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科学と疑似科学とを判別する

556diamonds8888x:2020/01/03(金) 11:46:45 ID:xIWucngE
 いま続いているのは、(¬P)∧Pについて[>>325],[>>329]で「成立する場合もあるし、成立しない場合もある」とKenさんが述べたことに、[>>330]で間違いだと私が指摘し、[>>353]で基準05:と基準06:を明示して以来の議論です。

 根本的にはKenさんに、論理法則と数学理論と観測事実というものに対する誤解、どこをどう誤解したのか余人にはわかりにくい誤解があります。

 論理法則と数学理論と観測事実との基本に立ち戻りましょう。

 いわゆる古典論理法則はアリストテレスの昔から変わらず正しいとされています。3段論法や排中律や矛盾の否定が間違いだとされることは将来ともありえないでしょう。
 論理法則については私のブログ参照(2016-03-22)
 [tps://blog.goo.ne.jp/diamonds8888x/e/4c5f6c6a7f50cae23239de011eb5ad0b]

 それに対して具体的な理論は時代と共に間違いだとわかることがあります。例えば以下がその例です。まあ最初の例は間違いというよりは、唯一の正しい理論ではない、という方が正確ですが。科学理論の範疇で言えば、適用できる場合と適用できない場合があるという方が正確です。
  ・ユークリッド第5公準つまり平行線の公理
  ・惑星は円運動をする。天体にとっては円運動が自然である。
  ・波は物質的な媒質を伝播する

 数学理論の場合は数学的には正しいとされる理論でも現実の現象に適用できるか否かは別問題で、何に適用したかにより正否が決まります。例えば実数で成り立つ数学的法則は正しいとしても、現実の現象のどんな量に実数を当てはめるかにより正否が異なります。現実の量の間に例えば加法性が成り立つか否かは観測(測定)で確認しなくては意味がないからです。

 代数理論が例えば実数同士の関係を表すように古典論理法則は命題同士の関係を表していますが、この命題を現実の何に適用した場合に正しいかと言えば、すべての命題に適用した場合に正しいのです。もちろん嘘つきのパラドックスに出てくるようなひねくれた命題ではその限りではありませんが、実のところ現実を表現するような命題であれば、あんなひねくれた命題はありえないものです。現実を表すどんな命題を持ってこようが成り立つほどに抽象化された法則だからこそ未来永劫正しいと言えるわけです。

  ・理論F:支えのない物体は下へ落ちる[>>484]
     (ただし、"支え"とは物体に接触している"物"である)
  ・波は(物質的な)媒質を持つ
  ・光(でも他のモノでも)が波でありかつ粒子であることはない[>>520]

 これらはいずれも論理法則ではありません。数学理論でもありません。ゆえにこれらの理論が「純論理的に、または数理的に、それ以外の結論にいたりえないもの[>>389]」なんてことはないのです。これらはいずれも【観測事実から得られた経験則】です。ゆえに新しい観測事実が得られれば覆されることもあります。そして実際に覆されてきたのです。

 Kenさんは「19世紀の知識では」と条件を付けますが、上記経験則が覆されたのはまさに「19世紀に観測された事実」であり、つまり「19世紀の観測から得られた知識」で否定されたのが史実です。(3番目だけはちと怪しいけど、Kenさんの認識がたぶん間違い)。


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