板情報 | 学問/人文/科学 ]

桃李庵掲示板 さびれ放題BBS

スレッド作成:
タイトル:
名前: E-mail(省略可)
内容:

1 : 【自由律】令和7(2025)年夏【俳号李青】(1) / 2 : 「ゲットー」の語源について(2) / 3 : 【一期一会】ああ、買っておけばよかった!!(5) / 4 : 誤用用例辞典(2)(1) / 5 : 誤用用例辞典(1)(2) / 6 : 【書評】『つげ義春が語る マンガと貧乏』(1) / 7 : 【武術】二刀流、一刀流、念流(1) / 8 : インスタ試しに投稿してみました。(3) / 9 : 悩んでいます(4) / 10 : みなさま、よいお年を(for 2025)(1)
11 : 令和六年(2) / 12 : 今読んでる本(3) / 13 : 皆様、よいお年をお迎えください。(1) / 14 : 果実酒スレ(7) / 15 : 【山野草】帰化植物の黄色い花(3) / 16 : 勿読論(君病みたまふことなかれ)(1) / 17 : 夕刊フジ増刊 安倍晋三連載集(3) / 18 : 【書評】『民俗地名語彙事典』(2) / 19 : 【山野草】ツリガネニンジン【俳号李青】(3) / 20 : 『レコード・コレクターズ』(3) / 21 : 【書評】川村伸寬『円くんという猫のこと』(3) / 22 : 引っ越しました(3) / 23 : 安倍なき世(令和四年夏)・俳号李青(2)  (全部で23のスレッドがあります)

掲示板の使い方 / 新着をメールで受信 / 過去ログ倉庫 / スレッド一覧 / リロード


1 【自由律】令和7(2025)年夏【俳号李青】 (Res:1)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 1
1桃李庵主人(管理人) :2025/08/27(水) 01:11:52
自作句です。

だいどころからすいっちょにがしてやる     李青
  ※すいっちょ:ウマオイ。
夕立(よだち)にでも逢うたんか汗みずくの人妻  李青
にがうりのはなきいろくちいさく        李青
ひるがおのなかのくまばち花粉まぶれ      李青
まつよいぐさけっこうとげあんねんな      李青
水引草細すぎてピント合えへん         李青
げんのしょうこの花のうちがわのむらさき    李青
義妹にもろたぶどうまだたべてない       李青
せっかく腹一杯吸うた蚊はたくもきのどくな   李青

名前: E-mail(省略可)
全部読む 最新50 1-100 メール受信 掲示板トップ リロード


2 「ゲットー」の語源について (Res:2)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 2
1桃李庵主人(管理人) :2025/08/19(火) 13:30:01
(1)結論を先に言うと、私は「borghetto(城壁で囲まれた小さな区域の意味)というイタリア語の頭を略した」説に一票。

 他の説も検討してみる。
(2)「ghetというヘブライ語から」。なるほど、(現代)ヘブライ語辞典にはghetなる単語が載っている。ところが、その前後に同じ語根子音を含むように思える同根の単語が全くなく、孤立している。これは出自が怪しい。逆にghettoという欧米の言葉を借用したのではないのかとさえ疑われる。

(3)「貨幣鋳造所という意味のヴェネト語」[ヴェネト語とは、ヴェネチア地方に存在する(「した」?まだあるのだろうか?)ロマンス語の一種。イタリア語の方言ではなく、多分ガリアの言語なのでイタリア語よりはオック語(南仏の言語。フランス語の姉妹語)やフランス語の方に近い。しかし、長らく接触していたため見かけは多分イタリア語に近そうに見えているだろう。トリエステはヴェネト語地域の飛び地で、間にフリウリ語地域が挟まる。フリウリ語は珍しい、沿岸部に存在するレトロマン語の一種]。

 これはユダヤ研究の専門家が書いた本(講談社現代新書)に載っている説なので重みがある。が、具体的にどんなヴェネト語の単語に対応しているのかが明らかにされておらず、検証できない。そもそもそのヴェネト語の単語なるものが実在しているのかどうかもわからないので、現時点では言語学的には論評しようがない。

 そんなわけなので、私としては一番素直で単純でしかも語源がたどれて確かめられる、「borghettoをちょん切って略した説」を採用しておこうと思います。

 で、だとしても、その元になった*borgoはラテン語起源ではなくてゲルマン語(多分ゴート語か何か)からの借用(意味は「城壁に囲まれた都市」または「砦」)なので、なるほど、ヴェネチアとかフィレンツェとかミラノとかの、北の方の方言だったのでしょう。

 誰かを囲った「ゲットー」というわけではないのだろうけど、トルコのイスタンブールの旧市街は、鉄の柵で囲われた区域で、「ゲットー」のイメージがつかめて納得がいく。

 米国のラッパーがよく自分たちの居住区域をゲットーと呼ぶ。大げさな、と昔は思っていたけど、そして実際柵で囲われたり(もちろん、制度として差別されたりも全然)してないのだけど、米国における黒人と黒人以外の婚姻の比率の顕著な低さからすると、ラッパーたちは(エマニュエル・トッドが繰り返し指摘するような)目に見えない「隔離」を体で感じていてそう表現するのだろうな、と今では思う。(しかし、人種差別的な歌詞が普通にあるのは黒人のラップであって、それはparental guidanceの文字がついてるだけで天下御免に売られており、一方白人のロックには人種差別的な表現は全くない)

2桃李庵主人(管理人) :2025/08/19(火) 14:02:08
 Borghetto説に納得するもう一つの理由。綴りがghである理由が「イタリア語だから」で説明できること。イタリア語は、gi、geと書けば「ジ、ジェ」で、「ギ、ゲ」と読むのならghi、gheと綴る約束(フランス語なら「ギ、ゲ」はgui、gue)[*]。
これが「ヘブライ語説」だと、わざわざghと綴る意味がわからないのです。旧約聖書の登場人物で、名前の中で(特に、語頭で)ghで綴られてる人って思いつきますか。いないでしょ。実際、ヘブライ語に語頭の「g」と「gh」の「区別」なんて存在しないし。

[*]: だから、Ghibliって書いて「ジブリ」って読ませようとするのは全く意味がわかりません。ただ、cとgが清濁の「対」であるなら、chiがチなら、ghiはジ(ヂ)だろうと思うのは解る気はします。合理的ではある。


名前: E-mail(省略可)
全部読む 最新50 1-100 メール受信 掲示板トップ リロード


3 【一期一会】ああ、買っておけばよかった!! (Res:5)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 3
1桃李庵主人(管理人) :2025/08/14(木) 19:07:51
(1)(今、やってる)「男鹿日本海花火」の会場近くで、ハネた後売ってた、鳥の形をした中国の凧(布張りの)。あれから二度とお目にかからない。

(2)タイ・バンコクの屋台で見た、ミャオ族だかヤオ族だかの女の子が民族衣装でおっぱいポロリしてるマイルドエロ写真。あんな珍しいものはない。(ついでに…カブトガニのスープ食べておけばよかった)

(3)その同じタイの「サンデーマーケットで見た、逞しいアメリカンインディアンの青年の絵の、なんかゲイっぽいTシャツ」。あれ気になった。だって日本じゃ見かけないもん。

(4)『東日流外三郡誌』の印刷本。これは、詐欺師に印税が行くことになるのだが、今から思えば、買っとけばよかった。ちなみに原田実先生は多分この頃その版元の社員だったと思う。

(5)(山本書店だったか?)マイスター・エックハルト著作集。
エーリッヒ・フロムの本で名前を見て興味持った、ドイツ神秘主義の本。買っとけばよかったな。

(6)仙台の、広瀬川のたもとの、消防署の近くにあったお店にあった、備前焼かなんかの、浅い夏茶碗。お稽古がかなり進んでないとそれで点てられないやつだ。2万円ぐらいしたからなあ…。ま、無理っていうか、豚に真珠よ。

(7)「マルサン」の(ブルマァクのパチモンの)怪獣人形。しっかり集めておけば、今面白かったと思う(香港製のミニカーってのもあった。トヨタ2000GTの、オープンカー仕様で左ハンドルなんて珍しいのがあった。色がピンクなのはチトどうかとおもったが…)。

2桃李庵主人(管理人) :2025/08/15(金) 03:41:32
こんなこともあった。

ジョニー大倉『キャロル 夜明け前』っていう本があった。
ヤマダデンキの書籍コーナーで見かけて気になっていて、しばらくしてまた行ったら売れてなくなっていた。
ああ、買えばよかったな、と思ってたら…。

それは俺が買ってたのだ。

自分が買ったのを完全に忘れて、惜しがってたのだった。
『キャロル 夜明け前』は今もちゃんと手元にある。


3桃李庵主人(管理人) :2025/08/16(土) 14:04:09
(1)もう買えない、ってことではないのですが…。
仙台を離れたので、武道用具の店に行けなくなって、合気袴とかウレタンフォームの練習用ヌンチャク(台湾製[*])とかが入手しづらくなったのは残念。

[*]:これが、MADE IN TAIWANでなくて、MADE IN ROCすなわち「中華民国製」と書かれてた。

(2)金沢の古本屋で、大昔の貸本漫画本を数冊買っておいたのは我ながら「よう買うといたこっちゃ」。
もっとできるだけ買っておけばよかったと思うが、無理だった。やれるだけのことはした。


4桃李庵主人(管理人) :2025/08/17(日) 01:28:11
ロバーツ氏の、ノストラダムス全予言集みたいなの、五島勉の種本、あれが今はない、秋田大学の門前にあった丸善に置いてあった。
買っときゃよかったな。
でも、それに近いのは買ったんだっけ。

ノストラダムスのフランス語って、モンテーニュのに似てて、綴りが古いのよ。
でも関係ないの。俺からしたらどっちみち外国語なんだから。
外国人が古典語を読むっていうのは、実は、結構有利なこともあるのよ。
どのみち外国語なんだからいつの時代のでも関係ないというw

中世の朝鮮語とか、読むの全然平気だもんね。どうせ外国語なんだからw


5桃李庵主人(管理人) :2025/08/17(日) 15:04:31
だとすると、アーネスト・サトウとかも、「草書体の漢字カナ交じりの候文」なんてわりと平気だったのかもしれないね。
しかし、草書体や変体仮名の解読、どうやって習得したんだろうな、当時(幕末~明治維新)の環境で。草書体の辞書だって満足にないだろうに。

私の場合は、『伊勢物語』の写本の影印本を読む(教職課程の書道の時間…じゃなくて、それより前に、何かの授業)っていうのから始めた。
教職課程の書道では「高野切」(こうやぎれ)っていう断片を真似して模写するとかやった、んだろう。
俺は真面目に出席してたはずなんだが、摩訶不思議なことにこの書道の単位が取れなかったらしくて、中学校の国語の免許が取れず、今でも高校だけ。
高校の教育実習(母校で。多分乃木坂6期生矢田と同じ学校)、他の人は4年生なのに私の場合大学のシステム上3年次にやったんで、同期の実習生が年上のお姉様ばかりでさんざん嬲り回されて楽しかったです。


名前: E-mail(省略可)
全部読む 最新50 1-100 メール受信 掲示板トップ リロード


4 誤用用例辞典(2) (Res:1)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 4
1桃李庵主人(管理人) :2025/08/14(木) 02:05:00
「マウントを取る」
 誤用というか、この言葉を使う人の多くは多分
・(類人猿の)「マウンティング」と、
・(ブラジリアン柔術の)「マウントポジション」
をごっちゃにしている。
 前者は群れの力学の中でオス同士が、どちらが格上か、誰がボスかを確定するためにすることで、後者はタップさせるための前段階として取る態勢(キャッチ・アズ・キャッチ・キャンでいうブレイクダウンの段階)になり、目的が異なる。後者はもちろん「群れの中での格付け」とは関係ない。「俺の方が上」ということを誇示するためにするのではない。

 「自分の方が上である」ということを示したいのなら「マウンティング(する)」というのが正しいだろう。類人猿が「マウントを取る」とはサル学者や人類学者は言わないだろう。

名前: E-mail(省略可)
全部読む 最新50 1-100 メール受信 掲示板トップ リロード


5 誤用用例辞典(1) (Res:2)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 5
1桃李庵主人(管理人) :2025/08/11(月) 12:16:08
(1)「石破流蒟蒻問答」
 「こんにゃく問答」とは、「コンニャクのようにクニャクニャしてとらえどころのない、要領を得ない問答」のこと、*ではない*。
 「深遠な禅問答を(無言の行をしながら)してるのかと思ったら、実は(にわか住職のコンニャク屋が)こんにゃくの話しかしてなかった件」というのが「こんにゃく問答」だ(これ、ネタバレなんだが、いいよなもう、古典だから)。
 つまりこれ、「後から聞いてみたら実は話が噛み合ってませんでした」の意味。

(2)「四面楚歌」
 「四方敵に囲まれて絶体絶命」の意味で使う人が多いが、*そうではない*。
 「味方(だと思ってた人たち)に囲まれている状況」なのだ。
 「現在自分の四方を敵と一緒になって囲んでいるのは、元味方だった同郷の人たちである、という衝撃の事実に今気づいた」ことである。
 項羽は元々楚にゆかりのある人なので、「楚歌」とは「自分の故郷の民謡」ということになる。それが自分を包囲している敵陣の中から聞こえて来たもんだから、味方だった人たちまでが、なんと、今では敵側についてしまったのか、という絶望、それが「四面楚歌」だ。
 つまり「友達だと思ってたのに裏切られたチックショー-!!」の意味。

 ※きみら、高校で習わなかったのか?いーや、習ったはず。みんなただ単に忘れてるだけだと思う。
 なぜというに、げんに俺は習ったし、教師になってからは自分が人にも教えたし、大体、それをちゃんと教えない漢文の先生なんかがいる高校なんて、わが国のどこかに本当にあるのか?それは本当に「高校」なのか??(コウメ太夫のネタに出てくる、「先生がチンパンジーでした」っていう学校だってそれは教えるだろ)
 ていうか、そこを教えなかったら、「四面楚歌」のくだりを漢文の教科書に(この半世紀-いや、多分御一新以来ずっと。いやいや、もう和銅元年ぐらいから-の間必ず)載せてる意味がないでしょ。教えてるに決まってんでしょ。

2桃李庵主人(管理人) :2025/08/11(月) 12:28:45
追記。
…ですがね、これって、「(楚の出身者じゃない兵士に)楚の民謡を歌わせる」というはかりごとなんで、じつのところ「敵が囲んでる」んですがね。

でもそれ、項籍先生は知るよしもなかったわけでね。その「絶望した!!」は本物なんですよな。

歌(それも、大勢の合唱なら余計)っていうのは不思議に訛りが隠れて標準化されるもので、エリック・クラプトンも素でしゃべってる時は結構田舎臭い訛りあるのに、歌ってる時はそれ全然無いし、ボブ・マーリーだって歌ってる時には「普通の英語」だし、そういうことからすると、「あれ、あいつら楚っぽくないな。なりすましじゃね?」とは、気づきにくかったかもね。


名前: E-mail(省略可)
全部読む 最新50 1-100 メール受信 掲示板トップ リロード


6 【書評】『つげ義春が語る マンガと貧乏』 (Res:1)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 6
1桃李庵主人(管理人) :2025/08/10(日) 14:30:35
『つげ義春が語る マンガと貧乏』(筑摩書房、2024)

 インタビュアーが、自分が言いたいことをつげの口から言わせようとして次々に失敗する。
 これ、昔からつげ義春のインタビューはこうなのである。
 60年代の終わりにつげが本当にノンポリだったということがどうしても素直に認められないインタビュアーの頭の悪さが痛々しくて、笑っていいものかどうか迷う。可哀想な子なのかもしれないからだ。

 
つげは率直に-あるいはインタビュアーの誘導尋問に無頓着なのか-次々に否定していく。

「精神面じゃちがいはないですねえ」(14ページ、以下同じ)
「ないですね」(16)
「いや、思いませんね」(16)
「そうかな?」(22)
「なんとも思わないですね」(22)
「別に…」(24)
「いやそういうんじゃなくて、」(39)
「そうでもなかったですね」(41)
「いなかったですね」(41)
「そうでもないんですよね」(41)
「まったくないね」(42)
「ないんですね」(44)
「ないですね」(44)
「なかったですね」(46)
「そうでもないんですけどね」(49)
「とくに思わなかったですけど、」(80)
「いや、余り考えてないですね」(84)
「いやないですけれども」(85)
「なんとも思わない(笑)」(86)
「いや、まったくないですね」(87)
「それはまったくないですね」(87)
「まったくなかったし、」(87)

 今たまたま挙げたわずかなページでこんだけ次々に否定されてるのは、つげが偏屈だというより(いや、偏屈なのだが、それ以上に)インタビュアーの頭が固いのである。
 ”その方向それ以上掘っても何も出てこないよ”ということがわからなくて、自分が言いたいことをつげに代弁させようとして同じ質問何度もしつこく繰り返してるのだ。

 この令和の御代に今もつげにぶら下がって食うのは、それもよかろうけれども、憧れのつげ義春先生に自分の(全共闘時代以来の)思想やルサンチマンを代わりに(つげ御大のお言葉として)口にしていただこうという、それが余計だっていうのよ。それ、ほしい人あまりいないだろうよ(いろんな意味で。たとえば、人口統計学的な意味で「今では、そして今後ますます」。または、もっと何かこう、本質的な意味で「そもそも」)。

《米国の記者は一人で訪ねてきて、鋭い質問をしてくる。日本の記者は大勢で押しかけてきて、愚にも付かない事を聞いてくる》-イチロー。

名前: E-mail(省略可)
全部読む 最新50 1-100 メール受信 掲示板トップ リロード


7 【武術】二刀流、一刀流、念流 (Res:1)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 7
1桃李庵主人(管理人) :2025/08/08(金) 17:48:37
(1)近年毎日耳にする言葉「二刀流」なのだが…。

宮本武蔵の「二天一流」の場合は、これ、必ずしも「両手に刀を把持して二刀で闘う」というものではない。
武蔵が説くのは、片手で得物を取り回せるように訓練しておけということなのである。
利き手でない方(つまり、左手。包丁と違い刀に左利き用はなく、侍は必ず右利きに矯正されるため、左利きの侍はいない)も同時に訓練するのが効率がよいので稽古の際両手に持つということであると思われる。
ではなぜ片手なのか。

実戦の戦場では両手で刀が持てない場合がありうる。
片手を怪我している、手放せない大事なものを持っている(例えば、敵将の首級)、など。
そのため片手で取り回せるように訓練しておくべきだ、というのが武蔵の二天一流のそもそもの発想であった。

道場での「試合」は当日に合わせて調整したベストコンディションで、足場のよい板の上で、立会人の「始め」「それまで」の声に従い行われ、1対1で助太刀はなく、得物も多くの場合対称的で、分が悪いから隙を作って逃げる、ということも許されない。
実戦は何から何までこれと異なる。
(バーリ・トゥードがいかに禁じ手が少ないとしても、それはやはり「ケンカ」とは違うのだ。それは立会人のある「決闘」に近い)

と、いうわけで、「ふたつのことを両方ともやる」の意味で「二刀流」という言葉を使うのは、必ずしももとの意味に近くはなさそうだ。

(2)さて一方剣術には「一刀流」というものがあるが、これは「二刀流」に対して一刀流、ということではない。
諸説あるようだが、「一刀のもとに斬り捨てる」の意味であるとされる。

(3)ついでに…。奥山念流という流派がある。
池波正太郎『剣客商売』「井関道場・四天王」で、秋山小兵衛が正体を隠して現れた時に名乗った流派。
実際には小兵衛の流儀は無外流。奥山念流は友人・牛堀九万之助の流儀。のちに『仕掛人・藤枝梅安』で牛堀道場の師範代になる浪人・小杉十五郎も同門。

で…「念流」とは何であるのか?
綿谷雪(わたたに・きよし)著『図説・古武道史』(青蛙房 1966年、新装版2015年)p.74以下によれば、その祖が念阿弥慈恩という人物で、念阿弥流、略して念流ということらしい。つまり、「念」は(念を込めるとかではなくて)人名の一部だった。

以上、「○○流」について少し書いてみました。

名前: E-mail(省略可)
全部読む 最新50 1-100 メール受信 掲示板トップ リロード


8 インスタ試しに投稿してみました。 (Res:3)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 8
1桃李庵主人(管理人) :2025/07/20(日) 22:24:44
那覇市に方言についての講演で呼ばれたときに撮ったもの。

ttps://www.instagram.com/p/DMVKnVjhbqv/

そんときわかったこと。
泡盛は水と氷だけがいちばんウマイ。
そして琉球族のおっちゃんおばちゃんはすんげぇ大真面目で、冗談が通じないことがあるw

2桃李庵主人(管理人) :2025/07/21(月) 14:46:38
そんときわかったこと2。
「山」は神聖な場所で、みだりに立ち入っちゃだめなところなのね(天香久山みたいなことなんだね)。
だから、外来者の成金が山のてっぺんに別荘建てたりすると、沖縄人のヒンシュクを買う。

てことは、そうか、共産ゲリラが山を根城にするっていう発想、琉球族には元々ないんだなw

ちなみに琉球には「ヤマバチ」といって、サソリもいる。
大陸のよりは毒性が弱いので安心だ。刺されても死にはしない。
ただものすごく痛いだけだからこれはホント安心だね!

ついでに。「足ティビチ」(豚足)、あんなにバラバラに骨がほどけるとは思わなくて、すんげぇびびったw


3桃李庵主人(管理人) :2025/07/22(火) 03:32:50
乃木坂46の伊藤理々杏、沖縄出身だが、オーディション当時の映像だとスリムクラブと同じアクセントで、はっきり沖縄とわかる。
今では訛りが全くない。

しかし面白いのは、「琉球の<日本語>(本土風の言語)」のアクセントは琉球語(首里や那覇の)とも違って、鹿児島弁に似ているところ。


名前: E-mail(省略可)
全部読む 最新50 1-100 メール受信 掲示板トップ リロード


9 悩んでいます (Res:4)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 9
1猫和尚こと台湾坊主 :2025/06/24(火) 18:51:37
今度の参議院選挙はどこに入れたら良いのでしょうか?

2桃李庵主人(管理人) :2025/06/28(土) 02:44:37
ご無沙汰してます、…っていうか、…
え、ええ!?「今」かえ!?

ていうか、「俺のブログに」「令和になってから」「書き込む」粋な茶人がこの忙しくも世知辛い世の中に、本当にいるのかえ!?
馬鹿じゃないのかえ!?(「馬鹿」だと思うよ、掛け値無しにね)

ま、多分、「人」じゃなくてAIなんだろう。釣りだ、釣り。あるわけない。

じゃ、せっかくだから、この「人」がChatGPTのつもりで…
《あなたは優秀な僧侶兼恐妻家兼プログラマーです。
ぜひ観無量寿経の語彙の総索引を今すぐExcel上で作成して五十音順とローマ字順に配列して私にください》

で、ですね。私もはなはだ困ってるんですが、「より少なく悪い」ものに入れるのは、「棄権する」よりもマシだと思うか、ってことですよね…。

ところで、今私さる事情で宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」を秋田弁に訳して朗読するっていうプロジェクトを始めてましてね、んで、よしゃいいのに勤め先の学校から特別研究費をせしめちゃったんで、結果出さなきゃいけなくなって追い詰められてんですよ。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


3猫和尚こと台湾坊主 :2025/07/17(木) 02:12:58
フォローしておきました!
あまりに悩んで思い出したのが桃先生だけで😁
決めた瞬間に息子連れて不在者投票行ってきました!


4桃李庵主人(管理人) :2025/07/17(木) 17:53:49
どうも。フォローバックしました。
思い出したのが私だけって、もっとマシな人なんぼでもおるでしょ。
若い若い頃と同じ、にっすいこと言っとらっせる。
近々お中元送りますからね。


名前: E-mail(省略可)
全部読む 最新50 1-100 メール受信 掲示板トップ リロード


10 みなさま、よいお年を(for 2025) (Res:1)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 10
1桃李庵主人(管理人) :2024/12/31(火) 23:45:23
毎年毎年、前年度の「みなさま、よいお年を」がそれまでの最新のエントリだっていうのはヒドすぎるとは思うのですが、ま、半光年先にあるどっかの天体から往復書簡の返事が来てるんだと思っていただければ、どうしてこれでなかなかコスミックな情趣もないこともありませんでしょう。

「私は今北極に住んでいます」って言った人(ニーチェ)もいるぐらいですから、そういうたぐいの人だと思ってください。

2024年の収穫。
・レイモンド・M・スマリヤン先生の論理パズル本。
・たーし『ドンケツ』。
・池波正太郎『剣客商売』改めてちゃんと読む。

『鬼平犯科帳』は量が多すぎてどうにもならず。
何しろ、名前のある登場人物だけで3000人いるっていうから…。
25、6人の『犬神家の一族』『八つ墓村』でさえも全貌が今でも理解できずにいるぐらいだから。

しかし、ま、『鬼平犯科帳』は、『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』と違って一話完結で時系列あんまり気にしなくてよい(と思う)ので、どっから読み始めても大して変わらず、そういうとこはギリシャ神話に似てるかもしれないね。

てことで、みなさま、よいお年を。
令和7年もよろしくお願いいたします。

名前: E-mail(省略可)
全部読む 最新50 1-100 メール受信 掲示板トップ リロード