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繊維スレッド

1 荷主研究者 :2003/09/24(水) 00:11
繊維関係の話題を今だからこそ熱く語り明かすスレッド。

日本化学繊維協会
http://www.fcc.co.jp/JCFA/index_j.html

信州大学繊維学部 繊維関係のリンク集
http://coe.shinshu-u.ac.jp/links/industry_j.html

563 荷主研究者 :2017/12/10(日) 10:53:26

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2017/11/27-31830.html
2017年11月27日 化学工業日報
クラレ ポバール/エバール 世界制した企業文化

 「世のため人のため、他人のできないことをやる」という企業文化そのままに、クラレは独創技術によるオンリーワン、ナンバーワン製品を多数持っている。その多くは、同社が世界のパイオニアとして育ててきたビニルアセテート(VA)関連事業群にある。日本で生み育て、輸出をベースに海外市場を開拓し、さらに海外供給拠点の設置や大型M&A(合併・買収)を駆使して強固なグローバル・ネットワークを構築してきた。「エバール(EVOH)樹脂」の世界シェアは65%と圧倒的だ。「ポバール(PVA)樹脂」も中国を除くシェアは約4割に達している。VAセグメントの売上高営業利益率は2017年上期で24%にも達しており、全社の営業利益の8割超を稼ぎ出す大黒柱だ。渡邊知行ビニルアセテート樹脂カンパニー副カンパニー長・兼ポバール樹脂事業部長は、「VA事業群はどれも、顧客とともに新たな用途を発見しながら領域を広げてきた」と語り、需要家ニーズに素早く応える開発力がビジネスモデルの核だったことを明かす。なかでもエバールは、VA事業のグローバル展開を牽引した。山口勝正エバール事業部長は、「一大市場の米国で思い切った先行投資を実施し、海外での市場拡大の成功モデルを構築できた」と振り返る。両製品は、日本が誇る化学系素材の代名詞と言っても過言ではない。

564 とはずがたり :2017/12/13(水) 18:52:55
カジュアルウェアのウィゴー、新株主と創業者復帰でリスタート
https://news.goo.ne.jp/article/tsr_net/business/tsr_net-16471.html
15:00TSR速報

 10代後半から20代前半をターゲットにした低価格カジュアルウェアショップ「WEGO」を展開する(株)ウィゴー(TSR企業コード:571565204、渋谷区)が、今年(2017年)3度目の社長交代と大株主の異動を明らかにした。
 2017年8月に取締役1名を除き、創業社長の中澤征史氏など経営陣が退任して注目を集めた。その後の10月に再び社長が交代し、10月25日に新株主が説明会を開いたばかりだったが、みたび11月下旬に株主が変動した。
 ウィゴーに何が起きているのか――。東京商工リサーチ(TSR)情報部は、一連の動きを取材した。 

 ウィゴーは「WEGO」ブランドで約170店舗、その他の形態で10店舗、合計約180店舗を全国に展開している。路面店やショッピングモールなどに出店。2006年3月期の同社の売上高は44億3,967万円だったが、2017年2月期の売上高は362億2,730万円と、10年で約8倍に伸びている。
 ウィゴーを名実ともに牽引したのが、創業者の中澤征史氏だ。株式の大半を保有する中澤氏は大阪・アメリカ村の古着店からスタートし、ウィゴーの顔でもあった。最先端の流行を取り入れたデザイン、若者に支持される劇場型の店舗展開、芸能人とのコラボ企画など、次々と打ち出す新機軸で会社を成長させ、経営手腕は高く評価されていた。

突然の創業社長の退任
 ところが2017年8月に突然、中澤氏ら取締役が1名を除き退任し話題になった。
 中澤氏が株式を売却したのは(株)オーチャードコーポレーション(TSR企業コード:300089520、伊藤忠寛社長、以下オーチャード)だった。オーチャードはかつて上場企業への投資実績もある投資会社である。
 最近では新興市場に上場する企業の子会社やアパレル、アウトドア用品メーカーなどにも出資し、ウィゴーも事実上、同社の支配下に置かれることになった。
 だが、オーチャードから派遣された新社長のA氏は、わずか2カ月で退任した。10月に空席となった社長の跡を継いだのはオーチャード代表の伊藤氏。10月25日には取引先を集め、都内で大規模な説明会を開催した。伊藤氏は大手証券会社を経て、国内外でコンサルティング会社の経営にも携わった経歴を持つ。伊藤新社長は、オーチャードが株式の88.5%を所有(残りは従業員持株会)し、創業者の中澤氏を取締役に就かない会長とする新体制を発表した。説明会の席上、将来的には上場を目指す事業計画などを力強く語っていたのだが・・・。

2度目の株主交代が明らかに
 それからひと月後の11月下旬。またもやウィゴーの株主が変化した。ウィゴーの担当者によると、11月21日付でオーチャードから中澤氏と(株)アラタマコーポレーション(TSR企業コード:402456343、名古屋市、安井信之社長、以下アラタマ)に株式が売却されたという。出資比率は明らかにしないが、アラタマが組成するアラタマ1号投資事業組合が過半数を握る筆頭株主となった。役員体制は、米国公認会計士の資格を持つ高橋英朗氏を新社長として外部から招聘し、中澤氏も取締役に復帰して会長に就任した。
 オーチャードから派遣された役員は1名を除いて退任し、伊藤氏も退いた。一方で、オーチャードが大株主になった時に退任したウィゴーの元役員の一部が復帰するという(12月12日現在、登記事件処理中のため商業登記簿は未確認)。

565 とはずがたり :2017/12/13(水) 18:53:08
>>564
度重なる株主交代の背景は?
 一連の経緯について、ウィゴーの担当者は静かに語った。それによると「中澤氏の株式売却はウィゴーの安定成長への一環だった」という。これまで金融機関からの資金調達や店舗の賃貸借契約において中澤氏個人の連帯保証を求められ、中澤氏の負担が過大になっていた。一方、ウィゴーの2017年2月期の増収幅は2.8%にとどまり、これまでの成長カーブに比べると鈍化が明らかだった。中澤氏の後継者問題も含め、今後の安定成長には外部からの経営者招聘が最善だと結論付けたという。
 事業売却の提案に複数の企業が名乗りを挙げたが、ウィゴーの担当者は「最も経営の自由度が高かったオーチャードに株式を売却した」と話す。
 だが、オーチャードが経営に参画すると、事業の方向性でウィゴーとの間に齟齬をきたすようになった。金融機関などステークホルダーも、オーチャード体制による経営と中澤氏が経営から外れることに難色を示した。関係者によると、オーチャードの背景が不透明だったことも影響したようだ。
 新体制になって間もないにもかかわらず、社内からは中澤氏の復帰待望論が高まった。こうした状況から、ウィゴーは再度売却先を選定することになりアラタマと中澤氏が株式を買い戻すかたちで落ち着いたという。
 アラタマはミシン大手のブラザー工業(株)(TSR企業コード:400008408、名古屋市、東証1部)の創業一族である安井家の資産管理会社(ブラザー工業との資本関係はない)。度重なる株主と経営陣の交代に揺れたウィゴーだが、筆頭株主のアラタマが招聘した新社長と、中澤会長の双頭体制でリスタートする。果たして覆水盆に返るのか。中澤氏の力量と真価が問われることになる。

 ウィゴーは近く、取引先などに新株主、新社長就任の報告を兼ねた挨拶状を通知する。一連の経緯についてウィゴーの担当者は「お騒がせした」と率直に詫びた。
 会社の急成長で大きくなった創業者負担を軽減する打開策だったはずのM&Aが混乱を招いた。経営陣や社員、取引先や金融機関など様々な利害関係人が交錯し、思惑通りにいかないこともある。企業と社長は一体という考え方が根強く、その線引きは口で言うほど簡単でない。これが経営者保証ガイドラインの鈍い普及や、事業承継が難しい背景にもなっている。
 「安定的な成長を目指すという基本姿勢は今後も変わらない」とウィゴー側は説明する。混乱の数カ月を経て、新株主と創業者の復帰という折衷に落ち着いたウィゴーはこれから、どう事業の軌跡を描くのか。今後の展開が注目される。
 (東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2017年12月13日号掲載予定「取材の周辺」を再編集)

566 とはずがたり :2017/12/13(水) 19:52:27
ユニクロvs.ZOZOTOWN 柳井社長が一番嫌いな言葉 文春オンライン 2017年12月2日 17時00分 (2017年12月3日 16時41分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20171202/Bunshun_5196.html

 週刊文春に横田増生のユニクロ潜入記が掲載されたのは、1年前の12月1日発売号でのこと。2011年に著した 『ユニクロ帝国の光と影』 に対してユニクロが訴訟を起こし(結果は出版社側の勝訴)、その後に柳井社長がユニクロを批判する人には「どういう企業なのかをぜひ体験してもらいたい」と発言したこともあって、アルバイトとしてユニクロに入り込んだのであった。


■横田さんがZOZOTOWNについて記事を書いている!
 バレないよう名字を変えてまでの潜入取材に、そこまでするのか! と話題になり、敬意なのか何なのか「横田さん」とさん付けで呼ばれがちとなる。このルポは10回続き、先月、それをまとめた単行本 『ユニクロ潜入一年』 が刊行されている。

 今週の文春には、その横田さんによる 「ZOZOSUITで追い込まれるユニクロの未来」 が掲載。ファッション通販サイトZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイが、プライベートブランド「ZOZO」の立ち上げに続いて、「ZOZOSUIT」を発表したのだ。

 これのどこがユニクロを追い込むのか。今週号の記事と、この裏にある『ユニクロ潜入一年』から解き明かしていく。

 ZOZOSUITは、着るだけで《身体の寸法を瞬時に採寸することのできる伸縮センサー内蔵の採寸ボディースーツ》(注)で、これにより試着が不要となるため、客は通販でも安心して購入ができるようになる。しかもこのスーツは無料で配布される。


 横田さんによれば、ユニクロも採寸に注力しており、潜入中の2016年にセミオーダーのメンズスーツを発売するが、採寸に失敗して返品となる事故が発生するなど、事業としてはうまくいっていないという。

■柳井社長が一番嫌いな言葉
 またZOZOSUITの登場によって、「これまで柳井社長の号令一下、人海戦術で数々難題をクリアしてきたユニクロ」といえども、採寸による顧客データを先に他社に押さえられてしまうため、店舗での売上に影響しかねないと指摘する。

 ここで「人海戦術で数々難題をクリアしてきたユニクロ」と述べているのは、一見、組織力を評価しているかのようにも思えるが、実は横田さんは嫌味をいっているのである。

 なぜなら柳井社長が一番嫌いな言葉が「人海戦術」だからだ。


『ユニクロ潜入一年』にはこうある。「柳井社長が好きな言葉に〈少数精鋭〉というのがある。できるだけ少ない労働者で、店舗の運営を効率よく回し利益を上げていくことを意味している。嫌いな言葉は、〈人海戦術〉。多くの人件費が発生しながらも、仕事がはかどらない状態を指す」と。

 なお『ユニクロ潜入一年』によれば、少数精鋭とは裏腹の店舗で“人海戦術”の一員となった横田さんは、バイトをはじめて最初の2、3ヶ月で10キロも体重が落ちるのであった。

569 荷主研究者 :2017/12/28(木) 22:48:25

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00453778?isReadConfirmed=true
2017/12/8 05:00 日刊工業新聞
高機能繊維・成長への道筋(4)帝人 衣料・産業で売る力育成

ソロテックスを使ったベッドパット。寝装具用途でも採用が進む

【祖業の将来左右】
 帝人は「衣料用」と「産業用」の両にらみで繊維事業の拡大を図る。繊維メーカーの多くが不採算の衣料用を縮小する中、事業領域を絞らずに広く繊維需要を取り込む戦略だ。2014年に始めたポリエステル繊維の構造改革にもめどが付き、積極的な投資も増えてきた。今後数年間で機能性繊維やエアバッグなどの有望分野を確実に成長軌道に乗せられるかが、祖業の将来を大きく左右しそうだ。

 「良い製品や技術は持っているが、売るのが下手だ」。帝人の繊維子会社、帝人フロンティア(大阪市北区)の日光信二社長は課題を明確に話す。高付加価値の繊維や繊維製品を多く抱えながら、顧客の評価を得られない事例が目立つという。機能性が高い素材であっても、“使い方”が分からないと顧客は採用に二の足を踏む。

【成長の原動力】
 特に製品開発機能を縮小するアパレルブランドは、この傾向が顕著。「顧客の課題を解決するソリューションをいかに提供できるかが重要」(日光社長)とし、“売る力”の育成を今後の事業成長の原動力と考える。

 人の体の動きに合わせて伸縮する「ストレッチ素材」は、衣料用繊維・生地の稼ぎ頭の一つだ。同素材はスポーツ衣料を普段着に取り入れる「スポーツカジュアル」の流行を受け、市場拡大が続く。「スポーツなくして当社のアパレル事業は成り立たない」(同)と強調するほど、帝人はスポーツやアウトドア用の機能性繊維・生地に強く、同素材の開発にも積極的な投資を続けてきた。

 中でもポリエステル生地「ソロテックス」は柔らかな風合いとストレッチ性、形態回復性が特徴の主力ブランドだ。11月には蓄熱や保温機能を持たせた新商品を発表。今後も意欲的にラインアップを拡充し、訴求対象の顧客層を広げる。併せて人の動きや生体情報を計測できる生地の開発も一層推進し、衣料用繊維を底上げする。

【次の投資】
 一方、産業用で次の投資対象は自動車用エアバッグ基布だ。帝人は後発ながら中国工場(江蘇省)の整備と顧客開拓を着々と進め、足元では新工場建設の検討に入ったようだ。「自動車需要を取り込むのは重要戦略の一つ」(同)と考え、厳しい品質や価格要求を満たすために、生産管理の強化や生産効率の向上を一層加速する。

 タイ拠点の拡充と国内生産の集約で懸案だったポリエステル事業の構造改革に道筋が付いた今、帝人は祖業の復権に向け、事業拡大のギアを上げようとしている。

(小野里裕一)

(金曜日に掲載)

(2017/12/8 05:00)

571 荷主研究者 :2018/01/02(火) 10:59:38

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00455385?isReadConfirmed=true
2017/12/22 05:00 日刊工業新聞
高機能繊維・成長への道筋(6)住江織物 太陽光発電繊維で新用途

太陽光発電繊維を織り込んだ布

【絶対的な自信】
 「対“繊維”では場数を踏んできている」。住江織物の三村善英取締役技術・生産本部長は自社が培ってきた繊維加工の技術や評価レベルについて絶対的な自信をのぞかせる。

 同社は1998年、「トリプルフレッシュ」という消臭剤を使った繊維の加工技術を開発した。「においを異なった香りでまぎらわすのでなく、におい自体を消す“本当の消臭”」(三村取締役)ができる。現在は加齢臭など人のにおいにも対応できる“第4世代の消臭剤”を投入する。

 カーペットを手始めに自動車の内装材など繊維製品に同薬剤を用いた加工を展開している。「車メーカーからの引き合いも多い」(同)といい、他社製品との差別化を図る切り札の一つだ。

 消臭力をアピールするため、同社は繊維製品の消臭試験方法を確立した。その試験方法が14年、国内の規格を飛び越え、国際標準化機構(ISO)の規格に採用された。同社の評価技術が国際的にも優れている証左だ。

【最高の評価技術】
 繊維製品に対して長年積み重ねてきた評価技術の結晶とも言えるのが、同社グループ会社の関西ラボラトリー(大阪市中央区)。住江織物の試験部門から分離独立した同社は大阪と奈良に評価施設を持ち、難燃性や耐候性などを測る国内トップクラスの試験装置をそろえる。最高の評価技術を保有しているからこそ「開発スピードが上がり、迅速な商品化につながる」と三村取締役は力を込める。

 高い評価能力を持つ関西ラボラトリーには他社から、また繊維以外の業界からの評価依頼も多く舞い込む。独立した試験機関としての信頼もあり、「外部受注件数は8年前で10%程度だったが、現在は50%近くを占めている」(三村取締役)という。

【大化けに期待】
 住江織物が現在、用途展開で力を注いでいる開発品が「太陽光発電繊維」だ。同繊維は光を受けて電力を生み出せる。布状にすることで太陽電池として使うことができる。この布帛(ふはく)型太陽電池の発電量は10平方センチメートルで150マイクロワット(マイクロは100万分の1)と微弱だが、ウエアラブル製品と組み合わせることで「大化けする」と三村取締役は期待を寄せる。

 既存の“太陽電池”の多くが屋外での使用に対し、布帛型太陽電池が勝負する空間は屋内。室内環境などを測るセンサーの自立電源としては「“太陽光”と言ってはいるが、室内光で十分な量を発電できる」(三村取締役)。18年は実用化に向けて大きな一歩を踏み出す考えだ。(大阪・日下宗大)

(金曜日に掲載)

(2017/12/22 05:00)

573 荷主研究者 :2018/01/02(火) 11:50:53

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00456224?isReadConfirmed=true
2017/12/29 05:00 日刊工業新聞
高機能繊維・成長への道筋(7)東レ エアバッグ用基布でトップに

エアバッグを搭載した車のイメージ。設置箇所も増えている

【足場固め】
 「2019年度までにエアバッグ用基布で世界トップシェアを目指す」。東レの大矢光雄専務繊維事業本部長は高らかに宣言する。同社のエアバッグ用基布の世界シェアは16年時点で約20%の2位。1位との差は数ポイントだ。

 トップメーカーに躍り出るため、着実に足場を固める。18年にエアバッグ用原糸から基布まで一貫製造できる工場をメキシコに設ける計画。世界生産体制は原糸が3拠点、基布が6拠点となる。「我々のビジネスは基布をどう拡販するかだ」(大矢専務)とし、基本的に原糸は売らず、基布を最終製品として販売する。

 今後は「エアバッグ需要の拡大が速いアジアやインドと、当社がシェアをさらに伸ばすべき米州や欧州に注力する」(同)。直近ではアジア、インド、メキシコでさらなる生産拡充を図りたい考え。「応分に増やしていく」(同)と話す。

【車用途が堅調】
 自動車資材分野では、内装材にも使われる人工皮革「アルカンターラ」と「ウルトラスエード」にも力を入れる。

 どちらも自動車用途が堅調。アルカンターラは今後5年で生産能力を倍増させる。

 ブランド戦略はイタリア発“ラグジュアリー”のアルカンターラと、日本発“先端素材”のウルトラスエードで市場にうって出る。「人工皮革のサプライヤーが少ない中、顧客が購入しやすいブランド戦略を敷き売り上げを拡大する」(同)。

 衣料分野では一貫生産型のサプライチェーン(供給網)の拡充を掲げる。東レは17年、香港の繊維製品大手パシフィック・テキスタイルズ・ホールディングス(PTHL)へ約590億円を出資した。同社はニット(編み)に強みを持つ。

【出資の背景】
 従来、東レの海外でのテキスタイル(生地)生産能力は染色能力で月約4500万メートル。そのうち大半が織物で、ニットは同100万―200万メートルだった。東レが筆頭株主となったPTHLのニット染色能力は同約4000万メートルで世界首位級。

 今回の出資に踏み切った背景には、高機能品でのニット需要の高まりがあった。「良いモノはきちっと日本で作れるが、供給能力はしっかり確保する必要があった」(同)。

 海外の供給能力確保は、国内サプライチェーンが持つ高次加工技術の維持・発展にもつながる。

 大矢専務は「国内は常に新しいモノを生み出していく必要がある」と強調する。国内で高付加価値品を開発し、海外で量産する。このサイクルで「国内繊維産地のさらなる活性化につなげる」(同)と力を込める。(大阪・日下宗大)

(おわり)

(2017/12/29 05:00)

577 荷主研究者 :2018/01/28(日) 10:50:38

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00457904?isReadConfirmed=true
2018/1/16 05:00 日刊工業新聞
東洋紡、液晶フィルム1.5倍 70億円投じ、愛知・犬山工場のライン増設

 東洋紡は液晶ディスプレー向けフィルムの生産能力を、2018年中にも現状比1・5倍に引き上げる。犬山工場(愛知県犬山市)に約70億円を投じ、同フィルムの専用設備を1ライン増設して2ライン体制とする。4月に始まる22年3月期までの4カ年の次期中期計画では同フィルムの増産投資を含め、現中計比微増の最大800億円規模の設備投資を行う計画だ。液晶ディスプレー向け超複屈折フィルム「コスモシャインSRF」は、韓国や台湾などでの需要を中心に伸びている。現在、生産している敦賀事業所(福井県敦賀市)の1ラインと合わせて計3ライン体制とする。

 コスモシャインSRFは液晶ディスプレーの色むらを抑える独自のポリエステル材料を使った超複屈折フィルムで、13年に市場投入した。まず犬山工場で生産体制を整え、16年に敦賀事業所でも生産を始めた。同フィルムの18年3月期の売上高は前年同期比約2倍の100億円程度を見込む。当面の目標で液晶ディスプレー向けフィルムの世界シェア25%を目指す。

 策定中の次期中計では、工業用フィルムや自動車用エアバッグ基布の増産、包装用フィルムの海外展開などに重点投資する予定。エアバッグ用基布は、世界シェアを現在の約10%から将来的に30%を目指す。このため世界で生産能力を増強し、IoT(モノのインターネット)を活用した生産管理や増員を実施する。M&A(合併・買収)も進める。

(2018/1/16 05:00)

578 とはずがたり :2018/02/08(木) 19:56:08

和装業界、販売手法の問題指摘も はれのひ騒動で信頼回復へ
https://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/business/kyoto_np-20180208000057.html
11:37京都新聞

 振り袖販売・レンタル業はれのひ(横浜市)が、成人式の晴れ着や着付けの注文を受けながら突然休業した問題から、8日で1カ月になる。来年以降の成人式に向けた振り袖商戦が活発化する中、和装業界では消費者を保護する方策の検討が始まっている。関係者の間では、契約方法や販売手法の見直しが必要との意見もある。

 1月下旬、八幡市の呉服店、京都まるなかは、来年以降の成人式に向けて振り袖を注文する若い女性らでにぎわっていた。母親も同店で振り袖をあつらえたという客もいた。中西英章社長は「はれのひの問題で逆に、早めに予約しようと意識する人が増えた」と話し、自社への影響が少なかったことにほっとした表情を見せた。

 和装の市場規模は、1975年ごろの約1兆8千億円をピークに減少傾向が続き、近年は3千億円を割り込んでいる。着物を購入する人が減ったためだが、対照的に活況なのが、約10年前に呉服店などが力を入れ始めた振り袖レンタルだ。2011年設立のはれのひも、レンタル業で短期間に急成長した。

 レンタル市場の拡大につれて競争も激化し、事業者は消費者を囲い込むため、成人式の2年以上前から勧誘するようになった。一方の消費者も、着付け予約を確実に押さえようと、早期に支払いを済ませる傾向が強まった。そうした商習慣の抱えるリスクが、今回の問題で一気に噴き出した格好だ。

 和装業界も課題を認識している。京都織物卸商業組合の野瀬兼治郎理事長は「消費者が安心して支払える形態を作るのが急務だ」と話す。着物小売最大手のやまと(東京都)は4月以降、振り袖レンタルについて成約時と成人式当日に50%ずつ支払う方法を導入する。

 一方、全国の織物産地でつくる日本絹人繊織物工業会(同)は8日、業界内の商慣行の改善などを訴える文書を各産地の団体に送る予定だ。渡辺隆夫会長(西陣織工業組合理事長)は「不透明な販売手法から脱却し、消費者の信頼を取り戻さなければならない」と強調する。

 和装業界では、消費者の情報不足につけこんだ高額販売や、プレゼントなどで消費者を勧誘する販売手法が、過去に何度も問題視されてきた。06年には、着物を必要以上に売りつける過量販売が問題となり、呉服チェーン2社が破たんした。渡辺会長は「はれのひ問題の後も、被害者への便乗商法と言われても仕方がない業者さえあると聞く」と憤る。

 経済産業省の和装振興協議会は昨年、強引な販売手法や、長期手形などの前近代的な商慣行が、消費者の「きもの離れ」を招いている一因と指摘した。やまとの矢嶋孝敏会長は「資金や信頼のない業者の成長を許したのは、業界固有の商取引に問題があるからではないか。消費者の安心や満足に反する取引からの決別が突きつけられている」と危機感を示す。

579 荷主研究者 :2018/02/10(土) 22:42:41

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00458695?isReadConfirmed=true
2018/1/22 05:00 日刊工業新聞
旭化成、ナイロン66繊維を15%増産 エアバッグ需要に対応

 旭化成は自動車用エアバッグやタイヤ補強材などに加工するナイロン66繊維「レオナ」を15%増産する。宮崎県延岡市のナイロン繊維工場で生産能力を2019年度上期までに年5000トン増やし、同3万8000トンにする。投資額は数十億円とみられる。海外を中心に伸びるエアバッグ需要に対応する。

 2月に着工し、18年度中に整備を終える計画だ。エアバッグは自動車生産台数の伸びに合わせて世界的に引き合いが強まるほか、車の安全基準の高まりから1台当たりの使用量も増える傾向にある。このため需要のさらなる伸長をにらみ、次の増設も検討するとしている。

(2018/1/22 05:00)

580 荷主研究者 :2018/02/10(土) 22:52:17

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00459025?isReadConfirmed=true
2018/1/24 05:00 日刊工業新聞
帝人、極細ポリ繊維の生産能力2倍に 松山に新ライン、フィルターなど需要拡大

松山事業所で増産するマイクロファイバー(断面)

 帝人は「マイクロファイバー」と呼ぶ極細ポリエステル繊維の生産能力を2019年に現状比2倍にする。約10億円を投じ、松山事業所(松山市)に製造ラインを1本新設する。生産量は非公開だが、設備の増設後は年間数千トン規模となる見通し。フィルターや人工皮革の材料として需要が拡大しており、大幅な増産が必要だと判断した。付加価値品のマイクロファイバーの増産は、19年度以降の繊維事業収益の底上げにつながりそうだ。

 帝人は現在、国内中核拠点の松山事業所に2本のマイクロファイバー製造ラインを持つ。18年度中に紡糸機など新たな生産設備の建設に着手し、19年度初頭をめどに3本体制で稼働する方針だ。同事業所では17年にも設備を増設したが、高水準の操業が続いていた。

 帝人のマイクロファイバーは直径2マイクロ―5マイクロメートル(マイクロは100万分の1)のポリエステル短繊維で、不織布などに加工し産業用を中心に供給する。

 中でも空気清浄用のフィルター材料や、生活資材などに加工する人工皮革の基材として需要拡大が見込まれる。

 生産体制を先行して拡充し、新たな顧客開拓を進める狙いもある。

 帝人は汎用化が進むポリエステル繊維生産の大部分をコスト競争力があるタイ工場に移管した。

 一方、マイクロファイバーなど一部の高機能品は開発を進めやすい国内工場にとどめ、生産技術の高度化や用途開発などを推進する。

 ただタイ工場でも高機能品の生産を始めており、受注が急拡大すれば海外生産も視野に入りそうだ。

(2018/1/24 05:00)

583 荷主研究者 :2018/03/06(火) 23:21:00

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00462530?isReadConfirmed=true
2018/2/20 05:00 日刊工業新聞
三菱ケミカル、防虫繊維を開発

 三菱ケミカルは蚊などの害虫を寄せ付けない防虫効果のある化学繊維「クリーンライフNeo(ネオ)」を開発した。ポリプロピレン(PP)繊維に、害虫忌避剤のピレスロイド様化合物を練り込み、害虫忌避効果が長期間持続する。家庭で20回程度洗濯した後も、害虫の忌避率は90%を維持するという。また、ベースの繊維に複数本の単糸をより合わせたマルチフィラメントを使い、従来にない柔軟性を持たせた。防虫グッズ用素材などとして採用を見込み、2018年中に発売する。

(2018/2/20 05:00)

584 荷主研究者 :2018/03/26(月) 23:35:01

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00466317?isReadConfirmed=true
2018/3/20 05:00 日刊工業新聞
東海染工、複合繊維に本格参入 浜松事業所に染色機増設

 【名古屋】東海染工は主力のアパレル生地の染色加工事業で、複合繊維分野に本格的に乗り出した。約7000万円を投じて浜松事業所(浜松市東区)に複合繊維に対応する染色機を増設、稼働した。これまで綿100%生地の染色が大半だったが、アパレル素材の需要変化に対応し、受注の確保を図る。

 同社は綿にポリエステルやレーヨンなど他素材を組み合わせた複合繊維について、これまで少量しか手がけてこなかった。しかしアパレル業界では軽量化やシワ抑制などの機能性付加のため、複合繊維の需要が伸長している。

 対応するため綿織物の染色がメーンだった浜松事業所に複合繊維の受注を本格化できる体制を整えた。さらに、複合繊維によるニットについても対応できるように準備を進める。

 同社は複合繊維のニットについては綿よりも経験値が乏しいため、ニットの染色を手がける岐阜事業所(岐阜県羽島市)でムラなく高品質に染色できる技術の確立を急ぐ。

 古澤秀充社長は「加工量をキープするため、マーケットの変化に工場を合わせていかなければならない」と語る。

(2018/3/20 05:00)

588 荷主研究者 :2018/06/06(水) 22:49:19

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00473868?isReadConfirmed=true
2018/5/18 05:00 日刊工業新聞
旭化成、キュプラ繊維増産 「天然由来」で需要増

宮崎・延岡工場

 旭化成は2019年度に宮崎県延岡市で再生セルロース繊維(キュプラ繊維)を増産する。既存工場を増設し、年産能力を現状比4%増の約1万7200トンに引き上げる。着心地の良さに加えて、社会的関心の高いESG(環境・社会・統治)投資などの観点で天然原料由来という特徴から国内外で引き合いが強い。ただ足元の需要増に応え切れておらず、世界唯一の同繊維のメーカーとして供給不足の解消へ手を打つ。

 旭化成のキュプラ繊維「ベンベルグ」は通常廃棄されてしまうコットンリンター(綿実周りの産毛)を利用する。延岡地区の工場で増設や既存設備の改良を施し、小幅ながら増産する。投資額は20億―30億円とみられる。

 同工場は14年に増設し、年産能力を約10%拡大していた。スーツの裏地で普及し、アウターやインナー、運動着などへ用途を拡大。近年は「サリー」などインドの民族衣装向けや、中国では企業の制服などで採用が増えているという。事業の売上高比率は国内3割強で海外7割弱。特に欧州のアパレル業者などでは、環境負荷の少ないサステナブル(持続可能)素材を優先して採用する動きが顕著。原料がコットンリンター100%のベンベルグが持つ環境適合性はポリエステルやナイロンに勝る特徴だ。

(2018/5/18 05:00)

589 とはずがたり :2018/06/26(火) 13:38:04
>高野口はその名の通り、かつては高野山参詣の入り口で、ここで1泊して高野山に向かう宿場町だった。
>江戸時代末期にはこの地に綿織産業が興った。明治期に入って、ヨーロッパからシェニール織りの技術がもたらされた。
>シェニール( Chenille )とはフランス語で毛虫の事。両面パイルの織物である。その技法を基礎として毛足のある生地作りが高野口地域で栄えた。
>昭和57年頃にはこの地には384社もの織物メーカーがあり、全体で約660億円もの売上高があった。だが、現在は60社をきるまで急減、全盛期の10分の1にまで低下している。

和歌山の小さな織物会社に世界中から熱視線 高級ブランドがフェイクファー技術を羨望
09:00東洋経済オンライン
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-226146.html

和歌山県の高野山のふもと、JR和歌山線の高野口駅の近くに世界のファッションブランドから注目される織物会社、岡田織物がある。ファッション界で動物保護への取り組みが広がる中、動物の毛皮(リアルファー)を扱わないブランドが増えている。代わって、人工の毛皮(フェイクファーあるいはエコファー)の需要が増しているのだ。

同社は、天然に近い良質のものを開発し、リアルファーを使わなくても毛皮の風合いを実現して、世界でその先頭を走る織物メーカーなのだ。しかし、現地を訪ねると、従業員わずか3名、売上高1億円規模の山あいの小さな織物メーカー。どこにその力があるのかと疑うほどだった。

高野口はその名の通り、かつては高野山参詣の入り口で、ここで1泊して高野山に向かう宿場町だった。
その象徴として現在、駅前に旅館「葛城館」の建物だけが残っている。江戸時代末期にはこの地に綿織産業が興った。明治期に入って、ヨーロッパからシェニール織りの技術がもたらされた。

シェニール( Chenille )とはフランス語で毛虫の事。両面パイルの織物である。二度の製織工程で作られ表も裏も同じ多色柄が特徴だ。その技法を基礎として毛足のある生地作りが高野口地域で栄えた。

地域の売り上げ規模は全盛期の10分の1以下に縮小
昭和57年頃にはこの地には384社もの織物メーカーがあり、全体で約660億円もの売上高があった。だが、現在は60社をきるまで急減、売上高は60億円を下回り、全盛期の10分の1にまで低下している。もちろん岡田織物も売上規模は縮小傾向にある。

その状況下でも、岡田織物はプラ ダやシャ ネル、ル イ・ヴィ トンといった欧州の高級ファッションブランドから生地の供給を求められているのだ。

そのきっかけを岡田社長は、「2002年に同業者に誘われてニューヨークの展示会に出展したところ、反応がよく、生地を輸出することになり、それが今も続いている」という。

現在、同社が供給する生地はフェイクファーだけ。いわゆる特化型のメーカーだ。動物保護の流れも追い風となり、長年養ってきたパイル織物の技術が世界的に評価されてきているということだ。

実際、高級ブランドが次々と毛皮の使用をやめている。「グッ チ(GU CCI)」、「ヴェルサーチ(Versace)」、「フルラ(FURLA)」、「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」、「アル マーニ(Armani)」、「ヒューゴ ボス(HUGO BOSS)」などが今後は毛皮を使用しないと宣言している。

特に、2017年秋にグッチが2018年春夏コレクションからリアルファーを使用しないというファーフリー宣言をしたことは業界内でも話題になった(毛皮を廃止したブランドリストはこちらより。NPO法人動物実験の廃止を求める会HP)。

岡田織物にしかできない技術
そうした中で岡田織物に注目が集まっているのだ。それはほかにはない技術があるからだ。動物の毛は、短い毛と長い毛が交互に生えるという構造で立体的になっているが、中国製フェイクファーの多くは毛の長さが均一だ。

しかし、岡田織物のフェイクファーはリアルファーの毛並みを忠実に再現しているため、立体感があり手触りがなめらかだ。

590 とはずがたり :2018/06/26(火) 13:38:45
>>589
さらに、天然の毛皮は根元が太く、毛先が細い毛が存在しているが、化学繊維では同じ太さの繊維しか作ることができなかった。

そこで、三菱レイヨンと新素材「プロパール」を共同開発し、特殊加工によって毛先を割ることで根元と毛先の太さを変化させ、天然の風合いを実現した。

また、生地の裏側は毛が抜けにくいように薬剤で固めるが、中国製のフェイクファーなどは安価な薬剤を使用しているため硬い。

同社では工夫を重ね、硬くならずに毛が抜けにいという特殊な薬剤を開発した。実際に生地を触ってみると、綿やポリエステルなどの薄い生地に本当の毛のようにアクリル製の毛がぎっしり生えている。

ここで注目したいのは同社を支える日本の製造業の層の厚さだ。

たった3人の岡田織物が国際ブランド向けにも商品生産・出荷できるのは完成までの40もの工程を高野口の同業7社と分業しているからだ。

長年培ってきた高野口全体の織物技術の高さがその品質を支えている。

また岡田織物はその名の通り糸を織るメーカーであり、繊維素材メーカーではないため、三菱レイヨンとの素材の共同開発による成果も大きい。

さらに、フェイクファーは毛が長いために、縫製パターンに基づく生地の裁断をするときに毛もカットされてしまう。同社はこの問題を島精機製作所の技術で解決した。従来は手作業頼みで、裁断工程がボトルネックだった。

このため、ものづくり補助金を活用して、ファー素材を裁断できるようにカスタマイズした自動裁断機を島精機から購入した。この裁断機導入により、手作業以上に正確で精細なカットが行えるうえ、6分の1以下の時間に短縮するなど作業能率も向上した。さらに型紙で従来対応してきたパターンの依頼者とのやり取りや受注履歴管理もデジタル化され、顧客対応の効率化も実現した。

岡田織物のフェイクファーは中国製と比べると価格はかなり高く、数倍以上にもなる。しかし、中国メーカーにはまねのできない手触りの滑らかさ、毛の抜けにくさがある。それが高級ブランドに支持されているのだ。

動物保護の考え方に真剣に向き合う人が増えてきた
国際毛皮連盟(IFF)は、毛皮の使用をやめたブランドは、石油産業の副産物であるプラスチックで作られた合成毛皮、およびそれに伴うすべての環境汚染や地球への害を促していることになると反対している。

だが、リアルファーからフェイクファーに移行する流れは止まるどころか、大きくなる一方だ。それは人間の動物利用という問題に人類が真剣に向き合いはじめたからだ。

毛皮は人類最古の衣服とも言われ、長年、世界中で利用されてきた。

富の象徴としての毛皮の需要が新興国の発展とともに拡大し、天然動物の乱獲や毛皮動物の家畜化を促進し、劣悪な環境での飼育や残忍な毛皮剥ぎなどが動物保護団体によって暴かれている。毛皮産業側は、そうした状況はほんの一部に過ぎないとしているが、フェイクファーがリアルファーに近づくにつれ、動物保護に舵を切るブランドが増えているということだろう。

クールジャパンの標語のもと観光分野でインバウンド消費が話題だが、地道に努力を重ね、磨きあげた日本の地場産業の技術が世界に注目されていることは日本の誇りだ。

著者:細川 幸一

592 とはずがたり :2018/07/30(月) 08:51:56
ポリエステルと綿はどっちが暖かい?違いは?
https://mama-memo.com/2999.html
2017/11/30

ポリエステルと綿とを比較すれば、ポリエステルの方が暖かいでしょう。
ポリエステルは、吸汗性がありませんが空気をたくさんふくませることができるため、保温性に優れています。
綿も密度を高くすれば、一定の保温性がありますが、ポリエステルほど空気をため込むことは難しいでしょう。

また、綿は吸汗性が高いため、汗をすぐに吸収します。
吸収された汗は、徐々に乾き始めるわけですが、乾くときに気化熱を奪っていくのです。
熱を奪われるとき、体は「涼しい」と感じます。

一方、ポリエステルに吸汗性はないため、気化熱も綿のように感じません。
そのため、綿よりもポリエステルの方が暖かく感じるのです。

ポリエステルは、人の手で作られて繊維であるため、しわになりにくく加工しやすいメリットがあります。
また、天然繊維のように気候に左右されずコンスタントに製造できることから、価格が安く安定している傾向があります。

593 とはずがたり :2018/07/31(火) 20:15:17
帝人が東レ独走に“待った“ 炭素繊維の新技術で攻勢
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180630-00018394-stoyos-bus_all
6/30(土) 7:01配信 有料 週刊東洋経済
炭素繊維の新技術で攻勢 帝人が東レ独走に“待った“

<2018年7月7日号> 米国最大の自動車メーカー、ゼネラル・モーターズ(GM)が今年秋に販売を開始するピックアップトラック「GMCシエラ」の新型モデル。3月初旬にデトロイトで開かれた発表会で注目を集めたのは、軽くて強い先端軽量素材として知られる炭素繊維の複合材を採用したことだった。

ピックアップトラックは米国の農家や郊外居住者に人気が高く、「シエラ」シリーズは全米で年間20万台近い販売台数を誇る戦略車種。GMはその最上位モデル「シエラ・デナリ」のオプションとして、ボックスベッドと呼ばれる荷台部分の床・側面に業界で初めて炭素繊維を用いた。
本文:3,735文字
写真:9枚

598 荷主研究者 :2019/01/01(火) 16:27:29

http://www.sankeibiz.jp/business/news/181206/bsc1812060500004-n1.htm
2018.12.6 10:35 Fuji Sankei Business i.
ミノムシの糸、防弾チョッキに 興和と農研機構が産業素材として技術開発、実用化を目指す

興和株式会社ホームページより【拡大】

 医薬品メーカーの興和(名古屋市中区)と農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構、茨城県つくば市)は5日、ミノムシの糸を産業素材として利用する実用技術を開発したと発表した。防弾チョッキや自動車部品といった用途が想定され、早期の実用化を目指す。

 繊維卸部門を持つ興和と農研機構は、2016年からミノムシの糸について共同研究を開始。蚕から取れる絹やクモの糸を上回る強度と弾力を持ち、高温にも耐え「自然界で最強の糸」という。ミノムシを直進させながら糸を吐かせることで1回に数百メートルの一本の長い糸の採取に成功し、特許出願した。また、人工繁殖方法や大量飼育方法も確立した。

 ミノムシの糸は、ナイロンや絹と比較して細く、吸湿性も優れており、廃棄しても自然に分解する生分解性もあるという。

 興和の三輪芳弘社長は、「繊維強化プラスチック(FRP)用の強化繊維として有望で、軽くて強いので自動車、家電などさまざまな用途が期待できる」と話した。

 今後、素材メーカーと協力してミノムシの糸の用途開発に着手する。

599 荷主研究者 :2019/01/02(水) 22:27:54

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00499941?isReadConfirmed=true
2018/12/18 05:00 日刊工業新聞
東洋紡、新工場稼働 高耐熱性ポリイミドフィルム拡販

 東洋紡は17日、約30億円を投じ、敦賀事業所(福井県敦賀市)に子会社が手がける高耐熱性ポリイミドフィルムの本社工場(写真)を新設稼働したと発表した。高まるディスプレーの軽量化や曲げ加工のニーズに対しガラス基板に変わるフィルムとして拡販、2022年度中に年100億円の売上高を目指す。

 東洋紡と長瀬産業は4月に同フィルム製造販売の共同出資会社「ゼノマックスジャパン」を設立し、このほど工場を新設した。新工場の延べ床面積は4300平方メートル。同フィルムは熱による膨張の割合がガラス並みに低い。同フィルムを製造していた滋賀県の設備は今後、次世代製品の開発に活用する。

(2018/12/18 05:00)

600 とはずがたり :2019/02/07(木) 16:41:55
株落ちてきて株主としてもまあなにやってんねんって感じだっただろうな

ZOZO前沢社長、ツイッターを休止へ「本業に集中」
篠健一郎 2019年2月7日16時28分
https://www.asahi.com/articles/ASM2753M5M27ULFA017.html?ref=tw_asahi

 衣料通販サイト「ゾゾタウン」を運営するZOZO(ゾゾ)の前沢友作社長は7日、自身のツイッターを当面休止することを明らかにした。100万円の贈呈などツイッター上で様々な話題を振りまいてきた前沢氏だが、ZOZOの事業に集中するためとしている。

 前沢氏は自身のツイッターアカウントで「しばらくツイッターはお休みさせてください」とツイート。「本業に集中します。チャレンジは続きます。必ず結果を出します」と加えた。

 前沢氏のツイートをめぐっては1月初旬、「お年玉」として自腹で100人に100万円、合計1億円を配ると呼びかけた。ネット上で賛否が分かれて議論となった。

 一方、ZOZOの経営面では、採寸専用のボディータイツ「ゾゾスーツ」を軸にしたプライベートブランド(PB)事業がつまずき、1月末に2019年3月期の業績予想を大幅に下方修正したと発表した。

 現在、前沢氏のツイッターアカウントのフォロワーは488万人いる。(篠健一郎)

601 荷主研究者 :2019/02/09(土) 23:50:02

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39652950U9A100C1LB0000/
2019/1/4 19:46 日本経済新聞 北陸
北日本紡績、上場廃止基準に抵触 企業価値の向上急ぐ

602 荷主研究者 :2019/02/11(月) 11:13:22

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00502724?isReadConfirmed=true
2019/1/17 05:00 日刊工業新聞
繊維各社、スマート衣料活性化 来年度から本格展開

東洋紡はフィルム状の導電素材を使ったスマートセンシングウエアを来年度に販売予定

帝人フロンティアの「マトウスMS」はスポーツの動作解析などの用途を想定

 繊維各社がウエアラブル(着用型)端末や素材を使ったスマート衣料事業に力を入れている。帝人はスポーツの動作解析や、心拍などの生体情報の取得に使用するスマート衣料を2019年度から本格販売。東洋紡も19年度に、フィルム状の導電素材を使ったスマート衣料の投入を目指す。クラボウは作業現場の暑熱リスク管理向けに展開するスマート衣料について、学生の部活動など新たな用途展開を模索している。

 帝人子会社の帝人フロンティア(大阪市北区)は、高機能繊維とセンシング技術を組み合わせたスマート衣料の新ブランド「MATOUS(マトウス)」を立ち上げた。ゴルフのスイングなど主にスポーツの動作解析に使用する「マトウスMS」と、心電や心拍、運動量などの生体情報を取得する「同VS」の2製品を19年度から展開。25年度に売上高300億円を目指す。

 工場の熟練作業者の動作解析や熱中症予防といった労働現場での利用も視野に入れる。「売り切りやレンタルなど用途に応じた販売形態を考えたい」と、帝人フロンティア技術・生産本部技術開発部イノベーション開発課の安光玲課長は説明する。

 東洋紡のスマート衣料はフィルム状の導電素材「COCOMI(ココミ)」を使用。心拍や加速度、体表温などのデータを取得できる。健康管理やスポーツのほか、ペットの見守りといったユニークな用途も想定。現時点で100回程度の洗濯に耐えられるが、19年度からの本格販売に向けて一層の耐久性向上を目指している。

 一方、クラボウはスマート衣料を使い工場などの作業者の暑熱作業リスクを管理するサービスを18年5月に開始した。人工知能(AI)を活用し、体調管理の評価の精度を高めているのが特徴。現在は早稲田大学と連携し、学生の運動時の体調管理に技術を応用する研究を進めている。

 このほか東レも、着用型センサーとスマートフォンを使って工場などの作業者の体調を管理するサービスを近く開始予定。ウエアラブル端末の出荷台数は年率2ケタ成長が続くとの予測もあり、スマートウエア市場は活況が続きそうだ。

(2019/1/17 05:00)

603 荷主研究者 :2019/03/31(日) 10:47:45

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00507127?isReadConfirmed=true
2019/2/21 05:00 日刊工業新聞
クラレ、高機能不織布を増強 岡山拠点に生産設備新設

 クラレは20日、高機能不織布の需要増加に対応するため、国内の生産能力を増強すると発表した。マスクやフィルター材料などとして使われる「メルトブローン不織布」の生産設備を岡山市の拠点に新設する。稼働は2020年後半を予定し、投資額は公表していない。メルトブローン不織布は現在、愛媛県西条市の拠点でのみ生産している。岡山の設備稼働後の合計生産能力は、現在比50%増の年2700トンに拡大する。

 設備を新設するのは不織布の製造・販売子会社であるクラレクラフレックス(大阪市北区)の岡山工場(岡山市南区)。メルトブローンは熱風を吹き付けながらノズルから押し出した極細繊維を絡ませる製法で、緻密な構造の不織布の製造に向く。

 現在、岡山工場では高圧水流を使う「スパンレース製法」や、接着剤を塗布する「ケミカルボンド製法」、高速の水蒸気を吹き付ける「スチームジェット製法」の不織布を製造している。

(2019/2/21 05:00)

604 荷主研究者 :2019/04/28(日) 22:01:08

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43860600X10C19A4LKA000/
2019/4/17 19:53 日本経済新聞 関西
東洋紡、電子部品向けフィルムの生産能力を倍増

605 荷主研究者 :2019/04/28(日) 22:18:23
>>604
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00514182?isReadConfirmed=true
2019/4/22 05:00 日刊工業新聞
東洋紡、セラミックコンデンサー向け設備増設 離型フィルム需要拡大

セラミックコンデンサー用離型フィルム加工設備を新規導入する工場棟(敦賀事業所)

 東洋紡は約30億円を投じ、セラミックコンデンサー用離型フィルムの加工設備を増設する。同コンデンサーの製造工程に不可欠な離型フィルムで、自動車の電動化などで拡大する需要に対応する。2021年春をめどに稼働し、23年度までに同フィルムの売上高で18年度比倍増を目指す。

 フィルム原反を生産する敦賀事業所(福井県敦賀市)で工場棟を建設しており、原反に離型層をコーティングする加工設備を入れる予定。同工場棟は7月に加工設備の1号機が稼働予定だが、今後さらに離型フィルムの需要拡大が見込めることから、2号機の投資を決めた。離型フィルム市場は17年度に約7000億円だったのが、23年度には倍増すると想定している。

 東洋紡はハイエンド品の製造工程で使われる離型フィルムを、原反から加工まで製造できる唯一のメーカー。同フィルムの世界シェアは現在約25%あり、21年度に30%を目指している。

(2019/4/22 05:00)

606 荷主研究者 :2019/07/28(日) 11:17:20

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00521928?isReadConfirmed=true
2019/6/27 05:00 日刊工業新聞
KBセーレン、LCP繊維の年産能力150トン 北陸合繊工場を増強

LCP繊維で補強したスマホ用イヤホン

【福井】KBセーレン(大阪市北区、寺前勝基社長、06・6345・5454)は、液晶ポリエステル(LCP)繊維を2019年末に現状比5割増の年産能力150トンに引き上げる。同社の細物のLCP繊維はスマートフォン用イヤホン線の補強用などで需要が伸びており、既存ラインで増産体制を整える。投資額は1億円弱。

 増強するのは北陸合繊工場(福井県鯖江市)のLCP繊維の一部工程で、紡糸・延伸の後に熱処理する設備。独自ノウハウで繊維強度を一段と高めている。この増強で紡糸の年150トンの能力がフルに引き出せる。

 強度や耐熱性に優れた同社のLCP繊維の需要は前年比約3割伸びており、19年度に年100トン超の生産を見込む。数年後のフル生産が視野に入り、ライン全体の増設計画も練っている。

 LCP繊維は現在、国内で3社が生産する。セーレンの傘下に入り、10年に市場参入したKBセーレンは付加価値の高い細物に注力。電気の導線や通信の断線を防ぐ補強材のテンションメンバーは、同社のLCP繊維を使って従来よりもスリムにできる利点がある。ゴムベルトの補強用でも需要が伸びているという。

(2019/6/27 05:00)

607 荷主研究者 :2019/08/18(日) 16:08:38

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47423160X10C19A7X93000/
2019/7/17 13:23 日本経済新聞
旭化成、自動車用皮革の生産能力倍増 80億円投資

608 荷主研究者 :2019/08/18(日) 16:21:36

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47386140W9A710C1LB0000/
2019/7/17 7:00 日本経済新聞 電子版 北陸
セーレン、液晶ポリ繊維の生産能力5割増強 イヤホンや産業向け開拓

609 荷主研究者 :2019/09/15(日) 20:42:56

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00526342?isReadConfirmed=true
2019/8/2 05:00 日刊工業新聞
三菱ケミ、炭素繊維再利用の新設備 年産3000トン

炭素繊維リサイクルのパイロット設備

 三菱ケミカルは炭素繊維の再生から同繊維を樹脂と混練したコンパウンドの生産まで一貫した商業生産設備を立ち上げる。2020年にコンパウンド換算で年産3000トンの設備に投資する計画。自社グループで再生・再利用を行うことで、自動車などで炭素繊維製品の受注拡大にもつなげる。

 子会社の新菱(北九州市八幡西区)が国内に商業設備を新設し、炭素繊維リサイクルを行う。本格的に需要の立ち上がる21―22年には稼働させる。投資額は今後詰めるが、10億円程度とみられる。

 当面は顧客と新菱との間での炭素繊維強化プラスチック(CFRP)のクローズド・リサイクルを行う。顧客からCFRP端材や使用済み材の供給を受け、炭素繊維をリサイクルして熱可塑性樹脂をベースにしたコンパウンドを生産。ペレット形状で部品材料として顧客に供給する。将来はリサイクル品の一般販売も検討する。

 現在、北九州市内に炭素繊維を年200トン再生できるパイロット設備を持つ。CFRPを数百度に熱して樹脂を気化させ、炭素繊維だけを残す仕組み。商業設備では、気化した樹脂を燃やしてCFRPを加熱する熱源に使い、エネルギー面で無駄のない設備にする。

 再生した炭素繊維は新品には若干劣るが強度が高く、少ないエネルギーで生産でき、コストを低減できる。

 炭素繊維リサイクルのニーズはこの1―2年で急速に高まってきた。限られた資源を最大限活用して経済価値を生む概念「サーキュラー・エコノミー(循環型経済)」が社会に浸透し、素材にリサイクル性を求める需要家が増えてきた。今後、資源循環を前提とした材料調達の拡大が予想される。

(2019/8/2 05:00)

610 荷主研究者 :2019/09/23(月) 15:17:49

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00529834?isReadConfirmed=true
2019/9/4 05:00 日刊工業新聞
旭化成、「ベンベルグ」事業拡大 生産・環境対応 両輪で強化

紡糸工程では、左の濃い青の原液から繊細なベンベルグ繊維が生産される

 旭化成は、なめらかな肌ざわりの再生セルロース繊維「ベンベルグ」事業を、持続可能性(サステナビリティー)を切り口に拡大する。環境対応製品が世界的に注目される中、綿糸にならない種子周りのうぶ毛を原料とする同繊維の特徴や、水力発電が強みになる。今後、生産能力と自家発電を両輪で強化し、持続可能な成長を目指す。(梶原洵子)

【世界で唯一生産】
 ベンベルグ繊維の一般名称は「キュプラ」。昔は欧米でも生産されていたが、排水処理基準の厳格化などから今では世界で唯一、旭化成のベンベルグ工場(宮崎県延岡市)で生産されている。引き合いの増加を受け、矢野達也ベンベルグ事業部ベンベルグ工場長は「1ライン当たりの糸を巻き取る装置同士の間隔を少しずつ詰め、長繊維の生産能力を若干増やす」と話す。

 例えば、織物の縦糸向け長繊維の生産ラインの多くは巻き取り機が240本並んでおり、これを順次1・25倍の300本とする。

【青い糸】
 紡糸工程の最中の同繊維は青空のような青さで、環境対応をイメージさせる。原料のコットンリンター(綿花種子のうぶ毛)を、銅とアンモニアを含む水溶液で煮ると、濃い青の高粘度原液ができる。この液が紡糸用ろう斗の細い穴を通り、水流の力で引き延ばされて透明感のある青い糸になる。横に100本以上並ぶろう斗の上から下へ青い糸が流れていき、希硫酸液の中をくぐると銅が外れて白くなる。

【改良も視野】
 矢野工場長は「製造工程での銅の再利用率は99・9%。アンモニアとともに、回収率を高めたい」と、環境対応面での生産ラインの改良も進める考えを示す。

 旭化成はベンベルグ工場を含む延岡・日向地区の事業所で使用する電力の約9割を、自家発電でまかなう。水力発電所を管理する担当者は「最近は顧客から『どんな電力を使っているのか』と聞かれるようになった」と話す。生産に使う水力発電由来の電力の比率は増えており、現在は約3割だ。

 10月には、1925年に完工した同社最古の五ケ瀬川発電所(宮崎県日之影町)の大幅改修を始める。建屋以外の発電機や水車、変電所など中身を全て入れ替え、2021年に完成する。最大出力は1000キロワット増の1万4500キロワットとなる。

 このほか出力3万4000キロワットの第3火力発電所(同延岡市)を従来の石炭燃料から天然ガスに切り替える。22年に運転を開始し、年間16万トンの二酸化炭素(CO2)削減効果を見込む。その他の石炭火力発電では残った灰から高機能なコンクリート材料を生産する。「石炭は向かい風だからこそ、再利用までしっかりやる」(同社担当者)考えだ。

 製品を高効率で生産すればいい時代は終わった。使用電力やプロセス材料などの持続可能性も問われる。

(2019/9/4 05:00)

611 荷主研究者 :2019/11/04(月) 20:19:45

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51032610W9A011C1L91000/
2019/10/16 19:30 日本経済新聞 中部 北海道・東北
浅野撚糸、福島県に新工場 速乾性より糸を増産

612 荷主研究者 :2019/11/10(日) 22:16:32
>>611
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00534885?isReadConfirmed=true
2019/10/18 05:00 日刊工業新聞
浅野撚糸、福島・双葉町に新工場 原発事故の復興後押し

握手する浅野社長(右)と伊沢双葉町長

 【岐阜】浅野撚糸(岐阜県安八町、浅野雅己社長、0584・64・2279)は、福島第一原子力発電所の事故で唯一、全町避難が続く福島県双葉町に撚糸(ねんし)の新工場を建設する。2021年の着工、22年7月の稼働を目指し、地域住民30人を雇用する予定。土地は賃借で総投資額は10億円。

 16日に岐阜県大垣市のホテルで行われた浅野撚糸の設立50周年記念祝賀会で、双葉町と立地協定を締結した。同日開いた会見で伊沢史朗双葉町長は「町民が戻ったときに働く場があることが喜ばしい」と謝意を表した。浅野社長は「私は福島大学教育学部を卒業した。そのご恩返しとともに、双葉町と夢ある未来を築きたい」と抱負を述べた。

 工場建設地は同町が復興拠点の一つとして整備を進める中野地区復興産業拠点内。福島第一原発からの直線距離は約2キロメートル。環境省が整備を進める放射能を除染した土壌などの中間貯蔵施設に隣接する。

 敷地面積は2万8000平方メートル。一部2階建てで、延べ床面積8000平方メートル。双葉町ブランドで主力の撚糸「スーパーゼロ」を生産するほか、その撚糸を使う、一般の1・5倍の吸水力を持つタオル「スーパーかおる」の販売も担う。23年に年間6億円の売り上げを見込む。

(2019/10/18 05:00)


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