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福島の甲状腺がんの諸問題の考察〈おもに過剰診断と検診有効性〉

462NATROM:2018/07/26(木) 10:14:16 ID:RzTrYzBo
>>445
>NATOROMさんは何倍とお考えでしょうか?

相対リスクが何倍であっても現状のようなエコーによる甲状腺がん検診は有効ではないと考えています。

頭頸部がんに対する放射線治療後の小児/青年は、福島県の小児と比べて桁違いの被ばくを受けています。そのような人たちに対してすら「エコーによる甲状腺がん検診は必要ないかもしれない」となりつつあります(PMID: 28028762)。リスクが高い集団に対しても検診の強度を低くしよう(というか強度を高くしてもメリットは得られない)というのは最近のトレンドです。


>>有効ながん検診でも、絶対リスクが小さい集団に対しては害が勝るんです。
>少数を救うために多数を犠牲にするなって事ですね。分からなくもないです。

PASSさんにとっては「益より害が大きい薬を使うな」という主張は「少数を救うために多数を犠牲にするなって事」になるのでしょうか。ついでに言えば、甲状腺がん検診は、「少数を救うために多数を犠牲にするな」ですらありません。「少数を救う」かどうかもよくわかっていません。「益が明確ではなく害が大きい薬を使うな」ってことです。


>福島では被曝がどれだけ「絶対リスク」を上げているか知っていれば数値で教えてもらえませんか?

発見された甲状腺がんがすべて被ばく由来というありえない仮定をしても、罹患で言えば、いまのところ、最大限大きく見積もっても200人/30万人ぐらいです。しかもこれは数年間での数字の合算なので年間だともっと少ないです(細かいことを言えば1巡目は有病割合を見ているから罹患率の推定はもっと少なくなる)。死亡はさらにここから一桁から二桁下がります。このような集団に対して有効であるがん検診はありません。実際には被ばくによる罹患(検診で発見できる程度の甲状腺がんの罹患)の絶対リスク増加は、ゼロか、数人/10万人年ぐらいでしょう。


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