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繊維スレッド

1 荷主研究者 :2003/09/24(水) 00:11
繊維関係の話題を今だからこそ熱く語り明かすスレッド。

日本化学繊維協会
http://www.fcc.co.jp/JCFA/index_j.html

信州大学繊維学部 繊維関係のリンク集
http://coe.shinshu-u.ac.jp/links/industry_j.html

517 荷主研究者 :2017/02/26(日) 18:20:58

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO13288700T20C17A2LC0000/
2017/2/24 6:00 日本経済新聞 電子版
ブルーシート製造トップの萩原工業、繊維から一貫生産に強み

 春の行楽シーズンも目前。花見や遠足、ピクニックなど大勢が集まった際に欠かせないのが地面に敷くブルーシート。その生産量日本一が萩原工業(岡山県倉敷市)だ。行楽や災害時だけでなく、建設現場や農業と様々な用途に使われる。繊維から自社で生産し、ニーズに応じた製品を送り出してシェアトップを維持する。

 2016年10月、地震で多くの家屋が被害を受けた鳥取県から同社に電話で連絡が入った。「すぐにブルーシートを送ってくれ」。地震で屋根瓦が落ち、雨漏りを防ぐにはブルーシートが必要。同県は備蓄分や隣県などから融通してもらった分を住民に支給したが「雨漏りがする」とのクレームが相次いだ。

 原因は中国製の安価な製品だった。レジャー用に使われるものは繊維が薄く、織り目も粗いため破れやすく、そこから雨がしみこんだ。

 これに対し萩原工業製は建設現場などで使われるものが多く、頑丈だ。12畳ほどの大きさで価格は3000円と、中国やベトナム製の10倍程度高いが、雨や風にも強い。熊本地震の時も当初は中国製などが使われたが、結局萩原工業など国産品を求める声が相次いだ。

 こうした経験から、同社はほぼすべての都道府県と緊急時の協力関係を構築。自社でも15万〜20万枚を備蓄し、要請に迅速に対応する体制を構築した。

 同社のルーツは地元特産品のイ草を使った「花むしろ」の生産。1962年に会社を設立すると合成繊維を使った織物の生産を始めた。最近ではコンクリートに混ぜて強度を高める合成繊維の製造や、シートを切断する機械の販売など事業領域を広げている。

 強みは繊維から自社で作る一貫生産だ。ポリエチレンやポリプロピレンを使い強度を高めるとともに、添加する原料を細かく調整して紫外線などに強く長持ちする糸を作ってシートを織る。現在は約400種のシートを扱い、国産のブルーシートでは9割、輸入品を含めると3割の国内シェアを持つ。

 最近は用途の広がりとともに、色もブルーだけでなく白や黒、さらには絵柄を印刷したものまである。ニーズを的確につかみ、それに対応する製品を作る。最近では建設現場に潤いをもたらすよう、植栽を思わせるような緑色の柄を織り込んだシートも発売した。

 人口減など国内市場の成長には限りがあるだけに、今後狙うのは海外だ。米国やオーストラリアでは気候の変動で水不足が深刻になってきている。同社は大型シートを使いコンクリート製より安く簡単に設置できる貯水プールを作る技術を開発し、売り込み始めた。

 アジアでも工事の際に周辺環境への配慮を求められるようになってきており、ブルーシートの需要は伸びるとみる。中国やインドネシアの拠点を通じて販路を開拓し、海外でのシェアを高める。

(岡山支局 三木田悠)

518 荷主研究者 :2017/03/12(日) 18:55:07

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00417628?isReadConfirmed=true
2017/2/17 05:00 日刊工業新聞
帝人、セパレーター7割増強 車載用参入にらみ先行投資

 帝人はリチウムイオン二次電池(LIB)用セパレーター(絶縁材)の生産能力を現状比約70%引き上げる。韓国のセパレーター製造子会で生産設備を増設し、生産能力を現在の年3600万平方メートルから同6000平方メートルに拡大する方針。車載用LIB向けセパレーターに参入するには先行した設備投資が必要だと判断した。早期に最終決定し、2017年中の稼働を目指す。投資額は30億円前後と見られる。

 セパレーターの製造拠点、韓国牙山市の子会社に年産2000万平方メートルの製造ラインを1本増設する。2本ある既存の製造ラインも改修し、それぞれの生産能力を10%程度引き上げる。

 帝人はフィルム事業などで蓄積した塗工技術を活用し、12年にLIB用セパレーター事業に参入。ポリエチレン(PE)基材にフッ素系化合物を塗工したセパレーター「リエルソート」を韓国1拠点で生産する。

 従来はスマートフォンやパソコンなどに搭載する民生用LIB向けに販売していたが、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)の増大をにらみ、車載用LIB向けの生産に乗り出す方針を決めた。先行して生産能力を拡大し、20年までに車載用LIB向けの採用を目指す。

 同社は新しい中期経営計画が始まる17年度から3年間で設備投資に1500億円を充て、成長事業の炭素繊維複合材料やセパレーターへの投資を厚くすることを表明していた。

(2017/2/17 05:00)

519 荷主研究者 :2017/03/12(日) 19:14:38

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO13400520W7A220C1TJC000/
2017/2/27 2:00 日本経済新聞 電子版
積水化学、インフラ向け炭素繊維に参入 用途拡大

 積水化学工業は炭素繊維事業に参入する。従来の半分のコストで樹脂との複合材をつくる技術を確立。鉄を代替するインフラ資材として供給する。軽くて1人でも作業がしやすいため建設現場の人手不足解消にもつながる。東レや帝人など大手の炭素繊維事業は航空機や発電用風車が中心だが、積水化学はつながりが深い建築・土木向けで商機を探る。炭素繊維の実用範囲が一段と広がる。

 炭素繊維は鋼鉄の4分の1の軽さながら強度は10倍以上とされる。世界首位の東レと帝人、三菱ケミカルホールディングスの3社は世界シェア6割を占め、糸から複合材までを一貫して手がけている。積水化学は糸を東レなどから調達し、樹脂をまぜて炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を生産する。

 2017年度にも滋賀県の工場に50億円を投じて生産・研究拠点を新設する。熱で柔らかくなる「熱可塑性樹脂」を採用。従来は熱を加えて固める製法が一般的だが、量産性が低く、製造コストは鋼鉄の5倍以上だった。積水化学の製法は成形機でも加工しやすく、製造コストは従来の半分程度になる。

 素材メーカーでは住友ベークライトなども糸を外部調達してCFRP事業を手がけるが、用途は自動車部品などが中心だ。積水化学は水道管などの資材を手がけ、建設業界とのつながりが深い点で特徴があり、炭素繊維の用途拡大の可能性が広がる。

 まず、17年内に地下空間への水の浸入や河川の氾濫を防ぐ止水板を商品化する。アルミ製より大幅に軽く1人で運搬や設置がしやすい。

 その後はCFRPを橋桁に巻き付けたり、トンネル内の壁に貼って構造物の強度を高めたりする補強材としても供給する。20年に炭素繊維事業で100億円の売上高を目指す。

 調査会社の富士経済(東京・中央)の予測では、15年のCFRPの世界市場は1兆2千億円で、30年には3.7倍の4兆5千億円に成長する。建築・土木向け比率は全体の約2割と、航空機に次ぐ用途となりそうだ。

 自動車向けでも炭素繊維の用途は広がる。東レは18年に愛媛県の工場に50億円超を投じ、燃料電池車(FCV)用電池の電極に使う炭素繊維シートの新工場を建設する。3年内に別の工場で炭素繊維製の車両の骨格部品も量産する計画だ。

 自動車向けはレース車など一部への構造材の採用にとどまっていたが、東レは長年培った技術を生かし、炭素繊維の新用途を広げる。

520 とはずがたり :2017/03/16(木) 22:38:55

ファストリ「変身」宣言 柳井氏、SPA超える「次」描けるか
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ16HM6_W7A310C1000000/?n_cid=NMAIL002
2017/3/16 15:33日本経済新聞 電子版

 ユニクロを運営するファーストリテイリングが、全社的な改革と位置づける「有明プロジェクト」が本格始動する。16日、東京湾岸に置く新本部(東京・江東)で記者会見した柳井正会長兼社長は「アパレルの製造小売り(SPA)から情報製造小売業に変わる」と宣言した。SPAの手法を日本に持ち込んで衣料品に価格破壊を起こしたファストリ。業績の伸び悩みが指摘されるなか、全社改革を成長の再加速に向けたエンジンにできるのか――。

 東京・江東の新本部「ユニクロ有明本部」。2月6日の朝、巨大な施設に次々とバスが飲み込まれていった。約1000人のユニクロ社員が六本木の東京ミッドタウンから移転。物流や働き方などあらゆる業務を改革するための「有明プロジェクト」の幕を上げる狼煙(のろし)があがった。

 「私たちは新しい産業をつくる」

 柳井氏が最近、好んで使う言葉だ。これまでの成功体験を否定してでも、「デジタル」そして「グローバル」の時代に世界で勝ち残るビジネスモデルの構築をめざす。

 有明プロジェクトの目標は3つある。

(1)…「服をつくる人と、服を着る人の境をなくす」

(2)…「70億人、ひとりひとりの個客に寄り添う」

(3)…「次の世代へ、サステイナブルな社会をつくる」

 「ユニクロ」というマスブランドを維持しながら、一人ひとり「個人」にぴったりの服や情報を提供することで、これまで生まれていた無駄を無くすのが狙いだ。「つくったものを売るビジネスから、売るとつくるを連動させたビジネスに変える」(田中大執行役員)という。

 これまで「MADE FOR ALL(みんなのためにつくる)」を標榜してきたが、デジタル技術を活用するなどして「MADE FOR YOU(あなたのためにつくる)」へと変身しようというのだ。

 ユニクロは商社や卸など多くの仲介業者を経てから、店頭に並んでいた衣料品の流通の仕組みを変えた。自ら工場と密接な関係を築いて商品づくりに携わるSPAの手法を日本に持ち込んだ。それまでスポーツやアウトドアライフの愛好家の間で着られていた「フリース」。数万円していた商品を10分の1の安さで売り出し、一般の消費者が日常着として楽しめるよう変えた。2000年前後には毎年売上高が倍増する急成長をとげた。

 現在では、かつてほど国内のSPAの先駆者としての優位性はなくなった。アダストリアやストライプインターナショナル(岡山市)など競合するカジュアル衣料各社も同様の手法を取り入れ、国内で売上高を伸ばしている。

 さらに今後の主戦場となる海外では「ZARA」のインディテックスや「H&M」のヘネス・アンド・マウリッツがビジネスモデルで先を行く。ファストリが世界で戦うには「SPA+α」が求められる段階にある。

 ファストリは、その解のひとつを、有明プロジェクトに求めているようだ。

 ファストリ社内で「関わらない人はいない」という有明プロジェクト。ファストリ自体をもう一度生まれ変わらせることができるか――。新しい倉庫と木目調のオフィスが稼働して「器」はできた。これまでにないサービスや商品を、いかに生み出していくのか。問われるのは働く人が創造していく「中身」の変化だ。(岩戸寿)

521 とはずがたり :2017/03/16(木) 22:42:40
ニュースを斬る
もう隠しません。ユニクロが工場リスト公開
ファストリも乗る「サステナビリティー」の大潮流
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/022800591/?rt=nocnt
大竹 剛
2017年3月1日(水)

522 とはずがたり :2017/03/16(木) 23:03:03

アパレル業界「脱中国」加速 人件費倍増が引き金、東南アジアのライバル国が台頭
http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/170221/ecn17022108000001-n1.html
2017.2.21 08:00

 アパレル業界で世界の工場として大きな存在感を示したきた中国が、技術力をつけたベトナムやミャンマーといった東南アジア諸国に追い上げられている。5年ほど前に約8割を占めていた日本への中国からの衣料品の輸入額シェアは現在60%台と急減、米国の輸入シェアは30%台にまで低下したことが大和総研のレポートで明らかになった。かねてより指摘されていた繊維製造の「脱中国」の動きが、データ上も裏付けられた形だ。

 米国は2010年をピークに減少

 生産コストの低さを武器に海外から企業を呼び込み、成長をとげてきた中国。しかし、アパレル業界では、その勢いに陰りが見える。

 大和総研が12月初旬に公表したレポートによると、2010年の日本への中国からの輸入シェアは80・5%を占め、圧倒的な強さを誇っていた。しかし、翌11年以降、急激にシェアが落ち、14年は66・8%にまで縮小した。

 これに対して、シェアの大きく伸ばしていたのがベトナム。脱中国のシフト先の筆頭格に位置付けられる。

 日本のベトナムからの衣料品の輸入シェアは10年の5・9%から14年は10・1%に伸び、この5年間で4・2ポイントも拡大した。

 ほかの東南アジアでもシェアを広げ、ミャンマーが2・3%、インドネシア2・2%、カンボジア1・6%、バングラデシュは1・6%とそれぞれ伸びた。これら5カ国だけでも日本の衣類輸入の22%のシェアを占めるようになった。

 中国からの衣料品の輸入シェアの低下は、世界最大の市場である米国でも同様だ。

 右肩上がりに伸びていた米国での中国からの衣料品の輸入シェアは10年の40・9%ピークに減少へと転じ、14年は37・9%に低下した。逆に約10年前には4%にも満たなかったベトナムのシェアは、14年には11%にまで上昇した。

 人件費が5年で約2倍

 「生産拠点としての中国の魅力が低下している。この傾向は当面は変わらないだろう」。大和総研の中村昌宏シニアコンサルタントはこう分析する。

 中国でのアパレル生産に変調をもたらした直接の引き金は、同国の人件費の高騰にほかならない。

 工場などが集積する中国・深センでは、1カ月あたりの労務コスト(基本給、社会保障費など含む)が11年度に500ドル(6万1000円)を突破。14年度調査は約700ドル(約8万6000円)にのぼった。上昇幅は過去5年で約2倍にのぼる。

 一方、ベトナムのハノイは、1カ月あたり247ドル(14年度)と深センの半分程度。ミャンマーのヤンゴンで172ドル、カンボジアのプノンペンで157ドルと今の中国に比べれば、人件費は格段に安い。しかも、中国に後れをとっていた生産性も技術移転によって向上し、企業の東南アジア進出を促している。

労働争議は急増

 今後、中国での生産動向はどうなるのか。景気が減速すれば、労働コストが低下して、また生産が盛り返すはずだが、現実は理屈通りにはいかない可能性が強い。中国での労働争議は目に見えて増え、労使協調が極めて困難な状況に陥っているためだ。

 香港に拠点を置く「中国労工通訊(中国労働者通信)」によると、2015年に中国本土で発生したストライキや抗議活動は、2300件にのぼり、すでに昨年よりも約1000件近く上回っている。11月は月間件数としては過去最大の301件に達したという。米ウォールストリート・ジャーナル(電子版)が伝えた。

 中国当局が発表した11月の景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)は49・6で、好不況の判断の節目である50を4カ月連続で割り込んだ。中国政府は昨年11月以来、6度の利下げや公共投資などの景気対策を踏み切ったが、効果は十分に出ず、中国国内の需要が大きく減退していることが伺える。

 ベトナムやミャンマーなど「チャイナ+ワン」とみなされるライバル国での投資過熱に伴う労務コストの急騰などの“敵失”がない限り、中国への回帰は望めそうにない。

523 荷主研究者 :2017/03/19(日) 11:41:01

http://www.sankeibiz.jp/business/news/170307/bsc1703070500002-n1.htm
2017.3.7 05:00 Fuji Sankei Business i.
三菱レイヨン炭素繊維がプリウスに

 三菱ケミカルホールディングス子会社の三菱レイヨンは6日、同社の炭素繊維がトヨタ自動車の新型ハイブリッド車「プリウスPHV」に採用されたと発表した。リアドアの骨格材向けに、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の中間材料「SMC」を供給する。炭素繊維は、鉄より軽量で強度が高いのが特徴。世界的な燃費規制の強化で自動車の軽量化ニーズが高まるなか、需要拡大が見込まれている。三菱レイヨンの炭素繊維は、ほかにも独BMWの電気自動車(EV)「i3」や、日産自動車のスポーツカー「GT-R」に採用されている。また、イタリアの高級スポーツカーメーカー、ランボルギーニとはCFRPの共同開発を検討している。

524 荷主研究者 :2017/03/26(日) 12:22:36

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO14220250X10C17A3L41000/
2017/3/18 7:00 日本経済新聞
北大など、新繊維の量産技術確立急ぐ

 北海道大学と、土木工事や機械開発を手掛ける草野作工(江別市)は17日、道内発の新繊維「発酵ナノセルロース」の実用化に向けた進捗状況を明らかにした。北大がテンサイの廃糖蜜などを発酵させて精製する技術を開発。技術移転を受けた草野作工が1月には年3トンの生産能力を持つ試験製造設備を設け、量産技術の確立を急いでいる。

 発酵ナノセルロースは、鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上の強度を持つセルロースナノファイバー(CNF)の一種。医療・食品分野などへの応用が期待されている。

 CNFは木材パルプを機械などでナノサイズにほぐしてつくる手法が主流だが、北大の田島健次准教授らは酢酸菌の発酵を利用する独自製法を開発した。

 理論上、糖分を含むものなら発酵によりCNFを精製できるが、主な原料にテンサイから砂糖を絞った後の廃糖蜜の利用を想定する。草野作工は1月、300リットルの容量がある試験設備を設置し、試運転を重ねている。

 北海道経済産業局が同日、札幌市内で開いたフォーラム「セルロースナノファイバーサミット」で明らかにした。

525 とはずがたり :2017/03/30(木) 10:37:23

「国境税」導入で米撤退も=「消費者のためにならず」―ユニクロ柳井氏
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-170330X793.html
06:04時事通信

 【ニューヨーク時事】カジュアル衣料品店ユニクロを運営するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は29日、ニューヨーク市内で記者団のインタビューに応じ、トランプ米政権が導入を目指す「国境税」について「米国の消費者のためにならない」と述べ、状況次第では米事業からの撤退もあり得るとの考えを示した。

 貿易赤字の削減を優先課題とするトランプ大統領は輸入課税の強化を唱えているが、輸入品への依存度が高い小売業などを中心に米産業界には反対の声も多い。

 柳井氏は「米国での生産はあり得ない。本当に良い商品を顧客にメリットのあるコストで作れない」と指摘。トランプ氏が自動車メーカーなどに米国での工場建設を要求していることに触れ、「われわれが直接言われたら撤退したい。米国で商売する意味がなくなる」と語った。

526 とはずがたり :2017/04/02(日) 22:27:09

なぜだ! 日本のアパレルメーカーが中国撤退を加速させている理由=中国報
サーチナ 2017年4月2日 16時12分 (2017年4月2日 22時10分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20170402/Searchina_20170402019.html

日本のアパレル企業が続々と中国撤退を決めているという。中国で工場を構えて生産を行っていた大手企業が撤退、縮小を進めているのだ。工場を中国から日本国内に戻す動きが加速しているという。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本のアパレルメーカーが中国から撤退する流れを加速させている理由を分析する記事を掲載した。記事によれば、主に2つの理由があるという。(イメージ写真提供:123RF)(サーチナ)


 日本のアパレル企業が続々と中国撤退を決めているという。中国で工場を構えて生産を行っていた大手企業が撤退、縮小を進めているのだ。工場を中国から日本国内に戻す動きが加速しているという。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本のアパレルメーカーが中国から撤退する流れを加速させている理由を分析する記事を掲載した。記事によれば、主に2つの理由があるという。

 理由の1つ目が「経営コストの高騰」だ。記事は、人件費が年に10%の割合で上昇している中国では生産コストが急激に上昇しており、不動産価格の上昇で工場や事務所の賃借料も高騰し、大きな負担になっていることを挙げた。別の理由は「日本政府の政策」だという。アベノミクスにより円安が進んだことで中国で生産するメリットが薄れたうえ、日本政府が企業に対して日本国内に本社や工場の移転を奨励する政策を取っていると主張した。

 また、日本のアパレル企業が撤退させているのは工場だけでなく、一部は販売店舗までクローズしていると紹介。中国の中所得層にとっては日本ブランドの知名度が低く、さらにネット販売の普及で実店舗に足を運ばなくなったことも加わり、経営不振につながっていると主張した。

 では日本の一部アパレルメーカーの撤退は中国経済にどのような影響を与えるのだろうか。記事によれば、一定の影響はあるものの中国経済全体に大きな打撃とはならないという。そもそも中国市場は外国企業にとって十分魅力的な市場であり、撤退した日本企業は一部に過ぎず、それも経営不振の部門だけに過ぎないと主張した。

 また、これまで日本が中国で展開していた低価格製品は中国で需要が減少している一方、逆にハイエンド製品、ロボット技術などでは需要が見込まれ、こうした分野では投資が進むと期待を示した。ほかにも、需要が拡大する分野としては、旅行、健康関連、金融、教育、医薬品製造業、医療機器設備また計器製造業を挙げた。

 最後に記事は、日本企業が撤退することは、中国企業にとって発展と世界進出へのチャンスともなると、強気のコメントを残した。とはいえ、外資の撤退は失業率が上昇し、社会不安へともつながりかねない。打撃は経済のみにとどまらない可能性も否定できないのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

527 とはずがたり :2017/04/04(火) 15:28:14

ファストリ、3月の国内ユニクロ既存店売上高1.1%減
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL04HER_U7A400C1000000/
2017/4/4 15:12

 ファーストリテイリング(9983)が4日発表したカジュアル衣料品店「ユニクロ」の3月の国内既存店売上高は、前年同月比1.1%減だった。2カ月ぶりの減少となった。ワイヤレスブラなどの商品は好調だったが、気温が低い日が続いたことで春物商品の需要が弱かった。客単価は7.2%減少、客数は6.6%増だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

528 とはずがたり :2017/04/05(水) 20:04:00

ヒョウ柄購入、1位は「大阪のおばちゃん」ではなかった
http://www.asahi.com/articles/ASK3P4SHBK3PUTIL02D.html?ref=goonews
田中聡子2017年3月29日07時23分

 ヒョウ柄といえば、「大阪のおばちゃん」。そんなイメージがあるが、日本で最もヒョウ柄のアイテムを購入しているのは埼玉県民という調査結果を、ファッション通販「ZOZOTOWN」の運営会社が昨秋に発表した。埼玉とヒョウ柄を結びつけるものは何か。

 調査したのは「スタートトゥデイ」(千葉市)。昨年7月までの1年間に、ZOZOTOWNでのヒョウ柄アイテムの1人当たりの購入金額や個数などをポイント化し、都道府県別にランキングにした。

 その結果、大阪府は2位。購入金額などは公表していないが、埼玉県民の購入金額は圧倒的に高く、単価の高いアイテムを購入する傾向が強いなどの特徴があったという。3位以下は、岐阜県、東京都、福岡県の順だった。

 埼玉県の情報を発信するサイト「そうだ埼玉.com」のライター、長井杏奈さん(25)は「確かにヒョウ柄を着ている若い女の子は多い」と話す。

 県内の大学に通っていた長井さん。東京から通う同級生も多かった。「東京の子は、最先端の服をどんどん着る。埼玉の子は、最先端にはあまり手を出さないけど、おしゃれはしたいという傾向だった」と振り返る。おしゃれな柄として、ヒョウ柄が好まれているとの見方だ。「それに、『大阪のおばちゃん』は、通販では買わないのでは?」

 売り手から見ると、どうなのだ…

529 荷主研究者 :2017/04/09(日) 23:03:35

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ29HDN_Z20C17A3000000/
2017/3/29 15:59 日本経済新聞
東レ、祖業・繊維の競争力磨く 滋賀に開発新拠点

 東レは繊維事業の強化へ一段と攻勢をかける。2019年度までの3年間で1000億円規模を投じて、紙おむつ材料やエアバッグ生地などの生産能力を高める。まず17年11月に紙おむつに使う不織布の開発拠点を滋賀県に新設する。東レは国内最大手だが今後は海外勢との競争が激化するため、中長期的には盤石ではない。繊維各社が力を入れる領域で競争力強化を目指す。

 「環境変化に対応しながら、20年以降を見据えた新たな収益源を作っていく」。29日に大阪市内で記者会見した繊維事業トップの大矢光雄本部長は、繊維事業の戦略についてこう説明し、紙おむつ材料の不織布専用の開発拠点を滋賀事業場(大津市)に新設すると明らかにした。投資額は非公表だが、数十億円規模とみられる。

 これまで紙おむつ材料の開発拠点は韓国が中心だった。しかし近年の訪日外国人(インバウンド)の増加や東南アジアでの経済成長により、日系おむつメーカーの高品質な製品の需要が急拡大している。そのため国内顧客との連携を密にできる開発体制を強化する狙いだ。

 エアバッグ事業も強化する。4月1日から新たに「グローバルエアバッグ推進課」を新設する。その狙いを、大矢本部長は「グローバルメーカーが顧客なので、専門の統括組織が必要だった」と説明する。16年8月にインド新工場が稼働。18年にはメキシコの新工場立ち上げを目指している。今後は需要が拡大する北米や新興国向けの比率を高めていく方針だ。

 同社は19年度までの3年間で繊維事業の売上高を15年度実績比2割増の1.1兆円に引き上げる計画だ。「繊維事業の3カ年設備投資は(全事業5000億円のうち)20%程度を見込む」(大矢本部長)という。

 炭素繊維など新素材での脚光を浴びる東レだが、『本業』は間違いなく祖業である繊維事業だ。「繊維事業をまともにできているのはうちくらい」(東レ首脳)。炭素繊維や樹脂製品での強みを持つ東レだが、繊維事業は2016年3月期で約9000億円の売上高、営業利益も主要セグメントで最も多い稼ぎ頭だ。

 かつての繊維業界での競合、旭化成の繊維事業は売上高ベースで全体の1割以下。帝人は40%程度あるが、繊維製品が中心の製品セグメントの売上高は3000億円に満たない規模だ。

 東レは繊維事業で粘り強く取り組んできたが、海外勢の追い上げは激しい。4000億円程度を想定するM&A(合併・買収)などを活用し新たな事業の育成が進まなければ、目標として掲げる全社売上高3兆円の夢も遠のく。

(大阪経済部 千葉大史)

530 とはずがたり :2017/05/08(月) 09:57:20

日本では男性の半ズボンが禁止されてる?短パン大好き外国人の反応
https://www.madameriri.com/2013/05/02/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E3%81%AF%E7%94%B7%E6%80%A7%E3%81%AE%E5%8D%8A%E3%82%BA%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%81%8C%E7%A6%81%E6%AD%A2%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%82%8B%EF%BC%9F%E7%9F%AD%E3%83%91%E3%83%B3/
2013年5月2日

531 とはずがたり :2017/05/11(木) 09:47:09
「アバクロ」身売り検討 アメリカンイーグルなど候補に
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASK5C22FNK5CUHBI003.html
08:09朝日新聞

 「アバクロ」の略称で知られる米カジュアル衣料品大手アバクロンビー&フィッチが、身売りを検討していることが明らかになった。ロイター通信など複数の欧米メディアが10日、関係者の話として報じた。昨年までの4年間で売り上げが3割近く減るなどの業績不振により、株価が低迷していた。

 報道を受けてアバクロは声明を出し、「複数の関係先と、我が社をめぐる取引について予備的な協議を始めた」と認めつつ、「合意に達する保証はない」とも述べた。米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、買い手の候補として、同業の米アメリカンイーグル・アウトフィッターズと米エクスプレスの名が挙がっているという。

 アバクロは日本にも進出している。かつてはブランド名などの大きなロゴ入りの服が若者から人気を集めたが、最近は目立つロゴが敬遠されるようになった。消費者がネットで衣料品を買うようになり、出店の中心だったショッピングモールの客足が鈍っていることも逆風になっている。(ニューヨーク=江渕崇)

532 荷主研究者 :2017/05/14(日) 10:42:35

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00425622
2017/4/24 05:00 日刊工業新聞
深層断面/アジア勢に対抗 新たな投資視野 炭素繊維、勝利への布石

 炭素繊維メーカーによる新たな投資が視野に入ってきた。アジアの新興勢力が生産力を急速に高める中、投資の停滞はシェア低下に直結するとの危機感を強めている。日本側はこれまで以上に他国の動向を注視し、既存工場の増強や同業の買収を矢継ぎ早に打ち出していきそうだ。日本メーカーの“次の一手”を探る。(小野里裕一)

東レ/産業用強化 ライバル迎え撃つ

 東レは風力発電用ブレードや自動車向けなど産業用需要の取り込みに力を入れる(写真はイメージ)

 「拡大する産業用にしっかりと食い込みたい」。こう強調するのは炭素繊維生産量で世界首位の東レの日覚昭広社長だ。風力発電用のブレード(羽根)や圧力容器、自動車部品などの産業用は需要の増加が見込まれる分野の一つ。成長市場の取り込みを加速し、事業拡大の“原動力”とする戦略だ。

 東レは米航空機大手ボーイングと1兆円超の炭素繊維複合材料の供給契約を結ぶなど、高機能品を使う航空分野を主力に規模を拡大してきた。しかし、航空機メーカーの増産ペースが当初見込みより遅れている影響で、航空機向けの炭素繊維は在庫の増加が目立つ。これに伴い出荷量が落ち込み、想定外の苦戦を強いられている。

 東レは2016年12月に通信や防衛、航空機などを手がけるフランスの複合企業であるサフランと炭素繊維の直接供給契約に踏み切るなど、航空機を最重点分野に据える姿勢にぶれはない。しかし、その一方での産業用分野への積極投資は“追われるトップメーカー”の焦りとも読める。

 東レが狙う産業用は「ラージトウ(LT)」と呼ぶ汎用炭素繊維の主力市場だ。高機能品に比べて物性は劣るが、価格競争力が高い。

 東レの次の投資対象になりそうなのは2013年に580億円で傘下に収めた米ゾルテック(ミズーリ州)だ。東レグループで唯一、LTを生産する。東レは2月にゾルテックのメキシコ工場(ハリスコ州)に約100億円を投じ生産能力の倍増を決めたが、ハンガリー工場(コマーロムエステルゴム県)は買収後手つかずのまま。炭素繊維の市場として成長している風力発電は欧州が主戦場。早期にハンガリー工場の設備増強の検討に入る公算は大きい。

三菱ケミカル/自動車向け 先行投資生きる

 プリウスPHVのバックドアの骨格部材に成形した三菱ケミのSMC

 「これからは自動車用の炭素繊維を伸ばす」。三菱ケミカルの越智仁社長の狙いは明確だ。3月にはトヨタ自動車が新型「プリウスPHV」のバックドアの構造部材に採用し、量産車が炭素繊維強化プラスチック(CFRP)部品を採用するのは珍しく、話題をさらった。

 三菱ケミカルは自動車用途の拡大を見越し、炭素繊維中間材(プリプレグ)や成形技術の開発に先行投資してきた。量産車への採用が増え、自動車需要が本格化すると見られる20年以降に向け、これまでの“蓄積”を事業へ落とし込む作業を本格化する構えだ。

 同社が自動車市場を狙ううえで重要な戦略製品の一つが、長さ数センチメートルに切った炭素繊維を含んだ樹脂シート「シート・モールド・コンパウンド(SMC)」だ。SMCは2―5分程度の短時間で成形できる。

 連続した炭素繊維を使う一般的なプリプレグよりも複雑な形状の部品を得意とし、生産性の高さと設計の自由度を求める自動車メーカーへの訴求力は高い。

 同社は現在、豊橋事業所(愛知県豊橋市)にSMCでは世界首位の年産3000トンの生産設備を持ち、ドイツに建設した同1000トンのプラントが近く稼働を予定する。ドイツ拠点は同6000トンまで能力を引き上げる構想を持つ。同社は「自動車の炭素繊維部品は欧州がリードする」(三菱ケミカル幹部)とし、需要動向を見ながらドイツ拠点への投資を続ける模様だ。

 同社も東レ同様、需要拡大が続くLTの増強を急ぐ。LTでの投資対象は、独素材大手SGLグループから4月に買収を完了した米ワイオミング州工場。足元のLT生産能力は年1000トンだが、早期に能力が不足する見通し。同工場は最大4000トンまで拡張余地があり、追加投資が視野に入る。

533 荷主研究者 :2017/05/14(日) 10:43:11
>>532-533 続き

帝人/航空機向け 熱可塑性樹脂で攻勢

 帝人の炭素繊維強化熱可塑性樹脂積層板の部品を採用する欧エアバスのA350XWB(エアバス提供)

 帝人は事業の大部分を占める炭素繊維のみの販売から脱却し、炭素繊維の加工度を上げた「中間材」の扱いを増やす戦略にかじを切っている。現在の売上高に占める中間材の比率は約20%。帝人子会社で炭素繊維事業を展開する東邦テナックスの乾秀桂社長は「航空機分野に注力し、(中間材の比率を)30年頃には80%に引き上げたい」と明かす。

 帝人が航空機市場を開拓する“突破口”として期待を寄せる中間材がある。欧エアバスが14年に中型機の1次構造部品に採用した「熱可塑性樹脂」使用の炭素繊維積層板だ。炭素繊維で強化する熱可塑性樹脂が航空機に使われるのは業界初で、関係者を驚かせた。

 同製品は航空部品で主流の炭素繊維で強化した熱硬化樹脂部品と比べ、成形時間が短く、リサイクル性にも優れている。乾社長は「メーカーへの提案を推進し、確実に広げたい」と意気込む。採用が拡大すれば、ドイツに持つ生産設備の増強が現実味を帯びそうだ。

世界市場は激戦区/新興国勢との価格競争に危機感

 炭素繊維は原料のポリアクリロニトリル(PAN)繊維やコールタールピッチ繊維を不活性雰囲気下で焼成し、炭素以外の元素を離脱させた無機繊維。比重は鉄の4分の1で、比強度は10倍。寸法安定性が高く、耐熱性や耐薬品性に優れる。

 通常はエポキシなど合成樹脂と組み合わせ複合材料として使う。構造制御が比較的容易なPAN系が生産の大部分を占め、用途は航空機や圧力容器、風力発電ブレード、自動車部品、スポーツ用具など多岐にわたる。

 足元の年間需要量は約6万トンで、うち2万トン程度が汎用品のLTだ。これまでは20年頃の需要量を14万トン台と見る向きが多かったが、航空機向けの低迷を受け、同10万―11万トンに下方修正する見方が広がっている。

 炭素繊維は台湾やトルコなどの新興勢力の品質向上が進むほか、欧米メーカーも需要の取り込みに躍起だ。汎用分野では中国メーカーの規模拡大も懸念材料。中間材や成形技術の開発は日本勢が大きくリードするが、炭素繊維のみの販売では早晩、新興国勢との価格競争に巻き込まれるとの危機感がある。

(2017/4/24 05:00)

534 荷主研究者 :2017/05/14(日) 11:03:12

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00426077?isReadConfirmed=true
2017/4/26 05:00 日刊工業新聞
日清紡、銅ゼロの車用ブレーキ摩擦材増産 設備投資400億円

 日清紡ホールディングス(HD)は中核の自動車用ブレーキ事業で、2017年度からの3年間で400億円の設備投資を実施する。14―16年度の3年間に比べ約30%増え、設備投資では過去最大。このうち約100億円を環境規制に対応する、銅を含まない摩擦材の増産や研究開発に充てる。

 同社はすでに銅を含まない規制対応品を欧米や日本で供給している。競合が規制対応品の開発や生産能力の拡大を進める中、業界首位の事業規模を維持するため、大規模な投資に踏み切る。

 摩擦材やブレーキ製品を製造販売するHD傘下の日清紡ブレーキ(東京都中央区)が、日本、米国、中国の工場で、プレス機や焼結設備など摩擦材の生産設備を増強し、19年度までに規制対応品の生産能力を現在比20―30%引き上げる。研究開発投資も厚くし、製品の種類も拡充する。残りの300億円の詳細は検討中だが設備更新などに充てる見通しだ。

 銅は制動性が向上するため摩擦材に一定量配合する。米カリフォルニア州などは環境負荷が大きい銅を含む部品の使用規制を打ち出しており、21年から段階的に規制が強化される。米全体に規制が広がるとの見方もある。メーカー各社は銅を摩擦材全体の5%以下や同0・5%以下に抑えた製品の開発を急ぐ。

 日清紡HDの摩擦材の世界シェアは約20%で首位。石井靖二日清紡ブレーキ副社長は「この規制は業界にかなり大きなインパクトがある」とし、21年以降を見据えて積極投資を続ける方針。

(2017/4/26 05:00)

535 とはずがたり :2017/05/15(月) 11:49:13
>A&Fは人種の多様性を認めない、白人中流階級のためのブランドだった。
>公平を期すために指摘しておくが、人材の配置を配役のように捉えているのはA&Fだけではない。ただ、A&Fが時代遅れになったのだ。
黄色人の俺は嫌いだが,白人格好良いという差別意識の上に成立するファッションが存在してもいい。
ファッションは絶えず厭きられるのであり次なる白人は格好良いというブランドがそのうち現れるであろう。

かつての「憧れブランド」アバクロ、衰退の裏に潜む差別主義
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170514-00016234-forbes-bus_all
Forbes JAPAN 5/14(日) 12:00配信
Northfoto / Shutterstock.com

かつては米国で最もホットなブランドだった──。グランジファッションの流行が過ぎた去った1990年代後半、十代の若者たちが求める軽快でカジュアルな、東海岸のアイビーリーグを思わせるスタイルを売りに登場したアバクロンビー&フィッチ(A&F)は、当時の米国のファッションを特徴付ける存在となった。

だが、A&Fとその姉妹ブランドであるホリスターはその後、凋落の一途をたどっている。どちらもすでに過去を象徴するものとして、すっかり魅力を失ってしまった。

ロイターが5月10日に報じたところによれば、A&Fは投資顧問会社ペレラ・ワインバーグ・パートナーズに依頼し、身売り先を探しているところだ。同じ記事によると、同社の営業利益は2015年の7280万ドル(約83億1400万円)から、翌年には1520万ドルに減少している。

他社ブランドとの違い

ウェットシールやエアロポステールをはじめ、全米各地のモールに多くの店舗を展開してきた各社は同様に、客足と売上高の減少に苦しんでいる、その点では、A&Fも同じだ。だが、同社にはほかのブランドとは異なる、別の側面がある。

1990年代半ばに写真家ブルース・ウェーバーを広告キャンペーンに起用したA&Fは、それまでと全く異なる形の注目を集めるようになった。ウェーバーが手掛けたモノクロの広告写真は、まるでハリウッドにある高校の卒業記念アルバムのようだった。

筋肉質で目鼻立ちのくっきりした、完璧にかき乱した髪の若いモデルたちは紛れもなく魅力的で、服以上に見る人たちの目を引いた。A&Fが売ろうとしていたのは、ライフスタイルだった。そして、A&Fは明らかに、各店舗でもそれと同じ感覚を消費者たちに提供しようとした。販売員たちはみな、誰もが高校生のころに夢中になった経験がある、学校で一番の人気者の生徒のような外見だった。

だが、2013年になるとネットメディアのバズフィードが、同社が従業員向けに作成していた身なりに関するガイドラインを公開。販売員に認められる髪の色や長さ、爪の長さまで、何から何までを規定する文書を明らかにした。

「不愉快な」ブランド戦略
ただ、それらが公表されるずっと以前から、さらに連邦最高裁判所がこのガイドラインについて「差別と考えられる点が数多く見受けられる」との見解を示す以前から、A&Fの販売員らが同社によって「キュレート」(展覧会などを監督すること)されていたことは、明らかだった。

A&Fのそのやり方は、ブランド戦略としては機能していた。だが、A&Fの人気は高校生のグループのように、仲間に入れない人たちに居心地の悪さを感じさせることで成立するものだった。同社が作る「細いウエストと長い脚、ストレートのロングヘア、彫りの深い顔立ち」といった型に当てはまらない十代の少女たちは、居心地の悪さを感じることなくA&Fで買い物をすることができなかったのだ。

そして同社はファッションの面だけではなく、根本的な考え方の面でも、多くの消費者の支持を失っていった。

「魅力的な」白人のためのブランド

A&Fは人種の多様性を認めない、白人中流階級のためのブランドだった。インターネット上で同社に対する批判が巻き起こるずっと前から、同社の店で働くためには一定の外見でなければならないということは、よく知られていた。

ただし、公平を期すために指摘しておくが、人材の配置を配役のように捉えているのはA&Fだけではない。レストランはどこも、同じようなことをしている。ただ、時間の経過とともに、A&Fが描いてきたその特定の風景が、時代遅れになったのだ。

信仰する宗教や体形、身体障害などを理由に消費者を差別しているという報道が相次いだことも、同社が特定の人たちだけ、つまり白人の、「従来から」魅力的とされてきた、痩せた人たちだけのためのブランドだという見方を広めることにつながった。

現在の十代の若者たちは、他の人たちと同じだとは見られたくない。ソーシャルメディア上で、人目を引く存在になりたいのだ。A&Fは、消費者たちがいかに自分を表現し、特徴付けることに力を入れているかということを考えていない。同社に対する買収提案がどのようなものになろうと、消費者のこうした考えを変えることは不可能だ。

Rachelle Bergstein

536 とはずがたり :2017/05/22(月) 22:44:48
減収減益のバーバリーに投資家が期待する理由
Forbes JAPAN 2017年5月22日 15時00分 (2017年5月22日 22時22分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20170522/ForbesJapan_16338.html

英高級ブランドのバーバリーは5月18日、2016年度(2017年3月まで)通期の決算を発表した。英国の欧州連合からの離脱決定後のポンド下落の影響により、ポンド換算での売上高は10%増の約28億ポンド(約4060億円)となったものの、実際には減収減益となった。

同期の税引き前利益は21%減の約4億6200万ポンド、売上高は2%減の約28億ポンドだった。

だが、この決算発表を受け、同社の株価はおよそ1か月ぶりの高値を付けた。その理由は、英金融街シティの市場関係者らが同社の今後について、継続的な増益が期待できると見込んでいることにある。バーバリーの予想株価収益率(PER)は現在、20.9倍とされており、FTSE100の予想PERである15倍台を上回っている。

高級品市場は広く回復傾向にある。それに加え、バーバリーが行った製品の刷新とそれらの発売に向けた巨額の投資が、同社製品の需要の伸びを後押ししている。実際に、メンズのベルトなどの小物を展開する「バックル」やバッグコレクションの「DK88」は10代半ばの若者たちを中心に高い人気を得ており、売り上げの増加に貢献した。

さらに、投資家らが好感しているのは売上高だけではない。バーバリーは2016年度、2000万ポンド相当のコスト削減を実現した。さらに、2017年度には5000万ポンド、2019年度までには「少なくとも」1億ポンドの経費を削減する計画だ。

今年7月に最高経営責任者(CEO)を退任するクリストファー・ベイリーは、「目まぐるしい変化を遂げる高級品市場において、バーバリーも移行期を迎えた」と発言。
「将来の成長に向けて築いてきた基盤が効果を上げ始めている。今後も基盤は強化されていくと確信している」という。ベイリーの退任後、同職にはセリーヌの前CEOであるマルコ・ゴベッティが就く。

米国での店舗売上高は不調

卸売部門の売上高とライセンス収入は減少したものの、バーバリーのこの1年での店舗の売上高は、増加を記録している。グループ全体の売上高の77%を占める店舗の売上高は、前年比3%増を達成した。

アジアでは中国本土の既存店売上高が第4四半期に前年比で2桁台の伸びを記録。通年でも1桁台後半の増加となった。香港での売り上げは減少したものの、改善傾向は見られるという。

一方、欧州と中東、インド、アフリカを合わせた売上高は、年度後半の2桁台の伸びや、英国内の店舗の販売が「非常に好調」だったことにより、1桁台後半の増加を達成した。ただし、南北アメリカでの業績は低迷しており、既存店売上高は数パーセントの減少を記録した。
Royston Wild

537 とはずがたり :2017/05/23(火) 12:14:50
むかつくなあ。服道楽は金持ちだけでやってろ。

伊藤忠社長「日本のビジネスマンはなぜ服に関心ない」に反発相次ぐ 「金がない」「スーツは作業着」
https://news.careerconnection.jp/?p=35712&page=2
2017.5.21
キャリコネ編集部

「なんで服装に関心持たないんやろうなあ。余裕がないんやろか。今の春夏物だって20着以上買っているんだよ。スーツは11着、これは前からイタリアでオーダーしていた。それとジャケット。(中略)スキャバルでつくったのが7着くらいあったかなあ。ほかのメーカーのやつも5着くらいあるからね」

他のビジネスマンを批判するだけあって、本人はかなり服装に気を使っているようだ。

都内のテーラーショップによると、スキャバルでオーダースーツを作ろうとすると比較的安いものなら20万円程度ですむが、高いものでは200〜300万円かかるという。さすが大手商社の社長だ。

岡藤氏のインタビューが公開されると、2ちゃんねるにスレッドが立ち、「みんなあんたほど給料貰ってないよ」「金がない」といった反発の声が相次いだ。

「服なんかに金使う余裕が国民にあるとでも?」
「社畜は昼飯も安いもの選んだりして節約してんだから服なんか気を使えるわけがないだろ?」

やはり服装にお金をかける余裕がないという人が多いようだ。

伊藤忠の扱う高級紳士服を買ってね、ということ?
総務省統計局が発表した2014年の全国消費実態調査によると、働いている単身男性は、1か月に平均6623円を「被服及び履物」に費やしているという。1年で7万9476円。これではスキャバルのスーツを買うことはできない。

2人以上の世帯ではもっと厳しい。1か月に「被服及び履物」にかける金額の平均は、1万1864円。平均世帯人員が3人強であることから、家族3人分の被服費を月1万円ちょっとで賄っていることになる。岡藤氏自身が「余裕がないんやろか」とこぼしているが、まさにその通りなのだろう。

また「リクルートのときに関心を捨てさせてるだろ」という指摘もあった。就職活動では、黒一色のリクルートスーツを着るのが暗黙の掟となっている。お洒落をする余地はあまりない。それがそのまま社会人としてのスーツの着こなしにつながっているということか。

また、「スーツは作業着」という声もある。仕事をするための服であって、お洒落である必要はないと考える人もいるようだ。他にも、「満員電車で揉みくちゃにされるのに何で高い服着ていくのよ。スーツなんて消耗品よ」という書き込みもあった。

ちなみに、スキャバルの日本法人は伊藤忠の子会社。岡藤氏も本音としては、もっと伊藤忠の扱う高級紳士服を着てね、といいたかったのかもしれない。

538 荷主研究者 :2017/06/11(日) 12:12:40

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO16873720W7A520C1TJ1000/
2017/5/26 0:37 日本経済新聞 電子版
炭素繊維のコスト削減 三菱ケミカル、量産車に採用促す

 三菱ケミカルは次世代の炭素繊維複合材を開発した。2種類の材料を組み合わせて、部品の成型にかかる時間を最短2分に短縮。従来の複合材と比べて生産コストを半減できるため、高級車が中心だった炭素繊維複合材の量産車への採用拡大につながる。欧米の自動車メーカーに試作品の供給を始めており、米国では新工場を建設する。2020年に10車種での採用をめざす。

 三菱ケミカルが開発したのは、2〜3センチメートルに切った短い炭素繊維を樹脂のなかにちりばめた中間材料に、織物状の炭素繊維を組み合わせた複合材料。中間材料は軟らかく金型の隅々に行き渡りやすいため、プレス機で短時間で加工できる。炭素繊維を短く切ることで落ちる強度を、織物状の複合材で補強する。

 炭素繊維複合材は鉄と比べて6〜7割軽く、自動車の燃費性能を高めるのに欠かせない材料とされる。ただ、数メートル単位の長い繊維だけを使う従来工法は成型時間が10分近くかかり、量産性の低さが課題だった。複雑な形の部品だと成型時のムダも多く、製造コストがかさむ要因になっていた。

 三菱ケミカルは短い炭素繊維を使う複合材に力を入れており、日本に年3千トン、欧州に年1千トンの工場を持つ。18年には約10億円を投じて、米国にも数千トン規模の工場を建設する方針だ。今年3月には同複合材の設計技術を持つ、米国のベンチャーも買収した。

 炭素繊維は鉄やアルミと比べて加工コストがかさむため、主に販売価格が500万円を超える高級車に採用されてきた。三菱ケミカルの新加工技術が広がれば、300万円前後の価格帯のクルマにも構造部材として使いやすくなる。

 調査会社の仏JECグループは各社の技術開発が進むことで2016年に13万5千トンだった自動車向け炭素繊維複合材の市場が20年に8割増の24万トンになると予測する。

 炭素繊維は糸の段階では東レ、帝人、三菱ケミカルの3社合計で世界シェア6割を握る。ただ炭素繊維と樹脂を組み合わせた複合材や、部品に加工する技術では欧州企業に分があった。

 日本勢は海外メーカーを買収し、糸の「川下」にあたる複合材の加工技術を取り込もうとしている。帝人は今年1月、自動車向け複合材を手掛ける米コンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス(CSP)を840億円で買収。東レもイタリアなどで炭素繊維をシート状の複合材に加工する企業を買収した。

 炭素繊維複合材は米ボーイングの「787」など航空機では主要材料の地位を得たが、自動車向けは黎明(れいめい)期で炭素繊維メーカーと樹脂メーカーが入り乱れた競争状態にある。

 ガラス繊維と樹脂の複合材を手掛ける三井化学は今春、傘下の金型メーカーと組んで炭素繊維複合材を提案する体制を構築した。加工法まで教えることで、5年後をめどに自動車向けの販売を3倍に増やす。独化学大手のエボニックは三井物産や同社が出資する独設計会社と組み、日本の自動車メーカーへ炭素繊維複合材の営業を始めた。東レも名古屋市にある研究所で、短い炭素繊維を使う複合材の加工技術の開発に力を入れる。

539 荷主研究者 :2017/06/11(日) 13:02:25

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO17043380Z20C17A5TJ2000/
2017/5/29 23:32 日本経済新聞 電子版
旭化成、高機能繊維に100億円 エアバッグ用など増産

 旭化成は自動車シートやエアバッグ用の高機能繊維を増産する。タイで増産する紙おむつ用の不織布も含め100億円強を投じる。旭化成は汎用品の生産から撤退した後、付加価値の高い繊維事業に経営資源を集めている。品質だけでなく規模も追求し、グローバルな競争力を底上げする。

 旭化成は長浜地区(宮崎県延岡市)でエアバッグやタイヤの補強材に使われる、高強度で耐熱性が高いナイロン繊維の新ラインを増設。生産能力を2割増強する。

 エアバッグは中国やインドなど新興国で自動車の安全規制が強化されており、標準装備が一般的になってきた。欧米でも「サイドカーテンエアバッグ」という側面に取り付けられる面積の大きいエアバッグを標準装備する動きが広がる。メキシコや中国など世界の自動車生産拠点でエアバッグ用繊維の需要は拡大しており供給力を高める。

 カーシートや天井に使うポリエステル繊維の人工皮革も岡富地区(同)で5割増産。独創性のある染色や肌触り、燃えにくさなど付加価値の高い人工皮革で、旭化成はほぼ全ての欧州自動車メーカーに供給。高級車中心に売り上げを伸ばしているが近年、一般車にも人工皮革の採用が広がっており対応を急ぐ。自動車関連で約55億円を投資する。

 おむつ用の不織布も約50億円を投じてタイで新ラインを増設。年産能力を5割増やす。

 世界の繊維市場は今後、年率3〜5%成長する見通しで、新興国での生活水準の向上に伴い高機能品需要も世界で拡大する。旭化成は繊維製品の売上高を25年3月期に2000億円と、17年3月期比約6割伸ばす計画だ。

540 荷主研究者 :2017/06/11(日) 14:28:34

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00430574
2017/6/2 05:00 日刊工業新聞
三菱ケミ、車向け炭素繊維加工の新工場 埼玉で来年稼働

PCM工法で製造したCFRPの自動車部品

 三菱ケミカルは炭素繊維加工の新工場を建設する。子会社のチャレンヂ(埼玉県狭山市)が工場を建設し、早ければ2018年半ばに稼働する。主に熱間プレス成形法(PCM工法)を使った自動車向け炭素繊維強化プラスチック(CFRP)部品などを開発、量産する。投資額は最大で40億円とみられる。

 三菱ケミカルは炭素繊維の生産規模で東レに次ぐ業界2位。近年、CFRP部品の開発を強化しており、自社に一定量を生産できる拠点を整備する狙いがある。

 新工場はCFRP部品の開発と製造を手がけるチャレンヂの本社工場近隣地に建設する。敷地面積は約1万6000平方メートル。生産設備の詳細は明らかにしていないが、プレス機などを数台導入し、PCM工法を使った自動車や航空機向けのCFRP部品を量産するとみられる。

 PCM工法は三菱ケミカルが4月に統合した旧三菱レイヨンとチャレンヂが共同開発した成形法。炭素繊維織物を型内に置いた後に樹脂を含浸して硬化させるRTM(レジン・トランスファー・モールディング)法に比べ、工程数が少ない。さらに成形作業時間は5分前後と量産に向く。

 CFRPのPCM工法は欧州や日本の自動車メーカーが採用したほか、米大手部品メーカーなどと実証実験に入っていた。

(2017/6/2 05:00)

541 荷主研究者 :2017/06/25(日) 10:57:32

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00431472?isReadConfirmed=true
2017/6/9 05:00 日刊工業新聞
帝人、松山で繊維設備増設 極細ポリエステル、国内生産を維持

極細のポリエステル短繊維

 帝人は松山事業所(松山市)に不織布などに加工する極細ポリエステル短繊維の生産ラインを1本新設して2本体制とする。構造改革の一環でポリエステル繊維生産の海外移管を進める中、産業用に需要が底堅い極細ポリエステル短繊維は国内生産を維持し、製品開発などを加速する狙い。早ければ2017年半ばにも商業運転を始める。投資額は最大で10億円とみられる。

 帝人は現在、松山と徳山事業所(山口県周南市)の両事業所に能力が同水準の生産ラインを1本ずつ持ち、直径3マイクロメートル(マイクロは100万分の1)を中心とする極細ポリエステル短繊維を生産する。このうち徳山は17年度末に操業を全面停止するため、その減少分を松山への再投資で補う。生産能力は公開していない。

 同社の極細ポリエステル短繊維は不織布に加工し、産業用フィルター材料に多く使われる。足元の需要は安定しており、用途開拓により今後の拡販も期待できるとみる。

 帝人は新興国との競争が激化するポリエステル繊維の構造改革を14年に公表し、タイ生産拠点の拡充と国内生産拠点の再編を打ち出した。シェア首位級で大量生産が必要な抄紙用ポリエステル繊維などは製造費を抑えられるタイに移管する。一方、需要が底堅く汎用品よりも高値販売が期待できる極細ポリエステル短繊維は、日本でこれまでの生産規模を維持することになる。

 今後は市場拡大が続くリチウムイオン二次電池用セパレーター(絶縁体)向けにも同短繊維を使った不織布を提案する。採用が進めば、ポリエステル繊維事業の収益底上げにつながりそうだ。

(2017/6/9 05:00)

542 とはずがたり :2017/06/30(金) 22:41:12
東レ、ニット世界首位に600億円出資 筆頭株主に
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ30H36_Q7A630C1MM0000/?n_cid=NMAIL002
2017/6/30 14:00日本経済新聞 電子版

 東レは香港の繊維製品大手、パシフィック・テキスタイルズ・ホールディングス(PTHD)に約30%出資し筆頭株主となる方針を固めた。出資額は約600億円。さらに来年にも追加出資して子会社化することも検討する。ニット生地で世界首位のPTHDが持つ顧客基盤を活用。各国の有力アパレルに高機能繊維から生地加工、縫製までを一貫して手掛けるグローバルな事業体制を構築する。

http://tohazugatali.web.fc2.com/industry/1831092030062017MM0001-PB1-6.jpg

 東レはPTHDの主要株主から発行済み株式の30%前後を約600億円で取得する。PTHDを持ち分法適用会社とし、東レグループのグローバル戦略を推進する中核企業に据える。経営権を取得した場合の効果とリスクを見極めたうえで、来年までに出資比率を過半に高めることも検討する。東レにとって2014年に580億円で買収した炭素繊維大手の米ゾルテックに並ぶ過去最大級の出資案件となる。

 東レはこれまでPTHDに繊維(糸)を供給してきたが、今回同社と資本提携することで、糸を編んで「テキスタイル」と呼ばれる生地に仕上げたり、染色・縫製したりする川下事業を世界規模で拡大できるようになる。PTHDの顧客である世界のアパレル各社との関係を深められるメリットも大きいと判断した。

 東レは吸水・速乾性や伸縮性、保温性などに優れたポリエステルやナイロン繊維に強みを持つ。こうした高機能繊維とPTHDのテキスタイル技術を組み合わせて付加価値の高い繊維製品を共同開発し、各国の大手アパレルに売り込む考えだ。

 東レは中国や東南アジアに織物、縫製を手掛ける自社生産拠点を構えており、アパレルの製造小売り(SPA)やスポーツブランドから生地や衣料品の開発・生産を請け負っている。代表例がユニクロを展開するファーストリテイリングとの協業で、10年をかけて8500億円規模の事業に育てた。こうした成功事例をPTHDと組んでニットなど他の衣料素材や世界各国に広げる狙いだ。

 新興国の経済成長を背景に化学繊維の世界市場規模は拡大を続けており、20年の総生産量は7695万トンと16年比で18%増える見通し。同市場でインドのリライアンス・インダストリーズや中国勢などの繊維メーカーが存在感を強めるなか、東レはPTHDと組むことで対抗する。

 東レの18年3月期の繊維事業の売上高は9250億円、営業利益は760億円と過去最高に達する見通し。全体の連結営業利益の45%程度を占め、炭素繊維複合材事業の約3倍の規模となっている。

 ▼パシフィック・テキスタイルズ・ホールディングス 1997年設立の繊維製品メーカー。香港株式市場に上場しており、ニット(編み)加工や染色、プリント生地を得意としている。40カ国以上の衣料品関連各社と取引しており、特にスポーツウエアに強い。生産拠点は中国とスリランカで従業員数は約5000人。2017年3月期の売上高は約800億円、純利益は141億円。

543 荷主研究者 :2017/07/02(日) 11:38:15

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00432341?isReadConfirmed=true
2017/6/19 05:00 日刊工業新聞
セーレン、複合繊維の生産能力10%増強 スポーツ衣料など堅調

ナイロンとポリエステルを1本の長繊維として紡糸する「ベリーマX」

 セーレンは2017年中に、コンジュゲート糸(複合繊維)の生産能力を10%増強する。化学繊維の製造子会社、KBセーレン(大阪市北区)の北陸合繊工場(福井県鯖江市)で生産設備を増設する。投資額は約7億円。旺盛なスポーツやファッション衣料向け需要に対応するほか、中核事業の自動車用シートなど車両資材で複合繊維の使用を増やす。

 セーレンは高度な製造技術を持つ化学繊維の国内生産を続ける方針を掲げる。複合繊維など新興国と競合しない高機能繊維の生産を拡大し、競争力を維持する狙いだ。

 製造子会社のKBセーレンは約40種類の複合繊維をそろえる。ナイロンとポリエステルを1本の長繊維として紡糸する「ベリーマX」は、超極細の化学繊維をつくる。高度な製造技術を生かして開発した。

 複合繊維は透湿性や伸縮性、導電性など多様な機能性を生地に持たせられるため、スポーツやファッション衣料向け需要が伸びている。セーレンはさらに主力の自動車シートにも複合繊維を取り入れ製品の機能性を高められる点を自動車メーカーなどへ訴求する。

 今後も需要は堅調と判断し、KBセーレンの北陸合繊工場で汎用ポリエステル繊維の生産ラインを複合繊維用に改造し、17年末をめどに稼働する。生産能力は非公表。

 KBセーレンの16年度売上高は182億円。このうち約40%を複合繊維関連が占める。設備の増強後は複合繊維関連の売上高が約20%増える見込みで、本格販売が始まる18年度の全社売上高は200億円に迫りそうだ。

(2017/6/19 05:00)

544 荷主研究者 :2017/08/06(日) 22:15:10

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00435965?isReadConfirmed=true
2017/7/17 05:00 日刊工業新聞
挑戦する企業/旭化成(5)希少価値の繊維

祖業の拡大路線推進

最終商品への高い意識はグループの手本となる(キュプラ繊維「ベンベルグ」)

【人材供給基地】
 「繊維の営業をやった社員はどこでも通用する。ケミカルに行こうが、住宅に行こうが―」。旭化成上席執行役員繊維事業本部長の工藤幸四郎はそう自負している。

 「モノの流れを全部分かって営業しているからだ。糸、生地、製品、他素材、そして海外も頭に入っている」と、万能さはグループでも珍しい。

 ユニクロやストッキング大手のアツギなどとの共同開発といった川下企業とのつながりは、他事業部門にないほど強固だ。用途開発を担う商品科学研究所所長の池永秀雄も「顧客とのコラボレーションで価値商品を生み出す」と最終商品への意識は段違いだ。全社目標に掲げる「自動車市場の開拓」のカギも、まさに自動車メーカーとの接点拡大にあり、繊維は良き手本だ。

 工藤の言葉を証明するように、繊維事業本部は人材供給基地と化している。「社内フリーエージェント(FA)制度があり、最近は出て行く方が多い。移籍先でみな活躍しているらしい」と工藤の心境は複雑だろう。

 ただ、1990年代から“繊維冬の時代”が長く続いた。90年代初頭にナイロン6繊維、02―03年にレーヨンとアクリル繊維、そして09年にポリエステル繊維から撤退して一連の構造改革が終わった。工藤は「繊維はお荷物との感覚が社内に多少あった」と当時を振り返る。

【宮崎の工場増強】
 そこから回復して、繊維事業の売上高営業利益率は15年度に10・5%まで戻した。一方で、設備投資などを絞ってきたため、現状の生産体制では今後の伸びしろは限られる。営業利益率は10%程度を維持しながら、「増設で売上高を伸ばすのが今後の課題だ」と工藤の使命は明確だ。

 まず発祥の地である宮崎県延岡市の人工皮革とナイロン66繊維工場で増強に乗り出す。タイ工場でも紙おむつ向け不織布を増設する。キュプラ繊維など高付加価値品の集合体へ事業構造転換はほぼ済んでおり、これからは矢継ぎ早の投資で規模を追う時代に入る。祖業の拡大路線は当分続きそうだ。(敬称略)

(2017/7/17 05:00)

545 荷主研究者 :2017/08/14(月) 16:35:16

http://www.nikkei.com/article/DGXLASJB01H3O_R00C17A8LB0000/
2017/8/2 6:02 日本経済新聞
炭素繊維 50億円事業に 小松精練、25年度メド 耐震補強に力

 小松精練は炭素繊維事業を強化する。独自の耐震補強材が2018年をメドに日本工業規格(JIS)の認証を受ける見通しとなり、ビルや民家など幅広い建築物向けに売り込む。19年3月期にかけて5億円を投じ設備の集約と強化に着手。さらに受注動向をにらみつつ、約40億円かけて石川県内に新工場を建設する方針だ。25年度には売上高50億円を目指す。

 中山賢一会長らが1日に東京都内で開いた事業戦略説明会で明らかにした。小松精練の炭素繊維事業の主力製品は、ロープ状の炭素繊維複合材「カボコーマ・ストランドロッド」。さびや結露が生じないうえ、鉄に比べてしなやかで伸びる。鋼製ワイヤと比べて強度は大幅に高いが、重量は5分の1と軽い。

 これまでに同社の旧本社棟や長野県の善光寺の重要文化財「経蔵」などで耐震補強に使用。今後はJR西日本が駅に設置する昇降型のホーム柵の採用が増える。18年4月から休業する富士屋ホテル(箱根町)の耐震改修にも使われるという。18年にJISの認証を受ける見込みで、採用事例をさらに増やす戦略だ。

 需要の拡大を見越して生産能力を増やす。19年3月期までに本社工場(石川県能美市)内の生産や検査の設備を1カ所に集約するほか、設備を増強。現在は月産1万メートルの生産能力を3〜5倍に引き上げる。その後は25年度の売上高目標に合わせて新工場を建設し、生産能力をさらに高める。

 現状のストランドロッドの価格は1メートルあたり3000円で、鋼製のワイヤとの比較では10倍程度高い。だが、巻いたまま手で持ち運びでき、軽量なため施工の作業効率も優れる。施工工程まで含めると鋼製のワイヤと比べて、価格差は2〜3倍程度にまで縮まるという。今後は製品の量産化や施工方法の改良に取り組むことで、同等以下にまで抑える考えだ。

 同社では文化財のほか、木造および非木造の建築物に使われる耐震補強材の市場規模を試算。13年度時点では150億円とみるが、老朽化する建物が徐々に増加することから20年度には300億円を見込む。市場が同規模で推移するなら25年度はこのうち1割を取りこむ計画を描く。

 小松精練は炭素繊維事業でストランドロッドのほかに、老朽化した道路標識や信号の鋼管柱を補強するシート状の製品などを手掛ける。18年3月期の売上高は1億5000万円を見込む。炭素繊維製のボルトやナットのほか、木材を炭素繊維で補強する技術の開発にも着手。25年度にはストランドロッドで30億円、同事業全体で50億円規模にまで育てる。

546 荷主研究者 :2017/08/27(日) 21:37:42

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ07IH6_X00C17A8000000/
2017/8/7 17:37 日本経済新聞
最高益に挑む東レ、炭素繊維の回復に時間

 東レが7日発表した2017年4〜6月期連結決算は、純利益が前年同期比12%減の260億円だった。過去最高益を掲げた18年3月期の通期見通しは据え置いたが、雲行きが怪しいのが炭素繊維複合材事業。風力発電設備など汎用品で価格の下げ圧力にさらされているうえ、航空機向けは在庫がはけるまでなお時間がかかる。フィルム、電子材料など自慢の化成品群が不振の炭素繊維を支えるが、過去最高益達成は綱渡りとなりそうだ。

 「炭素繊維は価格競争が激しくなっている」「原料価格の上昇もあり厳しい」。7日の決算説明会で日覚昭広社長は時折、険しい表情をみせた。

 東レの4〜6月の5つのセグメント別営業利益のうち、減益だったのは繊維と炭素繊維複合材料。ただ、繊維が1%減だったのに対し炭素繊維複合材料は約42%のマイナスと足を引っ張った。東レは期初計画から落ち込みを予想していたが、過去最高益達成に向け順調とはいえないスタートとなった。理由は2つある。

 1つは汎用品の採算悪化だ。米子会社ゾルテックは風力発電設備など産業用の低価格品を得意としており、メキシコとハンガリーの工場はフル稼働だが、販売価格が下落。繊維原料のアクリロニトリルの価格上昇にも見舞われたことで収益が圧迫され、これだけで25億円の減益となった。

 もう一つは米ボーイングの中大型機「787」に供給する高機能品の出荷停滞がある。

 ボーイングはここ1〜2年、コスト削減を狙って炭素繊維製部品のサプライヤーを新興国の調達先を含め相次ぎ変更。それに合わせ東レも日米の工場から供給先を広げていたが、「モノの流れや在庫などサプライチェーンの実態が見えていなかった」(東レコンポジットマテリアルズアメリカの大西盛行社長)。

 日米では在庫が膨らみこの1〜3月から生産能力比2割の減産を強化。4月からは1割減に緩め、7〜9月からようやくフル稼働に入る計画だが、日覚社長は「10月に在庫調整が完了するかどうか慎重にみている」と話した。

 19〜20年にかけて「787」の月産機数は12から14機に引き上げられ、19年からは次期大型機「777X」向けの量産も本格的に始まるとあって先行きは明るい。ただ、汎用炭素繊維の市況を含め成長が踊り場に入り、今期はどこまで減益を耐え忍べるかが課題だ。

 他方、繊維に次ぐ営業利益を占めるフィルムや電池材料など機能化成品は好調。フィルムのなかでも特にリチウムイオン電池セパレーター(絶縁材)は日韓で増産に次ぐ増産で収益を押し上げた。

 電気自動車(EV)など車載用電池の需要は右肩上がりで、20年の生産能力を19億5000万平方メートルと3倍に増やす。リチウムイオン電池世界大手の韓国LG化学や同サムスンSDIが今年までに東欧に相次ぎ工場を完工。この動きに追随し「地産地消を進め、欧州だけでなく米国への進出も検討する」(日覚社長)という。

 ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムでは世界で東レと帝人しか作れないとされる積層セラミックコンデンサー用も「需要をまかないきれない」(井上治常務取締役)といい、増産に入る。利益率が高い有機EL(エレクトロルミネッセンス)材料も収益の下支え役となっている。

 一部の化成品は中国メーカーとの価格競争が過熱しており収益を圧迫しているが、強度や耐熱性など高機能品は一日の長がある。炭素繊維が次の成長に向け身をかがめるなか、こうした高付加価値材料の面々がどこまで健闘するかが東レの過去最高益の行方を決める。

(上阪欣史)

547 荷主研究者 :2017/09/09(土) 19:12:26

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO19906840Q7A810C1TJ1000/
2017/8/10 23:10 日本経済新聞
東レ、高強度の炭素繊維を開発 愛媛工場に新設備

 東レは10日、新しい炭素繊維を開発するための新設備を導入すると発表した。2019年初めに、愛媛工場(愛媛県松前町)で稼働させる。投資額は50億〜100億円の見通し。原料段階から一連の製造プロセスを見直し、強度など炭素繊維の性能を向上することなどで、炭素繊維で世界最大手である競争力をさらに高める考え。

 原料の化合物を重合してアクリル繊維を作る工程から、高温で焼き上げて炭素繊維にする工程まで一貫して製造する設備を導入する。原料段階から製法を再検証して、従来品よりも強度が高い炭素繊維を低コストで生産する方法を確立する。

 炭素繊維は鉄の約10倍の強度を持つ軽量素材。航空機材料やゴルフシャフトなど幅広い分野で利用されている。超高圧の水素を貯蔵する圧力容器や軽量化を急ぐ自動車の構造材など、今後も用途開拓が進む見込み。東レでは年率約10%で市場成長が続くとみている。

 東レは世界シェア約4割を持つ最大手。愛媛工場は炭素繊維の開発を主導するマザー工場の役割を担っている。

548 荷主研究者 :2017/09/14(木) 23:18:21

https://www.nikkei.com/article/DGXLZO20212020R20C17A8LX0000/
2017/8/21 22:15 日本経済新聞
富士紡HD、大分市にシリコンウエハー研磨材工場 50億円投資

 富士紡ホールディングス(HD)子会社のフジボウ愛媛(愛媛県西条市、木原勝志社長)は21日、大分市の大分臨海工業地帯への進出を表明した。総額50億円を投じて精密加工用研磨材の工場を建設し、2019年秋に操業を始める計画だ。

 進出先は大分県が造成した同工業地帯「6号地C―2地区」の約8ヘクタールで、取得額は約18億8000万円。第1期工事として約2.5ヘクタールで、半導体に使うシリコンウエハー向け研磨用パッドの生産ラインを建設する。工場棟の詳細は今後詰める。地元から20〜25人を雇用する。

 あらゆるモノがネットにつながる「IoT」が広がる中、半導体の需要増が見込まれる。同社は災害に備えたBCP(事業継続計画)の一環で、愛媛県内の主力工場を補完する拠点の進出先を探していた。富士紡HDの中野光雄社長は「残る土地は今後の売り上げに応じて整備を考えたい」とし、将来的な工場増設も視野に入れる。

 「6号地C―2地区」は1993年に大分県が約70ヘクタールを造成したが、半分が未利用だった。県は遊休地の一括売却から、分割して売却する方針に転換。7月の公募にフジボウ愛媛が応じた。記者会見した広瀬勝貞知事は「地方創生の面でも歓迎する。円滑な操業へ応援したい」と述べた。

549 荷主研究者 :2017/09/14(木) 23:27:21

https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ23HJS_T20C17A8TJ2000/
2017/8/23 19:27 日本経済新聞
東洋紡、次世代ディスプレー向けフィルム生産 長瀬産業と

 ■東洋紡 23日、画面が曲げられるディスプレー向けフィルムの生産を始めると発表した。2018年4月に設立する長瀬産業との共同出資会社を通じて30億円を投じ、福井県内に工場を新設する。電子ぺーパーや有機ELなどに使う部材として販売する。長瀬産業が持つパネルメーカー向けの豊富な販路を生かし、薄く、軽く、曲げられる新素材として販売拡大を狙う。

 東洋紡の敦賀事業所(福井県敦賀市)内に新設する。共同出資会社には東洋紡が66.6%、長瀬産業が33.4%出資する。生産するのは高い耐熱性や絶縁性が特徴のポリイミドと呼ばれるフィルム。電子ぺーパーや有機ELの基板材料として、ガラスなど無機材料の代替品としての展開を狙う。

550 荷主研究者 :2017/09/14(木) 23:28:14

https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ23HGM_T20C17A8TJ1000/
2017/8/23 19:01 日本経済新聞
三菱ケミカルの炭素繊維複合材料、アウディ車の屋根材に採用

 三菱ケミカルは23日、自社の炭素繊維強化プラスチック(CFRP)が独自動車大手アウディのスポーツカーの屋根材に採用されることが決まったと発表した。従来のアルミニウムに比べ、重量が約4割軽くなる。成形方法を工夫し、炭素繊維が交互に重なった織物模様がきれいに残るようにしたのも採用の決め手になった。

 CFRPは炭素繊維を樹脂に浸して作る。軽さと強度を兼ね備え、これまでは燃費を重視する航空機や風力発電の羽根などで採用が進んできた。最近では燃費競争で軽量化を急ぐ自動車にも用途が広がっている。

 三菱ケミカルのCFRPはアウディが6月に発売した「RS5 クーペ」に採用された。欧米では黒い炭素繊維が縦横に走る織物の模様を好む消費者もいるため、屋根材に塗る塗装を減らし、CFRP表面に見える織り柄をそのまま生かす。

 採用されたCFRPは炭素繊維で織り上げた生地を樹脂に浸してシート状に加工し、成形機で部材の形状にする。従来は成形過程で織物模様が崩れがちだったが、生地の織り方や成形方法を工夫して織り柄が整然と残るようにした。

 三菱ケミカルは東レ、帝人に並ぶ炭素繊維の大手。トヨタ自動車のプラグインハイブリッド車「プリウスPHV」ではバックドアの骨格に使われるなど、採用事例を増やしている。

551 荷主研究者 :2017/09/16(土) 19:07:47

https://www.nikkei.com/article/DGXLZO20708140T00C17A9TJC000/
2017/9/3 22:58 日本経済新聞 電子版
三菱ケミや東レ、繊維技術で車用吸音材 自動運転の普及にらむ

 自動車の音漏れを防ぐ吸音材に三菱ケミカルと東レが参入する。自動運転が普及すれば静かな車内空間で映画や音楽を楽しむ需要が生まれ、吸音材の採用が拡大するとみている。騒音規制の強化にも対応する。素材となる合成繊維は衣料向けでは生産が縮小しているが、日本メーカー各社は新たな需要に対応し、改良を加え、高機能品に育てる。

 三菱ケミカルは極細のアクリル繊維を3〜4センチの長さに切断して吸音材に使う。試験ではエンジン音に近い音を効率よく低減できたという。このほど自動車メーカーに売り込みを始めた。

 吸音材は再利用したポリエステルなどの繊維を加工し、エンジンルームやトランクルーム、ドアパネル、床下、ルーフなど車の各所に使われている。三菱ケミカルは既存製品にアクリル繊維を重量比で30〜50%混ぜる使い方を想定する。従来と同性能の吸音材を作る場合、より軽い吸音材に仕上がるため、燃費向上にもつながる。

 ウールに似た肌触りで保温性もあるアクリルはセーターなど衣類や生活雑貨が主用途。2000年代に入ると、中国勢に押されて日本勢は生産縮小が続いてきた。三菱ケミカルは後進の中国勢には安定生産が難しい極細繊維で新たに吸音機能を打ち出し、事業再構築をはかりたい考えだ。

 東レもナイロン系の極細繊維を使った吸音材を開発中で、自動車メーカーと性能試験を近く始める。2018年度にも生産を始め、年産1000トン規模の事業に育てる。これまでは吸音材用に短く切った繊維のみを供給していたが、吸音材そのものを手掛け、自動車メーカーなどと取引を始める計画だ。

 自動運転車が普及すれば、車内で映画を見たり、音楽を聴いたりする時間が増える。車内空間を静かにする必要があるほか、音響も考えると、自動車の静音化が大きなトレンドになるとみられる。

 自動車のエンジンによる騒音を巡っては、国内外で規制強化の議論が進んでいる。日本でも4月から先行する欧州の事例を参考にして、環境省が現行よりも厳しい騒音規制の検討を始めた。20年春をめどに審議会が答申案をまとめる考えだ。

552 荷主研究者 :2017/09/16(土) 21:02:03

http://www.sankeibiz.jp/business/news/170908/bsc1709080500003-n1.htm
2017.9.8 05:00 Fuji Sankei Business i.
旭化成、人工皮革を増産へ新工場棟

 旭化成は7日、人工皮革「ラムース」を増産するため、宮崎県延岡市の工場内に新工場棟を建設すると発表した。投資額は数十億円で、9月中に着工し、2019年9月までに生産開始する。増強により、生産能力は従来の1.5倍となる900万平方メートルに拡大する。ラムースは3層構造をしたスエード調の人工皮革で、上質な肌触りやデザイン性の高さに加え、環境特性にも優れているのが特徴。自動車の内装用に需要が拡大しているため増産を決めた。

553 とはずがたり :2017/09/23(土) 21:58:03
繊維と云えばバングラだけど今は北朝鮮だったのか?

兎にも角にも中国が真面目に取り締まるかどうかだけど。。

2017/09/15 11:30
北朝鮮が激怒した「アパレル輸出禁止令」 900億円の損失に
https://forbesjapan.com/articles/detail/17389

9月15日朝、北朝鮮は再び太平洋に向けてミサイルを発射した。ミサイルは日本の北海道上空を超えて太平洋に抜けた模様だ。北朝鮮の弾道ミサイルが日本上空を通過するのは今回で6回目となった。

今回のミサイル発射の背後には9月11日に国連安全保障理事会が採択した、追加制裁決議がある。今回の決議は、北朝鮮向けの石油輸出の規制に初めて踏みこんだ厳しい内容となった。また、北朝鮮製の繊維製品の輸出を禁じる条項も盛り込まれ、これが北朝鮮の怒りを買った可能性もある。

BBCのアジア担当記者のカリシュマ・バスワニは先日公開した「あなたも実は北朝鮮製の服を持っている?」と題された動画で、中国製と記載されたTシャツ等の衣類の多くが、実は北朝鮮で製造されている問題を指摘していた。

2015年の北朝鮮の対外輸出貿易額は23億ドルだった。輸出相手国としてはインドやパキスタン、さらには北朝鮮の親友である中国があげられる。また、輸出品目のなかで大きな割合を占めるのが繊維製品で、その額は約8億ドル(約880億円)に達するとみられている。

欧州のアパレル企業の多くも、北朝鮮の非常に安い労働力に頼っている。アパレル企業のアウトソーシングのコンサルタントを手がけるオランダ企業GPI Consultancyは「衣類加工業は北朝鮮にとって最も利益が生めるビジネスとなっている」と述べた。

北朝鮮は今回の制裁措置に強く反対し、国営メディアの朝鮮中央通信は「米国が主導した今回の決議は、悪意と卑劣さに満ちた許しがたいものだ」と伝えていた。

衣類製造業は北朝鮮の輸出額の約4分の1を占めている。「今回の制裁措置が北朝鮮の外貨収入を大きく減少させることは確実だ」と韓国の梨花女子大学の国際学部助教授のLeif-Eric Easleyは述べた。

「外貨収入の低下は北朝鮮のミサイル開発の継続を困難にする。また、政府高官らの海外の贅沢品の購入にも影響を与えることになる」

安保理では今回、北朝鮮に対する石油輸出の完全禁止も検討されたが、結果的に輸出量の30%削減で合意していた。さらに強硬な石油禁輸措置をとれた可能性もあるが、中国やロシアの同意を得ることは難しかった。

編集=上田裕資

554 とはずがたり :2017/09/26(火) 07:54:41
なんと。。
>現在の法律では、「長期間放置品」を店側が一方的に処分できない

穢いクリーニング屋どもは利権屋自民党と結託して容器包装リサイクル法の適用を免除されてた筈だから長期放置品の処分を認める代わりに容器包装リサイクル法の適用免除を外してちゃんと負担させるべきだな。

当該レスが判らんからてきとーに此処へ。

クリーニング店の悩み…「長期間放置品」
http://news.livedoor.com/article/detail/13662538/
2017年9月25日 20時32分 日テレNEWS24

 衣替えの季節を迎え、この時期に夏服をクリーニング店に持ち込む人も多いのではないだろうか。そのクリーニング店の約9割がある問題に頭を悩ませているという。一体何が起きているのだろうか――

 手早く行われるプロのアイロン掛け―25日、私たちは都内にあるクリーニング店を訪れた。この時期、夏物の衣服が多く持ち込まれるという。そんな中、この店ではある問題に頭を悩ませている。

 自宅となっている2階の一室に案内してもらうと…。

 GINYOSHA・小黒一也社長「こちらが長期お預かりしている商品になります」

 クリアケースの中には、長い間預かったままのシャツやトレーナー、また、浴衣などの衣服が詰められていた。さらに…。

 小黒社長「こちらの商品は結構いい商品なので『もったいないな』と私も思うんですけど」

 高級そうなスーツやコートなども。これらは全て客がクリーニングに出したものの、数年間、引き取りに訪れない「長期間放置品」と呼ばれる品物。伝票を見せてもらうと――

 小黒社長「(預かり日は)2006年2月19日なのでちょうど11年越えたくらい」

 10年以上引き取りに来ない品物も多いという。こうした「長期間放置品」は現在約200点。店舗に置ききれないため、居住スペースでの保管を余儀なくされていた。また、カビ防止のため5月から11月の間はクーラーが効く部屋で保管。そのため、電気代もかさむという。

 小黒社長「お客様の所有物なので絶対捨てるわけにはいかないですし、捨ててしまうと後々お客様とのトラブルの一番の原因にもなります」

 こちらの店では、客が引き取りの予定日から1か月間取りに来なかったら来店を促す電話をかけ、それでも取りに来なかった場合は保管料が発生するという通知をハガキで送っているという。

 こうした問題は取材した店だけではない。今年8月、クリーニング店の業界団体が全国の事業者を対象に調査を行ったところ、「長期間放置品」があると答えた業者は87.4%にのぼったという。

 なぜ、店に放置されたままとなるのか?実際に引き取りを忘れたという人は――

 会社員(32)「主人が取りに行ってくれているものだと思っていて、すっかり忘れちゃって」

 自営業(31)「冬物を4月くらいに出して、取りに行ったのが7月、覚えてなかったです。出したことをすっかり忘れていて」

 業界団体によると、客がクリーニングに出したことを忘れてしまうことに加え、引っ越しや死去などが放置の理由の多くを占めるという。

 全国クリーニング生活衛生同業組合連合会・金子征実事務局長「(すでに)10年、20年経過したものを、この先30年、40年、本当にずっと保管し続けなければいけないのかとなると、非常に大きい問題ですので、一定のルールを作れるようにしていきたい」

 現在の法律では、「長期間放置品」を店側が一方的に処分できないため、一定の保管期間を過ぎた場合のルール作りなどを国などに求めていくという。

555 荷主研究者 :2017/11/19(日) 12:14:41

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00451096?isReadConfirmed=true
2017/11/17 05:00 日刊工業新聞
高機能繊維・成長への道筋(1)東洋紡、エアバッグで4番打者に

高強力ポリエチレン繊維「イザナス」

 日本のお家芸ともいえる高機能繊維。低コストを武器に汎用製品を展開する海外勢に対抗し、国内の繊維メーカーが開発力を生かし競争力を維持できる分野でもある。エアバッグを筆頭に自動車向けなど産業用途が堅調に推移する中、高機能繊維にかける各社の動向を追う。

【エアバッグ】
 エアバッグ事業を4番打者に―。東洋紡は2020年度までに同事業で100億円を投じ、エアバッグ用ナイロン原糸や基布の生産能力を拡充する。さらに5拠点目となる基布工場がドイツで19年に稼働する予定だ。飯塚康広執行役員・機能材本部長は「ようやくグローバル供給体制が整った」と安堵(あんど)の表情を浮かべる。

 東洋紡のエアバッグ用原糸の供給量は、14年にタイの繊維大手と共同で買収した独PHPと合わせ、世界市場で4割を占める。ただ基布のシェアでは現状10%前後。「20年までには“織り”でも20%ぐらいまではシェアを取り込んでいく」と飯塚氏の鼻息は荒い。

 グローバル生産を強化してきたことで「日系のモジュールメーカーだけでなく、海外メーカーにも供給している」(飯塚氏)。18、19年度の自動車の新型モデルへ採用も進み、着実に足腰を鍛えて“ホームラン”を狙う。

【“スーパー繊維”】
 高強度、高弾性率といった性能を持つ“スーパー繊維”。東洋紡はスーパー繊維事業の拡大を狙い、16年に高機能ポリエチレン繊維を生産する敦賀事業所(福井県敦賀市)で、20億円の増産投資を行った。

 高機能ポリエチレン繊維が使用される用途は、船舶係留ロープや球場の防球ネットなど。耐切創性に優れているため、最近では安全手袋用途が伸びている。「日米欧に加え、安全意識が高まっているアジア圏でも安全手袋が広まっている」と飯塚氏は期待を寄せる。

 同繊維の用途開拓に向け、飯塚氏は「ニッチなところだけでなく“量”が出る分野を探している。高強力繊維なので、コンポジット(複合材料)系が狙い目だ」とし、川下分野も含めた調査も進めていくという。

【スパンボンド】
 東洋紡は産業資材に使われるポリエステル(PET)スパンボンド不織布を61年から手がける。「土木建材関係で築いてきた高い国内シェアをしっかり押さえつつ、自動車向け用途を伸ばしたい」(飯塚氏)。16年からは中国の現地自動車メーカーへの新規採用も始まっている。

 高機能繊維で競争力を維持するため、飯塚氏は「顧客に“これを使って下さい”ではダメ」で、「顧客と一緒に商品を開発していく姿勢が大事」と強調する。価格の安い中国品などとは徹底し差別化することも必要だ。価格競争とは距離を置き、「特性を上げて東洋紡の製品が“使える”と言われるようにしていく」姿勢を貫く。(大阪・日下宗大)

(金曜日に掲載)

(2017/11/17 05:00)

556 荷主研究者 :2017/12/02(土) 19:37:08

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23321150Z01C17A1LB0000/
2017/11/9 22:00 日本経済新聞 電子版 北陸
高強度ロープ用途拡大へ 小浜製綱、産業資材など視野 工場新設

 船舶用ロープを製造する小浜製綱(福井県小浜市)は、織物の技術を応用した独自の高強度ロープの製品群を拡充する。複数の織り機を導入した新工場を福井県おおい町に立ち上げ、11月下旬から稼働させる。総投資額は約2億円。高強度ロープの主用途は今のところ船舶の固定だが、順次、太さや断面形状が異なる製品を開発して用途を拡大、価格競争にさらされにくい収益構造を目指す。

 同社は2015年から織物の技術を生かした独自の高強度ロープ「クエストライン」を本格製造している。直線状に束ねた糸に軽くよりを掛けて芯材とし、その外側を織り上げた繊維で覆った2層構造が特徴だ。直径は40〜75ミリメートル。素材を強くより合わせて造る通常のロープに比べ価格は高めだが、太さや重さが変わらず強度は最大で約2.5倍になるという。

 超高密度のポリエチレン糸とポリエステルを使用しているが、基本的にほかの素材でも応用できる。例えば、ねじれに弱い炭素繊維でもこの製法なら無理なく使うことができるという。

 11月下旬に立ち上げる新工場は延べ床面積約2600平方メートル。既存の物件を取得、改修した。まずはクエストライン用の織り機を6台設置し、生産能力を月10トン程度に高める。これまで外注していた分も含め全て内製できるようになり、利益率が1〜2割改善する。

 今後はクエストラインに続く、織物の技術を使った高強度ロープのラインアップを拡充する方針だ。年内をめどに、別の種類の織り機を2種類導入、直径3〜16ミリメートルの細いロープの開発に着手する予定だ。用途は今後詰めるが、通信関係や産業資材として使える可能性がある。

 新工場への投資額は2億円で、クエストラインの年間売上高と同規模だ。日本政策金融公庫の融資を受けながら資金を確保しており、積極的な開発投資と位置づけている。木下善裕社長は「新工場は研究所でもあり、新しい加工法や製品開発で実験的な試みができる」と期待する。

 同社によると、国内外の同業他社との競争により、ロープの新製品を市場に出しても10年程度で陳腐化、価格競争に巻き込まれるという。企業の成長には常に新しい製品を生み出せる体制が必要だとして投資を決めた。

 同社は船舶の固定や漁業の底引き網など幅広い分野のロープなどを造る業界大手。2017年3月期の売上高は22億円だった。

557 荷主研究者 :2017/12/02(土) 19:38:30

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00450507?isReadConfirmed=true
2017/11/14 05:00 日刊工業新聞
国産「釣り糸」の魅力 一貫生産の東レ系に 繊維の東洋紡

 年間を通して楽しめるレジャー「釣り」。一時に比べ釣り人口は大幅に減少したが、ここ数年は700万人前後と横ばいに推移する。日本釣用品工業会(東京都中央区)が今年まとめた調査では、釣り用品の2015年国内出荷規模は4年連続のプラス成長。釣り用品の中でも、釣り糸は魚のヒットを左右する重要な用品だ。釣り糸にかける国内メーカーの動向を追った。(大阪・日下宗大)

【「人口」は横ばい】
 釣り糸の素材は大きくナイロン、PE(ポリエチレン)、フロロカーボンの3種類。一時のナイロン素材から、高強度で魚の当たりが分かりやすいPE素材へとニーズが変化している。国内で釣り糸を販売するメーカーは70数社ほどとされるが、糸の開発から販売までを手がけるメーカーは少ない。

 東レ・モノフィラメント(愛知県岡崎市)はその1社で、本社工場で釣り糸の一貫生産を行う。「釣り糸にはでこぼこのない均一性が強く求められる」と山﨑一彦取締役は強調。安定品質を保てるから、日本製の釣り糸は「海外でも評価を受けている」と胸を張る。

 国内生産だからこそ可能な“とがった”製品も出ている。兵庫県加東市の工場で釣り糸を生産するゴーセン(大阪市西区)は、ナイロン製釣り糸で断面を星形にし、さおの糸を通すガイドリングとの摩擦を減らす商品を展開。PE製釣り糸では、リールでの巻きが従来よりなめらかになる「16本組み」に挑戦する。

 東洋紡は釣り糸の原料となる高強力ポリエチレン繊維「イザナス」を国内生産する。国内で主流のPE製釣り糸の8割はイザナスが原料という。釣り糸メーカーが海外販売を加速したのも追い風に「釣り糸用途は12年以降、毎年10%増の状況」(藤井俊哉スーパー繊維事業総括部長)。6月には耐摩耗性を向上した第3世代イザナスを発売した。早期により強度に優れた新素材も投入予定だ。

【第4の素材】
 釣り糸でPE素材の勢いが高まる中、第4の素材を模索する動きも出てきた。ゴーセンは「“ポストPE”を早く出したい」(淺山英明執行役員)とする。ユニチカは宇治事業所(京都府宇治市)で釣り糸を生産するが、次世代品で性能を発揮できるポリマーを探索中。産業繊維事業部の赤松久史繊維資材営業部長は「20年までには作りたい」と開発に意欲を燃やす。

【いいもの提供】
 地味な存在ともいえる釣り糸メーカーだが、メード・イン・ジャパンに誇りを持ち、ユーザーにいいものを提供したいという思いが強い。メーカーの熱い挑戦は続いている。

(2017/11/14 05:00)

558 荷主研究者 :2017/12/02(土) 20:23:06

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23695520Q7A121C1000000/
2017/11/20 18:45 日本経済新聞
ショベルの「心臓」メーカー、新たな繊維で事業拡大

 建設機械向けフィルターで世界最大手のヤマシンフィルタが20日、作動油のフィルターに用いる新たな繊維素材を開発したと発表した。太さ1ナノ(ナノは10億分の1)メートルと従来素材に比べて100倍以上、細いのが特徴だ。まずは油圧ショベルへの採用を目指すが、本丸は建機以外への応用だ。吸音材などを念頭に、新ビジネスで事業拡大をにらむ。

フィルターの「ろ材」以外への応用を目指す(東京・中央)

 新素材「合成高分子系ナノファイバー」の量産技術を確立したと発表した。事業化に向け、12月1日、神奈川県横須賀市内に開発拠点を開き、数年後をメドに次世代油圧ショベル向けのフィルターで中核となる部分「ろ材」への採用を目指す。

 同社によると、新素材は「綿あめ」のように軽量で柔らかい繊維。ポリエチレンテレフタレート(PET)など複数の原料を使って、ガラス繊維に比べて100〜200分の1の細さに量産する独自技術を開発した。ガラス繊維に比べて細く均一な細さに加工できるという。

 ヤマシンフィルタは作動油を心臓部の油圧ポンプに戻す際にゴミを取り除く「リターンフィルタ」という要の部分で世界一を誇る。最大手の米キャタピラーや2位のコマツなどに標準搭載される隠れたトップ企業だ。

 同社が「ろ材」向け新素材で業界をリードしたのは初めてではない。1980〜90年代、建機向けフィルターの素材をペーパーフィルターから現在の主流であるガラス繊維にいち早く移行し、建機の省エネ化に貢献した。

 一方、新素材の用途は未知数だ。新素材は火を近づけても結晶化するため、燃え広がりにくいのが特徴。断熱材として建材への活用や、静音性を売りとする電気自動車(EV)向け吸音材として活用するなどの新たな用途を見込む。衣料やライフサイエンス関連などへの応用も検討する。

 同社は「9割を建機業界に依存している。事業が好調なうちに建機以外の事業の柱をつくりたい」(山崎敦彦社長)と意気込む。建機の黒子として確固たる地位を固めているヤマシンフィルタが、新素材を武器に違った分野での存在感を示していけるかが注目される。(牛山知也)

559 荷主研究者 :2017/12/02(土) 20:25:24

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23695640Q7A121C1X12000/
2017/11/20 18:34 日本経済新聞
東レグループ、カーリットと電池分析で提携
EV向け、グループで「呉越同舟」

 東レリサーチセンター(TRC)と化薬大手の日本カーリット(JCC)は20日、リチウムイオン電池の受託試験・解析事業で提携すると発表した。提携は車載用の全固体電池も対象。全固体は親会社の東レが強いセパレーター(絶縁材)が不要になる。提携は東レグループで「呉越同舟」の格好になるが、覚悟のうえだ。

会見するTRCの川村社長(左)とJCCの金子社長

 「自動車メーカーが最大のターゲット。電池劣化の原因や急速充放電への対応などでカーリットと協業していく」。20日、都内で会見したTRCの川村邦昭社長は電気自動車(EV)の開発などを進める自動車・電池メーカーからの受注を目指す方針を力説した。

 爆薬大手のJCCは電池の発火などの危険性を評価する試験事業でも一日の長を持つ。赤城工場(群馬県渋川市)にある複合試験施設は国内最大級。充放電を繰り返したり、圧力や振動を受けた電池にどんな現象が起きるか、試験する設備・知見を取りそろえる。

 TRCは電池の劣化メカニズムや電池を構成する電極や電解質など部材のデータ分析はお手の物。「これまで危険性の評価設備がなく、顧客からの受注機会を逃していた」(川村社長)が、カーリットと組むことで「ワンストップで電池メーカーからの試験を受託できるようになる」(JCCの金子洋文社長)。

 例えば電池が燃えた時に発生するガスの分析や、劣化した電極に急速充電した時にどんな状態になるのかといった材料解析も一体でできるようになる。EV開発を進める自動車大手にとってリチウムイオン電池は競争を勝ち抜く要。「協業はEVの開発加速につながる」(JCC)。

 「東レと我々は別会社の位置づけ。全固体電池の受託も拡大していく」。会見でTRCの橋本秀樹常務取締役は強調した。全固体式は現行の液体電解質のリチウムイオン電池の次に登場するとみられ、液体に比べ容量が大きく長寿命が特徴だ。

 全固体ではセパレーターは不要になる。電解液に入って正極と負極を隔てるセパレーターの世界大手である東レには全固体は脅威だ。

 全固体について東レは「量産化はかなり先」とみているが、トヨタ自動車が10月に「2020年代前半の実用化を目指す」と宣言。他の電池メーカーや欧州の自動車大手も開発を急いでいる。

 このため性能や安全性など受託試験の需要は増えており、TRCは親会社には遠慮せずにJCCと市場を開拓する考え。東レグループで呉越同舟になるが、東レの日覚昭広社長は懐が深い。互いに技術を磨きながら市場全体を広げる腹づもりかもしれない。

 リチウムイオン電池の受託試験をワンストップでできるのは、日本ではJFEホールディングス系や神戸製鋼所系など3社に限られる。EV向け2次電池の世界の市場規模は2025年に3兆9300億円と、17年見通しの約5倍に膨らむと予測されている。EV用電池というフロンティアを前にカーリットと組んだ東レが、競合にどんな戦いを見せるのか注目だ。(上阪欣史)

560 荷主研究者 :2017/12/02(土) 20:26:20

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2017/11/20-31754.html
2017年11月20日 化学工業日報
日東紡 福島工場でガラス繊維増強

 日東紡は、マザー工場と位置づける福島工場(福島県福島市)で競争力向上に向けた投資に乗り出す。来春、福島第1工場でガラス繊維用の溶融炉1基の冷修を行う際に品種構成を見直し、長繊維強化樹脂ペレット用のロービングの生産能力を20%引き上げる。あわせてヤーンの製造設備の増強により20%生産能力を高めるとともに、チョップドストランドも既存設備の改造により5%能力増強する。第2工場でもガラスクロスから集束剤を除去するための処理機の能力を年内に20%高めるなど、旺盛な需要に対応するための施策を相次ぎ打ち出している。

【写真説明】熱可塑性樹脂用ロービングやガラスクロス向けヤーンを増強する福島第1工場

561 荷主研究者 :2017/12/02(土) 20:42:29

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23818330S7A121C1TJ1000/
2017/11/22 21:26 日本経済新聞
東レ、全固体リチウムイオン電池の材料開発を検討

 東レは22日、全固体式リチウムイオン電池の材料供給を検討していることを明らかにした。東レは液体リチウムイオン電池のセパレーター(絶縁材)世界大手で大規模な増産投資を続けている。全固体式はセパレーターが不要になり、需要を奪われる可能性もあるが、全固体用材料の研究開発も進め市場に柔軟に対応する考えだ。

 東レの日覚昭広社長は同日の経営説明会で「(リチウムイオン)全固体電池の動向をウオッチしており、我々の素材を提供していけることも考えている」と述べた。全固体電池は現在主流の電解液と異なり、硫化物系の粉末を固めて使う。液体式より大容量、急速充電できるのが特徴だ。車載用ではトヨタ自動車などが開発を進めている。

 全固体式は東レが手掛けるセパレーターを使わないため、日覚社長は「脅威」と指摘。一方で「(車載用など)全固体は大容量になると技術的な課題が出てくる」と述べたうえで、「例えば正極材だと熱で膨張すると形状を保てないといった問題が起き、素材と加工の開発力がいる」と説明し関連する研究開発を進める考えを示唆した。

 東レは電極同士の導電性を高めるグラフェン(シート状炭素分子)という素材を開発しており、電池の材料にもなる。日覚社長は同日の説明会で具体的な材料名には言及しなかったが、こうした新材料も念頭に置いているとみられる。

562 荷主研究者 :2017/12/10(日) 10:29:12

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00451931?isReadConfirmed=true
2017/11/24 05:00 日刊工業新聞
高機能繊維・成長への道筋(2)旭化成、祖業拡大 新ステージに

ラムースは自動車用途の拡大が進む

【積極投資】
 旭化成は繊維事業の拡大へ、ギアを上げる。1990年代に始めた汎用繊維の縮小・撤退にめどが付き、再投資の“駒”がそろったためだ。いずれも品質や機能性で同業製品を先行する付加価値商品で、中には業界で同社のみが生産するオンリーワン製品もある。祖業の再建は規模拡大を追う新ステージに入る。

 「グローバルに産業資材用の繊維需要を取り込み、もう一度飛躍する」。繊維事業を統括する工藤幸四郎上席執行役員は、今後の基本戦略と将来像を明確に語る。同社は19年に始まる新中期経営計画策定の準備作業に入り、積極的な設備投資を繊維事業計画の骨子とする方針だ。事業改革で選抜した高機能繊維への投資と海外需要の開拓を同時に進め、成長軌道に乗せる。

【100億円規模】
 自動車用エアバッグなどに使われるナイロン66繊維は大規模な増産を検討する。エアバッグ搭載車の増加を受け、唯一の拠点である宮崎県延岡市の工場を増強してきたが拡張余地は限られ、新工場設立が喫緊の課題だ。

 現在、ベトナムを有力候補地に据え、決まれば投資額は100億円規模とみられる。工藤上席執行役員は「エアバッグは世界的に伸びる。当社はアジア市場の強化を最優先し需要を取り込む」と話す。

 今はエアバッグ基布メーカーにナイロン繊維を供給するだけだが、業界の通例では“糸売り商売”の利幅は小さい。一連の構造改革で重視した利益率の改善に沿えば、エアバッグ業界の再編が進む中で基布製造を検討する可能性は十分にある。

 国内工場の50%増産を9月に決めたスエード調の人工皮革「ラムース」も海外工場の設立は悲願だ。車の用途が急速に増え、供給のタイト感が続く中、「早期に海外生産したい。事業化調査しており、19年以降に必ず意思決定する」(工藤上席執行役員)と、具体的な構想を描き始めたようだ。

【唯一無二の素材】
 再生セルロース繊維「ベンベルグ」は同社だけが生産を残す唯一無二の素材だ。その滑らかな手触りから高級服の裏地や民族衣装、肌着などに用途を広げる。延岡市の工場で14年に10%の増産に踏み切ったものの、最近は中国市場でベンベルグの快適さが評価され、輸出が伸びる傾向にある。「事業部の士気を高める意味でも次の増産は否定しない」(同)と強調。14年と同様に設備を新設し、年産1500トン規模で大きく増やすか、旧来設備を改修し数百トンの増産とするか、慎重に見極める方針だ。(小野里裕一)

(金曜日に掲載)

(2017/11/24 05:00)

563 荷主研究者 :2017/12/10(日) 10:53:26

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2017/11/27-31830.html
2017年11月27日 化学工業日報
クラレ ポバール/エバール 世界制した企業文化

 「世のため人のため、他人のできないことをやる」という企業文化そのままに、クラレは独創技術によるオンリーワン、ナンバーワン製品を多数持っている。その多くは、同社が世界のパイオニアとして育ててきたビニルアセテート(VA)関連事業群にある。日本で生み育て、輸出をベースに海外市場を開拓し、さらに海外供給拠点の設置や大型M&A(合併・買収)を駆使して強固なグローバル・ネットワークを構築してきた。「エバール(EVOH)樹脂」の世界シェアは65%と圧倒的だ。「ポバール(PVA)樹脂」も中国を除くシェアは約4割に達している。VAセグメントの売上高営業利益率は2017年上期で24%にも達しており、全社の営業利益の8割超を稼ぎ出す大黒柱だ。渡邊知行ビニルアセテート樹脂カンパニー副カンパニー長・兼ポバール樹脂事業部長は、「VA事業群はどれも、顧客とともに新たな用途を発見しながら領域を広げてきた」と語り、需要家ニーズに素早く応える開発力がビジネスモデルの核だったことを明かす。なかでもエバールは、VA事業のグローバル展開を牽引した。山口勝正エバール事業部長は、「一大市場の米国で思い切った先行投資を実施し、海外での市場拡大の成功モデルを構築できた」と振り返る。両製品は、日本が誇る化学系素材の代名詞と言っても過言ではない。

564 とはずがたり :2017/12/13(水) 18:52:55
カジュアルウェアのウィゴー、新株主と創業者復帰でリスタート
https://news.goo.ne.jp/article/tsr_net/business/tsr_net-16471.html
15:00TSR速報

 10代後半から20代前半をターゲットにした低価格カジュアルウェアショップ「WEGO」を展開する(株)ウィゴー(TSR企業コード:571565204、渋谷区)が、今年(2017年)3度目の社長交代と大株主の異動を明らかにした。
 2017年8月に取締役1名を除き、創業社長の中澤征史氏など経営陣が退任して注目を集めた。その後の10月に再び社長が交代し、10月25日に新株主が説明会を開いたばかりだったが、みたび11月下旬に株主が変動した。
 ウィゴーに何が起きているのか――。東京商工リサーチ(TSR)情報部は、一連の動きを取材した。 

 ウィゴーは「WEGO」ブランドで約170店舗、その他の形態で10店舗、合計約180店舗を全国に展開している。路面店やショッピングモールなどに出店。2006年3月期の同社の売上高は44億3,967万円だったが、2017年2月期の売上高は362億2,730万円と、10年で約8倍に伸びている。
 ウィゴーを名実ともに牽引したのが、創業者の中澤征史氏だ。株式の大半を保有する中澤氏は大阪・アメリカ村の古着店からスタートし、ウィゴーの顔でもあった。最先端の流行を取り入れたデザイン、若者に支持される劇場型の店舗展開、芸能人とのコラボ企画など、次々と打ち出す新機軸で会社を成長させ、経営手腕は高く評価されていた。

突然の創業社長の退任
 ところが2017年8月に突然、中澤氏ら取締役が1名を除き退任し話題になった。
 中澤氏が株式を売却したのは(株)オーチャードコーポレーション(TSR企業コード:300089520、伊藤忠寛社長、以下オーチャード)だった。オーチャードはかつて上場企業への投資実績もある投資会社である。
 最近では新興市場に上場する企業の子会社やアパレル、アウトドア用品メーカーなどにも出資し、ウィゴーも事実上、同社の支配下に置かれることになった。
 だが、オーチャードから派遣された新社長のA氏は、わずか2カ月で退任した。10月に空席となった社長の跡を継いだのはオーチャード代表の伊藤氏。10月25日には取引先を集め、都内で大規模な説明会を開催した。伊藤氏は大手証券会社を経て、国内外でコンサルティング会社の経営にも携わった経歴を持つ。伊藤新社長は、オーチャードが株式の88.5%を所有(残りは従業員持株会)し、創業者の中澤氏を取締役に就かない会長とする新体制を発表した。説明会の席上、将来的には上場を目指す事業計画などを力強く語っていたのだが・・・。

2度目の株主交代が明らかに
 それからひと月後の11月下旬。またもやウィゴーの株主が変化した。ウィゴーの担当者によると、11月21日付でオーチャードから中澤氏と(株)アラタマコーポレーション(TSR企業コード:402456343、名古屋市、安井信之社長、以下アラタマ)に株式が売却されたという。出資比率は明らかにしないが、アラタマが組成するアラタマ1号投資事業組合が過半数を握る筆頭株主となった。役員体制は、米国公認会計士の資格を持つ高橋英朗氏を新社長として外部から招聘し、中澤氏も取締役に復帰して会長に就任した。
 オーチャードから派遣された役員は1名を除いて退任し、伊藤氏も退いた。一方で、オーチャードが大株主になった時に退任したウィゴーの元役員の一部が復帰するという(12月12日現在、登記事件処理中のため商業登記簿は未確認)。

565 とはずがたり :2017/12/13(水) 18:53:08
>>564
度重なる株主交代の背景は?
 一連の経緯について、ウィゴーの担当者は静かに語った。それによると「中澤氏の株式売却はウィゴーの安定成長への一環だった」という。これまで金融機関からの資金調達や店舗の賃貸借契約において中澤氏個人の連帯保証を求められ、中澤氏の負担が過大になっていた。一方、ウィゴーの2017年2月期の増収幅は2.8%にとどまり、これまでの成長カーブに比べると鈍化が明らかだった。中澤氏の後継者問題も含め、今後の安定成長には外部からの経営者招聘が最善だと結論付けたという。
 事業売却の提案に複数の企業が名乗りを挙げたが、ウィゴーの担当者は「最も経営の自由度が高かったオーチャードに株式を売却した」と話す。
 だが、オーチャードが経営に参画すると、事業の方向性でウィゴーとの間に齟齬をきたすようになった。金融機関などステークホルダーも、オーチャード体制による経営と中澤氏が経営から外れることに難色を示した。関係者によると、オーチャードの背景が不透明だったことも影響したようだ。
 新体制になって間もないにもかかわらず、社内からは中澤氏の復帰待望論が高まった。こうした状況から、ウィゴーは再度売却先を選定することになりアラタマと中澤氏が株式を買い戻すかたちで落ち着いたという。
 アラタマはミシン大手のブラザー工業(株)(TSR企業コード:400008408、名古屋市、東証1部)の創業一族である安井家の資産管理会社(ブラザー工業との資本関係はない)。度重なる株主と経営陣の交代に揺れたウィゴーだが、筆頭株主のアラタマが招聘した新社長と、中澤会長の双頭体制でリスタートする。果たして覆水盆に返るのか。中澤氏の力量と真価が問われることになる。

 ウィゴーは近く、取引先などに新株主、新社長就任の報告を兼ねた挨拶状を通知する。一連の経緯についてウィゴーの担当者は「お騒がせした」と率直に詫びた。
 会社の急成長で大きくなった創業者負担を軽減する打開策だったはずのM&Aが混乱を招いた。経営陣や社員、取引先や金融機関など様々な利害関係人が交錯し、思惑通りにいかないこともある。企業と社長は一体という考え方が根強く、その線引きは口で言うほど簡単でない。これが経営者保証ガイドラインの鈍い普及や、事業承継が難しい背景にもなっている。
 「安定的な成長を目指すという基本姿勢は今後も変わらない」とウィゴー側は説明する。混乱の数カ月を経て、新株主と創業者の復帰という折衷に落ち着いたウィゴーはこれから、どう事業の軌跡を描くのか。今後の展開が注目される。
 (東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2017年12月13日号掲載予定「取材の周辺」を再編集)

566 とはずがたり :2017/12/13(水) 19:52:27
ユニクロvs.ZOZOTOWN 柳井社長が一番嫌いな言葉 文春オンライン 2017年12月2日 17時00分 (2017年12月3日 16時41分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20171202/Bunshun_5196.html

 週刊文春に横田増生のユニクロ潜入記が掲載されたのは、1年前の12月1日発売号でのこと。2011年に著した 『ユニクロ帝国の光と影』 に対してユニクロが訴訟を起こし(結果は出版社側の勝訴)、その後に柳井社長がユニクロを批判する人には「どういう企業なのかをぜひ体験してもらいたい」と発言したこともあって、アルバイトとしてユニクロに入り込んだのであった。


■横田さんがZOZOTOWNについて記事を書いている!
 バレないよう名字を変えてまでの潜入取材に、そこまでするのか! と話題になり、敬意なのか何なのか「横田さん」とさん付けで呼ばれがちとなる。このルポは10回続き、先月、それをまとめた単行本 『ユニクロ潜入一年』 が刊行されている。

 今週の文春には、その横田さんによる 「ZOZOSUITで追い込まれるユニクロの未来」 が掲載。ファッション通販サイトZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイが、プライベートブランド「ZOZO」の立ち上げに続いて、「ZOZOSUIT」を発表したのだ。

 これのどこがユニクロを追い込むのか。今週号の記事と、この裏にある『ユニクロ潜入一年』から解き明かしていく。

 ZOZOSUITは、着るだけで《身体の寸法を瞬時に採寸することのできる伸縮センサー内蔵の採寸ボディースーツ》(注)で、これにより試着が不要となるため、客は通販でも安心して購入ができるようになる。しかもこのスーツは無料で配布される。


 横田さんによれば、ユニクロも採寸に注力しており、潜入中の2016年にセミオーダーのメンズスーツを発売するが、採寸に失敗して返品となる事故が発生するなど、事業としてはうまくいっていないという。

■柳井社長が一番嫌いな言葉
 またZOZOSUITの登場によって、「これまで柳井社長の号令一下、人海戦術で数々難題をクリアしてきたユニクロ」といえども、採寸による顧客データを先に他社に押さえられてしまうため、店舗での売上に影響しかねないと指摘する。

 ここで「人海戦術で数々難題をクリアしてきたユニクロ」と述べているのは、一見、組織力を評価しているかのようにも思えるが、実は横田さんは嫌味をいっているのである。

 なぜなら柳井社長が一番嫌いな言葉が「人海戦術」だからだ。


『ユニクロ潜入一年』にはこうある。「柳井社長が好きな言葉に〈少数精鋭〉というのがある。できるだけ少ない労働者で、店舗の運営を効率よく回し利益を上げていくことを意味している。嫌いな言葉は、〈人海戦術〉。多くの人件費が発生しながらも、仕事がはかどらない状態を指す」と。

 なお『ユニクロ潜入一年』によれば、少数精鋭とは裏腹の店舗で“人海戦術”の一員となった横田さんは、バイトをはじめて最初の2、3ヶ月で10キロも体重が落ちるのであった。


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