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大中華世界的話題(その3)

1839チバQ:2021/12/30(木) 22:36:05
■台清交成

大学全入時代とはいえ、「台清交成」と呼ばれる台湾・清華・陽明交通・成功の国立4大学を頂点とする名門校を目指して多くの学生が激しい競争を繰り広げる点は以前と変わらない。

しかし、台湾で大学受験を経験した董さんによれば、同級生の間でギスギスした雰囲気はなかったという。「皆がライバルというよりは、一緒に頑張るパートナーという感じでした。一人では寂しいので皆で勉強する感じ」。これは台湾の精神風土も関係しているのかもしれない。

また学歴社会とはいえ「一流大学を出て一流企業(官庁)へ」という意識には変化もあるようだ。台北駐大阪経済文化弁事処の林育柔・文化教育課長によれば「台湾は転職しやすい環境があるので、自分のニーズに合う会社に入りたいという考え方が主流」。就職時には大学による選別が現実としてあるものの「転職が当たり前になる中、学歴よりも能力主義が強まっている」という。董さんも「最初の就職がゴールという意識はない」と話す。

資源に乏しい台湾は科学技術立国を志向し、そのための人材育成に力を入れている。今年10月、台南市の成功大に新設された半導体学院には、半導体受託生産で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)など15社が出資した。企業の人材ニーズに応じて大学がカリキュラムを新設することは台湾で広く行われている。

■日本から留学する人も

台湾の大学で学位をとるために日本から正規留学する人が急増している。2020年度の大学在籍者は2147人で、過去9年間で4倍近くまで増加した。コロナ禍前の19年度と比べても1割以上増えた。台湾政府は学位取得を目指す正規留学者へのビザ発給を現在も継続しており、大学では対面授業が行われている。

台湾留学の魅力の一つは、中国語と英語の両方をマスターできる環境が整っていることだ。蔡英文総統は30年を目標に中国語と英語の「バイリンガル政策」を進めており、大学でも英語の授業が増えている。

外国人が台湾の大学に入学する際の選考方法は、高校時代の成績やエッセー、中国語力を測る「台湾華語能力検定(TOCFL)」の結果などを提出する書類審査が基本だ。中国語未学習者でも入学できるシステムがある大学や、4年間英語ですべての授業を受けることができる大学も多い。台湾政府が東京に開設している「日本台湾教育センター」の郭艶娜(かく・えんな)日本事務所長によると、日本人留学生で理系の学科に進む学生はまだ少ないが、医学部に進んだ〝猛者〟もいるという。

授業料は私立大、国立大を問わず年間35〜70万円ほど。学費や生活費などを合わせた年間の総経費は100万円が目安だ。就職先は日本のメーカーやメディア、航空会社などのほか台湾企業にも多くの実績があるという。

郭所長は「自分のレベルにあった大学選びが大切。国立大学は周りも優秀で相当頑張らないといけない。在学中に無理だと感じたらできるだけ早く学校に相談することが大事で、他の学科に転科するか、他の大学に転校する道もある」とアドバイスしている。(西見由章)


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