したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

大中華世界的話題(その3)

1438チバQ:2021/05/17(月) 15:40:11
記者ビザの確認後、破り捨てられた搭乗券
 パスポートの記者ビザを見た瞬間、空港係官の表情が硬くなった。

 4月下旬、中国新疆ウイグル自治区カシュガル行きの飛行機に乗るため、北京の空港の保安検査場に着いた時のことだ。搭乗手続きは済んでいるのに「航空会社のカウンターに戻って」という。カウンターに行くといきなり搭乗券が破られ、新しい券を渡された。事前に予約して窓際に座れるはずだったが、座席は通路側に変更されていた。


 新疆産綿花を巡り強制労働疑惑が取り沙汰された今春、現地入りした日本メディアの記者も予約が変更され、窓のない席に移されたという。機内に入ると窓際に空席はあったが、座席変更は認められなかった。

 カシュガルまで北京から飛行機で5時間半。着陸の50分前に機内放送があった。機長が目的地へ向けて高度を下げることを案内した後、こう言った。「窓の日よけを閉めてください」。真昼なのに機内は急に薄暗くなった。

 中国を含む航空業界では、離着陸時の異変に備えて外の状況を確認するため乗客に日よけを上げるよう求める方が多い。今回は新疆の景色を見せないためだろう。対策は徹底していた。「写真を撮らないで!」。日よけを少し上げてスマートフォンを窓の外に向けた中国人客にも、客室乗務員の鋭い声が飛んだ。

「警戒区域 接近禁止 撮影厳禁」警告板
 人口約65万人。ウイグル族が9割を占めるカシュガル市には、中国語とウイグル文字を併記した看板の店が立ち並んでいた。緑が濃い街路を車やバイクが激しく行き交う。高層ビルが少ないせいか、空が広くて青い。オーストラリア戦略政策研究所が「強制収容所」と指摘する市中心部や近郊の5施設を巡った。

 市南部の施設には、防犯カメラ付きの高い塀や監視塔、「警戒区域 接近禁止 撮影厳禁」という警告板があった。門には「党校(中国共産党の教育施設)行政学校」と書かれ、合唱する若者の声が聞こえた。

 共産党カシュガル市委員会による党校整備の入札公告を調べると「訓練センターの放送設備や監視システムを利用」とある。かつてここが過激思想対策の「職業技能教育訓練センター」で、監視システムがあったことは間違いないようだ。

 別の施設の表札は「職業技術学校」だった。現役の再教育施設なのか、オリンピックの選手村跡地のように施設を再利用しているのかは不明だが、共通点があった。市内の小中学校や集合住宅とは異なり、あらゆる窓が鉄格子付きか、窓枠の幅が異様に狭い。刑務所のような造りだった。

「外国人は入れない区域」近づけない町
 研究所の報告書は、2017年から厳重管理の収容所が増えたと指摘する。自治区検察当局の公式統計によると、刑事事件で起訴した人数は13〜16年には2万〜5万人で推移していたが、17年は21万6千人に急増。18年13万6千人、19年9万7千人と高い水準が続いている。テロ対策を理由に大勢のウイグル族らが拘束された可能性がある。

 施設の中で何が行われているのか。ウイグル族の男性に尋ねると「知らない」としか返ってこなかったが「夫が収容された家庭には、漢族が『友人』として食事にくる」と打ち明けた。

 中国当局は、テロ対策の一環としてのウイグル族などへの「再教育」や「職業訓練」は19年10月に終わったとしているが、本当か。

 カシュガル市の北にある町に特に巨大で警備が厳重な施設があるとされる。現地に向かおうとしたが、ウイグル族のガイドから「外国人は入れない区域」とくぎを刺され、町に近づくことすらできなかった。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板