- 1 :管理者 ◆uWNBJr8dA2 :2017/05/04(木) 23:06:46
- 作品投下所です。
【作品名】こちらに掲載する話のタイトルを。無ければ空白でも。 【元スレ名】こちらには舞台になるスレの名前を。複数あるならそちらも記載。 【注意事項】描写等に注意事項あれば。グロ注意等。
各自好きなように物語を書いて頂いて結構です。
あなたのキャラだけが物語に登場する訳ではないかもしれません。 他者のキャラを物語上に使用する時は悪意のある使い方をしない事。 もちろん、話の都合上扱い方が雑になる事もあるでしょう。 そうした方が面白い話が書ける事もあるでしょう。 もちろん、投下した方が何のキャラをやっていたかなんて書く必要はありません。 しかし、他の人のキャラを扱う時は良識ある使い方をしてあげてください。 気になるなら注意事項に書いてあげてください。
不快になる作品は見なければ良い。 但し、不快になる人がいるかもしれないと思うなら注意書きを。
なりきりスレまとめwiki:現在更新停止中の様です。 ttps://www16.atwiki.jp/ikutomisan/pages/1.html
- 20 :名無しさん :2018/10/06(土) 21:57:50
- ♦︎
空いた手が金髪を掻き毟る。思い通りにいかず癇癪を起こす子供の様に。 歪んだ顔に浮かぶのは怒りだけではない。身を焼き尽くさんばかりの自責の念、後悔の波、終わらない疑問。それらが一緒くたになったものだ。 「───何でお前は、あの時オレを赦したんだ……!」 力無く膝を付き項垂れる。顔を掴んでいた手は高さが変わった事により、少年の両肩を掴んだ。
「──────君には君の……」 「それはもう聴いた、やめろ! その口を閉じろ!オレを憐れむのを止めろ!オレを赦すのを止めろ! お前の両腕をへし折った男をいつもみたいにからかうのを止めろ!お前の武器を砕いた男の身を案じるのを止めろ!お前の……お前の首を潰して血の泡に沈めた男を、これ以上気遣うのはやめろ!」 絞り出す様な叫び。それは最早怒号ではなく嘆願だ。 何故、何故こいつは袂を分かった自分の事を案じたのか。あの日以来、三橋翼にとってはそれが一番の苦痛だというのに。
「あの時……。信じていた筈の友達を殺して、あの学校を捨てて逃げたオレ達を、お前とその仲間は追ってきた。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 21 :名無しさん :2018/10/06(土) 21:58:43
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「──────の記────にする───」 ノイズ混じりの声が暗澹たる暗闇から響いてくる。視線を向ければ、チューブトップの上から白衣を纏った小さな少女。その顔は闇に呑まれて輪郭すら見えない。 「───そうか。あの時、アンタは確かに見当たらなかったもんな。先生よ」 制服の袖で目を擦り、皮肉めいて口角を僅かに吊り上げる三橋。 深い微睡みの中、切り離した暴力性、深層意識の奥に封じ込められて尚、その声は彼の記憶を呼び覚ましていた。 「だから、オレは手にかけずに済んだ……」
「アンタをあの酒場で見た時オレは心底驚いたし、正直言えば嬉しかったよ。 今やたった二人きり、同輩の輩というヤツだったからな。懐かしいのもあるし、過去が今オレを収穫しに来たって、裁いてくれるって思ってた」 椅子に座って周囲を眺める。二人を取り囲むのは、遥か頭上でゆっくりと回転する正方形を除けば薬品臭い空気とカーテンに隠されたベッド、薬の棚に書類棚。ありがちな保健室の空間だ。
「だがアンタは何をしてくれた?何一つ無い!! …勿論怒ってなどいない。オレの、身勝手な妄想だってのは、分かってるんだ…。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 22 :名無しさん :2018/10/06(土) 21:59:12
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───Pi Pi Pi Pi Pi Pi Pi, Pi Pi Pi Pi Pi Pi 「ウゥ〜………」 朝の光が瞼の隙間から射し込んでくる。テーブルに突っ伏した姿勢のまま、いつの間にか寝ていたらしい。実に一週間ぶりの睡眠だ。 ふと頰を触れば、ヌルリとした感触と共に指が白く汚れる。だから寝るのは嫌だったのに。
自分の背中にしがみつき、心配するかの様なか細い呻きを漏らす名も無き愛しいリビングデッドの少女。 彼女の指す先には、古臭いアナログ時計。依頼を受けていたが約束の時間には間に合いそうにない。
「───目から夢精した。すげーだろ」 早く来るよう急かす電話が鳴り響いたのと、少女の拳が顔の真ん中に突き刺さったのは同時だった。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 23 :名無しさん :2018/10/06(土) 21:59:42
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「傭兵は早起き出来ん、目覚ましを持ってないんでな。今日はキャンセルだ」 『ハァ!?でも今日の今日のキャンセルは……』 「キャンセルだ」 ガチャリ。強引に電話を切ると、まだそっぽを向く少女に肩を竦める。 いつもの朝だ。急遽出来た休日の朝。ソーマタージには、彼女がそんなにムスッとする理由が理解出来なかった。
「そんなに怒るなよ…。この前の稼ぎもまだたっぷり……」 明るい声で通帳を開いて顔を顰める。見せない方がいいだろう。 「……とはいかなかったが、まぁまだツケに出来る。ロイの野郎からご飯ねだろうぜ」
「それともここで食ってくか?卵とベーコンがまだあったと思う。 淫魔って固形物食べさせてもヘーキかな───」 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 24 :名無しさん :2021/02/13(土) 09:09:39
- 【作品名】鬼仮面と妖怪世界
【元スレ名】ここだけ世界の境界線、ここだけ妖怪世界
「ここか……」
山の中から離れた場所の現代風のビル群を見つめる少年。その顔には、奇妙な紋章の入った鬼を模した仮面が……その紋章が意味するのは、カノッサ機関。数多の世界を股に掛け、良からぬことを企む組織だ。
「機関から報告のあった世界は……」
どうやら、この少年、カノッサ機関の命により、この妖怪と人間が暮らす世界へとやってきたらしい。 その命とは、この世界に存在すると噂される妖怪を捕らえること。機関の研究所は、未だ未知の部分の多い妖怪の検体が欲しいようだ。そこで、妖怪退治屋の一族であるこの少年を送り込んだのだが……
「僕の居た世界とはかなり違うな。この世界、本当に妖怪が居るのか……?」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 25 :名無しさん :2021/02/13(土) 09:10:36
- ◆
それは、鬼仮面がまだ園太郎として妖怪退治の修行中だった頃……
「た、助けてっ……!お兄ちゃん……」
「雛子に手を出すな!!行け、神将・寅!」
森の中、妹雛子に迫り来る妖怪。今まさに喰われそうになったその瞬間。割って入るのは、一匹の虎。園太郎の式神だ。
「グオオオオオッ!!」
「寅!トドメだ!」
寅の爪で引き裂かれ、悲鳴を上げ倒れる妖怪。園太郎はそこに更に追撃を命じた。この戦い、園太郎の勝ちだ。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 26 :名無しさん :2021/02/13(土) 09:11:31
- ◆
「サンキューな、あんたのおかげで助かったぜ。」
「僕からも、ありがとうございます。」
「礼を言われるようなことはしてないよ……じゃ、僕はこれで……」
戦いが終わり、一人と一匹に戻り礼を言う七郎と十夜。だが、鬼仮面は、そっけない態度で去って行ってしまった。
「あ、ちょっと待って……」
「おい、名前くらい……って行っちまったか……」
「仮面で顔も分からなかったし、何者だったんだろう。悪い人では無いと思うけど。」 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
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