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ここだけ能力者達の物語投下所part1

22名無しさん:2018/10/06(土) 21:59:12
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───Pi Pi Pi Pi Pi Pi Pi, Pi Pi Pi Pi Pi Pi
「ウゥ〜………」
朝の光が瞼の隙間から射し込んでくる。テーブルに突っ伏した姿勢のまま、いつの間にか寝ていたらしい。実に一週間ぶりの睡眠だ。
ふと頰を触れば、ヌルリとした感触と共に指が白く汚れる。だから寝るのは嫌だったのに。

自分の背中にしがみつき、心配するかの様なか細い呻きを漏らす名も無き愛しいリビングデッドの少女。
彼女の指す先には、古臭いアナログ時計。依頼を受けていたが約束の時間には間に合いそうにない。

「───目から夢精した。すげーだろ」
早く来るよう急かす電話が鳴り響いたのと、少女の拳が顔の真ん中に突き刺さったのは同時だった。


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