30分後。
「今日はコンビニ弁当だけど、桜が好きなオムライス売ってたから買った。」
「わぁ!ありがとう!おねぇちゃん大好きっ!」
家の中では和気あいあいと仲の良い姉妹が幸せの夕食をしていた。

「次はもっとイジメたいな・・・ねぇ桜は次何されたい?」
「う〜ん?おねぇちゃんに任せる。」
「そう。じゃあ楽しみにしてて。」
「うん。」

                                終わり

210ぬいぐるみ 姉妹編:2024/01/03(水) 22:43:28
新年あけましておめでとうございます。
駄文ですが少しでも面白いと言っていただければ光栄です。
それではまたいつか。

211名無しさん@着ぐるみすと:2024/01/03(水) 22:44:29
あけましておめでとうございます!
ありがとうございます!

214ごむらばpixiv ◆dkf/aF6sqI:2024/01/12(金) 22:20:18
マグロ女 【足マグロ編】


【マグロ女】
皆さんはこの言葉を聞いてどんな事を想像しましたか?

【マグロ女】とはエッチのときに、ただ寝ているだけで何もしないことを【マグロ】と言います。
由来は、ベッドの上で寝転んでいるだけの姿が、まるで市場に陳列されている冷凍マグロのようだというところからきているという説が有力なようです。

私が遭遇した【マグロ女】は皆さんの知っているものとは違いました。



とある風俗店へ友人に連れて来られた俺、竹之内 司(たけのうちつかさ)は一番安いコースを探していた。
友人はこの風俗店の常連ですぐにいつもの女の子を選択し個室へと案内されていた。

メニューの下の方にあったのが
【マグロ女】しかもその下にはさらにメニューと料金が記されていた。

  足マグロ(足フェチの方向け)
  手マグロ(手フェチ、指フェチの方向け)
  手マンマグロ(女性器を弄りたい方向け)
  ヤリマグロ(ただただヤリたい方向け)
  解体マグロ(体験してのお楽しみ)

その中で俺は【足マグロ】コースを俺は選択した。
理由は二つ、値段が一番安かったことと足フェチであること。

準備が整ったという事で部屋へ案内されるのだが、女の子を選択させてもらえなかった。
一番安いコースなので、それも仕方なしと割り切って個室へ。

個室に入って一人掛けソファーで女の子を待つ。
一番安いコースなのでブサイクかオバさんが来るのだろうと思っていたが、個室の扉はノックされない。
俺がソファーに座って待っているのは、とんでもないのが来たらすぐに帰ろうと思っていたから。
しかし、5分経っても誰も現れない。
“いったい、どうなっているんだ!”
そう思い、ベッドを見ると膨らみがある。
“え?!もしかしてベッドですでに待機するタイプ?“
そう思いベッドに近づき布団を捲った。
ベッドの上のモノを見て俺は言葉を失う。
「へ、マグロ… ?」

ベッドに横たわっていたのは紛れもなくマグロ。
本物と見間違えるクオリティのマグロから銀色の足が生えていた。
「【足マグロ】ってこれ?」
俺は驚きから固まってしまう。
どう見てもリアルなマグロの着ぐるみを着た女性が着ぐるみから足だけ出してベッドに横たわっているだけだった。

俺が布団を捲っても全く動かない【足マグロ】を注意深く観察する。
この【足マグロ】の着ぐるみにはファスナーなどは全く見当たらない。
そして、単にマグロの着ぐるみから足を出しているだけだと思ったのだが、どうも違う。
マグロの下腹部の尾に近いところから銀色の艶っぽい足が本当に生えているのだ。
というのも足と着ぐるみの境界はなく、突然変異で生まれてきたのではないかと思うほどであった。

その艶っぽい足に触れてみる。
生暖かく人であることは間違いなさそうだ。
触った感じはゴムのような感触だった。
俺が触れても全く動かない【足マグロ】をどう扱えばいいのか困惑してしまう。

215名無しさん@着ぐるみすと:2024/01/16(火) 11:28:19
支援!
これ好き

216名無しさん@着ぐるみすと:2024/01/18(木) 22:04:47
着ぐるみ小説の神のpixivに、似た着ぐるみがあったなあ

217ごむらばpixiv ◆dkf/aF6sqI:2024/01/19(金) 23:50:43
着ぐるみ小説の神って、ももぴさんですか?

218名無しさん@着ぐるみすと:2024/01/20(土) 07:41:30
ラバースーツの方じゃないかな

219名無しさん@着ぐるみすと:2024/01/20(土) 15:21:31
神って言ったらももぴさんでしょ
魚人観察記録の事だと思うよ

220ごむらばpixiv ◆dkf/aF6sqI:2024/01/20(土) 21:48:49
なるほど、魚人観察記録探してみます。
それでは以下、続きです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓

取り敢えず、5本指に分かれた足の裏をくすぐってみる。
【足マグロ】はピクっと反応して、俺の手から足を遠ざける。
反応が可愛くマグロの中の人も可愛いのだろうと連想させる。
何度か足の裏をくすぐると、膝を曲げて体を丸めるようなポーズを取ったが、少しすると足を伸ばしてきた。
次はマグロの尾っぽに近い内ももに触れてみる。
ゾクッとしたのか、さっきよりもリアクションが大きい。
そんな内ももを優しく撫でると、ギュッと閉じていた股がゆっくりと開いてくる。
気持ちいいのだろうか。
そんな柔らかい内ももに顔を挟まれてみたいと思ったが、マグロの尾っぽが行手を阻む。

次に俺が思いついたのは“ひざ枕”だった。
横たわる【足マグロ】の体を起こそうとするが、【足マグロ】に腕は生えていない。
なので体を起こすのにも胴体を抱き抱えるようにして起こそうとしたが、またも尾っぽが邪魔をして座らせることはできなかった。

結局、ベッドに横たわるしかできない【足マグロ】。
仕方なく俺は艶っぽい足を撫でながら別の使い方を考える事にした。

冷静になって周りを見るとブーツやハイヒールストッキングなんかも用意されていた。
「なるほどね、これを履かせたりして楽しむのか」
俺は呟くとパンストを手にした。
「パンストはダメだろ!」
思わず呟いたが意外にもパンストの真ん中辺りに切れ込みが入っていて、マグロの尾っぽを通すことができた。
そして、銀色に輝く足にパンストを履かせていき、マグロの尾っぽから少し上までパンストを履かせることができた。

見た目はかなり滑稽だが、パンストを履かせてもなお銀色の光沢感はかなりのものだった。

次に俺が手にしたのはピンヒールのニーハイブーツ。
黒光りするエナメルのニーハイブーツはなかなか街中ではお目に掛かることはない。
そんなブーツを【足マグロ】に履かせていく。
このエナメルのニーハイブーツはこの【足マグロ】の中の人がオーダーしたようにピッタリとしていた。
筒の部分と太ももがピッタリ過ぎるくらいピッタリで履かせるのには、かなり苦労した。
ふくらはぎ辺りの内側にあるファスナーを閉めて黒光りするエナメルブーツを履かせ終えると、【足マグロ】が少し動いた。
その際、エナメルブーツが擦れて『ギチギチ』と音を立てるのが堪らない。
俺は足フェチであり、ブーツフェチ、さらにはエナメルフェチでもある。

女の子の顔が見られないのは残念だが、リアルなマグロの着ぐるみを着た女性の美脚を遠慮なく堪能できることに俺は満足していた。

ブーツ越しに足を触ってみても動かない。
逆にポーズを取るとそのまま動かなくなる、マグロだから。

一通り楽しんだ後、俺はずっとベッドで横たわっている【足マグロ】を立たせてみたくなった。
ベッドの端まで足首を持って引っ張っていく。膝から下がベッドに垂れ下がる形になると、俺は【足マグロ】の背後へと周り彼女を立たせる。

【足マグロ】は立ち上がったがフラフラとしている。
ブーツはピンヒールのうえ、エナメル生地が固く上手く膝が曲がらないのでバランスが取りづらそうだと思っていると二、三歩前に歩いて背後のベッドの端にマグロの体をぶつけて、その場に女の子座りをしてしまった。
【足マグロ】の中の人は焦ったに違いない。
なんとか体を立て直そうと、体を前傾にしてみたが腕がないので変な形の前屈になってしまった。
だが、そこから体勢を立て直して膝立ちして立ち上がろうと試みるが、マグロの頭が滑って床に寝そべる形になってしまった。

それをただただ見ていた俺は言葉を発することなく床で立ち上がろうとする【足マグロ】を眺めながら興奮していた。
これはこれでいい感じかも。
その後も床で立ち上がろうと蠢めく【足マグロ】を見ているうちに時間となってしまった。

そして思った。
次回は【手マグロ】を体験してみようと。

221名無しさん@着ぐるみすと:2024/01/28(日) 23:29:13
イイねいいね

222 ◆zEHLoba/D2:2024/03/23(土) 03:23:22
以前投稿したものを某サイトにのせることにしました。
無断転載ではないので一応ここにお断りを入れときますね。

223名無しさん@着ぐるみすと:2024/05/05(日) 15:34:25


224名無しさん@着ぐるみすと:2024/08/05(月) 22:49:28
だれぞー

226名無しさん@着ぐるみすと:2024/08/30(金) 01:08:32
ストレートに書くけど、insidedollのレッスル・ヒロインの1〜3話って持ってる人居ない?
URLはこれだと思うんだけど。

http://insidedoll.dip.jp/story_t361.html
http://insidedoll.dip.jp/story_t362.html
http://insidedoll.dip.jp/story_t363.html

227ウミガメ:2024/09/01(日) 03:47:46
早朝の砂浜に一台のワゴン車が停まった。
運転手が周りにまだ誰もいないことを確認すると助手席にいた男と共に後ろに積んだある物を降ろす。

そのある物を砂浜まで運びこむ。
それはウミガメ…の人形。リアルな造形である。
男がポケットからリモコンを出すとスイッチを押す。
するとウミガメはヒレや頭を揺らして動く。時折声のようなものが聞こえるが波の音にかき消され、意識しなければわからない。

男はウミガメの頭に近づくと、
「早く見つけてもらえるといいな。」と言い残すとワゴン車に乗り込んだ。
ウミガメは必死にヒレを動かしワゴン車に向かって動くがほんの少ししか進めない。

ワゴン車はそのまま走り去る。
ウミガメは呆然とする。

ウミガメの人形に見えるそれは人間が入っている。
中身は少女。アルバイトと騙され、男達にこの何日間も玩具にされていた。
そして今日、言うことを聞けば解放してやると言われ指示に従った結果今に至る。

ラバースーツを着させられ、肘と膝を折り畳んでラップで巻かれた。ウミガメの甲羅を外して中に入れられたあと甲羅を閉じられている。
自力では脱ぐことはできず、助けを呼びたくても猿轡をされているためまともに声を上げれない。

少女の頭にはゴーグル状の機械がつけられており、ウミガメの目に見える小型カメラを通して外の風景を見れる。

少女の体には男達に挿れられた玩具によって常に侵されている。

少女は誰かに見つけてもらうべく短いヒレで砂を蹴る。


少し離れた砂浜の入口に立て看板があった。
『関係者以外立ち入り禁止』『開発土地』『休止中』『無期限』



228名無しさん@着ぐるみすと:2024/09/01(日) 18:32:35
おつ!

229ココナッツの千夏:2024/09/08(日) 17:57:52
「行ってくる。」
俺はソファに寝転がる妹の千夏に挨拶する。
「・・・・・」
千夏は無言で目も合わせない。
実は昨晩、俺たち兄妹は喧嘩をした。理由は千夏の朝帰り。
本人はコンビニのバイトと説明していたが、そのコンビニで働いていないことが偶然分かった。
改めて本人に聞くと話をはぐらかし始めた。
夜中のバイトで誰にも教えたくないとなると危ない仕事をどうしてもイメージしてしまう。
それで気付けば喧嘩に発展していた。

午前中は会議のための書類やデータ作成に追われ、午後からは後輩と共に外回り。
忙しい一日を終えた俺は定時で帰ろうかと思ったとき、先輩から飲みに誘われる。
正直今帰っても千夏と微妙な空気になることを想像した俺は先輩の誘いを受けた。
一次会は普通の居酒屋、二次会はキャバクラのような店だった。

そして三次会の店に訪れた。
「この店は特殊でさ。アンドロイドが対応してくれるんだ。」
先輩が鼻高々と話す。
「え?アンドロイドですか?」
この時代、科学が進歩しているとはいえアンドロイドは普及していない。
よくて料理を運ぶ輸送型のロボットだ。
「の設定な。当然中の人はいるよ。だけどSFチックというか近未来のようなリアルなフォルムで驚くぞ。」
「へぇ〜・・・・。」
期待と不安の混じった感情で店に入る。

『いらっしゃいませ〜♡』
女性型のアンドロイドが出迎える。
体のラインが出るぴっちりとしたスーツを着ているが、アーマーのような物がそれぞれの体の部位についている。
例えるなら戦隊ものの着ぐるみに近いかも知れない。
しかしリアルな造形で安っぽく見えない。装甲の繋ぎ目がキレイな所やマスクの首元の隙間が無くて機械的な少女の頭が被り物に見えず本当の頭に見える。
声は少し加工が入ってるのか機械チックな声である。

『本日ステージがあるため混雑しております♡後ろの席の案内になりますが、よろしいですか?♡』
それを承諾して席に案内される。
席に着き、周りを見渡す。
他にも少女型のアンドロイドがおり、それぞれフォルムが少し違う。
赤いアンドロイド、クウクウ。緑のアンドロイド、ジーン。青いアンドロイド、セイラなどがいる。
「どの子もかっこいいし可愛いだろ?」
「そうですね・・・。」
内心は複雑だった。確かに体のラインを見れば綺麗な女性が中の人であることは解るが、顔がマスクで隠れているのが理解できなかった。

『注文決まりましたかニャ?』
黒猫をイメージした猫耳の付いたアンドロイド、クロが話しかける。
背が低く、胸は控えめ。黒い尻尾を器用に動かしている。
『お客様どこを見ているニャ?・・・あ、この尻尾ですかニャ。優しくなら触っていいニャ。』
困惑しながら触ってみる。
表面はゴムのような柔らかさと弾力性があるが、芯があるような硬さがある。
『お、お客様、もっと優しく・・・。壊れちゃう、にゃ。』
クロは体をよじらせる。
「す、すまない。」
慌てて手を放す。
『にゃはは!お客様慌てすぎニャ。大丈夫、この程度じゃ壊れないニャ。』
よく見るとクロの手は肉球をイメージしたグローブを両腕に装着している。
どう見ても物を掴んだり、持つことができないように見える。そもそも繋ぎ目からして自力で脱げるのか疑問である。
「そのグローブってどうやって脱ぐの?」
クロは両手を見つめ、
『脱ぐ?何のことニャ?クロの手はこの手ニャ。お客様は面白いことを言うニャ〜。』
「あ、そういう設定か。ここ。」
改めてこのお店の設定を考える。
「いや、ごめん。忘れて。」
『了解ニャ!ところで注文は決まりましたかニャ?』
メニュー表を見る。
「・・・とりあえずコレとコレで。」
『かしこまりましたニャ!』
クロがさがっていく。

「面白いだろ?」
クロと俺が話をしているところを横で見ていた先輩が話しかける。
「まあ、そうですね。」

照明が少し暗くなり、前方のステージ上にバニーガール型のアンドロイド、バニーが出てくる。
『レディースアンドジェントルメーン!本日のステージはアイドルアンドロイド、白き歌姫!ココナッツちゃんだよ!歌って踊れるアンドロイドを見れるのはうちだけだよ〜!みんな、聞いてってね!
それではっ!ココナッツちゃん、どうぞ!!』
ステージの端から純白の装甲のアンドロイド、ココナッツが出てくる

230名無しさん@着ぐるみすと:2024/09/08(日) 23:26:41
期待してます!

231ココナッツの千夏:2024/09/09(月) 23:04:57
ココナッツの姿は丸みのあるフォルムで、コレといった特徴はないが幼さと可愛さが共存している。
『みんな〜!来てくれてありがと〜!』
観客から歓声があがる。
「すごい人気ですね。」
俺は驚く。
「この後の歌と踊りのパフォーマンスもすごいぞ。」
先輩がグラス片手に自慢してくる。

『それでは、お聴きください。ラブメモリー!』
音楽がかかりココナッツが歌い始める。ポップでエレクトロな曲。
ココナッツは歌いながら観客に向けて合図するようにステージを右に左に、そして振り付けの踊りをする。
「...なんか、凄くないですか?メタ的なことを言えば着ぐるみ着て踊ってますよね、あれ。」
クルっと回ったり、片足上げたりと本物のアイドルがやる振り付けで踊っている。
そして1曲目が終わる。

『ハァ…ハァ…フー!ちょっと初めから飛ばしすぎたかな?処理速度が落ちたかも〜。』
ココナッツがガックリとする。観客席からは笑いが起こる。
「...やっぱり大変なんだ。」
『だけど私頑張る!!続いて2曲目は〜、サイバーガールです!』
2曲目はあまりその場から動かないが振り付けはある。
マイク片手に身振り手振りでパフォーマンスする。
しかし疲れたような素振りも見せず疲れ知らずのアンドロイドに徹している。

(このココナッツの中の人は相当な覚悟と意地でやっている。こんなことを考えるのは野暮かもしれないけど、どんな人か気になる。)
頭の中でココナッツを感心する。

『〜♪...てことで、はい。サイバーガールでした〜。』
拍手と歓声に包まれる。ココナッツは恥ずかしそうに会釈する。
『みんなの声援が私のエネルギー源です!本当にありがとー!!』
より一層歓声があがる。
『それでは次が最後の曲です。』
観客席から「えぇ〜」とあがる。
『ごめんね〜。今の私だと3曲が活動限界なの〜。それ以上はエネルギー切れで動けなくなるから許して〜。』
へなへなと倒れるココナッツ。観客からは笑いが起こる。

『うふふ。最後の曲は私のお気に入りのオリジナル曲です。聴いてください。ふわふわ少女。』
「・・・・え?」
音楽がかかる。静かで先程の2曲とは真逆のしっとりとした曲。
その曲を俺は知っている。
子供のころから、すぐ近くで、隣で、妹の千夏が歌っていた千夏オリジナルの曲のうちの一つ。
休みの日になればアイドルごっこで母さん父さんと俺の目の前で千夏が楽しそうに踊った記憶が蘇る。
「な、なんで・・・・」
「ん?どうした?」
先輩が心配そうに俺の顔を覗く。
「あ、いえ、何でもないです…」
振り付けも一緒。機敏ではないし、適当につけた振り付けだけど、その曲に合う振り付けと踊り。
そして答えは一つしかない。
(ココナッツは千夏なのか?)
疑問が浮かび始める。
なぜ?どうして?
ハテナマークでいっぱいになる。

その時偶然近くをクロが通る。
「あ!すみません!」
クロがこちらに気付き対応する。
『ご注文ですかニャン?』
「あ、いえ。そうではなくてあのココナッツ…さんは何方がやってるとかは聞いちゃダメですよね・・・?」
クロはキョトンとする。
『お客様。当店では皆アンドロイドでございますニャン。中身とか、中の人とか、いません。・・・ニャン。』
クロは少し不機嫌な様子になる。
「す、すみません。そんなつもりはなかったんです。ただ頑張ってるなぁ〜、って。大変じゃないかなって本気で思ったんです。」
我ながら何を言ってんだと思った。クロが言う通りココナッツはアンドロイド。そう思うことにしようと決意する。

『…お客様の言う通り大変にゃ』
「え?」
『最初のころは1曲も持たなかったニャン。だけど努力・・じゃなくてアップグレードして今に至ったニャン。凄い奴ニャン。』
クロは腕を組み頷くように話す。
「そう、なんですか。...あの、ココナッツさんに伝言してもらっていいですか?」
『伝言ニャン?何ニャ?』
クロが不思議そうに見る。
「昨日は言い過ぎた。ごめん。って伝えてもらえますか。」
クロは少し考えた様子で、
『それはお兄さんの口から伝えた方がいいのでは?』
「・・・え?」

その時、ステージ側で騒ぐ声が聞こえた。

232名無しさん@着ぐるみすと:2024/09/10(火) 23:40:21
支援

233ココナッツの千夏:2024/09/14(土) 15:31:11
酒に酔った数人の客がステージ上に上がっていた。
「どうせ口パクだろぉ?」
酩酊した一人の男がココナッツに絡む。
『え?あの、』
ココナッツはどうしたらいいのか分からず固まる。
ステージ裏からバニー型アンドロイドのバニーが急いで出てくる。
『お客様。ほかのお客様に迷惑が掛かりますので席にお戻りを。』
バニーは男とココナッツの間に割り込み、冷静に丁寧に対応する。
しかし二人目の男が近づくとバニーに抱き着く。
『ひゃッ!お客様!?』
「いいケツしてるじゃねぇか。アンドロイドのくせによ。」
バニーのお尻をいやらしく触る
『ちょ、やめて!』
それと並行してココナッツにも魔の手が迫る。
「口パクじゃねぇなら証明しろよ。例えばそのマスクを外してよぉ」
嫌がるココナッツに対して男はココナッツのマスクを剥がそうとする。
『やめてっ!お願い!』
何とか逃げようとするが男の力が強く抜け出せない。

それを見ていた俺とクロ。
『あいつらっ!・・・え?』
クロが走り出す。だが俺がクロを追い抜いて走る。
「てめーら!!離れろやぁぁ!!」
まず最初にバニーに抱き着いていた男の顔面にパンチを叩き込む。男は鼻血を出しながら吹き飛ぶ。
そのまま減速せずにココナッツに馬乗りになっている男にタックルする。
「うわあぁ!なんだお前!?」
男は突然のことに恐怖する。
「それはこっちのセリフだ!よくもライブの邪魔を!」
暴れる男を羽交い絞めにする。
「千な...、ココナッツ!今だ、逃げろ!早く!!」
固まっているココナッツに声を荒らげる。
『あ、あ、わかった!』
バニーに支えられステージ裏に避難する。

その後は意外と丸く収まった。ほかの客の手を借りて暴れる男どもを鎮静化させた。
クロが心配そうに近づく。
『だ、大丈夫?うわっ、手が。今救急箱持ってくる!』
本気で心配しているのか語尾にニャンが付いていない。
戻ってきたクロの手は肉球のグローブを外していた。
『手を出すニャン。消毒するニャン。』
消毒液に浸したガーゼで血が出た患部に軽く当てる。
『・・・ありがとうニャン。助かったニャン』
「いや、当然のことをしたまで。それよりココナッツの方は大丈夫か?」
クロは顔を上げて頷く。
『大丈夫ニャン。少しショックを受けてるけど。』
「そうか...。」
クロは再び深く頭を下げる。
『すみませんでした。私達の考えの甘さで彼女を危険に晒してしまいました。』
クロは額を床に着けて謝罪をする。
「頭を上げてください。最悪なことにはならずに済んだので良かったです。今後は警備体制を何とかしてほしいですけど。」
『わかりました。上の者にそう伝えます。』
クロの表情はマスクで変わらなかったが、声の雰囲気で決意を感じた。

クロはバックヤードに戻って数分後、クロとバニーが戻ってきた。
『付いてきてほしいニャ。バックヤードに案内するニャ』

234名無しさん@着ぐるみすと:2024/09/23(月) 10:20:02
まちきれん


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