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鬼和尚の仏教購読会 別館

22避難民のマジレスさん:2018/10/29(月) 06:14:12 ID:LC3de7YgO
>>21
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
 
第一話 催眠術を解く(つづき)
 より抜粋

『黄金の華の秘密』の伝統は、呂厳に始まるとされている。
呂厳自身はその起源を、老子が『道徳経』を書き与えた と伝えられている関伊喜師
に帰している。
関とは”函谷関”のことだ。彼が関師と呼ばれるのはそのためだ。
それは”函谷関にいた師”と言う意味だ。
彼は偉大な奥義体得者だったにちがいない。
そうでなければ、 老子を説き伏せて、ものを書かせることなどできるはずがない。
老子は生涯にわたって辞退していたが、この男の勧めをむげに断るわけにはゆかな
かった。
この男は老子ですら拒むことのできない何かをもっていたにちがいない。
『黄金の華の秘密』の伝統はこのようにして老子とつながっている。
だが、それは老子にはじまるものではない。
老子みずから、何であれ自分が語っていることは 過去何世紀にもわたってくり返し
語られてきたものだと言っている。
彼は新しい真理ではなく、新しい表現をこの世にもたらしているだけだ。
それはいつもそうだ。真理は不変であり、異なるのは表現だけだ。
老子が言ったことは、老子の前にクリシュナが言ったことと同じだ。
クリシュナが言ったことは、後に仏陀が言ったことと同じだ。
仏陀が言ったことは、マホメット、イエス、ツァラツストラが言ったことと同じだ。
ただ彼らの表現があまりに違うので、その核心を見抜くに は大いなる知性が必要と
される。
構造が違い、言語が違い、真理の語り方がそれぞれ違う。
が、それは当然のことだ。彼らは異なる人物であり、異なる個たちであり、それぞ
れが他に類を見ないユニークな資質をそなえているからだ。
だが、真理は新しくもなければ古くもない。
そして真理はどこにあろうと永遠なるものだ。
『黄金の華の秘密』は、人がそこで再びよみがえり、聖なるものへの扉を 再発見す
ることのできる、そういった永遠の源泉からきた書物のひとつだ。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


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