その後、さらに調べてみましたが、単語の使用頻度調査では、次の業績が先駆的なようです。
Brill, Moshe. The basic word list of the Arabic daily newspaper.
Jerusalem: The Hebrew university Press Association, 1940.
最近のものでは、http://www.qamus.org/wordlist.htm が見つかりました。
実はさらに色々考えていたのですが、クルアーンを母集団とした統計なら必ず存在するはずだと思い、今度はgoogle.de上で「Häufigkeit Wörter Koran」を検索してみました。
その結果、http://www.interest.de/cgi-bin/lexika/RSA.html?pos=P4152666&ID=112615592907 で、「イスラム神学者はコーランの記述をそこに出てくる単語の頻度によって探究した」(Die islamischen Theologen untersuchten die Schriften des Koran auf die Häufigkeit der darin vorkommenden Wörter.)とありますが、誰の何という業績か挙げていませんでした。
ただ、インド洋世界の両端が我々の想像以上に結びついていたことは事実です。
例えば、17世紀にサファヴィー朝ペルシャがシャム王国に派遣した使節の記録(英訳"The Ship of Suleyman")によれば、シャム国内に大量のペルシャ人が住んでおり、都アユタヤに着くまで殆どペルシャ語で用が足りたと述べています。
マラガ(Málaga)
ttp://en.wikipedia.org/wiki/Málaga より
>The Phoenicians founded the city Malaka here, in about 1000 BCE.
>The name Malaka is probably derived from the Phoenician word for
>salt because fish was salted near the harbour; in other Semitic
>languages the word for salt is still melach (Hebrew) or milch (Arabic).
(紀元前1000年頃にフェニキア人がマラカ市をここに建設した。
マラカ Malaka の名はおそらく「塩」に相当するフェニキア語の単語から派生した。
なぜなら魚は港の近くで塩漬けされるからである。他のセム諸語では、
塩に相当する単語は melach (ヘブライ語)または milch (アラビア語)である。
という説、または>>37さんの『西和中辞典』の「居住地」説があります。