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社会福祉と少子化問題
1
:
柏葉英一郎 </b><font color=#800000>(HCOHd/MU)</font><b>
:2004/03/05(金) 21:49
我が国をはじめとする先進国の多くは少子化に苦しんでいます。
特に我が国の状況は、先進国の中でも最悪かつ急激に少子高齢社会に移行しつつあります。
赤ちゃん数、最少更新 03年、自然増加10万人割る
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040101-00000051-kyodo-soci
経済・社会データランキング OECD>出産
http://web.hhs.se/personal/Suzuki/o-Japanese/po05.html
少子化によって人口の減少が引き起こされるのはもちろんですが、我が国において最も問題なのがいびつな人口構成です。
高齢者が増え、現役世代が少なくなると、前者を支えるべき社会福祉制度が立ちゆかなくなる可能性が高い。
年金しかり、医療保険しかり。
このままでは、ほぼ間違いなく破綻します。
というわけで、少子化はなぜ引き起こされるのか?
また、このような状態で社会福祉制度はどうすべきか?
などなど・・・・そういったことに関連した議論をするスレです。
2
:
柏葉英一郎 </b><font color=#800000>(HCOHd/MU)</font><b>
:2004/03/05(金) 22:28
というわけで、貧困スレでのレスをば。
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/study/2500/1072167364/133
>戦争などのような「労働力・兵力としての国家資産としての人間」
>が必要なわけじゃないし、生活環境が向上するということは、
>生活コストが向上するということでもある。
これは確かにそうですね。
それともう一つ、豊かになることにより、生命の危機感が減少するというか、子孫を残す意欲みたいなものも減るような気もします。
まあ、確かなことはわかりませんが。
>福祉政策を重視してる人っていうのが、
>多産扶育を推奨してるってんなら辻褄が合うけど、
>福祉政策の重視理由が「女性の社会進出に伴う子育ての支援」
>とかってのは、どっかに矛盾がねえか?と思ったりもするけどねえ。
これは、私も思っていたことですね。
社会福祉を重視する人(左派)なら、本来は「産めよ増やせよ」と言うべきなんですよ。
が、我が国のそういった人々はそれと同時に「産まない自由」なんてことも主張している。
この二つの主張は、ものすごく矛盾したことを言っていると思います。
そして、その矛盾が現実の世界に表れていると。
ドイツやスウェーデンなんかは、その矛盾が顕在化した典型的な例だと思います。
それから、いわゆるフェミと呼ばれる方々の少子化対策として、「保育施設の増設」ってのがありますね。
その理由が『働く女性のためにやれ!』ってことで。
ただ、これは費用対効果の面で見ると、かなり疑問なんですね。
公的な保育施設は、親の保育料だけで成り立っているのではありませんから。
莫大な税金が投入されているという事実があります。
詳しい額はわかりませんが、2chでの情報によると、子供一人当たり月に十万以上とか。
滅茶苦茶コストがかかるんですよ。
個人的には何やってんだか、って気になりますが。
また、それで効果があるかどうかは非常に疑問ですしね。
もしも効果があるのなら、すでに「育児の外注化」を達成しているスウェーデンでなぜ少子化が起こっているのかと。
それから、旧ソ連でも1920年代後半から30年代にかけて「育児の外注化」を実施し、女性を全て労働者にしたこともあったらしいのですが、逆に少子化になったという話も。
さらに質が悪いことに、DQNが大量生産されたとか。
で、それを見て慌てたスターリンが、やむを得ず軌道修正せざるを得なくなったと。
私見ですが、旧ソ連軍にDQNが多かったのも、こういった事情が少なからず影響したのではないかと思っていますが。
3
:
剣恒光 </b><font color=#800000>(QasJZ1Sw)</font><b>
:2004/03/05(金) 22:36
育児の外注化
しかし自分は保育所託児所の公共事業化も考えなくて羽と思うのだな。
24時間制の託児所
保育師のみではなく退職自衛官(下士官クラス)を警備兼、しつけ指導員として5年間雇うとしたらどうだろう。
4
:
剣恒光 </b><font color=#800000>(QasJZ1Sw)</font><b>
:2004/03/05(金) 22:45
あと、年金の金額を子供を扶養しているものは安くするとかは駄目だろうか。
実際、年金と言う構造は次世代がいなくなれば破綻するのだし。
5
:
ヤッス
:2004/03/05(金) 22:54
スレ立て乙。
育児にコストがかかるようになり、外注化によって家族・家庭の崩壊も進む。
これが進んだ遠因は、核家族化の進行にあると思うわけだ。
古来、育児というのは共同体の中で共同して行われるか、
または「祖父母が孫を育て、同居している父母は労働力として働く」
という体制が理想的だった。
いわゆる大家族主義の復活という奴だな。
これだと、生活コストがこれまでより安く住む。
働き手である父母が労働に専念でき、長時間の通勤や労働に
適さない、ドロップアウトした祖父母が孫の教育、しつけに専念できる。
が、なぜこれができなくなったのかと言えば。
まずは家だな。
かつての日本では、そして現在の諸外国でもそうなんだが、
家というのは住み継ぐものであって、一世代ごとに新築するもの
じゃなかった。住み継ぐためには相応の広さ大きさが必要で、
なおかつそこには三世代くらいが同居することになる。
職業も家でするか、家の周辺でする、家から通える距離の仕事を、
何代にも渡って引き継ぐ、というスタイルになる。
ところが、職業を自由に選ぶようになった。
それによって職業に合わせた場所に住むようになった。
祖父母と父母の職業が違うことのほうが多くなった。
仕事が違うのだからライフスタイルも変わる。
また、そうした違いを「個人の尊重」として容認するようになった。
だから仕事に都合がいいように、祖父母と父母は別の家に住む。
当然、コストの高い生活(自前の家)を若い夫婦が維持するためには、
夫も妻も働かなければならない。
女性の社会進出は、家を夫婦で維持し、かまけることができない
子供養育費を労働によって捻出するために行われる。
祖父母には頼めない。
なにせ、同じ家に住んでいないからな。
シルバー世代はこれから「余生を消費する」時代に突入する。
本当はその備蓄や貯金や余暇を、孫の世話に使えば、
父母(祖父母から見た息子娘世代)は労働に専念できるんだが。
こうした矛盾の積み重ねが、子供の教育を「コストをかけて外注」
しなければならないというムダを生み出した。
中華民族が大人口を誇るのは、単に大陸が広いからってだけでなく、
大家族主義を取っていて、家も子育ても複数世代・複数世帯が
共有・共同で行ってきたからじゃないかと思う。
(富国強兵時代の日本も似たようなもんだろうな)
ともあれ、労働・職業選択の自由化、個人の尊重が、
世帯を細かく分割し、使い捨ての住み継がない家を量産し、
核家族化を進め、養育の高コスト化構造を生み出し、
それに対応した結果、子供そのものを出産養育する必然を下げた。
んなとこでどうか。
6
:
柏葉英一郎 </b><font color=#800000>(HCOHd/MU)</font><b>
:2004/03/05(金) 23:30
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/study/2500/1072167364/134
>よく女がわがままになった
これは、多少はあるかなとは思いますけど(w
『結婚相手は年収○○○万〜』とか言っている、身の程知らずが少なからずいますので。
まあ、これは男でもいますけどね。
いもしない、パーフェクト超人を追い求めるって感じですか。
男女とも妥協が出来ず、一種、理想主義的になっている面が少なからずあるのではないかと。
なんといっても結婚しない理由のトップが「理想の相手がいない」ですから。
で、なぜ妥協ができないかといえば、やはり「子供の必要性」に行き着くんじゃないでしょうかね。
>ヒトツは、確かに社会的に子供の必要性が低くなったこと、戦前の家制度、こらが全くないとは言いませんが、その時代の様に子供の必要性が高く無いというのはあると思います。
社会性については横に置いて、個人的に子供は必要か否かについて考えてみたいと。
人はなぜ子供を産むのか?
一つは自分の遺伝子を残すという、本能的なものがもちろんあります。
ただ、果たしてそれだけか?という疑問も。
例えば、戦前など、子供がいなかったら、どうなったかを考えてみるべきではないかと。
孤独感に打ちひしがれるってのもあったと思いますが、最も問題だったのが老後ですね。
当時は社会福祉などほとんどなく、老後はあくまで自己責任。
金持ちならば資産で何とかなりましたが、そうでない者はどうしたか?
子供に養ってもらってたんですね、これが。
金だけではなく、介護も子供によって行われていました。
主にこれは跡継ぎ(とその嫁)によってなされていましたが。
で、その代償(?)みたいな形で、相続権は全て跡継ぎに行ったわけで。
こういったことを見ると、いわゆる「家制度」というのは、かなり理にかなったものかなと思いますが。
>実際の高福祉国家で出生率が低いことを考えると、かならずしもそうではないようですね。
ここは、かなり重要ですね。
少子化が起こっているのは主に「高福祉先進国」です。
で、低福祉先進国は存在するかといえば、これはあります。
イカフライ女史が大嫌い(w な、あのアメリカ。
公的な医療保険も存在しなければ、しっかりした年金制度もない様な国。
せいぜいが、極貧層向けの生活保護程度。
で、出生率はといえば、なんと2.1以上ある。
Population Resource Cente
http://www.prcdc.org/summaries/blacks/blacks.html
英文ソースで申し訳ないですが、グラフだけでもわかると思います。
比較的裕福な白人層でも、1.8以上あると。
また、労働環境もそれほどいいわけではないです。
公的保育施設は皆無ですし、学費はバカみたいに高い(代わりに奨学金制度が充実しているらしいですが)。
聞いた話では、産休も育休もないみたいですし。
まあ、一部のキャリアなんかは個人でベビーシッターなんか雇っているみたいですが。
で、これを見ても、社会環境が整備されていないからといって、少子化になるわけではないと。
逆に社会環境が整備されていると、むしろ少子化になるのではという疑問も出てくるのではないかと。
まあ、よくはわかりませんが。
7
:
イカフライ
:2004/03/05(金) 23:34
自分の生活感からすると、子供に金がかかる、というのが、一番の問題かな、とは思います。
実際、主婦が働く理由も、別に生きがいや自己実現なんて人は一部で、殆どは住宅ロ−ンと子供の教育費ですね。
ただ、じゃあ、教育費がかからない福祉国家ではどうか?というと、これも少子化が進んでいる。
そう考えると、じゃ、なにか?
これは、女性の選択肢の増加とも関係あるのかな?とも思います。
女性の場合、多くは経済力がない社会体制が多いため、育児や家事をになう代わりに男性の経済的庇護をうける社会が多い。
これを男女差別と見るか、出産をする女性の特性を生かした役割分担と見るか、には意見は分かれるでしょうが。
いずれにせよ、女性の経済力がない社会では女性は主婦・母親業に従事することによって生計の手段と成す、という現象はある。
が、経済力を持てば、それ以外の仕事も選べる。
昔は、女が結婚しないで職業婦人として自立するのは、大変でしたが、今は平凡な女でも自分が食べるくらいの仕事は(不況とは言え)いくらでもある。
それもあるのかなあ、と。
だからと言って女性の社会的地位を下げるとか、経済力を奪うことが良いとは思えないし、今更それは無理でしょう。
それこそ、ドキュンの大量生産になりかねないし。
8
:
柏葉英一郎 </b><font color=#800000>(HCOHd/MU)</font><b>
:2004/03/08(月) 21:55
ども、先日は途中で眠くなって、おちてしまい、申し訳ありませんでした。
朝が早いもので・・・・で、
>>3-4
剣氏、お久しぶりです。
『保育所や託児所を増やせ!』って案は、主にフェミと呼ばれる方々から出ていますね。
ただ、前にも述べたように、これにかかる公的コストが莫大という問題が。
さらに、この政策を推進したところで、果たして出生率が向上するかという疑問もあるんですね。
>>6
でも出ているように、公的保育施設が全くないアメリカの出生率は、他と比べて群を抜いています。
また、同様に公的保育施設が全くない国にイギリスがありますが、保育施設が充実しているはずのスウェーデンと出生率がほとんど変わっていないという事実。
単なる税金の無駄遣いになってしまうのではないかという、懸念があるのではないかと。
>あと、年金の金額を子供を扶養しているものは安くするとかは駄目だろうか。
>実際、年金と言う構造は次世代がいなくなれば破綻するのだし。
年金じゃないですけど、配偶者控除や扶養者控除ってのは今でもありますね。
ただ、配偶者控除は廃止の方向に向かっているみたいですが。
専業主婦を目の敵にしている連中の策謀みたいですけど。
まあ、選択小梨なんてのもいるみたいなので、部分的には実施してもよいのではという気もありますが。
あと、年金について。
剣氏の言っていることはだいたい正しいですが、少し・・・・と思ったけど、書いているうちに面倒になってきたので省略(w
年金の仕組みについては、以下のサイトを見ていただければと。
LifeNews
http://www.ne.jp/asahi/koueki/account-tax/Nmokuzi.htm
ハッキリ言って、読むだけで頭が痛くなってきますが(w
我が国の年金制度はものすごく複雑で、難解なことこの上ないと思います。
ただ、少子化&不況のダブルパンチによって、制度の維持が困難になっているのは確かですけど。
9
:
柏葉英一郎 </b><font color=#800000>(HCOHd/MU)</font><b>
:2004/03/08(月) 22:27
>>5
>核家族化
これは確かにそうですね。
大家族主義がなぜとれなくなったか?
確かに職業選択の自由も影響を与えたと思います。
ただ、それだけではないかなとも。
例えば、私の住んでいるところは田舎で、まあ未だに大家族主義のところもあります。
私の家も実際そうで、私自身も祖母に育てられたようなものですから。
田舎だと職業もある程度限られていますから、大家族主義は採りやすいです。
ただ、そういった田舎でも現在、核家族化が進んでいる。
主に嫁が原因なんですが。
『長男の家はイヤ!』『トメウトと同居なんてイヤ!』『あなたと二人きりで住みたい!』『あんたマザコンでしょ?』・・・・ってな感じですかねえ。
イカフライ女史に怒られるかも知れませんが、どう考えてもこれは「女のワガママ」にしか見えないんですけど。
わざわざコストのかかるような生活を望むってのが・・・・どうなんですかねえ?よくわかりません(w
まあ、その意味で行けば今の女性が(途方もない)経済力を男に求めるってのも理解できます。
核家族生活にかかるコストに耐えられるだけの経済力を持った男を求めると。
で、現在の不況下、そんな男はあまり存在しないわけで。
まあ、その女性がそんな生活望むなら、自分でそういった経済力を身につけて、旦那に専業主夫でもやらせりゃいいのにねえ。
『社会が悪い』『周りにろくな男がいない』って愚痴愚痴言わずに。
自分のことを棚に上げて好き勝手言っていると思っているのは、果たして私だけでしょうか?
ま、どーでもいいけど(w
10
:
柏葉英一郎 </b><font color=#800000>(HCOHd/MU)</font><b>
:2004/03/08(月) 23:14
>>7
>実際、主婦が働く理由も、別に生きがいや自己実現なんて人は一部で、殆どは住宅ロ−ンと子供の教育費ですね。
「食うために働く」ってのは確かにそうだと思います。
一昔前の人達は、ほとんどそうだったんじゃないですかね。
>女性の経済力
欧州とかではそれが当てはまるかも知れませんね。
また我が国でも、バブルの頃は確かにそうだったかも知れません。
ただ、この不況下、女性の賃金は安くなる一方で。
正社員で採用するところなど少ないんですよ、実際の話。
例えば、総合職における女性の採用は全体の数%らしく。
これを『男女差別だ!』ってフェミがやかましく言っていますが、本当のところはバブル期に入社した女性社員が糞の役にも立たなかった反動みたいで。
企業も営業職のような利益に直接結びつくような職種は欲しがっていますが、女性が一番希望していると思われる事務職なんかいらないんですよ、これが。
事務職はまあ、派遣やパートがほとんどで。
あと、30代女性のリストラも増加しているみたいですし。
で、これと反比例するみたいな形で伸びてきているのが、いわゆる「パラサイトシングル」って呼ばれている連中。
衣食住を親に依存し、稼いだ金は全部自分が遣ってしまうと。
海外旅行やブランド品などに(ヴィトンなどのブランド品はこの不況の最中、売り上げを伸ばしている)。
聞いた話によると、30代毒女の7〜8割が親と同居らしいです。
まあ、男の方もかなり数が多いみたいですが。
余談ですが、イタリアでは成人男性のパラが山ほどおり、これが少子化の最大の原因になっています。
で、我が国において、本当の意味で自立した女性っては、実際の話、ほんのごくわずかじゃないかと。
親の援助なしにはやっていけないってのが、多いのではと。
昔の親は『早く嫁にいけ、出てけ!』というのが多かったと思いますが、今はそんな親ってあまりいないみたいですし。
「親の甘やかし」が、男女とも自立できない要因をつくっているのかなあ、と個人的には思っていますが。
というか、昔の親はいい年した子供を、いつまでも養えるだけの経済力などなかったですから。
逆に養ってくれって感じですかね。
で、話を元に戻しますと、確かに選択肢は増えたのかなとも思います。
昔は結婚&出産しか選択肢がなかったのが、今は「ヴィトン」という選択肢もあるので(w
結婚したら、ヴィトンが買えなくなっちゃいますからねえ。
もし結婚するとしたらヴィトンを買ってくれる男ってことで(かなりネタになってしまい、スマソ)。
それから、男の方も結婚したら好きなこと出来ませんからねえ。
嫁や子供に縛られるよりは、一人で好き勝手した方がいいって男もいるでしょうし。
趣味に興じたり、飲みに行ったり、ソープ行ったり・・・・男の方も選択肢が増えたって意味では同じだと思いますね、個人的には。
11
:
イカフライ
:2004/03/08(月) 23:38
女のわがまま云々という話になると、無限ル−プに入ってしまいそうなんで(^^ゞ
いずれにせよ、生活形態の変化で余程の経済力がないと子供が育てにくくなっている。
その解決策として保育施設の充実→女が出産後も働ける様に
という手段が提案されるわけですが、北欧の例なども見ると、必ずしもそれが出生率を上げる結果にならない、という危惧もある。
と、こんなところでしょうか?
で、ここで二つの方向性が考えられると思います。
ひとつは、少子化を留める為に、つまり子供を増やす方策を考える。
もうひとつは、少子化社会を考える。
私は、少子化の原因はさまざまな要因が絡んでいると思います。
例えば、核家族化にしても、職業形態の変化もあるでしょう。農業や漁業、自営業などの家族職業から企業就職が一般的になったこと。
結婚の意識が変わった事。
今更、人の意識(女性だけではなく男性も)を戦前に戻す事は難しいのではないでしょうか?
で、少子化社会をどう運営していくか?
一方でそういう考え方もありますよね。
12
:
柏葉英一郎 </b><font color=#800000>(HCOHd/MU)</font><b>
:2004/03/12(金) 22:11
ども、今晩は。
少し間が空いてしまいましたが・・・・久しぶりに、党首の相手をしていたもので(w
で、
>>11
>女のわがまま云々という話になると、無限ル−プに入ってしまいそうなんで(^^ゞ
確かに、これはやめておきましょうか(w
男には男の、女には女の言い分があるでしょうしね。
>私は、少子化の原因はさまざまな要因が絡んでいると思います。
>例えば、核家族化にしても、職業形態の変化もあるでしょう。農業や漁業、自営業などの家族職業から企業就職が一般的になったこと。
>結婚の意識が変わった事。
>今更、人の意識(女性だけではなく男性も)を戦前に戻す事は難しいのではないでしょうか?
確かにその通りで、人間の意志を変えるのはかなり難しい。
子供よりもヴィトンの方に、より高い価値を置く人間に何を言っても無駄でしょう。
人間の意志をそう簡単に変えられるなら、戦争なんぞそもそも起こらないですしね。
まあ、これは今までに散々やってきたことですが。
で、少子化の原因ですが、以下のサイトに面白い見解が載っています。
谷村経済学《谷村理論=少子化社会主義原因論)
http://homepage2.nifty.com/tanimurasakaei/tanimurasouronn.htm
これを簡単に要約しますと、福祉国家は必然的に少子化になるというものでありまして。
社会福祉が充実すると、生命の危機感が薄れ、老後の心配もなくなり、子供を産む必要性がなくなるってことですね。
これが正しいとしたら、社会主義(社会民主主義かな?)というものは、破滅の思想ってことですかね。
社会福祉制度というのは、最初から破滅的要素をその中に含んでいると。
で、この理論に則るなら、スターリンや毛沢東、チャウシェスクなどの共産主義独裁政権は、ある意味正しかったのじゃあないでしょうか。
スターリンは小梨を老後、ボロアパートの放り込んだそうですし。
毛沢東は人口増大政策を採り、「産めよ増やせよ」を声高に唱え(わずか20年で四億人も増えた)。
チャウシェスクは女性に対して、5人以上の出産を義務づけたそうです。
ただ、彼らが社会福祉制度の欠点について知っていたかは、はなはだ疑問で。
単純に「人口=国力」と考えていただけかも知れませんし。
で、私見ですが、恒久的な社会福祉を達成するには、「出産の義務化」が必要ではないかと。
他スレでもありましたが、人間の意志を変える最も効果的な手段は「強制」ですから。
スウェーデンのように個人の意志に委ねていては、破滅してしまうと(我が国も同様)。
要するに、理想的福祉国家は全体主義政治体制でこそ可能ってことで。
如何に子育てしやすい環境を整えても、『やっぱ、ヴィトンの方がいい』って人間には何を言っても無駄でしょうし。
個人の意志に委ねた時点で、スウェーデンの限界は最初から見えていたのかも知れません。
で、結論ですが、出生率を上げるにはやはり出産を義務化するしかないのでは?
社会福祉制度を完全に維持するには、これしか思いつきません。
しかし、それと同時に子育てしやすい環境を整えるのも、忘れてはなりませんが。
ただし、これをやると我が国は「全体主義国家」になっちまいますがね。
とまあ、まだ言いたいことがありますが、眠くなってきたので、今晩はこれくらいで。
13
:
スライムベス
:2004/03/13(土) 00:12
どうもひさしぶりの書き込みです。
人間が死ななくなったのが少子化の主因じゃないかと
思ってるんですけど、どうでしょうねー。
人間がすぐに死ぬような環境であれば
人口を減らさないために子供をたくさん産む、
なかなか死なないような環境では
人口を増やさないためにあまり子供を産まない。
そのような本能が人間(というか生物?)に組み込まれているからではないでしょうか。
マンボウは子供を3億匹も産むらしいですが、
どんくさいから成長するまでの間にどんどん死んでしまう。
それで3億匹産んでもバランスが取れているんだと言われます。
昔「利己的な遺伝子」という本を読んでからこんなふうに
考えるようになりましたw
面白くてお勧め本です。
14
:
柏葉英一郎 </b><font color=#800000>(HCOHd/MU)</font><b>
:2004/03/13(土) 22:52
ども今晩は。
>>13
スライムベス氏、お久しぶりです。で、
>人間が死ななくなったのが少子化の主因じゃないかと
>思ってるんですけど、どうでしょうねー。
その通りかも知れません。
では人間は、なぜなかなか死ななくなったか?
医療の進歩や食糧の増産も確かにあります。
ただ、どんなに医療が進歩しても、「金」がないとそれは受けられないわけで。
そして福祉国家においては「公的医療保険」なるものがあり、貧乏人でも安い費用で受けることが出来ます。
生活保護者なんか、ほぼ無料だそうですしねえ。
また、人間というのは加齢とともに身体が老化し体力が落ち、いろんな病気にかかりやすくなり、生命を維持するには若年世代とは比べものにならないぐらいの医療費がかかります。
さらに労働能力も低下し、食い扶持を稼ぐのも困難になってしまう。
で、これまた福祉国家においては「公的年金」なるものが存在し、老人に安定した金を供給していると。
これらから、福祉国家において「死の危険性」は極端に下がるのではないかと思います。
よって、子供をなかなか産まない。
が、少子化になれば社会福祉制度そのものが崩壊してしまう。
これはまあ、かなり大きな矛盾じゃないかと思うんですがね。
で、話がそれますが、巷で騒いでいる、いわゆる「左派」と呼ばれる方々。
彼らが社会福祉を重視しているのは、言うまでもありません。
本来ならその論理に矛盾を来さないため、毛沢東みたいに「産めよ増やせよ」と主張すべきです。
いや、さらに極論すれば『出産を義務化しろ!』と、言わなければならない。
が、実際は「産まない自由」なんて、全く逆のことを言っている。
そんなことを言うのは、むしろ福祉なんてものを徹底的に軽視している自由主義者が言うべきことなんじゃないかなと思うんですがね。
単にバカで気づいていないのか、それとも何か別の目的があるのか・・・・まあ、本当のところはよくわかりませんが。
今まで他のところ(主に2ch)で左派と見られる方々にこの疑問をぶつけましたが、いつも無視されっぱなしで・・・・何か都合の悪いことでもあるんですかね?(w
15
:
スライムベス
:2004/03/14(日) 17:46
>>14
柏葉英一郎さん
>これらから、福祉国家において「死の危険性」は極端に下がるのではないかと思います。
>よって、子供をなかなか産まない。
>が、少子化になれば社会福祉制度そのものが崩壊してしまう。
>これはまあ、かなり大きな矛盾じゃないかと思うんですがね。
んー、矛盾というのはちょっと違うと思います。
人口の中で労働人口の占める割合が少なくなればなるほど
年金の受け取り額が少なくなる等
社会福祉にかけられるお金も十分でなくなってきます。
そして福祉の十分さと少子化に正の相関関係があるとするなら
福祉が十分でなくなるに従ってまた人々は子供を産むようになってくる。
つまりどちらかに偏るとそこで復元力が働くという仕組みになっているのでは
ないでしょうか。
>が、実際は「産まない自由」なんて、全く逆のことを言っている。
>そんなことを言うのは、むしろ福祉なんてものを徹底的に軽視している自由主義者が言うべきことなんじゃないかなと思うんですがね。
私が左派の端くれにでも入れてもらえるのかどうかは判りませんが(笑)、
仮に少子化で年金の受け取り額が減ろうとも「産まない権利」を保障することの方が
私の価値観では優先順位が上になります。
ただし多く子供の居る家庭に補助金を出したり保育所や学校の授業料を
安くしたりする福祉政策によって多子化に誘導する政策には
頭から反対するものではありません。
そのような補助金は税金から出ているわけですから、
子供の少ない家庭から金を取って子供の多い家庭に分配するという
金の力による一定の強制力が働いてはいるわけですが・・
>で、話がそれますが、巷で騒いでいる、いわゆる「左派」と呼ばれる方々。
>彼らが社会福祉を重視しているのは、言うまでもありません。
>本来ならその論理に矛盾を来さないため、毛沢東みたいに「産めよ増やせよ」と主張すべきです。
社会福祉を重視するかどうかというのは
ある一定の大きさのパイをどのように分配するかという思想の問題だと思います。
パイを大きくするために個人の権利を制限すべきかどうかという問題とは
別ではないでしょうか。
ですから
「パイ(社会の利益の総和)を大きくするために個人の権利は制限すべき。
またパイの中で社会福祉にかける割合は小さくすべき」
という意見も、
「できるだけ多く社会福祉に分配しよう。
そのことでパイが小さくなってもやむをえないし、
個人の権利を制限してまでパイを大きくする努力はするべきでない。」
という意見も
どちらも「有り得る」意見であり、論理的に矛盾してはいないと思います。
16
:
イカフライ
:2004/03/16(火) 18:25
>>14
出産の義務化の前に、今の日本の現状では「30歳までに結婚の義務化」をするのが先では(笑)。
まあ、今の結婚制度を維持する、という前提ですが。
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