したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

( ´∀`) ブーン系小説&イラスト練習総合案内所

118名無しさん:2021/07/05(月) 21:09:26 ID:IG36t6fU0

ξ゚⊿゚)ξ「自分の傍にいるのは月子さんなのか。それを見て欲しくてわざわざうちの店に来るんですもんね」


 本当に気味が悪い、と津出はいーっと口を歪ませた。


ξ゚⊿゚)ξ「あ、そろそろ設楽場橋ですけど、結局、何か視えたんですか?」


 来た時と同じように、後ろに車がいないことを確認してから津出は車の速度を緩めた。
 歩くよりもさらに遅いスピードで、車はゆっくりと設楽場橋を眺めるように進む。


( ^ω^)「いやぁ、何も? あそこはなーんもいないよ」


 「大体、この大雨の中、人影すら見えやしないでしょう」と、内藤は付け加えて話すと、
 津出は先ほどまで目を細めながら橋を見ていたのを、目をまぁるくさせて内藤の方へ振り返った。
 内藤は前を見てくれ、と言わんばかりに指を前へ伸ばした。


ξ゚⊿゚)ξ「えぇ! それじゃあ、もしかして、布佐の後ろに何かがいるっていうのは……内藤さんがその場で合わせた嘘、ってことですか?」

ξ゚⊿゚)ξ「あぁ、言われてみれば、確かに髪の長い女性がって言ってましたけど、月子さん、髪の毛短いですもんね! 」


 津出はしきりに内藤のとっさの判断に感服していたが、月子の髪の毛は昔は長かったという。
 だから、布佐もその言葉に喜んだのではないか、と内藤は考えた。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板