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ディスカッション広場〜研究編

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1 : マウスの飼育あれこれ(4) / 2 : HEK293Tでのルシフェラーゼアッセイについて(16) / 3 : 核内転写因子(3) / 4 : Nod family(2) / 5 : Caspase-1抗体(4) / 6 : プレゼンのスライドについて(4) / 7 : マイコプラズマの除去について教えてください(4) / 8 : RT-PCR(2) / 9 : NLR分子の結合について」(4) / 10 : MDP刺激とIL-1産生(10) / 11 : 研究編復活(12)
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1 マウスの飼育あれこれ (Res:4)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 1
1 名前:みっち 投稿日: 2012/07/27(金) 10:15:21
ご無沙汰してます!日本はかなり暑い日が続いてます。
何はともあれ、論文アクセプトおめでとうございます。

ところで少し前の日記で遺伝子改変マウスの飼育に触れておられたと思います。
研究施設によっては、施設専門のテクニシャンがケージや床じき交換、給餌してくれるところもあれば、そうゆう人件費がないところは研究者がすべて行うところ、
有名ラボであればgenotypingまですべてやってくれるなんてところもあるようです。(病院では実際の薬剤投与もやるケースがあるそうですね)
もちろん遺伝子改変マウスを一から作ることの方が労力もかかりますし、大きな仕事だと思うのですが、
その後の飼育繁殖、genotypingも、数が数なら結構な労力です。

みずほさんや、ここをご覧のみなさまの研究室では、飼育繁殖などの手間の掛かる部分の役割分担はどのようにされていますか?
また、その仕事が論文になった場合、謝辞に入るかどうか、場合によっては割いた時間を配慮してcoauthorにする場合もあるのかどうかなど、
是非お聞きしたいです。

うちのラボでは基本的には自分で使うマウスは自分で飼育繁殖を行うのですが、アメリカ帰りの研究者の方はそのへんの価値観が違ったようで、
飼育繁殖genotypingはすべてラボの学生にやらせて、自分は実験直前にマウスをうけとって結果をだし、
学会発表、論文等に学生さんたちの関与は一切記載しないというスタンスでした。
多少否定的な表現をしてしまいましたが、それがグローバルスタンダードなら、仕方ないですよね。。

3 名前:まりりん 投稿日: 2014/05/22(木) 13:13:33
アメリカ留学から帰った同僚も同じようなこと言ってました。わたしは日本の大学勤務ですが、うちでは自分で使うマウスは自分で繁殖、床敷き交換や餌などなどすべて研究者自身がやらないとなりません。学生に任せたときは学生の名前(ファーストオーサー)で論文を出したり、謝辞にちゃんと入れますよ〜

4 名前:みずほ 投稿日: 2014/06/01(日) 07:54:21
長いこと、この掲示板を無視していました・・・本当にすいません。

もちろんラボによって違いますけど。うちはgenotypingは自分でやらないといけないし。でもケージ交換はマウスのスタッフがやります。
アメリカでは、スタッフや学生をその仕事のために雇って給料を払っているので、マウスの世話だけだったら論文のcoauthorとして名前を入れることはないと思います。でも、謝辞には入れたりするけど。
マウスだけじゃなくて何でもそう、お金のあるラボは、お金をだして解析でも何でもしてもらえます。

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2 HEK293Tでのルシフェラーゼアッセイについて (Res:16)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 2
1 名前:JH 投稿日: 2010/07/21(水) 10:56:08
はじめまして、JHと申します。
質問があって書き込ませていただきます。

HEK293TにNF-kBレポータ遺伝子と各種TLR、NLRs遺伝子を導入し、TKプロモータレポータ遺伝子を
標準化用に導入して、細菌による刺激を調べようとしています。

ところが、どうしてもリガンドを接触させていないサンプルで、NF-kB活性が起きてしまいます。(起きないときもありますが)
HEK293Tに使用している培地やアッセイ試薬にリガンドがコンタミしていることはなさそうです。
なぜかTLR5とTLR9ではうまくいきますが・・・
(NF-kBレポータ遺伝子を安定発現させたRAW264細胞で、テストしました。)

また、HEK293Tのアッセイで使用しているコラーゲンコートの24well plateで、コラーゲンが認識されているのではと考え、
そちらでもRAW264によるテストを行っています。

みずほさんの経験上、このような現象がなぜ起きるか教えてくだされば光栄です。

2 名前:みずほ 投稿日: 2010/07/22(木) 01:41:24
リガンドを接触させていないサンプル・・・、というのはTLRs,NLRsを発現させた細胞が発現させなかった細胞にくらべてNF-kBの活性化が起きるということですか?
そうでしたら、それはむしろ普通です。TLRsやNLRsを過剰発現させればリガンドがなくてもNF-kB活性化がおきます。
リガンドを加えればさらにNF-kBの活性化が起こるはずですが、ただ、過剰発現させすぎるとリガンドによるinductionは見にくくなります。
とはいっても、発現が低すぎても活性化が弱くなります。
だから細菌の刺激活性を調べたいのであれば、まずは精製リガンドを使っていちばんinductionが見やすい条件を、TLRsやNLRsの導入量をふって検討してみる必要があります。

3 名前:JH 投稿日: 2010/08/02(月) 09:45:58
みずほさん
どうも親切にありがとうございます!
今みずほさんに指摘していただいた条件検討を行っています。
またうまくいったら書き込みします。

4 名前:GN 投稿日: 2010/08/10(火) 06:52:39
googleで偶然こちらを見かけまして、良かったら教えてください。
293でNLRやNLRのレポーターアッセイした際、fold inductionで表している図と、元のluminescenceの値で表している図を見かけます。
単純にluminescenceの値を比較せず、、fold inductionで比較しているのは、サンプルごとにベースラインが違ってしまうい、揃わないからなのでしょうか?

5 名前:みずほ 投稿日: 2010/08/20(金) 03:33:36
GNさん、気づくのが遅くなってすいません。
用は示し方が相対値か、絶対値かですよね。luminescenceの値は、試薬でも機械でも違いますから、値そのものはまったく意味がありません。だからluminescenceの値で示されていても、結局見るのは相対ですよね。
それに同じ操作をしても導入効率やちょっとしたことでluminescenceの値は変わってきますから、複数の実験間で比較するのにも絶対値は向いていないです。
だから、結果はどちらで示しても同じだけれども、どれだけ応答性があるのかというのを示したいのであれば、fold inductionのほうがよりclearで見やすいのではないでしょうか。

6 名前:某M 投稿日: 2010/08/21(土) 02:45:14
プラスミド自体が大腸菌から精製しているので非メチル化CpGを含んでいるから
Nf-kBを活性化するんでは。ステイブルではメチル化を受けているから活性化しないのでは。
以前プラスミドをメチラーゼ処理した後入れたらNF-kBの活性化が抑えられました。
まあ修士の時やった実験なんで理屈が正しいか保証できませんがw

7 名前:みずほ 投稿日: 2010/08/21(土) 12:00:52
某M君。もし非メチル化CpGの問題だとしたら、何かそれを認識してNF-kBを活性化するようなものがもともと293に存在するということだよね?

8 名前:某M 投稿日: 2010/08/23(月) 14:08:49
そこなんですよ。293にはNLRやTLR的なものはないようなので不思議だったんです。
証拠がなく現象だけで論じてしまい申し訳ないです。
InvivogenでCpGの影響をなくすような精製キットが売ってたと思うんでやってみますかね。

9 名前:みずほ 投稿日: 2010/08/25(水) 08:50:09
余裕があれば、つめてみたらどうですか?発見あるかも!?

10 名前:JH 投稿日: 2011/02/05(土) 17:39:19
お久しぶりです。

あの後、みずほさんに言われたように、DNA量を調整した結果、だいたいのHEK293のTLRs
アッセイ系は、うまくいきました。

しかし、NOD1,NOD2のアッセイ系は受容体DNA量の調整では、どうしてもうまくいきません。
リン酸カルシウム法でトランスフェクションしています。刺激時間は6時間です。
アゴニストは必要量入れています。同じ方法で、TLRを発現させた系ではうまくいきます。

何か良い解決策があれば、ぜひご教授願います。

11 名前:JH 投稿日: 2011/02/05(土) 20:02:13
ちなみにプラスミドは大腸菌から精製しています。
HEK293にTLR9を発現させた系において、刺激をしていない場合、NF-kBの活性は一切見られません。
某Mさんがおっしゃるような非メチル化CpG配列の影響は受けていないと思います。

12 名前:みずほ 投稿日: 2011/02/06(日) 02:41:51
TLRうまくいってよかったですね。
Nod1,Nod2はプラスミドを変えてみてはどうですか?
うちには何種類かプラスミドがあって、よくわからないですが、リガンド応答性が良いもの、悪いものがあります。
刺激時間は、私はもっと長い(16時間)ですが、それが影響するかは試したことがないのでわかりません。

13 名前:M本 投稿日: 2011/02/11(金) 23:34:27
>>11
それはTLR9のステイブルの系ですか?

14 名前:JH 投稿日: 2011/02/19(土) 19:29:02
M本さん
 いえ、一過的に発現させた系です。

15 名前:M本 投稿日: 2011/05/19(木) 01:17:18
私の結果とは違いますね。まあ私は直接kBのレポーターをやったわけではありません。
LTRをプロモーターに使いました。LTRはCpGのメチル化によって発現抑制が起こります。
非メチル化LTRではkB非依存的に発現が起こったんで。

16 名前:名無しさん 投稿日: 2014/05/02(金) 10:01:08
TLRとNODのレポーターアッセイは293以外の細胞(例えばMEFやNIH3T3, HeLaなど)でも293と同様にレポーターの誘導は見られますか?
ノックアウトマウス由来のMEFを使いたいのですが、論文で293以外を使っているのを見たことがありません。

ノックアウトの解析はマクロファージなどを単離して刺激し、サイトカイン産生を測定するのが定番のようですが、ノックアウト細胞に何か遺伝子を(過剰)発現させて解析したい場合
MEFのほうがとランションし易いので利用したいのですが、MEFでもアッセイできるかご存知でしたら教えて下さい

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3 核内転写因子 (Res:3)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 3
1 名前:むれ 投稿日: 2012/01/11(水) 19:42:54
核内転写因子と呼ばれるものにはどのようなものがありますか??
一般的にはNF-κBが知られていますが...他には何が核内転写因子として挙げられるのでしょうか。
調べても分からなかった(検索能力低いです!)ので、どなたか教えていただけないでしょうか。

2 名前:みずほ 投稿日: 2012/02/02(木) 07:03:27
AP-1、CREB、E2F、IRSE、Myc、NFAT、p53、Rb、STAT3、Sp1、Elk-1、ATF1、PPAR、HIF・・・・、
いっぱいあるので自分で調べてみてください。Google検索でもでてきますから。

3 名前:みっち 投稿日: 2012/02/02(木) 15:29:57
たくさんあるので、目的に応じて狭めていくといいかもしれません。
一般的なものはみずほさんがおっしゃっているものなど、細胞の分子生物学や、
色々な参考書に載っていますよ〜

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4 Nod family (Res:2)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 4
1 名前:みっち 投稿日: 2010/09/10(金) 23:13:41
Nod familyのことをネットで調べてましたら偶然発見しました。
はじめまして、みっちと申します。都内の大学院生です。
留学のことなどもめちゃめちゃ参考にさせて頂いてます。

相談や困ったこと、ではないのですが、最近報告された腸内細菌と
好中球ではたらくNodの関係性がとても面白いと思いました。
常在腸内細菌がいないと、宿主である私たちはうまく免疫系がはたらかない、
といった内容だったかと思います。他にもビタミンKの供給源でもありますし、
自分も腸内細菌が人の生理機能に色々と関与してる部分を知りたいなぁと思うようになってます。
えーと、落ちはないのですが、また遊びに来ます♪

2 名前:みずほ 投稿日: 2010/09/13(月) 02:37:33
みっちーさん、ありがとうございます。
あの好中球とNod1の話はうーんと思うところもあるけど、
“常在腸内細菌がいないと、宿主である私たちはうまく免疫系がはたらかない”という話はいっぱいあるし、でもわかっていないこともいっぱいあるし、
細菌と宿主の相互作用はおもしろいよね。

これからもよかったらHP見てやってくださいね。
留学のこととか(ちょっと書いてあるのが古いので)わからないこととかあったらまた聞いてください。
これからもよろしく☆

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5 Caspase-1抗体 (Res:4)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 5
1 名前:M本 投稿日: 2010/03/12(金) 15:41:29
こっち見ている人いますかね?ちょっと教えていただきたいことがあります。
caspase-1の抗体には苦労されている人は多いかと思いますが、僕も
困ってます。サンタクルスのヒトのp10のやつは論文では検出で来ている
ところもあるようですが僕は駄目でした。IPでも駄目でした。これは
条件が悪いのかロットによって全然違うのかどっちなんでしょうか?
以前いたS研でも駄目だったような気がします。あとはセルシグナリング
のp20が検出できるのもやってみましたが駄目でした。いずれのサンプルも
上清中のIL-1βのp17はしっかり検出で来てます。どうかよきアドバイスをお願いします。

2 名前:みずほ 投稿日: 2010/03/22(月) 11:31:04
私はヒトのCasp1は見たことないのでアドバイスできません。ごめんなさい。
上清中には出て来ないですか?活性型はけっこう上清中にでているけど。

3 名前:M本 投稿日: 2010/03/27(土) 11:40:51
上清をみてます。やっぱ英語のサイトに書き込んだ方がいいんですかね?
うまく見えてるラボは外国が多いですからね。

4 名前:M本 投稿日: 2011/01/26(水) 20:10:38
マウスCasp1p10の抗体(某S社)バンド出ましたwこれって奇跡?

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6 プレゼンのスライドについて (Res:4)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 6
1 名前:みずほ 投稿日: 2009/02/12(木) 08:11:40
スライドの背景は何を使いますか?

私は今までずーっと青色を使っていました。そして、タイトルは黄色、その他の文字は白を使っていました。
それは、前のボスも今のボスもそのようにしているからです。
他にも、そのようなスライドはよく見るし、青が背景のほうが白より見やすいといっている人もいたし、疑問を感じていなかったのですが…

ところが、プレゼンのクラスで、濃い背景は見にくいと指摘した人がいました。
先生も、背景を薄くして濃い色で文字を書いたほうがいい、もし暗くしたいなら文字は黄色は見にくいから白にしなさい、と言いました。
みなさんどう思われます?

2 名前:M本 投稿日: 2009/02/12(木) 16:12:10
僕のスライドも基本は管理人さんと同じです。
でも今のラボのボスはいまどき青バックなんて使わねーよとか言ってるので
ラボのセミナーでは白バックです。

3 名前:みずほ 投稿日: 2009/03/30(月) 15:25:32
いまさらですが、ありがとうございます!
私も白バックにすることにしました。
青バックは古いんですね(笑)

4 名前:Tiger.T. 投稿日: 2009/05/08(金) 22:50:55
さらにいまさらですが、会社員だった頃
(詳細はまーぼうさんが、私のいた会社の後輩をご存知です)、
約5年前は、医学系のPowerPointは青地(または紺地)に黄色文字が
定番だったようで、どこのPowerPointもそんな感じでした。
海外から来るキットや実験機器の説明書も半分近くその配色で、
残り半分は白地に黒文字とか、濃色の文字でした。
今のラボは白バックです。

但し、濃色バックも、細胞の写真などで時に有効なようです。

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7 マイコプラズマの除去について教えてください (Res:4)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 7
1 名前:むし 投稿日: 2009/02/09(月) 10:03:56
こんにちは。

細胞が培養中に死んでしまい、マイコプラズマ感染を疑っています。
細胞は、マウスより単離したプライマリーな細胞の培養を試みています。
調べてみると、マイコプラズマ除去のための抗生剤にはいくつか種類があるようですが、何を使うのが一般的なのでしょうか。

基本的な質問で申し訳ありませんがよろしくお願いします。

2 名前:みずほ 投稿日: 2009/02/11(水) 02:32:39
私のいたS研はマイコに詳しいんですが、何の薬を使っていたか覚えていません。
M本君orほかのメンバー、教えてあげてください〜

3 名前:M本 投稿日: 2009/02/11(水) 15:15:07
S研ではこれを使っていました。
MC210(大日本製薬)50μg/ml溶液
プライマリーな細胞で使ったことないのでいいかどうかはわかりません。

4 名前:むし 投稿日: 2009/03/03(火) 16:12:38
遅くなってごめんなさい。ありがとうございました。

さっそくMC210を購入してみました☆

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8 RT-PCR (Res:2)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 8
1 名前:M本 投稿日: 2009/02/01(日) 15:31:44
ちょっと質問です。スーパースクリプトとかでRT-PCRする時に
逆転写反応後RNaseHで処理してますか?それと反応溶液中の
cDNA濃度を測定してcDNA量をそろえてPCRしてますか?

2 名前:みずほ 投稿日: 2009/02/07(土) 13:19:29
私は最近RT-PCRをやってないけど、RNaseHでは処理していません。(プロトコールによるとその後のPCRサイズが大きいときには必要とか書かれていますよね。)
それと、cDNA濃度も測定していません。最初のRNA量をそろえてRT-PCRをしています。

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9 NLR分子の結合について」 (Res:4)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 9
1 名前:M本 投稿日: 2008/10/30(木) 17:40:04
NLRって293Tでoverexpressionさせるとリガンドがなくても自己多量体化
してしまうんでしょうか?Apaf-1だと普段は自己多量体化しないように
WD40Rがブロックしているようなんですが。

2 名前:みずほ 投稿日: 2008/11/05(水) 04:01:53
NLRはAAA+ファミリーの一員で、それらの多量体化の論文を調べてみるとおもしろいかもしれませんよ。
いろいろあって、もとから二量体化していて、それがリガンドを認識すると構造変化を起こして活性化したり、さらに多量体化したりとか。
それと、多量体化を見る実験方法も考えた方がいいかもしれませんね。

3 名前:M本 投稿日: 2008/11/05(水) 21:53:17
なるほど。まだまだ勉強不足ですね。リガンドわかってない分子をみようと
すると管理人さんがやってたようなキメラ作ったほうがいいんですかね。

4 名前:みずほ 投稿日: 2008/11/07(金) 13:34:53
機能を見るのに、キメラとかFKBPみたいのをつかうのは、とりあえず簡単にできる一つの手じゃないですかねえ。

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10 MDP刺激とIL-1産生 (Res:10)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 10
1 名前:みずほ 投稿日: 2008/09/24(水) 04:16:18
新たにスレッド立てておきます。こちらによろしく〜。

2 名前:IKK-i 投稿日: 2008/09/24(水) 04:17:03
MDP刺激に関してですが、MDPだけではマクロファージからIL-1もIL-6も分泌されませんが、MDP+ATPではIL-1は
結構分泌されます。これはどうしてなんですか?IL-6もMDP刺激で細胞内では作られてるけど
出て来れないのか...、それともMDPはIL-1の転写を特異的に(IL-6よりも)
促進する活性があるのか???とすればその責任因子はなんなんでしょう?
Marina-Garciaのこのdataがイマイチよく飲み込めないんですが皆さん
どう読んでます?このdata。

3 名前:みずほ 投稿日: 2008/09/24(水) 04:17:34
MDP+ATPについて。IKKiさんの質問の意図が読み取れてなかったらごめんなさい。
MDP刺激はNod2−RICKを介してIL-6やIL-1の転写を促進していますが、MDP+ATPはP2X1を介してCryopyrin−ASC-caspase1を活性化し、IL-1の切断(活性化、分泌)を誘導しているんだと思います。
もっとも、この後者の系はよくわからない点がまだ多いですが。。。

4 名前:M本 投稿日: 2008/09/24(水) 04:18:15
ちょっと話の流れを止めて申し訳ありません。
>MDP刺激はNod2−RICKを介してIL-6やIL-1の転写を促進していますが
この場合IL-1は細胞内に蓄積するだけなんですか?
よくこの手の論文でIL-1βを見ていますが、インフラマゾームが活性化して
IL-1βが分泌するときはすでに細胞内に蓄積しているのか、転写が促進されて
からCaspase-1で切られて活性化するのかどっちなんですか?

5 名前:みずほ 投稿日: 2008/09/24(水) 07:35:17
その論文を見ると、MDPの刺激(ATPなし)ではcaspase-1の活性化が起きてないしIL-1もほとんど分泌してないですよね。
それとIL-1分泌の時にはすでに細胞内にIL-1はあるんじゃないかと思うんだけど…

6 名前:IKK-i 投稿日: 2008/09/24(水) 17:40:31
ええ、ややこしい質問ですみません。私が言いたかったのは、MDP+ATPでELISA
でIL-1bが検出できたということはATP刺激前にMDP刺激によってpro-IL-1b蛋白が
細胞内に産生されていたからに違いないわけですが、MDPにマクロファージに対して
その活性(pro-IL-1bを結構作れる)があるなら、なぜIL-6は上清中に同じぐらい検出できない
のでしょう?... ということで前述の「IL-6もMDP刺激で細胞内では作られてるけど
出て来れないのか...、それともMDPはIL-1の転写を特異的に(IL-6よりも)
促進する活性があるのか???」の疑問につながります。例えばmouse BMDMでMDP
刺激だけでTNFやIL-6の産生をELISAじゃなくてFACSかblotで見てる論文あります?
私の知る限りmouse BMDMをMDPで刺激して(他のTLR agonistと共刺激ではなく)
上清でサイトカインを検出できてるのはこの論文しか知らないんですが、ほか
にもあったら是非教えてください。

7 名前:みずほ 投稿日: 2008/09/26(金) 09:44:06
とりあえず、IL-6のmRNAの量が増えていないので、IL-6もMDP刺激で細胞内では作られてるけど
出て来れない、という可能性はないと思います。

8 名前:Ikki 投稿日: 2008/09/27(土) 15:45:47
みずほさん。すみません。「とりあえず、IL-6のmRNAの量が増えていないので...」
というのはどの論文のことですか?それともみずほさんが実験したデータですか?

9 名前:みずほ 投稿日: 2008/09/30(火) 11:15:35
すいません。別のデータとconfuseしていました。
そういうのを見つけたらまた書きます。

10 名前:Ikki 投稿日: 2008/09/30(火) 12:44:29
なるほど。

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11 研究編復活 (Res:12)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 11
1 名前:みずほ 投稿日: 2008/09/12(金) 09:02:06
テスト書き込み。

2 名前:みずほ 投稿日: 2008/09/12(金) 09:03:04
テストレス。

3 名前:みずほ 投稿日: 2008/09/12(金) 09:05:13
ふむふむ。こんな感じです(笑)
みなさんどんどん発言してくださいね〜

4 名前:IKK-i 投稿日: 2008/09/16(火) 14:18:29
RICK専門家のみずほさんに質問です。RICKーKOのBMDMをlys-PGNで刺激した場合、WTとくらべてどんな差が出るのか教えてください。
またやってる論文があったら教えてください。例えばIL-6とかTNFとかKCとか。

5 名前:みずほ 投稿日: 2008/09/20(土) 06:16:30
まだpublishはしていませんが、Nod1やNod2はinsolubleなPGNには応答しません。

6 名前:IKK-i 投稿日: 2008/09/20(土) 14:46:46
なんと...publishしていない情報を(涙)、ありがとうございます。この書き方は
HEK293 stable Nod over expresser NFkB reporterを使って、ということでしょうね。
きっと...。

7 名前:IKK-i 投稿日: 2008/09/20(土) 15:41:26
相手にしてもらえたので図に乗ってさらに質問していいですか。MDP刺激に関してですが
MDPだけではマクロファージからIL-1もIL-6も分泌されませんが、MDP+ATPではIL-1は
結構分泌されます。これはどうしてなんですか?IL-6もMDP刺激で細胞内では作られてるけど
出て来れないのか...、それともMDPはIL-1の転写を特異的に(IL-6よりも)
促進する活性があるのか???とすればその責任因子はなんなんでしょう?
Marina-Garciaのこのdataがイマイチよく飲み込めないんですが皆さん
どう読んでます?このdata。

8 名前:みずほ 投稿日: 2008/09/23(火) 12:42:00
PGNについて。ちょっと誤解を与える回答をしてしまってすいません。
Nodの恒常発現293細胞をPGNで刺激しても活性がないという話は既にあります。
精製PGNはいろんなものがコンタミしているので、いろんなレセプターを発現しているマクロファージなんかをPGNで刺激しても何に応答しているか判断が難しいです。
293細胞でNod2活性がないような精製PGNで刺激するとWTとKOで差は出ないです。

11 名前:管理人 投稿日: 2008/09/24(水) 04:23:57
MDP+ATPについての話は、上にあげておきました。
そちらのスレッドでディスカッションお願いしまーす。

12 名前:IKK-i 投稿日: 2008/09/24(水) 17:18:59
「293細胞でNod2活性がないような精製PGN」というのは「Nod2が反応できるような小さな
muropeptideがまざってない、polymerばかりのPGN」と理解してよろしいでしょうか?

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